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みやざき「こども体験活動」フォーラム2016
【別紙2】 「平成27年度 地域貢献推進事業」実施報告 プロジェクトの名称 みやざき「子ども体験活動」フォーラム 2016 -地域におえる文化芸術活動の展望- 取組の代表者 教育文化学部・准教授・高橋るみ子 1.取組の概要 子どもの体験活動の意味を協議することを通して、参加者が今後構築することもの体験 活動プログラムに示唆を与えることを目的としたフォーラムを開催しました。フォーラム のねらいは、以下の二つです。 ○ 文化・芸術体験活動を推進している関係諸団体の活動を相互に検討し、芸術体験活動 の質を向上させる機会を創出すること ○ 地域における子どもの体験活動を構成する視点を得ること 本事業は、地域のアート NPO 法人と宮崎大学教育文化学部の附属教育協働開発センター 及び舞踊学研究室が企画し、平成 27 年度「子どもゆめ基金助成活動」 (独立行政法人国立 青少年教育振興機構)として実施しました。主催は、宮崎キワニスクラブです。 以下に実施状況を報告します。 ① みやざき「こども体験活動」フォーラム 2016 関係諸団体連絡会議 第 1 回:2015/8/25(水) 第 2 回:2015/9/3(木) 第 3 回:2016/2/8(火) 第 4 回:2016/3/18(土) ② フォーラム関連企画 スクールコンサートの視察 日 時:2016/3/17(金)14:00〜16:30 場 所:宮崎市木花中学校体育館 ※ 主催:宮崎市教育委員会 NPO 法人子ども文化センター ③ フォーラム 日 時:2016/3/18(土) 9:00〜16:30 場 所:宮崎大学 330 記念交流会館 【ワークショップ】10:00〜12:00 子どものための文化芸術活動の可能性と展望 コーディネーター:竹内元(教育文化学部准教授) アドバイザー:大石時雄(後出) 、田鹿倫基(後出) 【基調講演】13:30〜14:30 子どもにアート(芸術教育)が必要なわけ・・・ 講 師:大石時雄(いわき芸術文化交流館アリオス副館長兼支配人) 【パネルディスカッション】14:35〜16:00 芸術家の知を生かした子どものための文化芸術活動の可能性 パネリスト: 大石時雄(前出) 田鹿倫基(日南市役所商工政策課マーケティング専門官) 長谷川恵子(NPO 法人子ども文化センター理事) 工藤治彦(宮崎県立芸術劇場企画広報課企画制作係) 野邊壮平(NPO 法人 MIYAZAKI C-DANCE CENTER 代表理事) 中村佳文(宮崎大学教育文化学部准教授) コーディネーター:高見公子(宮崎日日新聞社文化部長) 司会: 竹内元(前出) 【別紙2】 2.取組の成果 前半のワークショップ及び連絡会議では、 「地域における文化芸術活動の展望」をテーマ に、ものづくり、自然、異年齢交流といった視点に限定して文化・芸術活動を推進してい る 15 団体(NPO 法人みやざき子ども文化センター、宮崎県教育委員会学校政策課、宮崎県 立芸術劇場、都城市文化振興財団、宮崎キワニスクラブ、宮崎日日新聞社文化部、宮崎大 学教育文化学部、宮崎国際大学、宮崎県女子体育連盟、劇団こふく劇場、県内の小中学校 及び高校 5 校)が相互に活動を検討し、それぞれがそれぞれの立場から、子どものための 文化芸術活動の本質について省察する場となった。後半のパネルディスカッションでは、 大石時雄氏の基調講演を受けて、6 名のパネリストが、フロアーからの意見も取り入れな がら、本県の子どもたちとの文化芸術活動の可能性と、その推進役となる地域のアーティ ストの育成について、マーケティングの視点も絡めて協議した。 以上のプログラムを通して、子どもの体験活動に関わる団体や個人、それを支える大学 や市民一般が、今後構成する芸術活動のプログラムについて示唆を得るという、本フォー ラムの目的を達成することができた。参加者数は、140 名で、予想していた 100 名を上回 った。参加者の内訳は、関連団体:15 団体(33 人) 、アーティスト 17 人、教員(大学教 員を含む)26 人、その他の参加者(学生を含む)14 人である。また、メディアの露出回数 は、新聞とラジオがそれぞれ 3 回、1 回、フェイスブック閲覧数は 2,000 回を超えた。 3.地域・参加者からの感想 ○ 大石先生の著書を読んでみます。 大石先生の大きな理想が印象に 残りました。 ○ 「もう一つの学校」の話は大変 参考になりました。 ○ 子どもたちの芸術と関わる時間 や場所の大切さについて考える ことができました。 ○ 文化芸術は、子どもたちの様々 な能力を引き出し、大きくして くれるものだと思います。理解 した上で、それをどう使い、子 どもたちと楽しんでいくかなど、 具体的に学んでいきたいです。 ○ そもそも芸術は誰のためという ことはない気がしてきた。自分 の中で答えを見つけることに意 味がある。 ○ アーティストに対して世間はつ めたい、こちらから動かないと 宮崎日日新聞、2016 年 3 月 24 日(木) お金にならないという言葉が印 象に残り、アートを大いに楽しむ、アートにお金を払う気持ちのある人々を育てた いと思います。 ○ 高見さんの進行がとても上手で、皆の意見が聞けてよかったです。 ○ 様々な立場から芸術や教育について考えることができました。 ○ 民意をどう得るのかが、経済的支援に必要だと思いました。もっと人を動かし、お 金を動かすことが大切ですね。 4.今後の展開 ○子どもの文化・芸術活動を県内で推進している団体のネットワークの強化。 ○子どもたちが浴びるように芸術を体験できるような環境づくり ○子どもの芸術体験の貧困格差の解消 ○地域の子どもたちの芸術教育を推進するための資金づくり(基金の必要性) ○地域を拠点に活動するアーティスト支援 【別紙2】 -「平成27年度 地域貢献推進事業」実施報告・記入要領 - ①提出頂きました報告書は、産学・地域連携センターにて取り纏めの上、学内ホー ムページに掲載しますので、よろしくお願いいたします。 ②アクセスされる方が読みやすいように、書式を次のように統一いたしますので、 よろしくお願いいたします。なお、Word(ワード)で作成してください。 判の大きさ 枚数 文字の大きさ フォント A4 判縦長 2枚以内 10.5 ポイント 主文は MS 明朝 1行当たりの文字数 1ページあたりの行数 文字方向 40 字 40 行 横書き ③項目は、「1.取組の概要」、「2.取組の成果」、「3.今後の展開」等の見出し をつけて記入してください。なお、別紙で写真や資料を添付すること等は行わず、 報告書2枚以内の中に全て収めてください。 ④報告書はデータ(ワードまたは PDF ファイル)により、研究国際部産学・地域 連携課産学・地域連携係に送付してください。 ※送付先:E-mail:[email protected] ⑤「報告書」の様式が必要な場合は、前記のアドレスにメールで請求してください。 ⑥その他不明な点がありましたら、担当:岡部[内線・7188]にお尋ねください。