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「ストローク経済の法則のルーツを探る」 を受講して
特定非営利活動法人日本交流分析協会関東支部『会報 84 号』(平成 28 年 10 月発行) 「ストローク経済の法則のルーツを探る」 を受講して 交流分析士准教授 田中 真喜子 7月最後の締 めとな った小林雅美教授の「ストロー ク経済の法則のルーツを探る」を受講 ま した。テンポ良く私たちが、7つのジャンルを勉強をするために「自分が案外、なんだろう?」 と思った部分が自分にとって大事な部分かもしれないと指針をお話してくださいました。 最初にエリ ック・バーンのストロークに関する考 えを詳しく教えて頂き、改めてストロー クは「心の栄 養」であり肉体的ではなく心理的な死 「ストローク飢餓は、死につながる」事 を再確認いたしました。 次にクロード ・スタイナーが考えた「ストロー ク経 済」が生まれた時代背景と現在への流 れを聞く中で 、その時代、年代、環境によって人の 営みが変化し心も大きな影響を受け人間 関係も変化していることを理解できました。 その為にも元 となる理論を押さえ「今、ここ」の時 代において「自分自身のコントロール は、自分が出来る」と考えると、改めて「ストローク経済」を考える必要性を感じました。 今回の講座では、 「ストローク経済」がいかに知らない間に確立され意識をしていなかったこ とを実感しました。 例えば、講 座の中で出てきた「象の話」は、小さ い時から小さく抜けない杭につな がれて いる象は、大 きくなって小さいはずの杭をはずそう とせずつながれている例えは、非常に分 かりやすく、自分にも当てはまる事があることに気づきました。 しかし、現代社会において「ストローク経済」にとらわれていた方がいいこともあります。 この部分に関して「利益」 「不利益」で各グループで話し合い、各1つづつホワイトボードに 記入したのですが、そもそも「利益」 「不利益」の観点で「ストローク経済」を見ていなかっ たことに気がつきました。普段「不利益」しか強調していなかったように思います。 さらに「マ スク物語」では、もっと私たちの生活 の中に例えた物語の設問を各グループで 話し合い全体 でシェアしたのですが、意見を聴きな がら空気のように当たり前に「ストロー ク経済」を受け入れてしまっている私がいました。 TA は、1人で黙々と勉強するのではなく、グループでシェアすることで気づきが増してい きます。小林 先生から質問され答える瞬間の私は「 この答えで大丈夫かな?合ってるかな? 間違っている かな?」とドキドキしながら答えまし たが、小林先生は「良い面と悪い面があ るよね。」とフォローして頂き「あっ!自由に答えて良いの だ」と成人 A を働かせることがで きました。こ の気づきは、先生と一緒にワークをし てくださった皆さまのおかげでもありま す。 特定非営利活動法人日本交流分析協会関東支部『会報 84 号』(平成 28 年 10 月発行) あっと言う間の5時間で「学び足り ない!もっと、もっと・・・」とも 思いましたが、沢山の気づきを与え て頂きこれからは、実践で使えるよ うに心がけるとともに、ストローク は、人をコントロールする 事もあた たかい気持ちにする事も出来る人 間関係には必要不可欠なものであ ることをお土産にもって帰りまし た。 一緒にワークをしてくださった 皆さま、そして沢山の気づきをもた らしてくださいました小林先生に 感謝で一杯で す。まだまだ、学び続けて行きたいと モチベーションも上がりました。ありが とうございました。