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第13節 輸送計画

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第13節 輸送計画
第13節
輸送計画
災害時における被災者の避難、傷病者の収容及び隔離並びに応急作業員の輸送、応急対策用資材及び
生活必需物資の輸送を、迅速円滑に行うための輸送能力確保については、本計画の定めるところによる。
1
実施責任者
災害時の輸送は、本部長の指示により各対策部が実施する。ただし、本部が設置されない場合にお
いても、市長が必要と認めたときは実施することができる。
また、輸送に係る関係機関は本部と連携を図り、その確保に努めるものとする。
2
輸送の範囲
(1)
被災者の避難
被災者の輸送とそれに伴う副次的な物資の輸送
(2)
医療及び助産
保健予防班では処置できない重病患者又は保健予防班が到着するまでの間に緊急に医療措置
を講じなければならない患者の輸送
(3)
災害にかかった者の救出
救出された被災者の輸送と救出のための必要な人員、資材等の輸送
(4)
飲料水・食糧の供給
飲料水・食糧の輸送と飲料水に適する水を確保するための輸送
(5)
死体の捜索
死体捜索のため必要な人員及び資材等の輸送
(6)
死体の処理
死体の処置検案のための人員及び死体の処理のための衛生材料等の輸送並びに死体の移送及
び死体を移送するための人員の輸送
(7)
救済用物資の輸送
被災者の応急救助の目的のために直接使用される救済用物資の輸送
(8)
被災応急措置
避難対策本部職員、応急復旧作業員等の輸送
(9)
3
その他特に必要とする輸送
輸送の方法
災害時の輸送は、災害の状況、輸送路の状況、輸送目的物の内容等を考慮して、次のうち最も迅速、
確実に輸送できる適切な方法をもって実施する。
(1)
ア
車両による輸送
市有車両
各対策部は、原則として保有車を使用し、なお不足するとき又は一時に多数の車両を必要とす
るときは、総務対策部総務班に車両の要請を行う。
94
イ
市有車両以外の車両の確保
災害の状況により市有車両のみでは輸送が困難なときは、次により輸送の確保を図るとともに
車両の借り上げを行う。なお、各機関への要請は総務対策部総務班が行う。
(ア) 災害時応援協定締結団体への要請
①
赤帽北海道軽自動車運送協同組合(平成8年10月9日協定締結)
②
石狩新港運送事業協同組合(平成9年8月1日協定締結)
③
日本通運株式会社小樽支店(平成9年10月3日協定締結)
(イ) 公共団体又はその他の民間車両の借上げ
ウ
緊急輸送道路
災害発生時においては、緊急輸送を円滑かつ確実に実施できる道路が必要なことから、北海道緊急
輸送道路ネットワーク計画に基づき、その確保に努める。
市の緊急輸送道路は、国道 231 号及び 337 号を主体とし、下記のとおりとする。
(図 1 緊急輸送道路図、図2ヘリポート図)
(ア)
第1次緊急輸送道路ネットワーク
道庁所在地(札幌市)、地方中心都市及び重要港湾、空港、総合病院、自衛隊、警察、消
防等を連絡する道路
(イ)
第2次緊急輸送道路ネットワーク
第1次緊急輸送道路と市役所、主要な防災拠点(行政機関、公共機関、主要駅、港湾、ヘ
リポート、災害医療拠点、備蓄集積拠点、広域避難地等)を連絡する道路
(ウ)
第2次緊急輸送道路ネットワーク
その他の道路
石
第1次緊急輸送道路
狩
市
の
緊
急
輸
送
道
路
・市道花畔中央線
・市道燈台線
・道道石狩小樽線
・市道石狩河口線
・市道浜町通線
第2次緊急輸送道路
・道道石狩手稲線
・市道流通関連線
第3次緊急輸送道路
(2)
・道道矢臼場札幌線
・道道石狩手稲線
・市道生振3線
・市道花川南3条通り
・市道北3号線
・市道中央通り
航空機による輸送
緊急物資や山間部等における被災者の救出搬送及び救急患者の緊急輸送等、空中輸送の必要が
生じた場合には、下記により北海道総務部防災消防課防災航空室に対し、航空機による輸送を要
請するものとし、資料
に定めたヘリポートを開設するものとする。
また、必要に応じて札幌市消防局ヘリコプター、自衛隊ヘリコプター(自衛隊災害派遣要請計
画による)の出動を要請する。
95
ア
道ヘリコプターによる緊急運航
(ア)
運行体制
消防防災ヘリコプターは、「北海道消防防災ヘリコプター運航管理要綱」及び「北海道消
防防災ヘリコプター緊急運航要領」の定めるところにより運航する。
(イ)
応援要請の要件
市長(総務対策部総務班)は、災害が発生し、又は発生するおそれがある場合で、次いづ
れかに各号に該当する場合は、「北海道消防防災ヘリコプター応援協定」に基づき知事に対
し要請するものとする。
(ア) 災害が隣接する市町村に拡大し、又は影響を与えるおそれのある場合
(イ) 市の消防力等では災害応急対策が著しく困難な場合
(ウ) その他消防防災ヘリコプターによる活動が最も有効と認められる場合
(ウ) 要請方法
知事(総合防災対策室防災消防課防航空室)に対する要請は、電話により次の事項を明ら
かにして行うとともに、速やかにファクシミリにより消防防災ヘリコプター緊急運航伝達票
(様式第1号)を提出するものとする。
(ア)
(イ)
災害の種類
災害発生の日時及び場所並びに災害の状況
(ウ) 災害現場の気象状況
(エ) 災害現場の最高指揮者の職、氏名及び災害現場との連絡方法
(オ) 消防防災ヘリコプターの離着陸場の所在地及び地上支援体制
(カ) 応援に要する資機材の品目及び数量
(キ) その他必要な事項
(エ)
要請先
北海道総務部防総合防災対策室災消防課防災航空室
〒007−0880
TEL
011−782−3233
道防災行政無線
(オ)
札幌市東区丘珠町775番地11
FAX
011−782−3234
6−210−39−897、898
消防防災ヘリコプターの活動内容
消防防災ヘリコプターの活動内容は、次のとおりである。
(ア) 災害応急対策活動
a
被災状況の偵察及び情報収集活動
b
救援物資、人員、資機材等の搬送
(イ) 救急活動
傷病者、医師等の搬送
(ウ) 救助活動
被災者の救助及び救出
(エ) 火災防ぎょ活動
a
空中消火
b
消防隊員、資機材等の搬送
96
(オ) 広域航空消防防災応援活動
(カ) その他
(カ)
救急患者の緊急搬送手続等
(ア) 応援要請
市長(総務対策部総務班)は、知事に対して救急患者の緊急搬送のための消防防災ヘリコ
プターの運航を要請する場合は、「ヘリコプターによる救急患者の緊急搬送手続要領」に基
づき行うものとする。
(イ) 救急患者の緊急搬送手続き
a
市長は、医療機関等から救急患者の緊急搬送のためのヘリコプターの出動要請を受けた
場合、又は生命が危険な傷病者を搬送する必要があると認められる場合は、知事(総合防
災対策室防災消防課防災航空室)に対して消防防災ヘリコプターの出動を要請し、その後
石狩支庁(地域政策部地域政策課)及び札幌方面北警察署にその旨を連絡するものとする。
b
消防防災ヘリコプターの要請は、電話により行うとともに、ファクシミリにより救急患
者の緊急搬送情報伝達票(様式第2号)を提出するものとする。
c
市長は、消防防災ヘリコプターの離着陸場を確保し、その安全対策を講ずるとともに、
救急車等の手配を行うものとする。
d
市長は、知事(総合防災対策室防災消防課防災航空室)から運航の可否、運航スケジュ
ール等の連絡を受けた場合は、その内容を依頼医療機関等に連絡するものとする。
(キ)
ヘリコプターの離着陸可能地
ヘリコプターの離着陸可能地(道総合防災対策室防災消防課防災航空室で選定した場所)
は、資料
(ク)
のとおりである。
消防防災ヘリコプター運行系統図
消防防災ヘリコプターの緊急運行要請に係る運行系統は、別紙1のとおりである。
(3)
ア
船舶等による輸送
緊急物資、資材等の輸送において、車両による陸上輸送、航空機等による空輸が困難になった
とき、又は輸送物資の量、規格、規模等からして船舶による輸送が容易なときは、次の機関に対
し石狩湾新港を搬入口として海上輸送を要請するものとする。
(ア)
海上保安庁の巡視艇(船)の出動を要請するときは、第一管区海上保安本部長に対し要
請するものとする。
(イ) 海上自衛隊の護衛艦の出動を要請するときは、第1編第 6 章第 19 節「自衛隊災害派遣要
請計画」に定めるところにより、要請するものとする。
(ウ) 日本通運株式会社小樽支店(災害時応援協定団体
平成9年10月3日)
イ 本部長は、海上輸送の要請を行った場合は速やかに石狩湾新港管理組合管理者に対しその内容
を報告するとともに、石狩湾新港管理組合管理者はその要請について、積極的に協力するものと
する。
97
(4)
人力輸送
災害時の状況により車両による輸送が不可能な事態が生じたときは、労務者による人力輸送を、
また積雪時には雪上車等による輸送を行う。なお、労務者の雇上げについては、第1編第6章第
14節「労働者確保計画」に基づき行う。
98
様式第 1 号
北海道消防防災ヘリコプター緊急運航伝達票
要請日時:平成
年
月
日
時
次のとおりヘリコプターの出動を要請します。
要請機関
石
狩
市
役
担当者職氏名
連絡先
FAX
災 覚
知
平成
年
月
時
分
害 災害発生日時
平成
年
月
時
分
の 災害発生場所
状 災
害
名
況
・ 災
害
派 発 生 状 況
遣
・
理 措 置 状 況
由
派遣を必要とす
希望する
る
区
域
活動内容
気 象 の 状 況
離 着 陸 場 離着陸場名
の
状
況
特 記 事 項
他
応
病
者
送
機
援
関
状
現地での資機材
確保状況
特記事項
救急自動車等の
手配状況
の
先
の
況
現 地 最 高
指
揮
者
無
線
連 絡 方 法
そ の 他 参 考
と な る 事 項
所
属
搭
乗
者
所
(照明・Ⓗマーク、吹き渡し、離着陸場の状況(障害物等)ほか)
必 要 と す る
資
機
材
傷
搬
分
他に応援要請してい
る機関名
現場付近で活動中の
航空機の状況
(機関名)
(職・氏名)
(周波数)
職
氏
名
年齢
所
99
属
職
氏
名
Hz
年齢
備考
様式第2号
第
救急患者の緊急搬送情報伝達票
要請年月日
平成
1 要請市町村名
石狩市
担当者
課名
年
2
月
(
日
)
時
電話
分
FAX
職名
依頼病院名
報
氏名
電話
所在地
担当者(医師名)
3
医師
氏名
受入れ医療機関名
所在地
電話
FAX
受入れ医療機関の了承
4
ふ
り
が
体
無
年
重
月
日生
kg
職業
歳
男・女
しょ
住
所
びょう
めい
病
経
・
生年月日
な
患者氏名
じゅう
有
名
現状
過
5
付添搭乗者(医師、看護婦の所属:依頼病院
氏
医
師
年齢
歳
体重
kg
名
看護士
年齢
歳
体重
kg
年齢
歳
体重
kg
付添人
6
・
続柄
受入れ医療機関)
運航上の必要事項
(1)患者に装備されている医療機器の状況
①点滴(規格
×、重量
③酸素吸入器(規格
④その他(名称
g)②保育器(規格H
×、重量
×W
×L
、重量
g)
、規格
×
、重量
g)
(2)積載される機器の種類、重量及び規格
①依
頼
病
院
kg
kg
kg
②受入れ医療機関
kg
kg
kg
メモ
現 地
離 着
陸 場
100
g)
救急患者の緊急搬送処理票
※
確認事項
7
フライト決定
気象・丘珠空港・者陸地・(管制・CAB・空港施設)・
救急車(現地・到着地)
・給油
平成
年
月
運航機関名
8 ヘリコプター等のフライト決定通知
防災航空室から市
平成
年
【伝達方法:電話(伝達者氏名
9
日
月
ヘリコプター等のフライト情報の伝達
総括管理者(防災消防課)
《℡ 231−4111
防災調整G
《FAX 231−4314
石狩支庁(地域政策課)
(電話伝達先氏名
◎ 北海道警察航空隊
(電話伝達先氏名)
◎ 札幌消防航空隊
《℡ 251−0110
《FAX 781−4944
《℡ 784−0119
《FAX 784−0290
◎
《℡
《FAX
《℡
《FAX
《℡
《℡
現
地
目
的
地
時
)FAX
(病院等)
(発)
ヘリポート
(着)
ヘリポート
(発)
(病院等)
(着)
511−7116
511−7116
0123−23−3110
O123−23−3101
0134−27−6171
O134−27−6187
:
:
:
:
:
:
:
:
場
(丘珠)
給油
】
EX 34−238》
》
EX 3499
》
》
》
》
EX2574》
》
EX 2231》
EX 2769》
EX 282》
》
ヘ
刻
分
EX22−564》
》
《℡ 231−4111
) 《FAX 232−1070
陸上自衛隊総監部運用室運用班
(電話伝達先氏名)
◎ 航空自衛隊第 2 航空団防衛班
(電話伝達先氏名)
◎ 第一管区海上保安本部救難課
(電話伝達先氏名)
10 ヘリコプター等の発着時刻
救
急
車
場
所
時
分
機種
◎
◎
時
リ コ
所
プ
タ ー
時
(発)
刻
:
(着)
(発)
(着)
:
:
(現地)
:
:
(現地)
(発)
:
:
(目的地)
(着)
:
:
時刻:上段・予定時刻、下段・実時刻
メモ
注)
防災航空室及び市町村は、フライト決定後、№7以降の欄に処理内容を記載すること。
101
別紙1
消防防災ヘリコプターの運航系統図
◇消防関係業務
[相互応援協定]
[災害派遣・業務協力]
連絡調整
石狩市
消防機関
要
請
回
答
[応援協定]
防災航空室
要
請
連絡調整
道(防災消防課)
[覚書]
石狩支庁
要
請
運航
要請
回
答
回答
回
答
陸上自衛隊
航空自衛隊
札幌市消防局
海上保安庁
運航
運航
◇防災関係業務
[災害派遣・業務協力]
石
狩
消 防
要
請
市
機
関
回
答
石狩市
[応援協定]
防災航空室
要
請
連絡調整
道(防災消防課)
運航
回
答
石狩支庁
要
請
要請
回答
回
答
陸上自衛隊
道警察(航空隊)
航空自衛隊
海上保安庁
運航
運航
◇救急患者の搬送
[災害派遣・業務協力]
要請
石
医療機関
回答
狩
消
防
市
機
要
請
連絡
石狩市
関
連絡
回
答
道(防災消防課)
石狩支庁
防災航空室
防災航空室
[覚書]
要請
回答
要
請
要請
運航
回答
陸上自衛隊
道警察(航空隊)
札幌市消防局
回
答
航空自衛隊
海上保安庁
運航
運航
102
運航
Fly UP