アドビポストスクリプトレベル 2 インタプリタ 搭載のダイレクト製

アドビ ポストスクリプト レベル 2 インタプリタ
搭載のダイレクト製・刷版プリンタを
沖データが発表
【1996 年 10 月 15 日】
アドビ システムズ ジャパン（東京都渋谷区）は、株式会社 沖データ（本社：東京都港区）
（ポストスクリプト） Level 2 インタプリタを搭載した日本語
より、Adobe® PostScript®
ダイレクト製・刷版プリンタ、DirectPlate 804 PSII+F が本日より販売開始されると発表
しました。
DirectPlate 804PSII+F は、軽印刷産業で急速に高まるデジタル化のニーズを受け、主にグ
ラフィック、デザイン業界で普及している普通紙対応モノクロプリンタの MICROLINE シ
リーズで培った技術を用い、ダイレクト製・刷版材に対応したプリンタを投入し、同社の
印刷業界における市場の拡張を推進するものです。
DirectPlate 804PSII+F と MICROLINE シリーズと比較した主な特徴は、ダイレクト製・刷
版材に出力できること、ならびに、同社が築いた新たな用紙サイズのスタンダードである
A3 ノビをさらにロングにした A3 ノビロングに対応していること等が挙げられます。ダイ
レクト製・刷版材に出力できることから、普通紙による校正紙出力から製版、刷版までが
一台で出力可能となりました。また、MICROLINE シリーズで導入した A3 ノビにより、い
わゆる「トンボ」がフルに確保でき、今回の A3 ノビロングにより、さらに「クワエ」エ
リアも加わりました。軽印刷業の DTP 化を促進するものと期待されています。
DirectPlate 804PSII+F は、マーキング エンジンを LED アレイにより解像度 600 x 600 dpi
（ドット / インチ）で精密制御した、電子写真方式プリンタです。プリンタには、欧文 35
書体、和文書体はリュウミン L-KL™、中ゴシック BBB™、太ミン A101™、太ゴ B101™、
じゅん 101™の 5 書体をすべて ROM に標準で搭載しています。
インタフェイスは、LocalTalk/RS422A、セントロニクスパラレル、RS232C に標準で対応
してるほか、オプションのイーサネットボードにより、EtherTalk と TCP/IP にも対応可能
です。
標準販売価格
DirectPlate 804PSII+F
898,000 円
Adobe Systems Incorporated は、1982 年に創設され、米カリフォルニア州サンノゼの本
社を拠点に活動を展開しています。アドビは電子メディアによる書類の作成・表示・印刷・
伝送などを実現するソフトウェアやコンピュータ技術の研究開発を行っています。また、
自社技術をコンピュータ機器や印刷器材の大手メーカーへライセンス供与するほか、
コン
ピュータで利用可能な書体フォントやアプリケーション ソフトウェアの開発・販売も行っ
ています。このほか、ホームユースや中小企業向けに、高度な技術にすぐれた操作性を付
加した製品も提供しています。またアドビは、ヨーロッパと環太平洋地域の拠点からの販
売網を通じて世界各地に製品を提供しています。アドビ システムズ ジャパンは、アドビ
システムズ社の全額出資による日本支社です。同社は 1989 年に設立されて以来、世界中
のポストスクリプト製品メーカーとの協力により、
日本市場向けポストスクリプト製品の
開発に携わっています。
Adobe、Adobe ロゴ、PostScript は Adobe Systems Incorporated（アドビ システムズ社）の商標です。リュウミン L-KL、中ゴ
シック BBB、太ミン A101、太 B101 およびじゅん 101 は株式会社モリサワとアドビ システムズ社が共同開発したフォントで、承認
外の複製は禁止されており、それらの書体名は株式会社モリサワの商標です。