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カナダ ― 投資すべき確固たる理由

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カナダ ― 投資すべき確固たる理由
カナダ ― 投資すべき確固たる理由
見えてくる、創造性
見えてくる、競争力
見えてくる、高収益
見えてくる、カナダ
2011年1月
1
カナダ ― 投資すべき確固たる理由
I 優れた経済の
ファンダメンタルズ
2
世界的不況下でもカナダ経済は比較的好調
コンセンサスエコノミクス

コンセンサスエコノミクス社によれば、カナダは
のなかで
~ 年の
成長率が
最も高く、近年の世界経済の不況下でも
~ 年もトップの座にとどまると予想されてい
ます。
2011-12
2007-10
出所:コンセンサス予測(2011年1月)、コンセンサスエコノミクス社
3
健全な財政構造

カナダ連邦政府は、
会計年度に 年連続で黒字を記録しましたが、これはカナダは世界
的な不況にあって最大規模の経済刺激策をとったことによります。

カナダは長期的な繁栄をリスクにさらすことなく景気を刺激するために、
短期の赤字を選択し、中期的には均衡予算を回復する予想されています。

今後数年にわたりカナダの純債務の対
大きく差をつけています。また、
年度予算で意図的に
比は
諸国中最低にとどまることが予想され、他国と
会計年度以降黒字に転換すると予想されています。
-0.4
対GDP比(%)
-2
2014-15*
2013-14*
-0.1
-0.5
-1.0
-1.6
-4
2012-13*
2011-12*
2010-11*
2009-10*
0
2006-09
連邦政府の財政収支
-3.1
-3.5
-4.2
-4.6
-6
-4.3
-4.2
-5.5
-8
-8.4
-10
-12
-10.9
* 両国の予測値の出所:
カナダ― カナダ財務省連邦予算(2010年3月4日)
米国― 米国議会予算局、予算および経済展望(2010年3月)
カナダ
米国
4
低いインフレ率

インフレ率が低い環境のため、投資家にとって事業の見通しが立てやすくなっています。カナ
ダのインフレ目標は ~ に設定されており、この目標が
年まで延長されました。

過去 年間のカナダのインフレ率は比較的低く、米国が平均
に対して、カナダは平均
となっています。
、
諸国が平均
インフレ率
(前年比変動率、%)
4.5
3.8
4.0
3.4
3.5
3.0
1.9
2.2
1.8
1.9 2.0
3.0
2.9
2.7
2.5
2.0
3.2
1.9
2.1
2.4
1.9
1.5
1.0
0.3
0.5
0.3
0.0
-0.5
2004
2005
2006
2007
2008
2009 -0.3
-1.0
カナダ
米国
出所:OECD経済予測、第87号(2010年5月)
G-7
5
低金利

財政状態が堅調でインフレ率も低いことから、カナダでは低金利の状態が継続しています。

年初めのカナダと米国の金利の急激な低下は、世界的な不況の結果です。米国の低下率がカ
ナダよりも大きいのは、米国の経済不況がカナダよりも深刻であるためです。
長期債券利回り (%)
一日当たり利回り (%)
5.5
米
国
5.0
3.8
3.6
4.5
3.4
4.0
3.2
3.5
3.0
3.0
2.8
2.5
カナダ
2.6
1.5
2.2
米
国
10
-S
24 ep-1
-S 0
ep
8- -10
O
22 ct-1
-O 0
c
5- t-10
N
19 ov-1
-N 0
o
3- v-10
D
17 ec-1
-D 0
31 e c-1
-D 0
e
14 c-1
-Ja 0
n11
2.4
Ja
n05
Ja
n06
Ja
n07
Ja
n08
Ja
n09
Ja
n10
2.0
カナダ
出所:カナダ―カナダ政府10年債(2011年1月14日)
出所:米国―米国財務省変動利付10年債((2011年1月14日)
6
カナダ ― 投資すべき確固たる理由
II コスト競争力の高い
ビジネス環境
7
カナダの良好なビジネス状況

カナダは自国の経済界の重要性を理解し、その成功を促進する環境を作り上げてきました。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニット社によると、カナダは 諸国のうちで今後 年間にビジネスを
行うには最も良い場所であり、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット社のグローバル・ビジネス・ラン
キングでは、全 ヶ国中、
~ 年の予想順位で 位となり、
~
年の過去 年間の
位からわずかに順位を下げています。

またカナダは、インフラストラクチャ、市場機会、税率の低さ、貿易・為替管理でも上位につけていま
す。
出所:エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(2011年1月)
8
カナダはビジネスコストも低い


のコンペティティブ・オルタナティブズ調査によると、ビジネスコストの低さでカナダが 年連続で
諸国のトップとなりました。
カナダは、
のコンペティティブ・オルタナティブズ
年度報告書で分析対象となった の業
界のうち の業界で、
諸国のうち最もコストが低い国となりました。その の業界とは、航空宇
宙、農業食品、自動車、化学薬品、電子機器、医療機器、製薬、精密製造、電気通信、バックオフィス
/コールセンター、ソフトウェア設計、ウェブおよびマルチメディア、バイオテクノロジー、製品試験です。
出所:KPMG コンペティティブ・オルタナティブズ2010
9
カナダで広がる企業向け総合優遇税制

カナダ政府が
年に導入した法人税の減税政策の結果、
人税率となります。

年中にカナダは
低くなります。
年までに
諸国の中で最も低い法
諸国の中で新規ビジネス投資の総合税率 (限界実効税率、
) が最も
2012年の総合法人税率の国際比較
45
40
39.5
34.4
35
%
39.2
31.4
30
30.2
26.0
26.0
25
20
15
10
日本
アメリカ フランス イタリア ドイツ イギリス カナダ
出所:カナダ財務省(2011年1月)
* METRとは、連邦と州の法定法人税率、法人税制で利用できる控除・減税措置、および、州の資本税や企業収益に課され
る小売売上税など企業が支払うその他の税を勘案したもの。
10
‥‥そのメリットは質の高い研究開発

カナダは、研究開発に対して 諸国の中で
最も手厚い優遇税制を提供している国のひ
とつです。



カナダには、広範囲な研究開発支出に
対する税控除と加速減税制度がありま
す。
対象となるコストには、給与、諸経費、
資本設備、資材が含まれます。
こういった税制によるインセンティブによって、
企業はカナダへの直接投資や下請を通じて、
研究開発費を大幅に削減することができま
す。
研究開発税制インセンティブの
相対的優遇度*
(基準:カナダ = 100.0)
フランス
123.9
カナダ
100.0
日本
イギリス
アメリカ
85.9
84.0
80.6
イタリア
77.0
ドイツ
76.1
50 60 70 80 90 100 110 120 130
出所:Warda、Jacek、カナダ研究開発税制評価(2009年5月22日)
備考:相対的優遇度は、研究開発支出1ドルに占める税引き後コストを1から法人税率を差し引いた数字で割った数字。
この数字は、カナダの税による研究開発支援制度の相対的優遇度を基準とする。この比率が高いほど、研究開発税制の競争力が優れ
ていることを示す。
*大企業をベースとして算出。
11
健全な金融制度

世界的な金融危機が続く中で、投資家が一息つけるのは、カナダの金融制度が
るということです。
諸国で最も健全であ

最近の調査によると、最も安全な銀行 行のうち 行がカナダにあります。その 行とは、ロイヤル・バン
ク・オブ・カナダ( 位)、トロント・ドミニオン銀行( 位)、スコティアバンク( 位)、
( 位)、バンク・オブ・モントリオール( 位)、
( 位)です。
*139ヶ国中の順位。順位は金融制度の健全性の程度に基づく。出所:世界競争力レポート2010 - 2011
** 世界の銀行500行中の順位。資産総額と長期信用格付けに基づく。出所:グローバル・ファイナンス・マガジン(2010年9月)
12
カナダ ― 投資すべき確固たる理由
III ダイナミックな労働力
13
世界で最も教育水準の高い労働力

カナダの労働力の全般的技能水準は競合国のなかでトップクラスです。

カナダは

英国機関
によると、
年版世界大学ランキングの上位100位内に
カナダの大学が 校ランクインしています。マギル大学 位、トロント大学 位、
位、アル
バータ大学 位となりました。
加盟国の中で、大学以上の教育を受けている個人の割合が2番目に高い国です。
出所:IMD、世界競争力年鑑(2010年)
14
起業家が集中するカナダ

世界的に見ると、カナダの労働人口に占める起業家の割合は世界最高です。

スタートアップを含むビジネスが、新しい製品やサービスを開発して市場に送り出し、それが更に新しい
タイプの組織や生産方式の着想につながり、実現にいたります。

また、新規企業は、既存の企業を刺激して、さらに適合し革新を続けることの必要性を認めさせる結果
となります。
出所:オランダ統計局(2009年)
15
PCとインターネットユーザー

カナダの国民と労働力はテクノロジーに精通しています。
諸国の中では、パソコンは
米国に次いで、人口当たりのインターネットユーザーは一番多い国です。
出所:IMD、世界競争力年鑑(2010年)
16
カナダ ― 投資すべき確固たる理由
IV 強固なインフラ
ストラクチャ
17
高度にグローバル化したインフラストラクチャ

カナダは、選ばれるアウトソーシング市場として著しい成長を見せていることから、
カーニー/フ
ォーリン・ポリシー・マガジンが最近発表したグローバル化指数 で
諸国中 位、 ヶ国中 位に
ランクされています。この指数は 、経済的統合、個人のつながり、技術的連結性、政治的関与を計測
するものです。

この指数の つの構成要素のうちのひとつである技術的連結性については、カナダは
位でしたが、
年には 位へと上昇しました。
年もこの順位を維持しています。
年には
グローバル化指数のランキング、2007年*
7位
8位
12位
25位
28位
指数
22位
34位
アメリカ
カナダ
イギリス
ドイツ
フランス
日本
イタリア
出所:A.T.カーニー/フォーリン・ポリシー・マガジン(2007年) * 貿易、海外直接投資、電話、旅行、送金および個人間移転
、インターネットユーザー、インターネットホスト、セキュアサーバー、国際機関、国連平和維持活動、条約、政府間財政移
転の12項目の採点に基づく順位。
18
活発な双方向投資

過去 年間、カナダは対外・対内双方の海外直接投資が大幅に増加してきました。これは、カナダがグロー
バルなサプライチェーンに強く結び付けられていることを反映したものです。

カナダの対内直接投資ストックは
ダドルから 倍以上の増加です。

カナダ対外直接投資
も同様にめざましく拡大してきており、
年には
億カナダドルへと 倍以上増加しました。
年に
億カナダドルに達しました。これは
年の
年の
億カナ
億カナダドルから
カナダの対内・対外直接投資ストック(単位:10億ドル)
700
CDIA
600
FDI
500
400
300
200
09
20
08
20
07
20
06
20
05
20
04
20
03
20
02
20
01
20
00
20
99
19
出所:カナダ統計局(2010年4月14日)
19
外国企業によるカナダへの投資も増加

年から
年の間に、 諸国からカナダへの海外直接投資が
億カナダドル増加し、非 /米
国からカナダへの海外直接投資が
億カナダドル増加しました。これは、これらの国々によるカナダへの
信頼感も示しています。
カナダへの海外直接投資
投資元地域別、1990~2009年
600
10億
カナダ
ドル
500
その他
400
300
米国
200
100
EU
0
'90
'92
'94
'96
'98
'00
'02
'04
'06
'08
出所:カナダ統計局(2010年4月23日)
20
カナダ ― 投資すべき確固たる理由
V
市場へのアクセスの
良さ
21
国境を超えたモノの効率的な流れ

カナダは貿易円滑化指数で
諸国中トップ、
ヶ国中 位にランクされています。この指数は、市
場アクセス、通関手続き、輸送・通信インフラ、国境を超えて最終目的地に到達するまでのモノの効
率的な流れに適したビジネス環境といった要素を総合し、その有効性を計測したものです。
世界経済フォーラム、グローバル貿易円滑化レポート(2010年)
22
NAFTA市場への直接アクセス

カナダに拠点を置く企業
は、消費者が 億 千
百万人、合計
がお
よそ 兆 千億米ドル
というひとつの市場にア
クセスできます。

実際、カナダの生産拠
点の多くは、米国内の
生産拠点よりもさらに米
国市場に近接した位置
にあります。 カナダの
大都市のうち 都市
は米国へ車で 時間半
以内に位置しています。

カナダと米国の主要都
市間の直行便は、 この
年間でほぼ倍増しまし
た。
500 km
エドモントン
サスカトゥーン
カルガリー リジャイナa ウィニペグ
バンクーバー
セントジョンズ
1000 km
ビクトリア
シアトル
ミルウォーキー
ケベック
シャーロットタウン
フレデリクトン
ハリファクス
モントリオール
オタワ
トロント
ボストン
ウィンザー
ニューヨーク
シカゴ
クリーブランド
フィラデルフィア
デトロイト
ボルチモア
ピッツバーグ
ワシントン
セントルイス
サンフランシスコ
デンバー
アトランタ
ロサンゼルス
ヒューストン
マイアミ
メキシコシティ
出所:世界銀行:世界発展指標データベース
(
年 月)
23
北米・アジア間を結ぶ
効率的な輸送システム

信頼性が高く効率的な輸送システムは、グローバルなサプライチェーンに効果的に参入するため
の鍵です。

2006年10月、カナダは、アジア太平洋ゲートウェイ・輸送ルート整備計画(APGCI)を立ち上げまし
た。これは、北米とアジアの間の迅速、効率的、安全なゲートウェイとしてのカナダの地位を強化
する、官民が協力して取り組む史上初の投資計画です。

この投資計画により、カナダの鉄道、道路、橋、そして港や空港を経路として利用する人、モノ、サ
ービスの流れが改善されるでしょう。
24
カナダ ― 投資すべき確固たる理由
VI 抜群の居住環境
25
生活、仕事、勉強、投資の場として理想
的な場所

生活、仕事、勉強、投資の場として理想的な国になり得るかどうかを計測する
は第 位にランクされています。
ヶ国調査で、カナダ
•この指数は、移民と投資に関するその国の潜在力を構成する以下の5つの要素に基づいて0~100点で採点
したもの。(a) その国で相当期間に渡って生活および仕事をする意志があるかどうか。(b) 生活の質。(c) 勉強
して学位を得るのに良い場所かどうか。(d) 投資したい企業がその国にあるか。(e) 機会の平等。
出所: Anholt-GfK Roper Nation Brands Index 2009 Report, (2009年10月)
26
カナダ ― 最高の生活レベル

カナダは
諸国の中で全般的な生活の質が最も高い国です。
出所:IMD * 世界競争力年鑑(2010年)で対象となっている58ヶ国中のランキング。
27
そしてエコシティ*としても上位に

都市を対象とした近年のエコシティ ランキングによると、カルガリを 位、オタワを 位とす
るカナダの 都市が上位 位にランクインしました。とする
出所: マーサー人材コンサルティング:2010年5月
* 評価基準は以下を含む:水可用性、水可搬性、廃棄物除去、下水、大気汚染、交通渋滞
28
人間開発でトップを走る
最新の国連人間開発報告で、カナダは
位にランクされました。
諸国中で第 位、調査対象の
ヶ国中第
人間開発指数* の世界ランキング
4位
8位
10位
11位
14 位
23位
指数

アメリカ
カナダ
ドイツ
日本
25位
フランス イタリア イギリス
*169ヶ国中の順位。この指数は、平均余命、教育達成、調整済実質所得から見た達成度に基づく。
出所:国際連合人間開発報告2010(2010年11月4日)
29
カナダ ― 投資すべき確固たる理由
カナダは、経済のファンダメンタルズと相対的なコスト優位により、第一級のビジネス環境を用意して
います。カナダは以下のものを提供します。
強固なインフラストラクチャ
優れた経済のファンダメンタルズ


低インフレ率と低金利
で最も強い経済
コスト競争力の高いビジネス環境

新規事業の立上げが容易

競争力のある税制
(特に研究開発向け)

強固な技術環境

高度にグローバル化したインフラストラクチャと技術的
連結性

急拡大する海外直接投資の連鎖
市場へのアクセスの良さ

地理的条件と
のアクセスを提供
が、世界で最も繁栄する市場へ

アジアへとつなぐ非常に効率的な輸送システム
抜群の住みやすさ
ダイナミックな労働力

世界最高レベルの教育を受けた労働力

テクノロジーに精通した労働者

優れた全般的生活の質レベル

多文化を許容する社会
見えてくる、創造性 見えてくる、競争力
見えてくる、高収益
見えてくる、カナダ
30
今、ビジネスチャンスはカナダに

世界中のカナダの在外公館を通して、さらにカナダ国内の国家レベル、州レベル、
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在日カナダ大使館
〒
商務部
東京都港区赤阪
電話:
ファックス:
:
31
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