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宅 建 ふくい - 福井県宅地建物取引業協会

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宅 建 ふくい - 福井県宅地建物取引業協会
 ふくい
平成 28 年7月 10 日発行
宅
建
公益社団法人 福井県宅地建物取引業協会
「平成34年に北陸新幹線の敦賀〜金沢間の開業が予定され、新しくなった敦賀駅と駅前ロータリー」
会長の挨拶‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2
総会‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
C
O
N
T
E
N
T
S
新役員紹介‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4
委員会構成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
無料相談所‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6〜7
不動産取引のポイント‥‥‥‥‥ 8〜9
協会の行事‥‥‥‥‥‥‥‥ 10〜11
敦賀市
全宅連総会‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12
レインズ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13
福井県からのお知らせ‥‥‥ 14〜21
トピックス‥‥‥‥‥‥‥‥ 22〜23
関連団体の活動報告‥‥‥‥ 24〜25
vol.
117
2
宅建ふくい 第 117 号
ごあいさつ
公益社団法人
福井県宅地建物取引業協会
会 長 加藤
信一
2017 年に宅建協会は創立 50 周年を迎えます。昨今の社会、経済情勢の大きな
変化や、人口、世帯数の減少時代が到来し、私たちを取り巻く市場環境がより厳し
い時代となってまいります。また、その一方で消費者のライフスタイルは多様化し
ており、不動産取引に求める「安全・安心」は一層の高まりをみせています。この
節目にあたって、これから 10 年後の協会のあり方、業界発展の為、ビジョン作成
に取り組んでまいりたいと思います。それには歴史を振り返り、今置かれている状況、
市場環境を調査分析し「ビジネスモデル」を作成、そこからみえてくる課題を認識
して、具体的に戦略をたてて、私たちが目指す 10 年後の未来への理想の姿を考え
てみたい。
そのような中、私たち宅建協会は 2013 年 4 月、不動産業界の社会的信用を高め
社会全体の利益の増進を図る公益的活動を実施するため公益社団法人として新たに
スタートしました。特に今問題となっております空き家の件、福井県内各市町と連
携しながら良好な中古住宅の流通促進を図っておりますと共に会員支援事業を拡充、
協会組織の強化、教育研修の充実等に努めていきたいと思っております。県民・会
員皆様が笑顔になるように頑張ってまいります。皆様のご支援・ご協力の程よろし
くお願い申し上げます。
宅建ふくい 第 11 7 号 3
(公社)福井県宅地建物取引業協会
第50回通常総会開催
平成28年5月24日(火)午後1時30分より福井市農協会館大ホールにおいて、公益社団法人
福井県宅地建物取引業協会の第50回通常総会が総会員数483名、本日の出席会員数326名(本
人出席200名・委任状提出者126名)にて開催された。
まず、会長 加藤信一氏の挨拶にて、昨年度は『宅地建物取引主任者』が『宅地建物取引士』に変
更したことや、会員の健康診断を実施したこと、また、宅建業法や空き家対策等について述べられ、
続いて、来賓祝辞にて、福井県土木部技幹 松本正輝氏より熊本県の地震(震度7が2回の経験)や
空き家問題について説明があった。
議事においては、来年度に実施する50周年記念事業に向けて準備をしていくこととして、閉会した。
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
4
宅建ふくい 第 117 号
平成 28,29 年度 役員の紹介
会長(本部長)
副会長(副本部長)
副会長(副本部長)
常務理事(常任幹事)
常務理事(常任幹事)
㈱成伸
福井北部
㈱共立不動産
坂井
フクホーム
福井西部
㈱西陣
坂井
㈱大野屋不動産
大勝
常務理事(常任幹事)
常務理事(常任幹事)
理事(幹事)
理事(幹事)
㈲タツノ不動産
福井南部
㈲サカタ不動産
福井南部
理事(幹事)
不動産情報サービス㈱
福井北部
加藤信一
辰野光彦
山下健治
此下美千雄
理事(幹事)
㈱ G・Y エステート
福井東部
丸杉不動産㈱
福井東部
西川農利夫
理事(幹事)
理事(幹事)
理事(幹事)
理事(幹事)
福信興産㈱
福井中央部
㈱中広地所
福井中央部
西部開発
武生
㈱住みかえ情報館
武生
理事(幹事)
理事(幹事)
理事(幹事)
理事(幹事)
理事(幹事)
㈲森崎地所
敦賀
㈱日章土地
敦賀
杉谷建設㈲
わかさ
E-net
鯖江
高間土地開発㈱
鯖江
森崎伸二
岡﨑正範
野添正隆
山本立史
長谷川啓治
杉田尊
三反崎寛治
坂田信行
農中省吾
中広久
杉谷光由
中屋敬久
奥田聖次
㈲タイセイ
福井西部
林洋三
高間彰一
〔宅建協会〕監事
〔宅建協会〕監事
〔宅建協会〕監事
〔保証協会〕監査役
〔保証協会〕監査役
( 弁護士 )
( 員外 )
( 公認会計士 )
( 員外 )
田中不動産
わかさ
㈲旭宅健
福井南部
㈲アーベスト住宅販売
鯖江
安藤健
内田幸雄
田中政義
土井幸廣
青山一男
※保証協会の役職は宅建協会役職と併記
宅建ふくい 第 11 7 号 5
委員会構成(平成 28、29 年度)
委員会
総財 ・ 法務
担当副会長
山 下 健 治
相談業務
山 下 健 治
受託業務
不動産研究業務
育成研修業務
会員支援業務
農 中 省 吾
農 中 省 吾
山 下 健 治
農 中 省 吾
役職名
委 員 長
此 下 美千雄
委 員
辰 野 光 彦
副委員長
奥 田 聖 次
委 員 長
長谷川 啓 治
委 員
西 川 農利夫
副委員長
杉 田 尊
林 洋 三
委 員 長
辰 野 光 彦
委 員
長谷川 啓 治
副委員長
高 間 彰 一
中 屋 敬 久
委 員 長
農 中 省 吾
委 員
岡 﨑 正 範
副委員長
奥 田 聖 次
委 員 長
山 下 健 治
委 員
林 洋 三
副委員長
中 広 久
委 員 長
坂 田 信 行
委 員
中 屋 敬 久
副委員長
山 本 立 史
氏 名
三反崎 寛 治
杉 谷 光 由
坂 田 信 行
山 本 立 史
此 下 美千雄
岡 﨑 正 範
中 広 久
野 添 正 隆
三反崎 寛 治
杉 谷 光 由
西 川 農利夫
森 崎 伸 二
高 間 彰 一
森 崎 伸 二
野 添 正 隆
杉 田 尊
福井県宅建政治連盟
[代議員](2 月 24 日(水)第 2 回幹事会にて決定)
氏名
商号 又は 名称 等
地 区
氏 名
商号 又は 名称
地 区
千 秋 真 澄 (有)千秋宅地
山 本 明 (株)光栄土地開発
山 本 立 史 (株)G・Yエステート
福井東部
奥 田 聖 次 E-net
鯖 江
杉 田 尊 丸杉不動産(株)
高 間 彰 一 高間土地開発(株)
大久保 徹朗 大和地所ホーム
山 本 正 門 大野住宅産業
農 中 省 吾 フクホーム
福井西部
坪 井 和 彦 坪井建設
大 勝
西川 農利夫 (有)タイセイ
此下 美千雄 (株)大野屋不動産
土 井 幸 廣 (有)旭宅建
田 中 政 義 田中不動産
わかさ
辰 野 光 彦 (有)タツノ不動産
福井南部
[幹事](6 月 3 日(金)第 5 回年次代議員大会にて決定)
坂 田 信 行 (有)サカタ不動産
氏 名
商号 又は 名称
地 区
大 嶋 鉄 巳 オオシマ不動産
千
秋 真
澄
(有)千秋宅地
福井東部
加 藤 信 一 (株)成伸
福井北部
大久保 徹朗 大和地所ホーム
三反崎 寛治 不動産情報サービス(株)
福井西部
農 中 省 吾 フクホーム
山 本 幸 弘 (株)順栄興産
土 井 幸 廣 (有)旭宅建
福井南部
岡 﨑 正 範 福信興産(株)
福井中央部
大 嶋 鉄 巳 オオシマ不動産
中 広 久 (株)中広地所
福井北部
加 藤 信 一 (株)成伸
野 村 和 廣 三洋土地開発(株)
福井中央部
山 本 幸 弘 (株)順栄興産
中 屋 敬 久 西部開発
武 生
野
村 和
廣
三洋土地開発(株)
武 生
林 洋 三 (株)住みかえ情報館
石
谷 雅
文
(有)石谷宅建
敦 賀
石 谷 雅 文 (有)石谷宅建
国 田 武 志 (株)国田ニューライフ
わかさ
森 崎 伸 二 (有)森崎地所
敦 賀
水 野 栄 ミズノリアルホーム
野 添 正 隆 (株)日章土地
山 下 健 治 (株)共立不動産
坂 井
国 田 武 志 (株)国田ニューライフ
長谷川 啓治
(株)西陣
近 藤 武 司 大樹測量設計(株)
わかさ
山 本 明 (株)光栄土地開発
鯖 江
杉 谷 光 由 杉谷建設(有)
坪
井 和
彦
坪井建設
水 野 栄 ミズノリアルホーム
大 勝
此下 美千雄 (株)大野屋不動産
坂 井
山 下 健 治 (株)共立不動産
長谷川 啓治 (株)西陣
[監事](6 月 3 日(金)第 5 回年次代議員大会にて決定)
氏 名
商号 又は 名称
地 区
田 中 政 義 田中不動産
わかさ
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
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宅建ふくい 第 117 号
シリーズ No.75
無 料 相 談 所
(一般財団法人 不動産適正取引推進機構 RETIO.2015.10 NO.99 より)
一成年後見人による売買と善管注意義務一
被後見人の居住用不動産売却について後見監督人及
び仲介業者に対する注意義務違反等に基づく損害賠
償請求が棄却された事例 ( 東京地判 平 26・9・24 ウエストロー ・ ジャパン )
被後見人の居住用不動産の売却について、被後見人が、契約締結当時の後見監督人と仲介業
者に対し、両者の注意義務違反等により当該不動産が低廉な価格で売却されたとして、損害賠
償の支払を請求した事案において、その売却代金は不法行為を構成させるほどの低廉な価格と
はいえず、また仲介業者の媒介行為に関し注意義務違反は認められないとして、被後見人の請
求が棄却された事例 ( 東京地裁 平成 26 年 9 月 24 日判決 棄却 ウエストロー ・ ジヤパン )
シリーズ No. 68
1 事案の概要
X( 原告売主 ) は平成 15 年 11 月頃、認知症を発症し、有料老人ホームに入所した。
平成 16 年 11 月頃、A(X の義理の甥 ) は弁護士 Y1( 被告 ) に、X の介護費用に充当するため、
X 所有の居住用土地建物 ( 以下、「本件不動産」という。) を売却する旨相談し、併せて仲介業
者の紹介を依頼した。
Y1 は、本件不動産を売却するには成年後見人を選任する必要がある旨を説明し、仲介業者
Y2( 被告 ) を紹介した。
平成 17 年 10 月、東京家裁は、A の申立により X について後見を開始し、その成年後見人
として A を選任する審判をし、職権で成年後見監督人として Y1 を選任する審判をした。
同年 12 月、東京家裁は、A の申立を受け、Y1 の同意を確認した上で、本件不動産を a 社
に代金 7310 万円で売却することを許可する審判をした。同月 20 日、A は、X の成年後見人
として Y2 の媒介により、a 社と本件不動産につき代金を 7310 万円で売買契約 ( 以下「本件
売買契約」という ) を締結し、平成 18 年 2 月 21 日に残代金を支払った。
同月 6 日、a 社は、b 社と本件不動産につき代金を 9980 万円とする売買契約 ( 以下「本件
転売契約」という。) を締結し、同月 21 日に残代金を支払った。さらに b 社は、その 4 か月後、
本件不動産を代金 1 億 3800 万円で c に売却した。
平成 22 年 6 月、東京家裁は、X の財産を A の妻が使い込みをした報告を Y1 より受け、A
が成年後見人を、Y1 が成年後見監督人を辞任することを許可し、新たな成年後見人として弁
護士 B を選任する審判をした。
X( 代理人 B) は、Y2 は特定の不動産業者に声掛けをするのみで、指定流通機構にも登録せず、
専任媒介業者として十分な売却活動をしたとはいえず、また Y1 は、それを漫然と見過ごし本
件不動産の売却に同意を与えたため低廉な価格で売却されたとして、Y1 らに対し、本件売買
契約と本件転売契約の代金の差額 2670 万円の支払を求めて提訴した。
宅建ふくい 第 11 7 号 7
2 判決の要旨
裁判所は次のように判示し、X の請求を棄却した。
X( 代理人 B) は、X の依頼で行われた本件不動産の鑑定評価 ( 以下「本件評価」という。)
が更地評価で 9700 万円であったことを理由に、本件売買契約の代金が適正価格に比して著し
く低廉であると主張する。
しかしながら、①本件不動産を売却する場合、本件建物 ( 築後 50 年 ) の解体、残置物の処
分等の必要があったこと、さらに、隣地との境界を確定するために測量をする必要もあったこ
と、② A は、X をその費用をもって介護するとの負担付きで X の財産全部の包括遺贈を受け、
介護費用の支払等をしていたものの、X の年金収入等や預貯金ではこれを賄い得ず、本件不動
産を早期に売却する意向を有していたことが認められる。これに加え、本件転売契約の代金に
は a 社の転売利益が当然に加算されていることや、本件評価においても、本件不動産の更地価
格は、公示価格を規準とする方法では 8690 万円、収益還元法では 5880 万円と試算されてい
ることをも考慮すると、Y1 において本件不動産の売却につき同意を与えることが直ちに不法
行為を構成するほどに、著しく低廉などというのは困難である。
Y1 は、Y2 から、本件不動産の特性、a 社よりの「取り纏め依頼書」の購入価格の妥当性に
つき説明を受け、自ら路線価を調査したり、本件不動産の現況を確認した上で、本件不動産を
7310 万円で売却することにつき同意を与えたことが認められる。Y1 及び Y2 において、本件
土地が転売され、本件転売契約の事実を知り、又は、これを知り得たとは認められない本件に
おいて、Yl に本件不動産の売却に関し注意義務違反があったとまでいうのは困難である。
Y2 は、当初、ワンルームマンション業者に本件不動産を売却することを検討していたものの、
本件土地の間口が狭く、課税 ( 狭小住戸集合住宅税 ) 上の問題もあることから、 建売業者にこ
れを売却することとし、A に対し、本件建物の解体費用、測量費用等の見積りを示した上、本
件建物を解体し更地にすれば、高価での売却が可能になる旨の説明をしたものの、A が資力の
不足を理由に上記費用の支払を拒絶したことから、やむを得ず、現状のまま売却することにし、
想定より高めの 9960 万円とする物件紹介書を作成して、複数の建売業者に声掛けをした。
Y2 は、A に対し、Yl を通ずるなどして、a 社から取り纏め依頼書が提出されたことを報告し、
本件特性に鑑み、上記の価格以上で本件不動産を売却するのは困難である旨の説明をして、そ
の了解を得たことも認められる。よって、Y2 に本件不動産の売買の媒介に関し注意義務違反
があったというのは困難である。
3 まとめ
本件は、本件不動産の売買契約締結から、2 か月後に転売され、さらにその 4 か月後に再転
売されているが、媒介業者らは注意義務違反等に当たらないとされた事例である。媒介業者が
価格の妥当性について説明をしていたことやその売主の売却事情等を加味して、その責任を否
定したもので、妥当な判断と思われるが、媒介した物件がその後に高値で転売された場合、売
主等から、媒介業者は不当に低廉な価格で売却させたとして紛争が生じることは少なくない。
媒介業者は売却価格について紛争が生じることがないように、媒介時の価格の査定に当たっ
ては根拠を示して提示しておくことは当然のこと、契約の交渉に際しては、買主の契約条件を
正確に伝え、転売目的であるとき又はその可能性があるときは、その旨も説明しておくことが
必要である。
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
8
宅建ふくい 第 117 号
「不動産取引のここがポイント」
「無料相談における原状復帰トラブルについて」
相変わらず多い原状復帰に関する相談
毎週木曜日に開催している「不動産無料相談所」で多い相談内容が賃貸解約時の原状回復
トラブルです。具体的な相談内容を大きく分けると、「敷金が戻ってこない」「退去後の修理
代が高い」「傷めてもいないのに修理費を請求された」という相談です。
相談の特徴は
・入居時の状態がわからない。貸主借主双方ともに確認していない ( 確認していても写真等
が残っていない)。
・業者側から一方的に請求書だけが送られてきた。(修繕についての説明、話し合いの機会が
ない)という点です。
相談員も対応が難しい
対応する相談員も相談に来た人の意見をすべて正当化しているわけではありません。入居
時の状況も退去時の状況も電話や面談だけでは相談員も分からないからです。相談に来られ
た方が、契約条項で禁止されているペットを飼っていた場合や、子供の落書きを放置してい
たり、かなり乱暴な使い方をしたケースなどもあり、慎重に内容を聞きただして対応してお
りますが、現場に行って確認したとしても、これは最初から傷んでいたところだと主張され
ると、真実の判断は難しいのが現状です。
賃貸契約のトラブル回避策(1)
原状回復の問題は、退去時の問題と捉えられがちですが、実は入居時の問題と捉えること
が重要です。入居時における貸室の損耗・汚損等の有無など物件の状況を「入居時状況確認書」
等に記載して、写真等の記録も残して、これを入居した借主にも良く確認して頂くことです。
また、賃貸物件の所有者に対しても、事前に「通常の生活をして汚れたり擦り減った自然損
耗を修繕するのは家主負担」であることを良く理解して頂いておくことも重要です。
さらに、退去時のルームクリーニング代を借主に負担させるなどの特約を記載する場合は、
借主が負担すべき内容・範囲と、その費用を借主に負担させる客観的理由を明確に示し、書
面で同意を得ておく必要があることも忘れてはいけません。詳細は「原状回復をめぐるトラ
ブルとガイドライン(再改訂版)」を良くお読みください。
賃貸契約のトラブル回避策(2)
相談所に来られた人の半数に共通することですが、「退去後に請求書が一方的に送られて
きた。」「相談に行っても修繕の詳細説明が不明瞭だった。」あるいは「払ってくださいの一
宅建ふくい 第 11 7 号 9
辺倒だった。」など、業者の対応にも問題があるようなケースが見かけられます。退去時には、
借主と現場で立ち会って修理修繕箇所を確認することはもちろん、できればその場で修繕内
容を説明したり、後日請求書を送る前に、電話等で請求額とその費用の内訳を伝えるなど細
かな対応によりトラブルを防げるケースもあるのではないかと思われます。法的な管理業務
を履行することは当然ですが、相手の意見を聞きながら、家主も借主も満足する取引ができ
るような企業の経営品質を向上することも重要です。
「無料相談所」どんなに些細な事でもお気軽に!
相談業務委員会
【近年の動向】
少し前までは、賃貸の「敷金返還請求」に関連する案件が比較的に多かったように思われ
るが、国交省のガイドライン等が周知されてきた影響もあるのか、最近では多少減少傾向に
ある。
半面、特定の業者に対して、複数人の相談も重なり、最終的には弁済にまで移行するケー
スも見受けられる。特に悪質なケースでは、売買代金等の一部を不当に着服し、協会に相談
に来られると一旦は返却されるものの他の購入者から新たに預かった金員で充当する事を繰
返す為に、被害者数が増える一方で最終解決に至らない。
このままでは、協会の信頼を揺るがす事にもなりかねない為、会員の懲罰規定等の策定を
検討中である。また、是正を促しても聞き入れない会員に対しては、福井県とも連携し迅速
な解決を促進していく予定である。
【今後の傾向】
政策の影響もあってか、空き家&空き地等の遊休財産への関心も増えてきたように感じる。
また、相続・税金関係や登記手続き・物件評価などの具体的な相談も増加してきた。
多分、毎年、ただ税金を払っているだけ!草刈りなどの管理だけでも大変!等の負担を考
慮すると、これまでは持っているだけでも「財産!」と考えられていた不動産から、活用出
来ないものは「負の財産」と認識される方が多くなっているとも考えられる。
【これからは…】
不動産も末期の状態になると大手術をして除去する事しか出来なくなるとも考えられるの
で、どんな些細な事でも、親身になって相談にのってくれる「地域の町医者」のような存在
であり、
「親切&安心」をモットーに、頼りがいのある不動産業者を目指したいと考えている。
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
10 宅建ふくい 第 117 号
協 会 の 行 事
不動産なんでも相談会 In 越前市
第2回不動産なんでも無料相談会(相談業務委員会)
第2回不動産なんでも無料相談会が2月
税金に関する
21日(日)午前10時~午後4時まで、
相談2件、登
越前市の武生楽市にて開催されました。前
記に関する
回大野市で行われた相談会では20組の相
相談2件と幅広い分野での相談がありまし
談がありましたが、今回はそれを超える
た。今回の来場者数でも分かるように、不
27組もの来場者がお越しになり、相談員
動産に対する悩み等を抱えている県民は多
3名は休むまもなく対応致しました。相談
くいらっしゃいます。不動産を業とする私
内容に関しましては、業者に関する相談1
達は、これから益々必要とされ、それに応
件、契約に関する相談2件、物件に関する
える為にも、日々精進していかなければな
相談18件、借家・借家に関する相談2件、
らないと強く感じました。
人生とは夢と情熱 講師 大和田伸也 氏
第 2 回不動産セミナー(育成研修業務委員会)
3 月 1 日(火)福井県県民ホールにおい
受けていました。また渋い声でエッセーの
て第 2 回不勧産セミナーが開催され、主催
朗読をするなどの大サービスがあり、大和
者で当協会の加藤会長の挨拶の後、地元出
田伸也の魅力をフルに発揮した1時間半の
身の俳優大和田伸也氏をお迎えし「人生と
セミナーに幕を閉じました。
は夢と情熱」のテーマで始まりました。
寒い中来場されたお客さんも口々に良
当日は春の寒波が残る荒れた日になり、
かった、楽しかったと満足された様子で、無
大和田氏も「今日の荒れた天気では1人も
事に終了し意義あるセミナーとなりました。
聴きに来てくれないのでは」と心配するほ
ど、冗談が出るくらいの悪天候にもかかわ
らず、約 300 人のお客さんが来場してくだ
さいました。
大和田氏は、「福井の暮らし易さ幸福度
日本一」の誇りなどを PR すると共に、水
戸黄門の格さん役のエピソードや「人生楽
ありゃ苦もあるさ♪」の主題歌をアカペラ
で熱唱し、決め台詞の「この印籠が目には
いらぬか!」をテレビさながらの熱演ぶり
で披露し、会場から惜しみない拍手喝采を
宅建ふくい 第 11 7 号 11
宅地建物取引業のコンプライアンスのリスク
第2回業務研修会(育成研修業務委員会)
3 月 11 日(金)午後 1 時 30 分より福井
県産業会館 本館展示場において、第 2 回
業務研修会を開催しました。
第一部は女性弁護士の大桐代真子さんよ
り、「宅地建物取引業のコンプライアンス」
について講演をして頂きました。「やりが
ちな宅建業法違反」の 10 のポイントなど、
判りやすく丁寧な説明をされました。日常
重要性について解説をして頂きました。
業務に大切な基本的な法令順守事項を再認
最近問題になっている建物杭工事などの
識させられました。
知識について、会員の専門的知識の向上に
第二部の講義は「住宅地盤の調査解析につ
繋がる有意義な業務研修会になりました。
いて」を一級土木施工管理技士の浦山剛さん
合わせて 3 時間に亘る講義に、多くの参
より講演をして頂きました。建物地盤調査の
加者が真剣に耳を傾けていました。
「ハトマークグループビジョン」策定モデル協会に
福井県協会が選ばれました。
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会(会長 伊藤博氏 以下:全宅連)は、昨年
より全国の各協会でハトマークグループビジョン(「みんなを笑顔にするために、地域に寄
り添い、生活サポートのパートナーになることを目指します」)の策定を推進しており、昨
年は全国で6協会が協会版ビジョンを策定しましたが、今年度の策定モデル協会に滋賀・宮
城・長崎・神奈川・広島と当福井協会が選定されました。
ハトマークグループビジョンとは、これまでの協会の現状と環境を客観的に調査、認識し
たうえで、「10年後に消費者・地域の生活者・地域コミュニティーの3者の笑顔を創り出
すことを理想の姿」として、その実現に向けた2つの目標とその戦略を明文化するものです。
策定モデル協会として当協会では今後、全宅連
の推奨するプロジェクトチームから5回のサポー
トを受け、正副会長、常務理事より選出されたメ
ンバーを中心に今年度中に福井版ハトマークビ
ジョンを策定する予定です。
※ハトマークグループビジョンについての詳細は
「全宅連」ホームページよりご覧いただけます。
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
12 宅建ふくい 第 117 号
全宅連総会 開催
6月28日(火) 東京・ホテルニューオータニにて(公社)全国宅地建物取引業協会連合会(以
下:全宅連)の定時総会が開催されました。
議案は平成27年度事業報告・平成28年度事業計画・平成28年度収支予算の報告と平成
27年度決算承認の他、今年は2年毎の役員改選が行われました。事業計画では、ハトマークグ
ループビジョン策定に向けた取り組みの強化、更なる会員サポート強化などの報告がありました。
その後、(公社)全国宅地建物取引業保証協会(以下:全宅保証)、翌日には全国宅建政治連盟(以
下:全政連)、(一社)全国賃貸不動産管理業協会(以下:全宅管理)の総会が開催されました。
全宅保証では、宅建業法の改正により、宅建業者間の取引で生じた弁済を除外すること、全政
連では地方議員との更なる連携強化、全宅管理では更なる会員拡大と会員サポート強化などの報
告がありました。
なお、各団体の主な新役員は以下の通り決定しました。(敬称略)
<全宅連> 会長 伊藤博(愛知)
副会長 坂本久(神奈川)、阪井一仁(大阪)、津村義康(広島)
<全宅保証> 会長 伊藤博(愛知)
副会長 朝野邦夫(北海道)、初澤宣廣(静岡)、甲斐正幸(宮崎)
<全政連> 会長 三輪昭彦(埼玉)
副会長 朝倉平和(長野)、箕浦茂幸(岐阜)、德嶺春樹(沖縄)
<全宅管理> 会長 佐々木正勝(宮崎)
副会長 五十嵐薫(栃木)、吉本重昭(石川)、北里厚(福岡)
(写真は全宅連総会で議案上程する加藤全宅連総務財務委員長)
宅建ふくい 第 11 7 号 13
福
福井県内の
のレインズ
ズによる 土地(住
住宅地)の
の成約状況
況について
て
2015
5 年 4 月から 2016 年 3 月までの
の土地(住
住宅地)の成
成約状況に
については以
以下のとお
おりです。
3 月の
の成約平均
均㎡価格、成
成約平均価
価格はいずれ
れも前年比
比で上昇して
ています。
成約件
件数、成約
約平均面積はいずれも
も前年比で減
減少してい
います。
201
15年
4月
成
成約件数
前 年 同 月 比( %)
成約平
平均㎡単価
(
(万円)
前年同月比( %)
成約
約平均価格
(
(万円)
前年同月比( %)
約平均面積
成約
(㎡)
前年同月比( %)
5月
6月
7月
2016年
8
8月
9月
10月
11月
12月
月
1月
2月
3月
14
14
7
6
2
4
8
5
6
6
8
7
(3)
(2)
(9)
(3)
(8)
(
(7)
(6)
(11)
(5)
(8
8)
(7)
(10)
366.67
4.9
0.00
600
5.1
-22.22
4.4
100.00
3.6
-75.00
3.8
-42.8
86
3
3.9
33.33
4.1
-54.55
3.9
20.00
4.1
-25.00
0
4.0
0
14.29
4.1
-30.00
5.0
(4.5)
( 3.6)
(3.6)
(4.4)
(3.0)
(4..1)
(4.4)
(4.9)
(4.5)
(5.1)
(4.2)
(3.8)
8.89
946
41
1.67
1,2
203
22.22
1,015
-18.18
910
26.67
928
-4.8
88
1,08
87
-6.82
936
-20.41
721
-8.89
1,387
7
-21.57
797
-2.38
998
31.58
813
(968)
(7
765)
(806)
(971)
(1,241)
(1,34
47)
(902)
(988)
( 1,073)
(897)
(675)
(808)
-2.27
192.3
57
7.25
23
38.2
25.93
231.2
-6.28
255.7
-25.22
245.4
-19.3
30
278
8.0
3.77
226.7
-27.02
186.7
29.26
336.5
-11.15
5
201.7
7
47.85
241
0.62
162
(213.3)
(215.6)
(225.2)
(220.7)
(416.3)
(327..8)
(207.4)
(201.3)
( 239.4)
(177.6)
(161.0)
(213.2)
-9.85
0.48
10
2.66
15.86
-41.05
-15.19
9.31
-7.25
40.56
7
13.57
49.69
-24.02
※( )内は前年同月
)
月の数字
※前年同月比
比の算出
(当月の数字
字-前年同月
月の数字)÷前年同月の数
数字×100 → 小数点第3
3位以下は四捨五入
※記載
載しているデ
データの正確性には万全 を期していますが、何らかの原因に
により誤りが
が
ある可
可能性があります。当会は、利用者 が記載データを用いて行
行う判断の一
一切について
て
責任を
を負うものではりません。
。
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
14 宅建ふくい 第 117 号
大規模地震から家族の命や財産を守るため
耐震診断・補強プラン作成、耐震改修工事を検討しましょう!!
平成 28 年 4 月 1 日 Ver.
平
平成
成 年
年度
度 木造住宅耐震化促進事業
― 県と各市町が連携して、住宅の耐震化を促進しています ―
大地震はいつ起きるか分かりません
福井大地震に備えて
昭和 23 年に嶺北地方がマグニチュード 7.1 の大地
震に見舞われ、家屋全壊 35,382 棟、半壊 10,542 棟、
焼失 3,851 棟、死者 3,728 人、負傷者 21,750 人と
被害は甚大なものでした。
人間の力では地震の発生を防ぐことはできません
が、地震の被害を小さくするための「方法」はあります。
建物の耐震化を促進していくこともその一つです !!
福井大震災の被害状況
耐震化の検討が必要な木造住宅って?
旧耐震基準に基づき 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築 された木造住宅です。
建築基準法で耐震基準が 年(昭和 年)に改定され、新耐震基準できちんと建て
られた家は、阪神・淡路大震災でも大きな被害は受けていません。
1
9
5
0
年
中地震
3 月 11 日東日本大震災時の関東
地方での揺れ程度
大地震
3 月 11 日東日本大震災時の宮城
県太平洋側周辺での揺れ程度
建
築
基
準
法
制
定
旧耐震基準
倒壊しない
規定なし
1
9
8
1
年
建
築
基
準
法
改
正
新耐震基準
軽微なひび 割れに
とどめる
倒壊しない
木造住宅の耐震性能の基準って?
専門家による耐震診断を受け、
「上部構造評点」という点数により木造住宅の持つ耐震性
能が示されます。
上部構造評点
判定
1.5 以上
倒壊しない
1.0 以上~1.5 未満
一応倒壊しない
0.7 以上~1.0 未満
倒壊する可能性がある
0.7 未満
倒壊する可能性が高い
宅建ふくい 第 11 7 号 15
住宅の耐震化の手順(耐震診断~耐震補強) 耐震診断
STEP 1
耐震補強の第一歩は耐震診断。
地震に対する安全性を専門家に診断してもらいましょう。
住まいの弱点を発見することも耐震診断の目的です。
お住まいの住宅の耐震性が“不十分”と診断されたら・・・
補強プラン(補強計画)の作成
STEP 2
耐震診断の結果を受け、地震に対してどの程度の強さにするかを決めましょう。
「地震に強い住宅とするためには、どこをどの程度改修すれば良いか」や、そのため
の費用の概算を知るために耐震補強計画を作成します。
リフォームとあわせた耐震改修工事を検討しましょう!!
リフォームと一緒に耐震改修工事を行うと、別々に行う場合に比べて、コス
ト、手間、使い勝手等の面でメリットがあります。
補助制度
木造住宅耐震化促進事業(耐震診断等)
○各市町からの委託を受けた福井県木造住宅耐震診断士が、住宅の耐震性能を診断します。
○耐震性能が不十分な場合、具体的な耐震補強方法や概算の費用などの簡易な補強プラン
を作成します。
○耐震診断・補強プラン作成は、セットでの申込みになります。
(ただし、以前に耐震診断を受けられた方は、補強プランのみの申込みになります。
)
[個人負担額] 1万円
(10万円の内、9割補助!!)
※補強プラン作成のみの場合5千円
[申込みのできる方]
○昭和 56 年 5 月以前に着工された一戸建て木造住宅に居住するために所有している方
○そのほか、各市町の要綱で定める要件を満たす方
部分的な耐震改修工事に向けた補強プラン作成も補助対象です!!
※市町によっては補助対象となっていない場合があります。
“外部に面する”
“1 階”の 住宅内における使用頻度の高い寝室や居間などを対
象とした部分的な耐震改修工事に向けた補強プラン作成も補助対象になります。
(部分的な耐震改修工事の詳細は、耐震改修工事を参照)
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
16 宅建ふくい 第 117 号
耐震改修工事
STEP 3
補強プランに基づいた耐震改修工事を行い、住宅の耐震性能
を高めましょう。
状況によっては、設計通りに工事ができない場合もあります。
設計者、工事監理者と話し合いながら工事を進めましょう。
リフォームとあわせた耐震改修工事を検討しましょう!!
リフォームと一緒に耐震改修工事を行うと、別々に行う場合に比べて、コス
ト、手間、使い勝手等の面でメリットがあります。
補助制度
木造住宅耐震化促進事業(耐震改修)
補強計画に基づき、
『住宅全体の耐震改修工事』
『部分的な耐震改修工事』のいずれかを
実施するにあたり補助を受けることができます。
(一部事業を実施していない市町有)
住宅全体の耐震改修工事
[補助金額] 最大80万円
(工事費の 23%以内)
[対象となる住宅]
○耐震診断の結果、耐震性能が不十分と診断された住宅(上部構造評点 1.0 未満の住宅)
○その他、各市町の要綱で定める要件を満たす住宅
[対象となる改修工事]
○改修後の住宅全体の上部構造評点が改修前の評点を上回り、かつ、次のいずれかに該
当するもの
(1)改修後の上部構造評点が 1.0 以上となるもの
(2)(1)による工事の実施が困難な場合で、改修後の上部構造評点が 0.7 以上となる
もの
○福井県木造住宅耐震診断士が工事監理を行うこと
等
伝統的な古民家の改修工事の場合
※制度の実施については、各市町へ確認下さい。
[補助金額] 最大150万円
(工事費の 23%以内)
伝統的な古民家…建設後50年を経過した住宅、または終戦前(1945年以前)の地
域の伝統的民家の意匠を基調とした住宅
宅建ふくい 第 11 7 号 17
部分的な耐震改修工事
部分耐震改修を行うことは、地震時に建物が倒壊や圧壊、破壊しないこ
とを確約するものではありません。
[補助金額] 最大30万円 (工事費の 23%以内)
[対象となる住宅] ※住宅全体の耐震改修に同じ
[対象となる改修工事]
○改修後の住宅全体の上部構造評点が改修前の評点を上回るもの
○特定居室(※)の部分診断評点(※)が 1.5 以上となり、基礎および床の仕様が各市
町の要綱で定める要件を満たすもの
○福井県木造住宅耐震診断士が工事監理を行うこと
等
※特定居室/直接外気に接する避難上有効な開口部を有する居室のうち、最低 室以
上を含む範囲で、 階にあるものをいう。
※部分診断評点/部分的な耐震改修工事を行う範囲において耐震診断(一般診断法)
に準じて算出される構造評点をいう。
耐震改修には税制上の特典があります!!
国では、耐震診断、耐震改修を促進するため税制優遇を行っています。
(ただし、上部構造評点 1.0 以上となる耐震改修工事に限ります。)
補助金の交付を受けた場合でも、税制優遇を受けられない場合があります。
申請・問合せ窓口
■ 各市町申請・問合せ窓口
市町名
担当課名
電話番号
市町名
担当課名
電話番号
福 井 市
建築指導課
0776-20-5574
永平寺町
建 設 課
0776-61-3948
敦 賀 市
住宅政策課
0770-22-8141
池 田 町
産業振興課
0778-44-8002
小 浜 市
都市整備課
0770-64-6026
南越前町
建設整備課
0778-47-8003
大 野 市
建築営繕課
0779-64-4815
越 前 町
定住促進課
0778-34-8727
勝 山 市
建 設 課
0779-88-8107
美 浜 町
土木建築課
0770-32-6707
鯖 江 市
建築営繕課
0778-53-2240
高 浜 町
建設整備課
0770-72-7702
あわら市
建 設 課
0776-73-8031
おおい町
建 設 課
0770-77-4057
越 前 市
建築住宅課
0778-22-3074
若 狭 町
建 設 課
0770-45-9104
坂 井 市
都市計画課
0776-50-3052
※補助申請の方法、補助制度の内容、募集戸数等については市町ご
とに異なりますので、詳しくはお住まいの市町の窓口へお問い合
わせください。
■ 県の問合せ先
福井県土木部建築住宅課
住まいづくりグループ
℡ 0776-20-0506
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
18 宅建ふくい 第 117 号
耐震改修で大地震に備えよう
大地震で倒壊する恐れがある昭和 56 年 5 月以前の木造住宅に
お住まいの方は、できるだけ早く自宅の耐震化を進めましょう。
㻌
㻌
㻌
㻌
㻌
㻌
㻌
阪神・淡路大震災で倒壊した住宅
㻌
阪神・淡路大震災で倒壊した住宅
○地震に強い我が家を実現
リフォームとあわせた
補強工事が断然お得!
㻌 耐震補強で倒壊の危険性
を大幅に軽減できます。
㻌
㻌
㻌
㻌
構造用合板を張る㻌
筋かいをいれる㻌
基礎の打ち増し㻌
筋かいをたすき掛けにする㻌
防腐・防蟻をする㻌
○申込み先
㻔耐震補強の例㻕㻌
㻌
市町名㻌
担当課㻌
福井市㻌
建築指導課㻌 㻜㻣㻣㻢㻙㻞㻜㻙㻡㻡㻣㻠㻌
敦賀市㻌
住宅政策課㻌 㻜㻣㻣㻜㻙㻞㻞㻙㻤㻝㻠㻝㻌
小浜市㻌
都市整備課㻌 㻜㻣㻣㻜㻙㻢㻠㻙㻢㻜㻞㻢㻌
費用
10 万円の内、国県市町で 9 万円補助
㻌
大野市㻌
建築営繕課㻌 㻜㻣㻣㻥㻙㻢㻠㻙㻠㻤㻝㻡㻌
㻌
自己負担額
1万円
勝山市㻌
建設課㻌
鯖江市㻌
建築営繕課㻌 㻜㻣㻣㻤㻙㻡㻟㻙㻞㻞㻠㻜㻌
あわら市㻌
建設課㻌
越前市㻌
建築住宅課㻌 㻜㻣㻣㻤㻙㻞㻞㻙㻟㻜㻣㻠㻌
坂井市㻌
都市計画課㻌 㻜㻣㻣㻢㻙㻡㻜㻙㻟㻜㻡㻞㻌
○耐震化への補助(木造住宅耐震化促進事業)㻌
昭和 㻡㻢 年 㻡 月以前に建てられた戸建住宅が対象となります。㻌
㻌
㻌
㻌
①耐震診断・②補強プラン作成
㻌
①耐震診断士が建物を調査し強度計算㻌
②補強の方法や概算費用を算出㻌
㻌
㻌
㻌
㻌
㻌
㻌
㻌
③耐震改修工事 補助額最大80万円
㻔㻝㻕㻌 部分的な耐震改修(要件有)の場合㻌 最大 㻟㻜 万円㻌
㻔㻞㻕㻌 伝統的な古民家の耐震改修(要件有)の場合㻌 最大 㻝㻡㻜 万円㻌
永平寺町㻌 建設課㻌
池田町㻌
電話番号㻌
㻜㻣㻣㻥㻙㻤㻤㻙㻤㻝㻜㻣㻌
㻜㻣㻣㻢㻙㻣㻟㻙㻤㻜㻟㻝㻌
㻜㻣㻣㻢㻙㻢㻝㻙㻟㻥㻠㻤㻌
産業振興課㻌 㻜㻣㻣㻤㻙㻠㻠㻙㻤㻜㻜㻞㻌
※㻌 上記㻔㻝㻕㻔㻞㻕の実施の有無を含め、補助内容は市町で異なる場合があります。㻌 㻌 㻌
南越前町㻌 建設整備課㻌 㻜㻣㻣㻤㻙㻠㻣㻙㻤㻜㻜㻟㻌
㻌
越前町㻌
定住促進課㻌 㻜㻣㻣㻤㻙㻟㻠㻙㻤㻣㻞㻣㻌
美浜町㻌
土木建築課㻌 㻜㻣㻣㻜㻙㻟㻞㻙㻢㻣㻜㻣㻌
高浜町㻌
建設整備課㻌 㻜㻣㻣㻜㻙㻣㻞㻙㻣㻣㻜㻞㻌
福井県土木部建築住宅課 住まいづくりグループ
TEL:0776-20-0506
関係機関の (一社)福井県建築士事務所協会
相談窓口
TEL:0776-54-1552
問合先
おおい町㻌 建設課㻌
㻜㻣㻣㻜㻙㻣㻣㻙㻠㻜㻡㻣㻌
若狭町㻌
㻜㻣㻣㻜㻙㻠㻡㻙㻥㻝㻜㻠㻌
建設課㻌
宅建ふくい 第 11 7 号 19
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
20 宅建ふくい 第 117 号
(平成 28 年 4 月 Ver.)
お持ちの空き家を活用させるため、
空き家情報バンクへの登録をご検討ください!
福井県では、市町と共に、市場に出ていない空き家の有効活用や定住促進に役立つよう、 「空き家情報バンク」を整備し、全市町の空き家情報を見れるようにしています。 ふくい空き家情報バンク 検索 KWWSLQIRSUHIIXNXLMSNHQWLNXEDQNXLQGH[KWPO 空き家情報バンクの仕組み
①空き家所有者は市町に物
件 の 登 録 申 込 み を 行 いま
す。
②利用希望者はサイトを閲
覧し、気に入った物件があ
れば、宅地建物取引業者に
連絡します。
③所有者と利用希望者の双
方が合意した場合、宅地建
物取引業者の仲介のもと、
契約が締結されます。
宅建ふくい 第 11 7 号 21
登録内容
☆主な掲載内容
・建物の概要
・図面(間取り図)
場所、希望価格、建築時期など
・写真
登録・問合せ先
登録は各市町の窓口にお問合せください。
福井市
住宅政策課
永平寺町
建設課
敦賀市
住宅政策課
池田町
特命政策課
小浜市
人口増未来創造課
南越前町
建設整備課
大野市
結の故郷推進室
越前町
定住促進課
勝山市
建設課
美浜町
美浜創生戦略課
鯖江市
建築営繕課
高浜町
建設整備課
空き家情報バンク
窓口「旧塩屋」
あわら市
建設課
おおい町
建設課
越前市
建築住宅課
若狭町
政策推進課
坂井市
都市計画課
福井県
建築住宅課
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
22 宅建ふくい 第 117 号
トピックス
宅建ふくい 第 11 7 号 23
トピックス
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
24 宅建ふくい 第 117 号
任意団体の活動報告
わかさ地区
( 有 ) スリーム産業 島津秀樹
平成24年に支部が廃止される以前から、わかさ支部
の会員を中心に、‘若狭地区不動産業協会(平成26年名
称変更)
’ として、会員同士の情報共有化や研修、不動産
フェア、親睦行事を中心に活動を続けてきました。当初は、
従前からの協会の事業を継承しながら活動に取り組んで
きましたが、近年、後継者問題や事業継続への不安、会費の負担、会員へのメリットなどから、
脱会される会員も後を絶たず減少する一方でした。
その一方で、新規に入会される方もあり、現在26会員で活動を行っています。
私自身、この業界の仕事は浅く、半分個人企業みたいなところもあり、会員間での情報の
共有化や、親睦行事での会員相互の信頼関係の構築、取引士としての自覚やレベルアップに
は、地域の会員相互の活動は無くてはならないものだと感じています。
ここで、あるデータを紹介します。大阪ふるさと暮らし情報センターの移住希望地の平成
26年ランキングでは福井県は第9位であり、大阪から2時間半圏内を探す人が多いという
統計が出ています。
そんな中で、私たち若狭地区でのホットな話題は、新幹線の敦賀以西のルート問題でした。
この問題は、単に国や県の役所仕事ではなく、間接的であれ我々に関係してくる問題であり、
まさに地方創生における人口問題や空き家対策に必要であると考えています。そこで民間団
体である我々も、国に要望に行こうということになり、1月末に研修と親睦を兼ね、東京へ
出向き、県選出の国会議員の先生方と国土交通省鉄道局長、財務省主計局次長にお会いし、
昭和48年に整備計画で決定している新幹線若狭(小浜)ルートの要望活動を行いました。
さらには、今、県や市町が連携して、県内への移住定住促進のための支援事業にしても、
国の社会資本整備予算が不十分であるため、今は申請しても抽選であったり、補助金がいつ
もらえるのか目途がつかず改修工事が出来ない状態のようです。そのための要望活動も今後
行っていく必要があると思います。私たちは地元に根差した事業者として、地方創生の一翼
を担うため地域の活性化と発展を願い、日々活動を続けていくことが使命だと思います。
宅建ふくい 第 11 7 号 25
第3回
宅建ふくいゴルフ同好会
ゴルフコンペ
去る6月8日、越前カントリークラブにて14名の参加のもと開催されました。
当日は、曇り一時雨の予報にもかかわらず、真夏を思わせるような絶好の好天に恵まれました。参加者は
長いラフと速いグリーンに苦戦してスコアを崩す方が多いようでしたが、和気藹々と親睦を深めました。
順位は、村田清永氏(福井中央部 ダイエー土地開発㈱)の2回連続優勝と決まりかけましたが、前回優
勝者はハンディをマイナス3、準優勝者はマイナス1とすることが急遽決定し次の通りとなりました。
優勝 坂田信行氏(福井南部 ㈲サカタ不動産)
2位 豊田幸志氏(福井中央 中央不動産販売㈱)
3位 滝本順二氏(福井北部 ㈱大地不動産)
ちなみに、加藤信一会長は多くの会員に参加してもらうよう気遣いしたのか残念ながら最下位でした。
宅建ふくいゴルフ同好会 登録会員募集中
ゴルフ同好会では、年に2回のコンペ開催を予定しており、女性・初心者も含め登録会員を募集しています。
開催日時等の案内が必要な方はまず下記担当者に連絡していただき会員登録をお願いします。
(宅建協会で
は取り扱っておりません。)幹事役 三反崎寛治(不動産情報サービス(株)TEL 0776−53−8886)
トピックス
宅地建物取引士資格試験のご案内
平成 28 年度宅地建物取引士資格試験が次のとおり行われます
申込受付
郵 送/平成 28 年 7 月 1 日(金)から 8 月 1 日(月) 消印有効
試 験 日
平成 28 年 10 月 16 日(日) 福井県立大学 福井キャンバス
受 験 料
7,000 円 合格発表日
平成 28 年 11 月 30 日(水)
不動産コンサルティング技能試験のご案内
平成 28 年度不動産コンサルティング技能試験が次のとおり行われます
申込受付
平成 28 年 8 月 1 日(月)10 時から 9 月 16 日(金)
23 時 59 分まで< WEB 申込>
試 験 日
平成 28 年 11 月 13 日(日)
試 験 地
札幌・仙台・東京・横浜・静岡・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・
沖縄/申込時に選択
受 験 料
30,800 円 合格発表日
平成 29 年 1 月 13 日(金)
協会ホームページ http: // www.takken-fukui.or.jp /
26 宅建ふくい 第 117 号
倫理綱領
我々会員は、不動産の重要性と専門家としての社会的使命
を強く自覚し、ここに倫理綱領を制定し、その実践を通し
て、国民の信託にこたえることを誓うものである。
1.我々会員は、国民の貴重な財産を託された者としての、
誇りと責任をもって社会に貢献する。
2.我々会員は、依頼者と地域社会の信頼にこたえるよう、
常に人格と専門的知識の向上に努める。
3.我々会員は、
諸法令を守り、
公正な取引の実現に努める。
4.我々会員は、依頼者のために、誠実かつ公正な業務の
遂行に努める。
5.我々会員は、業界発展のため、業者間の相互信頼に基
づく、親密な協力によって、業界秩序の確立と組織の
団結に努める。
協会ホームページ ハトマークサイトもここから入れます !!
http://www.takken-fukui.or.jp/
検索ワード: 福井 宅建協会 (Google, Yahoo)
編集後記
宅建協会総会無事終了、喧々諤々怒号が飛んだ過去
と比べると何とも平穏無事。質問がない会議を嘆く会
長も数件の質問でやや満足顔。
ハトマークグループビジョンの策定が福井でも始ま
る。10年後、子や孫に堂々と事業承継できる夢のあ
る業界に乞うご期待。
家の前の道路に空いた穴。市役所にお願いしたがなし
のつぶて。区長を通じて市会議員に言ったらすぐ直して
くれた。規制緩和や弾力的運用を行政へ要望する不動産
研究業務委員会が始動。業界が要望してもテコでも動か
ない行政。では行政を動かすのは何処なのか。
役員改選も終了。これから2年またスタート。仕事
の合間を縫って協会に出てきていただく理事・役員そ
してできれば事務局にも声を掛けて頂ければ感謝感激
あめあられ。
「ありがとう」 そのひとことが 活性剤 「ご苦労様」そのひとことが 潤滑油
宅建ふくい 第 117 号
発 行 /公益社団法人 福井県宅地建物取引業協会
福井市宝永 4 丁目 4 番 3 号
TEL 0776-24-0680 ㈹ FAX 0776-24-9030
http://www.takken-fukui.or.jp/
発 行 人/加 藤 信 一
編 集 人/ 不動産研究業務委員長
農 中 省 吾
前不動産研究業務委員長
山 下 健 治
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