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観光圏整備事業に関すること

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観光圏整備事業に関すること
∼(仮称)さっぽろ広域観光圏∼
5 観光圏整備事業に関すること
1 観光旅客の宿泊に関するサービスの改善及び向上に関する事業
(1)宿泊の魅力向上・滞在促進事業
事 業 名
宿泊の魅力向上・滞在促進事業
実施主体
札幌市ホテル連絡協議会、定山渓温泉旅館組合、支笏湖温泉旅館組合、
各観光協会など
実施期間
平成21年∼平成25年
概
要
滞在促進地区での二泊以上の滞在を促進し、圏域内の滞在を高めるように、泊
食分離、
『食』の魅力アップ事業などを行う。
ア.泊食分離事業
圏域内の宿泊施設、飲食施設、場外市場などが連携し、泊食分離の取り組み
を推進していく。
イ.共通入湯券(湯めぐり手形)事業
温泉宿泊地としての魅力向上ため、宿泊施設が連携し、温泉街の“まち歩き”
を促していく。
ウ.地産地消メニューの検討・開発など『食』の魅力アップ事業
圏域内の特色あふれる食材を活かした、名物となる料理や商品の検討・開発
を行い、宿泊の魅力向上、滞在の促進につなげる。
エ.滞在してのお楽しみ!体験メニューの企画・実施事業
宿泊者を対象としたガイド付きの早朝ウォーキングや市場(朝市)見学、夜
の動物園見学ツアー(期間限定)など体験ツアーを実施する。
(2)観光圏内限定旅行業代理業の取得促進事業
事 業 名
観光圏内限定旅行業者代理業の取得促進事業
実施主体
札幌市ホテル連絡協議会、定山渓温泉旅館組合、支笏湖温泉旅館組合、
各観光協会など
実施期間
平成21年∼平成25年
概
要
滞在促進地区内の宿泊施設において、観光圏内限定旅行業者代理業の取得を
促進するような事業を行う。また、認定後着地型旅行商品を積極的に販売する
体制づくりを行う。
ア.旅行業務取扱管理者取得のための研修事業
必要資格である旅行業務取扱管理者取得のための研修を行う。
イ.旅行商品販売体制構築のための施設整備事業
観光圏内限定旅行業者代理業に認定後、宿泊施設内の窓口等で販売を行うた
め、販売体制の構築及び必要な施設整備を行う。
2 観光資源を活用したサービスの開発及び提供に関する事業
(1)観光資源魅力創造・発信コーディネート事業
事 業 名
実施主体
実施期間
概
要
観光資源魅力創造・発信コーディネート事業
各観光協会、各商工会議所・商工会、構成市町村など
平成21年∼平成25年
観光圏内において、新たな観光資源の発掘、新規・既存の観光資源の魅力発信、
商品化などを総合的にコーディネートする。また、圏域の強みを活かした新た
な旅行のかたちを検討し、観光客に対し提案していく。
ア.観光資源魅力創造事業
観光施設だけでなく、
『食』
『体験』
『温泉』
『イベント』
『歴史・文化』など
をキーワードに観光資源の魅力創造を行う。
特に、
『食』は観光客にとって重要な要素であることから、当観光圏ならで
はの特色ある食事、お土産等を観光関連事業者、宿泊施設などと連携し、企画・
開発・プロモーション活動を実施する。
イ.商品化促進事業
圏域内の体験観光の選択肢を増やし、周遊性を高めるため、観光資源の商品
化を行う。また、滞在促進地区の宿泊施設と連携し、旅行商品の販売を進めて
いく。
ウ.新たな旅行のかたち提案プロジェクト
エコツーリズム、グリーンツーリズムなど、様々な旅行のかたちがある中で、
当観光圏の魅力をより身近に知ってもらい、体験してもらうための新たな旅行
のかたちを考え、提案していく。
また、フットパス、ウォーキングや農作業体験・交流などを通して、自然環
境保護・景観保護の啓発も積極的に行う。
エ.体験・交流型イベント事業
既存の観光イベントを中心に、地域住民だけでなく、国内外の観光客が体
験・交流できるような仕組みづくりを行う。また、広域的なPR、周遊促進の
ため、イベントカレンダーを作成するなどの取り組みを行う。
(2)観光圏プロモーション事業
事 業 名
観光圏プロモーション事業
実施主体
各観光協会、各商工会議所・商工会、北海道旅客鉄道、JAL、ANA、
北海道国際航空、構成市町村など
実施期間
平成21年∼平成25年
概
国内外の観光客、観光関連企業等にむけて、観光圏内滞在・周遊を促進するた
めの様々なプロモーション活動を方面別、ターゲット別で行う。また、現地視
察・体験、観光資源調査などを実施する招へい事業を行うなど、圏域の効果的
なプロモーションを行う。
ア.プロモーション事業
要
‐1‐
国内(首都圏・関西圏など)
、海外(東南アジア中心)の旅行会社、雑誌社
等メディア、地域住民に対しエリアプロモーション活動や、ウェディング、教
育旅行(修学旅行)やMICEなどのターゲット別プロモーション活動を行い、
当観光圏への来訪・滞在を促進させる。
イ.招へい事業
旅行会社、観光関連団体などを対象に、観光圏内で滞在・体験する、招へい
事業を実施する。また、招へい事業を通じて、受入体制(施設整備、人材育成)
の充実も図っていく。
ウ.
「おためし暮らし」移住促進事業
圏域の強みである『自然』
『食』
『時間』などを活かした「おためし暮らし」
事業を実施する。
「観光」の切り口だけでなく、
「暮らし」という切り口から圏
域内の滞在(将来的には定住)促進、地域づくりの充実を図っていく。
(3)観光圏人材育成事業
事 業 名
実施主体
実施期間
概
要
観光圏人材育成事業
各観光協会、各商工会議所・商工会、構成市町村など
平成21年∼平成25年
観光圏内の観光関連事業者などが課題を洗い出し、ホスピタリティ“おもてな
し”向上につながる人材育成(研修)
・支援を自ら、協働で行う。
ア.ホスピタリティ向上のための段階別・業種別研修
ホスピタリティ向上を目的に、段階別(基礎・実践)研修や、外国人観光客
受入のための外国語研修などを行い、観光圏全体のレベルアップを図る。
イ.観光ガイド・ボランティア育成・支援・連携事業
地域に根差した観光ガイド・ボランティアを育成・支援し、広域連携してい
くための取り組みを地域一体となり実施する。
ウ.地域住民が主体となった取り組みの支援・実施事業
景観や自然環境に配慮し、滞在力・魅力あふれる、美しい地域づくりを進め
るため、シーニックバイウェイ北海道の取り組みなどを通じ、地域関係者や住
民が主体となった一体的な取り組みを支援・実施する。また、圏域での取り組
みを、未来を担う世代(小・中学生)との交流・つながりを深め、継続的、発
展的な取り組みにしていく。
3 観光旅客の移動の利便の増進に関する事業
(1)観光圏まちめぐり促進事業
事 業 名
実施主体
実施期間
観光圏まちめぐり促進事業
札幌レンタカー協会、北海道旅客鉄道、各観光協会など
平成21年∼平成25年
‐2‐
概
要
移動手段であるレンタカーや、JR・バスなどの公共交通を利用した観光圏
周遊のための仕組みづくりを行う。
札幌市内においては、市内を周遊するための観光ツールとして、お得な観光
券(札幌まちめぐりパス)を販売する。さらに、同事業をモデルとし、圏域内
他地区での実証実験や外国人観光客のための実証実験を行う。
ア.観光圏まちめぐりレンタカー事業
地理に不案内な観光客でもスムーズに周遊できるようにするための仕組み
づくり(カーナビとマップコードが連携したマップの制作等)
、移動『時間』
を滞在の魅力とする仕組みづくりを行い、滞在・周遊の促進につなげる。
イ.観光圏ウォーキング事業
「公共交通(JRやバス)&ウォーキング」の事業(イベント実施やツール制
作)を行い、観光圏の新たな魅力の発見、周遊の促進を図る。また、
「産地直
売所」などとの農商工連携で、地域経済の活性化にもつなげていく。
ウ.札幌まちめぐりパス事業
観光に使えるクーポンと1日乗車券がセットになったお得なパスを販売。
また、外国人観光客が周遊するための仕組みづくりの検討・実施、PRのた
めのパンフレットなどの制作物を作成する。また、圏域内の他地域で、札幌ま
ちめぐりパス事業をモデルに、実証実験の検討を行い、観光客の周遊の仕組み
づくりを発展させていく。
(2)圏域内交通ネットワーク活性化事業
事 業 名
実施主体
実施期間
概
要
圏域内交通ネットワーク活性化事業
交通事業者、各観光協会、構成市町村など
平成21年∼平成25年
観光圏内の基点となる場所(新千歳空港、駅、滞在促進地区、観光地・施設)
などを相互、多角形に結ぶ周遊・循環バスの整備や実証実験などを通じ、圏域
内の交通ネットワークを活性化させる事業を行う。
ア.空港連絡バス事業
空の玄関口「新千歳空港」を起点・終点に、滞在促進地区や観光資源を結び、
観光客の移動の利便性を高める、空港連絡バスの事業を検討・実施する。
イ.周遊・循環・シャトルバス事業
観光客を滞在・周遊を促進させるような周遊・循環バスの取り組みを行う。
また、イベント時など、滞在促進地区や交通拠点などを結ぶシャトルバスの運
行なども検討し、事業の実施を行う。
ウ.二次交通システムづくりの調査・検討
整備事業や実証実験などの検証結果から、観光客のニーズ調査を行い、圏域
内の周遊を促進し、移動の利便性を向上させる案内など情報提供、二次交通そ
のもののあり方の検討、継続事業化にむけた検討を行う。
‐3‐
4 観光に関する情報提供の充実強化に関する事業
(1)観光圏ツール制作事業
事 業 名
観光圏ツール制作事業
実施主体
各観光協会、各商工会議所・商工会、宿泊関連団体、交通事業者、構成市町村
など
実施期間
平成21年∼平成25年
概
要
観光客の受入、観光圏をPRするためのマップ・冊子(ドライブルートマップ、
ウォーキングマップ・紹介冊子など)などを制作する事業。また、外国人観光
客も利用できるように、多言語(英語・中国語・韓国語)併記し、国内外の観
光客の利便性を高める。
ア.観光圏受入ツール制作事業
ドライブルートマップ、ウォーキングマップ、花・観光施設紹介冊子など、
観光圏滞在・周遊促進のためのツールとして作成する。
イ.観光圏プロモーションツール制作事業
国内外でプロモーション活動を行う際に、効果的に観光圏を印象づけるPR
リーフレットや、観光圏の周知・宣伝を効果的に行い、観光圏が一体となって
取り組むためのポスター等を作成する。
ウ.観光圏会報誌制作事業
観光圏内における地域住民等への情報発信、自立的な活動体制づくりなどを
目的に、観光圏内の情報を掲載した会報誌を制作する。
(2)観光案内・情報提供事業
事 業 名
実施主体
実施期間
概
要
観光案内・情報提供事業
各観光協会、各商工会議所・商工会、構成市町村など
平成21年∼平成25年
ア.ITを活用した観光案内・情報提供充実事業
観光圏の情報提供を充実させるためホームページのコンテンツ充実、ブログ
などによる積極的な情報発信を行うことで、観光客の関心を高め、観光圏への
来訪を促す。国内外の観光客を対象とするため、多言語(英語・中国語・韓国
語)併記する。
イ.観光圏案内所設置・連携事業
既存の観光施設、公共施設などの一部を活用し、観光圏内の情報を提供する
観光圏案内所を設置・運営する。また、北海道さっぽろ観光案内所(JR札幌
駅構内)と連携し、観光客の情報提供の充実・強化の取り組みを行っていく。
ウ.多言語コールセンター事業
日本に不慣れな外国人観光客のため、多言語(日・英・中・韓)による電話
観光案内、簡易電話通訳サービスや広域エリア情報提供などを官民・広域連携
で行い、ホスピタリティの向上、広域観光の振興や都市ブランドの発信を行う。
‐4‐
5 その他観光圏の整備による観光旅客の来訪及び
滞在の促進に資する事業
(1)ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)地方連携事業
事 業 名
実施主体
実施期間
概
要
ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)地方連携事業
各観光協会、各商工会議所、観光関連団体、構成市町村など
平成22年∼平成25年
観光圏を効果的に整備するために、国土交通省、JNTOが推進しているビ
ジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)地方連携事業を活用した事業展
開を検討し、官民一体となって事業を行う。
(2)観光圏連携事業
事 業 名
実施主体
実施期間
概
要
観光圏連携事業
各観光協会、北海道旅客鉄道、構成市町村など
平成22年∼平成25年
北海道内、全国にある「観光圏」と連携し、情報共有・情報交換、国内外へ
のプロモーション事業の共同実施など、相互の発展・活性化を図る。
滞在促進・周遊の活性化を相互に図り、
「周遊型」観光が根強い北海道に
おいて、
「滞在型」観光の振興を協働で取り組む。
(3)モニタリング調査事業
事 業 名
実施主体
実施期間
概
要
モニタリング調査事業
各観光協会、宿泊関連団体・宿泊施設、構成市町村など
平成21年∼平成25年
観光客入込数・宿泊者数などの観光圏の基礎的資料となる調査を行う。
1)観光圏観光客入込数・宿泊数調査事業
観光圏の目標に掲げている項目の調査。今後の方針決定などにつなげる。
2)観光客満足度調査、観光消費額調査
滞在力ある観光地域づくりのため、イベント時や滞在促進地区の宿泊施設
などにおいて観光客のニーズ調査・分析を行う。
‐5‐
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