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錠剤の構造制御 - 神戸学院大学

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錠剤の構造制御 - 神戸学院大学
錠剤の処方
成
成分
アドバンス1
錠剤の構造制御
一錠当たりの
錠
重量 (mg)
含有率
含有
(%)
働き
ビタミンB1
1
0.45
主薬
ビタミンB2
1
0 45
0.45
主薬
150
68.2
賦形剤
55
25.0
崩壊剤
HPC
6
27
2.7
結合剤
タルク
6
2.7
流動化剤
ステアリン酸
マグネシウム
1
0.45
滑沢剤
220
100.0
乳糖
でんぷん
計
A1-1
A1-2
錠剤の構造制御
Percolation theoryy
20%
30%
40%
50%
賦形剤
崩壊剤 25%
滑沢剤 0.45%
薬物
結合剤 2.7%
2 7%
60%
Spanning cluster
A1-3
Lattice type
Pc
Honeycomb
0.696
Square
0.593
Triangular
0.500
A1-4
(a 1 )
(a 2 )
上段を上から見た図
(a 3 )
(b 1 )
上段を上から見た図
(b 2 )
(b 3 )
上段を上から見た図
Pc
0.312
0.245
0 198
0.198
図10 等大球粒子の規則配列の例
A1-5
A1-6
RACTAB技術
速崩壊性微粒子
沖本和人,製剤機械技術学会誌,20(4), 390 (2011)
A1-7
機能性薬物粒子
A1-8
ナノテクノロジ
ナノテクノロジー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナノテクノロジー (nanotechnology) は、物質をナノメートル (nm、1 nm = 10-9m)の領域にお
いて、自在に制御する技術のことである。ナノテクと略される。物質を原子レベルの大きさで
制御しデバイ として使うという考えは リチ
制御しデバイスとして使うという考えは、リチャード・P・ファインマンが
ド
イ
が 1959 年におこなった講
年にお な た講
演"There's Plenty of Room at the Bottom"[1]にすでにみられている。「ナノテクノロジー」とい
う用語は 1974 年に元東京理科大学教授の谷口紀男が提唱した用語。かつてはメゾスコピ
ックと呼ばれていた研究分野。
アドバンス2
製剤とナノテクノロジー
2001 年にアメリカのクリントン大統領がナノテクを国家的戦略研究目標としたことから、日本
でも多くの予算が配分されるようになり、現在最も活発な科学技術研究分野のひとつとなっ
ている。
ナノテクノロジーって何ナノ?
いまだに一部の新素材やコンピュータのプロセッサに応用されている程度の段階だが、将
来はこの技術によりナノサイズのロボットで治療を行ったり、さらには自己増殖能を持たせ
て建築に利用することができるようになると予想されている。21 世紀をかけて大きく発展す
る分野と考えられている。
A2-1
A2-2
ナノメータはどんな大きさ?
100 mm
地球
中性子
臓器
10 mm
陽子(+)
1 mm
100 µm
12,700 km
1.27x 107 m
ウイルス
127 nm
1.27 m
10 µm
細胞
1 µm
細菌
毛細血管
100 nm
腫瘍組織の血管壁の細孔
ウイルス
10 nm
正常組織の血管壁の細孔
細胞膜の厚さ
電子(‐)
原子
Size≒0.1 nm
1 nm
0.1 nm
‐C‐C‐結合
A2-3
原子核
Size≒5x10‐6 nm (5 fm)
A2-4
従来型製剤
10 m m
1 m m
13
5
臓器
コーティング製剤
1 0 µm
5
1 µm
10 m m
錠剤
インテリジェント
製剤
1400
顆粒剤
5 00
75
50
散剤
経口・組織
注入用
粉末吸入剤
分散系製剤
細胞
毛細血管
1 m m
3 55
細粒
1 0 0 µm
標的指向性製剤
1 0 0 µm
局所療法用
分散系製剤
1 0 µm
二次粒子
1 µm
細菌
エンドサイトーシス
100 nm
10 nm
5
不連続血管内皮
ウイルス
血管内皮細胞間隙
リン脂質2分子膜
血液内
注入用
分散系製剤
特定組織浸透性
遅い組織浸透性
溶液系
1 0 -5 n m
10 nm
組織浸透性
1 nm
0 .1 n m
100 nm
体循環
C -C 結合
標的指向化
重粒子
中性子
陽子
光子
重粒子線治療
陽子線治療
中性子捕捉療法
フォトダイナミックセラピー
1 nm
0 .1 n m
1 0 -5 n m
図.微粒子製剤の粒子径と生体側のサイズ
A2-5
A2-6
固相−
固相
−液相界面
• ぬれと接触角の関係: Young の式
– 固体の表面に液体が滴下された状態を考える。
– 液体と固体の接触点において液体の表面張力 γL,固体
の表面張力 γS,固ー液界面張力 γSLがつり合ったとす
れば,次の式が成立する。
S γS=S γSL+ s γLcosθ
S>>s
γL
空気
水
γS
θ
γL:液滴の表面張力
γSL
γS:固体の表面張力
固体
γLcosθ
A2-7
γSL:固―液界面張力
A2-8
TEM Photograph
Ph t
h off Core-shell
C
h ll Nanoparticles
N
ti l
1 sec
5 sec
200 nm
The mean diameter of the particles; 260 nm
Th core-to-shell
The
h ll weight
i h ratio;
i 45:10
45 10
MAA/PEGMA molar ratio; 1:1
200 nm
A2-9
K. Ito, K. Nakamura and N. Ise, J. Am. Chem. Soc., 110, 6955 (1988)
A2-10
Molecular Biology of THE CELL,
Garland Pub. Inc, New York, p.496
A2-11
A2-12
コア―シェル構造
粒子表面構造
接合様式:共有結合,弱い相互作用など
単核(分散)構造
単相
単相・ランダム分散
ダ 分散
多相ランダム混合
多相規則混合
結晶,非晶質,自己会合構造など
図.ナノ複合粒子の代表的な構造
Molecular Biology of THE CELL,
Garland Pub. Inc, New York, p.496
A2-13
ナノ粒子・ナノ構造の構築
A2-14
水和層
70‐90 nm
1.有機化学など:化学合成による共有結合の形成
2.生体由来物質の利用
3.弱い相互作用に基づく集合体の形成
弱 相 作用
く集合体 形成
イオン間相互作用
水素結合
疎水性相互作用
親水性 疎水性水和
親水性・疎水性水和
など
A2-15
水素添加レシチン
素
大豆油
Gd-DTPA-SA
補助界面活性剤
POE unit
疎水性のアンカ
疎水性のアンカー
図.がん中性子捕捉療法用脂質ナノ粒子の構造
A2-16
表1 機能化設計されたナノ粒子の例
中空粒子
治療・応用目的
送達物質
コア―シェル構造
表面特性・成分
芯との接合様式
コア シ
―ェ
ル粒子
無機物単核粒子
有機物単核粒子
マグネタイト粒子集合体―リ
抗体
ン脂質二分子膜
アンホテリシン B/ ドキソ
DSPE-PEG/DSPE-PEG-抗体/
b 薬物送達
卵黄レシチン・リポソーム
ルビシン
DSPE=PEG-トランスフェリン
インテグリン alphavbeta3-アンタゴ
血管新生を標的とする放射線 90
90
c
Y
Yをキレートしたリポソーム
ニスト
療法
ガドリニウム・疎水性キ
d 中性子捕捉療法
脂質―リン脂質単分子膜
PEG
レ ト化合物
レート化合物
e 細胞内部診断など
金
金-牛血清アルブミン(BSA) 核移行ペプチドなど
分子イメージング,病態診断,
f
CdSe-ZnS
CdSe-ZnS
ペプチド/PEG
薬物送達
核磁気共鳴画像診断(MRI), ClariscanTM (超常磁性
マグネタイト
酸化でんぷん
g
血流診断,新生血管診断
酸化鉄)
デキストラン被覆 CLIO
h 細胞療法,細胞標識
CLIO
Tat ペプチド-FITC(蛍光物質)
(架橋酸化鉄)
i MRIによるアポトーシス診断
CLIO
CLIO
アネキシン V (たんぱく質)
j MRI, 温熱療法など
マグネタイト
マグネタイト
PEG, 葉酸
デキストラン被覆 CLIO, CLIO, MION(単結晶酸化鉄
k MRI, 遺伝子発現
トランスフェリン (Tf)-S-S-CLIO
MION
O
ナノパーティクル)
ナノ
ティクル)
PEG-PPG(プロピレングリコール)l 受動的薬物送達
イリノテカン
ポリ乳酸マトリックス
PEG
ポリカプロラクトン・マトリック
m 受動的薬物送達
タモキシフェン
PluronicTM F-68
ス
ポリアスパラギン酸などのマト
n 受動的薬物送達
ドキソルビシン/ DNA
PEG
リックス
血管新生を標的とする遺伝子 プラスミドDNA
陽イオン性脂質ポリマーのマ インテグリン alphavbeta3-アンタゴ
o
治療
(APTmuーRaf)
トリックス
ニスト
シクロデキストリンポリカチオ トランスフェリン-PEG-アダマンタン・
p 遺伝子治療
DNA
ン・マトリックス
結合体
a 温熱療法、癌診断
q 遺伝子治療
r
中性子捕捉療法
s 中性子捕捉療法
t
遺伝子治療
u フォトダイナミックセラピー
マグネタイト
Mycobacterium phlei
キトサン・マトリックス
キトサン
トリック
DNA
ガドリニウム・親水性キ
キトサン・マトリックス
レート化合物
ガドリニウム・ヘキサン
ワックス・マトリックス
ジオン
陽イオン性脂質を結合さ
ワックス・マトリックス
ワックス
マトリックス
せたプラスミドDNA
ヘマトポルフィリン
固体脂質マトリックス
スルフィド結合
DSPE(リン脂質)-アン
カー
脂質アンカー
疎水性アンカー
BSAと共有結合
共有結合
コーティング
ジスルフィド結合
ジスルフィド結合
共有結合
共有結合
埋め込み
吸着
共有結合
脂質アンカー
共有結合
キトサンのアミノ基
キトサンのアミ
基
共有結合
キトサンのアミノ基
共有結合
葉酸/チアミン-PEG-DSPE, PEGDSPE
コレステロール プルラン
コレステロール―プルラン
TM
PEGをスペーサーとした葉酸
DSPEアンカー
脂質アンカー
脂質アンカ
コレステロールアンカー
細川益男(監修),ナノパーティクル・テクノロジー・ハンドブック,日刊工業新聞社,2006.
A2-17
A2-18
コーティング剤の分類
湿式スプ 有機溶剤溶液系
レー法
エチルセルロ ス,腸溶性高分子
エチルセルロース
腸溶性高分子
胃溶性高分子
水溶液系
水系分散系
アドバンス3
コーティング剤とナノテクノロジー
乾式法
A3-1
メチルセルロース,ヒプロメロース,ヒドロ
キシプロピルセルロ ス 腸溶性高分子
キシプロピルセルロース,腸溶性高分子
高分子ラテックス
アクリル系高分子,シリコン
擬ラテックス
アクリル系高分子,エチルセルロース
アクリル系高分子,
チルセルロ ス
微粉砕有機粉体
エチルセルロース
脂質エマルション
グリセリド
無機物超微粒子
シリカゲル
LCST高分子
メチルセルロース,ヒプロメロース,
ヒドロキシプロピルセルロ ス
ヒドロキシプロピルセルロース
機械的粉体被覆法
脂質,高分子,ワックス
粉体溶融被覆法
脂質,ワックス,マクロゴール,
高級アルコール
溶融液体スプレー法
脂質,ワックス,マクロゴール,
高級アルコール
可塑剤スプレー法
高分子粉体
A3-2
Water-insoluble
表 代表的な市販の溶液系
表.代表的な市販の溶液系コーティング用材料と芯粒子
テ ング用材料と芯粒子
種類
商品名
溶液系膜剤 Kollidon VA64
Kollidon 20,
20 30
Opadry
TC-5
HPC-SL, SSL, SSM
CMEC
供給先
BASFジャパン
BASFジャパン
日本カラコン
信越化学
日本曹達
フロイント産業
産
溶状
水溶性
水溶性
水溶性
水溶性
水溶性
腸溶性
性
適用形態 主成分
水溶液
6:4 Poly(Vinylpyrrolodone/Vinylacetate)
水溶液
ポリビニルピロリドン (PVP)
水溶液
水溶性高分子,可塑剤,顔料などの混合物
水溶液
ヒドロキシプロピルメチルセルロース (HPMC)
水溶液
ヒドロキシプロピルセルロース (HPC)
水―エタ カルボキシメチルエチルセルロース
ボ
(CMEC)
ノール溶液
HPMCP
信越化学
腸溶性 水―エタ ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ル溶液 ト ((HPMCP))
ノール溶液
Eudragit E100
デグサジャパン 胃溶性 有機溶媒 Poly(BMA/MMA/DAEMA)
溶液
Eudragit L, S
デグサジャパン 腸溶性 有機溶媒 Poly(MMA/MAA)
溶液
Eudragit RS100,
デグサジャパン 水不溶 有機溶媒 1:2:0.1, 1:2:0.2 Poly(EA/MMA/TAMCl)
RL100
溶液
MAA: メタクリル酸,MMA: メタクリル酸メチル,EA: アクリル酸エチル,MA: アクリル酸メチル,TAMCl:
trimethylammonioethylmethscrylate chloride,DAEMA: dimethylaminoethylmethacrylate,BMA: メタクリル酸ブチル
Ethylcellulose (EC)
R: —H,
H —C
C2H5
H
OR
OR
H
H
CH2OR
H
H
O
O
H
Water-soluble
O
H
OR H
O
Hydroxypropyl cellulose (HPC)
H
CH2OR
H
OR
R: —H
H or
CH3
H
—CH2CH–O—
m
Hydroxypropyl methyl cellulose (HPMC)
R: —H, —CH3 or
CH3
H
—CH2CH–O—
m
Chemical Structures of Typical Cellulose-Based
C ti M
Coating
Materials
t i l (Solution-type)
(S l ti
t
)
A3-3
A3-4
表.代表的な市販の分散系コーティング用材料と芯粒子
種類
分散系膜剤
芯粒子
商品名
EC N-10F
Aquacoat
セリオスコート
S
Surerease
Eudragit RS30D
Eudragit RL30D
Eudragit NE30D
Eudragit L30D
Eudragit FS30D
Aqoat
供給先
信越化学
大日本製薬
旭化成
日本カラコン
デグサジャパン
デグサジャパン
デグサジャパン
デグサジャパン
デグサジャパン
信越化学
溶状
水不溶
水不溶
水不溶
水不溶
水不溶
水不溶
水不溶
腸溶性
腸溶性
腸溶性
Aquateric
FMC
腸溶性 水系分散剤
Kollicoat MAE30D/DP
K lli
Kollicoat
EMM30D
Kollicoat SR30D
ノンパレル
101/103/105
セルフィア
102/203/305/507/
SCP100
BASFジャパン
BASFジ パン
BASFジャパン
BASFジャパン
フロイント産業
腸溶性 水系分散剤
水不溶 水系分散剤
水不溶 水系分散剤
造粒物
旭化成
適用形態
水系分散剤
擬ラテックス
擬ラテックス
擬ラテ クス
擬ラテックス
擬ラテックス
擬ラテックス
ラテックス
ラテックス
ラテックス
水系分散剤
造粒物
主成分
エチルセルロース (EC)
エチルセルロース (EC)
エチルセルロース (EC)
エチルセルロ ス (EC)
エチルセルロース
1:2:0.1 Poly(EA/MMA/TAMCl)
1:2:0.2 Poly(EA/MMA/TAMCl)
2:1 Poly(EA/MMA)
1:1 Poly(MAA/EA)
7:3:1 Poly(MA/MMA/MAA)
ヒドロキシプロピルメチルセル
ロ スアセテ トサクシネ ト
ロースアセテートサクシネート
セルロースアセテートフタレート
(CAP)
1:1 Poly(EA/MAA)
21 P
2:1
Poly(EA/MMA)
l (EA/MMA)
Polyvinyl acetate
ショ糖 - デンプン/ショ糖/乳糖
- 結晶セルロース造粒物
結晶セルロース造粒物
MAA: メタクリル酸,MMA: メタクリル酸メチル,EA: アクリル酸エチル,MA: アクリル酸メチル,TAMCl:
trimethylammonioethylmethacrylate chloride,DAEMA: dimethylaminoethylmethacrylate,BMA: メタクリル酸ブチル
A3-5
Eudragit RS/RL 30D
Eudragit L30D
CH2
CH3
C CH2
C=O
C
O
H
C CH2
C=O
C
O
OH
CH3
C CH2
C=O
C
O
H
C CH2
C=O
C
O
CH3
C CH2
C=O
C
O
O
O
O
O
C2H5
CH2
C2H5
CH2
N +(CH3)3Cl
CH2
Poly(EA/MMA/HEMA)**
Eudragit NE30D
CH2
CH3
C CH2
C=O
H
C CH2
C=O
OH
CH3
CH3
H
C CH2
C=O
CH3
C CH2
C=O
CH3
C CH2
C=O
O
O
O
O
C2H5
C2H5
CH3
C2H4OH
CH2
Chemical Structures of Typical Acrylate
Acrylate-Based
Based
Coating Materials (Latex type)
A3-6
広川典夫氏撮影
A3-7
高分子の水和
高分子の軟化
可塑化
添加剤
スプレー
スプレ
分散不安定
凝集
0 2.0
3.3
5.0
7.0
10.0
11.1
12.5
20 0
20.0
スプレー不能
毛細管圧による圧縮
水の速い蒸発
毛管圧による成膜
吸熱
粒
粒子の変形不能
変
能
乾燥
分散剤からの成膜と
その阻害要因
80
70
60
50
40
30
20
0
水の吸収
5
10
Lauric acid added ((%))
芯粒子
成膜
90
ラウリン酸の添加量(%)
Teemperaturre (oC)
分散液
A3-8
芯物質の溶解
0
不完全な成膜
乾燥シンタリング
20
40
60
80
100 120 140
温度 (oC)
Fig. 8. Change of Onset (Circle), Middle
(Triangle) and End-Point (Square)
Temperatures of Glass Transition by adding
Lauric Acid to 6:12:9 Poly(EA/MMA/HEMA)
図. 6:12:9 Poly(EA/MMA/HEMA)にラウリン酸を
混合し あらかじめ140℃に加熱した試料の SC
混合し、あらかじめ140℃に加熱した試料のDSC
曲線
膜透過性の経時変化
A3-9
A3-10
炭酸カルシウム
Core:
calcium carbonate
32-44 m
VVVVVVVVVVVVV
Drug layer:
l
diclofenac sodium
HPC-SSL
PEG 6000
Undercoat:
Eudragit L30D
L30D-55
55
Triethyl citrate
ジクロフェナックナトリウム
HPC-SSL
PEG 6000
Eudragit L30D
クエン酸トリエチル
Eudragit RS30D
セバシン酸ジブチル
84 m
m
キャストフィルム
1)高水溶性薬物の溶出抑制
2)粒子径 100 m 以下
3)高い薬物含量
71 m
m
課題
38 m
m
Thermomechanical Analysis (TMA)
Release-sustainingg coat:
Eudragit RS-30D
Dibutyl cebacate
結果
結果:
Fig. Effect of Plasticizers on the Softening Temperature of the Films Cast
from Commercially Available Acrylic Polymer Latexes
平均粒子径 84 m
薬物含量 32%
A3-11
A3-12
Drug Delivery System (DDS)
Alza, 1968
アドバンス4
放出制御製剤を くる
放出制御製剤をつくる
• 放出制御と吸収促進(第1世代)
• 標的指向化(第2世代)
• 細胞内送達(第3世代)
A4-1
A4-2
生体内分解性高分子マイクロスフィアによる皮下・
筋肉注射型システム:
筋肉注射型システム
LHRHアゴニストである酢酸リュープロレリン(リュープリン®)を、生体
、
内分解性高分子、乳酸・グリコール酸共重合体のマイクロスフィア(平
均粒子径約20 µm)に封入したシステム(Lupron depot®)が有名である。
薬物は筋注後 高分子が徐々に分解する とにより4 5週間 定速
薬物は筋注後、高分子が徐々に分解することにより4~5週間一定速
度で放出される。前立腺癌の治療において、薬物が水溶液の場合は
毎日注射する必要があるが 本システムを用いれば月に1回の投与で
毎日注射する必要があるが、本システムを用いれば月に1回の投与で
済む。
リュープリン®
プ
A4-3
芯の特性
Fig. 5. Preparation procedure for 1-month depot PLGA microsphere of leuprorelin acetate
using a W/O/W emulsion-solvent evaporation method [33]
A4-4
1 装置
1.
粒子径 粒度分布 粒子形状 粒子密度
粒子径・粒度分布・粒子形状・粒子密度・
空隙率・表面粗度・機械的 強度・表面摩損度、
吸水性・透水性・浸透圧・膨潤性・
pH 溶解性 薬物溶解度
pH・溶解性・薬物溶解度
コーティング液
コ
ティング液
吸気 排気
送風
パン
膜の特性
膜厚・密度・空隙率、
水透過性・薬物透過性・膨潤性・
溶解性・荷電・薬物との相互作用、
機械的強度
スプレーガン
トップスプレー
温風
(a)
均質構造
ランダム多相混合系
規則多相混合系
図 . マイクロカプセルの構造と物性の制御因子
(b)
傾斜構造
パン・コーティング装置
A4-5
A4-6
経口剤
10 mm
13
5
バグフィルター
1 mm
空気の流れ
顆粒剤
100 µm
散剤
ドラフトチューブ
10 µm
流動層
回転板
分散板
ボトムスプレー
噴流流動層装置
転動流動層装置
500
細
粒
75
(ワースター法)
100 nm
図 顆粒や細粒のフィルムコーティングに用いられる装置
顆粒や細粒の
ム
テ
グに用いられる装置
乾式粉体
混合被覆法
液滴乾燥
製粒法
10 mm
粉体溶融法
経口
組 織・
注入用
粉末
吸入
剤
噴流層
高速循環・
遠 心 ・振 動
流動層
ディスパー
コート
コート
マイザー
血液内
注入用
分散系
製剤
気
相
法
懸滴法
1 mm
ドラフト
チューブ付
1 µm
ド
ドラフトチューブ付噴流層
ブ付噴流層
膜剤
湿式スプレー
被覆法
パンコーター
通気乾燥型
流動層
噴流層
遠心・転動
流動層
錠剤
1400
355
粒子の流れ
分散剤
噴霧乾燥法
楕円ロータ
型混合機
10 µm
ハイブリダイ
ゼーション
メカノフュー
ジョン
CVD
プラズマ重合
気中蒸発法
レーザー
アブレッション法
機械的
分散
液
相
法
10 nm
A4-7
100 µm
1µ
µm
100 nm
10 nm
図. 医薬品の剤形とそのコーティング法の粒子径別分類
A4-8
2. 材料(アドバンス3)
3. 凝集・造粒
Geldart’s map
V
Vm
固体架橋の形成
乾燥
C
p: Density of particle, f : Density of fluidizing gas
図
図.2個の一次粒子を凝集させるのに必要な液滴
個
次粒子を凝集させる に必要な液滴
A4-9
A4-10
福田誠人 ファルマシア 49(4) 323 (2013)
福田誠人、ファルマシア、49(4),
A4-11
A4-12
4. 小さなDDSを作る
経口剤
10 mm
13
5
1 mm
顆粒剤
100 µm
500
細
粒
75
散剤
乾式粉体
混合被覆法
経口
組 織・
注入用
粉末
吸入
剤
血液内
注入用
分散系
製剤
噴流層
高速循環・
遠 心 ・振 動
流動層
ディスパー
コート
コート
マイザー
気
相
法
10%
20%
液滴乾燥
製粒法
30%
10 mm
35%
粉体溶融法
懸滴法
噴霧乾燥法
楕円ロータ
型混合機
薬物層
薬物充填率:0.7
100 µm
10 µm
ハイブリダイ
ゼーション
メカノフュー
ジョン
CVD
プラズマ重合
気中蒸発法
レーザー
アブレッション法
5µm
機械的
分散
液
相
法
10 nm
11.4
21.8
30 5
30.5
35.9
40.0
50 0 µ m
50.0
1 µm
100 nm
10 nm
図. 医薬品の剤形とそのコーティング法の粒子径別分類
膜
体積分率:48 8%
体積分率:48.8%
コーティングレベル:95.3%
35.8%
1 mm
ドラフト
チューブ付
1 µm
100 nm
膜剤
湿式スプレー
被覆法
パンコーター
通気乾燥型
流動層
噴流層
遠心・転動
流動層
錠剤
1400
355
10 µm
分散剤
薬物含量
A4-13
図.50μmのマイクロカプセルの構造と薬物含量
図6.50μmのマイクロカプセルの構造と薬物含量
A4-14
担体粒子
凝集の抑制
製法:打錠
攪拌造粒
転動流動層造粒
機械的複合化
粉体溶融被覆法
薬物
構造制御
高収率
安定な流動化
成膜
A. 被覆造粒粒子
製法:打錠
押し出し造粒
転動流動層造粒
C. 薬物
薬物結晶
図4 芯粒子の代表的な構造
B. 薬物の単純造粒物
高薬物含有率
A4-15
H
CH2 C CH2
C O
O
C2H5
X
Ethyl acrylate
(EA)
CH3
C CH2
C O
O
CH 3
CH3
C CH2
C O
O
C2H4OH
Y
Z
Methyl
methacrylate
(MMA)
A4-16
溶液
分散剤
2-Hydroxyethyl
methacrylate
(HEMA)
Poly(EA/MMA/HEMA)の化学構造
固体架橋の形成
分離
図.コーティング微粒子の粒度分布の例
広川典夫氏撮影
A4-17
A4-18
12:6:4 Poly(EA/MMA/HEMA)
軟化温度: 26℃
水透過性: 低い
粘着性 : 高い
高
6:12:8
6
12 8 Poly(EA/MMA/HEMA)
P l (EA/MMA/HEMA)
軟化温度: 78℃
水透過性: 高い
粘着性 : 低い
109 nm
129 nm
図 微粒子
図.微粒子コーティング用コア―シェルラテックス粒子の例
テ
グ用
ラテ ク 粒子 例
A4-19
A4-20
5. DDSを作る例
マイクロカプセルに求められる機能
COONa
1.薬物の徐放化
理由:長期投与時の消化管障害
体内消失半減期が短い
課題:水溶解度が高く 吸湿性
課題:水溶解度が高く,吸湿性
2.粒子の微細化
NH
Cl
Cl
Diclofenac sodium
理由:服用性と分散安定性の確保
課題:製品粒子径を100 m以下に
3 高薬物含量の保持
3.高薬物含量の保持
Fig. Particle Size Distribution of Corn Starch Coated with the
6:4 Core-Shell Latex
理由:一回製剤服用量が 250 mg/5mL
最大薬物服用量は 75 mg/day
課題:薬物含量は30%
A4-21
A4-22
炭酸カルシウム
1)高水溶性薬物の溶出抑制
2)粒子径 100 m 以下
3)高い薬物含量
Thermomechanical Analysis (TMA)
ジクロフェナックナトリウム
HPC-SSL
PEG 6000
Eudragit L30D
クエン酸トリエチル
キャストフィルム
Eudragit RS30D
セバシン酸ジブチル
Core:
calcium carbonate
32-44 m
38 m
m
Drug layer:
l
diclofenac sodium
HPC-SSL
PEG 6000
Undercoat:
Eudragit L30D
L30D-55
55
Triethyl citrate
84 m
m
VVVVVVVVVVVVV
71 m
m
課題
Release-sustaining
g coat:
Eudragit RS-30D
Dibutyl cebacate
結果
結果:
平均粒子径 84 m
薬物含量 32%
Fig. Effect of Plasticizers on the Softening Temperature of the Films
Cast from Commercially Available Acrylic Polymer Latexes
A4-23
A4-24
Di cl of en
nac sodi um
m r el eased ( % )
100
50
0
0
2
4
6
8
10
Ti m e ( h)
Fig.
g Release of diclofenac sodium from LR-MCs in JP disintegration
g
2nd fluid (pH
(p
6.8)
Eudragit RS30D applied: (○) 25 %, (●) 38 %, (△) 50 %.
A4-25
矢島稔央、ファームテクジャパン、24(2),249 (2008)
A4-26
RACTAB技術
http://www.towayakuhin.co.jp/health/about_generic5.html
RACTAB技術
速崩壊性微粒子
A4-27
機能性薬物粒子
沖本和人,製剤機械技術学会誌,20(4), 390 (2011)
A4-28
セルロ ス
セルロース
タムスロシン塩酸塩
エチルセルロース+HPMC
Eudragit L30D
沖本和人,製剤機械技術学会誌,20(4), 390 (2011)
A4-29
A4-30
アドバンス5
経口薬物送達用ナノDDS
A4-31
A5-1
Factors Affecting Oral Peptide Delivery
Using Particulate Systems
Microparticles
Nanoparticles
Mucosal side
Diffusion of particles through mucin
Stokes-Einstein equation
D=kT/6nπr
Mucus layer
ca 10-400µm in thickness
95% water
Viscoelastic gel
Negatively charged
Protein degradation
g
by proteolytic enzymes
Epithelial cells
Transport barrier for peptide drugs
Protein degradation by brush
Border peptidases
Serosal side
A5-2
A5-3
Thermo- and pH-sensitive Core-Shell Nanoparticles
(
(CSNPs)
)
P(NIPAAm)
hydrogel core
H
( CH2
CH3
C ) ( CH2
C
O
O
NH
C)
C
O
H3C
TEGDMA
(CH2CH2O)3CH2CH2
CH
CH3
O
C
(C
NIPAAm
CH2 )
CH3
• Volume phase transition temperature (32ºC )
• Below 32ºC – swell, above 32ºC - shrink
( CH2
O
P(MAA-g-EG)
shell layer
CH3
CH3
C ) ( CH2
C ) ( CH2
C
OH
MAA
O
C
O
CH3
O
C)
C
PEGMA
O(CH2CH2O)23CH3
(CH2CH2O)3CH2CH2
TEGDMA
O
C
(C
CH2 )
CH3
•
•
•
•
A5-4
pH-dependent swelling property
pH-dependent
pH
dependent mucoadhesion
Proteolytic enzyme inhibitory effect
Epithelial tight junction opening
The shell molecules chelate Ca++,
leading to enhanced permeation of
drugs through the tight-junctions
Intestinal fluid
Proposed system for delivering unstable drugs to
epithelial cell surface
A5-5
Mucus layer
Drug lloading
D
di
process
Cl
Cleaning
i up
Storage
Peptide
Gastric fluid
37 ˚C
Neutral
The swollen shell can exhibit
the drug-transport-enhancing
effect, while the core remains
collapsed,
ll
d allowing
ll i
th peptide
the
tid
release in a prolonged manner
Administration
Ca++
Higher temperature
Dry state
Drugs can be loaded at
low temperature and
neutral p
pH where both
core and shell swell.
Drugs can be held, even
if there will be no special
interaction between the
drugs and particles.
37˚C
acidic
Ca++
Ca++
The core and shell remain
collapsed in the gastric
fluid,, p
protecting
g the drugs
g
from acidic conditions.
A5-6
1~1.5 m
1
m
4˚C
Neutral
Mic
crovilli
Ca++
Ca++
Epithelial cell
Ca++
Epithelial
E
ith li l cell
ll
Tight junction
80~100
80
100 nm
A5-7
Illustration of TEER measurements
TEM Photograph of Core-shell Nanoparticles
Apical chamber
(M
(Mucosal
l side)
id )
Basolateral chamber
(Serosal side)
Ca2+; 0 mM
Electrode
Ca2+ Ca2+
Ca2+;
200 nm
Ca2+
Concentration of CSNPs is
15 mg/each well. (A side)
0.2
0 2 mM
200 nm
Tight junction
The mean diameter of the particles; 260 nm
The core-to-shell weight ratio; 45:10
MAA/PEGMA molar ratio; 1:1
Caco-2 cell layer
Microvilli
2+
2+
Ca2+ Ca Ca2+ Ca
Membrane filter (pore size; 0.4m)
A5-8
A5-9
FD-4 Permeation Test
*
▲ Control
CSNPs
*
*
*
Time (h)
Significantly different from
control
t l value
l
(*P<0 01)
(*P<0.01)
TEER (% of initiaal value)
FD-4 pearmeeated (g
g)
apical Ca++; 0 mM
basolateral Ca++; 0.2 mM
アドバンス6
**
DDSと癌治療
と癌治療
*
*
*
*
*
▲ Control
CSNPs
**
ー化学塞栓療法ー
Time (h)
Significantly different from control value
(*P<0 05 **P<0.01)
(*P<0.05,
**P<0 01)
CSNPs; C/S:55/10, MAA/EG:5/1, Shell crosscross-linkage:0.1 wt%
A5-10
A6-1
肺
Table . Characteristics of Microspheres in Chemoembolization
心臓
Embolic material
臓器
静脈
動脈
腫瘍
カテーテル
静脈注射
動脈注射
臓器
臓器
Drug
BioRetention term
loading degradation
Mean size
(μm)
Kinetic drug release
Degradable starch
microsphere
X
○
within 2 h
45-50
Albumin microcapsules
○
○
a few weeks
10-50
Gelatin sponge
X
○
100-200
sustained release
short-term sustained
release
PLA, PLGA
○
○
weeks to months
a few days to
months
2-5 mm
Ethylcellulose
microcapsules
○
X
permanent
200-300
burst effect
Wax
○
X
permanent
200-400
sustained release
Lipiodol
○
X
Liposome
○
○
0 8-1
0.8
1
Lipid emulsion
○
X
70
more than 7 days
–
sustained release
PLA,, Polyy (D,
( , L-lactide)) ; PLGA,, poly(lactic-co-glycolic
p y(
gy
acid)) .
図.投与部位
A6-2
A6-3
2006.11.09
済生会松阪総合病院
寺田尚弘
スポンゼルをアステラス製薬が血管を塞栓する恐れがあるため 禁忌としました
スポンゼルをアステラス製薬が血管を塞栓する恐れがあるため、禁忌としました。
したがっ、これから、HCC の塞栓療法には、日本化薬が販売するアステラスが作成するジェルパート
を使うしかないのでしょうか?
法律的には使わなければ問題ですが これって製薬会社の横暴ではないでしょうか?
法律的には使わなければ問題ですが、これって製薬会社の横暴ではないでしょうか?。
みなさんはこれから塞栓療法をどのようにしていきますか?教科書の記載もかわっていくのでしょう
か?
A6-4
2006.11.10
昭和大学病院の本田です。
HCC の TAE にスポンゼルとジェルパ
にスポンゼルとジェルパートのどちらを使うべきかは
トのどちらを使うべきかは、日本 IVR 学会のホ
学会のホームペ
ムペ
ージの掲示板で討論されています。
http://cgibbs.mmjp.or.jp/bbs/show/www.jsivr.jp/bbs
高価(コイルの価格と同じ
高価(
イルの価格と同じ 14800 円)でも、保険適用のあるジェルパ
円)でも、保険適用のあるジェルパートを使うべきと思いま
トを使う きと思いま
す。
問題は、HCC 以外(止血、PSE, UAE など)の TAE に血管内使用禁忌と添付書に明記されて
いるスポンゼルやジェルフォームを
いるスポンゼルやジェルフォ
ムを、従来どおり使用してもよいのかということです。従来は、
従来は
適用外使用のため保険請求できないし、安価なためあまり気にする人はいなかったと思われま
すが、このまま曖昧にしておくのは倫理上問題があります。
当院では 高価なジェルパートの適用が拡大されるまでの緊急避難として
当院では、高価なジェルパ
トの適用が拡大されるまでの緊急避難として、安価なスポンゼル
安価なスポンゼル
を止血目的の TAE に用いることを倫理委員会に承認してもらおうかと検討中です。また、止
血目的の TAE にはスポンゼルの方が自由な大きさに切れるので便利です。
A6-5
Assemble
Disassemble
Reassemble
L t
Lactose:
75 106 µm
75-106
温熱効果
溶解した薬物
腫瘍組織
二次粒子
次粒子
Drug + Membrane materials
動脈
粒子の変形
血管の塞栓
薬物の徐放
薬物
徐放
動脈注射
薬物が溶出しない
Membrane materials
Soybean lecithin (SL)
Cholesterol (CH)
St i acid
Stearic
id (SA)
PVP
Microcapsule for Chemoembolization Therapy
of Cancer
正常組織
粒子の崩壊
二次粒子となって分散
2-10 min
10-60 min
図2.癌化学塞栓療法のプロセス
A6-6
A6-7
バグフィルター
空気の流れ
粒子の流れ
ドラフトチューブ
流動層
回転板
分散板
ボトムスプレー
噴流流動層装置
転動流動層装置
ドラフトチューブ付噴流層
(ワースター法)
図 顆粒や細粒のフィルムコーティングに用いられる装置
A6-8
A6-9
CH(c)
G
CH and SA-rich SL
CH
CH and SA-rich SL (low-SA)
CH
H
CH and SA-rich SL
SA
CH and SA-rich SL (low-SA)
c
a
F
A'
D'
D
C
SA(c)
CH and SA-rich SL (low-CH)
SA
3 min
30 min
A
E
B'
B
b
B
SL
CH and SA-poor SL
CH-rich SL
SA-rich SL
Fig. . Estimated Major Phases in Hydrous SL-CH-SA System Incorporating
42% PVP
In plasma
A6-10
The symbols are as same as the Fig
Fig. before
before. The major phases possibly existing in
each region are shown in figure. It is not clear in zone SL-A'-D'-B' whether the CH-rich
SL and the SA-rich SL phases are separated or formed one SL phase, the CH and
A6-11
SA-rich SL(low-CH and SA) phase.
3 day
7 day
Fig. . Macroscopic (A) and Histological (B) Observations of Liver after Hepatic
Arterial Administration of MC-D2(0:1-150) to Rats
A6-12
Size fraction of administered microcapsules
microcapsules, 125-149
125 149 µm.
µm Administration dose is 340
µg Gd/kg body weight. Necrosis was observed on peripheral part 3 d after
administration (at arrow). A large number of fibroblasts were surrounding the necrosis 7
A6-13
d after administration (at arrows)
2004.06.29, FUKUMORI
Egg PC:Chol:DSPE-PEG2000:Rho-PE
PC:Chol:DSPE PEG2000:Rho PE
=10 : 5 : 0.8 : 0.1
100 200
100,
200, or 400 nm
Liposome
A6-14
A6-15
7 nm albumin
100 nm liposome
42
34
200 nm liposome
400 nm liposome
100 nm liposome
A6-16
A6-17
Tumor vessels
アドバンス7
DDSと癌治療
と癌治療
ー高分子ミセルー
Normal vessels
A6-18
A7-1
A7-2
A7-3
MediCelleTM
The system utilizes the electric charge of water-soluble compounds-DNA, protein,
metal complex, and peptide- to bind them to the inner core of micelles, thus
incorporating them into micellar nanoparticles. The system improves the stability
of a substance and affords a sustained
sustained-releasing
releasing function to it
it.
NanoCapTM
The system physically incorporates a poorly soluble drug into nanoparticles, solubilizes it to
enable intravenous administration and simultaneously converts drug release to sustained
release.
Furthermore, we are developing technologies for targeting treatment of next
generation in an attempt to exploit applied uses.
A7-4
A7-5
NanoCoat system
The system more selectively accumulates a drug into affected tissue such as cancer tissue. With an
aim to develop DDS preparations which enhance therapeutic effects and reduce adverse reactions, the
system increases the accumulability of the drug into target tissue by binding an antibody or peptide
which specifically adsorbs to cancer to the end of hydrophilic polyethyleneglycol that forms the outer
shell of nanoparticles.
T. Hamaguchi, Drug Delivery System, 19 (5), 429-437 (2004)
A7-6
A7-7
アドバンス8
DDSと癌治療
と癌治療
ー癌中性子捕捉療法に未来はあるかー
T. Hamaguchi, Drug Delivery System, 19 (5), 429-437 (2004)
A7-8
A8-1
従来型製剤
10 mm
1.
2.
3
3.
4.
5
5.
はじめに
中性子捕捉療法の原理
ホウ素化合物 BPA,BSH
BPA BSH の体内動態
BSHとそのナノ粒子キャリアー
ガド
ガドリニウム中性子捕捉療法への
ウム中性 捕捉療法
ナノ粒子の適用
6. おわりに
1 mm
13
5
臓器
コーティング製剤
1 0 µm
5
1 µm
1 0 mm
インテリジェント
製剤
1400
顆粒剤
5 00
75
50
散剤
経口・組織
注入用
粉末吸入剤
分散系製剤
細胞
毛細血管
1 mm
3 55
細粒
1 0 0 µm
標的指向性製剤
錠剤
1 0 0 µm
局所療法用
分散系製剤
1 0 µm
二次粒子
1 µm
細菌
エンドサイトーシス
100 nm
10 nm
5
不連続血管内皮
ウイルス
血管内皮細胞間隙
リン脂質2分子膜
血液内
注入用
分散系製剤
特定組織浸透性
遅い組織浸透性
溶液系
1 0 -5 n m
10 nm
組織浸透性
1 nm
0 .1 n m
100 nm
体循環
C -C 結合
標的指向化
重粒子
中性子
陽子
光子
重粒子線治療
陽子線治療
中性子捕捉療法
フォトダイナミックセラピー
1 nm
0 .1 n m
1 0 -5 n m
図.微粒子製剤の粒子径と生体側のサイズ
A8-2
A8-3
2. 中性子捕捉療法の原理
中性子捕捉療法( Neutron Capture Therapy、 NCT)
Table. Neutron Capture Cross Section of Typical Atoms
Atom
Cross section (barn)
16
O
0.00019
12
C
0.0035
H
0 333
0.333
1
14
10
157
Reaction
Ne tron -capture
Neutron
capt re element
1
1.83
14
B
3840
10
Gd
254000
N
中性子捕捉療法 ( NCT ) は、がん組織内にあらかじめ 中性子増感
元素 を取り込ませておき、そこに
を取り込ませておき そこに 熱中性子 を照射することによって
生ずる放射線によりがん治療を行う。
157
2
N(n, p)
14
C
7
B(n,
(  ) Lii
Gd(n,  )
158
Gd
Neutron-capture therapy (NCT) is a cancer therapy which utilizes radiation emitted as a result of the
neutron-capture reaction (NCR) with 10B or 157Gd located in the tumor and thermal- and/or epithermalneutrons
t
i di t d from
irradiated
f
th outside
the
t id off the
th body.
b d
Fukumori Y., Ichikawa H., Nanoparticles for cancer therapy and diagnosis,
Adv. Powder Technol., 17(1), 1-28 (2006).
Reaction
Thermal neutron cross -section
Emitted radiation
Range of emitted radiation
To induce cell inactivation
157 Gd + n
10B (n, α ) 7Li
157 Gd (n, γ ) 158 Gd
3833 barn (1)
α -rays , 7Li
255000 barn (66)
γ -rays , e -, X-rays
10 μ m
intracellular
>100 μ m
vicinity of cell
158 Gd+ γ +7.49
+7 49 MeV
th
A8-4
A8-5
Boron compounds
原子送達技術
BPA
p-Boronophenylalanine
中性子捕捉療法に必要なもの
H2N
中性子源
適用対象
化合物
原子送達技術
Gd-157
B-10
H(n  ) H
H(n,
原子炉、加速器
原子炉
加速器
悪性黒色腫 脳腫瘍
悪性黒色腫、脳腫瘍
BPA, BSH
?
BSH
Borocaptate sodium
COOH
H
C
SH
B
CH 2
BH
BH
BH
BH
BH
Na 2
BH
OH
B
HO
A8-6
OH
Tyrosine
MW 208.2
Phenylalanine derivative
Water-solubility 1.6 g/L (20ºC)
Infused as water-soluble fructose
complex
Melanoma-specific accumulation
BH
BH
BH
BH
BH
MW 210.3
210 3
12 boron atoms and an SH group
Cage-shaped compound
Highly water
water-soluble
soluble
A8-7
Drug
g Deliveryy System:
y
3 ホウ素化合物 BPA,
3.
BPA BSH の体内動態
Dosage forms (drug-carriers) for delivering intrinsically bioactive compounds without destroying their total structures.
Drug Delivery System (DDS)
Alza, 1968
Atom Delivery System:
Dosage forms (atom-carriers) for delivering bio-inactive
compounds
d containing
i i the
h atoms to be
b activated
i
d by
b
externally administered energy-carriers.
• 放出制御と吸収促進(第1世代)
代
• 標的指向化(第2世代)
• 細胞内送達(第3世代)
NCT
Bimodal treatment system
A8-8
Boron compounds
原子送達技術
BPA
p-Boronophenylalanine
H2N
A8-9
BSH
Borocaptate sodium
COOH
H
C
プロドラッグ
ドラッグ
SH
B
CH 2
BH
BH
BH
BH
BH
Na 2
BH
OH
B
HO
OH
Tyrosine
MW 208.2
Phenylalanine derivative
Water-solubility 1.6 g/L (20ºC)
Infused as water-soluble fructose
complex
Melanoma-specific accumulation
BH
BH
BH
BH
1953年に合成
BH
メルファラン(アルキル化剤)
MW 210.3
210 3
12 boron atoms and an SH group
Cage-shaped compound
Highly water
water-soluble
soluble
ナイトロジェンマスタードのアルキル基をL‐フェニルアラニンに置
ナイトロジェンマスタードのアルキル基をL
フェニルアラニンに置
換し腫瘍に対する親和性を高めたもの。
A8-10
A8-11
10B conce
entration
(B g/m
mL blood or g wet ttissue)
原子送達技術
150
120
90
60 **
30 **
**
0
0
250
200
150
100
50
0
50
40
30
20
10
0
Blood
*
*
3
6
9 12 15 18 21 24
Liver
** **
**
0
*
3
**
**
Tumor
*
*
0
50
40
30
20
10
0
*
3
6
9 12 15 18 21 24
Spleen
*
**
**
6
9 12 15 18 21 24
0 3 6 9 12 15 18 21 24
Time (hour)
10B concentration-time profiles in blood and tissues after intravenous injection of boron
compounds in tumor-bearing hamsters (n=3)
*:p<0.05,
p
, **:p<0.01,
p
, significantly
g
y different from the 10B concentration of BSH. Dose: BSH:100 mg/kg
g g b.w.,, LBPA:500 mg/kg b.w.. Each value represents the mean  S.D. (n=3). ○:BSH, ●:L-BPA
Y. Mishima, Cancer Neutron Capture Therapy, ed. By Mishima, Plenum Press, New York, 1996, pp. 1-26.
A8-12
H. Ichikawa, E. Taniguchi, T. Fujimoto, Y. Fukumori, Biodistribution of BPA and BSH after single, repeated and simultaneous
administrations for neutron-capture therapy of cancer, Applied Radiation and Isotopes 67 (2009) S111–S114
A8-13
10B
concen
ntration
(B
B g/g weet tissue)
4. BSHとそのナノ粒子キャリアー
12
Brain
9
EPR effect / BSB hypothesis
**
Capillary
p
y wall
*
6
Lymph
y p capillary
p
y
**
**
3
*
0
10 50 nm
10-50
0
3
6
9 12 15 18 21 24
Time (hour)
(
)
concentration-time profiles in brain after intravenous injection of boron compounds
in tumor-bearing hamsters (n=3)
100 nm
10B
*:p<0.05, **:p<0.01, significantly different from the 10B concentration of BSH. Dose: BSH:100 mg/kg b.w., LBPA:500 mg/kg b.w.. Each value represents the mean  S.D. (n=3). ○:BSH, ●:L-BPA
Capillary
5 µm
Tumoral tissue
H. Ichikawa, E. Taniguchi, T. Fujimoto, Y. Fukumori, Biodistribution of BPA and BSH after single, repeated and simultaneous
administrations for neutron-capture therapy of cancer, Applied Radiation and Isotopes 67 (2009) S111–S114
A8-14
Normal tissue
Fig. Penetration of Particles from Capillaries to Tumor
A8-15
10B con
ncentration
(B g/mL bloo
od or g wet tisssue)
Maruyama K., et al.,
50
40
30
20
10
0
Tumor
*
*
0
*
3
6
9 12 15 18 21 24
Time (hour)
A8-16
10000
BPA
1000
TF-PEG liposome
BSH (5 min)
100
BSH (3 hr)
Ct=1.3Cd
10
10
100
1000
Atom conceentration in ttumor (moll/kg)
Molecule conccentration in
M
n tumor (mo
ol/kg)
Tumor Accumulation of Sensitizers
10000
Dose (mol/kg b.w.)
Sampling time:
BPA; 3 hr,
BSH; 5 min, 3 hr,
A8-17
5. ガドリニウム中性子捕捉療法への
ナノ粒子の適用
10000
TF-PEG
liposome
B 30 ppm
Kazuo Maruyama et al, Journal of Controlled Release, 98, 195-207 (2004).
BPA
BNCT
BSH
Extension of application→g-BNCT
application→g BNCT
1000
GdNCT
100
10
10
100
1000
10000
Tumorall tissue
T
i
accumulation
l i by
b delivery
d li
technology
h l
because of very poor tumoral retention
off Gd-compounds:
Gd
d
Dose (mol/kg b.w.)
Gd DTPA
Gd-DTPA
TF-PEG liposome (35 mg 10B/kg b.w.); 24 hr.
Gd3+
HOOCH2C
CH 2COOH
NCH2CH2NCH2CH2N
Liposomal
p
BSH was accumulated at the same efficiencyy as BPA.
Solubilization of BPA with fructose contributes to the high accumulation.
Boron-rich chemical structure of BSH contributes to the high accumulation.
−
A8-18
OOCH2C
CH 2COO −
CH2COO
−
A8-19
Chemical Structure off Gd-DTPA-SA
(Gd-DTPA-Distearylamide)
-OOC
Gd-DTPA
Gd-DTPA-SA
水和層
70‐90 nm
O
N
OH
N
N
Gd3+ H
-OOC
H
N
OH
N
O
-OOC
水素添加レシチン
素
大豆油
Gd-DTPA-SA
補助界面活性剤
Gd DTPA
Gd-DTPA
Gd DTPA SA
Gd-DTPA-SA
hydrophilic
Solubility (water)
(highly) soluble
Solubility (soybean oil)
insoluble
Cl
Clearance
ffrom b
body
d
i
immediate
di t
POE unit
amphiphilic
insoluble
insoluble
l
very slow
疎水性のアンカ
疎水性のアンカー
図.がん中性子捕捉療法用脂質ナノ粒子の構造
A8-20
A8-21
Myrj53
(Polyoxyethylene 60 hydrogenated castor oil)
(Polyoxyethylene 50 stearate)
H(OCH2CH2)nOCOC18H37 (n≒50)
=
O(CH
( 2CH2O))cH
O
CH2O(CH2CH2O)fC(CH2)10CH(CH2)5CH3
Bri j700
(Polyoxyethylene 100 stearylether)
Brij700
(Polyoxyethylene 100 stearylether)
H(OCH2CH2)nOC18H37
(n≒100)
** **
* **
*
100
50
0
*
*
**
**
6
12
*
18
24
Liver
200
150
**
100
**
*
50
*
* *
0
0
(a + b + c + d + e + f ≒ 60)
**
*
0
g G
Gd / g wet liver
=
O
O(CH2CH2O)bH
CHO(CH2CH2O)eC(CH2)10CH(CH2)5CH3
Brij700
HCO-60
Myrj53
None
*
150
=
O(CH2CH2O)aH
O
CH2O(CH2CH2O)dC(CH2)10CH(CH2)5CH3
Blood
200
*
**
*
*
**
40
Tumor
12
18
24
**
*
20
*
*
10
0
6
12
1000
18
24
Spleen
500
*
* ****
* **
0
6
*
*
*
30
0
g G
Gd / g wet spleen
HCO 60
HCO-60
 g Gd
d / ml bloo
od
Chemical Structure of Co-surfactants
Co surfactants
 g Gd / g wet tum
mor
Effect of Cosurfactant
0
*
*
*
*
*
*
*
**
**
6
12
*
18
24
Time (h)
Time (h)
Figure 1. Effect of the type of co-surfactant on biodistribution after I.V.
administration of standard-Gd-nanoLP at a dose of 1.5 mg Gd/ml/hamster. (closed
((CH2CH2O)) : Polyoxyethylene
y y y
((POE)) unit (hydrophilic)
( y p
)
triangle) Gd
Gd-nanoLP-PL;
nanoLP PL; (open triangle) Gd-nanoLP
Gd nanoLP with Myrj53; (closed circle) Gd
Gd-nanoLP
nanoLP with
HCO-60; (open circle) Gd-nanoLP with Brij700. Each value represents the mean + S.D. (n=3). *
p<0.05 and ** p<0.01, significantly different from the Gd concentration of Gd-nanoLP-PL.
A8-22
A8-23
Tumor Accumulation of Sensitizers
In Vivo Experiments
• The concentration of sensitizer molecules accumulated in tumor tissue after one shot i.v.
i v injection is
correlated to molar dose per body weight without regard to the types of sub-100 nm device and
molecule!?
• So,, what we should do for deliveryy of sensitizer to tumor in the higher
g
level is primarily
p
y to escalate
the dose.
・D1179 fragment (2×2×2 mm) was subcutaneously inoculated on the left nates of hamsters.
Molecule concenttration in tum
mor (mol/k
kg)
・The Gd-nanoLE was administrated at 10 days after inoculation, while the diameter of the
tumor mass became about 10 mm.
mm
j
into the hamsters at a dose of 1 mL pper hamster
・ The Gd-nanoLE was i.v. injected
(maximum tolerable volume).
Factors Affecting Biodistribution
1) Administration route
2) Particle size
3) Type of co-surfactant
co surfactant
4) Type of core component
p
with Gd-nanoLP
5)) Comparison
6) Formulation of surface layer
A8-24
0.3-3 µm
10000
Intermediate GdnanoLE RS
nanoLE-RS
BPA
Standard GdnanoLE-RS
Standard GdnanoLE
1000
TF-PEG liposome
Gd-nanoGR
(40-60 nm)
BSH
100
Ct=1.3Cd
10
10
Succinic acidcoated Gd(OH)3
100
1000
TF-PEG
liposome
BPA
BSH
B 30 ppm
Intermediate GdnanoLE-RS
1000
Gd 150 ppm
Standard
S
d d Gd
GdnanoLE-RS
Standard GdnanoLE
Gd-nanoGR
(40-60 nm)
100
Succinic acidcoated Gd(OH)3
10
10000
10
100
1000
10000
Dose (mol/kg b.w.)
Dose (mol/kg b.w.)
Sampling time:
, BPA at Tmax, 3 hr; , BSH at 5 min; , TF
TF-PEG
PEG liposome at Tmax, 24 hr;
, Gd-nanoLE at Tmax, 12 hr; , Gd-nanoGR at Tmax, 6 hr; , Succinic acid-coated
Gd(OH)3 at 12 hr.
Hideki Ichikawa et al, Current Drug Delivery, 4, 131-140 (2007).
A8-25
Gadolinium carrier - Gd-nanoCP
EPR effect / BSB hypothesis
Positive charge
Moderate release of Gd
10000
Ato
om concentration in tumor (mol/kg)
Animal: Syrian (golden) hamster (female, b.w. 98±10 g, 6 weeks)
Tumor cell: D1179 (Green's melanoma )
Capillary wall
Highly Gd-containing
Gd containing nanoparticles were prepared using cationic polysaccharide,
polysaccharide
chitosan
Lymph capillary
(A)
Gd
- OOCH2C
10-50 nm
3+
CH 2COO-
NCH2CH2NCH2CH2N
100 nm
- OOCH2C
Ionic interaction
(B)
NH +
3
H
OH
Capillary
Tumoral tissue
CH 2OH
Normal tissue
Fig. Properties of Particles to be i. t. Injected
O
A8-26
O
H
O
OH
H
NH+
3
OH
H
H
H
H
H
H
O
H
H
H
H
Ionic interaction
CH 2COO
CH 2OH
H
O
5 µm
CH 2COO -
NH+
3
H
O
O
CH 2OH
Structure of Gadopentetate (Gd-DTPA) (A) and Chitosan (B)
A8-27
Inner phase
2.5% chitosan 10B
10% Gd
Gd-DTPA
DTPA soln
l
Outer phase
5% ArlacelC/
1.4 m
paraffin liquid
(A)
4.2 m
Chitosan emulsion (w/o)
• The Gd content of Gd-nanoCPs prepared by this method using 100% deacetylated chitosan were
very high; 9.3+3.2%, equivalent to 32.4+11.0% as gadopentetic acid (Gd-DTPA). But, the mean
particle
i l diameter
di
was 426±28 nm (mean±S.D.),
(
±S D ) which
hi h was too large
l
to deliver
d li
Gd to tumor by
b
the EPR effect.
T able . M ean P article Size and G d C ontent of G d-nanoC P Prepared w ith
V arious D eacetyla ted D egrees of C hitosan and G d-D T PA C once ntrations
in C hitosan M edia
Inner phase
3N NaOH soln
O t phase
Outer
h
5% ArlacelC/
paraffin liquid
(B)
NaOH emulsion (w/o)
N o.
o of
batch
(A) + (B)
Mixed emulsion
Stirred by high
high-speed
speed homogenizer
(Solidification of chitosan)
450 nm
Washed twice by centrifugation
with toluene, EtOH and water
Gd-nanoCP suspension
Preparation
p
Process of Gd-nanoCPs Using
g
an Emulsion-Droplet Coalescence Technique
H. Tokumitsu, H. Ichikawa, Y. Fukumori, Pharm. Res., 16, 1830 (1999).
M ean particle G d c ontent (% w /w ))*
size (nm )* [ G d-D TP A content, % ]
C hitosan 10B
% G d-D
d T PA
A soln
l
- 5%
3
461 ± 15
1
- 1 0% G d-D TP A soln
6
426 ± 28
- 1 5% G d-D TP A soln
C hitosan 9B
- 1 0% G d-D TP A soln
C hitosan 8B
- 1 0% G d-D TP A soln
3
452 ± 25
3
594 ± 96
4.1 ± 1.0
[ 14.2 ± 3.4 ]
3
750 ± 77
3.3 ± 0.8
[ 11.6 ± 2.7 ]
7.7
[ 26.9
9.3
32.4
.
[ 3
13.0
[ 45.3
±
±
±
±
±
±
1
1.7
5.9 ]
3.2
11.0
.0 ]
1.8
6.2 ]
* T he va lue s how s ave rage ± S.D . of 3-6 batche s.
H. Tokumitsu, H. Ichikawa, Y. Fukumori, Pharm. Res., 16, 1830 (1999).
A8-28
A8-29
100
Gd-nanoCPs
In human plasma
80
Gd releaseed (%)
G
After 5 minutes
Magnevist®soln.
soln
60
After 24 hours
40
20
0
0
0
6
12
18
400
600
800
1000
1200
Amount of Gadolinium in B16F10 Melanoma Tissue on C57BL/6 Mice after Intratumoral
Injection of Gd-nanoCP Suspension or Diluted Magnevist® Solution at a Gd Dose of 1200
mg
24
Time (h)
Release of Gd from Gd-nanoCPs
Gd nanoCPs in Phosphate Buffered Saline Solution and Human Plasma
in Vitro
H. Tokumitsu, H. Ichikawa, Y. Fukumori, Pharm. Res., 16, 1830 (1999).
200
Gadolinium in tumor tissue (g)
In PBS
A8-30
H. Tokumitsu, H. Ichikawa, Y. Fukumori et al., Cancer Lett., 150, 177 (2000).
A8-31
Gd am
mount (g
g/106 cellls)
80
• Gd-containing chitosan nanoparticles (Gd-nanoCPs) injected via i.t. route exhibited much
stronger tumor-killing effects, clearly depending on dose.
• However,
However we can not achieve any complete treatments of cancer after administration,
administration possibly
coming from inhomogeneous distribution of Gd in the tumor tissue.
■; Gd-nanoCPs
■; Magnevist®
60
40
20
0
L929 fibroblast
cells
B16F10
melanoma
cells
SCC-Ⅶ squamous
cells carcinoma
Uptake and Adhesion of Gd-nanoCPs (■) or Magnevist® (■) at
Gd Dose of 40 ppm in Three Different Cell Lines 12 hr after Exposure
Gd-Dose
to the Cells under 5% CO2 Atmosphere at 37oC
F. Shikata, H. Ichikawa, Y. Fukumori et al., Eur. J. Pharm. Biopharm., 53, 57 (2002).
A8-32
H. Tokumitsu, J. Hiratsuka, Y. Sakurai, F. Shikata, H. Ichikawa, Y. Fukumori, T. Kobayashi. Kyoto
A8-33
University Research Reactor Progress Report 1998, Section I, 1999, p.179.
神戸学院大学 薬学部 教授 福森義信 先生
先日は、突然にお電話いたしまして大変失礼をいたしました。私事で申し訳
ございませんが、先ずは自己紹介をさせてください。
私は 現在 神戸大学医学部整形外科の腫瘍グル プに勤務をしておりま
私は、現在、神戸大学医学部整形外科の腫瘍グループに勤務をしておりま
す。本年5月まで、アメリカのテキサス大学整形外科に留学しておりました。
留学先で、たまたま知り合ったアメリカの脳外科医がgliosarcomaの研究をし
ており(NCTとは関係なく放射線治療の研究でしたが)、その関連で先生の
おり(
とは関係なく放射線治療 研究
たが) そ 関連 先生
gadoliniumを使用したNCTの研究を知るきっかけとなった次第です。
帰国しまして腫瘍関連の仕事に従事するに当たり、様々な患者さん、特に
末期の患者さんと接していますと医療の限界を知るとともに何か他の治療方
法が必要ではないかと強い思いがありました。そこで、先生からご教授を承
りたく失礼ながらお電話をさせていただきました。
私は、火曜日と金曜日が手術日でありまして、火曜日の午前中か金曜日の
午後が時間が取れる日が多いです。7月6日の午前9時ごろはいかがでしょ
うか ご多用の中 ご無理申しますがご配慮のほど宜しくお願い申し上げま
うか。ご多用の中、ご無理申しますがご配慮のほど宜しくお願い申し上げま
す。
藤 □ 卓 □ 2004.07.02
2004 07 02
A8-34
A8-35
concen
ntration iin cell
(10B 
g/g cell )
10B
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
BPA
BSH
**
**
20
10B
**
40
concentration in medium
(10B
80
g/mL medium )
10B
Fig.3
uptake by MP-CCS-SY cells after 4 hr treatment in medium with increasing BPA or BSH
concentrations (n = 3)
:p<0.05,
05 **:p<0
:p<0.01,
01 significantly different from the 10B concentration of BSH
BSH. Each value
*:p<0
represents the mean ± S.D. (n=3).
BPA
BSH
20 ppm 27
27.77 ± 3.2
32 0
0.17
17 ± 0.06
0 06
40 ppm 49.9 ± 4.9 1.48 ± 0.38
80 ppm 78.3 ± 8.9 4.46 ± 1.48
A8-36
A8-37
大阪ベイエリア
BNCTコンソーシアム
BNCTコンソ
シアム
10Bキャリア開発チーム
大阪府大応用生命化学
大阪医大
市川・福森研
川崎医大
阪大(医、歯)
淡路島
大阪湾
ステラケミファ
ステラケミファ
医療チーム
研究成果活用
プラザ大坂
大阪府大
京大原子炉実験所
大阪医大
川崎医大
化合物評価チーム
バイオリサ チ
バイオリサーチ
京大原子炉実験所
近大(医)
京大原子炉実験所
阪大(医、歯)
近大(医)
国内共同研究グループ
東大(医)、筑波大(医)、東北大(理、医)、学習院大(理)、帝京大(薬)、愛知がんセンター
A8-38
A8-39
日経 2012.06.21
2012 06 21
日経 2013.04.28
A8-40
A8-41
おわりに
Inter-professional
p
collaboration
Science translational medicine research
Regulatory science
日経2013.06.05
A8-42
A8-43
Fly UP