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平成23年度教育委員会事業点検評価報告書(PDF文書)
平成 23 年度伊勢崎市教育委員会事業 年度伊勢崎市教育委員会事業 点検・ 点検・評価報告書 平成 24 年 5 月 伊勢崎市教育委員会 伊勢崎市教育委員 会 平成 23 年度伊勢崎市教育委員会事業点検・ 年度伊勢崎市教育委員会事業点検・評価報告書 地方教育行政の 地方教育行政の組織及び 組織及び運営に 運営に関する法律 する法律(昭和 31 年法律第 162 号)第 27 条第 1 項の規定により 規定により、 により、教育委員会自 教育委員会自らが平成 23 年度の 年度の所管事業 所管事業の 事業の管理及び 管理及び 執行の 執行の状況について 状況について、 学識経験者からご意見 について、学識経験者からご からご意見をいただきながら 意見をいただきながら、 をいただきながら、教育行政方 針に掲げた活動 げた活動づくりの 施策に基づき点検及 づき点検及び 評価を行い、その結果 その結果を 活動づくりの7 づくりの7施策に 点検及び評価を 結果を次 のとおり報告 のとおり報告します 報告します。 します。 平成 24 年 5 月 伊勢崎市教育委員会 《参 考》 地方教育行政の組織及び運営に関する法律 (教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価等) 第27条 教育委員会は、毎年、その権限に属する事務(前条第一項の規定により教育長 に委任された事務その他教育長の権限に属する事務(同条第三項の規定により事務局職 員等に委任された事務を含む。 )を含む。 )の管理及び執行の状況について点検及び評価 を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しな ければならない。 2 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有す る者の知見の活用を図るものとする。 目 次 Ⅰ はじめに 1 教育委員会と点検・評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 教育委員会の活動状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 Ⅱ 平成 23 年度教育行政方針の 年度教育行政方針の概要 ・・・・・・・・・・・・・ 11 Ⅲ 点検・ 点検・評価の 評価の結果( 結果(学識経験者の 学識経験者の意見) 意見) 1 学校教育の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 2 心豊かな地域社会の形成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 3 生涯学習の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 4 文化財の保護と活用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 5 健康教育の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 6 奉仕活動の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 7 施設・設備の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 Ⅳ おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55 Ⅰ 1 はじめに 教育委員会と点検・評価 教 育 委 員 会 制 度 は、委 員 の合 議 により教 育 行 政 に関 する基 本 方 針 を毎 年 度 決 定 し、その方 針 に従 い教 育 長 及 び事 務 局 が具 体 的 な教 育 行 政 事 務 を行 うものです。 本 市 教 育 委 員 会 は、教 育 長 を含 めた5人 の委 員 で構 成 され、毎 年 、教 育 行 政 方 針 を決 定 し、 その方 針 に従 い教 育 行 政 を推 進 しております。この教 育 行 政 方 針 の作 成 にあたっては、当 該 年 度 の事 業 の進 捗 状 況 、成 果 などを点 検 及 び評 価 し、翌 年 度 の教 育 行 政 方 針 に反 映 させてまい りました。 地 方 教 育 行 政 の組 織 及 び運 営 に関 する法 律 の改 正 により、平 成 20 年 4 月 から、教 育 委 員 会 は、毎 年 、その権 限 に属 する事 務 の管 理 及 び執 行 の状 況 について、教 育 に関 し学 識 経 験 を有 する者 の知 見 を活 用 し、点 検 及 び評 価 を行 い、その結 果 に関 する報 告 書 を作 成 し、これを議 会 に提 出 するとともに、公 表 する旨 が示 されました。 本 市 教 育 委 員 会 は、この法 律 の趣 旨 を踏 まえ、市 民 の皆 様 に教 育 行 政 についてのご理 解 を 深 めていただくとともに、ご助 言 をいただくため、平 成 23 年 度 の教 育 行 政 方 針 に掲 げた「活 動 づ くりの7施 策 」に基 づく重 点 事 業 の執 行 状 況 について点 検 及 び評 価 し、公 表 することとしました。 この7施 策 とは、学 校 教 育 の充 実 、心 豊 かな 地 域 社 会 の形 成 、生 涯 学 習 の充 実 、文 化 財 の 保 護 と活 用 、健 康 教 育 の推 進 、奉 仕 活 動 の充 実 、施 設 ・設 備 の充 実 です。 (詳 細 は 12 ページを参 照 してください。また、伊 勢 崎 市 のホームページに教 育 行 政 方 針 の 全 文 が掲 載 してあります。ホームページトップの「組 織 から探 す」から入 り、教 育 委 員 会 >総 務 課 とお進 みください。また、市 役 所 本 庁 舎 及 び各 支 所 の市 民 情 報 コーナーに冊 子 を置 いてあ ります。) こうした教 育 施 策 を具 体 的 に実 施 する教 育 委 員 会 事 務 局 は、総 務 課 、教 育 施 設 課 、学 校 教 育 課 、健 康 教 育 課 、生 涯 学 習 課 、図 書 館 課 、文 化 財 保 護 課 の7課 で 構 成 され、ま た、教 育 機 関 等 は、学 校 ・幼 稚 園 、学 校 給 食 調 理 場 、公 民 館 及 び図 書 館 など 86 施 設 あります。 (詳 細 は、次 ページの教 育 委 員 会 組 織 図 を参 照 ください。) なお、教 育 委 員 会 の権 限 に属 する事 務 のうち、スポーツに関 すること及 び文 化 に関 することは、 一 部 を除 き市 長 に事 務 委 任 してあります。 1 【教育委員会組織図】 教育委員会 教育長 教育部 総務課 総務係 管理係 経理係 教育施設課 計画係 維持係 施設係 学校教育課 教育企画係 学事係 教職員係 指導係 臨海学校 赤堀学校教育係 あずま学校教育係 境学校教育係 教育研究所 幼稚園⑩ 小学校 24 中学校⑪ 伊勢崎高等学校 四ツ葉学園中等教育学校 伊勢崎養護学校 健康教育課 学校保健係 学校給食係 (学校給食センター) 調理場⑥(第一学校給食 第二学校給食 赤堀学校給食 あずま学校給食 境第一学校給食 境第二学校給食 ) 生涯学習課 施設管理係 社会教育係 公民館⑮ 広瀬生涯学習館 【集会所⑥】 【青少年育成センター】 【あずまホール】 図書館課 管理係 奉仕係 図書館 【赤堀図書館】 あずま図書館 境図書館 ※【 】は委託施設です。 境絹の館 文化財保護課 文化財保護係 埋蔵文化財係 赤堀歴史民俗資料館 2 教育委員会の活動状況 平 成 23 年 度 の教 育 委 員 会 の会 議 などの活 動 状 況 は、次 のとおりです。 (1) ア 教育委員会会議の開催状況 開催回数 教 育 委 員 による会 議 は、定 例 会 と臨 時 会 があり、平 成 23 年 度 は次 のとおり開 催 されまし た。 イ 定例会 12 回 臨時会 3回 委員協議会 8回 審議内容 会 議 で審 議 された案 件 は、59 件 で、主 な内 容 は次 のとおりでした。 条 例 の制 定 ・改 廃 に関 すること 9件 規 則 ・訓 令 の制 定 ・改 廃 に関 すること 12 件 各 種 委 員 の委 嘱 に関 すること 11 件 予 算 、契 約 、用 地 取 得 に関 すること 14 件 教 育 委 員 会 事 業 の点 検 ・評 価 に関 すること 3件 その他 10 件 2 ウ 実施事業等の報告 会 議 では、審 議 のほかに実 施 事 業 などの報 告 も行 われています。 平 成 23 年 度 については、市 議 会 定 例 会 における教 育 委 員 会 関 係 の一 般 質 問 等 答 弁 概 要 、教 育 施 設 整 備 事 業 の進 捗 状 況 、伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲ ーシ ョン、小 学 生 陸 上 教 室 記 録 会 及 び 中 学 校 体 育 連 盟 新 人 大 会 等 の結 果 、教 育 改 革 ・いせさき未 来 会 議 、四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 海 外 語 学 研 修 プログラム、学 校 施 設 における放 射 性 物 質 検 査 及 び学 校 給 食 の放 射 能 測 定 の現 状 と結 果 、感 染 症 (インフルエンザ)の発 生 状 況 と対 応 、読 書 の街 いせ さき推 進 事 業 (親 子 読 書 フェスティバル・市 民 読 書 会 ・いせさき読 書 まつり等 )、文 学 講 座 ・人 形 劇 等 の図 書 館 事 業 、文 化 財 ・歴 史 文 化 関 係 の企 画 展 ・講 座 等 に関 することなど、97 件 の 報 告 が行 われました。 《 参 考 》 平 成 23 年 度 教 育 委 員 会 会 議 審 議 案 件 等 一 覧 開催日 会議区分 案件区分 4 月 26 日 定例会 報告 件 名 1 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 立 幼 稚 園 修 了 式 の期 日 の変 更 につ いて 2 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション(No.27~No.30)について 3 図 書 館 授 乳 コーナーの設 置 について 4 ブックスタートのアンケート結 果 について 5 図 書 館 エレベーター 設 備 等 改 修 工 事 ( 住 民 生 活 に 光 をそ そ ぐ交 付 金 事 業 )の明 許 繰 越 について 6 新 指 定 重 要 文 化 財 の看 板 及 び標 柱 の設 置 に ついて 議案 議 案 第 21 号 伊 勢 崎 市 立 伊 勢 崎 高 等 学 校 受 検 料 等 に関 する 条 例 の一 部 を改 正 する条 例 の臨 時 代 理 の承 認 に ついて 議 案 第 22 号 伊 勢 崎 市 立 伊 勢 崎 高 等 学 校 授 業 料 の減 免 等 に関 する規 則 の一 部 を改 正 する規 則 の臨 時 代 理 の承 認 について 議 案 第 23 号 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 立 幼 稚 園 の定 員 につい て 議 案 第 24 号 伊 勢 崎 市 奨 学 生 選 考 委 員 会 委 員 の委 嘱 につい て 議 案 第 25 号 伊 勢 崎 市 立 北 小 学 校 学 校 運 営 協 議 会 委 員 の 委 嘱 について 議 案 第 26 号 伊 勢 崎 市 文 化 財 調 査 委 員 の委 嘱 に係 る臨 時 代 理 の承 認 について 議 案 第 27 号 伊 勢 崎 市 赤 堀 歴 史 民 俗 資 料 館 運 営 協 議 会 委 員 の委 嘱 について 3 委員協議会 1 平 成 23 年 度 実 施 の 教 育 委 員 会 所 管 事 務 の 点 検 ・ 評 価 及 び公 表 の基 本 方 針 (案 )について 2 平 成 23 年 度 関 東 甲 信 越 静 市 町 村 教 育 委 員 会 連 合 会 総 会 及 び研 修 会 (栃 木 大 会 )の開 催 について 5 月 24 日 定例会 報告 1 教 育 施 設 の耐 震 診 断 結 果 について 2 高 崎 健 康 福 祉 大 学 との連 携 ・協 力 に関 する覚 書 の締 結 及 び教 育 実 習 生 の受 け入 れについて 3 人 形 劇 の開 催 について 4 図 書 館 コンサート(ハンドベル)の開 催 について 5 「時 報 鐘 楼 と伊 勢 崎 町 民 の時 間 観 念 展 -時 報 鐘 楼 から近 代 伊 勢 崎 町 が見 える-」の開 催 について 議案 議 案 第 28 号 教 育 委 員 会 所 管 事 務 の点 検 ・評 価 及 び公 表 の 基 本 方 針 について 議 案 第 29 号 平 成 23 年 度 教 育 費 に係 る伊 勢 崎 市 一 般 会 計 歳 出 補 正 予 算 ( 第 1 号 ) の見 積 りに 関 する 臨 時 代 理 の承 認 について 議 案 第 30 号 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 学 校 給 食 センター事 業 費 特 別 会 計 歳 入 歳 出 補 正 予 算 (第 1 号 )の見 積 り に関 する臨 時 代 理 の承 認 について 議 案 第 31 号 平 成 23 年 度 教 育 費 に係 る伊 勢 崎 市 一 般 会 計 歳 出 補 正 予 算 (第 2 号 )の見 積 りについて 議 案 第 32 号 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 学 校 給 食 センター事 業 費 特 別 会 計 歳 入 歳 出 補 正 予 算 (第 2 号 )の見 積 り について 議 案 第 33 号 宮 郷 中 学 校 校 舎 増 築 建 築 工 事 請 負 契 約 の締 結 について 議 案 第 34 号 伊 勢 崎 市 立 学 校 結 核 対 策 委 員 会 委 員 の委 嘱 について 議 案 第 35 号 伊 勢 崎 市 学 校 給 食 運 営 委 員 会 委 員 の 委 嘱 に ついて 議 案 第 36 号 伊 勢 崎 市 社 会 教 育 委 員 の委 嘱 に ついて 議 案 第 37 号 伊 勢 崎 市 公 民 館 運 営 審 議 会 委 員 の委 嘱 につい て 委員協議会 6 月 23 日 定例会 報告 1 市 長 レビューについて 1 平 成 23 年 第 3 回 伊 勢 崎 市 議 会 定 例 会 における教 育 委 員 会 に関 する一 般 質 問 に対 する答 弁 概 要 について 2 平 成 24 年 度 伊 勢 崎 市 立 四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 入 学 者 募 集 要 項 について 3 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション(No.31~No.33)について 4 4 四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 説 明 会 の実 施 について 5 学 校 プール水 の放 射 性 物 質 検 査 結 果 について 6 「少 年 の主 張 」伊 勢 崎 大 会 の開 催 について 7 赤 石 楽 舎 サマーフェスタの開 催 について 8 俳 句 ・短 歌 色 紙 短 冊 展 及 び遺 作 展 の開 催 に ついて 9 市 民 読 書 会 の開 催 に ついて 10 夏 休 み向 け各 種 事 業 の開 催 について 11 境 島 村 養 蚕 農 家 調 査 報 告 会 について 議案 議 案 第 38 号 伊 勢 崎 市 人 権 教 育 推 進 委 員 会 委 員 の委 嘱 につ いて 議 案 第 39 号 伊 勢 崎 市 図 書 館 協 議 会 委 員 の委 嘱 について 7 月 22 日 定例会 報告 1 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション(No.34~No.36)について 2 平 成 23 年 度 四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 海 外 語 学 研 修 の実 施 について 3 夏 休 み向 け各 種 事 業 (後 期 )の開 催 について ○としょかん昆 虫 まつり ○県 立 ぐんま昆 虫 の森 見 学 学 習 会 ○おはなし隊 キャラバンカー 4 赤 堀 歴 史 民 俗 資 料 館 特 別 企 画 展 「 赤 堀 文 書 と伊 勢 崎 地 域 の城 館 展 -赤 堀 氏 と那 波 氏 の盛 衰 -」開 催 について 5 赤 堀 歴 史 民 俗 資 料 館 の講 座 等 開 催 情 報 について ○歴 史 文 化 講 座 ○夏 休 み子 ども資 料 館 探 検 隊 議案 議 案 第 40 号 平 成 24 年 度 伊 勢 崎 市 立 幼 稚 園 の定 員 につい て 議 案 第 41 号 平 成 24 年 度 使 用 教 科 用 図 書 の 採 択 について 委員協議会 1 伊 勢 崎 市 の学 力 等 の 状 況 について ―平 成 23 年 度 NRT学 力 検 査 結 果 分 析 から― 8 月 25 日 定例会 報告 1 読 書 の街 いせさき推 進 事 業 について 2 第 7回 生 涯 学 習 大 会 について 3 夏 休 み向 け各 種 事 業 の実 施 報 告 について 4 人 形 劇 の開 催 について 5 埋 蔵 文 化 財 展 「キタカンを掘 る!!」の開 催 について 議案 議 案 第 42 号 伊 勢 崎 市 立 小 学 校 、中 学 校 、高 等 学 校 、中 等 教 育 学 校 及 び特 別 支 援 学 校 の対 外 運 動 競 技 実 施 規 程 の一 部 を改 正 する訓 令 について 議 案 第 43 号 平 成 22 年 度 伊 勢 崎 市 教 育 委 員 会 事 業 点 検 評 価 報 告 書 について 議 案 第 44 号 平 成 23 年 度 教 育 費 に係 る伊 勢 崎 市 一 般 会 計 5 歳 入 歳 出 補 正 予 算 (第 3 号 )の見 積 りについて 議 案 第 45 号 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 学 校 給 食 センター事 業 費 特 別 会 計 歳 入 歳 出 補 正 予 算 (第 3 号 )の見 積 り について 議 案 第 46 号 伊 勢 崎 市 立 学 校 施 設 使 用 条 例 の 一 部 を改 正 す る条 例 案 について 議 案 第 47 号 伊 勢 崎 市 スポーツ振 興 審 議 会 条 例 の一 部 を改 正 する条 例 案 について 9 月 28 日 定例会 報告 1 平 成 23 年 第 4 回 伊 勢 崎 市 議 会 定 例 会 における教 育 委 員 会 に関 する一 般 質 問 に対 する答 弁 概 要 について 2 平 成 23 年 第 4 回 伊 勢 崎 市 議 会 定 例 会 における教 育 委 員 会 に関 する決 算 質 疑 に対 する答 弁 概 要 について 3 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション(№38)について 4 伊 勢 崎 勉 強 塾 の実 施 結 果 について 5 夏 休 み向 け各 種 事 業 実 施 報 告 (後 期 )について 6 文 学 講 座 ・人 形 劇 の開 催 について 7 チャレンジウィーク・インターンシップ等 の受 け入 れについて 8 はたおり体 験 学 習 の開 始 について 9 アカデミックキャンプの報 告 について 議案 議 案 第 48 号 伊 勢 崎 市 教 育 委 員 会 の権 限 に属 する事 務 の委 任 等 に 関 する規 則 の一 部 を改 正 する 規 則 につい て 議 案 第 49 号 伊 勢 崎 市 教 育 委 員 会 教 育 長 に対 する事 務 委 任 等 に関 する規 則 の一 部 を改 正 する規 則 について 議 案 第 50 号 伊 勢 崎 市 スポーツ振 興 審 議 会 規 則 の一 部 を改 正 する規 則 について 議 案 第 51 号 伊 勢 崎 市 体 育 推 進 委 員 に関 する規 則 の一 部 を 改 正 する規 則 について 10 月 25 日 定例会 報告 1 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション(№39)について 2 平 成 23 年 度 第 2 回 いせさき未 来 会 議 の開 催 について 3 伊 勢 崎 市 小 学 校 陸 上 教 室 記 録 会 の結 果 について 4 伊 勢 崎 市 佐 波 郡 中 学 校 新 人 大 会 の結 果 について 5 平 成 24 年 度 四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 入 学 者 選 抜 及 び帰 国 子 女 等 編 入 学 選 考 検 査 の概 要 について 6 四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 海 外 語 学 研 修 プログラム 2011 研 修 報 告 書 について 7 伊 勢 崎 産 学 校 給 食 米 の収 穫 刈 取 りについて 8 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 地 区 別 人 権 学 習 会 の 開 催 について 9 いやしのドールハウス展 の開 催 について 6 10 秋 の夜 語 り・文 学 歴 史 散 歩 の実 施 について 11 三 軒 屋 遺 跡 シンポジウムの開 催 について 11 月 22 日 定例会 議案 議 案 第 52 号 教 職 員 人 事 運 営 方 針 について 報告 1 学 校 施 設 整 備 事 業 の進 捗 状 況 について 2 北 小 学 校 特 認 校 制 の申 込 結 果 について 3 群 馬 県 小 学 校 陸 上 教 室 記 録 会 の結 果 について 4 群 馬 県 中 学 校 新 人 大 会 の結 果 について 5 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション(№40~№41)について 6 四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 3 学 年 校 外 キャリア 研 修 の 実 施 について 7 四 ツ葉 学 園 ボルネオプロジェクト報 告 交 流 会 の実 施 につい て 8 親 子 読 書 フェスティバル 「宮 西 達 也 原 画 展 と講 演 会 」について 9 まなびぃ先 生 の冬 の赤 石 楽 舎 フェスティバルについて 10 伊 勢 崎 市 民 教 養 講 座 「大 局 観 」について 11 図 書 館 ホームページへの図 書 館 だより掲 載 について 12 各 館 での図 書 館 事 業 の開 催 について 13 史 跡 女 堀 発 掘 調 査 現 地 説 明 会 について 14 企 画 展 「 郷 土 の 児 童 文 学 者 大 木 雄 二 展 - ふるさ と赤 堀 と児 童 文 学 者 をつなぐ赤 い糸 -」の開 催 について 議案 議 案 第 53 号 伊 勢 崎 市 立 伊 勢 崎 高 等 学 校 教 育 職 員 の給 与 等 に関 する条 例 及 び伊 勢 崎 市 立 四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 教 育 職 員 の給 与 等 に関 する条 例 の 一 部 を改 正 する条 例 案 について 議 案 第 54 号 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 振 興 基 金 条 例 案 について 議 案 第 55 号 平 成 23 年 度 教 育 費 に係 る一 般 会 計 歳 入 歳 出 補 正 予 算 (第 4 号 )の見 積 りについて 議 案 第 56 号 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 学 校 給 食 センター事 業 費 に係 る特 別 会 計 歳 入 歳 出 補 正 予 算 (第 4 号 )の 見 積 りについて 12 月 22 日 定例会 報告 1 平 成 23 年 第 5 回 伊 勢 崎 市 議 会 定 例 会 における教 育 部 に 関 する一 般 質 問 及 び議 案 質 疑 の答 弁 概 要 について 2 平 成 24 年 度 伊 勢 崎 市 立 幼 稚 園 入 園 希 望 者 状 況 について 3 関 東 ・全 国 駅 伝 大 会 の結 果 について 4 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション(№42~№44)について 5 弁 護 士 による法 教 育 の出 前 授 業 実 施 について 6 明 星 電 気 株 式 会 社 と連 携 した観 測 研 究 について 7 11 月 ・12 月 の主 な図 書 館 事 業 の報 告 について 7 8 「 複 刻 世 界 の 絵 本 館 オズ ボ ーン ・ コ レ クシ ョ ン 」 の 展 示 に つい て 9 「 文 化 財 めぐ り -国 指 定 史 跡 「 女 堀 」 13 km 踏 破 -」 の 実 施 について 10 赤 堀 歴 史 民 俗 資 料 館 ミ ニ 展 示 関 連 事 業 「 み そ か ソ バ を 食 べてよい年 を迎 えよう!!」の実 施 について 議案 議 案 第 57 号 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 教 育 委 員 会 所 管 事 務 の 点 検 ・評 価 及 び公 表 の基 本 方 針 について 委員協議会 1 平 成 24 年 度 教 育 行 政 方 針 の策 定 に関 する意 見 等 について 2 宮 郷 中 学 校 グラウンド用 地 の取 得 について 3 平 成 23 年 度 スポーツ及 び文 化 面 で活 躍 した児 童 生 徒 につ いて 4 伊 勢 崎 市 学 校 給 食 の放 射 能 測 定 結 果 について 1 月 24 日 定例会 報告 1 境 北 中 学 校 体 育 館 耐 震 補 強 工 事 の完 成 について 2 優 秀 教 員 表 彰 及 び教 育 の 振 興 に特 に 貢 献 した教 職 員 表 彰 受 賞 者 について 3 伊 勢 崎 「徹 底 」構 想 2012 の方 向 性 について 4 平 成 24 年 度 四 ツ葉 学 園 志 願 者 状 況 について 5 まゆドームまつりの開 催 について 6 伊 勢 崎 市 図 書 館 エレベーター設 備 等 改 修 工 事 (住 民 生 活 に光 をそそぐ交 付 金 事 業 )の完 了 について 7 遺 跡 展 「 古 墳 王 国 い せさ き - ハニ ワ が 語 る 伊 勢 崎 の 古 墳 -」の開 催 について 議案 議 案 第 1 号 平 成 24 年 度 教 育 費 に係 る一 般 会 計 歳 入 歳 出 予 算 の見 積 りについて 議 案 第 2 号 平 成 24 年 度 伊 勢 崎 市 学 校 給 食 センター事 業 費 特 別 会 計 歳 入 歳 出 予 算 の見 積 りについて 議 案 第 3 号 宮 郷 中 学 校 校 舎 増 築 建 築 工 事 の請 負 変 更 契 約 の締 結 について 議 案 第 4 号 伊 勢 崎 市 公 民 館 条 例 の一 部 を改 正 する条 例 案 について 議 案 題 5 号 伊 勢 崎 市 図 書 館 条 例 の一 部 を改 正 する条 例 案 について 議 案 題 6 号 田 島 家 住 宅 の国 史 跡 指 定 申 請 に 係 る意 見 具 申 書 の 提 出 及 び 管 理 団 体 の 指 定 に 関 する 同 意 に つ いて 2 月 14 日 臨時会 議案 議 案 第 7 号 平 成 23 年 度 教 育 費 に係 る一 般 会 計 歳 入 歳 出 補 正 予 算 (第 5 号 )の見 積 りについて 議 案 第 8 号 平 成 23 年 度 伊 勢 崎 市 学 校 給 食 センター事 業 費 8 に係 る特 別 会 計 歳 入 歳 出 補 正 予 算 (第 5 号 )の見 積 りについて 議 案 第 9 号 伊 勢 崎 市 特 別 職 の職 員 の退 職 手 当 に関 する条 例 及 び伊 勢 崎 市 教 育 委 員 会 教 育 長 の退 職 手 当 に関 する条 例 の一 部 を改 正 する条 例 案 について 議 案 第 10 号 伊 勢 崎 市 スポーツ振 興 審 議 会 条 例 の一 部 を改 正 する条 例 案 について 委員協議会 2 月 23 日 定例会 報告 1 平 成 24 年 度 教 育 行 政 方 針 の策 定 に関 する意 見 等 について 1 宮 郷 中 学 校 屋 内 運 動 場 増 築 工 事 の完 成 について 2 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション(№45~№47)について 3 インフルエンザの発 生 状 況 について 4 第 7 回 伊 勢 崎 市 公 民 館 合 同 作 品 展 の開 催 に ついて 5 いせさき読 書 まつり 2012 の開 催 について 6 人 形 劇 「さんまいのおふだ」の開 催 について 7 「いせさき読 書 まつり 2012」での一 日 図 書 館 員 の実 施 につい て 8 企 画 展 「碑 に刻 まれた農 業 と利 水 の歴 史 」の開 催 について 議案 議 案 第 11 号 平 成 24 年 度 伊 勢 崎 市 教 育 行 政 方 針 について 議 案 第 12 号 伊 勢 崎 市 スポーツ推 進 委 員 に関 する規 則 の一 部 を改 正 する規 則 について 3月 5日 臨時会 委員協議会 1 県 教 育 委 員 会 が 任 命 権 を有 する 教 職 員 の 任 免 の 内 申 に つ いて 議案 議 案 第 13 号 県 教 育 委 員 会 が任 命 権 を有 する教 職 員 の任 免 の内 申 について 3 月 19 日 定例会 報告 1 平 成 24 年 第 1回 伊 勢 崎 市 議 会 定 例 会 における教 育 委 員 会 に関 する一 般 質 問 の答 弁 概 要 について 2 平 成 24 年 第 1回 伊 勢 崎 市 議 会 定 例 会 における教 育 委 員 会 に関 する新 年 度 関 係 議 案 質 疑 の答 弁 概 要 について 3 赤 堀 南 小 学 校 校 舎 増 築 工 事 の完 成 について 4 宮 郷 中 学 校 校 舎 増 築 工 事 の完 成 について 5 伊 勢 崎 市 学 校 教 育 ナビゲーション特 別 版 (№1~8)について 6 古 い街 並 みの写 真 データ収 集 について 7 「島 村 の たてもの 境 島 村 養 蚕 農 家 群 調 査 報 告 書 」及 び「田 島 弥 平 旧 宅 調 査 報 告 書 」について 議案 議 案 第 14 号 伊 勢 崎 市 教 育 委 員 会 職 員 の職 の設 置 及 び職 務 に関 する 規 則 等 の一 部 を改 正 する 規 則 につい て 議 案 第 15 号 伊 勢 崎 市 教 育 財 産 管 理 規 則 の 制 定 について 議 案 第 16 号 伊 勢 崎 市 公 民 館 条 例 施 行 規 則 の一 部 を改 正 9 する規 則 について 議 案 第 17 号 伊 勢 崎 市 社 会 教 育 指 導 員 規 則 の一 部 を改 正 する規 則 について 議 案 第 18 号 伊 勢 崎 市 図 書 館 条 例 施 行 規 則 の一 部 を改 正 する規 則 について 議 案 第 19 号 平 成 24・25 年 度 伊 勢 崎 市 スポーツ推 進 委 員 の委 嘱 について 議 案 第 20 号 市 教 育 委 員 会 が任 命 権 を有 する教 職 員 の任 免 について 3 月 26 日 臨時会 委員協議会 1 市 教 育 委 員 会 が任 命 権 を有 する教 職 員 の任 免 について 委員協議会 1 伊 勢 崎 市 教 育 員 会 委 員 長 の選 挙 及 び委 員 長 職 務 代 行 者 の指 定 について 議案 議 案 第 21 号 伊 勢 崎 市 教 育 員 会 委 員 長 の選 挙 について 議 案 第 22 号 伊 勢 崎 市 教 育 委 員 会 委 員 長 職 務 代 行 者 の指 定 について (2) その他の活動(教育長を除く) 教 育 委 員 は、教 育 委 員 会 会 議 のほ か 、各 種 学 校 行 事 、群 馬 県 市 町 村 教 育 委 員 会 連 絡 協 議 会 の会 議 、文 部 科 学 省 主 催 の市 町 村 教 育 委 員 研 究 協 議 会 などにも出 席 します。 平 成 23 年 度 については、下 表 に示 した会 議 や学 校 行 事 などへ 39 回 出 席 しました。 《 参 考 》 平 成 23 年 度 教 育 委 員 研 修 ・ 会 議 等 出 席 状 況 一 覧 内 容 群 馬 県 市 町 村 教 育 委 員 会 連 絡 協 議 会 の会 議 【沼 田 市 】 研 修 ・視 察 (5/11・7/14:大 山 隆 委 員 長 11/16:全 委 員 ) 文 部 科 学 省 主 催 市 町 村 教 育 委 員 研 究 協 議 会 【秋 田 県 秋 田 市 】 (10/27~28:全 委 員 ) 会議等 学校行事等 回 数 3 1 定 例 校 長 会 議 (全 委 員 ) 7 奨 学 生 選 考 委 員 会 (全 委 員 ) 1 小 ・中 学 校 運 動 会 、中 学 校 卒 業 式 等 27 地域のリーダーとして、そば打ち教室、フラワーアレンジメン その他 ト教室などの講師、伊勢崎銘仙の新たな魅力をPRするファッ ― ションショーへの参加など、生涯学習や地域おこしの活動等多 数 合 計 10 39 Ⅱ 平成 23 年度教育行政方針 の 概要 基本理念 伊勢崎市教育委員会は、人権尊重の精神を基本に、家庭・地域社会への所属感をは ぐくみ、郷土を愛する心と国際協調の精神を養い、自ら学び心豊かでたくましい『生 きる力』にあふれ、くらしと文化を創造し享受する自立した人づくりを目指して教育 行政を進めます。 このために、社会の動向と本市教育の伝統を踏まえ、生涯学習の視点に立った主体的な 学習を促し、人間として調和のとれた、創造的で個性を生かした教育の振興を図ります。 基本方針 伊勢崎市教育委員会は、複雑化・多様化する社会の変化がもたらす各種教育課題に 適切に対応するため、基本理念の具現化を目指し、諸施策の推進に努めます。 このために、市民参加の学習活動が展開できるよう、家庭、地域社会、学校、関係 機関の連携を深め、生涯の各時期に対応した学習の機会の確保、教育条件の整備と学 習環境づくりを推進し、 「伊 勢 崎 は 大 人 と 子 ど も が 学 ぶ 街 」の 実 現 に 努 め ま す 。 そこで、心の教育を充実し感性豊かで実践力のある市民の育成に努めるとともに、 ゆ と り あ る 文 化 的 な 生 活 を 実 現 す る た め 、 わ た し た ち 一 人 一 人 が 三 つ の 行 動 目 標 「文 化 を 楽 し む ( 楽 し み を 見 つ け る )・ ス ポ ー ツ に 親 し む ( 体 を 動 か す )・ 奉 仕 を 喜 ぶ ( 社 会 に 役 立 つ ) 」 を 掲 げ 、 そ の 実 現 を 目 指 し て 四 つ の 「活 動 づ く り 」に 取 り 組 み ま す 。 伊勢崎 は 大人 と 子 ども が 学 ぶ 街 ふれあうことで心 が伝 わり ! 語 りあうことで安 心 が生 まれ ! 学 びあうことで新 しい創 造 がある ! 1 文化を楽しむ 三つの行動目標 2 スポーツに親 しむ (楽 しみを見 つける) (体 を動 かす) 3 奉仕を喜ぶ (社 会 に役 立 つ) 四つの活動づくり 1 学 び づ く り 2 仲 間 づ く り 3 生 活 づ く り 4 安 全 づ く り 11 活動づくりの 活動 づくりの7 づくりの 7 施策 1 学校教育の充実 学 校 教 育 の 柱 で あ る 「 伊 勢 崎 式 教 育 力 向 上 『 徹 底 』 構 想 2011」 を も と に 、 5 W ( 読 む・聞く・考 える・書 く・話す )活 動と5S(整理・整頓・清掃・清潔・し つけ )を視 点 に し た 指 導 の 徹 底 や 、小 学 校 1 年 生 か ら 中 学 校 3 年 生 ま で の 一 貫 し た 英 語 教 育 の 推 進 に よ り 、子 ど も の 学 力 の 向 上 を 図 る な ど 、家 庭 ・ 地 域 か ら 信 頼 さ れ る 学 校 ・ 園 づ く り を 推 進 し ま す 。ま た 、市 立 高 校 で は 、一 人 一 人 の 進 路 に 応 じ た 教 育 を 充 実 さ せ ま す 。さ ら に、四ツ葉学園中等教育学校では、特色ある教育活動を通して教育を充実させます。 2 心豊かな地域社会の形成 「 早 寝 ・ 早 起 き ・ 朝 ご は ん 」「 携 帯 電 話 3 つ の 基 本 ル ー ル 」「 い せ さ き 家 族 で 『 い た だきます』の日」等の実践により、学校、家庭、地域で協働し、基本的生活習慣や規 範意識の育成を図ります。また、日常の生活体験を大切にする「きれいな学校づくり」 の時間の位置づけや発達段階に応じた体験活動の実施により、子どもの豊かな心の育 成を図ります。さらに、地域における望ましい人間関係の形成を目指し、子どもの健 全育成を支援するとともに、家庭や地域の教育力の向上を図り、住みよい街づくりに 努めます。 3 生涯学習の充実 「学びをはじめ、自分に活かし、地域で活かす」ため、生涯学習支援体制の整備に 努めます。 身近な学びの場を確保するため、出前講座や生涯学習支援ボランティアまなびぃ先 生などを活用した事業を推進します。公民館では、市民の多様な学習ニーズに応える ために、世代間の交流、地域課題、まちづくりなどの現代的な課題に対応する教室、 講座を開催し、市民の生きがいづくりを推進します。また、まゆドームや青少年育成 センターの特色を生かした体験学習の充実に努め、親子のふれあう機会の拡充を目指 します。 さらに、読書の街いせさき計画を推進し、地域や家庭、学校に読書活動を普及し本 に 親 し む 活 動 を 定 着 さ せ ま す 。図 書 館 で は 、 「本だけじゃない!フォーシーズン読書計 画」を実施し、読書に親しむ環境づくり、家族のふれあいや豊かな心を育む街づくり に努めます。 4 文化財の保護と活用 先 人 が 残 し た 地 域 の 歴 史 遺 産 や 文 化 遺 産 の 調 査 を 推 進 し 、指 定 文 化 財 の 充 実 を 図 る と と も に 、 そ の 保 存 と 活 用 に 努 め ま す 。 ま た 、市 民 と 共 に 伝 統 文 化 の 継 承 に 努 め 、 各 種 講 座や展示活動を通して文化財の情報を発信し、文化財の保護に努めます。 5 健康教育の推進 生 涯 を 通 じ て 、健 康・安 全 で 活 力 あ る 生 活 を 送 る た め の 基 礎 づ く り と し て 、心 身 の 健 康を育む保健教育、安全に生活するための基本的な知識や判断力等を育てる学校安全 を推進します。また、正しい食事のあり方や栄養の知識について学ぶ食育を充実する とともに、子どもの体力向上に取り組みます。 6 奉仕活動の充実 学 校 支 援 ボ ラ ン テ ィ ア 及 び 企 業・大 学 関 係 者 等 の 多 様 な 外 部 指 導 者 が 、子 ど も た ち の 笑顔をつくるスマイルサポーターとして教育活動に協力したり、読書サポーターや子 ども達が図書館ボランティアとして活躍したりするなどの、市民の自発的な奉仕活動 を促す機会を提供します。 ま た 、地 域 の ボ ラ ン テ ィ ア を 養 成 し 子 ど も 達 の ボ ラ ン テ ィ ア 体 験 活 動 の 場 を 広 げ 、奉 仕を喜び社会に役立つ活動づくりに努めます。 7 施設・設備の充実 自ら学び、心豊かでたくましい「生きる力」を育む学校教育や生涯学習・社会教育 の推進のために、老朽化施設の改善、バリアフリー化、教育制度改革への対応や地域 と連携した防犯・安全対策など、安心・安全な施設の整備を進めます。また、耐震補 強対策や地域防災拠点として必要な施設整備を実施することで、より一層の充実を図 ります。 12 Ⅲ 1 点検 ・ 評価 の 結果 ( 学識経験者 の 意見 ) 学校教育の充実 (1) 信 頼 さ れ る 学 校 づ く り ~ISESAKI WAYで「信頼される学校」をつくります!~ 未 来 を担 う子 どもたちのために、本 市 の学 校 教 育 の柱 である「徹 底 」構 想 による教 育 活 動 を本 市 の共 通 性 として 踏 ま え、次 の5つ の方 針 で 学 力 の向 上 と 豊 かな 人 間 性 を 育 成 し、信 頼 される 学 校 ・園 づくりを推 進 しました。 ア 選択と集中、具体と行動、継続と徹底による経営で信頼される学校づくり (ア ) 5W(読む・聞く・考える・書く・話す)と5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつ け)を大切にした生活・学習の展開 授 業 で の5W の徹 底 により、ノートをまとめる 力 や文 章 力 など、自 分 の考 えをまとめたり、思 いを表 現 したりする力 が伸 びてきています。 また、5Sの取 組 により、ロッカーや下 駄 箱 の 整 理 、掲 示 物 の掲 示 の工 夫 、花 壇 の整 備 な ど、市 内 全 校 できれいな学 校 づくりが推 進 でき ました。 きれいな花で飾られた正門入口 (イ ) パ ワ ー ア ッ プ タ イ ム 130 の 充 実 パワーアップタイム 130 では、伊 勢 崎 式 学 力 向 上 学 習 プリントを活 用 した国 語 や算 数 等 のドリ ル学 習 を徹 底 し、基 礎 的 ・基 本 的 な学 習 内 容 の定 着 を図 ったり、朝 読 書 や読 み聞 かせ活 動 等 による読 書 活 動 を意 図 的 ・計 画 的 に実 施 したりしました。 このことにより、漢 字 の読 みの力 や計 算 に積 極 的 に取 り組 む姿 勢 、文 章 を積 極 的 に読 もうとす る態 度 につながるなど、子 どもたちの基 礎 学 力 を保 証 するとともに、望 ましい基 本 的 学 習 習 慣 の 育 成 にも効 果 を上 げることができました。 (ウ ) 読書活動の推進 全 校 で実 施 している朝 読 書 や読 書 ボランテ 過去5年間の貸出冊数(4月~12月) ィアによる読 み聞 かせにより、自 ら進 んで本 を 万 60 50 40 30 20 10 0 読 もうとする児 童 生 徒 が増 え、読 書 習 慣 が定 着 してきました。 また、上 級 学 年 の児 童 生 徒 による読 み聞 か せや、教 職 員 などによるおすすめの本 の設 定 、多 読 者 の掲 示 ・表 彰 など工 夫 して取 り組 んできました。その結 果 、図 書 貸 出 冊 数 が H19 年 々増 加 してきました。 13 H20 H21 H22 H23 【今後の取組】 家 庭 ・地 域 の願 いを反 映 させた創 意 工 夫 ある教 育 活 動 が実 施 できるよう、「選 択 と集 中 」、「具 体 と行 動 」、「継 続 と徹 底 」を視 点 に学 校 経 営 の見 直 しを図 っていきます。 イ 国際社会で活躍のできる基盤をつくる教育の推進 (ア ) 伊勢崎式英語力向上プログラムによる英語教育の推進 小 学 校 では市 作 成 の展 開 例 を活 用 し、英 語 でコミュニケーションを図 る楽 しさを実 感 できる授 業 を行 い、積 極 的 に自 分 の気 持 ちを表 現 しようとする意 欲 につながりました。また、ISESAKI英 語 チャレンジでは、平 均 正 答 率 が 20 問 中 19 問 であるなど基 礎 的 ・基 本 的 事 項 の着 実 な定 着 に つながりました。 また、中 学 校 で は小 学 校 で の成 果 を 生 かし た指 導 を 心 がけ、小 中 一 貫 し た英 語 教 育 に取 り 組 むとともに、トレーニングメニューBESTや 市 プ リ の 徹 底 活 用 に よ り 、 各 学 年 の 確 認 テ ス ト で は毎年平均点がアップしています。 (イ ) カリキュラムパートナー制度の活用 今 年 度 、高 崎 健 康 福 祉 大 学 とカリキュラムパートナーの協 定 を新 たに結 び、2企 業 6大 学 との 連 携 が可 能 となりました。 これらの企 業 や大 学 のもつ教 育 資 源 (人 材 、施 設 、ノウハウなど)を活 用 して、最 先 端 の知 識 や技 術 に触 れる機 会 を拡 充 し、質 の高 い体 験 活 動 や専 門 的 な学 習 ・研 修 を目 指 した取 り組 み を推 進 することができました。 【今後の取組】 小 学 校 及 び中 学 校 の英 語 活 動 支 援 助 手 や外 国 語 指 導 助 手 (ALT)、学 生 ボランティアなど を有 効 活 用 しながら、楽 しく、身 に付 く英 語 力 づくりをさらに推 進 していきます。 また、カリキュラムパートナーの意 図 的 ・計 画 的 な活 用 により、質 の高 い体 験 活 動 や専 門 的 な 学 習 ・研 修 のさらなる充 実 を目 指 していきます。 ウ 小中連携方式による9年間の一貫教育の実現 (ア ) 小中9年間の系統性や継続性のある教育活動の実施 小 中 9年 間 の継 続 性 ある 教 育 活 動 をつ くる ため、発 達 段 階 に応 じ た基 礎 的 ・基 本 的 事 項 の 着 実 な 定 着 を 図 る 伊 勢 崎 式 学 力 向 上 学 習 プ リントを 実 施 し、規 律 の確 立 を 図 る 「幼 小 中 一 貫 生 活 ・学 習 13 のルール」を実 施 しました。 その結 果 、確 認 テスト等 の平 均 点 アップや授 業 の意 欲 的 な取 組 が見 られるとともに、大 きな声 であいさつを交 わしたり、ロッカーや下 駄 箱 の整 理 や清 掃 に積 極 的 に取 り組 んだりするなど 、規 律 ある生 活 ・学 習 習 慣 づくりが浸 透 するなど効 果 が見 られました。 (イ ) 教科分担制を加えた指導体制の改善・充実 「教 科 分 担 制 」を実 施 することにより、教 師 の専 門 性 や特 技 等 を指 導 に生 かし、子 どもたちに 教 科 の楽 しさや学 ぶ喜 びを実 感 させることにつながってきました。 また、複 数 の教 員 の目 で子 どもの実 態 を捉 えることで、子 ども一 人 一 人 のよりよい理 解 を基 に した適 切 な生 徒 指 導 を行 えることができました。 (ウ ) 日常の学習状況等のきめ細かな見取りを反映させた通知表5分類方式の実施 「通 知 表 5分 類 方 式 」の実 施 により、子 どもたちは自 分 の学 習 した結 果 をはっきりと知 ることが 14 できました。 その結 果 、自 分 は得 意 で十 分 できると思 っていた内 容 でも、さらに頑 張 れる伸 びしろがあること に気 付 くなど、自 己 を見 つめ、さらに向 上 していく意 欲 づくりに効 果 が見 られました。 【今後の取組】 各 学 校 区 における9年 間 の学 習 状 況 を基 に、全 ての学 校 において着 実 に学 力 の伸 長 が図 ら れるよう、学 年 ごとの学 習 内 容 の定 着 を図 ることを視 点 とした責 任 一 貫 指 導 に取 り組 んでいきま す。 エ 子どもの汗、家庭・地域の汗、学校の汗を一つにした教育活動の推進 (ア ) 学校・家庭・地域が一体となった活動や家庭学習などの実践 「いせさき家 族 で『いただきます』の日 」の推 進 や携 帯 電 話 の所 持 率 低 下 に向 けた取 組 など、 学 校 ・家 庭 ・地 域 が一 体 となった活 動 が充 実 してきました。 また、「やってよかった家 庭 学 習 」の実 施 により、家 庭 学 習 の手 引 きの改 善 が進 むとともに、授 業 との連 動 が図 れるよう になり、子 ども たちへの家 庭 学 習 の内 容 や取 組 方 法 などの理 解 が深 ま ってきました。 【今後の取組】 本 市 の子 どもたちの豊 かな心 や学 力 向 上 に関 して、効 果 が上 がっている活 動 を焦 点 化 し、保 護 者 や地 域 の方 々へ広 く啓 発 しながら、学 校 ・家 庭 ・地 域 が一 体 となって子 どもたちをよりよく伸 ばし、育 てていきます。 そこで、来 年 度 、「いせさき家 族 で『いただきます』の日 」、「やってよかった家 庭 学 習 」、読 書 の 街 いせさき「読 書 活 動 」に重 点 を置 いた取 組 を推 進 していきます。 オ 一人一人を大切にし、生きる力をつける教育の推進 (ア ) 実践しながら改善していく「教育計画いせさき方式」による教育施策の展開 伊 勢 崎 式 学 力 向 上 学 習 プリントをはじめとした本 市 独 自 のカリキュラムを活 用 し、各 学 校 で工 夫 して独 自 の教 材 を作 成 したり、規 律 の確 立 を目 指 して、あいさつ運 動 や清 掃 活 動 を工 夫 した りするなど、実 践 しながら学 校 独 自 で工 夫 ・改 善 する活 動 の展 開 が見 られました。 (イ ) 学校支援ボランティアや企業・大学関係者等の外部指導者からなるスマイルサポー ターとの連携 企 業 や大 学 をはじめ、地 域 で活 躍 する人 が講 師 ・外 部 指 導 者 となり、子 どもの夢 や希 望 をは ぐくみ、目 標 をもたせることを目 的 として行 う「未 来 力 」学 習 講 座 を、全 校 の全 学 年 で実 施 するこ とができました。 この「未 来 力 」学 習 講 座 を 各 学 校 で計 画 的 に実 施 し 、子 ども たち の夢 や 希 望 を 育 み ながら、 その自 らの夢 や希 望 につながる身 近 な目 標 がもてるようになってきました。 本 年 度 、この取 組 が評 価 され、本 市 は「キャリア教 育 優 良 教 育 委 員 会 」として文 部 科 学 大 臣 表 彰 を受 賞 しました。 【今後の取組】 児 童 生 徒 一 人 一 人 が、夢 や希 望 を叶 えるために「今 、努 力 すべきことは何 か」という視 点 で目 標 をもち、主 体 的 に取 り組 めるよう、「未 来 力 」学 習 講 座 をさらに意 図 的 ・計 画 的 に実 施 していき ます。 15 (2) 「 確 か な 学 力 」向 上 対 策 の 推 進 ~学力パワーアッププランで「学力」を向上させます!~ 学 力 パワーアッププランでは、本 市 の目 指 す子 ども像 である「生 きる力 を身 に付 け、実 践 する、 自 立 した子 ども」の具 現 化 のため、5W(読 む・聞 く・考 える・書 く・話 す )活 動 と 5S(整 理 ・整 頓 ・ 清 掃 ・清 潔 ・しつけ)の徹 底 や小 中 一 貫 した英 語 教 育 の推 進 、学 習 時 間 の確 保 等 により基 礎 ・ 基 本 を身 に付 け、自 ら学 び、自 ら考 える子 どもの育 成 に重 点 を置 きました。 ア 基礎学力づくり (ア ) 繰り返し学習による基礎・基本の確実な習得 「パワーアップタイム 130」を校 時 表 で帯 状 に位 置 付 け、伊 勢 崎 式 学 力 向 上 学 習 プリントの活 用 等 により各 学 年 で身 に付 けなければいけない基 礎 的 ・基 本 的 事 項 を学 習 させたり、日 常 的 に 読 書 活 動 に取 り組 ませたりしました。その結 果 、計 算 に取 り組 む意 欲 の向 上 や図 書 館 の貸 出 冊 数 の増 加 など、主 体 的 に学 習 に取 り組 もうとする意 欲 を身 に付 けさせることができました。 (イ ) 考える力の育成 5Wの視 点 を大 切 にした学 習 活 動 として、話 合 い活 動 を授 業 に積 極 的 に取 り入 れたり、めあて とまとめを提 示 し、学 習 活 動 を明 確 にして発 問 を工 夫 した授 業 を展 開 するなど、子 どもたちに考 えたり伝 えあったりすることの楽 しさを実 感 させ たり、今 日 学 ぶ ことは何 かをしっかりと意 識 した学 習 活 動 に取 り組 ませることで考 える力 を育 成 することができました。 (ウ ) 一人一人の学びの確認・把握 教 師 の特 性 を生 かした教 科 分 担 制 や子 ども ■「授業が分かる」の割合 たちの学 習 状 況 をきめ細 かく見 取 る通 知 表 5 H22 H23 100% 分 類 方 式 により、実 態 に即 した分 かる授 業 づく 90% りに取 り組 んできました。 その結 果 、生 活 学 習 状 況 調 査 において、昨 80% 年 度 に比 べ「授 業 が分 かる」と回 答 した児 童 生 70% 60% 徒 の割 合 が、小 学 校 6年 生 以 外 の全 学 年 で 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 増 加 しました。 (生 活 学 習 状 況 調 査 結 果 ) 【今後の取組】 小 中 9年 間 で一 人 一 人 に確 かな 学 力 を 身 に付 けさせる ために、小 学 校 では、学 習 内 容 を確 実 に定 着 させ、次 の学 年 にしっかりと引 き継 げるように努 めます。また、中 学 校 では、思 考 力 や問 題 解 決 力 の土 台 となる基 礎 的 ・基 本 的 な知 識 ・技 能 の確 実 な定 着 を図 っていきます。 イ 英語力づくり (ア ) 伊勢崎独自のシステムで授業の充実 小 学 校 では、外 国 語 指 導 助 手 (ALT)や英 語 活 動 支 援 助 手 、地 域 ボ ランティアの有 効 活 用 を図 ったり、ISESAKI 英 語 チャレンジを全 学 年 で実 施 したりすることにより、子 ども自 身 に「わかっ た」、「できた」などの達 成 感 を味 わわせるとともに、英 語 で意 欲 的 に発 表 したり、友 達 と交 流 した りする体 験 をさせることができました。 中 学 校 では、小 学 校 で の学 習 状 況 を踏 まえ 、話 す機 会 を多 く取 り入 れた表 現 活 動 を重 視 し た授 業 を行 い、コミュニケーション力 の向 上 を図 りました。また、授 業 のウォームアップに位 置 づけ 16 たトレーニングメニュー「BEST」では、基 礎 表 現 の定 着 を図 り、自 己 紹 介 や外 国 語 指 導 助 手 (A LT)と のインタビューテ ストなど のスピーキ ングテストで 表 現 力 を高 める 言 語 活 動 に取 り組 みま し た。 (イ ) 各学年の到達目標の設定及び適切な評価 各 学 校 で は、学 年 ごとに目 指 す 子 ど も の姿 を明 確 に位 置 づ けた年 間 指 導 計 画 や 評 価 計 画 等 により、系 統 的 な指 導 の実 施 に取 り組 みました。 小 学 校 では、学 級 担 任 ・外 国 語 指 導 助 手 (ALT)・英 語 活 動 支 援 助 手 が児 童 の発 達 段 階 に 応 じた、きめ細 かな指 導 を行 いました。 中 学 校 で は、教 科 担 当 及 び 外 国 語 指 導 助 手 ( A LT)に、今 年 度 、新 たに中 学 校 英 語 支 援 助 手 を 加 え、基 礎 表 現 の定 着 に向 けた学 習 か ら表 現 力 の向 上 を目 指 したスピーキング活 動 の 指 導 の充 実 を図 りました。 【今後の取組】 小 中 一 貫 の英 語 力 づくりを一 層 推 進 するために、各 学 年 の具 体 的 な到 達 目 標 を意 識 した指 導 を進 めるとともに、特 に、小 中 学 校 の接 続 に当 たる中 学 校 1年 生 の指 導 内 容 を見 直 します。 また、来 年 度 、四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 が先 行 実 践 した中 学 生 の海 外 語 学 研 修 について、 対 象 者 を本 市 の全 中 学 生 に拡 大 して実 施 します。 ウ 家庭学習づくり (ア ) 家庭学習の習慣化(やってよかった家庭学習の改善・充実) 家 庭 学 習 の充 実 のため、家 庭 学 習 時 間 の % 目 標 を設 定 し、取 組 の定 着 を図 りました。 80 〈目 標 時 間 〉 目標時間達成率 60 小 学 校 低 学 年 :30 分 中 学 年 :60 分 40 高 学 年 :90 分 20 中 学 生 :120 分 以 上 H23.4 H23.11 0 学 習 課 題 については、その日 の授 業 の学 習 小学校 中学校 内 容 や「家 庭 学 習 確 認 表 」、「生 活 ・学 習 ノー ト」等 を活 用 し、子 どもの頑 張 りを認 め励 ますこ とにより、学 習 意 欲 の向 上 と取 組 の定 着 を図 り ました。 また、「家 庭 学 習 の手 引 き」を活 用 し、学 習 の仕 方 を身 に付 けさせるとともに、勉 強 の意 義 や 目 的 を示 し、将 来 の夢 や希 望 について親 子 で語 り合 う機 会 を作 りました。 その結 果 、4月 当 初 と比 較 すると、家 庭 学 習 の習 慣 化 が図 れてきました。 【今後の取組】 家 庭 学 習 には必 ず励 ましのコメントを書 いたり、学 校 だよりや学 級 通 信 等 で工 夫 している児 童 生 徒 のノー トの紹 介 や 学 習 時 間 の努 力 を 賞 賛 する など、子 ども の頑 張 りを 認 め、励 ま す工 夫 を 継 続 するとともに、テスト等 と連 動 した課 題 を工 夫 するなど、「分 かる喜 び」や「できる楽 しさ」につ ながる取 組 をします。 17 (3) 伊 勢 崎 高 校 の 充 実 ~豊かな人間形成を重視した教育を実践します!~ 生 徒 一 人 一 人 の個 性 を生 かし、特 長 を伸 長 できる進 路 の実 現 を目 指 し、教 育 課 程 を工 夫 す るとともに、きめ細 かな学 習 指 導 を充 実 させました。 また、国 際 化 に対 応 す べく、国 際 感 覚 を 身 に付 け、国 際 理 解 を 深 め られる体 験 型 教 育 活 動 を実 施 しました。 ア 生徒一人一人の進路実現を可能にする教育課程の充実 (ア ) 2年次から文系・理系・スポーツ系3コースの設置 生 徒 の進 路 希 望 に対 してきめ細 かく対 応 するため、2年 次 から文 系 ・理 系 ・スポーツ系 の3つ のコースを設 定 しました。 アンケート調 査 の結 果 、87%の生 徒 が、この教 育 課 程 に満 足 していると回 答 しました。 (イ ) 英語・数学・漢字・書写等の各種検定の上級取得 今 年 度 の各 検 定 の合 格 状 況 は、次 のとおりでした。 〈英 語 検 定 〉 2級 合 格 :1 人 準 2級 合 格 :9 人 3 級 合 格 者 :92 人 〈数 学 検 定 〉 3級 合 格 :2 人 準 2級 計 算 技 能 検 定 合 格 :1人 2級 計 算 技 能 検 定 合 格 :1人 〈漢 字 検 定 〉 3級 合 格 :66 人 準 2級 合 格 :28 人 2級 合 格 :1人 〈書 写 検 定 〉 硬 筆 2級 :1人 硬 筆 3級 :1人 毛 筆 3級 :2人 【今後の取組】 英 語 検 定 については、受 験 者 数 を増 やすとともに、さらに、上 級 の取 得 ができるように支 援 しま す。他 の検 定 についても生 徒 の意 欲 を高 めるとともに、上 級 取 得 に向 けて支 援 を継 続 します。 イ 30 人 学 級 に お け る き め 細 か な 学 習 指 導 の 充 実 (ア ) 数学の習熟度別授業や選択制による少人数指導 数 学 の授 業 において、少 人 数 指 導 を実 施 しました。また、地 歴 公 民 や理 科 の授 業 において、 選 択 希 望 に応 じ少 人 数 による指 導 を実 施 しました。 アンケート調 査 の結 果 、これらの取 組 について 93%の生 徒 が満 足 していると回 答 しました。 (イ ) 朝学習や課外授業及び小論文や長期休業中の補習指導 毎 朝 10 分 間 の朝 学 習 を実 施 しました。 また、長 期 休 業 中 においては、課 外 授 業 や 学 習 合 宿 を実 施 し、生 徒 の学 習 意 欲 を高 める ことができました。 成 績 不 振 の生 徒 については、夏 季 及 び冬 季 休 業 中 に個 別 に学 習 計 画 を立 て、基 本 的 な学 習 内 容 が身 につくよう丁 寧 に指 導 しまし た。 学習合宿 【今後の取組】 朝 学 習 は、生 徒 の学 習 習 慣 の確 立 のみならず 、遅 刻 防 止 等 の基 本 的 生 活 習 慣 の確 立 にも 18 役 立 っているので、朝 学 習 の意 義 を生 徒 ・保 護 者 に伝 えながら、今 後 も粘 り強 く指 導 します。 ウ 国際交流事業の充実(中国安徽省馬鞍山市友好校との交流) (ア ) 中国安徽省馬鞍山市第二中学(日本の高等学校に相当)との交流派遣 今 年 度 、8人 の生 徒 が馬 鞍 山 市 第 二 中 学 との交 流 事 業 に参 加 しました。 第 二 中 学 校 の生 徒 との交 流 を通 して、コミュ ニケーションの重 要 性 や他 国 の文 化 を理 解 す る必 要 性 などが実 感 できました。 馬鞍山市第二中学への訪問 (イ ) 海外修学旅行の実施(シンガポール・マレーシア) 11 月 には、2年 生 がシンガポールへの修 学 旅 行 を4泊 5日 で実 施 しました。 国 際 理 解 、異 文 化 体 験 等 を 通 して、英 語 によるコミュニケー ション能 力 の向 上 、さらに、国 際 感 覚 やマナーの習 得 を図 ることができました。 【今後の取組】 国 際 交 流 事 業 については、来 年 度 、馬 鞍 山 市 第 二 中 学 からの訪 問 が予 定 されています。 海 外 修 学 旅 行 につい ては、生 徒 の引 率 に際 して 、今 後 とも 中 国 や シ ンガポ ー ル等 の情 勢 を 詳 しく分 析 するなど事 前 学 習 等 を行 い、安 心 ・安 全 の徹 底 を図 ります。 (4) 四 ツ 葉 学 園 中 等 教 育 学 校 の 充 実 ~健康で高き知性と道徳性を身につけた教養人を育てます!~ 中 高 一 貫 校 の特 長 を最 大 限 に発 揮 した、6年 間 継 続 した特 色 ある教 育 課 程 を系 統 立 てて実 践 しました。また、生 徒 の学 力 向 上 だけにとどまらず、世 界 を目 指 した人 材 を育 てるべく、海 外 で の語 学 研 修 やキャリア教 育 なども並 行 して実 施 しました。 ア 夢 と 希 望 を 具 体 目 標 に 変 え 、「 志 」 を 実 現 で き る 力 の 育 成 (ア ) 英語や数学の少人数学習の実施 生 徒 一 人 一 人 の確 かな学 力 を育 成 するため、英 語 や数 学 の授 業 で少 人 数 学 習 を実 施 しまし た。その結 果 、英 語 及 び数 学 検 定 の結 果 は次 のとおりでした。 〈英 語 検 定 の合 格 率 〉 1年 :99.2% 2年 :96.2% 3年 :87.6% ※3年 生 で3級 以 上 を取 得 している者 は、126 人 中 110 人 となりました。 〈数 学 検 定 の合 格 率 〉 1年 :98.0% 2年 :97.0% 3年 :87.0% ※各 学 年 (1年 :5級 、2年 :4級 、3年 :3級 )で、合 格 率 70%を目 指 した たところ、大 幅 に超 えた結 果 となりました。 19 (イ ) 朝 ・ 放 課 後 ・ 土 曜 ス ク ー ル な ど の 補 習 学 習 ・ 発 展 学 習 ( SUP) SUP ) の 実 施 補 習 学 習 ・発 展 学 習 (SUP)は、次 のとおり の内 容 で、全 て計 画 どおりに実 施 できました。 ・朝 の読 書 活 動 ・放 課 後 の国 語 ・数 学 ・英 語 の補 修 学 習 ・土 曜 スクールの国 語 ・数 学 ・社 会 ・理 科 ・ 英 語 の発 展 的 な学 習 ・夏 季 休 業 、 春 季 休 業 中 の 国 語 ・ 数 学 ・ 社 会 ・理 科 ・英 語 の補 充 発 展 的 な学 習 ・学 校 に宿 泊 して実 施 している学 習 合 宿 放課後SUPの様子 (ウ ) 生徒が生徒を育てるサポートリーダー制の導入 4月 当 初 の生 徒 会 を中 心 とした新 入 生 へのガイダンス、宿 泊 オリエンテーションにおける進 路 学 習 、夏 休 み中 の合 宿 SUPにおける学 習 指 導 、第 1回 四 ツ葉 学 杯 など、上 級 生 が下 級 生 をサ ポートする活 動 が円 滑 にでき、学 校 に一 体 感 が生 まれました。 (エ ) 自主性をはぐくむ「自律の時間」の設置 生 徒 会 を 中 心 とし た生 活 を見 直 す 活 動 や交 通 安 全 活 動 、さらには「四 ツ 葉 生 らしさを 考 える 会 」の実 施 など、生 徒 が主 体 的 に自 らの生 活 の改 善 に向 けた活 動 ができました。 【今後の取組】 授 業 の改 善 を一 層 進 めるとともに、それぞれの補 習 学 習 ・発 展 学 習 (SUP)を目 標 もって取 り 組 みさせ、生 徒 の学 力 を向 上 させます。 また、来 年 度 は、中 等 1学 年 から中 等 4学 年 まで揃 うので、一 層 の学 年 間 の交 流 活 動 を充 実 させ、四 ツ葉 生 としての誇 りを持 たせます。 イ 知的好奇心を高め、学ぶ意欲や喜びをつかみとるチャレンジ学習 (ア ) サンデン㈱と連携した環境学習、多彩な講師によるグローバル体験学習 1年 生 の環 境 学 習 につ いては、事 前 学 習 と し て サ ン デ ン 社 員 の 方 か ら ガイ ダ ン スを し て い た だ くと と も に 、 年 間 4 回 にわ たり サ ンデ ンフ ォ レストで「森 の大 切 さ」について理 解 を深 めるこ とができました。また、3年 生 でもサンデン社 員 の方 から「これからのまちづくりスマートタウンプ ロジェクトの取 り組 みについて」と題 して講 義 を していただき、環 境 学 習 のまとめを行 いまし た。 グローバル体 験 学 習 では、前 橋 国 際 大 学 の先 生 や明 星 電 気 の社 員 、臨 床 心 理 士 、能 国立劇場での文楽体験 20 楽 師 など「環 境 」「多 文 化 」「ものづくり」「伝 統 芸 能 」それぞれのテー マごとに外 部 講 師 を 招 いた 特 別 授 業 を行 うことができました。 (イ ) 最先端の知識や技能の習得をめざした早稲田大学との連携によるアカデミックキャ ンプ 早 稲 田 大 学 と連 携 したアカデミックキャンプについては、本 庄 リサーチパークや早 稲 田 大 学 に おける事 前 学 習 として体 験 的 な活 動 を充 実 させることで、一 層 目 的 をもった活 動 にすることがで きました。 【今後の取組】 サンデ ンや 早 稲 田 大 学 だけで な く、明 星 電 気 や群 馬 大 学 など 他 の企 業 ・大 学 と の連 携 を 充 実 させて、本 校 の教 育 活 動 の質 を向 上 させるとともに、生 徒 の知 的 好 奇 心 を高 めていきます。 ウ グローバル社会を見据え、四ツ葉学園から世界を目指す人づくり (ア ) 米 国 ミ ズ ー リ 州 立 大 学 附 属 の 語 学 学 校 ( ELI ) に お け る 海 外 語 学 研 修 夏 季 休 業 中 に中 等 3年 生 30 人 による2週 間 の語 学 研 修 を実 施 することができました。 姉 妹 都 市 の伊 勢 崎 市 からたくさんの生 徒 が 来 たとスプリングフィールド市 から大 歓 迎 を受 けました。語 学 学 校 での英 語 力 の評 価 も高 く、 海 外 の留 学 生 が 同 大 学 に 入 学 す る ため に 必 要 とされる英 語 力 に近 いレベル3の上 位 と認 めていただきました。語 学 学 校 での学 習 や現 地 で の交 流 等 により 、 英 語 力 の 向 上 だ けで な く、英 語 を 学 ぶ 必 要 性 が体 感 で き た 研 修 で し 海 外 語 学 研 修 に 参 加 し た 30 人 (旧スプリングフィールド市庁舎前) た。 (イ ) 中国安徽省馬鞍山市第二中学(日本の高等学校に相当)との交流など国際理解教育 東 日 本 大 震 災 の影 響 により、今 年 度 は馬 鞍 山 市 第 二 中 学 からの来 校 は中 止 となり、本 校 に おける交 流 活 動 は実 施 できませんでした。 【今後の取組】 本 校 が実 施 し た米 国 ミズー リ州 立 大 学 附 属 の語 学 学 校 (ELI)で の研 修 成 果 を 市 内 の他 の 中 学 校 にも広 げ、中 学 生 の英 語 力 と市 全 体 の教 育 力 の向 上 に寄 与 します。 学識経験者の意見 学 校 教 育 を 充 実 す る ために設 定 し た5Wと 5Sの視 点 が、学 校 教 育 施 策 を 遂 行 する 上 で よく 生 かされていると思 います。 パワーアップタイム・読 書 活 動 推 進 をはじめ、カリキュラムパートナー制 度 も、前 年 度 に続 いて さらに充 実 し たも のと な って おり 、そ れ による 学 校 教 育 の効 果 も 認 め られますし 、家 庭 学 習 の習 慣 化 につ い て も 、目 標 を 設 定 す る など して 、学 習 意 欲 の向 上 と 定 着 が 進 展 し たこと が窺 われ ま す。四 ツ葉 学 園 中 等 教 育 学 校 にあっても、英 語 ・数 学 をはじめ、チャレンジ学 習 などの面 で顕 著 な試 みをしており、市 内 の他 校 種 に対 して先 導 的 な役 割 を果 たしていることが認 められます。 21 次 年 度 以 降 もこうした施 策 ・実 践 がさらに進 展 していくことを望 みます。 ただ、各 項 目 に置 かれ ている「今 後 の取 組 」の内 容 が、やや 一 般 的 で 簡 易 なものに留 まって いるきらいがあります。それぞれの実 施 面 における問 題 点 等 を率 直 に踏 まえて今 後 の展 望 につ なげる、という記 述 スタイルにした方 がよいと思 われます。 22 2 心豊かな地域社会の形成 (1) 児童生徒の豊かな心の育成 ~「愛」燦々プランで「豊かな心」を育てます!~ 「幼 小 中 一 貫 生 活 ・学 習 13 のルール」や「早 寝 ・早 起 き・朝 ごはん」等 を視 点 とする家 庭 、地 域 との協 働 活 動 により、基 本 的 生 活 習 慣 や規 範 意 識 の育 成 を図 りました。 また、5S(整 理 ・整 頓 ・清 掃 ・清 潔 ・しつけ)を視 点 にした「きれいな学 校 づくり」等 の時 間 により 奉 仕 の心 や思 いやりの心 を醸 成 するなど、子 どもの豊 かな心 の育 成 を重 点 施 策 としました。 ア 生活・学習習慣づくり (ア ) 小中一貫生活・学習ルールの徹底 各 学 校 では、朝 のあいさつ運 動 や日 常 の % 93 適 切 な 言 葉 遣 い 等 、子 ど も たち にあい さつ や きまりを守 る心 地 よさに気 付 かせながら、生 学校のきまりを守っている割合 H22 H23 92 活 ・学 習 習 慣 づくりを行 いました。 91 その結 果 、生 活 学 習 状 況 調 査 で「学 校 の 90 き ま り を 守 っ て い る 」と 答 え て い る 児 童 生 徒 の 89 割 合 が昨 年 より増 加 しました。 88 小学校 中学校 (生 活 学 習 状 況 調 査 結 果 ) (イ ) じっくり話そう会議の充実 集 団 の一 員 と して のより よい 人 間 関 係 を築 くため 、心 の 居 場 所 づ く り と し て の学 校 ・学 級 人 250 200 150 100 50 0 経 営 の充 実 を図 りました。 また、いじめ防 止 や不 登 校 の未 然 防 止 に 向 けたキャンペーンを全 ての小 中 学 校 で実 践 し 、家 庭 で 子 ど も と のき ず な づ く り に 向 け て 話 し合 う機 会 を積 極 的 に作 りました。 これらの取 組 により、中 学 校 における不 登 不登校児童生徒数の推移 (4 月 ~12 月 ) H20 校 生 徒 数 を減 少 させることができました。 H21 H22 小学校 中学校 H23 【今後の取組】 今 年 度 、中 学 校 における不 登 校 生 徒 数 を減 少 させることができましたが、今 後 ともスクールカ ウンセラーや学 習 生 活 相 談 員 等 の活 用 による保 護 者 との連 携 に努 めるとともに、適 応 指 導 教 室 等 の関 係 機 関 との連 携 を図 りながら、不 登 校 の未 然 防 止 、早 期 対 応 を図 っていきます。 23 イ きれいな学校づくり (ア ) 身の回りの整理・整頓 各 学 校 では、きれいな学 校 や学 級 の中 で、 気 持 ち よ く生 活 で き る よ う にす る ため 、5S( 整 理 、整 頓 、清 掃 、清 潔 、しつけ)の指 導 を推 進 しました。 その結 果 、「靴 やスリッパをそろえる」、「ゴミ を拾 う」、「ロッカー・机 の中 など自 分 の持 ち物 を整 理 整 頓 する」、「学 習 しやすいようにノート や筆 箱 の置 き方 を工 夫 する」などの行 為 が身 に付 き、児 童 生 徒 が気 持 ちよく学 校 生 活 を送 整理された学習環境 ることができました。 (イ ) きれいな心づくり 各 学 校 に設 定 したきれいな「学 校 づくりの 時 間 」で、生 活 ノー トを 活 用 し、自 分 自 身 の1 日 や 1週 間 の心 の動 き や成 長 を振 り 返 らせ る ことができました。 そ の結 果 、児 童 生 徒 が 朝 読 書 や 授 業 、 部 活 動 などに集 中 して取 り組 めるなど、落 ち着 きとともに、活 気 あふれる姿 が現 れてきました。 集中した取組「朝読書」 【今後の取組】 今 後 も引 き続 き、「幼 小 中 一 貫 生 活 ・学 習 13 のルール」や5S活 動 を、市 内 の全 ての学 校 や 幼 稚 園 で共 通 実 践 することで、子 どもたち自 身 が主 体 的 に学 習 環 境 を整 え、よりよい人 間 関 係 をつくるなど、充 実 した学 校 生 活 を送 れるよう指 導 していきます。 ウ 家庭生活の基盤づくり (ア ) 地域のきずなづくり 各 学 校 では、教 育 活 動 の途 中 経 過 等 について、学 校 だよりや学 校 Webページ等 で公 開 した り、地 域 の方 をゲストティーチャーやボランティアとして教 育 活 動 にかかわってもらったり、学 校 の 状 況 を見 てもらったりする機 会 を計 画 的 に実 施 できました。 このことにより、子 どもたちの生 活 ・学 習 状 況 を具 体 的 に見 えるようにし、子 どもたちの頑 張 りを 保 護 者 や地 域 の人 々と共 有 することができ、地 域 とのきずなを深 めることができました。 (イ ) 早寝・早起き・朝ごはん、いせさき家族で「いただきます」の日の推進 これまで実 施 してきた「早 寝 ・早 起 き・朝 ごはん」の取 組 に加 え、今 年 度 、「いせさき家 族 で『い ただきます』の日 」推 進 事 業 に市 内 全 校 で取 り組 みました。 各 学 校 では、家 族 そろって栄 養 バランスのとれた食 事 を食 べることを保 護 者 会 等 で積 極 的 に 啓 発 し、そのことが子 どもたちの豊 かな人 間 形 成 の基 礎 になることを説 明 しました。 24 これにより、子 どもたちの食 に対 する感 謝 の 心 を育 てるとともに、食 卓 で交 わされるコミュニ 朝食を毎日摂っている割合 % ケーションを通 して親 子 の信 頼 関 係 を築 くこと 98 につながりました。 ま た、今 年 度 、朝 食 を 毎 日 食 べ て い る と 答 96 えている児 童 生 徒 の割 合 が、小 中 学 校 の全 94 学 年 で 95%に達 することができました。 H22 H23 92 90 88 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 (ウ ) 携帯電話3つの基本ルール 各 学 校 では、子 どもに携 帯 電 話 を原 則 持 たせないことや、持 たせる場 合 にはルールをき 中学生携帯電話所持率の推移 ちんと守 ること、携 帯 電 話 の必 要 性 や危 険 性 % 70 60 50 40 30 20 10 0 につ いてしっ か り話 し 合 うことなど を 保 護 者 会 等 で 啓 発 し、携 帯 電 話 所 持 率 の減 少 に向 け て取 り組 んできました。 P TA と 連 携 し た取 組 等 を 推 進 し たこと によ り、中 学 生 の携 帯 電 話 所 持 率 が、特 に3年 生 では、約 9%減 少 するなど、昨 年 度 と比 較 して 全 ての学 年 で減 少 しました。 H22 H23 中1 中2 中3 【今後の取組】 家 庭 に向 けて、食 を通 して絆 を一 層 深 める取 組 について発 信 したり、地 域 の方 々を活 用 した 学 習 活 動 に積 極 的 に取 り組 んだりするなど、学 校 ・家 庭 ・地 域 が一 体 となった教 育 活 動 を 展 開 し、生 きる力 の基 盤 となる生 活 ・学 習 習 慣 づくりを充 実 させていきます。 (2) 望ましい人間関係の形成 ~地域における望ましい人間関係の形成に努めます!~ 子 どもの健 全 育 成 を支 援 するとともに、市 民 一 人 一 人 の地 域 における望 ましい人 間 関 係 の形 成 を 目 指 し 、「地 区 別 人 権 学 習 会 」や 集 会 所 を 活 用 して の「人 権 問 題 学 習 会 」や 子 ど も たち を 対 象 にした「夏 休 みビデオシアター」等 の人 権 啓 発 事 業 を展 開 しました。 ア 人権教育・啓発事業の充実 (ア ) 人権問題学習講座等の開催 市 民 一 般 を対 象 にした人 権 啓 発 事 業 として、5地 区 の公 民 館 では、人 権 啓 発 ビデオ「命 輝 く 灯 」の視 聴 と意 見 交 換 を行 う地 区 別 人 権 学 習 会 を実 施 しました。366 人 が参 加 し、人 権 意 識 の 25 高 揚 を図 りました。 6集 会 所 では、人 権 ビデオ学 習 会 、人 権 問 題 学 習 講 座 を計 11 回 実 施 しました。延 べ 270 人 が参 加 し、人 権 問 題 について考 えました。 夏 休 み には 、子 ど も と そ の保 護 者 を 対 象 に 「夏 休 み ビデ オ シ ア ター 」を 6集 会 所 で 開 催 し ました。宿 題 の相 談 等 の学 習 会 、人 権 啓 発 ビ デオの視 聴 を行 い、延 べ 89 人 が参 加 し、親 子 で人 権 について学 びました。 地 域 住 民 が交 流 し、人 権 のまちづくりの推 進 を図 るため、6集 会 所 では、「民 踊 」、「歌 声 」、「書 道 」などの交 流 教 室 を開 催 しました。 夏休みビデオシアター 12,580 人 の 参 加 者 が あ り 、 交 流 を 深 め ま し た。 (イ ) 人権啓発標語・ポスターの募集 小 学 校 、中 学 校 、中 等 教 育 学 校 及 び 特 別 支 援 学 校 の児 童 生 徒 から人 権 啓 発 標 語 と 人 権 啓 発 ポスターの募 集 を行 うことで、児 童 生 徒 の人 権 に対 する関 心 や理 解 を深 めました。 応 募 者 数 は、人 権 啓 発 標 語 が 19,376 人 、 人 権 啓 発 ポスターが 1,239 人 でした。 その中 から、代 表 作 品 を選 び、12 月 の人 権 週 間 に合 わせて市 役 所 市 民 ホールに展 示 し たり、文 化 会 館 で行 われた「人 権 啓 発 フェステ ィバル in いせさき」、「人 権 について考 える集 小中学生人権啓発ポスター優秀作品展 い」等 の際 に展 示 をしたりして、人 権 意 識 の高 揚 に寄 与 しました。 (ウ ) 人権啓発カレンダーの作成・配布 人 権 啓 発 標 語 ・ポスター優 秀 作 品 を掲 載 した人 権 啓 発 カレンダーを作 成 、市 内 全 校 児 童 等 へ配 布 し、市 民 の人 権 に対 する関 心 や理 解 を深 めました。 【今後の取組】 地 区 別 人 権 学 習 会 については、人 権 が尊 重 される地 域 社 会 の実 現 を目 指 すため、地 域 の行 政 役 員 や各 種 団 体 役 員 へのリーダー養 成 的 な研 修 内 容 を 取 り 入 れ、研 修 内 容 はもとより 事 業 の周 知 方 法 等 も検 討 し、今 後 も継 続 して実 施 していきます。 また、今 後 も集 会 所 の交 流 教 室 等 の事 業 を通 して、人 と人 とのふれあいの中 から偏 見 や差 別 の解 消 を目 指 します。 26 イ 子どもの健全育成と家庭教育の充実 (ア ) 「少年の主張」伊勢崎市大会の開催 「少 年 の主 張 大 会 」では、中 学 生 が日 頃 感 じている事 や考 えていることを発 表 することによ り、社 会 の一 員 としての自 覚 を高 めるとともに、 少 年 に対 する市 民 の理 解 や認 識 を深 め、青 少 年 の健 全 育 成 を図 ることができました。 各 学 校 の 校 内 予 選 で 選 ば れ た 代 表 者 12 人 が、中 学 生 らしい視 点 で今 考 えていることや 伝 えたいことを発 表 しました。 会 場 には、303 人 の観 覧 者 があり、「一 人 一 人 が経 験 を生 かし、とても立 派 に発 表 している 姿 に感 動 しました。」など好 評 を得 ました。 また、第 四 中 学 校 吹 奏 楽 部 によるミニコン サートの演 奏 も素 晴 らしいと好 評 でした。 (イ ) a 「 少 年 の 主 張 」伊 勢 崎 市 大 会 家庭教育支援事業の推進 公民館での取組 公 民 館 では、幼 稚 園 児 を対 象 に親 子 で 体 を動 かす楽 し さを味 わい 、スキンシップを 深 めるた め 、「親 子 ふ れ あい スポ ー ツ 教 室 」な ど の父 親 の子 育 て を 促 進 す る 親 子 参 加 型 の 家 庭 教 育 講 座 、また、子 どもの成 長 及 び発 達 に関 する基 礎 知 識 や技 能 を学 ぶ機 会 として「家 庭 教 育 学 級 」 や「親 子 ふれあい教 室 」、「ベビーマッサージ教 室 」などの子 どものしつけと健 全 な成 長 を支 援 す る講 座 を開 催 しました。 それぞれの活 動 を通 して、父 子 がふれあい親 子 のきずなを深 めたり、家 庭 教 育 のあり方 を学 ん だり、参 加 者 同 士 の情 報 交 換 の場 になったりと家 庭 教 育 力 の向 上 を図 ることができました。 b 幼稚園・学校での取組 子 どものしつけと健 全 な成 長 を支 援 するために、幼 稚 園 、小 学 校 、中 学 校 、中 等 教 育 学 校 及 び特 別 支 援 学 校 の各 PTAに家 庭 教 育 推 進 事 業 を委 託 し、「命 を大 切 に」や「命 を育 む」、「子 ど もとのコミュニケーション」などをテーマにした講 演 会 を、保 護 者 対 象 に延 べ 34 回 開 催 しました。 参 加 した親 たちからは、「命 の大 切 さを子 どもたちにきちんと伝 えていきたい。」、「今 後 の子 育 てに役 立 てていきたい。」等 、多 くの意 見 が市 PTA連 合 会 の役 員 会 議 の中 で発 表 され、単 位 P TA活 動 の重 点 事 業 の一 つとして捉 えられるようになってきました。 c 各種団体との連携による取組 伊 勢 崎 市 教 育 振 興 会 及 び市 PTA連 合 会 との共 催 により、家 庭 教 育 講 演 会 を開 催 しました。 講 師 として東 京 福 祉 大 学 短 期 大 学 の駒 井 美 智 子 准 教 授 を招 き、「育 ち・育 つ~親 子 で共 有 す るものは~」と題 して実 施 し、保 護 者 等 120 人 が参 加 しました。 子 ども の健 やか な 成 長 を促 す ため の助 言 、親 として の心 構 え 、親 子 のか かわ り 方 等 、子 育 て 中 の保 護 者 にとても参 考 となった講 座 でした。 (ウ ) 放課後子ども教室の推進 放 課 後 子 ども 教 室 は、境 剛 志 公 民 館 を 会 場 に境 剛 志 小 学 校 地 区 の子 ども たちを 対 象 に開 催 しました。 27 東 京 福 祉 大 学 の学 生 や地 域 の人 々の協 力 を 得 て 、夏 休 み 期 間 中 の子 ど も たち の安 心 安 全 な居 場 所 づくりとして、「軽 スポーツにチャ レンジ」、「マジックにチャレンジ」、「工 作 教 室 」 など開 催 し、8日 間 で、延 べ 200 人 の子 どもた ちが参 加 しました。 また、北 小 学 校 では、今 年 度 から赤 石 楽 舎 にて 週 1回 程 度 、P TA の協 力 を 得 て 、開 催 し ました。読 み聞 かせや工 作 などを実 施 し、延 べ 817 人 の子 どもたちが参 加 しました。 放課後子ども教室(境剛志公民館) 両 教 室 とも、参 加 した子 どもたちは、「それ ぞれの活 動 が楽 しかった。」と答 えるなど、好 評 でした。 (エ ) 人と人とのつながりを重視した学習講座の展開 小 学 生 を中 心 に親 ・祖 父 母 の参 加 を募 り、三 世 代 一 緒 に田 植 え・稲 刈 り・収 穫 の体 験 実 習 を 実 施 しました。3回 開 催 し、参 加 者 は 47 人 (田 植 え:20 人 、稲 刈 り:12 人 、収 穫 :15 人 )でした。 また、地 域 の自 然 環 境 、地 域 の財 産 やつながりを活 かし、一 体 感 のある明 るく健 康 的 な地 域 づくりを支 援 ・醸 成 を図 るため、「とうろうの淡 い光 と語 る会 」、「公 民 館 コスモスまつり」を開 催 しま した。これらの開 催 回 数 及 び参 加 者 は、次 のとおりでした。 ・「とうろうの淡 い光 と語 る会 」 ・「コスモスまつり」 開 催 回 数 :1回 開 催 回 数 :1回 参 加 者 数 :150 人 参 加 者 数 :1,200 人 さらに、地 域 の人 たちが子 どもを中 心 に川 で遊 び、自 然 環 境 の保 護 や、川 の危 険 性 について 考 える「川 に親 しむフェスティバル」を開 催 しました。1回 開 催 し、参 加 者 74 人 (うち子 ども 22 人 ) でした。 【今後の取組】 公 民 館 や 各 種 団 体 と 連 携 した家 庭 教 育 支 援 事 業 では、家 庭 教 育 のあり方 として学 んでほし いこと、参 加 者 が学 びたいと思 っていることのバランスを考 慮 するなど、内 容 を見 直 しながら実 施 していきます。 また、公 民 館 で開 催 している三 世 代 交 流 体 験 教 室 では、地 域 ボランティア、子 ども会 育 成 会 等 と連 携 を図 り、地 域 にある自 然 環 境 、史 跡 等 を教 材 にした有 意 義 な体 験 教 室 を企 画 し、様 々 な体 験 を通 して子 どもたちの健 全 育 成 に努 めます。 学識経験者の意見 「13 のルール」や5Sを踏 まえながら家 庭 ・地 域 との協 働 活 動 に取 り組 んだことがよく分 かり ま す。 不 登 校 の児 童 生 徒 が平 成 22 年 度 よりも減 少 していることは確 かですが、それ以 前 と比 べると さほど減 少 していないことがやや気 にな ります。一 方 、毎 日 朝 食 をとっ ている児 童 生 徒 が、小 学 校 5年 生 をピークにして他 の学 年 の子 ども達 、特 に小 学 校 低 学 年 と中 学 校 高 学 年 で少 ないこと については、市 教 委 としても今 後 注 意 を払 う必 要 があるでしょう。 28 人 権 問 題 学 習 講 座 について 、夏 休 み のビデ オシア ターが6つ の集 会 所 で 開 催 され た際 、参 加 者 が述 べ 89 人 であったのはいささか少 ない感 があります。人 権 教 育 は難 しい分 野 ですが、い っそうの工 夫 が必 要 と思 われます。「民 踊 」、「歌 声 」、「書 道 」などの交 流 教 育 を伴 うと参 加 者 が 増 える傾 向 にあることが参 考 となると思 われます。 「イ 子 どもの健 全 育 成 と家 庭 教 育 の充 実 」の「今 後 の取 組 」で、「学 ん でほしいこと、参 加 者 が学 びたいと思 っていることのバランスを考 慮 する」とありますが、このバランスを具 体 的 にどのよう な手 立 てで工 夫 ・実 施 していくべきか、さらにお考 え下 さい。 29 3 生涯学習の充実 (1) 市 民 が 主 役 の 生 涯 学 習 の 推 進 ~学びをはじめ、自分を活かし、地域を活かす!~ -生きがいを持ち学べる環境づくり- 社 会 の急 激 な変 化 に伴 い人 々の生 活 形 態 は多 様 化 し、市 民 の学 習 ニーズは高 度 化 、複 雑 化 してき ています 。市 民 が毎 日 生 き がいを 持 ち いきいきと過 ごすため に、身 近 な 学 びを つくる生 涯 学 習 支 援 体 制 の整 備 や市 民 の多 様 な学 習 ニーズに応 えるため、公 民 館 等 での各 種 講 座 や 教 室 を開 催 することで、市 民 の学 習 機 会 を拡 充 し、生 きがいづくりに努 めました。 また、親 子 参 加 型 の家 庭 教 育 講 座 や自 然 に親 しむ体 験 学 習 の機 会 を提 供 し、親 子 のふれあ いやきずなを深 めることに努 めました。 ア 市民が主役の学習活動の創造 (ア ) -身近な学びの場の創造- 生涯学習支援ボランティアまなびぃ先生事業の充実 長 年 、職 場 や趣 味 を通 して培 ってきた専 門 的 な知 識 や技 術 、技 能 を持 っている人 たちに「生 涯 学 習 支 援 ボランティアまなびぃ先 生 」として登 録 していただき、平 成 23 年 度 は 109 人 の登 録 者 、メニューは、128 を揃 え、地 域 の身 近 な学 びを支 援 する体 制 を整 えています。また、まなびぃ 先 生 自 身 が自 ら企 画 立 案 し、市 民 のための身 近 な学 びを創 る「まなびぃ先 生 自 主 企 画 事 業 」を 推 進 しました。 その結 果 、「子 ども 習 字 教 室 」、「お 琴 J uK u」、「フ ラダ ンス体 験 」など の実 技 を 学 ぶ 機 会 や 、 「木 版 画 大 津 絵 の展 示 会 」、「新 美 南 吉 童 謡 へのいざない・新 美 南 吉 展 」の企 画 展 示 会 等 の 11 講 座 を延 べ 46 回 開 設 し、759 人 が参 加 しました。 (イ ) 1行政区1楽習の推進 地 域 での身 近 な学 びの場 を創 るために、生 涯 学 習 推 進 員 と連 携 を図 り、出 前 講 座 や生 涯 学 習 支 援 ボランティアまなびぃ先 生 を活 用 した「1行 政 区 で1つの学 びの場 」を目 指 しました。 市 職 員 がおこなう出 前 講 座 は「いつでも出 前 、どこでも出 前 」として、市 民 が気 軽 に市 の施 策 を知 ることができる機 会 と好 評 です。利 用 件 数 は 139 件 、6,214 人 もの人 が参 加 しています。この うち行 政 区 からの利 用 は、85 件 、3,003 人 余 を数 えました。 特 に東 日 本 大 震 災 後 、市 民 の防 災 に対 す る関 心 が高 まっ たことか ら、防 災 に対 す る 要 望 が 多 く、24 件 、790 人 を数 えました。他 に利 用 が多 かったものとして、「ゴミ減 量 とリサイクル」、「食 か ら始 まる健 やかな生 活 」、「防 犯 出 前 講 座 」、「交 通 安 全 教 室 」等 がありました。 まなびぃ先 生 の活 用 では、比 較 的 公 民 館 等 か ら離 れている地 区 を中 心 に、「お出 かけまなび ぃ塾 」としての「みんなで歌 おう」の講 座 を開 催 し ました。併 せて生 涯 学 習 推 進 員 研 修 会 や生 涯 学 習 大 会 での活 動 紹 介 や作 品 展 示 をすることで、まなびぃ先 生 の指 導 内 容 を具 体 的 に紹 介 し、身 近 な学 びのきっかけ作 りを目 指 しました。 これら啓 発 活 動 を行 ったことで、利 用 総 計 の 107 件 のうち 53 件 が行 政 区 からの活 用 で、2,015 人 が参 加 しました。なお、行 政 区 での出 前 講 座 、まなびぃ先 生 を合 わせた利 用 総 数 及 び参 加 総 数 は、138 件 で 4,858 人 でした。 (ウ ) 生涯学習大会の拡充 生 涯 学 習 大 会 は、市 民 に学 びの楽 しさを伝 えること目 的 に、市 民 グループによる学 びの成 果 の発 表 や生 涯 学 習 事 業 推 進 関 係 者 の研 修 の場 も兼 ねて、境 総 合 文 化 センターを会 場 に開 催 30 しました。 内 容 としては、学 びの楽 しさを知 らせるとし て、伊 勢 崎 邦 楽 舞 踊 協 会 による筝 、三 弦 の合 同 演 奏 、国 定 赤 城 神 社 獅 子 舞 保 存 会 による 奉 納 獅 子 舞 、 プ ア マ ナ フ ラ サ ー ク ル ( 赤 堀 )に よる大 人 から子 どものフラダンスの発 表 をはじ め 、ま なび ぃ 先 生 の作 品 の展 示 、赤 堀 地 区 生 涯 学 習 推 進 員 に よる 各 行 政 区 で の 生 涯 学 習 活 動 を紹 介 したパネル展 示 を行 いました。 また、読 書 の街 いせさきの啓 発 として、語 り プアマナフラサークルによる発表 部 平 野 啓 子 さん(元 NHKニュースキャスタ ー・大 阪 芸 術 大 学 放 送 学 科 教 授 )による「語 り、竹 取 物 語 」の上 演 なども行 い、約 500 人 が 参 加 しました。 【今後の取組】 生 涯 学 習 大 会 は、講 演 会 を中 心 にした大 会 から、学 びの成 果 を発 表 するステージ発 表 と 作 品 展 示 を 取 り 入 れ た 大 会 にし て 、関 係 者 の みの参 加 だけでなく、市 民 が主 体 となる学 びの 祭 典 を目 指 します。 竹取物語を「語り」として紹介する 平野啓子さん イ 公民館等における学習機会の拡充 (ア ) 公民館等での学習機会の充実 父 親 の子 育 てを促 進 する親 子 参 加 型 の家 庭 教 育 講 座 として、親 子 のふれあい、きずなを 深 め る ことを 目 的 にし た、お と う さん のため のア ウトドア料 理 教 室 (1回 開 催 、参 加 者 21 人 )、親 子 ふれあいスポーツ教 室 (1回 開 催 、参 加 者 101 人 )、里 山 での自 然 体 験 (1回 開 催 、参 加 者 38 人 )、子 どもカヌー教 室 (4回 開 催 、参 加 者 133 人 )、父 と子 のリトミック(1回 開 催 、参 加 者 17 人 )などを開 催 しました。 読 書 の街 いせ さき計 画 を推 進 する 本 に親 し む企 画 として、絵 本 の読 み聞 かせ、親 子 でぴょ お父さんのためのアウトドア料理教室 んぴょん(35 回 開 催 、参 加 者 701 人 )や、親 子 (赤堀公民館) で作 る手 作 り絵 本 の講 座 (2回 開 催 、参 加 者 40 人 )などを実 施 しました。 31 公 民 館 サーク ルについ ては、絵 画 、書 道 、ダ ンス、俳 句 、手 芸 、パ ソコ ン、読 み 聞 か せ 等 々、 多 種 多 様 なサークルが活 動 しており、平 成 23 年 度 では、44 種 類 、667 サークルで延 べ年 間 228,778 人 の参 加 で、会 員 同 士 の交 流 や、技 術 の習 得 、向 上 を目 指 し活 動 をしました。 また、公 民 館 では学 習 の成 果 発 表 等 への支 援 、サークル活 動 の成 果 発 表 の機 会 の創 出 とし て、各 公 民 館 において、文 化 祭 ・芸 能 発 表 会 等 を実 施 しました。また、サークル活 動 の紹 介 や、 作 品 の出 展 による成 果 の発 表 等 の支 援 を行 いました。(総 参 加 者 数 5,874 人 ) (イ ) まゆドーム等での子どもへの学習機会の提供 自 然 や環 境 への興 味 を促 進 する親 子 ふれ あい 事 業 につ い て は、 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ムを はじ め、草 木 染 め 、エ コキャ ンドル作 り 、ザリガニ釣 り 大 会 、七 夕 のお ま ん じ ゅ う 作 り 、カ イ コを 育 て てまゆ工 作 、季 節 のスタンプラリー等 、51 事 業 を 69 日 間 実 施 することができました。 参 加 者 は、2,351 人 で、そのうち市 内 の利 用 者 は 1,553 人 であり全 体 の 66%を占 めました。 まゆドームや公 園 を利 用 した保 育 園 ・幼 稚 園 ・小 中 学 校 等 による団 体 の利 用 は 53 校 あ り、そのうち市 内 の団 体 は 21 校 で 40%を占 め ました。 校 外 学 習 等 で来 館 した団 体 向 けに、ストラッ プ作 り、スライム作 り、ブーメラン作 り、フリスビー 作 りの体 験 学 習 を実 施 したり、常 設 事 業 である 子 供 のもりトレイル、はっぱさがし、いきものさが し、どんぐりさがしも利 用 できるよう、適 宜 対 応 し 草木染め体験教室 てきました。 【今後の取組】 地 域 住 民 へ の周 知 の徹 底 を 図 りながら、学 級 ・講 座 等 の日 程 を工 夫 し、父 親 等 の協 力 の確 保 を図 り、事 業 の実 施 をして行 きたい。 読 書 の街 いせさき計 画 の推 進 については、家 庭 における読 書 活 動 を推 進 し、読 書 習 慣 が定 着 できるように努 めます。 まゆドームでの学 習 ・体 験 については、ホームページや広 報 紙 を活 用 して「公 園 の自 然 とふれ あいや遊 びをとおして、子 どもの発 達 段 階 にあった環 境 学 習 ができること」、「生 活 科 や理 科 の学 習 と関 連 づけた体 験 学 習 ができること」を掲 載 し、多 くの市 民 に情 報 提 供 していきます。 32 (2) 読 書 の 街 い せ さ き 計 画 の 推 進 ~地域や家庭、学校に読書活動を普及します!~ 読 書 活 動 が活 発 に行 われるように、 読 書 マ ラ ソ ン カ ー ド を 活 用 し 、家 庭 で の 読 書 活 動(「 家 うちどく 族で家読を」運動)に力を入れてきました。また、地域で読書活動が活発に行われるよう に、読書サポーター等を対象にした研修会や読み聞かせの機会の提供を行ってきました。 また、家 庭 や学 校 での読 書 活 動 に加 え、読 書 サポーターによる読 み聞 かせを通 して地 域 ぐる みの読 書 活 動 を展 開 し、本 に親 しむ習 慣 を定 着 させました。 4つの図 書 館 の連 携 と協 力 により、親 子 読 書 の推 奨 や読 書 を通 した学 習 支 援 等 をはじめ、季 節 や対 象 者 を特 定 した特 色 ある図 書 館 事 業 を推 進 し、家 族 のふれあいや学 びのきっかけづくり を促 しました。 ア 地域や家庭、学校における読書活動の普及 (ア ) 読書サポーター活動の促進 -大人と子どもが学ぶ街の実現- -本から仲間を増やす- 学 校 で読 み聞 かせをする読 書 ボランティアと 地 域 で 読 み 聞 か せ を す る 読 書 サ ポ ー ター 、そ れぞれを対 象 にした読 み聞 かせスキルアップを 2回 実 施 し、計 122 人 の参 加 がありました。 まゆドームで、第 二 土 曜 日 に読 み聞 かせを 2回 、読 書 サポーターの協 力 を得 ながら定 期 的 に開 催 することで、読 書 サポーターに読 み 聞 かせ活 動 の機 会 の提 供 をしてきました。具 体 的 には、読 み聞 かせを 18 回 実 施 し、それに 対 して 344 人 の参 加 がありました。 読 書 サポーターが自 主 的 に企 画 をして読 み 聞 かせ活 動 ができるように、「ときめきブックカフ 読書サポーターによる読み聞かせ ェ」という事 業 を企 画 したところ、7グループによ る 13 回 の実 施 があり、延 べ 317 人 の参 加 があ りました。 (イ ) 地域ぐるみの読書活動の推進 -本との出会いを広げる- 自 由 に本 を持 ち出 せる「いせさき街 角 文 庫 」 をあずま・境 地 区 に新 たに4箇 所 設 置 し、市 内 全 体 で 13 箇 所 になり、市 民 が本 と出 会 える機 会 を広 げまし た。その結 果 、4月 か らの街 角 文 庫 の利 用 冊 数 が 4,134 冊 あり、街 角 文 庫 が市 民 に周 知 され、活 用 されるようになってきまし た。 昨 年 度 選 定 した「伊 勢 崎 市 親 子 が推 薦 す る図 書 101」をより周 知 してもらうために読 書 感 想 文 を募 集 しました。その結 果 、372 点 の応 募 があり、その中 から市 PTA 連 合 会 読 書 推 進 委 員 会 の選 考 を 通 し て 、42 点 の入 賞 作 品 を 選 店内に設置された「いせさき街角文庫」 33 定 し、表 彰 を行 いました。 (ウ ) 読み聞かせ事業の展開 -本とのふれあいを作る- 幼 稚 園 で 91 回 、3,589 人 の園 児 に対 して読 み聞 かせを実 施 しました。 読 書 マラソンカードを活 用 し「家 族 で家 読 (う ちどく)を」運 動 を展 開 してきました。1冊 読 ん だら感 想 をおすすめカードに書 き、それを提 出 して交 換 に受 け取 ったシールを読 書 マラソンカ ードに貼 り、30 枚 貼 れ たら提 出 をしてもらいま した。そ の結 果 、小 ・中 学 校 か らおすすめ カー ドが 25,908 枚 、読 書 マラソンカードは幼 稚 園 を 含 めて、1,453 枚 の提 出 がありました。 このように読 書 マラソンカードを活 用 した取 り 組 みにおいて、53,988 冊 の本 が読 まれました。 【今後の取組】 家 族 で の読 書 活 動 が定 着 する よう に、幼 稚 園 ・小 学 校 等 で 保 護 者 が集 ま る 機 会 を 活 用 し て 家 族 の読 書 活 動 (家 読 )の啓 発 に力 を入 れていきます。また、学 校 と地 域 で読 み聞 かせをしてい る読 書 ボランティアの交 流 が図 られるように、両 者 がともに学 ぶ機 会 を設 定 していきます。 イ 家族のふれあい・豊かな心を育む街づくりの推進 (ア ) フォーシーズン読書計画の実施 -読書に親しむ環境づくり- -本だけじゃない!- 読 書 に親 しむ環 境 づくりを目 指 し、季 節 に 合 わせて読 書 推 進 事 業 を行 なうフォーシーズ ン読 書 計 画 を実 施 しました。 春 :「親 子 が推 薦 する図 書 101」展 、図 書 館 コンサート(ハンドベル)、一 日 中 紙 芝 居 の日 夏 :一 日 図 書 館 員 、市 民 読 書 会 、昆 虫 まつ り、ぐんま昆 虫 の森 見 学 会 、キャラバン隊 秋 :文 学 講 座 、ドールハウス展 、文 学 歴 史 散 歩 、秋 の夜 語 り、古 本 市 、名 作 映 画 会 冬 :クリスマ ス会 、能 事 前 学 習 会 、図 書 館 コ ンサート(筝 )、オズボーンコレクション展 手作り手芸教室(クリスマス小物と 等 (イ ) ミニミニ絵本作り) 親子読書の推奨・推進 親 子 で参 加 できる事 業 を通 して図 書 館 利 用 の促 進 を図 りました。その結 果 、子 ども世 代 (0~ 15 歳 )、親 世 代 (26~49 歳 )、親 子 世 代 のそれぞれで登 録 者 数 が増 加 しました。 (次 ページのグラフ参 照 ) 34 ブックスタート:10 か月 児 健 康 相 談 会 場 で毎 月 実 施 しました。平 成 23 年 度 からメッセージレタ ーを読 み上 げながら、1,826 人 に 3,652 冊 の絵 本 をプレゼントしました。 読 み聞 かせ:ボランティアの協 力 を得 て、毎 月 開 催 しました。 親 子 向 けの催 し:人 形 劇 、手 作 り絵 本 教 室 、手 作 り手 芸 教 室 、折 り紙 教 室 、親 子 映 画 会 等 を 開 催 しました。 子ども世代登録者数の推移 15,464 親子世代登録者数の推移 親世代登録者数の推移 人 人 人 15,500 39,710 40,000 25,000 24,246 15,400 24,000 39,000 15,285 15,300 23,000 37,896 22,611 38,000 平成21年度 平成22年度 15,200 22,000 37,000 15,111 15,100 21,000 15,000 20,000 20,766 平成23年度 35,877 36,000 (ウ ) 子ど も世代 親世代 (0~15歳) (26~49歳) 35,000 親子世代 学校と連携した学習等の支援 図 書 館 に親 しみ、読 書 活 動 の向 上 を図 るた め、学 校 との連 携 を深 める取 り組 みを行 いまし た。 体 験 学 習 :中 学 校 、高 等 学 校 から申 し出 の あった職 場 体 験 については、積 極 的 に受 け入 れを図 っており、カウンターでの貸 出 ・返 却 業 務 を中 心 にさまざまな業 務 を 体 験 してもらいました。 施 設 見 学 :小 学 校 からの申 し出 を受 け、普 段 入 ることのできない書 庫 等 図 書 館 内 部 中 学 生 に よ る 体 験 学 習( チ ャ レ ン ジ ウィーク) を 見 学 し ても らうと とも に図 書 館 の利 用 に ついての説 明 を行 いました。 調 べ学 習 :夏 休 み期 間 に講 師 をお願 いして、子 どもたちの宿 題 や自 由 研 究 をサポートする調 べ学 習 を行 いました。 【今後の取組】 読 書 に親 しむ環 境 づくりを行 ない、本 がつなぐ家 族 ・街 づくりを推 進 する事 業 を実 施 します。 1.図 書 館 トリプルフォー戦 略 ・フォーシーズン読 書 計 画 (四 季 に合 わせた事 業 を実 施 します。) ・フォージェネレーション(四 世 代 に合 った取 り組 みを実 施 します。) ・フォーライブラリー(四 図 書 館 の特 色 を活 かしながら連 携 した事 業 を実 施 します。) 2.ブックスタートから絆 事 業 へ ・ブックスタートを実 施 するとともに、それを発 展 させた子 育 て講 座 等 を実 施 します。 3.レファレンスサポーター制 度 ・民 間 の研 究 者 や専 門 家 をレファレンスサポーターとして登 録 ・活 用 し、市 民 参 加 型 の事 業 を 実 施 します。 35 学識経験者の意見 市 民 の学 習 活 動 にお い て 「ま な びぃ 先 生 」の活 用 や 活 躍 が顕 著 で ある こと が印 象 に残 り ま し た。まなびぃ先 生 の登 録 は、平 成 21 年 度 は 75 人 であったのが、平 成 22 年 度 には 95 人 、平 成 23 年 度 は 109 人 と、順 調 に増 加 していることも、まなびぃ先 生 制 度 が定 着 しつつあることを表 わし ています。また、公 民 館 サークルの活 動 も、その種 類 ・サークル数 ともに活 発 な様 子 がうかがわれ ます。 一 方 で、父 親 の参 加 ・協 力 が課 題 であることも改 めて浮 き彫 りになっています。生 涯 学 習 ・社 会 教 育 において働 き盛 りの父 親 をいかに引 き 入 れるかは難 問 の1つ ですが、引 き続 きの努 力 を お願 いします。 読 書 活 動 は極 め て順 調 に進 展 している ようで す。「家 読 」や読 書 マラソンカ ードの活 用 をはじ め、「フォーシーズン読 書 計 画 」の実 施 などにより、図 書 館 利 用 の登 録 者 数 が年 ごとに増 加 して いることは高 く評 価 できます。職 場 体 験 で生 徒 たちにカウンターでの業 務 を体 験 させるのはいい 試 みです。 今 後 、なお一 層 の施 策 ・活 動 を進 めていくよう期 待 します。 36 4 文化財の保護と活用 ~文化財の保護と活用を図ります!~ -文化財の情報発信- 先 人 が残 した地 域 の歴 史 遺 産 や文 化 遺 産 の調 査 を推 進 し、指 定 文 化 財 の充 実 を図 るととも に、その保 存 と活 用 に努 めました。 また、市 民 と共 に伝 統 文 化 の継 承 に努 め、各 種 講 座 や展 示 活 動 を通 して文 化 財 の情 報 を発 信 し、文 化 財 の保 護 に努 めることができました。 ア 文化財調査の推進 (ア ) 三軒屋遺跡の国指定史跡に向けた調査の推進 平 成 22 年 度 に引 き続 き、遺 跡 (正 倉 域 )の 北 辺 域 の範 囲 を 確 定 するため 、レーダー探 査 と発 掘 調 査 を実 施 しました。その結 果 、正 倉 域 の北 辺 と考 えられる溝 を確 認 し、正 倉 域 の範 囲 が確 定 できました。 また、調 査 成 果 の現 地 説 明 会 を開 催 すると ともに、調 査 検 討 委 員 会 の指 導 や助 言 のもと に発 掘 調 査 概 報 を取 りまとめ刊 行 しました。 啓 発 事 業 で は、三 軒 屋 遺 跡 シ ンポ ジ ウ ムを 11 月 に赤 堀 芸 術 文 化 プラザで開 催 し 134 人 の参 加 をえて、遺 跡 の重 要 性 が深 められまし た。 (イ ) 三軒屋遺跡の現地説明会 史跡女堀保存整備活用事業の推進 平 成 22 年 度 から3年 計 画 で開 始 した 保 存 整 備 活 用 事 業 は 、基 礎 資 料 収 集 に伴 う発 掘 調 査 を要 するため、事 業 期 間 を7年 間 に延 長 し ました。 本 年 度 は、植 栽 調 査 と遺 構 確 認 の発 掘 調 査 を2箇 所 で実 施 しました。調 査 整 備 委 員 会 の指 導 や助 言 により 調 査 を進 め、女 堀 が未 完 成 であることや、谷 地 と堀 が交 わる部 分 に意 図 的 に 堤 を 築 い た こと が 確 認 で き ま し た 。 こ の調 査 成 果 は 12 月 に現 地 説 明 会 を開 催 し、140 人 の参 加 がありました。 遺 構 境 界 確 認 調 査 は、国 土 調 査 事 業 で実 施 した結 果 、毀 損 部 分 の一 部 が史 跡 指 定 外 であることが判 明 しました。 史跡女堀の現地説明会 37 指 定 区 域 外 の盛 土 状 遺 構 毀 損 部 と台 風 豪 雨 による隣 接 法 面 の毀 損 について、前 橋 市 ととも に文 化 庁 協 議 を行 った結 果 、毀 損 部 の追 加 指 定 について今 後 検 討 していくことになりました。 (ウ ) 埋蔵文化財発掘調査の推進 民 間 開 発 ・公 共 事 業 に伴 う発 掘 調 査 (5件 )の結 果 、古 墳 時 代 から平 安 時 代 までの住 居 跡 (4 件 )を検 出 しました。各 種 開 発 事 業 については事 前 調 整 を実 施 し、設 計 変 更 等 により遺 跡 の適 切 な保 存 を図 りました。 【今後の取組】 三 軒 屋 遺 跡 の国 指 定 史 跡 化 は、発 掘 調 査 報 告 書 の総 括 編 を 刊 行 す る と と も に、国 や 地 権 者 との調 整 を行 い、申 請 に向 けた準 備 作 業 を進 めます。 史 跡 女 堀 の調 査 整 備 事 業 は、発 掘 調 査 等 を通 して遺 構 の全 体 像 の把 握 に努 めるとともに、 史 跡 女 堀 の追 加 指 定 に向 け関 係 機 関 との協 議 を進 めます。 イ 文化財保存の充実 (ア ) 境島村田島家住宅の国指定史跡化 国 指 定 史 跡 に向 け田 島 家 住 宅 調 査 検 討 委 員 会 を設 置 し、田 島 家 住 宅 の価 値 付 けを 図 るとともに、測 量 調 査 を実 施 し境 界 を確 定 し ました。1月 には「田 島 弥 平 旧 宅 調 査 報 告 書 」 をまとめて、国 指 定 史 跡 申 請 に係 る 意 見 具 申 書 を文 部 科 学 大 臣 宛 に提 出 しました。 なお、史 跡 指 定 の取 り組 みについて、地 域 住 民 説 明 会 を開 催 したところ、44 人 の参 加 が ありました。 境島村の養蚕文化を伝える田島弥平旧宅 (イ ) 文化財指定の推進 本 年 度 は新 たな文 化 財 の指 定 はありませんでしたが、茂 呂 地 区 の屋 台 囃 子 の調 査 を継 続 し て取 り組 みました。 (ウ ) 指定文化財等の保護と管理の充実 東 日 本 大 震 災 で 被 災 し た 文 化 財 5 基( 旧 森村家住宅、下植木赤城神社石造美術群、 金銅善光寺式三尊仏及び稲垣平右衛門長 茂の墓)を修復しました。 はたおり体 験 教 室 は、震 災 に伴 い伊 勢 崎 は たお り 体 験 館 ( 旧 境 交 通 会 館 ) に会 場 を 移 転 し、小 学 校 22 校 、2,089 人 の児 童 が体 験 しま した。 江戸時代後期の版画に描かれた 「連取のマツ」 県 指 定 天 然 記 念 物 「 連 取 のマ ツ 」 は、 平 成 21 年 度 か ら継 続 事 業 で連 取 町 区 へ 委 託 し、 保 護 養 生 事 業 を実 施 しました。 38 獅 子 舞 ・屋 台 囃 子 の芸 態 映 像 記 録 の製 作 及 び無 形 民 俗 文 化 財 継 承 活 動 を文 化 庁 補 助 事 業 により実 施 しました。 【今後の取組】 田 島 弥 平 旧 宅 は、文 化 財 を効 果 的 に保 護 ・保 全 するため、保 存 管 理 計 画 の策 定 を進 めると ともに、保 存 活 用 に向 けた説 明 版 の設 置 等 を進 めます。 また、地 域 の伝 統 文 化 ・芸 能 を受 け継 ぐ無 形 文 化 財 継 承 活 動 を推 進 するため、各 団 体 等 の 活 動 を支 援 します。 ウ 文化財活用の推進 (ア ) 文化財普及啓発事業の推進 赤 堀 歴 史 民 俗 資 料 館 では、「見 慣 れた風 景 の中 に歴 史 を探 す」をコンセプトに企 画 展 を 5回 開 催 し、2,438 人 の観 覧 者 がありました。 ①時 報 鐘 楼 と伊 勢 崎 町 民 の時 間 観 念 展 ②赤 堀 文 書 と伊 勢 崎 地 域 の城 館 展 ③伊 勢 崎 藩 老 関 当 義 ・重 嶷 とその時 代 展 ④郷 土 の児 童 文 学 者 大 木 雄 二 展 ⑤碑 に刻 まれた農 業 と利 水 の歴 史 展 歴 史 文 化 講 座 で は 、 「 水 」を テ ー マ に 5 回 開 催 し、226 人 が受 講 し ました。なお、本 年 度 の 歴 史 民 俗 資 料 館 の来 館 者 は 5,133 人 でした。 「古墳王国いせさき」の展示解説の様子 埋 蔵 文 化 財 では、文 化 財 展 「キタカンを掘 る」を伊 勢 崎 図 書 館 と赤 堀 歴 史 民 俗 資 料 館 で 開 催 し、360 人 の見 学 者 がありました。 新 規 事 業 で は、文 化 庁 補 助 事 業 を 活 用 し 、大 型 商 業 施 設 スマ ー ク ホ ー ルを 会 場 に 遺 跡 展 「古 墳 王 国 いせさき」を開 催 し、1,336 人 の見 学 者 があり、多 くの市 民 に埋 蔵 文 化 財 に触 れる機 会 を提 供 することができました。 他 課 との連 携 事 業 では、健 康 づくり課 による健 康 まつり及 び健 康 ウォーキングの際 に、文 化 財 解 説 (史 跡 天 幕 城 跡 、重 要 文 化 財 旧 時 報 鐘 楼 及 び同 聚 院 の武 家 門 )を実 施 しました。 【今後の取組】 文 化 財 を広 く市 民 にお知 らせするとともに、地 域 の文 化 財 に触 れる機 会 を増 やし、ふるさと意 識 の醸 成 に努 めます。 赤 堀 歴 史 民 俗 資 料 館 では、身 近 な題 材 をテーマに企 画 展 や歴 史 文 化 講 座 等 を開 催 する と ともに、市 民 が立 ち寄 りやすい展 示 の工 夫 に努 めます。 学識経験者の意見 重 要 な史 跡 ・文 化 財 にめぐまれた伊 勢 崎 市 において、保 存 整 備 や調 査 等 が、息 の長 い丁 寧 な事 業 として行 われていることが知 られます。 文 化 財 の指 定 の有 無 に拘 わらず、こうした活 動 が継 続 されることに意 味 があります。説 明 会 等 39 が開 催 されるたびに多 くの見 学 者 ・参 加 者 が集 まることは、その証 拠 です。 引 き続 き、文 化 財 の保 護 と活 用 に力 を注 いでいかれるよう期 待 します。 40 5 健康教育の推進 ~子どもたちの健康をつくり、安全を守ります!~ -いせさき元気プロジェクト- 昨 年 3月 の東 日 本 大 震 災 、それに伴 う原 子 力 発 電 所 の事 故 により、市 民 の防 災 意 識 や放 射 能 汚 染 への関 心 がより一 層 高 まりました。 そこで、学 校 施 設 内 での放 射 線 測 定 、給 食 食 材 の放 射 能 物 質 検 査 、また、それら結 果 の公 表 など新 たな取 り組 みが加 わり、学 校 保 健 の充 実 や学 校 給 食 への配 慮 を徹 底 しました。さらに、 災 害 発 生 時 等 の対 応 や訓 練 を充 実 させ、学 校 安 全 の推 進 を図 りました。 そのほか、学 校 や家 庭 、地 域 ぐるみで健 全 でたくましい心 身 を育 てる健 康 推 進 、また、年 間 指 導 計 画 に基 づく食 育 の推 進 や健 康 で活 力 ある生 活 を送 るための基 礎 となる体 力 の向 上 に努 め ました。 ア 心と体の健康推進 (ア ) -元気と笑顔の「いせさき家族で『いただきます』の日」- 推進体制の強化 学 校 関 係 者 、保 護 者 、関 係 各 課 の代 表 者 15 人 からなる「いせさき家 族 で『いただきます』 の日 推 進 会 議 」を開 催 しました。 第 1 回 ①事 業 の趣 旨 説 明 ②協 力 依 頼 ならびに事 業 提 案 第 2 回 ①事 業 の成 果 と課 題 ②平 成 24 年 度 の方 向 性 について全 体 協 議 を行 った後 、家 族 が食 卓 を 囲 む雰 囲 気 をつくり、グループ意 見 交 換 をしま した。事 業 に対 する活 発 な話 し合 いが行 われ、 相 互 理 解 が深 まり関 係 諸 団 体 の創 意 工 夫 し い せ さ き 家 族 で「 い た だ き ま す 」の 日 推 進 会 議 たご協 力 を得 ることができました。 (イ ) 学校・家庭・地域と連携した啓発活動 幼 児 ・児 童 ・生 徒 とその保 護 者 に向 けてリー フレットやシールを配 布 して事 業 の趣 旨 説 明 を 行 うとともに、ポスター掲 示 や各 種 イベントへ の 参 加 を通 して地 域 住 民 への普 及 活 動 を行 いま した。 また、名 古 屋 学 芸 大 学 客 員 教 授 である足 立 己 幸 先 生 を 講 師 に迎 え 、「家 族 で 食 卓 を 囲 む ことの意 義 について」ご講 演 をいただきました。 参 加 者 か ら 、 子 ど も た ち の 健 全 育 成 には 食 育 が欠 かせないものであり、コミュニケーションの 大 切 さについて改 めて実 感 できたという声 を聞 くことができました。 41 (ウ ) 実践に向けての課題把握 小 ・中 学 校 を対 象 に「家 族 で Try いただきます4週 間 」と銘 打 った強 化 週 間 を設 け、各 家 庭 の 実 践 状 況 や児 童 生 徒 及 び保 護 者 の率 直 な感 想 を聞 き現 状 と課 題 の把 握 に努 めました。 (「いただきます」の日 決 定 率 :小 学 校 99.4%、中 学 校 43.4%) (「いただきます」の日 実 践 率 :小 学 校 93.6%、中 学 校 86.7%) 日 程 の決 定 率 が中 学 校 では低 くなっています。小 学 校 では、家 庭 科 の調 理 実 習 など各 教 科 と関 連 付 けた取 り組 みが行 われたため高 い値 を示 していますが、中 学 校 では 4 週 間 という短 い期 間 の中 で家 族 全 員 の日 程 を調 整 することが難 しかったようです。しかし、小 中 学 校 とも実 践 率 は 高 く、「いただきます」の日 を決 めることさえできれば実 践 に結 びつくことが分 かりました。 また、保 護 者 や児 童 生 徒 の感 想 をみると、家 族 で会 話 できたことの喜 びや家 族 の大 切 さを改 めて実 感 することができたというものが多 く、家 族 の絆 を深 めるきっかけづくりとして必 要 な事 業 で あるという認 識 が深 まりました。 【今後の取組】 幼 児 ・児 童 ・生 徒 とその保 護 者 に対 する啓 発 は、今 年 度 100%に達 しましたので、来 年 度 は 家 族 団 らんの日 を決 めるきっかけづくりとして作 品 募 集 やイベント開 催 等 の事 業 を展 開 するととも に、学 校 生 活 の基 盤 づくりとして教 師 と児 童 生 徒 、児 童 生 徒 同 士 の交 流 を深 められるよう学 校 と 連 携 した取 り組 みを実 施 していきます。 また、実 践 後 の児 童 生 徒 とその保 護 者 の声 を広 く集 め、実 践 をとおして得 られる家 族 の絆 に ついて広 報 していきます。 イ 学校保健の推進 (ア ) - 元 気 100 点 満 点 - 計画的・組織的な学校保健活動の推進 各 学 校 で は学 校 保 健 計 画 を 作 成 し 、自 校 の子 ども の健 康 課 題 の解 決 に向 け、家 庭 や 関 係 機 関 と連 携 を図 りながら取 り組 みました。(学 校 保 健 計 画 作 成 立 率 100%) (イ ) 感染症予防対策の徹底 感 染 症 予 防 には日 常 の健 康 観 察 や保 健 指 麻しん風しん予防接種接種率(第3期) 導 が必 要 と考 え、年 度 当 初 に啓 発 ポスターを % 配 付 しました。 84 81.7 81.7 H22年度 H23年度 82 また、各 幼 稚 園 ・学 校 における感 染 症 対 策 の 79.5 80 徹 底 を図 るため、インフルエンザ等 感 染 症 の流 78 行 する 12 月 から、欠 席 状 況 を集 約 して地 域 の 74 76 72.0 72 感 染 症 情 報 として毎 週 金 曜 日 に電 子 メールで 70 68 配 信 しました。その結 果 、感 染 症 情 報 の早 期 66 探 知 ができ、学 校 や 関 係 者 が情 報 共 有 する こ H20年度 H21年度 とで、早 期 対 策 につながり効 果 的 な取 り組 みが できました。 感 染 症 対 策 の一 つである、麻 しん風 しん定 期 予 防 接 種 については、接 種 勧 奨 のリーフレット 等 の配 付 や定 期 的 な接 種 率 の確 認 を行 いました。その結 果 、保 護 者 の意 識 も高 まり、接 種 率 の 向 上 が図 れました。 42 (ウ ) 環境衛生検査の実施と適切な事後措置 学 校 薬 剤 師 と連 携 して学 校 環 境 衛 生 検 査 を 実 施 し 、学 習 環 境 の 改 善 維 持 に 努 め て き ま した。 また、東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 に伴 い 、校 庭 、学 校 プ ール、教 室 等 の放 射 線 量 、放 射 性 物 質 の測 定 を行 い、本 市 Web ページにて公 表 しました。その結 果 、正 確 な測 定 結 果 を適 宜 公 表 することができ、児 童 生 徒 及 び保 護 者 への安 心 安 全 の確 保 に配 慮 できました。 (エ ) 発達段階に応じた性教育・薬物乱用防止教室等に関わる指導の充実 性 に関 する教 育 では、特 に中 学 校 において産 婦 人 科 医 を講 師 とした講 演 会 を実 施 する学 校 が増 加 しました。(平 成 23 年 度 :中 学 校 実 施 校 9校 ・実 施 率 75.0%) また、喫 煙 、飲 酒 、薬 物 乱 用 防 止 に関 する指 導 では、特 に小 学 校 において保 健 福 祉 事 務 所 や警 察 と連 携 して、薬 物 乱 用 防 止 教 室 を実 施 する学 校 が増 加 しており、指 導 の充 実 が図 られて きました。(平 成 23 年 度 :小 学 校 実 施 校 14 校 ・実 施 率 58.3%、中 学 校 実 施 校 11 校 ・実 施 率 100%) 【今後の取組】 保 健 主 事 と養 護 教 諭 の研 修 会 において、評 価 の観 点 や内 容 に留 意 した学 校 保 健 計 画 の作 成 や学 校 保 健 のマネジメント等 を取 り上 げ、学 校 保 健 の一 層 の推 進 を目 指 します。 また、感 染 症 予 防 対 策 は新 たに導 入 する群 馬 県 感 染 症 欠 席 者 情 報 収 集 システムを活 用 し、 迅 速 かつ 適 切 に各 学 校 ・幼 稚 園 や 地 域 、県 等 の情 報 を把 握 すると ともに共 有 して対 策 の徹 底 を図 っていきます。 ウ 食育の推進 (ア ) -元気もりもり- 食に関する年間指導計画の作成 本 年 度 より 食 育 推 進 会 議 を 開 催 し 、食 に関 す る指 導 について 共 通 理 解 を 図 る 場 として 位 置 付 け、年 度 当 初 に食 に関 する年 間 指 導 計 画 作 成 について取 り上 げました。 すでに多 くの学 校 にお いて年 間 指 導 計 画 が作 成 されており、発 達 段 階 や 系 統 性 を踏 まえ た 指 導 が組 織 的 に進 められてきました。 (作 成 済 み:27 校 75.0%、作 成 中 ・予 定 :9 校 25.0%) (イ ) 学校給食を活用した指導の充実 成 長 過 程 にある 児 童 生 徒 が食 の大 切 さを 理 解 し、健 康 な 身 体 を 培 い 、食 を 通 じて 豊 か な人 間 性 を育 むために、学 校 栄 養 職 員 による給 食 を生 きた教 材 として活 用 した食 育 の指 導 を実 施 し ました。 また、平 成 23 年 度 は、給 食 時 における学 校 栄 養 職 員 単 独 による 指 導 回 数 は減 少 しました が、クラス訪 問 を補 う新 たな取 組 として、生 活 科 や家 庭 科 、総 合 的 な学 習 や特 別 活 動 等 の授 業 時 間 の中 で、担 当 教 諭 と連 携 を図 りながら、「食 に関 する指 導 」を TT(ティームティーチング)授 業 で取 り組 み、より具 体 的 な指 導 を行 いました。 43 ・給 食 時 のクラス訪 問 の回 数 :567 回 給食時に学校栄養職員がクラス訪問した回数 ・給 食 たより発 行 の回 数 :56 回 回 800 ・学 校 への放 送 資 料 提 供 :68 回 638 ・校 内 掲 示 物 :41 枚 600 ・PTA試 食 会 ・親 子 料 理 教 室 の参 加 者 : 400 1,031 人 626 567 200 ・アレルギー資 料 配 付 先 :延 べ 409 人 0 H21年度 H22年度 H23年度 ・教 科 等 での TT 授 業 :78 回 ※TT(ティームティーチング)授 業 :複 数 の教 員 が役 割 を分 担 し、協 力 し合 いながら指 導 計 画 を立 てて行 う授 業 。 (ウ ) 地場産農作物の活用 新 鮮 でおいしく、安 心 ・安 全 な給 食 を提 供 給食食材(野菜)の産地割合 するため、JA、生 産 者 団 体 等 の協 力 により学 校 給 食 における地 場 産 野 菜 の利 用 拡 大 を実 100% 施 しました。 1.4 0.2 53.7 59.9 80% 平 成 23 年 度 地 場 産 野 菜 の使 用 割 合 は、12 60% 月 現 在 使 用 率 は 25.2%で、平 成 22 年 度 より 40% 0.2 51.7 外国産 県外産 県内産 21.6 22.9 17.8 地場産 20% 使 用 実 績 が増 えました。 23.3 22.1 25.2 H21年度 H22年度 H23年度 0% (エ ) 保護者、市民に向けての情報発信 今 年 度 は、児 童 生 徒 に安 全 な給 食 を提 供 す る 手 段 の1つ と して 食 材 の放 射 能 物 質 検 査 を 行 い 、 結 果 の 公 表 に つ い て は 全 て ホー ム ペ ージへ掲 載 し周 知 を図 りました。 また、各 調 理 場 で 作 成 され た献 立 表 と 全 家 庭 へ 配 布 す る 「給 食 だより 特 別 号 」をそれ ぞれ ホームページに掲 載 し、学 校 給 食 の取 り組 み を情 報 提 供 することができました。 【今後の取組】 食 を取 り巻 く現 状 を踏 まえ、児 童 生 徒 が食 の大 切 さを理 解 し、心 も身 体 も元 気 で豊 かな人 間 性 を培 うため、学 校 給 食 を活 用 して学 校 と家 庭 と地 域 を視 野 に入 れた食 育 指 導 の充 実 を目 指 します。 また、学 校 給 食 を通 じて郷 土 の農 産 物 や食 文 化 、郷 土 料 理 等 について理 解 を深 め、地 場 産 農 産 物 に対 する関 心 を高 められるよう学 校 栄 養 職 員 による学 校 訪 問 及 び情 報 提 供 の充 実 に努 めます。 さらに、JA、生 産 者 団 体 、農 政 課 や関 係 機 関 、関 係 団 体 との連 携 をより一 層 強 化 し、学 校 給 44 食 への地 場 産 農 産 物 の利 用 拡 大 を図 り、顔 の見 える食 材 を活 用 した安 心 ・安 全 な給 食 を提 供 できるよう目 指 していきます。 エ 学校安全の推進 (ア ) -元気が親の願い- AED普通救命講習会の受講 他 市 町 村 からの転 入 職 員 や新 規 採 用 職 員 等 の未 受 講 者 が増 えたため、受 講 率 が低 下 して しまいました。(幼 稚 園 :82%、小 学 校 :95%、中 学 校 :92%、特 別 支 援 学 校 :100%) 前 年 度 中 に講 習 会 が開 催 で きない 学 校 が多 数 あっ たため 、各 学 校 の要 望 を 受 け未 受 講 者 81 人 を対 象 に全 3 回 の講 習 会 を開 催 しました。 開催回 会 場 参加者数 1 殖蓮小学校 体育館 16 人 2 第二中学校 武道館 38 人 3 第三中学校 体育館 27 人 普通救命講習会 AED講習会 (イ ) 災害・緊急時等の対応訓練の充実 東 日 本 大 震 災 を 受 け、年 度 当 初 に全 学 校 及 び 幼 稚 園 が地 震 による 避 難 訓 練 を 実 施 し まし た。また、臨 海 学 校 においても新 たに地 震 対 応 のマニュアルを整 備 しました。 さらに、災 害 等 発 生 時 における保 護 者 への児 童 生 徒 の受 け渡 し方 法 など、緊 急 を要 すること を中 心 に対 応 マニュアルの見 直 しを図 りました。 (各 学 校 ・幼 稚 園 での避 難 訓 練 総 実 施 回 数 179 回 ) (ウ ) 通学路の安全対策 学 校 職 員 、保 護 者 、地 域 安 全 ボランティア 交通事故発生件数の推移 が協 働 して児 童 生 徒 の登 下 校 の安 全 確 保 を 件 120 図 るとともに、通 学 路 の危 険 箇 所 の点 検 (総 計 96 100 135 回 )を実 施 しました。 94 80 その結 果 、児 童 生 徒 が関 係 する交 通 事 故 67 60 の発 生 件 数 は減 少 傾 向 になってきました。 40 20 0 H21年度 H22年度 H23年度 【今後の取組】 各 学 校 においては、地 域 等 の実 情 に合 わせた独 自 のマニュアルの見 直 しと、それに基 づく実 践 的 な避 難 訓 練 を行 います。 また、学 校 職 員 が常 に危 機 管 理 意 識 を持 てるよう、学 校 安 全 研 修 を引 き続 き実 施 していきま す。 45 オ 体力の向上 (ア ) -元気のみなもと- 全国体力・運動能力、運動習慣等の調査結果の活用 各 学 校 では、児 童 生 徒 の体 力 の実 態 把 握 を行 い、課 題 を明 らかにするとともに、体 育 授 業 に お け る 指 導 内 容 を 検 討 し 、 児 童 生 徒 が継 続 し て 体 力 向 上 に 取 り 組 め る 活 動 を 推 進 し て き ま し た。 その結 果 、「自 分 から進 んで体 を動 かしたり、スポーツをしたりする」と答 えた児 童 生 徒 の割 合 は、前 年 に比 べて、小 学 校 ではほぼ同 様 の結 果 でしたが、中 学 校 では1%増 加 しました。 (イ ) 体力アップカードの活用 体 力 向 上 に向 けた体 育 授 業 の具 体 的 な実 践 として、体 力 アップカードを活 用 した体 つくり運 動 やザスパ草 津 コーチと小 学 校 教 員 とでサッカー授 業 を実 践 しました。 その結 果 、「体 を動 かしたり、スポーツをしたりすることは好 き」と答 えた児 童 生 徒 の割 合 は、小 学 校 では 85%、中 学 校 では 78%でした。 「自分から進んで体を 動かしたり、スポーツ を したりする 」と回答して 「体を 動かしたり、スポーツ を したりする ことは好き」と回答した 児童生徒の割合 児童生徒の割合 % % 60 90 55 85 85 78 78 50 70 H22年度 45 H22年度 H23年度 H23年度 40 50 35 30 30 小学校 (ウ ) 小学校 中学校 中学校 業前・業間運動や部活動の活用 小 学 校 では、運 動 会 ・マラソン大 会 などの学 校 行 事 を実 施 する際 に、マラソンカード等 を作 成 し、業 前 ・業 間 運 動 を意 図 的 に実 施 しました。 また、中 学 校 では、運 動 部 活 動 を通 して、体 力 や技 能 の向 上 を図 れるよう、地 域 ・家 庭 と連 携 しながら、日 常 的 な運 動 やスポーツが実 践 できる環 境 づくりを推 進 してきました。 【今後の取組】 新 体 力 テ ストの結 果 を 踏 まえ、低 学 年 から運 動 する楽 しさを味 わわせる指 導 の工 夫 やザスパ 草 津 との連 携 による体 育 授 業 プログラムの充 実 を図 るなど、体 育 授 業 を通 して運 動 やスポーツに 親 しむことができる児 童 生 徒 を育 成 します。 学識経験者の意見 東 日 本 大 震 災 や原 発 事 故 の教 訓 を生 かして、様 々な面 で安 心 安 全 を実 現 しようとしている様 子 が認 められます。 「いせさき家 族 で『いただきます』の日 」の普 及 活 動 ・啓 発 が 100%に達 したとのことですが、こ れに安 住 することなく、「家 族 団 らんの日 」の設 定 に向 けての展 開 とともに、この 100%が一 時 的 なものに終 わらないよう留 意 することも大 切 です。 46 新 たに展 開 することとなった食 育 推 進 会 議 が、今 後 さらに実 効 的 に仕 事 を進 めていくことを望 みます。 報 告 書 に図 として 例 示 されている「給 食 だより」のホー ムペー ジは、や や盛 り だくさん に過 ぎる 感 があるので、一 般 の人 にも見 易 いレイアウトを工 夫 する余 地 がありそうです。 47 6 奉仕活動の充実 (1) 学 校 支 援 ボ ラ ン テ ィ ア の 充 実 ~学校の教育活動を充実します!~ -保護者や地域の人々、企業や大学との協働- スマイ ルサポ ー ターと の協 働 により 、子 ども たち の夢 や 希 望 を 育 む「未 来 力 」学 習 講 座 を はじ め、学 習 支 援 やキャリア教 育 の推 進 など質 の高 い教 育 活 動 を実 施 しました。 ア 指導体制の充実 (ア ) 校長の経営観に基づく、各校の独自性の発揮 保 護 者 や地 域 の人 々に、学 校 の教 育 活 動 にかかわっていただき、子 どもたちの“いきいき”とし た学 びの機 会 を創 り出 し、各 校 の学 校 課 題 の解 決 を目 指 した取 り組 みを推 進 しました。 子 どもたちの夢 や希 望 を育 み、目 標 を持 って学 校 生 活 を送 らせることを目 的 として、外 部 の指 導 者 を招 いての「未 来 力 」学 習 講 座 を意 図 的 ・計 画 的 に実 施 しました。 【今後の取組】 今 後 も学 校 教 育 において、学 校 ・家 庭 ・地 域 が一 体 となった学 校 づくりを一 層 進 めていくため に、子 どもたちの笑 顔 をつくるスマイルサポーターと積 極 的 に連 携 をしていきます。 イ 地域人材の活用 (ア ) 子どもたちの笑顔をつくるスマイルサポーターの積極的な活用 学 校 支 援 ボランティアへの登 録 者 数 は、 ボランティア登録人数 年 々増 加 傾 向 にあり、平 成 23 年 度 は、市 内 で 人 9000 8000 7000 6000 5000 4000 3000 2000 1000 0 8,105 人 の登 録 がありました。 具 体 的 な活 動 として、授 業 以 外 では、安 全 パトロールや読 み聞 かせ、教 材 教 具 づくりや校 内 環 境 づくりなどといった活 動 に協 力 していた だきました。 授 業 内 では、家 庭 科 のミシン、図 工 での釘 打 ちや総 合 的 な学 習 の時 間 の体 験 活 動 などに 8105 7097 6174 6253 H20 H21 4673 H19 H22 H23 協 力 していただきました。 (イ ) 「未来力」学習講座の実施 企 業 や大 学 をはじめ、地 域 で活 躍 する人 が講 師 ・外 部 指 導 者 となり、子 どもの夢 や希 望 をは ぐくみ目 標 をもたせることを目 的 として行 う「未 来 力 」学 習 講 座 を、小 学 校 24 校 で各 学 年 平 均 3.6 回 、中 学 校 11 校 で各 学 年 4.4 回 、特 別 支 援 学 校 1 校 で各 学 年 3.8 回 と、全 ての学 校 、全 ての学 年 で実 施 することができました。 講 師 ・外 部 指 導 者 の人 数 は、全 小 中 特 別 支 援 学 校 で延 べ 2,163 人 でした。 この講 座 を受 けた児 童 生 徒 からは、「普 段 使 っている語 呂 合 わせも古 典 と深 く結 びついている ことを知 り、古 典 がすごく身 近 に感 じました。」、「『努 力 は必 ず誰 かが見 ている』というのは、人 が いないところでも努 力 することということだと思 うので、そういうことをたくさんしていきたい。」などの 感 想 がありました。 48 【今後の取組】 学 校 支 援 センターにおいてボランティア活 動 を調 整 するコーディネーターや、ボランティア活 動 の中 心 となるボランティアリーダーを引 き続 き育 成 し、組 織 的 ・継 続 的 な教 育 活 動 が充 実 できるよ うにしていきます。 また、児 童 生 徒 一 人 一 人 が、夢 や希 望 を叶 えるために目 標 を持 ち、主 体 的 に取 り組 めるよう、 「未 来 力 」学 習 講 座 を意 図 的 ・計 画 的 に実 施 します。 ウ 企業・大学との連携 (ア ) カリキュラムパートナー制度による相互連携 今 年 度 、高 崎 健 康 福 祉 大 学 とカリキュラムパートナーの協 定 を新 たに結 び、2企 業 6大 学 との 連 携 が可 能 となり、53 の連 携 事 業 を展 開 することができました。主 な内 容 としては、群 馬 大 学 教 授 による 中 学 生 への古 典 の授 業 、東 京 福 祉 大 学 等 の大 学 生 ボ ランテ ィアによる小 中 学 生 へ の 学 習 支 援 、サンデン株 式 会 社 社 員 による進 路 講 演 会 などを実 施 することができました。 その結 果 、市 内 小 中 特 別 支 援 学 校 におけるカリキュラムパートナーの活 用 回 数 は、計 65 回 で ありました。講 師 ・外 部 指 導 者 として活 用 した人 数 も、計 175 人 となり、充 実 した取 組 とすることが できました。 ま た 、カ リキ ュ ラ ムパ ー ト ナー の 企 業 ・ 大 学 の各 連 携 担 当 者 を 未 来 会 議 委 員 と す る 「 教 育 改 革 ・いせさき未 来 会 議 」を3回 実 施 しました。 ①6 月 15 日 連 絡 協 議 会 「これからの教 育 で大 切 なこと」 ②11 月 9 日 連 携 分 科 会 「未 来 の子 どもに必 要 なこと」 ③2 月 9 日 未 来 放 談 会 「これから私 たちが大 切 にすべきことは何 か」 いずれも約 100 人 の学 校 関 係 者 が参 加 するとともに、未 来 会 議 委 員 からこれからの本 市 教 育 に生 かすことのできる貴 重 な意 見 や提 言 をもらうことができました。 【今後の取組】 カリキュラムパートナーの意 図 的 ・計 画 的 な活 用 により、質 の高 い体 験 活 動 や専 門 的 な学 習 ・ 研 修 のさらなる充 実 を目 指 していきます。 (2) ボ ラ ン テ ィ ア の 養 成 と 機 会 の 充 実 ~学んだ成果を活かす意識の醸成を図ります!~ -市民の自発的な奉仕活動を促す機会の提供- 公 民 館 等 でのボランテ ィアの養 成 とともに、ボランティアやボランテ ィアサークルへの支 援 を通 して市 民 の自 発 的 な奉 仕 活 動 を促 しました。 公 民 館 事 業 の学 習 成 果 を活 用 したり、地 域 の人 材 を各 種 ボランティアとして活 用 するなど、奉 仕 活 動 の機 会 を提 供 し、奉 仕 を喜 ぶ活 動 づくりに努 めました。 ア 地域におけるボランティア活動への支援 (ア ) 公民館事業等でのボランティア養成講座の開催 地 域 ボ ランテ ィア を 養 成 す る ため 、 教 室 名 「 歌 で 覚 え る 手 話 教 室 」 を 2回 実 施 (参 加 者 9 人 ) し、2月 には成 果 発 表 会 を開 催 しました。 また、青 色 防 犯 パ トロー ル実 施 者 講 習 会 で は、安 心 安 全 課 と 協 同 し、犯 罪 の未 然 防 止 、安 49 心 安 全 な地 域 づくりのための講 習 会 を開 催 し、192 人 の参 加 がありました。参 加 者 は講 習 会 を 通 して、犯 罪 を未 然 に防 止 するために、防 犯 パトロールで留 意 することを再 確 認 しました。 応 急 手 当 講 習 会 では、伊 勢 崎 消 防 署 の協 力 のもと、応 急 手 当 の基 本 的 な知 識 やAEDの操 作 の講 習 会 を実 施 (2回 開 催 し、参 加 者 66 人 )しました。参 加 者 は、学 んだことを日 頃 の業 務 の 中 で役 立 てていただいております。 (イ ) 公民館のボランティアサークルへの支援 公 民 館 で活 動 している読 み聞 かせグループと連 携 し、地 域 の子 どもたちを対 象 に本 や紙 芝 居 を楽 しむ「おはなしの会 」の開 催 への支 援 (1回 開 催 、参 加 者 38 人 )、食 生 活 改 善 グループ等 と 連 携 を図 り、コスモスまつりでの試 食 会 (延 べ参 加 者 240 人 )などの支 援 をしました。 また、公 民 館 自 主 サークルとの連 携 により、地 区 文 化 祭 時 にフラワーアレンジメント教 室 (参 加 者 59 人 )への支 援 、パソコン教 室 開 催 (241 回 、延 べ参 加 者 2,422 人 )の支 援 をしました。 (ウ ) 生涯学習支援ボランティアまなびぃ先生への支援 登 録 されたまなび ぃ 先 生 事 業 の周 知 を 図 る ため、活 用 パ ンフレットを 作 成 し、生 涯 学 習 推 進 員 はもとより、区 長 、民 生 委 員 等 に配 布 しました。併 せて、生 涯 学 習 大 会 などの関 連 イベント時 には、パネル展 示 を行 いました。 また、まなびぃ先 生 自 主 企 画 事 業 を募 集 し、「市 民 の手 による市 民 のための学 びの場 」 を創 るために、広 報 いせさきへの掲 載 、募 集 チ ラシの作 成 などの支 援 を行 いました。 なお、まなびぃ先 生 自 主 企 画 事 業 として、 「大 津 絵 の 展 示 会 」 、「 お 琴 J U K U 」 、「 CO ² を 学 ぼう」ほか9講 座 を延 べ 46 回 開 催 し、759 人 の市 民 が参 加 しました。 まなびぃ先生「食育について」 【今後の取組】 地 域 における学 習 ボランティア活 動 については、生 涯 学 習 ボランティアまなびぃ先 生 を中 心 と した講 師 の積 極 的 な活 用 を図 り、事 業 を実 施 していきます。 イ 地域の人材活用の推進 (ア ) 公民館事業等での学習成果の活用推進 地 域 の社 会 福 祉 協 議 会 や公 民 館 サークルと連 携 を図 り、文 化 祭 、作 品 展 、芸 能 発 表 会 など を開 催 し、成 果 の活 用 の推 進 を図 りました。(66 団 体 、3,306 人 ) (イ ) 生涯学習支援ボランティアまなびぃ先生、読書サポーター、機織ボランティア等の 活用 生 涯 学 習 推 進 員 や民 生 委 員 との連 携 により、行 政 区 でおこなうデイサービス事 業 において、 市 民 ボランティア の力 を 積 極 的 に活 用 して明 る い社 会 活 動 を目 指 しま した。その結 果 、利 用 総 50 計 の 94 件 のうち 49 件 が行 政 区 からの活 用 で、1,530 人 が参 加 しました。 また、新 たに、市 民 活 動 課 、障 害 福 祉 課 等 の行 政 機 関 や健 康 福 祉 センター、まゆドーム、幼 稚 園 、公 民 館 等 からも事 業 の幅 を広 げる講 座 等 への活 用 も増 えてきました。 (ウ ) 図書館ボランティアの活用 読 み聞 かせグループと連 携 を図 り、毎 月 、各 図 書 館 で開 催 する子 ども向 けの読 み聞 かせやブ ックスタートでの読 み聞 かせなどでの活 用 を図 りました。 また、図 書 館 ボランティアとして登 録 した人 に、図 書 ・DVDなどの配 架 や整 理 で活 躍 の機 会 を 提 供 しました。 【今後の取組】 今 後 も生 涯 学 習 に係 る 各 種 ボランティアとして地 域 の人 材 を幅 広 く活 用 するとともに、更 なる 活 動 への支 援 強 化 を図 り、学 習 成 果 等 の活 用 、推 進 が図 れる事 業 を実 施 していきます。 学識経験者の意見 学 校 ボランティアの登 録 者 数 や活 用 が年 ごとに盛 んになってきていることが分 かります。 「未 来 力 」学 習 講 座 も、市 内 の全 て の小 ・中 ・特 別 支 援 学 校 で、多 くの回 数 と指 導 者 数 にお いて実 施 された様 子 が示 されています。その具 体 的 な内 容 等 を報 告 書 の中 で例 示 するとよかっ たと思 います。 これに対 してカリキュ ラムパー トナー事 業 は、ま だ必 ずしも 十 分 な 展 開 とはなっていないように 見 受 けられます。活 用 回 数 65 回 、活 用 人 数 175 人 が、市 教 育 委 員 会 として十 分 なのかどうかは 検 討 の余 地 がありそうです。せっかくの協 定 をさらに一 層 生 かしていくことを期 待 します。 ボランテ ィア 養 成 ・機 会 の充 実 につ いて は、公 民 館 サ ーク ルや ま なび ぃ 先 生 へ の支 援 を 引 き 続 き充 実 していくことをお願 いします。まなびぃ先 生 自 主 企 画 事 業 が一 層 広 範 囲 に行 われるよう な条 件 をさらに整 備 ・充 実 していくよう期 待 します。 51 7 施設・設備の充実 ~安心で安全な教育施設の整備を推進します!~ 自 ら学 び、心 豊 かでたくましい「生 きる力 」をはぐくむ学 校 教 育 や生 涯 学 習 ・社 会 教 育 の推 進 の ため に 、 老 朽 化 施 設 の 改 善 、バ リア フ リ ー 化 、 教 育 制 度 改 革 へ の 対 応 や 地 域 と 連 携 し た 防 犯 ・安 全 対 策 など、安 心 ・安 全 な施 設 の整 備 を進 めました。 また、耐 震 補 強 対 策 や地 域 防 災 拠 点 として必 要 な施 設 整 備 を実 施 しました。 ア 児童生徒数に対応した施設整備の推進 (ア ) 赤堀中学校の整備 《赤 堀 中 学 校 整 備 事 業 》 建 設 予 定 地 が、農 業 振 興 地 域 内 の農 用 地 であることから、関 東 農 政 局 と農 地 転 用 に係 る大 臣 許 可 の事 前 協 議 を進 めています。 今 後 、早 期 に関 東 農 政 局 との協 議 を成 立 させます。 (イ ) 宮郷中学校の整備 《宮 郷 中 学 校 整 備 事 業 》 〈校 舎 増 築 工 事 〉 建 築 面 積 534.03 ㎡ 延 床 面 積 1,001.72 ㎡ 構 造 鉄 骨 造 2階 建 工 期 平 成 23 年 6 月 24 日 ~平 成 24 年 2 月 29 日 〈屋 内 運 動 場 増 築 工 事 〉 建 築 面 積 150.97 ㎡ 延 床 面 積 147.52 ㎡ 構造 鉄骨造平屋建 工 期 平 成 23 年 10 月 6 日 ~平 成 24 年 2 月 29 日 運 動 場 整 備 については、現 在 の学 校 敷 地 東 側 の水 田 14,322 ㎡を平 成 23 年 12 月 27 日 付 けで、土 地 所 有 者 全 員 と土 地 売 買 契 約 を締 結 し、所 有 権 移 転 登 記 を完 了 しました。 また、付 替 え道 路 及 び水 路 についての詳 細 設 計 を実 施 しました。 52 (ウ ) 赤堀南小学校の整備 《赤 堀 南 小 学 校 整 備 事 業 》 〈校 舎 増 築 工 事 〉 建 築 面 積 272.57 ㎡ 延 床 面 積 776.77 ㎡ 構 造 鉄 骨 造 3階 建 工 期 平 成 23 年 7 月 11 日 ~平 成 24 年 2 月 29 日 【今後の取組】 赤 堀 中 学 校 整 備 事 業 については、関 東 農 政 局 との事 前 協 議 を 成 立 させ、土 地 収 用 法 に基 づく事 業 認 定 申 請 、開 発 許 可 申 請 等 の手 続 きを行 い、平 成 27 年 4 月 の開 校 を目 途 として、建 設 計 画 を進 めます。 宮 郷 中 学 校 の運 動 場 整 備 については、平 成 24 年 度 に運 動 場 の設 計 及 び工 事 並 びに付 替 え 道 路 及 び 水 路 の 工 事 を 実 施 し 、既 存 校 庭 と 買 収 し た 用 地 を 一 体 で 活 用 で き る よう 整 備 し ま す。 イ 耐震化対策の推進 (ア ) -教育施設等整備計画- 耐震補強工事 《境 北 中 学 校 体 育 館 耐 震 補 強 事 業 》 建 築 面 積 1,057 ㎡ 延 床 面 積 1,179 ㎡ 構 造 鉄 骨 造 2階 建 補 強 内 容 壁 ブ レ ー ス の増 設 、 屋 根 ブ レ ー スの撤 去 ・新 設 、桁 梁 増 設 、 外 壁 改 修 及 びパラペット一 部 撤 去 による荷 重 軽 減 、ブロック壁 撤 去 後 軽 量 間 仕 切 り壁 に改 修 工 期 平 成 23 年 6 月 23 日 ~平 成 23 年 12 月 28 日 (イ ) 耐震補強工事設計委託 境 東 小 学 校 体 育 館 、豊 受 小 学 校 体 育 館 、名 和 小 学 校 体 育 館 、境 西 中 学 校 体 育 館 、第 一 幼 稚 園 園 舎 の耐 震 補 強 設 計 を実 施 しました。 学 校 施 設 以 外 の教 育 施 設 等 の 耐 震 対 策 に つ い て は 、 北 公 民 館 、 宮 郷 公 民 館 、 名 和 公 民 館 、豊 受 公 民 館 、境 公 民 館 、広 瀬 生 涯 学 習 館 、宮 子 町 集 会 所 の耐 震 二 次 診 断 を 実 施 し ま し た。 【今後の取組】 平 成 24 年 度 については、教 育 施 設 等 整 備 計 画 に基 づき、耐 震 補 強 工 事 及 び耐 震 補 強 設 53 計 を実 施 します。 学 校 施 設 以 外 の教 育 施 設 については、耐 震 二 次 診 断 を実 施 し、教 育 施 設 等 整 備 計 画 に位 置 付 けて、耐 震 化 対 策 を進 めていきます。 ウ 環境変化への対応 近 年 の異 常 気 象 の典 型 である酷 暑 への対 策 、さらに、昨 年 3月 に発 生 した東 日 本 大 震 災 に 伴 う原 発 事 故 の影 響 から供 給 電 力 不 足 への対 応 が急 務 となりました。 そこで、節 電 が求 められる社 会 状 況 を踏 まえ、「エコで夏 を乗 り切 ろう!作 戦 」を合 言 葉 に、各 学 校 施 設 で暑 さ対 策 や節 電 対 策 に取 り組 みました。 (ア ) グリーン作戦の展開 ①グリーンカーテン(ヘチマ・ゴーヤ)の設 置 (全 46 施 設 実 施 率 :100%) ②ベランダ等 への「よしず」の設 置 ③教 室 周 辺 への打 ち水 ・屋 上 への散 水 ④風 の流 れを考 慮 した窓 の開 閉 その結 果 、教 室 内 の温 度 について5℃前 後 の遮 熱 効 果 が現 れ、ヘチマやゴーヤの植 栽 や 収 穫 等 により環 境 教 育 にも大 きな成 果 をもたら しました。 (イ ) グリーンカーテンと環境学習 (あずま小学校) 身近な節電対策の実践 ①不 必 要 な照 明 や電 子 機 器 の待 機 電 力 の 7~9月全体での学校施設における電力使用量 カット 校種別 幼稚園 小学校 中学校 特別支援学校 合 計 ②エアコンの設 定 温 度 の調 節 (28℃設 定 の徹 底 ) その結 果 、学 校 施 設 全 体 で7~9月 を通 し て の消 費 電 力 が前 年 比 マ イ ナ ス 16 % と な り 、 大 幅 な削 減 、節 電 に成 功 しました。 電力使用量(kw) 前年度比 24,668 78% 861,342 84% 513,870 84% 35,415 97% 1,435,295 84% 【今後の取組】 各 学 校 がグリーンカーテン設 置 のノウハウを共 有 し、引 き続 き、収 穫 した種 を有 効 活 用 して植 栽 するなど、自 然 の力 をうまく取 り入 れて快 適 な学 習 環 境 をつくります。 子 どもたちに芽 生 えたエコ意 識 、根 付 いたエコ活 動 を絶 やすことなく、学 校 でも家 庭 でも簡 単 にできる節 電 対 策 を自 ら実 践 できるよう支 援 します。 学識経験者の意見 災 害 に備 えての工 事 や節 電 対 策 など、学 校 の施 設 ・設 備 に関 する取 り組 みは、全 国 的 に喫 緊 の課 題 ですが、本 市 においても着 々とそれに対 応 していることが認 められます。子 ども達 の安 心 安 全 と、学 校 が地 域 における防 災 拠 点 としての役 割 を果 たせるよう、今 後 とも早 期 かつ確 実 な 施 策 を実 施 していかれることを望 みます。 54 Ⅳ おわりに 地 方 教 育 行 政 の組 織 及 び運 営 に関 する法 律 の改 正 に基 づく点 検 評 価 及 び公 表 は、教 育 委 員 会 が事 前 に立 てた教 育 行 政 方 針 に沿 って具 体 的 な教 育 委 員 会 事 業 が効 果 的 に執 行 されて いるかどうかについて、自 らが事 後 に点 検 及 び 評 価 し、その結 果 を公 表 することを通 して、市 民 に対 する説 明 責 任 を果 たし、その活 動 の充 実 を図 ることを目 的 としています。 今 後 、本 市 教 育 委 員 会 の取 り組 みに対 する市 民 の皆 様 のご意 見 をいただき、教 育 行 政 をより 一 層 充 実 させていきたいと考 えております。 また、この点 検 及 び評 価 における「学 識 経 験 を有 する者 の知 見 の活 用 」に際 しましては、高 崎 健 康 福 祉 大 学 の 森 部 英 生 教 授 にご指 導 及 びご助 言 をいただきました。 ここに深 甚 なる 感 謝 を 表 しま すとと もに、ご 指 摘 い ただい た点 につ き まして は、今 後 の教 育 行 政 の運 営 に最 大 限 反 映 させていきたいと考 えております。 平 成 24年 5月 伊勢崎市教育委員会 委員長 齋 藤 美智子 委員長職務代行者 茂 木 克 山 祐理子 委 員 大 委 員 多部田 教育長 山 《ご意見等の送付先》 〒372-8501 伊勢崎市今泉町二丁目410番地 伊勢崎市教育委員会総務課 電話(0270)27-2785 メールアドレス [email protected] 55 口 敬 三 晃