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山形県農業総合研究センター 業 務 年 報

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山形県農業総合研究センター 業 務 年 報
平成 22 年度
山形県農業総合研究センター
業
務
年
報
平成 23 年 3 月
山形県農業総合研究センター
目
Ⅰ 概
次
況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1
所 在 地
2
土地及び施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
3
組織及び職員数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
4
沿
革
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
Ⅱ 試験研究事業・課題及び成果の一覧
1
試験研究課題一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2
平成 22 年度新しい技術の試験研究成果情報 ・・・・・・・・・・・・ 10
3
業績一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
Ⅲ 総務研究業務
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
1
研究企画部
2
農業総合研究センター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
3
園芸試験場
4
水田農業試験場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52
5
畜産試験場
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60
6
養豚試験場
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
Ⅳ 試験研究結果の要約
1
農業総合研究センター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70
2
園芸試験場
3
水田農業試験場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
4
畜産試験場
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・109
5
養豚試験場
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87
Ⅴ 職員名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・115
様式1(Ⅰ概況)
Ⅰ
概 況
1 所在地
機 関 名
所 在 地
山形県農業総合研究センター
〒990-2372 山形市みのりが丘 6060 番地 27
電話 023-647-3500 FAX 023-647-3507
園芸試験場
〒991-0043 寒河江市大字島字島南 423
電話 0237-84-4125 FAX 0237-84-4127
水田農業試験場
〒999-7601 鶴岡市藤島字山の前 25
電話 0235-64-2100 FAX 0235-64-2382
畜産試験場
〒996-0041 新庄市大字鳥越字一本松 1076
電話 0233-23-8811 FAX 0233-23-8820
養豚試験場
〒998-0112 酒田市浜中字八窪 1
電話 0234-91-1255 FAX 0234-91-1258
2 土地及び施設
(1)土地(a)
機 関 名
総面積
農業総合研究センター
3,850
園芸試験場
1,851
水田農業試験場
697
畜産試験場
8,080
養豚試験場
2,610
合
計
17,088
水田
540
畑
樹園地
523
603
1,830
2,956
(2)建物(㎡)
機 関 名
総面積
本館(事務所)
農業総合研究センター
9,277
3,989
園芸試験場
5,977
1,792
水田農業試験場
3,606
1,395
畜産試験場
17,643
3,208
養豚試験場
5,260
1,499
41,763
11,883
合
計
1,000
546
1,086
草地
3,680
1,000
3,680
様式1(Ⅰ概況)
3 組織及び職員数
(1)組織
機 関 名
所 属
農業総合研究センター
農業総合研究センター
総務課
事務
技術
1
2(1)
4
16
研究企画部
園芸試験場
水田農業試験場
4(1)
土地利用型作物部
7
食の安全環境部
11
農産加工開発部
6
小計(50)
5
29
16
総務課(場長、副場長)
4
2
11
バイオ育種科
8
果樹研究科
7
野菜花き研究科
7
園芸環境研究科
6
小計(45)
4
30
11
総務課(場長、副場長)
2
2
8
水稲研究科
10
小計(22)
畜産試験場
総務課(場長、副場長)
養豚試験場
2
12
8
(7)
2
16
家畜改良科
5
飼養管理科
7
草地環境科
3
小計(33)
17
16
1
5
総務担当(場長)
(3)
養豚研究担当
3
小計(9)
4
5
92
56
合計(159)
11
注)職員数は定数内職員、( )は兼務職員・担当者
(2)職員数
機 関 名
所長・場長名
職員数
総 数
研究員数
農業総合研究センター
駒林和夫
50
29
園芸試験場
北川 守
45
30
渡部幸一郎
22
12
畜産試験場
瀬川 薫
33
17
養豚試験場
菅野 俊
9
4
159
92
水田農業試験場
農業総合研究センター 合
計
技労
様式1(Ⅰ概況)
4 沿革
(1)農業総合研究センター(みのりが丘)
明治 29 年 9 月 29 日東村山郡出羽村漆山(現山形市漆山)に山形県立農事試験場として創立
明治 42 年 農事試験場が山形市三日町(現鉄砲町)に移転
大正 9 年
東田川郡藤島村に農事試験場庄内分場を、東置賜郡宮内村に農事試験場置賜分場を、最上郡戸
沢村鞭打野に農事試験場最上分場を設立
昭和 16 年 最上分場を新庄市松本に移転
昭和 25 年 山形県立農事試験場を山形県立農業試験場と改称
昭和 40 年 尾花沢試験地が尾花沢分場となる
昭和 57 年 農業試験場が山形市大字村木沢に移転、農試用地の字を「みのりが丘」に変更
昭和 58 年 最上分場を最北支場と改称
平成 8 年
最北支場を移転整備し、山形県立中山間地農業試験場と改称
平成 9 年
組織改正に伴い、中山間地農業試験場は、農業研究研修センター中山間地農業研究部となる
平成 13 年 置賜分場を置賜総合支庁産業経済部産地研究課に改称
平成 17 年 組織再編により、農業試験場、農業試験場庄内支場、園芸試験場、農業研究研修センター畜産
研究部、養豚試験場を統合して山形県農業総合研究センターを設立する
砂丘地農業試験場、農業研究研修センター中山間地農業研究部、置賜総合支庁産業経済部産地
研究課は、各総合支庁農業技術普及課産地研究室として再編する
平成 21 年 研究企画部、作物資源開発部、食の安全環境部、農産加工開発部の4部体制となる
平成 22 年 研究企画部、土地利用型作物部、食の安全環境部、農産加工開発部の4部体制となる
(2)園芸試験場
昭和 40 年 山形県立園芸試験場を創設
昭和 41 年 県営白布高湯温泉熱利用熱帯植物温室が米沢試験地となり、翌年に白布植物園と変更
昭和 42 年 農業試験場砂丘分場が園芸試験場砂丘分場となる
昭和 46 年 白布植物園を米沢市に移管
昭和 53 年 砂丘分場が独立し山形県立砂丘地農業試験場となる
昭和 59 年 先進技術開発研究室が新設される
昭和 63 年 オウトウ育種が国の指定試験になる
平成 2 年
園芸試験場に果樹育種圃場 3ha 増設
平成 17 年 組織再編により、山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場となる
平成 21 年 山形県農業総合研究センター園芸試験場に改称
(3)水田農業試験場
大正 9 年 農業試験場庄内分場を設立
昭和 49 年 庄内支場を庄内支場と改称
昭和 60 年 庄内支場の本館、付属棟新築完成
平成 17 年 組織再編により、山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場庄内支場となる
平成 21 年 山形県農業総合研究センター水田農業試験場に改称
様式1(Ⅰ概況)
(4)畜産試験場
明治 37 年 新庄市に山形県種畜場を創設
昭和 27 年 東根市に山形県総合種畜場を設立(既存の最上種畜場並びに置賜種畜場は廃止)
昭和 41 年 総合種畜場を山形県立畜産試験場に改称
昭和 51 年 中小家畜分場が養豚試験場として独立
平成 7 年 新庄市に移転。畜産研修所廃止
平成 9 年 山形県農業研究研修センター畜産研究部となる
平成 17 年 組織再編により、山形県農業総合研究センター畜産試験場となる
(5)養豚試験場
昭和 12 年 山形県種鶏場として創設
昭和 38 年 山形県種鶏種豚場と改称
昭和 46 年 山形県立畜産試験場中小家畜分場に組織替え
昭和 51 年 山形県立養豚試験場に改称
昭和 63 年 養豚試験場が酒田市浜中に移転
平成 17 年 組織再編により、山形県農業総合研究センター畜産試験場養豚支場となる
平成 21 年 山形県農業総合研究センター養豚試験場に改称
Ⅱ
試験研究事業・課題及び成果の一覧
1 試験研究課題一覧
(農業総合研究センター)
事業名
研究課題名
地球温暖化対応プ 1.主要農作物作柄安定対策調査
ロジェクト総合戦 (1)水稲作況解析
略事業費
(2)畑作物(大豆)作況解析
研究期間
区分
担当部署
県単
土地利用型作物部
食の安全環境部
S45~
S57~
2.地球温暖化に対応した水稲の安定生産技術の開発
22~26
県単
土地利用型作物部
環境と調和した農 1.水稲害虫フタオビコヤガの効率的防除体系の確立
業技術開発事業費 (1)フタオビコヤガの発生量に影響を及ぼす要因
の解明
(2)防除要否判定技術の確立
(3)防除効果試験
2.東北地域の葉菜畑におけるファイトレメディエー
ション技術の開発
21~23
県単
食の安全環境部
20~24
外部
資金
食の安全環境部
3.野菜等におけるPOPsのリスク低減技術の開発
20~24
食の安全環境部
4.フェロモントラップを基幹としたアカヒゲホソミ
ドリカスミカメ高度発生予察技術の開発
21~23
外部
資金
外部
資金
5.水田土壌におけるリン酸施肥削減技術の開発
21~25
外部
資金
食の安全環境部
22
土地利用型作物部
22~24
外部
資金
外部
資金
県単
22
県単
農産加工開発部
22
県単
農産加工開発部
12~
県単
農産加工開発部
県単
土地利用型作物部
6.水田における難防除雑草の発生実態の解明
7.メタン発生量低減のための稲わら腐熟促進技術の
確立
農林水産物食品加 1.染色用高品質紅花加工技術及び食品用途栽培技術
工利用技術開発事 の確立
業費
(1)染色用途の高品質加工技術の確立
(2)省力的・効率的な製造技術の開発
(3)農薬に依存しない紅花栽培法の確立
(4)温湯浸漬等の熱処理による炭疽病の防除効果
2.特産野菜の新規保鮮流通技術の開発
(1)加熱えだまめの安定流通技術の検索
(2)皮むきさといもの保鮮流通技術の検索
3.県産果実の簡易乾燥技術及び利用技術の開発
(1)乾燥方法による乾燥果実品質の調査
(2)柿渋の粉末化
4.農産物加工開発技術指導
オリジナル新品種 1.水稲・畑作物奨励品種決定調査
開発事業費
(1)水稲奨励品種決定調査
(2)畑作物奨励品種決定調査
(3)麦類奨励品種検定調査
(4)大豆特性検定試験
土地利用型作物技 1.土地利用型作物の生産振興を支援する新たな大豆
術開発事業費
栽培体系の確立
2.そばの安定生産に向けた多収品種の育成及び多収
栽培技術の開発
(1)そば多収系統の育成
(2)そば多収栽培技術の開発
試験研究受託事業 1.新除草剤及び植物調節剤に関する試験
費
(植調協会)
2.新農薬(殺虫剤、殺菌剤)の効果と使用法試験
(植防協会)
3.新肥料及び新資材に関する試験
(やまがた農業支援センター)
4.過熱水蒸気を利用した水稲種子の高能率消毒技術
の開発
5.稲民間育成品種の評価試験
(STAFF)
22~26
食の安全環境部
食の安全環境部
農産加工開発部
土地利用型作物部
食の安全環境部
S29~
S29~
S34~
国庫
22~24
県単
土地利用型作物部
20~22
県単
土地利用型作物部
22
受託
土地利用型作物部
22
受託
食の安全環境部
22
受託
食の安全環境部
22
受託
食の安全環境部
22
受託
土地利用型作物部
食の安全環境部
「つや姫」ブラン 1.新品種「つや姫」の技術的評価と栽培法の確立
ド化戦略推進事業 (1)品質食味を重視した栽培技術の確立
費
(2)商品性を高める品質評価技術の開発
やまがた食産業ク 1.県産米利用促進のための米粉生産・加工技術の開
ラスター創造推進 発
事業費
(1)県産米の特徴を生かした加工技術の開発
(2)高収量品種の加工適正の解明
(3)小規模施設製粉における品質管理技術の確立
2.ラズベリーやカシスを中心としたベリー類の加工
利用技術の開発
(1)ベリー類の成分特性の解明
(2)ベリー類の加工適正評価
有機農業推進事業 1.山形県における水稲有機栽培技術の確立
費
19~22
県単
土地利用型作物部
食の安全環境部
21~23
県単
農産加工開発部
20~22
県単
農産加工開発部
22~24
県単
食の安全環境部
飼料用米産地定着
化事業費
県産農産物の土壌
重金属リスク低減
対策事業費
1.寒冷地水田における直播活用等による飼料用米低
コスト多収生産技術の確立
1.県産農産物のカドミウム吸収におけるリスク評価
と低吸収栽培技術の確立
22~26
外部
資金
国庫
1/2
土地利用型作物部
2.畑作物における植物利用土壌重金属浄化技術の確
立
環境に優しい安 1.土壌機能増進対策調査
全・安心農作物生 (1)土壌昨日実態モニタリング調査
産推進事業費
(2)有機物資源連用試験
2.農耕地土壌炭素蓄積実態調査
(1)定点調査及びアンケート調査
(2)基準点調査
3.有機質資材の投入に伴う温室効果ガス(亜酸化窒
素)の発生量評価
農薬安全対策推進 1.地域特産物農薬残留調査
事業費
2.ドリフト低減新剤利用技術開発
21~23
国庫
1/2
県単
食の安全環境部
20~24
外部
資金
食の安全環境部
22~24
外部
資金
国庫
1/2
国庫
1/2
国庫
1/2
食の安全環境部
研究期間
21~24
区分
県単
担当部署
バイオ育種科
22~24
県単
果樹研究科
野菜花き研究科
3.細霧発生装置利用によるおうとうの安定生産技術
の開発
21~24
県単
果樹研究科
4.積雪寒冷地型ヒートポンプシステムと効率的利用
技術の開発
21~23
県単
野菜花き研究科
21~
県単
果樹研究科
20~22
県単
園芸環境研究科
21~23
県単
野菜花き研究科
18~22
バイオ育種科
22~26
外部
資金
県単
3.食用ぎくの品種開発
21~23
県単
バイオ育種科
4.りんどうオリジナル新品種の開発
21~25
県単
野菜花き研究科
13~
県単
果樹研究科
野菜花き研究科
20~22
国庫
県単
発生予察事業費
1.新病害虫発生と防除対策
21~23
20~22
15~
22~24
22
食の安全環境部
食の安全環境部
食の安全環境部
食の安全環境部
食の安全環境部
(園芸試験場)
事業名
研究課題名
地球温暖化対応プ 1.第4期山形県りんごオリジナル優良品種の開発
ロジェクト総合戦
略事業費
2.地球温暖化に対応した果樹・野菜・牧草・林木の
適応性調査
5.農作物作柄診断解析調査
環境と調和した農 1.おうとうの中晩生種に発生する果実病害の発生
業技術開発事業費
生態解明と防除対策の確立
2.ばら養液栽培における日射及び水分センサを用い
た自動給液制御技術の確立
オリジナル新品種 1.おうとう新品種の開発
開発事業費
2.第6期山形県西洋なしオリジナル優良品種の開発
5.園芸作物の奨励品種決定調査
(1)果樹・花き・野菜の奨励品種決定調査
(2)果樹基本調査
(3)りんご系統適応性検定試験
バイオテクノロ 1.県ブランド維持のための県オリジナル品種の
ジー実用化事業費
DNA品種識別技術の開発
バイオ育種科
バイオ育種科
バイオテクノロ 2.特産園芸作物の原種苗供給
ジー実用化事業費
3.地域遺伝資源「食用ぎく」における系統識別技術
と優良系統の開発
4.果実が大きくなる機構解明のための大果変異西洋
なしのゲノム解析
園芸作物基盤技術 1.ぶどう「シャインマスカット」の産地化推進技術
開発事業費
の開発
2.低樹高・新型雨よけ施設によるおうとうの軽労安
定生産技術の開発
3.すいかの整枝作業省力・安定栽培技術の確立
18~22
県単
バイオ育種科
21~23
バイオ育種科
20~22
外部
資金
外部
資金
県単
18~22
県単
19~22
県単
果樹研究科
園芸環境研究科
野菜花き研究科
4.農産物の機能性を高める栽培技術の開発と品種育
成
5.ニュータイプ「食べやすい すいか」の安定栽培
技術の確立
6.きく等主要花き類の光応答解析に基づく効率的生
産・出荷技術の開発
7.アスパラガス周年供給に向けた促成用根株養成技
術の確立
8.加工・業務需要野菜栽培システムの確立
21~23
外部
資金
外部
資金
外部
資金
外部
資金
県単
バイオ育種科
野菜花き研究科
野菜花き研究科
9.おいしいさくらんぼをどこにでも送れる損傷ゼロ
パッケージ技術の開発
10.県産主要花きにおける高温期の生産流通に対応し
た切り花品質管理技術の開発
試験研究受託事業 1.新農薬(殺虫剤、殺菌剤)の効果と使用法試験
費
(植防協会)
22~24
果樹研究科
22
外部
資金
外部
資金
受託
2.新除草剤及び植物調節剤に関する試験
(植調協会)
3.新肥料及び新資材に関する試験
(やまがた農業支援センター)
22
受託
22
受託
果樹研究科
野菜花き研究科
園芸環境研究科
果樹研究科
野菜花き研究科
4.野菜花き民間育成品種の評価
(日本種苗協会)
5.果樹用防除ノズルの評価試験
22
受託
野菜花き研究科
22
受託
果樹研究科
6.果樹民間等育成品種の特性調査
22
受託
果樹研究科
オリジナル新品種 1.オリジナル四季成り性いちごの産地化技術の
ブランド産地化実
開発
践事業費
2.りんご早生有望品種「ファーストレディ」の早期
成園化と安定生産技術の確立
環境に優しい安 1.水系環境を考慮した土壌管理技術の開発と環境評
全・安心農作物生 価
産推進事業費
21~23
県単
野菜花き研究科
21~23
県単
果樹研究科
20~22
県単
園芸環境研究科
第Ⅱ期やまがた貴
腐ワイン創成プロ
ジェクト
有害動植物防除対
策事業費
発生予察事業費
1.県産ぶどうを用いた微生物によるワイン醸造技術
の開発
21~23
県単
果樹研究科
1.果実枝幹害虫防除対策確立事業
20~22
園芸環境研究科
1.新病害虫発生と防除対策
S46~
国庫
1/2
国庫
15~
国庫
園芸環境研究科
22
県単
果樹研究科
22
県単
果樹研究科
研究期間
22~26
区分
県単
担当部署
水稲研究科
21~
県単
水稲研究科
農薬適正使用・安 1.地域特産作物農薬残留調査
全管理事業費
分野融合・萌芽研 1.おうとう花芽における凍害抑制物質の探索
究推進事業
2.「ラ・フランス」における食べ頃判定ラベルの利
用可能性
21~25
21~22
21~25
21~23
22~24
22~24
バイオ育種科
果樹研究科
野菜花き研究科
野菜花き研究科
野菜花き研究科
野菜花き研究科
園芸環境研究科
園芸環境研究科
(水田農業試験場)
事業名
研究課題名
地球温暖化対応プ 1.温暖化に対応した水稲の安定生産技術の開発
ロジェクト総合戦
2.農作物作柄診断解析調査
略事業費
環境と調和した農 1.水稲用豚ぷんペレットの製造と効率的省資源型施
業技術開発事業費 用技術の確立
21~25
外部
資金
水稲研究科
オリジナル新品種 1.第Ⅳ期水稲主力品種の育成
開発事業費
2.第Ⅱ期地域特産型水稲品種の育成
20~24
県単
水稲研究科
22~26
県単
水稲研究科
3.DNAマーカー利用による水稲の高精度な育種法
の確立
4.水稲・畑作物奨励品種決定調査
20~24
県単
水稲研究科
S29~
S51~
県単
水稲研究科
土地利用型農業技 1.低アミロース品種「里のゆき」の品質向上・安定
術開発事業費
化要因の解明と技術確立
18~22
外部
資金
水稲研究科
2.稲の高温障害における気象・稲体要因の解明と
対策技術の構築
3.土地利用型作物の生産振興を支援する新たな大豆
栽培体系の確立
試験研究受託事業 1.新除草剤及び植物調節剤に関する試験
費
(植調協会)
2.新農薬(殺虫剤、殺菌剤)の効果と使用法試験
(植防協会)
3.新肥料及び新資材に関する試験
(農業支援センター)
「つや姫」ブラン 1.新品種「つや姫」の技術的評価と栽培法の確立
ド化戦略推進事業
費
有機農業新技術開 1.山形県における水稲有機栽培技術の確立
発事業費
20~22
水稲研究科
22~24
外部
資金
県単
22
受託
水稲研究科
22
受託
水稲研究科
22
受託
水稲研究科
19~22
県単
水稲研究科
22~24
県単
水稲研究科
飼料用米産地定着
化事業費
有害動植物防除対
策事業費
農薬安全対策推進
事業費
1.寒冷地における直播活用等による飼料用米低コス
ト多収生産技術の確立
1.薬剤抵抗性害虫防除対策
22~26
水稲研究科
20~22
外部
資金
国庫
1.ドリフト低減新剤利用技術開発
22~24
国庫
水稲研究科
研究期間
区分
県単
担当部署
飼養管理科
県単
草地環境科
20~22
県単
飼養管理科
2.膨軟化籾米の加工・調整及び給与技術の開発
22~24
外部
資金
草地環境科
3.飼料用米ペレット飼料の給与が乳用牛の反芻生理
と生産性に及ぼす影響
22~26
外部
資金
飼養管理科
1.遺伝子発現調節による和牛肉の不飽和度向上技術
の開発
20~24
外部
資金
家畜改良科
2.和牛肉香気成分の定量法の開発
22~23
県単
家畜改良科
3.体外受精由来胚の凍結保存後の生存性向上
21~22
県単
家畜改良科
4.ルーメン発酵パターン改善による牛肉生産性向上
21~22
県単
草地環境科
5.トウモロコシサイレージの乳牛への濃厚飼料代替
給与技術の開発
20~22
県単
飼養管理科
6.県有種雄牛産子の発育性の評価とそれに基づく育
成技術の組立て
22~24
外部
資金
飼養管理科
7.秋季天候不良地域におけるカロテン調整飼料イネ
利用による高品質牛肉の生産
18~22
県単
飼養管理科
8.飼料作物系統適応性検定試験
S45~
外部
資金
草地環境科
水稲研究科
水稲研究科
(畜産試験場)
事業名
研究課題名
1.暑熱ストレス軽減のための家畜飼養技術の確立
地球温暖化対応プ
ロジェクト総合戦 2.温暖化に対応した果樹・野菜・牧草・林木の適応
略事業費
性調査
飼料用米産地定着 1.飼料用米の肥育牛に対する給与技術の確立
化対策事業費
試験研究費
22~24
22~24
試験研究費
10.BDF由来グリセリンを活用した冬越し堆肥の発酵
促進
21~22
県単
草地環境科
研究期間
区分
県単
担当部署
養豚担当
22~23
県単
養豚担当
22~26
外部
資金
養豚担当
1.豚精液凍結手法の改良による繁殖成績改善効果の
検討
21~22
県単
養豚担当
2.豚疾病対策を目的とした抗体検出法の開発
21~22
県単
養豚担当
21~22
受託
養豚担当
(養豚試験場)
事業名
研究課題名
1.暑熱ストレス軽減のための家畜飼養技術の確立
地球温暖化対応プ
ロジェクト総合戦
略事業費
飼料用米産地定着 1.豚に対する飼料用米給与技術の確立
化対策事業費
2.エクストルーダー処理した高消化性飼料米の豚に
おける給与限界の解明と多給技術の開発
試験研究費
豚改良増殖対策事 1.中ヨークシャー種交雑豚の特性把握
業
22~24
2 平成22年度新しい技術の試験研究成果情報
(普及奨励技術)
NO.
部
門
1
農事
普 「つや姫」における葉色板と葉緑素計の関係
水稲研究科
2
農事
普 大粒・多収・飼料用糯米新品種候補「山形糯110号」の育成
水稲研究科
3
農事
普 「山形100号」の施肥と収量、品質、食味及び刈取り適期
水稲研究科
4
果樹
普 おうとうの長期被覆栽培による結実安定技術
果樹研究科
5
野菜
普 気化冷却高設ベンチ送風システムの改良による四季成り性いちごの収量向上技術
最上産地研究室
6
野菜
普 おかひじきの機械利用による省力栽培体系
置賜産地研究室
7
畜産
普 県産種雄牛「千代勝平」の能力と特徴
家畜改良科
8
畜産
普 乳牛に対する育成期からのとうもろこしサイレージ長期多給技術
飼養管理科
9
畜産
普 黒毛和種肥育牛に対し飼料用米(粉砕玄米)を濃厚飼料の25%代替給与できる
飼養管理科
10
畜産
普 黒毛和種肥育牛へのカロテン調整飼料イネWCS給与技術
飼養管理科
11
畜産
普 飼料米SGS調製のための簡易加水器
草地環境科
12
畜産
普 サイレージ用とうもろこし(極早生)「34N84」、「LG3490」の品種特性
草地環境科
成果
新しい技術の試験研究成果情報名
区分
提案
部署
(普及指導資料及び行政資料)
No
部
門
1
農事
政 水稲新系統「山形117号」「山形118号」「山形120号」の育成
水稲研究科
2
農事
政 早生・多収・良食味新系統「山形糯121号」の育成
水稲研究科
3
農事
研
政
水稲研究科
4
農事
政 DNAマーカーを用いた水稲品種「山形95号」「山形100号」の判別法
水稲研究科
5
農事
政 「山形95号」の施肥と収量、品質、食味及び刈取り適期
水稲研究科
6
農事
指 高温登熟年における「つや姫」の刈取り適期
土地利用型作物部
7
農事
指 登熟温度条件が水稲品種「つや姫」の食味と炊飯米物性に及ぼす影響
土地利用型作物部
8
農事
指 発酵鶏ふんを組み合わせた「つや姫」の施肥法における留意点
9
農事
指 分光測色計を用いた炊飯米の白色度評価法
土地利用型作物部
10
農事
指 飼料用米生産の乾燥コストを低減する立毛乾燥技術
土地利用型作物部
11
農事
指 高温障害が発生する登熟期の危険時期の温度と継続時間
水稲研究科
12
農事
指 山形県に適する飼料米品種の特性
水稲研究科
13
農事
指 水稲の生育、収量からみたリン酸基肥量
食の安全環境部
14
農事
指 水稲の生育、収量、品質からみたカリ基肥量
食の安全環境部
15
農事
指 そば粉の緑色を重視したそばの収穫時期
土地利用型作物部
16
農事
政 登熟期の高温により発生した背白粒が食味に及ぼす影響
土地利用型作物部
17
農事
政
指
18
農事
政 開花期間中の高温がそば品種「最上早生」「でわかおり」の雌ずいに与える影響
土地利用型作物部
19
農事
政 スルホニルウレア系除草剤抵抗性オモダカの発生の確認
土地利用型作物部
20
農事
指 水稲収量に影響を及ぼすフタオビコヤガの食害度
食の安全環境部
21
農事
指 被害株率および食害度によるフタオビコヤガ防除の目安
食の安全環境部
22
農事
指 コバネイナゴのフィプロニルに対する薬剤感受性
水稲研究科
23
農事
指 フィプロニル剤に対する薬剤感受性が低下したコバネイナゴに対する防除法
水稲研究科
成果
新しい技術の試験研究成果情報名
区分
DNAマーカー選抜による水稲新系統「山形119号」の育成
登熟期の高温により発生した背白粒の玄米千粒重は小さい
担当
食の安全環境部
水稲研究科
No
部
門
24
加工
指 原料米粉の保存温度及び保存期間が加工製品の品質に与える影響
農産加工開発部
25
加工
指 乾燥機利用及び冷凍保存導入による天候に左右されない染色用紅花加工方法
農産加工開発部
26
加工
指 亜硫酸塩溶液に5分間浸漬処理するラ・フランス乾燥品の褐変防止法
農産加工開発部
27
加工
指 粒厚別原料米の乾式・気流製粉による製粉及び製麺特性
農産加工開発部
28
果樹
政 おうとう有望系統「山園C11号」(C-195-17)の特性
バイオ育種科
29
果樹
政 おうとう有望系統「山園C12号」(C-195-50)の特性
バイオ育種科
30
果樹
指 ぶどうの枝幹害虫クビアカスカシバの発生生態と被害の特徴
園芸環境研究科
31
果樹
指 りんごの枝幹害虫ヒメボクトウの発生生態と被害の特徴
園芸環境研究科
32
果樹
指 おうとう果実腐敗に関与するアルタナリア属菌の特徴
園芸環境研究科
33
果樹
指 おうとう「佐藤錦」において化学肥料を有機質資材で代替した場合の生育と果実品質
園芸環境研究科
34
果樹
指 ぶどう「シャインマスカット」無核栽培の早期成園化に適する仕立て方
果樹研究科
35
果樹
指 ぶどう「シャインマスカット」無核栽培における短梢剪定の省力性
果樹研究科
36
果樹
指 ぶどう「シャインマスカット」短梢剪定における摘心の効果
果樹研究科
37
果樹
指 ぶどう「シャインマスカット」短梢剪定での異常花穂における先端部分の整理時期
果樹研究科
38
果樹
指 山形県における国内育成りんご品種・系統の特性
果樹研究科
39
果樹
指 りんご「ファーストレディ」における収穫時の地色と日持ち性
果樹研究科
40
果樹
指 りんご「夢つがる」の品種特性
果樹研究科
41
果樹
政 りんご樹における新たに開発した果樹防除用ドリフト低減ノズルの特性
果樹研究科
42
野菜
指 すいか「祭ばやし777」のハウス抑制栽培における種なし化
野菜花き研究科
43
野菜
指 四季成り性いちご「サマーティアラ」の定植時期・収量性と温度管理
最上産地研究室
44
野菜
指 手押し式播種機を利用したおかひじきの省力播種技術
置賜産地研究室
45
野菜
指 露地栽培における春(4~5月)収穫ねぎに適する晩抽性品種と播種時期の組合せ 庄内産地研究室
46
野菜
指 四季成り性いちご「サマーティアラ」の2段階育苗で得られる苗数
庄内産地研究室
47
野菜
指 たまねぎの春定植夏どり作型に適する品種
庄内産地研究室
48
花き
指 ビブルナム「スノーボール」のシアナミド液剤処理による促成効果
野菜花き研究科
49
花き
指 ストック初冬出し作型の長日処理による開花促進
野菜花き研究科
50
花き
指
51
花き
政 りんどう晩生F1系統「山園G15号」の特性
52
畜産
指 超急速ガラス化保存により牛体外受精由来胚の凍結保存後の生存性は向上する
家畜改良科
53
畜産
指 肥育牛の不飽和度の遺伝的能力に対する父牛及び母方父牛の寄与
家畜改良科
54
畜産
指 自然交配法による「やまがた地鶏」の種卵の効率生産
飼養管理科
55
畜産
指 BDF由来グリセリンを活用した堆肥調製時の副資材節減効果
草地環境科
56
畜産
エチレングリコールを耐凍剤とした豚精液凍結手法における精子生存性への影響と
指
繁殖成績
養豚試験場
57
畜産
指 肥育前期における飼料用米の配合割合が肥育豚の発育性および肉質に及ぼす影響
養豚試験場
58
畜産
政 近赤外測定装置による脂肪酸組成の予測精度
家畜改良科
59
畜産
政 中ヨークシャー種交雑豚の繁殖性および産肉性の特徴
養豚試験場
60
畜産
政 中ヨークシャー種交雑豚の肉質および食味の特徴
養豚試験場
61
畜産
研 肥育牛向け単味飼料のルーメン内乾物消化の違い
草地環境科
62
畜産
研 ELISAによる毒素産生大腸菌感染抗体検出法
養豚試験場
成果
新しい技術の試験研究成果情報名
区分
担当
トルコぎきょう加温シェード10月中旬から下旬出し作型に適する品種「ジャスニー
野菜花き研究科
ホワイト」、「ルーセントホワイト」
野菜花き研究科
3
業績一覧
(農業総合研究センター )
番
号
1
2
3
4
5
題
発
表
名
誌
名・巻・号・発行年
発
所
表
属
者
関連研究課題
氏
名
分枝の多い品種に対応した高能率なエダマメ
コンバインの開発
農業機械学会誌第72巻第4号(2010)
水稲新品種「つや姫」の玄米タンパク質含量
と食味官能、登熟期葉色の関係
東北農業研究 第63号(2010)
土地利用型作物部
後藤克典
土地利用型作物部
※1
水田農業試験場
松田 晃
浅野目謙之
遠藤昌幸
柴田康志※1
水稲新品種「つや姫」の食味特性評価
-第3報 炊飯米の多面的物性評価による食
味解析-
日本作物学会第230回講演会(2010)
土地利用型作物部
※1
村山総合支庁
※2
(独)農研機構
浅野目謙之
森谷真紀子 ※ 1
鈴木啓太郎 ※ 2
新 品種 「つや 姫 」の 技 術
的評価と栽培法の確立
松田
飼料用米の低コスト・多
収生産と効率的給与技
術の確立
転換畑大豆の収量と品
質を向上させる新たな
生産技術の開発
新 品種 「つや 姫 」の 技 術
的評価と栽培法の確立
2009年の寡照条件下における登熟状況の特徴 土地利用型作物部
-食用米と多収米での検討
日本作物学会第230回講演会(2010)
ダイズの小畝立て深層施肥播種技術の開発
土地利用型作物部
※1
-作業機の概要と実証結果-
県農林水産部
第69回農業機械学会年次大会講演要旨(2010) ※ 2 置賜総合支庁
水稲新品種「つや姫」の貯蔵性評価 第2報 土地利用型作物部
※1
炊飯米物性と香り成分の貯蔵による変動
村山総合支庁
※2
日本作物学会東北支部第53回講演会(2010)
(独)農研機構
6
晃
後藤克典
原田博行※ 1
髙橋哲史※ 2
浅野目謙之
森谷真紀子 ※ 1
鈴木啓太郎 ※ 2
遠藤昌幸
松田 晃
今田孝弘
安達眞道
後藤克典
長沢和弘
勝見直行
土地利用型作物部
土地利用型作物部
松田
8
ベニバナ花弁収穫機の開発 第2報 ~収穫
機の構造と性能~
平成22年度農業機械学会東北支部会 講演会
(2010)
飼料米生産における立毛乾燥技術の活用
農業技術10月号(2010)
高能率なエダマメコンバイン
農耕と園芸9月号(2010)
土地利用型作物部
後藤克典
9
高能率なエダマメコンバイン
土地利用型作物部
後藤克典
7
(大課題名)
晃
エダマメ収穫機と選別
機の開発による高能率
収穫調製技術の確立
新 品種 「つや 姫 」の 技 術
的評価と栽培法の確立
染色用高品質紅花加工
技術及び食品用途栽培
技術の確立
飼料用米の低コスト・多
収生産と効率的給与技
術の確立
エダマメ収穫機と選別
機の開発による高能率
収穫調製技術の確立
エダマメ収穫機と選別
機の開発による高能率
収穫調製技術の確立
10
グリーンレポートNo.498(2010)
小畝立て深層施肥播種による大豆収量の向上
機械化農業3月号(2010)
土地利用型作物部
後藤克典
11
転換畑大豆の収量と品
質を向上させる新たな
生産技術の開発
山形県におけるスルホニルウレア系除草剤抵
抗性オモダカの発生の確認
日本植物調節剤研究協会東北支部報第46号(2
011)
山形県におけるスルホニルウレア系除草剤抵
抗性雑草の発生実態と対応策
日本植物調節剤研究協会東北支部報第46号(2
011)
水稲新品種「つや姫」の食味特性評価
第4報 分光測色計を用いた炊飯米の白色度
評価法
日本作物学会第231回講演会(2011)
土地利用型作物部
松田
晃
水田における難防除雑
草の発生実態の解明
土地利用型作物部
松田
晃
水田における難防除雑
草の発生実態の解明
土地利用型作物部
※1
水田農業試験場
※2
村山総合支庁
※3
(独)農研機構
浅野目謙之
後藤元※ 1
森谷真紀子 ※ 2
鈴木啓太郎 ※ 3
12
13
14
新 品種 「つや 姫 」の 技 術
的評価と栽培法の確立
15
16
17
18
19
玄米タンパク質含量と食味、登熟期葉色の関
係-高温登熟年における「つや姫」の品質評
価-
日本作物学会第231回講演会(2011)
カドミウム高吸収イネ品種を用いたファイト
レメディエーション
1.3年間の圃場試験における地上部カドミウ
ム吸収量と土壌カドミウム濃度
日本土壌肥料学会講演要旨集第56集(2010)
カドミウム高吸収イネ品種を用いたファイト
レメディエーション
2.食用イネ品種による浄化効果の検定
日本土壌肥料学会講演要旨集第56集(2010)
カドミウム集積畑土壌におけるファイトレメ
ディエーション技術の開発
第1報 除草剤の違いが浄化植物のカドミウ
ム吸収量に及ぼす影響
日本土壌肥料学会東北支部会講演要旨集(201
0)
Phytoextraction by Rice Capable of Accum
ulating Cd at High Levels:Reduction of C
d Content of Rice Grain
ENVIRONMENTAL SCIENCE & TECHNOLOGY VOL.4
3(2009)
カドミウム高吸収イネ品種によるカドミウム
汚染水田の浄化技術
農林水産技術研究ジャーナル33(2010)
土地利用型作物部
※1
水田農業試験場
松田 晃
浅野目謙之
遠藤昌幸
柴田康志※1
中川文彦
村上政治※1
新 品種 「つや 姫 」の 技 術
的評価と栽培法の確立
中川文彦
村上政治※1
汚染土壌修復目標値の
現地検証試験
食の安全環境部
中川文彦
矢野真二
熊谷勝巳
県産農産物のカドミウ
ム吸収におけるリスク
評価と低吸収栽培技術
の確立
食の安全環境部
村上政治※1
中川文彦
阿江教治※2
伊藤正志※3
荒尾知人※1
村上政治※1
荒尾知人※1
阿江教治※2
中川文彦
本間利光※2
茨木俊行※4
伊藤正志※5
谷口彰※6
村上政治※1
荒尾知人※1
阿江教治※2
中川文彦
本間利光※2
茨木俊行※4
伊藤正志※5
谷口彰※6
村上政治※1
荒尾知人※1
阿江教治※2
中川文彦
本間利光※2
茨木俊行※4
伊藤正志※5
谷口彰※6
村上政治※1
荒尾知人※1
阿江教治※2
中川文彦
本間利光※2
茨木俊行※4
伊藤正志※5
谷口彰※6
齋藤寛
森静香※1
中川文彦
熊谷勝巳
汚染土壌修復目標値の
現地検証試験
食の安全環境部
※1
農業環境技術研究所
食の安全環境部
※1
農業環境技術研究所
※1
農業環境技術研究所
※2
神戸大学大学院
※3
秋田県農業試験場
食の安全環境部
※1
農業環境技術研究所
※2
神戸大学大学院
新潟県農総研
※4
福岡県農総試
※3
20
カドミウム高吸収イネ品種によるカドミウム
汚染水田の浄化技術
ブレインテクノニュース137(2010)
※5
秋田県農業試験場
※6
三菱化学株式会社
食の安全環境部
※1
農業環境技術研究所
※2
神戸大学大学院
新潟県農総研
※4
福岡県農総試
※3
21
22
23
24
カドミウム高吸収イネ品種によるカドミウム
汚染水田の浄化技術(ファイトレメディエー
ション)を開発 -新たな低コスト土壌浄化対
策技術として期待-
2009年農林水産研究成果10大トピックス(2
009)
カドミウム高吸収イネ品種によるカドミウム
汚染水田の浄化技術(ファイトレメディエー
ション)を開発 -新たな低コスト土壌浄化対
策技術として期待-
東北農林水産ハイテク情報No.50(2009)
水田土壌の形態別無機リン酸含量とリン酸施
肥量が水稲生育へ及ぼす影響
2010年度日本土壌肥料学会講演要旨(2010)
※5
秋田県農業試験場
※6
三菱化学株式会社
食の安全環境部
※1
農業環境技術研究所
※2
神戸大学大学院
新潟県農総研
※4
福岡県農総試
※3
※5
秋田県農業試験場
※6
三菱化学株式会社
食の安全環境部
※1
農業環境技術研究所
※2
神戸大学大学院
新潟県農総研
※4
福岡県農総試
※3
※5
秋田県農業試験場
※6
三菱化学株式会社
食の安全環境部
※1
山形大学農学部
汚染土壌修復目標値の
現地検証試験
汚染土壌修復目標値の
現地検証試験
汚染土壌修復目標値の
現地検証試験
汚染土壌修復目標値の
現地検証試験
汚染土壌修復目標値の
現地検証試験
水田土壌におけるリン
酸施肥削減技術の開発
25
26
27
塩野宏之※1
齋藤寛
熊谷勝巳
矢野真ニ
中川文彦
横山克至
森静香※1
藤井弘志※1
田畑輪換が温室効果ガ
ス発生量に及ぼす影響
の総合評価
食の安全環境部
※1
新農業推進課
※2
庄内総合支庁
※3
生産技術課
※4
水田農業試験場
※5
研究企画部
食の安全環境部
横山克至
佐藤久実※1
―
吉村具子
越智昭彦
フェロモントラップを
基幹としたアカヒゲホ
ソミドリカスミカメ高
度発生予察技術の開発
寒冷地の稲わらすき込み水田からの温室効果
ガス発生量に及ぼす田畑輪換の影響
2010年度日本土壌肥料学会講演要旨(2010)
食の安全環境部
※1
園芸試験場
庄内地域における「はえぬき」登熟期の葉色
の推移と葉色診断による産米の玄米中タンパ
ク質含有率別仕分け法
山形県農業研究報告第3号(2011)
食の安全環境部
※1
山形大学農学部
大区画圃場における水稲穂肥としての豚尿液
肥流し込み施用の現地実証
東北農業研究第63号(2010)
―
中場理恵子 ※2
三浦信利※3
中場勝※4
水戸部昌樹 ※5
28
「アカヒゲホソミドリカスミカメ合成性フェ
ロモントラップのキアゲハ付着防止装置の開
発」、吉村具子、原田博行、越智昭彦、佐藤利
美、北陸病害虫研究会報、第58号(2009)
食の安全環境部
吉村具子
越智昭彦
病害虫発生予察事業
29
「山形県におけるアカヒゲホソミドリカスミ
カメのMEPおよびMPPに対する薬剤感受性」、吉
村具子、越智昭彦、北日本病害虫研究会報、
第61号(2010)
山形県の10ha規模の水田地帯における
アカヒゲホソミドリカスミカメの発生動態
北陸病害虫研究会講演発表(2011)
食の安全環境部
中島具子
越智昭彦
横山克至
フェロモントラップを
基幹としたアカヒゲホ
ソミドリカスミカメ高
度発生予察技術の開発
山形県におけるフタオビコヤガの食害の推移
と切葉処理による被害解析
北日本病害虫研究会講演発表(2011)
食の安全環境部
中島具子
横山克至
水稲害虫フタオビコヤ
ガの効率的防除体系の
確立
病害虫発生予察事業
32
山形県における水稲害虫防除体系とフタオビ
コヤガ発生量の関係
第55回日本応用動物昆虫学会大会講演要旨
(2011)
食の安全環境部
※1
病害虫防除所
※2
病害虫防除所庄
内支所
中島具子
横山克至
土門 清※1
佐藤智浩※2
水稲害虫フタオビコヤ
ガの効率的防除体系の
確立
33
水稲害虫フタオビコヤガの発生時期に及ぼす
気温の影響について
平成22年度日本農業気象学会東北支部大会講
演要旨(2010)
食の安全環境部
※1
病害虫防除所庄
内支所
横山克至
中島具子
佐藤智浩※1
水稲害虫フタオビコヤ
ガの効率的防除体系の
確立
専用機械を用いた畦畔板設置による水稲害虫
イネミズゾウムシの防除効果
東北農業研究 第63号(2010)
食の安全環境部
※1
鶴岡市藤島庁舎
病害虫発生予察事業
水稲種子に対する乾熱空気処理がいもち病菌
および発芽に与える影響
日本植物病理学会講演要旨(2010)
食の安全環境部
※1
生研センター
水稲種子の過熱水蒸気によるいもち病,ばか
苗病防除の可能性
北日本植物病理学会会報 第61号(2010)
食の安全環境部
※1
生研センター
※2
大阪市立大学
※3
現在: 東洋食品
工業短期大学
※4
(株)山本製作所
越智昭彦
中島具子
深澤昭吾※1
佐藤豊※1
横山克至
越智昭彦
小林研※1
中山夏希※1
山下貴史※1
越智昭彦
野田崇啓※1
日高靖之※1
30
31
34
35
36
37
いもち病、ばか苗病防除を目的とした水稲種
子の過熱水蒸気および乾熱空気処理条件の検
討
食の安全環境部
※1
生研センター
※2
大阪市立大学
試験研究受託事業
試験研究受託事業
伊與田浩志 ※2
井上保※2※3
一色翔悟※2
武田俊広※4
中村 透※4
越智昭彦
野田崇啓※1
小林研※1
試験研究受託事業
平成22年度北日本植物病理学会 講演発表(20
11)
※3
(株)山本製作所
日高靖之※1
横江未央※1
吉永慶太※1
中山夏希※1
伊與田浩志 ※2
西村俊成※2
松田和一郎 ※3
38
中村透※3
岡本真理
大谷卓※1
清家信康※1
野菜等における POPs の
リスク低減技術の開発
農産加工開発部
※1
村山総合支庁
勝見直行
佐々木恵美
今野 周※1
県産米利用促進のため
の米粉生産・加工技術の
開発
県特産果実を利用した果実酢製造技術と製品
の特徴
東北農業研究 第63号(2010)
農産加工開発部
※1
食の安全環境部
山田美里
岡 真輪
今野陽一※1
県特産果実を利用した
オリジナル果実酢製造
技術の開発
真空凍結乾燥ラ・フランスの食感保持技術
東北農業研究 第63号(2010)
農産加工開発部
※1
村山総合支庁
岡 真輪
山田美里
富樫恵美※1
県特産果実ラ・フランス
周年利用のための高品
質加工保存技術の開発
キュウリのディルドリン濃度に影響を及ぼす
変動要因の解明(第1報)
-品種・作型および着果節位の影響-
日本農薬学会 第35回大会(2010)
食の安全環境部
粒厚別原料米の製粉及び加工特性
39
※1
農業環境技術研究所
東北農業研究 第63号(2010)
40
41
(園芸試験場 )
番
号
1
2
題
発
表
名
誌
発
名・巻・号・発行年
所
表
属
5
関連研究課題
氏
名
(大課題名)
話題の新品種 西洋ナシ「メロウリッチ」
果実日本 65(9)8 (2010)
バイオ育種科
新野清
第6期山形県西洋なし
オリジナル優良品種の
開発
オウトウの品種
最新農業技術 果樹
バイオ育種科
八重垣英明
おうとう新品種の開発
果実サイズの制御機構解明のための大果変異
セイヨウナシプロジェクトについて 育種学
研究 第12巻別冊2 (2010)
バイオ育種科
※1
理化学研究所
※2
名古屋大学
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
大果変異セイヨウナシ系統(南陽E)における
果実の成長および品質 園芸学研究 第10巻
別冊1 (2011)
バイオ育種科
※1
名古屋大学
SSRマーカーおよびフローサイトメーターを
用いた山形・新潟両県で栽培されるショクヨ
ウギクの系統分類
育種学研究 第12巻別
冊2 (2010)
バイオ育種科
※1
山形大学
※2
STAFF 研究所
五十鈴川寛司
高品善
髙橋由信
花田俊男
及川彰※1
松田史生※1
山口信次郎 ※1
森仁志※2
白武勝裕※2
五十鈴川寛司
高品善
髙橋由信
花田俊男
白武勝裕※1
齋藤裕太郎
江頭宏昌※1
高品善
遠藤幸子
金森裕之※2
佐藤淳※3
高橋香織※1
小笠原宣好※1
vol.3:219-225
3
4
者
※3
新潟農総研園研
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
地域遺伝資源「食用ギ
ク」における系統識別
技術の開発
セイヨウナシWEE1キナーゼ遺伝子の単離と解
析 育種学研究 第12巻別冊2 (2010)
バイオ育種科
※1
名古屋大学
セイヨウナシ細胞周期関連遺伝子の単離およ
び大果変異系統における発現解析 園芸学研
究 第10巻別冊1 (2011)
バイオ育種科
※1
現 山形大学
※2
名古屋大学
レーザーマイクロダイセクションを用いた大
果変異セイヨウナシの開花期における花床部
のマイクロアレイ解析 園芸学研究 第10巻
別冊1 (2011)
※1
大果変異セイヨウナシのメタボローム解析メ
タボローム解析(第2報)経時変化解析
園
芸学研究 第10巻別冊1 (2011)
※1
セイヨウナシ‘ラ・フランス’果実のメタボ
ローム解析
園 芸 学 研 究 第 10 巻 別 冊 1
(2011)
※1
セイヨウナシ大果変異枝変わりの原因遺伝子
とメカニズムの解明に向けた統合オミクス解
析 平成23年度園芸学会春季大会小集会
「ナシゲノム研究の発展と展望(第4回)」
(2011)
※1
6
7
8
9
10
11
名古屋大学
農研機構果樹
※3
鳥取大学
※4
東京大学
バイオ育種科
※5
名古屋大学
※6
理化学研究所
※2
理化学研究所
バイオ育種科
※2
山形大学
※3
理化学研究所
※4
名古屋大学
理化学研究所
バイオ育種科
※2
山形大学
※3
理化学研究所
※4
名古屋大学
※5
理化学研究所
名古屋大学
バイオ育種科
※2
名古屋大学
※3
理化学研究所
※4
山形大学
※5
東京大学
※6
鳥取大学
※7
農研機構果樹研
花田俊男
髙橋由信
高品善
五十鈴川寛司
白武勝裕※1
花田俊男
坂本優
池田和生※1
高品善
五十鈴川寛司
白武勝裕※2
奈島賢児※1
山本俊哉※2
西谷千佳子 ※2
清水徳朗※2
板井章浩※3
中園幹生※4
高橋宏和※4
五十鈴川寛司
高品善
花田俊男
森仁志※5
及川彰※6
白武勝裕※1
及川彰※1
大塚貴生※1
中林亮※1
軸丸裕介※1
山口信次郎 ※1
高品善
五十鈴川寛司
村山秀樹※2
斉藤和季※3
白武勝裕※4
大塚貴生※1
中林亮※1
軸丸裕介※1
山口信次郎 ※1
高品善
五十鈴川寛司
村山秀樹※2
斉藤和季※3
白武勝裕※4
及川彰※5
白武勝裕※1
高品善
五十鈴川寛司
花田俊男
奈島賢児※2
森仁志※2
田中公子※2
及川彰※3
大塚貴生※3
松田史生※3
中林亮※3
山口信次郎 ※3
軸丸裕介※3
村山秀樹※4
中園幹生※5
高橋宏和※5
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
板井章浩※6
清水徳朗※7
西谷千佳子 ※7
山本俊哉※7
12
13
Comprehensive study about transporters in
fruit and integrated omics project for pear
fruit.
First Symposium on Omics-based Fruit Tree
Molecular Biology and Biotechnology
(Wuhan)(2010)
※1
ブドウ‘シャインマスカット’の樹勢安定化技術
第 63 号 東北農業研究 p101~102
(平成 22 年12 月)
果樹研究科
※1
村山総合支庁
オウトウ輸出における荷傷み防止方法
第 63 号 東北農業研究 p105~106
(平成22年12月)
果樹研究科
※1
日本トーカンパッケ
ージ
19
20
21
22
Nashima, K.※1
Isuzugawa, K.
Takashina, T.
Mori, H.※2
Oikawa, A. ※3
米野智弥
小野寺玲子
工藤 信※1
果実が大きくなる機能
解明のための大果変異
セイヨウナシのゲノム
解析
ブドウ‘シャインマス
カット’の産地化推進
技術の開発
果樹研究科
※1
村山総合支庁
※2
日本トーカンパッケ
ージ
※3
果樹研究所
優良新系統のつくりこなし方「紅秀峰」
「農業技術体系 果樹編」追録25号
第4巻 オウトウ
果樹研究科
果樹園管理のポイント ブドウ
果実日本 2010Vol.65 4,6,8,10,12 月号
果樹研究科
米野智弥
園芸作物の奨励品種決
定調査
西洋ナシの高品質安定生産を目指した肥培管
理技術
果実日本 2011Vol.66 1 月号
果樹研究科
今部恵里
園芸作物の奨励品種決
定調査
果樹園管理のポイント セイヨウナシ
果実日本 2011Vol.66 2 月号
果樹研究科
今部恵里
園芸作物の奨励品種決
定調査
砂丘地のメロン栽培における鶏糞モミガラ堆
肥の連用効果
日本土壌肥料学雑誌・第81巻・第4号・2010
野菜花き研究科
※1
酒田農技普
伊藤政憲
冨樫政博※1
砂丘地園芸地帯におけ
る環境負荷軽減技術の
開発
スイカの上位節の子づるを利用した省力整枝
方法
園芸学会東北支部平成22年度大会
研究発表要旨-2010-
野菜花き研究科
※1
病害虫防除所
高橋玲子
齋藤克哉※1
園芸作物基盤技術開発
事業
15
18
1
リンゴ‘ふじ’ミツ入り果実の長期貯蔵
第 63 号 東北農業研究 p111~112
(平成22年12月)
モモ輸出における荷傷み防止方法
第 63 号 東北農業研究 p107~108
(平成 22 年12 月)
17
Shiratake, K. ※
高橋和博
仲條誉志幸
小野寺玲子
伊東良久※1
石川 豊※2
中村ゆり※3
羽山裕子※3
今野 勉
小野寺玲子
工藤 信※1
伊東良久※2
石川 豊※3
中村ゆり※4
羽山裕子※4
小野寺玲子
工藤 信※1
高橋和博
伊東良久※2
中村ゆり※3
羽山裕子※3
今野勉
14
16
名古屋大学
バイオ育種科
※2
名古屋大学
※3
理化学研究所
※2
食品総合研究所
※3
果樹研究所
果樹研究科
※1
村山総合支庁
※2
日本トーカンパッケ
ージ
※3
食品総合研究所
※4
果樹研究所
国産果実の輸出促進に
向けた低コスト生産・
流通システムの開発
国産果実の輸出促進に
向けた低コスト生産・
流通システムの開発
国産果実の輸出促進に
向けた低コスト生産・
流通システムの開発
園芸作物の奨励品種決
定調査
23
24
25
26
27
28
軟X線照射花粉を用いた種なしスイカ栽培に
おける山形県内の適応作型と,年次変動がし
いなに及ぼす影響
園芸学研究・第10巻・別冊1・2011
野菜花き研究科
※1
北村山農技普
※2
病害虫防除所
森和也
高橋玲子※1
齋藤克哉※2
石山久悦※2
園芸作物基盤技術開発
事業
ヒートポンプを用いたハイブリッド暖房によ
るトルコギキョウの春夏出し栽培の暖房費削
減
園芸学研究・第9巻・別冊2・2010
野菜花き研究科
地球温暖化対応プロジ
ェクト総合戦略事業
トルコギキョウのセル成型苗貯蔵および水生
けしたバラ切り花に対する照射光質の影響
園芸学会東北支部・研究発表要旨・2010
園芸学研究・第10巻・別冊1・2011
野菜花き研究科
※1
パナソ ニック
電工(株)
ストックの冬春出し栽培における定植時期別
の長日処理効果
野菜花き研究科
佐藤武義
酒井友幸
永峯淳一
齋藤克哉
伊藤政憲
佐藤武義
酒井友幸
伊藤政憲
山田 真※1
石渡正紀※1
久松 完※2
佐藤武義
西村林太郎
酒井友幸
伊藤政憲
サクラ‘啓翁桜’の低温処理切り枝への休眠
打破時期と方法が開花、品質に及ぼす影響
東北農業研究・第63号・2010
野菜花き研究科
佐藤武義
小野惠二
西村林太郎
園芸作物基盤技術開発
事業
ビブルナム「スノーボール」の早期促成にお
ける低温処理による開花促進効果
野菜花き研究科
佐藤武義
園芸作物基盤技術開発
事業
野菜花き研究科
※1
置賜産地研
※2
庄内産地研
佐藤武義
佐藤貴裕※1
菅原 敬※2
園芸作物基盤技術開発
事業
切り枝の植物生育調節剤を利用した開花促進
技術-サクラ‘啓翁桜’切り枝の早期促成12
月出し栽培におけるシアナミド液剤とジベレ
リン水溶剤の利用技術-
植調・第44巻・第12号・2011
温暖化は今!オウトウにおける温暖化の影響
果実日本・65巻・7月号・2010年
野菜花き研究科
佐藤武義
酒井友幸
高橋佳孝
佐藤裕則
小野惠二
山田広市朗
園芸作物基盤技術開発
事業
米ぬかを使用した土壌還元消毒における土壌
窒素量の増加と早熟トマトの減肥栽培
第 63 号 東北農業研究 p145~146
(平成22年12月)
園芸試験場
塩野宏之
森岡幹夫※1
越智昭彦※2
齋藤謙二※3
米ぬかを利用した土壌
病害対策と肥培管理技
術の確立
※2
農研機構花き研
園芸作物基盤技術開発
事業
園芸作物基盤技術開発
事業
農耕と園芸・9月号・2010
29
ビブルナム「スノーボール」の早期促成にお
けるシアナミド液剤処理による開花促進効果
農耕と園芸・10月号・2010
30
31
32
園芸環境研究科
※1
エコ農業推進課
※2
農業総 合研究
センター
※3
村山総合支庁
地球温暖化が園芸作物
に与える影響評価
(水田農業試験場 )
番
号
1
題
発
表
名
誌
名・巻・号・発行年
つや姫-倒伏に強く,味が優れ,炊飯米が白
い-
農業技術体系・作物編追録第32号(2010)
発
所
属
水稲研究科
表
者
関連研究課題
氏
結城和博
名
(大課題名)
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
新品種「つや姫」の技
術的評価と栽培法の確
立
水稲新品種「山形100号」の育成
山形県農業研究報告 第3号(2011)
水稲研究科
※1
工業技 術セン
ター
第Ⅱ期地域特産型水稲
品種の育成
水稲研究科
中場勝
結城和博
佐藤久実
佐野智義
櫻田博
本間猛俊
渡部幸一郎
水戸部昌樹
宮野斉
後藤元
森谷真紀子
中場理恵子
齋藤信弥
齋藤久美
小関敏彦※1
工藤晋平※1
中場勝
酒米の里づくり
~品種開発の現状と有望系統~
庄内酒米研究会研修会講演(2010.6.25)
山形県における酒米開発の歴史・現状・未来
水稲研究科
中場勝
第Ⅱ期地域特産型水稲
品種の育成
山形県に適する飼料用稲・米品種
村山広域農業振興会議 水田を活用した飼料
生産に係る研修会講演(2011.3.1)
水稲研究科
中場勝
第Ⅱ期地域特産型水稲
品種の育成
水稲新品種「山形95号」の育成
山形県農業研究報告 第3号(2011)
水稲研究科
佐野智義
結城和博
佐藤久実
中場勝
櫻田博
本間猛俊
宮野斉
水戸部昌樹
渡部幸一郎
中場理恵子
森谷真紀子
横尾信彦
齋藤信弥
後藤元
齋藤久美
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
良食味で、いもち病圃場抵抗性が強い水稲新
品種「山形95号」の育成
東北農業研究 第63号(2010)
水稲研究科
佐野智義
結城和博
中場勝
後藤元
佐藤久実
櫻田博
本間猛俊
宮野斉
水戸部昌樹
渡部幸一郎
中場理恵子
森谷真紀子
横尾信彦
齋藤信弥
齋藤久美
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
2
3
4
5
酒米の里づくりフォーラム講演(2011.2.16)
6
7
第Ⅱ期地域特産型水稲
品種の育成
8
9
10
高温ストレスに対するイネ代謝物質の変動お
よび品種間差異(第2報)
日本育種学会第119回講演会(2011)
水稲研究科
※1
慶大先端生命研
※2
山形大農学部
「つや姫」誕生までの道のりと「つや姫」の 水稲研究科
おいしさの秘密
鶴岡市立藤島中学校第2学年農業講話(2010)
炊飯米のアミノ酸含量と食味との関係
水稲研究科
北海道アミノサン米普及会学術講演会(2010)
Metabolomic Profile and Sensory Attribut
es of Edamame under Various Storage Dura
tion and Temperature Conditios
J. Agric. Food Chem. 2010, 58, 8418-8425
水稲研究科
※1
慶應義 塾大学
先端生命科学研
究所
※2
園芸試験場
11
12
13
14
15
16
17
18
19
佐野智義
及川彰※1
早坂剛
後藤元
森静香※2
藤井弘志※2
佐野智義
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
佐野智義
新品種「つや姫」の技
術的評価と栽培法の確
立
―
後藤元
(contributed
equally to this
work)
杉本昌弘※1
(first author,
contributed
equally to this
work)
大友一子※1
伊藤政憲※2 ら
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
「山形県水稲新品種“つや姫”誕生秘話」
水稲研究科
バイオファイナンスギルド講演(2010.8.27)
後藤元
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
水稲新品種「つや姫」のメタボロームプロファ
イルの由来
第5回メタボロームシンポジウム
ポスター発表(2010.9.9~10)
水稲研究科
※1
慶應義 塾大学
先端生命科学研
究所
新品種「つや姫」の技
術的評価と栽培法の確
立
精米および炊飯米に含まれる成分の測定法
北海道アミノサン米普及会学術講演会
(2010.11.11)
水稲研究科
後藤元
佐野智義
大友一子※1
結城和博
曽我朋義※1
後藤元
佐野智義
米の食味評価~新品種「つや姫」のおいしさ
について~
酒田調理師専門学校講義(2010.12.10)
水稲研究科
後藤元
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
「おいしさの科学的実証について」~つや姫
の味に関わる成分分析より~
庄内米・人と大地をつなぐ米づくり運動
庄内型特別栽培米研修会(2011.2.22)
水稲研究科
後藤元
新品種「つや姫」の技
術的評価と栽培法の確
立
お米の新品種ができるまで~新品種「つや姫」 水稲研究科
の生い立ちとプロフィール~
酒田市法人会三水会講演(2011.2.23)
後藤元
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
つや姫-倒伏に強く,味が優れ,炊飯米が白
い-
農業技術体系・作物編追録第32号(2010)
水稲研究科
結城和博
第Ⅳ期水稲主力品種の
育成
新品種「つや姫」の技
術的評価と栽培法の確
立
登熟期の高夜温が水稲玄米の粒厚・粒重と食
味関連形質に及ぼす影響.日作紀79(別2):28
6-287(2010)
水稲研究科
※1
山形大学
※2
東北農 研セン
ター
早坂剛
藤井弘志※1
神田英司※2
土地利用型作物技術開
発事業
新品種「つや姫」の技
術的評価と栽培法の確
立
20
21
22
山形県におけるFipronilのコバネイナゴに対
する感受性低下と防除対策.
第55回日本応用動物昆虫研究会(2011)
水稲研究科
※1
農業大学校
※2
病害虫 防除所
庄内支所
※3
病害虫防除所
齋藤信弥
上野 清※1
佐藤智浩※2
山形県におけるマメシンクイガの発生消長.
第64回北日本病害虫研究会(2011)
水稲研究科
※1
農業大学校
齋藤信弥
上野 清※1
土地利用型作物技術開
発事業
「里のゆき」の品質向上に向けた作期の設定
水稲研究科
※1
最上総合支庁
※2
東北農 研セン
ター
安藤正
今川彰教※1
山口弘道※2
土地利用型作物技術開
発事業
東北農業研究・第63号・2010年
有害動植物防除対策推
進事業
清※3
土門
(畜産試験場 )
番
号
1
2
3
4
5
題
発
表
7
誌
名・巻・号・発行年
所
表
者
属
関連研究課題
氏
名
(大課題名)
家畜改良科
庄司則章
遺伝子発現調節による
和牛肉の不飽和度向上
技術の開発
家畜改良科
庄司則章
遺伝子発現調節による
和牛肉の不飽和度向上
技術の開発
Genetic parameters for fatty acid compos
ition and feed efficiency traits in Japa
nese Black cattle
Animal・2011
家畜改良科
庄司則章
遺伝子発現調節による
和牛肉の不飽和度向上
技術の開発
牛肉の市場評価に対する脂肪酸不飽和度の効
果
肉用牛研究会報・90・2010
家畜改良科
庄司則章
遺伝子発現調節による
和牛肉の不飽和度向上
技術の開発
黒毛和種肥育牛へのカロテン調整稲WCSの
通年給与
飼養管理科
阿部
黒毛和種肥育牛へのカ
ロテン調整飼料イネW
CS給与技術
「やまがた地鶏」への飼料用米の給与効果
東北畜産学会
2010年
山形県農業研究報告 第3号
飼養管理科
佐々木
飼料用米の給与が肥育牛および地鶏の発育と
肉質に及ぼす影響
飼養管理科
三上
豊治
飼料用米の肥育牛に対
する給与技術の確立
飼養管理科
三上
豊治
飼料用米の肥育牛に対
する給与技術の確立
草地環境科
石山
徹
膨軟化籾米の加工・調
製及び給与技術の開発
飼養管理科
阿部
巖
黒毛和種肥育牛へのカ
ロテン調整飼料イネW
CS給与技術
巖
2010年
山形県畜産関係業績発表会
8
発
Whole-genome association study for fatty
acid composition of oleic acid in Japan
ese Black cattle
Animal Genetics・2010
黒毛和種牛肉の脂肪の質
東北畜産学会報・60(3)・2011
東北畜産学会
6
名
志穂
2010年
飼料用米の活用技術の研究開発について
日本海地域における飼料用米・稲WCSの情
報交換会
2010年
モミソフトグレインサイレージの調製技術
9
やまがたの和牛増産振興大会
2010年
和牛肥育への飼料イネWCS給与技術
10
やまがたの和牛増産振興大会
やまがた地鶏に対する
飼料用米の給与効果
2010年
和牛子牛の育成技術
飼養管理科
阿部
巖
飼養管理科
三上
豊治
家畜改良科
庄司則章
家畜改良科
高橋
11
やまがたの和牛増産振興大会
和牛肥育への飼料用米の給与技術
2010年
やまがたの和牛増産振興大会
和牛肉の不飽和度向上技術
2010年
12
13
やまがたの和牛増産振興大会
2010年
体外受精卵の凍結後の生存性向上技術
文昭
14
やまがたの和牛増産振興大会
県産種雄牛産子の発育
性の評価とそれに基づ
く育成技術の組み立て
飼料用米の肥育牛に対
する給与技術の確立
遺伝子発現調節による
和牛肉の不飽和度向上
技術の開発
体外受精由来胚の凍結
保存後の生存性向上
2010年
(養豚試験場 )
番
号
1
題
発
表
名
誌
名・巻・号・発行年
発
所
属
表
者
関連研究課題
氏
(大課題名)
名
Reproductive Losses Associated with
Porcine Circovirus Type 2 in a Japanese
Herd of Seronegative Sows. J.Vet.Med.Sci.
73(7). advance published date: 25 Feb 2011
養豚試験場
※1
村山総合支庁
※2
庄内総合支庁
富樫克博
馬渡隆寛※1
水戸部俊治 ※1
守屋聖一※2
―
肥育豚に対するもち米およびうるち米の給与
効果について
養豚試験場
齋藤常幸
飼料米の低コスト・多
収生産と効果的給与技
術の確立
養豚試験場
齋藤常幸
飼料米の低コスト・多
収生産と効果的給与技
術の確立
豚に対する飼料用米給
与技術の確立
2
庄内農家の友・Vol.818・2010
肥育豚への飼料用米給与について
3
養豚研修会・平成23年3月
Ⅲ
1
総務研究業務
研究企画部
農業総合研究センターの研究開発に関する総合的な企画及び連絡調整を行う部署であり、5つの研究
機関から構成される研究センターの要としての役割を担う。
研究推進の総合調整を行う研究企画調整会議を開催するとともに、試験研究に係る課題調整、県単独
予算や外部資金等研究予算調整、進行管理、成果の普及等の業務を行う。また、産学官連携研究や重点
プロジェクト研究の推進、政策目標を踏まえた評価、研究者の資質向上、知的財産管理、研修推進など
を担うとともに、試験研究に関する国や独法、各種団体との連携を推進している。
ア
センター運営、企画調整関係・センターワーキング
月
日
平成 22 年 4 月 8 日
場所
試験研究業務打合せ
農業総合研究センター
4 月 26 日
外部資金に関する勉強会
園芸試験場
4 月 27 日
第 1 回研究企画調整会議
農業総合研究センター
4 月 28 日
外部資金に関する勉強会
農業総合研究センター
5 月 11 日
試験研究調整等担当者会議
県庁
5 月 23 日
「つや姫」田植体験イベント(知事参加)
農業総合研究センター
5 月 31 日
第1回温暖化技術担当者会議
県庁
6月 1日
実用技術開発事業説明会
東京都東京
7月 7日
第2回研究企画調整会議
水田農業試験場
8月 5日
第 1 回センターワーキング会議
農業総合研究センター
9月 1日
第3回研究企画調整会議
農業総合研究センター
第2回センターワーキング会議
農業総合研究センター
第4回研究企画調整会議
園芸試験場
2 月 28 日
第3回センターワーキング会議
農業総合研究センター
3月 8日
第2回温暖化技術担当者会議
県庁
3月 9日
第5回研究企画調整会議
農業総合研究センター
11 月 30 日
平成 23 年 1 月 11 日
イ
行事・会議等
研究課題調整、研究プロジェクト
月
日
平成 22 年 4 月 14 日
行事・会議等
実用化技術開発二次審査関連打合せ
園芸試験場
4 月 15 日
都市エリア産官学連携促進事業額確定調査
園芸試験場
6月 3日
外部資金関係打合せ
園芸試験場
6 月 24 日
地域イノベーションクラスタープログラムプロジェクト統括委員会
鶴岡市
7月 2日
第1回研究評価委員会
県庁
7 月 20 日
西洋なしプロジェクト会議
園芸試験場
7 月 28 日
ワラビプロジェクト会議
森林研究研修センター
8 月 19 日
地域科学技術振興事業委託事業額の確定調査
鶴岡市
8 月 31 日
スイカ研究プロジェクト会議
園芸試験場
9月 6日
農産加工プロジェクト会議
農業総合研究センター
9月 7日
西洋なし消費拡大研究ユニット会議
園芸試験場
9月 8日
平成23年度度予算要求に係る研究課題(候補)説明
県庁
9月 9日
予算要求内部検討会(畜産関係)
畜産試験場
9 月 14 日
予算要求内部検討会(農産加工、作物一般)
農業総合研究センター
9 月 15 日
山大連携研究ユニット「ワラビユニット」現地検討会
鮭川村、最上産地研
9 月 16 日
予算要求内部検討会(果樹関係、野菜花き関係)
園芸試験場
10 月 4 日
山形県農畜産研究領域アドバイザリーボード(畜産)
畜産試験場
10 月 5 日
いちご育種関係打合せ及びいちごプロジェクト会議
庄内産地研
10 月 7 日
山形県農畜産研究領域アドバイザリーボード(野菜花き)
園芸試験場
10 月 8 日
山形県農畜産研究領域アドバイザリーボード(食品加工産業化)
農業総合研究センター
10 月 14 日
山形県農畜産研究領域アドバイザリーボード(作物資源利用) 水田農業試験場
10 月 15 日
山形県農畜産研究領域アドバイザリーボード(果樹)
園芸試験場
10 月 18 日
平成23年度試験研究関連経費に係る予算担当者等会議
県庁
10 月 20 日
山形県農畜産研究領域アドバイザリーボード(環境分野)
農業総合研究センター
試験研究関連経費に係る研究評価委員会
職員研修センター
実用技術開発事業に係る意見交換会
仙台市
12 月 2 日
農林水産研究委託事業新契約方式説明会
農業総合研究センター
12 月 3 日
実用技術開発事業損傷ゼロパッケージ開発中間検討会
園芸試験場
12 月 22 日
西洋ナシ消費拡大研究ユニット会議
園芸試験場
平成 23 年 1 月 28 日
西洋なし外部資金応募に係る打合せ
園芸試験場
新たな農林水産政策を推進する実用技術開発推進会議
山形国際ホテル
JST
工業技術センター
11 月 12~15 日
11 月 16 日
2 月 24 日
3月7日
ウ
A-STEP公募説明会
関係機関団体関連会議等
月
日
平成 22 年 4 月 9 日
行事・会議等
農業大学校入校式
農業大学校
4 月 13 日
農林水産部公所長・支庁部課長会議
県庁
4 月 19 日
農業普及事業担当主幹・課長補佐会議
測量会館
4 月 28 日
新・米づくりやまがた日本一運動本部総会
県庁
5 月 13 日
山形県農林水産研究開発推進会議
農業総合研究センター
東北地域農業業関係試験研究場所長会議
秋田県大潟村
5 月 31 日
村山広域農業振興会議総会
村山総合支庁
7月 2日
農業普及事業担当主幹・課長補佐会議
県庁
8月 4日
農林水産技術会議
県庁
8 月 18 日
東北農業試験研究推進会議評価企画会議
東北農業研究センター
9月 1日
東北地域研究・普及連絡会議
東北農政局
9 月 10 日
村山地域元気再生戦略推進会議
村山総合支庁
9 月 13 日
JICA 草の根技術協力事業平成22年度研修開講式
農業総合研究センター
9 月 17 日
東北地域研究・普及連絡会議
仙台市
9 月 29 日
村山地域元気再生戦略推進会議
村山総合支庁
5 月 27~28 日
10 月 5~6 日
東北農業研究センター運営委員会
東北農業研究センター
10 月 13 日
農林水産研究開発推進会議
県庁
10 月 21 日
農林水産技術会議
園芸試験場
10 月 29 日
JICA 草の根技術協力事業平成22年度研修閉講式
農業総合研究センター
11 月 4 日
山形県農業技術振興会常任幹事会
農業総合研究センター
11 月 24 日
行政コスト・チェック委員会第2回農林水産部会
農業総合研究センター
11 月 25 日
委託研究事業の実地調査
園芸試験場
12 月 1 日
平成22年度農作物総合検討会
村山総合支庁西庁舎
12 月 1 日
山形県農業技術振興会顕彰事業表彰式・事例発表会
村山総合支庁西庁舎
12 月 10 日
園芸奨励品種決定調査会議
園芸試験場
12 月 20 日
村山地域行政連絡協議会
村山総合支庁
加工研究開発分野での連携に関する打合せ会議
工業技術センター
1 月 26 日
農林水産研究開発推進会議
測量会館
2月 1日
山形県園芸作物品種協議会
県庁
2月 3日
東北農業試験研究協議会総会
東北農業研究センター
東北農業試験研究評価企画会議・本会議
東北農業研究センター
2 月 17 日
農林水産関係課長等会議
建設会館
2 月 18 日
農林水産技術会議
県庁
3月 4日
農業大学校卒業証書授与式
農業大学校
平成 23 年 1 月 21 日
2 月 3 日~4 日
エ
検討会、発表会等
月
日
平成 22 年 7 月 14 日
行事・会議等
野菜花き関係秋冬作研究成果・設計検討会
園芸試験場
8 月 10 日
東北地域マッチングフォーラム
青森市
8 月 11 日
東北農業試験研究発表会
青森市
12 月 14 日
主要作物奨励品種決定調査成績検討会
農業総合研究センター
12 月 14 日
夏秋いちご関係研究成果設計検討会
園芸試験場
12 月 15 日~16 日 果樹関係研究成果検討会
12 月 21 日
平成 23 年 1 月 6 日
園芸試験場
庄内総合支庁関係事業技術開発成績検討会
庄内産地研究室
農業大学校卒業論文発表会
農業大学校
1 月 17 日~18 日 園芸作物関係研究成果検討会
園芸試験場
1 月 19 日~20 日 農事関係研究成果検討会
農業総合研究センター
1 月 25 日
畜産関係研究成果検討会
畜産試験場
2月 7日
実用技術開発事業わらび推進会議
最上産地研究室
2 月 15 日~16 日 園芸関係第 2 回研究成果・研究設計検討会
園芸試験場
2 月 21 日
実用化技術「おうとうパッケージ」推進会議
園芸試験場
2 月 22 日
畜産関係第 2 回研究成果・研究設計検討会
畜産試験場
2 月 24 日
実用技術「遺伝子発現」推進会議
山形国際ホテル
2 月 24 日~25 日 農事関係第 2 回研究成果・研究設計検討会
農業総合研究センター
オ
品種・特許等知的財産関係
月
日
平成 23 年 9 月 7 日
行事・会議等
特許等研修
つくば市
11 月 16 日
特許事務打合せ
県知的所有権センター
12 月 10 日
特許事務打合せ
県知的所有権センター
平成 23 年 1 月 21 日
特許事務打合せ
農業総合研究センター
平成22年度農業技術者知財セミナー
農業総合研究センター
~ 8日
3月 3日
カ
産学官連携関係
月
日
行事・会議等
平成 22 年 4 月 12 日
山大農学部・県農林水産部連携推進協議会第1回事務局会議
山大農学部
5月 6日
山大農学部・県農林水産部連携推進協議会第2回事務局会議
森林研究研修センター
5 月 24 日
山大農学部・県農林水産部連携推進協議会第3回事務局会議
山大農学部
5 月 27 日
山大連携に関する打合せ
園芸試験場
6月 1日
山大連携に関する打合せ
畜産試験場
7月 1日
山大農学部・県農林水産部連携推進協議会総会
農業総合研究センター
7月 1日
同
連携研究テーマセッション
同上
7月 8日
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会総会・講演会
仙台市
8月 2日
山大農学部・県農林水産部連携推進協議会第4回事務局会議
山大農学部
10 月 22 日
山大農学部・県農林水産部連携推進協議会第5回事務局会議
農業総合研究センター
12 月 6 日
山形県農業関係試験研究スキルアップ研修会
山大農学部
農林水産・食品産業分野コーディネーター人材育成研修
仙台市
東北ハイテク研究会産官学連携セミナー
仙台市
1 月 31 日
文部科学省特別経費(プロジェクト)に係る山大農学部打合せ
農業総合研究センター
3月 2日
東北地域アグリビジネス創出フェア2010
仙台市
12 月 15~16 日
平成 23 年 1 月 14 日
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
2 農業総合研究センター
単位:千円
(1)予算(2 月補正現計)
事
業
配 当 額
名
運営費・施設整備費等
52,681
主要農作物優良種子対策事業費
13,811
環境と調和した農業技術開発事業費
10,448
試験研究受託事業費
7,643
環境に優しい安全・安心農産物生産推進事業費
5,110
農薬安全対策推進事業費
5,103
「つや姫」ブランド化戦略推進事業費
4,085
土地利用型作物技術開発事業費
2,633
農林水産物食品加工利用技術開発事業費
2,366
飼料用米産地定着化対策事業費
2,091
やまがた食産業クラスター創造事業費
1,214
その他事業費等
5,801
112,986
計
(2)主要備品の購入状況
品名
数量
小型そば脱皮機
1台
電気乾燥庫
1台
押出し製麺機
1台
レシプロシェーカー
1台
インキュベーター
1台
GIS ソフト
1式
(3)施設整備
品名
数量
稲作調査棟ほか外壁塗装工事
1式
受変電設備改修工事
1式
分析試料保存用冷凍庫
1式
農薬動態実験室エアコン修繕
1式
稲作調査室エアコン修理
1式
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
(4)連絡調整会議等
ア センター運営・連絡調整関連
年 月 日
平成 22 年
平成 23 年
会 議 ・ 行 事 等
4 月 27 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
5 月 13 日
山形県農林水産研究開発推進会議(山形市)
7月 1 日
山形大学農学部・山形県農林水産部連携推進協議会総会(山形市)
7月 7 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(新庄市)
8月 4 日
農林水産技術会議(山形市)
9月 1 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
9月 4 日
農業総合研究センター参観デー(山形市)
10 月 8 日
アドバイザリー・ボード(食品加工産業化関係)(山形市)
10 月 13 日
農林水産技術会議(山形市)
10 月 14 日
アドバイザリー・ボード(作物資源利用関係)(鶴岡市)
10 月 20 日
アドバイザリー・ボード(環境保全関係)(山形市)
10 月 21 日
農林水産技術会議(山形市)
11 月 15 日
山形県研究評価委員会(山形市)
1 月 11 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(寒河江市)
2 月 18 日
農林水産技術会議(山形市)
3月 9 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
イ 研究関連(研修会、検討会、打合せ等)
年
月
日
平成 22 年
4月 7日
つや姫栽培マップ打合せ(山形市)
4月 8日
有機農業現地試験打合せ(天童市)
4月 8日
米粉に関する研究打合せ(酒田市、鶴岡市)
4 月 8~10 日
行
事
会
議
等
「フェロモントラップを基幹としたアカヒゲホソミドリカスミカメ高度発生予察
技術の開発」平成 22 年度試験設計会議(熊本県熊本市)
4 月 12 日
有機農業現地試験打合せ(南陽市)
4 月 14 日
リン酸減肥現地試験打合せ(長井市)
4 月 14 日
有機農産物認証判定員研修会(山形市)
4 月 16 日
米粉現地調査(高畠町)
4 月 18~20 日
平成 22 年度日本植物病理学会大会(京都府京都市)
4 月 20 日
平成 22 年度試験研究実施設計打合せ会議(山形市)
4 月 21 日
有機農業現地試験打合せ(天童市)
4 月 20~21日
平成 22 年度雑草防除担当者研修会(秋田県大仙市)
4 月 20~21 日
ダイズを加害するチョウ目害虫の発生生態の解明と管理技術の開発に関
する研究会(新潟県上越市)
4 月 20~21 日
生産工程プロジェクト研究「野菜等における POPs のリスク低減技術の開
発」平成 22 年度試験設計検討会(茨城県つくば市)
4 月 22 日
平成 22 年度温暖化プロ事前検討会(岩手県盛岡市)
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
4 月 22 日
平成 22 年度現地実正支援型研究第 2 次審査(東京都東京)
4 月 26 日
つや姫試験サンプル運搬及び試験研究打ち合わせ(鶴岡市)
4 月 27 日
ファイトレメディエーション等現地試験打ち合わせ(鶴岡市)
4 月 28 日
フタオビコヤガ現地試験打ち合わせ(大江町)
4 月 30 日
高品質紅花生産指導事業に係る打合せ(山形市)
5月
大豆現地試験打合せ(長井市)
7日
5 月 11 日
米粉麺製麺試験打合せ(天童市)
5 月 12 日
日本植物調節剤研究協会東北支部委員会(岩手県盛岡市)
5 月 12 日
ベリー類研究課題打合せ(新庄市)
5 月 19 日
さといも関係試験研究打合せ(最上町)
5 月 24 日
カメムシ現地試験打ち合わせ(天童市)
5 月 29~30 日
日本農薬学会第 35 回大会(北海道札幌市)
6 月 2~3 日
農水省委託プロジェクト研究「国産飼料プロ」研究設計会議(茨城県つくば
市)
6月
3日
カメムシ関係試験研究に関する打合せ(山形市)
6月
4日
ベリー類試験研究打合せ(庄内町)
6月
8日
米粉研究課題打合せ(米沢市)
6 月 8,9,11 日
雑草現地調査に関する打合せ(新庄市、村山市、高畠町、鶴岡市)
6月
ドリフト低減試験打ち合わせ(鶴岡市)
9日
6 月 10 日
美味技術研究会シンポジウム(東京都)
6 月 10 日
フタオビコヤガ試験研究に関する打合せ(大江町)
6 月 11 日
デンプン分析に係る打合せ会議(鶴岡市)
6 月 17 日
農産加工開発研究協議会事務局会議(山形市)
6 月 16 日
つや姫分析サンプル調製(鶴岡市)
6 月 20~25 日
新品種「つや姫」の食味理化学分析調査研究(茨城県つくば市)
6 月 22 日
ドリフト低減試験打ち合わせ(山形市)
6 月 28 日
ドリフト低減試験打ち合わせ(鶴岡市)
6 月 29 日
ベリー類研究課題打合せ(白鷹町)
6 月 29~30 日
7 月 1~2 日
7 月 1~2 日
生産工程プロジェクト研究「野菜等におけるPOPsのリスク低減技術の開
発」平成 22 年度試験現地検討会(福島県郡山市)
平成 22 年度東北地域水稲関係除草剤試験中間現地検討会(福島県郡
山市)
省資源プロジェクト研究「水田におけるリン酸減肥指針の策定と簡易土壌
診断手法の開発現地検討会(宮城県大崎市)
7月 5日
東北地域土地利用型作物安定生産推進協議会(宮城県仙台市)
7月 6日
えだまめ試験研究打合せ(寒河江市)
7 月 12 日
稲こうじ病薬剤試験打ち合わせ(川西町)
7 月 13~14 日
平成 22 年度水稲新品種「つや姫」中間検討会(県内一円)
7 月 15 日
土壌肥料研究会事前打ち合わせ(高畠町・米沢市)
7 月 16 日
土壌肥料学会・土壌肥料研究会事前打ち合わせ(山形市・上山市)
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
7 月 20 日
西洋なしプロジェクト会議(寒河江市)
7 月 21 日
土壌肥料研究会事前打ち合わせ(高畠町)
7 月 21 日
紅花加工現地調査(河北町)
7 月 22 日
東北六県主要農作物原種・原原種生産に係る情報交換会(青森県黒石
市)
7 月 22 日
果汁非加熱濃縮技術調査(栃木県那須塩原市)
7 月 23 日
紅花加工現地調査(寒河江市)
7 月 26 日
さといも試験研究打合せ(山形市)
7 月 28~29 日
2010 年度日本土壌肥料学会東北支部会山形大会(山形市)
7 月 29~30 日
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議基盤技術推進部会土壌肥料研
究会(夏期)(上山市)
7 月 29 日
果実加工現地実態調査(寒河江市)
8月
3日
農業生産環境施策に関わる北海道・東北ブロック会議(宮城県仙台市)
8月
4日
ドリフト低減試験打ち合わせ(山形市)
8 月 10~11 日
8 月 17 日
8 月 19~20 日
東北地域マッチングフォーラム、東北農業試験研究発表会(青森県青森
市)
やまぶどうプロジェクト会議(山形市)
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議・基盤技術推進部会作業技術
研究会(夏期)・(青森県弘前市)
8 月 19~20 日
平成 22 年度日本農業気象学会東北支部大会(青森県十和田市)
8 月 20 日
日本作物学会東北支部会 講演会(宮城県仙台市)
8 月 20 日
平成 21 年度麦類奨励品種決定調査成績検討会(山形市)
8 月 25~26 日
8 月 26~27 日
8 月 26 日
8 月 27 日
平成 22 年度温暖化プロジェクト研究小課題「水田における温室効果ガス
排出削減・吸収源機能向上技術の開発」 現地検討会(北海道美唄市)
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議基盤技術推進部会病害虫研究
会(夏期)(岩手県二戸市)
平成 22 年度 水稲新品種「つや姫」並びに奨励品種決定現地調査の立毛
検討会(村山・置賜地域)
平成 22 年度 水稲新品種「つや姫」並びに奨励品種決定現地調査の立毛
検討会(庄内・最上地域)
8 月 27 日
農産加工開発研究協議会研修会(山形市・農業総合研究センター)
8 月 30 日
えだまめ試験研究ソフトスチームに関する調査(埼玉県川口市)
8 月 31 日
8 月 31 日~
9月 1日
8 月 31 日~
9月 1日
9月
1日
「水稲の燃料化や飼料化のための超多収生産技術体系の開発」平成22
年度現地検討会(新潟県長岡市)
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議・作物推進部会 畑作物研究会
(夏期)・(秋田県秋田市ほか)
水田管理と温室効果ガス発生・吸収に関する MARCO/GRA 合同ワークシ
ョップ(茨城県つくば市)
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議・作物推進部会 東北地域麦・
なたね品種・系統検討会・(岩手県盛岡市)
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
9月
5~6 日
日本作物学会第 230 回講演会(北海道札幌市)
9月
5~ 6 日
9月
6~ 9 日
平成 22 年度日本土壌肥料学会北海道大会(北海道札幌市)
9月
6日
やまぶどうプロジェクト会議(山形市)
「農産物におけるヒ素およびカドミウムのリスク低減技術の開発」ファイレメ
チーム・ダイズチーム現地検討会(北海道余市町)
「フェロモンとラップを基幹としたアカヒゲホソミドリカスミカメ高度発生予察
9月
7~ 8 日
技術の開発」平成 22 年度中間評価対応推進会議および現地検討会(当
センター、天童市)
9月
8日
西洋なしプロジェクト会議(山形市)
9月
8~9 日
東北地域水稲品種立毛検討会(鶴岡市、山形市、福島県郡山市)
9 月 13 日
シンポジウム「病害虫防除の展開方向を考える」(東京都)
9 月 14~15 日
第 69 回農業機械学会年次大会(愛媛県松山市)
9 月 15~16 日
東北地方の気候に関する研究打合せ(宮城県仙台市)
9 月 16 日
10 月 12~13 日
10 月 14 日
10 月 14~15 日
10 月 20~22 日
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議・作物推進部会 東北ソバ研究
会(青森県十和田市)
「つや姫」の技術的評価と栽培法の確立における研究助言(京都府)
有機質資材施用に伴う一酸化二窒素等発生量調査に関する打合せ(茨城
県つくば市)
温暖化プロジェクト研究「農業分野における温暖化緩和技術の開発(農業
緩和技術)」中間検討会(茨城県つくば市)
第 10 回有機化学物質研究会・第 27 回農薬環境動態研究会(茨城県つく
ば市)
10 月 21~22 日
平成 22 年度肥料委託試験成績検討会(神奈川県平塚市)
10 月 22 日
西洋なしプロジェクト会議(寒河江市)
10 月 27~29 日
第 28 回農薬環境科学研究会(北海道函館市)
11 月 4~5 日
東北地域水稲関係除草剤適 2 試験成績検討会(宮城県仙台市)
11 月 4~ 5 日
有機農業研究者会議 2010(茨城県つくば市)
11 月 4~ 5 日
生産工程プロジェクト研究中間成果発表(茨城県つくば市)
11 月 8~ 9 日
平成 22 年度新農薬実用化試験成績検討会(岩手県盛岡市)
11 月 10 日
平成 22 年度山形気候講演会(山形市)
11 月 10 日
地域特産作物農薬登録拡大試験打合せ(新庄市)
11 月 11 日
柿加工品研究に関する打合せ(鶴岡市)
11 月 15~16 日
平成 22 年度土づくり研究会(東京都)
11 月 22 日
新品種「つや姫」の技術的評価と栽培法の確立における研究助言(茨城
県つくば市)
11 月 22 日
地域特産作物農薬登録拡大試験打合せ(新庄市)
11 月 24 日
紅花加工品実需者との情報交換(東京都東京)
11 月 24 日
アグロイノベーション 2010 (千葉県千葉市)
11 月 25 日
アグリビジネス創出フェア (千葉県千葉市)
11 月 26 日
環境保全型農業推進シンポジウム(東京都)
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
11 月 26 日
11 月 29 日
~12 月 3 日
11 月 30 日
11 月 30 日~ 12
月 2日
水稲新品種「つや姫」食味理化学分析(茨城県つくば市)
平成 22 年度北陸地域マッチングフォーラム-大豆の湿害軽減技術と食品
加工-(新潟県上越市)
農業環境技術公開セミナーin 熊本(熊本県熊本市)
12 月 1 日
平成 22 年度農作物総合検討会(寒河江市)
12 月 2 日
農産加工開発研究協議会研修会(山形市・農業総合研究センター)
12 月 2~3 日
平成 22 年度畑作関係除草剤・生育調節剤試験成績検討会(東京都)
12 月 6~10 日
食品機能性評価技術研修(茨城県つくば市)
12 月 6 日
スキルアップ研修(鶴岡市)
12 月
7日
12 月
8日
平成 22 年度農研機構シンポジウム 麦・大豆栽培における湿害の現実と
研究展開(東京都)
第 4 回東北地域施肥基準研究会(宮城県仙台市)
12 月 8 日
果実乾燥加工実態調査(大江町)
12 月 8~9 日
平成 22 年度水稲関係除草剤適2直播栽培試験成績検討会(東京都)
12 月 9~10 日
平成 22 年度水稲関係除草剤試験成績検討会(東京都)
12 月 10 日
東北地域大豆 300A 技術等普及推進大会(宮城県仙台市)
12 月 14 日
主要農作物奨励品種決定調査成績検討会(山形市)
12 月 15 日
平成 22 年度「飼料イネの研究と普及に関する情報交換会」(東京都)
12 月 15 日
平成 23 年
えだまめ試験研究打合せ(寒河江市)
平成 22 年度関東地域マッチングフォーラム「飼料イネ・飼料米の効率的な
生産・利用技術」(東京都)
12 月 15 日
2010 年土づくり推進シンポジウム(東京都)
12 月 16 日
果実加工状況調査(寒河江市)
12 月 21 日
環境にやさしい農業技術説明会(岩手県盛岡市)
12 月 22 日
炊飯米白色度調査(鶴岡市)
12 月 22 日
西洋なしプロジェクト会議(寒河江市)
1 月 6~7 日
1 月 6~7 日
1 月 10~11 日
平成 22 年産米の食味特性調査(茨城県つくば市)
「有機質資材施用に伴う一酸化二窒素等発生量調査」平成 22 年度検討
会議(茨城県つくば市、東京都)
生産工程プロジェクト研究「野菜等におけるPOPsのリスク低減技術の開
発」成績検討会(茨城県つくば市)
1 月 12 日
米粉用品種利用加工品試食会(鶴岡市)
1 月 13~14 日
東北ソバ研究会の実需調査(長野県松本市)
1 月 24 日
東北米粉シンポジウム (宮城県仙台市)
1 月 25 日
1 月 26 日
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議基盤強化推進部会・流通加工
研究会(岩手県盛岡市)
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議基盤強化推進部会(岩手県盛
岡市)
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
1 月 25~26 日
1 月 25~26 日
1 月 25~26 日
東北農業試験研究推進会議・作業技術研究会(岩手県盛岡市)
平成 22 年度東北農業試験研究推進会議基盤技術推進部会(土壌肥料
研究会・病害研究会・虫害研究会)(岩手県盛岡市)
米粉製粉試験(茨城県つくば市)
「地域内資源を循環利用する省資源型農業確立のための研究開発(省資
1 月 26~27 日
源プロジェクト研究)」平成 22 年度推進会議 2 系分科会議(茨城県つくば
市)
1 月 27~28 日
東北農業試験研究推進会議作物部会・研究会(秋田県大仙市)
1 月 28 日
乾燥加工品講習会(山形市・農業総合研究センター)
1 月 29 日
商品性を高める品質評価技術の開発における研究助言(秋田県秋田市)
1 月 31 日
平成 22 年度農薬環境挙動連絡試験成績検討会打合せ(山形市)
2 月 2~3 日
日本海側地域における飼料用米・稲WCSの情報交換会(鶴岡市)
2 月 2~3 日
平成 22 年度農薬環境挙動連絡試験成績検討会(山形市)
2 月 2~4 日
生産工程プロジェクト研究「農産物におけるヒ素およびカドミウムのリスク低
減技術の開発」平成 22 年度成績会議(茨城県つくば市)
2月
3日
2 月 8~10 日
2月 9日
2 月 9~10 日
2 月 10 日
2 月 14~15 日
2 月 16 日
2 月 16~17 日
フタオビコヤガ試験打合せ(大江町)
第64回北日本病害虫研究発表会(青森県青森市)
自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発 飼料稲
栽培検討会(栃木県那須塩原市)
平成 22 年度温暖化プロジェクト研究「農業分野における温暖化緩和技術
の開発(農業緩和技術)」推進会議(茨城県つくば市)
国産りんごを使った新商品開発セミナー(盛岡市盛岡)
「フェロモントラップを基幹としたアカヒゲホソミドリカスミカメ高度発生予察
技術の開発」平成 22 年度推進会議(新潟県上越市)
やまぶどう研究課題打合せ(新庄市)
平成 22 年度土壌由来温室効果ガス・土壌炭素調査事業全国会議(東京
都)
2 月 17 日
東北農業推進会議作物推進部会東北ソバ研究会(宮城県仙台市)
2 月 17 日
第 4 回環境保全型農業シンポジウム(茨城県つくば市)
2 月 22~23 日
第 28 回 土・水研究会(茨城県つくば市)
2 月 26 日
全国ソバ研究会(茨城県つくば市)
2 月 28 日
~3 月 1 日
第 63 回北陸病害虫研究会(新潟県湯沢町)
3月
2日
米粉利用推進研修会(三川町)
3月
4日
有機農業現地打合せ(南陽市)
3月
7日
土壌機能モニタリング調査打ち合わせ(新庄市)
3月
8日
東北地域土地利用型作物安定生産推進協議会(宮城県仙台市)
3月
9日
「水稲超多収栽培モデルの構築と実証」成果発表会(茨城県つくば市)
3月
9日
平成 22 年度東北地域大豆振興協議会(宮城県仙台市)
3月
9日
平成 22 年度東北ブロック麦新品種等品質評価協議会(宮城県仙台市)
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
広域連携栽培試験による温暖化適応型水稲栽培シナリオの提示(茨城県
3月
9日
3月
9日
平成 22 年度山形県有機農業技術研究会(新庄市)
3月
9~10 日
気象変動適応研究推進プログラム第 2 回研究会(岩手県盛岡市)
つくば市)
3 月 10~11 日
生研センター研究報告会・農業機械開発試験研究打合せ会議(埼玉県さ
いたま市)
食品中の脂溶性成分の抗酸化性測定(L-ORAC)講習会(岩手県盛岡
3 月 11 日
市)
ウ 対外的連携、協力等
年
平成 22 年
月
日
4 月 16 日
4 月 14 日
行
事
会
議
等
平成 22 年度第1回新・米づくりやまがた日本一運動幹事会(山形市)
農業気象協議会幹事会並びに当面の気象に係わる技術対策合同会議
(山形市)
4 月 20 日
新規就農支援研修・農業ビジネス支援研修開講式(新庄市・農業大学校)
4 月 21 日
第 1 回山形県特別栽培農産物認証審査専門部会(山形市)
4 月 22 日
JICA草の根支援事業打合せ(山形市)
4 月 26 日
農村資源活用関係担当者会議(山形市)
4 月 30 日
高品質紅花生産指導事業(山形市)
5月
種子関係打合せ(山形市)
7日
5 月 13 日
エコ推進関係農業担当者会議(山形市)
5 月 18 日
やまがたアグリネット農村資源活用作業部会(山形市)
5 月 20 日
新・米づくりやまがた日本一運動担当者会議(山形市)
5 月 20 日
5 月 21 日
5 月 24 日
大豆生産性向上対策プロジェクト及び水稲低コスト生産・飼料用米プロジ
ェクト会議(山形市)
水稲種子発芽不良現地調査(寒河江市)
平成 22 年度第 1 回山形県土壌重金属リスク低減対策推進協議会(山形
市)
5 月 25 日
第 2 回山形県特別栽培農産物認証審査専門部会(山形市)
5 月 27 日
水稲育苗障害に関する対策会議(山形市)
5 月 31 日
平成 22 年度第 1 回温暖化技術担当者会(山形市)
6月
1日
山形県食品加工研究会平成 22 年度総会(山形市)
6月
3日
平成 22 年度第 1 回米粉利用拡大プロジェクト会議(山形市)
6月
3日
やまがた食産業クラスター協議会企画運営会議(山形市)
6月
8日
山形県酒造適性米生産振興対策協議会幹事会(山形市)
6月
8日
6月
8日
山形県農作物有害動植物防除協議会及び平成 22 年度山形県農薬管理
指導士認定委員会(山形市)
平成 22 年度やまがた食産業クラスター協議会総会及び講演会(山形市)
6 月 19 日
エダマメコンバイン展示説明(鶴岡市)
6 月 18 日
山形県産米改良会協会幹事並びに市町村産米改良協会事務局長合同
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
会議(山形市)
6 月 23 日
「つや姫」出荷基準作業部会第 2 回会議(山形市)
6 月 23 日
山形県酒造適性米生産振興対策協議会第 27 回総会(山形市)
6 月 23 日
第 44 回山形県航空防除協会通常総会(山形市)
6 月 24 日
山形県産業用無人ヘリコプター安全対策連絡協議会第 3 回通常総会(山
形市)
6 月 30 日
6 月 30 日
7月
2日
7月
2日
第 3 回山形県特別栽培農産物認証審査専門部会(山形市)
平成 22 年度第 2 回 新潟県・福島県・山形県共同研究企画・研究担当者
会議(山形市)
第1回水稲品質向上技術対策会議(山形市)
平成 22 年度第 2 回山形県土壌重金属リスク低減対策推進協議会(山形
市)
7 月 15 日
山形県産米改良協会幹事会(山形市)
7 月 15 日
やまがた農商工連携ファンド事業推進連絡会(山形市)
7 月 16 日
山形県植物防疫協会幹事会並びに第 50 回山形県植物防疫協会通常総
会(山形市)
7 月 21 日
発芽不良苗に関する検討会(寒河江市)
7 月 22 日
大豆生産性向上対策プロジェクト現地検討会(長井市)
7 月 26 日
平成 22 年度やまがた酸性雨ネットワーク総会及び情報交換会(村山市)
7 月 28 日
第 4 回山形県特別栽培農産物認証審査専門部会(山形市)
7 月 30 日
気象変動に負けない水稲技術対策会議(山形市)
8月
農産加工ビジネス育成支援事業審査会(山形市)
3日
8 月 10 日
高温と少雨に対応した農作物等の技術対策会議(山形市)
8 月 25 日
平成 22 年度第 1 回エコエリアやまがた推進協議会(山形市)
8 月 25 日
第 2 回有機農産物認証判定専門部会(山形市)
8 月 25~26 日
エダマメコンバイン展示説明(秋田県大仙市)
8 月 26 日
紅花加工品収納作業(山形市)
8 月 27 日
平成 22 年度適期刈取り推進会議・大豆・飼料用米プロジェクト会議(山形
市)
8 月 31 日
農産加工ビジネス育成支援事業審査会(山形市)
9月
3日
第 5 回山形県特別栽培農産物認証審査専門部会(山形市)
9月
3日
紅花振興連絡会議(山形市)
9月
6日
平成 23 年山形県農作物有害動植物防除基準策定会議(当センター)
9月
8日
山形県酒造適性米生産振興対策協議会酒米圃場視察(庄内・最上)
9月
8日
平成 22 年度第 1 回安全・安心ブランドやまがた産地協議会(山形市)
9月
9日
「やまがたふるさと食品コンクール(食品産業部門)審査会(山形市)
9 月 22 日
第 3 回有機農産物認証判定専門部会(山形市)
9 月 29 日
「食農の匠」育成プログラム地域連絡会議(新庄市)
9 月 30 日
第 6 回山形県特別栽培農産物認証審査専門部会(山形市)
10 月 1 日
平成 22 年度山形県産新米出荷式(酒田市)
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
平成 23 年
10 月 6 日
山形そばプロジェクト会議(仮称)設立総会(山形市)
10 月 7 日
山形県産大豆愛用プロジェクト会議(仮称)設立総会(山形市)
10 月 13 日
農産加工ビジネス育成支援事業審査会(山形市)
10 月 21 日
平成 22 年度産米食味試験等打合せ会議(山形市)
10 月 22 日
高品質紅花加工品生産に関する打合せ(米沢市)
10 月 26 日
酒造適性米生産振興対策協議会幹事会(山形市)
11 月 1 日
環境保全型農業担当者会議(山形市)
11 月 1 日
第 2 回エコエリアやまがた推進協議会(山形市)
11 月 4~5 日
食品関係技術研究会及び研究成果展示会(茨城県つくば市)
11 月 11 日
第 2 回山形県産大豆愛用プロジェクト会議(山形市)
11 月 18 日
山形県農作物有害動植物防除協議会(山形市)
11 月 19 日
水稲・大豆作況試験成績打合せ会議(山形市)
11 月 27 日
平成 22 年度特 A 食味ランキングに供するサンプル選定会議(山形市)
12 月 1 日
平成 22 年度農作物総合検討会(寒河江市)
12 月 16 日
平成 22 年度山形県特別栽培農産物認証制度説明会(天童市)
12 月 27 日
第 4 回有機農産物認証判定専門部会(山形市)
1月
7日
農業大学校卒業論文発表会(新庄市)
1月
7~8 日
技能検定実技試験(山形市)
1 月 21 日
高品質紅花生産指導事業打合せ(山形市)
1 月 26 日
平成 22 年度主要農作物奨励品種改廃協議会(山形市)
1 月 26 日
平成 23 年度主要農作物種子計画策定会議(山形市)
2月
1日
第 2 回安全・安心ブランドやまがた産地協議会(山形市)
2月
2日
米粉食品コンクール審査(山形市)
2月
3日
「つや姫」ブランド化戦略実施本部 生産・販売戦略部会(山形市)
2月
3日
むらやま こめフォーラム2011(天童市)
2月
7日
環境保全型農業担当者会議(山形市)
2月
8日
平成 23 年「つや姫」種子生産計画の変更に伴う調整会議(山形市)
2 月 15 日
平成 22 年度第 3 回山形県土壌重金属リスク低減対策推進協議会(山形
市)
2 月 16 日
酒米の里づくりフォーラム(山形市)
2 月 16 日
平成 22 年度山形県航空防除事業検討会(天童市)
2 月 17 日
「つや姫」ブランド化戦略実施本部
コミュニケーション戦略部会
(山形市)
2 月 23 日
平成 22 年度活力ある土づくり実践集団事業検討会(上山市)
2 月 28 日
大豆・そばプロジェクト普及課担当者会議(山形市)
2 月 28 日
平成 23 年度「つや姫」の生産指導に係る打合せ会(山形市)
2 月 28 日
平成 23 年度硝酸性窒素対策連絡調整会議(東根市)
3月
1日
米食味コンクール分析結果打合せ(山形市松波)
3月
1日
新規就農支援研修・農業ビジネス支援研修修了式(新庄市・農業大学校)
3月
2日
「つや姫」ブランド化戦略実施本部会議(山形市)
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
3月
2日
紅花安定栽培研修会(山形市)
3月
3日
大豆 300A 技術の実証に係る実績報告会(長井市)
3月
3日
2011 コメフォーラム in おきたま(南陽市)
3月
9日
第 4 回山形県産大豆愛用プロジェクト会議(山形市)
3 月 10 日
山形そばプロジェクト会議(山形市)
3 月 10 日
最上産地研究室研究情報「果樹」セミナー(新庄市)
3 月 11 日
新・米づくりやまがた日本一運動担当者会議(山形市)
3 月 11日
やまがた食産業クラスター協議会「果実加工を考える研究会」(山形市)
(5)研修派遣
研 修 名 ・ 期 間 ・ 場 所
所 属 ・ 氏 名
土地利用型作物部
平成 22 年度普及指導員指導力向上研修 平成 22 年 7 月 12 日
村山総合支庁(山形市山形)
松田 晃
農産加工開発部
岡 真輪
平成 22 年度第 2 種放射線取扱主任者試験受験講習会(後期)
平成 22 年 7 月 5~9 日 東北放射線科学センター (宮城県仙台市)
都道府県土壌情報取扱者のためのGIS研修
平成 22 年 8 月 23~24 日 農業環境技術研究所 (茨城県つくば市)
残留農薬分析セミナー
平成 22 年 9 月 8~9 日
東京農工大学小金井キャンパス(東京都小金井市)
新技術研修会
平成 22 年 9 月 9 日 ホテルメトロポリタン (山形市)
外来研究員研修
平成 22 年 9 月 27 日~12 月 27 日
農業生物資源研究所(茨城県つくば市)
ArcGIS10紹介セミナー
平成 22 年度 10 月 6 日 メルパルク仙台 (宮城県仙台市)
平成 22 年度土壌調査研修会
平成 22 年 11 月 8~10 日 現地ほ場、長崎県農業大学校、長崎県農林技
術開発センター(長崎県諌早市)
第2種放射線取扱主任者講習
平成 23 年 3 月 7~10 日 東京富山会館ビル (東京都)
食品機能性評価研修・平成 22 年 12 月 6~10 日
(社)日本食品科学工学会食品機能性評価支援センター
(茨城県つくば市)
食の安全環境部
齋藤 寛
食の安全環境部
矢野 真二
食の安全環境部
山田 哲平
食の安全環境部
熊谷 勝巳
横山 克至
食の安全環境部
越智 昭彦
食の安全環境部
矢野
真二
食の安全環境部
矢野
真二
食の安全環境部
齋藤
寛
農産加工開発部
勝見 直行
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
土地利用型作物部
普及活動実践指導力強化研修 平成 23 年 1 月 31 日
松田 晃
山形県庁(山形市松波)
農産加工開発部
岡 真輪
(6)研修等受け入れ
ア 技術研修
(ア)研修名 JICA 草の根交流事業「種子生産」コース(JICA研修)
1)期間 平成 22 年 9 月13 日~10 月 29 日
2)研修生
インドネシア・パプア州研修生 3 名 (JICE 研修管理員 1 名同行)
3)内容 水稲の採種法について
(イ)農業大学校・農業ビジネス支援研修「加工実習」(第 1 回)
1)期間:平成 22 年 8 月 19~20 日
2)内容:ポン菓子加工、野菜塩蔵、米粉蒸しパン、大豆加工(ぬた)、総菜加工(つの巻き)
野菜乾燥加工等
3)受講者数:16 名
(ウ)農業大学校・農業ビジネス支援研修「加工実習」(第 2 回)
1)期日:平成 22 年 10 月 28 日~29 日
2)内容:漬け物加工(おみ漬、味噌漬、調味漬)、果物加工(ジャム)、焼き肉のたれ、果物乾燥加工
米粉麺・ピザ等
3)受講者数:15 名
イ 夏休み子供(親子)科学教室
1)期日:平成 22 年 8 月 3 日(火)
2)テーマ:田んぼの生きもの調査
水田周辺の植物や昆虫等について、それぞれの関連性や農業との関係などについて学習した後、
農業総合研究センター内の水田で植物や昆虫等について観察調査を行った。
3)参加者数:小学生 14 人、保護者 11 人
ウ インターンシップなど
山形市立第八中学校職場体験
7月
上山明新館高等学校インターンシップ
10 月 20~21 日 2 名
山形大学インターンシップ(農学部・理学部)
参観団体数 22団体
480人
(8)参観デー
ア 期 日 平成 22 年 9 月 4 日(土)
イ テーマ 見て、聞いて、感じてみよう!大地の恵み
ウ 入場者数
609 人
3名
8 月 23~27 日 各 1 名
(7)参観者等
参観者数
6~ 8 日
様式3(Ⅲ総務・研究業務)
エ 主な内容
試験研究展示コーナー・収穫体験コーナー・クイズラリー・お楽しみ広場(みのりが丘の中心で「つや姫」をさ
けぶー!(大声大会)・「つや姫」試食コーナー・「こゆきもち」試食コーナー・農産加工品試食コーナー・ポン
菓子実演コーナー)・農産物と農産加工品の販売コーナー・書籍販売コーナー
(9)講師派遣
浅野目 謙之 平成 22 年度普及指導員等新任者ガイダンス研修講師(寒河江市)(5 月 27 日)
長沢 和弘
耕耘同時畝立て播種栽培技術実演会(寒河江市)(6 月 1 日)
後藤 克典
大豆 300A 技術研修会(長井市)(6 月 4 日)
後藤 克典
宝谷そば生産組合そば栽培学集会(鶴岡市)(6 月 25 日)
浅野目謙之ほか 「つや姫」生育・葉色診断技術研修会(山形市)(7 月 5 日)
佐々木恵美
生産技術課スキルアップ研修 米粉パン加工について(7 月 15 日)
佐々木恵美
農業大学校加工コース(1年) カキジャム実習 (11 月 19 日)
今田 孝弘
むらやま こめフォーラム 2011(天童市)(2 月 3 日)
熊谷 勝巳
平成 22 年度活力ある土づくり実践集団事業検討会(上山市)(2 月 23 日)
長沢 和弘
紅花安定栽培研修会(山形市)(3 月 2 日)
後藤 克典
紅花安定栽培研修会(山形市)(3 月 2 日)
熊谷 勝巳
2011 米フォーラム in おきたま(南陽市)(3 月 3 日)
高橋 みどり
最上産地研究室研究情報「果樹」セミナー(新庄市)(3 月 10 日)
「やまぶどうに高付加価値商品開発のための加工技術の開発」
高橋 みどり
やまがた食産業クラスター協議会「消費者ニーズに対応した果物加工を考える研究会」
「県産果実を活用した研究について」(山形市)(3 月 11日)
(10)学位・受賞等
(11)その他
(4)連絡調整会議等
3
園芸試験場
(1)予算(2 月補正現計)
単位:千円
事業名
配当額
園芸試験場運営費
28,715
地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費
11,651
環境と調和した農業技術開発事業費
986
オリジナル新品種開発事業費
9,362
バイオテクノロジー実用化事業費
20,302
園芸作物基盤技術開発事業費
35,858
試験研究受託事業費
8,561
オリジナル新品種ブランド産地化実践事業費
3,787
環境に優しい安全・安心農産物生産推進事業費
652
第Ⅱ期やまがた貴腐ワイン創世プロジェクト
102
有害動植物防除対策推進事業費
1,473
発生予察事業費
178
農薬安全対策推進事業費
2,839
分野融合・萌芽研究推進事業
938
試験研究機関施設整備費
4,116
計
129,520
(2)主要備品の購入状況
品名
数量
キャビン付スピードスプレーヤ
1台
振動試験機
1台
DNA配列解析システム
1式
サーマルサイクラー(DNA増幅装置)
1台
フリーザー
1台
(3)施設整備
品名
数量
花き育苗等温室
1式
おうとう雨よけハウス(7練棟)修繕
1式
ア センター運営・連絡調整関連
年 月 日
平成 22 年
平成 23 年
会 議 ・ 行 事 等
4月 1日
臨時企画会議(会議室)
4 月 13 日
農林水産部公所長・総合支庁部課長会議・分科会(県庁)
4 月 27 日
研究企画調整会議(農総研セ)
4 月 11 日
平成 22 年度第 1 回試験研究調整等担当者会議(県庁)
5 月 13 日
県農林水産研究開発推進会議(農総研セ)
5 月 13 日
エコ農業推進関係担当者会議(村山総合支庁)
5 月 27 日
県議会農林水産常任委員会視察(講堂・会議室)
7月 1日
山形大学農学部・県農林水産部連携推進協議会総会(農研センター)
7月 2日
研究評価委員会(県庁)
7月 7日
研究企画調整会議(水田農試)
7月 8日
知事訪問(場内・講堂)
7 月 13 日
財政課長訪問(圃場)
7 月 22 日
監査委・本監査(産地研究室)(村総本庁舎)
7 月 26 日
地域議員協議会(村総講堂)
7 月 30 日
元気再生戦略内部打合せ会議(村総 402 会議室)
8月 4日
第1回山形県農林水産技術会議(県庁)
9月 4日
園芸試験場参観デー開催(場内)
9 月 16 日
研究課題内部検討会(講堂)
10 月 7 日
アドバイザリーボード(野菜花き)(講堂)
10 月 13 日
農林水産研究開発推進会議(県庁)
10 月 15 日
アドバイザリーボード(果樹)(講堂)
10 月 18 日
総務部長・財務課長訪問
10 月 18 日
試験研究調整担当者会議(県庁)
10 月 21 日
第2回県農林水産技術会議(講堂)
11 月 12 日
研究評価委員会(農研センター)
11 月 16 日
原田先生と若手研究員のカンファレンス(会議室)
11 月 18 日
地域議員協議会(村山総合支庁)
11 月 24 日
行政コストチェック委員会視察(場内)
11 月 30 日
第2回センターワーキンググループ会議(農研センター)
12 月 6 日
山大農学部・農林水産部連携推進協議会スキルアップ研修(山大農学部)
12 月 22 日
定期監査(本監査)(場長室)
1 月 11 日
研究企画調整会議(講堂)
2 月 17 日
農林水産関係課長等会議(建設会館)
2 月 18 日
第3回山形県農林水産技術会議(県庁講堂)
2 月 28 日
センターワーキンググループ会議(農研センター)
3月 9日
研究企画調整会議(みのりが丘)
イ 研究関連(研修会、検討会、打合せ等)
年 月 日
平成 22 年
会 議 ・ 行 事 等
4月 5日
産地研究室打合せ(会議室)
4月 6日
村山普及課3課連携打合せ(果樹)(村山総合支庁)
4月 9日
植物防疫事業・発生予察事業推進会議(農総研セ)
4月 9日
村山普及課3課連携打合せ(花き)(会議室)
4 月 14 日
研究者会(講堂)
4 月 14 日
さくらんぼ産地強化対策推進協議会(県庁)
4 月 18 日
日本植物病理学会(~20日)本大会(京都国際会館)
4 月 21 日
実用技術開発事業2次ヒアリング(東京都)
4 月 21 日
オリジナル新品種産地化促進事業担当者会議(果樹関係)(会議室)
4 月 23 日
村山総支普及3課管内枝物花木部会視察(場内)
4 月 26 日
外部資金研修会(講堂)
4 月 26 日
都市エリア関係打合せ(工業振興課)
5 月 11 日
園芸学会東北支部平成 22 年度大会実行委員会(会議室)
5 月 17 日
北村山地域農業研究普及協議会総会(尾花沢市)
5 月 20 日
さくらんぼ産地強化対策推進協議会(天童市)
5 月 24 日
土屋温暖化対応研究アドバイザーとの打合せ(会議室・圃場)
5 月 28 日
都市エリア事業検討会(講堂)
5 月 31 日
平成 22 年度実用技術開発事業(日本教育会館)
6月 1日
「ファーストレディ」現地試験打合せ会議(講堂)
6月 2日
遺伝子組換え実験安全委員会(講堂)
6月 3日
さくらんぼパッケージ試験打合せ(会議室)
6月 7日
果樹優良新品種普及促進事業検討委員会(東京都)
6月 8日
第2回研究者会(場内圃場)
6月 9日
東北農業推進会議果樹部会・寒冷地果樹合同現地研究会(福島市)
6月 9日
四季成り性いちご「サマーティアラ」担当者会議(庄内産地研)
6 月 16 日
指定試験関連説明(農林水産技術会議、果樹研究所)
6 月 22 日
土屋温暖化対応研究アドバイザー打合せ(~23 日)
6 月 30 日
発生予察情報策定会議(農研センター)
7月 8日
第 16 回農作物病害虫防除フォーラム(農水省講堂)
7 月 14 日
野菜花き関係秋冬作成果・設計検討会(講堂)
7 月 20 日
東北農業試験研究発表会リハーサル(講堂)
7 月 22 日
東北農業野菜研究会~23 日(秋田県内)
7 月 22 日
秋冬作野菜花き関係除草剤・生育調節剤試験成績検討会(久留米市)
7 月 28 日
発生予察情報策定会議(農研センター)
7 月 29 日
さくらんぼ生産強化対策推進会議事務局会議(県庁)
7 月 29 日
東北農業試験研究推進会議 土壌肥料研究会(上山市)
8月 3日
農業生産環境施策に係る北海道・東北ブロック会議(仙台市)
8月 4日
りんご「ファーストレディ」研修会
8月 5日
さくらんぼ産地強化対策推進協議会(測量会館)
8 月 10 日
東北地域マッチングフォーラム(青森県)
8 月 11 日
東北農業試験研究発表会(青森保大)
8 月 19 日
果樹防除ノズル試験(生研センター)(場内)
8 月 19 日
園芸学会東北支部大会実行委員会(テルサ)
8 月 19 日
「ファーストレディ」現地試験に係る打合せ(講堂)
8 月 23 日
地球温暖化対応アドバイザー来場(~25 日)
8 月 24 日
東北地域農業試験研究推進会議花き研究会(盛岡市)
8 月 31 日
すいかプロジェクト(会議室)
9月 3日
「食べやすいすいか」平成 22 年度研究推進会議(JA みちのく村山)
9月 6日
「ファーストレディ」県外生産者試食会(青森県・長野県)
9月 6日
寒冷地アスパラガス現地検討会(~9/8)(北海道)
9月 6日
山形県農作物有害動植物防除基準策定会議(農研センター)
9月 7日
第4回研究者会(講堂)
9月 8日
第3回普及推進会議(西村山普及課)
9月 8日
指定試験関係打合せ(県庁)
9月 9日
第3回3県共同研究企画研究担当者会議(工技セ)
9 月 13 日
園芸学会東北支部大会(山形テルサ)
9 月 13 日
シンポジウム「病害虫防除の展開方向を考える」(日本教育会館)
9 月 14 日
園芸学会東北支部大会個別報告
9 月 14 日
病害虫に関する技術検討会(農林水産省講堂)
9 月 15 日
青森県りんご研究所調査訪問(場内)
9 月 16 日
さくらんぼ産地強化対策推進協議会拡大事務局会議(議会棟)
9 月 16 日
さくらんぼ産地強化対策推進協議会 WG 会議(議会棟第1会議室)
9 月 17 日
植物保護ハイビジョン-2010 生物農薬の展開と科学農薬との調和(北とぴ
あ)
9 月 17 日
第6回くだもの新品種プラットホーム(大田市場)
9 月 24 日
やまがたオリジナルりんご栽培研修会(場内)
9 月 27 日
果樹種苗協会 すもも「サンルージュ」食味評価会(東京都)
9 月 28 日
大果変異セイヨウナシプロジェクト・中間検討会(場内)
9 月 28 日
地中根域レーダー探査調査(場内)
9 月 29 日
大果変異セイヨウナシプロジェクト・中間検討会(場内)
9 月 30 日
温暖化プロジェクト(花き)打合せ(場内)
10 月 1 日
実用技術開発事業「花持ち保証」検討会(東京都)
10 月 5 日
防除基準策定会議(野菜・花き部会)(~6日)
10 月 6 日
光プロ中間検討会(~6日)(鮭川村・天童市)
10 月 7 日
果樹系統適応性検定試験現地検討会(~8日)(群馬県)
10 月 8 日
「サマーティアラ」産地振興担当者会議(最上産地研)
10 月 13 日
第 56 回全日本花き種苗審査会(トルコギキョウ)(~14 日)(場内)
10 月 18 日
防除基準策定会議(果樹部会)(~19 日)(農研センター)
10 月 18 日
トルコギキョウ品種適応性試験一般公開(場内圃場)
10 月 22 日
肥料委託試験成績検討会(平塚市)
10 月 25 日
北村山地域農業研究・普及協議会視察研修(東京都・横浜市)
10 月 26 日
新農薬実用化試験成績検討会(落葉果樹)(東京都)
10 月 26 日
専門分野別連絡会議(果樹)(場内)
10 月 27 日
全国ぶどう研究大会準備打合せ会
10 月 28 日
果樹用ドリフト低減型防除機現地検討会(埼玉県)
10 月 29 日
発生予察事業成績検討会(農研センター)
10 月 30 日
第 11 回西洋なしフォーラム(東京都南青山)
11 月 1 日
さくらんぼ産地協議会拡大事務局会議(県庁)
11 月 2 日
加工プロ成果発表会(東京都)
11 月 4 日
病害虫防除基準策定会議(農研センター)
11 月 5 日
平成 22 年度地域科学技術振興事業委託事業第 2 回農業生産技術開発
分野検討会(庄内産地研)
11 月 8 日
新農薬実用試験成績検討会(東北地域)(~9 日)(盛岡)
11 月 8 日
全国花き品種審査会トルコギキョウ(抑制)審査(~9 日)(長野野菜花き試)
11 月 10 日
第9回山形県科学技術奨励賞授賞式及び記念講演(県庁講堂)
11 月 11 日
北海道・東北地区植物防疫協議会(~12 日)(青森県)
11 月 15 日
土つくり研究会(~16 日)(東京)
11 月 16 日
花持ち保証事業関係打合せ会議(会議室)
11 月 17 日
西洋なし「メローリッチ」試食検討会(講堂)
11 月 18 日
農作物有害動植物防除協議会(自治会館)
11 月 18 日
村山地域園芸産地育成検討会(果樹部会)(村山総合支庁)
11 月 22 日
実用化技術開発事業応募に向けた事前検討会(東京都)
11 月 24 日
野菜土壌病害の持続的防除体系の開発にむけたテーブルリサーチ(盛岡市)
11 月 25 日
光プロ等の実地調査(場内)
11 月 26 日
山形県岩手葡萄酒産地研究会研修会(場内)
11 月 26 日
地域イノベーションクラスタープログラム(鶴岡庄内エリア)研究交流会(鶴岡)
11 月 30 日
さくらんぼ産地協議会(建設会館)
12 月 1 日
農作物総合検討会(村総西庁舎)
12 月 2 日
平成 23 年度農林水産研究委託事業継続課題の契約に係る説明会(講
堂)
12 月 3 日
さくらんぼパッケージ中間検討会(講堂)
12 月 4 日
りんご国際シンポジウム(青森)
12 月 9 日
ほうれんそう収穫機実演会(場内)
12 月 10 日
園芸作物奨励品種決定調査検討会(講堂)
12 月 10 日
西洋なし消費拡大ユニット検討会(東京都)
12 月 14 日
四季成りいちご検討会(講堂)
12 月 15 日
野菜花き関係除草剤・生育調節剤試験成績検討会(~16 日)(東京都)
12 月 15 日
果樹成績検討会(~16 日)(講堂)
12 月 16 日
研究者会(講堂)
12 月 16 日
北村山農業改良普及推進協議会すいか専門部会(北庁舎)
12 月 16 日
ハウスさくらんぼ栽培研修会(天童市)
12 月 17 日
地球温暖化対応研究アドバイザー打合せ(会議室)
12 月 17 日
平成 23 年
JA みちのく村山尾花沢営農センター抑制すいか生産部会出荷検討会
(尾花沢 FC)
12 月 22 日
第5回西洋なし消費拡大研究ユニット会議(会議室)
12 月 27 日
りんごオリジナル品種「ファーストレディ」情報交換会(全農山形)
12 月 27 日
平成 23 年度に向けた夏秋いちご研究プロジェクト打合せ会(会議室)
1 月 14 日
平成 22 年度産学官セミナー(法華クラブ仙台)
1 月 14 日
省エネルギー研修会(県庁)
1 月 17 日
園芸成果検討会(~18 日)(場内)
1 月 20 日
果樹推進部会(~21 日)(東北農研)
1 月 24 日
野菜花き推進部会(~25 日)(東北農研)
1 月 26 日
常緑果樹研究会(~27 日)(静岡市)
1 月 26 日
花持ち保証技術開発推進会議(東京)
1 月 26 日
農林水産研究開発推進会議(測量会館)
1 月 28 日
都市エリア推進会議(鶴岡市)
1 月 31 日
落葉果樹研究会(~2 月 2 日)(つくば市)
1 月 31 日
光プロ推進会議(~2 月 1 日)(東京都内)
2月 1日
園芸作物品種検討会(県庁)
2月 3日
寒冷地果樹研究会(盛岡市)
2月 3日
日本ばら切り花協会山形支部総会並びに研修会(天童市)
2月 3日
国際シンポジウム「地球温暖化と農業のかかわり」(東京都内)
2月 4日
寒冷地果樹研究会(盛岡市)
2月 7日
寒冷地アスパラガスシンポジウム(盛岡市)
2月 8日
りんご関係植物調節剤成績検討会(盛岡)
2月 8日
寒冷地アスパラガス 22 年度実績・23 年度計画検討会(盛岡市)
2月 9日
落葉果樹研究会(病害虫)(~10 日)(東京都)
2 月 10 日
国産りんごを使った新商品開発セミナー・交流会(盛岡市)
2 月 10 日
全国ぶどう大会打合せ(天童全農センター)
2 月 11 日
新農法研究会(~12 日)
2 月 14 日
実用技術開発事業「食用ぎく」推進会議(つくば市)
2 月 15 日
園芸設計検討会(~16 日)(場内)
2 月 17 日
果樹試験研究推進会議および指定試験協議会課題別検討会(つくば市
(果樹研究所))
2 月 17 日
ヒメボクトウ研究打合せ(~19 日)(徳島果樹研)
2 月 17 日
さくらんぼ産地強化対策協議会拡大事務局会議(あこや会館)
2 月 18 日
研究成果実用化促進事業事後評価会(農水省)
2 月 18 日
果樹試験研究推進会議および指定試験協議会課題別検討会(つくば市
(果樹研究所))
2 月 21 日
さくらんぼパッケージ推進会議(~22 日)(講堂)
2 月 24 日
りんどう生産研究会総会並びに研修会(天童市)
2 月 24 日
醸造用ぶどう安定生産・供給講習会(南陽市)
2 月 24 日
「サマーティアラ」普及指導研修会(県庁 1001 会議室)
2 月 25 日
やまがたオリジナルりんご栽培研修会(講堂・圃場)
3月 1日
篤農家に学ぶりんごのせん定検討会(果樹圃場)
3月 2日
おうとうの加温栽培の拡大強化にかかる栽培検討会(西庁舎・現地)
3月 8日
おうとうせん定研修会(大林氏)(場内)
3月 8日
温暖化技術担当者会議(県庁)
3月 8日
植物防疫事業検討会(農研センター)
3 月 11 日
全農農薬委託試験成績検討会(東京都)
3 月 14 日
ミナミアオカメムシ防除対策技術検討会(~15 日)(名古屋)
ウ 対外的連携、協力等
年 月 日
平成 22 年
会 議 ・ 行 事 等
4月 2日
村総産業経済部課長会議(村山総合支庁)
4月 8日
農大新規就農者支援研修面接(会議室)
4月 9日
花咲かフェア IN さがえ実行委員会(寒河江市)
4 月 14 日
県産ワイン認証委員会(パレスグランデール)
4 月 14 日
山形県農業気象協議会幹事会並びに当面の気象に係る技術対策合同
会議(県庁)
4 月 20 日
H22 年度新規就農支援研修開校式(緑風館)
4 月 28 日
寒河江市との情報交換会(場内)
4 月 28 日
第3次山形県総合発展計画説明会(村山総合支庁)
5 月 14 日
やまがたアグリネット作業部会(17 日)(講堂・会議室)
5 月 18 日
農大講義(場内)
5 月 18 日
一斉田植え協力(農総研セ)
5 月 21 日
山形県農林水産物・食品輸入促進協議会総会(山形市)
5 月 26 日
寒河江高校農業校舎職場研修(~28 日)7 名
5 月 26 日
山形県「サマーティアラ」振興協議会設立(全農山形県本部)
5 月 28 日
さくらんぼ作柄調査(天童市・河北町・大江町)
5 月 28 日
北村山普及課実践講座(伏せ込みアスパラ研修)(場内・圃場)
6月 4日
枝物花木生産者協議会(村山農技普及課・産地研)(会議室)
6月 5日
花咲かフェア IN さがえ開会式典(寒河江市)
6 月 14 日
農業経営実践講座果樹コース視察研修(西村山普及課)
6 月 16 日
東根市大富果樹研究会(10 名)(圃場)
6 月 16 日
葉山さくらんぼ部会視察(JA みちのく村山)(圃場)
6 月 18 日
土沢農家組合(岩手県八幡平市)30 名(圃場)
6 月 22 日
専門スキルアップ研修(果樹)(会議室・圃場)
6 月 23 日
さがえ西村山りんご部会視察(圃場)
6 月 24 日
杉沢アップル会(秋田県湯沢市)視察研修(圃場)
6 月 26 日
第 16 回さがえ西村山さくらんぼ品評会(寒河江市)
6 月 28 日
平成 22 年度山形県さくらんぼ品評会(全農山形センター)
6 月 28 日
おうとう先進地視察(奈良県)(場内)
6 月 28 日
山大農学部1年次授業(小白川キャンパス)
7月 1日
JAIC による「地方自治研修」視察(場内)
7月 2日
JA おきたま米沢地区花き振興会視察(場内)
7月 2日
JA こま野八田さくらんぼ観光組合(山梨県)視察(圃場)
7月 4日
花咲かフェア IN さがえ閉会式典(寒河江市)
7月 5日
山形県さくらんぼ「紅秀峰」品評会(大田市場)
7月 5日
農大講義(場内)
7月 6日
新潟県立農業大学校園芸経営科2年生視察
7月 6日
専門スキルアップ研修(花き)(場内)
7月 7日
六ッ新田生産組合(JA みどり)視察(場内)
7月 9日
知恵袋委員会視察(場内)
7 月 13 日
亀岡果樹研究会視察(場内)
7 月 15 日
JA たがわ朝日支所おうとう部会視察(圃場)
7 月 16 日
寒河江幼稚園視察(場内)
7 月 26 日
秋田ふるさと農協りんご部会視察(場内)
7 月 27 日
南魚沼農業普及センター視察(場内)
7 月 29 日
秋田ふるさと農協ぶどう部会視察(圃場)
7 月 30 日
農機ショー「全員協議会」出席(中山町公民館)
7 月 30 日
JA 岩手花巻ぶどう部会大迫支部視察(場内)
8月 3日
陵東中学校体験研修打合せ(ミーティングテーブル)
8月 4日
秋田県大学校果樹専攻視察(場内)
8月 4日
白鷹りんご部会視察(圃場)
8月 5日
JA いわて中央りんご部会視察(圃場)
8月 6日
JA 全農山形デラウェア品評会(JA 山形)
8月 6日
大富中央防除組合視察(圃場)
8 月 10 日
平成 22 年度夏休み親子科学教室(調査室)
8 月 10 日
果菜類振興指標作成委員会(講堂)
8 月 10 日
高温と小雨に対応した農作物等の技術対策会議(議会棟1会議室)
8 月 11 日
JA 天童成生支所成生果樹組合視察(圃場)
8 月 18 日
農業共済組合研修(会議室)
8 月 18 日
天童市山口果実出荷組合りんご部視察(場内)
8 月 19 日
農業共済組合研修(会議室)
8 月 20 日
山形大学農学部 JICA 研修生視察(場内)
8 月 25 日
置賜農業技術普及課「シャインマスカット」視察(圃場)
8 月 27 日
県枝物花木協議会役員会、場内視察(場内)
8 月 31 日
花巻農協果樹生産部会視察(場内)
8 月 31 日
寒河江市立陵南中学校2年生体験研修(~9/2)(場内)
9月 4日
JA 庄内たがわ櫛引支所ブドウ部会視察(場内)
9月 7日
JA 天童千布果樹青年部視察(場内)
9月 9日
さがえ西村山嘱託指導士会視察(場内)
9月 9日
西郷果樹研究会視察(場内)
9 月 10 日
農大講義
9 月 10 日
トルコギキョウ品種審査会打合せ(日種協)(場内)
9 月 15 日
JA 新秋田野菜部会河辺支部(場内)
9 月 15 日
村山総合支庁「シャインマスカット」研修会(場内)
9 月 16 日
徳島県果樹試験場訪問(場内)
9 月 27 日
山形大学農学部1年生施設見学(場内)
9 月 30 日
上山明新館高校食料生産科1年施設見学(場内)
9 月 30 日
福島県桑折町視察(場内)
10 月 5 日
「北の桃源郷を目指した山形県のももづくり」生産者大会(ビッグ
ウィング)
平成 23 年
10 月 6 日
陵東中学校2年生職場体験研修(~8日)
10 月 8 日
農大果樹先進論(場内)
10 月 9 日
山形県フラワーフェスティバル品評会(新庄市)
10 月 15 日
トルコギキョウ視察研修(JA 山形最上)(場内圃場)
10 月 21 日
アスパラガス視察(秋田仙北)(圃場)
10 月 22 日
野菜花き視察(JA 庄内たがわ)(圃場)
10 月 25 日
南陽リンゴ組合視察(場内)
10 月 25 日
JA 横浜中田支店果樹視察(場内)
10 月 26 日
福島県果樹研究所講習生視察(場内)
10 月 26 日
朝日町農業者人材育成事業講習生視察(場内)
10 月 27 日
専門技術スキルアップ研修(花き)(場内)
11 月 1 日
環境保全型農業担当者会議(県庁)
11 月 4 日
西村山中学校技術家庭職員視察研修(場内)
11 月 8 日
「新春フォーラム 2011」実行委員会
11 月 10 日
高畠町屋代地区視察(場内)
11 月 15 日
西村山1市4町議長会視察(場内)
11 月 17 日
全農山形りんご「ふじ」品評会(チェリーランド)
11 月 19 日
朝日町りんご品評会(朝日町町民体育会)
12 月 10 日
さがえ西村山すもも部会通常総会(一龍)
12 月 13 日
損害評価会果樹共済部会(NOSAI山形会館)
12 月 20 日
村山地域行政連絡協議会(村総本庁舎)
1月 6日
新春フォーラム第3回実行委員会リハーサル(村総講堂)
1 月 12 日
専門スキルアップ研修(果樹)(講堂)
1 月 13 日
新春フォーラム(天童市「舞鶴荘」)
2月 4日
啓翁桜品評会(東根タントクルセンター)
2月 9日
大江朝日すもも総会(JA さがえ西村山)
2 月 16 日
農大講義
2 月 17 日
損害評価会果樹共済部会(NOSAI 山形会館)
2 月 25 日
JA 長野果樹新品種視察(圃場)
2 月 28 日
硝酸態窒素対策連絡協議会(東根市役所)
3月 1日
寒河江高等学校卒業証書授与式(寒河江高校)
3月 1日
新規就農支援研修終了証書授与式(農大「緑風館」)
3月 2日
さくら等枝物花木視察研修(福島県農総セ担当来場)(場内)
3月 4日
農業大学校卒業証書授与式(農大体育館)
3 月 10 日
青森県青年団視察(場内)
(5)研修派遣
研 修 名 ・ 期 間 ・ 場 所
所 属 ・ 氏 名
数理統計基礎研修(基礎Ⅰ、基礎Ⅱ)、11/7~11/12、独立行政
果樹研究科 仲條誉志幸
法人農業・食品産業技術総合研究機構
(6)研修等受け入れ
ア 技術研修
1)山形県立農業大学校 新規就農実践研修、農業ビジネス支援研修)
○ 菊地賢太郎(天童市)
果樹研究科
○ 安孫子史弥(寒河江市) 果樹研究科
○ 原田 和典(河北町)
果樹研究科
○ 工藤 択斗(東根市)
果樹研究科
○ 平田 寿子(山形市)
野菜花き研究科
以上 平成22年4月~平成23年3月
2)農協関係
○ 斎藤 善之(山形おきたま農協)果樹研究科 平成22年4月1日~平成23年3月31日
○ 津藤 洋平(山形もがみ農協) 野菜花き研究科 平成22年9月1日~平成23年3月31日
イ 夏休み子供(親子)科学教室
1)期日:平成22年8月10日(火)
2)テーマ:もものおいしさを探ろう
果実の着き方を観察し、甘さ(糖度)や酸味(酸度)を測定して、おいしい果実の見分け方を学ぶ。
3)参加者:小学生18人、保護者16人
ウ 職場体験・インターシップ研修
研修内容
体験学習
氏
名
所
属
小川龍人他6名
(3年生4名、2年生3 寒河江高校農業校舎
名)
期
間
研修科
5月26日~28日
全科
職場体験学習 加藤優汰
寒河江市立陵南中学校
8月31日~9月2日
全科
職場体験学習 板花岳他2名
寒河江市立陵東中学校
10月6日~8日
全科
(7)参観者等
参観団体数
参観者数
67団体(うち県内42団体、県外25団体)
1,177人(うち県内777人、県外400人)
うち海外からの視察
平成22年7月1日 JICA(地方自治研修) 12人、通訳等関係者4人
8月20日 JICA(山大農学部より依頼) 4人、通訳等関係者2人
9月29日 JICA(草の根技術協力事業) 2名、通訳等関係者2人
(8)参観デー
ア 期 日
平成22年9月4日(土)
イ テーマ
見て、聞いて、食べて「花・野・果」試験場
ウ 入場者数 898人
エ 主な内容 園芸相談コーナー、園芸スタンプラリー、試食コーナー、バイテク実験体験コーナー
わなげでゲット、栽培技術研修会(ぶどう「シャインマスカット」)
農産物販売コーナー(寒河江高校 果樹園芸科のおいしい直売、うまいくだもの園(朝日町)、果実
の森スズキ(大江町))
(9)講師派遣
新野 清
東北大学植物園市民公開講座「赤い宝石サクランボの秘密」 (平成22年7月3日 40名)
遠藤 幸子 山形県立農業大学校 1学年 植物育種(野菜花き) (平成22年10月28日 43名)
五十鈴川寛司
山形大学農学部 1学年 農業最前線「地球温暖化と農業について」
(平成22年6月28日 120名)
山形フラワーセミナー「山形県育成の花きオリジナル品種について」
(平成22年12月17日 40名)
紅の花ふる里再生協議会 紅花の品種開発~県オリジナル紅花「夏祭」の育成~
(平成23年3月6日 50名)
黒田 博
山形県立農業大学校 1学年 植物育種(果樹) (平成22年11月25日 43名)
高品 善
山形大学農学部 1学年 農業最前線「バイオテクノロジーの農業利用」
(平成22年6月28日 120名)
山形県立農業大学校 1学年 植物育種(バイテク) (平成22年11月25日 43名)
農業大学校 果樹先進論 (果樹経営学科 1年生13名、場内)
環境負荷軽減を目指した土壌管理技術について(平成22年5月18日 山田広一朗 )
りんご「ファーストレディ」の栽培技術について(平成22年5月18日 佐藤 康一 )
ぶどう新品種「シャインマスカット」の栽培技術について( 平成22年5月18日 佐藤 康一)
山形県の果樹新品種の開発について
果樹の病害虫防除について
平成22年7月5日 (新野 清)
(平成22年7月5日 平澤 秀弥 )
山形県オリジナル新品種りんご「秋陽」について(平成22年10月8日 佐藤 康一 )
山形県オリジナル新品種西洋なし「メローリッチ」について(平成22年10月8日 佐藤 康一 )
りんご新品種の剪定方法 (平成23年3月2日 今野 勉 )
西洋なし新品種の剪定方法 (平成23年3月2日 米野 智弥 )
(10)学位・受賞等
(11)その他
4
水田農業試験場
(1)予算(2 月補正現計)
単位:千円
事業名
試験場運営費
配当額
(警備員報酬含む)
18,959
オリジナル新品種開発事業費
6,975
土地利用型作物技術開発事業費
1,621
環境と調和した農業技術開発事業費
2,540
試験研究受託事業費
5,374
地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費
2,193
発生予察事業費
181
つや姫ブランド化戦略推進事業費
6,889
米づくりやまがた日本一運動推進事業費
301
主要農作物等優良種子対策費
1,588
試験研究機関施設整備費
1,638
その他事業費 (児童手当・病代賃金・指定修繕・除雪経費等)
7,595
計
55,854
(2)主要備品の購入状況
品名
数量
電気泳動装置
1式
ゲル撮影装置
1式
PHメーター
1台
温度勾配恒温器
1台
ケルダール自動蒸留装置
2台
器具乾燥保管庫
1台
(3)施設整備
品名
数量
空調設備(冷却塔)の交換
1式
冷風害実験施設(A 室)の冷却機器の交換
1式
(4)連絡調整会議等
ア センター運営・連絡調整関連
年 月 日
平成 22 年
平成 23 年
会 議 ・ 行 事 等
4 月 27 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
5 月 11 日
試験研究調整担当者会議(山形市)
5 月 13 日
山形県農林水産研究開発推進会議(山形市)
6月 2 日
研究評価会(山形市)
7月 1 日
山形大学農学部・農林水産部連携推進協議会(山形市)
7月 7 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
7 月 10 日
農業総合研究センター事務担当者会議(山形市)
8月 4 日
農林水産技術会議(山形市)
9月 1 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
9月 4 日
農業総合研究センター参観デー(水田農試)
10 月 1 日
農業総合研究センター運営会議(山形市)
10 月 13 日
山形県農林水産研究開発推進会議(山形市)
10 月 14 日
作物関係研究領域アドバイザリー・ボード(水田農試)
10 月 18 日
試験研究関連予算担当者会議(山形市)
10 月 20 日
環境関係研究領域アドバイザリー・ボード(山形市)
10 月 21 日
農林水産技術会議(山形市)
11 月 12 日
研究評価委員会(山形市)
1 月 11 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(寒河江市)
1 月 26 日
農林水産研究開発推進会議(山形市)
1 月 26 日
主要農作物奨励品種改廃協議会(山形市)
2 月 18 日
農林水産技術会議(山形市)
3月 9 日
農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
イ 研究関連(研修会、検討会、打合せ等)
年 月 日
平成 22 年
会 議 ・ 行 事 等
4月 9 日
植物防疫事業推進会議(山形市)
4 月 20~21 日
平成 22 年度研究実施設計打合せ(山形市)
4 月 20 日
ダイズチョウ目害虫の発生生態と管理技術に関する研究会(新潟
県)
4 月 27 日
つや姫に関わる共同試験研究打合せ(鶴岡市)
4 月 28 日
平成 22 年度第 1 回水稲温暖化対応研究会(鶴岡市)
5 月 20 日
山形大学農学部生物生産学科セミナー(鶴岡市)
5 月 26~27 日
平成 22 年度一般農業職新任者研修(山形市)
5 月 31 日
平成 22 年度第 1 回温暖化技術担当者会議(山形市)
6 月 17 日
全国農業試験場長会議(秋田市)
6 月 21~25 日
水稲新品種「つや姫」の食味理化学分析(茨城県)
6 月 23 日
「つや姫」出荷基準作業部会第 2 回会議
6 月 24~25 日
省資源プロ 1 系現地検討会(鶴岡市)
6 月 30 日
国産飼料プロ設計会議(つくば市)
7月 1 日
東北地域水稲関係除草剤適 2 試験中間現地検討会(郡山市)
7 月 1~2 日
山形大学農学部・山形県農林水産部連携推進協議会(鶴岡市)
7 月 12 日
普及指導員スキルアップ研修(山形市)
7 月 13~14 日
つや姫中間検討会(県内)
7 月 14 日
新品種「つや姫」現地検討会(鶴岡市)
7 月 22 日
大豆生産性向上対策プロジェクト現地検討会(長井市)
7 月 28 日
平成 22 年度発生予察情報(予報第 5 号)策定会議(山形市)
7 月 29~30 日
土壌肥料学会東北支部大会、東北地域土壌肥料研究会(山形市、上
山市)
8 月 10 日
東北地域マッチングフォーラム(青森市)
8 月 11 日
東北農業試験研究発表会(青森市)
8 月 19~20 日
関東東海北陸農業試験研究推進会議北陸・水田作畑作部会平成 22
年度水稲育種関係技術研究会(上越市)
8 月 20 日
平成 21(播種)年度麦類奨励品種決定調査成績検討会(山形市)
8 月 25~26 日
つや姫・奨決立毛巡回(川西町他)
8 月 26~27 日
東北農業試験研究推進会議基盤技術推進部会病害虫研究会夏期(岩
手県)
8 月 27 日
平成 22 年度適期刈取推進会議(山形市)
8 月 28 日
つや姫・奨決立毛巡回(県内)
8 月 31 日
東北農業試験研究推進会議作物部会畑作物研究会(夏期)
(秋田県)
9 月 4~6 日
第 230 回日本作物学会講演会(札幌市)
9 月 7~8 日
東北地域水稲育成系統立毛巡回調査(東北各県)
9 月 9~10 日
東北地域直播研究会(鶴岡市)
9 月 9~10 日
温暖地域水稲立毛検討会(広島県・愛媛県)
9 月 9~10 日
第 5 回メタボロームシンポジウム(鶴岡市)
9 月 9~10 日
東北地域水稲育成系統立毛検討会(福島県)
9 月 10 日
東北農業研究センターセミナー(岩手県盛岡市)
9 月 14 日
平成 23 年度予算要求に係る研究課題内部検討会(作物一般)(山形
市)
9 月 16~17 日
加工プロ4系現地検討会(岡山県、広島県)
9 月 27~29 日
暖地地域水稲立毛検討会およびつや姫打合せ(鹿児島県他)
10 月 8 日
平成 22 年度水稲温暖化対応研究会(鶴岡市)
10 月 14 日
農作物有害動植物防除基準策定会議(山形市)
10 月 21 日
平成 22 年度産米食味試験打ち合わせ会議(山形市)
10 月 28 日
平成 22 年度第 2 回水稲温暖化対応研究会(鶴岡市)
10 月 29 日
農作物有害動植物発生予察事業成績検討会(山形市)
10 月 29 日
平成 22 年度専門技術研修閉講式(山形市)
11 月 4~5 日
水稲関係除草剤適2試験地域別成績検討会(仙台市)
11 月 8~9 日
新農薬実用化試験成績検討会(岩手県)
11 月 12 日
新農薬展示ほ成績検討会(山形市)
11 月 12 日
平成 23 年度当初予算事前評価会(山形市)
11 月 25 日
庄内水田農業機構ワークショップ(鶴岡市)
11 月 29 日~
12 月 3 日
平成 23 年
水稲新品種「つや姫」の食味理化学分析(茨城県)
12 月 1 日
平成 22 年度農作物総合検討会(寒河江市)
12 月 6 日
山大農学部・山形県農林水産部 スキルアップ研修(鶴岡市)
12 月 8~10 日
水稲関係除草剤適 2(直播)成績検討会および中央判定会議(東京都)
12 月 14 日
奨励品種決定調査検討会(山形市)
12 月 21~22 日
省資源プロ1系成績検討会(東京都)
1 月 19~20 日
農事・環境関係第 1 回研究成果検討会(山形市)
1 月 25~26 日
東北農業研究推進会議生産環境推進部会土壌肥料研究会(盛岡市)
1 月 25~26 日
東北農業試験研究推進会議基盤技術推進部会病害虫研究会(盛岡
市)
1 月 25~26 日
東北農業推進会議病害虫研究会・農業気象研究会(盛岡市)
1 月 26~27 日
省資源プロ推進会議(つくば市)
1 月 27~28 日
加工プロ4系推進会議(つくば市)
1 月 27~28 日
東北地域水稲品種系統検討会(大仙市)
1 月 27 日
東北農業試験研究推進会議作物部会畑作物栽培研究会(秋田県)
1 月 28 日
東北農業試験研究推進会議作物部会畑作物品種検討会(秋田県)
2 月 2~3 日
日本海側地域における飼料用米・稲WCSの情報交換会(鶴岡市)
2 月 2~3 日
国際シンポジュウム「地球温暖化と農業のかかわり」
2 月 8~10 日
第 64 回北日本病害虫研究発表会(青森県)
2月 8 日
「つや姫」意見交換会2011(三川町)
2月 9 日
国産飼料プロ成績検討会(那須市)
2 月 16 日
酒米の里づくりフォーラム(山形市)
2 月 18 日
山形 95 号関係打合せ会議(山形市)
2 月 24~25 日
農事・環境関係第 2 回研究成果設計検討会(山形市)
2 月 28 日
「つや姫」に係る打合せ会(山形市)
3 月 1~2 日
平成 22 年度農作業事故防止中央推進会議(東京都)
3月 3 日
つや姫の里 生産者大会(鶴岡市藤島)
3月 3 日
知的財産セミナー(山形市)
3月 3 日
つや姫の里「つや姫」生産者大会(鶴岡市)
3 月 3~4 日
3 月 8~9 日
交付金 PJ「Google マップによる気象予測データを用いた双方向型水稲
気象被害軽減システムの開発」推進評価会議(盛岡市)
先進技術研修及び農研機構水稲超多収栽培モデル成果発表会(つく
ば市)
3月 8 日
つや姫に関わる共同試験研究打合せ(鶴岡市)
3月 8 日
植物防疫事業検討会(山形市)
3月 8 日
平成 22 年度第 2 回温暖化技術担当者会議(山形市)
3月 9 日
新技術セミナー(埼玉県)
3 月 10 日
生研センター研究報告会(埼玉県)
3 月 11 日
農業機械開発改良試験打合せ会議(埼玉県)
ウ 対外的連携、協力等
年 月 日
平成 22 年
会 議 ・ 行 事 等
4月 5 日
庄内農業振興協議会(酒田市)
4月 8 日
庄内農業高校入学式(鶴岡市)
4月 9 日
農業大学校入学式(新庄市)
4月 9 日
植物防疫事業推進会議(山形市)
4月 9 日
有害動植物発生予察事業設計検討会(山形市)
4 月 13 日
農林水産関係公所長会議
4 月 14 日
新米づくり運動関係者会議(酒田市)
4 月 14 日
山形県気象協議会(山形市)
4 月 16 日
庄内地域行政連絡協議会(三川町)
4 月 16 日
新米づくりやまがた日本一運動準備会(山形市)
4 月 23 日
エコ農業推進関係担当者会議(山形市)
4 月 28 日
新米づくりやまがた日本一運動本部総会(山形市)
5 月 13 日
エコ農業推進関係担当者会議(寒河江市)
5 月 26 日
庄内米づくり運動総会(酒田市)
6月 3 日
作物担当者会議(酒田市・鶴岡市)
6月 4 日
藤島中心街まちづくり協議会(鶴岡市)
6 月 11 日
新・緑の革命打合せ(水田農試)
6 月 23 日
酒造適性米生産振興協議会(山形市)
6 月 25 日
庄内水田農業推進機構総会(鶴岡市)
6 月 29 日
庄内米改良協会通常総会(酒田市)
7月 1 日
米づくり運動品質向上技術対策会議(山形市)
7月 6 日
「つや姫」葉色診断研修会(水田農試)
7 月 27 日
省力低コスト新技術現地検討会(酒田市他)
7 月 29 日
夏休み親子科学教室(鶴岡市)
8月 2 日
庄内農業振興協議会(酒田市)
8月 2 日
庄内バイオ研修センター運営総会(酒田市)
8 月 10 日
米づくり運動現地検討会(酒田市他)
8 月 10 日
高温・少雨対策技術会議(山形市)
8 月 12 日
JAICA 研修生(ブラジル)視察受け入れ(水田農試)
8 月 27 日
県米づくり運動適期収穫推進会議(山形市)
8 月 29 日
適期刈取り推進会議(鶴岡市)
8 月 31 日
損害評価会農作物共済部会(山形市)
9月 3 日
作物担当者会議(酒田市)
平成 23 年
9月 3 日
庄内型特別栽培生産者協議会現地検討会(酒田市)
9 月 27 日
山大農学部食料生命学科1年生視察受け入れ(水田農試)
10 月 1 日
庄内農業振興協議会(酒田市)
10 月 3 日
「つや姫」本格販売開始イベント(山形市)
10 月 14~15 日
防除基準策定会議普通作物部会(山形市)
10 月 20 日
損害評価会大豆・ホップ共済部会(山形市)
10 月 23 日
有害動植物発生予察事業成績検討会(山形市)
11 月 2 日
森屋翁頌徳顕彰記念祭(庄内町)
11 月 2 日
損害評価会麦部会(山形市)
11 月 4~5 日
県植防成績検討会(山形市)
11 月 25 日
庄内水田農業機構ワークショップ(鶴岡市)
12 月 1 日
農作物総合検討会(寒河江市)
12 月 3 日
農村通信読者大会(酒田市)
12 月 3 日
庄内農業振興協議会(酒田市)
12 月 4 日
松柏会品評会・新穀感謝祭(鶴岡市)
12 月 9 日
農作物総合検討会作物部会(鶴岡市)
12 月 10 日
損害評価会農作物共済部会(山形市)
12 月 16 日
山大農学部留学生視察受け入れ
12 月 16 日
農作物総合検討会作物部会(酒田市)
1月 5 日
藤島地域新年祝賀会(鶴岡市)
1 月 23 日
松柏会研修会(鶴岡市酒田市)
1 月 26 日
主要農作物奨励品種改廃協議会(山形市)
1 月 27 日
米づくり運動コンクール食味コンクール審査会(酒田市)
2月 4 日
庄内農業振興協議会(酒田市)
2月 8 日
「つや姫」生産販売戦略部会(山形市)
2月 8 日
「つや姫」生産者意見交換会(三川町)
2 月 17 日
「つや姫」ブランド化戦略コミュニケーション部会(山形市)
2 月 18 日
農林水産関係課長会議(山形市)
2 月 18 日
普及計画検討会(鶴岡市)
2 月 22 日
米づくり運動実績検討会(酒田市)
3月 1 日
庄内農業高校卒業式(鶴岡市)
3月 2 日
「つや姫」ブランド化本部会議
3月 3 日
「つや姫」の里生産者大会(鶴岡市)
3月 4 日
庄内農家の友表紙写真コンクール審査会(酒田市)
3月 4 日
農業大学校卒業式(新庄市)
3 月 11 日
全農低コストモデル実証ほ成績検討会(三川町)
3 月 11 日
米づくり運動担当者会議(山形市)
3 月 14 日
作物担当者会議(酒田市)
3 月 14 日
鶴岡市有機農業推進協議会(鶴岡市)
(5)研修派遣 該当者無し
(6)研修等受け入れ
ア 技術研修
農業大学校 新規就農者支援研修 研修生
受け入れ研修生 2 名
期間
平成 22 年 5 月~23 年 2 月
課題
稲作の栽培技術の習得
イ 夏休み親子科学教室
期日
平成 22 年 7 月 29 日
テーマ
米の不思議探検隊
参加者
18 名(うち 子供 10 名、保護者 8 名)
主な内容
品種改良体験、稲の穂の観察、化学実験によるごはん(うるち米)とモチ(もち米)の見わけ方、
電子レンジを使ったもちつき、田んぼにいる生き物の観察
ウ インターンシップ
庄内農業高校生徒 1 名 期間 平成 22 年 6 月 30~7 月 2 日
山形大学農学部学生 3 名 期間:8 月 2~6 日・8 月 23~27 日・8 月 30~9 月 3 日
(7)参観者等
参観団体数
参観者数
67 団体
1,441 名(内 県内小学校 19 校 507 名)
(8)参観デー
ア 期 日
平成 22 年 9 月 4 日
イ テーマ
つや姫デビュー! 見て! 食べて! おいしさをみんなに伝えよう!
ウ 入場者
198 名
エ 主な内容
・新品種「つや姫」コーナー
魚沼産コシヒカリとの食味対決、抽選で「つや姫」精米プレゼント、抽選で「つや姫」無菌パ
ックプレゼント
・もち新品種「こゆきもち」コーナー
市販もち米との食べくらべ、クイズでもち米プレゼント、電子レンジでもちつき
・最新研究成果の紹介
・「つや姫」試験田などの見学
・枝豆おにぎり試食コーナー
・参加者全員にしおりのプレゼント
・農産加工グループによる直売
(9)講師派遣
結城和博
4 月 28 日
JA庄内たがわ女性部藤島支部第1回班長研修会(鶴岡市)
6月 8日
農業大学校講義(新庄市)
7 月 18 日
第53回田川地方婦人大会(鶴岡市)
11 月 15 日
奥田シェフと「つや姫」を楽しむ集い(鶴岡市)
2 月 25 日
庄内産直ネットワーク第9回総会(三川町)
2 月 28 日
山形経済同友会2月例会講演並びに
山形テレビ提言の広場(山形市)
早坂剛
5 月 20 日
山形大学農学部生物生産学科セミナー(鶴岡市)
11 月 25 日
庄内水田フォーラム(鶴岡市)
12 月 21 日
JA 鶴岡生産組合長会議(鶴岡市)
柴田康志
佐野智義
2月 8日
「つや姫」生産者意見交換会(三川町)
3月 3日
「つや姫」の里生産者大会(鶴岡市)
9 月 29 日
11 月 11 日
後藤 元
8 月 11 日
鶴岡市立藤島中学校講演会(鶴岡市)
北海道アミノサン米普及会講演会(札幌市)
バイオファイナンスギルド(鶴岡市)
11 月 11 日
北海道アミノサン米普及会学術講演会(北海道)
12 月 10 日
酒田調理師専門学校講義(酒田市)
2 月 22 日
庄内米・人と大地をつなぐ米づくり運動庄内型特別栽培米
研修会(酒田市)
2 月 23 日
安藤 正
10 月 27 日
酒田市法人会三水会(酒田市)
鶴岡市市民サロン(鶴岡市)
2 月 26 日
三川地域有機農業推進協議会総会(三川町)
3 月 14 日
鶴岡市有機農業推進協議会第3回エコタウン塾(鶴岡市)
(10)学位、受賞等
水田農業試験場
受賞:明るい山形MVP賞
受賞理由:「つや姫」の育成及び「つや姫」に関する研究業績
授与期間:山形県経済同友会
授与日:平成 23 年 2 月 18 日
受賞日:平成 22 年 2 月 23 日
(11)その他
小学生等からの米づくりに関する質問
郵便、ファックスによるもの 14 件 (延べ 57 件の質問)
5 畜産試験場
(1)予算(2月補正現計)
単位:千円
事業名
6-1-1(農林水産総合指導費)
6-1-10(農業試験場費)
配当額
地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費
畜産試験場運営費
試験研究機関施設整備費
6-2- 4(畜産試験場費)
6-2- 2(畜産振興費)
1,985
試験研究費
31,359
家畜飼養基礎調査費
38,217
肉用牛改良増殖対策事業費
17,807
乳用牛改良増殖対策事業費
691
やまがたの和牛増頭推進戦略事業費
5,385
やまがた地鶏産地形成推進事業費
1,463
畜産振興関係データ整備事業費
2,316
自給飼料生産対策事業費(含放牧実証)
2,443
耕畜連携飼料作物生産対策事業費
3,012
飼料対策事業費
80
畜産総合振興費
50
6-2- 3(家畜保健衛生費) 家畜衛生技術指導事業費(人工授精師資格講習会)
6-2- 2(計画調査費)
夏休み子供科学教室
計
80
137,956
(2)主要備品の購入状況
数量
蛍光検出器
1台
食肉脂質測定装置
1台
(3)施設整備
品名
778
0
最上ブランドこだわり産地づくりプロジェクト
品名
1,834
30,465
数量
自走式ラップマシン
1台
ミルカー自動離脱装置
6台
堆肥粉砕機
1台
(4)連絡調整会議等
ア センター運営・連絡調整関連
年 月 日
平成22年
平成23年
会 議 ・ 行 事 等
4 月 13 日
農林水産部関係公所・総合支庁部課長会議
4 月 26 日
第 1 回農業総合研究センター研究企画調整会議
4 月 23 日
畜産振興関係事業推進会議
5 月 13 日
農林水産研究開発推進会議
6 月 22 日
全国畜産関係場所長会議(東京都)
7月 1日
第 1 回研究評価委員会
7月 7日
第 2 回農業総合研究センター研究企画調整会議
8月 4日
第 1 回農林水産技術会議
9 月 13 日~14 日
全国畜産関係場所長会北海道東北ブロック会議(山形県)
9月 1日
第 3 回農業総合研究センター研究企画調整会議
10 月 4 日
農畜産研究領域アドバイザリー・ボード
10 月 21 日
第2回農林水産技術会議
11 月 12 日
平成 22 年度試験研究課題研究評価委員会
1 月 11 日
第 4 回農業総合研究センター研究企画調整会議
2 月 18 日
第 3 回山形県農林水産技術会議
2 月 17 日
農林水産関係課長会議
3月9日
第 5 回農業総合研究センター研究企画調整会議
イ 研究関連(研修会、検討会、打合せ等)
年 月 日
平成22年
会 議 ・ 行 事 等
4 月 19 日
飼料用米入りペレット試験関係打合せ会(仙台市)
4 月 24 日
東北畜産学会評議会(仙台市)
5 月 31 日
温暖化技術担当者会議
6月 1日
山形大学農学部農林水産部連携推進協議会打合せ
6 月 2 日~3 日
国産飼料プロ試験設計会議(茨城県つくば市)
7月1日
山大農学部・県農林水産部連携推進協議会
7月1日
飼料作物栽培指針見直しに係る打合せ
7月8日
和牛遺伝資源活用推進委員会(東京都)
7 月 20 日
和牛知的財産権取得・活用推進協議総会(東京都)
8 月 29 日~ 30 日
東北畜産学会(盛岡市)
9月1日
北日本養鶏研究大会東北地区技術研修会(秋田市)
9 月 15 日~16 日
肉用牛研究会大会(京都府)
9 月 30 日~10 月 1 日
遺伝子発現実用化事業推進会議
10 月 7 日
動物遺伝育種シンポジウム(福島県西郷村)
11 月 4 日~ 5 日
自給飼料利用研究会(茨城県つくば市)
11 月 11 日~12 日
卵用鶏部会・鶏改良推進中央協議会(兵庫県姫路市)
11 月 24 日~26 日
国産飼料プロ検討会(三重県鈴鹿市)
12 月 1 日~2 日
遺伝子問題別検討会(茨城県つくば市)
12 月 6 日
山形大連携スキルアップ研修会
12 月 14 日~15 日
飼料イネの研究と普及に関する情報交換会(東京都)
平成23年
1 月 18 日
肥育試験牛枝肉研究会打合せ会議
1 月 19 日
県畜産関係業績発表会
1 月 26 日
東日本家畜受精卵技術研究会大会
1 月 27 日
飼料用米利活用推進シンポジウム(大阪市)
1 月 28 日
牧草飼料作物優良品種選定ネットワーク推進会議(盛岡市)
2月2日
日本海側 6 県の水田飼料情報交換会
2月4日
飼料作物有望品種協議会
2月8日
国産飼料プロ推進会議(SGS)
2月9日
国産飼料プロ推進会議(ペレット)
2 月 14 日
自給飼料品質向上効果的給与研修会
2 月 14 日
飼料作物新品種等成績検討会
2 月 21 日
酪農セミナー2011
2 月 24 日
東北地域肉用牛生産振興シンポジウム
3月1日
水田飼料生産研修会
3月1日
肉用牛研修会
3月3日
全国DNA育種推進会議
3月3日
農業技術者知的財産セミナー
3月3日
専門スキルアップ研修Ⅱ(畜産)
3月4日
肉用牛研修会
3月8日
温暖化チーム会議
3月8日
和牛肥育研修会
(5)研修派遣
研 修 名 ・ 期 間 ・ 場 所
所 属 ・ 氏 名
家畜改良 DNA 育種に係る研修
5 月 31 日~6 月 4 日
家畜改良センター
家畜改良科
本田光平
家畜 DNA 解析技術者研修
6月
動物遺伝研究所
家畜改良科
本田光平
(独)農研機構依頼研修
8 月 23 日~11 月 26 日 畜産草地研究所
草地環境科
伊藤修平
7 日~11 日
家畜 DNA 解析技術者研修
10 月 18 日~29 日
動物遺伝研究所
家畜改良科
本田光平
凍結精液技術研修(養鶏)
11 月 23 日~26 日
家畜改良センター
飼養管理科
佐々木志穂
動物遺伝研究所
家畜改良科
本田光平
家畜 DNA 解析技術者研修
1 月 31 日~2 月 10 日
(6)研修等受け入れ
ア 技術研修
(ア)研修名 山形県家畜(牛)人工授精講習会
1)期間 平成22年11月8日~12月6日
2)受講者 家畜人工授精師の免許を受けようとする者24名
3)内容
家畜人工授精技術修得
(イ)研修名 鶏飼養管理技術研修
1)期間 平成23年2月日~3月4日
2)研修生 大江町産業振興公社1名
3)内容
やまがた地鶏飼養管理全般
イ 夏休み子供(親子)科学教室
宮崎県における口蹄疫発生により開催中止
ウ インターンシップ
新庄市立萩野中学校職場体験
9月13日 ~15日 2名
山形大学理学部インターンシップ
9月29日 ~10月1日 1名
新庄東高等学校インターンシップ
11月17日~19日2 名
(7)参観者等
宮崎県における口蹄疫発生により受け入れ制限実施
(8)参観デー
宮崎県における口蹄疫発生により開催中止
(9)講師派遣
本田 光平
4月6日
山形理想肥育研究会
庄司 則章
4月 7日
新庄もがみ農協牛枝肉研究会
三上 豊治
4月10日
県ホルスタインスプリングショー
庄司 則章
5月17日
山形大学農学部講義
高野 真理安
6月25日
村山総合支庁3課連携専門班畜産研修会
三上 豊治
6月25日
村山総合支庁畜産担当普及指導員研修会
遠藤 秀雄
7月29日
JA新庄もがみ肉用牛研修会
庄司 則章
8月17日
さがえ西村山農協牛枝肉共進会褒章式
庄司 則章
8月23日
東根市農協畜産協議会
庄司 則章
8月26日
島根県・いずも飼料米利活用研究会(当場)
叶内 恒雄
9月10日
県立村山農業高校
本田 光平
9月10日
県立村山農業高校
川越 孝
10月21日
家畜商講習会
遠藤 秀雄
10月22日
家畜商講習会
三上 豊治
10月22日
家畜商講習会
庄司 則章
11月 1日
山形牛枝肉市場流通協議会
高橋 文昭
12月10日
さがえ西村山酪農部会役員研修会
三上 豊治
12月17日
庄内地域総合検討会
庄司 則章
12月28日
東根市農協畜産協議会
叶内 恒雄
12月3日
受精卵移植技術研究会研修
遠藤 秀雄
12月3日
受精卵移植技術研究会研修
本田 光平
12月3日
受精卵移植技術研究会研修
高橋 文昭
12月3日
受精卵移植技術研究会研修
庄司 則章
2月 1日
山形おきたま農協米沢牛振興部会川西支部
三上 豊治
2月2日
日本海側地域の飼料用米・稲WCS情報交換会
遠藤 秀雄
2月4日
畜産コンサルタント
三上 豊治
2月7日
畜産コンサルタント
阿部
巖
2月9日
山形県肉用牛経営女性の会
阿部
巖
2月9日
やまがたの和牛増頭振興大会
研究成果発表
阿部
巖
2月9日
やまがたの和牛増頭振興大会
ポスターセッション
高野 真理安
2月10日
もがみ酪農研修会
高野 真理安
2月14日
平成22年度国産飼料資源活用促進総合対策事業研修会
三上 豊治
2月14日
乳牛自給飼料給与向上研修会
庄司 則章
2月28日
さがえ西村山農協肉牛部会
三上 豊治
3月1日
水田を活用した飼料生産研修会
庄司 則章
3月 2日
山形おきたま農協米沢牛振興部会長井・白鷹支部
庄司 則章
3月 3日
山形おきたま農協米沢牛品質向上研究会
阿部
3月3日
山形おきたま農協米沢牛品質向上研究会
伊藤 修平
3月3日
専門スキルアップ研修
三上 豊治
3月3日
専門スキルアップ研修
庄司 則章
3月4日
庄内みどり農協肥育牛部会
巖
(10)学位・受賞等
佐々木
志穂
第60回東北畜産学会大会優秀発表者表彰
8月29日(いわて県民情報交流センター)
「やまがた地鶏」への飼料用米の給与効果」
6
養豚試験場
(1)予算(2 月補正現計)
単位:千円
事業名
配当額
地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費
1,642
養豚試験場運営費
13,387
飼料用米産地定着化対策事業費
2,158
畜産総合振興費
49
畜産振興関係データ整備事業費
627
肉用牛改良増殖対策事業費
150
豚改良増殖対策事業費
15,236
自給飼料生産対策事業費
3
家畜基礎調査費
4,784
試験研究費
681
計
38,717
(2)主要備品の購入状況
品名
数量
高温高圧洗浄機
1台
種豚(バークシャー種)
4頭
(3)施設整備
品名
数量
地下水源熱ヒートポンプシステム設置工事
1式
飼料配送ライン配管塗装工事
1式
堆肥舎ルーフファン交換工事
1式
(4)連絡調整会議等
ア センター運営・連絡調整関連
年 月 日
平成 22 年
平成 23 年
会 議 ・ 行 事 等
4 月 27 日
第 1 回農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
5 月 11 日
第 1 回試験研究調整担当者会議(山形市)
5 月 13 日
第 1 回農林水産研究開発推進会議(山形市)
7月 2日
第 1 回研究評価委員会(山形市)
7月 7日
第 2 回農業総合研究センター研究企画調整会議(鶴岡市)
8月 4日
第 1 回農林水産技術会議(山形市)
9月 1日
第 3 回農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
10 月 4 日
農畜産研究領域アドバイザリーボード(新庄市)
10 月 13 日
第 2 回農林水産研究開発推進会議(山形市)
10 月 18 日
第 2 回試験研究調整担当者会議(山形市)
10 月 21 日
第 2 回農林水産技術会議(寒河江市)
11 月 12 日
第 2 回試験研究課題研究評価委員会(山形市)
1 月 25 日
第 1 回試験研究成果検討会(新庄市)
1 月 26 日
第 3 回農林水産研究開発推進会議(山形市)
2 月 18 日
第 3 回農林水産技術会議(山形市)
2 月 22 日
第 2 回試験研究成果、設計検討会(新庄市)
3月 9日
第 5 回農業総合研究センター研究企画調整会議(山形市)
イ 研究関連(研修、検討会、打合せ等)
年 月 日
平成 22 年
会 議 ・ 行 事 等
4 月 26 日
外部資金勉強会(寒河江市)
5月 6日
地球温暖化関連試験研究打合せ(場内)
5 月 27 日
山形大学と試験研究打合せ(場内)
5 月 31 日
地球温暖化関連技術担当者会議(山形市)
6 月 1~2 日
国産飼料プロ設計会議(茨城県つくば市)
6 月 10 日
山形大学と試験研究打合せ(場内)
7月 1日
山形大学農学部山形県農林水産部連携推進協議会
7月 9日
山形大学と試験研究打合せ(場内)
7 月 13 日
中ヨークシャー種交雑豚食味試験(場内)
8月 5日
第 1 回センターワーキング(山形市)
8 月 24 日
全農山形県本部と試験研究打合せ(場内)
9月 6日
機能性ペプチド研、富士平工業と試験研究打合せ(場内)
9月 9日
試験研究課題内部検討会(新庄市)
9 月 28~29 日
胚移植研究会(神奈川県横浜市)
11 月 15~16 日
国産飼料プロ現地検討会(青森県南津軽郡常盤村)
11 月 21~22 日
豚病研究会(茨城県つくば市)
11 月 30 日
第 2 回センターワーキング(山形市)
平成 23 年
12 月 1 日
農作物総合検討会(寒河江市)
12 月 2 日
農林水産研究委託事業継続課題説明会(寒河江市)
12 月 6 日
山形大学連携スキルアップ研修会(鶴岡市)
12 月 14~15 日
飼料用米情報交換会(東京都東京)
12 月 17 日
分野別総合検討会(酒田市)
1 月 18 日
山形大学と試験研究打合せ(場内)
1 月 19 日
畜産関係業績発表会(山形市)
1 月 27~28 日
東北農業試験研究推進会議畜産部会(岩手県盛岡市)
2 月 2~3 日
日本海側飼料用イネWCS情報交換会(鶴岡市)
2 月 8~9 日
国産飼料プロ研究推進会議(東京都東京)
2 月 9~10 日
関東甲信越ブロック畜産関係業績発表会(神奈川県横浜市)
2 月 14 日
全農山形県本部と試験研究打合せ(場内)
2 月 17 日
農林水産関係課長等会議(山形市)
2 月 28 日
第 3 回センターワーキング(山形市)
3月 3日
知的財産セミナー(山形市)
3月 3日
スキルアップ研修会(山形市)
3月 8日
地球温暖化関連技術担当者会議(山形市)
3 月 10 日
養豚研修会(鶴岡市)
3 月 28 日
機能性ペプチド研、山形大学と試験研究打合せ(場内)
ウ 対外的連携、協力等
年 月 日
平成 22 年
会 議 ・ 行 事 等
4月 5日
庄内農業振興協議会(酒田市)
4月 9日
農業大学校入校式(新庄市)
4 月 16 日
庄内地域行政連絡協議会(三川町)
4 月 23 日
畜産振興事業推進会議(山形市)
4 月 28 日
山形県総合発展計画説明会(三川町)
5 月 14 日
山形県養豚協会事業説明会(天童市)
5 月 17 日
庄内総合支庁管内畜産担当者会議(鶴岡市)
5 月 26 日
家畜保健衛生課事業説明会(三川町)
6月 4日
庄内農業振興協議会(酒田市)
6 月 10 日
庄内地域家畜畜産物衛生指導協会総会(三川町)
6 月 23 日
災害対策本部庄内支部合同防災訓練打合せ(三川町)
6 月 29 日
系統豚普及センター通常総会(酒田市)
平成 22 年
7月 9日
口蹄疫研修会(三川町)
7 月 21 日
村山総合支庁飼料用米関係意見交換会(山形市)
7 月 27 日
農業総合研究センター総務事務担当者会議(山形市)
7 月 28 日
庄内総合支庁管内養豚農家調査打合せ(三川町)
7 月 28 日
山形県養豚協会総会、講演会(天童市)
7 月 29 日
農業施設周辺の環境保全に関する連絡調整会議(庄内町)
8月 2日
庄内農業振興協議会(酒田市)
8 月 17 日
山形県種豚改良協議会第 2 回役員会(場内)
8 月 27 日
飼料イネ生産利用技術研修会(酒田市)
9月 8日
口蹄疫防疫マニュアル打合せ(三川町)
9 月 13~14 日
全国畜産関係場所長会北海道東北ブロック会議(山形市)
9 月 15 日
山形県種豚改良協議会研修会、家畜慰霊祭(場内)
9 月 28 日
養豚に関する意見交換会(鶴岡市)
10 月 1 日
庄内農業振興協議会(酒田市)
10 月 13 日
畜産経営技術高度化促進事業推進会議(山形市)
10 月 15 日
能力開発研修(三川町)
10 月 20 日
養豚農家交流会(庄内町)
10 月 21 日
家畜商講習会(新庄市)
12 月 3 日
庄内農業振興協議会(酒田市)
12 月 8 日
遊佐町畜産組合研修会(遊佐町)
12 月 20 日
酪農肉用牛生産近代化計画、家畜改良増殖目標打合せ会議(山形市)
平成 23 年
2月 2日
畜産コンサルタント(鮭川村)
2月 4日
庄内農業振興協議会(酒田市)
2 月 10 日
山形県種豚改良協議会役員会(場内)
2 月 16 日
畜産コンサルタント(酒田市)
2 月 24 日
畜産コンサルタント(温海町)
(5)研修派遣
なし
(6)研修等受け入れ
ア 技術研修
口蹄疫等家畜疾病予防のため中止
イ 夏休み子供(親子)科学教室
同上
(7)参観者等
家畜疾病予防のため原則として家畜の参観は受け入れていない。
(8)参観デー
口蹄疫等家畜疾病予防のため中止
(9)講師派遣
齋藤
常幸
平成 22 年 10 月 21 日(木)
家畜商講習会
菅
和寛
平成 22 年 12 月 8 日(水)
遊佐町畜産組合研修会
齋藤
常幸
平成 23 年
3 月 3 日(木)
齋藤
常幸
平成 23 年
3 月 10 日(木)
(10)学位・受賞等
なし
(11)その他
スキルアップ研修会
養豚研修会
Ⅳ
1
試験研究結果の要約
農業総合研究センター
[オリジナル新品種開発事業費](土地利用型作物部、食の安全環境部)
(1)水稲・畑作物奨励品種決定調査
ア 水稲奨励品種決定調査
水稲 9 系統を奨励品種決定調査に供試して生産力検定を行い、結果を得た。
ア-2
山形 95 号・山形 100 号の栽培特性
山形 95 号については特別栽培における安定生産、山形 100 号については酒造用米としての品質・収
量の向上を目指し、栽培特性を調査した。その結果、両系統とも収量は穂数や籾よりも粒重や登熟に
よって決定されると考えられ、過剰な施肥等により生育量が過大となった場合は倒伏することが明ら
かとなった。
イ 大豆奨励品種決定調査
大豆 2 系統について奨励品種決定調査に供試し、その特性と生産力及び地域適応性を把握した。
大豆特性検定試験として、ダイズウイルス病の抵抗性検定を行ったところ、生育期調査、子実調査と
もに極強の抵抗性を示したものは、基準品種 4、検定系統 4(東北農業研究センター配布系統の東北 166
号、刈系 812 号、刈系 813 号、近畿中国四国農業研究センター配布系統の善系 64 号)であった。発病し
たウイルス病はダイズモザイクウイルスによるものであったと推察される。
ウ 麦類奨励品種決定調査
小麦 2 系統について、その特性と生産力及び地域適応性を検討した。
[土地利用型作物技術開発事業費](土地利用型作物部)
(1)土地利用型作物の生産振興を支援する新たな大豆栽培体系の確立
ア 連作圃場に対する大豆新栽培体系の構築
(イ)有機物施用と小畝立て深層施肥播種を組み合わせた地力増強対策と品種配分の検討
a
有機物施用と小畝立て深層施肥播種の実証
尿素の深層施肥は、地上部の窒素吸収量が多く、最大繁茂期における葉の窒素含有率を高く維
持できるため、大豆の収量向上と収益性の向上に効果が高い。また、緑肥小麦の施用は、土壌含
水比を低くし、砕土率を高める効果がある。
緑肥小麦と深層施肥の組み合わせにより大豆の生育は旺盛になるが、本年のように高温が続く
ような夏期の気象条件によっては、稔実莢数が低下することもある。
b
小畝立て深層施肥播種機の作業能率向上
2009 年に試作した小畝立て深層施肥播種機に、施肥導管の強度や肥料ホッパの容量拡大等の改
良を加えた 2010 年型は、作業速度が向上し、作業可能面積が大幅に向上した。
c
品種配分の検討
現地における過去 10 年間の降水量やコンバインの稼動面積等から、リュウホウ、エンレイ、里
のほほえみの最適な作付け割合のシミュレーションを行った結果、新品種の里のほほえみを全面
積(約 30ha)の 30%以上で作付けすると、3 品種それぞれの収穫適期内に刈り終えることができ、
刈り遅れによる品質低下を回避できると考えられた。
イ 難防除雑草対策試験
播種直後の土壌処理剤と中耕培土による除草対策では抑制が難しい雑草対策として、ディスク式
中耕除草機の利用を検討した結果、土壌の反転性能と株元への培土性能が高く、ツユクサの発生量
を抑制する効果が高かった。
(2)そばの安定生産に向けた多収品種の育成及び多収栽培技術の開発
ア そば多収系統の育成
(ア)育成系統の収量性評価
5 系統を供試し、その特性と生産力を検討した結果、当センター育成系統の中では、そば粉の色調
が特に優れていた YB4 と、収量とそば粉の色調が優れていた YB6 が有望と判断された。
(イ)新系統の育成
優良 14 系統の再選抜を行い、2 系統が有望と判断された。また、新たな交配により 12 系統を作
出した。
(ウ)そばの成分分析
「最上早生」と「でわかおり」の成分分析、製麺特性についてデータを取得した。
イ そば多収栽培技術の開発
(ア)品質・収量を重視したそば早期収穫の検討
収穫時期の違いが、そばの品質(種皮色)と収量性に及ぼす影響について検討した結果、子実の
黒化率 70%を目安に収穫すると、収量を低下させずにそば粉の緑色が濃いそばを収穫できると判断
された。
(イ)そば開花期における高温の影響
そばの雌ずいは、開花期に高温に遭遇すると発芽が不完全になり結実率が低下するとされている
が、2010 年の高温の影響を調査した結果、「最上早生」よりも「でわかおり」で発生しやすいと判
断された。
ウ
食味官能評価
当センター育成の 3 系統の食味評価結果と生産力を総合的に検討すると、収量とそばの香りに優
れる YB6 が有望と判断された。収穫時期(黒化率)別の食味評価は、最上早生、でわかおりともに、
黒化率が高くなるにつれて、そば(麺)の色が白いと評価する人が多くなった。
[地球温暖化プロジェクト総合戦略事業費](土地利用型作物部、食の安全環境部)
(1)農作物作柄診断解析調査
ア 水稲作況解析調査
6 月下旬以降気温が高く推移し、草丈が長くなる一方で茎数の増加が抑えられた。出穂は平年より 3
日早く、穂数はやや少ないものの、一穂籾数が多いことから、㎡当り籾数は平年を上回った。しかし、
出穂期以降収穫期まで気温が高く経過したことから、千粒重がやや小さく、登熟(精玄米粒数歩合)
が低下した。この結果、収量は平年比 100 となり、整粒歩合は 80%を上回っているものの、完全粒は
少なく、白粒の発生が多くなった。
土壌窒素発現総量は山形が平年比 104、庄内が 82 であった。窒素吸収量は、山形では生育初期から
7月上旬まで平年より少なく、7 月 20 日頃に多くなったが、その後平年並に近づいた。庄内では 7 月
上旬を除き、平年より多く推移した。時期別には、6 月 30 日~穂揃期の窒素吸収が多かった。
ア-2
高温登熟による背白粒発生が食味に及ぼす影響
白未熟粒である背白粒の発生割合が食味に及ぼす影響について検討した。その結果、背白粒の炊飯
米は、炊飯中に崩れやすくなるため硬さが軟らかく、付着が強くなる。また、背白粒の割合が高い場
合にはその影響を受けて食味が低下するが、40%以下の場合には食味への影響は小さいと考えられた。
なお、この試験で用いた試料は、はえぬきの整粒中の完全粒と背白粒である。
イ 大豆作況解析調査
播種後に適度な降雨があり出芽は良好で、7 月中旬までは平年を上回る生育となった。開花期は平
年より 7 日程度早くなったが、開花期以降の高温・乾燥により百粒重が平年より小さく、収量は平年
を下回った。また、品質も劣る結果となり、特に早生品種の収量・品質の低下が大きかった。
(2)温暖化に対応した水稲の安定生産技術の開発
ア 気象変動に対応した水稲の安定生産技術の確立
温暖化を活用した早期移植栽培による省力低コスト生産の技術体系を確立するため、あきたこまち
の乳苗を 4/30 に移植した。その結果、出穂期は 7/24 となり、籾数は確保したものの、高温登熟のた
め登熟(精玄米粒数歩合)が低下し、収量は標準区(22.2 株/㎡)で 53.0kg/a、疎植区(18.2 株/
㎡)で 50.7kg/a となった。
[「つや姫」ブランド化戦略推進事業費](土地利用型作物部、食の安全環境部)
(1)新品種「つや姫」の技術的評価と栽培法の確立
ア 品質食味を重視した栽培技術の確立
(ア)特別栽培技術の確立
a
最適な施肥体系の確立
有機質窒素 50%入り肥料の施用は、化成肥料の施用に比較し、穂数や精玄米重はやや少なくなる
が、基肥 0.3~0.4kgN で/a、出穂前 25~30 日に 0.15~0.20kgN/a 追肥することで 53.6 から 58.3kg/a
の精玄米重が得られた。
b
最適な栽植密度の検証
栽植密度(18.5,20.8,22.2,23.8 株/㎡、植え込み本数 3~6 本)を異にした条件下で、品質・食
味等の変動性を検証した。㎡当たり株数が少なくなるほど穂数は少なく、一穂籾数が増加する傾向に
ある。㎡当たり植え込み本数が同程度でも、18.5 株/㎡植えでは7月中下旬と登熟中期の葉色がや
や濃い。㎡当たり 20.8 株の 4~5 本植において穂数を確保しやすく一穂籾数も過大になりにくいとい
う検証結果が得られた。
c 登熟期の葉色診断の検証
登熟中期の葉色と玄米タンパク質含有率関係を昨年までと比較したところ、昨年までと同様の傾向
があることを確認した。また、葉色の測定方法について、葉色計と葉色板の測定値を比較し、読み替
えの目安を得た。
d
刈取適期の検証
(a)刈取り時期が品質に及ぼす影響
高温登熟条件下では、精玄米粒数歩合及び整粒歩合が、出穂後積算気温 950℃程度でほぼピーク
に達した。出穂後積算気温が 1100℃を超えるあたりから整粒歩合は徐々に低下する一方で、胴割
れ粒率が徐々に高まった。青籾歩合は、出穂後積算気温 950℃程度で 10%を下回り、その時点の籾
水分は 25%以下となった。
e 環境制御下における食味・品質変動
(a)移植時期と品質・収量・食味
移植時期(5/1,5/10,5/20,6/1,6/10,6/20)を 6 作期とし、品質・収量・食味等の変動性を検討
した。本年は高温条件下での試験であったが、過去の作期試験と同様に、早い作期でも遅い作期
でも品質の諸要素のバランスが乱れる結果となった。このため、移植時期を栽培マニュアル通り
にすることによって、高温登熟年においても良好な品質を確保できることが確認された。
(b)高温登熟及び遮光条件下における品質変動
2010 年は高温年次であったため、ハウス処理した場合に品質が著しく低下した。遮光の影響は
顕著には現れなかった。過去 3 年間の試験での品質変動への日射量と気温の影響を検討したとこ
ろ、試験全体を通じた傾向を見た場合には、「つや姫」と「コシヒカリ」の反応には違いは認め
られなかったが、2007 年と 2008 年には品質のいくつかの点で「つや姫」が優った。整粒率には
登熟期間前半の日射量、登熟全期間の日平均気温が寄与し、出穂前や登熟期間後半の日射量の寄
与は小さいことが示された。
f
鶏ふんを組み合わせた施肥法の検証
鶏ふんを組み合わせた施肥実証区は、初期生育が対照区よりやや劣り穂数が少なかったが、精
玄米重は 60.4~64.8kg/a と指標値(57kg/a)以上となった。実証区の玄米中粗タンパク質含有率
は対照区よりやや高かった。
g
病害虫発生実態の解明
平成 21 年度に「つや姫」現地栽培ほ場から採取したいもち病菌についてレース判別をおこなっ
たところ、
「つや姫」由来のいもち病菌レースは 4 地点とも 037 で、隣接田の「はえぬき」および
「コシヒカリ」由来のレースはいずれも 007 であった。
(イ)適地選定とステージ予測技術の確立
a
現地実証
(a)登熟温度と品質・収量・食味
県内 45 か所の現地試験のデータを解析し、過去の年次のデータについても比較検討を行った
結果、本年の高温登熟条件下においても「つや姫」の品質、収量、食味は安定して高く、特に品
質と食味は高い水準にあることが認められた。
イ 商品性を高める品質評価と栽培
(ア)新しい食味評価技術の開発
a
つや姫の食味と玄米粗タンパク質含有率
高温登熟年次であった 2010 年において「つや姫」の食味(総合評価、外観)が「はえぬき」
のそれよりも優れることが確認された。玄米タンパク質含有率 7.0%と 7.5%の「つや姫」の食
味に差がないことが確認された。玄米タンパク質含有率が 7.5%を超えると「はえぬき」に対す
る食味の顕著な優越は失われた。
b
全国銘柄米との比較調査
「つや姫」の食味理化学値は、全国の銘柄と比較して中位にあり、タンパク質含量は産地の土壌条件
や耕種概要に、アミロース含量は産地の登熟温度に関係していると考えられた。品質においても、「つや
姫」の外観品質は高いグループにあるが、全国銘柄と比較して極端に高いわけではなかった。食味評価
の外観については、「つや姫」が最も高い位置にあるが、「さがびより」や「ゆめぴりか」についても高い値
が見られた。食味官能値(総合)は「つや姫」が最も高く、次いで「コシヒカリ」類や「ひとめぼれ」の値が高
かった。つや姫の食味官能値(総合)が高いのは、外観、味、粘り・硬さのバランスが高いことが要因であ
ると考えられた。
c
炊飯光沢解析
「つや姫」と「コシヒカリ」の炊飯米の表面及び表層の微細骨格構造に、移植日の違いによる
顕著な差異は認められず、食味に与える影響は少ないと考えられた。「つや姫」の表面で認めら
れた糊の膜状構造が、良好な光沢(白度)の一因であると考えられた。炊飯米の構造決定には、
炊飯中の糊化や登熟過程で決定されるでんぷん構造が関与している可能性が推察され、今後、さ
らなる調査が必要である。
d
炊飯米の白色度測定法
炊飯米の白さを客観的に評価する手法を開発した。本評価法は、高い測定精度を有するととも
に、試料は炊飯米 8g と少量であり、1点の測定が約 20 秒で済むため、3 反復測定を行って約 1
分と迅速測定が可能である。また、プリンカップ等を用いた精米 10g での少量炊飯にて炊飯米を
準備すれば、短時間に多数の試料が処理可能であり、高い実用性を有すると考えられた。
e
つや姫炊飯米物性評価
「つや姫」と「コシヒカリ」の炊飯米物性は表層の特長が異なり、
「つや姫」は「コシヒカリ」
と比較して、高温登熟条件においても炊飯米が崩れることが無くしっかりしており、弾力性が優
れて食感が良く、食味官能値(総合)が安定して優れると考えられた。
f
デンプン特性評価
デンプン特性について、「つや姫」と「コシヒカリ」に明確な差は見出せなかったが、デンプ
ンが溶出し、胚乳の細胞壁を構成する多糖類が多く存在する状態においては、「つや姫」の強度
が優り、炊飯米の弾力性との関連性が推察された。また、NaOH の濃度を高くして処理した場合に、
「つや姫」は粒の形状を保ちながらデンプンが溶解したのに対して「コシヒカリ」は粒の表層が
崩壊するようにデンプンが溶け出したことからも、「つや姫」の炊飯米は表層にしっかり感があ
ることに対し、
「コシヒカリ」は炊飯米の粒の形状が崩れやすいことを表していると考えられた。
g
貯蔵性評価
「つや姫」、「コシヒカリ」、「はえぬき」の玄米を紙袋に包装し、180 日間貯蔵(-20℃、5℃
(雪室貯蔵)、15℃、30℃、室温)した結果、鮮度の低下は各品種で観察され、その度合いに品
種間差は認められなかった。しかし、高い食味特性を持つ「つや姫」は、低温で良好な貯蔵環境
下にて貯蔵されればその特性が維持され、新米と比較しても高い官能値を示すことが明らかにな
った。
[飼料用米産地定着化対策事業費](土地利用型作物部)
(1)寒冷地水田における直播活用等における飼料用米低コスト多収生産技術の確立
ア 飼料用米の低コスト・多収生産
(ア)品種比較
県外で育成された飼料専用品種・系統の県内における特性、県内で育成された飼料用糯系統の特性、
特に、多肥への耐性、直播適性、立毛乾燥適性を重点的に検討し、結果を得た。
(イ)低コスト・多収技術
湛水土壌中直播側条施肥栽培において、粗玄米重で「べこあおば」86.9kg/a、
「ふくひびき」85.1kg/a、
また、乳苗移植栽培の 17.9 株/㎡植え「べこあおば」で 87.3kg/a を得た。乳苗で 10 日程度の移植
日の違いは、出穂期で 2~4 日、成熟期で 4~8 日の差となる。
(ウ)立毛乾燥技術
異なる品種や栽培法、場所で立毛乾燥中の籾水分を調査した結果、多くの場合に出穂後積算気温
1400℃までに籾水分が 20%以下に低下した。低コスト栽培技術の一つとして、立毛乾燥の効果が本
年も確認されたが、この技術の利用には倒伏を避け、脱粒しにくい品種であることが要件である。ま
た、収穫時に降雨があった場合は、その後数日晴天が続いた時に、朝早い時間を避けて収穫すること
が望ましい。
[環境と調和した農業技術開発事業費](食の安全環境部、土地利用型作物部)
(1)水稲害虫フタオビコヤガの効率的防除体系の確立
ア
フタオビコヤガの発生量に影響を及ぼす要因の解明
(ア)フタオビコヤガ発生量と殺虫剤使用実績の関係
7 月上中旬のコバネイナゴ防除、8月上旬の斑点米カメムシ類防除における防除体系および薬剤
の変化が近年のフタオビコヤガ発生量増加に関与していると推察された。
イ
防除要否判定技術の確立
フタオビコヤガは、その被害株率が 100%未満の場合、防除する必要はなく、被害株率が 100%の
場合は幼虫の大きさと被害度を調査し、中齢幼虫が主体で 6 月上旬は食害度が 75、7 月上旬および
8 月上旬は食害度が 25 を超える場合は減収する可能性があることが明らかになった。
ウ
防除効果試験
フタオビコヤガに適用がある茎葉散布殺虫剤 6 剤について、ほ場試験により防除効果を調査した
ところ、若中齢幼虫に対し DEP 乳剤、MEP 乳剤、シラフルオフェン EW の効果が高く、老齢幼虫に対
して DEP 乳剤とシラフルオフェン EW の効果が認められた。
(2) 東北地域の葉菜畑におけるファイトレメディエーション技術の開発
Cd 汚染畑土壌修復のため浄化植物であるイネ(品種:長香穀)とソルガムを畑条件で 3 年間栽培し
たところ、両作物において作土の Cd 濃度低減がみられ、浄化植物 3 作におけるファイトレメディエー
ションの効果が確認できた。
(3)
ア
野菜等における POPsのリスク低減技術の開発
山形県におけるドリン汚染土壌の推定技術の検証
分析手法のクロスチェックを行った。
イ
山形県におけるドリンのファイトレメディエーション技術の検証
ズッキーニをおおよそ 90 日間栽培したファイトレメディエーション技術では土壌からのディルド
リン吸収率は 23%であった。
ウ
山形県における活性炭を利用したキュウリのドリン吸収抑制技術の検証
活性炭資材無処理区に比べ各資材区(各 50、150、500g-dw/m2 施用)の低減率はそれぞれ、0.06~
0.14、0~0.33、0.49~0.86 であり、投入 2 年後でも効果は持続した。高濃度土壌条件(ディルドリ
ン 174μg/kg)では、活性炭(散布量 300g-dw/m2、施用 5 年目)の吸収抑制率は 29.0%であった。
(4)フェロモントラップを基幹としたアカヒゲホソミドリカスミカメ高度発生予察技術の開発
ア
主要品種の「はえぬき」の要防除水準の策定
本県主要品種「はえぬき」を作付けした複数の水田から得た水稲出穂後のトラップ誘殺数、割れ
籾率、斑点米率のデータを、斑点米被害予測モデルにより解析したところ、出穂期後 5 日間のトラ
ップ誘殺数から斑点米被害発生確率を予測できる可能性が示唆された。
イ
多様な栽培環境における成虫の発生動態の把握
2 つの調査区域においてそれぞれ 24 ほ場にトラップを設置し、アカヒゲホソミドリカスミカメの
トラップ誘殺数を調査したところ、本種成虫は 10ha 程度の調査区域の範囲では集中分布をしている
と考えられた。イネ科雑草が出穂の有無や被度は、畦畔のすくい取り虫数に影響を及ぼしているこ
と、出穂期が他と比べて早いほ場では侵入が早い時期からみられる傾向が確認された。
(5)水田土壌におけるリン酸施肥削減技術の開発
ア
県内水田土壌の形態別リン酸蓄積実態の把握
Fe 型リン酸は褐色・灰色低地土で低く、グライ土、黒泥・泥炭土、黒ボク土で高い傾向が見られた。
庄内では Truog リン酸が低く Fe 型リン酸が高い、Ca 型リン酸い傾向がみられた。Troug リン酸から
Brayrリン酸の読み替えは可能であることが示唆された。
イ
リン酸減肥による水稲生育・収量への影響評価
低リン酸圃の P0 区が慣行区に比べて初期生育量が少なく、収量も慣行比 92 と減収した。中リン圃、
高リン圃では、リン酸減肥区の生育・収量は慣行並となり、リン酸減肥の影響は見られなかった。平
成 21 年度と同様に、全ての試験圃の P3.5 区は慣行区と同等の生育・収量であった。
(6)
ア
水田における難防除雑草の発生実態の解明
雑草発生実態調査
県内各地の水田で採取した十数点のオモダカを供試し、ポット試験(地上部再生法)によって検定
を行った。その結果、半数以上の地点のオモダカはスルホニルウレア成分に対して抵抗性を示したこ
とから、本県でも抵抗性のオモダカの存在が珍しくないことが確認された。
(7)
ア
メタン発生量低減のための稲わら腐熟促進技術の確立
温室効果ガス発生低減のための稲わら分解促進技術の開発
水稲初期生育は、秋耕 5cm 区、石灰窒素区で対照区より勝ったが、収量はほぼ同等だった。メタン
発生量は、秋耕 20cm 区では対照と同等であり、秋耕 5cm 区、石灰窒素区ではそれぞれ 27%、22%のメ
タン削減効果が得られた。秋耕 20cm は、耕起前の土壌水分が多く、メタン発生低減効果は少なかった。
[県産農産物の土壌重金属リスク低減対策事業費](食の安全環境部)
(1)
ア
県産農産物のカドミウム吸収におけるリスク評価と低吸収栽培技術の確立
カドミウム吸収における特性と低吸収栽培技術の確立
土壌 Cd 濃度の異なる 3 ほ場でダイズ 4 品種を栽培したところ、高濃度ほ場のリュウホウ、エンレイ
の子実 Cd 濃度はタチユタカ、里のほほえみの濃度に比べ有意に高かった。土壌 Cd 濃度分析の抽出液
を 0.01MHCl にすることで、栽培前土壌を用いた子実 Cd 濃度の予測の可能性が示唆された。
イ
畑作物における植物利用土壌重金属浄化技術の確立
(ア)施肥窒素の種類と地上部 Cd 濃度
浄化植物である陸稲栽培に用いる窒素の種類が地上部 Cd 吸収量に及ぼす影響について検討した
ところ、供試した塩安、硫安、尿素、被覆尿素間の地上部 Cd 吸収量に差はみられなかった。
(イ)播種方法の違いと地上部 Cd 濃度
浄化植物として用いる陸稲の播種方法について検討したところ、散播、条播 30cm、条播 60cm の順
で地上部 Cd 吸収量が多かった。散播と条播 60cm 間には有意な差がみられたことから、播種方法によ
る地上部 Cd 吸収量の違いが確認された。
[環境に優しい安全・安心農産物生産推進事業費](食の安全環境部)
(1) 土壌機能増進対策調査
ア 土壌機能実態モニタリング調査
今年度(最上・北村山地域)の調査において、水田のグライ反応は、土壌モニタリング調査1巡目
(2000 年度)調査時よりやや弱まる傾向であった。水田および樹園地、園芸畑の土色、土壌硬度は1
巡目調査時とほぼ同等であった。
イ
有機物資源連用試験
稲わら、稲わら堆肥などの有機物の連用により土づくりを行った結果、化学肥料単用区に比べて㎡
あたりの籾数が増加し、収量は化学肥料単用区比 104~116 となった。ようりん・ケイカル施用区では、
施用していない区に比べて、穂数、㎡当たり籾数が増加し、収量が増加した。
(2)
農耕地土壌炭素蓄積実態調査
ア
定点調査及びアンケート調査
地目ごとの土壌炭素量は県平均 80.4t/ha で、草地で多く、水田と普通畑で少なく、施設、樹園地で
やや少ない傾向がみられた。土壌群ごとの土壌炭素量は、黒ボク土で最も多く、砂丘未熟土で最も少
なかった。土壌窒素量でも同様の傾向がみられた。
イ
基準点調査
堆肥施用区の深さ 30cm までの土壌炭素量は、無施用区に比べて水田、畑ともやや多かったが差は小
さかった。両区における水稲の生育及び収量はほぼ同じであった。エダマメは堆肥施用区で生育が旺
盛だったが商品莢重割合が低下し、商品収量は無施用区のほうが優った。
(3)
有機質資材の投入に伴う温室効果ガス(亜酸化窒素)の発生量評価
亜酸化窒素の発生は降雨後、土壌水分が一定程度高まった(WFPS 45%以上)直後又は数日後に増加す
る傾向がみられた。窒素を等量施用した場合、N2O 発生量は化成肥料を施用した場合に多い傾向がみら
れた。また、土壌水分(WFPS)と地温が N2O 発生の制限要因になっていると考えられた。
[農薬安全対策推進事業費](食の安全環境部)
(1)地域特産作物農薬登録拡大
ア
作物と農薬の組合せによる農薬登録に係る試験
(ア)たらのきにおけるアセタミプリド水溶液の作物残留調査
たらのきにおけるアセタミプリド水溶剤の残留量を調査したところ、いずれも食品規格(残留農薬
基準値)以下であった。また、最終薬剤散布日からの経過日数にともない残留量の減衰がみられた。
(2)
ア
ドリフト低減新剤利用技術開発
剤型や散布方法による飛散低減効果及び防除効果の確認
(ア)
飛散低減効果の確認
微粒剤Fの散布区域外への飛散は確認されず、DL粉剤は 2.5m の飛散が認められた。散布区域内
での回収率は微粒剤Fで 1.0%、DL粉剤で 0.1%であり、より回収率の高い薬剤捕集方法が必要であ
る。
イ
無人ヘリ防除による農薬飛散低減効果及び防除効果の確認
(ア)莢付着量調査方法の検討
散布する液剤の量を増やした場合、莢への薬剤の付着量は増加した。莢表面へのエトフェンプ
ロックス付着量が調査可能であると考えられる。
(イ)現地ほ場での農薬付着量の調査
無人ヘリコプターによる防除では、下位の莢にも上位の莢と同等に薬剤が付着していた。
[やまがた食産業クラスター創造推進事業費] (農産加工開発部)
(1)県産米利用促進のための米粉生産・加工技術の開発
ア
県産米の特徴を生かす加工技術の開発
(ア)乾式製粉米粉を原料とした米粉パンの形質改善
デンプン損傷率の高い乾式製粉米粉で製パン製を改善できる(膨らみを増す)資材を検討し
たところ、検討した資材のなかでは卵(卵黄、全卵)で膨らみ改善効果が得られ、卵黄の成分
の作用(乳化性等)影響が大きいと見られた。
(イ)押し出し式製麺での米粉粒径の影響
米粉粒子の大きさが麺の品質に及ぼす影響を把握するため、篩にかけて粒径ごとに分けた
「はえぬき」米粉で、増粘多糖類(アルギン酸エステル)を添加する製法で製麺し比較したと
ころ、粒径が細かすぎると茹で溶け、べたつきが生じやすく、粒径が大きすぎると生麺の切れ
や麺のざらつきが生じるため、40μm~106μmの区分の粒径が適すると見られた。
(ウ)「里のゆき」の製粉方法が押し出し式製麺の品質に与える影響
「里のゆき」の麺で粒径や製粉方法を変えてべたつき等を改善できないか検討した。粒径別の
製麺特性は、40μm~150μm の粒径が食味、製麺作業性が良く、「はえぬき」と同程度かやや大きめ
の傾向であった。製粉方法では、べたつきの明らかな改善は見られなかったが、麺線の切れや、くっ
つきが少ない乾式気流製粉(150 メッシュ)区が最も適すると見られた。
(エ)地域食材(ウルイ、ヤマブドウ葉等)の米粉麺への配合
米粉製品の品質を改善し、特徴のある加工品にするため、地域食材の活用を検討したところ、
検討した資材の中ではウルイとヤマブドウ葉の毛じで、生麺の切れ防止、茹で溶け軽減や食感の
改善が見られたが、効果は弱く、さらに使い方や採取時期などについて検討が必要である。
イ
高収量性品種の加工適性の解明
(ア)施肥量の影響
a
施肥量の違う原料米での製粉特性
「はえぬき」は施肥条件によって原料米の性状は大きく変動せず、その製粉特性も処理区間で
大きな差は見られなかった。
b
施肥量の違う原料米での製パン特性
施肥量を上げて栽培した米でパン加工性への影響があるかを調査した。酵素処理製粉では多
肥の区でわずかに膨らみが悪く硬度が高かったが、乾式気流製粉では逆に多肥の区のパンが柔ら
かめで、施肥量の影響は明らかでなかった。
(イ)
a
米粉加工用としての品種特性調査
多収性品種の製粉特性
品種によって原料米の性状に違いが見られ、RVA 特性値は品種によりばらつきがみられた。酵素
処理製粉した場合の製粉特性には、品種間で大きな差は見られなかった。
b
多収性品種の製パン特性
県内で栽培可能な酒米や飼料用の多収性の品種について、米粉パン(グルテン添加)で加
工性を評価したところ、今回供試した品種はいずれも膨らみは「はえぬき」と同程度で、パン用と
して使用できると考えられた。食味の総合評価で唯一有意に低かった「べこごのみ」は、精玄米比
率と真精米歩合も低く、糠層の混合が食味に影響したものと考えられた。
c
胚乳粉質系統の製粉特性
胚乳粉質系統は、「はえぬき」と比べ真精米歩合が低いが精米歩合は高くなった。乾式・
気流製粉の場合の熱糊化特性については、胚乳粉質系統のものは最高粘度、最低粘度、最終粘度が
「はえぬき」と比べ低い値となり、ピークタイムもやや早い傾向が見られた。製粉特性は、胚乳粉
質系統は製粉速度が遅くなり、製粉の粒径は非常に小さくなったが、デンプン損傷率に大差は見ら
れなかった。
d
胚乳粉質系統の製パン特性
製粉しやすい粉質系統の品種について、米粉パン(グルテン添加)を試作し、加工性を評価
したところ、「北陸粉232号」、「奥羽粉412号」ともに「はえぬき」より膨らみが良好で、
食味も特に問題はなかったが、精米が困難で糠層が混入しやすいことが難点と考えられた。
(ウ)
a
粒厚別原料米の加工性調査
米粉製粉(乾式・気流製粉)特性の比較
篩下米は、粒厚が小さいほど精米歩合が高く、タンパク含量が高くなった。また、乾式・気流製
粉の場合、粒厚が小さいほど平均粒径やメジアン径が小さくなったが、デンプン損傷率については
区間に大きな差はみられなかった。全量区については、1.90mm 以上区と同程度の製粉品質を保持し
ていた。
b
製麺特性の比較(押し出し式米粉麺)
増粘多糖類(アルギン酸エステル)を添加した押し出し式米粉麺において、粒厚別原料米粉の加
工性を検討したところ、粒厚が小さいほど、色調が黄灰色みを帯び、品質が低下する傾向があった。
なお、全量区(篩かけなし)は今回の試験では最も粒厚の大きい区と品質に差が見られなかった。
ウ
小規模施設製粉における品質管理技術の確立
(ア)小規模施設における製粉方法の検討
a
原料米水分調整による米粉品質の改善
米粉はデンプン損傷が多いと吸水性が高すぎてパンの加工が困難な場合があるため、原料米の水
分量や製粉速度を調整し、製粉中にデンプン損傷と水分量を減らすことを検討したが、製粉速度を
下げて水分含量が少なくなるように製粉すると、デンプン損傷率が上昇するため、目的を達成でき
なかった。洗米による一般生菌数の減少は確認できた。
b
原料米浸漬時の酸・アルカリ処理による製粉への影響
湿式で米粉を製粉する際に、原料米浸漬を酸溶液(乳酸)やアルカリ溶液(重曹)で行い、米粉
品質に及ぼす影響を調査したところ、酸浸漬、アルカリ浸漬による湿式製粉は水浸漬に比べ菌数が
少ないなどの傾向が見られたが、アルカリ浸漬では熱糊化特性や粉の色調も変化(黄色)が認めら
れた。
c
原料米浸漬時の酸・アルカリ処理を行った米粉での製麺試験
原料米浸漬を乳酸や重曹溶液で行った米粉で、増粘多糖類(アルギン酸エステル)を添加した押
し出し式製麺への影響を調査したところ、アルカリ浸漬で麺の茹で溶けが改善され、中華麺のよう
な食味になった。酸処理は、茹で溶けが多く食味も不良であった。
d
洗米・無洗米処理の米粉麺への影響
原料米を無洗米処理をした場合の押し出し式製麺への影響を、洗米、無処理(精米のみ)と比較
したところ、無洗米処理により、米粉の生菌数が減り、米粉麺の白さがごくわずかに向上したが、
米粉麺の官能調査では洗米処理のみ有意に評価が高く、無洗米は精米のみと同等であった。
(イ)米粉の日持ち性検討
a
保存温度による米粉品質への影響
乾式気流粉砕機で製粉した米粉の保存温度が、菌数や糊化特性など米粉品質に与える影響を調査
したところ、適正な水分含量の米粉で防湿性の高い包装資材を使用し、遮光条件で保存した場合、
著しい水分含量低下や一般生菌数増加は認められなかったが、熱糊化特性への影響が認められた。
b
だんご及びパン加工への影響
保存温度を変えた米粉で、だんごと食パンに加工し、影響を調査したところ、製粉後 30 週まで
の比較であるが、だんごでは、35℃保存区で 15 週から食味の低下がみられた。また、食パンは米
粉の保存温度が高く、保存期間が長いほど膨らみが低下したが、食味官能試験では明らかな傾向は
認められなかった。
(2)ラズベリーやカシスを中心としたベリー類の加工利用技術の開発
ア
ベリー類の成分の特徴
県内産カシス及びラズベリーの成分(糖度・酸度等)は、市販されている輸入凍結果実と同程度で
あった。糖組成はブドウ糖と果糖が 6:4 程度で含まれ、酸組成は 9 割以上がクエン酸を占め、アント
シアニン含量及び ORAC 値は、カシス、ブルーベリー、ラズベリーの順で高かった。
イ
ベリー類の加工適性評価
(ア)カシスとラズベリーのフルーツソースにおける品種比較
フルーツソースにした場合、カシスは品種によって食味にやや違いはあるものの、どの品種でも
食味官能では評価に差はないが、ラズベリーは食味官能では品種によって色・香り・酸味等の評価
に違いがあり好ましい評価にはばらつきがあった。
(イ)カシスの未熟果混入がフルーツソース品質に及ぼす影響
食味官能による評価では「適熟のみ」の方が色と香りの点で評価は高かったが、わずかなマイナ
ス評価があるものの、未熟果を加工品へ活用することはできると考えられる。
[農林水産物食品加工利用技術開発事業費](農産加工開発部、土地利用型作物部、食の安全環境部)
(1)染色用高品質紅花加工技術及び食品用途栽培技術の確立
ア
染色用途の高品質加工技術の確立
(ア)黄色素洗い出し(中振り)程度が色や歩留まりに及ぼす影響
水浸漬による中振りは、その時間が長いほど黄色素が流出し、紅餅の色調は鮮やかになる傾向がみ
られ、また歩留まりへの影響は少ないと考えられた。
(イ)食酢等添加の影響
花ねせ前に食酢を添加することで、添加しないものと比べ紅餅の色調がやや赤みのあるものとなっ
た。食酢添加による pH の低下が、紅餅の色調や歩留まりに影響を及ぼしていることが推察された。
(ウ)花ねせの条件が紅花加工品質に及ぼす影響
花ねせの日数が長くなるにつれ歩留まりは低下し、3 日以降の紅餅の色調は低下した。また花ねせ
時の温度は、花ねせ中のカルタミンの合成反応に影響を与えることが推察された。
(エ)赤色素量の簡易推定法の検討
極性の異なる溶媒で紅花赤色素の抽出について検討したところ、純水、ヘキサン、アセトン(50、
100%)、エタノール(50、100%)、メタノール(50、100%)の中ではアセトン 50%が最も効率よ
く紅花赤色素を抽出できるものと考えられた。
イ
省力的・効率的な製造技術の開発
(ア)乾燥機の利用が紅花加工品の品質に及ぼす影響
乾燥機利用による紅餅の乾燥は、35~70℃程度の乾燥温度であれば天日乾燥と比べ色調が同程度の
紅餅を製造できた。乾燥機を利用することで天候に左右されない紅餅加工が可能であった。
(イ)加工工程での冷凍保存の検討
加工工程での冷凍保存による紅餅の色調や歩留まりへの影響はほとんど無く、冷凍しないものと同
程度の紅餅を製造できた。
ウ
農薬に依存しない紅花栽培法の確立
(ア)播種時期による生育及び耐病性への影響
越冬前播種を含めた播種時期(11/27、12/11、3/25、4/9、4/26、5/10)の違いが生育及び耐病性(炭
疽病)に及ぼす影響を検討した。その結果、出芽は播種が早いほど早くなり、出芽に要した日数は播
種が遅いほど短かった。出芽期は違ったものの、開花期は 3/25 播種までの 3 つの区で同時期となった。
4/9 播種以降の 3 つの区では、播種が早い区ほど開花期が早くなった。全長、主茎長は 3/25、4/9 播
種の区が長く、5/10 播種の区が最も短くなった。なお、炭疽病の発生が見られなかったため、耐病性
の評価はできなかった。
(イ)中耕培土による除草・倒伏防止効果と病害への影響
中耕培土による除草・倒伏防止効果について検討した。その結果、中耕培土の実施時期(紅花の草
丈が 25cm)には雑草の生育量が大きく、中耕培土だけでは十分な除草効果は得られなかった。また、
無培土区に比べ、倒伏防止効果は見られたが、草丈に大きな差は見られなかった。
(ウ)温湯浸漬等の熱処理による炭疽病防除技術の開発
紅花種子に 60℃の温湯浸漬処理(10 分~20 分)をおこなったところ、露地栽培由来の種子ではいず
れの処理条件でも発芽率が有意に低下したが、ハウス栽培由来の場合、17 分以下の処理時間であれば
発芽率は無処理と同等であった。供試種子間で種子の発芽率低下の差がみられた。
エ
ベニバナ花弁収穫機開発
試作した角状ゴムロール式のベニバナ花弁収穫機は、収穫した花弁の長さが手摘みと同程度(20mm
程度)で夾雑物の混入もなく、実用性は高いものと考えられた。しかし、作業能率は手摘みと同程度
であり、「ベニバナのトゲが手に刺さる」「指先に疲労が残る」などの問題は解決されたものの、本来
の目的である作業能率の向上は実現できなかった。
(2)特産野菜の新規保鮮流通技術の開発
ア
加熱えだまめの安定流通技術の検索
(ア)
a
加熱処理条件および流通形態の検討
ゆで時間と保存条件の違いによる加熱えだまめへの影響
湯あがり娘のゆでえだまめ 4℃保存では 4~7 日程度は、莢色、硬度、生菌数に大きな変化はなく、
冷蔵流通可能と考えられるが、糖含量は減少する傾向だった。雪音は 4℃保存 5 日で莢色、硬度、
糖度が低下した。
b
加熱方法の違いによる加熱えだまめへの影響(秘伝)
秘伝のゆでえだまめ 4℃保存では 7 日程度は、莢色、硬度、生菌数に大きな変化はなく、冷蔵流
通可能と考えられるが、糖含量は減少する傾向だった。70℃や 60℃の蒸し加熱では、沸騰水茹で加
熱や 100℃蒸し加熱と比較して糖含量が高い傾向であった。
c
加熱方法の違いによる加熱えだまめへの影響(茶豆系)
茶豆品種では、70℃蒸し加熱や 80℃茹で加熱で沸騰水茹で加熱や 100℃蒸し加熱と比較して
糖含量が高くなる傾向であったが、冷蔵保存により低下する傾向がみられた。また、保存中の莢色
の変化が、沸騰水茹で加熱や 100℃蒸し加熱と比較して大きかった。
d
ソフトスチーム処理による加熱えだまめへの影響
本試験での温度、時間によるソフトスチーム処理では、えだまめの品質(色調、子実硬度、糖含
量)への大きな影響は見られなかった。
(イ)
副資材利用の検討
a
日持ち向上剤利用による加熱えだまめへの影響
ゆでえだまめに日持ち向上剤を利用した場合、4℃保存では生菌数に保存日数に伴う差はあまり見ら
れなかったが、10℃保存では使用する剤によって、無処理より菌数が抑えられ、保存日数に伴い、菌
数に差が出てくる可能性が示唆された。剤の使用による外観への影響は少ないが、使用する剤によっ
ては、若干、味や香りに影響がみられた。
イ
皮むきさといもの保鮮流通技術の検索
(ア)
流通形態の違いが食味に及ぼす影響の検討
a
前処理および包装形態の違いによる皮むきさといも品質への影響
「土垂」、「つるり」における皮むきさといもの流通にあたって、真空包装でも 4℃保存であれば、
保存 5 日後までは土芋での保存のものと同程度の食味・食感を保持することができ、水煮後の硬さは
10 日後も土芋のままと同程度であったが、「土垂」と「つるり」では保存に伴う食味・食感の変化が
異なると考えられた。
(イ)
品質保持方法の検討
a
前処理方法の違いによる皮むきさといもの微生物への影響
次亜塩素酸ナトリウム 300ppm×15 分後、水洗いしアスコルビン酸 1%とクエン酸 0.5%の混合液に
浸漬し、水を切って真空包装することにより、4℃の条件下では保存 10 日後も市販のものと同程度の
菌数を保持できた。また、10℃の条件下では、保存 5 日後までは市販のものと同程度の菌数を保持で
きたが、10 日後では市販のものと比べ菌数が多くなったため、保存温度を 4℃とすることで、より確
実な衛生管理を行えることが確認された。
(3)
県産果実の簡易乾燥及び利用技術の開発
ア
乾燥方法による果実乾燥品の品質調査
(ア)
乾燥温度の違いによる果実乾燥への影響
色調の良い乾燥品を作るためには、りんごでは 40℃、柿では 50℃で、70℃乾燥するのが良い。
また、ラ・フランスに関しては、70℃で乾燥した方が明るい色調であった。
(イ)
ラ・フランス乾燥品の保存中の変化
ラ・フランス乾燥品が保存中に褐変しないためには、歩留まりが 20%以下、水分含量 20%程度、
水分活性 0.6 以下になるまで十分に乾燥させる必要があった。また、包装資材には、酸素透過度の
低い包装資材を用い、脱酸素材を封入して保存中の酸化を防止する包装条件が効果的であった。
(ウ)
a
乾燥前処理がラ・フランス乾燥品品質に与える影響
酸化防止剤浸漬処理がラ・フランス乾燥品色調に与える影響
(a)L-アスコルビン酸ナトリウム処理が乾燥品色調に与える影響
浸漬処理による乾燥前の作業中の褐変防止に効果がみられ、0.1%溶液浸漬した乾燥品では、乾
燥後も無処理と比べ褐変が少なかった。しかし、0.5~1.0%溶液は乾燥品に褐変がみられ、乾燥
中にアスコルビン酸が酸性・加熱条件下で分解又は酸化されて、フルフラール等の褐色が生成さ
れ、褐変した可能性が考えられた。
(b)亜硫酸ナトリウム処理が色調及び食味に及ぼす影響
亜硫酸ナトリウム溶液浸漬処理により、ラ・フランス乾燥品の外観が向上し、食味に大きな差
はなかった。浸漬する溶液の浸漬時間によって、亜硫酸ナトリウムの効果には違いがみられ、10
秒間浸漬では 0.5%~1.0%、5 分浸漬では 0.1%~1.0%の濃度が必要と考えられた。
(c)亜硫酸ナトリウム浸漬処理した乾燥品の保存性の検討
乾燥品の保存中の褐変を防ぐには、0.2%~1.0%の亜硫酸ナトリウム溶液に浸漬させ、酸素透過
度の低い包装資材に脱酸素剤と共に封入するのが望ましい。
b
糖浸透処理が果実乾燥品色調及び食感に与える影響
ソルビトール浸漬では色調の評価が高くなった。食味官能試験では、ソルビトールは乾燥品の食
感を柔らかくする効果がみられ、外観及び食感のべたつきは、ソルビトールとトレハロースでグラ
ニュー糖よりも軽減された。
イ
柿渋の粉末調整技術及び用途の検討
(ア)摘果柿の粉末化の検討
a
摘果柿の粉末化の検討及びポリフェノール含量
粉末化には、糖度の低い 8 月の摘果果実が粉砕しやすく、吸湿後も少なく、粉末中のタンニン含
量が多かった。粉末中のタンニン含量は、溶液浸漬により減少したため、無処理で乾燥するのが望
ましいと考えられた。
b
摘果柿粉末の利用法の検討
8 月の摘果柿粉末をそば粉にタンニン換算で 0.1%添加すると、そばのこしが強くなり食味が向上
し、摘果柿液と同様の効果が得られた。8 月摘果粉末 0.2%や 0.5%添加及び 9 月や 11 月粉末 0.1%添
加は、柿粉末の香りとざらつきが食味を低下させた。
[発生予察事業費](食の安全環境部)
(1)アカスジカスミカメの発生推移
平成 22 年に東置賜郡川西町の水田 7 筆において、アカスジカスミカメのフェロモントラップ誘殺数
調査と、水田周辺のすくい取り調査を行ったところ、アカスジカスミカメは年 4 回発生しており、そ
の確認地点率はアカヒゲホソミドリカスミカメとほぼ同等で、平均すくい取り虫数はこれと比べてや
や多い傾向がみられた。
(2)ウコンノメイガ合成性フェロモントラップの設置場所の検討
ウコンノメイガが少発生の条件下で、ダイズほ場中央部と周縁部に本種の合成性フェロモントラッ
プを設置しその発生消長を調査したところ、本種の誘殺数は非常に少なく、設置場所による差は判然
としなかった。
[有機農業推進事業費](食の安全環境部)
(1)山形県における水稲有機栽培技術の確立
ア
水稲有機栽培技術の科学的評価
機械除草による長期有機栽培ほ場でノビエの埋土種子が少ないが、6 月下旬以降のコナギ対策の必
要。カブトエビ多発生のほ場では埋土種子量が少ない傾向がみられ、コナギ及び他一年生広葉につい
ては抑草効果が高いことが示唆された。一年生広葉雑草は埋土種子量に対して、雑草害が小さい。
[試験研究受託事業費](土地利用型作物部、食の安全環境部)
(1)新除草剤及び植物調節剤に関する試験
ア
水稲関係
一発処理剤 14、初期剤 1、直播除草剤 5 剤について適用性の検討を行い、12 剤については実用性あ
りと評価した。
イ
畑作関係
大豆雑草除草剤 3 剤について適用性試験を行った。各剤ともに除草効果は高く、薬害も見られなか
ったので実用性ありと評価した。
(2)新農薬の効果と使用法試験(食の安全環境部)
ア 殺菌剤
今回供試した薬剤はいずれもその効果が認められたことから、実用性があると判定した。薬剤番号
301 および 606 では苗が黄化する薬害が確認されたが、移植後の生育に問題はみられなかった。
イ 殺虫剤
イネミズゾウムシ対象の 3 剤、フタオビコヤガ対象の 4 剤、カメムシ類対象の 2 剤のうち 1 剤は、
いずれもその効果が認められたことから実用性があるもしくは高いと判定した。
(3)新肥料及び新資材に関する試験(食の安全環境部)
ア
水稲・麦栽培における P、K 減肥基準策定のための連絡試験
(ア)カリ減肥による水稲生育、収量、品質および土壌カリ含量への影響評価
低 K 圃の K0 区で㎡籾数の増加、中 K 圃、高 K 圃では K0 区で若干の収量の低下が見られた。また、
すべての試験圃において、H21 と同様に、K3 区は慣行区と同等の生育、収量、品質であった。
(イ)三要素試験
K0 区は、慣行区と比較して、H21、H22 ともに平年と同様に収量が減少し、1 穂籾数、精玄米粒数
歩合、千粒重が減少した。また、高温年次であった H22 は、著しく整粒歩合が低下した。K0 区では、
慣行区と比較して、H21、H22 ともに稲体カリウム濃度、カリウム吸収量が低く推移した。
イ
土壌診断・資材の特性評価に基づく適正施肥技術の確立
オガクズ牛ふん堆肥を 2 年連用した畑においてエダマメのリン酸及びカリの吸収量が、同成分を減
肥した区で標肥区より上回った。各堆肥区の生育、収量及び各成分の吸収量から、汚泥肥料を除く各
堆肥連用区(連用 4~8 年)について無施肥での栽培が可能であると認められた。
ウ
つや姫特栽一発 280(側条施肥)の効果
つや姫特栽一発 280 を用いた側条施肥栽培試験区(施肥量:0.45kgN/a)は、対照区より初期生育が
やや劣り穂数が少なかったが、指標値並みの穂数、籾数、収量(57.9kg/a;指標値対比 101)となり、
品質は検査等級1等、玄米中粗タンパク質含有率は指標値より低くなった。
エ
つや姫専用基肥一発肥料(全層施肥)
普通栽培用のつや姫専用基肥一発肥料(仮称)を 0.45kgN/a 基肥として施用することで、概ね指標
値並みの生育で経過し、指標値並みの収量(62.6kg/a;指標値対比 110)、検査等級1等となった。た
だし、玄米中粗タンパク質含有率は対照区や指標値よりやや高い 7.2%であった。
オ
つや姫専用基肥一発 553(全層施肥)の効果
普通栽培用のつや姫専用基肥一発 553 を 0.45kgN/a 基肥として施用することで、対照区並みの生育
で経過し、指標値以上の収量(64.1kg/a;指標値対比 112)となり、品質は検査等級1等であった。
玄米中粗タンパク質含有率は対照区や指標値よりやや高い 7.1%であった。
カ
ニューフレーバーペーストの効果
鶏ふんを組み合わせたニューフレーバーペーストを用いた側条施肥による「つや姫」の特別栽培は、
初期生育が対照区よりやや劣り穂数が少なかったが、指標値並みの収量(59.4kg/a;指標値対比 104)
となり、品質は検査等級1等、玄米中粗タンパク質含有率は指標値より低くなった。
キ
アグリ革命細粒
稲わら分解促進資材「アグリ革命」を表層施用した場合、稲わら分解率が高まった。
(4)過熱水蒸気を利用した水稲種子の高能率消毒技術の開発(食の安全環境部)
ア
過熱水蒸気種子消毒試作機のいもち病およびばか苗病に対する防除効果の検証
基礎試験装置および試作機による水稲種子の過熱水蒸気処理は、特定の処理条件にて発芽率が低
下することなく、温湯浸法と同等のいもち病菌およびばか苗病菌に対する殺菌効果がみとめられた。
また、温湯処理が不適とされるもち品種の発芽率低下は見られなかった。
イ
乾熱空気種子基礎試験装置のいもち病およびばか苗病に対する防除効果の検証
基礎試験装置を用いた水稲種子の乾熱空気処理は、今回検討したいずれの処理条件においても、
発芽率が低下することなく、いもち病菌およびばか苗病菌に対して温湯浸法と同等の殺菌効果がみ
とめられた。
(5)稲民間育種品種の評価試験
民間育成系統 PR34,PR35 の本県における栽培特性をコシヒカリと比較した。両系統ともコシヒカリよ
りも短稈で、出穂期、成熟期ともやや早かった。食味評価はほぼ並であったが、品質はやや劣り、収量
は並み~劣った。
[原々種・原種生産事業費](土地利用型作物部)
(1)水稲
ア
生産実績と配布量
(ア)原々種
品種名
はえぬき
あきたこまち
ひとめぼれ
つや姫
山形 95 号
山形 100 号
でわのもち
合 計
作付面積(a)
8.3
4.8
4.8
9.6
4.9
4.9
10.1
47.4
生産実績(kg)
260
150
213
400
100
100
180
1,403
備
考
生産実績
(kg)
13,880
配布量(kg)
内陸
庄内
7,020
6,380
220
1,040
920
2,300
1,200
360
20
1,100
900
40
(イ)原種
品種名
はえぬき
ササニシキ
あきたこまち
ひとめぼれ
コシヒカリ
里のゆき
つや姫
山形 95 号
作付面積(a)
場内
委託
105.0
275
33.0
30
70
40
1,120
3,660
1,540
30
1,100
備
考
貯蔵原原種で対応
貯蔵原種で対応
一部貯蔵原種で対応
原原種で対応
山形 100 号
出羽燦々
美山錦
出羽の里
ヒメノモチ
でわのもち
こゆきもち
合 計
40 原原種で対応
100 貯蔵原原種で対応
60 貯蔵原原種で対応
4.8
25.9
120
700
10
640
15.8
184.5
140
23,180
80
12,650
100 原原種で対応
445
10,460
イ 原種生産委託先
真室川町 30a、川西町 90a、白鷹町 120a、庄内町 90a、鶴岡市 45a、遊佐町 70a
ウ 配布先
内陸
山形県産米改良協会
庄内
山形県庄内米改良協会
※つや姫の原々種・原種生産は、「つや姫ブランド化戦略推進事業」で実施。
(2)大豆
ア
生産実績と配布量
(ア)原々種
品種名
タチユタカ
リュウホウ
すずかおり
里のほほえみ
合 計
作付面積(a)
20.0
30.0
5.0
20.0
75.0
生産実績(kg)
18
60
55
36
169
作付面積(a)
委託のみ
35
100
生産実績
(kg)
480
0
備
考
水田農試で生産
(イ)原種
品種名
タチユタカ
リュウホウ
すずかおり
里のほほえみ
合 計
40
175
800
1,280
配布量(kg)
備 考
内陸
庄内
200
0 1500kg 委託、不合格のため 0kg
40
原原種で対応
800
200kg 買い増し
1,040
0
イ 原種生産委託先
川西町 40a、白鷹町 35a、酒田市 100a
ウ 配布先
内陸
山形県産米改良協会
庄内
山形県庄内米改良協会
2
園芸試験場
[地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費](バイオ育種科)
(1)第4期山形県りんごオリジナル優良品種の開発
ア
交雑による新品種の育成
育種目標にしたがい3組合せの交雑を行い、獲得した種子1,012個を播種・養成中である。また、
新たに2系統61個体を選抜ほ場に定植した。本年度結実した91個体について果実調査を行い、8系統9
7個体を淘汰した。前年度までに一次選抜候補系統とした3系統については継続検討することとし、本
年度新たに1系統を一次選抜候補系統として追加した。
イ
選抜系統の特性
斑点落葉病に対する抵抗性は「ファーストレディ」「秋陽」とも、「つがる」と同等程度の抵
抗性を有すると考えられた。
ウ
効率的選抜法に関する試験
場内定植の32品種と実生41系統について、果肉褐変度について調査した。「ファーストレディ」
「シナノゴールド」が比較的果肉褐変度は少なかった。
また、場内定植の15品種と実生5系統について、収穫後の日持ち性について調査した。日持ち
性は果肉硬度との関係が高く、「シナノゴールド」「A72-17」で優れていた。
[オリジナル新品種開発事業費](バイオ育種科)
(1)おうとう新品種の開発
ア
交雑による新品種の育成
早生、大玉、自家和合性などの形質を持つ優良品種の育成等を主目的に7組合せの交雑を実施した。
交 雑実 生の 果実品 質調 査など から 、昨 年度ま でに 一次選 抜し た4 系統の うち 2系統 (C-195-17、
C-195-50)を2次選抜し、次年度より山園 C11 号、山園 C12 号として奨励品種決定調査に供試する予定
である。おうとう第2回系統適応性検定試験に供試中の山形 C3 号は食味淡泊ながらも果皮色黄色で、
観光・直売等では「佐藤錦」と同時期の有利点を活かし、品種登録に向けて継続検討する。
イ
効率的選抜法に関する試験
「紅きらり」の生理落果性は「レーニア」に由来する遺伝形質である可能性が示唆された。樹脂細菌
病の枝幹での感受性は品種間差異があり、低感受性は遺伝することが示唆された。
ウ
台木育成試験
強勢台木として選抜した台木系統 R-51-5 の挿し木発根性はアオバザクラより劣り、コルトとの比較で
は緑枝挿しでは発根率、発根良とも優れ、休眠枝挿しでは発根率では劣るが、発根量は優れていた。ま
た、R-51-5 の品種識別マーカーの遺伝子型を決定した。
(2)第6期山形県西洋なしオリジナル優良品種の開発
ア
交雑による新品種の育成
育種目標にしたがい3組合わせの交雑を行い、獲得した種子 467 個を播種・養成中である。昨年度一
次選抜した1系統は収穫期および既存品種との優位性を探るため継続調査することとし、一次選抜候補
系統として選抜していた5系統のうち、品質が劣った2系統を中止とした。
(3)食用ぎくの品種開発
ア
重イオンビームによる変異個体の作出
「寿」、「黄もって」3系統、「金作」、「越天楽」由来変異系統の花弁切片に重イオンビームを照射して変異誘発
し、2011 年 2 月 9 日までに再生シュート 37 本を得た。
イ 変異系統の特性調査および選抜
平成 18 年度に「越天楽」に重イオンビームを照射による変異誘発処理を行なって得られた 6 系統から、10 月
中心に開花する 2 系統と、「越天楽」より収穫始期が早く、食味の良い 1 系統の計 3 系統を選抜した。
[バイオテクノロジー実用化事業費](バイオ育種科)
(1)県ブランド維持のための県オリジナル品種のDNA品種識別技術の開発
ア
りんどうの品種識別技術の開発
64種類のランダムプライマーから山園G8,10,11号の種子純度検定に用いるDNAマーカーを検索し、再現
性の高い明確なマーカーを選抜した。これらを用いることでF1種子純度検定が可能である。
(2)特産園芸作物の原種苗供給
ア
特産果樹原母樹の維持・供給
おうとう「紅きらり」「紅ゆたか」、りんご「ファーストレディ」の原木および高接ぎ樹について
主要ウイルス検定を行った結果、いずれのウイルスも検出されなかった。
おうとう「紅きらり」穂木 80 本、「紅ゆたか」100 本、りんご「ファーストレディ」615 本を許諾
先であるJA全農山形へ苗木増殖用の穂木として供給した。
イ
特産野菜花き原種苗の維持・供給
いちご「おとめ心」、食用ぎく「越天楽」「寿」「もってのほか」について主要ウイルスおよび主
要ウイロイド検定を行った結果、いずれのウイルスおよびウイロイドも検出されなかった。いちご「お
とめ心」130 株、食用ぎく「越天楽」100 株、「寿」88 株を原種苗としてJA全農山形へ供給した。
(3)地域遺伝資源「食用ぎく」における系統識別技術と優良系統の開発
ア
食用ぎくの遺伝資源の収集と形質調査
園試保存食用ぎく53品種・系統の形態調査を行った結果、形態的に類似している系統がふくま
れていた。
イ
変異系統識別マーカーの開発
「寿」とその培養変異系統である「越天楽」の違いを検出するためのレトロトランスポゾン配列を
利用した PCR を行ったが、両者の間に多型を検出できなかった。
SSR マーカーによって識別できなかったもってのほか系統について、レトロトランスポゾン配列の
プライマーと改変ランダムプライマーを用いることで DNA 多型が検出でき、系統識別することができ
た。
(4)果実が大きくなる機能解明のための大果変異セイヨウナシのゲノム解析
ア
連鎖解析等による原因遺伝子の単離
早期開花性 F1 個体への交雑により、大果変異系統の後代種子を 68 粒獲得した。早期開花性遺伝子を
有する大果変異系統後代(3個体)は開花に至らず、大果形質の遺伝を確認できなかった。
大果変異の原因遺伝子の連鎖解析を行うため、早期開花性 F1 個体と大果変異系統のそれぞれに特異
的な SSR マーカーおよび AFLP マーカーを 777 種類同定した。
イ
各変異系統のゲノム領域の解析
大果変異系統(上山B)の各組織・器官の倍数性は、これまでに調査した大果変異系統(上山A、大江
D)と同様に果肉や果心、果柄特異的であった。大果変異系統(朝日C、南陽E1・E3)の葉は、2C・
4Cのゲノム量を持つ細胞から構成されており、キメラの可能性がある。
[園芸作物基盤技術開発事業費](バイオ育種科)
(5)農産物の機能性を高める栽培技術の開発と品種育成
ア
さといもの機能性成分等を高める栽培技術の開発と有望系統の作出
(ア) さといも有望系統の作出
さといも塊茎の水溶性抽出物の粘度が高いほど多糖類含量が多く、その相関は高いことから、塊茎の水
溶性抽出物の粘度を指標として、多糖類含量の多い系統を選抜することが可能と考えられた。エックス線お
よび重イオンビームにより変異を誘発したさといも「土垂」から、収量および粘度が高い9個体を選抜した。
[分野融合・萌芽研究推進事業費](バイオ育種科)
(3)おうとう病害抵抗性品種の早期選抜技術の開発
ア
樹脂細菌病低感受性遺伝子の連鎖解析
交雑実生集団 C214 の両親である山形 C6 号と「レーニア」間で、SSR 解析により 37 マーカー、RAPD
解析により3マーカーの連鎖解析マーカーを見出した。樹脂細菌病低感受性個体の識別に有効な SSR
マーカーEPDCU3083 と RAPD マーカーOPG13-1.2Kb を見出した。
イ
交雑による分離集団の作出
「紅さやか」は樹脂細菌病に対して低感受性を、
「サピキサ」は罹病性を示し、その後代実生 196 個
体を保有している。新規樹脂細菌病抵抗性分離集団の親品種である「紅さやか」と「サピキサ」間で、
SSR 解析により 43 マーカーの連鎖解析マーカーを見出し、この中には山形 C6 号と「レーニア」間で
有望視された EPDCU3083 マーカーも含まれた。OPG13-1.2Kb の多型は検出できなかった。
[地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費](果樹研究科)
(2)地球温暖化に対応した果樹・野菜・牧草・林木の適応性調査
ア
果樹・材木の栽培試験
(ア)新規果樹の探索試験
香酸かんきつと甘がきの生育は、今年度春に定植し、何れの品種も概ね順調であった。
(イ)モモの基本調査
国内育成品種「あまとう 2 号」は小玉で「あかつき」よりも食味が劣り、「ふくよか美人」は無袋
栽培では年によって果面のひび割れ・荒れが多く発生し、外観が劣ることから調査終了、他の品種に
ついては、継続検討とした。
(ウ)スモモの基本調査
(独)農研機構果樹研究所で育成した「筑波6号」と「筑波7号」は、今年度春に定植し、順調に
生育している。国内育成品種の5品種は、結実 2 年目または 3 年目であり、検討年次が少ないため継
続検討する。
(3)細霧発生装置の利用によるおうとうの安定生産技術の開発
ア
雨除け施設における温度下降効果の検証
高さ 4.5m の雨除け施設では、細霧を 250~500L/hr・10a 程度噴霧すると、高さ 4m で 2℃程度の温
度下降効果が見られた。雨除け施設において、施設内の温度を下降させるには、樹体上部から細霧を
噴霧することが効果的であった。
イ
細霧による防霜効果の検証
凍結による防止効果は、1 分以上の間断で細霧噴霧 773L/hr・10a 以下の水量では十分な効果が得ら
れず、特に地上高 1.5m では効果がみられなかった。そのため、気温が 0℃以上になるまで継続し細霧
処理が必要であった。
[オリジナル新品種開発事業費](果樹研究科)
(1)
ア
園芸作物の奨励品種決定調査
果樹基本調査
(ア)りんごの基本調査
「秋陽」は、JM1 および JM7を使用したわい化栽培(10a当たり 66 本植え、5×3m植え)では、定植
7 年目に 10a 当たり 5t程度の収量が得られた。しかし、JM1 および JM7 では野そ害等による樹勢の衰弱
が懸念された。
「ファーストレディ」のわい性台木を利用した早期成園化技術では、2008 年定植樹の定植3年目は、
樹高、樹幅、幹周はマルバカイドウ、JM2、JM7 の順に大きく、JM2 の新梢生育は旺盛であった。2010 年
定植樹は、各台木とも順調な生育であった。
(イ)ぶどうの基本調査
a
ぶどう系統適応性検定調査
系統適応性検定調査では、植え付け後の生育は、各系統とも順調であった。べと病の発生は「安
芸津 28 号」が最も少なく、「安芸津 30 号」が最も多かった。各系統とも植付け初年目であり、結
実はみられなかった。
b
ぶどうの品種に関する調査
国内育成品種では、「ベニバラード」は渋味が残り食味が悪いため、本県における適応性は低か
った。その他の品種は、検討年次が短いため調査を継続する。
c
「シャインマスカット」のホルムクロルフェニュロン花穂処理の検討
展葉6~8枚時の花穂処理は、開花始期の子房が大きく、また 2ppm 処理ではで花穂長も有意に
大きかった。着粒密度はメピコートクロリド液剤散布の有無にかかわらず、高い傾向がみられ、展
葉6~8枚時の処理が花穂充実に効果があった。花穂処理で果粒を肥大させる場合は、メピコート
クロリド液剤散布を併用することが必要であった。
d 「シャインマスカット」の果実袋の検討
果実袋内の温度は午前6時~午前8時 30 分ごろまで外気温より低く経過し、それ以外の時間帯
は外気温より高く経過した。袋の種類では、緑色袋で袋内の温度が最も高く経過した。
‘シャインマスカット’に対し青色袋もしくは緑色袋を被袋することで、果皮色が黄色になり、
青色袋、緑色袋では、白色袋に比べ糖度が上昇する時期が遅かった。
e
「クイーンニーナ」の着色促進技術の検討
満開 33~40 日後に環状剥皮処理を行うことで、着色が促進された。処理による着色以外の果実
品質への影響は判然としなかったが、新梢の登熟は、満開 47 日後区が登熟率はやや低く、この時
期の処理は適さないと考えられた。
(ウ)西洋なしの基本調査
「メロウリッチ」の適正着果量は、1果に対する頂芽数では4~8頂芽の間に差がなかった。
(エ)輸入花粉に関する試験
a
おうとうの輸入花粉に関する試験
米国産花粉は、発芽率が 30%程度あり、
「佐藤錦」との親和性も高かったため、実用性が高かった。
中国産花粉は、花粉発芽率は高かったが、
「佐藤錦」との親和性が低く、実用性が低かった。順化終了
から 3 日程度保存する場合、シリカゲルを使用せず冷蔵保存するのが良かった。また、20℃で保存し
た場合、石松子混合の有無は花粉発芽率に影響しなかった。
b
りんごの輸入花粉に関する試験
中国産花粉の花粉発芽率は 50%以上であり、
「ふじ」との親和性も高かく、実用性は高かった。順
化した輸入花粉は、シリカゲルなしで 5℃に置くと、順化終了から 5 日程度保存することができた。
また、順化処理せずにシリカゲルなしで 5℃に置いた輸入花粉は、開封翌日から人工受粉に用いるこ
とができ、開封後 7 日程度保存可能であった。
c
すももの輸入花粉に関する試験
輸入花粉の種類によっては「貴陽」への結実効果が認められた。しかし、これまでの成果として
「貴陽」の受粉樹に適しているとされた、「ハリウッド」や「エレファントハート」より花粉発芽率
や結実率は低く、花粉の品種が不明であるため、現時点では実用性は低いと考えられた。
イ
りんご系統適応性検定試験
(ア)りんご系統適応性検定試験
(独)果樹研究所リンゴ研究拠点育成系統の「盛岡 65 号」は、食味はやや良好であるが、着色がやや少
なく外観がやや不良であり、また収量もやや少なく、本県における適応性は低いと考えられるため中止
とした。
(イ)国内育成品種比較試験
「夢つがる」は早生種としては着色、食味が優れていたことから、本県において有望であるとした。
また、
「シナノドルチェ」
「出羽ふじ」
「秋映」
「秋星」
「秋田紅あかり」は本県における特性が明らかとな
ったため調査終了とした。極早生「あおり16」の品質が優れていたが、収穫期や貯蔵性、外観、品質
等について継続検討とした。
受粉樹に適したクラブリンゴの検討を行い定植 4 年目において、
「Snowdrift Crab」は「ふじ」の開花
期とほぼ同時期であり、また「Ormiston Roy Crab」は開花が 2 日早いが開花期間が長かった。また、開
花量や生育に問題がみられないことから、2品種ともに受粉専用品種として期待できると考えられた。
[園芸作物基盤技術開発事業費](果樹研究科)
(1)ぶどう「シャインマスカット」の産地化推進技術の開発
ア
樹勢安定化技術の開発
(ア)肥培管理技術の開発
現地の定植6年目の樹幹面積は、長梢剪定園では目標まで樹冠が拡大しなかったが、短梢剪定園では
目標以上に樹冠が拡大し、収量は 1800kg 以上であった。
現地試験ほ場6園地の 10a当たりの施肥窒素量は、10a当たり 4.0~5.0kg であった。果実品質は、
結実3年目以降良好で、短梢剪定では長梢剪定に比べ果粒重がやや大きくなる傾向がみられた。
(イ)花穂の形態異常に関する調査
花穂先端の形態異常の発生は年により差があり、多い年では 80%以上の花穂が異常な場合がみられ、
第1花穂に比べ、第2花穂で異常程度「2」の発生割合が多い傾向であった。
短梢剪定樹では短梢母枝第1芽で少なく、仕立て方ではI型で発生が少ない傾向であった。新梢生育
や樹勢との関係は判然としなかったが、昨年、今年とも日当たりが良く、樹体の温度が上昇しやすい樹
冠の外周部で形態異常の発生が多い傾向であった。
イ
短梢剪定による省力栽培体系の確立
(ア)仕立て法の違いが生育に及ぼす影響
短梢剪定では定植6年目で樹形が完成し、収量はI型で 1360kg、H型で 1500kg、WH型で 1490kg で
あった。新梢管理、果房管理(袋がけ・収穫・調整を除く)、整枝剪定にかかる 1000 房当たりの作業時
間は、X型区に比べ、I型区では 79%、H型区とWH型区では 78%と、短梢剪定では、20%程度の作業
時間の短縮が図られた。
(イ)摘心処理の省力化に関する研究
摘心処理は、展葉 10~11 枚期(開花前)に実施すると着粒を促進し、満開 21 日後では果粒肥大を促
進した。摘心処理を展葉 10~11 枚期および満開 21 日後の2回処理では着粒数が増加し、果粒重が大き
くなり、省力化には結びつかないが、品質を向上する処理として有効であった。
(ウ)果房管理の省力化に関する研究
摘粒の仕上げ時期は、GA処理1回目の7日後に実施した方が、作業に要する時間が短く、果粒重が
大きくなった。
(2)低樹高・新型雨よけ施設によるおうとうの軽労安定生産技術の開発
ア
新型雨よけ施設の開発
丸屋根型低施設高ハウス(棟高 4m)は、施設内が高温になりやすく、被覆期間中屋根部を開放すること
により、高さ 3m では 2℃程度温度が低下した。果実品質は、屋根部開放により圧縮強度が高く、ウルミ果
の発生割合や程度は少なく、被覆期間中の施設内温度や熟度が影響していると推察された。
イ
基幹品種の低樹高仕立ての開発及び受粉樹のコンパクト樹形開発
基幹品種「佐藤錦」
「紅秀峰」は、定植 4 年目(6 年生樹)でトレリス形が花束状短果枝の着生が良好で、
早期収量性が高かった。受粉樹の仕立て方では、花束状短果枝数は定植 2 年目が棒状、定植 3 年目がほう
き状、定植 4 年目が主幹形で多くなるため、早期に花芽着生を確保するには棒状仕立ておよびほうき状仕
立てが適した。
ウ
早期被覆による樹体生理等への影響解明と根域管理技術の確立
(ア)早期被覆が施設内環境、結実、果実品質に及ぼす影響
低棟高(棟高 4m)施設の被覆下では、防霜ロックの開口程度を 1/3 にして燃焼すると、地上高 3.5
mで 3℃前後、1.5mで 2℃前後の昇温効果を得られた。同様に雨除け(6.0m)施設でも防霜ロックの開
口程度を 1/3 にして燃焼すると、地上高 5.0m で 2~4℃、1.5~3.5m で 2℃前後の昇温効果を得られた。
開花期の気温は早期被覆によって高く経過し、結実率も高まった。早期被覆栽培の果実品質は、慣行の
被覆栽培と差がなかった。
(3)おいしいさくらんぼをどこにでも送れる損傷ゼロパッケージ技術の開発
ア
サクランボに適した鮮度保持効果の高い低コスト新パッケージの開発
(ア)新パッケージの鮮度保持効果・荷傷み防止効果の検討
ホールトレーに果梗を入れる軸穴を設けると振動による果実の損傷が軽減され、43 穴のホールトレー
は 38 穴のホールトレーより果実の損傷が少なかった。一体型のプラスチック外装は、分離型および現行
型よりも果実の損傷が少なかった。
一体型と分離型は、現行型より腐敗果の発生が少なく、果皮の光沢が劣化する果実は多い傾向にあっ
たが、容器の違いによる大きな差はなかった。一方、MA フィルムでの二重包装は、果実の日持ち性を向
上させる傾向がみられた。
(イ)輸出におけるパッケージの検証
山形から福岡まで宅配便で輸送する場合、一体型は、軸穴からの抜け程度が現行型より少ない傾向で
あり、果実のホールド性は現行型よりやや高かった。しかし、果実の乱れがホールトレーの中央部でみ
ら改善が必要であった。分離型は、軸穴からの抜けの発生が多いことから、現行型より果実のホールド
性は劣ると推察された。
イ
新パッケージの実用性評価と流通販売システムの構築・実証
(ア)新パッケージを利用した流通販売システムの構築・実証
レターパックは 500 円で全国に送れる輸送方法であり、青果物の取扱いに課題はあるが、ギフト用の
輸送方法の一つとして考えられた。実需者からの評価は、果実は縦並びで良いが、空間容積率が多いた
めホールトレーの改善が必要であり、パッケージのまま展示販売するためには、パッケージの大きさ、
デザイン性の向上や外装箱の活用などを検討する必要があった。
[試験研究受託事業費](果樹研究科)
(2)新除草剤及び植物調節剤に関する試験
新たに開発された植物成長調整剤及び除草剤について、実用性(防除効果及び薬害の発生等)を検討し、
効果的な使用方法を確立した。
植物成長調整剤
ア
リンゴ6、
小計6剤
りんご「シナノゴールド」に対する AF-3 処理は、果実重の減少や脂質の発生が軽減され、貯蔵性向上
効果があった。
イ
りんご「秋陽」に対する AF-3 処理は、果実重の減少や脂質の発生が軽減され、貯蔵性向上効果があっ
た。
ウ
りんご早生ふじ「紅将軍」に対する AKD-8086 処理は、1000 倍処理で摘葉効果が認められた。また、
1500 倍以上の濃度でもある程度落葉したが、摘葉効果としては低かった。果実品質への明らかな影響は
みられなかった。
エ
りんご「ふじ」に対する AKD-8152 処理は、3000 倍 2 回処理で石灰硫黄合剤より摘花効果はやや高かっ
た。AKD-8152 の 1 回処理では、処理時期に関わらず摘花効果はみられたが、石灰硫黄合剤より効果はや
や低かった。果実外観、品質には AKD-8152 処理による影響はなかった。
オ
りんご早生ふじ「昂林」に対する AKD-8156 処理は、裂果軽減効果は判然としなかった。
カ
りんご「秋陽」に対する AKD-8152 処理は、2000 倍 1 回処理で処理直後から落果防止効果があり実用可
能であった。熟期促進効果は認められなかった。
(3)新肥料及び新資材に関する試験
やまがた農業支援センターからの委託を受けて新資材の実用化について検討した。本年は、資材の検
討4課題を実施した。
ア
りんご「秋陽」に対するピーエムビー処理は、着色や糖度は対照区と同等であり、着色や糖度への影
響はみられなかった。昨年度みられた PMB 処理による熟度の促進は判然としなかった。
イ
りんご「ファーストレディ」と「ふじ」対するカルシウム剤(商品名:サンバリア)処理は、日焼け
防止効果はみられなかった。また、処理により「ふじ」果実表面の荒れが少なくなる傾向であった。
ウ
りんご「ひろさきふじ」に対するカルシウム肥料(商品名「バイカルティ」)処理は、果実裂果に及ぼす
影響は判然としなかった。また、果実品質に影響はみられなかった。
エ
りんご「ふじ」に対するカルシウム肥料(商品名「バイカルティ」)処理は、果実裂果に及ぼす影響は判
然としなかった。また、果実品質に影響はみられなかった。
(4)果樹防除用ノズルの評価試験
ア
ドリフト低減ノズルの検討
2010 年型 DL ノズル区は、JM7 台樹およびマルバ台樹において、慣行ノズル区と比較して薬液の付着性
は同程度かやや劣るが、2009 年型 DL ノズル区より散布ムラが少なく、薬液の付着性が高かった。また、
飛散距離が短く、薬液被覆面積率も低いため、ドリフトの軽減が示唆された。
イ
防除機械の検討
試作 SS 区は速度連動プログラムを使用することにより、風量が小さくても慣行 SS 区と同程度の薬液
付着性が期待でき、散布ムラは試作 SS 区で慣行 SS 区より少なかった。
薬液の飛散は風量が少なく、ノズル分割の開口割合が少ないほど飛散距離が短く、薬液飛散程度も低
いことから、風量やノズル分割の開口割合を減らすことでドリフトのリスクを軽減できることが示唆さ
れた。
(5)果樹民間育種等育成品種の特性調査
ア
すもも「サンルージュ」の特性調査
民間育成品種のスモモ「サンルージュ」の特性は樹勢がやや強勢で、開花は「太陽」と同時期、自家
不和合性であり、自然条件下での結実率は「ソルダム」や「太陽」より低かった。収穫盛期は、9 月下
旬で満開日から収穫までの日数は 150 日前後であった。
果実の大きさは 120~150g 程度で、果肉色は紅色であり、冷蔵し出庫 3 日後の品質は上~中程度であ
った。日持ち性は、8 日程度であった。
[オリジナル新品種ブランド産地化実践事業費](果樹研究科、野菜花き研究科)
(2)りんご早生有望品種「ファーストレディ」の早期成園化と安定生産技術の確立
ア
早期成園化技術
(ア)現地における早期成園化技術の実証
現地5園地の高接ぎ 5 年目の新梢長は、前年とほぼ同程度の 26cm と樹勢が落ち着いてきている。収量
は、前年より少ない1樹当たり約 100kg 程度であり、雹害果、さび果、みつ症果の発生により、出荷が
少なかった。
現地19園地の高接ぎ4年目の1樹当たり収穫量は、1樹当たり約 88kg であった。また、みつ症果の
発生は全体的にみられ、樹や園地による差が大きく、最も多い樹で 38.6%であった。
(イ)大苗移植による早期成園化技術の検討
収量は、6 年生までは JM7 台を用いた大苗がマルバ大苗より高かったが、7年生ではマルバ大苗の方
が高くなった。7年生までの累積収量は1年生苗木を定植する方が収量性は高かった。定植 5 年目の現
地 JM7台の大苗樹では、1 樹当たり収量は小玉傾向により 10kg 程度であった。
(ウ)生育診断指標の検討
生育指標として、新梢長、葉色、果実横径が利用できると示唆されたが、みつ症発生率は明らかな傾
向がみられなかった。年次変動を含め検討する必要がある。
イ
安定生産技術確立
(ア)効率的な着果管理技術の確立
花芽分化率は、苗木定植樹では前年と同程度であり、高接ぎ樹では極短果枝が前年より割合が増加し
た。生理落果は、満開 15 日後(5 月下旬)頃から始まり、6 月中旬までみられた。花芽分化率が高いほ
ど、最終落果率が高くなる傾向であった。
摘果剤は、処理時期が早いほど中心果の最終落果率は高く、16mm 区では無処理と同程度であった。12mm
区および 14mm 区は、過剰な落果はみられなかった。側果は処理時期に関わらず、無処理よりも最終落果
率は高かった。
適正な着果量については、3 頂芽に 1 果の果実品質が劣り、4 頂芽区と 5 頂芽区との間に大きな差はみ
られなかった。
着果条件と果実品質の関係では、昨年と同様の傾向がみられ、1果重は果台枝長が長いほど、また果
台径および結果母枝径が太いほど大きかった。着色は、日当たりが良いほど着色が進んでいた。みつ入
りは、結果枝径が太いほど発生率が高くなった。また、みつ症果発生率は、結果枝径が 8mm 以上、結果
母枝径が 15mm 以上、および日当たりが良好な部位で高かった。
(イ)収穫前管理技術の確立
落果防止剤は効果が認められたが、25%程度の果実が落果したため処理時期についての検討が必要で
あった。ストッポール区では熟度が促進される傾向があったが、ヒオモン区では熟度の促進は確認され
なかった。
摘葉処理は、収穫 2 週間前に行うことで 1 週間前より着色が促進された。また、収穫 2 週間前に 1 回
で果実周囲まで強めの摘葉を行うと、慣行の 2 回に分けた摘葉を行う場合と同等もしくはやや着色が早
まる傾向がみられた。
散水処理は、夕方気温が下がり始める頃に散水処理を行うと、着色が促進される傾向があったが、散
水処理後 1 週間程度経った収穫盛期には着色程度は対照区と同等となった。
(ウ)収穫適期判定法の確立
可食適期は、高接ぎ樹および JM7 台樹では始期が 8 月 31 日頃、盛期が 9 月 7 日頃、終期が 9 月 16 日
頃、マルバ台樹では、始期が 8 月 27 日頃、盛期が 9 月 3 日頃、終期が 9 月 16 日頃であった。
収穫適期の指標は、地色の推移が昨年と同様の傾向がみられ、指標として有効であった。地色による
可食始期の目安は 4.5 程度(王林 c.c.)、終期の目安は 6.0 程度(王林 c.c.)であった。
20℃条件下における日持ち性は 4 日程度で、収穫時の地色が 5.5 に達する前に収穫した果実で良かっ
た。2℃および 5℃貯蔵で商品性を保持していた期間は 2 週間であった。
ウ
みつ露出症状の発生要因の解明と対応技術の開発
みつ症果の発生は、高接ぎ 5 年目の樹に比べて高接ぎ 4 年目の樹で多く、7 月下旬から起こり収穫期
に入っても増加した。7 月初旬から 8 月中旬の高温が影響している可能性も示唆された。
前年の結果と同様に1果重が大きいほどみつ症果発生率が高く、正常果より果実内の Ca 含量が少なく、
T-N 含量が多い傾向がみられた。
満開直後の1輪摘花は、昨年同様に慣行摘果よりみつ症の発生が少ない傾向があった。
みつ症果は、6 月中旬から 8 月下旬まで日射量を制限すると発生が少なく、日射量がみつ症の発生に
影響していることが示唆されたが、遮光により1果重が小さくなったため、果実重の影響も考えられた。
[第Ⅱ期やまがた貴腐ワイン創成プロジェクト](果樹研究科)
(1)県産ぶどうを用いた微生物によるワイン醸造技術の開発
ア
原料処理技術の開発
本県に適した品種は、糖度が高く収量も多いことから、「セミヨン」と考えられた。「セミヨン」で
は、1回の接種よりも複数回の接種で、噴霧処理に比べ浸漬処理がより貴腐化しやすかったが、実際に
貴腐ワインの醸造に用いることができる程度まで貴腐化した果房は少なかった。
[分野融合・萌芽研究推進事業費](果樹研究科)
(1)おうとう花芽における凍害抑制物質の探索
10%トレハロース溶液の噴霧処理では、枝中の糖含量(スクロース、フルクトース、ソルビトール、グ
ルコース)は増加しなかったが、小花枯死率は低くなる傾向が見られた。また、キトサン処理は、小花枯
死率が対照に比べ低くなる傾向がみられたが、キトサン溶液は粘度が高く、花芽に処理する際塗布する必
要があり、防霜資材として利用しにくかった。
(2)「ラ・フランス」における食べ頃判定ラベルの利用可能性
ライプセンス用の封入資材は、今回供試した中ではラベル色は通気性が良すぎると変化せず、気密
性が高すぎると途中で変化が停止することから、適度な気密性を有するMA袋が適していた。
MA袋(サイズ:厚さ 0.025mm×幅 180mm×高さ 260mm)を使用した場合では、高さ 160mm の位置でシ
ーラーを使用し封入すると気密性が保たれ、果実の熟度に応じてラベル色が変化した。食べ頃を示すラベ
ルの色は「2」~「1」であった。
また、MA袋に果実を封入する場合、予冷庫から出庫後に早く封入するほど、果実硬度の低下が遅れ、
可食期に達するのが遅くなる傾向であった。また、果実重の減少は封入時期が早いほど少ないが、可食期
の食味はやや水っぽかった。
[オリジナル新品種開発事業費](野菜花き研究科)
(1)りんどうオリジナル新品種の開発
ア
固定系統の維持増殖
固定系統として17系統の維持を図り、有望F1系統「山園G15号」の花粉親「342」の維持
増殖を図っている。また、新たな遺伝資源として13系統を収集した。
イ
突然変異誘発処理による育種素材の作出
本年度照射した2系統から合計146株分の種子を確保した。平成21年度に種子照射した1系統
から20株分の種子を確保した。
ウ
オリジナルF1品種の作出
2次選抜対象系統のうち、定植2年目の開花特性調査で選抜した有望系統を「山園G15号」とし
た。一次選抜対象系統の定植2年目の開花特性を調査した結果3系統を選抜した。また、一次選抜対
象系統として18系統を定植し、新たなF1系統として43系統の種子を獲得した。
[園芸作物基盤技術開発事業費](野菜花き研究科)
(1)すいかの整枝作業省力化・安定栽培技術の開発
ア
側枝発生メカニズムを利用した省力つる引き栽培(現地調査)
上位節側枝を用いた省力つる引き栽培を現地実証した。その結果、交配日は慣行に比較して1~2
日遅れるが、収穫時期は差がなく、収量および品質とも同等であった。
イ
省力栽培技術の開発
左右振り分け整枝法において、畝幅を広げつる引き回数を少なくした場合の労働時間、収量と品質
を検討した。その結果、つる引き作業時間は慣行の約50%と省力的であったが、品質にバラツキが
生じやすい傾向が認められた。
(2)農産物の機能性を高める栽培技術の開発と品種育成
ア
さといも遺伝資源収集
園芸試験場における保存系統「土垂」、
「石川早生」
、
「山形里芋」、
「山形早生」
、
「山園D」、
「悪戸芋」、
「小姫」、「甚五右エ門芋」に加え、「女早生」、「いるまの土垂」、「宮崎」、「千葉土垂」、「新潟ハス」、
「茨城土垂」を収集した。
イ
保存系統の特性調査
子いもまたは孫いもの粘度を調査した。
「宮崎」は粘度が低かったが、その他の系統間に大きな差は
認められなかった。
ウ
機能性を高める栽培条件の確立
土壌条件として「黒ぼく土」、「壌土」
、「砂壌土」
、
「砂土」を比較した結果、「黒ぼく土」、「砂壌土」
において粘度がやや高い傾向が見られた。土壌水分に関しては、灌水量が多いほど粘度が高くなる傾
向が見られた。マルチ資材に関して、有色マルチをすることで、子いもの立茎を防止できたことから
商品収量は増加したが、粘度に差は見られなかった。肥料の種類について、有機質肥料(成分調整堆
肥)を用いることで粘度が高くなる傾向が見られた。
(3)ニュータイプ「食べやすい
ア
すいか」安定栽培技術の確立
安定栽培技術の確立
ハウス早熟栽培、トンネル早熟栽培、ハウス抑制栽培で検討した結果、ハウス早熟栽培やトンネル
早熟栽培では黒色シイナが形成されやすく、種なし化が不安定であったが、ハウス抑制栽培において
は黒色シイナが少なく、作型適応性が高いと考えられた。
受粉作業の省力化について、ハウス栽培を行いハウスサイドに寒冷紗などを被覆し、訪花昆虫の侵
入を防止することで、無袋でも自然受粉を防止できる可能性が示唆された。
スイカ花粉に対する軟X線の照射方法について、葯のまま照射する方法と脱葯後に照射する方法を
比較した。その結果、作業効率は脱葯後の処理の方が良いことが明らかとなった。
(4)アスパラガス周年供給に向けた促成用根株養成技術の確立
ア
根株の早期安定養成技術の開発
(ア)効率的な育苗方法と定植後の栽培法の確立
育苗は50穴セルトレーを用いた80日育苗を行うことにより、長期間育苗した区と同等の根株
が養成できた。雑草対策として6月上旬及び下旬に除草剤を利用することにより、効果的に雑草の
発生を抑制することができたが、実用についてはさらに検討が必要である。夏期の灌水や摘心処理
は根株重を増加させる効果はなかったが、促成収量が増加する傾向が見られる。
(5)加工業務需要野菜栽培システムの確立
ア
実需者との連携による原料開発
ほうれんそうに求められる品質は葉の緑であることから、葉柄の割合が多い品種は業務需要に適
しないとの指摘があった。
イ
適応品種
9月1日播種では「サンピア」、「サプライズ7」
、9月15日播種では「サンピア」、「クロノス」
の収量が多く有望と考えられた。
ウ
収穫機による刈取り収穫
刈り取り機械を利用することによる収穫労力は、10a当たり2人組作業で67分程度であった。
刈り取り収穫における収量は、引き抜き収穫に比較して、40~70%程度となる。
[オリジナル新品種ブランド産地化実践事業費](野菜花き研究科)
(1)オリジナル四季成りいちごの産地化技術の開発
ア
県内平坦地に適応した長期どり栽培技術の開発
オリジナル四季成り性いちご品種「サマーティアラ」の出蕾は、越年苗における自然日長条件では
4月~5月にかけて少なく、6月中旬以降に一斉に出蕾し、その後8月までは順調に出蕾した。当年
苗では6月下旬から出蕾したが、9月以降は出蕾しなかった。越年苗については、炭疽病が発生し、
8月で調査を打ち切った。当年苗に対して電照による16時間日長処理を行ったが、本年度のような
猛暑条件下では花芽分化促進効果は見られなかった。
イ
環境制御と株管理による長期どり栽培法の開発
植え付け時期と出蕾開始時期が商品化収量に及ぼす影響について実施したが、8月上旬に試験を中
止したため、株疲れや秋期の収量および品質に及ぼす影響については検討できなかった。摘果が収量
に及ぼす影響についても同じ原因により検討できなかった。
[環境と調和した農業技術開発事業費](野菜花き研究科)
(1)ばら養液栽培における日射および水分センサを用いた自動給液制御技術の確立
ア
日射センサと水分センサを用いた自動給液制御
日射センサを設置した区において、日射に反応した給液を行った結果、慣行区に比較して排液量は
30%程度削減できた。収量や品質に明確な差は見られなかった。
[地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費](野菜花き研究科)
(1)温暖化に対応した果樹・野菜・牧草・林木の適応性調査
唐いもについて、暖地由来の海老芋は県在来の系統と同様に、本県の気象条件下で十分に生育し収
穫が可能であった。さつまいもの品種は「べにはるか」は収量が多く、糖度も高く有望であった。
「安
納芋3号」は収量が少ないものの、糖度が高かった。
(2)積雪寒冷地型ヒートポンプシステムと効率的利用技術の開発
バラにおいて夏期に夜間冷房することにより、無冷房に比較してハウス内気温は1~2℃、相対湿
度は8%低くなった。収量や上位階級割合は冷房することにより向上したが、うどんこ病が発生しや
すくなる傾向が見られた。
トルコぎきょうの秋出し作型において、短日処理期間に夜間冷房を行うと切り花重が重く、商品花
数が多くなるなど品質向上の効果が見られた。
[試験研究受託事業費](野菜花き研究科)
ア
新除草剤及び植物調節剤に関する試験
みょうがに対する除草剤AH-01液剤は対象のハービー液剤と同等に除草効果が高く実用可能と
判断された。
ブロッコリーに対するアラクロール乳剤は対象のトレファノサイド乳剤と同様に抑草効果が高く実
用可能と判断された。
アザレアに対するビーナインの適用性は高く実用可能と判断された。
うるいに対するAH-01液剤の農作物残留試験は、平成21年度未了となっていたが、本年度実
施しサンプルを送付した。
イ
野菜花き民間育成品種種苗審査会
(ア)トルコぎきょう
加温シェード10月中旬~下旬出し作型において、31品種を栽培し、10月14日に審査
を実施した結果、特一等にはミヨシ種苗(株)の「ジャスニーホワイト」が選ばれた。
[園芸作物基盤技術開発事業費](園芸環境研究科)
(1)低樹高・新型雨よけ施設によるおうとうの軽労安定生産技術の開発
ア
早期被覆による樹体生理等への影響解明と根域管理技術の確立
(イ)根域集中管理によるかん水方法
a
おうとうの節水型かん水方法の検討
pF値 2.0 を基準にかん水した場合、節水区と解放区の間で生育、果実品質において大きな差は
みられなかった。また、市販の水道水用ホースを利用した簡易型の節水区でもテンタクルチュー
ブを利用した開放区に比べ生育、果実品質に大きな差はみられなかった。
[環境と調和した農業技術開発事業費](園芸環境研究科)
(1)おうとうの中晩生種に発生する果実病害の発生生態解明と防除対策の確立
ア
果実腐敗の原因となるアルタナリア属菌の発生生態の解明
(ア)
分離菌株の果実に対する病原性
‘佐藤錦’および‘紅秀峰’の果実を供試して、県内で発生した腐敗果実から分離した各菌株
を接種した。その結果、着色期の果実では、有傷ではほとんどの果実で発病し、無傷でも発病果
率は有傷に比べ低いが発病がみられ、傷がなくても本菌は果実に発病することが示唆された。
(イ)
分離菌株の新梢葉に対する病原性
県内で発生した腐敗果実から分離したアルタナリア属菌を用いて接種試験を行ったところ、い
ずれの菌株も葉に対して病原性を示さなかった。オウトウ黒斑病菌と、本試験に供試したアルタ
ナリア属菌と葉に対する病原性は異なると考えられた。
イ
オウトウ黒斑病菌との菌類学的性質の比較
県内のオウトウ腐敗果実から分離したアルタナリア属菌の菌類学的性質を調査し、オウトウ黒斑病
菌(T-20)および既報のアルタナリア属菌との比較を行った結果、県内のオウトウで発生しているア
ルタナリア属菌による果実腐敗には複数の種が関与していることが明らかとなった。
ウ
(ア)
総合的な防除方法の検討
収穫後の温度条件による発病差異
収穫後の果実を異なった温度条件で保存した場合の果実腐敗の発生状況を調査した。その結果、15℃
以下の条件で保存した区では、保存開始後 10 日後で果実腐敗が見られず、アルタナリア属菌による果実
腐敗を防止できる可能性が示唆された。
(イ)
各種薬剤の防除効果(室内接種)
各薬剤を処理した果実にアルタナリア属菌を接種し、供試薬剤の防除効果を調査した。その結果、県
内分離株に対する効果は少発生条件下で判定できなかった。
[環境に優しい安全・安心農産物生産推進事業費](園芸環境研究科)
(1)水系環境を考慮した土壌管理技術の開発と環境評価
ア
環境モニタリング
おうとう栽培において、礼肥を重視した施肥体系の場合、標準的な施肥に比べ下降浸透水の硝酸態窒
素濃度が低くなり、硝酸態窒素下方浸透量が少ない傾向がみられた。
イ
減化学肥料栽培に向けた施肥法の検討
おうとう「佐藤錦」において、化学肥料の窒素成分を有機質資材で 30~60%程度代替しても、新梢
長、果実品質、収量は標準施肥と同等であった。また、有機質資材による代替を連年継続しても、土壌
理化学性の大きな変化はみられなかった。
[有害動植物防除対策推進事業費](園芸環境研究科)
(1)果実枝幹害虫防除対策確立事業
ア
発生実態調査
(ア)ヒメボクトウ
3 ヵ年の結果から、村山地域では 6 月中下旬頃から成虫が発生し、7 月中~下旬にかけて誘殺盛期
をむかえ、年次よって違いがみられるが概ね 8 月中旬頃に終息する誘殺消長がみられた。
(イ)クビアカシカシバ
3ヵ年の結果であるが、成虫の誘殺始期は6月上旬頃で発生の終息は8月中旬とみられ、誘殺盛期
は年次によって異なり6月下旬から7月中旬であった。また、6月中旬~7月中旬にかけてキタスカ
シバがPTに混入する事例がみられた。
イ
発生生態調査
(ア)クビアカシカシバ
9 月 1 日や 10 月 14 日の調査時に、頭幅の異なる齢期の違った個体が確認され、成虫の産卵活動が
長期にわたるためと考えられた。10 月中旬頃までは樹上の被害部で幼虫を確認できるが、11 月中旬頃
までには幼虫が樹上の被害部から離脱して土中で土繭を形成していると考えられた。
ウ
総合的な防除方法の検討
(ア)ヒメボクトウ
ヒメボクトウの性フェロモンを利用したディスペンサーの 100 本/10a処理は誘引阻害効果が確
認された。リンゴコカクモンハマキ、キンモンホソガは誘引阻害の影響はないと考えられが、ナシヒ
メシンクイについては誘引阻害が起こっている可能性が示唆された。
(イ)クビアカシカシバ
a
食餌法による各種殺虫剤の防除効果
クビアカスカシバ幼虫に対するフルベンジアミド水和剤 4000 倍液とカルタップ水溶剤 1500 倍
液の効果は、フルベンジアミド剤がカルタップ剤よりも死虫数は多かった。
クロラントラニリプロール水和剤 5000 倍とアセフェート水和剤 1500 倍は、幼虫の頭幅が 3mm
未満の個体に対して効果が高かった。
アセタミプリド水溶剤 2000 倍は死虫数が少なかったが、食害度が低いことから幼虫の摂食を抑
制する効果が期待できると考えられた。
クロルフェナピル水和剤 2000 倍は、食害度も高く処理 12 日後まで死虫や苦悶虫もみられずク
ビアカスカシバ幼虫に対して防除効果は認められなかった。
b
天敵線虫製剤の防除効果
クビアカスカシバ幼虫及び土繭形成間際のクビアカスカシバ老熟幼虫の死虫体内からは高頻度
に Steinernema
carpocapsae の 寄 生 が 確 認 さ れ て お り 、 こ れ ら に 対 す る Steinernema
carpocapsae の防除効果は高かった。
エ
総合防除体系の確立・普及
(ア)クビアカシカシバ
南陽市赤湯、南陽市川樋、長井市伊佐沢の実証事例からカルタップ水溶剤の 6 月 3 日の枝幹散布
は、安定してクビアカスカシバ幼虫に効果が高く、一方フルベンジアミド水和剤の枝幹散布は効果
が大きく振れて安定しなかった。
[発生予察事業費](園芸環境研究科)
(1)新病害虫発生と防除対策
ア
新病害虫の発生防止対策技術
(ア)あけびの葉に発生した斑点性障害
2地点のアケビ園地で葉にハローを伴う黒色斑点が確認され、斑点部から糸状菌および細菌の分離を
試みたところ、キングB培地で均質の白色コロニーが高率的に分離された。2010 年に3地点の園地から
分離した菌株について、葉に対する接種試験で病原性があることを確認した。
[農薬適正使用・安全管理事業費](園芸環境研究科)
(1)地域特産作物の農薬残留調査
ア
作物と農薬の組み合わせによる農薬登録に係る試験
啓翁桜のカイガラムシ類に対するマシン油乳剤の防除効果に検討した。マシン油乳剤(スプレーオイ
ル)50 倍液の発芽前散布は、ウメシロカイガラムシとナシマルカイガラムシに効果があり、薬害も認め
られず実用性が高く、平成 22 年 10 月 27 日に農薬適用拡大された。
[試験研究受託事業費](園芸環境研究科)
(2)新農薬(殺虫剤・殺菌剤)の効果と使用法試験
日本植物防疫協会からの委託を受けて新農薬の殺菌、殺虫効果並びに農薬残留試験を行った。効果試
験の委託件数は、おうとうで殺菌剤8剤、殺虫剤9剤、西洋なしで殺菌剤3剤、殺虫剤1剤、りんごで
殺菌剤2剤、殺虫剤2剤、忌避剤1剤、啓翁桜で殺虫剤1剤、その他試験(果実汚染)はおうとうで1
剤、合計28剤であった。
(3)新肥料及び新資材に関する試験
やまがた農業支援センターからの委託を受けて新資材の実用化について検討した。本年は、資材の検討
6課題、難防除害虫防除対策2課題を実施した。
ア
リン酸、カリ施肥料低減技術の開発
ハクサイ、ブロッコリー栽培において、堆肥等有機物の肥効を利用し化学肥料のリン酸、カリウムを
最大で 100%減肥した栽培でも通常施肥と同等の収量を得ることが可能であった。
イ
おうとうに対する深層施肥法の肥効確認(ロングパイル20)
棒状打込肥料(パイル肥料)をオウトウ苗木に処理すると、新梢の生育が良好で、幹断面積の増加
率も高く、生育促進効果が確認された。
ウ
りんごに対するサンバリアの日焼け防止効果
果樹参照
エ
りんごに対するカルシウム肥料(バイカルティ)の効果確認
果樹参照
オ
りんごに対するピーエムビー(ホウ素入りリン酸マグネシウム)の着色促進確認
果樹参照
カ
新系統ジアミド剤のシンクイムシ類に対する防除効果
(ア)りんご
モモシンクイガに対する効果は無散布区の被害果数が少なく、被害果の発生時期も遅かったため残
効性については十分な検討ができなかった。
(イ)西洋なし
ナシヒメシンクイに対する秋季の防除効果は、3 週間程度期待できると考えられた。
(ウ)もも
フルベンジアミド剤は散布 16 日後に被害がみられたが、クロラントラニリプロール剤は散布 23
日後まで防除効果が期待できた。加害種の優占種はナシヒメシンクイであったが、7 月以降はモモノ
ゴマダラメイガの加害も多くなった。
キ
天敵線虫製剤によるりんごのヒメボクトウ防除効果の確認
5 月と 6 月に実施した Steinernema
carpocapsae のかん注の防除効果は、区によって効果が大きく
振れ、処理 21 日後までの防除効果の評価は判然としなかった。
ク
ゼオライト混合育苗培養土の野菜類育苗への適応性検証
野菜花き参照
3
水田農業試験場
[オリジナル新品種開発事業費] (水稲研究科)
(1)第Ⅳ期水稲主力品種の育成
「ササニシキ」並からやや早い“中生の中”熟期をカバーできる良質・多収の系統「庄 4175」に「山
形 114 号」を、また、熟期が“中生の晩”で、葉いもち・穂いもち圃場抵抗性がともに“極強”で食
味が優れる「庄 4199」に「山形 115 号」の地方系統番号を付与した。
ア
循環型農業対応品種の育成
(ア)
いもち病圃場抵抗性を強化した育成系統の現地試験
「山形 95 号」をはじめとした育成系統は、4 箇所の現地試験において、対照品種より穂いもち圃
場抵抗性、収量性、品質が優ることが認められ、特別栽培に適応できると考えられた。
(イ)
少肥による収量構成要素確保の品種間差異
第一主成分は、品質・食味が、また、第二主成分は、収量性が、それぞれ集約されていると思わ
れた。穂数より一穂籾数の固有ベクトル値が高く、一穂籾数が多いものが有利と考えられ、
「ササニ
シキ」「コシヒカリ」「つや姫」は少肥においても収量・品質・食味が比較的良好であった。
イ
大規模経営対応品種の育成
(ア)
良質・多収系統の育成
「ササニシキ」並からやや早い“中生の中”熟期をカバーできる良質・多収の系統「庄 4175」に
「山形 114 号」を、また、熟期が“中生の晩”で、葉いもち・穂いもち圃場抵抗性がともに“極強”
で食味が優れる「庄 4199」に「山形 115 号」の地方系統番号を付与した。
(イ)
直播適性試験
低温出芽性検定と生産力検定の両試験結果を踏まえて、庄 4165(山形 82 号/山形 94 号)、庄 4247(庄
3317/はえぬき)を多収または良質・良食味の直播適性系統として有望視した。
(2)第Ⅱ期地域特産型水稲品種の育成
ア
酒米品種の育成
生産力検定本試験に 7 系統(5 組合せ)を供試した結果、「庄酒 4285」(新潟酒 72 号/山形酒 86 号)
は、千粒重が小さく、収量性が低いものの、品質が良く、高度搗精試験の砕米率が低いことから、「庄
酒 4423」(庄 3404/山形酒 73 号)は、高度搗精試験の砕米率が高いが、耐冷性が強く、千粒重が大き
く収量性が高く、品質も良いことから、継続検討とした。
イ
糯米品種の育成
生産力検定本試験に 7 系統(7 組合せ)を供試した結果、「庄糯 4419」(新潟糯 73 号/山形糯 98 号)
は、熟期が「ヒメノモチ」並の“早生”の糯種で、短稈で耐倒伏性が優り、千粒重が大きく収量性が
優り、玄米品質は並、餅の白さ、味、総合評価が「ヒメノモチ」に優る良食味系統であることから、
「山形糯 121 号」の地方番号を付与した。
また、“中生の晩”熟期で多収、良食味、穂発芽性“やや難”の「庄糯 4296」を継続検討とした。
ウ
飼料用米品種の育成
生産力検定本試験に 8 系統(6 組合せ)を供試した結果、「山形糯 110 号」(たつこもち/オオチカ
ラ)は、熟期が「ヒメノモチ」より 10 日程度遅い“中生の晩”の糯種で玄米千粒重が「ヒメノモチ」
より 7g程度重く、収量性が約 20%優ることから、飼料用米新品種候補とした。
また、“晩生の早”熟期で全重、玄米重ともに多収で、穂発芽性“やや難”の「庄糯 4295」を継続
検討とした。
エ
遺伝資源の評価・保存・利用
県外育成地から収集した 30 系統について収量性、品質、食味特性等の把握を行った。食味は基準「は
えぬき」より 2 系統が 5%水準で有意に優れていた。また北海 287 号型の低アミロース遺伝子 Wx1-1
を持つ系統(ふ系 222 号、東北 205 号)について、本県でのアミロース含有率とその変動を把握した。
ともに中山間~山間地域では有望であり、本県の早生系統の食味改善に利用可能であると考えられた。
以上のことから、有望と認められた系統を次年度の交配設計に活用する。
(3)DNAマーカー利用による水稲の高精度な育種法の確立
ア
pi21 を「はえぬき」に導入した同質遺伝子系統の作出
「はえぬき」に陸稲「戦捷」由来のいもち病圃場抵抗性遺伝子 pi21 を導入した同質遺伝子系統を育
成するため、pi21 と密に連鎖する不良形質遺伝子との連鎖を切り離した BC4F6 世代 15 系統の生産力検
定試験を実施した結果、「庄 4592」について「はえぬき」との同質性が認められたため、「山形 119
号」の地方系統番号を付与した。
イ
直播に適した遺伝子の探索と DNA マーカー選抜の検討
「はえぬき」に解析の進んでいる外国稲由来の遺伝子を導入した効果を検定するための後代種子を
確保した。また、「雪化粧」を戻し親として、低温出芽・伸長性遺伝子を持つ外国稲に連続戻し交配
を行った。
いもち病圃場抵抗性遺伝子 Pi39(t)を導入した「はえぬき」の同質遺伝子系統の育成のため、候補
となる BC4F2 世代について個体選抜をおこなった。
(4)水稲・畑作物奨励品種決定調査
ア
水稲奨励品種決定調査
(ア)場内試験
基本調査では、
「山形糯 110 号」が有望と判定された。大粒多収で食用との識別性もあり、飼料用
米にも適する多収系統として、新品種候補とする。早生晩の「山形 111 号」と中生の晩の「山形 112
号」はやや有望、酒造好適米系統の「山形酒 104 号」は再検討で、次年度調査を継続することとし
た。
また、予備調査では早生の「ふ系 227 号」、早生晩の「福島 30 号」、中生の晩の「山形 114 号」、
中生晩の酒造好適米系統「山形酒 113 号」が有望であった。
(イ) 現地試験
早生晩の「山形 111 号」は収量性、耐病性があり、中生の晩の「山形 112 号」は収量、品質、食
味が良好で有望であった。
イ
畑作物奨励品種決定調査
(ア)大豆奨励品種決定調査
東北 164 号は、収量はエンレイ並みで、品質はエンレイに優った。東北 166 号は、収量はリュウ
ホウよりやや劣るが、品質はリュウホウに優った。
(イ)麦奨励品種決定調査
東北 224 号は、収量はナンブコムギ、ゆきちからより 40%程度多く、品質も優った。東山 48 号
は、収量はナンブコムギ、ゆきちからより 20%程度多く、品質も優ったが、倒伏程度はナンブコム
ギより大きかった。
[地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費] (水稲研究科)
(1)温暖化に対応した水稲の安定生産技術の開発
ア
栽培不適環境が水稲に及ぼす影響と生理メカニズムの解明
高温登熟における日照不足の影響は、出穂 10 日後~20 日の期間が最も大きく、収量が 17%、千粒
重が 7%、整粒歩合が 20%低下した。その要因として、この時期の日照不足による炭水化物不足の影
響が考えられるが、高温処理による NSC 含有率の低下は認められなかった。
イ
気象変動に対応した安定生産技術の確立
1 穂粒数、㎡当たり籾数、穂肥対応、水管理の違いが高温障害に及ぼす影響を明らかにしようとし
たが、いずれの処理においても大きな差は認められなかった。また、早期移植・乳苗・疎植栽培で慣
行と同等の収量を確保でき、飼料米栽培に応用することにより労力の分散、低コスト生産がより広が
ると考えられた。
ウ
高温登熟性品種の育成
出穂期から 30 日程度ビニールで被覆し、日中温度を約 33℃確保することにより、水稲品種の高温
登熟性について検定することが可能であった。
(2)農作物作柄診断解析調査
ア
水稲作況解析
初期生育は活着期~分げつ初期の低温少照により劣り、中期生育は分げつ後期の高温少照により長草・
少げつとなり、出穂期は平年より 4 日早まり、登熟期は高温で経過した。この結果、平年に比べ収量は並、品
質は白未熟粒の発生により低下し、玄米粗タンパク質含有率は高まった。
イ
大豆作況解析
収量は、各品種とも莢数、百粒重が平年を上回り、リュウホウ、エンレイの大粒品種が 10~20%、
タチユタカ、スズユタカの中粒品種は 30~40%上回った。品質は、程度の軽いしわ粒は発生している
が良好であった。
[土地利用型作物技術開発事業費] (水稲研究科)
(1)低アミロース品種「里のゆき」の品質向上・安定化要因の解明と栽培技術の確立
試験期間をとおした結果を総括すると、「里のゆき」は出穂後 40 日間の平均気温が高くなると整粒歩合
が低下するが、22℃付近では 80%以上で安定した。また作期の早晩による収量および収量構成要素の変動
は少ないことから、出穂後 40 日間の平均気温が 22℃以下となるような作期を設定することが必要である
と考えられた。
(2)稲の高温障害における気象・稲体要因の解明と対策技術の構築
ア
高温障害の危険時期における温度と継続時間の解明(高夜温の影響)
夜高温の継続期間が長いほど品質低下の度合いが大きく、特に出穂後 2 週間までは出穂 2~4 週間後
の高温よりも品質が著しく低下した。出穂後 2 週間内で夜間温度(18:00~6:00)28℃5 日間継続する
と整粒歩合が約 5%低下し、7 日間では約 10%低下した。
イ
高温障害の危険時期における温度と継続時間の解明(高昼温の影響)
品質低下には日中の高温も影響し、出穂後 3 週以内の高温の影響が大きく、高温の継続期間が長い
ほど品質低下の度合いが大きかった。日中温度(6:00~18:00)34℃5 日間継続すると玄米の整粒歩合が
約 3%低下し、7 日間では約 7%低下した。
(3)土地利用型作物の生産振興を支援する新たな大豆栽培体系の確立
ア
連作圃場に対する大豆新栽培体系の構築
飼料米-大豆輪作体系による地力増強
飼料用米の追肥によりわらの窒素含有量を増やすことができた。
イ
マメシンクイガの発生消長の解明と新防除技術の確立
(ア)マメシンクイガの発生実態の解明
土繭調査では、成虫の発生予測に利用できる可能性が示唆されたが、さらなるデータの蓄積が必
要である。また、PT 消長調査では、マメシンクイガの発生盛期は 9 月 1~2 半旬頃で地域差は小さ
いと考えられるが、年次変動等さらなるデータ蓄積が必要である。さらに、フェロモントラップ、
たたき出し、産卵数、被害粒率については、各々の実態及び他との関係を概ね反映していると考え
られ、発生予測への利用の可能性が示唆されたが、さらなるデータの蓄積が必要である。
(イ)効果的な防除技術の確立
各種殺虫剤の散布適期を検討する薬剤試験では、MEP乳剤は 8 月 6 半旬及び 9 月 1 半旬散布は、
効果が低く、9 月 2 半旬散布は、効果があった。また、エトフェンプロックス乳剤、エトフェンプ
ロックスマイクロカプセル剤、ペルメトリン乳剤は、いずれの時期の散布においても、効果が高か
った。さらに、化学合成農薬代替え技術として検討した交信かく乱法試験では、交尾阻害効果、誘
引阻害効果及び防除効果が認められ、化学合成農薬の代替え技術として利用できる可能性が示唆さ
れたが、さらなるデータの蓄積が必要である。
[有機農業推進事業費] (水稲研究科)
(1)山形県における水稲有機栽培技術の確立
ア
水稲有機栽培技術の科学的評価
チェーン除草は、チェーン形状のれん型、チェーン直径 8mm、作業間隔 4 日で最も除草効果が高か
ったが、チェーン作業のみで水稲生育に影響がない程度の除草を完了することはできず、除草機作業
との合理的組み合わせを検討する必要があると考えられた。再生紙マルチ栽培においては、栽植密度
を高くすること、および肥料にペースト肥料の局所施肥を組み合わせることにより、生育、収量が向
上することが認められた。
イ
水稲有機栽培の生育指標の作成
水稲有機栽培を想定して JAS 有機適合肥料を用いた栽培試験において、肥料の種類によって初期生
育および収量に違いが認められ、また栽植密度、施肥量が多くなるほど収量は向上した。
ウ
農薬を使用しない栽培技術の開発
有機栽培で管理されてきたほ場において、ケイ酸資材の施用による稲体のケイ酸含有率向上および
いもち病の被害が認められた。
[飼料用米産地定着化対策事業費](水稲研究科)
(1)寒冷地水田における直播活用等による飼料用米低コスト多収生産技術の確立
“中生”の粳種「ふくひびき」は、やや短稈で耐倒伏性が強く、移植栽培、直播栽培ともに安定的に収
量が確保できることから、また、“中生の晩”の粳種「べこあおば」「夢あおば」と糯種「山形糯 110 号」
は、大粒で収量性が高く、識別性があることから、飼料用米品種として有望である。
[環境と調和した農業技術開発事業費] (水稲研究科)
(1)水稲用豚ぷんペレットの製造と効率的省資源型施用技術の確立
ア
食味特性の解明水稲用豚ぷんペレットの試作検討
豚ぷん堆肥にケイ酸含有資材を混合することで、ペレット成型が可能であった。ペレット成型が可
能な堆肥水分は 40%以下で、それ以上の高水分では十分な成型歩合、強度が得られなかった。ケイ酸
含有資材に籾殻灰を加えることで改善する可能性が示唆されたが、更なる検討が必要である。
イ
水稲用豚ぷんペレットの肥効特性の検討
リン酸成分全量をペレットで施用し、小柳・棚橋法により窒素成分量を調節して施用した場合、可
給態リン酸含量が十分な土壌条件においては収量および収量構成要素、整粒歩合が同等であった。可
給態リン酸含量が少ない土壌条件では、豚ぷん堆肥ペレット区での生育初期における分げつ抑制が認
められた。
[「つや姫」ブランド化戦略推進事業費] (水稲研究科)
(1)新品種「つや姫」の技術的評価と栽培法の確立
ア
品質食味を重視した栽培技術の確立
(ア)特別栽培技術の確立
a
最適な施肥体系の確立
初期生育不良とその後の高温により長草、少茎数で葉色も濃く、葉数の展開も早まった。1
穂籾数が多くなり㎡当たり籾数が多かったが登熟が良好で収量、品質は高かったが、玄米粗タ
ンパク質含有率は出穂 25 日前追肥で高かった。
b
堆肥を組み合わせた施肥法の検証
堆肥施用により玄米粗タンパク質含有率は高まり、収量は低下した。また、基肥窒素量を減
肥しないと籾数が増加して収量、品質、食味が低下する傾向があった。
c
最適な栽植密度の検証
本年のように初期生育が不良の場合は、㎡当たり株数や 1 株植込本数が少なくなると、穂数
が少なく、1 穂籾数が多くなり、精玄米粒数歩合が低下しやすくなった。
d
生育制御技術の確立
7 月 9 日の葉色が 40 以下の場合、㎡当たり籾数は 33,000 粒以下となり、7 月 9 日の葉色が
41 以下の場合、玄米粗タンパク質含有率は 7.0%以下となった。追肥時期が遅くなるにしたが
い玄米粗タンパク質含有率が高くなり、追肥量が多くなるにしたがい玄米粗タンパク質含有率
が高くなる傾向にあった。
(葉色板読み替え)
葉色板と葉緑素計の単葉の測定値には正の相関が認められ、葉色板「5」は葉緑素計で 40 前
後、葉色板「4」は葉緑素計で 32 前後、葉色板「3」は葉緑素計で 27 前後であった。
e 登熟期の葉色診断
穂揃期、出穂後 20 日頃、成熟期の止葉の葉色から玄米粗タンパク質含有率を推定することが
できた。玄米粗タンパク質含有率 7.0%以下となる葉色は、穂揃期 33 以下、出穂後 20 日頃 30
以下と推定された。
f 刈取適期の検証
品質を重視した刈取始めは出穂後日平均気温の積算値 990℃で、このときの青籾歩合は 15%
前後、籾水分は 26%程度であった。
(イ)適地選定とステージ予測技術の確立
a
現地検証(最上、庄内)
品質は良好であったが、収量はやや少なく、玄米粗タンパク質含有率は、最上は低かったが、
庄内はやや高かった。
[有害動植物防除対策推進事業費] (水稲研究科)
(1)薬剤抵抗性害虫防除対策
ア
コバネイナゴの発生実態と薬剤感受性の解明
県内 5 地点でコ バ ネ イ ナ ゴ に 対 す る フ ィ プ ロ ニ ル 粒 剤 の 防 除 効 果 を 調 査 し た 結 果 、2 地
点 で 7 月上旬から中旬まで効果が認められたが、残り 3 地点では効果が認められなかった。また、
現 地 に 生 息 す る コ バ ネ イ ナ ゴ 個 体 群 の な か に 、地点 LD50 値( μg/g)で約 9 倍(飯塚 8.5)、
地点 LD50 値( μg/頭)で約 8 倍(播磨 8.1) の 薬 剤 感 受 性 の 差 が 認 め ら れ た 。
イ
コバネイナゴの各種防除技術の検討
コバネイナゴに対する畦畔を含む額縁防除の効果については、6 月下旬散布(若齢主体)では防
除効果が認められた。しかし、7 月上旬散布(中齢主体)では防除効果は低かった。
[試験研究受託事業費](水稲研究科)
(1)新除草剤及び植物調節剤に関する試験
供試した除草剤 13 剤について、除草効果、薬害程度を検討した結果、いずれの剤も除草効果が高く、
薬害は認められなかった。
(2)新農薬の効果と使用法試験
稲作虫害において 7 剤を検討した結果、3 剤で実用性が高い、2 剤で効果はやや低いが実用性はある、
2 剤で実用性なしと判定した。
病害においては 6 剤を検討した結果、6 剤すべてで実用性が認められた。
(3)新肥料及び新資材に関する試験
くみあい LP コート S60 有機入り複合肥料 280 は、全量基肥で基肥+追肥並みの収量・品質・食味で
あった。くみあい有機入りセラコート R 複合 200(D)は基肥窒素 0.45kg/a は品質・収量は低下し、
基肥窒素 0.55kg/a は㎡当たり籾数が過剰で収量、品質、食味が低下した。
4
畜産試験場
[地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費](飼養管理科、草地環境科)
(1)
ア
暑熱ストレス軽減のための家畜飼養技術の確立(牛)
夏季高温環境が牛の生理・生産反応に及ぼす影響
夏季間の舎内環境条件と牛の生理・生産状況を観察した。今年度記録的な暑さで、舎内条件も 7 月中
旬よりヒートストレスが発生し、8 月には粗飼料の摂取量が多い乳牛のヒートストレスが大きくなった。
イ
県内牛舎環境と生産性影響の実態調査
暑熱対策が行われている各地域の畜舎でもその構造や周囲環境により、最低 THI(温湿度)指数は異
なっているが、夏季間は家畜ストレスが非常に高い状況が継続された。乳牛の生産性は 8 月の減少率が
著しく多かった。また、肥育牛(肥育中期)では、8 月の増体量が低く、その回復率も遅かった。
ウ
暑熱ストレス軽減化のための飼養試験
発酵TMRは開封後の品質保持性に優れ、嗜好性も良好である。
(2)
ア
温暖化に対応した果樹、林木、野菜、牧草の探索試験(放牧場への暖地型牧草の導入)
暖地型牧草の導入
平成 22 年度の気象条件において、ギニアグラス、ローズグラスは旺盛な生育をみせ、雑草対策も不要
で、本県においても収穫量が期待できる。
[飼料用米産地定着化対策事業費](草地環境科)
(1)飼料用米の低コスト・多収生産と効果的給与技術の確立
飼料用米(ウルチ米およびモチ米の玄米粉砕)を黒毛和種肥育牛に対し肥育全期間にわたり濃厚飼料の
25%または 15%代替給与した場合、発育成績および枝肉成績は一般濃厚飼料を給与した場合と同等であり、
高品質な牛肉生産が可能である。
(2)膨軟化籾米の加工・調製及び給与技術の開発
既存の穀物用施設に整備されている「プレスパンダー」で飼料用米ソフトグレインサイレージを調製す
る場合、簡易加水器を用いることによって目標とする水分率に調整できる。
(3)飼料用米ペレット飼料の給与が乳用牛の反芻生理と生産性に及ぼす影響
ア
飼料用米ペレットの飼料特性
飼料用米入りペレットのルーメン内消化速度は通常ペレットよりやや遅く、乾物中 TDN 割合は 80.28%
である。
イ
乳用牛の反芻生理と生産性への影響
飼料用米ペレット入り配合飼料(飼料用米の配合飼料中割合 25%)を乳牛に給与した場合の嗜好性、
産乳成績、およびルーメン内容液性状は、市販配合飼料を給与した場合と差がなかった。
[試験研究費](家畜改良科、飼養管理科、草地環境科)
(1)遺伝子発現調節による和牛肉の不飽和度向上技術の開発
ア
不飽和度を高める飼料及び給与技術の開発
(ア)不飽和度を高める飼料給与による現地給与試験
飼料米を加熱・発酵して調製した飼料を雌肥育牛に給与することにより、牛肉の食味に関与する脂
肪酸組成が一部の生産者で改善された。
イ
不飽和度の低い個体の診断と飼養管理改善技術の確立
(ア)血液成分による遺伝子発現量の推定
不飽和度の遺伝率は 0.73 と高く、肥育牛の不飽和度の育種価は、父牛及び母の父牛の育種価から
34%の寄与率で推定が可能である。
(イ)調節因子の血中濃度に及ぼす給与飼料の効果と不飽和度の検討
筋肉内脂肪の不飽和度は血液中の脂質成分と、この脂質成分は濃厚飼料の EE との間に関連性が認め
られた。
(2)和牛肉香気成分の定量法の開発
ア
香気成分の定量法の確立
生の和牛肉から甘い香気を精製して GC/MS で分析した結果、非常に閾値の低い甘い香気物質であるフ
ラノンが検出された。この物質の簡易精製方法を検討したが、固相抽出法では困難であった。
(3)体外受精由来胚の凍結保存後の生存性向上
ア
凍結保存技術の改善(ダイレクト法の改良と新凍結法の検討)
体外受精由来胚(胚盤胞・拡張胚盤胞)に適した凍結法について検討した結果、従来の緩慢凍結法に比
べ、超急速ガラス化保存法の方が、凍結保存後の生存性は有意に高かった。
イ
胚の耐凍能と脂肪酸組成等との関連性
胚等の脂肪酸組成と生存性・耐凍能との間に関連性は見出せなかったものの、胚の形態ランクや発生
培地・凍結液の違い等により脂肪酸組成・含量に違いが見られることが確認できた。
(4)ルーメン発酵パターン改善による牛肉生産性向上
人工ルーメン装置で肥育用単味飼料の乾物消失率を経時的に調査したところ、各飼料の第一胃内での乾
物消失率が推定された。
(5)トウモロコシサイレージの高栄養化と乳牛への濃厚飼料代替給与技術の開発
ア
トウモロコシサイレージの乳牛への多給技術の検討
(ア) 育成期からの長期給与試験
乳牛に対しトウモロコシサイレージを、育成期に体重当たり乾物で 1%(原物 5kg~15kg)、初産牛
で乾物 6kg、また経産牛で乾物 7.5kg給与した場合の飼養成績は、県内の一般飼料給与体系(育成
期:無給与、初産以降:乾物 3kg、原物 10kg)の場合と同等の成績が得られる。
(イ) 経産牛への給与試験
経産牛の泌乳前期に、分離多給区 30kg、コーン S 主体(乾物割合で約 40%)の発酵 TMR 区で多給
した結果、乳量および乳成分とも、コーン S10kg の場合と同等の成績が得られた。
イ
収穫調製方法と添加剤効果の検討
乳酸菌添加の有無ならびに添加量による、トウモロコシサイレージの栄養成分の変化はみられな
かった。
(6)県有種雄牛産子の発育性の評価とそれに基づく育成技術の組み立て
県有種雄牛である「平忠勝」産子の子牛市場での体重は、標準発育曲線より重い傾向にある。県内繁
殖農家 36 戸の調査結果では、離乳日齢は 90 日、150 日が多い。給与方法は、5 ヵ月齢時では各農家とも
ほぼ共通しているが、8 ヵ月齢時は農家により違いがあった。
(7)秋季天候不順地域におけるカロテン調整飼料稲利用による高品質牛肉の生産
黒毛和種肥育牛に対し、稲わらの替わりとして出穂期から積算気温 1,400 度、70 日以降に収穫調製し
た飼料稲ホールクロップサイレージを給与したところ、血液中ビタミン A 含量のコントロールは可能で
あり、発育及び肉質も稲わらと同等な高品質牛肉生産が出来た。
(8)飼料作物等系統適応性検定試験
ア
フェストロリウム
年間の乾物収量は、那系1号、那系2号が標準品種であるバーフェストより高かった。しかし、今年
度の天候では夏枯れの症状がいずれの品種にも見られ、東北 4 号はほぼ消失した。
イ
ペレニアルライグラス
試験品種 2 種類ともに越冬性、早春草勢ともに標準品種のヤツカゼ2よりやや不良であった。また、
いずれの品種においても夏枯れが見られたが、試験品種である八ヶ岳T-26、八ヶ岳T-27ともに、
標準品種よりは越夏性が高いと推察された。
(9)BDF 由来グリセリンを活用した冬越し堆肥の発酵促進
BDF 廃グリセリンを堆肥化処理物に適正添加することによって仕上がり堆肥の「戻し堆肥」としての
性質は向上し、堆肥化処理に要するモミガラ等の副資材必要量を削減することができる。
一方、たらの芽駒木、廃菌床、アスパラガス残渣など水分が高い資材ではモミガラ代替は難しい。
[事業関係](家畜改良科、飼養管理科)
(1)肉用牛改良増殖対策事業
ア
直接検定は「秀六」、「安菊」、「満開1」、「鷹山」について行った。「松秀安」、「美福三郎」、
「勝安平22」の 3 頭は現在検定中。
イ
間接検定は、「茂秀165」、「佐貴勝」については現在検定中。「貴福久」は 23 年 4 月から検定
を行う予定、「秀糸波」、「秀六」は間接検定材料牛を確保するための交配を行った。
(2)和牛育種価評価事業
枝肉データを活用して、種雄牛及び繁殖雌牛の産肉形質の遺伝的能力(育種価)を解明するとともに、
各能力に応じた交配、肉用牛の改良を促進するための情報資料を 2 回報告した。
(3)「千代勝平」の産肉能力
検定材料牛 13 頭の枝肉格付成績は、去勢・めす平均で枝肉重量が 475 ㎏、ロース芯面積が 62.5 ㎝ 2、
バラの厚さが 8.3cm、脂肪交雑基準(BMS No)は 7.5 であった。肉質等級 4・5 率(上物率)は 84.6%で
あった。
(4)優良和牛増産モデル事業実績
ア
採卵は肥育雌牛 25 頭から卵巣を採取し、64 個の体外受精卵(IVF 卵)を生産した。また県内農家に
11 個の受精卵を供給した。
(5)乳用牛群情報活用支援強化事業
酪農家後継者グループの自主研究活動に要する資材提供支援を、山形酪農業協同組合白鷹支所管内の
酪進会を対象に実施した。また、毎月、牛群検定農家に提供している検定成績加工表については、開始
以来、約 10 年が経過したため、内容を一部変更して充実を図ることとした。
(6)家畜人工授精用凍結精液の生産供給
総称「山形牛」のブランド確立と県内肉用牛経営の安定に資することを目的に、優れた産肉能力を有
する県有種雄牛の精液を供給した。平成 22 年度の供給実績は「平忠勝」が 13,395 本、「安秀165」
4,800 本、「景勝21」7,887 本、「貴福久」1,640 本など合計 27,942 本であった。
(7)やまがた地鶏産地形成推進事業
ア
やまがた地鶏種卵供給
やまがた地鶏の種卵はやまがた地鶏振興協議会を通し孵化場に供給され、孵化した雛を会員に供給し
ている。平成 22 年度に譲渡した種卵数は 8,000 個であった。
イ
自然交配法による「やまがた地鶏」の種卵の効率生産
自然交配法による種卵の効率的な生産について検証したところ、飼養密度 1.3 羽/㎡、雌/雄 3 羽で
は、産卵率も良好で、授精率も試験期間を通して安定した結果となった。
イ
やまがた地鶏原種鶏の改良・能力検定およびコマーシャル鶏の基本能力調査
母系種鶏 BP の系統別調査では、88 系統は XS 系統より発育性は良好で産卵性が劣る結果であった。新
たに作出した父系種鶏 SNG(G0)は、既存系統より、発育性は良好であった。母系種鶏の系統の異なる
BP(XS 系統、88 系統)と SNG(G3)をそれぞれ組み合わせ、地鶏を作出したところ、88 系統の BP を用
いた方が良好な発育性が期待された。
(8)低投入型放牧受精卵活用実証事業
放牧試験地技術実証は和牛繁殖牛 16 頭、乳用育成牛 24 頭について放牧期間 5 月 11 日~10 月 28 日まで
169 日間実施した。期間中の受胎率は乳用育成牛 58.3%、和牛繁殖牛 86.6%であった。
(9)自給飼料利用高度化事業
一般 6 成分分析
171 点、特定成分分析
50 点
計
221 点の飼料成分分析、指導を行った。
5
養豚試験場
[地球温暖化対応プロジェクト総合戦略事業費](養豚研究)
(1)
ア
暑熱ストレス軽減のための家畜飼養技術の確立(豚)
高温環境と種雄豚精液性状の関連分析
(ア)
県内養豚場における暑熱実態調査
期間(7 月 15 日~8 月 16 日)のウインドレス豚舎の最低温度(26.7℃±0.8)は開放豚舎の最
低温度(24.1℃±1.3)と比較し有意(P<0.01)に高かった。ドロマイト液塗布した時の屋根裏
温度は、未塗布と比較し明らかに低い値で推移した。
(イ)
暑熱ストレスと種雄豚精液性状関連分析
暑熱ストレスが原因と推察される精子活力の低下が、雄豚 10 頭中 2 頭で認められた。
イ
地下水熱源式ヒートポンプシステムの有効性検証
地下水熱源式ヒートポンプシステムにより、低ランニングコストで、豚舎温度を 26℃以下に維持す
ることが可能と思われた。
[飼料用米産地定着化対策事業費](養豚研究)
(1)
ア
豚に対する飼料用米給与技術の確立
肥育前期における配合割合の検討
(ア)
配合割合が発育性および枝肉成績に及ぼす影響
肥育後期(70~110kg)の飼料用米配合割合を 15%に固定し、肥育前期(体重 30~70kg)の配
合割合を 0%、30%、45%に変化させ、標準飼料(トウモロコシ 45%配合)を給与した場合と比
較したところ肥育前期における飼料用米の配合割合が発育性、枝肉成績、肉色および脂肪色に与
える影響は認められなかった。
(イ)
配合割合が豚肉の理化学特性および食味に及ぼす影響
肥育後期(70~110kg)の飼料用米(破砕玄米)の配合割合を 15%に固定し、肥育前期(体重
30~70kg)の配合割合を 0%、30%、45%に変化させ、標準飼料(トウモロコシ 45%配合)を給
与した場合と比較したところ、肥育前期における飼料用米の配合割合の増加に伴い、背脂肪内層
中のパルミチン酸、パルミトレイン酸およびオレイン酸の割合が増加し、リノール酸は減少した。
肥育前期の配合割合が食味に及ぼす影響は小さいと推察された。
(2)
ア
エクストルーダー処理した高消化性飼料米の豚への給与技術の開発
EX 処理した飼料米の飼料特性の解明
高温高圧処理により玄米および籾米の人工消化率が高くなり、籾米ではその効果が大きかった。
[豚改良増殖対策事業費](養豚研究)
(1)
ア
中ヨークシャー種交雑豚の特性把握
中ヨーク交雑豚の繁殖調査
Y 種交雑豚の繁殖成績および子豚の体重推移において、いずれの交雑種も Y 純粋種と比較して同等
またはそれ以上の成績、また LWD と比べても YD の一部の調査項目を除き同等以上の成績であったこと
から、交雑豚にすることによる改善効果が得られたと考えられた。
イ
中ヨーク交雑豚の肥育・肉質調査
(ア)
肥育成績
Y 種交雑豚の肥育成績について比較したところ、肥育期間の飼料要求率は LWD に比べて LWY、LDY
ともに劣るが、LDY の DG は LWY に比べて優れ LWD とも差がないことから LDY の方が発育が良いと
考えられた。
(イ)
枝肉成績
Y 種交雑豚の枝肉成績を比較したところ、LWY および LDY は LWD と比較して背脂肪厚が大きくロ
ース断面積が小さいが、参考データの Y 純粋種に比べると背脂肪厚は薄く、ロース断面積は大き
くなっており、三元交雑の効果が表れていると考えられた。
(ウ)
肉質分析値
胸最長筋の筋原線維面積は LWD 種に比べ LWY 種、LDY 種が小さい傾向にありキメの細かい肉質
であると考えられた。また、LWY 種、LDY 種は LWD 種に比べ背脂肪の脂肪融点が高く、胸最長筋の
遊離アミノ酸含量にも差がみられたことから、LWD との差別化が可能な肉質であると考えられた。
(エ)
食味評価
LWD を対照とした食味アンケートおいて、LWY は LWD に比べて香りの好ましさが良い傾向にあり、
肉の味の強さが濃く、脂の好ましさがよく、総合評価では美味しいという結果が得られた。一方、
LDY は LWD に比べて肉の味の強さが濃く、総合評価では美味しい傾向にあるという結果であった。
[試験研究費](養豚研究)
(1)
ア
豚精液凍結手法の改良による繁殖成績改善効果の検討
プログラムフリーザー利用の検討
平成 21 年度までに検討してきた改良を豚精液の従来の凍結処理手法に加えることにより、液体窒素
液面上での静置による凍結手法でもプログラムフリーザーを用いた場合と同等の凍結融解後精子生存
指数が得られると考えられた。
イ
凍結精液による受胎成績の検討
凍結精液の人工授精における受胎率、総産子数、正常産子数については有意ではないものの液状精
液に比べ劣る成績であったが、当初の目標値並みの結果が得られた。しかし、分娩率は液状精液に比
べ有意に低かった。また、凍結融解後精子生存指数の違いによる受胎率、分娩率への影響が示唆され
た。
(2)
ア
豚疾病対策を目的とした抗体検出法の開発
無細胞系タンパク質合成システムによるタンパク質の作出
Stx2eB タンパク質は、サイレントミューテーションを挿入したプライマーセットを用いて増幅し、
ゲル抽出法により精製した DNA をタンパク質合成キットに 2μg 添加する条件で反応させた時、効率良
くタンパク質が合成された。また、合成されたタンパク質はグアニジン塩酸を用いて可溶化し、コバ
ルト系磁気レジンを用いて精製した時が最も純度が高かった。約一日半で Stx2eB 抗原タンパク質を作
出することが可能であった。
イ
毒素産生大腸菌感染抗体検出 ELISA の構築
高結合型プレートに Stx2eB タンパク質を固相化して作製した ELISA プレートを用いて、25%カオ
リン液で前処理した被検血清を、0.1%ゼラチン添加 Tween20-PBS により最終 1/10 倍希釈し ELISA
を実施することにより毒素産生大腸菌感染抗体を検出することが可能と推察された。また、抗体検出
に必要な時間は約 3 時間 30 分(血清処理から抗体検出まで)、コストは1検体あたり約 300 円で、一
般的な市販 ELISA キットと同等のコストで実施可能であった。
Ⅴ
職員名簿
(平成22年4月1日現在)
山形県農業総合研究センター
〒990-2372
組 織 名
山形市みのりが丘6060-27
FAX 023-647-3507
職区分等
氏
技術吏員
事務吏員
技術吏員
駒林
原田
斉藤
安達
総 務 課
課
長
総務主査
主事
主事
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
事務吏員
事務吏員
事務吏員
事務吏員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
佐藤
功
安孫子正男
高瀬
元
荒井 久美
中川 信幸
向田 良一
東海林京子
小山 和浩
三瓶
誠
金澤 陽一
兼子美佳子
三沢 清一
寒河江智志
渡辺 正己
高橋 孝行
長沼 億博
三宅千栄子
梅津 美恵
鈴木 忠治
丹野
賢
研究企画部
(兼)部 長
研究企画主査
主査
技師
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
安達 眞道
大木
淳
水戸部昌樹
鴨田 一作
所
長
研究開発アドバイザー
副 所 長
副 所 長(兼)研究企画部長
職名
TEL 023-647-3500
名
和夫
宏
敏行
眞道
組 織 名
職名
職区分等
氏
名
土地利用型作物部
土地利用型作物部長
開発研究専門員
主任専門研究員
主任専門研究員
専門研究員
専門研究員
研 究 員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
錦 斗美夫
今田 孝弘
遠藤 昌幸
長沢 和弘
浅野目謙之
後藤 克典
松田
晃
食の安全環境部
食の安全環境部長
開発研究専門員
主任専門研究員
主任専門研究員
専門研究員
専門研究員
専門研究員
研 究 員
研 究 員
研 究 員
研 究 員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
熊谷
横山
今野
中川
矢野
中島
岡本
菅野
越智
齋藤
山田
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
金子 裕子
高橋みどり
佐々木恵美
山田 美里
岡
真輪
勝見 直行
古田 道夫
農産加工開発部
農産加工開発部長
開発研究専門員
主任専門研究員
専門研究員
研 究 員
研 究 員
農産加工開発指導アドバイザー
勝巳
克至
陽一
文彦
真二
具子
真理
朋広
昭彦
寛
哲平
山形県農業総合研究センター園芸試験場
〒991-0043
寒河江市大字島字島南423
組 織 名
職名
場
長
副 場 長
副 場 長(兼)村山総合支庁産地研究室長
研究主幹(兼)バイオ育種科長
研究主幹(兼)果樹研究科長
研究主幹(兼)野菜花き研究科長
研究主幹(兼)園芸環境研究科長
総務課
課長
総務主査
庶務係
(兼)係長
副主任
主任技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
バイオ育種科
(兼)科 長
開発研究専門員
主任専門研究員
主任専門研究員
主任専門研究員
専門研究員
研 究 員
研 究 員
TEL 0237-84-4125
職区分等
FAX 0237-84-4127
氏
名
技術吏員
事務吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
北川
守
大山 義和
小笠原和博
新野
清
佐藤 康一
伊藤 政憲
平澤 秀弥
事務吏員
事務吏員
飯野
氏家
事務吏員
事務吏員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
氏家 修一
漆畑 静男
横尾 喜一
宇津井俊明
伊藤 栄子
赤塚 幹子
野口 信也
加藤
昭
藤戸 忠彰
東海林和恵
布施 哲也
井澤
樹
渡邉江身子
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
新野
清
遠藤 幸子
八重垣英明
黒田
博
五十鈴川寛司
高品
善
髙橋 由信
齋藤裕太郎
恭示
修一
組 織 名
職名
職区分等
氏
名
技術吏員
佐藤
康一
開発研究専門員
技術吏員
今野
勉
主任専門研究員
技術吏員
米野
智弥
研 究 員
技術吏員
今部
恵理
研 究 員
技術吏員
小野寺玲子
研 究 員
技術吏員
仲條誉志幸
研 究 員
技術吏員
黒坂
俊
技術吏員
伊藤
政憲
開発研究専門員
技術吏員
佐藤
武義
主任専門研究員
技術吏員
永峯
淳一
主任専門研究員
技術吏員
高橋
玲子
専門研究員
技術吏員
布宮
徹
専門研究員
技術吏員
酒井
友幸
研 究 員
技術吏員
森
和也
技術吏員
平澤
秀弥
開発研究専門員
技術吏員
山田広市朗
主任専門研究員
技術吏員
伊藤
慎一
専門研究員
技術吏員
後藤
新一
研 究 員
技術吏員
塩野
宏之
研 究 員
技術吏員
柴田
直樹
果樹研究科
(兼)科
長
野菜花き研究科
(兼)科
長
園芸環境研究科
(兼)科
長
山形県農業総合研究センター水田農業試験場
〒999-7601
組 織 名
場
長
鶴岡市藤島字山ノ前25
職名
TEL 0235-64-2100
職区分等
技術吏員
研究主幹(兼)副場長
技術吏員
FAX 0235-64-2382
氏
名
渡部幸一郎
髙取
寛
総 務 課
課長
事務吏員
奥泉
正
係長
事務吏員
豊原香代子
研究技能員
技労職員
髙橋
譲
研究技能員
技労職員
冨樫
幸浩
研究技能員
技労職員
佐藤
篤
研究技能員
技労職員
吉住
誉
研究技能員
技労職員
冨樫
博喜
研究技能員
技労職員
加藤
史津
研究技能員
技労職員
日向
猛
研究技能員
技労職員
武山
勝宏
長
技術吏員
結城
和博
開発研究専門員
技術吏員
早坂
剛
開発研究専門員
技術吏員
柴田
康志
開発研究専門員
技術吏員
佐野
智義
開発研究専門員
技術吏員
中場
勝
主任専門研究員
技術吏員
齋藤
信弥
専門研究員
技術吏員
安藤
正
研 究 員
技術吏員
後藤
元
研 究 員
技術吏員
齋藤
久美
研 究 員
技術吏員
阿部
洋平
庶務係
水稲研究科
科
山形県農業総合研究センター畜産試験場
〒996-0041
新庄市大字鳥越字一本松1076
組 織 名
職名
TEL 0233-23-8811
FAX 0233-23-8820
職区分等
氏
名
場
長
副 場 長(兼)家畜改良科長
研究主幹(兼)飼養管理科長
研究主幹(兼)草地環境科長
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
瀬川
叶内
川越
狩野
薫
恒雄
孝
宏幸
総務課
(兼)課長
(兼)総務専門員
事務吏員
事務吏員
森谷
西尾
文敏
和佳
庶務係
(兼)係長
(兼)主査
(兼)主事
(兼)主事
(兼)主事
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
研究技能員
事務吏員
事務吏員
事務吏員
事務吏員
事務吏員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
技労職員
中鉢 千昭
栗田 明江
沼澤 和彦
工藤
輝
渡會 京子
荒木
功
林 多栄美
新田 卓史
近野 忠弘
武田 清吾
栗田 勝行
伊藤 幸男
柳生
洋
阿部 孝樹
大久保直志
長南 慎一
元木 博昭
今田 康之
阿部 円七
髙山
徹
高橋 智幸
家畜改良科
(兼)科
長
開発研究専門員
主任専門研究員
主任専門研究員
研 究 員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
技術吏員
叶内
遠藤
高橋
庄司
本田
恒雄
秀雄
文昭
則章
光平
組 織 名
職名
職区分等
氏
名
技術吏員
川越
孝
開発研究専門員
技術吏員
三上
豊治
開発研究専門員
技術吏員
石黒
明裕
開発研究専門員
技術吏員
野川
真
主任専門研究員
技術吏員
阿部
巌
専門研究員
技術吏員
佐々木志穂
研 究 員
技術吏員
高野真理安
技術吏員
狩野
宏幸
主任専門研究員
技術吏員
伊藤
修平
主任専門研究員
技術吏員
石山
徹
研 究 員
技術吏員
佐藤
和泉
飼養管理科
(兼)科
長
草地環境科
(兼)科
長
山形県農業総合研究センター養豚試験場
〒998-0112
酒田市大字浜中字八窪1
組 織 名
場
FAX 0234-91-1258
職区分等
氏
技術吏員
菅野
事務吏員
渡辺冨士雄
(兼)庶務係長
事務吏員
上野
千穂
(兼)主事
事務吏員
池田
暁
研究技能員
技労職員
佐藤
寿
研究技能員
技労職員
腰山
道雄
研究技能員
技労職員
佐藤
克則
研究技能員
技労職員
川俣
格
研究技能員
技労職員
阿部
努
開発研究専門員
技術吏員
齋藤
常幸
主任専門研究員
技術吏員
富樫
克博
研究員
技術吏員
菅
和寛
長
(兼)総務専門員
職名
TEL 0234-91-1255
名
俊
庶務係
養豚研究担当
注)兼務職員を含む
山形県農業総合研究センター業務年報
平成23年3月発行
編集兼発行所 山形県農業総合研究センター
山形市みのりが丘 6060-27
TEL 023-647-3500
FAX 023-647-3507
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