Comments
Description
Transcript
エグゼクティブコース
エグゼクティブコース 【テーマ】 「変革期にある司法」 時 間 受講料 定 員 会 場 … … … … 18:30∼20:30 30,000円「食事付」 ( 同窓生割引24,000円 ※他の優待との併用は出来ません。 ) 50名 東京丸の内キャンパス 「変革期にある司法」 国民が裁判に参加する裁判員制度が5月21日から始ま 司法が直面する課題は少なくありませんが、これに対 り、司法が私たちにより身近なものになりました。 して日本の司法はどのように応えようとしているので 裁判員制度については、今でも しょうか? 「法律の専門家でない人たちが参加して大丈夫?」 「私に人を裁く能力や資格があるのかしら」 といったいろいろな心配や不安の声が聞かれます。 今回の丸の内講座は「変革期にある司法」と題して 21世紀の司法のあり方を考えます。 いったい裁判員制度は何を狙いとして、なぜ導入され たのでしょうか? 裁判員制度をはじめ、今、日本の司法は大きく変わり つつあります。 今までの司法には、たとえば裁判に時間がかかりすぎ るといった批判、最近ではいわゆる「足利事件」など における冤罪の問題、これに関連して警察や検察の 丸の内講座 監修 捜査・取調べ等のあり方、などさまざまな問題が提起 関西学院大学 されてきました。 教授 村尾 信尚 村尾 信尚プロフィール 1955年 岐阜県高山市生まれ 2001年1月 1974年3月 1977年10月 1978年3月 1978年4月 1980年9月 1981年7月 1982年5月 1985年7月 1987年7月 1988年6月 1990年7月 1993年7月 1995年7月 1998年7月 2000年7月 2000年8月 2001年7月 2002年7月 2002年12月 2003年10月 2006年10月 岐阜県立斐太高校卒 国家公務員上級試験(経済)合格 一橋大学経済学部卒 大蔵省入省 関税局企画課 大臣官房調査企画課 大臣官房付(外務研修) 外務省在ニュー・ヨーク日本国総領事館副領事 大蔵省理財局国庫課課長補佐 主計局総務課課長補佐 主計局主計官補佐(公共事業第二係主査) 理財局資金第一課課長補佐 大臣官房企画官兼理財局資金第一課 三重県総務部長(1998年4月から総務局長) 大蔵省主計局主計官(外務、通産、経済協力係担当) 主計局主計官(外務、経済協力、経済産業係担当) 理財局資金第二課長 財務省理財局計画官 (内閣・財務、厚生労働・ 文部科学、経済産業、国土交通係担当) 財務省理財局国債課長 環境省総合環境政策局総務課長 環境省退官 関西学院大学教授 NEWS ZERO(日本テレビ系列) メーンキャスター 著書 「無名戦士たちの行政改革∼WHY NOT の風∼」 (村尾信尚・監修)関西学院大学出版会(2007年) 「日本を変えるプランB」 (村尾信尚・責任編集)関西学院大学出版会(2005年) 「「行政」を変える!」講談社現代新書(2004年) 「役所は変わる。もしあなたが望むなら」淡交社(2001年) 「動きだした地方自治体改革 」 (村尾信尚、森脇俊雅共著) 関西学院大学出版会(1999年) 5 エグゼクティブコース 【テーマ】 「変革期にある司法」 10 15(木) 河本 雅也 Kawamo t o Ma s aya 判事 いよいよ実施された裁判員裁判。刑事裁判の「本質」 を裁判員と共有し、 審理・評議・判決を行うためにプロに求められる専門性とは何なのか、裁判 員制度の意義はいかなるものなのか、考えを深めていきたいと思います。 1989年11月 1990年3月 1990年4月 1992年4月 司法試験 (第2次試験) 合格 東京大学法学部卒業 司法修習生 東京地裁判事補 11 (木) 19 岡田 薫 Okada Kaoru 元警察庁刑事局長 「取調べをめぐる問題と科学捜査の歴史と現実」 1972年 東京大学法学部卒業 4月 警察庁入庁 司法試験合格 1975年 石川県警察本部刑事部鑑識課長 1976年 長野県警察本部刑事部捜査第二課長 1980年 警視庁神田警察署長 1982年 大蔵省主計局出向 1986年 千葉県警察本部刑事部長 1989年 兵庫県警察本部刑事部長 1991年 警察庁刑事局鑑識課長(兼鑑識課指紋センター所長事務取扱) 1992年 山口県警察本部長 1996年 警察庁刑事局刑事企画課長 法制審議会幹事併任 12 17(木) 小林 元治 Kobayashi Motoji 小林・福井法律事務所長弁護士 日本弁護士連合会日本司法支援センター推進本部副本部長、同立法対策センター事務局長 「拡がる弁護士の活動分野∼その役割と生きがい」 (仮題) 機能不全といわれた日本の司法がここ10年間の司法改革により飛躍的に 改善されつつある。しかし、法曹人口も増大し、裁判員裁判の導入など刑事 裁判も質的に変化しつつあるものの多くの課題が残されていることも事実であ る。長年改革に取り組んできた弁護士の視点からその課題と展望を語る。 6 1994年7月 1995年7月 1997年4月 2000年4月 2003年4月 2004年7月 2006年4月 2008年8月 英国在外研究 最高裁家庭局付 福岡地裁判事補 最高裁人事局付 最高裁人事局参事官 最高裁人事局参事官兼総務局参事官 東京地裁判事 最高裁刑事局第2課長 論文等 「難解な法律概念と裁判員裁判」司法研究報告61-1 「裁判員裁判の審理等について」 ジュリスト1358-89 「模擬裁判の成果と課題」判例タイムズ1287-5 「共同研究 裁判員裁判における審理等の在り方」 ジュリスト1320-159,1323100,1326-142,1328-80,1338-154 「裁判員裁判実施に向けた新たな刑事裁判の在り方」法学教室308-16,310-6 等 2000年 警察庁刑事局暴力団対策部長 2001年 兵庫県警察本部長 2003年 警視庁副総監 2004年 警察庁刑事局長 2005年 国立国会図書館に出向 (調査及び立法考査局行政法務調査室主任) 2008年7月退官 同年年9月 株式会社整理回収機構専務取締役 著書 『捜査指揮―判断と決断』東京法令出版 2007.4.25 『刑法総論の基本問題』立花書房 1983.11.1 論文等 「刑事訴訟法50年と警察捜査」 『ジュリスト』1148号,1999.1.1-15合併号. 「科学捜査の歴史と現実―科学捜査の先進国から後進国へ―」 『警察学論集』2007.11. 「コラム・ナチュラルシュート」 『捜査研究』682号∼,2008.4∼ 第1回∼第12回 「DNA型鑑定による個人識別の歴史・現状・課題」 『レファレンス』660号,2006.1.インター ネットで公開中(国会図書館ホームページ)。以下同じ。 「日本の犯罪現象―昭和30年代以降の刑法犯を中心に―」 『レファレンス』666号,2006.7. 「マネーロンダリング対策―国際的深化と我が国の対応―」 『レファレンス』672号,2007.1. 「外国人と犯罪」 『レファレンス』678号,2007.7. 「取調べの機能と録音・録画」 『レファレンス』690号,2008.7. 1952年岡山県津山市生まれ 中央大学法学部卒 1978年最高裁判所司法修習生 1981年東京弁護士会登録 1987年東京都公害監視委員会委員 1991年東京青年会議所理事長 2003年東京弁護士会副会長、同年 日本弁護士連合会常務理事などを経て現在に至る。 著書、論文 新貸金業規制法 (頸草書房) 、 権利能力なき社団の登記能力 (森泉章教授還暦記念論文集) 法律援助立法をめぐる主要論点 (自由と正義1997年9月号) 他 1 21(木) 清水 潔 Shimizu Kiyoshi ジャーナリスト 日本テレビ報道局 チーフディレクター 裁判員元年に露呈した冤罪・足利事件。無辜の人を18年間にわたり 縛り続けた司法。 いったい、 なぜこんなことが起きたのか?取材記者が最前線からレポート。 1 9 5 8年、東京都生れ。 産経新聞社、新潮社「FOCUS」編集部を経て現職。 JAL1 2 3便事故、オウム事件、阪神大震災、和歌山カレー事件などを取材。 2 18(木) 西山 卓爾 Ni s h i yama Taku j i 法務省刑事局総務課裁判制度啓発推進室 室長 裁判員制度の導入に伴い、 検察は、 分かりやすく迅速で適正な裁判 の実現に努めることが求められています。 これまでの検察の様々な取組について、検察側から見た裁判員裁判 の実情等を交えながら紹介し、今後の在り方について考えたいと 思います。 3 18(木) 川崎 英明 Kawasaki Hideaki 1999年、埼玉県で起きた、 「桶川ストーカー事件」で警察より先に犯人 を特定、逮捕へ導く。その後、埼玉県警の怠慢を追及。捜査関係者 に有罪判決が下り、県警本部長が謝罪した。この事件は「ストーカー 規制法」制定のきっかけにもなった。 2006年、日本から海外逃亡をした強盗殺人犯を追跡し、ブラジルで 発見し直撃する。その後、男は逮捕。 2007年から 「足利事件」 を追跡。無期懲役判決の証拠とされたDNA 鑑定と自供に疑問を感じキャンペーン報道を続け、再鑑定へ。結果D NAが一致しなかったこともスクープ。 連載 「交通大戦争」で警視総監感謝状。桶川事件で「編集者が選ぶ雑誌 ジャーナリズム賞」 、 「JCJジャーナリズム大賞」 などを受賞。 著書 「桶川ストーカー殺人事件」―遺言―(新潮社) 共著 ACTION 「日本崩壊」 日本テレビ報道局編(新潮社) 1990年11月 1991年 3月 1991年 4月 1993年 4月 1994年 4月 1996年 4月 1997年 4月 1998年 4月 2001年 4月 2003年 4月 2006年 4月 2007年 1月 2009年 7月 司法試験(第二次試験)合格 東京大学法学部卒 司法修習生(修習地 熊本) 東京地方検察庁検事 熊本地方検察庁検事 横浜地方検察庁検事 東京地方検察庁検事 福岡地方検察庁小倉支部検事 宮崎地方検察庁三席検事 兼 福岡高等検察庁宮崎支部検事 法務省大臣官房司法法制部付検事 千葉地方検察庁検事 内閣官房副長官秘書官 現 職 1951年生まれ。 大阪大学法学部卒業、大阪市立大学大学院法学研究科博士課程退学。 博士 (法学、東北大学) 1978年4月島根大学法文学部専任講師、同助教授、教授を経て、 1994年4月東北大学 法学部教授。 2001年4月関西学院大学法学部教授、 2004年4月関西学院大学大学院司 法研究科(法科大学院) 教授、 現在に至る。 関西学院大学司法研究科(法科大学院) 教授 「刑事裁判はどう変わっていくのか ─裁判員裁判の先にある刑事裁判─」 (仮題) 裁判員裁判が始まって、刑事裁判の姿は変わりつつある。この変貌 の先に求められているのは、誤判のない刑事裁判のはずである。そう いう裁判を本当に実現できるだろうか。誤判のような人権侵害とは無縁 の刑事裁判とするために、私たちが取り組むべき課題を考えてみたい。 著書 『現代検察官論』 日本評論社(1997年) 『盗聴立法批判』 (小田中聰樹、村井敏邦、白取祐司、川崎英明共著) 日本評論社(1997年) 『刑事再審と証拠構造論の展開』 日本評論社(2003年) 『刑事司法改革と刑事訴訟法(上・下) (村井敏邦、白取祐司、川崎英 明共編著) 日本評論社(2007年) 7