NHK ソマリア報道が「国連特派員協会」の金賞（最優秀賞）受賞

（報道資料）
平成１９年１２月７日
ＮＨＫ広報局
NHK ソマリア報道が「国連特派員協会」の金賞（最優秀賞）受賞
NHK のソマリアをめぐる報道が「国連特派員協会」の最高賞・金賞（放送部門）
を初めて授与されることになり、１２月７日の夜（日本時間１２月８日午前）、ニ
ューヨークの国連本部で授賞式が行われます。
受賞者
ＮＨＫカイロ支局
【別府正一郎記者（当時）、現アメリカ総局記者】
【池田信浩カメラマン（当時）、現報道局映像取材部副部長】
受賞対象
去年９月１０日放送「海外ネットワーク」特集『同時多発テロ５年』
去年９月１２日放送 BS「きょうの世界」アフリカの『ソマリアリポート』
放送内容
アフリカ東部のソマリアは、スーダンのダルフール地方と並んで世界でも最も
貧しく危険な地域もしくは国の一つとされており、１５年に及ぶ内戦が続く中、
WFP=国連食糧機関の懸命の救援活動が行われる一方、イスラム原理主義が浸
透し新たなテロリストの温床となりかねない実態を伝えたものです。
受賞理由
「遠く離れた日本の広範な視聴者に、大きなジャーナリスティックな貢献をも
たらすもので、ソマリアがまったく崩壊状態にあることを明白に伝えてい
る」ことが受賞理由となりました。
授賞式：２００７年１２月７日（金）１９時半から、国連本部内
（日本時間１２月８日（土）午前）
授賞式には、別府記者が代表として出席し、賞を受け取る予定です。
なお、賞金１万ドルは、取材に協力してくれた WFP に寄付することにしています。
この賞で与えられる賞金は、取材対象や関係の国連機関などに寄付されるのが通例
となっています。
国連特派員協会とは：
国連創立から間もない１９４７年設立。現在、世界中から国連の取材に集まっ
てきているおよそ５０か国、２００人の特派員の親睦団体です。
１０年あまり前から、選考委員会を設けて、毎年秋、それまでの一年間、国連
に関連し特に発展途上国をめぐる報道の中からすぐれたものを選んで表彰。選考
は、放送部門などの部門ごとに行われ、NHK の受賞は放送部門での受賞です。
放送部門の金賞は、去年、一昨年はイギリスの公共放送 BBC に連続して与えら
れています。