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取引信用保険（簡易引受プラン）のご案内
2009年3月改定 取引信用保険（簡易引受プラン）のご案内 目次 １．商品概要 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ P. 3 ２．保険金をお支払いする場合 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ P. 4 ３．保険金をお支払いしない主な場合 －－－－－－－－－－－－－－－ P. 5 ４．ご採用のメリット －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ P. 6 ５．お引き受け条件 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ P. 7 ６．お支払いする保険金の算出方法 －－－－－－－－－－－－－－－－ P.14 ７．保険設計（例） －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ P.15 ８．ご成約例・保険金のお支払い例 －－－－－－－－－－－－－－－－ P.16 ９．ご契約までのスケジュール －－－－－－－－－－－－－－－－－－ P.17 契約概要のご説明 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ P.18 注意喚起情報のご説明 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ P.19 その他のご説明 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ P.20 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 1 １．商品概要 保険の対象とする「主契約」 （継続的売買契約など） 貴社 保険契約 お取引先 お取引先 (保険契約者・被保険者) 債務不履行 お取引先 債務不履行が発生した場合に保険金をお支払いします 保険の対象とする「主契約」（継続的売買契約（※１）など）を締結しているお取引先のうち、 「保険の対象としたお取引先」（原則として「全てのお取引先」）に対して有する「保険の対象と なる債権」について、債務不履行（※２）が生じた場合に、保険契約条件に従い、保険金をお支払い します（※３）。 （※１）継続的に生じる売買取引の基本的な条件（決済条件など）を記載した契約書 （※２）法的整理（破産・民事再生・会社更生等）事由が発生した場合、または、長期延滞が発生し履行見込 がないと当社が判断した場合。 （※３）お支払いする保険金の額（詳細は、後掲「６．お支払いする保険金の算出方法」（14ページ参照）を ご参照ください。） 正味損害額（注）× 縮小率（９０％） と お取引先ごとに設定した支払限度額 （注）貸倒損失額から取得担保・反対債権等を控除した額。 のいずれか小さい額 なお、「年間総支払限度額」が保険期間（1年間）にお支払いする保険金の上限額となります。 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 2 ２．保険金をお支払いする場合 １．次の各号のいずれかの場合において当該債務者（取引先）が債務を履行しないとき （１）債務者（取引先）に破産手続の開始、民事再生手続の開始、会社更生手続の開始もしくは特別清算の開始 の申立があったとき （２）債務者（取引先）が取引金融機関または手形交換所の取引停止処分を受けたとき （３）債務者（取引先）の財産につき強制換価手続が開始されたとき、仮差押命令が発せられたときまたは保全 差押としての通知が発せられたとき （４）債務者（取引先）の相続人の全員が相続の限定承認もしくは相続の放棄の申述をしたときまたは財産分離 の請求がなされたとき （５）債務者（取引先）がその財産につき管理人を置かないままその住所または居所を去った後１か年間を経過 しても当該債務者（取引先）の生存が確かめられないとき ２．債務者（取引先）が債務の弁済期日から起算して保険証券に記載された期間を経過しても当該債務を履行し ない場合において当会社が当該債務につき履行の見込がないと判断したとき Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 3 ３．保険金をお支払いしない主な場合 （１）保険契約者、被保険者またはこれらの者の法定代理人の故意もしくは重大な過失または法令違反によって 生じた損害 （２）戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または暴動に基づく 社会的もしくは経済的混乱によって生じた損害 （３）地震、噴火、津波、洪水、高潮または台風に基づく社会的もしくは経済的混乱によって生じた損害 （４）核燃料物質または核燃料物質によって汚染された物の放射性、爆発性その他の有害な特性の作用または これらの特性に起因する事故に基づく社会的もしくは経済的混乱によって生じた損害 （５）被保険者が未成年その他の無能力者と主契約を締結した場合において、法定代理人その他の者の追認を受 ける時までの間に生じた損害 （６）商品に瑕疵があったことによって生じた損害 （７）被保険者が、債務者（取引先）が普通保険約款に定める債務を履行していないことを知りながら、 当該債務者（取引先）と締結した主契約について生じた損害 （８）被保険者が、債務者（取引先）が普通保険約款で定める保険事故の発生のいずれかに該当することを知り ながら、当該債務者（取引先）と締結した主契約について生じた損害 （９）普通保険約款で定める債務の弁済期日から起算して1ヶ月を経過しても当該債務を履行しない債務者（取 引先）に対して、この期間を経過した日の翌日以降に商品を引渡したことによって生じた損害 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 4 ４．ご採用のメリット ●キャッシュフローが安定化します ①資金繰りの安定化 取引先倒産時における保険金の受け取りにより、資金繰りへの影響が軽減されます。 ②経営安定化に有効 貸倒金額の一定部分を保険金として受け取ることができるため、法的手続き等を待つことなく、確実・早期に 資金回収が可能となります。 ●コストの平準化（決算の安定化）が図れます 不測の貸倒リスクを一定額の保険料に転嫁できます。 ●対外信用力が向上します 新規取引が増加した場合、通常、仕入債務も増加しますが、取引信用保険により取引先に対する債権保全を行う ことで、貴社の対外信用力を向上させることができます。 ●バランスシートの早期健全化が図れます 履行遅滞発生先についても、法的手続き等を待つことなく、延滞債権を貸借対照表（バランスシート）から 落とすことができます。（保険金受け取り時に、貸倒債権のうち保険金相当額を当社に譲渡いただきます。） Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 5 ５．お引き受け条件（１） 取引信用保険では、保険の対象とする「主契約」（8ページ参照）を締結しているお取引先のうち、 「保険の対象としたお取引先」（8・9ページ参照）に対して有する「保険の対象となる債権」（10ページ参照） について、債務不履行が生じた場合に、保険契約条件に従い、保険金をお支払いします（14ページ参照）。 貴社 対象外 (保険契約者・被保険者) 保険の対象としない「主契約」 を締結しているお取引先 保険の対象とする「主契約」を締結しているお取引先 「保険の対象としたお取引先」（原則として全てのお取引先を対象とします。） 対象 「保険の対象となる債権」 対象外 対象外 「保険の対象とならない債権」 「保険の対象にできないお取引先」 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 6 ５．お引き受け条件（２） ●保険の対象とする主契約の種類 保険の対象にできる主契約の種類は「継続的な売買契約」です。スポット契約は対象にできません。 「継続的な売買契約」以外につきましては、当社にご照会ください。 ●保険の対象とするお取引先の条件（１） ① 代金決済期間（締後決済サイト）が１８０日以内であること 代金決済サイト（締後決済サイト）が１８０日を超えるお取引先を保険の対象とすることはできません。 ② ご契約時に履行遅滞が発生していないこと ご契約時に既に履行遅滞が発生しているお取引先を保険の対象とすることはできません。 ③ 日本国内のお取引先（国内法人）であること 海外のお取引先（海外法人）を保険の対象とすることはできません。 ④ 貴社の関係会社でないこと 貴社の関係会社（親会社・子会社・関連会社）を保険の対象とすることはできません。 ⑤ 官公庁・地方自治体でないこと 官公庁・地方自治体を保険の対象とすることはできません。 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 7 ５．お引き受け条件（３） ●保険の対象とするお取引先の条件（２） 原則として、保険の対象とした主契約を締結している全てのお取引先（保険の対象にできないお取引先を除き ます。）を保険の対象とします。ただし、以下の客観的な基準により、保険の対象とするお取引先を限定すること も可能です。 また、１保険契約における保険の対象とするお取引先数は、原則として10社以上とします（全ての お取引先数が10社未満の場合に限り、2社以上からご契約が可能です。）。 （客観的な基準）① 全取引先、② 債権残高（売上高）○○百万円以上、③ 債権残高（売上高）△△百万円以下、 ④ 債権残高（売上高）▲▲百万円以上□□百万円以下、⑤ 事業部単位で①～④に該当するもの （注）任意に選定したお取引先を保険の対象とすることはできません。 300 ㈱Ｋ … ② 債権残高10百万円以上 のお取引先を対象 … 東京都台東区 Copyright 2009 … … 12,000 10,000 埼玉県戸田市 東京都新宿区 京都府京都市 神奈川県横浜市 千葉県千葉市 … ㈱Ｆ Ｇ㈱ ㈱Ｈ Ｉ㈱ ㈱Ｊ … 201 202 203 204 205 東京都中央区 兵庫県神戸市 … … 41 ㈱Ｄ 42 ㈱Ｅ 債権残高 30,000 25,000 20,000 … … … お取引先名 住所 1 Ａ㈱ 東京都千代田区 2 ㈱Ｂ 大阪府大阪市 3 Ｃ㈱ 北海道札幌市 （単位：千円） ④ 債権残高3百万円以上 20百万円以下のお取引先を対象 ①全取引先を対象 6,000 5,000 4,000 3,000 1,000 … ＜保険の対象とするお取引先の選定例＞ ③ 債権残高5百万円以下 のお取引先を対象 1,000 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 8 ５．お引き受け条件（４） ●保険の対象となる債権の範囲 保険期間中に発生した債権を保険の対象とします（債権発生ベース）。 （保険事故日が保険満期日より後であっても、債権の発生日が保険期間中であれば、保険金のお支払い対象となります。） 保険期間 債権発生日 ケース① 事故 回収予定日 お支払い対象外 ※更改契約の場合、更改前 の保険契約で支払限度額を 設定していたときは、 更改前の保険契約でお支払 い対象 事故 事故 事故 ケース② お支払い対象 ケース③ お支払い対象 ケース④ お支払い対象外 ケース①：事故発生日は保険期間中ですが債権発生日が保険始期日より前のため、お支払い対象外です。更改契約の場合、更改前の保険 契約で支払限度額を設定していたときは、更改前の保険契約でお支払いの対象となります。 ケース②：債権発生日が保険期間中のため、お支払いの対象となります。 ケース③：事故日は保険満期日より後ですが、債権発生日が保険期間中のため、お支払いの対象となります。 ケース④：債権発生日が保険満期日より後のため、お支払い対象外です。 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 9 ５．お引き受け条件（５） ●支払限度額 保険の対象とするお取引先ごとに、貴社の債権残高を基準に支払限度額を設定します。 （１）ご契約時に設定する場合 ご契約時に支払限度額を設定する場合は、ご契約プランとお取引先の信用度合に応じた下記の金額または貴社 の債権残高（10万円単位に切り上げます。）のいずれか小さい金額が上限となります。 プ ラ ン① 取引先の信用度合 プ ラン ③ 下記の金額を上限として、お取引先ごとに設定します。（単位：千円） 区分１ 9,000 4,000 区分２ 6,000 4,000 区分３ 4,000 4,000 区分４ 2,000 4,000 0 0 引受対象外 （２）保険期間中に、ご契約内容の変更により設定する場合 保険期間中に、保険の対象となるお取引先を追加して設定する場合や、既に設定している支払限度額を増額 する場合は、ご契約プランとお取引先の信用度合いに応じた下記または貴社の債権残高（10万円単位に切り 上げます。）のいずれか小さい金額が上限となります。ご契約時に設定した支払限度額が下記の金額を超えて いる場合は、増額することはできません。また、保険期間中に支払限度額を減額することはできません。 取引先の信用度合 （※） （※）変更希望時点での 信用区分となります。 プ ラ ン① プ ラン ③ 下記の金額を上限として、お取引先ごとに設定します。（単位：千円） 区分１ 6,000 2,000 区分２ 4,000 2,000 区分３ 2,000 2,000 区分４ 0 0 引受対象外 0 0 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 10 ５．お引き受け条件（６） ●保険期間 保険始期日の午前０時から保険満期日の午後１２時までの１年間です。 （保険期間を１年以外（１年未満または１年超）とすることはできません。） 保険満期日は、保険始期応当日の前日となりますのでご注意ください。 ●縮小率 ９０％です。正味損害額の９０％と支払限度額のいずれか小さい金額を保険金としてお支払いします。 （貴社自己負担割合＝１０％） ●年間総支払限度額 保険期間（１年間）中にお支払いする保険金の上限額として、ご契約時の年間保険料の１０倍（10百万円単位に 切り上げます。）または保険の対象となるお取引先に対して設定した最大支払限度額のいずれか大きい金額を 設定します。 ●保険料 保険の対象となるお取引先に対して設定した支払限度額の合計額に対し、所定の保険料率を乗じた金額となりま す。 ●最低保険料 ３０万円です。保険料が３０万円未満となる場合は３０万円でのお引き受けとなります。 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 11 ５．お引き受け条件（７） ●履行遅滞発生先の取扱 保険期間中に履行遅滞が発生したお取引先については、以下のとおりの取扱となります。 （ご契約時に既に履行遅滞が発生しているお取引先は、保険の対象とすることはできません。） 履行遅滞（手形ジャンプ を含む）の発生 履行見込み判定期間 １ヶ月目 ２ヶ月目 延滞事故の認定期間 ３ヶ月目 支払期日 履行遅滞発生 後10日以内に 当社に通知 いただきます。 履行遅滞発生から1ヶ月 以内に延滞債権額の全額 を回収できない場合、 履行遅滞発生から1ヶ月 経過後以降に当該お取引 先に対して発生した債権 は、保険期間を通じて保 険の対象外となります。 この期間に発生した債権は保険の対象となります。 Copyright 2009 履行遅滞発生後2ヶ月 経過後に、延滞債権の 回収（履行）見込みを 当社に通知いただきま す。 履行遅滞発生後3ヶ月経過後に、当社が 「回収（履行）見込みなし」と判断した 場合は、下記の手続き終了後、保険事故 として認定します。 ①主契約の解除（取引停止） ②期限の利益を喪失させる（※） ③未回収債権額を確定させる （※）内容証明郵便による償還請求書等の送付。 支払期日から1ヶ月を経過した日の翌日以降に発生した債権は保険の対象外です。 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 12 ６．お支払いする保険金の算出方法 お支払いする保険金の算出方法は以下のとおりです。 お支払いする保険金 （Ａ）正味損害額 × （「年間総支払限度額」が保険期間（1年間）にお支払いする保険金の上限額となります。） 縮小率（９０％） いずれか小さい金額 お取引先ごとに設定した支払限度額 （Ａ）正味損害額 ＝ （Ｂ）保険事故発生時において、貴社がお取引先に対して有する未回収債権額（消費税は含みません） ＋（Ｃ）保険事故発生日までの延滞利息（※１） － （Ｄ）貴社がお取引先に対して 負担する債務の額 － （Ｆ）担保権行使により回収した額（回収費用控除後） × （Ｂ）＋（Ｃ） （Ｅ）債務者（取引先）に対して有する債権総額（※２） （※１）延滞利息は延滞発生日Ｘ（支払期日の翌日）を起算日とし、保険事故日を終期として算出します。ただし、主契約の締結、規定 の有無に拘わらず、その適用利率は、商法第514条の商事法定利率を上限とします。 （※２）貴社がお取引先に対して有する債権総額とは、保険の対象とはならない融資、保証などの債権も含めた総額のことをいいます。 貴社が、お取引先に対して債務（相殺の対象となる債務）を負っていた場合には、保険の対象となる債権とならない債権で按分 します。 上記の保険金以外に、当社は、事故発生後の保険契約者または被保険者の普通保険約款に定められた下記義務に起因して被保険者が当社の承認を得て支出した 必要または有益な費用を負担します。 ・損害の防止軽減義務 ・債務者（取引先）または第三者（保証人を含みます。）から損害の賠償を受けることができる場合において、その権利の行使または保全について必要な 手続を行う義務 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 13 ７．保険設計（例） 無 無 無 無 無 １ １ ２ １ ３ 60 30 90 無 無 無 3,000 2,000 1,000 NO プラン① 1 2 3 4 5 9,000 9,000 6,000 8,000 4,000 ３ 28 29 30 3,000 0 1,000 100,000 引受対象外 ４ 200,000 プラン③ 4,000 4,000 4,000 4,000 4,000 … 信用区分 … 延滞の有無 支払限度額の設定 （単位：千円） … 神奈川県 千葉県 東京都 債権残高 （千円） 20,000 9,000 8,500 8,000 7,500 … 120 90 150 90 60 … 東京都 大阪府 北海道 東京都 兵庫県 決済ｻｲﾄ … 28 ㈱Ｈ 29 Ｉ㈱ 30 ㈱Ｊ 住所 … Ａ㈱ ㈱Ｂ Ｃ㈱ ㈱Ｄ ㈱Ｅ … 1 2 3 4 5 お取引先名 … NO 審査 … ・ 貴社よりご提出いただくデータ（取引信用保険（簡易引受プラン）告知書） 3,000 0 1,000 65,000 ＜ご参考＞ ＜保険料＞＊保険料率は例示です。 最低保険料は30万円です。 ◆ NO.1 プラン①：支払限度額合計 100,000千円 ×2.00% = 2,000千円 プラン③：支払限度額合計 65,000千円 ×2.50% = 1,625千円 Copyright 2009 信用区分「1」のため、支払限度額は上限額で設定。 ◆ NO.28 信用区分「3」のため、支払限度額は債権残高で設定。 ◆ NO.29 「引受対象外」のため、支払限度額の設定なし。 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 14 ８．ご成約例・保険金のお支払い例 ●ご成約例 ① ご契約者の業種 金属加工品製造業 ◆ ご契約者の年間売上高 ９億円 ◆ お取引先の選定条件 全てのお取引先 ◆ 保険の対象とするお取引先数 ６２社 ◆ 支払限度額の合計額 ５，５００万円 ◆ 保険料 約１２０万円 ② ご契約者の業種 食料品卸売業 ◆ ご契約者年間売上高 ４億円 ◆ お取引先の選定条件 債権残高１００万円以上 ◆ 保険の対象とするお取引先数 ３０社 ◆ 支払限度額の合計額 ３，５００万円 ◆ 保険料 約７０万円 ●保険金のお支払い例 お取引先 Ａ社（支払限度額 5,000千円を設定）が自己破産の申立を行った場合の支払保険金は、 以下のとおりとなります。 （例１）未回収の債権残高が8,000千円であった場合 8,000千円 × 90% ＝ 7,200千円 7,200千円 ＞ 5,000千円 支払保険金 5,000千円 （例２）未回収の債権残高が3,000千円であった場合 3,000千円 × 90% ＝ 2,700千円 2,700千円 ＜ 5,000千円 支払保険金 2,700千円 Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 15 ９．ご契約までのスケジュール １．保険設計に必要なご提出資料 「取引信用保険（簡易引受プラン）告知書（当社フォーム）」 ※エクセルデータでご提出ください。 ※メール送信等でご提出いただく場合は、データ漏洩防止の観点から「パスワード設定」をお願いいたします。 ２．ご契約までのスケジュール ① 貴社からの上記告知書のご提出 （信用調査に時間を要すため、平均２週間程のお時間をいただきます。） ② お引き受け条件（見積書）のご案内 ③ 保険契約内容の確定 ④ 保険契約の締結（「取引信用保険 包括契約書」の締結） Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 16 取引信用保険（簡易引受プラン）契約概要のご説明 ●ご契約に際して特にご確認いただきたい事項をこの「契約概要」に記載しています。ご契約される前に必ず お読みいただき、お申し込みくださるようお願いします。 １．商品の仕組みおよび引受条件等 （１）商品の仕組み 取引信用保険普通保険約款＋特約条項＋包括契約書 （２）補償内容 ①保険金をお支払いする場合 保険金をお支払いする主な場合は以下のとおりです。詳しくは普通保険約款・特約 条項・包括契約書でご確認ください。 １．次の各号のいずれかの場合において当該債務者（取引先）が債務を履行しないとき （１）債務者（取引先）に破産手続の開始、民事再生手続の開始、会社更生手続の開 始もしくは特別清算の開始の申立があったとき （２）債務者（取引先）が取引金融機関または手形交換所の取引停止処分を受けたとき （３）債務者（取引先）の財産につき強制換価手続が開始されたとき、仮差押命令が 発せられたときまたは保全差押としての通知が発せられたとき （４）債務者（取引先）の相続人の全員が相続の限定承認もしくは相続の放棄の申述をし たときまたは財産分離の請求がなされたとき （５）債務者（取引先）がその財産につき管理人を置かないままその住所または居所を 去った後１か年間を経過しても当該債務者（取引先）の生存が確かめられないとき ２．債務者（取引先）が債務の弁済期日から起算して保険証券に記載された期間を経過し ても当該債務を履行しない場合において当会社が当該債務につき履行の見込がないと 判断したとき ②保険金をお支払いしない主な場合 保険金をお支払いしない主な場合は以下のとおりです。詳しくは普通保険約款・包 括契約書でご確認ください。 （１）保険契約者、被保険者またはこれらの者の法定代理人の故意もしくは重大な過失ま たは法令違反によって生じた損害 （２）戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事 変または暴動に基づく社会的もしくは経済的混乱によって生じた損害 （３）地震、噴火、津波、洪水、高潮または台風に基づく社会的もしくは経済的混乱に よって生じた損害 （４）核燃料物質または核燃料物質によって汚染された物の放射性、爆発性その他の有害 な特性の作用またはこれらの特性に起因する事故に基づく社会的もしくは経済的混 乱によって生じた損害 （５）被保険者が未成年その他の無能力者と主契約を締結した場合において、法定代理人 その他の者の追認を受ける時までの間に生じた損害 （６）商品に瑕疵があったことによって生じた損害 （７）被保険者が、債務者（取引先）が普通保険約款に定める債務を履行していないこと を知りながら、当該債務者（取引先）と締結した主契約について生じた損害 （８）被保険者が、債務者（取引先）が普通保険約款で定める保険事故の発生のいずれか に該当することを知りながら、当該債務者（取引先）と締結した主契約について生 じた損害 （９）普通保険約款で定める債務の弁済期日から起算して1ヶ月を経過しても当該債務を 履行しない債務者（取引先）に対して、この期間を経過した日の翌日以降に商品を 引渡したことによって生じた損害 Copyright 2009 （３）セットできる主な特約条項とその概要 「取引信用保険（簡易引受プラン）」にセットできる特約条項は、次のとおりで す。 保険料の保険料分割払（口座振替12回払方式）に関する特約条項 保険料大口分割払に関する特約条項 保険料分割払（口座振替12回払方式）に関する特約条項 （４）保険期間 「取引信用保険（簡易引受プラン）」の保険期間は、保険始期日の午前0時から 保険満期日の午後12時までの1年間です。また、実際にご契約いただくお客さ まの保険期間につきましては、保険契約申込書にてご確認ください。 （５）ご契約金額（支払限度額等） 12ページおよび13ページ記載の支払限度額および年間総支払限度額のとおり です。 （６）自己負担額（縮小率）の設定 13ページ記載の縮小率のとおりです。 ２．保険料 保険の対象とするお取引先の業況、お取引先ごとに設定する支払限度額、年間総 支払限度額、縮小率、自己負担額、過去の事故発生状況などによって異なります。 ３．保険料の払込方法について 保険料の払込方法は、全額を払い込む一時払と、複数回に分けて払い込む分割払 があります。分割払の場合、一時払に比べて保険料が割増となります。なお、保 険料が100万円以上となるご契約の場合には、割増なしで分割払とすることが できます（大口分割払）ので、詳しくは取扱代理店または当社までお問い合わせ ください。 ４．満期返れい金・契約者配当金 この保険には、満期返れい金・契約者配当金はありません。 ５．解約返れい金の有無 「注意喚起情報のご説明」の「６．解約と解約返れい金」をご参照ください。 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 17 注意喚起情報のご説明 ●ご契約に際してご契約者にとって不利益になる事項など、特にご注意いただきたい事項ををこの「注意喚 起情報のご説明」に記載しています。 ご契約される前に必ずお読みいただき、お申し込みくださるようお願いします。 １．ご契約申込みの撤回等（クーリングオフ） この保険は、クーリングオフの対象ではありません。 ２．告知義務・通知義務 (１) 契約締結時における注意事項（告知義務－申込書の記入上の注意事項） ご契約の際は、申込書の記載内容を再度ご確認ください。ご契約者には、ご契約 時に当社に重要な事項についてお申し出いただく義務（告知義務）があり、取扱 代理店には告知受領権があります（取扱代理店に対して告知いただいた事項は、 当社に告知いただいたものとなります）。申込書に記載された内容が事実と相違 する場合や該当項目に記入がない場合には、保険契約を解除し、保険金をお支払 いできないことがありますのでご注意ください。また、この保険契約と補償の範 囲が重なる他の保険契約がある場合は必ずお申し出ください。 (２) 契約締結後における留意事項（通知義務等） ご契約後に次に掲げる事実が発生した場合には、すみやかに取扱代理店または当 社にその内容をご通知ください。ご通知がない場合、変更後に生じた損害につい ては保険金をお支払いできないことがあります。 ①この保険契約と一部または全部について支払責任を同じくする保険契約（以下 「重複保険契約」といいます。）を締結しようとするとき、または重複保険契約 が他にあることを知ったとき。 ②被保険者の合併、解散または被保険者に対する破産手続きの開始、民事再生手続 きの開始、会社更生手続きの開始もしくは特別清算の開始の申立を知ったとき。 ③主契約の内容の変更を知ったとき。 ④その他、保険金支払に重大な影響をおよぼすような行為または事実の発生を知っ たとき。 ⑤上記①から④のほか、保険証券または保険契約申込書記載事項に重要な変更を加 えようとするとき、または重要な変更が生じたことを知ったとき。 ３．補償の開始時期 補償は、保険期間の初日の午前0時に始まります。保険料（分割払の場合は第1回 分割保険料）は必ずご契約と同時にお支払いください。なお、保険期間が始まった 後であっても取扱代理店または当社が保険料を領収する前に生じた事故については、 保険金をお支払いしません。 ４．保険金をお支払いしない主な場合 「契約概要のご説明」の「１．（２）②保険金をお支払いしない主な場合」のとお りです。 ５．保険料の払込猶予期間等の取扱い 保険料を分割してお支払いただく場合について 第２回目以降の分割保険料については、払込期日をお守りください。所定の払込期 日の属する月の翌月末までに払込みがなかった場合には、当該払込期日後に生じた 事故については、保険金をお支払いしません。なお、払込期日の属する月の翌月末 までに払込みがなかった場合、または、２回連続して払込期日に払込みがなかった 場合には、ご契約を解除させていただくことがあります。 Copyright 2009 ６．解約と解約返れい金 保険契約を解約される場合には、取扱代理店または当社にすみやかにお申出ください。 ※１解約日から満期日までの期間に応じて、解約返れい金を返還させていただくことが あります。 ただし、解約返れい金は原則として未経過期間（図をご参照ください。）分よりも 少なくなります。（例えば、保険期間１年・一時払のご契約を始期日から６ヵ月後 に解約した場合、解約返れい金はお支払いいただいた保険料 の半分よりも少なくなります。）。 ※２ご解約にともない、保険料のお支払状況、事故発生の有無等 の条件によっては、解約日または満期日等までの期間にお支 払いいただくべき保険料について追加のご請求をさせていた だくことがあります。 ７．保険会社破綻時等の取扱い（平成18年4月改正） (１)引受保険会社の経営が破綻した場合など保険会社の業務または財産の状況の変化によっ て、ご契約時にお約束した保険金、解約返れい金等のお支払いが一定期間凍結されたり、 金額が削減されることがあります。 (２)引受保険会社が経営破綻に陥った場合のご契約者保護の仕組みとして、「損害保険契約 者保護機構」があり、当社も加入しております。この保険は、保険契約者が個人、小規 模法人（破綻時に常時使用する従業員等の数が２０人以下の法人をいいます。）または マンション管理組合である場合に限り、損害保険契約者保護機構の補償対象となります。 (３)補償対象となる場合には保険金や解約返れい金は８０％まで補償されます。ただし、破 綻前に発生した事故および破綻時から３ヶ月までに発生した事故による保険金は 100％補償されます。 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 18 その他のご説明 ●この書面はご契約に関するすべての内容を記載しているものではありません。詳細については普通保険約款・ 特約条項等をご参照ください。また、ご不明な点については、取扱代理店または当社までお問い合わせください。 （この書面は、平成20年10月末日現在で確定している法令、普通保険約款・特約条項等に基づき記載しております。） １．ご契約時にご注意いただきたいこと (１) 保険料領収証について 保険料をお支払いいただきますと、当社所定の保険料領収証を発行いたしますの で、お確かめください。また、ご契約手続きから１か月を経過しても保険証券が 届かない場合は、当社までお問い合わせください。 (２)他人のための契約について ご契約者と被保険者（補償の対象者）が異なる場合には、この書面に記載の事項 につき、被保険者にも必ずご説明ください。 (３) 共同保険について 複数の保険会社による共同保険契約を締結される場合は、各引受保険会社は引受 割合または保険金額に応じ、連帯することなく単独別個に保険契約上の責任を負 います。幹事保険会社は他の引受保険会社の代理・代行を行います。 (４) 代理店の権限について 取扱代理店は、当社との委託契約に基づき、保険契約の締結・保険料の領収・保 険料領収証の交付・契約の管理業務等の代理業務を行っております。したがいま して取扱代理店にお申込みいただいて有効に成立したご契約については、当社と 直接契約されたものとなります。 ２．ご契約後にご注意いただきたいこと 保険証券について ご契約いただいた後にお届けする保険証券・保険契約証は、内容をご確認のうえ、大 切に保管してください。 個人情報の取扱いについて 本保険契約に関する個人情報は、当社が本保険引受の審査および履行のために利用する ほか、当社および三井住友海上グループ各社が、本保険契約以外の商品・サービスのご 案内・ご提供や保険引受の審査および保険契約の履行のために利用したり、提携先・委 託先等の商品・サービスのご案内のために利用することがあります。 ①当社および三井住友海上グループ各社の商品・サービス等の例 損害保険・生命保険商品、投資信託・国債・ローン等の金融商品、リスクマネジメン トサービス ②提携先等の商品・サービスのご案内の例 自動車購入・車検の斡旋 上記の商品やサービスには変更や追加が生じることがあります。 ただし、保健医療等の特別な非公開情報（センシティブ情報）の利用目的は、保険業法 施行規則に従い、業務の適切な運営の確保その他必要と認められる範囲に限定します。 また、本保険契約に関する個人情報の利用目的の達成に必要な範囲内で、業務委託先 （保険代理店を含む）、保険仲立人、医療機関、保険金の請求・支払に関する関係先等 に提供することがあります。 ○契約等情報交換制度について 当社は、本保険契約に関する個人情報について、保険契約の締結ならびに保険金支払 いの健全な運営のため、(社)日本損害保険協会への登録や損害保険会社等の間での交換 を実施することがあります。 ○再保険について 当社は、本保険契約に関する個人情報を、再保険契約の締結、再保険契約に基づく通 知・報告、再保険金の請求等のために、再保険引受会社に提供することがあります。 当社の個人情報の取扱いに関する詳細、商品・サービス内容、三井住友海上グループ 各社の名称、契約等情報交換制度等については、 当社ホームページ（http://www.ms-ins.com）をご覧ください ★約款等の確認 この提案書は、取引信用保険（簡易引受プラン）のあらましです。詳しくは普通保険約 款および包括契約書をご確認ください。なお、ご不明の点がありましたら取扱代理店ま たは当社にお問い合わせください。 2009. 3/A3E-15/A Copyright 2009 三井住友海上火災保険株式会社 無断転載・複写を禁止します 19