...

プロダクトデザイン計画実習Ⅱ

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

プロダクトデザイン計画実習Ⅱ
プロダクトデザイン計画実習Ⅱ
向井 昌幸・相澤 孝司・逸身 健二郎・大田 尚作
相良 二朗・佐野 浩三・曽和 具之・田頭 章徳
見明 暢
実習
2年次
後期
必修
※P生限定
3単位
■授業目的・方針
プロダクトデザイン基礎実習Ⅰ〜Ⅱ及びプロダクトデザイン計画実習Ⅰの成果をもと
に、より専門性の高いデザイン制作演習に取り組む。3年次のコース配属に備え、それ
ぞれのコースに特有のデザイン手法の基礎となる表現技法・制作技法とデザインプロセ
スの習得を目的に、この実習では三つの領域に分けた上で領域毎に15週間をかけて二
つのデザイン制作課題に取り組む。受講生はいずれかのデザイン領域を選択し、各領域
が提示する課題に取り組みながら、特有の工学的・材料技術的な専門知識の理解や、必
プロダクト・インテリアデザイン
プロダクトデザイン
要となる造形表現技法と日程計画やプレゼン能力の習得に取り組む。領域を横断する共
通課題についてはガイダンスで詳細説明を行う。
■到達目標
3年次の四つのコースの専門別演習の前段階として、各コースの基礎となる課題を三
つのグループに分けて実施する。(カーデザインは雑貨・インダストリアルデザインと
合同) 本実習では、受講生は3つのグループのいずれかを選択し、それぞれの課題に
取り組みながら自身の進路に適合した専門分野の決定に資する。受講者は、それまでに
得たデザイン能力をそれぞれの専門分野の課題に最適化させる手法を学びながら、それ
ぞれの専門性における初歩的な知識と表現技術・制作技術を習得し、専門分野に応じた
方法でデザインする事ができる能力を身につける。
■授業内容(オリエンテーション/各課題7週間)
◆インダストリアルデザイン領域提供課題
雑貨・IDの基礎的な知識と表現技法について、スケッチからモデル・パネル制作ま
で一連のデザインプロセスに沿って取り組み、雑貨・IDのスキルを習得する。前半は
インテリア領域のスツール課題の選択を可とし、後半のマグネットクリップはUD領域
との共通課題とする。
◇前半課題:スケッチテクニック(担当教員 向井・見明)
1:ガイダンス・スケッチ表現についてのレクチャー
2:フリーハンドスケッチ(矩形の描写)と講評会
3:フリーハンドスケッチ(生活機器の造形展開と描写)と講評会
4:フリーハンドスケッチ(ヘアドライヤー或いはマグネットクリップの造形展開と
描写)と講評会
5:フリーハンドスケッチ(ヘアドライヤー或いはマグネットクリップの使用シーン
描写)と講評会
6:CGスケッチ(PCアプリ「イラストレータ」の基本コマンドの習得)
7:CGスケッチ(イラストレータを使用しての、ハンディツールのスタイリングと
表現)
8:C Gスケッチ(イラストレータを使用しての、生活機器のスタイリングと表
現)・講評会
−410−
◇後半課題:モデリングテクニック ※課題A・Bのいずれかを選択
選択課題 A:ヘアドライヤー(切削加工)(担当教員 逸身)
B:マグネットクリップ(キャスト成形)(担当教員 大田)
9:ガイダンス・ブレインストーミング1・調査
10:アイデアミーティング2・アイデア検討1
11:アイデア検討2・ラフモデル制作
12:ラフモデル検討
13:モックアップモデル制作
14:モックアップモデル検討と修正・プレゼンテーションパネル検討
15:講評会(ヘアドライヤーとマグネットクリップとの合同)
◆インテリアデザイン領域提供課題
との共通課題とし、後半の小型収納のデザインはUD領域との共通課題とする。
◇前半課題 スツール(機能・構造・造形) (担当教員 田頭・佐野)
1:ガイダンス・「座る」という行為についての調査とブレインストーミング
2:調査報告会、デザインコンセプトの抽出
3:デザインコンセプトとスタイリングの検討
4:デザインモデル(1/5サイズのスケールモデル)制作
5:スケールモデル検討、実寸モデルの制作(製図など)
6:実寸モデルの制作(制作手順の計画と木材の加工など)
7:実寸モデルの制作(組み立てと、実際に使用しての検証など)
8:講評会
◇後半課題 インテリアモデル ※課題A・Bのいずれかを選択
選択課題 A:インテリアイメージ表現 〜住空間の計画と模型〜(担当教員 佐野)
B:小型収納のデザイン (担当教員 相澤)
9:ガイダンス・調査
10:調査報告・アイデア検討1
11:アイデア検討2・簡易モデル制作
12:簡易モデル検討・図面作成
13:モックアップモデル制作
14:モックアップモデル制作・モデル写真撮影
15:講評会
◆ユニバーサルデザイン領域提供課題
ユニバーサルデザイン・情報デザインに関する基礎知識とデザイン技術の修得を目的
とし、身近なテーマの観察・分析・提案・制作に取り組む。後半は、ID領域のマグネ
ットクリップ課題もしくはインテリア領域の小型収納課題を選択可とする。
◇前半課題 モーションプレイ (担当教員 曽和)
1:ガイダンス・動作する玩具類の調査
2:調査報告会・アイデア展開
3:アイデア検討・ラフモデル制作(グループワーク)
−411−
プロダクト・インテリアデザイン
課題に取り組み、その基礎知識とデザイン技術を習得する。前半のスツールはID領域
プロダクトデザイン
インテリア空間とエレメントについて、特に材料・構造・形態の観点から設定された
4:ラフモデル検討・ラフモデル制作(個人ワーク)
5:動作モデルの設計
6:設計内容の検討・動作モデルの制作
7:動作モデルの制作・プレゼンテーションパネルの検討
8:講評会
◇後半課題 Enable Design:非利き手だけで使用する道具 (担当教員 相良)
9:ガイダンス
10:見学会(福祉機器の現状)
11:アイデアの展開と検討(ブレインストーミング)
12:アイデアのモデル化検討・ラフモデル制作
13:モックアップモデル制作
プロダクト・インテリアデザイン
プロダクトデザイン
14:モックアップモデル制作・プレゼンテーションパネルの検討
15:講評会
■準備学習
課題毎に指示する。必要な資料は、その都度配布する。
■評価方法
課題作品のデザイン的な完成度、試作による検証プロセス、モックアップモデルの精
度、説明資料の質とプレゼンテーションの解り易さを中心に、総合的に評価する。
前後半の二つの課題の平均点を最終評価点とする。
■実習費
課題ごとに必要に応じて材料の費用を徴収する。
■その他
未提出の課題作品がある場合、また出席が10回に満たない場合はE評価とする。
−412−
Fly UP