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P型1級受信機 工事説明

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P型1級受信機 工事説明
P型1級受信機
P型1級受信機(音声合成機能付・蓄積式・自動断線検出機能付)工事説明[RPU-AAW□, HAU-AAW□]
1. 機器を設置する
P
型
受
信
機
①アンカーボルト(M8)を図-1のⒶ、Ⓑ、Ⓒの寸法値に従い、壁に打ち込んでく
ださい。壁に打ち込んだ後、六角ナット(M8)でアンカーボルトに取付金具
を固定します。製品の操作表示パネルの高さが、0.8m∼1.5mの範囲内に取
付く寸法値になります。
●感知器の終端抵抗には感知器の仕様にあわせて「10kΩ」か「20kΩ」(共に
1W以上)を使用してください。(付属品:10kΩ)
●施工時のゴミ等は機器の中に残さないでください。ショートや事故の原因
となります。
■代表、電源系の接続
(製品によっては、実装されない端子もあります)
F1
P1
F2
P2
AC100V
E
アース(D種接地)
端子数
FI
付属電源
DC24V
火災代表
DC30V
(1A)
※2
fa□
発信機代表
DC30V
(1A)
h
FPL
表示灯
AC24V
FPLC
2
端子名
I+
2
I−
2
FA□a
2
FA□c
2
FA□b
1
H1
1
H2
2
PL
2
PLC
付属連動機器へ
消火栓連動へ
表示灯
※1:付属連動機器へ移報出力する時にI+、I−の付属電源を使用した場合、
受信機基板の破損防止のため必ず逆起電圧の防止対策を施してください。
※2:防排煙火災代表の移報を同時に設定することができます。
■火報回線、防排煙回線、警報回線の接続
<接続例>
1∼10回線:火報回線
11∼18回線:防排煙回線
19、20回線:警報回線
端子数
火報用
感知器
L1
1
L10
4
C□
2
A
※1
発信機
FB
ry16
②取付金具に製品を引っかけます。(図-3)
③製品の扉止め金具を1/4回転左に回し(扉止め金具のロックが外れます)、
扉を開けます。(図-4)
④付属品の六角ボルト(M6)で、製品を取付金具に固定します。
ry1
SP
地区音響
DC24V
(最大0.6A)
回線数で
異なる
端子名
1
2
T
2
BB
2
BF
2
BC
1
EA1
SP
1
ea10
警報
コモン
FD
●各端子への配線は所定の定格容量、極性に従い正しくおこなってください。
誤った配線をした場合、故障・発火の原因となります。
●交流電源はAC100V専用です。接続前に入力電圧の確認をしてください。そ
れ以外の電圧を入力すると破壊又は故障の原因となります。
●本機器への交流電源は自動火災報知設備としての専用電源となります。専
用ブレーカーに付属品の「○○○用(切らないで下さい)
」のシールを貼っ
てください。他設備からの誘導ノイズ等を受けないように注意してください。
●基板の保護カバーは工事終了後、必ず取付けてください。感電の恐れがあ
ります。
●アースは必ず取付けてください。使用時や漏電時に感電する恐れがあります。
※1:付属連動機器へ移報出力する時にI + 、I − の付属電源を使用した場合、
受信機基板の破損防止のため必ず逆起電圧の防止対策を施してください。
99
SP
ea11
SP
ea18
自動閉鎖
装置
DC24V
(2A)
自動閉鎖
装置
DC24V
JE□
終端抵抗
10kΩ(1W以上)
※20kΩの場合は
回線基板の設定
変更をおこなっ
てください。
送り配線
地区音響装置 地区音響装置
(ダイオード付)
(ダイオード付)
終端抵抗
10kΩ
(1W以上)
EA10
※1
2
EAC□
1
DL11
1
DL18
1
S19
1
S20
※1
4
C□
1
D11
1
D18
防排煙用
感知器
JE□
P型1級発信機
区分用
JE□
2. 接続図
火報用感知器
(一斉鳴動) (一斉鳴動)
ea1
JE□
●製品は、その重量に十分耐えるようにしっかりと取付けてください。ただし、
過剰にネジを締め過ぎると筺体を破損することがありますので気を付けて
ください。
●工事中(取付作業時など)に発生した切りくずが、製品内部の基盤および
コネクタに入り込まないように、十分に注意してください。故障の原因に
なります。
●消防法上、操作表示パネルの高さが0.8m∼1.5mとなる位置に取付けてくだ
さい。
送り配線
SP
SP
ea19
警報
(移報用)
ea20
防排煙用感知器
終端抵抗
10kΩ(1W以上)
※20kΩの場合は
回線基板の設定
変更をおこなっ
てください。
自動閉鎖装置
4
※1
DC□
1
DA11
1
DA18
1
EA19
1
EA20
2
EAC□
※1
諸表示灯
送り配線
3
PI□
3
PI□C
付属連動機器へ
無電圧a接点
表示信号
※1:回線基板毎での端子数
注:「EAC□」は、他回路から電気的に分離されており、基板毎に独立して
います。回路のGND(コモン)ではありませんので、ご注意ください。
P型1級受信機
P型1級受信機(音声合成機能付・蓄積式・自動断線検出機能付)工事説明[RPU-AAW□, HAU-AAW□]
3. 差し込み端子の取扱方法
■電線の差し込み方
①電線の被覆を先端から10mmむいてください。
付属のヒューズクリップの幅は10mmとなっています。
ゲージとしてご利用ください。
●予備電源の実装が2本の場合、接続する予備電源の容量を合わせてください。
誤った接続は機器の破損、予備電源の発熱・破損の原因になります。また、
停電時に動作時間が短くなる危険があります。
●電源スイッチの端子部には触れないでください。感電する恐れがあります。
5. 工場出荷時の設定と各種機能設定
工場出火時の設定と各種機能設定
P
型
受
信
機
■登録内容
②電線を端子の孔へ被覆をむいた部分がみえなくなるまで差し込んでください。
入れにくい場合はマイナスドライバーまたはヒューズクリップ等で端子上
部のレバーを押しながら入れてください。
③引っ張り確認
電線が確実に入ったか、引き抜けないか軽く引っ張って確認してください。
■電線のはずし方
電線を軽く引っ張りながらマイナスドライバーまたはヒューズクリップ等で
上部のレバーを押して、引き抜いてください。
●適合電線範囲は0.8∼1.6φの単線です。これ以外の電線は使用できません。
●必ず単線を使用してください。より線の電線を使用するときは、棒型圧着
ラグ端子をつけて使用してください。
●電線の被覆は10mmむいてください。指定長不足や差し込み不足は接触不良
の原因になります。
●必要以上に端子上部のレバーを押すと端子台内部のバネが延びてしまい、
接触不良の原因になります。
4. 電源の入れ方
①電源スイッチをONにします。
電源をONにすると、予備電源未接続による障害音響が鳴ります。
(予備電源を接続するか盤面の「音響停止」スイッチを押すと音は止ります)
②予備電源(DC24V)のコネクタを基盤のコネクタへ接続してください。
※1100筺体の製品は、中継コネクタへ接続してください。
(1)予備電源1をCBT1側に接続する。
(2)予備電源2をCBT2側に接続する。
(機種により、未実装の場合があります)
・蓄積解除設定は、すべて「蓄積あり」設定になっています。
ただし、警報回線種別時は設定不可。(常時、蓄積解除設定)
・連動設定は、すべて「1:1」設定になっています。
・防排煙回線の確認マスク設定は、すべて「なし」設定になっています。
・空き回線設定は、すべて「使用回線」設定になっています。
・地区音響空き回線設定は、すべて「使用回線」設定になっています。
・地区音響(TA・TC タイマー)設定は、すべて「TA:4分」「TC:6分」設定
になっています。
・定期自己診断開始時刻設定は、
「毎週月曜日AM10:00」設定になっています。
・現在時刻設定は工場出荷時に設定されていますが、時刻未設定(エラーコー
ド:E33)のときは、現在時刻の設定をおこなってください。
※1:( )内は防排煙に設定できる最大回線数です。
※2:種別設定において、1回線目(1L)は火報種別固定であり、設定変更不可
です。
※3:防排煙回線に設定可能な回線を示します。
※4:警報回線は非設定ですが、新規に設定した場合「警報音響あり」設定
になっています。ただし、共通基板のディップスイッチ(DSW1-4)設定
に依存します。
※5:特注品では、工場出荷時にマルチ移報の連動設定を変更していること
もあります。ただし、初期化操作をおこなうと、「初期状態」に戻り
ます。
■ディップスイッチ・短絡ソケットの設定
正常監視状態で共通基板のディップスイッチ(DSW)を変更することにより、
各機能の有/無が設定できます。
DSW1の設定
DSW2の設定
③電源立ち上げ時は、接続されたPA感知器の状態を自動的にチェックするた
め数分の立ち上げ時間を要します。(最大3分間)
(1)接続端末数により、立ち上げ時間は異なります。
(2)立ち上げ中は、数字表示器(左窓、右窓)に“888”と点滅表示をし
ます。
④安全のため初期電源投入時は、一部のスイッチが自動的に停止状態になっ
ています。必要に応じて、設定解除をおこなってください。
(初期以外での電源投入時は、電源を切る前のスイッチ状態になります)
CP4(短絡ソケット)の設定
●予備電源は指定以外のものは絶対に使用しないでください。製品の破損、
予備電源の破損の原因になります。
●予備電源の接続は、+、−を絶対に間違えないようにしてください。誤っ
て接続すると、故障・発火の原因となります。
100
P型1級受信機
P型1級受信機(音声合成機能付・蓄積式・自動断線検出機能付)工事説明[RPU-AAW□, HAU-AAW□]
6. 回線基板の設定変更
P
型
受
信
機
本製品では、回線種別をはじめとして地区音響区分鳴動・レリーズの連動等
の各種設定を変更できます。
登録モードで回線種別を変更したときは、回線基板の設定変更が必要になり
ます。
7. 登録モード
①登録モードでは、回線種別をはじめとして地区音響区分鳴動・レリーズの
連動等の各種設定を変更できます。
(1)登録モードの変更内容によっては、回線基板の設定変更が必要になり
ます。(→「6. 回線基板の設定変更」)
(2)登録モード中は、保守操作部に登録用プレート(スイッチ名称読み替
え用)を取付けて操作してください。
②登録モードに設定してから2時間経過すると自動的に正常監視状態に戻りま
す。(戻る前までの登録内容は反映されています)
ただし、2時間経過前にスイッチ操作(登録操作)が実行されると、その操
作から更に1時間が登録モードとして延長されます。
③登録モードで設定した内容は、確認モードで確認することもできます。
●登録操作終了後は、必ず登録モードを解除してください。登録モードのま
までは、正常監視状態ではないため、火災時など正常に機能しません。
●本機が既に防災監視中(運用中)の場合は、長時間登録モードにする事は、
避けてください。
●登録用プレートは、大切に保管してください。
■登録モードでの設定
①保守操作部に登録用プレートを取付けます。
②共通基板の「登録/確認」スイッチを押したまま電源を投入します。
③
「ピッ」と音が鳴り登録モードになります。
登録モード中は、盤面の「スイッチ注意灯」と共通基板の「登録/確認」
スイッチ横のLEDが点滅します。
※「スイッチ注意灯」は早い周期で点滅します。
●基板の設定変更をおこなう場合、必ず電源をOFFにしてください。その際「4.
電源の入れ方」の逆の手順で②、①の順でおこないます。
●切りくずを基板等へ付着させたり、基板等をキズ付けないように、作業を
おこなってください。故障の原因となります。
■回線移報(EAn)の種別変更方法
ショートピン1∼10(SP1∼10)用の短絡ソケットの接続を変更します。
・短絡ソケットは根元まで確実に挿入してください。
・短絡ソケットは小さなものなので、紛失しない様、ご注意ください。
(1)『火報回線』、『警報回線』に変更する場合
設定した回線に対応する短絡ソケット
(SP□)
を
「火警」
側に設定します。
(2)『防排煙回線』に変更する場合
設定した回線に対応する短絡ソケット(SP□)を「防」側に設定します。
■非常ベル(地区音響)の使用/未使用の設定方法
注意:回線基板毎での設定となります。
①ショートピン11, 12
(SP11, 12)用の短絡ソケットの接続を変更します。
・短絡ソケットは根元まで確実に挿入してください。
・短絡ソケットは小さなものなので、紛失しない様、ご注意ください。
(1)すべて『使用』の場合
SP11, 12の短絡ソケットを「火」側に設定します。
(2)すべて『未使用』の場合
SP11, 12の短絡ソケットを「防警」側に設定します。
(3)『使用』と『未使用』が混在する場合
SP11の短絡ソケットを「火」側に設定します。
SP12の短絡ソケットを「防警」側に設定します。
②
『使用』と『未使用』が混在する場合は、回線基板のジャンパー抵抗
(JP□)
を切断してください。
④各種設定の登録をおこないます。
●補足
登録モードで各スイッチの登録操作が受け付けられていることを音でお知
らせします。
「ピッ」音は、登録操作が受け付けられたことをお知らせします。
「ピピッ」音は、登録操作が受け付けられなかったことをお知らせします。
(再度、正しく登録操作をおこなってください)
⑤各種設定の登録が済みましたら、そのまま(登録モードのまま)一度電源
を切ってから再度、電源を入れなおしてください。新規登録内容で正常監
視に戻ります。
■登録内容の初期化
①盤内の共通基板の「停電音響停止スイッチ」と「履歴スイッチ」を押しながら
電源を投入します。
②
「ピッ」と音が鳴り、初期状態の登録内容に戻ります。
●登録内容を初期化すると、それ以前の登録内容は全て消去され、
「初期状態」
に戻ります。登録内容を初期化したら必ず再度設定してください。
●特注品の一部では、工場出荷時に登録内容(マルチ移報連動設定)を変更
しています。登録内容を初期化したときは必ず「物件の設定」通り、再度
登録内容を設定してください。
●登録内容を初期化した後、再度登録内容を設定してください。火災時の処
置が遅れたり、各機器の制御や移報出力が正常におこなわれなくなり、運
用に支障をきたします。
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P型1級受信機
P型1級受信機(音声合成機能付・蓄積式・自動断線検出機能付)工事説明[RPU-AAW□, HAU-AAW□]
8. 火報回線の設定方法
■火報回線の設定操作
①共通基板の「登録/確認」スイッチを押したまま電源を投入します。「ピッ」
と音がなり、受信機は登録モードとなります。
②『種別選択−火報/警報』スイッチを押します。
(1)スイッチ横のLEDが『点灯』します。
(2)火報回線に登録されている回線の地区表示灯が『点灯』します。
(3)数字表示器(7セグ)に回線を表示します。
■火報回線の登録操作
①『十字』スイッチで、火報回線に登録する回線を選びます。
・左右で、7セグの選択数字の桁移動 ・上下で、7セグの数字の増減
②『決定』スイッチを押します。
(1)7セグに表示した回線が火報回線に登録されます。
(2)7セグに次の回線を表示します。
(3)登録操作の内容に応じて、地区表示灯が『点灯』します。
③続けて別の回線を登録するときは、
「火報回線の登録操作」を繰り返します。
■火報回線の設定終了操作
①『種別選択−火報/警報』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『点滅』します。
(警報回線の設定になります)
②再度(①の状態のときに)、『種別選択−火報/警報』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『消灯』し、火報回線の設定終了となります。
③通常の監視状態に戻すには、再度電源を入れなおしてください。
※回線種別を変更したときは、必ず回線基板の設定変更をおこなってください。
(→『6. 回線基板の設定変更』)
9. 防排煙回線の設定方法
■防排煙回線の設定操作
①共通基板の「登録/確認」スイッチを押したまま電源を投入します。
「ピッ」
と音がなり、受信機は登録モードとなります。
②『種別選択−防排煙/警報』スイッチを押します。
(1)スイッチ横のLEDが『点灯』します。
(2)防排煙回線に登録されている回線の地区表示灯が『点灯』します。
(3)数字表示器(7セグ)に回線を表示します。
■防排煙回線の登録操作
①『十字』スイッチで、防排煙回線に登録する回線を選びます。
・左右で、7セグの選択数字の桁移動 ・上下で、7セグの数字の増減
②『決定』スイッチを押します。
(1)7セグに表示した回線が防排煙回線に登録されます。
(2)7セグに次の回線を表示します。
(3)登録操作の内容に応じて、地区表示灯が『点灯』します。
※火報機能がある場合、1回線目は常に火報回線に固定されています。
(変更不可)
③続けて別の回線を登録するときは「防排煙回線の登録操作」を繰り返します。
■防排煙回線の設定終了操作
①『種別選択−防排煙/警報』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『点滅』します。
(警報回線の設定になります)
②再度(①の状態のときに)
『種別選択−防排煙/警報』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『消灯』し、防排煙回線の設定終了となります。
③通常の監視状態に戻すには、再度電源を入れなおしてください。
※回線種別を変更したときは、必ず回線基板の設定変更をおこなってください。
(→『6. 回線基板の設定変更』)
10. 警報回線の設定方法
■警報回線の設定操作
①共通基板の「登録/確認」スイッチを押したまま電源を投入します。
「ピッ」
と音がなり、受信機は登録モードとなります。
②『種別選択』スイッチを押します。スイッチ横のLEDが『点灯』します。
③再度(②の状態のときに)、『種別選択』スイッチを押します。
(1)スイッチ横のLEDが『点滅』します。
(2)警報回線に登録されている回線の地区表示灯が『点灯』します。
(3)数字表示器(7セグ)に回線を表示します。
■警報回線の登録操作
①『十字』スイッチで、警報回線に登録する回線を選びます。
・左右で、7セグの選択数字の桁移動 ・上下で、7セグの数字の増減
②『決定』スイッチを押します。
(1)7セグに表示した回線が警報回線に登録されます。
(2)7セグに次の回線を表示します。
(3)登録操作の内容に応じて、地区表示灯が『点灯』します。
※火報機能がある場合、1回線目は常に火報回線に固定されています。
(変更不可)
③続けて別の回線を登録するときは、
「警報回線の登録操作」を繰り返します。
■警報回線の設定終了操作
①『種別選択』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『消灯』し、警報回線の設定終了となります。
②通常の監視状態に戻すには、再度電源を入れなおしてください。
※回線種別を変更したときは、必ず回線基板の設定変更をおこなってください。
(→『6. 回線基板の設定変更』)
11. 空き回線の設定方法
■空き回線の設定操作
①共通基板の「登録/確認」スイッチを押したまま電源を投入します。
「ピッ」
と音がなり、受信機は登録モードとなります。
②『空き回線/蓄積解除設定』スイッチを押します。
(1)スイッチ横のLEDが『点灯』します。
(2)空き回線に登録されている回線の地区表示灯が『点灯』します。
(3)使用回線に登録されている回線の地区表示灯が『消灯』します。
(4)数字表示器(7セグ)に回線を表示します。
■空き回線の登録操作
①『十字』スイッチで、空き回線(または使用回線)に登録する回線を選びます。
・左右で、7セグの選択数字の桁移動 ・上下で、7セグの数字の増減
②空き回線の登録は『決定』スイッチ、使用回線の登録は『取消』スイッチ
を押します。
(1)7セグに表示した回線が空き回線(または使用回線)に登録されます。
(2)7セグに次の回線を表示します。
(3)登録操作の内容に応じて、地区表示灯が『点灯』または『消灯』します。
③続けて別の回線を登録するときは、
「空き回線の登録操作」を繰り返します。
■空き回線の設定終了操作
①『空き回線/蓄積解除設定』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『点滅』します。
(蓄積解除の設定になります)
②再度(①の状態のときに)、
『空き回線/蓄積解除設定』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『消灯』し、空き回線の設定終了となります。
③通常の監視状態に戻すには、再度電源を入れなおしてください。
102
P
型
受
信
機
P型1級受信機
P型1級受信機(音声合成機能付・蓄積式・自動断線検出機能付)工事説明[RPU-AAW□, HAU-AAW□]
12. 蓄積解除の設定方法
P
型
受
信
機
■蓄積解除の設定操作
①共通基板の「登録/確認」スイッチを押したまま電源を投入します。
「ピッ」
と音が鳴り、受信機は登録モードとなります。
②『空き回線/蓄積解除設定』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『点灯』します。
③再度(②の状態のときに)
『空き回線/蓄積解除設定』スイッチを押します。
(1)スイッチ横のLEDが『点滅』します。
(2)蓄積解除に登録されている回線の地区表示灯が『点灯』します。
(3)蓄積ありに登録されている回線の地区表示灯が『消灯』します。
(4)数字表示器(7セグ)に回線を表示します。
■蓄積解除の登録操作
①『十字』スイッチで蓄積解除(または蓄積あり)に登録する回線を選びます。
・左右で、7セグの選択数字の桁移動 ・上下で、7セグの数字の増減
②蓄積解除の登録は『決定』スイッチ、蓄積ありの登録は『取消』スイッチ
を押します。
(1)7セグに表示した回線が蓄積解除(または蓄積あり)に登録されます。
(2)7セグに次の回線を表示します。
(3)登録操作の内容に応じて、地区表示灯が『点灯』または『消灯』します。
③続けて別の回線を登録するときは、
〈蓄積解除の登録操作〉を繰り返します。
■蓄積解除の設定終了操作
①『空き回線/蓄積解除設定』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『消灯』し、蓄積解除の設定終了となります。
②通常の監視状態に戻すには、再度電源を入れなおしてください。
②『決定』スイッチを押します。
(1)TA時間<TC時間、およびTC時間なし(−−)を登録した場合
1. 7セグに表示した『TC時間』が登録されます。
2. 7セグ-1に、登録されている『TA時間』を『点灯』表示します。
3. 7セグ-2に、登録されている『TC時間』を『点灯』表示します。
(2)TA時間≧TC時間を登録した場合
再度〈TA時間の登録操作〉に戻ります。
■TA/TC時間の設定終了操作
①『TA/TC時間設定』スイッチを押します。
スイッチ横のLEDが『消灯』し、TA/TC時間の設定終了となります。
②通常の監視状態に戻すには、再度電源を入れなおしてください。
14. 地区窓の取扱方法
■地区窓カバーの取外し方
地区窓の右側の溝を利用し、爪や細めのマ
イナスドライバー等で地区窓カバーを引っ
かけ手前に引いてから、右方向に抜き取る
ように取外してください。
■地区窓カバーの取付け方
地区窓の右側の溝に地区窓カバーを差し込
み、次に左側の溝に差し込んでください。
■地区名称表示の仕方
名称記入用紙を下記のサイズに切り取り監視回線の地区名称を記入します。
(もしくは、市販のラベルライター等で地区名称を作成します)
■地区窓カバーの種類
地区窓の回線種別によって、下図の地区窓カバーを使い分けてください。
15. 絶縁抵抗試験時の注意事項
13. 地区音響逐次鳴動/拡大警報時間の設定方法
本文中の略称説明
・TA:地区音響逐次鳴動 ・TC:拡大警報 ・
『TA/TC時間設定』スイッチ:
『地区音響逐次鳴動/拡大警報時間設定』スイッチ
■TA/TC時間の設定操作
①共通基板の「登録/確認」スイッチを押したまま電源を投入します。
「ピッ」
と音が鳴り、受信機は登録モードとなります。
②『TA/TC時間設定』スイッチを押します。
(1)スイッチ横のLEDが『点灯』します。
(2)数字表示器-1(7セグ-1)に、登録されている『TA時間』を『点滅』表
示します。
(3)数字表示器-2(7セグ-2)に、登録されている『TC時間』を『点灯』表
示します。
■TA(地区音響逐次鳴動)時間の登録操作
①『十字』スイッチで、『TA時間』を選びます。
・上下で、7セグ-1の数値選択(→02←→04←→06←→08←)
②『決定』スイッチを押します。
(1)7セグに表示した『TA時間』が登録されます。
(2)『TA/TC時間設定』スイッチ横のLEDが『点滅』します。
(3)7セグ-1に、登録されている『TA時間』を『点灯』表示します。
(4)7セグ-2に、登録されている『TC時間』を『点滅』表示します。
外部配線相互間の絶縁試験をおこなうときは、感知器、終端抵抗及び検知器
ならびに、受信機の端子から外線を取り外しおこなってください。
絶縁抵抗試験をおこなうときは、周辺機器が破損する恐れがありますので、
事前にテスタで抵抗値(下図MΩ × 2カ所)の測定をおこなうことをおすす
めします。
製品も含めて絶縁抵抗試験をおこなうときは、共通基板のI-端子と盤内のアー
ス端子(E)間で測定してください。
●試験をおこなうときは、必ず地絡検出機能を「なし」でおこなってください。
地絡検出機能を「あり」でおこなうと、機器が破損する恐れがあります。
16. 送受話器の収納方法
①受信機の扉面裏側に設置してある、止め金具の固定バンドを外します。
②送受話器を固定バンドで固定します。
③電話ジャックを止め金具の電話ジャック位置に固定します。
■TC(拡大警報)時間の設定操作
①『十字』スイッチで、『TC時間』を選びます。
・上下で、7セグ-2の数値選択( 04←→06←→08←→10←→−−
(なし)
)
103
Fly UP