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第2回 3月定例会
平成22年3月3日開会 平成22年3月17日閉会 平成22年第2回 和気町議会定例会会議録 和 気 町 議 会 平成22年第2回和気町議会定例会議事日程 1. 会 期 3月3日(水)から3月17日(水)までの15日間 2. 日 程 日 程 第1日 月 日 3月3日 曜日 開議時刻 水 午前9時 摘 要 本 会 議 1 開 会 2 議事日程の報告 3 会議録署名議員の指名 4 会期の決定 5 諸般の報告、所信表明 6 議案の上程、説明、質疑、採決 7 議案の上程、説明(条例、一般会計[当 初]) 第2日 3月4日 木 午前9時 本 会 議 1 開 議 2 議案の上程、説明(特別会計[当初]、その 他) 第3日 3月5日 金 午前9時 本 会 議 1 開 議 2 議案質疑、委員会付託 3 請願・陳情の上程、説明、質疑、委員会付託 第4日 3月6日 土 休 会 第5日 3月7日 日 休 会 第6日 3月8日 月 休 会(本会議) 午前9時 現地視察 総務常任委員会 厚生常任委員会 産業常任委員会 第7日 3月9日 火 午前9時 休 会(本会議) 和気駅周辺地区整備事業特別委員会 情報通信網整備事業特別委員会 総務常任委員会 厚生常任委員会 産業常任委員会 第8日 3月10日 水 午前9時 本 会 議 1 開 議 2 一般質問 第9日 3月11日 木 休 会 日 程 第10日 月 日 3月12日 曜日 開議時刻 金 午後9時 摘 要 本 会 議 1 開 議 2 委員長報告 3 質 疑 4 討論・採決 5 追加議案の上程、説明(補正、その他) 第11日 3月13日 土 休 会 第12日 3月14日 日 休 会 第13日 3月15日 月 午前9時 本 会 議 1 開 議 2 追加議案の質疑、委員会付託 第14日 3月16日 火 午後1時 休 会(本会議) 和気駅周辺地区整備事業特別委員会 情報通信網整備事業特別委員会 総務常任委員会 厚生常任委員会 産業常任委員会 第15日 3月17日 水 午前9時 本 会 議 1 開 議 2 委員長報告 3 質 疑 4 討論・採決 5 閉 会 平成22年第2回和気町議会定例会目次 ◎第 1 日 3月3日(水) ………………………………………………………………………………………… 1 ◎第 2 日 3月4日(木) …………………………………………………………………………………………19 ◎第 3 日 3月5日(金) …………………………………………………………………………………………25 ◎第 8 日 3月10日(水) ………………………………………………………………………………………69 ◎第10日 3月12日(金) …………………………………………………………………………………… 109 ◎第13日 3月15日(月) …………………………………………………………………………………… 131 ◎第15日 3月17日(水) …………………………………………………………………………………… 141 平成22年第2回和気町議会会議録(第1日目) 1. 招 集 日 時 平成22年3月3日 午前9時00分 2. 会 議 の 区 分 定例会 3. 会議開閉日時 平成22年3月3日 午前9時00分開会 午後2時29分散会 4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂 5. 出席した議員の番号氏名 1番 西 中 純 一 2番 広 瀬 正 男 3番 尾 﨑 忠 信 4番 草 加 信 義 5番 安 東 哲 矢 6番 実 末 一 敏 8番 児 山 勇 9番 草 加 敏 彦 10番 杉 本 春 山 11番 柴 田 淑 子 12番 幸 坂 陽 子 13番 坪 井 迪 郎 14番 安 藤 勝 介 15番 秋 山 政 美 6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 欠席 7番 当 瀬 万 享 遅参 13番 坪 井 迪 郎 早退 3番 尾 﨑 忠 信 7. 説明のため出席した者の職氏名 町 長 大 森 直 徳 副 長 朝 倉 健 作 会計管理者 早 瀬 光 信 総 務 部 長 森 川 立 美 財 政 課 長 木 庭 茂 晴 税 務 課 長 藤 本 和 男 まちづくり政策課長 小金谷 民生福祉部長 三 村 清 介 健康福祉課長 杉 本 晴 彦 介護保険課長 渋 藤 泰 三 産業建設部長 佐 藤 順 一 都市建設課長 原 野 勝 彦 上下水道課長 延 藤 隆 三 地域審議監 谷 口 正 明 総務福祉部長 野 山 頼 男 町 民 課 長 近 藤 嘉 章 事 業 部 長 有 正 辰 晴 建設上下水道課長 藤 原 敏 明 学校教育課長 小 林 社会教育課長 横 谷 朝 久 スポーツ振興課長 藤 本 敏 弘 教 育 8. 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長 村 中 博 - 1 - 町 長 稲 山 茂 敦 健 9. 議事日程及び付議事件並びに結果 議事日程 日程第1 付 議 事 件 等 会議録署名議員の指名について 結 果 14番 安藤勝介 1番 西中純一 日程第2 会期の決定について 日程第3 諸般の報告 15日間 議長 町長(所信表明) 日程第4 承認第1号 専決処分した平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)につ 承認 いて 日程第5 選挙第1号 選挙 田原用水組合議会議員の選挙について 日程第6 推薦第1号 推薦 和気町農業委員会委員の推薦について 日程第7 議案第2号 原案可決 備前広域環境施設組合の解散について 議案第3号 備前広域環境施設組合の解散に伴う財産処分について 日程第8 原案可決 議案第4号 和気町公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例につ 説明 いて 議案第5号 和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に 説明 ついて 議案第6号 和気町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第7号 和気町税条例の一部を改正する条例について 説明 説明 議案第8号 和気町企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税の課税免除 説明 に関する条例の制定について 議案第9号 和気町田原用水分担金徴収条例の制定について 説明 議案第10号 和気町営公共土木、農林土木事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例に 説明 ついて 議案第11号 和気町水道条例の一部を改正する条例について 議案第12号 和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例について - 2 - 説明 説明 議事日程 日程第9 付 議 事 件 議案第13号 平成22年度和気町一般会計予算について 追加日程第1 議員辞職について 等 結 果 説明 許可 - 3 - 午前9時00分 開会 (開会・開議の宣告) ○議長(秋山政美君) 皆様、ご苦労さまです。 ただいまの出席議員数は、13名、欠席1名、遅参申し出1名です。 したがって、定足数に達しておりますので、ただいまから平成22年第2回和気町議会定例会を開会します。 これから本日の会議を開きます。 (議事日程の報告) ○議長(秋山政美君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承願います。 (日程第1) ○議長(秋山政美君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、14番 安藤勝介君及び1番 西中純一君を指名し ます。 (日程第2) ○議長(秋山政美君) 日程第2、会期の決定についてを議題にします。 ここで、去る2月23日、議会運営委員会を開き、今期定例会の運営について協議した結果を委員長から報告 を求めます。 9番 草加君。 ○議会運営委員長(草加敏彦君) 報告した。 ○議長(秋山政美君) お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月17日までの15日間にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって会期は、本日から3月17日までの15日間に決定しました。 (日程第3) ○議長(秋山政美君) 日程第3、諸般の報告をします。 議長の諸般の報告は、別紙にてお手元に配付のとおりです。後ほどご一読をお願いします。 次に、町長から諸般の報告とあわせ、平成22年度町政執行に当たり施政方針演説がございます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) おはようございます。 諸般の報告をさせていただきます。 本日ここに、平成22年第2回和気町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の各位におかれましてはご 健勝にてご参集を賜りまことにありがとうございます。平成22年の予算を初めとして当面する重要案件につき ましてご審議をいただきますことに心から感謝を申し上げます。 去る1月25日招集の平成22年第1回臨時会以降の諸般の報告についてでありますが、1月28日、ヤクル ト本社を表敬し、田原下6万4,000平米の用地に工場立地を求めることについて協議をしてまいりました。 今後につきましては、平成22年度からコンサルによる調査を実施し、平成23年度から建設に着手し、平成2 4年度中に稼働を目指す計画であるということの方針を賜ったところでございます。 次に、2月6日、和気町青少年健全育成推進大会を開催し、善行表彰など青少年の健全育成に尽力された方々 の功労者表彰並びにポスター、啓発作品の優秀者の表彰を行いました。式典後の記念映画では、アニメの「メジ ャー」を上映し、青少年の健やかな成長を願ったところであります。 - 4 - 次に、2月22日、備前広域環境施設組合議会定例会及び議会臨時会が開催され、今後は各市町の定例会にお いて当組合の解散議決並びに解散に伴う財産の処分の議決をすることになりました。 次に、学校教育施設等の整備状況についてご報告申し上げます。 町立学校施設等の耐震化に伴う改築、改修につきましては、建築物の耐震診断評価委員会の改修診断に不測の 日数を要したことから、平成22年度の着工となります。なお、工期につきましては、児童・生徒の安全、授業 中の騒音、振動の影響を受けないよう、夏季休業中に集中して工事を行う計画であります。 次に、和気中学校施設整備工事は順調に進捗いたしております。改築中の南棟とあわせて共同調理場は7月末 の完成を予定いたしております。北棟は、8月に仮校舎の方へ引っ越しを行い、耐震改修工事を平成23年3月 に終えてすべて完了することになります。また、耐震補強工事を行わない施設の改修につきましては、夏季休業 中の完成を予定しており、発注作業を進めております。 本荘小学校の共同調理場は8月着工の予定で、実施設計を現在行っているところでございます。 次に、佐伯中学校の体育館となる佐伯体育館の改修工事、校舎との連絡通路新設工事は2月中に着工してお り、5月連休までには完成する予定でございます。 次に、学校の情報通信設備の環境整備事業、ICTにつきましては、図書システムの導入に伴う書籍の登録作 業もほぼ完了し、地デジテレビ、電子黒板は一部欠品を除き3月末までには納品する予定であります。 また、教育用パソコンについては、佐伯中学校は平成22年早々、和気中学校は南棟の完成時期に合わせて納 品する予定であります。 以上、簡単でありますが、諸般の報告とさせていただきます。 ここで、議長にお許しをいただきましたので、本議会定例会において審議をいただきます平成22年度予算案 等の説明を申し上げます前に、町政運営について私の所信を申し述べさせていただきたいと存じます。 初めに、平成22年度における町政運営の基本方針について申し上げます。 国の内外は、急速な円高進行で高まる景気二番底リスクやドバイの信用不安など、一国経済では対応できない 状況の中、グローバリゼーションが急速に進んでおります。一方、地方財政につきましては、人口減少、少子・ 高齢化が本格化する中にあって、医療・介護保険制度や少子化対策を充実していくために、持続可能な財政運営 を図り、財政健全化に向けた一体改革に取り組んでいくことが求められております。このため、地方公共団体 は、総人件費の抑制を初めとする行財政改革を着実に実行し、財政体質の健全化に努め、創造性、自律性を高 め、地方税財源の充実を図っていく必要があります。 現在の本町では、新町建設計画、行財政改革大綱、集中改革プランにのっとり、住民福祉の向上のため、創意 と工夫を凝らし、多様で個性豊かなまちづくりを進めております。創造性豊かな児童・生徒をはぐくむため、教 育施設整備など教育環境の充実による人づくりや地域住民の安心・安全の確保のために、情報通信網の基盤整備 にも着手いたしております。都市部との情報通信格差是正や生活利便性の向上を図りつつ、助け合いのまちづく り事業の更なる推進とコミュニティーの拠点づくりの構築など、住民一人一人が和気町に住んでよかったと実感 できるものの実現に向けて、取り組んでまいります。 また、近年の和気町を取り巻く環境の変化に対応した内容で、新たな町行財政運営の指針となる和気町第1次 総合振興計画及び町民憲章の策定を進めております。この計画づくりに当たっては、公募委員やパブリックコメ ントの聴取など、広く町民の意見を集約し反映しながら進めてまいります。町民と行政が、町の将来ビジョンを 共有する中、計画がなされるこの指針により、将来都市像の実現に向けて効果的かつ効率的な事業の進行管理を 導入して、計画の実効性や行財政の効率化を図ってまいります。 本町は平成18年3月の合併以来、国、県の財政支援により、基金に依存することなく財政運営を行うことが できました。しかしながら、財政支援は一時的なものであり、年々段階的に減少しているため、歳出規模の縮小 - 5 - 傾向は今後も当分の間継続する予定であります。将来的には、普通交付税の算定の特例の終了を見据え、より収 支を均衡させ、行財政構造を長期的に持続可能なものに転換していく必要があります。 平成20年度決算に基づく財政指標は、財政健全化判断比率の一つであります実質公債費比率は19.1%、 警戒ラインである18%を超えており、更に経常収支比率も95.6%と高い数値となっております。地方公共 団体の財政の健全化に関する法律が全面施行されることから、地方公共団体としてよリー層自立した財政運営に 取り組まなければなりません。 国の平成22年度の予算編成の基本方針によりますと、地域のことは地域で決める地域主権の確立に向けた制 度改革に取り組むとともに、地域に必要なサービスを確実に提供するよう、地方財政の所要の財源を確保するこ とで、住民生活の安心と安全を守るとともに、地方経済を支え地域の活力を回復させていくこととされておりま す。 こうした中で、和気町においては、収入面では景気回復のおくれに伴う町民税の減収が予想されますが、雇用 等臨時特例措置費など別枠の加算により全国で1兆1,000億円の増額がされた地方交付税や大幅な増額が予 定されている臨時財政対策債などを見込み平成22年度当初予算を算定いたしております。そのほか、合併特例 債の有効活用、遊休地資産の処分、適正な受益者負担の設定など歳入の確保に努める必要があります。 一方歳出面では、行財政改革大綱及び集中改革プランに基づき、引き続き経常経費の効率化を進めつつ、財政 状況を考慮しながら新町建設計画における重点事業を推進していく必要があります。ここ数年、大型事業が続き ますので、後年度負担に配慮しつつ、慎重な行財政運営を心がけてまいりたいと考えております。 こういった状況を踏まえた平成22年度も、新町建設計画の基本方針である健康で元気なまちづくり、活気あ るまちづくり、住民主体のまちづくりの表現に向けて、創意と工夫を凝らし、多様で個性豊かなまちづくりを進 めてまいります。 それでは、平成22年度の主要施策につきまして述べさせていただきます。 まず、快適で住みよいまちづくりの創造でありますが、幹線道路を中心とした道路網の体系的な整備の促進に つきましては、県営事業で平成21年度から事業着手されております藤野地内の主要地方道岡山赤穂線の道路改 良は、今年度21年度は測量設計を行っており、間もなく詳細のルートが地元に示される段階になっておりま す。そして、22年度は用地並びに補償物件の調査業務を行う予定で、順調な進捗状況であります。 次に、益原地内の国道374号線の整備につきましては、平成20年度から事業着手し、21年度から工事に 入っており、今後5年間にわたって和気用水の暗渠化並びに国道のかさ上げ工事を行う予定であります。完成い たしますと、大雨による道路浸水での地域分断は回避できることになると期待いたしております。 次に、地域公共交通デマンド型タクシー和気あいあいタクシーの運行につきましては、平成18年3月の導入 開始から3年を経過する本年1月末で利用者は延べ7万1,267人で、平成21年4月から平成22年1月ま で稼働日数は201日で2万4,274人、1日平均171人の利用者となっております。先に行いました利用 者アンケートの調査を受けて、利用者からより便利な運行の要望の中、玄関口まで送迎ができるように、更にふ くそうする予約に対応するため、本年4月から小型車を増車し運行予定でございます。今後におきましては、事 業主体の商工会並びにタクシー事業者を初めとする運行事業者とより連携を密にして、佐伯地域の要望等を含め た町民に喜ばれる利用しやすい地域公共交通の確保に努めてまいりたいと考えております。 次に、和気駅周辺都市再生整備事業につきましては、21年度、測量設計業務並びに建物等の補償調査業務を 行い、この2月から用地並びに補償物件の権利者に対して説明を行い、合意を求めている段階であります。平成 22年度は補償契約を行う予定で、順次工事に着手してまいりたいと考えております。 なお、和気西踏切の拡幅につきましては、まちづくり交付金事業とは切り離して、事業費の縮減及び経費負担 の軽減を配慮しながら、事業化の検討を行っております。 - 6 - 次に、情報通信網整備事業の推進につきましては、過日、情報通信網整備事業特別委員会においてご報告を申 し上げましたが、2月12日には地域活性化・公共投資臨時交付金限度額も示され、いよいよ全町に情報通信基 盤の整備を進めることといたしました。今後におきましては、所定の事務手続を進めて、早期に地域情報の基盤 整備工事を完了し、町民の皆様に行政告知サービス並びに高度情報サービスの提供ができるよう努めてまいりま すので、今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に、生活環境の整備についてでありますが、県営事業の初瀬川改修つきましては、通行に不便をかけており ました初瀬橋の架け替えが21年5月に完了し、22年度は初瀬川改修に合わせて3年間の予定で、町道尺所衣 笠線並びに井堰の改修に着手する予定で、一日も早い完成に向けて推進してまいりたいと考えております。 次に、田原上地内の吉井川の堤防改修につきましては、新田原井堰下流の400メートルの区間における無堤 防区間の築堤工事を実施し、この3月中旬には町が実施しておりますゲート工事も完了する見込みであります。 今後の大雨による増水に対しましては、住民の安全確保に寄与できるものと期待いたしております。 また、佐伯地内の吉井川河川改修につきましては、県営事業で和気町岩戸から赤磐市稲蒔間の約11キロメー トルを、平成21年度より総事業費約40億円で築堤、護岸の改修工事を進めてまいります。平成21年度から は測量設計を行っており、22年度においては、詳細設計及び支流の測量設計を行う予定であります。今後は地 元住民の工事計画等を協議を持ちながら推進してまいりたいと考えております。 次に、石生地区に建設を進めてまいりました町営住宅につきましては、おかげで3月21日に落成を迎えるこ とになりました。このことにより、少子化の歯止め、若者定住の推進の一助になることを期待いたしておりま す。全体計画は12戸の建設を予定いたしておりますが、以降につきましては、企業誘致など状況を見きわめな がら今後検討してまいりたいと考えております。 次に、ごみの減量化に向けた取り組みについてでありますが、北部衛生施設組合の13分類の収集、昨年から 推進しておりますレジ袋の有料化によるマイバッグ運動、そして、プラスチック包装容器の回収を平成22年度 から佐伯地内で、平成23年度から全町で実施すべく進めているところであります。また、生ごみの処理につい ても、今後各家庭への周知により、コンポスト化等への推進案を示しながら、ごみの減量化、循環型社会の形成 へ意識改革をしていくことを大きな課題とし、地域住民が一体となった取り組みを行えるよう努力してまいりま す。 次に、健やかに安心して暮らせるまちづくりの創造でありますが、まず子育て支援対策についてであります が、子育てと仕事の両立支援のみならず、子育ての孤立化等の問題も踏まえ、広くすべての子供と家庭への支援 という観点から推進してまいります。その際は、社会的養護を必要とする子供の増加や、虐待等の子供の抱える 背景の多様化という状況に十分対応できるよう、社会的擁護体制について、質、量ともに整備を進めることと し、家庭的な養護の推進、自立支援策の強化という観点も踏まえて取り組んでまいります。 次に、障害者支援についてでありますが、障害者の社会参加として自立を支援するために、身近なところで機 能訓練や生活訓練、就労支援などサービスを利用できるよう、サービス提供者を確保する必要があります。ま た、障害者が地域で自立した生活を送るために、就労により安定した収入を得ることも重要となります。障害者 の雇用や就労を促進するために、労働、保健、福祉、教育等の関係部門、機関が提携を図りながら、能力、適性 に応じた雇用、就労の機会の拡大、職業能力開発等について、一人一人の希望や障害の状況に応じた就労への支 援を引き続き行ってまいります。 次に、高齢者福祉及び健康づくりについてでありますが、本町においても急速な高齢化が進んでおることか ら、高齢期に入る前から健康意識を高め、自主的な健康づくり、日々の生活の中で生活習慣病の予防を進めてい くために、愛育委員及び栄養委員、また老人クラブと協力し、よっこらどっこい体操の普及啓発に努めてまいり ます。 - 7 - 更に、特定健康診査及び特定保健指導についても、受診率の向上を進め、メタボリックシンドロームの該当者 の減少に取り組み、総合的な健康づくりに取り組んでいくことに、住民一人一人がバランスのとれた食生活、適 度な運動、十分な休養等、健康的な生活習慣に取り組めるよう、健康づくりの意識啓発や健康増進活動を推進し てまいります。 次に、心豊かな人を育てるまちづくりの創造でありますが、子供たちの教育につきましては、今年度行われま した全国学力・学習状況調査と、全国体力・運動能力、運動習慣等調査して、和気町の子供たちは、学力、体力 にもおおむね全国の状況を上回っています。平成22年度も、次世代を担う子供の望ましい人間形成を目指し、 人権教育を基盤として、子供の豊かな心と確かな学力、健やかな身体をはぐくんでいきます。そのために、指導 に当たっては一人一人の子供の自立を促し、子供の能力を最大限伸長する教育を進め、信頼される学校教育の実 現に向けて努力してまいります。 主な取り組みにつきましては、幼児の活動内容を豊かにし、集団社会での人間形成のよりよい基礎を培ってい くために、佐伯幼稚園と佐伯保育園を幼・保一体化の佐伯にこにこ園として本格運用することとともに、他の幼 稚園と保育園でも交流を進め、幼児教育を充実してまいります。 また、スクールサポーターを各学校へ配置し、支援を必要としている子供たちの自立を促していきます。平成 22年度には、本荘小学校へ通級指導教室を設置する予定で、特別支援教育の充実に取り組んでまいります。県 とも交渉いたしておりますが、ほぼ方向性が出てきたところでございます。 更に、ふるさと教員を活用し、体験学習や交流学習、ボランティア活動などを推進するとともに、学校司書を 活用し子供たちの読書活動を充実させていきたいと考えております。 次に、総合文化体育の推進並びに野外スポーツの振興についてでありますが、町民一人一人が気軽に文化活動 に参加できる環境づくりに努めるとともに、町民の自主的な芸術創作活動の発表と交流の場を提供し、芸術伝統 文化の一層の充実を図ってまいります。そして、文化遺産を有効に活用し、町民が地域の文化に触れる機会を充 実してまいりたいと考えております。また、だれもがそれぞれの生活の場において、いつでもスポーツ、レクリ エーション活動に参加できるスポーツ環境整備、活動機会の充実に努めてまいります。 次に、活力に満ちあふれ発展していくまちづくりの創造でありますが、まず農業振興についてでありますが、 今月末までに農業を考える会のそれぞれの研究グループの結果報告が出ることになっており、今後はその結果を 基に推奨農産物の普及方法あるいは学校給食や農家レストランにおける地産地消等について、検討を進めてまい りたいと考えております。 次に、企業誘致につきましては、田原下用地への立地については、先ほど諸般の報告でお話ししたとおりであ りますが、ほかにも備前市の長崎鉄工株式会社につきまして、今年度中の着工に向けて準備が進んでいる状況で あります。 そして、住民と行政の協働のまちづくりの創造でありますが、助け合いのまちづくりを推進してまいります。 平成19年度、町内9地区の協働事業計画の策定から始まり、平成20年度から平成24年度までの5カ年間、 積極的に地域活動に取り組んでいただくこととなっております。平成22年度は、5カ年計画の中間地点として 差しかかります。これまでの活動の成果並びに反省点、問題点を再検討していただき、地域に潤いと活力をもた らす地域協働事業が実施され、大いに地域の活性化をするものと期待いたしております。 次に、第1次和気町総合振興計画に関しましては、議会代表の方々に加わっていただき、11月20日並びに 1月29日の両日、2回の審議会を開催し審議を行いました。審議会委員は、町民の公募を含めて総勢20人の 委員をもって平成23年度から平成32年度の10年間の総合振興計画案を策定し答申をいただくことにいたし ております。 なお、この場をかりましてご報告を1件追加させていただきます。 - 8 - 昨年6月、日笠下地内において交通事故を起こし、相手側町民を死亡させた町職員の処分につきましては、検 察庁から自動車運転過失致死による罰金刑が科せられ、町といたしましても、地方公務員法に違反する非違行為 として、減給10分の1、6カ月の処分といたしております。後につきましては、各職員におきまして、常に全 体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、職務の遂行に当たって、緊張感を持って全力を挙げてこれに専念 するとともに、引き続き交通安全意識の高揚を図るため研修を重ね、再びこのようは痛ましい事故が起きないよ う特段の配慮を行ってまいります。 以上、平成22年度の主要施策、そして諸般の報告について要点のみ申し上げましたが、合併後4年を終えた 節目の年度を迎え、引き続き町民の負託をいただきますよう精いっぱい頑張りますので、議員皆様方のご支援、 ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、私の所信とさせていただきます。ありがとうございまし た。 (日程第4) ○議長(秋山政美君) 日程第4、承認第1号専決処分した平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第 3号)についてを議題とし、提出者の説明を求めます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは、本日提案いたしております承認第1号につきましてご説明申し上げます。 承認第1号は、専決処分した平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、地方 自治法第179条第1項の規定により2月1日専決処分をいたしており、同条第3項の規定に基づきこれを議会 に報告し、承認を求めるものであります。 この補正につきましては、既定の予算に1億2,797万3,000円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞ れ82億8,088万3,000円とするものでございます。内容は、国、県からの各種交付金等の額が決定し たことによる追加が主なものであります。 ○議長(秋山政美君) 町長、町長、違いますよ。 ○町長(大森直徳君) それでは、失礼しました。承認第1号でございます。専決処分した平成21年度和気町 介護保険特別会計補正予算(第3号)ということで、これにつきましては補正額が279万円を追加して、歳入 歳出予算の総額、歳入歳出それぞれ16億1,026万9,000円にするものでございます。介護保険につき まして、緊急を要する案件でございますので、専決処分をさせていただきましたので、担当課長の方で細部説明 を行いますので、よろしくご審議、ご承認いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(秋山政美君) 次に、承認第1号の細部説明を求めます。 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) 承認第1号説明した。 ○議長(秋山政美君) これから、承認第1号の質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 承認第1号は、会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議あり ませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって承認第1号は、委員会付託を省略することに決定しました。 - 9 - 次に、お諮りします。 承認第1号を討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 承認第1号専決処分した平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第3号)については、承認すること に、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって承認第1号は、承認することに決定しました。 (日程第5) ○議長(秋山政美君) 日程第5、選挙第1号田原用水組合議会議員の選挙を行います。 ここで事務局長に説明をさせます。 事務局長 村中君。 ○事務局長(村中 博君) 選挙第1号説明した。 ○議長(秋山政美君) お諮りします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思いますが、ご異 議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって田原用水組合議会議員の選挙の方法は、指名推選で行うことに決定しました。 お諮りします。 指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって、私が指名することに決定しました。 ここで、推薦名簿を配付いたしますので、しばらく時間をいただきたいと思います。 杉本産業常任委員長を通じまして、石生地区から推薦のあった方でございますので、ご了承願います。 田原用水組合議会議員に原 学君、杉本 巧君、青木達男君、水井弘文君の4名の方を指名します。 お諮りします。 ただいま私が指名しました原 学君、杉本 巧君、青木達男君、水井弘文君の4名の方を田原用水組合議会議 員の当選人と定めることに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名しました原 学君、杉本 巧君、青木達男君、水井弘文君の4名の方が田原用水組 合議会議員に当選されました。 (日程第6) ○議長(秋山政美君) 日程第6、推薦第1号和気町農業委員会委員の推薦についてを議題とします。 ここで、事務局長に説明をさせます。 事務局長 村中君。 ○事務局長(村中 博君) 説明した。 - 10 - ○議長(秋山政美君) お諮りします。 農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定により、議会の推薦する農業委員に、吉久豪右君、金 光義則君、太漏寛剛君、楠本将雄君の4名の方を推薦したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって、農業委員に吉久豪右君、金光義則君、太漏寛剛君、楠本将雄君の4名の方を推薦することに決定 しました。 (日程第7) ○議長(秋山政美君) 日程第7、議案第2号及び議案第3号の2件を一括議題とし、提出者の説明を求めま す。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは、議案第2号及び議案第3号の2議案につきまして、一括して説明いたしま す。 初めに、議案第2号の備前広域環境施設組合の解散についてでありますが、地方自治法第288条の規定によ り平成22年3月31日をもって備前広域環境施設組合を解散することについて、同法第290条の規定により 議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第3号の備前広域環境施設組合の解散に伴う財産処分についてでありますが、地方自治法第289 条の規定により備前広域環境施設組合の解散に伴う財産処分を関係地方公共団体の協議の上、定めることについ て、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当部長に説明させますので、ご審議、ご議決賜ります ようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第2号及び議案第3号の2件、順次細部説明を求めます。 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 議案第2号・議案第3号説明した。 ○議長(秋山政美君) これから議案第2号及び議案第3号の2件の質疑を行います。 まず、議案第2号備前広域環境施設組合の解散についての質疑はありませんか。 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 議会制民主主義で和気町の議会が賛成多数で解散に同意したということでございますけ れども、この備前広域施設組合の組合議会の中ではどういう話になったのか、そこら辺をちょっとお聞かせ願い たいというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それぞれ備前、瀬戸内、赤磐市等の新聞報道で備前、瀬戸内が脱退し、赤磐市と和気町 というのは1市1町で次の組合を形成しようということでそれぞれに議案をつくって進めてまいりましたが、結 果は備前市、瀬戸内の脱退については、その脱退の申し出になっておりますが、1市1町について、赤磐市は議 決されましたけれども、和気町において否決という形になってまいりましたので、3市1町が全面的にその議案 に対して同意、賛成議決がなければ、次のステップに上がれなかったわけでございますので、それができなかっ たということで今回の3市1町の組合を全面的に解散の方向へ向けての今回の議案提出でございますので、これ によってそれぞれの各3市1町が独自のごみ行政を推進していくという方向になったという、これが議決され て、それぞれの市、3市1町が全面的に議決されるならば、それぞれの町がごみ行政を推進していくことになり ます。なおまた、これがどこかの市ないし町が否決するならば、またこの広域行政というのはこのままの形で形 - 11 - 骸化しながら残っていくという状況でございます。その辺のご理解をいただきながら、今回の次なるステップ は、一応この議決をいただいて各市、町が独自のごみ行政を行っていく方向でスタートをしていく、そしてその 後の状況につきましては今後の検討課題になってまいりますけれども、今の状況とすれば、それしか選択肢はな いといったことでございますので、その辺のご理解いただきたいというように思います。 ○議長(秋山政美君) 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) そういう状況は十分に把握はしとるわけですけれども、当初1市1町という形で赤磐市 と話し合いの中で広域ごみを再度立ち上げていこうじゃないかという状況でありました。しかしながら、この和 気町議会の中で2市が脱退するならば、再度白紙に戻して解散をして、新たな組み合わせを考えるべきじゃない かというような和気町の議会での決議があったわけです。しかしながら、備前、瀬戸内は当然脱退を要望しとっ たわけですから問題はなかったわけですけれども、和気町が脱退するということに対して赤磐市はどういう感覚 を持ってこの承認に至ったか、その辺の背景をちょっとご説明をいただきたいというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) もともと2市脱退で1市1町で枠組みの中でやっていこうということで、それぞれ合意 をしながら議案として進めてきたわけなんですが、和気町のこういった否決ということでこの案は、1市1町の 枠組みの案は流れたわけなんですが、赤磐市とすればもうぜひ和気と1市1町でごみ行政を進めていきたい、基 本的には人口5万以上、それから400平方キロメートルという一つの枠以上を確保しながら国の交付金を受 け、そして有効、適切な施設をつくっていこうというのがそれぞれの方向であったわけなんですが、和気町が否 決したということで、この線につきましてはもう今のところ今回のそれぞれの独自の方向へ向けてのこの議案に なったわけでございますので、その辺のご理解をいただきたいというように思います。 ○議長(秋山政美君) 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 町長の言われることもわかりますし、脱退し単独で行政を進めていくということではあ るわけですけれども、今後についてはもう単独でしか生きる道はないということなんですか。それともまだまだ これから十分検討しながらよその枠が組めればそういう形で広域的ごみ処理をできるかどうか、そこら辺の検討 はどういうふうになっておられるのか、町長、ちょっとその辺のご意見をお聞かせ願いたいというように思いま す。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 1市1町に該当する赤磐、和気につきましては、25年3月31日までに施設整備をし なければ、その市ないし町のごみの処理ができていかないということでございますので、非常に短期間であり、 事務処理上は非常に難しい状況ではございますけれども、もう今の段階とすれば全力でそういう方向へ向けて頑 張ることしかない。ただし、先ほど言いました一つの基準がございます。特例が、過疎とかというような特例が ございますけれども、そういった点についても県ないし国の見解というものはやはり実態、それから今後の申請 によって判断させていただきますということでございますので、そういう一つのネックをクリアしていく、そう いった過程の中で、なかなか交付金の対象にならない、それから起債も認められないという、一般起債になって まいりますと行政負担というのが多くなってまいりますから、再度1市1町の枠組みで経費節減を含めて財政厳 しいときですから、やろうじゃないかという申し入れ、双方での話し合いができるような場があるかもしれませ んけれども、今のところこの1月に一応こういう方向が一応和気町の否決によってなったわけですから、きょう あすにはそういった線の歩み寄り、また話し合いをせんかというテーブルは今のところございません。ただ、根 底の中に、赤磐市とすれば和気町との枠組みは残したいなという本当に望みは、一抹の望みは持っておられると いうことはそれぞれの議員なり市長から聞いておりますので、今後の推移の中でどういう形が、申し入れがある かわかりませんけれども、和気町としましても選択肢の2つの組合と、それから単独という形をこれから模索し - 12 - ていく中で、25年末までにそれぞれの整備施設というのが非常に厳しい状況でございます。26年、27年と いうような推移を経なければ、一つの新しい方向性が出てこないということもございますので、十分そこら辺を 踏まえて今後のことにつきましては双方でまたそういった話ができれば、皆さんの本当に合意をいただきなが ら、そういう方向も考えられないことはないということだけは念頭に置いていただきたいというのが私の願いで ございます。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第3号備前広域環境施設組合の解散に伴う財産処分について の質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 今組合の方では環境アセスメント等のそういうコンサルタント会社っていうんですか、 そういうところに発注をしているわけであります。それについては、恐らくもう今年度中にはできないというふ うなことを私組合傍聴しまして言っておったと思います。これについては、今後どのようになっていくのか、一 部紛糾というんですか、会社が債権というか、それについて、債権じゃないや、その支払いといいましょうか、 それについて異議を申し立てるんではないかというふうなことも考えられるわけであります。その見通しについ てはどのように思っておられるのかお聞きしたいと思います。 それから、これは意見になるかもしれませんが、若干、やはりこういう組合を発足する途上においてはいろい ろと議会の中でかなり拮抗したことがあったと思います。本町でもありましたし、瀬戸内市などでは同数になっ て議長裁決で可決をするというふうなこともありました。ぜひこういうもめるといいましょうか、なかなか困難 なものについてはやっぱりきちっと本当に議論をして、本当に公開して、執行部も十分本当に内容を公開、情報 公開していただいて、今後こういういろいろなこと、コンポストについてもいろいろ動きがあるというふうに聞 いております。そのようなことをお願いしたいというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 財産処分の中での契約条項で進めておることにつきましては、いわゆる事業者との協議 の中でこれから精査していくわけなんですが、補償金等の問題等もございましょうから、そういったことも精査 しながら、今のいわゆる残金でもって処理を進めながら後の財産処分を進めていくということでございますか ら、契約が途中で解約になってくれば、補償金等の問題も生じてきたり、そういったことの精査をしながら、最 終的にはいわゆる組合の歳計現金等の処理等につきましても清算をしていかなきゃいけない時期が来るわけです が、今のところまだそういった特別大きな問題には至っておりません。 それから、こういった問題がこういうふうなことに至ったことについては、もう少し慎重に方向性を見きわめ ながらやるべきだということでございますが、この事業、本当に10年間以上をもちまして協議会をつくりなが ら協議を進めてきたわけでございます。その中ではう余曲折ありましたとは言いながら、そういった長年の懸案 事項であったこの事業でございますので、それぞれの各市町ともそういったことを踏まえた基礎的なものを持ち ながら、この組合というものを形成してきたわけなんで、10年間が何の意味があったのかということにもなろ うかと思いますので、ぜひこれからは長期的な計画も進めてきた経緯がこういう形で崩れてくるということは非 常に残念であるわけなんですが、ぜひ方向性を、やはりそれぞれの市町が見きわめながらやっていかなきゃいけ ないということは十分承知はいたしておりますが、やはりそういった長年の協議の中で積み上がったということ の経緯をもって我々もそれを信頼しながら進めてきたわけでございますので、その辺のご理解はいただきたいと いうように思っております。 ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 - 13 - (1番 西中純一君「はい」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第2号及び議案第3号の2件を、会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思 いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第2号及び議案第3号の2件は、委員会付託を省略することに決定しました。 次に、お諮りします。 議案第2号及び議案第3号の2件を討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから議案第2号及び議案第3号の2件を採決します。 まず、議案第2号備前広域環境施設組合の解散については、原案のとおり決定することに、ご異議ありません か。 〔「異議あり」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議がありますので、この採決は起立によって行います。 議案第2号備前広域環境施設組合の解散については、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願いま す。 〔賛成者起立〕 ○議長(秋山政美君) 起立多数です。 したがって議案第2号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第3号備前広域環境施設組合の解散に伴う財産処分については、原案のとおり決定することに、ご 異議ありませんか。 〔「異議あり」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議がありますので、この採決は起立によって行います。 議案第3号備前広域環境施設組合の解散に伴う財産処分については、原案のとおり決定することに賛成の方 は、起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(秋山政美君) 起立多数です。 したがって議案第3号は、原案のとおり可決されました。 ここで場内の時計が、10時25分まで暫時休憩といたします。 午前10時15分 休憩 午前10時25分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ただいま尾﨑議員が退席されましたので、出席議員数は12名となりました。 (日程第8) ○議長(秋山政美君) 日程第8、議案4号から議案第12号までの9件を一括議題とし、提出者の説明を求め ます。 - 14 - 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは、引き続きまして議案第4号から議案第12号までの9議案につきまして、一 括して説明をいたします。 初めに、議案第4号の和気町公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例についてであり ますが、公益法人制度の改正に伴い関係条例の規定整備を行うため議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第5号の和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてであり ますが、地域公共交通会議委員、町民後見人養成事業運営委員会委員、介護保険事業運営委員会委員及び男女共 同参画推進委員会委員の報酬等について新規に規定いたすため関係条例の規定整備を行うことについて議会の議 決を求めるものであります。 次に、議案第6号の和気町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでありますが、労 働基準法の一部を改正する法律が平成20年12月12日に公布され、平成22年4月1日からの施行に伴い、 月60時間を超えた時間外勤務に係る時間外勤務手当の支給割合を引き上げることについて関係条例の規定整備 を行うため議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第7号の和気町税条例の一部を改正する条例についてでありますが、水利地益税の田原用水分担金 への移行に伴い関係条例の規定整備を行うことについて議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第8号の和気町企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税の課税免除に関する条例 の制定についてでありますが、地方税法及び企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に 関する法律の規定により、企業立地及び事業高度化を促進し産業集積の形成及び活性化を図るため、固定資産税 の課税について和気町税条例の特例を定めるため関係条例の規定整備を行うことについて議会の議決を求めるも のであります。 次に、議案第9号の和気町田原用水分担金徴収条例の制定についてでありますが、これまで和気町税条例の規 定により課税されていた水利地益税を、地方自治法の規定に基づき田原用水組合の受益者から分担金として徴収 するよう関係条例の規定整備を行うことについて議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第10号の和気町営公共土木、農林土木事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例についてであ りますが、平成21年8月の台風9号により発生した災害が激甚の指定となり関係災害復旧事業の補助率が増嵩 となったため、関係条例の規定整備を行うことについて議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第11号の和気町水道条例の一部を改正する条例についてでありますが、合併後の水道事業の業務 効率化を図ることを目的に施工している水道連絡管事業により上水道事業益原区の一部を佐伯簡易水道事業に移 行することに伴い関係条例の規定整備を行うため議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第12号の和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例についてでありますが、岡山県の老人 医療制度の見直し等に伴い、町の老人医療制度による身体障害者手帳所持者の対象条件を見直すことについて関 係条例の規定整備を行うため議会の議決を求めるものであります。 以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当部長並びに課長に説明させますので、ご審議、ご議 決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第4号から議案第12号までの9件、順次細部説明を求めます。 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 議案第4号・議案第5号・議案第6号説明した。 ○議長(秋山政美君) 税務課長 藤本君。 ○税務課長(藤本和男君) 議案第7号・議案第8号説明した。 ○議長(秋山政美君) 産業建設部長 佐藤君。 - 15 - ○産業建設部長(佐藤順一君) 議案第9号説明した。 ○議長(秋山政美君) 建設上下水道課長 藤原君。 ○建設上下水道課長(藤原敏明君) 議案第10号・議案第11号説明した。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 議案第12号説明した。 (日程第9) ○議長(秋山政美君) 日程第9、議案第13号平成22年度和気町一般会計予算についてを議題とし、提出者 の説明を求めます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは、引き続きまして議案第13号の平成22年度和気町一般会計予算について説 明いたします。 まず、平成21年度の決算見込みですが、本年度も引き続き財政調整基金等と取り崩すことなく黒字決算がで きる予定であります。 (「おい、29号の細部説明はせんのか、きょう。29の細部説明はせんの か言よん」の声あり) 29。 (「後か」の声あり) 後です、後です。 (「後ですね」の声あり) はい、一般会計先やりますんで。 まず、平成21年度の決算見込みですが、本年度も引き続き財政調整基金を取り崩すことなく黒字決算ができ る予定であります。これは、合併による財政支援によるところが大きく、今後交付税の一本算定が始まる平成2 7年度に向けて組織改革を含めた更なる行財政改革が必要と考えております。 平成22年度の財政見通しは、歳入では景気の回復のおくれによる町民税の減少が予想されますが、臨時財政 対策債を含めた実質的な地方交付税の総額が、国全体で前年度比17.3%の増加となっており、本町でも増加 の予定であります。歳出では、義務的経費に加え特別会計や一部事務組合への負担も引き続き高い水準にあり、 また大型事業の実施に伴う一般財源も増加の傾向にあります。 こうした中、このたび景気対策として国の2次補正で新たに交付金が創設されており、また追加もまた先日あ ったわけで、これらを含めて有効に活用しつつ、財政状況を考慮しながら新町建設計画における重点事業を推進 してまいりたいと考えております。 さて、本年度の内容でございますが、本年4月の町長選挙を控え、経常的経費及び継続事業を中心に編成し、 できるだけ新規事業及び投資的経費を抑えたものとなっております。 その結果、一般会計の予算規模は82億4,800万円で、前年度予算に対して4.9%、額にして3億8, 800万円の増額となっております。 歳入の主なものでは、町税が前年度当初比5.0%の減、14億6,128万8,000円、地方交付税は国 の別枠の加算などを見込みながら、前年度当初比2.3%増の35億5,000万円を計上いたしております。 国庫支出金では、土木費補助金を主に5億1,269万7,000円を、県支出金では民生費負担金など3億 2,988万7,000円を見込んでおります。繰入金は、収支不足によりやむを得ず財政調整基金及び減債基 金からそれぞれ1億2,000万円、ふるさとづくり基金から1,655万円などを取り崩すことにいたしてお ります。繰越金は、前年度繰越金として1億5,000万円を計上し、町債では和気駅周辺整備事業3億3,5 - 16 - 80万円、臨時財政対策債4億7,000万円など、前年度当初比39.5%増の14億5,790万円となっ ております。 次に歳出ですが、性質別では人件費、扶助費及び公債費を合算した義務的経費を28億795万4,000円 で全体の34.0%を占め、次いで物件費、維持補修費及び補助費等、消費的経費が23億5,635万9,0 00円で構成比28.6%、投資的経費が15億3,179万6,000円で構成比18.6%、積立金、繰出 金、その他が15億5,189万1,000円で構成比は18.8%となっております。 投資的経費の主なものは、和気駅周辺整備事業6億877万6,000円、本荘共同調理場整備事業3億2, 055万3,000円、和気中学校校舎整備事業3億3,192万円などであり、地元要望事業の大部分は、平 成21年度国の第2次補正予算による地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業として、一般会計補正予算(第8 号)で計上予定にいたしております。 以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当課長に説明させますので、ご審議、ご議決賜ります ようよろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第13号の細部説明を求めます。 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 議案第13号説明した。 ○議長(秋山政美君) ここで場内の時計が、午後1時まで暫時休憩とします。 午後0時02分 休憩 午後1時00分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 議案第13号説明した。 ○議長(秋山政美君) ここで暫時休憩とします。 午後2時08分 休憩 午後2時27分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 尾﨑忠信君から議員の辞職願が提出されています。 お諮りします。 尾﨑忠信君の議員辞職の件を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって尾﨑忠信君の議員辞職の件を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。 (追加日程第1) ○議長(秋山政美君) 追加日程第1、尾﨑忠信君の議員辞職の件を議題とします。 職員に辞職願を朗読させます。 事務局長 村中君。 ○事務局長(村中 博君) 朗読した。 ○議長(秋山政美君) お諮りします。 尾﨑忠信君の議員の辞職を許可することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 - 17 - したがって尾﨑忠信君の議員の辞職を許可することに決定しました。 以上で、本日の日程はすべて終了しました。 あすは、午前9時から本会議を再開しますので、ご出席方よろしくお願いします。 本日は、これで散会します。 ご苦労さまでした。 午後2時29分 散会 - 18 - 平成22年第2回和気町議会会議録(第2日目) 1. 招 集 日 時 平成22年3月4日 午前9時00分 2. 会 議 の 区 分 定例会 3. 会議開閉日時 平成22年3月4日 午前9時00分開議 午後0時10分散会 4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂 5. 出席した議員の番号氏名 1番 西 中 純 一 2番 広 瀬 正 男 4番 草 加 信 義 5番 安 東 哲 矢 6番 実 末 一 敏 7番 当 瀬 万 享 8番 児 山 勇 9番 草 加 敏 彦 10番 杉 本 春 山 11番 柴 田 淑 子 12番 幸 坂 陽 子 13番 坪 井 迪 郎 14番 安 藤 勝 介 15番 秋 山 政 美 6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 欠席 3番 尾 﨑 忠 信 7. 説明のため出席した者の職氏名 町 長 大 森 直 徳 副 長 朝 倉 健 作 会計管理者 早 瀬 光 信 総 務 部 長 森 川 立 美 財 政 課 長 木 庭 茂 晴 税 務 課 長 藤 本 和 男 まちづくり政策課長 小金谷 民生福祉部長 三 村 清 介 健康福祉課長 杉 本 晴 彦 介護保険課長 渋 藤 泰 三 産業建設部長 佐 藤 順 一 都市建設課長 原 野 勝 彦 上下水道課長 延 藤 隆 三 地域審議監 谷 口 正 明 総務福祉部長 野 山 頼 男 町 民 課 長 近 藤 嘉 章 事 業 部 長 有 正 辰 晴 建設上下水道課長 藤 原 敏 明 学校教育課長 小 林 社会教育課長 横 谷 朝 久 スポーツ振興課長 藤 本 敏 弘 教 育 8. 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長 村 中 博 - 19 - 町 長 稲 山 茂 敦 健 9. 議事日程及び付議事件並びに結果 議事日程 日程第1 付 議 事 件 等 議案第14号 平成22年度和気町国民健康保険特別会計予算について 議案第15号 平成22年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算について 議案第16号 平成22年度和気町老人保健特別会計予算について 議案第17号 平成22年度和気町後期高齢者医療特別会計予算について 議案第18号 平成22年度和気町介護保険特別会計予算について 議案第19号 平成22年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について 議案第20号 平成22年度和気町墓園事業特別会計予算について 議案第21号 平成22年度和気町上水道事業会計予算について 議案第22号 平成22年度和気町簡易水道事業会計予算について 議案第23号 平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 議案第24号 平成22年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について 議案第25号 平成22年度和気町駐車場事業特別会計予算について 議案第26号 平成22年度和気町公共下水道事業特別会計予算について 議案第27号 平成22年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について 議案第28号 平成22年度和気町地域開発事業特別会計予算について 日程第2 議案第29号 結 果 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 説明 和気町道路線の認定について - 20 - 午前9時00分 開議 (開議の宣告) ○議長(秋山政美君) 皆さん、ご苦労さまです。 ただいまの出席議員数は、14名、欠席1名です。 したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 (議事日程の報告) ○議長(秋山政美君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承願います。 (日程第1) ○議長(秋山政美君) 日程第1、議案第14号から議案第28号までの15件を一括議題とし、提出者の説明 を求めます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) おはようございます。 それでは、昨日に引き続きまして議案第14号から議案第28号までの15議案につきまして、説明申し上げ ます。 まず、議案第14号の平成22年度和気町国民健康保険特別会計予算についてでありますが、国民健康保険被 保険者1人当たりの医療費は年々増加する傾向にあり、依然として国保財政を圧迫いたしております。予算の基 礎となる療養諸費につきましては、10億6,244万3,000円を見込んでおり、保険税につきましては医 療給付費分は1世帯当たり11万924円、介護給付金分は平成22年度介護給付金額7,580万円を基準 に、1人当たり1万8,186円、後期高齢者支援金分につきましては、平成22年度支援金分1億6,600 万円を基に、1人当たり9,106円で積算いたしております。会計全体では、16億8,979万3,000 円を計上しております。 次に、議案第15号の平成22年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算についてでありますが、日笠診療 所勘定歳入では、外来診療収入2,179万8,000円を見込み、歳出では総務費を2,427万6,000 円、医業費の医薬材料費770万円等を計上しております。そして、塩田診療所勘定歳入では、外来診療収入2 29万円、一般会計の繰入金を150万円等を計上し、歳出では総務費で237万8,000円、医業費の医薬 材料費110万8,000円を計上し、会計全体では3,714万6,000円を計上いたしております。 次に、議案第16号の平成22年度和気町老人保健特別会計予算についてでありますが、歳入では、支払基金 交付金及び国県負担金を278万8,000円、一般会計繰入金27万9,000円等を見込み、歳出では、医 療諸費334万5,000円等を計上し、会計全体では、334万8,000円を計上しております。 次に、議案第17号の平成22年度和気町後期高齢者医療特別会計予算についてでありますが、歳入では、後 期高齢者の医療保険料1億3,902万3,000円を、一般会計繰入金を5,294万2,000円等を見込 み、歳出では後期高齢者の医療広域連合納付金1億8,642万5,000円等を計上し、会計全体では、1億 9,329万5,000円を計上いたしております。 次に、議案第18号の平成22年度和気町介護保険特別会計予算についてでありますが、保険事業勘定歳入で は、介護保険料2億5,657万8,000円、支払基金交付金及び国、県の負担金を10億4,860万5, 000円、一般会計繰入金を2億4,003万7,000円等を見込み、歳出では、総務費として5億6万8, 000円、介護サービス等の諸費で13億9,925万1,000円、地域支援事業費として3,612万8, 000円を主に計上いたしております。 そして、サービス事業勘定歳入では、介護予防サービス計画費収入として709万2,000円、一般会計の 繰入金を568万4,000円等を見込み、歳出では、介護予防支援事業費1,275万5,000円等を計上 - 21 - し、会計全体では、15億7,191万6,000円を計上いたしております。 次に、議案第19号の平成22年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算についてでありますが、 歳入では、一般会計の繰入金330万円、事業債として230万円等を見込み、歳出では、合併処理浄化槽の事 業費463万4,000円、公債費で164万円等を計上し、会計全体では、642万3,000円を計上して おります。 次に、議案第20号の平成22年度和気町墓園事業特別会計予算についてでありますが、歳入では、墓地の永 代使用料225万円等を見込み、歳出では、墓園管理経費として事業費54万6,000円等を計上し、会計全 体では454万6,000円を計上いたしております。 次に、議案第21号の平成22年度和気町上水道事業会計予算についてでありますが、給水戸数は2,220 戸、年間総給水量は53万5,357立方メートル、1日平均給水量は1,467立方メートルで算定し、収益 的収入予算は6,737万5,000円、収益的支出予算は6,717万8,000円となり、19万7,00 0円の黒字予算となっております。 また、資本的支出予算では、企業債の償還金として571万2,000円、配水管布設工事費として150万 円等を計上いたしております。これらの財源として、工事負担金80万円を充当しており、不足分については過 年度損益勘定の留保資金で補てんいたしております。 次に、議案第22号の平成22年度和気町簡易水道事業会計予算についてでありますが、給水戸数は3,78 0戸、年間総給水量は115万4,641立方メートル、1日平均給水量は3,163立方メートルで算定し、 収益的収入予算は1億4,921万5,000円、収益的支出予算は1億5,359万円となります。支出予算 が収入予算を上回っておりますので、また資本的支出予算では企業債償還金3,248万7,000円、調査設 計委託料及び水源地改良工事880万円を計上しております。これらの財源として、工事負担金80万円及び一 般会計負担金401万3,000円を充当しており、不足分については過年度損益勘定留保資金で補てんいたし ております。 次に、議案第23号の平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてでありますが、歳入 では、住宅新築資金等貸付助成事業県補助金24万6,000円、一般会計の繰入金8万2,000円、貸付金 の元利収入211万6,000円等を見込み、歳出では、一般管理費32万8,000円、公債費で111万 7,000円等を計上し、会計全体では249万5,000円を計上いたしております。 次に、議案第24号の平成22年度和気町農業集落排水事業特別会計予算についてでありますが、歳入では、 排水の使用料として1,142万1,000円、一般会計の繰入金を7,000万円、資本費平準化債として 1,670万円を見込み、歳出では、終末処理施設管理費として1,536万3,000円、管渠の維持管理費 として580万2,000円、公債費で7,210万7,000円を計上し、会計全体では、1億14万9,0 00円を計上いたしております。 次に、議案第25号の平成22年度和気町駐車場事業特別会計予算についてでありますが、歳入では、駐車場 使用料720万9,000円、一般会計の繰入金として770万円等を見込み、歳出では、管理人賃金等、管理 運営経費及び土地借上料として929万8,000円、公債費で560万2,000円等を計上し、会計全体で は1,507万8,000円を計上しております。 次に、議案第26号の平成22年度和気町公共下水道事業特別会計予算についてでありますが、歳入では、下 水道使用料2億3,504万8,000円、一般会計の繰入金として6億9,800万円、公共下水道事業債と して2億6,020万円等を見込み、歳出では終末処理施設管理費として8,726万4,000円、管渠の維 持管理費として2,405万7,000円、雨水排水機場管理費として1,544万8,000円、浄化センタ ー整備工事費等事業費として3億8,021万2,000円、公債費として8億6,169万1,000円等を - 22 - 計上し、会計全体では、13億5,563万2,000円を計上しております。 次に、議案第27号の平成22年度和気町特定環境保全公共下水道事業会計予算についてでありますが、歳入 では、下水道使用料6,049万7,000円、一般会計の繰入金を3億1,000万円、資本費平準化債6, 100万円を見込み、歳出では終末処理施設管理費で2,481万3,000円、管渠の維持管理費として1, 987万5,000円、公債費で3億2,411万7,000円を計上し、会計全体では4億3,719万9, 000円を計上いたしております。 次に、議案第28号の平成22年度和気町地域開発事業特別会計予算についてでありますが、歳入では、一般 会計繰入金333万円等を見込み、歳出では、公債費で423万3,000円を計上し、会計全体では、483 万2,000円を計上しております。 以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては担当部長、課長に説明させますので、十分にご審議、ご議 決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第14号から議案第28号までの15件、順次細部説明を求めます。 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 議案第14号・議案第15号・議案第16号・議案第17号説明した。 ○議長(秋山政美君) ここで場内の時計が、10時20分まで暫時休憩といたします。 午前10時08分 休憩 午前10時20分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) 議案第18号説明した。 ○議長(秋山政美君) 上下水道課長 延藤君。 ○上下水道課長(延藤隆三君) 議案第19号説明した。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 議案第20号説明した。 ○議長(秋山政美君) 上下水道課長 延藤君。 ○上下水道課長(延藤隆三君) 議案第21号・議案第22号説明した。 ○議長(秋山政美君) ここで場内の時計が、11時20分まで暫時休憩といたします。 午前11時12分 休憩 午前11時20分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 議案第23号説明した。 ○議長(秋山政美君) 建設上下水道課長 藤原君。 ○建設上下水道課長(藤原敏明君) 議案第24号説明した。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 議案第25号説明した。 ○議長(秋山政美君) 上下水道課長 延藤君。 ○上下水道課長(延藤隆三君) 議案第26号説明した。 ○議長(秋山政美君) ここで皆様にお諮りします。 あと議案の細部説明ほかが3件残っております。このまま継続しますと12時を過ぎると思いますけども、ど - 23 - ういたしましょうか。続行しましょうか。それとも休憩いたしましょうか。 (「やりましょう」の声あり) ほかの皆さんは。 (「やってください」「賛成」の声あり) それでは、継続させていただきます。 建設上下水道課長 藤原君。 ○建設上下水道課長(藤原敏明君) 議案第27号説明した。 ○議長(秋山政美君) 事業部長 有正君。 ○事業部長(有正辰晴君) 議案第28号説明した。 (日程第2) ○議長(秋山政美君) 日程第2、議案第29号和気町道路線の認定についてを議題とし、提出者の説明を求め ます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは引き続きまして、議案第29号の和気町道路線の認定について、説明をいたし ます。 日笠上地内の日笠川左岸堤防道路については、町道としての管理が適当であるため、道路法の規定により和気 町道路線として認定いただきたく、議会の議決を求めるものであります。 以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては担当課長に説明させますので、ご審議、ご議決賜りますよ うよろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第29号の細部説明を求めます。 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 議案第29号説明した。 ○議長(秋山政美君) 以上で、本日の日程はすべて終了しました。 明日は、午前9時から本会議を再開しますので、ご出席方よろしくお願いします。 本日は、これで散会します。 ご苦労さまでした。 午後0時10分 散会 - 24 - 平成22年第2回和気町議会会議録(第3日目) 1. 招 集 日 時 平成22年3月5日 午前9時00分 2. 会 議 の 区 分 定例会 3. 会議開閉日時 平成22年3月5日 午前9時00分開議 午後2時30分散会 4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂 5. 出席した議員の番号氏名 1番 西 中 純 一 2番 広 瀬 正 男 4番 草 加 信 義 5番 安 東 哲 矢 6番 実 末 一 敏 7番 当 瀬 万 享 8番 児 山 勇 9番 草 加 敏 彦 10番 杉 本 春 山 11番 柴 田 淑 子 12番 幸 坂 陽 子 13番 坪 井 迪 郎 14番 安 藤 勝 介 15番 秋 山 政 美 6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 な し 7. 説明のため出席した者の職氏名 町 長 大 森 直 徳 副 長 朝 倉 健 作 会計管理者 早 瀬 光 信 総 務 部 長 森 川 立 美 財 政 課 長 木 庭 茂 晴 税 務 課 長 藤 本 和 男 まちづくり政策課長 小金谷 民生福祉部長 三 村 清 介 健康福祉課長 杉 本 晴 彦 介護保険課長 渋 藤 泰 三 産業建設部長 佐 藤 順 一 都市建設課長 原 野 勝 彦 上下水道課長 延 藤 隆 三 地域審議監 谷 口 正 明 総務福祉部長 野 山 頼 男 町 民 課 長 近 藤 嘉 章 事 業 部 長 有 正 辰 晴 建設上下水道課長 藤 原 敏 明 学校教育課長 小 林 社会教育課長 横 谷 朝 久 スポーツ振興課長 藤 本 敏 弘 教 育 8. 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長 村 中 博 - 25 - 町 長 稲 山 茂 敦 健 9. 議事日程及び付議事件並びに結果 議事日程 日程第1 付 議 事 件 等 結 果 議案第4号 和気町公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例につ 委員会付託 いて 議案第5号 和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に 委員会付託 ついて 議案第6号 和気町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第7号 和気町税条例の一部を改正する条例について 委員会付託 委員会付託 議案第8号 和気町企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税の課税免除 委員会付託 に関する条例の制定について 議案第9号 和気町田原用水分担金徴収条例の制定について 委員会付託 議案第10号 和気町営公共土木、農林土木事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例に 委員会付託 ついて 議案第11号 和気町水道条例の一部を改正する条例について 議案第12号 和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例について 日程第2 議案第13号 平成22年度和気町一般会計予算について 日程第3 議案第14号 平成22年度和気町国民健康保険特別会計予算について 議案第15号 平成22年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算について 議案第16号 平成22年度和気町老人保健特別会計予算について 議案第17号 平成22年度和気町後期高齢者医療特別会計予算について 議案第18号 平成22年度和気町介護保険特別会計予算について 議案第19号 平成22年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について 議案第20号 平成22年度和気町墓園事業特別会計予算について - 26 - 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 議事日程 付 議 事 件 等 議案第21号 平成22年度和気町上水道事業会計予算について 議案第22号 平成22年度和気町簡易水道事業会計予算について 議案第23号 平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 議案第24号 平成22年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について 議案第25号 平成22年度和気町駐車場事業特別会計予算について 議案第26号 平成22年度和気町公共下水道事業特別会計予算について 議案第27号 平成22年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について 議案第28号 平成22年度和気町地域開発事業特別会計予算について 日程第4 議案第29号 果 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 委員会付託 和気町道路線の認定について 日程第5 結 請願第1号 合併後の一体感を更に増幅醸成させるため、「新和気町音頭」(仮称)の制 委員会付託 定、実現化に向けてご協力を求める請願書 陳情第1号 公契約法・条例を制定し、公契約分野に従事する労働者の賃金・労働条件を 委員会付託 保障する適切な条件設定が行われるよう措置することを求める陳情 陳情第2号 働く者の低賃金と雇用破壊が深刻な経済不況を招いていることに鑑み、内需 委員会付託 と消費拡大の妨げとなっている労働者派遣法の抜本改正を求める陳情 陳情第3号 「介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書」の採択を求める陳情 - 27 - 委員会付託 午前9時00分 開議 (開議の宣告) ○議長(秋山政美君) 皆様、ご苦労さまです。 ただいまの出席議員数は、14名です。 したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 (議事日程の報告) ○議長(秋山政美君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承願います。 (日程第1) ○議長(秋山政美君) 日程第1、議案第4号から議案第8号までの5件の質疑を行います。 まず、議案第4号和気町公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例についての質疑はあ りませんか。 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) この公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり 提出するとあるんですが、18ページのところですが、「公益的法人等への職員の派遣等に関する条例」と、題 名を次のように改めると言うんですが、公益法人と公益的法人というのはどんなふうに違うんでしょうか。 それから、該当する法人というのは、和気町では職員を派遣するのですから、社会福祉協議会がただ一つだけ 該当するんでしょうか、その他にあるんでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 1点目の「的」でございますが、これは法律といいますか、それが変わりましての 「的」という字句の訂正でございまして、ここで法が変わったというのは、法人の設立、それから公益性の判断 というのを今まで官庁がやっておりましたのを、今度は法人の設立については登記でできると、官庁の許可とい うのは、それをなくするということと、公益性の認定と、どういうものが公益性があるかというのは、有識者に よる機関の意見に基づいて内閣総理大臣か都道府県知事が認定するということでの「等」という言葉が入ってお ります。 それから、2点目でございますが、現在和気町から職員を派遣しておるというのはございません。以前、平成 15年ですか、町のこの条例を制定しまして、その当時で現在の社会福祉協議会、それが該当するんじゃなかろ うかと思います。全国では594ですか、公益法人があると聞いております。 (11番 柴田淑子君「ありがとうございました」の声あり) ○議長(秋山政美君) 柴田議員、よろしいですか。 (11番 柴田淑子君「よろしいです」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 卑近な例で申しわけないですけど、TMOという会社がございますよね。これは該当に なりますか。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 私の知る限り、公益的法人、一般財団法人等は利益、剰余金を出さないというの が、これに該当する法人と思っております。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) じゃあ、株式会社である和気和気まちづくり、これ株式会社ですかね。では、該当しな いというふうに考えるのが一般的ですか。 - 28 - ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) はい、株式会社ですから、当然株式会社ですと利益を生んでということになろうか と思います。この一般とか財団法人につきましては、剰余金を出さない、ですから利益を上げても、それを地域 に還元したとかというて剰余金を出さないというのが公益法人と思っております。 ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第5号和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の 一部を改正する条例についての質疑はありませんか。 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 20ページのところなんですが、4つの会議とそれから委員会が上がっておるんです が、この4つの委員会の委員に4,500円の報酬を払うと言うんですが、何人の委員がおるのか、そしてそれ ぞれの会に報酬は幾ら払うのかということをまずお尋ねいたします。それから、ここの委員を選ぶのはだれなの か、どういう仕事をしているのかということを教えてください。 ○議長(秋山政美君) 答弁を。 まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) それでは、地域公共交通会議の委員、これにつきましては、委員数は 20名、それから根拠といたしましては、道路運送法に基づく法律の中で施行規則等を踏まえて、町長が委嘱す るということになっております。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) 続きまして、町民後見人養成事業運営委員会委員、これにつきまして申し上げ ます。 要綱を定めておりまして、人数は15名以内ということで、だれが選ぶかということは、町長が委嘱するとい うことです。 それから、介護保険事業運営委員会委員、これにつきましても要綱が定めておりまして、委員は15人以内と いうことです。それから、町長が選ぶということでございます。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 男女共同参画推進委員につきましては、20名以内という要綱があります。そ れで、委員は町長が委嘱するということになっております。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 要綱があるというふうに言われたんですが、実際こういう委員が選ばれていて、仕事 をしているんですか。 それから、そういう委員会が開かれたときに、担当の課の人はどういうふうにそこに参加するんでしょうか。 町長が選ぶというふうに言われましたが、町長が選ぶ前にそういう課がこういう人をというふうなことをあらか じめ選んでおくんじゃないかと思うんですが、そこら辺のところも教えていただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 答弁お願いします。 介護保険課長 渋藤君。 - 29 - ○介護保険課長(渋藤泰三君) 町民後見人養成事業運営委員会委員並びに介護保険事業運営委員会委員を担当 しとりますのは介護保険課でございまして、職員につきましては事務局的なことになります。 それから、当然前もってこの人を伺いとするということで、選ぶということでございます。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 選び方につきましては、それぞれの委員の選出の場合に、そういったことに適する人を 選ぶ、全体の地域からいうと区長のところへこういった委員を選ぶんですが、ご推薦いただけないかというよう なこともありますし、それから専門的な、いわゆる町民後見人とか介護保険の関係については、そういう有識者 等のご意見も聞きながら、ご推薦をいただいていくという選び方をしております。町長が最終的には選ぶという ことになってますが、私が一々この人この人というような選び方はなかなか範囲の中でできませんので、選び方 はそういう専門的な方、または地域の全体がわかる方でご推薦をいただきながら、その中でまとめていくという 形を現在とってる状況なんですが、今後この選び方につきましても、本当に基本的なものを何か持ちながらやっ ていくというのがいいんじゃないかなと、今後のこういった諮問機関等の委員の選び方について十分検討してい かなきゃいけないこともありますので、ぜひ議会の皆さんのご意見をいただきながら、本当に適性な、こういう 認識のある人なら適性だということが言えるような人選ができるような選び方をしていくというのが一番適当だ ろうというように思ってますので、今後とも皆さんの多くの意見を聞きながら選出するということでご認識いた だきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 今、町長が言われたのは、選び方についても今後とか将来とかというふうに言われた んですが、実際に動いていないんですねえ。例えば、町民後見人養成事業運営委員会というのは存在していない んですか。 それと、それからほかのところについても同様なんですが、それぞれ専門があると思うんですが、後見人を養 成するというようなことは非常に大変なことだと思います。家庭裁判所の家事審判法に基づいて、後見人なんか は関与しているのは家庭裁判所で、そして事務量というのは非常に大きいわけです。そういう後見人の仕事をす る人を選ぶ委員会というのは、実際にあるんですか、和気町に。それ以外のことについても、公共交通会議とい うたりするような非常に大きなテーマを持っている会議なんですが、実際に動いているんでしょうか、お尋ねい たします。 ○議長(秋山政美君) 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) 町民後見人養成事業運営委員会委員というのは実際ありまして、先ほど議員お っしゃられたように、後見人を選ぶのは家庭裁判所ですが、その後見人として該当するような方を養成していき まして、後見人を必要な場合は家庭裁判所の方へこういう人がおりますよというようなことをするために、町民 の中から後見人となれるような人を選んでおくと、養成しておくということで、選任するのは家庭裁判所の方が 決めるわけです。現在、その養成講習も行っておりまして、該当者は2名おります。その方は研修を受けており ます。 それから、養成人ではございませんが、成年後見人という制度を学ぶということで、約25名ぐらいの方が研 修を受けております。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) 地域公共交通会議の開催につきましては、地域内の交通体系の見直 し、必要に応じて開催をいたしております。これまでには、平成19年、20年に3回開催をしたということで ございまして、この委員の選任あるいは委員の中外に専門委員というような位置づけをしながら、専門家を交え て必要に応じて開催するという性質のものでございます。 - 30 - ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 男女共同参画推進委員会につきましては、以前から活動事業を実施しておりま した。その委員報酬につきましては、その他委員ということで上げておりましたので、今回この非常勤費用弁償 の条例に追加させてもらうものであります。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 済いません。ミスプリントがありますので、中に、直していただきたいと思うんです が。 ○議長(秋山政美君) ページ数言うてください。 ○11番(柴田淑子君) 20ページの別表のところの、別表(第2条、第3条関係)中、町税等嘱託徴収員と いうふうになっておりますが、この例規集には徴収嘱託員というふうになっておりますので、どちらがミスプリ ントかようわかりませんが、正しいのはどっちでしょうか。 ○議長(秋山政美君) 休憩動議ですか。 (「はい」「賛成」の声あり) では、暫時休憩といたします。 午前9時16分 休憩 午前9時20分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 答弁。 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) まことに申しわけございません。ご指摘のとおり、嘱託徴収というのが反対になっ ておりまして、徴収嘱託員ということでございます。まことに申しわけございません。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第6号和気町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条 例の制定についての質疑はありませんか。 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 労働基準法の一部改正が成立して、時間外労働が60時間を超える場合25%増しとい うことになっておるわけですけれども、労基法の中での時間外労働の締結ということで第36条があるわけです けども、基本的には時間外労働は短縮すべきものであって、時間外労働が60時間したらこんだけになりますよ ということになると、過労労働をさせる、要はこれだけ賃金が上がるんだからもっと頑張って仕事をしろと、こ ういうふうな形にもとらえられるわけです。基本的には、今雇用が非常に確保されないという状況の中で、時間 外労働を抑制して人員を削減していくというのは、これ逆行しとんじゃないかなというふうに思われます。時間 外労働を削除しながら、その部分が仕事量が多過ぎてできなければ雇用をするというのが今の時代ではないかな と、こういうふうに思うわけです。 その中で、和気町の今職員が60時間以上時間外労働を超えておる人がおられるのかどうか、そしてあと和気 町の職員の平均時間外労働は大体どのくらいなのか、どの部署が一番多く時間外労働をしとるのかということを ちょっとお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 60時間を超えて超過勤務をしておると、ここ数年はございません。 - 31 - 平均ですが、ちょっと今のところわかりません。 部署につきましては、年間を通じてずっとというとこはございません。やはりシーズンによりまして、年度 末、それから補助申請の時期、そういうときには一、二週間は偏るところもございますが、極端にその部署だけ というとこは現在のところございません。 ○議長(秋山政美君) 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 町長にちょっとお伺いしたいんですけれども、今平均が何時間かわからないということ でありますけれども、基本的には職員は時間外労働はなしにするんだという考え方の中で、今の職員の百六十数 名の中でやれるのかやれないのか、もしやれないのなら雇用を確保すべきじゃないかと、こういうふうに思うわ けですけれども、その辺はどのように考えれるのか、ちょっとお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 時間外労働というのは、先ほども言われるように、特定な業務ができたときに時間外労 働になっていくということだろうということなんですが、今回の改正との関係なんですが、60時間ということ を一つの区切りにしてるというのがあるんですが、こういった長時間の労働をさせるということは、労基法から もいっても非常に労務管理上、健康管理上よくないということもあるんですが、和気町の場合、こういったケー スというのは今のところ、選挙事務等でずっと大きな選挙の場合に昼、夜全部通すという職員が出る場合、継続 しなきゃならない場合、その職員について60時間超えるようなことがあるかもということが想定されるんです が、そのほかの場合にそういったことは想定されないわけなんで。 それから、先ほど制限が指摘されてるように、業務の中でそれだけハードな時間外をしなきゃならないような そういう課とか係とかあるならば、やはり人員を適正配置をしながら、または雇用の拡大をしながらやるべきだ ということなんですが、その辺については十分超勤等の状況を把握しながら、次の人事異動等ではその部署につ いての人員のあり方、特に今回22年で評価をして、どのような業務がどのくらいの時間がかかるかという評価 もしながら、これからの機構、組織の改革をやろうということで進めてまいります。今も現在、20名の委員を 職員の中から選んで進めてるとこなんですが、そういったことも時間外労働がハードになるような事務分量の些 少という、多いところ、少ないといったことのバランスの問題も十分配慮しながら、これからの機構、組織の改 革を進めていきたいというように考えております。 ○議長(秋山政美君) 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 基本的には、最近よく言われます労働の過労であって、過労死というものがうたわれる ことが多いわけです。そういった意味からいっても、時間外労働は基本的には極力避けるべきであって、先ほど 言われましたように特定の場合、選挙等でずっと常時おらなければならないという部分については、ここにも示 しておりますように、代休、時間外労働に対して8時間あれば代休を設定して、代休をとらせて休ませるという ふうな考え方の中で、今後この労基法の一部改定について検討をしていただきたいというふうに思います。もう 回答はよろしいです。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第7号和気町税条例の一部を改正する条例についての質疑は ありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第8号和気町企業立地等を重点的に促進すべき区域における 固定資産税の課税免除に関する条例の制定についての質疑はありませんか。 1番 西中君。 - 32 - ○1番(西中純一君) 2つだけお聞きします。 これは、表題に企業立地等を重点的に促進すべき区域というふうになってるんですけど、これは何か特別な限 定があるわけなんですか。 それから、通常の3年分の固定資産税の減免ということが書いてありますけれど、近隣の市町村ではこの辺は どういうふうになっているのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 税務課長 藤本君。 ○税務課長(藤本和男君) まだやっておらんのですけど、企業立地促進法に基づく岡山県基本計画という区域 を定めるので、その中の和気町の集積区域というのを定めたら、その中にあるものが対象となりますので、これ からやることですので、まだ定めてないというのが1点です。 それから、今回の条例制定につきましては、ちょっと前段で触れたんですが、農工法の支援がなくなるので、 これを一斉に定めてくださいということで、近隣の市町村では備前市、瀬戸内市は3月議会で制定の予定でござ います。それから、赤磐市は既に条例制定済み、美作市につきましては、過疎地域の過疎法の方で対応するの で、制定の予定はないということでございます。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) ちょっと今何法の制定というふうに言われたのか、よくわからなかったんですけれど、 もう一度お願いしたいと思います。 それから、じゃあ同様のものを備前市や瀬戸内市もこの制定をする、それから赤磐市はもう既に制定している ということですか。 ○議長(秋山政美君) 税務課長 藤本君。 ○税務課長(藤本和男君) 企業立地促進法でございます。 それから、もう一つは何でしたかね。 (1番 西中純一君「近隣の……」の声あり) 近隣の状況。岡山市等は定めてないんですけど、先ほど言いました東備の方では備前と瀬戸内が3月議会、そ れから赤磐は制定済み、それから美作は制定しないということです。 (1番 西中純一君「わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第4号から議案第8号までの5件を総務常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第4号から議案第8号までの5件は、総務常任委員会へ付託することに決定いたしました。 次に、議案第9号から議案第11号までの3件の質疑を行います。 まず、議案第9号和気町田原用水分担金徴収条例の制定についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第10号和気町営公共土木、農林土木事業等分担金徴収条例 の一部を改正する条例についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 - 33 - ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第11号和気町水道条例の一部を改正する条例についての質 疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) これによって、いわゆる屋納戸地域、今まではなかなか水道引けなかったというふうに 聞いておるんですけど、これによってこの4月からもう供用開始といいましょうか、簡易水道が供用開始になる ということなんですか。何軒ぐらいこれ、今後そういうふうになるんでしょうか。ちょっとお聞きします。 ○議長(秋山政美君) 建設上下水道課長 藤原君。 ○建設上下水道課長(藤原敏明君) それでは、西中議員のご質問にお答えします。 今、益原地域、龍徳、屋納戸、吹上地区につきましては未普及地区でございました。今回、この3月31日で 一応完成しまして、4月1日からこの地域につきましては水道の給水を開始いたします。 軒数につきましては、5軒ということを聞いております。 (1番 西中純一君「わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第9号から議案第11号までの3件を産業常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第9号から議案第11号までの3件は、産業常任委員会へ付託することに決定しました。 次に、議案第12号和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例についての質疑を行います。 質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) これ要するに、障害者の方で60歳以上70歳未満の方の医療の補助といいましょう か、医療給付について、5、6級の人も今まではこの老人医療の規定によるような1割負担ですか、これができ ていたということなんだろうと思うんですけど、これがこれで外されるということなんだと思うんですけど、こ れ何件ぐらいがこの該当になるということですか。どこか何か予算にあったような気もするんですけど、教えて ください。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) お尋ねの件数ですけれども、12月末現在の人数で言わせていただきますが、 現在では3級から6級で、73人の該当者がいらっしゃいます。そのうち、5から6級の方は25人ということ になっております。 ○議長(秋山政美君) 西中君、よろしいですか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) ということで、人数はわかったんですけれど、5、6級というのは通常のどういう障害 なのかちょっとよくわからないんですけど、その点もちょっとお願いします。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 身体障害者の等級表というのがございまして、非常に文言がわかりにくいんで すけれども、例えば5級、6級のあたりで視覚障害あるいは聴覚障害、肢体不自由とかというランクがございま - 34 - す。それぞれのランクがあります。ちなみにといいますか、例えば視覚でいいますと5級、6級のあたりを読ん でみますと、両眼の視力の和が0.13以上0.2以下の者、あるいは両眼による視野の2分の1以上が欠けて いる者とかというレベル、あるいは肢体不自由でありますと、5級のレベルでいいますと、両上肢の親指の機能 の著しい障害であるとか、1上肢の肩関節、ひじ関節、または手関節のうち、いずれか1関節の機能の著しい障 害というようなことになります。例えば、内臓疾患、心臓、膀胱若しくは直腸、小腸とか、そういった機能障害 でいいますという方には5級、6級はございませんということで、詳細についてはこういう等級表がございます ので、後ほどごらんいただいたらありがたいなと思います。 ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 (1番 西中純一君「はい。よくわかりました」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) この条例ですが、身体障害者で年が行った人を今の話ですと身体障害者手帳を受けて いる者ではあるが、この人たちに老人医療費給付をしないということになると思うんですが、いろいろ倹約をし ておられるとは思いますが、ここにこの焦点が来てるというのがちょっとうなずけないんですが、大して不自由 でないからいいんじゃないかということなんでしょうか。今聞きましたら、視野が半分ぐらい欠けているとか、 親指がよく使えないとかっていう障害がありますと、どこか1カ所悪くても本当に不自由なもんなんですが、全 体的に行動が不自由になると思いますが、これを5、6級を外していくということは、どういうつもりでこうい う改正をなさったんでしょうか。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) もともとこの和気町の単町の老人医療の制度は、岡山県が行っております老人 医療の補助制度に対して、やや不足する部分を補う目的で制定したものであります。岡山県の老人医療制度が既 に昭和16年9月30日以前生まれの65歳から70歳未満の者とかというような年齢限定で、年齢変更をもう ずっとしておりませんので、既に岡山県の医療制度で対象になってる方が、今年の22年度では69歳になられ ます。来年になりますと、岡山県制度の対象者はゼロになるということになりますが、もともとの岡山県の老人 医療制度がなくなるのに、町の老人医療制度だけ残す、その補完をする部分の制度だけが残るというのは、非常 に不合理であるということでありますし、それからもう一つ上程の次の説明のときにご説明いたしましたけれど も、和気町の行政改革の中で、集中改革プランでこの助成制度は廃止すべきという方針が出ておりました。です が、なかなか県制度も若干残っておるというようなことで、廃止できずにおったわけですが、これを一気にやり ますと、やはり3級、4級の方は体に不自由があるということで助成制度が妥当ではないかということですけれ ども、5、6級の方は極めて健常に近い方が多いということでございまして、ややそこに経済的不合理もござい ますので、ここで段階的に廃止をしたいということで、5級、6級を廃止するものでございます。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 県の方では69歳の人が1人おるだけとかというような話だったと思うんですが、そ ういう理由でなくなると。和気町には25人まだいらっしゃるということなんですね。限りなく健常者に近いっ ていう判断はどなたがされたんでしょうか。 それから、集中改革プランで答申が出ていますって、本当にそういう答申が出ていますか。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 県制度の該当者は、現在15名いらっしゃいます。来年22年度中に多分年齢 が来ますので、2名から3名になるはずです、予定だと、そういうように聞いております。そうすると、今度は 23年度中にはもうすべて70歳以上になられますので、前期高齢者あるいは後期高齢者の対応になるというこ - 35 - とで、この助成制度が意味がなくなるというような意味でございます。 それから、極めて健常者に近いという言い方が適切かどうかは、不適切かもしれませんけれども、実は支給の 実績を見てみますと、5級、6級の方の支給実績が年間の医療費に換算しまして、現在ちょっと乱暴な計算で平 均で行っとりますから、若干差異があるんですけども、21万4,585円となります。1人当たり、支給を実 際にした方の平均です。そうすると、今現在個々の一般被保険者のうちの若い方、若人、0歳から64歳の医療 費の見込みで、その方が25万円ぐらいの医療費であるというように計算されておりますが、それよりも低い数 値でございまして、そういう方は先ほど言いましたように健常者に近い方であるというように判断されるところ であります。 以上です。 (11番 柴田淑子君「集中改革プランの方は」の声あり) 集中改革プランに載っております。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第12号を厚生常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第12号は、厚生常任委員会へ付託することに決定いたしました。 (日程第2) ○議長(秋山政美君) 日程第2、議案第13号平成22年度和気町一般会計予算についての質疑を行います。 質疑をされる方は、ページ数と予算項目を明確にされ、質疑をお願いします。 質疑はありませんか。 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 16ページの都市計画税について、23ページの教育使用料について、27ページの 児童クラブ、放課後児童健全育成事業補助金、安心こども基金事業補助金について、それから28ページです が、放課後子ども教室推進事業補助金について、31ページ、和気町の地図が売れているということについて、 39ページの交際費について、40ページの機構改革について、41ページの防犯団体連合会について、それか ら43ページ、イベント委託料について、43ページの国際交流協会について、45ページのコミュニティーハ ウスについて、46ページについて集落機能再編強化事業について、50ページの資産評価研究センター負担金 について、71ページのがん検診事業委託料についてお尋ねしたいと思います。 それでは、まず16ページ、都市計画税についてお尋ねいたします。 一遍に全部聞いてもいいんでしょうか。 固定資産税にプラスして都市計画税が課税されているわけですが、都市計画税を課しているのは和気町だけじ ゃないでしょうか。 それから次に、都市計画税を課税する理由として、土地、家屋などの利用がしやすくなって地価が上がってお る、そういうメリットがあるので、都市計画税を課してもそれを上回る利益を都市計画で受けているというよう な説明があるんですが、和気町がどんな事業をしてもその地域にはメリットがあるわけですから、都市計画税を 特に課していく地域がある程度ありますが、そこら辺の都市計画税はもうやめた方がいいんじゃないかというふ うに思います。 - 36 - それから、都市計画税を課した場合に、特別会計をつくって、そして状況を明らかにして町民に知らせる必要 があるというふうに書いてありますが、そういうことをやっておりますか。 それから、あとどのくらいその事業について都市計画税が続くのかというようなことも、町民に広く知らせる 必要があるというふうに書いてありますが、法に、そういうことをやっているのかどうかお尋ねしたいと思いま す。 今回、水利地益税が和気町だけだった分がなくなって、分担金負担金になったわけですが、それと都市計画税 についても同様に、もうなくなってもいいんじゃないかというふうに思いますので、そこら辺のことをお尋ねい たします。 それから、23ページについて、教育使用料についてお尋ねいたします。 体育館の使用料なんですが、使用料を皆さん払って使っていると思うんです。相撲場使用料というのが出てお りますが、通っていつ見てもあの相撲場を使っているのを見ないんです。それで、あそこは閉めっ放しかなあと 思っていたら、近所に非常に相撲の上手な方がいらっしゃって、子供がおって、そしてその人が相撲で高等学校 に行ってらっしゃると思うんですが、こっちに帰ってくることは余りないんですが、帰ってきたときにあそこを 利用しているのを見たことがあります。そうすると、そこに3,000円と出ておるんですが、使わずにほっと くとせっかくの相撲場も、もう宝の持ち腐れであるわけです。その方が使ってくれればせっかくの、国体のとき につくったわけですが、今子供が利用しているわけですが、3,000円の使用料っていうのは何回使って3, 000円取るんですか。もうそんなのはただにしてあげりゃええんじゃないかと、使ってもらうだけでもあそこ が利用できるわけですから、子供相手にお金を取らなくてもいいんじゃないかなと、体育振興という意味からし ても、めったに使わない、ほかの人も使わないということです。秋になりますと、秋祭りのときに各地で子供相 撲をしますが、そういうときにあそこを利用するのはちょっと遠い過ぎる、それから親も行かない、行って練習 させるわけでしょうけれども、ちょっと場所が狭かったりするというので、利用をするのが非常に不便な感じが するんです。たまに見かけたのが、練習しているのを一遍見ただけなんですが、ほかに何回か練習したと思いま すが、この使用料というのはどのくらい使って3,000円徴収したのか、お尋ねしたいと思います。 それから、27ページ、3の児童福祉費県補助金というのがありまして、児童クラブ運営事業補助金だとか、 放課後児童健全育成事業費補助金だとか、それから一番下のところにあります安心こども基金事業費補助金とい うふうに、3つほど子供を対象にして、小学生ぐらいじゃないかと思うんですが、これをどういうふうに使って いるのか、例えば本荘の放課後の児童クラブ、3年生までがたくさんおって間借りをしておりますね。独自のと ころでやっているわけじゃなくて、地区館を使っております。地区館を利用するときに、3年生までの子供がそ こにおると邪魔になるので、ちょっとよそに行ってくれというようなことで、もう子供たちは部屋から出て、違 うところで遊んでおるのを見たことがあるんですが、やはり3年生まででは、親は4年生、5年生、6年生まで 見てほしいというような声も非常にありますし、こういうお金を、分散していろいろなお金がついておるわけで すが、有効に子供が喜ぶような使い方をしていただきたいなあと思うんですが、このことについてお尋ねしま す。 28ページ、ちょっと下の方ですが、放課後子ども教室推進事業補助金というのが225万7,000円あり ますが、放課後子ども教室については非常に鳴り物入りで、始まるときに宣伝したと思いますが、現在はどうい う計画を持って、どういうふうにやっているか教えてください。 それから、31ページの3行目のところですが、和気町地図売払収入が5万4,000円。私は、地図をよく 見るんですが、この和気町の2万5000分の1から500分の1とか、いろいろ地図がありますが、こんなに たくさん一体だれが買っているのか、関心があります。私は、仕事上行って、ここの地図が欲しいんだと言う と、じゃああげますとかコピーとってくださるんですが、5万4,000円も皆さんが買っているんかなと思っ - 37 - てお尋ねしたいと思います。 その次に、39ページ、ちょうど真ん中辺に120万円交際費というのがあります。この交際費についてお尋 ねしたいと思います。どういうふうなことで使っているのか、だれが使っているのか、お尋ねしたいと思いま す。 それから、40ページ、委託料のところですが、機構改革に伴う事務比重等評価業務委託料というんですが、 非常にわけのわからないような、事務比重とは一体何なのか、事務比重を評価業務というふうに書いてあるんで すが、これは機構改革だと思うんですが、今さっき町長が何かちょっとおっしゃったと思うんですが、どこの課 が忙しくて、どこの課がそうでもないか、そうでもない課っていうのは、皆さん忙しくしていらっしゃって遊ん でいる課があるとは思えないんですが、もう一見したところ、委託料を別に払わなくても中で働いている人の様 子を見ると、おのずから人事異動のときにこういうことはできるんじゃないかと。250万円の委託料を払わな ければ、事務比重等評価と、こういうことができないんでしょうか。ちょっとここのところを説明していただき たいと思います。 次に、41ページ、防犯団体連合会負担金、備前警察署管内暴力追放連合会負担金、それから県空路を利用す る会負担金、こういう負担金が出ておりますが、そういう会があって、そして負担金を払う。こういう会は、ど ういう方が会長をしていらっしゃるのか聞きたいんです。そして、実際にこのお金を払っているわけですから、 仕事内容を把握していらっしゃいますか。 それから、負担金を払いますと、その領収証をいただいておかなければいけないと思うんですが、県空路を利 用する会、こういうような会が何であるのかというふうに思うんですが、ここら辺のところに負担金を払ってい るというので、ちょっとお尋ねしたいと思います。 43ページのイベント委託料というのがあります。このイベント委託料というのは、これはどういうイベント をしたときに委託料を払うのか教えてください。 それから、このページの下のところですが、国際交流協会補助金、備前市・和気郡国際化連絡協議会、こうい うような会が存在しとるわけですが、日中懇話会負担金というのがありますが、実際の活動内容が負担金を払う に値する、そういう活動なんでしょうか。それとも、実際どういう活動をしてるかっていうことをしっかり把握 した上で、補助金をどういう方面に払っているのかということを教えていただきたいと思います。 それから、45ページ、一番下のとこですが、コミュティハウス建設工事費、これどこにコミュニティーハウ スを建てるのか、それからコミュニティーハウス増改築工事費というのがありますが、これも場所を教えていた だきたいと思います。 それから、46ページのところですが、集落機能再編強化事業補助金というのがあるんですが、集落機能を再 編して強化する事業、これはどういう事業なのか教えていただきたいと思います。 71ページのところです。がん検診についてなんですが、最近がんで亡くなる方が非常に近所でも多いんで す。それで、がん検診に行っていたのかなあ。実際このがん検診をやって、どのくらい町民の方が該当者、該当 者といいますか何歳以上というふうに熱心にやってくださっているんですが、がん検診に行っているんだろうか と。早く見つければ怖い病気じゃない。ところが、手おくれになったらもう治らない。早く発見すると医療費も 少なくて済みますし、若い人が非常に苦しんで、まだ働き盛りであるのに、残った人なんかが大変なんですが、 こういう非常につらい生活をして、最期がつらいと。これはがん検診を受けさえすればいいんじゃないかと思う んですが、お見舞いに行った人が、元気な人が行くわけですが、うらやましいなあ、あなたは元気でというふう に言われたんじゃというような話を後で聞きますと、なぜ早く行かなかったのかと思うんです。がん検診がどの くらい、例えば胃がんの場合ですと何%ぐらいの人が受けているのか、そのパーセントを上げていきますと、医 療費は非常に安くて済むと思います。もういろんな治療を最後はとことんやって、それが効果がないわけですか - 38 - ら、早く治療をするとわずかな治療費で済むわけです。そのところをがん検診の受診率といいますか、それを上 げるためにどういうふうな努力が必要なのか、そこら辺なところをやっていらっしゃるとは思うんですが、お知 らせ願いたいと思います。 ○議長(秋山政美君) ここで場内の時計が、10時15分まで暫時休憩といたします。 午前10時03分 休憩 午前10時15分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 税務課長 藤本君。 ○税務課長(藤本和男君) 柴田議員の都市計画税についてのご質問でございますが、現在岡山県内では12団 体が都市計画税を賦課しております。市以外で町では、和気町だけという状況であります。 それから、どういうふうに使うとるんか、町民に知らせとるか、ということでございますが、現在賦課しとる 区域は和気町内の都市計画用途区域内で、この区域につきましては色刷りで塗っておる区域なんですけど、ここ については、雨水排水事業を公共下水道事業として行っておりますので、特定の恩恵を受けております。したが いまして、地方税法の5条だったと思うんですが、特定の目的税として都市計画税を賦課して、そちらのお金を 使って都市計画公共下水道事業を行い、現在も別会計で公共下水道事業特別会計の中で、膨大な借入金の返済を 行っておりますので、こちらの方に全額繰り入れをしておりますので、ほかには充当しておりません。 なお、これを特別に広報しているかということなんですけど、広報は特にそういうふうに使っているというの はやっておりません。 いつまでやるんならということでございますが、ちょっと全体のことは言えないんですけど、雨水排水の排水 機場そのものが今はまだ全能力を持っておりませんので、当然まだ増築工事が見込まれますので、当分これをや めるというような見通しは立っておりません。 ○議長(秋山政美君) スポーツ振興課長 藤本君。 ○スポーツ振興課長(藤本敏弘君) それでは、23ページの教育使用料についてでありますが、相撲場使用料 の3,000円についてですが、これは年1度、備前商工会議所の青年部の方から東備わんぱく相撲ということ で、大会が一度ございます。その使用料が2,500円となっております。その1件の見込みであります。今の その相撲場の利用状況についてなんですけれども、実際スポ少の相撲クラブといいますか、週に2日程度使って おります。これは夜5時半ぐらいから7時過ぎまでというような形で使っております。それから、土日使用して いる場合もあります。主に、小学校、それから一部中学生の子供もおります。指導に当たっては、理大の方とか そういう方もお越しいただいております。 それから、せっかくのああいういい施設がありますので、今実は相撲クラブといいますか、相撲教室をやって みようという動きがございます。これについても前向きに考えていこうと、有効に活用していこうと今考えてお るところです。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) それでは、柴田議員のご質問にお答えいたします。 27ページの児童クラブの運営補助金と放課後児童健全育成事業補助金ですが、これにつきましては学童保育 の事業であります。児童クラブ運営補助金につきましては、日笠地区と佐伯地区の障害者と石生地区、それから 放課後子ども事業につきましては、藤野、和気、佐伯、本荘であります。これにつきまして、補助金が児童クラ ブにつきましては2分の1、放課後児童健全育成につきましては3分の2、これは入っているといいますか、参 加者の人数割によっての事業費が決まっておりまして、それによって決定いたしております。これについての歳 - 39 - 出につきましては、68ページの学童保育事業におきまして歳出をいたしております。 それから安心こども基金事業なんですが、これにつきましては、平成21年と22年度で和気町への割り当て がありまして、21年度は車を買うということで、22年度につきまして、各学校、幼・小、児童クラブ等の施 設の充実に対する補助金であります。 保育園と幼稚園と児童クラブ等です。これにつきまして、100%があります。これにつきましては、ページ 64ページの歳出の児童福祉費の修繕、備品等で計上いたしております。 それから、28ページの放課後子ども教室推進事業補助金につきましては、これは教育委員会の補助金であり まして、藤野、本荘、石生、佐伯で行っております。338万6,000円は3分の2を補助金をいただいてお ります。これにつきましても、歳出につきましては107ページの社会教育総務費において計上いたしておりま して、報償費においてコーディネーター、学者、アドバイザー、安全管理者等の支出に充てております。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 31ページの和気町の地図の売払収入5万4,000円に関連するご質問につ いてお答えいたします。 この地図の購入、どなたが購入されるのかというご質問でしたが、一般の住民の方は余り購入されることはご ざいません。いわゆる業者と言われる方で、測量設計の事務所の方、または建築業者、土地開発業者、不動産関 係業者の方が購入されております。 ちなみに、5万4,000円は前年度の実績見込みで計上させていただいております。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) それでは、39ページの中ほど、120万円の交際費についてということでござい ますが、これにつきましては町長交際費でございます。主なものは慶弔費等となっております。 次に、40ページの下の方になりますが、機構改革に伴う事務比重等評価業務委託料ということで、これは異 動等によって250万円もかけなくても十分やれるんじゃないかというご意見でございますが、今回考えており ますのは、組織、機構の見直しということで、現在の個別事務、条例等でも決まっております事務分掌、それか ら規則にもございます行政組織の機構、そういうものの個別の事務量の調査、これは現在このくらいであろうと いうことでございますが、これを聞き取りをいたしまして、実際にこの事務につきましてはどのくらい人数、 0、2人、1人とかという、かかっておるというのを全事務について調査いたします。そのような組織体制、職 員体制ということで、効果的、効率的に推進していくという目的で、組織体制、職員体制を検討しようというも のでございます。 次の41ページの負担金の中で、防犯団体連合会負担金62万円でございますが、これにつきましては、備前 署管内でこの連合会というものを構成しております。会長は備前市長になってございます。事業内容としまして は、小学校等のご父兄の方へお配りいたしております黄色の交通安全のたすき、そういうものの配布等も事業で やっております。 次に、同じく41ページで負担金の下の方にございますが、県空路を利用する会負担金5,000円、これで ございますが、会長岡山県知事の石井岡山県知事でございます。岡山空港の利用促進ということの広報、PR活 動等に使用しておる、事業をやっておるということでございます。 ○議長(秋山政美君) 備前署の暴力があれば、暴力。上から4番目。暴追連合会の負担金の8万5,000 円、上から4番目。 ○総務部長(森川立美君) 失礼しました。備前警察署管内暴力追放連合会負担金、これもここへございますよ うに、備前署の警察管内の暴力追放という目的を持って連合会ということでやっております。これは首長等が会 員ということで、備前署管内から暴力を追放しようという運動をやっておる負担金でございます。 - 40 - ○議長(秋山政美君) 総務福祉部長 野山君。 ○総務福祉部長(野山頼男君) 43ページの中ほどのイベントの委託料でございますが、これにつきまして は、旧佐伯町内の田賀地区で自然保護センターの中で、タンチョウフェスタを行っておる中で、山の中の広場へ ステージをつくったり、それから音響設備等をつくったりする事業と、それからその折にタレントさんに来ても らって演芸を行うのが全部含まれて43万円を計上いたしております。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) それでは、43ページの国際交流協会補助金20万円につきまして は、平成11年11月25日に会を発足いたしまして、現在会員数58名でございます。年間の活動といたしま しては、国際交流の関係の講演会、それから町内に有します外国人の方々に日本語講座、それから町内各事業所 に勤務をいたしております皆様方の交流事業といったものを主に行っております。 それから次に、備前市・和気郡国際化連絡協議会負担金2,000円、これにつきましては備前警察署管内 で、会長は備前市長、管内の外国人の方々の防犯、安全という観点から連携をとっておるものでございます。 2,000円は事務費でございます。 それから、岡山県日中懇話会負担金、定額1万円でございますが、県内で33団体、会長は岡山県青少年育成 県民会議の会長が会長として当たっておられます。主な事業といたしましては中国地内の災害、そういったもの の支援、それから留学生の支援、それから中国文化の交流事業ということで、事務費分を充てております。 次に、45ページ、コミュニティーハウスの建設工事2,000万円、これは宇生区内の土生コミュニティー ハウス新築工事でございます。それから、コミュニティーハウスの増改築工事につきましては262万5,00 0円、福富のコミュニティーハウスの改築工事でございます。 次に、46ページの負担金の下段にあります集落機能再編強化事業補助金60万円につきましては、丸山、南 山方の地域、高齢化が進む集落を平成20年から県下で9つのモデル指定がございまして、その際に取り組んで おります。22年では3年目を迎えておりますが、事業費90万円の3分の2、60万でございます。 事業内容としましては、特産物等を販売するやまびこ市場、それからウオーキング、それから手づくり村特産 品づくり、それから農地を活用する貸し農園、それから守る草刈り隊、草刈りを行いますやまびこ守隊というよ うなものを主に活動いたしております。 ○議長(秋山政美君) 健康福祉課長 杉本君。 ○健康福祉課長(杉本晴彦君) それでは、71ページのがん検診の関係でございますけれども、平成20年度 の結果がわかっておりますので、それを申させていただきます。 これは、実は個人情報との関係もございまして、以前は愛育委員に台帳管理といいますか、それで対象者を把 握をしておりまして、入院されてる方、通院されてる方で、独自に自分でほかのところで受けられているとか、 会社の検診で受けられてるという方は対象者から外しておりましたけれども、20年度につきましては、もう年 齢要件で40歳以上の方は対象ということでやっておりますので、それに伴ってやはり受診率は以前より低くな っております。 ちなみに、大腸がんでございますと、男性で31.5%、それから女性で33.1%、肺がんで40.7%、 女性の肺がん検診で51.4%、それから胃がん検診で男性で18.0%。女性で18.7%というような受診 率でございます。この受診率を上げるというのは、本当に大きな問題と思っております。愛育委員に受診券等を 年度初めに配っていただいておりますので、そのときには封筒に入った受診券を配るときに、できるだけ手渡し で、勧奨しながら配っていただくと、それから広報等を活用して、より受診率を高めるようにやっていきたいと 思っております。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 - 41 - ○11番(柴田淑子君) 都市計画税についてですが、今さっきの課長のご説明では、雨水排水の下水事業と一 緒になってまざっていて、これだけ特別会計にしているわけではないというようなお話だったと思いますねえ、 そうですか。都市計画税については目的税であるから、都市計画事業に要する費用に充てるものであって、その ことを明らかにする必要があると。平成12年の特別調査会中期答申の指摘するように、特別会計を設置して経 理を明確に区分すると、こういうことが必要である、そして特定財源として明示する、そして住民に広報してい って、この税がどのような事業にどういうふうに充当されているかを周知する必要があるというふうにあるわけ ですが、一緒にしてしまってということになりますと、そういうことはできませんねえ、答申どおりに。そうす ると、都市計画税と一緒にしてって言うんだったら、目的税である都市計画税の趣旨に反しておりゃしません か。 それから、都市計画税を取っているのは、岡山県で町は和気町だけであるというふうに言われましたが、これ は課税標準というのは固定資産税の上に乗っているわけですから、非常に和気町の固定資産税については高いと いう声がありまして、その固定資産税は所得に関係なく、例えば年金生活に入っても払うので、もう生活が成り 立たなくなっているという悲痛な声も聞きます。その上に、都市計画税を上乗せにしてあって、そしてそれがど ういうふうにいつまで続くかということも明確になってないというのは、これは問題だと思いますので、趣旨ど おりにちゃんとやっていただきたいと思います。 機構改革についてですが、事務量を明らかにして、そしてどこにどういうふうな改善をしていくかということ を調べていると言うんですが、調べる人はその課に行って、委託してるというとどこに委託しているのかも聞き たいんですが、実際問題としてその課の人に聞くわけですよね。その課の人がこうだということに従って、調査 をしていくわけですから、そういう仕事は総務課の方でやられたらどうですか。職員の数もたくさん市みたいに おるわけじゃありませんし、それから1階と2階におる、佐伯にいらっしゃるということで、事務量について は、だれが見てもはっきりしておるわけです。非常に町民の方がたくさん来まして、税務、今度税金の関係でし きりに皆さん来て、仕事を忙しくやっていらっしゃいますが、こういうことも町内の人は皆さんお互いに知って いるわけですから、そこんところは人事異動のときとか、それからいろいろと仕事ぶりを評価して、非常に係 長、小さく刻んでおりますが、和気町は。昔は、課には係長が1人おって、大きな課ですと係長が2人ぐらい、 それから課長がおるということだったんですが、もうどんなふうに上下の関係がなってるかわからんぐらいたく さんの役職がおるわけです。そういうことを整理したらどうなんでしょう。合併したときに、部長制度をなくす というようなことを言っておりましたが、160人ぐらいで部長が何人もおるというようなことこそ無駄じゃな いかと思うわけです。そこらあたりの、もうその課は係長しかいない、普通の職員はいなくて係長が2人おっ て、その上に課長がおるとかっていうのもおかしい話ですし、係長というのは何人か係に人がおって、そこに係 長がおって、幾つかの課を束ねて課長がおると、幾つかの課の上に部長がおるというような形が正常な形だと思 うんですが、250万円、やたらとああしたこうしたというんでなくて、自ら自分の中でここを改革するという 決心をせん限り、何ぼ調査して結果が出ても、それが実行できんことになりゃしませんか。そこら辺のところを お尋ねしたいと思います。 そこら辺で少し倹約をしていただいて、さっきの福祉の4級、5級ですか、あのあたり、わずかなお金ですか ら、そういうところを何も削らんでもいいじゃないかというふうに思ったりするわけですが、これは政策ですか ら、そういう政策をとると言われるんでしたら、そういう調整をやってるんだなということになると思います。 それから、いろいろなところにお金を払っておりますね。防犯団体連合会負担金だとか、国際交流協会だと か、これもしっかり見直しをしていただきたいと思います。集まって、話をして、どっか視察に行こうじゃない かというふうなこともあって、またそこの会議にたまたま入っておると、私なんか品物売ってくれとかというこ とで、売ったお金を集めてどこやらへ行くとかという話で、これは無駄なお金だなというふうに思ったこともあ - 42 - りますが、そういうのがかなりあるんじゃないかと思いますので、このあたりももろもろの会があります。これ は知事がトップなんだと、じゃあ何を具体的にやっているのか、1万円出して、大したお金でないとしても、そ れは県の担当課がやればいいんじゃないかと、広くお金を集める必要もないんじゃないかと思いますので、そう いうことについてはしっかりと見直しをしていただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 副町長 稲山君。 ○副町長(稲山 茂君) 先ほどの都市計画税のことでございますが、議員は固定資産税に上乗せをして、非常 に税負担がかかっていると、いつまで取るのかと、廃止してはどうかということであったように思います。 その点につきましては、この事業というのは都市計画事業でありまして、先ほども税務課長の方から言いまし たように、町内用途を決めまして、都市計画税を徴収しているということでございます。そのことについて、そ の都市計画税を賦課した地域には何がメリットがあるのかということにつきましては、都市計画事業であります ので、公共下水の雨水排水あるいは駐車場事業、若しくは区画整理事業という全般にわたる都市計画事業につい て、その地域にあっては実施できると、あるいは雨水排水については公費でございますから、その地元負担とい うものは、普通我々それ以外のとこについては地元分担金が必要でございますが、雨水排水につきましては都市 計画税をいただいている以上、負担金は要らないということで、そういう地域にはその負担がなしということ で、貢献はしているというふうに思っておりますし、また近年非常に大雨等が降る中、浸水等の心配があるとい う中で、ポンプ場、和気町内3基つけとります。こういう施設につきましても、そういう都市計画区域という用 途を定めた中にあるわけですから、そういうもんもスムーズにやっていけると。逆に、今大田原地域あるいは泉 地域において、あるいは藤野地域においてポンプの要望がありますが、なかなか公共下水道では対応できないと いう反面、非常に困っている状況もあります。 そういうことで、事業にはそういうもんが使ってると、そのことを公表することはどうなんですかということ でございますが、その特別会計をつくって駐車場会計あるいは公共下水道の特別会計をつくってやっとります。 使途につきましては、事業あるいはそれまで事業に行ってきた公債費、債務償還に充てるということでございま す。そういう意味からして、町民の方にこういう事業に使ってるということは、お示しは今しておりませんが、 当初都市計画税を賦課するときに地元説明して、ご理解をいただいたという経緯もございますので、今こういう 使途で使ってるということは示しておりません。 廃止については、今後どういうふうに都市計画事業を進めていくかという方向性によって、廃止あるいはそう いう存続というふうには決まっていくだろうというふうに思っとります。 それから、負担金、補助金につきましては、平成20年度におきまして職員がプロジェクトをつくりまして、 約1,400万円ぐらい補助金について軽減をしてまいりました。それから、各種の会合に職員、課長、行くわ けですから、そういうときに決算、あるいはそういうものを見せていただいて、繰越金の多い会については、ぜ ひ負担金を下げてほしいということを要望もしてまいっております。そういう中で、ぜひ補助金、負担金につき ましては節約をしたいというのは、我々も同じことでございますので、ひとつその辺をご理解をいただきたいと いうふうに思っております。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 都市計画税について、今副町長が言われたわけですが、税制調査会が指摘しているの は、都市計画税独自の特別会計を設置して、明確に区分するというふうにあったと思うんですが、下水について の特別会計はあります。駐車場についてもあるんですが、それと一緒になっているんじゃないかということを質 問したわけであります。目的税であるということで、その目的に合わせた特別会計というふうに私は解釈してい るんですが、ベテランの副町長が言われることですから、そちらの方が正しいんかもしれません。 その次に、負担金などについては1,400万円も倹約をされたということで、こういう努力を継続してやっ - 43 - ていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(秋山政美君) 副町長 稲山君。 ○副町長(稲山 茂君) その明確にするということにつきましては、今後勉強をさせていただきたいというふ うに思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) まず、32ページの財政調整基金繰入金が1億2,000万円ですね、22年度。それ から、減債基金の繰入金が1億2,000万円、繰り入れという表現をしておりますけど、取り崩しをするわけ で、減少するわけだと思います。この別冊の資料によりますと、大体今地方債残高が一般が260億円弱です か、それから一部事務組合のが42億円、40億円ぐらいありますよね。大体300億円ぐらい、言うたら債務 があるわけでございます。借金がある。その中で、公債費は大体、ちょっとページはあれですけど、8億円ぐら いを公債費に返済等のあれに使っているわけでございます。 今回の施政方針演説でも若干述べられたわけですけれども、こういうふうな中で、来年度から赤字に単年度で いくんじゃないかと思うんですが、それから合併後10年過ぎて、平成28年ぐらいですか、から1本算定にな るというふうなことで、一応施政方針で言われたんですけど、もう少し具体的な今後の財政見通しといいます か、財政を改善する、そういう計画について教えていただければありがたいなというふうに思います。 それから、36ページの学校の事業債ですか、和気中学校建設事業債2億4,250万円、それから共同調理 場の整備事業債が2億7,340万円ということで、歳出でも出てくるわけだろうと思いますけれども、中学校 の耐震での改築、改修、これがいよいよ北の方からできてくるというふうに思いますし、中学校の共同調理場に ついても3月中に建物を壊して、事業を建設の方に向けていくというふうに思います。それから、2学期ぐらい から一部給食を配送するというふうになると思うんですけれども、今の現状のそういう地産地消だとかいろいろ なことを言われてたと思います。問題点といいますか、今供給等についても、どういうふうになっているのか、 ぜひ教えていただきたいというふうに思います。 それから、40ページの行政協力業務委託料、真ん中辺ですか、1,904万5,000円、これは52区あ る区に対するそういう委託料だと思いますけれども、これは今どういうふうになっているのか、もう全区恐らく 出されていると思うんですけれども、ちょっともう少し詳しい説明をお願いします。 それから、44ページのデジタルの負担金補助金及び交付金のところの情報システム費の負担金交付金のとこ ろのデジタル改修共聴施設補助金2,420万円、9施設でというふうにおっしゃいましたけれども、和気富士 のところの中継所がデジタルが放送始まって、それから昨年末から日笠と塩田地区の放送が始まっておると思い ます。来年の12月に佐伯が中継所が変わると思うんですけれど、今のところのデジタルの共聴施設の機器の変 更といいますか、だんだんできてるように聞いてるんですけど、その進行がどのようになってるのか、教えてい ただきたいと思います。 それから、順番に行くと50ページの滞納処分費で、一番下で9万5,000円、公売手数料というのがあり ますけれど、これはどういうことでしょうか。 それから、58ページの扶助費の特定疾患等闘病者激励金支給事業ですか、360万円、これは3万円で12 0人ということでございましたけど、これはどういうことでしょうか。 それから、一部肝炎対策基本法というものができたと思うんですけれど、これの関連はあるんでしょうか。何 か手帳交付うんぬんと出てましたけど、もしわかるんでしたら教えてください。 それから、68ページ、学童保育の事業補助金が1,060万円出ております。これはわかるんですが、和気 地区が一部地区館からエスペランスの方に間借りをしていたと思うんですけど、この点は今どういうふうになっ - 44 - ているのかわかれば教えてください。 それから、もとへ返りまして、63ページの自立支援給付費というのは、これはどういうことですか。今、言 うのが、障害者の方の自己負担が支援費というふうなことで、一律に施設利用しても1割負担ということになっ て、これの裁判があって、この負担がなしにするということもあったと思うんですけれど、それとの関連はこれ はないんですかね。 それから、72ページ、インフルエンザの新型インフルエンザワクチン接種費扶助費で、25万2,000円 ですか、その接種費というのがなっておるんですけれども、かなりインフルエンザの流行というのがちょっとと まったというか、マスコミでも余り報道もされないんですけれども、その辺は、今の現状、請求というんです か、それはどういうふうになっているんでしょうか。医療機関を通じてこれは請求があると思うんですけれど。 それから、衛生費でプラスチックの回収製造委託料の84万8,000円ですか、これは非常に今度プラスチ ックの分別に関することだろうと思うんですけれども、私実際に見て、プラスチックっていうても、ビニールの ようなものが結構プラスチックというふうな表記があって、結構ごみが減るんではないかなと思うんですけれど も、これは今後どのように、佐伯地区からということですけれども、なっていくのか教えていただきたい。どう いうふうに来年度そういう回収をやっていくのか、そういう辺を教えていただきたいと思います。 それから、109ページの人権啓発推進費で教材備品購入費110万5,000円、これは去年はなかったと 思うんですけど、啓発用備品購入費というのは別途あるので、これはどういうものですか、教えていただきたい と思います。 以上、お願いします。 ○議長(秋山政美君) ここで場内の時計が、11時10分まで暫時休憩といたします。 午前10時59分 休憩 午前11時10分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 失礼いたします。まず、財政調整基金、それから減債基金の取り崩しの件につきま して、それに伴って今後の財政状況がどうなるかということでございます。 今年度は、財政調整上やむなく1億2,000万円ずつ、2億4,000万円取り崩しております。昨年につ きましては、減債基金を2億6,000万円取り崩す予定でおりましたが、この後8号補正ででも出てまいりま すけれども、取り崩すことなく決算ができる見込みでございます。 これにつきましては、どうしても交付税等、目いっぱい見るということにはなりませんので、どうしても財政 調整上、そういった予算となっております。 それから、財政状況でございますけれども、これは今後どうなるのかということではなしに、持続可能なもの にしていかなければならないということでございますので、先般の政権交代における仕分け等でもございますよ うに、国の状況によりまして私たちの小さなまちは大きくその状況が変わってまいります。依存財源が七十数% というような和気町におきましては、国のさじかげんで財政状況が大きく変わるということでございますので、 それらを敏感に、迅速に把握しながら、それに合った持続できる財政状況にしていくということでございます。 最近、大型事業が続いております。これにつきましては、公共投資の臨時交付金でありますとか、合併特例債 というふうなものがございまして、今なら大きなことができるということで、ここ数年に集中しておりますけれ ども、これが過ぎましたら、あとまた1つ大きなものがごみでございますけれども、この計画によりましても今 後の後年度負担が大きく変わってまいります。そのことなどを踏まえまして、その都度その都度、財政見通しを つくっていく予定ではございますけれども、先ほども申しましたように、収入以上に支出しないという原則で財 - 45 - 政状況は運営していかなければなりませんので、何回も繰り返しますけれども、どうなるかではなく、こうしな ければならないという方針で今後も臨みたいと思います。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) それでは、西中議員の質問にお答えいたします。 36ページの合併特例債の件でありますが、これはどちらも上の和気中学校といいますのも、この共同調理場 であります。それから、その共同調理場、下の分は本荘の共同調理場の合併特例債であります。それにつきまし て、和気中学校の建設費、104ページの方へ中学校の共同調理場の歳出を記載しております。また、本荘につ きましては、101ページに本荘小学校の学校建設費ということで、共同調理場の建設費等工事請負費等を上げ ております。 それで、これからの共同調理場なんですが、和気町につきましては、4月になって共同調理場の着工をしまし て、8月までに完成をいたし、それからそれまでは自校で、和気中は和気中でし、日笠小、藤野小も自校でやっ ていくと、それを和気中の完成を9月に共同調理場が完成しますと、今度は本荘の共同調理場を8月着工でやっ ていくと、それでそれの9月からの給食につきましては、和気中の共同調理場でつくっていくというふうな計画 であります。それから、平成23年4月につきましては全部完成いたして、和気中共同調理場で日笠小、藤野小 を調理し、本荘小で和気小、石生小を調理すると。 それから、先ほど申されました地産地消につきましては、これから運営委員会等で検討しながら、なるべくと いいますか使える物は使っていく、しゅんのものを児童・生徒に提供できるように考えていけたらと思っており ます。 それから、68ページの学童保育補助金の件でありますが、これにつきましては、先ほど柴田議員に申します とおり、人数の関係で補助金が変わっております。それで、その中での、なぜ和気地区館からエスぺランスへ行 ったかという話が出ましたが、それは両者協議のもとにおきまして、エスぺランスにおきましても年寄りと子供 が接するということで、それなりの相乗効果といいますか地域とのつながりが持てる、そういうことでエスぺラ ンスへ変わったということであります。 それから、109ページの教材備品は何かということでありますが、これは地域啓発に持って出ておりますプ ロジェクターが、今年度におきまして都合といいますか動かなくなったりして皆さんに迷惑かけて、それなりの 啓発に支障を来すということで、今回1台を計上いたしております。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 失礼します。それでは、40ページの行政協力委託料1,904万5,000円で ございますが、これご存じのように町行政の事務の円滑な推進を図るということを目的にしまして、行政事務の 連絡調整、それから事業の推進のための協力というようなことを、自主組織の代表者ということで区長と委託契 約をしております。 その金額でございますが、平等割、世帯割というようなことで委託料を払うようにいたしております。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) それでは、44ページのデジタル改修共聴施設の補助金2,420万 円は9施設でございます。 これまでの整備状況ということでございますが、まず中継局のデジタル化に伴いましては、和気富士の中継局 は平成21年1月に配信がされております。今後の予定では、佐伯局が22年6月、本年6月ごろから配信され る予定で、今工事に入っておられます。それから、日笠局につきましては11月ということで、予定をいたして おります。 - 46 - それで、現在のところ、今回も9施設を上げさせていただいておりますものは、大中山東、大中山西、日笠上 区日笠上、同じく日笠上の湯ノ口、米沢、それから岩戸、河本です。父井原、大成、それから実は2つ新難視と いうことで、新たに受信が受けられないということで、藤公園の周辺、藤野、田ヶ原、坂本の一部、それから曽 根の和気富士の真下になります金剛橋付近の新たな難視地域、こういったもので計画をいたしております。 なお、これまで整備がされておりますものは、岸野、室原、働、この3地区におきましては整備が完了し、今 受信を新たに行っておられます。このほか、日笠下区でありますとか、それからそれぞれNHKが設置をいたし ました施設、それからこれまでありました施設も受信ができるということで、解散のところもございます。今の 予定でいきますと、そういった状態でこれから進めてまいるという状況でございます。3つができているという 状況です。 ○議長(秋山政美君) 税務課長 藤本君。 ○税務課長(藤本和男君) 西中議員の50ページの滞納処分費9万5,000円は何かということでございま すが、滞納者の中にはお金を払おうと思っても払えない、物品の差し押さえをするというような場合があります ので、差し押さえ物品をインターネットのヤフーによる公売を行う予定にしております。一応公売金額の予定と しては300万円を上げておりまして、手数料が3%でございますので9万円、それに消費税が5%ついて9万 4,500円ということで、今回9万5,000円を計上しております。 ○議長(秋山政美君) 健康福祉課長 杉本君。 ○健康福祉課長(杉本晴彦君) 失礼します。それでは、58ページの特定疾患等の闘病者激励金支給事業36 0万円についてでございますが、特定疾患というのは主なものにパーキンソン病とかベーチェット病、筋委縮 症、クローン病等ございます。約26種類ほどあるんですけれども、その該当者が町内53名ほどおられます。 それから、小児慢性疾患で9名、それから人工透析等で34名、そして年度内に見込まれる方、それから申請中 の方を含めて24名、合計で120人分、1年間3万円ということで、1回支給ということで予定をしておりま す。 それから、議員が申されておりました肝炎の関係でございますけれども、肝機能障害について平成22年4月 から身体障害者手帳と自立支援医療の対象になるということでございます。特定疾患の対象とはなってないと思 われます。 それから、63ページの自立支援給付費の制度のことでございますけれども、これも4月から低所得者につい て福祉サービス、それから補装具による利用者負担を無料とするというようなことに変更される予定になってお ります。 それから、72ページの新型インフルエンザの関係ですけれども、今現在延べで1,250名受けられており ます。予算現額1,875万1,000円に対して、支出負担行為が403万2,000円ということになって おります。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 73ページのプラスチック製容器包装の回収の方法等のお尋ねでございまし た。 予算上の委託料、清掃委託料の84万8,000円のうち、予算的にはプラスチック製の容器包装の回収の委 託を77万円見ております。トン当たり4万2,000円で、10トンの見込みでございます。1年間で10ト ンの見込みでございます。プラス処分費として、トン当たり3万5,000円で10トンの見込みでございま す。 あと、プラスチック製容器包装の回収事業に関しましては、その上の消耗品の中に若干袋代が10万円程度含 まれておりますが、予算的にはその予算を計上させていただいております。 - 47 - 具体的にどういう方法とか内容というお尋ねでございました。 プラスチック製の容器包装でございますから、いわゆるお菓子の袋であるとか、ジュースのボトルといいます か、ペットボトルはまた別に今回収しておりますけれども、それ以外のボトル類、あるいは製品を保護するため に入っております緩衝材、いわゆる俗に言いますプチプチというやつです、ああいったもの、発泡スチロールの 成型したもの、そういったもの等を回収することになっております。 現在、佐伯地域を22年度から開始するということで、町内の説明会を回っておりまして、おおむね3分の2 程度、地区の説明会が済んだところでございまして、具体的な方法としては、回収のごみステーションに回収ス タンドを設けまして、それに大きなビニール袋を設置いたします。その中に分別した、町民の方が持ってきてく ださった該当品を集めていただくということになります。 月に2回、原則的には瓶の日と缶の日を予定をいたしております。その月2回の収集を行いたいというように 思ってます。 先ほど言いました10トンというと、非常に小さな数字に思われるかもしれませんけれども、重量的には非常 に軽いものでございまして、かさにしますと今現在普通に家庭から出るごみ袋の4割から6割がその容器包装だ と言われておりますので、説明会でも皆さんに話をしてるんですけれども、頑張って分別していただきますと、 4割程度はごみの減量化、容量としての減量化になります。ということで、ごみの有料の袋が長もちしますか ら、家計にも優しいんで、そういうことで頑張っていただきたいというような説明をして、皆さんに協力を訴え ているところでございます。 最終的に、このごみがどうなるかということでございますけれども、今準備を進めておりまして、最終的には 分解をしてガス化にしたり燃料化にしたり、溶かして、加熱してそういう分解をして、それぞれの種類に分け て、再利用されるというように今聞いております。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) じゃあ、ちょっとわからないところをもうちょっとだけお聞きします。 共同調理場については、だから9月から和気中学校の共同調理場が稼働が始まって、供給は和気中学校と本荘 小学校について始まるということでございますね。ですから、そこがちょっと一番立ち上げというんですか、大 変だろうと思います。その点で人事異動も行われると思います。その点もちょっと簡単に教えていただきたい と、どういうふうに異動していくのか、お願いします。 それから、行政協力業務委託料、ちょっと平等割、世帯割があるというふうに言わず、幾ら幾らになってるん ですか、ちょっと。 それから、デジタル共聴施設ですけれど、塩田ももう中継所がデジタルの放送が始まったと思うんですけど、 これについてはちょっと何も言われなかったんですけれど、これは今後そういう予定があるんですか、ないんで すか。それはどういうふうになっているのか、教えていただきたいと思います。 それから、今後課題としては、日笠地区はまだそれができたとしても、まだいわゆる民放が岡山の場合は4局 ですか、NHKがあと2つあると思うんですが、その全部は映らないわけですね。今後、その辺については何か 見通しがあるんですか。わかれば教えていただきたいと思います。ぜひ希望としては、やっぱし全局どこの地区 も見れるようにすべきだとは思うんですけれど、それだけお願いします。 ○議長(秋山政美君) 教育長 朝倉君。 ○教育長(朝倉健作君) 今の9月からの和気中の調理場の稼働についての人事異動等についてのことにご質問 がありました。 これは、今栄養士が2校兼務という形で、県の栄養士が来ております。この来年度の4月から、途中で本荘と - 48 - 和気中が一緒になりますので、兼務の関係をここで変えておこうというふうに県に今要望をしております。今、 兼務は和気中の栄養士と藤野の栄養士が一緒です、兼務です。本荘と和気が兼務となっております。県に今要望 しているのは、和気中と本荘の兼務、和気と藤野の兼務という形で辞令を出してほしいということを今要望して おります。それによって、スムーズな移行ができるんじゃないかなというふうに思っております。 それから、調理員につきましては、本荘の調理員がそのまま和気中へ引き続いて全員行くということで、23 年度からの共同調理場の運営方法、調理のやり方というのをそこで研修ができるということで、そういうふうな 形にしております。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 平等割と世帯割でございますが、これは合併のときから合併後調整を要するという ようなことになってございますが、委託料につきましては、佐伯地区、和気地区とでちょっと若干違いがござい ます。一概に幾らということは今申し上げられませんが、本年度、21年度の支払いにつきましても、幹事会、 区長の協議会、そこで相談していこうと思っております。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) 地デジの関係で塩田サテライト中継局につきましては、ちょっと落と しておりましたが、昨年開局をいたしております。それから、日笠の中継局3局、NHK、RSK、OHKとい う配信を確保いたしておりますが、これまでも他局3局について、配信を依頼をいたしましたところ、早々には できない、この地デジ改修をした後に検討ということで回答をいただいております。当初からその整備充実とい うことをお願いをいたしてまいっておりますが、現状は報告のとおりであります。今後も要請をしてまいるとい う予定でございます。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 今の行政協力については、じゃあまた後ほど、今日わからないようなので、また教えて いただきたいと思います。 それから、デジタルは日笠は早々にはできないということですが、塩田の共聴施設についてはどういうふうに なってるのですかね。その辺ちょっとわからなかったんですけど。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) 塩田につきましては、今奥塩田がNKHの共聴施設が1つございま す。これについては、NHKが責任を持ってその改修に当たるということで進めることといたしております。あ と、塩田区内につきましては、中継局から直接電波を受けるということで受信確保をいたしております。 (1番 西中純一君「わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 5番 安東哲矢君。 ○5番(安東哲矢君) それでは、教育費について3点質問をさせていただきます。 まず第1点目は、108ページの節の19、負担金補助金及び交付金のところの国民文化祭の実行委員会の補 助金452万5,000円、これは説明では11月7日に体育館で行われるというようにお聞きをいたしまし た。具体的に、和気町としてはどのようなことをするのか、お聞きしたいというように思います。 それから2点目に、114ページの節の18の図書購入費500万円、これは具体的に何百冊購入をされるの か、またこの本の種類というんですか、種類等についてはどなたがこれは選定をされるのですか。いわゆる図書 司書の方が選ばれるのか、あるいは運営委員会等で選ばれるのか、お聞かせ願いたいと思います。 それから3点目に、116ページの節の19のスポーツ少年団の活動補助金65万円ですが、町内のスポーツ 少年団の種類とそれから団体数を教えていただきたいと、この3点よろしくお願いいたします。 - 49 - ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) それでは、安東議員の質問に答えます。 国民文化祭でありますが、これは実行委員会を立ち上げておりまして、実行委員会に対する県下の補助金があ りまして、その残を452万5,000円ここへ計上いたしております。和気町におきましては、11月7日、 先ほど申されましたように、カラオケ大会を和気町体育館で40名を全国に応募というか発信求めまして、その 方におきましてのカラオケ大会と特別の催しといたしまして、八代亜紀、徳久広司、荒木とよひさによります昭 和の歌謡史につきましてのトーク等を考えております。 それから、次の114ページの図書購入費でありますが、これは例年どおりといいますか、500万円を計上 いたしておりまして、350万円を和気図書館で、150万円を佐伯図書館で購入するようにいたしておりま す。これにつきましては、平均といいますか2,000円程度での2,500冊を考えております。 この種類につきましては、図書司書等の考えといいますか、利用される方の要望等を聞きながら購入をいたし ております。また、協議会等も年に一回は開いておりますが、もしそのときに出れば、それも意見も反映させて いけたらと思っております。 ○議長(秋山政美君) スポーツ振興課長 藤本君。 ○スポーツ振興課長(藤本敏弘君) それでは、116ページの負担金補助金及び交付金のスポーツ少年団活動 補助金の関連についてなんですが、現在和気町のスポーツ少年団登録は13団体となっております。中の種目に つきましては、複合、単独、それぞれ活動団体があるわけなんですが、種目的にはバレー、野球、ソフト、サッ カー、剣道、そういったものが、相撲も含めてございます。ちょうど4月から新規の登録、また更新登録という 形で今通知が参っております。今、各団体にその通知をしているところでございます。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 5番 安東君。 ○5番(安東哲矢君) 文化祭の実行委員会の件なんですが、これは具体的にどのような方がいらっしゃるの か、また何人程度その実行委員会にいらっしゃるのかお聞かせ願います。 それから、次の図書購入費500万円なんですが、これは全くの新刊なんですかね。古い本もあるんでしょう か。先ほどの2,500冊ですか、ちょっとこれお聞かせ願いたいと思います。 それから、スポーツ少年団の件なんですが、先ほど13団体ということなんですが、新たにスポーツ少年団と して登録をしたいと、空手とかそういうもので新たに登録したいという場合の、いわゆる条件というんか、そう いう資格というんか、これは何かそういうものがあるんでしょうか。 それと、それからこの65万円の金額というのは例年どおり、団体の人数によって配分されてるのかどうか、 お聞かせ願いたいというように思います。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 実行委員会につきましては、昨年度立ち上げております。町長を会長にいたし まして、議長、副町長、教育長を副会長にし、また行政、教育関係、文化団体、地域団体、商工、企画委員会、 監事等の関係で、20名ちょっとの人数にいたしておったと思います。 それから、図書の購入ですが、2,500冊につきましては、基本的にはもう新刊を購入するということでや っております。 ○議長(秋山政美君) スポーツ振興課長 藤本君。 ○スポーツ振興課長(藤本敏弘君) スポーツ少年団の新規登録といいますか、先ほど登録要件などと思います が、特別にはございません。登録というのが、団員数が一応10名以上、指導者は18歳以上の指導者が必要と いうことになっております。65万円の今補助がありますが、これにつきましても一応団割、基本割と、あと団 - 50 - 員の数によってそれぞれ算出しております。 以上でございます。 ○議長(秋山政美君) 5番 安東君。 ○5番(安東哲矢君) ありがとうございました。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) 46ページのまちづくり共同事業補助金1,655万円について、そしてその参考資 料として50、51、52ページにもあります。それに関連しての質問をさせていただきます。 この事業は、合併後の公益化したところの行政サービスの低下に対する住民の不安を解消するための事業とし て、鳴り物入りで始まった事業でございます。町長も所信表明演説のところで、最後でしっかりお話しされてお りますが、今2年間大体終わった時点で、まちづくり政策課としてはどのような活動の反省点、問題点をどうま とめておられ、その計画は既に一応事業それぞれの地区から出ているわけですが、それがどう反映しているの か、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) それでは、まちづくり協議会の活動助成ということで、現在取り組ん でいるところの反省点、それから課題、そういったものの評価ということでございますが、実は19年に計画を 立てていただき、20年、21年と2年が経過しました。それで、22年度につきましては折り返し地点という ことでありますので、昨年実施をいたしました各協議会の研修会、これによって現在計画のものを更に折り返し 後、3年に向けて、地域に残るものを練り直しをしようじゃないかという協議会の方からの意見もお聞きをいた しておりまして、これから折り返し以後は、見直しをしながら、地域に潤いと活力が残る事業にシフトを変えて いこうという動きになっております。 それから、当初、20年当時には、これは何が起きるんだろうかなという期待感は地域にございましたが、や はり毎回、回を重ねますと、ちょっとマンネリということもあろうかと思います。住民の方々に参加をしていた だきます周知、そういったものにも力を入れていかないと、今後より充実したものを期待できるためには周知が 必要だろうと考えております。 協議会の会長、事務局の会議を開催を随時いたしておりまして、会長の連携のもとにこれから22年に向けて あと2年間、3年間、どうあるべきかというご協議をいただくようにいたしております。考え方、ポイントを得 ていないかもしれませんが、やはりこれから見直しをかけて、より充実をすると、周知を十分するということが 課題となっておると認識をいたしております。 ○議長(秋山政美君) 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) 見直しをこれからかけるということですので、まだまだよいものができるのかもしれ ませんが、この計画全体を見ますと、何かこう細切れの、今まであったそれぞれのもっと小さい、まちづくり協 議会のエリアよりももっと小さい従来の区の単位での事業などにも、何かたくさんのものが上がってきていて、 総花的っていうんですか、そういうふうなのもの見受けられますし、それぞれに本当にこんなものではなかった はずじゃないかという声が中で活動しとられる方の中にもありますし、周りで、その中にボランティアとして入 ってないけれども、周りから見ている人たちの中にもそういう評価をしている方の声をかなり私も聞いておりま す。従来の小さい区でしていた、例えば盆踊りですとか、そういったあたりにちょっとそこの補助金を分けてく れということで、はい、というようなそんなことがまかり通っているという、それは事実かどうか私も確認した わけではないのでわかりませんけれども、何かそういう、どういう考え方でこの助け合いのまちづくりの基本に 立ち返る、それを今しなければこの事業は5年間たった後、大変心配した状況が起きるのではないかと危惧をし - 51 - ております。そこのところをもう一度お願いします。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) ご意見のように、当初助け合いのまちづくりの協働事業は、2区を超 えて、地区内の連携を将来的に確保しなければ、連携はますます薄くなって、相互に地域を守るということがで きないというのが趣旨でございました。それで、おっしゃられるように、これまで地域のきずなというか、連携 をとるということに若干力点があると思います。最初、なじむということも当然必要ですし、そういったこと、 それから今反対に地区ごとで、2地区が協力して事業をやるということも始まっておりますので、そのあたりは 各協議会の会長等に十分ご協議をいただいて、地域に潤いと活力の残るような事業になるようにお願いをしてま いりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(秋山政美君) 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) 今後、まちづくり政策課がしっかりとかかわっていただきまして、よりよい方向で事 業が展開するようにお願いをいたします。 ○議長(秋山政美君) 答弁よろしいですか。 (12番 幸坂陽子君「はい」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 2番 広瀬君。 ○2番(広瀬正男君) 22ページの藤公園の入園料ですけど、これ6万人ぐらいを予測されてます。これも 年々少なくなってると思うんですけど、これから先どのようにやっていくとかの方針はいろいろ考えておられる んでしょうか、そこらあたりを聞かせてください。 それと、39ページの一番下、ばい煙測定、これ6万3,000円、これはどういうあれをどのくらいの周期 でやっとられるか、聞かせてください。 それからあと一点、97ページ、庁用自動車購入費604万3,000円ですか、これは何か説明を聞いたと きにはスクールバスと言っとられました。何人ぐらい乗るスクールバスで、どこのメーカーで、どのようなあれ で購入するのか、使う地区はどこらあたりか、そこらあたりをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 産業建設部長 佐藤君。 ○産業建設部長(佐藤順一君) 22ページの藤公園の入園料の関係ですが、以前、何年も前から比べると、1 0万人程度という時期に比べると7万人前後というふうなことになっておりますから、減ったということにはな るとは思いますが、ここ数年を見ますと、徐々に減っておるという傾向はございません。7万人前後で推移して おるというふうなことで、特に新たな方法ということは考えておりませんが、いかにしてある程度固定的になっ た7万人程度を維持していくかということに対して、今のきれいなフジを維持していくということを中心に考え ております。特別なイベントとかそういうことは今のところは考えておりません。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 失礼いたします。ばい煙の測定手数料でございますが、これは庁舎等の暖房用のボ イラー等の関係でございまして、回数は年1回でございます。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 庁用車の購入の件でありますが、これは旧佐伯のスクールバスでありまして、 3台ありますそのうちの1台が平成3年4月登録で、もう30万キロ以上走っておりまして、もう20年からた っております。それで、その1台を購入するものであります。走ってるのは、今言う山方とか加賀知田とか、そ ういう大成とか、大成じゃないです、そういう4キロ以上のとこにおいて、それから幼稚園につきましては、全 員搬送といいますか連れてきております。そういうことであります。 - 52 - ○議長(秋山政美君) 2番 広瀬君。 ○2番(広瀬正男君) 藤公園ですけど、関連で85ページに委託料うんぬん約80万円載っておるわけです が、これはほかにも経費が出ているんでしょうか。この計算では約800万円ぐらい黒字になるんですけど、こ の分をどういうように使われておるんですか。もっともっと何かお客さんが来てくれるようなことを考えてもい いんじゃないかと思うんですけど。それとまた、入場料も300円です。これも駐車場込みの300円ですん で、また幾らかでも上げるようなあれが考えられるかどうか、そこらあたりもう一度お願いします。 それと、スクールバスの件ですけど、この前も東備消防の方で消防車を買うたときに、談合があったんではな いかうんぬんの後からのあれもありました。だから、こういう新車を買うときにはどういうあれをされとるの か、またはっきりしとく方が後々のためにいいんではないかと思うんで、そこらあたりを考えてください。お願 いします。 ○議長(秋山政美君) 産業建設部長 佐藤君。 ○産業建設部長(佐藤順一君) 毎年、今議員おっしゃったように、差し引きでは黒字になっております。その 中で、先ほど何も考えてはおりませんというふうな答弁をしましたが、1件、22年度の新規事業としまして、 ちょうど藤公園のステージの下流側の下から見ますと右手、山ですが、1反7畝ほどある園がありまして、町の ものになった土地がございます。そこをちょっと手を加えて休憩所にするというふうなことを考えております。 それから、入場料につきましては、300円ということが、今ごろの状況から考えて安いということはこちらも 感じておりますが、ある意味安いから来ていただけるという部分もありますので、ちょっとそのあたりは慎重に 検討したいと思います。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) バスにつきましては、廃車するときの下取り等もいろいろ勘案して、機種につ きましては三菱ローザを購入しようと思っております。それで、入札等を行ってやっていきたいと、そんなふう に思っております。 ○議長(秋山政美君) 2番 広瀬君。 ○2番(広瀬正男君) ありがとうございました。 ○議長(秋山政美君) ここで場内の時計が、午後1時まで暫時休憩といたします。 午前11時56分 休憩 午後 1時00分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 お手元に配付のとおり、予算書の訂正の申し出があり、許可いたしております。 なお、訂正箇所につきましては、木庭財政課長から説明を求めます。 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 失礼いたします。まことに申しわけありません。今日、お昼の時間に机の上に1枚 の紙を配付させていただいております。 午前中の質疑の中で、柴田議員の方から嘱託徴収が徴収嘱託ではないかということで、議案が間違っておりま した。同様な記述が予算書の中に出てまいります。一般会計では2カ所、それから国民健康保険特別会計、後期 高齢者会計、介護保険会計、以下3つの下水道会計、それぞれにこの嘱託徴収員という文言が出てまいります。 徴収嘱託員でございます。まことに申しわけございません。よろしくお願いいたします。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) まず最初に、これお尋ねすんですけど、41ページの負担金のところで、消防防災ヘリ - 53 - 市町村負担金、負担金割合は説明にありましたように均等割が30%と人口割が70%で、金額につきましては 131万4,000円と、この件じゃなくして、これをヘリを和気町で使用したことがあるかないか、その点だ け聞かせていただきたいんです。 それから、ページが50ページ、この委託料のところで平成24年度固定資産評価替えにかかわる標準宅地鑑 定評価委託料837万2,000というのが計上されとるわけですけれど、これは何を根拠にこの金額が出たの か教えていただきたい。 それから、ページ73ページのここも委託料の件ですけど、地球温暖化対策実行計画策定委託料、これはどう いうふうな作業をして、どこへ委託先になるのか、教えてください。 それから、ページが92ページになりますけど、委員会で聞けばいいんですけど、この公共財産の購入という ことで、土地購入1億1,180万円、これは何平米買われて、この単価というものは平米幾らで計画しとられ るわけですか。 それから、その下の補償金4億5,954万円、この補償というのは建物だと思うんですけど、どういうふう な基準でやられとんか、その点だけ聞かせてください。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 41ページの消防防災ヘリ市町村負担金、これは岡山県が導入いたしました「き び」のヘリコプターの人件費に係るものでございまして、まだ一度も和気町内へはないという認識です。 ○議長(秋山政美君) 税務課長 藤本君。 ○税務課長(藤本和男君) 50ページの不動産鑑定の委託料でございますが、24年に評価替えを行うため に、22年度において作業を始めますので、1筆当たり6万7,000円、119地点で消費税を5%加えて8 37万1,650円で、これは不動産鑑定士協会の方に委託する予定でございます。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 73ページの地球温暖化対策実行計画の策定委託料でございますが、まだ業者 は決まっておりません。入札によって行う予定でございます。これは、今年度、雇用の事業で行いました、今調 査を行っております、3月末までには調査が終了する予定でございますが、各家庭あるいは事業所の電力、ある いは灯油、重油等の使用量等の調査を今行っております。それから、それぞれの会社、企業、家庭の取り組み等 を調査しておりますが、そういったものをまとめたものを次の実行計画に生かすものでございまして、まだ業者 は決まっておりません。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 92ページの土地購入費並びに補償金の算定方法等をご説明申し上げます。 まず、土地購入費の方ですけれど、駅前の周辺地区の整備事業の土地代金に当たります。21年度予算にも同 様の予算を組まさせていただいております。21年度の予算並びに22年度当初予算合わせて、この事業用地に 必要なすべてのものを取得したいというふうに考えております。22年度当初の内容でございますけれど、22 筆、2,475平米を取得したいというふうに考えております。 土地の単価につきましては、不動産鑑定士の方に鑑定をお願いをいたしまして、決めさせていただいておりま す。金額に幅がございます。JRを除きますと、1平米当たり5万円から4万円の間で単価設定を行っておりま す。ちなみに場所でございますけれど、木村屋のパン屋とか元パチンコ屋、それから岡沢書店前の県道、この付 近につきましては5万円に設定をいたしております。それから、安養寺橋駅前線、和田呉服店のところでござい ますけれど、ここにつきましては4万5,000円、それから明治通りに面したところにつきましては4万円、 そのような単価設定を行っております。 それから、補償補てんにつきましても、21年、22年合わせて補償をしていきたいというものでございま - 54 - す。内容につきましては、権利補償物件27件中19件を22年度当初に計上させていただいております。主な 内容は、建物の移転補償、それから借家をされておる方の移転に要する費用、そういったものを補償をさせてい ただいております。 なお、補償の基準の見方でございますけれど、いずれも国が定めております公共用地の取得に伴う損失補償基 準というのがございます。並びに、公共事業の施工に伴う公共補償基準要綱というのが、細かく定められたもの がございます。それにのっとり、すべて積算を行っております。 ○議長(秋山政美君) 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) 防災ヘリの件につきましてはわかりました。人件費ということで、毎年出てくるという ことですね。 それから、この鑑定士の委託料につきましては、これ1筆が6万7,000円言われましたかな。 (税務課長 藤本和男君「はい」の声あり) 高えんですな。これが相場ですかな。 それから、今言われました土地購入費の件でございますけど、これは5万円から4万円ということを言われま した。これも鑑定士がやった価格ですかな。評価額の中で算定していかれとるわけですか。 それから、その建物につきまして19件ということですが、この建物は国の基準があるということでございま すけど、この建物についてはいろいろ難しい点もあるんじゃないんですかな。わしもちょっとわからんのんです けど。大きな金額ですので、そこの点はもう少し詳しく教えていただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) まず、土地購入の単価決定でございますけれど、不動産鑑定士の方に鑑定をし ていただいた結果でございます。 それから、補償の見方でございますけれど、少し詳しく申し上げます。 まず、建物の補償につきましては、建て直すと幾らかかるかと、新しく建て替えると幾らかかるかというもの をまず基本に積算をいたします。それから、その建物の種類によって耐用年数、それから経過年数がございます ので、割引率がございます。補償率というのがございます。そういったことで、建物自体の価値といいますか、 そういったものが出てまいります。それから、あと解体の費用、そういったものがこの建物の補償の中の大きな ものでございます。あと、工作物の補償というのがございます。建物に付随して、例えば門塀とか地下水のポン プとか、犬走りの土間コンとか、直接建物とは関係ないけれど付随したものがございます。そういったものは、 新しくやり替えた経費というものを見ております。あと、ほかに動産移転というものがございます。建物の中に ございます家具等を持ち出す移転、引っ越しをする経費に充てております。 それから、営業補償というのがございます。駅前でございますので、事業の営業を展開されておるところがご ざいます。移転に伴って休業をやむなくされるということもございますので、それに伴います補償も見ておりま す。それから、あと借家をされておる方、そういった方にも移転をしていただくということがございますので、 それの動産移転もございます。それから、そこの借りております部屋に投資した内装とか設備とか、そういった 経費の費用も計上いたしております。更に、移転雑費といたしまして、新しく家を建てるために法的に要する費 用、並びにどうしても仕事を休んでそれに携わる必要がございますので、移転雑費の中にも休業補償というのが ございます。そういったものを事細かにそれぞれ聞き取り調査をするなり、根拠の書類の提示を求めて、積み上 げて積算したものが今回の予算要求に上がっております。 ○議長(秋山政美君) 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) いろいろとご説明くださいましてありがとうございました。 この作業は大変な作業だと思いますので、頑張ってやってください。 - 55 - それから価格の件ですけど、これ鑑定士と言われますけど、この評価額というのは幾らしとんですかな。ここ の駅前というところは。地番、地番によって評価は違うと思いますけど。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 鑑定士に鑑定をしていただく際に基準となっておるものが、駅前に国が提示い たしております公示価格というのがございます。たまたま駅前にございますので、それを参考にして鑑定されて おると聞いております。 (9番 草加敏彦君「わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 7番 当瀬君。 ○7番(当瀬万享君) 済いません。37ページの県町村議会議長会負担金154万6,000円、議員研修は 年2回ほど実施されていますが、ほかにどんなようなことをされとるかわかれば教えてほしいし、町村会との関 係というか、枠組みがもし変わってるようなことがあったら教えてほしいと思います。 それから、46ページのデマンドタクシー事業補助金2,605万7,000ですけど、商工会の方が運営し てると思うんですけど、和気町としてどのようにかかわっているかということと、業者は3社だと思いますけ ど、ローテーションはどういうふうにやられて運行してるんか、それから業者の負担の上に成り立っているとい う声を耳にするんですけど、これは町としてどういうふうに思われてるか、そういう声を踏まえて今後どうされ るんかというのをお聞きしたいと思います。 それから、73ペーと119ページに庁用自動車購入費130万円と1,030万6,000円があるんです けど、何台をどこに配置するのかも教えてください。新車を買われるんでしたら、たまに我々が乗ると、コーヒ ーの缶やたばこの吸い殻が残っていますが、だれが管理をして、使用者にはどのような指導をしているのかとい うのも教えてください。 ○議長(秋山政美君) 事務局長 村中君。 ○事務局長(村中 博君) 済いません。37ページの負担金の県町村議長会負担金154万6,000円、こ れにつきましては、市町村は変わっておりませんが、前年対比でいいますと8,000円増額しておるというよ うなことでございます。議員数割が25%、町村数割が25%、人口数割50%というようなことで、計算され ております。市町村数は変わってないというようなことで、県の町村会、議会議長会の負担金の総額は変わって ない、ただ人口等によって変わってきとるというようなことです。内容につきましては、以前と変わりはござい ません。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) ちょっと数字的に確実でないんですが、先般の町村会の予算の中で、県の議長会から以 前会長、副会長が要請に来られた経緯を踏まえて、予算の中に組んであったのが1,000万円だったと思いま すが、ちょっと確認は再度しますが、町村会に要請があった金額で、今回の予算の中に1,000万円組んで合 ったと思うんです。非常に事務者等の人件費等が厳しいんで、町村会として何か支援ができないかという要請に 来られました。それで、今回の今年度予算で先般町村会の中で予算を見た中に、岡山県町村議長会への負担金補 助及び交付金の中に1,000万円だったと思います。確認再度しますが、要請があったのを対応したのかなと 思って私は見ておったんですが、再度確認はしますが、そういうことで町村会への要請はあったことだけは事実 ですので、そういったことも踏まえながら、町村の負担金を余り上げないでいくという方向を出しているんじゃ ないかなと思いますが。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) それでは、ご質問の46ページのデマンドタクシーの補助金にかかわ - 56 - るご質問でございます。 参考資料49ページに本年度の予算の概要につきまして載させていただいておりますが、現在のところタクシ ー事業者が2社、それからバス事業者が1社で3社、タクシー事業者の2社が10人乗りを2台ずつ、バス事業 者が10人乗りを1台ということで、5台をこれまで借り上げております。 ローテーションにつきましては、現在、和気町内に町なかエリアを含めて5つのエリアがございまして、それ ぞれのエリアを1車両が担当いたしております。それで、全エリアを3カ月ごと、ローテーションを組んで場所 をかわりながら運行していただいております。 業者の負担によって成り立っているということのご意見でございますが、実はこのデマンドの発想といいます のが10人乗り自動車を土曜、日曜、祭日の観光中心で使うと、それをウイークデーの平日に地域交通で使わせ ていただきたい、それによってデマンドが運行できるということであります。 それで、実は10人乗りと同時に、各社小型車を1台予備車両として当初からお願いをいたしております。そ れで、22年につきましてはその予備車両をタクシー事業者2社の協力によって運行をしたいというような計画 を今立てておられます。 それで、和気町のこの事業に対しますかかわりといたしましては、商工会内にデマンド交通運営委員会という 委員会がございまして、そちらへ町の担当課長、それから部長等々で加わっております。それで、事業者と商工 会、関連の皆さん方と協議をしながら、改革をいたしております。何分とも、事業者といたしましては、タクシ ー運行事業者はデマンドで町あるいは住民の方の利便性を上げようとした場合、タクシー事業者の方について は、経営上どうしても一般客の影響があるというようなお話が現在のとこ出ております。なかなか、こちらの方 からのご要望も伝えるんですが、やはり営業としてやっておられる経営者としては、そういったものについては 非常に厳しいものがございまして、お互い協力しながらということで進めているのが現状でございます。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 73ページの庁用自動車130万円の件でございますけれども、割り当てられ るのは生活環境係の方に割り当てられる予定となっております。現在使っております車が、軽四でございますけ れども、既に15年以上が経過し、走行キロ数においても20万キロを超えているような状況で、せんだっても ブレーキ等にふぐあいが生じたりしたところで、そういうことで危険を感じたとこもありますので、引き続き町 内の不法投棄の見守りあるいは環境業務に割り当てる予定にしております。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 119ページの1,030万6,000円の件ですが、これにつきましては、 共同調理場が和気と本荘にできます。それの給食を配送するコンテナ車を2台購入するということであります。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 失礼いたします。車の管理につきましてお答えいたします。 現在、和気庁舎で特別会計を含めまして22台、佐伯庁舎で同じく特別会計を含めまして16台、教育委員会 が15台、合計53台でございます。 私は本庁舎の関係の管理をしているわけでございますが、その管理方法でございます。車それぞれにそれぞれ の所属課の担当職員を決めていただいて、管理者といたしております。その総括を財政課が受け持っておりま す。年度当初、その管理者会議を開きまして、それぞれの使用におきますとか、いろいろ注意事項を申し上げま すが、議員が乗られたときにコーヒーの缶があったとか、いろいろそういうことでございますので、年度が改め ましてまた管理者会議を開きますので、より一層徹底していきたいと思います。申しわけございません。 ○議長(秋山政美君) 7番 当瀬君。 ○7番(当瀬万享君) 議長会の負担金なんですけど、毎年言わせていただいてるんですけど、何か男の人の正 - 57 - 職員と女の人の臨時職員かな、これでやっと維持してるというような状況だと思います。町村会との話も出て、 また前向きに進んでいるようなんですけど、話し合いの中で、町村の方からもう少し負担金を多くしてくれとか というような話は出ないん、ちょっとそれだけを聞かせてください。 デマンドの方は、今答弁がありましたように、確かに業者、大変みたいです。特に、北の方は山陽線の駅も抱 えてないし、本業に影響があるということでこういうふうな言葉も出てくるんだと思いますけど、これはやっぱ り間隔短く会議を開いて、お互いの腹のうちをしっかり議論をして、お金をどんどんどんどん上げるというよう なことにもいかないでしょうから、とにかく頻繁に業者の声も聞くと、住民の声も聞くと、和気町は和気町とし てのきちんとしたことを言っていくというような状況でやっていただきたいなというふうに思います。 庁用車なんですけど、わかりました。何か別の乗用車を買うんかなと思って、必要にもないことなんですけ ど、本当に缶が足元へ転がってきたり、吸い殻が山盛りになったりしてますんで、これ急に住民の方とかほかの お客様を乗せた場合に不快な気持ちになるんで、そこら辺はきちっと本当にやっていただきたいなというふうに 思います。 答弁いいですわ、もう。 ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 (7番 当瀬万享君「はい」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 8番 児山君。 ○8番(児山 勇君) 94ページ、95ページなんですが、消防費の関係です。 まず、この節のところの旅費で、団員研修旅費が132万1,000円上がっとります。これの内容と、それ から過去にもやっておられたんだと思うんですけども、その辺のことをちょっと詳しく教えていただきたいと思 います。 それから、同じく節の14のバスの借上料144万3,000円、これは今年可搬の全国大会が名古屋地区で あると、愛知県であるということで、それの分だと説明がありました。それの関係の費用の中で、95ページに なりますけれども、共用訓練助成金というのが189万3,000円上がってますが、それらとも、その上に消 防大会参加助成金もあります。だから、この全国大会の場合は、先ほどちょっと言った件もあるんですけれど も、要はこの120万円だけが県大会への関係でしょうかということと、それからこれは全国大会とは関係ない んですが、節の11番で一番下のところで修繕料405万7,000円、これの説明がちょっとなかったんで、 どこでどういったのが上がっとんかということをお聞きしたいと思います。 それから、15番の中の工事請負費の中で、ホース乾燥塔設置撤去工事、これ546万円上がっとんですが、 これはどこのことでしょうかということと、それからその下の18番の備品購入費なんですが、これはポンプ等 とかというて言われたんですが、今まで言った中で、全体的に消防費の関係では5カ年計画があって、その中で 順次進めていっとられると思うんです。参考資料の方では、実態調査として69ページですか、上がっておりま す。これは22年4月1日見込みということの調査なんですけども、実態調査なんですが、ポンプとかいろいろ 買い替えとかということについては、計画の中でやられとると思うんです。いつ立ち上げられて、22年度はそ のうちの何年目に当たるんかというような辺を踏まえて、今のいろんな質問をさせていただいたということで す。 それからもう一件、97ページ、教育関係の中の節の14番にあります使用料及び賃貸料の機材借上料110 万2,000円、これはAEDで何か23台分と言って説明があったんですが、この借上料というのはこの22 年度でこれ上げとんですが、これ追加になったもんですか、それとも今までどおり、賃貸ですから借る分ですか らリースされとんだと思うんですけども、その辺のことをちょっと詳しく説明願えたらと思います。 - 58 - ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) まず、94ページの旅費132万1,000円でございますが、議員おっしゃられ ておりましたように、本年可搬ポンプが、愛知県で行われます全国大会へ出場いたします。それに伴います旅費 ということで、132万1,000円のうち130万円が全国大会出場に伴うものでございます。全国大会関連 がございますが、そのバスの借上料につきましても144万3,000円のうち131万3,000円が全国大 会用となっております。残りにつきましては、県大会への応援バスというものでございます。 それから、共用訓練の助成金189万3,000円でございますが、これにつきましては共用訓練、それから 水火災、そういうものへ出動した場合の手当ということになっております。それと合わせまして、全国大会分で ございます。共用訓練が145万8,000円、水火災の出動が43万5,000円という内訳でございます。 それから、防火水槽の改修解体231万円ございますが、これにつきましては、和気の防火水槽の修繕といい ますか、これは今ふたがございませんので、ふたをするという1カ所、それから田賀地内の防火水槽の古くなっ て漏水激しくなり、コンクリートもボロボロになったということで撤去という2件でございます。 次に、ホースの乾燥塔設置撤去工事546万円でございますが、これは働、3分団の機動部、日笠地区でござ います。それと5分団の機動部、石生と田原上、4カ所でございます。 それから、消防備品の購入費588万円でございますが、小型動力ポンプの積載車、これが宮田と木倉、小型 動力ポンプ1台が木倉の更新ということになっております。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 97ページの機材の借り上げですが、AEDですが、これは保・幼・小・中1 8カ所と、あと武道館、藤野会館、体育館、図書館、歴民館の5カ所を加えた23カ所であります。これを賃貸 で借りております。以前から借りているものです。 ○議長(秋山政美君) 8番 児山君。 ○8番(児山 勇君) 森川部長、5カ年計画との関係というのがちょっとお答えがなかったんですけども、い わゆるポンプとかというのは、計画どおりやっていっとるわけでしょう。その辺、ちょっと今何期目でなって、 また新たに組むのをいつごろかとか、その辺はわかりますか。 それから、今のAEDの関係、これはもうずっと継続費用で変わらないということですね。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 防火水槽の修繕、フェンス、そういうものは5カ年というんじゃなしと、緊急を要 しますので、これ予算措置でいかせていただいております。小型動力ポンプ積載車、それはもう5カ年計画に乗 っていっております。合併しまして2年間は、旧和気町のいっとる、今、新たに次の6次ですか、5カ年計画の 2年目をいっております。 (8番 児山 勇君「了解」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 1点だけ聞かせていただきたいというふうに思います。 美しい森の使用料ですけども、昨年から県から和気町に譲り受けたということでありましたが、この使用料の 22ページの歳入について330万5,000円、それから83ページの支出の方で314万4,000円とい うことでありますけれども、この使用料、従来の美しい森の使用料と、それから去年1年間頑張ってきた、私も その段階で一応PRしたり町の何か特典はないのかとかという話をさせていただきましたけれども、そういった ものをPRをしながら活動、運用してこられたんだと思います。その中で、どういう形で利用人員が推移したの - 59 - か、そして支払いについては、これは地域の方にお願いし、管理をお願いしとんで、そちらの方に支払いをする だろうと思いますけれども、多少これから見ますと20万円ぐらいプラスになっておりますけれども、美しい森 の何かほかに施設をするということは考えられていないんですか。その辺ちょっとお聞かせ願いたいというふう に思います。 ○議長(秋山政美君) 産業建設部長 佐藤君。 ○産業建設部長(佐藤順一君) 美しい森についての答弁でございます。 収入は今おっしゃったように増えました。ただ、利用人数は、おととし1,200人に対して現在900人程 度ですから、ほぼ一緒ぐらいだと思います、3月末を推計しますと。なぜ増えたかというと、利用料金をビジタ ーセンター、それからバンガロー、それぞれ1,000円ずつ上げましたので、値上げをした分増えたというふ うな状況だと思います。 それで、以前にもちょっと申し上げましたが、お客さんに喜んでいただくために、昨年度バンガローへの附帯 設備として露天ぶろを1基設けました。それから、キャンプサイトの中に、子供が遊べるようなブランコを初め とした木材でのそういう施設を追加しました。この後、今美しい森の管理会と相談しておりますのは、日本一の 芝滑り、山の斜面を利用した子供が楽しめるような長い距離の芝滑りの施設をつくりたいということで、協議中 でございます。 ○議長(秋山政美君) 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 非常に美しい森できれいなところがあるわけですから、利用度がどんどん上がるような 形で今後もいろんな施設をつくりながら、負担になったらいけませんけれども、やはり和気町にこういうところ があるんだと、藤公園じゃないですけど、そういうものがあるんだという目玉にできるような形での施設運営管 理というか、たくさん金をかけてしなさいというわけじゃないですけども、ちょろちょろとそういうものをバン ガローにうんぬんしたとかいろいろありますけれども、そういったことを考えながら美しい森の運営をしていた だきたいというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 答弁は。 (6番 実末一敏君「いいです」の声あり) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第13号を総務、厚生、産業の各常任委員会及び和気駅周辺地区整備事業特別委員会、情報通信網整備事 業特別委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第13号は、総務、厚生、産業の各常任委員会及び和気駅周辺地区整備事業特別委員会、情報 通信網整備事業特別委員会へ付託することに決定しました。 (日程第3) ○議長(秋山政美君) 日程第3、これから15件の特別会計予算の質疑を行います。 質疑される方は、ページ数と予算項目を明確にされ、質疑をお願いします。 それでは、議案第14号から議案第18号までの5件の質疑を行います。 まず、議案第14号平成22年度和気町国民健康保険特別会計予算についての質疑はありませんか。 - 60 - 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 155ページの委託料の電算事務委託料493万9,000円、これは税の賦課部分と いうことですから、要するに国保税のそういう処理の委託料ですかね。 それから、今言う最高額が63万円になるというふうな、何か言われたと思ったんですけれど、それはもう正 式にこれで今回もう決まったものなんで、それともまた今後5月ぐらいの臨時議会か何かで提案されるんです か、それは。ちょっとわかったら教えてください。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 155ページの電算事務委託料、おっしゃるとおり税の賦課部分の電算事務の 委託料でございます。税の賦課に係るということですから、国保税ということでございます。 それから、上限額の見直しは今現在国会で地方税法の審議中でございまして、まだ確定はしておりません。で すから、この予算の中には反映いたしておりません。確定後、それなりの処理をさせていただきたいというよう に思っとります。 (1番 西中純一君「わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいか。 ほかに質疑はありませんか。 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) ちょっと聞きたいんですが、156ページと157ページですけれども、高額医療費に ついて、156の一般被保険者高額医療費9,400万円、それからその下に一般被保険者高額介護合算医療費 200万円、これはちょっとどういう関係があるんか。それと、ちょっと聞き漏らしたんですけど、この一般被 保険者高額介護合算医療費ってのはどんなもんなんですか。その辺ちょっと聞かせていただきたいというように 思うんですが。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) まず、一般被保険者の高額療養費、一般、退職ございますけれども9,400 万円です、一般が。月の限度額を超えた方に、その超えた部分についてこの療養費で支払われるというものでご ざいまして、ちなみに通常の一般の方ですと、月8万100円を超えた部分がこの高額療養費で支払われます。 それから、年間600万円以上の所等者の方は例えば月15万円を超えた部分、あるいは住民税非課税世帯であ れば3万5,400円を超えた部分というようになっております。また、これを何カ月か続きまして、3カ月以 上4カ月目からはまた額が変わってきたりします。それから、外来入院で変わりますと、上限が4万4,400 円、あるいは現役並み所得であると8万100円ですか、低所得者層のⅠ、Ⅱというそれぞれの分類がございま して、2万4,800円になったり1万5,000円になったりということで、そういった方々に対して、上限 額を超えた部分がこの高額療養費で支払われるということでございます。 それから、その次のページの157ページの一般被保険者高額介護合算療養費というのは、ちょっとややこし い制度でございまして、平成20年度からの新規制度でございます。国民健康保険の高額療養費の算定対象世帯 において、介護保険受給者がいる場合に、医療と介護の年間の自己負担額を合算して、一定の限度額を超える自 己負担額について、高額介護合算療養費として支給するものでございます。要するに、その世帯で介護を受けら れている方がいた場合、その世帯の1年間合算しまして、その負担限度額が56万円を、これは所得区分に応じ て別に設定がございますが、基本的には56万円を1年間超えた場合に、その超えた部分を支払うというもので ございます。8月から7月までの1年間で合算される予定になっておりまして、まだ具体的に出ておりませんの で、非常にこちらも算定が難しかった予算でございました。非常にややこしいんですけれども、高額と介護の同 時に受給する世帯に、1年間を通して56万円を超えた部分がここで支払われるというようにご理解をいただき - 61 - たいと思います。 ○議長(秋山政美君) 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 今言うたちょっと難しい言葉で言われましたけれども、例えば私が高額医療で受けまし たと、介護はほかの家に違う人が介護者がおったその合算ということですか、それとも自分が介護をされて、高 額医療したものの56万円以上ということ、そこら辺どんなんですか。 それと、今草加議員がちらっと言われておりましたけれども、常にこちらが申請しないとこの部分については 出てこないというんか、それとももう高額医療があるわけですから、その部分で行政の方からもうそれがわかっ て、行政の方からこういう支給をされるというふうな、その辺はどんなでしょうかね。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 前段の部分はおっしゃるとおりでございまして、高額療養費の算定対象世帯に おいて、介護保険受給者がいる場合にということですから、別の、例えばおばあさんがたまたまいた場合という ようなことと思いますけれども、その場合に合算して1年間で56万円を超えた部分ということになります。 草加議員がおっしゃられたとおり、レセプトが出てきますので、それによって算定ができますので、こちらか ら案内をいたします。その案内によって請求をしていただくということになります。 (6番 実末一敏君「よろしいです」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第15号平成22年度和気町国民健康保険診療所特別会計予 算についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第16号平成22年度和気町老人保健特別会計予算について の質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第17号平成22年度和気町後期高齢者医療特別会計予算に ついての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第18号平成22年度和気町介護保険特別会計予算について の質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 247ページで、任意事業費の町民後見人養成事業運営委員会委員報酬16万2,00 0円というのと、その一番下の成年後見制度申し立て手数料が7万2,000円という形で出ているんですけれ ど、要するに町内でそういう成年後見制度、要請されてる人がどれぐらいいるんかというのと、実際に利用され てる人がどれぐらいいるんかと、わかること、わからないことがあるかと思うんですけれど、そういうことを教 えていただけますか。 それから、認知症のシンポジウムですか、ということを言われたんですけど、いつこれはどういう形であるん ですか。教えていただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) 西中議員の質問に答えます。 247ページの町民後見人養成事業運営委員会委員報酬16万2,000円でございますが、この報酬につき - 62 - ましては条例のとこで説明申し上げましたが、この算出根拠は4,500円で6人で6回を想定しております。 それで、養成人は今現在2人が該当しとりまして、研修を受けております。現在民生委員をされとる方で、その 2人が養成研修を受けておられます。 それから、認知症シンポジウムというのは、20年度、21年度しとるわけですが、20年度は21年2月に しまして、21年度はこの3月6日あしたに予定しております。また、22年度につきましても日程はまだ決ま っとりませんが、引き続きする予定にしております。 それから、247ページの成年後見人制度申し立て手数料7万2,000円、これにつきましては、成年後見 人を申し立てるのは親族4親等までの方でございますが、その親族が申し立てることができないというような場 合に、町長がかわって申し立てをすることができます。そのときの経費でございます。収入印紙とか診断手数料 とかが含まれておりまして、1人分でございますが、7万2,000円予定しとります。 成年後見人を利用されとる方は、町内にもおられますが、何人の方が実際利用しとるかというのは、そこまで は把握しとりません。 それから、町の方で後見人を養成しとりますので、町民後見人が後見人として動いとることはまだございませ ん。まだこれからの予定でございます。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 大体わかったんですけど、これは裁判所かどっかへこれ申し立てをするんでしたかね、 後見をされる人は。その手続ちょっともしわかれば。 ○議長(秋山政美君) 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) 申し立ての方は家庭裁判所の方へ申し立てることになります。そこで、家庭裁 判所の方が、この人に対してはこの後見人がよろしいということを決めるという段取りになります。 (1番 西中純一君「わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第14号から議案第18号までの5件を厚生常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありません か。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第14号から議案第18号までの5件は、厚生常任委員会へ付託することに決定しました。 次に、議案第19号平成22年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算についての質疑を行いま す。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第19号を産業常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 - 63 - したがって議案第19号は、産業常任委員会へ付託することに決定しました。 次に、議案第20号平成22年度和気町墓園事業特別会計予算についての質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第20号を厚生常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第20号は、厚生常任委員会へ付託することに決定しました。 ここで場内の時計が、2時10分まで暫時休憩といたします。 午後1時56分 休憩 午後2時10分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ただいま朝倉教育長が公務のため、退席しましたので、ご了承願います。 次に、議案第21号及び議案第22号の2件の質疑を行います。 まず、議案第21号平成22年度和気町上水道事業会計予算についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第22号平成22年度和気町簡易水道事業会計予算について の質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第21号及び議案第22号の2件を産業常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第21号及び議案第22号の2件は、産業常任委員会へ付託することに決定しました。 次に、議案第23号平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第23号を総務常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第23号は、総務常任委員会へ付託することに決定しました。 次に、議案第24号から議案第28号までの5件の質疑を行います。 まず、議案第24号平成22年度和気町農業集落排水事業特別会計予算についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第25号平成22年度和気町駐車場事業特別会計予算につい - 64 - ての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第26号平成22年度和気町公共下水道事業特別会計予算に ついての質疑はありませんか。 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 390ページの継続費についてお伺いをしたいというふうに思います。 平成19年から23年の5カ年にわたっての継続費13億7,000万円でございますけれども、平成23年 度に3億5,050万円でこの事業はすべて完了するのかどうか、それからその後まだ工事をしないといけない ものがあるのかどうか、そして今後はどのような事業を進めていくのか、その辺をお伺いしたいというふうに思 います。 ○議長(秋山政美君) 上下水道課長 延藤君。 ○上下水道課長(延藤隆三君) 失礼します。現在、浄化センターの改築更新事業に取り組んでおります。 平成19年度から23年度で一応事業は終了する予定で今やっておりますが、これで全部終了というわけでは ございません。残事業はあります。それで、平成19年度から21年度までの3カ年で取り組んできた状況を申 しますと、1つのプラントとして発注しましたから効率的に整備ができまして、また年度割も途中で変えさせて いただいたり、ご承認いただいた年度割の中で、前倒し事業等を実施してきたので、当初5カ年の策定をしたと きには大分まだ残事業があるかなというふうに思ってたんですけど、今の見込みでは残事業のボリュームはやや 大分少なくなりました。それで、今後は県、国と協議をいたしまして、5カ年計画に盛り込まさせていただく か、23年が終わった24年度以降にもう少し追加で事業をさせていただくか、十分課内で検討したものをまた 皆様方にお示しし、ご審議願いたいと思っております。今後、それをやりますと、今一番、4つ目の池は、平成 13年度に完成したものがありますから、15年の耐用年数をやりますと平成28年度にはそういったのが最後 にまた出てくるかもわかりませんけども、今私たちは施設の長寿命化計画というようなことにも取り組んでおり まして、手入れをしながら標準の耐用年数を伸ばしていきまして、2期目の工事がなるべく遅く来るように努め てまいりたいなと思っております。 ○議長(秋山政美君) 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 一応、19年から23年、5カ年計画についてはほぼ計画どおり推移した、しかしなが らまだまだこれで全部が完了したわけじゃございませんよと、まだ残工事いろんなものがありますよということ で、今後もまだ工事をしないといけないところがありますよと、また今言われたように第4池の13年にしたも のが15年耐用で28年で改修していかなきゃいけないという部分も出てくるかと思いますけれども、そのとき はそのときでまたこういう計画を5カ年なり何年かわかりませんけれども、計画を立てながら費用を算していく ということでよろしいんですか。 ○議長(秋山政美君) 上下水道課長 延藤君。 ○上下水道課長(延藤隆三君) 今の予測ですけども、残事業のボリュームというのは余りないので、5カ年が 終わりましたら、もう2年ぐらいで事業量的には終わると思います。いずれにしても、必要最小限度のやつを事 業を選びまして、効率的に整備していきたいなというふうに思っております。よろしくお願いします。 (6番 実末一敏君「よろしいです」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 383ページの総務管理費、総務費の一番上に和気・赤磐共同コンポスト事務組合負担 - 65 - 金3,294万9,000円があるわけでございますが、これは町長じゃないとわからないと思うんですけど、 このコンポストについてはこの負担金こうあるんですけれど、いろいろと方針を変えていくというふうなことも 論議されているやに聞いておりまして、先日も全員協議会があったというふうに聞いております。日本全国で最 初にこのコンポスト事業をここが取り上げ、非常にいいもんだというふうなことであったわけでございますが、 非常に今肥料が高くなってるので、100円で結構売れてるというのは聞いておるんですけども、今後このコン ポスト事業どういうふうになるのか教えていただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 今、2回、議会の全員協議会を開催いたしましたが、先般の2回目の中で、3億円ぐら いな国庫補助金の返還があるわけです。全体では取り壊しまで入れますと13億円ぐらいな残務処理があるわけ なんですが、そのうち3億円ほどの国庫補助があるわけなんで、その国庫補助金を減額する方法はないかという ことで、今後十分研究しようということで、県との協議、それで話がなかなか詰まらない場合は国へ行こうじゃ ないかと、そういう陳情要望を重ねながら、21年度末を終期にすべく今進めているとこなんですが、あの事業 を全くあそこで全体を終わってしまうということじゃなしと、また代替事業が何かできないのかというのが皆さ んの言い分なんですが、なかなかこれを公共で引き継いで何かを事業をやるというと、また同じような経緯を踏 まなきゃならないということで、事務局サイド、我々正・副管理者会議では、最終的には事業を終結したいとい う方向では提案いたしておりますが、議員の中には再生で何かほかの事業に振り替わりができ、国庫補助金の3 億円も事業によっては2分の1になる、そしてまた新しい事業を起こすものについては国がいわゆる循環型社会 の環境的なものを入れていくならば、国の補助金を得て事業化ができるんじゃないかと、そういった方向も考え られるんじゃないかということで、3億円の国庫補助金の返還分を10年が経過するわけなんです、22年度末 をもって10年が経過いたしますので、その辺で今後の方向性を出していきたいという方向なんです。第三セク の起債が借れるようにということで、この新しく国が法制化しながら5年間で第三セクの起債が借れて、ただ交 付税織り込みがないというのが難点なんですが、そこら辺でそれぞれ今負担しておる金額に相当するぐらいで償 還金が払えていけるというような経緯も報告しながら、今検討しておりますが、次の全員協議会までには県へ一 度、県の所管が土木部ですので、土木部との話し合いをしてから、次のまた検討しましょうという今の経緯でご ざいます。 ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 (1番 西中純一君「はい」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第27号平成22年度和気町特定環境保全公共下水道事業特 別会計予算についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第28号平成22年度和気町地域開発事業特別会計予算につ いての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第24号から議案第28号までの5件を産業常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありません か。 〔「異議なし」の声あり〕 - 66 - ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第24号から議案第28号までの5件は、産業常任委員会へ付託することに決定しました。 (日程第4) ○議長(秋山政美君) 日程第4、議案第29号和気町道路線の認定についての質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第29号を産業常任委員会へ付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案29号は、産業常任委員会へ付託することに決定しました。 (日程第5) ○議長(秋山政美君) 日程第5、今回請願1件、陳情3件が提出され、これを受理しております。 これから請願第1号の紹介議員であります坪井迪郎君に説明を求めます。 13番 坪井君。 ○13番(坪井迪郎君) お手元の方に請願の文書をお渡ししてると思いますが、合併後の一体感を更に醸成さ せるため、新和気町音頭(仮称)の制定実現化に向けてご協力を求める請願書ということで、紹介議員は私、安 東議員、実末議員、児山議員、当瀬議員、杉本議員、広瀬議員、草加議員、尾﨑議員、草加敏彦議員、安藤勝介 議員、柴田議員、幸坂議員の各議員から紹介議員としての連署をいただいております。請願団体は和気町老人ク ラブ連合会で、会長が中島慶治でございます。 これの請願のことにつきましては、合併しまして4年が経過いたしました。和気町にはそれぞれ過去の和気町 音頭があり、佐伯町には佐伯町の音頭がありましたが、合併して4年たって新和気町が発足いたしました。それ に基づいての新和気町音頭ができてないと、こういった新和気町音頭をつくっていただきたいというふうな声も 各地からありましたが、老人クラブ連合会の実は壮年部と婦人部の方で会合をたびたび開きまして、その運動の 新和気町音頭の制定に向けての率先垂範的な役割を果たそうじゃないかというふうなことが決議され、老人クラ ブの会長会、役員会の中で満場一致でそれを議決され、その経緯を踏まえて私が老人クラブの役員をしておりま すので、今回請願の提出議員にさせていただいたわけなんでございます。そういった意味で、4年を経過した中 で、やはり町長が言ったように一体感のあるまちをつくるんだというふうなことの一つの起爆剤にもなり、その 一助にもなるというふうなことで、これを町民の方に募集なり、あるいは振りつけ等に加わってもらうことによ って、コミュニティー活動の促進にもなるし、あわせて新和気町の活性化にもつながるんではないかなあという ふうなことが期待されるわけでございます。 我々の方といたしましては、このことについて予算化を執行部の方でご協力いただいて、ご承認していただけ れば、4月か5月の広報誌に作詞の部門を全国公募ないしインターネット及び新聞で募集をし、そしてそれを6 月ぐらいまでに締め切って、それを今度は専門の作曲の方に依頼すると、これは作陽音大かまたは町内のプロの 方、音楽関係の先生方に依頼するような方法もあるでしょうが、そういった方向でやり、振りつけは作曲を踏ま えて約2カ月ぐらい、8月ぐらいまでに町内の振りつけメンバーあるいは踊りのうまい人にお願いして、修養し てとりあえず新和気町音頭が成就したならば、シルバースポーツ大会が秋に開かれます。それから、町民スポー ツフェスティバルが秋に開かれます。そこでお披露目をしたらどうかなというふうなことを企画させていただい ております。その中で、町老連とそれからまた壮年部、婦人部の方はバイプレーヤーとして側面から応援させて - 67 - いただいて、広く町内に広がるような活動の展開の一翼を担っていきたいというふうに考えております。そうい ったことで、皆さんのご協力、ご支援をいただきまして、この請願が成就できますようお願い申し上げまして、 説明にかえさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(秋山政美君) これから請願第1号の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 坪井議員ありがとうございました。 請願第1号及び陳情第1号から陳情第3号までの4件を会議規則第92条第1項の規定により、お手元に配付 した請願文書表及び陳情文書表のとおり所管の常任委員会へ付託しますので、審議をお願いします。 以上で、本日の日程はすべて終了しました。 3月8日は、午前9時から各常任委員会の現地視察が予定されておりますので、出席方よろしくお願いしま す。 本日は、これで散会します。 ご苦労さまでした。 午後2時30分 散会 - 68 - 平成22年第2回和気町議会会議録(第8日目) 1. 招 集 日 時 平成22年3月10日 午前9時00分 2. 会 議 の 区 分 定例会 3. 会議開閉日時 平成22年3月10日 午前9時00分開議 午後2時21分散会 4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂 5. 出席した議員の番号氏名 1番 西 中 純 一 2番 広 瀬 正 男 4番 草 加 信 義 5番 安 東 哲 矢 6番 実 末 一 敏 7番 当 瀬 万 享 8番 児 山 勇 9番 草 加 敏 彦 10番 杉 本 春 山 11番 柴 田 淑 子 12番 幸 坂 陽 子 13番 坪 井 迪 郎 14番 安 藤 勝 介 15番 秋 山 政 美 6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 な し 7. 説明のため出席した者の職氏名 町 長 大 森 直 徳 副 長 朝 倉 健 作 会計管理者 早 瀬 光 信 総 務 部 長 森 川 立 美 財 政 課 長 木 庭 茂 晴 税 務 課 長 藤 本 和 男 まちづくり政策課長 小金谷 民生福祉部長 三 村 清 介 健康福祉課長 杉 本 晴 彦 介護保険課長 渋 藤 泰 三 産業建設部長 佐 藤 順 一 都市建設課長 原 野 勝 彦 上下水道課長 延 藤 隆 三 地域審議監 谷 口 正 明 総務福祉部長 野 山 頼 男 町 民 課 長 近 藤 嘉 章 事 業 部 長 有 正 辰 晴 建設上下水道課長 藤 原 敏 明 学校教育課長 小 林 社会教育課長 横 谷 朝 久 スポーツ振興課長 藤 本 敏 弘 教 育 8. 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長 村 中 博 - 69 - 町 長 稲 山 茂 敦 健 9. 議事日程及び付議事件並びに結果 議事日程 日程第1 付 議 事 件 一般質問 1. 5番 安東哲矢 2. 13番 坪井迪郎 3. 12番 幸坂陽子 4. 9番 草加敏彦 5. 14番 安藤勝介 6. 11番 柴田淑子 7. 1番 西中純一 - 70 - 等 結 果 午前9時00分 開議 (開議の宣告) ○議長(秋山政美君) 皆さん、ご苦労さまです。 ただいまの出席議員数は、14名です。 したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 (議事日程の報告) ○議長(秋山政美君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承願います。 (日程第1) ○議長(秋山政美君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問は、会議規則第55条及び第56条の規定に基づき、1人40分以内、同一項目につき質問回数3回 以内を原則とし、一問一答方式で行います。なお、時間40分は、質問、答弁を合わせてですから、答弁者は特 に簡明、的確なる答弁をお願いします。 それでは、通告順位に従いまして5番 安東哲矢君に質問を許可します。 5番 安東君。 ○5番(安東哲矢君) 皆さん、おはようございます。 それでは、議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 私の一般質問は、介護保険制度の今後の計画についてということでございますが、介護全般について質問をさ せていただきます。 我々公明党は、3,000人を超える地方議員が動き、昨年の11月から12月上旬にかけて介護問題総点検 運動を行ってまいりました。深刻化する介護現場の実態を全国的に総点検をし、本格的な高齢社会に対応した介 護のあり方など、新たな介護ビジョンを組み立てていこうと取り組んだものでございます。私も二、三の事業所 から聞き取り調査を行いました。行政側からも調査、また回答していただき大変にありがとうございました。そ して、このたび10万件を超える介護現場の貴重な声を基に2月24日に12項目の政策提言を新介護ビジョン としてまとめて発表し、国に対しても早急な取り組みを要請をいたしました。今議会でも意見書として提言をさ せていただいております。 介護保険制度も平成12年度にスタートして10年、介護サービス基盤の充実とともに制度が広く町民に浸透 してきたことは、年々増加する利用者数でうかがい知ることができます。安心して老後を暮らせる社会を目指し て新介護ビジョンの提言を踏まえて介護保険の保険者である町長、また担当部課長にお伺いをいたします。 初めに、総点検では介護施設の整備が追いつかず入所できない高齢者が増加している現状が浮き彫りになりま した。施設の待機者は、例えば特養の場合、42万人を超えております。このうち優先入所が必要な要介護4、 5の待機者は全国で6万以上に上っております。こうした待機者が安心して入所できるように2025年までに 施設待機者の解消を目指していかなければならないと思っております。具体的には、特別養護老人ホームや老人 保健施設、また介護療養型医療施設のいわゆる介護3施設を倍増させ、有料老人ホームやケアハウスなどの特性 施設やグループホームを3倍増提言をしております。第1点目に、我が町の施設待機者の現状、特に要介護4、 5の待機者の実態をどのように掌握しておられますか。2点目に、今後の介護3施設、特定施設やグループホー ムの整備目標について伺います。 次に、病院や施設に入所するのではなく、住みなれた我が家で介護を受け続けたいと希望している高齢者も数 多くおります。このため、訪問介護サービスを大幅に拡充をさせ、24時間365日利用できる体制が必要だと 思います。厚生労働省の国民生活基礎調査によりますと、要介護者と同居している家族のうち、介護者側の年齢 が既に60歳を超えた割合は58.6%でございます。また、65歳以上の高齢者が高齢者を介護するいわゆる - 71 - 老老介護世帯も介護を行っている全世帯の半数を超えたと言われております。高齢者が安心して自宅でいつでも 介護サービスが受けられるよう、在宅介護支援の大幅な拡充が必要だと思います。そこで、第1点目に我が町に おける老老介護の実態をどのように掌握しておられますか。2点目に、24時間365日サポートするための在 宅介護支援の強化のためにも、地域包括支援センターの役割強化が要請をされます。その対応について伺いま す。第3点目に、またその役割を担う小規模多機能型居宅介護事業の現状についても教えてください。 次に、介護事業者に介護保険制度で見直しが必要な点を聞いたところ、60.5%が事務量の軽減と答えてお ります。また、要介護認定についてのあり方で意見が多かったのは、認定審査に時間がかかるが7割弱で最多を 占めました。煩雑な事務処理の仕分けを行い、手続を簡素化、要介護認定審査の簡略化ですぐ使える制度に転換 をすることが必要だと思いますが、我が町における保険手続などの煩雑な事務処理の実態、時間がかかり過ぎる 要介護認定審査の問題点と対応策について伺います。 次に、3年間介護保険を利用しなかった元気な高齢者の介護保険料や、サービス利用料の負担を軽減するシス テムの導入や、介護ボランティアに参加した高齢者には更に軽減するシステムを提言をいたします。東京のある 市では、介護ボランティアに参加した方々にポイントを与えて、それを介護保険料の軽減に結びつけるという施 策を行っております。その市では、更に一般のボランティアにもポイント制度を広げて評価をしていこうという 取り組みを始めております。介護保険を利用しない元気なお年寄りへのお元気ポイント、介護ボランティアに参 加した高齢者へのボランティアポイント制度などの運用についてお伺いをいたします。 次に、自宅の介護で困っていることは、介護する家族の身体的、精神的、経済的負担が大きいが53%と最も 多かったことからも、家族介護者の休暇、休息を保障するレスパイトケア事業の拡充など家族にリフレッシュし てもらうための事業の充実を提言をしております。介護疲れや介護うつという現象もあり、介護に携わる家族の 負担も限界があります。介護の休暇、休息をとれる仕組み、レスパイトケアの充実はこれからの重要な課題だと 考えております。和気町におけるレスパイトケア事業の拡充について伺います。 次に、介護従事者処遇改善についてですが、現在どこの施設も人手不足という状況の中で、仮に就職しても賃 金が安い、また環境が厳しい等の理由で1年程度で離職する人が非常に多い状況でございます。これを今後どう 改善していくのかお伺いをいたします。 最後に、今後介護保険料を見直していかなければこの制度は成り立っていかないと思いますが、この点につい てお伺いをいたします。 以上、たくさんの質問になりましたが、よろしくお願いをいたします。 ○議長(秋山政美君) 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) おはようございます。それでは、安東議員の質問にお答えいたします。 まず、第1問目の質問でございますが、我が町の和気町の施設待機者の現状と、それから要介護度4、5の待 機者の実態をどのように把握しておられるかということにつきましては回答いたします。 昨年21年6月末現在での県の調査がありました。特別養護老人ホーム入所待機者の実態調査されたわけなん ですが、そのときの結果としまして、和気町の被保険者は在宅での特別養護老人ホームの待機者が63名でござ いました。要介護度別の人数については今のとこちょっと把握できておりません。 次に、今後の介護3施設、特定施設やグループホームの整備目標についてでございますが、今現在和気町には 特別養護老人ホームは2施設で定員150名、それから介護老人保健施設が1施設で定員54名、介護療養型医 療施設が1施設で定員26名、有料老人ホームが2施設で88名の定員でございます。また、認知症のグループ ホームが6施設で72名の定員の施設になっております。介護保険計画では、3年ごとに計画をしますが、平成 21年度から平成23年度の第4期計画中に認知症グループホーム、1ユニット9名を計画しております。それ で、これにつきましては22年度中に整備される予定でございます。 - 72 - それから、今後の施設の整備についてでございますが、24年度から第5期計画が始まりますが、その計画を 策定する中で検討していきたいと思っております。 続きまして、和気町におけます老老介護の実態についてでございますが、和気町の高齢化は31.6%に今現 在なっております。それで、核家族化によります高齢化がありまして、老老介護の世帯も多くなっています。地 域包括支援センターへの相談件数や、それから介護現場からの報告等によりますと、老老介護とも非常に多くな っております。しかし、具体的な老老介護の数値的なデータは今持っておりません。 老老介護に対しての支援でございますが、和気町では介護保険制度における在宅サービスの積極的な利用促進 を図るとともに、地域支援事業において介護家族への支援策として、認知症の高齢者を介護する家族への支援事 業としまして、認知症介護リフレッシュ会、認知症の家族会といいますが、それから認知症の人やその家族を温 かく見守り支えるための認知症サポーター研修、家族介護慰労金支給事業等で精神的、身体的な負担の軽減のた めに事業をしております。また、地域包括支援センターにおける総合相談事業等の充実や民生委員とか介護保険 サービス事業者との連携を強化してまいりたいと思っております。 次に、24時間365日サポートするための在宅支援強化のために地域包括支援センターの役割強化が要請さ れます。その対応についてということでございますが、多くの高齢者は要介護状態になっても住みなれた自宅、 地域で安心して生活することを望んでおられます。そのためには、介護サービスを初め様々なサービスが高齢者 のニーズや状態の変化に応じまして24時間365日切れ目なく提供される地域包括ケアの実現が求められてお ります。そこで、和気町としましては高齢者の幅広い相談に応じ、そのニーズに適切に対応できるサービスにつ なげるためのワンストップサービス相談の強化や地域ネットワークの連携強化など、また総合相談支援事業の強 化などをしていきたいと思っております。 それから、要介護高齢者や家族介護者のニーズに柔軟に対応できるようなサービスや緊急時に対応可能なサー ビスの確保等、保健・医療・福祉とのネットワーク等を行いましていきたいと思っております。その中で、小規 模多機能型居宅介護事業所の現状についてということでございます。小規模多機能型介護事業といいますのは、 要介護状態になっても、住みなれた地域で生活するため24時間365日切れ目なく連続的に介護サービスを提 供できるよう通い、泊まり、訪問の多機能を備えた施設でございます。孤立防止や日中活動、外出機会の場とし ての通い、それから家族の休息や急な行事等により自宅での介護が困難な状況での泊まり、それから自宅での家 族援助や入浴介護等必要な場合の訪問サービスを、3つのサービスを多機能的に提供する事業所でございます。 和気町には、この施設は1施設ありまして、21年3月より開設してサービスの提供をしておられます。現在 の利用者数は16名で、要介護1から要介護5の方が利用されておられます。現状はそういう状況でございま す。 それから、和気町における保険手続などの煩雑な事務処理の実態、それから時間がかかり過ぎる要介護認定審 査の問題についての対応策ということでございますが、介護サービスを利用する場合には、どこの市町村でも同 じでございますが、まず最初に要介護認定の申請をします。次に、その申請に基づきまして訪問調査員が申請者 のご自宅を訪問して心身の状況について本人、家族から聞き取り調査を行います。また、その本人の主治医に心 身の状況についての意見書を作成してもらいます。この訪問調査や主治医の意見書によりましてコンピューター による1次判定をします。次に、この1次判定や主治医の意見書を基に保健・医療・福祉の専門家によります2 次判定、認定審査会といいますが、この認定審査会をしまして介護度を決められます。結果は、申請から原則的 に30日以内に送ることになっております。その介護度が決定しましたら、ケアマネジャー──介護支援専門員 ですが──に依頼しまして、介護サービス計画、ケアプランを作成してもらい、サービス事業者からそのケアプ ランに基づいたサービスの提供を受けるという段取りで介護サービスが利用できます。 和気町の場合は、毎月4回の介護認定審査会を開催しております。21年4月から22年2月末現在で925 - 73 - 件、1回当たり平均21件の審査をしてきております。30日以内の決定は行われていますが、中には該当者が 申請後に入院して調査ができないとか、また主治医からの意見書がおくれるということがありまして、30日を 超えることもあります。 それから次に、介護保険を利用しない元気なお年寄りへのポイント、それから介護ボランティアに参加した場 合のポイント制度のことでございますが、議員おっしゃられた市の制度でございますが、介護支援ボランティア 制度といいまして介護予防事業として高齢者が介護支援ボランティア活動を通して地域貢献することを奨励し支 援する制度でございまして、高齢者自身の社会活動を通した介護予防を推進する目的で行っておられるようでご ざいます。元気な高齢者が要介護高齢者に対して介護支援をすることで、そのことが介護予防につながり元気で いられると。また、そのボランティア活動の実績に応じましてポイントを与え、ポイントを換金しまして保険料 の支払いに利用する制度のようでございます。元気な高齢者が社会参加活動で介護予防ができることはよいこと だと思います。予防にまさる治療はないということでございまして、今後詳細を確認しまして検討していきたい と思います。 次に、本町におけるレスパイトケア事業の実態についてということでございます。 日々高齢者の介護に当たる家族が休息をとったりするためにショートステイやデイケアを利用しまして一時的 に介護から離れて心身のリフレッシュを図ることで高齢者を介護する家族が日常的な負担やストレスを抱え家族 全体が不安定な状況に陥る場合もあることから、近年レスパイトケアの大切さが注目されております。家族内で の問題を家族のみで解決するのでなく、社会資源を積極的に利用しながら解決を図るよう支援することが求めら れております。介護に携わる家族の負担を軽減するために介護者が休暇、休息がとれるようにする仕組みがレス パイトケアということでございます。 和気町では、介護家族の精神的な負担を軽減する目的で介護の悩みを持つ者同士が集まり、ふだんの悩みをお 互いに話し、聞いてもらうことでリフレッシュするということで認知症家族会を2カ月ごとに開催しておりま す。今現在、約10名程度の人が参加しておられますが、今後更にそういうことを充実していく予定でございま す。 それから、介護士の処遇改善のことでございますが、介護職員の処遇改善に取り組む事業所に対しまして、介 護職員1人当たり平均月額1万5,000円を助成するという介護職員処遇改善交付金事業が県事業として平成 21年10月から平成23年度末までに実施されております。 岡山県内の状況でございます。21年10月末現在での申請状況は、1,868事業所のうち1,480事業 所が申請済みで75%の申請率でございます。和気町におきましては、35事業所のうち23事業所が申請済み で65%の状況です。この未申請の理由を聞きますと、交付金で賃上げができる職種が介護職員、介護従事者、 訪問介護員等と限定されているために、他の職種とのバランスがとれないということ、3年の期間が過ぎてから の取り扱いが不明なために3年後の処遇を考えるとちゅうちょするということ、また申請のための事務作業が煩 雑等の理由が上げられております。 次に、最後でございますが、介護保険料についてでございます。現在、介護保険給付の負担割合は65歳以上 の第1号被保険者の保険料が20%、40歳から64歳の第2号被保険者の保険料が30%、保険料が50%で 国の負担が25%、県の負担が12.5%、町の負担が12.5%でございます。保険料が50%の公費負担が 50%の負担割合になっております。今後、ますます高齢者が増えまして介護サービスの利用者が増えるという ことは、当然介護給付が増額します。そうしますと、当然保険料も増額する必要がございます。保険料の上昇を 抑えるためには、あとの公費の負担を増額、国費、県費の増額を要望することが必要かと思っております。 以上で回答にさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) 答弁者の方は、簡明、的確に答弁をお願いします。 - 74 - 5番 安東君。 ○5番(安東哲矢君) たくさんの項目がありました。1項目ずつ答弁していただきまして大変にありがとうご ざいました。 時間もなくなりますので、3点だけ町長の方にお伺いをいたします。 施設整備の件でございます。先ほど課長の方からは、平成24年までが第5期ということで、今これから検討 していくということでございました。これはぜひ施設を待機老人が和気町もたくさんいらっしゃるわけですか ら、早急にこれは特養あるいは小規模多機能等しっかりこれはまた整備をしていただきたいなというように思い ます。 1つ気になることは、特に特別養護老人ホームの場合、これ非常になかなか事業者が参入しにくいということ があるんじゃないかなと思うんです。それは、今標準がいわゆる個室が今標準になってると思うんです。やはり 事業者としてはコストがかかるということで、なかなか事業者の方が参入されにくいということがあるんではな いかなと思います。やはり従来の4人部屋とか3人部屋とか、こういうやつがしっかりつくれるような、そうい う規制をやはりこれから取り払っていかなければいけないんかなというように思います。ちょっとこの点につい て1点、町長にお伺いをいたします。 それから、例のボランティア制度のことなんですが、よく我々も元気なお年寄りの方によく聞かれます。私ら 介護保険払うとんのに一個も特典がねえわという声がやっぱりあります。そういう意味では、先ほど紹介しまし た東京のある市でやってますこういうボランティア制度、ポイント制度というんですか、やはり3年間介護保険 を使わなかったら介護保険料を幾らかでも換金をしていくと、こういう制度は非常にお年寄りにとっても励みに なるんじゃないかなというように思いますので、この辺をもう一回ちょっと町長の方から答弁をお願いいたしま す。 それから、もう一点は介護従事者の処遇改善の件なんですが、1万5,000円申請したところは上がってい くということなんですが、現実はなかなか1万5,000円上がってるとは思えないんです。恐らく平均すれば 9,000円ぐらいじゃないかなと思うんです。仮に1万5,000円上がったとしても、まだ一般の製造業に 比べて六、七万円はまだまだ差があるわけです。そういうことで、今民主党の現政権では4万円ぐらい上げよう かというような話も出ているみたいです。4万円上げても、一般の会社と比べたらまだ低いかなと。それでもだ んだんこれからそういう面ではよくはなってくるかなという気はいたします。 きのうおとついでしたか、西部の井原市がありますね。井原市で、あそこも看護師が非常に足らないと、これ は和気町もそうなんでしょうけど。看護師が資格を取るために、それまでにかかった金額、これ50万円以内で あれば全額市が負担をしますと。その代わり1年間は井原市の病院で勤務してくださいという条件だそうです。 こういうこと、こういう制度をこの4月からやるそうです。そういうことで、和気町についても看護師もそうで すけども、介護士あるいは介護福祉士についてもそういう制度があればまた皆さん非常に、20万円、30万円 かかるわけですから、取りやすいかなという気もいたします。その3点について、ちょっと町長の方からご答弁 をお願いいたします。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 安東議員の質問でございますが、基本的には渋藤課長が申し上げましたことがあるわけ なんですが、まず原則として実態の介護包括支援センターを含めて和気町の職員が本当に住民のために仕事をし ているかという辺が問われるところなんで、ぜひ今後の機構改革等につきましてもそういった面でやはり住民と の協調の中で仕事をするというのが第一前提でないと、これからの介護、それから地方自治の中では一番の課題 だろうというように考えておりますので、そういう職員の資質向上ということが最大限、これからの努力だろう というように思っておりますので、努力をしていかなきゃいけないというように思っております。 - 75 - それから、施設の充実の件なんですが、先般の安東議員が属しておられる党の方から政府への質問項目の中で もされておりましたけれども、今後におきましては現政府も積極的に12項目64につきまして積極的に採択し ながら進めていきたいという中で、ぜひ施設としては今後和気町がどこまで、公として介入できる部分と、それ から民の力をかりなきゃいけない部分がございますので、その辺は十分町内での状況、そして県内、それからそ ういう参入業者との調整も十分図っていきながら、皆さんにサービスができる施設をしていかなきゃいけない。 ただ、今自宅待機が六十数名いらっしゃるわけですから、この人たちが入れないということなのか、自宅ででき るだけやろうとしてるのかわかりませんけれども、そういった施設不足というのが現状の和気町の実態になって るところでございますので、今後につきましては今公でやっている介護施設というのが和気町の場合余りござい ませんので、民に頼ってるような状況です。今後も十分民との調整をしながら進めてまいりたいと思います。 それから、ボランティアとか、それからポイントの件なんですが、まちづくり協議会のいろいろ勉強する中 で、地域通貨の中でそういった、いろんな高齢者へ手助けしたり、それから同じ地域の仲間でサービスをした場 合の健常者の人がポイントを持ちながら、そしてその人がまた助けていただくときにはそれを交換できるとか、 そういった制度を研究してまいりましたけれども、ちょっと今のところ導入ができてないというのが現状でござ います。今後につきましても、この制度が通貨制度ということがいいのか、先ほど言われましたボランティア制 度の中のポイントという活用の方法というのも再度研究していかなきゃいけないというように思っておりますの で、ぜひ再度、先般研究をしたことを基礎にしながら、これからのボランティア、またポイント制度というもの も再度研究の課題にしていきたいというように考えております。 それから、処遇改善でございますが、政府の方も1万6,000円アップして4万円までということですが、 所属しておられる党の方からも、今後は再度引き上げをしながら、今の若者が本当に、今の中学生ぐらいにアン ケートをとると、そういう介護施設で働きたいという人がほとんど、70%、80%なんですが、現実は安東議 員が言われるように、いったんその職へ入りますと、非常に、1年ぐらいでなかなか勤まらない。それから、ま た再度結婚しますと生活が成り立っていかないので、介護施設での報酬が少ないということから、今後政府の課 題につきましても、その報酬制度につきまして検討課題になっております。ぜひそういった面で我々地方自治体 としても国への要請もしながら進めていかなきゃいけないというように考えております。 それから、井原市のいわゆる看護師等の育成とか、それから介護事務所の事務員につきましてもかなり厳しい いわゆる職場体制なんで、なかなか人がいないというようなこともございますので、そういった面に行政として 支援ができる部分についても、今後十分検討してまいりたいというように考えております。ただ、和気町の場 合、包括支援センターというのを設けておりますけれども、皆さんが声としてなかなかいい声になってこないと いうことは残念に思っておりますが、ぜひ体制づくりをしながら職員の資質も向上して、皆さんに本当にサービ スとかいろんな面でサポートしていただいたという感謝の気持ちが出るような支援センターにしていきたい。全 体の職員も含めてでございますが、そういった形で進めていきたいというように考えております。 以上でございますが、今後国等への要請、今意見書も出ておりますので、国等への要請もしながら国の一つの 計画、そしてそれが自治体でできるグループホームの、今本年度9床募集いたしておりますのが、これらにつき ましても3年が終わりまして次の計画に入った場合、施設整備の対象をどこまで広げていくか、また18床まで 広げてまた進めるかどうかという。ただ、この場合、保険料が高くなってまいりますので、先ほど言われました 健常者の人が保険料を払うだけで何も見返りがないというので、その辺のカバーはできないかという面もござい ます。そういったこともこれからの保険制度の中で検討していかなきゃいけない課題だろうというように思って おりますので、ぜひその辺は、独自でやりますと財源的にもかなりな費用が要るわけなんですが、いわゆる国、 県との協調の中でそういった制度が設けられることができるか、公以外で健常者が保険だけ払って、何も自分は 介護を受けてないのに保険料が高くなってくるということは、施設を整備すればするだけ保険料が高くなってま - 76 - いりますので、その辺のことも十分配慮しなけりゃいけないというように思っております。 以上、全部が全部説明できたかどうかわかりませんけれども、全力でこのいわゆるこれからの介護、そういっ た面、そして高齢者の方たちの安心して生活できる体制づくりには努力してまいりたいというように考えており ます。 ○議長(秋山政美君) 5番 安東君。 ○5番(安東哲矢君) 丁寧な答弁、大変にありがとうございました。2025年には今の我々も含めて団塊の 世代が後期高齢者になり、高齢化がピークになります。それまでにしっかりとこうした取り組みをやっていかな ければ大変な状況になるということになります。先ほど質問させていただいた項目を和気町としてもできる範囲 で最大限努力していただき、お年寄りが和気町に住んで本当によかったと言えるためにも、行政としてしっかり とした対策をとっていただくことをお願いをいたしまして一般質問を終了させていただきます。本日は大変にあ りがとうございました。 ○議長(秋山政美君) これで安東哲矢君の一般質問を終わります。 次に、13番 坪井迪郎君に質問を許可します。 13番 坪井君。 ○13番(坪井迪郎君) 私は、2つの項目について町長にお聞きしたいと思います。 まず、4月6日に告示で4月11日投票で町長、町議選が行われます。町長は、4年間を経過いたしまして、 町政のかじ取り役として奮闘努力されてきたと。我々は、任期あと一年を残すというふうな状況で、3年を経過 いたしました。その3年の経過の中で、次の新年度を踏まえて町長選も踏まえ、我々の和気町に対する思い入れ と共通認識というものを共有意識させていただくというふうな意味から、ぜひこの町長にあっては4年間の総括 をお願いし、そしてまた我々議員は3年間の総括をさせてもらう。そして、新しい年度を議員も、そしてまた町 長も両輪となって和気町のために頑張っていこうではないかというふうな見地からお聞きさせていただきたいと いうふうに思います。 町長は、この4年間、いろいろ工夫もされ努力され、そしてまじめに町政をこなしてこられて、その成果とし ては財政の黒字化、そして情報ネットワークの新しい光ケーブルの敷設というものを23年度に立ち上げるとい うふうなこと、そして23年度には世界の企業というふうなヤクルトを和気町に誘致するというふうな非常に大 きな功績があったと、私はその点に対して拍手を送りたいというふうに思っております。 今度の次期を目指しての選挙に臨むわけでございますが、それらを踏まえて今回、じゃあ特に町民の人にこれ だけは聞いていただきたい、これだけは私は訴えるんだというふうなことを、特に力点として強調することをひ とつ披瀝していただきたいというふうに思います。それが第1点。 それから、第2点目は私は合併後の姿を見届けたいということで町議選の方に出馬し、そしてまた当選もさせ ていただいて3年間経過いたしましたが、私たちが和気町、佐伯町というふうな言葉で、もう合併したんですか ら、旧町時代のことは言うべきではないんですが、合併協定のときに佐伯町の役場の位置づけは佐伯総合庁舎と いうふうなことでの位置づけでお願いしますよということで合併協定は締結いたしました。この3年間の佐伯町 の役場の姿を見ると、もう何か寂れていくような感じがしたり、そしてまた人数が減ったり、そういったことで 何かつけ足しのような感じがなきにしもあらずなんで、佐伯町の人もそういった声がちらちら聞こえるようなこ とで私はそのことを踏まえて質問させていただくんですが、合併後一体感のある町は徐々にですが醸成しつつあ りますが、合併協定で盛り込んだいわゆる佐伯町の総合庁舎としての位置づけはぜひひとつ町長当選されたら、 あるいは新町長がだれになるのかわかりませんが、そこら辺はひとつ協定を遵守していただいて、今町長も真剣 に機構改革ということを取り組まれておりますし、新年度にそれを実現されるというようなことを聞きましたの で、機構改革の中でも総合庁舎としての位置づけと、それから佐伯町の町民のためのサービスを今までとそん色 - 77 - のないようなサービスの庁舎にしていただくよう、このことをお願い、2つの点をお願いさせていただきたいと 思います。 1点目は、この場において総括を踏まえて特に特に私はこの点を訴えるんだというふうなこと、きょうは消費 生活問題協議会の皆さんがせっかく来られとんですから、何か町長のPRにしつらえたような形になるんです が、そういう意味ではなくて、本当に今回の4年を踏まえての特に力説する点、それとそれから佐伯総合庁舎の 位置づけということを念頭に置いて、次の機構改革の中でそん色のないサービス機関としての役割を担っていた だくようどのように配慮していただけますかという2点についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 坪井議員の一般質問に対して2点、4年間でこれといったものは何かということでご質 問でございます。 最大限自分の力を発揮しながら4年間頑張ってまいりました。ただ、町民の皆さんには期待される部分が何% であったかということは自分でもよくわかりませんけれども、自分の力のある限り最大限努力してまいりまし た。政治を志す者として本当に非常に厳しい声があるわけでございます。それで、いわゆる孤独な中での心の葛 藤をしながら戦っていかなきゃいけないということは当然なんですが、自分としてはこの4年間、先ほど坪井議 員が言われた財政改革、そしていわゆる情報通信網、それから企業誘致等につきましても全力で頑張ってまいり ました。 これから皆さんの、本当に町民の皆さんが、再度この場になるようなことになりますならば、私とすればもう 最大限これからは行政改革、機構改革等を最大限やりながら、職員がいわゆる町民と一体になりながら仕事をし ていくという体制づくり、これ23年、今もう立ち上げて20人で研究をいたしながら、これからいろいろ精査 しながら23年末でないと結果が出てまいりませんけれども。先般もある町民の方から男女共同参画の事業を1 つするにしても多くの課に分散してしまって、どこにまとまりがあってどこに声をかけたらいいのかというよう なことがあるよと、そこら辺が1つにならなきゃ、やはり幾ら声だけかけても実績が伴ってこないということを 指摘されました。そういったことも含めて、これからの機構改革の中でいわゆる横の体制づくりじゃなしと縦と 横とが本当にかみ合った機構づくりをしていかなきゃいけないというように考えておりますので、これも町民の 皆さんないし議会の皆さんにも声を聞きながら、ぜひいい機構改革をして町民のためにやらなきゃいけない。や はり一番の課題はいわゆる町政の透明化だろうというように思っております。透明にしていくこと自体が、住民 の皆さんも、ああ、ああいうことしてるんだ、こういうことをしてるんだということがよくわかってくると思い ますので、ぜひ透明化を図って進めていきたい。 そのためにも、情報公開というのは最大の課題だろうと思います。情報公開することが町民も理解もできてく るということだろうというように思っておりますので、情報公開しながら、そしてそれを職員の機構改革、そし て職員と町民との接点であるいわゆる協働のまちづくりにつなげていくということがこれからの最大課題だろう というように思います。 大きな事業につきましては、それぞれ今軌道に乗させているわけでございますから、財政的にも21年度も黒 字決算でいけるという見通しもつきました。それですから、今後10年間のシミュレーションの中で黒字でほ ぼ、国の政権がかわってまいりましたので、非常に厳しい今後の流れはあるとは思いますけれども、そういった 財政をしながら、そして10年後の体制、いわゆる10億円を超す5年間での交付税の削減、そしてその後4億 円から5億円が交付税が5年間の後にはまた落ちてくると。それをどういうふうにまちづくりを10年後の、ま た5年間、そしてその5年が過ぎた後の和気町というものがどうあるべきかということを十分見据えながらこれ からの財政運営をしていかなきゃいけないというように考えておりますので、機構改革と財政改革は最大限の課 題であるというように考えております。 - 78 - それから、今後の取り組みの中で、佐伯庁舎の問題がございます。これは、職員の定数の問題等もございま す。大体200人ぐらい職員がおりました、合併のときに。それから、削減で10年後には154にするという ことが合併のときのシミュレーションがされております。現在は、今181になっております。進めるペースは やや速く進んでいる状況でございますが、一番のネックは先ほど坪井議員が言われました佐伯庁舎の問題でござ います。昨日の新聞にも、吉備中央町が1つの庁舎を合理化して、今20人体制を12人体制にしながら総合事 務所にするというようなことも出ておりました。これが先ほど坪井議員が言われた町民とすれば、先般も佐伯中 学校の体育館を壊したら、大森町長は体育館を壊したんだから、次は佐伯庁舎を壊すのかという住民の声なんで ございます。そのくらい厳しい声が返ってくるわけですから、佐伯庁舎を合理化していくことについては、本当 に神経を使いながらやっていかなきゃいけないと思います。ただ、154にするまでには非常に厳しい職員削減 をしていかなきゃいけませんので、これからの十分住民のコンセンサスを得ながら、本当に住民が期待している 地域づくりをつなげていかなきゃいけない。佐伯地域が地盤沈下したと言われますから、これをどう地盤を上げ ていくか、そして一体感のあるまちづくりにつなげていくかというのは、今度ここで、昨日衆議院を通りまして 本日参議院を通っていきます過疎法が制定されます。延長6年ということで期限切れでございましたけれども、 延長6年になりました。これを中心にしながら、いわゆる財源的には7割が国が持っていただける、あと3割で 事業ができる、そして今までの公共のハードの部分だけでしたが、今度はソフトの医療から地域交通まで細かい 面までサポートしようということでございますので、最大限過疎法を活用しながら佐伯地域の活性化、中山間の 活性化につきまして努力してまいりたいというように考えておりますので、今後とも議員の皆さん、そして町民 の皆さんのご支援をいただいて、こういう場に上がるならば、最大限努力してまいりたいというように考えてお りますので、よろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 13番 坪井君。 ○13番(坪井迪郎君) 1番の問題につきまして、町長の方から決して佐伯も忘れてないということで、人数 の関係で努力しながら佐伯のいろいろな声も耳に痛いぐらい聞いているというふうなことでしたので、ぜひ佐伯 のこともひとつぜひ機構改革の中で十分ご検討いただきたいというふうに思います。 また、光ケーブルについては、町長は佐伯から工事を始めていってやろうじゃないかというふうなことも言わ れておるんで、佐伯の町民としてはそれをもう首を長くして待っておりますんで、ぜひよろしくお願いしたいと いうふうに思います。 それでは、2番に入ります。 これもちょっと生臭い話なんですが、私は議会に入らせていただいて3年経過した中で、今回虚心坦懐、明鏡 止水の気持ちで、もう本当に純然たる単純な気持ちでこのことはお話をさせていただいて、皆さんにもぜひ聞い ていただきたいというふうに私は思ってこの項目を選ばせていただきました。 選挙というものは、確かに戦争でありますし、また逆な面からいいますと、町民あるいは民衆のエネルギーの 結集の作業だというふうにも言えると思います。和気町の町長選、町議選は、非常にフェアな形で今まで推移し てきたことがあって、我々は本当にそれを参考にしなければいけないなあというふうに思っております。しかし ながら、残念ながら私は佐伯町の、旧佐伯町で見たいわゆる選挙というのは、非常にドラマチックではあるし大 きなドキュメントではあるんですけれど、非常に和気町に比べてアンフェアなことが多かったというふうなこと を私は感じざるを得ないわけです。 と申しますのは、皆さん方も記憶の脳裏にあると思いますが、5年前に合併問題がこじれて知事の仲介の基に 和気町との合併が調印になったにもかかわらず、その1週間後にドタキャンするというふうな出来事がありまし た。そのときに、住民のパワーによって、この議会の方もその先導に立たれたり幹部役員として活躍されたんで すが、住民パワーで町長、議員の、議会のリコールをするという運動が起きました。全国でも初の町長、議会の - 79 - ダブルリコールが町民のエネルギーによって成功したんです。そのときの全国紙から山陽新聞、それは当事者の 皆さんはみんな万歳をして写真に写ってる、1面トップに写ってる写真が私は今でも脳裏に鮮明に浮かんでおり ます。そして、見事その合併をキャンセルされた方をその職から引きずりおろして、そしてまた議会も反対派の 人をりょうがして合併賛成派を多数送ってきたというふうな経緯が5年前に実はあったんです。皆さんも記憶に 新しいと思います。5年前のことです。それが、最近になって、じゃあ合併というふうなことに、和気町との合 併をドタキャンされた方が今度は和気町のトップとして名乗りを上げられました。それは選挙の自由ですから結 構なんですが。そしてまた、当時その方を引きずりおろした方がまた再度今度はその人を担いでるという、こん なことが、無節操なことがまかり通っているのが悲しいかな佐伯地区の悲しい現状なんです。和気町に私はこの ことが充満してほしくないなあというふうな気持ちを切に切に持っておる次第なんです。 そうした経緯を踏まえながら最近の動きを見ますと、町民の人から、坪井さん、本当におかしな現象ですね と。当時、ダブルリコールによって首長を引きずりおろして首にした人が、また今度は担ぎ出してるんじゃな い。今度また、じゃあもとに返って合併をほごして単独の町になるんですか。坪井さん、そんなことでいいんで すかというふうなことが私の耳に入ってまいります。いやいや、そんなことはありません。そういうことは絶対 になりませんよと私は反論するんですが、町民の人はその姿を見て、本当に何でもありですね、どうかしてるん じゃないですかというふうなことを率直に私たちの耳に届けてくれます。私もその現象を見て、本当に悲しいな と、悲しい現実だなというふうに思いました。やはり、我々には子々孫々、子供なり、そして孫もいます。我々 の背中を見て和気の町民の子孫は育っていきます。我々がそうしたいわゆるルールを守らない、そして無節操 な、そういうふうな状況、そして人情も何もない、こんなことが私は和気町に再びあったらだめだなあというふ うな気持ちを大にしております。こういったことを和気町に蔓延さすということは、私は新生和気町にはあって はならないなというふうに思います。厚顔無恥な、町を愛する人でない人がまかり通るというふうなことは、い かがなもんでしょうか。そういった意味で、町長の今度は選挙にあっては堂々の選挙をお願いします。そして、 政策を掲げて、政策オンリーの姿でやってもらいたいな。今私が言いました、るる申し上げました、旧佐伯町の 出来事について、感想と、そして今現在の町長の虚心坦懐の気持ちを吐露していただきますようお願いしまして 質問を終わらせていただきますが、あくまでも政策でいっていただきたいということを町長にお願いさせていた だきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 坪井議員から全力で頑張れよという励ましの言葉という形で受け止めさせていただい て、これからは町政があるのみという形で行政、政治に携わっていかなきゃいけない。行政というのは、情熱と 判断力の2つを駆使しながら、かたい板に穴を掘るというぐらい厳しいものでございます。これはマックス・ウ ェーバーという人の言葉なんでございますが、これを反復しながら本当に毎日が責任の立場で非常に孤独な立場 でございます。それも努力しながらこれからの行政に全力で頑張っていきたいというように考えております。た だ、先ほどから言われますように、4月にはそういった住民の洗礼があるわけでございます。そういったことに は住民には十分訴えながら最善の努力はしてまいりたいという。これからは、人づくり、組織づくり、財政づく りというのが大きな課題でございます。職員全員が住民はお客様である、顧客であるということが1つであり、 行政は経営であるということを一つの信念にしながら、これからの行政に最大限努力してまいるという覚悟でご ざいます。どうか、皆さんのご指導、ごべんたつをよろしくお願い申し上げまして、十分な回答になるかどうか わかりませんけれども、坪井議員の回答にさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) 13番 坪井君。 ○13番(坪井迪郎君) 行政は、私はトップになれば確かに孤独です。私もそういった立場にかつてはありま したので、その気持ちはわかりますし、また言外に言えないというふうなこともるる私は承知いたしておりま - 80 - す。しかしながら、和気町をよくしようというふうな気持ちは皆、私はすべての人同じだというふうに思います し、それを一つのエネルギーにして次の新生和気町の創出に向かって町長には努力していただきたいし、またそ のバックアップとして我々議員も議会が両輪になって頑張っていく姿を町民にやはり見ていただかなければ、私 はだめだというふうに思います。残念ながら今の議会の姿もそういった意味では満足できるもんではありません が、新生の和気町のために我々は不断の努力をさせていただくことをお誓いし、そしてまたこの新和気町のため に、先ほど言いました機構改革と、それから行政改革と、そして光各種の事業についても精力的に取り組んでい ただいて、我々は本当に合併してよかったというふうな、そういった新生和気町にぜひしていただくことをお願 いし、我々は側面からそれを努力させていただきますことを主張させていただきまして一般質問を終わらせてい ただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(秋山政美君) これで坪井迪郎君の一般質問を終わります。 ここで場内の時計が、10時20分まで暫時休憩といたします。 午前10時11分 休憩 午前10時20分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 藤原建設上下水道課長が公務のため退席しましたので、ご了承願います。 次に、12番 幸坂陽子君に質問を許可します。 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) 失礼いたします。私は、デマンドタクシー事業について質問させていただきます。 この事業については、合併後の平成18年3月に導入以来、既に3年を経過しています。22年度の予算でも 2,600万円ほどの補助金がついております。運行開始から2年余り経過した昨年4月から5月にかけて、町 では利用者の意向等を把握し、今後のサービス向上と効率的な運営に役立てることを目的にアンケート調査を行 っています。その結果が、広報「わけ」8月号に公表されています。和気あいあいタクシーの運行により、日ご ろの生活は便利になりましたかとの問いに対して、非常に便利になった、少し便利になったと答えた人は合わせ て87.2%を占めています。また、予約電話をかけた際の予約センターの対応については、非常に満足、満 足、適当と答えた人は96.3%を占め、利用者の高い満足度がうかがえます。反面、時刻表についてやお迎え 時間の正確さについては、やや不満、非常に不満の方の割合が20%前後となっています。これらのアンケート 結果から改善できたことがあればお知らせください。 また、運転手の立場からの課題について。利用者の方の中には軽い認知症の方がおられ、予約時間にお迎えに 行っても準備ができていなくて困られるケースが間々あるように聞いております。解決方法は難しいかもしれま せんが、高齢者や認知症の方々に対する理解を深めることで幾らか改善するのではないかとも思います。何か対 応策は考えられませんか、お尋ねをいたします。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) 失礼をいたします。それでは、幸坂議員のご質問にお答えをいたしま す。 和気あいあいタクシーにつきましては、平成19年3月から今年の1月まで、延べ7万1,267人のご利用 がございます。前年5月にアンケート調査を実施いたしましたところ、87.2%の方が便利になったという一 定の評価をいただいてまいりました。しかし、その一方、運行改善の要望といたしまして、土曜、日曜運行して ほしい、それから町外へ運行してほしいというようなご要望、それから送迎時間が不定期で定まらないというよ うなご意見、それから玄関まで迎えに来てくれない。更に、特に佐伯地域でございますが、各種福祉講座等の開 催時に一度に多数の方々の予約がありまして、一般予約と重なり利用ができないというようなご意見がございま - 81 - した。 この調査を受けまして、解消のために昨年6月から本年1月の間、6回にわたりまして実施主体の商工会、そ れから運行事業者を含めます和気商工会デマンド交通運営委員会を開催いたしまして協議をいたしてまいりまし た。その結果、玄関までの送迎を充実し、更に各種福祉講座の利用との重なりを解消するために、本年4月1日 から小型車両を増車をしまして運行改善をする予定といたしております。現行では、各エリアにおきまして10 人乗りの車両を運行いたしておりますが、過密した際には小型車両を補助運行するということにいたしておりま す。この運行によりまして、長時間の乗車も解消され、小回りができるということが予想されます。また、小型 車両により、10人乗りでは入れないところ、玄関までお迎えができるのかなと思っております。 なお、土曜、日曜の運行、町外への運行、送迎時間の対応、エリア内の乗り継ぎなどの解消につきましては、 これまで運行事業者を含めて協議をいたしてまいりましたが、運行主体でありますタクシー事業者からは、デマ ンドタクシーの利便性を高めることにより一般タクシーの営業に影響を与えかねないというようなご意見が強く ございまして、現在では当事業関係者の相互の理解と協力が非常に求められているところでございます。 また、ドライバー等の対応、認知症によります対応、そういったものにつきましては、実はアンケート結果が 出まして、ドライバーの方、オペレーターの方にもこういった実情をご報告をいたしております。それで、ちょ っとお聞きしますと、どうしても時刻、時間を守るという観点から、早く配車をして早く出発したいというよう なことがありまして、介護の対応がちょっと十分できないような状況が生まれているのかもしれませんが、ドラ イバーあるいはオペレーターの対応の満足度というものにつきましては、92%、96%と高い評価がございま す。一部の方々のご意見あるいは一部の運転手の対応というようなことも視野に入れながら十分改善をして、ま ずもって住民サービス、利用者のサービスというのが根本でございますので、今後はいろいろ協議をしたり研修 をしていただいたりということを踏まえて、デマンド交通の運営委員会の方へ働きを行い改善に努めてまいりた いと思っております。 以上、回答とさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) 問題点についてしっかり整理していただいてありがたいと思うんですが、アンケート に答えた方からお聞きしたことですが、少数意見についてどのように対策をとっていただけているのかがアンケ ートの公表の結果からは少し見えてきていないので、そのことを知りたいんですというふうに言われた方が1人 ありました。私はわかる範囲で今課長がおっしゃったようなことをお伝えはしておきましたが、また広報誌等で 機会がありましたら、こういうご意見があったことについて、このような対応をしていて今協議中ですとか、前 向きに協議しておりますというふうなことをお知らせいただければありがたいかと思います。 私も月に2回ボランティアでかかわっている行事がたまたまきょうは雪のために、本当にお年寄りが楽しみに しておられるのに、あいあいタクシーが20センチも降ったところまでは多分無理だろうと思って急きょ中止に しておりますが、その方たちはよく利用されまして、いつも迎えに来てくださる運転手は大変にこにことして笑 顔でいい感じです。中に少し気になる方がいらっしゃったようですが、今よく把握してくださっているので、そ の方向で検討していただければありがたいと思いますが、先日認知症について、運転手も本当に困っておられる ということを聞きました。困っておられるんですけれども、私も先日のシンポジウムに参加してみて改めて認知 症という病気について勉強させていただきましたら、その認知症に対する理解をすることによって対応も変わっ てくるし、運転手のストレスも少し変わってくるのではないかなと思いました。テレビ等で介護タクシーの運転 手はヘルパーの勉強をされた人を採用するとか、そういう話も聞いておりますが、そういったあたりについて何 か施策を考えていただくことはできないのでしょうか。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 - 82 - ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) 2点のご意見でございます。まず、周知につきましては広報誌、そう いったもので改革の内容、そういったものを今後掲載をしていくということに努めたいと思います。この事業に つきましても、多くの方がご利用いただいて、末永く続けていけるというのが一番重要でございますので、広報 に改革の内容、それから今の現状、そういったものを載せて十分周知を図ってまいりたいと思います。 それから、ドライバーの対応等につきましては、認知症の理解あるいはサポートの仕方、そういったものにつ いて今後委員会の方へもご提案をしながら、どういった形ができるのか、十分検討していただき実施に向けて努 力をしてまいります。よろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) タクシーを利用するならば何千円もかかる距離を1回300円で利用できるだけであ りがたいと思いなさい、わがままばかり言うんじゃないよと思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、少数 の方でも困る方、つらい思いをする方がいらっしゃるならば、そしてそれが改善することができるのならば、そ のような施策を進めていただきたいとお願いをいたしまして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがと うございました。 ○議長(秋山政美君) これで幸坂陽子君の一般質問を終わります。 次に、9番 草加敏彦君に質問を許可します。 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) 本日は、多くの皆様方が傍聴に来ていただきましてありがとうございます。また、ご苦 労さんでございます。 私は、2点質問させていただきます。 まず最初の質問ですが、ごみ処理施設についてお尋ねいたします。 今までは3市1町の枠組みの中で協議会がなされてきました。そして、協議を重ねるうちで協議が決まり、平 成20年12月には備前広域環境施設組合が設立いたしました。そして、その組合の中で設計協議をなされ、ま た事業の方も具体化する中、突然のことですが、もう忘れませんが、平成21年10月22日、備前市、瀬戸内 市から組合から脱退するという申し出があったわけでございます。私もその席におりまして、非常に腹も立ち、 長きにわたり協議をした結果が本当に残念だなと思い、またああこれで建設計画が白紙に戻ったがなと思いまし た。 それで、その中におきましてこの脱退した瀬戸内市、備前市におきましては、独自の施設があります。私ども の町、和気町におきましては独自の施設はありません。施設は益原地区へありますが、これは組合の施設であり ます。和気町が独自に自由に使える施設ではありません。それだけに和気町としては早急に次のことを考えなけ ればならないというときが来たわけでございます。その時点におきましては、できるできないは別として3つの 選択肢がありました。1つは、1市1町でやること、また1つは北衛を改修し利用すること、また単町でやるこ とということでございますが、この中の一つであります1市1町でやれば国、県が定める交付金事業としての条 件、この条件というのは皆様方もご存じのように人口5万人以上、そして面積にしますと400平方キロメート ル以上ということでございますが、1市1町でやればこれはクリアし交付金事業となるわけでございます。そし て、ほかの2つの件、北衛と単町でやるということになれば、この交付金の方は不透明でした。 そして、その時点で3つの事業についての試算も出てきました。1市1町でやれば33億円、北衛でやれば、 北衛を改修すれば47億円、単町でやれば63億円という数字が出てきたわけでございます。その中で、一番安 くつくのが1市1町でやること。安くつくということは、町民の皆様方の負担も軽くなります。そして、この計 画でいけば、今までご迷惑をかけた益原地区にも迷惑がかかりません。そのような中で、私はこの1市1町でや ることについて推進もしてきました。町長の方も1市1町でやるんだと力強くいつも言っておられましたが、や - 83 - はりこれを決めるのは議会で議決しなければなりません。その賛否を問う議会が1月25日にありました。その 結果は、可否同数ということが出てきたわけでございます。議長の採決にかかったわけで、議長が反対というこ とになり、反対多数の中で否決となり、この1市1町の枠組みは完全に崩れました。そして、今回の議会の中に おきましては、備前広域環境施設組合、これが3月末をもって解散ということに決定したわけでございます。ご み処理問題は、待ったなしの状況でございます。町としての最重要、最優先課題だと思います。そこで、町長に お尋ねいたします。今後和気町としてごみ処理施設建設をどのように考えておられるのかお尋ねいたします。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 草加議員の一般質問でございますが、これからのごみ処理施設についてどういうふうに 考えるかということでございます。 今までの経緯については議員の方から経過の説明がありましたので、省略させていただきますが、これからは もう和気町の選択肢は2つしかないということでございますので、北部衛生を改修してやっていくかと、それか ら単町でやるかということの2点に絞られてまいります。今の立場で、それじゃあこうこうこうこうやりますと いうようなことを言ってみても、おまえはもう4月で終わりじゃないかということになってますので、そんなこ とをはっきり言うわけにもいきませんけれども、考え方としては1市1町でやれば34億円でできるということ で、私は終始一貫そういうことで和気町の負担が少しでも軽くなるということで1市1町を進めてきたわけでご ざいますが、組合は否決になり、そして今回全面的に3市1町の枠組みは解散ということで、今残務整理もして おります。昨日も残務整理でいわゆる正・副管理者会議がございましたが、その中で私が一番もう本当に、もう 最初から最後まで一口も物は言いませんでした。最後だけ一口だけ言って帰りましたけれども、何を言っても今 和気町が物を言えば唇寒しという状態でございます。いわゆるおまえがそれだけ主張するなら、これからやって いくコンポストの問題、それから北部衛生の問題、し尿処理の問題、それについてはもう全面的に協力できない という体制でございます。そうなってまいりますと、もう和気町が今5つ組合を持っております。全部管理者は 町長でございます。これの運営ができていかないという厳しい条件でございます。既にもう昨日のそういった状 況でも私は最大限、皆さんが言われることについては理解しましょう、そしてただし今後和気町が抱えておりま すコンポストの問題、それから北部衛生の問題、し尿の問題について、全面的に皆さんのご協力をいただきたい というのがもう最後に一口だけそれで言って帰りました。それで、ぜひ私はこちらの後処理について文句を言う 筋合いもございませんので、今後のそういったことにご協力いただきたいということで帰りました。 そういった状況でございますので、備前市、赤磐市が北部衛生へ加入しておりますので、北部衛生を円満解決 していくためには、十分協議をし、円満に25年末で赤磐市が施設整備ができ、そして備前市が施設の改良がで きて日生、吉永のごみが持って帰られ、そして熊山、吉井が赤磐の施設でできるという状況になるということが 前提でございます。それがスムーズに進まなければいわゆる25年末にはいかない。今試算しましたところ、単 町でやる和気町の施設をどこかいい候補地をだれかが考えていただくということで、今度の区長会ぐらいでは単 町でやるところの施設はございませんかということの提案もしたいと考えております。単町でやって、37億円 ぐらいな一般財源が必要なんですが、これも国の交付金を受けなかったら、先ほど草加議員が言われるように六 十数億円というような金額になっております。国は非常に厳しく言ってきております。これから和気町1万6, 000のごみを焼こうとすれば、やはり15トンから20トンぐらいな炉でいいわけでございます。それで、も ともとこの備前広域でもストーカー方式、今の益原で焼いている、北部衛生で焼いている方法のストーカー方式 で、あとの灰処理は外部委託という形をとっていく方式で、溶融炉はやらないというのが前提でございました。 そういったことで経費も削減でき、そして施設の効率化も図っていこうということでございます。今後について も、益原が改良をしていく、それから単独でやるにしてもストーカー方式であり、20トン、ごみの減量化をこ れから推進してまいりますので、今全体のごみの量が1人当たり1日750グラムというこのものを仮に半分に - 84 - することができたとしても、やはり15トンぐらいな施設が必要でございます。そういった施設になりますと、 国の環境省の補助金といいますか交付金対象にならない。そして、合併特例債を使えるかということについて も、これから県との協議が必要でございます。そういったことを踏まえて、できるだけ町民に負担がかからない 施設づくりをこれから皆さんの信が得られてこういう立場になれば、全面的に努力してまいらなきゃいけない。 ただし、今からかかってみても、仮にこの1年以内にそういう方向が出て、施設整備をしていっても、25年 末には整備施設が不可能でございます。まして、新設の場合は26年の末までかかりますので、27年以降でな いと単町で稼働していくには時間数的にも非常にハードでございます。最大限努力しても、1年おくれるのが半 年というふうなことも努力してはいかなきゃいけませんけれども、スケジュール的にはそういったハードな面が ございますので、ぜひどちらかを選択しながら、最後になってまいりますのは北部衛生で地元益原の了解を得な きゃいけないというのと今鵜飼谷温泉がございます。これの後処理の問題、それから吉田にあります火葬場の後 処理の問題、これ等を全部解決して初めて北部衛生のごみ処理場がこれから和気町単独で動かしていけるという 状況でございますので、ぜひこれは町民の皆さん、そして議員の皆さんの最大限の努力をいただかなければ、私 一人の力ではできないという非常に厳しい今の状況ですので、ぜひよろしくお願い申し上げまして、草加議員の 回答にさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) 答弁ありがとうございました。町長が諸般の報告とか、また施政方針の中では、まだ1 市1町、少し望みを持ってやってるというようなことを話されておりましたが、この1市1町につきましてはも う全くなしということですか。 それから、北部衛生の改修につきましては、和気町が引き続き単独で使用することについては了解は、これも うとれるわけですか。 それからまた、今ご説明にありましたが、地元の了解、これが必要になってくると思うんです。町長も選挙が あるから、選挙が終わってからと言われるんだと思いますが。 それから、改修につきましては改修費用がたくさんかかりますし、これは交付金対象になるんかと今聞いても わからんと思うんですけど、こういう面があることだけは町長の方もしっかりと考えていただきまして、町民の 皆様方に不安を感じさせることなく、また幅広い議論を交わしながら最善の策でつくっていただきたいと思いま す。よろしくお願いいたします。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) まず、1点目の1市1町の問題でございますが、赤磐市は昨日の話でも石蓮寺の問題を どう解決するかというのが今の最大の課題のようでございます。あそこを解決して、また新しいところを求める のか、そこでやるのかという辺で今後処理の最大限努力していくんだというようにきのう聞いてますから、その 中で1市1町の枠組みで再度協力してやらないかという声がかかってくるかどうかというのは、これからは未知 数でございます。そうなれば、また議員の皆さんにもそういった面で再度声がかかるんならご協力いただけるか という、これも採決の問題になろうかと思いますから、ご協力いただければ、そういった声がかかって再度加入 ということは、ゼロということにはございません。何がしかの方向は見出せるんじゃないかなあというような一 抹のものを持っておりますので、そういう声がかかれば議員の皆さんのご協力いただきたいというのが私の願い でございます。 次に、施設でございますが、20トン処理に、ごみの減量化していけば15トンで済むかもしれませんが、2 0トン処理の施設にした場合、熱効率10%というのが限度がございます。10%以下ならば交付金の対象にな らないというのが1項目ございます。それと、過疎を抱えていることで対象にするぞというのが1点ございま す。ですから、過疎は佐伯地域が持ってますから管内にあるんで、過疎の対象ということで特例事項、先ほど言 - 85 - われました5万と4万ということのはクリアできないんで、その他で過疎、それから離島等というのがその他で ございますので、過疎適用を受けさせていただくように環境省へ申請します。ただ、その中で先ほど言いました 熱効率が10%以下ではだめですよと、これはCO2の削減の基準からして熱効率を10%以下ではCO2の削 減にならないんだということで、20トン処理ならば8%になるんで、それも一つのクリアしない厳しい一つの 基準でございますので、そこら辺も、今まで環境省まで直接行って1市1町でやることについてはやらせてもら えるのかと、そうしてこれから合併特例債も使えるようにできるのかというような相談もしてまいりましたが、 今度は逆です。環境省へ行って、もうこんな小さいのをやらざるを得んようになったと。環境省もよく実態は調 べてますから、わかってますと。ただ、申請をしてきていただいて、これから審査対象の俎上に上げて、できる ことは努力しますけれどという答えしか返ってこないわけです。これから最大限それぞれのルートをつくりなが ら交付金、そして合併特例債が使える最小限の経費で施設を進めていきたいというように考えております。 ○議長(秋山政美君) 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) ちょっと1点聞くの忘れたんですけど、単独でする場合は、これはもう方向性は決まっ とんですか、単独ですれば土地も要りますし、どこでしようかなという、その考えはあるんですか。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 単独の場合、先ほども申し上げましたが、ご親切に候補地としてはこういうところがあ るぞというのはもう耳に二、三カ所は聞いております。ただ、それは地元合意ができてないんで、候補地として こういう場所ならできるぞという声はあるわけなんですが、最終的に詰めは、今までのごみ処理場をやってみた りいろいろこういう施設をやってきた場合、非常に地元調整というのが厳しいわけでございます。それからま た、地元補償というような問題も俎上に出てまいりますので、最終詰めというのは、1年で本当に地元との調整 ができて、そこへ立地できるというのは非常に厳しい状況でございます。あとは町有地のところをここでどうな らということで地元調整ができていけば、用地まで買収しなくても済むという場所が検討できれば、それが一番 経費的にも安く上がるということなんで、単独についてはそういったことを十分町内の町有地、そしてそこで周 辺の理解が得られるかどうかということを精査しながら進めなきゃいけないというように考えておりますが、今 のところ具体的に町有地の場所がここだということにはまだ限定もいたしておりませんし、地元との話もまだ進 んでおりません。今の現状はそういったところです。 ○議長(秋山政美君) 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) ごみ処理施設の問題につきましては、いろいろと問題もたくさんございますが、やはり 町民の皆様方に不安を与えず、そしてごみは行政がやらなくてはなりませんし、いっときの猶予もなりませんの で、しっかりした方針を立てていただくことをお願いいたします。 次に移ります。 2008年の秋にはリーマン・ショックが起き、世界的な金融危機が来たわけでございます。国内におきまし ても、その関係で株価暴落し円高というような中、大変な不景気になり大企業、また中小企業、そして地元の企 業も大きな痛手をこうむりました。そういう中、昨年の8月に選挙があり、半世紀以上続いて政権政党でありま した自由民主党が選挙に大敗し政権交代したわけでございます。民主党が政権をとり、国民の皆さん、また皆様 方も大いに期待しとったことだと思います。そして、今半年たった今、政治と金とかいろんな問題の中で不安が 半分、期待が半分というようなところでございます。また、和気町もそのような中で合併し、丸4年がたちまし た。一体感のある町、活力ある町、安心・安全な町と、町民の皆様方と知恵を出し合いながら、そして汗をかき 今進んでいるところでございますが、大きな問題もあります。これは、全国的な問題でございますが、人口の減 少ということに今なっております。和気町におきましては、1年間で約200名程度減少しております。人口が 減れば経済が成り立っていきません。経済が成り立たなければ物、金が動きません。町は活力なくなり、夢も希 - 86 - 望もない町がやってきます。そのようなことのないように、人口減少を歯止めしなければなりません。定住者を 増やす、そして交流人口を増やしていかなければならないと思います。そのためには、いつも言っております企 業誘致、そして地場産業の育成、そして今よく言われる農、商、工の連携の中で雇用関係を確立していくのが一 番だと思いますが、この企業誘致につきましては今現在どのような状況でしょうか。諸般の報告、そしてきょう の報告の中ではいろいろありましたが、もう一度お尋ねします。 それから、地場産業の育成についてはどのように取り組んでいるのか、農、商、工の連携についてはどのよう に行政がかかわっているのかお尋ねいたします。 ○議長(秋山政美君) 副町長 稲山君。 ○副町長(稲山 茂君) それでは、草加議員の質問にお答えをいたします。 まず、企業誘致の現状でございますが、ご承知のとおり田原下の用地の件につきましては、現在既に計画を策 定で進行いたしております。先月の末で現地の測量も完了いたしたということでお聞きをいたしております。今 後の予定といたしまして、本年中に開発許可等の申請書の提出をし、許可が出た時点で町長が諸般の報告でも申 し上げましたように、平成25年春、操業開始を目指して順次作業を進めていくというところでございます。 なお、正式な発表につきましては、先方に再三にわたりましてお願いをいたしておりますが、建物の設計等含 めた計画概要が決まり次第、景気の動向を見きわめながら時期を決めたいということでございます。 一方、大中山地区の長崎鉄工所につきましては、近いうちに地元説明会を開催し、各種の許可申請を完了いた しまして、今年中に着工できるよう準備を進めたいとのことでございます。 また、今年から町のホームページに和気町内の工業用地の情報を掲載をいたしました。そのことにより、問い 合わせの件数も増えてまいりました。田原上地内に昨年購入いたしました用地についても、現在のところ3業者 と交渉中でございます。まだまだ景気が上向いたとは言えない状況でございますが、交渉成立に至るには非常に 難しいものがございますが、先ほど議員の方からもおっしゃいましたように、人口の歯止めはどうなのかという ご質問の中に、この人口の流出あるいは特に若者の流出に歯止めをかける方策として企業誘致は絶対欠かせない ものと考えております。一つでも多くの企業が誘致できるよう、今後も地道に頑張っていきたいというように思 っておりますので、ご支援、ご協力をお願いをいたします。 次に、地場産業の育成についてでございますが、まず農業について、今月末に農業を考える会の答申を受け、 魅力ある農業をテーマにした作物づくりあるいは地産地消等推進したいと考えております。 そして、22年度から実施をされます米の所得補償制度についても、先日開催をされました水田農業推進協議 会において、なるべく多くの農業者の方が恩恵を受けられるように最大限の条件緩和を図り、安心して農業がで きるよう協議をいたしておるところでございます。 また、商工業につきましては、大変好評をいただいております低利のセーフティーネット融資制度を継続して 経営基盤を支えるとともに、商工会とタイアップをしながら、そしてまた昨年実施をいたしましたプレミアム商 品券のような消費拡大につながる企画を積極的に実施をする一方、地元商工業者の方々が潤うような大型の企業 も誘致できればと考えております。 最後に、農、商、工連携につきましては、このことはもう岡山県としても赤磐市に農商工連携推進センターと いうものを設けて大変県も力を入れておられるようでございます。町といたしましても、町内でとれたものを町 内の業者の方が加工し、そして町内で販売するという、産業振興、農産物の地産地消あるいは特産品の発掘 等々、あらゆる面から考えまして、これからの時代において最も合理的かつ効果的な方法であると考えておりま す。 また、この分野においては以前から和気商工会が和気町特産品づくり研究会ということで、その中で非常に精 力的に取り組んでおられます。既に、いろいろな商品を実践されまして、今後も新しい企画に取り組まれる予定 - 87 - ということも聞いております。町としても、和気町特産品研究づくり研究会の会員でございますので、できる限 りのバックアップをしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。答弁とさせていただき ます。 ○議長(秋山政美君) 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) 3つの点について答弁いただきました。大企業が進出してくるということは大変喜ばし いことでございます。しかし、今聞いてると、この大企業などが進出してくる場合は、やはり町としての協定 書、そしてプレス発表して初めて設計に入るとかいろいろ言うのが筋じゃないかと思うんですけど、企業のこと を信用されるのも結構ですけど、やはり順序を踏んでやっていくのが一番じゃないかと思います。 そして、今後の企業誘致につきましては、副町長からいろいろ答弁ございました。そういうことは、今ある土 地については発信してると。新たに県とかの指導を受けながら、財政的にも厳しい面がありますけど、団地をつ くっていただくとか、そういう考えは今のところあるわけですか、ないわけですか。 それからまた、人口ですけど、交流人口を増やすのは、いろんな施策があると思います。労働人口も交流人口 にもなります。そこで、地域資源を生かした観光資源、観光による交流は大きな経済力が期待できると思いま す。この私どもの町も経済社会発展のためには、観光の町を実現させること、極めて重要ではないかと思ってお ります。そのためには、環境の整備、取り組みが最大ではないかと思っております。また、和気町には、よその 町とか市にはないロマン街道という立派な柱があります。これを生かした、そしてロマン街道をどのように使っ ていく計画があるのか、それもお尋ねをいたします。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) ヤクルトの問題でのプレス発表がなぜできないのかという問題でございますが、この問 題については京都、大阪、神戸の工場を閉鎖します。これの従業員に対する影響が非常に大きいんで、ぜひしば らく待ってほしいと。それを閉鎖し、関西一のヤクルトのボトリング工場を田原下の6万4,000へ持ってく るわけなんですが、そういった社会的影響が非常に大きいんで、閉鎖すれば若い人で独身者は必ず和気に来るだ ろうということも会社の方は見ているわけなんで、会社に対する従業員の動揺が余り波紋を起きないような形で 京都、大阪、神戸の工場を閉鎖したいんだ、そういうことが前提でありますので、そういっためどがついたらプ レス発表といいますか和気での立地は公表できるというところでございますので、その辺のご理解はいただきた いというように思います。 それから、地場産業なんですが、一時倒産が心配されましたアルシェと貝原コンクリートが倒産の状態に近か ったんですが、これは日本コンクリートが、全国大手の日本コンクリートが支えをしていただいて再起しまし て、今は軌道に乗っておるということで、貝原の社長以下アルシェの社長につきましても、本当にいい形で日本 コンクリートの連携ができて、今は順調に推移していると。 それから、地場産業の関係なんですが、電気とか、それからそれぞれ鉄工所につきましては本当にリーマン・ ショックから株高といった形の中で非常に二番底という形で、一時は金曜、土曜と月曜日ぐらいまで休みがある というような形で、本当に一時は休業もしなきゃならないような状態の企業も電気関係、鉄工所関係ございまし た。そういったところがやや少しは事業が進められるようになりましたということなんですが、中でも休止にし てしまった高槻電器というのは、休止になっております。これも休止で、廃止ではなしに休止にしとくから、ぜ ひ県なりの今の産業の物づくり会社とかがいい製品で私方にできるものが開発等研究されるならば、我々も挑戦 したいんで、ぜひ会社は置いとくからその辺のあっせんをしてほしいというように言われておりますので、その 辺の努力もしていかなきゃいけない。 それから、交流人口を増やしていかなきゃいけないということでございますが、人口につきましては本当に先 ほど言われますように、この4年間で680人、約700人近く、1年に百七、八十人が減っておるという状況 - 88 - でございます。全国的に日本の人口は1億2,000万とかというのがこれから25年、30年には1億を切る んじゃないかと言われております。世界の人口は増えていく、世界の中では80億しか世界の中で賄っていけな い、それが80億を超えてくるような人口増でございます。そういった世界的な変わった状況で日本の人口は減 ってくる、和気町の人口もそういった減ってくる状況でございますけれども、それじゃ手をこまねいているわけ にはいきませんので、ぜひ交流人口、そして空き家対策等を進めておりまして、ぜひ和気町へ住んだり和気町へ 来て働いていただいたりというようにしていただきたいことをPRもし、そしてネットでも発信しながら今やっ てるとこなんですが、なかなかこれといった決め手がないんで、それぞれの皆さんの力をかりてこういう方法も あるよというような声をどしどし町民の皆さんからも声をいただきながら、本当に町民一体となりながらやはり やっていかなきゃ、行政の力では力不足の部分もございますので、ぜひご協力いただきたいと思います。 それから、観光とロマン街道の問題でございますが、観光につきましては岡山県も本当に石井知事が大きく観 光面で努力し、外国の人を誘致したり、それから国内交流人口の観光を増やしていくということで努力されてお ります。和気町にも観光協会がぜひ抜本的な方法でいい観光面を生かしていきたい。その面でもロマン街道は大 きな資産であると。それから、吉井川にしても大きな資産であるから、それらを連携しながらということで、こ れもインターネット等で流しながらPRはいたしております。活用されてる方は土日等につきましては家族であ ったり、そしてグループであったりという方たちが交通公園のとこの駐車場へ置きながら自転車なり、それから 歩いたりといろんなことをしていただいております。それから、町内の方は健康づくりでロマン街道を活用して いただいておりますので、これからもぜひ最大限活用、ロマン街道を生かしていくという施策を進めていかなき ゃいけない。特に、和気駅の乗降客が少ないわけですから、観光客を和気へ呼び寄せるためには、やはりJRの 和気駅への乗降客を増やすという面でもこれが大きな課題でございます。そういった面でも、和気駅の利便性、 和気の顔づくりということで現在進めているところでございますので、ぜひその辺が生かせる、ただ単の形づく りでなしと、あれを生かせるものにしていかなきゃいけないと思っておりますので、ぜひそういったご示唆、ご 指導をいただいていいものにしていきたいというように思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) ちょっと交流人口のことでいろいろ言われたんですけど、ちょっと単純な質問なんです けど、新宿区の人口は何人ぐらいに思いますかな。だれでもよろしいわ。これは30万なんです。だけど、交流 人口は日に500万という数字が出ております。このような町にしろとは言いませんけど、やはり遊ぶとこもあ れば働くとこもある、魅力のある町にしていかなければならないと思いますので、その点も考えていただきたい と思います。終わります。 企業誘致などをしていただき、雇用を確立していただき、そして交流人口を増やしていただく、その中におい て活力ある町、そしてみんなが安心して住める町を早急につくってくれるよう考えていただくことをお願い申し 上げまして私の一般質問を終わります。 ○議長(秋山政美君) これで草加敏彦君の一般質問を終わります。 ここで場内の時計が、11時20分まで暫時休憩といたします。 午前11時12分 休憩 午前11時20分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、14番 安藤勝介君に質問を許可します。 14番 安藤君。 ○14番(安藤勝介君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。 まず、町長と財政課長にお願いしたいと思います。 - 89 - これは、3月6日の土曜日の山陽新聞に大きく載っておりました。これは、どういうことかといいますと、都 道府県の貯金が18%減ったという大きな見出しであります。この貯金というのは、財政調整基金と減債基金、 いわゆる家庭で言えば貯金に当たります。これが、9年度末基金残高が不況で大幅な取り崩しをされたというこ とであります。ちょっと読んでみますと、都道府県が災害や税収減などに備え貯金として積み立てている財政調 整基金と減債基金の2009年度末の残高総額が、前年同期比でマイナス18%と大幅に減ったという。不況で 法人二税を中心に地方税収は軒並み落ち込む一方、社会保障費の支出増などによる収支の大きな穴を埋めるため であるということです。近く底をつく県もあり、自治体は厳しい財政状況を強いられているというふうに大きく 報じられております。 このことは、すなわちそっくり県の下にあります我々の市町村にそっくり当てはまるわけであります。今年の この22年度の予算書の中にも、和気町は22年の歳入見通しについては法人税、個人町民税を中心に大幅な減 少が予想されるとうたっております。そして、今の今年の経済状況を考えると、23年度も恐らく同様の落ち込 みはまず間違いないというふうに思われます。 経済評論家の間では、この春から夏にかけて更に日本の場合は落ち込むという予想もあります。日本の場合、 今この景気は世界的な同時不況でありますが、もし仮に上昇傾向にあったとしても、恐らく現在の中国のように 8%というような驚異的な経済成長はもう夢のまた夢でありまして、到底そんなことはあり得ないと思うんで す。上がったにしても、低成長時代がずっと続いていくということになりますと、我々の税収というのは一向に 改善されないということになってまいります。 一方において、この新政権によりまして地方交付税が1兆1,000億円が増額されました。しかし、これ も、これが毎年このように続いていくとは到底考えられないと思います。そこで、私が最も心配しているのは、 町長も施政方針演説の中で少しこのことをうたっておりましたが、我々が旧和気町と佐伯町が合併をしまして1 0年間はいろんな合併支援があります。そして、10年後にはその代わり5年間にわたって交付税が順次削減さ れていくという、こういう厳しい局面が徐々に近づいてまいります。27年間の5年間にわたって、和気町の場 合は総額18億円弱の交付税の減額が、今から10年後ですよね、これが見込まれておるわけです。最も新和気 町になって私は厳しい局面が近づいてくるというふうに感じております。これは、新しい町長がだれになるかわ かりませんけれども、いずれにしましてもそこを見据えて財政運営をしていかなければならないではないかとい うふうに思っております。10年後の人口の推定が、和気町では今1万6,000をちょっと切っております が、約1万4,000人ほどになります。高齢化率は36%。ということは、社会保障費はますます増大してい き、税収の大きな見込みはとても考えられないということになりますと、今現在は確かに財政運営は順調には来 ておりますけれども、そこの視点を見据えて今から計画を立ててやっていかなければならないのではないかとい うふうに思っております。そのことについて、町長、財政課長にどう思われておりますか、どう対応していくの かということをお答え願いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 失礼いたします。それでは、安藤議員の一般質問にお答えをいたします。 まず、平成27年度から5年間で交付税が減額されるということのその対応はいかがかというご質問でござい ます。 もう一度ちょっと申し述べてみますと、皆様ご存じのとおりでございますけれども、現在和気町、佐伯町、そ れぞれに個別算定、昔のままの町の算定を行っておる交付税が、10年後、平成27年度から新和気町1万6, 000の町としての一本算定ということになります。その個別算定と一本算定との差額、当然一本算定の方が少 ないんですけれども、それを平成21年度のベースで計算いたしますと、その差が約4億1,000万円でござ います。その差額が、平成27年度からだんだんと減ってまいります。その減りしろをちょっと申し上げてみま - 90 - すと、平成27年度では4,100万円、それから28年度では1億2,300万円、もちろんこれは平成26 年度に比べてという話でございます。29年度が2億500万円、30年度が2億8,700万円、31年度が 3億6,900万円と、そういった数字がだんだんと減ってまいります。これが、5年間で段階的に削減されま して、先ほど私が言った数字を足しますと、約10億円となります。こうした急激な減額に対応するために合併 後3年間で合併特例債を活用いたしまして、まちづくり基金を約11億円積み立てております。この21年度末 あります約11億円でございますけれども、この5年間だけの削減、先ほど申しますと5年間の削減額が10億 円と申しましたので、この11億円で5年間の削減には対応できるということでございます。しかし、この5年 間の間に交付税が4億1,000万円減額となる財政規模に行政を縮小していかなければならないということで ございます。つまり、5年間おりてきますが、平成32年度以降はずっと4億1,000万円減額された額とい うことでございます。しかし、その5年間だけで4億1,000万円減額した財政状況にするには無理がござい ます。5年間で一遍に4億1,000万円減らすというのは無理でございます。そうしたことが見込まれました ので、合併当初から職員の削減を始めまして、各種の事業、それから補助金の見直し、それらを集中改革プラン にまとめまして、平成32年に向けまして今現在改革を実施している途中でございます。 さて、現在国では、先ほど新聞に出ておりましたが、出先機関の原則の廃止とかひもつき補助金の代わりに自 治体が自由に使える一括交付金の導入などを盛り込みました地域主権改革への議論が始まっております。以前、 地方分権の名の基に権限移譲が先行いたしまして税源がおくれてきたこと、それから三位一体改革によって交付 税が大幅に削減されたこと、これは記憶に新しいところでございますが、権限や仕事は移りますけれどもお金は 来ないというふうな地方自治体が最も恐れるシナリオがちらついていると、そういうふうにも新聞には言われて おります。 平成22年度の当初予算の歳入全体に占める交付税の割合が和気町では43%でございますが、こういった小 さな町では国の動向によって行財政の運営が大きく変わってまいります。そして、失業率が幾らか改善したとは いえ、長引く景気の落ち込みが日本全体の財政に大きな影を落としております。和気町の財政的な課題を見てみ ますと、歳入では、先ほども話がございましたが、人口減による交付税の減額、本年度国勢調査がございますけ れども、その国勢調査のもと数値が来年以降の交付税に反映されます。それから、現役世代の減少による町民税 の減額、歳出におきましては、高齢者人口の増加とともに増え続ける福祉関係の経費、それから近年実施してお ります大型事業の後年度負担というようなものから、財政運営はますます厳しさを増してくると思っておりま す。更に、ごみ処理施設の今後の進め方が決まらないので、財政上、大きな不安でありますけれども、一方、平 成30年ごろから下水道事業の償還というものが減少に向かうということは、財政運営の安定に向けての要因と なっております。 こうした町内の財政的な課題がある中で、今後の和気町の財政見通しでございますが、以前皆様にお示しした とおりでございますが、国の現在の制度に大きな変更がなければという条件がつきますけれども、財政調整基金 を初めとする各種基金については、今後当然取り崩しということは発生すると思いますけれども、枯渇してしま うというようなことはございません。また、そうならないような、必ず持続できる財政運営をしなければいけな いということでございます。しかし、そのためには、今後も組織の合理化とか事業の見直し、経常経費の効率化 などに全力で取り組まなければならないということは言うまでもございません。 ここ数年来の黒字決算というものは、先ほども申しましたが、職員の削減とか事業の見直しという合理化のた まものではございますけれども、何より合併に伴う様々な財政措置によるものだということを再認識する必要が ございます。そして、何より重要なことは、歳入額をもって歳出額を決定するという大原則でございます。行政 はすぐに歳入額を増やすという手段はなかなかございませんけれども、私たち財政サイドといたしましては、こ の大原則を徹底してまいりたいと、いかなければならないと考えております。 - 91 - それらのことを自覚いたしまして、町民の皆様に理解していただいた上で、今後の新町の施策はどうあるべき か、また歳入に見合った有効な歳出とは何か、それから町民の皆様が何を望むのかということを見きわめていか なければならないというふうに考えております。 以上、回答とさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) 町長、答弁じゃないですか。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 財政課長の方で詳細に申し上げましたが、現在まで新町建設計画で18年3月1日から 今日まで4年間、それから行財政改革集中改革プランで今日まで進めてきたわけなんですが、これ4億1,00 0万円ほどの削減であったり、それから補助金の削減につきましても2,000万円近くの削減をしてまいりま したけれども、合併のときの計画というのは非常に人件費の削減、それから職員数の削減といったところで大き な数字を掲げてあるわけなんですが、なかなかそのペースでは進みませんが、職員削減につきましては合併のと きの数値からいきますと、削減につきましては計画では22年までに23人減をするところが実績では24人減 らしてきておると。これで職員削減で2億3,000万円ぐらいな経費削減になっております。それから、行財 政改革集中改革プランの中での数字も含めて、それらにつきましても約半分の2億円ぐらいな削減にはなってき ておるわけなんですが、そういった面は先ほども財政課長が言いましたように、これからそういった削減だけじ ゃあなかなかこれからの財政、4億5,000万円ぐらい落ちてくる33年以降のものについては対応がしてい けない、抜本的な改革をしていかなきゃいけない。最終的には職員数についても154という数字ですから、そ こまで持っていかなきゃいけない。それから、その他の各種委員についても削減をしていかなきゃいけないとい う課題がございます。 ぜひそういったことは、もう当然行革をやり、そして削減をしながら持続可能なまちづくりをつくっていかな い限り、これからの和気町の生き残りはないんだということでございます。いわゆる33年以降、4億円から落 ちてくる部分、27年以降も同じような数字で落ちてくるわけなんですが、そういったものに対応できる可能な まちづくりをやるためには、やはり町民と職員、そして議員も含めて一体になりながら改革をしていかないと、 それぞれの皆さんが汗をかき、そして努力していかなきゃ、この持続可能なまちづくりというのはできない。1 8年3月1日の合併のときに、合併前の状況を見ていただきますとわかりますように、それぞれの町がもう貯金 は本当に底をつくような状態、これ以上持続できない、そういったことも含めて皆さんが合併をし、何か一つの ものをつくり上げようということで合併してきたわけですから、この合併を生かしながら、これから持続可能な まちづくりにつなげていかなきゃいけないというのがもう使命でございますので、ぜひこれは持続可能なまちづ くりを一つのもう使命として、今後の行財政改革、そして集中改革プラン等もやってまいりますが、今年度から また改めて23年度中に向けて和気町の振興計画というのを10年間を立ててまいります。5年ごとの、3年な いし5年でいわゆるシミュレーションもしながら計画の見直しもしていかなきゃいけないわけですが、10年の 和気町振興計画を策定します。大体23年度中には議会の議決をとって設定して、町民憲章も設定していくわけ ですから、これからの10年間というのは、いわゆる和気町振興計画というものが基礎的なものになり、和気町 のこれからの持続可能なまちづくりにつなげていかなきゃいけない大きな課題であり、持続可能なまちづくりと いう一つの理念を持ちながら、これからの町政を進めていかなきゃいけないというのが大きな課題でございます ので、町民、そして議員の皆様、職員一丸となってそれを進めていかなきゃいけないというように思っておりま すので、よろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 14番 安藤君。 ○14番(安藤勝介君) 先ほど同僚議員から、備前広域の問題についてちょっと一般質問がありました。最初 に、備前市と瀬戸内市が離脱したわけですが、これは根本的な原因は両市とも財政問題にあったというふうに思 - 92 - います。先ほどお話ししました合併してから、あそこの場合は両市とも我々の町より1年早く合併しております から、この合併後10年後からの5年間にわたる交付税の削減というのは1年早くなるわけです。ですから、恐 らくこの両市ともそのあたりのことがやはりネックになって、組合を立ち上げているにもかかわらず、やむなく 離脱の方向へ行かざるを得なかったというところにあるんではなかろうかと思うんです。財政課長が今定例会に 予算資料の関係資料を出しておりますが、備前市が今の話の中の基金が1人当たりの基金が10万4,000円 になっております、20年度では。瀬戸内市が9万2,000円、和気町が17万7,000円というふうに数 字が出ております。人口1人当たりで比較しますと、かなり、備前市と瀬戸内市ともかなり基金が底をついてお る状況の中にあって、恐らく10年後、そういった状況、厳しい局面に立ったときに、この基金では恐らく対応 できないというふうな一面もあったのではなかろうかなというふうに推測されるわけです。 そこで、先ほどの話ではありませんけれども、我々は3市1町では是としましたが、1市1町ではだめだとい うことでけりました。我々は、赤磐市に追随していく必要は全くないと思うんです。我々は、和気町民でありま すから、和気町にとってどれが、どの選択が是であるかということを考えればいいわけです。今益原の処理施設 のことが出てまいりましたけれども、現実に確かにこれは組合のもんであって和気町のもんではありません。し かし、和気町のもんではありませんけれども和気町のもんでもあります。備前市と赤磐市がそれぞれの処理施設 を持って逃げた後には、我々が当然その施設を再利用させていただくのは当然だと思うんです。また、地元にし ても恐らくそのことによって理解は必ず得られるというふうに思うわけです。その代わり、当然そらお金も、こ ういう施設でありますから、かかるのは当たり前です。全面改装の時期もあるかと思います。しかし、幸いなこ とにあそこには2基炉がありますから、1基を全面改装してももう一基は使える、そういう交互に使うことによ って長期間にわたって使用が可能になるというふうに思うわけです。このことについては、ちょっと財政課長 に、町長の意見は何回も聞いておりますから、財政課長にお尋ねしますが、この一連の我々の流れの中で、和気 町の財政を担当する課長としてどういうふうに思われるか、個人的な見解で結構ですからお願いしたいと思いま す。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) ご質問にお答えいたしますけれども、私は一応財政課長という職をいただいており ますので、個人的な意見というのはございませんが、財政課長としての答弁をさせていただきますと、今回の広 域ごみの問題でございますが、町とすれば町民の負担をできるだけ少なくすると、これ1点でございます。この ために3市1町で広域ですればいいということを決定いたしまして進んでおりました。ところが、町民の皆さん の中には、例えばでございますけれども、使用の便利からいいますと、今ごみを私どもも持って益原へお邪魔に 行っておりますが、それが石蓮寺へ行くより近い方がいいという、そういう意見もございました。しかし、私た ちの行政からすれば、町民の税金を使っているわけでございますので、経費の面から3市1町で広域でやるのが 一番効率的だという判断でしてまいっております。 それから、私は備前市等にも友人がおりますけれども、そこらあたりに聞きますと、財政的な問題で、先ほど 安藤議員、離脱されたというふうなことをおっしゃいましたが、いろいろ深く聞きますと、最初例えば100億 円と言ってたものが百何十億円になる、それから補償金が急に出てくるとかというふうな、組合としての今回の ごみ建設に伴っての進め方、そういったものが事務局に対しての不信感があったというふうなことを内々では聞 いております。ですので、一概に財政面だけで瀬戸内市と、それから備前市が離脱したかどうかというのはよく わかりませんが、今後の施策といたしましては、これもまた同じだと思います。要は町民の皆様にとってどれが 一番経費的に、財政的においては経費が一番安くなるかということだと思います。 ただ、その中で1点ちょっと気になりますのが、合併特例債の話でございます。合併特例債は、合併後10年 間で切れます。といいますと、平成26年までにやらなければいけません。先ほど安藤議員がおっしゃった仮に - 93 - ほかの市の了承がとれて益原の施設が使えるということになったという前提のもとでございますが、そのときに は合併特例債は使えないかもしれません。補修ということでございますので、合併特例債は使えないかもしれま せん。そうしますと、他に新しいところを設けた方が、もしかしたら財政的にもいいと、それから今後の耐用年 数についてもいいというふうなことになるかもしれません。今現在、住民課でいろいろなシミュレーションをし ていると思いますけれども、その今ある施設がもったいないというお気持ちはあるかと思います。私もあるんで すけれども、ただそれだけではなかなかいかないということがございますので、本当に町民の皆様が何を望まれ るのか、また地元の了解というのも先ほどから出ておりますので、いろんな面がございまして一概には申し上げ られませんけれども、財政的にはいろんな財源を含めまして交付金の問題も含めまして、どれが一番町民の皆様 の税金を使わないで済むかということでもう一度深く研究していきたいと思っております。 ○議長(秋山政美君) 14番 安藤君。 ○14番(安藤勝介君) 交付税が減額される直前になってあたふたと歳出をカットしていくというのは、焼け 石に水になります。これからの、だれが町長になろうとも、これから4年ないし5年間において歳出のカットを 大幅にやはりやっていかなければ、かなり厳しい状況になってくるというふうに思うわけです。この今年度の予 算の中においても、補助金を含めて大幅な歳出カットは私は可能であるというふうに、やる気になればですが、 可能であるというふうに思うわけです。町長がいつも持続可能な財政運営をやっていくというためには、今から やっぱり思い切った機構改革も含めてやっていかなければ、長期的な財政運営は不安定になるというふうに思わ ざるを得ません。ぜひとも、もし再選をされたならば、そういった面に視点を置いてやっていただきたいという ふうに思います。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(秋山政美君) これで安藤勝介君の一般質問を終わります。 ここで場内の時計が、午後1時まで暫時休憩といたします。 午前11時51分 休憩 午後 1時00分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 先ほど8番 児山 勇君から一般質問の取り下げの申し出があり、了承いたしております。 次に、11番 柴田淑子君に質問を許可します。 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 柴田淑子でございます。議長のご許可をいただきまして、スポーツ振興についてお尋 ねしたいと思います。 まず、手紙が来ておりますので、その手紙が非常によく書けておりますので、これをちょっと読ませていただ きたいと思います。長くなりますが、申しわけありません。 和気町総合グラウンド、和気町石生を陸上競技場に変更してほしいと思います。現在、和気町には石生、父井 原に野球場が2カ所、体育館も福富、佐伯に2カ所、サッカーの練習、グラウンドゴルフの大会などに利用され ている吉井川河川公園、テニス、ゲートボールなどに利用される和気ドーム、鵜飼谷温泉屋内練習場、そしてプ ール、相撲練習場もあります。しかし、陸上競技の練習ができる施設はありません。近年、和気町出身の陸上競 技選手がすばらしい成績を残していますし、小学生、中学生の中にもこれからどんどん伸びてくる可能性がある 子がいます。和気中学校の陸上競技部に入っている生徒の中には、グラウンドの共同使用、他の部との共有、指 導者の人材不足などで公共交通機関または親の送迎で邑久中学校まで行き指導を受け練習をしているのが現状で す。備前市陸上競技場までの施設は必要ありませんが、せめて400メートルトラック、100メートルストレ ート、幅跳びの練習ができて、地面の仕上げはラバー仕上げにしてほしいです。これからの子供のためにも、ど - 94 - のスポーツでもできるよう充実した環境設備をしてもらいたいと思います。 こういう内容のお便りが来ておるわけであります。そこで、教育委員会の方にも教えていただいたり、それか ら岡山県のスポーツ施設課にお尋ねをしたり、保護者のおうちに行って話を聞いたりしたんですが、非常に最近 の体育というのは変わってきているなあというふうに思った次第であります。子供が小学校で非常によく走る、 すごいなあと思うんですが、それはその背後に親の非常に大きな努力があるということがわかったわけです。昔 は、用意ドンと走って速い子が勝つんだというふうに思っておりましたが、最近はそんなもんじゃないなという ことがわかりました。その中で、非常に親が熱心なところの子供はやっぱり体育の能力が非常に高いというよう なことがわかりました。この大きな施設をつくってくださいというのがあるんですが、これについてはこのくら い、保護者が求めている400メートルトラック、100メートルストレート、幅跳びの練習ができるラバー仕 上げというのは、県の総合グラウンドの中にある運動場にあるグラウンド並みの施設だそうでありますが、そこ らあたりのことも含めて、スポーツ振興について、この手紙の内容をどういうふうに考えたらいいのか、教育委 員会の方の朝倉先生に教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(秋山政美君) 教育長 朝倉君。 ○教育長(朝倉健作君) それでは、柴田議員のご質問にお答えします。 今手紙の中にありましたように、現在和気町にはグラウンドが石生と佐伯と、それから河川敷にあります。こ れは、すべて多目的グラウンドです。石生のグラウンドにおいては、サッカーもやっておりますし、野球もやっ ておりますし、陸上もやっております。小学校の陸上記録会もやっております。それから、佐伯のグラウンドも 非常に今と同じようにサッカー、それからソフトボールなどやっております。佐伯のグラウンドでは、グラウン ドゴルフ等もやっております。それから、吉井川の河川公園のグラウンドにつきましては、主にグラウンドゴル フ、ゲートボール、サッカーが行われております。今の総合グラウンドか佐伯の方に400メートルのトラック というふうに言われましたが、到底石生のグラウンドに400のトラックはできません。和気町に400のトラ ックができるところは、今のところありません。もしあったとしましても、グラウンドを整備するだけで億のお 金がかかってきます。到底このことはできないだろうというように思います。 今陸上の親の手紙を柴田議員が読まれましたが、私もその親に会って話をしました。親の願いは、ひとつそう いういつでも行ってできるグラウンド、そして非常にいいグラウンドが欲しいと、今度中学校にも入学するよう ですけれども、そういうことがあります。 中学校の中でグラウンドの中でいろんなところが共有してやっておりますが、陸上競技の生徒については部活 動の担当、今言いましたが邑久の方に指導者がおります。これは、毎日じゃありません。日曜日か土曜日に向こ うの校長との相談の中で邪魔のならないように合同練習をさせてほしいということでやらせてもらっておるのが 現状です。試合の前には、備前の陸上競技場で、本当に公式試合が岡山の県の陸上競技場でやりますので、そこ で練習などしております。今の状況で言いますと、水泳にしても陸上にしても、それから新体操というのがあり ます。硬式テニスというのがあります。これは、各部活動の中で学校にはないものがいっぱいあります。これは もう親がその施設のあるところへ連れていって一生懸命頑張ってやらせております。それが今の和気中へ来てお る生徒の現状、そして岡山県の中学校体育連盟に加盟している学校の現状であります。よそで練習をしてコーチ をつけて一生懸命練習するわけですけれども、試合はその学校の所属として出ていっております。そういうふう に今非常に変わってきております。 陸上も小学校のときから、今ここでありますように、和気の方にMCRというのがあります。クラブです。そ れから、邑久にはゆめクラブというのがあります。ゆめりくという分ですけれども、そういうところに指導者が おって、親がそこへ連れていってやってるというのが現状です。指導者の問題もありますけれども、小学校、中 学校に指導者ということで、この人事でも非常に中学校に陸上の人を欲しいということは言っております。けれ - 95 - ども、人事異動ですから、本人の希望、そしてその和気町の周辺におる人ということで、なかなか難しいところ があります。中学校は特に教科の移動があります。体育の教員は非常にスポーツをしておりますけれども、ほか の教科でそういう陸上だとかサッカーだとかなかなかいません。そういうことから、どこの学校も部活動には非 常に苦慮しとるところです。 そういうことから、この親御さんの気持ちはわかりますけれども、今の和気町の中で陸上競技場を新たにつく ってやるということはできないというように思います。ですけれども、石生のグラウンドは多目的グラウンドで すので、100メートル走も走れます。そういうことから、練習には支障を来さないというように思いますの で、そういうところで頑張って、部活動に入ったら部活動の中で練習場を学校で考えてくださると思います。そ ういう中で、個人の記録、そういうものを伸ばしていってほしいというふうに思います。今の現状からして、こ ういうグラウンドは今和気町にはできないだろうというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) お話を聞いておりますと、非常にスポーツができる子というのは、朝倉先生にお尋ね したときに、社会体育でやっているんじゃないかと。学校教育の中でなくて、例えば自分の子供をしっかり勉強 さそうと思って塾に行かすとか、こういうようなふうに考えたらいいんじゃないかなというふうにおっしゃった わけです。そうすると、現在の学校教育でやっている体育、それから社会教育の体育、その2つが体育大会なん かで見ますと、社会体育で特別にやっている子が非常に際立って、親も熱心であって更に伸ばしたいという希望 を持っていらっしゃるんじゃないかと思うわけです。ところが、指導者の問題がありまして、指導者次第によっ ては、これはもうすべて人間なんで、いい指導者にめぐり会えば非常に伸びる。ところが、どんなに身体能力の 高い子でも指導者にめぐり会えなければ、そういうふうな存在になれないというところがあるんですが、そこも 含めて教育全般で子供の体育といいますか、あらゆる学科と同じように体育を考えて、人格形成に必要で、そし て将来もその子に役に立つようなことは、プラスアルファの、社会体育はできる人ができるところは学校教育の 中ではそこまではできないということになりゃせんかというふうに思うんですが。そうすると、いい先生を学校 に呼んでほしいということになると思うんです。常にその先生に見てもらえるわけですから。 ところで、そういう先生はおるんかおらんのかということになりますと、地域の運動会なんかに行きますと、 非常によく走っておる子がおりますね。そして、どこの子か、親はだれかというのは地域におりますとひとりで に目に入ります。その子が中学は和気中に行った、高等学校は瀬戸高校に行った。瀬戸高校で陸上の非常にいい 先生がおられまして、国体なんかに出られた先生がおって、そして山口大学に行って、そして今先生になってら っしゃる。お母さんに話を聞いてみると、もう朝は6時ごろ家を出る。晩はもう12時ごろ帰ってくるというよ うな日が多いというんです。そうすると、まだ独身なんで非常に一生懸命にやっていらっしゃる。先生も時期が ありますんで、独身の間というのは一生懸命やられるわけですから、こういう先生が現実にいらっしゃるんで、 その先生をこの和気に人事異動で呼んでいただけると、この親御さんも随分満足できるんじゃないかなというふ うに思うわけであります。そして、わざわざ邑久に行かなくても、石生のグラウンドも使えるわけですから、そ ういう人に目をつけて、そして先生の優秀な人を和気町に集めることができれば、和気の体育、運動するという 点も勉強の点も、あらゆる点でその子の将来にとっても大きなプラスになるんじゃないかと思うんですが、そこ ら辺については朝倉先生、どういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(秋山政美君) 教育長 朝倉君。 ○教育長(朝倉健作君) 今いろいろご指摘いただきましたけれども、この学校教育の中でスポーツをやってお ります。これは、部活動だとかそういうものが社会体育ではありません。これは、もう学校教育の中でやってお ります。それ以上にやりたいという子供が社会体育の中でもう少し技術を伸ばすためにやっております。だか ら、その中で限界があります。今の教員の指導の限界というのがあると思います。そういうことから、今社会体 - 96 - 育で本格的にやる子が増えてるということです。 だから、今議員もわかっていないところがあると思うんですけれども、野球なんかでも和気中、ここで言いま すと和気中だとか佐伯中がありますけれども、中学校では野球部に入らない。なぜかと聞くと、クラブチームで 野球をしているから、硬式クラブでやってるから和気中では入らない。何をするか。足腰を鍛えるので陸上する と。そういうふうに学校の中の教育活動の中で自分ができることを選択をしてやっております。これがもう相撲 でいろいろ行きましたけども、相撲部がありません。柔道部に入って足腰を鍛えて、相撲の練習は違うところで やっております。そういうふうなことが最近多いわけです。だけども、陸上部のように陸上競技部というのがあ りますから、その中でいいところへ少しでもというのは教員が子供たちのために教育の一環としてやっているわ けで、非常に熱心にやってくださってるというふうに思います。これは、非常にありがたいことだなというよう に思います。 それから、地元の先生を返すというのは、これはもう非常にいいことです。けれども、要するに我々ができる 範囲のこと以外ですので、人事というのは本人が人事希望調書を書くというのは柴田議員もよくご存じだと思い ますけれども。和気町へ来たいと、希望は和気町だということになれば、いろいろなことがありますけれども、 希望が出てないところには、今教員の人事というのは派遣が向かないんです。この指導者というのは、今言われ たのは小学校の指導者だと思いますけれども、小学校行きますと非常に今度はその指導が難しいんです。放課後 というのがスポーツ少年団がなければできないし、いろんな部分で非常に難しい。だから、指導ができにくいと いうのがあるわけです。中学校であれば、部活動の中でそういう専門の技術を生かしてやってもらえるというの があります。けれども、今さっき言いましたように、中学校では教科の関係がありまして、人事というのは非常 にうまくいきません。そういうことから、どことも欲しい先生というのは教科、そしてそういう指導者はどこの 学校も欲しいわけです。だけれども、最近そういうすばらしいというのが少なくなってきております。そういう 面からなかなか難しいんじゃないかなというように思いますけれども、私の考えは和気町の人材を和気町へ返し て、教育をさせたいというのは思っております。少しでもいい指導者を和気町で子供のために頑張らせるという のは、常に人事のときにはそういうふうに教育事務所なり県の方へ要望はしていっております。これが、今言い ましたように、教科の関係、いろんなことで非常に難しい現状ですけれども、頑張ってやっているところです。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 今のご返事でややスポーツの状況がわかったわけですが、親御さんは自分の子供、ど のくらい伸びるか、できるだけ伸ばしたいというふうに子供に目が集中しておると思うんです。それは、学業に おいても同じで、塾に行くと伸びるかというと、必ずしもそういうわけにはいきません。それは、子供がどう思 っているか、やる気があるんかないかと、総合的に考えにゃならんわけですが、しかし一番子供の教育について 考えなければならないのは、優秀でも引っ張って引きちぎる、芽を、そういうことをすると、もうやる気がすっ かりなくなりますので、本当に親御さんがやるという点については、普通の一般の教科にしても体育にしても、 専門的な教育を受けておるわけでありませんので、難しい点がありますので、学校教育の中で今朝倉先生がおっ しゃいました、いい先生をなるべく和気町に呼んでいただいて、そして親との触れ合いの中で子供の将来どうな のかということも考えながら人材を育てていただきたいなと思うわけであります。 ○議長(秋山政美君) 教育長 朝倉君。 ○教育長(朝倉健作君) 今柴田議員言われましたように、本当の子供の成長といいますか、すばらしい成長を サポートできるように、いろんな方向で今後進めてまいりたいというように思っております。よろしくお願いし ます。 (11番 柴田淑子君「はい、わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 - 97 - ○11番(柴田淑子君) では、次の問題に移らせていただきたいと思います。 これは、庁舎前の町道のガードレールについてというテーマなんであります。 事故がかなりありまして、事故多発地帯というのもあるんで、備前警察署に行きましてどういうところで事故 が多いのかという話を聞いてきました。それは、図書館の前のところから上がって、そして金剛橋に出るとこ ろ、そこが一番事故が多いんじゃないかなということなんです。私は、一度そこを通りよってがんと大きな音が しましたんで、見たらちょうど衝突をしたとこだったので、飛んで行ったんです。近所の人はもうなれておるの で、私みたいに飛んで行って、最初からしまいまで見るというようなことはやられませんが、私は乗ってる人を まず見ますと、ぐったりして、どこもけががあるようには見えんのんですが、物も言わんしうつ伏したままなん です。どっちが悪いかということをそのときに、私は車乗らないんでわからなかったんですが、その町道の道を 真っすぐずっと行こうとしたところが下から上がってきた。その上がってきた人がちょっと前に出たんで、そこ にぶつかったという事故だって、私は前を見ない、ぐったりしている若い人は不注意じゃった、不注意はお互い に不注意だと思うんですが、この人がちょっとよう前を見とったらこんな目に遭わなかったんじゃないかなと思 ったんですが、実は私は素人考えで、そうじゃない。そのわきから上がってきた車が本当は悪いんだという話を 聞いて、あらそうですかと言うたんですが、どっちがいいの、悪いのと言うてみたところで、それは始まらん話 で、お互いによく気をつけりゃあいいんですが、その後、ここにはガラスの破片が落ちとったり、赤いテールラ ンプというんですか、そのかけらが落ちていたり、かなりあるなあというふうに思ったわけです。近くの人は、 なれとるから、飛んで行ってそれほどは見ないんだという話を聞きました。ここが多いな。 もう一つはどこかというと、和気町のこの庁舎の前のところに宮橋という橋がありまして、狭い橋があって、 こちらの方から庁舎のところから上に上がっていくわけです。そうすると、宮橋から渡ってくるのもあるし、両 方から出てくる。東からも西からも出てくるし、そこが非常に狭いんで、ガードレールもないわけです。自動車 がそこに何台か止まっておることもあります。あそこも危ないな。私は、そこを通るときに、これ下に落ちたら えらいことになるぞと、自転車ですから。曲がりがけにきょろきょろしょって落ちたら、下まで落ちてけがをす るぞと思うたわけです。けがだけで済むならいいですけれども、私はけがをするぞと思うたわけです。 ここを何とかせにゃあ危ないんじゃないかなということで、国土交通省のこれ土手ですので、話を聞きに行っ て、こういう地図をもらってきたわけです。この地図は、私がつないだわけですが、その橋の危ないなと思って いるところが出ております。そして、国土交通省の人の話では、5メートルのところもあれば、幅が、5メート ル10センチ、30センチのところもあったりして、これは町道だから道は和気町が管理しておるんだと。そし て、国土交通省としては、道の管理については物が言えない。事故があっても、それは管理者が責任を持たにゃ いけんので、ここの道、例えばガードレールの話をしましたら、ガードレールをつくると、川側にポールを埋め る。そうすると、土手が言やあ傷む、穴をあけるわけですから。頑丈な穴でなかったら、ガードレールごと下に 落ちますんで、かなりそこにポールを深く入れる。そうすると、この土手の強さが、強度が落ちる。いざ大雨が 降ったときに、それが原因でこの土手が崩れるというようなことになると、国土交通省の責任になりますので、 やたらとガードレールをしてもろちゃ困る。幅が5メートルというのは非常に狭いので、今度一体どのくらいの 幅があるかというのを調査しようと思ってたやさきなんだと。5メートルのとこに川側であれ、反対側手であ れ、ガードレールをつけてもらうのは困るんだという話でした。じゃあ、5メートルよりずっと幅があって、そ ういうところにはつけてもいいんですかと言うと、やっぱり川側につけてもろちゃ困りますと。それは、困るん ですという話であります。本当にすれ違いができなかったり狭い場所がありますが、そういうところは町道です から、町が土地を買って、すれ違いができるように、例えば6メートルぐらいにするとか、こういうことを町の 方に言ってしてもらえばどうですかと。しかも、川側にはガードレールをつけんようにして、要するに狭いから 危ないんで、落ちそうになるんで、川、道幅の問題でしょうということなので、それは道幅の問題ですというこ - 98 - とを言うて帰ったわけです。 危ないところが2カ所か何ぼかあるわけで、それからこれは佐伯の方の方も私手紙をもらっておりますが、平 病院に、年配の人ですが、行くときに、もう怖うてかなわんと、あそこが。平病院まで行く、金剛橋を渡って平 病院に行くまでの町道が危ないというふうに言われます。それから、川を渡って向こう側手に富士見団地です か、あそこの方もこの間引き止められて、狭いので何とかなりませんかっていう話をされました。私もうち方の 近所の人は、危ないのであそこはなるべく避けてるんです。私もなるべく通らんようにしとりますが、宮橋を渡 るときはしょうがないので通りますが、下を通るというふうにして、この道は通らんようにしとんですが。前 は、宮橋も丸太橋みたいな感じだったんですが、どんどん交通量が増えまして、役場が来るし、それから平病院 もここに移動したわけです。図書館ができるというようなことで、この道の交通量はどんどん増えております。 町民の方が、とにかく庁舎に来るときにはこの道を通るわけです。向こう側手の道、川に向かって下に向かって 言うわけですから右岸です。右岸側は、大きなトラックが通ります。大体、こちら側の町道の7倍車が通ってお りますが、車はこちら側は医者に行ったり庁舎に来たりというんで小さい車が多いんですが、向こうは物すごい 大きな車がごうごう言って通るわけです。そういうふうに、道の性質というものが非常に違うんですが、とにか くお年寄りも来るし、いろんな人が来るので、ここの安全性についてどういうふうに考えていらっしゃるのか、 お尋ねしたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 副町長 稲山君。 ○副町長(稲山 茂君) 柴田議員のご質問にお答えいたします。 庁舎前の町道のガードレールあるいは金剛橋が事故多発地帯だということについて、全体含めてご回答申し上 げます。 安養寺橋の駅前線における交差点の改良、今言う図書館曲がったとこのことですが、ご指摘のとおり和気中央 公民館北側の金剛橋の交差点並びに役場前の宮橋の交差点改良が重要な箇所で、交通量も多く、改良することに より大きな効果が期待できると、町といたしましてもそういう認識はいたしております。 まず、金剛橋の交差点については、公民館へおりる坂道においてスムーズな通行ができるよう改良することが 大切であると思っております。そのことから、平成22年度に改良計画を策定すべく予算計上を21年度のこの 最終補正でさせていただくということで予定をいたしております。工事につきましては、23年度以降になると いう予定でございます。 次に、庁舎前のガードレール等の交差点の改良については、現在、先ほども柴田議員が国土交通省の方へお尋 ねに行ったということもありますけど、我々として今国土交通省との協議の継続中であります。今だ未了でござ いますが、完全なものでないにしろ、部分的にでも通行しやすい改良を平成22年度の道路維持工事として行う よう予定をいたしております。 それから、全体にあの町道安養寺橋線は非常に交通量も多いですから、拡幅できる場所は用地を購入しながら 拡幅をして今現在至っております。庁舎から駅前の方へ向かっても、広いとこもありますし、狭いとこもありま す。そういうことから、用地を購入して工事ができる箇所については、今後そういうことを検討をしっかりやり ますが、国土交通省との協議がすべてあります。そういうことをクリアしながら、進めてまいりたいということ でございます。具体的に細かいことにつきましては、都市建設課長の方からご答弁申し上げますので、もし何か 後でご質問があったらお願いをいたします。簡単でございますが、答弁にかえさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 引き続き回答申し上げます。 まず、金剛橋南詰め、中央公民館のある方の交差点改良でございますけれど、基本的にはあそこの道路が県道 になりますので、県に改良を要望すべき箇所になろうかと思います。ただ、今回一番問題になっておりますの - 99 - が、中央公民館の方から上がります坂路、これをいかにスムーズな通行することができるかということで、十分 交通事故を回避することができるというふうに考えております。そういった観点から、22年度でその交差点改 良を含めた計画策定を行いたいと、そのように考えてます。それで、公安委員会、岡山県、国土交通省、3つの 協議先がございます。そういった関係で、1年ぐらいはかかるだろうというふうに見ております。早くても23 年度以降の工事実施になろうかなというふうに思っております。 また、宮橋付近等の改良でございますけれど、以前からご指摘をいただいておりまして、町としましてもそこ の交差点については実施をしたいと、より通りやすくしたいと考えております。その中で、国土交通省とも協議 を継続中でございます。それで、何回か継続をいたしておりますけれど、協議に手間取っておるのが実情でござ います。主な手間取っておる理由といいますと、私どもの方の事務のスピードにやや問題があろうというふうに 私認識しておりますので、今後は事務の進捗管理を十分強化して、早い効果、実現、発現に努力してまいりたい というふうに思っております。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 国土交通省の方と話をしますと、和気町、道については管理は和気町なので、土手の 安全性については国土交通省なんですが、いつでも話し合いに応じますというふうなことを言っておられまし た。それは、深く穴をあけてガードレールをつけて、そっから土手が崩れて洪水になるというようなことになる と大変なんで、国土交通省の方には水害が起こらんということをまず真っ先に思いますので、そういうことで話 をしていただくことがよろしいですねということを言うたんですが、やっぱり非常に土手と、国土交通省は川の 土手の安全性ということを一番に考えておりますと。それから、その上の町道が安全か安全でないかというの は、町が管理しているので、町がやる問題であるので、そのときに協力することがあれば幾らでも協力しますと いうようなお話でした。どんどん今後も高齢化してきますと、平病院に行く人も増えてきますし、それから町民 の方は大体この道を通って庁舎に入ってくるわけであります。そこで、そういう方の安全性に対しても、ここに 庁舎が位置している以上、和気町の方に責任があるわけですから、しっかりと危なくないように道幅を広げると か、その安全対策についてはやっていただきたいなと思うわけであります。 以上で私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(秋山政美君) これで柴田淑子君の一般質問を終わります。 次に、1番 西中純一君に質問を許可します。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) まず、私は1番に後期高齢者の医療費の負担軽減について質問をさせていただきたいと 思います。 今新政権もこの後期高齢者医療制度については廃止をするという方針でしたが、当面はまだ続けて、どうも新 聞によりますと65歳を含めた新しい医療制度をまた考えるというふうなことでございます。今それで老人医療 というのは、以前には長野県政のときに無料の時代もあり、そして国の制度として無料の制度があり、そして定 額制に移行する、それから1割負担になって今の後期高齢者制度になっていると思いますが、このいわゆる病気 については早期に発見をして早期に治療をすると、そういうことが早く治り、ひいては長期的には医療費の削減 につながっていくというふうに思われます。逆にこの負担が高いと受診抑制につながり、疾病の発見がおくれ、 医療費の増額につながるというふうに思います。まず、数字的なことでございますが、今の75歳以上の方の高 齢者の医療費の自己負担の総額、これは町全体で幾らぐらいになるのか、それでついでですが、前期高齢者、7 0歳から74歳の高齢者の自己負担額はどれぐらいになるかをお聞きしたいと思います。 その後に、これはぜひ町長にお答えいただけたらと思いますが、この75歳の医療費について、できたらその 自己負担分を今後早期にこれは無料にするべきではないか。そのことによって和気町から出ておられる方、今言 - 100 - う団塊の世代、そういう方もどんどん帰ってくるというふうなことも出てくると思います。ぜひそういうお考え がないかどうか、その点について2番目にお聞きをしたいというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) まず、西中議員の質問にお答えします。 まず、後期高齢者の医療費の負担でございます。75歳以上の高齢者の医療費の自己負担総額は、町全体で幾 らかということ、あるいは70歳から74歳では幾らかということでございますが、21年度はまだ年度途中で ございますので、集計出ておりません。20年度の集計値で申し上げます。 20年度の後期高齢者の一部負担金の総額は一般と現役並みの方を合わせて2億2,877万6,000円で ございます。2億2,877万6,000円でございます。レセプト件数といたしましては、6万2,008件 でございます。約6万2,000件です。1件当たりの平均に直しますと、1件当たりの平均というのは1人が ひと月にかかった額という概念でございますけれども、3,689円ぐらいになろうかと思います。これは一般 の方と現役並みの方と1割負担、それから3割負担の方を合わせた額で、おおむね9.97%になります。それ から、ちなみに被保険者の人数で割りますと、3月末の人数で割ってみますと、1人当たりの平均、これは年額 になりますので、1人当たり平均で7万8,752円ということになります。 続いて、70歳から74歳では幾らかということでございます。前期高齢者と言われたんですけれども、前期 高齢は65歳から74歳の方々が対象でございまして、その中で国保でございます。社保はちょっと集計がわか りませんので、国保の70歳から74歳の現役並みを除く一般の方の一部負担金の総額を申し上げます。一部負 担金では、5,513万3,000円でございます。5,513万3,000円でございます。レセプト件数と いたしましては、1万8,343件でございまして、レセプト件数1件当たりということは1人月当たりの平均 ですけども、3,006円ということになります。率に直しますと、13.94%ですから、1割4歩ぐらいと いうことになります。1割をなぜ超えているかということでございますけども、ほとんどの方が、この方は前期 高齢になっとんですから1割なんですけれども、当然給食、食事代等は別料金でございますので、そういったこ とになります。その被保険者が870人いらっしゃいますので、1人当たりの平均、年の1人当たりの平均にな ります。6万3,371円ということになってまいります。 前期高齢というご質問でございましたので、65歳から74歳の前期高齢者の一部負担金総額もちょっと申し 上げます。一部負担金では、1億4,170万7,000円です。1億4,170万7,000円になります。 レセプト件数が3万2,234件でございましたので、1人当たり4,396円、率としては20.29%の負 担率ということになります。被保険者が1,770人いらっしゃいましたので、1人当たりの平均としては8万 60円という平均が出ております。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 75歳以上の医療費の自己負担を無料にすべきではないかということでございますが、 ご承知のように老人医療制度が医療費の増大に対応し切れずに崩壊してきてる。新たに設けられた制度が後期高 齢者医療制度でありますが、そしてその後期高齢者医療制度におきましても、様々な意見があるわけなんです が、政権が新しくなって、新たな医療制度案が考えられていくようでございますが、先日いろいろな報道により ますと、新制度が掲載されておりますが、65歳以上原則国保に加入し、財政運営は現役世代とは別にする案の ようでございます。 いずれにいたしましても、こういった大きな問題は国の医療制度改革の中で行う問題であるわけです。和気町 単独で一部負担金を無料化するというようなことは、財政的にも現役世代の負担につながるということで、公平 の観点からも実現は非常に厳しい状況でございます。特に、高度経済成長期に、1973年、昭和48年に老人 福祉法の改正により老人医療費の無料化が実施されたというようなこともございます。それから、昭和57年、 - 101 - 老人保健法が制定されたと、そういった経緯もあるわけなんですが、2006年に改正により高齢者の医療の確 保という法律の中で高齢者医療確保法という中で、2008年から後期高齢者医療制度というのが施行されて、 今日原則として1割負担、現役並みの所得者は3割というようなことになっておるわけなんですが、無料化する とそういった現役世代への負担増ということにつながってまいりますので、国の制度の中で考えていただくとい う和気町単独で考えるとそういった不合理も生じるような状況ですので、これも住民の皆さんが本当に若い世代 がそりゃ負担すりゃええんじゃと、そういうふうなことをやるべきだというような声ならば、そういうことも将 来考えなきゃいけないときもあるかもしれませんが、今現実にはそういったことを実施しますと、そういった不 公平感につながってまいりますので、その辺もご賢察いただいて、現状の中で国が今後どういうふうに後期高齢 者の医療制度、それから国保等のあり方を検討されてくるかわかりませんけれども、できるだけ和気町が健康で 町民の皆様が住んでいただけるような医療、福祉、そしてそういった負担の軽減につながるようないわゆるサポ ートもそういった人たちにしながら、健康で暮らしていただくというのが一番いいということなんですが、なか なか生活する上で、そうはいきませんけれども、お互いに健康管理をするということが大きな課題になろうかと 思いますので、行政でサポートできる部分は本当に町民と一体になりながら町民の健康づくりをやっていかなき ゃいけないというように思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) ぜひ後期高齢者の分だけで2億2,800万円ですか、かなり高額にはなっているわけ ですけれども、ある程度そういう事業の見直しというんですか、国でもそういう事業仕分けというふうなことも 言われているところです。今後ともそういう見直しをしながら、こういう点については考えていってほしいとい うふうに思うんですが、すぐにはこれできないとしても、そういう国の動向といいますか、国にある程度そうい う要望、特に国保の問題では先日も国会で党の議員が議論をしておりましたが、国保に対する補助率が今以前は 50%あったものが25%に下がっていると、こういう問題についてもぜひもうちょっと負担率を、国保の補助 率を上げてもらいたいと、そういうふうなこと等についての国のやはりバックアップを要請する必要があると思 います。その点については、できると思いますんで、その点についてぜひよろしくお願いをしたいと思います。 ちょっと時間がないので、答弁はとりあえず結構です。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) では、次の質問に移っていきたいと思います。 同僚議員もこのデマンドタクシーのことについては質問をされたわけでございますが、一応小型タクシーを今 後新規で運用して改善をするというふうなこともそのとき答弁をされていたわけですけども。では、それによっ てどのように変わるのか、その辺がちょっとまだよくわからなかったので、その小型タクシーというのはどうい う、もう地域なしにどこでも動けるようにそういうふうに行くのか、ちょっとその辺について教えていただけれ ばありがたいかなと思います。 それから、これは例えばデマンドタクシーの運用が外へは出られないという中で、例えば旧和気地区では働、 吉田、藤野地区の方にとっては吉田橋から市立の吉永病院まで歩かなければだめなんだと、病人があそこまで歩 くというふうなことは大変であるとかということが聞かれます。あるいは、旧佐伯の昭和地区では赤坂町の町苅 田の方にぜひ出していただきたいとか、それからまた塩田という地区では周匝の方へ通常買い物に行くのが多い ということで、そういうところにも出させていただきたいとか、いろいろとそういう要望をずっと聞いておるわ けであります。以前にもお聞きしたかとは思うんですけれども、そういう今後地域交通会議等もまだ会合がある と思います。そういうことで、町外へ出ることができないのかどうなのか、陸運局はそれは許可しないわけでは ないというふうに思うんですけれども、その点についてもう一度ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 - 102 - ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) 失礼をいたします。西中議員のご質問にお答えをいたします。 小型タクシーの導入によりまして、運用は現在タクシー事業者が2社とバス事業者が1社で5台を順に乗り出 していただいておりますが、今の計画ではタクシー事業者2社から各1車両ずつ予備車両を必要に応じて配車を しようということでございます。それで、メリットは先に述べましたように、補助的な運行と時間短縮、それか らドア・ツー・ドアで玄関口まで行けないところを行くということで、一例で挙げますと、今まで佐伯東便、奥 塩田から山田まで回って行くようなルートがありましたが、予約として塩田、奥塩田に3名おられた場合、それ からあと丸山、南山方、北山方等に7人おられた場合、10人を送迎しようとした場合は、小型車で塩田、奥塩 田の3名をスムーズに輸送する。あと7人の残りの方にできるだけ最短距離で送迎をしようというような形で運 用を考えております。そういった形と、それから福祉講座等の多岐にわたる中で、送迎をするというのがメリッ トであります。 それから、町外に出れないかということでございますが、実はこのデマンド交通の基本をちょっと触れます と、これまで定期定路線のバス、乗車が少なくて空気を運ぶと、経済的にも運行的にも時間かかるという中で、 10人乗り車両をタクシー事業者が所有しているものを平日の時間、それも8時から夜5時半ぐらいまで、朝の 時間と夜の時間、それから土曜、日曜、祭日、それからそういったところを侵さない領域で10人乗りをお借り しようと、それをもってデマンド、需要と要求に応じて効率的にやろうということでありました。今協議いたし ております、これまでも報告をしお願いをいたしておりますが、先ほど言いましたタクシー事業との競合、それ から商工会でお世話になっております大きな視点としまして、町内の経済をデマンドタクシーによって福祉面と 経済面、両面で回していこうということで、町の経済活性ということもありまして、今まずタクシー事業者等の 事業に対する町外へ出ることの了解をいただくことが必要です。経済面でも、そういったものが損なわないよう にするというのが2つ目、それから3つ目は町外、隣接をします市町の合意といいますか営業同意、そういった ものも必要ということで、今協議をいたしておりますが、実施に至っておりません。今後につきましても、協議 を進めてまいりますが、今の現状ではちょっと困難な状態が今の状況でございます。 以上、報告とさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 検討はある程度されているけれども、それじゃ業者、いわゆるタクシー事業者等の兼ね 合い、それから経済的な町内でいわゆる消費をしてほしいという意味ですか。そういう点で、無理だというふう な、ということだったと思うんですけれども、やっぱしぜひ、どういうんですか、こういう地方行政というのか 地方自治体の仕事というのは、やはりそういう住民にサービスするというのが基本だというふうに思うわけなん です。その点で、ぜひ今後もその点については研究課題だというふうに思うんです。ですから、今後とも研究を ぜひお願いしたいと思うんですけれども、もう一度その点、お考えをお聞かせください。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 町外とのつながりの問題なんですが、備前市長の方から吉永地域の室原へ通ずるとこの 飯掛からだったら、室原へ行ってるんだから、あの部分のデマンドタクシーの活用はできるようにならないのか という申し入れが最初ございました。それから、当然市立病院との連携の問題もございました。その中で、備前 市が備前市内の交通関係者との協議をされたところ、市長、我々の生活を脅かすのかということで非常に厳しい 指摘を受けたようでございます、市長が。それで、市長とすれば、あのように申し入れをしとったけれども、あ れはちょっと辞退させてもらうと。今後また何か方法を考えなきゃいけないんですが、私としてもそこまでは考 えてなかったもんで、なかなか調整が難しいようですので、あの問題はちょっと辞退させてもらうという備前市 長からのご意見ございました。 そういった経緯も踏まえて、先ほどの佐伯から赤坂便、それから佐伯の方から塩田、周匝という線、それぞれ - 103 - 町外とのつながりの問題、町民が買い物とか医療とか福祉とかの関係で動かれる中で、町外への交通便を確保す るということについて、本当に隣接市との協議が非常に必要になってまいります。そのことは十分踏まえなが ら、これからもうできる範囲内で最大限努力していかなきゃいけないというように考えております。後ほどまた もう一点、西中議員がご質問されている最後の問題でも、その点にも触れさせていただきますけれども、ここで はそういったいわゆる町外へ出るものについては、町外のそういう事業者との協議がスムーズに調わなければな かなかその参入はできないなというのが前提にありますので、今後も行政努力はしてまいりますので、その辺で ご理解いただきたいというように思います。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) それじゃ、次行きます。 ぜひデマンドについていろいろと期待をしていたという部分も非常に大きいということですし、町の補助金も 二千数百万円、600万円でしたか、投入するということなんでございまして、ぜひとも今後ともそういう運用 改善については町外への運行も含めてぜひとも今後とも検討をお願いしたいというふうに申し上げて次の質問へ 移らせていただきます。 3番目は、この和気和気まちづくりTMO、正式名称和気和気まちづくり株式会社、これの今後についてお尋 ねをいたします。 これは、平成13年度に区画整理事業をするということで町内の金融機関、そして商工会、駅前商店会、和気 商店会等、それから商工会の青年部、女性部を含めて合計1,000万円の出資金を募って、平成13年度に発 足しとるわけでございますが。ですから、本来は区画整理事業は平成17年度末終了というふうになっているわ けでございます。ですから、本来解散すべき、その時点で解散していて当たり前だろうというふうに思います が、このTMOが和気町の行政のうち宿日直だとか学校給食調理場の調理師だとか、幼稚園の教諭、保育園の教 諭、そういうもののいわゆる派遣、そういう事業等を引き受けて事業化すると、そういうふうなもくろみもあっ たということですが、それを議会の決議、9月議会だと思うんですけど、それからのそういう事業、TMOがそ ういう事業をするのはあれだと、撤退しなさいという決議を受けて、今後執行部として検討し、3月中に結論を 出すというふうにお聞きしておりました。私は、この事業については、そういう経緯があって、現にもう1,0 00万円の出資金は860万円程度、税金等の支払いで目減りしているということだろうと思います。ですか ら、今解散してももう出資した金は全部は返ってこない、500万円返ってこないわけでございますが、ぜひこ れは今月中に解散をするというふうな結論を出していただきたいと思いますが、この点についてはいかがお考え になっているのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 経緯は今言われたとおりでございますが、中心市街地活性化事業というのを駅前地域で 立ち上げて、その際のまちづくり株式会社を立ち上げたと。それは、やはりいろいろとその地域を、土地区画整 理事業をやると、後を活性化していくためにいろんな事業をやるということで立ち上げていったわけでございま すが、それが国の補助金を受けたけれども、財政難ということで中止をいたしました。それは事業中止でござい ますので、それから後合併協議の中でまちづくり交付金事業でこの周辺整備をし、和気の顔づくりをやっていく ということで駅南との連携、そして駅西の踏切等の連携等、交通アクセスを進めていくという中で、これの活用 ということで進めてきているわけなんですが、和気和気まちづくり会社のアウトソーシングの問題については、 いろいろの事情があって今は進めておりません。その他の事業の中で、最大限2年、どのぐらい動かせるのかと いうことで動かしているわけなんですが、その実績を踏まえて、3月で一応期が終わるわけでございます。一年 一年で期が終わりますので、3月末で終わります。それで、あと取締役会、そして総会というのが株主総会が開 かれて、それぞれの場で私も発言をしながら、今後の方向性を定めていきたいというように考えておりますの - 104 - で、その辺でご理解いただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) じゃあ、その結論についてはまだ、いわゆる町長として、50%株を持っている和気町 のトップとして、その点についてはまだちょっとここでは言明ができないというふうなことなんですか。その点 はちょっともう一遍お尋ねいたします。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 撤退するとかしないとかということの最終的に全体に解散するということになれば、全 体の合意でございますので、役員会はそれぞれ1票の発言権があるわけで、株主総会におきましては和気町は半 分出してるわけですから、2分の1の権限ございますので、それらの中で今後の推移を定めていきたいというよ うに考えております。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 次にちょっと移っていきます。 ぜひこのTMOという会社については、いろいろと公的な部分から離れたいろいろな事業がちょっと出てきて いるということでございます。本当にそういうことに町の出資をすると、500万円、そういう中でやっていく 必要性がどれだけあるのか、ちょっと私は本当に大きな疑問を持っているところでございます。ぜひとも解散に ついて一歩前進をしてもらいたいなというふうに思います。 次に移らせていただきます。 合併がなりまして4年ということで、いろいろと佐伯地区の今後の振興策について、この選挙もあるというこ とでいろいろとお考えがあるというふうに思います。この新町の発足により佐伯地区にはいろいろと民間の活動 といいますか、婦人やら老人やらいろいろなグループが活動したり、それを保障するためにいろいろ福祉バスと かいろいろ施策があったわけでございますが、その福祉バスが熊山便を除いてなくなる。デマンドタクシーもで きましたが、町外へは出られなくなったということ、あるいはきめ細かいいろいろな町の施策や各種保健、健康 の事業、そういうものもなくなったということでございます。実は、私は平成8年に岡山市から佐伯の方に帰っ てまいりましたけど、そういうときにも何ていうんですか、10万円のそういう手当というんですか、例えば例 を挙げるとそういうものもありました。いろいろとありました。いろいろ事業、福祉、健康、そういう事業もな くなり、それから各種の団体、組織、これも旧和気が中心で再編が起きる。また、いろいろとコンポストをめぐ りまして行政手法、いろいろなことが取り組まれている中で、やはりこのお金とかそういうものがやはり出て き、そういう中である程度人心もよくない、悪化してきているというふうに思います。こんなこと言っちゃあれ ですけど、うちの地区でも浄化槽がありまして、その点でも何かお金って言ったらあれですけど、協力するから そういうあれは、においについてもあるので、ある程度の援助してほしいとか、そういうことも言われたことも 私もありました。そういう人心が悪化してきているという点もあると思います。そういうものを今後払しょくす るような透明感がある、そういう明るいまちづくりといいますか、そういう佐伯地区の振興のイメージというも のがあったら、ぜひきょう披露していただきたいなというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 明るいニュースがなければ本当に閉塞感があるんだということで、佐伯地域につきまし ては非常に厳しい状況であることは認識もし、そして職員とも一体になりながらどういう形をすれば再生できる のかということについて検討もいたしております。そうした中で、ひとつ大きな事業として吉井川改修というの が、上流は赤磐市の吉井地域までは激甚災害で修復され、下流については国土交通省の直轄河川ということで、 この間が未整備でございます。これにつきましては、岡山県に要望もし、国土交通省にも要望しながら11キロ 余りの区間を整備するということで、約40億円をかけてということになっているわけでございます。これにつ - 105 - いては、ぜひ事業推進をこれから県なり国へ働きかけながらスピードある推進をしていかなきゃいけないという ように考えております。 それはハードの事業でございますが、先ほどソフトの事業で非常に閉塞感があるんだということでございます ので、そのものにつきましては昨日衆議院を通過し、本日をもって参議院で可決され立法化される、4月1日か ら、時限立法であった過疎対策法が再度延長6年という形で本日で法が決まります。これは、議員立法ですの で、本日で決まってくるわけなんですが、4月1日からは新しい過疎法の制定がなされて進められてきます。従 来はハード部分が大体事業として70%の借り入れをしたら70%国が見る、あと30%は自己負担という形で あったんですが、これからはソフトで医療、福祉、そして交通という面を導入しながら、その中山間の活性化を 図っていくという法になってまいります。十分今、審議監と部長等を中心にしながら、佐伯地内で検討委員会を 設けております。町長、副町長も参画もしながらやってますので、議員の皆様、そして地域の皆さんも参画して いただいて、いい過疎法、これ6年延長になりましたので、活用していただきながら、最大限そのいろいろ閉塞 感から脱出できる施策を提案をいただきながら進めていきたいというように考えております。もうこれが最大 の、また延長にかかってまいりましたので、活用しながら佐伯地域の活性化を図っていく。 特に佐伯へ行きますと、佐伯中学校の体育館を壊した、次は庁舎を壊すのかというようなことまで言われるわ けなんですが、我々は佐伯中学校につきましても再生しながら、そして通路で町の体育館を使いながらいい形で やっていこうということを進めているわけなんですが、やはり地域の住民の皆さんからすると、一つ一つが悪く 見られてくるわけなんですが、ぜひこれも地域の皆さんが力も声も出していただきながら、やはりやらなきゃ、 やはり行政にも限度があるわけなんで、行政も最大限努力はいたしますけれども、議員の皆さん、そして地域の 役員の皆さん、そして町民、地域の全体の皆さんが参画してこの過疎法を最大限使いながら佐伯地域の活性化を 図っていく、この過疎法だけじゃございません。和気町全体の事業の中へも当然計画として組み入れる、今回の 振興計画の中にも当然項目として入れながら、それを3年、5年とシミュレーションでチェックをしながら、確 かな歩みのある、そして現実味のあるものにしていかなきゃいけないというように思っておりますので、皆さん の声、そして力をかしていただきたいというように思っております。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) あと2分しかないので、もうまとめにしたいと思います。 佐伯地区には、いろいろと、ちょっと余談になるかもしれませんけど、今本久寺だとかという桃山時代の非常 に重みのある文化遺産もあって、これの県の補助金もいただきまして今よくしているような段階でございます。 それから、いろいろと文化的にもそういう江戸時代にはキリスト教が布教があったとか、いろいろなこともあり ましたし、不受不施派のいろいろ遺跡もあるわけでございます。ぜひともこの合併によって本当に佐伯のあれ が、そういう文化とかそういうものがなくならないように今後ともいろいろと施策についてご配慮いただいて、 ぜひいい佐伯にしていただきたいというふうに思います。 以上で終わります。 ○議長(秋山政美君) これで西中純一君の一般質問を終わります。 以上で一般質問を終了します。 お諮りします。 一般質問が本日ですべて終了しましたので、明日は休会としたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって、明日は休会とすることに決定しました。 12日は、午前9時から本会議を再開しますので、ご出席方よろしくお願いします。 - 106 - 本日は、これで散会します。 ご苦労さまでした。 午後2時21分 散会 - 107 - 平成22年第2回和気町議会会議録(第10日目) 1. 招 集 日 時 平成22年3月12日 午前9時00分 2. 会 議 の 区 分 定例会 3. 会議開閉日時 平成22年3月12日 午前9時00分開議 午後2時07分散会 4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂 5. 出席した議員の番号氏名 1番 西 中 純 一 2番 広 瀬 正 男 4番 草 加 信 義 5番 安 東 哲 矢 6番 実 末 一 敏 7番 当 瀬 万 享 8番 児 山 勇 9番 草 加 敏 彦 10番 杉 本 春 山 11番 柴 田 淑 子 12番 幸 坂 陽 子 13番 坪 井 迪 郎 14番 安 藤 勝 介 15番 秋 山 政 美 6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 な し 7. 説明のため出席した者の職氏名 町 長 大 森 直 徳 副 長 朝 倉 健 作 会計管理者 早 瀬 光 信 総 務 部 長 森 川 立 美 財 政 課 長 木 庭 茂 晴 税 務 課 長 藤 本 和 男 まちづくり政策課長 小金谷 民生福祉部長 三 村 清 介 健康福祉課長 杉 本 晴 彦 介護保険課長 渋 藤 泰 三 産業建設部長 佐 藤 順 一 都市建設課長 原 野 勝 彦 上下水道課長 延 藤 隆 三 地域審議監 谷 口 正 明 総務福祉部長 野 山 頼 男 町 民 課 長 近 藤 嘉 章 事 業 部 長 有 正 辰 晴 建設上下水道課長 藤 原 敏 明 社会教育課長 横 谷 朝 久 スポーツ振興課長 藤 本 敏 弘 教 育 8. 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長 村 中 博 - 109 - 町 長 稲 山 茂 敦 9. 議事日程及び付議事件並びに結果 議事日程 日程第1 付 議 事 件 等 結 果 議案第4号 和気町公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例につ 原案可決 いて 議案第5号 和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に 原案可決 ついて 議案第6号 和気町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第7号 和気町税条例の一部を改正する条例について 原案可決 原案可決 議案第8号 和気町企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税の課税免除 原案可決 に関する条例の制定について 議案第9号 和気町田原用水分担金徴収条例の制定について 原案可決 議案第10号 和気町営公共土木、農林土木事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例に 原案可決 ついて 議案第11号 和気町水道条例の一部を改正する条例について 議案第12号 和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例について 議案第13号 平成22年度和気町一般会計予算について 議案第14号 平成22年度和気町国民健康保険特別会計予算について 議案第15号 平成22年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算について 議案第16号 平成22年度和気町老人保健特別会計予算について 議案第17号 平成22年度和気町後期高齢者医療特別会計予算について 議案第18号 平成22年度和気町介護保険特別会計予算について 議案第19号 平成22年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について 議案第20号 平成22年度和気町墓園事業特別会計予算について - 110 - 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 議事日程 付 議 事 件 等 議案第21号 平成22年度和気町上水道事業会計予算について 議案第22号 平成22年度和気町簡易水道事業会計予算について 議案第23号 平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 議案第24号 平成22年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について 議案第25号 平成22年度和気町駐車場事業特別会計予算について 議案第26号 平成22年度和気町公共下水道事業特別会計予算について 議案第27号 平成22年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について 議案第28号 平成22年度和気町地域開発事業特別会計予算について 議案第29号 結 果 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 原案可決 和気町道路線の認定について 請願第1号 合併後の一体感を更に増幅醸成させるため、「新和気町音頭」(仮称)の制 採択 定、実現化に向けてご協力を求める請願書 請願第6号 家族従業者の働き分を認めない「所得税法56条の廃止をもとめる意見書」 継続審査 採択を求める請願書(21年継続分) 陳情第1号 公契約法・条例を制定し、公契約分野に従事する労働者の賃金・労働条件を 趣旨採択 保障する適切な条件設定が行われるよう措置することを求める陳情 陳情第2号 働く者の低賃金と雇用破壊が深刻な経済不況を招いていることに鑑み、内需 趣旨採択 と消費拡大の妨げとなっている労働者派遣法の抜本改正を求める陳情 陳情第3号 「介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書」の採択を求める陳情 日程第2 選挙第2号 和気・赤磐共同コンポスト事務組合議会議員の補欠選挙について 日程第3 議案第30号 平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)について 議案第31号 平成21年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について - 111 - 採択 選挙 説明 説明 議事日程 付 議 事 件 等 結 果 議案第32号 平成21年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)につい 説明 て 議案第33号 平成21年度和気町老人保健特別会計補正予算(第3号)について 議案第34号 平成21年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 議案第35号 平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第4号)について 説明 説明 説明 議案第36号 平成21年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2 説明 号)について 議案第37号 平成21年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第3号)について 議案第38号 平成21年度和気町上水道事業会計補正予算(第3号)について 議案第39号 平成21年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第3号)について 説明 説明 説明 議案第40号 平成21年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)に 説明 ついて 議案第41号 平成21年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について 議案第42号 平成21年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第4号)について 議案第43号 平成21年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について 説明 説明 説明 議案第44号 平成21年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2 号)について - 112 - 説明 午前9時00分 開議 (開議の宣告) ○議長(秋山政美君) 皆さん、ご苦労さまです。 ただいまの出席議員数は、14名です。 したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 小林学校教育課長が公務のため欠席をいたしておりますので、ご了承願います。 (議事日程の報告) ○議長(秋山政美君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承願います。 (日程第1) ○議長(秋山政美君) 日程第1、議案第4号から議案第29号までの26件及び請願2件、陳情3件を一括議 題とし、各常任委員長及び和気駅周辺地区整備事業特別委員長、情報通信網整備事業特別委員長の審査結果の報 告を求めます。 まず、総務常任委員長に報告を求めます。 総務常任委員長 草加君。 ○総務常任委員長(草加信義君) それでは、総務常任委員長報告をさせていただきます。 平成22年第2回和気町議会定例会において、総務常任委員会に付託されました議案7件、請願が2件、陳情 1件につきまして、去る3月9日の午前11時20分から第1会議室において、委員4名全員出席、執行部から は町長、教育長及び担当部・課長同席のもとで慎重に審査をいたしました。その結果と経過の報告をいたしま す。 まず、議案第4号和気町公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例についてでございま すが、特に質疑もなく、委員全員異議なく、全会一致で原案可決といたしました。 次に、議案第5号和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてでありま すが、特に質疑もなく、全員異議なく、全会一致で原案可決といたしました。 次に、議案第6号和気町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてでございますが、全会一致 で原案可決といたしました。 審査の過程におきまして、基本的には問題はないが時間外勤務を奨励するようになってほしくない、極力時間 外労働はしないようにしてもらいたいとの、健康管理のためにしないようにしてもらいたいとの要望がございま した。 次に、議案第7号和気町税条例の一部を改正する条例についてでございますが、特に質疑もなく、委員全員異 議なく、全会一致で原案可決といたしました。 次に、議案第8号和気町企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税の課税免除に関する条例の 制定についてでございますが、全会一致で原案可決といたしました。 審査の過程において次のような質疑、答弁がございました。委員より、具体的にヤクルトに対して課税免除を 行うものか、土地については該当せずに評価額が2億円以上の建物について該当するものなのか、従業員は何人 採用するのか、地元和気町での採用はあるのかとの質問に対し、担当課長より、設備投資をして2億円以上の評 価額が出れば、課税免除になるとの答弁がありました。また、町長から、京都、大阪、神戸工場を閉鎖して西日 本一帯をカバーするボトリング工場を計画をしておられます。従業員は50人程度、京都、大阪、神戸工場から 転勤、基本的には転勤するが、その他は地元採用をするとのことですとの答弁がありました。また、1年以内に 建物の建設ができないので、土地については課税免除は該当しないとの答弁がありました。 次に、議案第13号平成22年度和気町一般会計予算についてでございますが、賛成多数で原案可決といたし - 113 - ました。 審査の過程において次のような質疑、答弁がございました。委員より、町税滞納繰越分の収納率についての見 込みはとの質問に対し、担当課長より、町税滞納繰越分の収納率は個人18%、法人6%を見込んでいるとの答 弁がございました。 また、固定資産税の評価額について、和気町は評価額が高いと言われているが、よその地域に比べて本当に高 いのかとの質問について、町長より、近隣の赤磐市に比べて高いわけではない、鑑定評価額の70%を評価額に 見込んでいる。担当課長からは、固定資産の評価は委託している。赤磐、瀬戸内、備前市に接していて調整をし ているので評価額がかけ離れているわけではないとの答弁がございました。 また、駅前の土地はこのたび高いところで平米当たり単価5万円で買収の予定をしてるが、その評価額はどの くらいかとの質問には、担当課長より、駅前の評価額は平米当たり3万4,706円ですとの答弁がございまし た。 また、たばこ税の見直しで税収はどのくらい上がるのかとの質問には、担当課長より、たばこ税の税率が上が ればやめる人も増えるので、いろんな面で減額の予算を組んでいるとの答弁がありました。 また、デジタル改修費補助金2,420万円について、個人で7,000円負担をすれば残りは国、NHK事 業団、どちらかで負担をするのかとの質問には、担当課長より、国、NHK事業団、どちらかでカバーをするよ うになるとの答弁がありました。 また、緊急雇用創出事業臨時特例基金事業補助金について、歳出はどういうものかとの質問には、担当課長よ り、小・中学校ICT活用促進事業、小学校英語活動支援事業、危険木除去事業等であるとの答弁がございまし た。 また、財産運用収入、日笠小学校、旧日笠小学校跡地について、年1回、既にもう4回火災が発生している。 地域周辺の皆さん方も非常に不安を感じておられる。使用業者に周辺をきちんと整理し、管理するよう指導して ほしいとの要望に、担当課長より、サーチライトの設置、監視カメラの設置等を指導するとの答弁がございまし た。 また、和気郡史はどのくらい残っているのかとの質問には、190部残っているとの答弁がございました。 また、総務管理費のイベント委託料43万4,000円についての内容はとの質問に、担当部長より、タンチ ョウフェスタのイベント料ですとの答弁がございました。 また、デマンドタクシー事業補助金2,605万7,000円の内訳はとの質問に、全体では3,520万 7,000円の事業費を見込んでいますが、運行収入915万円を見込んでおりますので、それを除いた残りが 2,605万7,000円ですとの答弁がございました。 また、保育士の臨時職員賃金、なぜ正規の職員にならないのか、実際には正規職員と同じ仕事をしているのに 対応が違ってもよいのかとの質問には、町長より、正規の定数削減により職員数を抑えているので、臨時で対応 しているとの答弁がありました。 また、他の地区に児童館を設置する考えはないのか、また教育委員会の職員は今事務局は何人か、臨時栄養士 賃金の内訳はとの質問に、教育長より、維持管理費が発生するのでこれから箱物をつくることは予定をしていま せん。また、事務局職員は特別職を含めて10人、臨時栄養士は日笠、石生、各1人で、2名分計上しています との答弁がありました。また、スクールバス運行委託料700万円の内訳はとの質問に、担当課長より、2台で 運転業務のみ700万円で委託をしていますとの答弁がありました。 また、小・中学校人権教育推進特設補助金15万円の内訳は何か、学校施設工事費3億1,571万2,00 0円について、共同調理場の運営について、野菜材料等は農協の産直でお願いをするのかとの質問に、教育長よ り、各学校9校、校長会からの要望で書籍の補助金、人権教育の参加費に充てている。賄い材料等については、 - 114 - 地産地消を考え、運営委員会で業者を選定をしていこうと考えています。臨時給食調理員については、平成23 年度より全員面接による試験を行い、嘱託給食調理員制度はもう廃止するとの答弁でございました。 また、遠距離通学補助金について、佐伯幼稚園はスクールバス利用で対応している。旧和気町はスクールバス がなくなり、デマンドにかわった。デマンドにかわったのなら、利用した園児に対し補助金を出すのが公平では ないのかとの質問に、担当課長より、今のところ該当者がいないと把握しているとの答弁がございました。 また、人権関連経費4,037万8,000円を計上しているが、減額しているものはあるのか、岡山市では 解放同盟の補助金はもうなくなったと聞いているが和気町ではどうかとの質問に、担当課長より、人権啓発活動 団体補助金については、270万円から210万円に減額している。和気町では、人権条例があるので残ってい るが、各年100万円ずつ減額しているとの担当部長よりの答弁がございました。 また、全国大会等出場激励金35万円について、1人当たり幾らかとの質問に、1人1万円との答弁がござい ました。 次に、議案第23号平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてでございますが、賛成 多数で原案可決といたしました。 審査の過程において次のような質疑、答弁がございました。委員より、住宅新築資金等貸付金元利収入につい て、本年度211万6,000円で前年度比33万円の減額、また一般会計55万円の繰出金を計上している が、これでやっていけるのかとの質問に、担当部長より、住宅新築資金等貸付金元利収入については、税に準じ て実情を調べている。町の債権処分については最終的には政治判断になる。町長より、住宅新築資金等貸付元利 収入については法的処分は非常に難しいので、今後慎重に検討するとの答弁がございました。 次に、請願第1号合併後の一体感を更に増幅醸成させるため、「新和気町音頭」(仮称)の制定、実現化に向 けてご協力を求める請願書についてでありますが、委員全員異議なく、全会一致で採択といたしました。 次に、陳情第1号公契約法・条例を制定し、公契約分野に従事する労働者の賃金・労働条件を保障する適切な 条件設定が行われるよう措置することを求める陳情についてでございますが、委員全員異議なく、全会一致で趣 旨採択といたしました。 次に、継続審査中でありました請願第6号家族従業者の働き分を認めない「所得税法56条の廃止をもとめる 意見書」採択を求める請願書(21年継続分)についてでありますが、全員異議なく、全会一致で継続審査とい たしました。 以上、まことに簡単でございますが、委員長報告にかえさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、議案第4号から議案第8号までの5件は、討論の申し出がありませんので、討論を省略します。 お諮りします。 議案第4号から議案第8号までの5件を一括して採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 議案第4号和気町公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例について、議案第5号和気 町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、議案第6号和気町職員の給与に 関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第7号和気町税条例の一部を改正する条例について、 - 115 - 議案第8号和気町企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定につ いて、以上5件に対する委員長の報告は、可決であります。5件は、委員長の報告のとおり決定することに、ご 異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第4号から議案第8号までの5件は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第23号平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての討論を行います。 反対討論の通告がありました西中君に発言を許可します。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 私は、平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について反対討論をい たします。 22年度のこの貸付金の回収予定は211万6,000円で、昨年法的手続も検討するというふうなことも言 われていたにもかかわらず、今回も回収に向けて新しい方針、強力な方針を立てないどころか、政治判断うんぬ んというふうなことで債権放棄についても今後やる可能性がある、そういうほのめかすような状態であります。 これでは、町民の血税の約8,000万円の回収、これはいつになるのやらわかりませんので、あるいはもしか したら放棄をするという可能性もこれは今後ある、そういうふうな問題があるということで、この平成22年度 和気町住宅新築資金等貸付金事業特別会計予算には反対です。 ○議長(秋山政美君) これで討論を終わります。 これから、議案第23号平成22年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてを採決します。 この採決は、起立によって行います。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。議案第23号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成 の方は、起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(秋山政美君) 起立多数です。 したがって議案第23号は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、平成21年継続分の請願第6号家族従業者の働き分を認めない「所得税法56条の廃止をもとめる意見 書」採択を求める請願書(21年継続分)について、お手元に配付のとおり総務常任委員長から閉会中の継続審 査の申し出がありました。 お諮りします。 総務常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって平成21年継続分の請願第6号は、総務常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査とする ことに決定しました。 次に、請願第1号は、討論の申し出がありませんので、討論を省略し、採決します。 請願第1号合併後の一体感を更に増幅醸成させるため、「新和気町音頭」(仮称)の制定、実現化に向けてご 協力を求める請願書、この請願に対する委員長の報告は、採択であります。この請願は、委員長の報告のとおり 決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 - 116 - したがって請願第1号は、委員長の報告のとおり採択とすることに決定しました。 次に、陳情第1号は、討論の申し出がありませんので、討論を省略し、採決します。 陳情第1号公契約法・条例を制定し、公契約分野に従事する労働者の賃金・労働条件を保障する適切な条件設 定が行われるよう措置することを求める陳情、この陳情に対する委員長の報告は、趣旨採択であります。この陳 情は、委員長の報告のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって陳情第1号は、委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに決定しました。 次に、厚生常任委員長に報告を求めます。 厚生常任委員長 安東君。 ○厚生常任委員長(安東哲矢君) それでは、厚生常任委員長報告をいたします。 平成22年度第2回議会定例会において当委員会に付託されました条例改正案1件、当初予算案7件、陳情1 件について、去る3月9日午前11時半より第2会議室において、委員5名全員出席、早瀬会計管理者、担当 部・課長同席のもと、慎重に審査をいたしました。その結果と経過の報告をいたします。 まず、議案第12号和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例についてでありますが、賛成多数で原案 可決といたしました。 なお、審査の過程で次のような質疑、答弁がありました。現行では、岡山県の老人医療制度を補完する意味で 和気町が単独で行っております。その中で、60歳以上70歳未満の者で5級及び6級の障害者手帳所持者を対 象から外し、3、4級の交付を受けている者を対象とするよう改正するもので、行政改革大綱中の集中改革プラ ンに掲載をされておりますとの説明に対して、集中改革プランに載っていたのか、改革の効果の金額は入ってい たのかとの質問があり、集中改革プランには記載がありました。本来すべてを撤廃することとなっておりました が、今回はそのうち5級、6級について段階的に廃止するということですとの答弁がありました。 次に、議案第13号平成22年度和気町一般会計予算についてでありますが、全会一致で原案のとおり可決を いたしました。 なお、審査の過程で次のような質疑、答弁がありました。特定疾患激励金360万円についてはどういうもの かとの質問に対して、特定疾患には難病と言われる56種類の病名があります。該当者は町内53名、小児慢性 疾患が9名、人工透析34名、新規見込み24名、合計120分で、1人当たり3万円を計上しております。肝 機能障害については、特定疾患の対象とはなりませんとの答弁がありました。 次に、自立支援給付費とはどんなものか、すべての障害者が対象かとの質問に対して、生活介護やヘルパー、 施設入所者等のサービスを受けられている方に対する扶助費であり、身体、知的、精神すべての障害者が対象で すとの答弁がありました。 次に、乳幼児医療扶助費については、10月から小学生の入院までは県の補助制度ができております。和気町 は既に単町で中学生まで補助しておりますので、町民の方には変更がないわけですが、歳入の部分で町としては わずかですが、プラスの歳入が見込まれますとの説明がありました。 次に、がん検診について、受診率はどうか、早期発見と末期の発見では医療費の違いはあるのか、検診の効果 はあったかとの質問に対して、平成20年度受診率資料に基づいて説明を受け、受診率低迷の原因は対象者の把 握方法が変わったためで、受診者数はほぼ同数の状況です。また、早期発見と末期について医療費を比較した資 料はありませんが、がんについては早期発見、早期治療が必要であります。検診、精密検査で2名のがん、その 他の疾病が発見されており、検診の効果はありましたとの答弁がありました。 次に、清掃委託料について説明を求めたところ、清掃委託料のうちプラスチック容器包装回収委託に77万 - 117 - 円、収集運搬処分費として1トン当たり7万7,000円の10トン分を見込んでおります。その収集物がどこ に行くのかが先日内定し、新日本製鉄の八幡製鉄所にプラスチック容器処理の部署があり搬入します。1,20 0度で1日かけて蒸し焼きにし、燃料ガス40%、再生油が40%、コークスとして20%、ほぼ100%のリ サイクルが可能です。燃料ガスは、製鉄所の電力発電用燃料として、再生油はトレーや塗料に代わり、コークス は高炉に入れて製鉄の際の還元剤として利用しますとの答弁がありました。 次に、地球温暖化対策実行計画策定委託料とはどういう事業かとの質問に対して、今年度アンケート調査、実 態調査を実施し、それを基に来年度計画策定をするものです。和気町役場という事業所としての実行計画策定は 義務づけられております。町全体の温暖化対策実行計画については、政令都市では義務づけられておりますが、 その他は努力義務であるが、あわせて行う計画でありますとの答弁がありました。 次に、北部衛生施設組合の灰の処分についての質問に対し、清掃総務費、北部衛生施設組合経常経費1億1, 337万8,000円のうち2,360万円は焼却灰の処分費として新規計上したものです。北部衛生施設組合 全体では、年間1,000トンの灰が出る予定で、4,663万円の処分費のうち50.6%が和気町負担分と なります。県内の溶融炉でスラグ化したものを水島の事業所へ半分、三重県にある事業所へ半分持っていく計画 で進めておりますとの答弁がありました。 続いて、議案第14号平成22年度和気町国民健康保険特別会計予算については、全会一致で原案のとおり可 決をいたしました。 なお、審査の過程で次のような質疑、答弁がありました。電算事務委託料についてはどういうものかとの質問 に対して、税の賦課に係る部分は両備システムズに委託します。総務管理費の委託料は、資格管理データや集計 をするものです。国保連合会、OEC、両備システムズに委託するものですとの答弁がありました。 次に、高額介護合算医療費とはどういったものかとの質問に対して、平成20年度から新制度である。平成2 1年度8月に策定できる予定であったが、介護との連携がとりにくく、12月に概算ができ上がった。現在、2 0年8月から21年7月分の合算療養費の申請書が対象世帯に送付されているとの答弁がありました。 また、出産育児一時金について42万円の費用が入院してるときに受け取れるのかどうかという質問に対し て、病院に対して支払うものですとの答弁がありました。 次に、議案第15号平成22年度和気町国民健康保険診療所特別会計予算については、特に意見もなく、全会 一致で原案のとおり可決をいたしました。 次に、議案第16号平成22年度和気町老人保健特別会計予算については、20年3月以前分の月おくれの請 求に対する予備的措置ですとの説明があり、全会一致で原案のとおり可決をいたしました。 次に、議案第17号平成22年度和気町後期高齢者医療特別会計予算については、特に意見もなく、全会一致 で原案のとおり可決をいたしました。 議案第18号平成22年度和気町介護保険特別会計については、全会一致で原案のとおり可決をいたしまし た。 なお、審査の過程で次のような質疑、答弁がありました。町民後見人とはどういったものか、例えばご主人が 認知になった場合、配偶者が自動的に法定後見人になるのではないかとの質問に対して、専門職の後見人、弁護 士、司法書士、社会福祉士等は手いっぱいでなかなか順番が来ないので、身近な町民の中から後見人を養成して いこうというものです。選任先の家庭裁判所でもバックアップしてくれております。現在、2名が研修中です。 また、法定後見人には配偶者であるからといって自動的にはなりません。4親等以内の人の申請により家庭裁判 所が選任をいたしますとの答弁がありました。 次に、議案第20号平成22年度和気町墓園事業特別会計予算については、全会一致で原案のとおり可決をい たしました。 - 118 - なお、審査の過程で次のような質疑、答弁がありました。現在の状況はどうかとの質問に対して、平成20年 度末、残数は29区画でありましたが、21年度末では11区画になる見込みです。新たな場所を探しておりま すが、県道岡山赤穂線工事で現在の藤野墓園の上に補償移転を計画しております。用地に余裕があれば、町営墓 園としても少しでも確保してもらうよう調整しておりますとの答弁がありました。 最後に、陳情第3号「介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書」の採択を求める陳情についてであり ますが、2025年が高齢者数のピークとなる。今から抜本的な基盤整備を行っていかないと現制度がもたな い、財源をどうするかということが問題であるとの意見があり、全会一致で採択といたしました。 以上、厚生委員長報告といたします。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 1つ陳情が出ておりますが、私たちもこの介護の点検といいますか公明党がやられてお りますが、この陳情そのものには賛成したいとは思うんですが、今までの自公の連立政権の中で公明党が介護の 抑制路線といいますか、例えば、いろいろありますが簡単なことだけ申し上げます。介護報酬については、自公 連立政権は2003年、2006年、2回連続引き下げをやっております。それから、介護保険法改悪で200 5年の介護保険法改悪では、老人ホームの食費や居住費を有料にしたり、2006年の医療改悪では療養病床、 介護療養病床の廃止計画、こういうことについても非常に抑制するというふうな立場で与党としてやられてきた わけでございますが、そういう点も含めて非常に、きのうある方言われましたが無節操なといいましょうか、こ れは参議院選挙向けの実績づくりではないかと言われても仕方ないんじゃないかなというふうに思います。一応 あえて、安東議員も陳情の提案者になられてるということで、その点についてもし何かコメントできるものがあ れば教えていただきたいなというふうに思います。 ○厚生常任委員長(安東哲矢君) 自公連立政権のときには、今回介護の総点検を行ったわけですが、そこまで 細かい内容まではわかってなかったんです、実は。ということで、今回初めて実際現場がどういう状態かという ことを今回初めて介護の総点検を行った結果が、一般質問で私もおとついさせていただきましたが、そういうよ うな結果になったわけでございます。それを踏まえて今回やはりやっぱり現場の声をしっかり聞いていかないと いけないということから、こういう陳情書を提出したというようなことでございます。 ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 (1番 西中純一君「はい、わかりました」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、議案第12号和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例についての討論を行います。 反対討論の通告がありました西中君に発言を許可します。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 私は、この和気町老人医療費給付条例改正に反対でありますので、ここに討論をいたし ます。 岡山県の老人医療公費負担制度が70歳未満の高齢者に対して、昭和16年9月30日以前生まれのひとり暮 らし老人並びに寝たきり老人、そして昭和13年9月30日以前生まれの低所得世帯老人というように大変厳し い条件つきながら岡山県のこの制度があります。この岡山県の公費負担制度では、障害者の3級から6級までの - 119 - 60歳から70歳未満の老人の一部負担は3割になっているわけでございます。町が、和気町はこの条例によっ て3級から6級までの障害の方を1割負担に軽減しているというふうになっていますので、この制度によってあ る程度医療費負担が軽減され、助かっておられるという方もおられるというふうに思います。ところが、今回の 改正によって25人ぐらいの高齢者の方の、老人の方の一部負担が3割になるということですが、これによって 平成21年度の額にして75万円ぐらい削減になるそうですが、わずかそれぐらいの削減のために改正をすると いう必要があるんでしょうか。それぐらい我慢せよと言われるかもしれませんが、国保や介護保険、そして住民 税、そしてまた22年度は所得税、扶養控除廃止など所得税増税と、ここ数年毎年のように負担増になっており ます。更にこれを実施すれば、身体障害者3級から4級の方も、これいずれは改正で老人医療制度からもうはじ かれていくんではないでしょうか。こういうような弱い者いじめの和気町の行政はやめるべきだというふうに思 います。 以上のような理由からこの条例改正には反対であります。 ○議長(秋山政美君) 次に、賛成討論の通告がありました安東哲矢君に発言を許可します。 5番 安東君。 ○5番(安東哲矢君) それでは、議案第12号和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例について賛成 の立場から意見を述べさせていただきます。 和気町老人医療費給付条例は、もともと岡山県の単県医療費公費負担制度の補完的措置として制度化されたも のでございます。60歳から70歳未満の方のうち、身体障害者手帳の3級から6級までの方に対して医療費の 一部を支給しております。しかしながら、平成18年に岡山県の公費負担医療制度見直しが実施され、老人分に ついては対象者の年齢を段階的に引き上げることにより、対象者を順次縮小していき、5年かけて制度を廃止す るということになりました。そうした見直しを受けて、和気町では行財政改革の集中改革プランにおいて廃止の 方向が示されております。しかしながら、急激な改正は受給者の負担が大きいことから、今回は段階的に経済的 に影響の比較的少ない5級、6級の方々から縮小していくものでございます。 また、近隣市町においては5級、6級の方に対して補助している例もないことから、医療給付の公平性の観点 を見ても合理性はあると判断するものでございます。 以上、賛成の討論といたします。 ○議長(秋山政美君) これで討論を終わります。 これから、議案第12号和気町老人医療費給付条例の一部を改正する条例についてを採決します。 この採決は、起立によって行います。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。議案第12号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成 の方は、起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(秋山政美君) 起立多数です。 したがって議案第12号は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第14号から議案第18号及び議案第20号の6件は、討論の申し出がありませんので、討論を省 略します。 お諮りします。 議案第14号から議案第18号及び議案第20号の6件を一括して採決したいと思いますが、ご異議ありませ んか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 - 120 - 議案第14号平成22年度和気町国民健康保険特別会計予算について、議案第15号平成22年度和気町国民 健康保険診療所特別会計予算について、議案第16号平成22年度和気町老人保健特別会計予算について、議案 第17号平成22年度和気町後期高齢者医療特別会計予算について、議案第18号平成22年度和気町介護保険 特別会計予算について、議案第20号平成22年度和気町墓園事業特別会計予算について、以上6件に対する委 員長の報告は、可決であります。6件は、委員長の報告のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第14号から議案第18号及び議案第20号の6件は、委員長の報告のとおり可決されまし た。 次に、陳情第3号は、討論の申し出がありませんので、討論を省略し、採決します。 陳情第3号「介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書」の採択を求める陳情、この陳情に対する委員 長の報告は、採択であります。この陳情は、委員長の報告のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって陳情第3号は、委員長の報告のとおり採択とすることに決定しました。 次に、産業常任委員長に報告を求めます。 産業常任委員長 杉本君。 ○産業常任委員長(杉本春山君) 失礼します。産業常任委員会からの報告をさせていただきます。 去る3月9日和気町役場3階第4会議室において、委員全員出席、執行部より稲山副町長、谷口地域審議監、 佐藤部長ほか担当課長同席で、当委員会に付託されました議案13件、陳情1件について慎重に審査いたしまし た。その結果と経過を報告させていただきます。 まず、議案第9号和気町田原用水分担金徴収条例の制定について、原案可決でございます。 議案第10号和気町営公共土木、農林土木事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例について、これも原案 可決でございます。 議案第11号和気町水道条例の一部を改正する条例について、これも意見なく、原案可決でございます。 議案第13号平成22年度和気町一般会計予算について、これも原案可決でございますが、審査の過程で次の ような質疑、答弁がございました。 郷の茶屋の月額2万円、年額24万円の件について、予算が計上されてないがとの質疑に対しまして、営業が 大変なので使用料カットを考えているとの答弁がございました。 それから続きまして、中山間地域等の直接支払制度の補助金2,424万8,000円の内容についてお聞か せ願いたい。それに対しまして、対象地区は35地区、田んぼで1反が2万1,000円、畑で反当1万6,8 00円が基準で対象になってる。今後はこの面積要件が緩和される予定になっているということでございまし た。 それから続きまして、ガラス工房の在庫はどのくらいあるのかとの質疑に対しまして、全額で300万円か4 00万円程度のものがある。安売りしたくても遺族の心情を考えると難しいという答弁でございました。 続きまして、駆除班補助金の100万円、農作物の鳥獣捕獲事業補助金307万5,000円について説明願 いたい。そのことに対しまして、佐伯地区で15キロメートル、昨年度の補助の全額程度を予定している。さく だけでなく、光とか音の出るものを対象として考えているというような答弁がございました。 それから続きまして、ロマンツェの修理費281万3,000円について伺いたい。ロマンツェは、雨漏りの 修繕、それから焼肉ハウス換気扇の修繕、ログハウス外壁塗装、テニスコート人工芝修繕等であるという答弁が - 121 - ございました。 それから、議案第19号平成22年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について、これは原案 可決でございます。 それから、議案第21号平成22年度和気町上水道事業会計予算について、これも原案可決でございます。 この審査の過程で次のような質疑がございました。給水戸数2,220戸について説明をいただきましたが、 この答えといたしまして、上水、簡水ともに節水の方向にあり、簡易水道は前年に比べて2.2%減少している と、上水の企業会計でございますけども、このときに簡水の方の説明もございました。 それから続きまして、議案第22号平成22年度和気町簡易水道事業会計予算について、これは異議なく、原 案可決でございます。 議案第24号平成22年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について、これも原案可決でございます。 議案第25号平成22年度和気町駐車場事業特別会計予算について、これは審査の過程で次のような質疑がご ざいました。駅北側の駐車場の利用について説明願いたい。答弁としまして、駅前周辺整備とあわせて方向づけ をしていきたい。平成24年度まで元利償還金が残っているということでございます。 それから続きまして、質疑として、商工会に貸し付けしている区画はどうなっているのかということに対しま して、答弁として、利用実績に応じて支払いをしてもらっている。約40万円という説明がございました。 続きまして、議案第26号平成22年度和気町公共下水道事業特別会計予算について、これは審査の過程で次 のような質疑がございました。単価の改正はないのかとの質疑に対しまして、平成17年に見直しをしている、 今のところ予定はない、通常の維持管理は使用料で賄っている。それから、県の市町村と比べて県内では下から 3分の1の程度の位置であるというご説明がございました。 続きまして、指定工事店の町内33業者について伺いたい。これに対しまして、答えとして、更新は5年ごと に行っている。多少の増減はある。全体で71業者ですという説明がございました。 続きまして、議案第27号平成22年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算、これにつきまして も意見なく、原案可決でございます。 議案第28号平成22年度和気町地域開発事業特別会計予算について、これも意見がなく、原案可決でござい ます。 議案第29号和気町道路線の認定について、これも特に意見なく、原案可決でございます。 それから、陳情の1件、陳情第2号働く者の低賃金と雇用破壊が深刻な経済不況を招いていることに鑑み、内 需と消費拡大の妨げとなっている労働者派遣法の抜本改正を求める陳情、これにつきましては多数で趣旨採択と させていただきました。 以上、産業常任委員会からの報告とさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、議案第9号から議案第11号までの3件は、討論の申し出がありませんので、討論を省略します。 お諮りします。 議案第9号から議案第11号までの3件を一括して採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 - 122 - 議案第9号和気町田原用水分担金徴収条例の制定について、議案第10号和気町営公共土木、農林土木事業等 分担金徴収条例の一部を改正する条例について、議案第11号和気町水道条例の一部を改正する条例について、 以上3件に対する委員長の報告は、可決であります。3件は、委員長の報告のとおり決定することに、ご異議あ りませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第9号から議案第11号までの3件は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第19号、議案第21号、議案第22号及び議案第24号から議案第28号までの8件は、討論の 申し出がありませんので、討論を省略します。 お諮りします。 議案第19号、議案第21号、議案第22号及び議案第24号から議案第28号までの8件を一括して採決し たいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 議案第19号平成22年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計予算について、議案第21号平成22 年度和気町上水道事業会計予算について、議案第22号平成22年度和気町簡易水道事業会計予算について、議 案第24号平成22年度和気町農業集落排水事業特別会計予算について、議案第25号平成22年度和気町駐車 場事業特別会計予算について、議案第26号平成22年度和気町公共下水道事業特別会計予算について、議案第 27号平成22年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計予算について、議案第28号平成22年度和気 町地域開発事業特別会計予算について、以上8件に対する委員長の報告は、可決であります。8件は、委員長の 報告のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第19号、議案第21号、議案第22号及び議案第24号から議案第28号までの8件は、委 員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第29号は、討論の申し出がありませんので、討論を省略し、採決します。 議案第29号和気町道路線の認定について、本件に対する委員長の報告は、可決であります。議案第29号 は、委員長の報告のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第29号は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、陳情第2号は、討論の申し出がありませんので、討論を省略し、採決します。 陳情第2号働く者の低賃金と雇用破壊が深刻な経済不況を招いていることに鑑み、内需と消費拡大の妨げとな っている労働者派遣法の抜本改正を求める陳情、この陳情に対する委員長の報告は、趣旨採択であります。この 陳情は、委員長の報告のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって陳情第2号は、委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに決定しました。 次に、和気駅周辺地区整備事業特別委員長に報告を求めます。 和気駅周辺地区整備事業特別委員長 実末君。 - 123 - ○和気駅周辺地区整備事業特別委員長(実末一敏君) それでは、和気駅周辺地区整備事業特別委員会の委員長 報告をさせていただきます。 去る3月9日午前9時から和気町役場3階第1会議室におきまして、委員14名全員、町長、副町長並びに担 当部・課長出席のもと、当委員会に付託された案件、議案第13号平成22年度一般会計予算について、慎重に 審査をいたしました。審査の結果、賛成多数で原案のとおり可決いたしました。 審査の過程で次のような質疑、意見がございました。まず、明治通り交差点改良計画は説明当初より事業計画 されたものかの問いに対し、平成22年3月に説明いたし事業着手の了承をいただいた計画にのっとったものと 回答がありました。 また、駅西踏切は交付金事業対象にならないのかの問いに対し、他の道路事業で事業化を検討しているとの回 答がございました。 ほかに工事はどの時点で着手になるのか、これからのスケジュールの問いに対し、建設物が移転され、土地が 更地の状態で引き渡しが行われた後、工事着手となります。平成22年4月以降に補償の契約作業に入る予定に なっておるとの回答がございました。 次に、南北自由道路北側出口の広場は舗装を施工する予定があるのかとの問いに対し、実施する予定との回答 がございました。 また、委員からは、当事業は経費削減し、より経済的、効率的に事業を進めることを踏まえて事業着手を了承 しているもので、このたびの増額については認めることができない旨の意見がございました。全体事業計画の中 で用地費、補償費の増額の理由を求めたことに対し、用地費についてはJR用地250平米の追加買収を行うた めに1,100万円の増額になり、所得費用はまちづくり交付金事業の対象経費となります。補償については、 当初計画算定から概算で見積もりも精度が甘く、このたび精査、調査により積み上げ算出をしたところ、大きく 差が生じたとの回答がございました。このことについては、当初予算の精度が甘かったことと全体計画に大きな 差異が生じた場合の早急な事前の説明不足について執行部より陳謝がありました。 以上で和気駅周辺地区整備事業特別委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、情報通信網整備事業特別委員長に報告を求めます。 情報通信網整備事業特別委員長 安藤君。 ○情報通信網整備事業特別委員長(安藤勝介君) 情報通信網整備事業特別委員会の報告をさせていただきま す。 去る3月9日午前11時5分より和気町役場3階第1会議室におきまして、委員全員、執行部から大森町長、 稲山副町長、森川総務部長、谷口地域審議監、小金谷まちづくり政策課長の出席のもとで開かれました。 平成22年度の情報通信網整備管理費予算について、支出の内訳、財源充当について事務局から説明があり、 特に意見もなく、原案可決となりました。 以上であります。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 - 124 - ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、議案第13号平成22年度和気町一般会計予算についての討論を行います。 まず、反対討論の通告がありました、西中君に発言を許可します。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 私は、平成22年度和気町一般会計予算に対して反対でありますので、ここに反対討論 をいたします。 まず、この予算には部落差別の解消には役立たないどころか差別解消の障害になってくるこの人権条例による 予算、これを4,000万円以上計上しています。 また、和気中学校と本荘小学校の学校給食共同調理場について、合わせて6億円以上計上しているわけでござ いますが、栄養教諭や栄養士の管理が強化されるとかも言われておりますが、嘱託栄養士がこれで廃止されると いうふうなこともあります。まさに人件費抑制の効果に重きを置いているというように感じられます。そもそも 学校給食は食べさせればいいものではない、学校給食は教育の一環であります。今回の佐伯地区の共同調理場の ノロウイルスによる給食中止、これは大きな事態にならなくてよかったですが、今後の和気中や本荘の共同調理 場、600食から700食といってもいったん給食の食中毒事故が起こると大変な事態になります。今は、本当 に単独独自、各学校に給食があって非常にほんわかとしたそういうものがあっていいわけでございますが、そう いういったん大きな給食センターになって事故になりますと、本当に大変なことになります。あえて警告の意味 でも苦言を呈しておきたいと思います。 次に、駅周辺整備事業については、まだまだ町民の皆さんの中に駅前ロータリーの必要性や開発の効果の面で も疑問の残るところでありますし、今回の予算で費用の計上漏れにより昨年より1億円程度増額になりました が、補償費や土地の取得費は後から増額することがもうこれ以上ないんでしょうか。 次に、まちづくり協働事業補助金1,655万円計上していますが、これについては必ずしも有効に使われず 消化試合というふうな感じが、そういう感があるものもあるようでございます。地域に対する説明や手続不足、 そういうことがあるのではないでしょうか。疑問の大いにあるところでございます。 以上のような理由で、平成22年度和気町一般会計予算には同意できませんので、ここに反対討論といたしま す。 ○議長(秋山政美君) これで討論を終わります。 これから、議案第13号平成22年度和気町一般会計予算についてを採決します。 この採決は、起立によって行います。 本件に対する各委員長の報告は、可決であります。議案第13号は、各委員長の報告のとおり決定することに 賛成の方は、起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(秋山政美君) 起立多数です。 したがって議案第13号は、各委員長の報告のとおり可決されました。 ここで場内の時計が、10時25分まで暫時休憩といたします。 午前10時07分 休憩 午前10時25分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ここで、先般皆様に配付のとおり町長から提出されております追加議案について、去る3月9日議会運営委員 会を開き協議した結果を議会運営委員長から報告を求めます。 - 125 - 議会運営委員長 草加君。 ○議会運営委員長(草加敏彦君) 去る3月9日委員会終了後に議会運営委員会を開催いたしました。本日の追 加議案上程につきましては、全会一致で了承いたしましたことをご報告いたします。 ○議長(秋山政美君) ここで暫時休憩といたします。 議員の皆さんは、このままでしばらくお待ちください。 執行部の方々は、選挙終了までは議員に係わるものですので退場となります。議案に入るまで待機ください。 午前10時27分 休憩 午前10時28分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (日程第2) ○議長(秋山政美君) 日程第2、選挙第2号和気・赤磐共同コンポスト事務組合議会議員の補欠選挙を行いま す。 お諮りします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思いますが、ご異 議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって選挙の方法は、指名推選で行うことに決定しました。 お諮りします。 指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって、私が指名することに決定しました。 ここで暫時休憩といたします。 午前10時29分 休憩 午前10時34分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 和気・赤磐共同コンポスト事務組合議会議員に西中純一君を指名します。 お諮りします。 ただいま私が指名しました西中純一君を和気・赤磐共同コンポスト事務組合議会議員の当選人と定めることに ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名しました西中純一君が和気・赤磐共同コンポスト事務組合議会議員に当選されまし た。 ただいま当選された西中純一君に会議規則第33条第2項の規定によって、当選の告知をします。 ここで暫時休憩とします。 午前10時35分 休憩 午前10時36分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 - 126 - (日程第3) ○議長(秋山政美君) 日程第3、議案第30号から議案第44号までの15件を一括議題とし、提出者の説明 を求めます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは、本日追加提案いたしております議案第30号から議案第44号の15議案に つきまして、提案理由の説明を申し上げます。 初めに、議案第30号の平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)についてでありますが、この補正は 既定の予算から2億2,890万3,000円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞれ113億1,254万 6,000円とするものであります。歳入の主なものは、町税の減額を初め事業費の確定に伴う国県支出金の増 減、減債基金繰入金の減額、町債の増額のほか、国の景気対策による地域活性化・きめ細かな臨時交付金の新規 計上などであります。歳出では、全般を通じて事業費の確定及び決算見込みによる増減で、ほとんどのものが減 額となっておりますが、地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業を実施する農林水産業費、土木費、実施設計に 伴う耐震補強事業を実施する教育費などが増額になっております。また、様々な要因がございますが、やむなく 平成22年度への繰り越さざるを得ない事業を繰越明許費として設定いたしております。この補正によって、予 備費総額は6,700万円余りになっておりますが、これから国の交付金、特別交付税等、それから不用額等か ら見まして、今後繰越金として2億円ぐらいが見込めるんじゃないかなという今予想というか、そういう見込み での決算見込みを想定いたしております。 次に、議案第31号の平成21年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、 被保険者の減少による保険税の減収や国庫負担金、療養給付費、交付金の減額など、決算見込みによる増減で、 歳出では、決算見込みによる療養給付費の増額などの補正をするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ 3,154万8,000円を減額し、予算総額を17億4,843万9,000円とするものであります。 次に、議案第32号の平成21年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)についてでありま すが、日笠診療所勘定において、繰入金の増額を予備費で調整するものであります。補正額は、歳入歳出それぞ れ77万8,000円を追加し、予算総額を3,171万8,000円とするものであります。 また、塩田診療所勘定においては、人件費の減額分を繰入金の減額で調整するものであります。補正額は、歳 入歳出それぞれ50万円を減額し、予算総額を441万8,000円とするものであります。 次に、議案第33号の平成21年度和気町老人保健特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、支払 基金交付金及び医療給付費の減額など補正をするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ533万3,0 00円を減額し、予備費総額を1,166万2,000円とするものであります。 次に、議案第34号の平成21年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてであります が、保険料及び広域連合給付金の減額などの補正をするものです。補正額は、歳入歳出それぞれ631万5,0 00円を減額し、予算総額を1億8,175万円とするものであります。 次に、議案第35号の平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、保険 事業勘定では、主なものは保険給付費の減額により県の負担金、補助金、支払基金交付金などの減額の補正をお 願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ9,461万7,000円を減額し、予算総額を15億 1,556万2,000円とするものであります。 サービス事業勘定では、介護予防支援事業費の減額などの補正をするものでありまして、歳入歳出それぞれ2 1万円を減額し、予算総額を1,225万1,000円とし、会計全体では9,482万7,000円を減額 し、総額を15億2,790万3,000円とするものであります。 次に、議案第36号の平成21年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)について - 127 - でありますが、合併処理浄化槽設置工事費の減額が主なものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ236万 3,000円を減額し、予算総額を486万7,000円とするものであります。 次に、議案第37号の平成21年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、永代 使用料等の増額を一般会計繰出金及び予備費で調整するものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ510万 円を追加し、予算総額を1,069万9,000円とするものであります。 次に、議案第38号の平成21年度和気町上水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、一般会 計補助金を1,000万円を追加し、資本的収入の予算総額を3,080万円、配水管布設工事費を1,000 万円追加し、資本的支出の予算総額を3,748万4,000円とするものであります。 次に、議案第39号の平成21年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、給水 収益を977万8,000円の減額など、収益的収入の予算総額を1億7,073万6,000円、業務費を8 万3,000円追加し、収益的支出の予算総額を1億5,979万5,000円とし、補助金を42万円減額 し、資本的収入の予算総額を3,174万4,000円、配水管布設工事費を42万円減額し、資本的支出の予 算総額を6,118万円とするものであります。 次に、議案第40号の平成21年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についてであ りますが、この補正は、歳出において長期債元利償還金73万7,000円の減額を予備費で調整するもので す。予算の総額に変更はありません。 次に、議案第41号の平成21年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてであります が、事業の実績見込みによる一般管理費等の減額などによる補正をお願いするものであります。補正額は、歳入 歳出それぞれ65万9,000円を減額し、予算総額を1億2,501万8,000円とするものであります。 次に、議案第42号の平成21年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、こ の補正は歳出において一般管理費29万2,000円の減額を予備費で調整するもので、予算の総額に変更はあ りません。 次に、議案第43号の平成21年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります が、事業費の確定に伴う補正とともに継続費補正、繰越明許費の設定及び地方債補正をお願いするものでありま す。補正額は、歳入歳出それぞれ6,456万円を減額し、予算総額を21億772万6,000円とするもの であります。 次に、議案第44号の平成21年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について でありますが、この事業の実績見込みによる汚水管整備工事の減額などの補正をするものであります。補正額 は、歳入歳出それぞれ737万7,000円を減額し、予算総額を4億9,818万1,000円とするもので あります。 以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当部・課長に説明させますので、ご審議、ご議決賜り ますようよろしくお願いいたします。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第30号から議案第44号までの15件、順次細部説明を求めます。 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 議案第30号説明した。 ○議長(秋山政美君) ここで場内の時計が、11時30分まで暫時休憩といたします。 午前11時20分 休憩 午前11時30分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 財政課長 木庭君。 - 128 - ○財政課長(木庭茂晴君) 議案第30号説明した。 ○議長(秋山政美君) ここで場内の時計が、午後1時まで暫時休憩といたします。 午前11時53分 休憩 午後 1時00分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 議案第31号・議案第32号・議案第33号・議案第34号説明した。 ○議長(秋山政美君) 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) 議案第35号説明した。 ○議長(秋山政美君) 上下水道課長 延藤君。 ○上下水道課長(延藤隆三君) 議案第36号説明した。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 議案第37号説明した。 ○議長(秋山政美君) 上下水道課長 延藤君。 ○上下水道課長(延藤隆三君) 議案第38号・議案第39号説明した。 ○議長(秋山政美君) 総務部長 森川君。 ○総務部長(森川立美君) 議案第40号説明した。 ○議長(秋山政美君) 建設上下水道課長 藤原君。 ○建設上下水道課長(藤原敏明君) 議案第41号説明した。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 議案第42号説明した。 ○議長(秋山政美君) 上下水道課長 延藤君。 ○上下水道課長(延藤隆三君) 議案第43号説明した。 ○議長(秋山政美君) 建設上下水道課長 藤原君。 ○建設上下水道課長(藤原敏明君) 議案第44号説明した。 ○議長(秋山政美君) 以上で、本日の日程はすべて終了しました。 3月15日は、午前9時から本会議を再開しますので、ご出席方よろしくお願いします。 本日は、これで散会します。 ご苦労さまでした。 午後2時07分 散会 - 129 - 平成22年第2回和気町議会会議録(第13日目) 1. 招 集 日 時 平成22年3月15日 午前9時00分 2. 会 議 の 区 分 定例会 3. 会議開閉日時 平成22年3月15日 午前9時00分開議 午前9時36分散会 4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂 5. 出席した議員の番号氏名 1番 西 中 純 一 2番 広 瀬 正 男 4番 草 加 信 義 5番 安 東 哲 矢 6番 実 末 一 敏 7番 当 瀬 万 享 8番 児 山 勇 9番 草 加 敏 彦 10番 杉 本 春 山 11番 柴 田 淑 子 12番 幸 坂 陽 子 13番 坪 井 迪 郎 14番 安 藤 勝 介 15番 秋 山 政 美 6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 な し 7. 説明のため出席した者の職氏名 町 長 大 森 直 徳 副 長 朝 倉 健 作 会計管理者 早 瀬 光 信 総 務 部 長 森 川 立 美 財 政 課 長 木 庭 茂 晴 税 務 課 長 藤 本 和 男 まちづくり政策課長 小金谷 民生福祉部長 三 村 清 介 健康福祉課長 杉 本 晴 彦 介護保険課長 渋 藤 泰 三 産業建設部長 佐 藤 順 一 都市建設課長 原 野 勝 彦 上下水道課長 延 藤 隆 三 地域審議監 谷 口 正 明 総務福祉部長 野 山 頼 男 町 民 課 長 近 藤 嘉 章 事 業 部 長 有 正 辰 晴 建設上下水道課長 藤 原 敏 明 学校教育課長 小 林 社会教育課長 横 谷 朝 久 スポーツ振興課長 藤 本 敏 弘 教 育 8. 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長 村 中 博 - 131 - 町 長 稲 山 茂 敦 健 9. 議事日程及び付議事件並びに結果 議事日程 日程第1 付 議 事 件 等 議案第30号 平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)について 議案第31号 平成21年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について 結 果 委員会付託 委員会付託 議案第32号 平成21年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)につい 委員会付託 て 議案第33号 平成21年度和気町老人保健特別会計補正予算(第3号)について 議案第34号 平成21年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 議案第35号 平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第4号)について 委員会付託 委員会付託 委員会付託 議案第36号 平成21年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2 委員会付託 号)について 議案第37号 平成21年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第3号)について 議案第38号 平成21年度和気町上水道事業会計補正予算(第3号)について 議案第39号 平成21年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第3号)について 委員会付託 委員会付託 委員会付託 議案第40号 平成21年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)に 委員会付託 ついて 議案第41号 平成21年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について 議案第42号 平成21年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第4号)について 議案第43号 平成21年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について 委員会付託 委員会付託 委員会付託 議案第44号 平成21年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2 号)について - 132 - 委員会付託 午前9時00分 開議 (開議の宣告) ○議長(秋山政美君) 皆様、ご苦労さまです。 ただいまの出席議員数は、14名です。 したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 (議事日程の報告) ○議長(秋山政美君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承願います。 (日程第1) ○議長(秋山政美君) 日程第1、議案第30号から議案第44号までの15件の質疑を行います。 質疑をされる方はページ数と項目を明確にされ、質疑をお願いします。 まず、議案第30号平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)についての質疑を行います。 質疑はありませんか。 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) 22ページの総務費、総務管理費の委託料、企画費委託料の振興計画策定委託料63 0万円減額についてお尋ねをいたします。 当初の説明では、業者委託を町内でするというふうに伺ったように思うんですが、そう変更した理由について お尋ねをいたします。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) 22ページの企画費の振興計画策定委託料630万円の減額につきま しては、当初コンサルを入れまして計画書づくりを考えておりました。しかしながら、21年度協議をいたしま して、手づくりで行おうということで委託を手づくりによって変えました。そして、作成につきましては今後印 刷をかけていくと、でき上がったものをかけていくということで、手づくりにかえたことによって減額をいたし ております。 ○議長(秋山政美君) 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) 振興計画の審議会委員報酬についてもかなり減額になっておりますが、これとの関連 でそういう、手づくりというのは審議会でも慎重に話し合いをされ、そして手づくりになったというと、審議会 の報酬も減ってますので、そこら辺の整合性がちょっと私はよく理解できなかったんですが、もう少し経緯につ いてお知らせください。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) 委員報酬につきましても、当初は10回見ておりました。それで、本 年21年度は3回開催するということで、この事業につきましても21年度中10回を目指して行うということ にいたしておりましたが、23年度から総合振興計画をつくるということで、21年、22年と、2年中におい て十分協議をしながら作成しようということに現在進めておりまして、21年度分については3回を開催して、 22年度残りを行うという状況でございます。 ○議長(秋山政美君) 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) ありがとうございます。業者委託というのは、本当に形を整えるだけのような今まで 気がしておりましたので、よい方向だと思います。今後慎重に審議していただいてよいものをつくっていただき たいと思います。ありがとうございました。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 1番 西中君。 - 133 - ○1番(西中純一君) 済みません。14ページの国庫支出金のデジタル改修費補助金ですか、ちょっと歳入の 方で見てしまったんですけれど、11の施設から3施設に減ったという表現をされたと思うんですけど、ちょっ とその意味合いがよくわからなかったので、ちょっともう一度教えていただきたいと思うんですけど。 それから、26ページの障害者福祉費の日中一時支援事業委託料の49万円、これはどのようなものでしょう か。いわゆる普通の老人の場合はショートステイというのがあると思うんですけれど、そういう、じゃない、こ れ一時ですよね。教えてください。 それから、30ページの一番下の特産物振興費の20万8,000円ですか、これはりんご園の関係でしょう か。今年度からたしかりんご園については、町からの補助金は0、だんだんに減らして0になるという。21年 度が100万円で22年度は0になると思うんですけど、その辺のところ、また見直しというか、そういうこと が4年間して、来年度で見直しせにゃいけんと思うんですけど、その辺どういうふうにお考えなのかお願いしま す。 それから、35ページの和気駅周辺地区整備工事費、これが1,260万円、工事費が昨年、それから土地購 入費も1,895万1,000円削減と。繰越明許を見ると、8ページ、これを見ると2億7,035万7,0 00円、これだけ繰り越しですから、街路事業費のうち、街路事業費が2億7,273万9,000円ですか ら、これは実質もう21年度の実際に年度内消化というのは、完全に消化した場合は238万2,000円にな ると思うんですけど。だから、ほとんどじゃあもう、今年度しようとしていた、これ補償交渉のことじゃない か、補償費の関係だと思うんですけど。補償費じゃねえんか、工事請負費か。どういうふうにこれなってるの か、ちょっともう一度概略を教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(秋山政美君) まちづくり政策課長 小金谷君。 ○まちづくり政策課長(小金谷 敦君) それでは、ページ14ページのデジタル改修補助金につきましては、 当初12施設、2,880万円、12施設で2,880万円を計上させていただいておりました。それで、3施 設、582万4,000円、3施設分の補助が整備が完了いたしまして補助いたしましたその残り分、2,29 7万6,000円を減額をいたすものでございます。12施設から、予定いたしておりましたが、3施設補助を 行ったということの整理でございます。 ○議長(秋山政美君) 健康福祉課長 杉本君。 ○健康福祉課長(杉本晴彦君) それでは、26ページの障害者福祉費の日中一時支援事業委託料の関係でござ いますけれども、これは障害を持つ方の日中預かりの事業でございまして、デイサービス事業と同じようなもの でございます。施設で言いますと、藤工房とかポレポレ苑、いんべ通園センターに日中一時預かっていただいて るという格好でございます。延べ人数増によります追加補正でございます。予算が144万円のところを49万 円追加いたしまして、193万円になるものでございます。 ○議長(秋山政美君) 産業建設部長 佐藤君。 ○産業建設部長(佐藤順一君) 続きまして、30ページの特産物管理賃金でございますが、すもも園の管理賃 金の増です。収穫量が増えたことによって作業日数が増えたということでございます。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 35ページ、和気駅周辺地区のご質問でございますけれど、まず工事費が減額 になっております。これは、事業を進める手続上、用地取得、それから補償を優先いたしまして、すべての合意 がなされた後に工事をするという方針で行っておりますので、今回21年度予算並びに22年度予算で用地取 得、補償を行いたいと思っておりますので、21年度の工事分を落としております。全額減額といたしておりま す。 ほかに公有財産並びに補償費が増減いたしております。先ほども申し上げましたように、21年度の予算、繰 - 134 - り越しと22年度当初予算と合わせまして用地購入並びに補償を行いたいということになっておりますので、今 回の補正でもともと最初補正額が2億7,520万9,000円にいたしまして、そのうち繰り越しが2億7, 035万7,000円、ほぼ繰り越しというようなことで、22年の作業を21年度繰越分と22年度当初で行 いたいと、そのように考えております。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) ありがとうございました。じゃあ、もう一度お聞きします。 今の原野さんの分なんですが、つまりこの掲げてる駅周辺整備工事費っていうのは何でしたか。これもだから 23年度に、全部21、2年度で交渉等をやって、23年度にこれはもういってしまう可能性があるということ ですか。要するに、また繰り越しする可能性があるということですか。ごめんなさい、ごめんなさい。これ減額 なっとる、ごめん、まあいいや、説明願います。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 繰り越しが続いておりますけれど、この事業が平成20年度から始まっており ます。それで、実質にスタートいたしましたのが、平成20年度の12月というようなことから、20年度の事 業が大幅に繰り越しされておるということで、それに伴いまして21年度も事業の進捗上、繰り越さざるを得な いというようなことが現象的にあらわれております。ですので、これからの分、一生懸命進捗加速してまいりま すけれど、繰り越し、やむを得ずする場合も予想されます。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) ですから、この地区整備工事費というのは補正でまたできてくるかもしれんし、23年 度でまた出てくるかもしれんということになるわけですね。この工事って何でしたか。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) この工事費は、和気周辺地区整備工事、いわゆるまちづくり交付金事業で行う 和気駅のアクセス道路並びに駅前広場の工事請負費になります。今回は全額落としておりますけれど、22年度 に一部工事にかかりたい。それから、その後に23年度にも工事がかかる予定でございます。完了年度を24年 度と考えております。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 13番 坪井君。 ○13番(坪井迪郎君) 39ページ、公民館費のことなんですが、今回請願をいたしまして、補正の方で14 0万円をつけていただきましたことに対して、まずもってお礼と感謝を申し上げます。この請願のときに私もお 話しさせていただきましたが、新音頭がいつお披露目をし、そしてまたこれが町民の皆さんの方に披露される日 がいつぐらいを予定されておるんかどうか、そこら辺もあるんですが、ちょっとタイムスケジュールを教育委員 会の方で考えられていることをお聞かせいただきたいなというふうに思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) タイムスケジュールの件ですが、4月早々から5月末、6月1日ごろまでに歌 詞の募集をし、その後作曲、振りつけをして、8月末をもって完成というか、町民の皆様に発表できたらという ふうに考えております。 ○議長(秋山政美君) 13番 坪井君。 ○13番(坪井迪郎君) ありがとうございます。それで、ここの中に検討委員会というふうな報酬も入ってお るんですが、ぜひこれを議案の方の基が町老連というふうな女性部の方、壮年部の方が起案をさせていただきま したので、検討委員会の中でどういった人が入るんかどうかはまだ未定なんでしょうけれど、その事前の打ち合 - 135 - わせ等もぜひ参加させて、事前打ち合わせを参加させていただきたいなというふうに思っておりますが、そこら 辺の考えと、それからこの140万円で足らなかった場合、何とかあと補充のめどもあるんでしょうか、どう か、そこら辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 検討委員会等には、今考えとんのは10名程度を考えておりますが、事前打ち 合わせ等に参加できるような方向も、検討委員に参加できるようなことも考えていきたいと、そのように思って おります。 それから、予算につきましては、この140万円で対応できればと思っております。 ○議長(秋山政美君) 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) スケジュール的にと、それから経費の問題については検討いたしまして、こういう予算 計上いたしておりますので、この範囲内でぜひいいものをつくっていくということに努力してまいりたいという ように考えております。ぜひ秋のいろんな催しまでには披露できるような形に進めたいということで、鋭意取り 組んでまいりたいというように考えております。 最悪の場合、経費が不足した場合、どうするのかという問題でございますが、できるだけ経費節減については 努力はしてまいります。最悪の場合、不足の場合が生ずれば、またご協議しながらいい形のものにつくり上げて いきたいというように考えております。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 本件を総務、厚生、産業の各常任委員会及び和気駅周辺地区整備事業特別委員会、情報通信網整備事業特別委 員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第30号は、総務、厚生、産業の各常任委員会及び和気駅周辺地区整備事業特別委員会、情報 通信網整備事業特別委員会に付託することに決定しました。 次に、議案第31号から議案第35号までの5件の質疑を行います。 まず、議案第31号平成21年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についての質疑はありませ んか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第32号平成21年度和気町国民健康保険診療所特別会計補 正予算(第2号)についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第33号平成21年度和気町老人保健特別会計補正予算(第 3号)についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第34号平成21年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予 算(第3号)についての質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 93ページの後期高齢者医療広域連合納付金545万円、これは減っておりますけれ - 136 - ど、これどういうことでしょうか。 それで、ちなみに今度見直しということで、4%値上げというふうなことも聞いております。それから、今後 65歳以上をくくっていくという、くくってというか、新しい制度というふうなことになっております。ちょっ と概略、わかっておる範囲で教えていただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 民生福祉部長 三村君。 ○民生福祉部長(三村清介君) 93ページの保険料等の負担金ですけども、減額しております。これ歳入面の 保険料が調定減によってといいますか、直近の調定によって減額しております。その同額を納付金として広域連 合に払っておりますので、これで減らしたというか納めさせていただくということでございます。 それから、新しい新政府による改革案が出てるようですけれども、詳しいことはまだこちらにも伝わってきて いないんですけれども、65歳以上の方を国保に入れるというようなことだと思います。ただ、財政部分では別 枠にして、今の後期高齢者と料率というか率は違いますけれども、若干似たような援助体制というのを行うとい うように聞いております。業務は、今の現在ある広域連合を使ってその65歳以上の方の国保事務を取り扱うと いうことだというように今私が知ってる情報はその程度でございます。 (1番 西中純一君「はい、わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 (1番 西中純一君「はい」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第35号平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第 4号)についての質疑はありませんか。 1番西中君。 ○1番(西中純一君) 103ページの居宅介護サービス給付費の減が8,087万1,000円、これは表は いただいとんですけれども、主にどういうふうな分が減ったかというかどういう傾向があるんですか。 それから、特に同じページの総務費の認定調査費が83万円減っているわけですけれども、認定についてはい ろいろ、途中から国が手直しをするとかいろいろあったと思います。どういう、なぜこのように認定調査費が減 ったのでしょうか。そういう認定のやり方が変わったということの関係があるんでしょうか、教えていただきた いと思います。 ○議長(秋山政美君) 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) 103ページの居宅介護サービス費8,087万1,000円の減ですが、参 考資料として配らせていただきましたB4の縦の資料でございますが、一番上に居宅介護サービス給付費、その 中が11のサービスに分かれておりますが、その中で右に、その備考欄にどういうサービスかという内容を書い ております。そこで一番大きく減っとりますのが、通所介護サービス、デイサービス、サービスのとこでござい ますが、1,749万円から、それから通所リハビリ、デイケア4,800万円ほど。これは、どうして減った かというのは、当初予算立てとります一番左、現予算でございますが、これが21年度、22年度、23年度で の第4期計画で19、20年度のサービスの状況によりまして4期計画立てております。その計画に基づいて予 算を計上しておりましたが、実際21年度に実績を見た場合、そこに書いとりますような見込みになったという ことで8,000万円ほど減になっとるということでございます。 それから、その上の認定調査費、補正減が83万円、この内訳としましては、臨時職員の減が50万円と認定 調査委託料33万円でございますが、認定調査の方法が変わったということでこの減になったということではご ざいません。臨時職員につきましては、当初見込んでいたほどの実績が出なかったということと、認定調査委託 - 137 - 料につきましては当初130件ほどを見込んでおりましたが、委託を見込んでおりましたが、実績で今20件ほ どになったと。職員の方が調査の方を実施したということで委託しなくてもよかったということで減になってお ります。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) かなりデイサービス、デイケアが減ってると思うんですけれど、ちなみにデイケアって いうのはどこでも、これは医療施設といいますか、この近辺の充実してるんですか。特に、町内ではこれデイケ アっていうのはどこでもできるような形になってるんですか。ちょっとデイケアっていうのちょっと教えていた だければ思います。 ○議長(秋山政美君) 介護保険課長 渋藤君。 ○介護保険課長(渋藤泰三君) デイケアというのが、そこに書いとりますようにそこに通ってリハビリを行う ということなんですが、和気町では北川関係、それから平関係、それからもう一カ所あったと思います。ちょっ と名前を覚えておりません。 (1番 西中純一君「はい、わかりました」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 (1番 西中純一君「はい」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第31号から議案第35号までの5件を厚生常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありません か。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第31号から議案第35号までの5件は、厚生常任委員会に付託することに決定しました。 次に、議案第36号平成21年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)についての 質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第36号を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第36号は、産業常任委員会に付託することに決定しました。 次に、議案第37号平成21年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第3号)についての質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 - 138 - 議案第37号を厚生常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第37号は、厚生常任委員会に付託することに決定しました。 次に、議案第38号及び議案第39号の2件の質疑を行います。 まず、議案第38号平成21年度和気町上水道事業会計補正予算(第3号)についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第39号平成21年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第 3号)についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第38号及び議案第39号の2件を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第38号及び議案第39号の2件は、産業常任委員会に付託することに決定しました。 次に、議案第40号平成21年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑 を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第40号を総務常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第40号は、総務常任委員会に付託することに決定しました。 次に、議案第41号から議案第44号までの4件の質疑を行います。 まず、議案第41号平成21年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についての質疑はあり ませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第42号平成21年度和気町駐車場事業特別会計補正予算 (第4号)についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第43号平成21年度和気町公共下水道事業特別会計補正予 算(第2号)についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、次に議案第44号平成21年度和気町特定環境保全公共下水道事業特 別会計補正予算(第2号)についての質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 - 139 - お諮りします。 議案第41号から議案第44号までの4件を産業常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありません か。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第41号から議案第44号までの4件は、産業常任委員会に付託することに決定しました。 以上で、本日の日程はすべて終了しました。 明日は、午後1時から特別委員会及び各常任委員会が予定されています。また各常任委員会終了後、議会運営 委員会を開催しますので、ご出席方よろしくお願いします。 本日は、これで散会します。 ご苦労さまでした。 午前9時36分 散会 - 140 - 平成22年第2回和気町議会会議録(第15日目) 1. 招 集 日 時 平成22年3月17日 午前9時00分 2. 会 議 の 区 分 定例会 3. 会議開閉日時 平成22年3月17日 午前9時00分開議 午前10時57分閉会 4. 会 議 の 場 所 和気町議会議事堂 5. 出席した議員の番号氏名 1番 西 中 純 一 2番 広 瀬 正 男 4番 草 加 信 義 5番 安 東 哲 矢 6番 実 末 一 敏 7番 当 瀬 万 享 8番 児 山 勇 9番 草 加 敏 彦 10番 杉 本 春 山 11番 柴 田 淑 子 12番 幸 坂 陽 子 13番 坪 井 迪 郎 14番 安 藤 勝 介 15番 秋 山 政 美 6. 欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 な し 7. 説明のため出席した者の職氏名 町 長 大 森 直 徳 副 長 朝 倉 健 作 会計管理者 早 瀬 光 信 総 務 部 長 森 川 立 美 財 政 課 長 木 庭 茂 晴 税 務 課 長 藤 本 和 男 まちづくり政策課長 小金谷 民生福祉部長 三 村 清 介 健康福祉課長 杉 本 晴 彦 介護保険課長 渋 藤 泰 三 産業建設部長 佐 藤 順 一 都市建設課長 原 野 勝 彦 上下水道課長 延 藤 隆 三 地域審議監 谷 口 正 明 総務福祉部長 野 山 頼 男 町 民 課 長 近 藤 嘉 章 事 業 部 長 有 正 辰 晴 建設上下水道課長 藤 原 敏 明 学校教育課長 小 林 社会教育課長 横 谷 朝 久 スポーツ振興課長 藤 本 敏 弘 教 育 8. 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長 村 中 博 - 141 - 町 長 稲 山 茂 敦 健 9. 議事日程及び付議事件並びに結果 議事日程 日程第1 付 議 事 件 等 議案第30号 平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)について 議案第31号 平成21年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について 結 果 原案可決 原案可決 議案第32号 平成21年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)につい 原案可決 て 議案第33号 平成21年度和気町老人保健特別会計補正予算(第3号)について 議案第34号 平成21年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 議案第35号 平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第4号)について 原案可決 原案可決 原案可決 議案第36号 平成21年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2 原案可決 号)について 議案第37号 平成21年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第3号)について 議案第38号 平成21年度和気町上水道事業会計補正予算(第3号)について 議案第39号 平成21年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第3号)について 原案可決 原案可決 原案可決 議案第40号 平成21年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)に 原案可決 ついて 議案第41号 平成21年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について 議案第42号 平成21年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第4号)について 議案第43号 平成21年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について 原案可決 原案可決 原案可決 議案第44号 平成21年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2 原案可決 号)について 日程第2 議案第45号 和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に 原案可決 ついて 日程第3 議案第46号 原案可決 物品購入契約の締結について - 142 - 議事日程 日程第4 付 議 事 件 議案第47号 発議第2号 介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書 日程第6 発議第3号 果 原案可決 原案可決 和気町議会議長の不信任決議案 日程第7 結 原案可決 和気町道路線の認定について 日程第5 等 議会閉会中の調査研究の申出書について - 143 - 承認 午前9時00分 開議 (開議の宣告) ○議長(秋山政美君) 皆さん、ご苦労さまです。 ただいまの出席議員数は、14名です。 したがって、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 (議事日程の報告) ○議長(秋山政美君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。ご了承願います。 ここで、お手元に配付のとおり町長から提出されております追加議案について、昨日議会運営委員会を開き協 議した結果を委員長から報告を求めます。 議会運営委員長 草加君。 ○議会運営委員長(草加敏彦君) 皆さん、おはようございます。 昨日3月16日の火曜日委員会終了後に議会運営委員会を開催いたしました。本日の追加議案の上程につきま して、了承されましたことをご報告いたします。 (日程第1) ○議長(秋山政美君) 日程第1、議案第30号から議案第44号までの15件、一括議題とし、各常任委員長 及び和気駅周辺地区整備事業特別委員長、情報通信網整備事業特別委員長に審査の結果の報告を求めます。 まず、総務常任委員長に報告を求めます。 総務常任委員長 草加君。 ○総務常任委員長(草加信義君) それでは、総務常任委員長報告をさせていただきます。 22年第2回和気町議会定例会において、追加議案として当総務常任委員会に付託されました議案2件につき まして、昨日3月16日2時20分から第1会議室において、委員4名全員出席、執行部からは町長、教育長及 び担当部・課長同席のもとで慎重に審査をいたしました。その結果と経過の報告をさせていただきます。 まず、議案第30号平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)についてでございますが、賛成多数で原 案可決といたしました。 審査の過程において次のような質疑、答弁がございました。委員から、室原、岸野地区のデマンド通学の幼稚 園児は園から家への直通であってほしい、デマンドはスクールバスの代わりなので、その費用を遠距離通学補助 金で対応してほしい、特別便、直行便も必要ではないかとの質問がありまして、担当課長から、できるだけ同じ バス停で乗るようお願いをしている、区長にも今後相談をしてみたい、特別便については研究するとの答弁があ りました。 また、日笠小学校跡地で経営しておられますソーイング和気という会社でございますが、特に最近5件ものた び重なる放火事件があり、地域の方も大変不安で、夜も安心して眠れないと心配をしておられます。町としても ぜひその対策を考えてほしいとの要望があり、担当部長からサーチライト、モニターカメラ設置の指導はしてお りますが、その他何らかの対応を考えていきたいとの答弁がありました。 また、来年度の新採用職員は何人かとの質問に、担当部長から、2人ですとの答弁がございました。 次に、議案第40号平成21年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についてでござ いますが、特に質疑もなく、全員異議なく、全会一致で原案可決といたしました。 以上、まことに簡単ではございますが、委員長報告にかえさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 - 144 - ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、議案第40号は、討論の申し出がありませんので、討論を省略し、採決します。 議案第40号平成21年度和気町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、本件に対す る委員長の報告は、可決であります。議案第40号は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありません か。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第40号は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、厚生常任委員長に報告を求めます。 厚生常任委員長 安東君。 ○厚生常任委員長(安東哲矢君) それでは、厚生常任委員長報告をいたします。 平成22年第2回議会定例会において当委員会に付託されました補正予算案7件について、去る3月16日午 後2時20分より第2会議室において委員5名全員出席、担当部・課長同席のもと、慎重に審査をいたしまし た。その結果と経過の報告いたします。 まず、議案第30号平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)についてでありますが、全会一致で原案 のとおり可決をいたしました。 なお、審査の過程で次のような質疑、答弁がありました。日中一時支援事業委託料の増額の原因は、また自立 支援審査会委員のメンバーはだれか、自立支援費負担金、自立支援医療費給付費の増額の原因はとの質問に対し て、障害を持たれている方の預かり等を行っている事業で、利用者の増加によるものです。自立支援審査会委員 は、施設の代表、医療機関の代表、弁護士など5名で、年9回開催をしております。自立支援費負担金の増額 は、対象者の増加により医療給付費の増加したもので、透析等の患者の増によるものですとの答弁がありまし た。 また、老人保健会計繰入金、墓園事業会計繰入金の増額の原因はとの質問に対して、老保会計、墓園会計とも に決算見込みによる残額の整理によるものですとの答弁がありました。 また、愛育委員の人数はとの質問に対して、165人ですとの答弁がありました。 また、金剛川浄化対策協議会のメンバーは、また事業は何をしているのかとの質問に対して、蝋石鉱業協同組 合、クレー工業協同組合、議会、行政代表で構成されており、水質、土壌検査を行っていますとの答弁がありま した。 次に、議案第31号平成22年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、議案第32号平 成22年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)について、議案第33号平成22年度和気町 老人保健特別会計補正予算(第3号)について、議案第34号平成22年度和気町後期高齢者医療特別会計補正 予算(第3号)について、以上4議案につきましては、特に意見もなく、全会一致で原案のとおり可決といたし ました。 次に、議案第35号平成22年度和気町介護保険特別会計補正予算(第4号)については、全会一致で原案の とおり可決といたしました。 なお、審査の過程で次のような質疑、答弁がありました。居宅介護サービス給付費の大幅な減額の原因はとの 質問に対して、当初見込みより利用者が減ったことによるもので、利用者、金額ともに20年度より増加をして おりますが、伸び率を多目に積算したことによるものですとの答弁があり、了承いたしました。 最後に、議案第37号平成22年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第3号)については、残区画が12区 - 145 - 画ですとの説明を受け、全会一致で原案のとおり可決をいたしました。 以上、厚生委員長の報告といたします。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、議案第31号から議案第35号及び議案第37号の6件は、討論の申し出がありませんので、討論を省 略します。 お諮りします。 議案第31号から議案第35号及び議案第37号の6件を一括して採決したいと思いますが、ご異議ありませ んか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 議案第31号平成21年度和気町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、議案第32号平成21 年度和気町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)について、議案第33号平成21年度和気町老人保 健特別会計補正予算(第3号)について、議案第34号平成21年度和気町後期高齢者医療特別会計補正予算 (第3号)について、議案第35号平成21年度和気町介護保険特別会計補正予算(第4号)について、議案第 37号平成21年度和気町墓園事業特別会計補正予算(第3号)について、以上6件に対する委員長の報告は、 可決であります。6件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第31号から議案第35号及び議案第37号の6件は、委員長の報告のとおり可決されまし た。 次に、産業常任委員長に報告を求めます。 産業常任委員長 杉本君。 ○産業常任委員長(杉本春山君) おはようございます。 産業常任委員会の報告をさせていただきます。 昨日3月16日午後2時20分和気町役場3階第4会議室において、委員全員出席、執行部より、稲山副町 長、谷口地域審議監、佐藤部長、ほか担当課長の同席で、当委員会に付託されました議案8件について慎重に審 査いたしました。その結果と経過についてのご報告をさせていただきます。 議案第30号平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)について。 審査の過程で次のような質疑がございました。福富排水機場の維持管理についての減額がなされているが、こ のことについてご説明願いたいという質疑がございまして、河川総務費で64万4,000円減額になっていま すが、これは福富排水機場の維持管理に伴う負担金が当初の190万6,000円の計上しておりましたが、こ れに対する維持管理の修理が修繕費等の減額によるものであるというご説明がございました。 それから、質疑として、街路工事の補償金についてはどのような工事なのかという質問がございまして、道路 維持費500万円の増額についてと、それから50万円の材料代についての説明を願いたいという質疑がござい ました。町内の道路の維持修繕費として上げたもので、1件当たりが約37万円が従来かかっておる。そのこと について13件を見込み計上していますというお答えがございました。これは、それから50万円については、 - 146 - 真砂土とか砕石とか道路の補修材料などの購入に充てたいということで計上しましたというご説明でございまし た。 この議案第30号につきましては、全会一致で可決でございます。 それから、議案第36号平成21年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)につい て、全会一致で可決でございます。原案可決でございます。 それから次に、議案第38号平成21年度和気町上水道事業会計補正予算(第3号)について、これも全会一 致で原案可決でございます。 議案第39号平成21年度和気町簡易水道事業会計補正予算(第3号)について、これも異議なく、原案可決 でございます。 議案第41号平成21年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について、これも異議なく、 原案可決でございます。 議案第42号平成21年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第4号)について、これも異議なく、全会一 致原案可決でございます。 議案第43号平成21年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、これも原案可決 でございます。 議案第44号平成21年度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、これも 異議なく、原案可決でございます。 以上、産業常任委員会からのご報告とさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、議案第36号、議案第38号、議案第39号及び議案第41号から議案第44号までの7件は、討論の 申し出がありませんので、討論を省略します。 お諮りします。 議案第36号、議案第38号、議案第39号及び議案第41号から議案第44号までの7件を一括して採決し たいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 議案第36号平成21年度和気町合併処理浄化槽設置整備事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第 38号平成21年度和気町上水道事業会計補正予算(第3号)について、議案第39号平成21年度和気町簡易 水道事業会計補正予算(第3号)について、議案第41号平成21年度和気町農業集落排水事業特別会計補正予 算(第3号)について、議案第42号平成21年度和気町駐車場事業特別会計補正予算(第4号)について、議 案第43号平成21年度和気町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第44号平成21年 度和気町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、以上7件に対する委員長の報告 は、可決であります。7件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第36号、議案第38号、議案第39号及び議案第41号から議案第44号までの7件は、委 - 147 - 員長の報告のとおり可決されました。 次に、和気駅周辺地区整備事業特別委員長に報告を求めます。 和気駅周辺地区整備事業特別委員長 実末君。 ○和気駅周辺地区整備事業特別委員長(実末一敏君) それでは、和気駅周辺地区整備事業特別委員会の委員長 報告をさせていただきます。 去る3月16日午後1時から和気町役場3階第1会議室におきまして委員14名全員、町長、副町長並びに担 当部・課長出席のもと、当委員会に付託された議案第30号平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)に ついて、慎重に審査をいたしました。審査の結果は、賛成多数で原案のとおり可決をいたしました。 なお、審査の過程で質疑、答弁がございましたけれども、全員、議員全員の出席のもとに開かれておりますの で、ご理解をいただいておるというふうに思いますので、省略をさせていただきます。 以上、委員長報告とさせていただきます。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、情報通信網整備事業特別委員長に報告を求めます。 情報通信網整備事業特別委員長 安藤君。 ○情報通信網整備事業特別委員長(安藤勝介君) それでは、情報通信網整備事業特別委員会の報告をさせてい ただきます。 去る3月16日和気町役場3階第1会議室におきまして出席委員全員、執行部側から大森町長、稲山副町長、 森川総務部長、谷口地域審議監、小金谷まちづくり政策課長の出席のもとで審査が行われました。 平成21年度補正、情報通信網整備事業予算については、全会一致となりました。 なお、審査の過程におきましては、当委員会も全員参加の委員会ですので省略させていただきます。 以上で報告を終わります。 ○議長(秋山政美君) ただいまの委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、委員長の報告に対する質疑を終わります。 委員長、ご苦労さまでした。 次に、議案第30号平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)についての討論を行います。 反対討論の通告がありました、西中君に発言を許可します。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 失礼します。私は、このたびの平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)案に反 対でありますので、ここに討論をいたします。 今回の補正予算には、6,583万円ほどこれの建物補償金というもの、駅前整備計画での建物補償金が追加 をされております。そして、これについて工事費や土地購入でいったん減額3,000万円余りするわけでござ いますが、盛り込まれた予算の2億7,273万円、これはほとんどそのまま22年度へ繰越明許し、地権者の 契約が調えば、土地購入と補償費の執行までやり、23年度からは本格工事にかかろうという計画であります。 総合計8億7,913万円を21年度と22年度で執行しようということです。 - 148 - しかし、この結果、ロータリーができて道がよくなって、あと和気町のこれが振興にどうつながっていくの か、和気町民の皆さんには全く理解ができていないというふうに思います。私も大いにこの計画には疑問のある ところであります。もし私が町長であれば、駅前整備の見直し特別委員会をつくって、駅舎の建設か、あるいは 南北の連絡道路などを大いに研究し、町民に納得のいく計画変更を行い、実施するべきだと思います。しかしな がら、やられるということでございます。大森町長には、ビジョンがおありなのでしょう。ぜひこの駅前整備に よって展開される和気町発展の大森ビジョンを大いに今度の選挙戦で説明いただきたいというふうに思います。 また、この補正の中に継続費として出ております和気中学校の施設整備事業10億5,136万円、この中に 和気中学校共同調理場の予算が含まれておりますが、この自校方式、これは県下でも学校敷地内で調理して給食 をつくるという自校方式、これは本当に子供を大切にした本当に恵まれている施策であるわけですが、それをど うしてやめるんでしょうか。先日、町内のある先生とお話を、町内で学校の先生をしている方ではございません でしたから、しましたところ、子供は調理室から漏れてくるにおいをかぎながら、きょうはおいしいにおいがす る、カレーだからもう少し勉強を頑張ろうと、そういう環境がいいんだと、そのようにおっしゃっておりまし た。教育というものは、効率やお金でははかれない大切な何かを守っていくことだというふうに私は思いますの で、このことについては非常に残念に思っております。 以上、反対討論といたします。 ○議長(秋山政美君) これで討論を終わります。 これから、議案第30号平成21年度和気町一般会計補正予算(第8号)についてを採決します。 この採決は、起立によって行います。 本件に対する各委員長の報告は、可決であります。議案第30号は、各委員長の報告のとおり決定することに 賛成の方は、起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(秋山政美君) 起立多数です。 したがって議案第30号は、各委員長の報告のとおり可決されました。 (日程第2) ○議長(秋山政美君) 日程第2、議案第45号和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改 正する条例についてを議題とし、提出者の説明を求めます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは、本日追加提案いたしております議案第45号につきまして提案理由の説明を 申し上げます。 初めに、議案第45号の和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてで ありますが、学校給食共同調理場設立準備委員会委員及び和気町音頭制作検討委員会委員の報酬について新規に 規定するもので、関係条例の規定整備を行うことについて議会の議決を求めるものであります。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第45号の細部説明を求めます。 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 議案第45号説明した。 ○議長(秋山政美君) これから議案第45号の質疑を行います。 質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 失礼します。私、佐伯地区の学校給食の共同調理場委員をしております。若干聞いてお るんですけど、もう一度今の佐伯地区の共同調理場の運営委員会との関係といいますか、それの関係を教えてい - 149 - ただきたい。特に、当初はこの年度途中から和気の中学校の共同調理場ができて、そこから本荘小学校にも供給 をするということだったと思います。そういう面も含めて、この仕事としては特にこの納入業者選定に関する事 項、これを審議するということだろうと思うんですけど、その点についてももう少し詳しく教えていただきたい と思います。 ○議長(秋山政美君) 教育長 朝倉君。 ○教育長(朝倉健作君) 佐伯の共同調理場と今回の和気町学校給食調理場準備委員会というのは違うもので す。佐伯の共同調理場運営委員会は、22年度1年間あります。準備委員会の方は、6月に一応、6月までに2 3年度からの物資納入業者の選定を行いますので、そこで委員会で選定をしていただくというふうになってる。 これは、新たな委員を選出する予定です。 それから、本荘小学校の給食の供給ですが、和気中学校が22年9月から稼働します。本荘小学校は22年8 月から改修にかかりますので、給食ができませんから、和気中学校から和気の本荘小学校と本荘幼稚園へ給食を 搬入するというふうになっております。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) それで、日笠とか藤野の小学校、それから和気中学校の調理場、古い方はそのままとり あえず2学期、3学期は動くんでしたかね、ちょっとその辺ちょっとよくわからないんです。 ○議長(秋山政美君) 教育長 朝倉君。 ○教育長(朝倉健作君) 和気中学校は、9月まで、できるまでは今の調理場でやります。日笠と藤野について は3月31日まで稼働します。3月いっぱいまで稼働します。23年4月から和気中学校から日笠、藤野へ配送 をします。 ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 (1番 西中純一君「はい」の声あり) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第45号を、会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議あ りませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第45号は、委員会付託を省略することに決定しました。 次に、お諮りします。 議案第45号を討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 議案第45号和気町非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、原案のと おり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第45号は、原案のとおり可決されました。 (日程第3) - 150 - ○議長(秋山政美君) 日程第3、議案第46号物品購入契約の締結についてを議題として、提出者の説明を求 めます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは、議案第46号の物品購入契約の締結についてでありますが、和気中学校及び 佐伯中学校の情報機器の購入契約の締結について、地方自治法及び和気町議会の議決に付すべき契約及び財産の 取得又は処分に関する条例の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上、説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当課長に説明させますので、ご審議、ご議決賜ります よう、よろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第46号の細部説明を求めます。 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 議案第46号説明した。 ○議長(秋山政美君) これから議案第46号の質疑を行います。 質疑ありませんか。 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) ここの6ページにあります株式会社それぞれの支店といいますか、納入する支店の所 在地を教えていただきたいと思います。 それから、辞退というのが2つあるんですが、指名競争入札で辞退した理由を教えていただきたいと思いま す。まず最初に。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) お答えいたします。 今手元に住所があるものを持っておりませんが、あとは今回落としたのは東片上、備前市でございましたが、 あとは大体岡山市内だったと記憶をいたしております。 それから、辞退した理由は書面では会社都合というふうに書いてあります。ですので、それ以上のことはこち らでは把握いたしておりません。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 指名したというふうに言われましたが、指名したときに相手は、こちらが指名するわ けですから、そのときには辞退するとか、そういう話は何もなかったんですか。指名した後、入札のときに辞退 するというふうになって、会社の理由というのがちょっとうなずけないんですが、そこら辺の事情がわかりまし たら教えていただきたいと思います。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 辞退の方法は、まずこちらから指名をいたしますと、それぞれ指名通知をとりにい らっしゃいます。指名通知、あなたの会社を指名いたしますという通知をこちらから連絡いたしますと、和気町 役場の方へ指名通知をとりにいらっしゃいます。今回は、こういうことでございます。例えば、土木工事なんか でも、指名をしたら指名通知をとりにいらっしゃいます。その内容を見ながら、例えば自分のところが仕事が手 いっぱいだったらもう辞退するというふうなものが入札日より前に出てまいります。今回もその入札日より前に この2社につきましては、書類で辞退をするというふうな申し出がございました。 以上です。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 指名するときに、事前に指名をしますよとか、受けれますかとか、そういうような交 - 151 - 渉はしないんですか。いきなりあんたの会社にこれだけ注文しますというようなことを言うたところで、相手の 事情がよくわからないわけですから、事前にこちらの方である程度の準備をした上で指名をするんじゃないか、 普通ならば、普通の取引の場合は、そういう形式をとらなければおかしいんじゃないかというふうに思うわけで す。 それから、入札した金額がこちらの5ページの契約金 額の95%ですね。非常に…… (「これ消費税がある」の声あり) 消費税を……あ、契約のときには消費税が入りませんね、こういうときは。入りますか。含めて。 (「入ります」の声あり) あそうですか。土木建設、この場合は、本読みますと、消費税は入らないっていうふうなことが出ておるんで すが、そうじゃないですか。じゃあ、その本をまた見ていただきます。 消費税を合わせて95.2%であるということで、この金額についても非常にいいところで落としてるんじゃ ないかというふうに思うんですが、そこら辺はどういうふうな感想を持ってらっしゃいますか。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) まず、最初に言われました前もってあんたとこは受けるか受けんかとかというの は、それはもう受けることを前提に指名願を出してるわけです。和気町へ指名いつしてくださっても構いません よというものを出してるわけです。 (11番 柴田淑子君「あらためて出して来とんですか」の声あり) もちろんそうです。その指名願が出てきてないと、うちは指名をいたしません。それで、たまたまそのとき に、例えば先ほどの私の話ですと、土木事業が手いっぱいだったとか、そういうことはございます。ですので、 一々あんたとこ指名するけどいいかとかというようなことはどこの役場でもやっておりません。 それから、消費税ですけれども、入札のときには消費税抜きでするということだけの話で、契約を消費税抜き でするようなところはあるとは聞いておりません。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) なら、これ予定価格は幾らだったですか。 それから、率は何%で落としとるということですか。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 予定価格は公表いたしておりませんが、設計額に対しましては落札額が70.3で す。これを言っていいのかどうかわかりませんが、設計は定価よりかなり低く抑えております。それの70.3 が落札額でございます。 ○議長(秋山政美君) 西中君、よろしいですか。 (1番 西中純一君「はい、じゃあごめんなさい、もう一つだけ、ごめんな さい」の声あり) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) それから、これは前使っていたパソコンはウィンドウズの今度7にするんですか。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 最新の機種で対応するということでやっとります。 (1番 西中純一君「いや、この前は。現に使ってる機器は何かという」の 声あり) ○議長(秋山政美君) 西中君、手を挙げてしゃべって。 - 152 - 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) だから、今現に使ってるものはウィンドウズXPなのか2000なのか何ですか、わか りますか。 ○議長(秋山政美君) 学校教育課長 小林君。 ○学校教育課長(小林 健君) 今はXPを使っております。今度は7が入ります。 ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 8番 児山君。 ○8番(児山 勇君) 私もこのパソコンは非常に興味があるんです。それで、今さっき西中さんが聞いたよう に、内容をもう少し聞きたかったんです。それで、さっき手挙げたんですけども。佐伯と和気の中学校で93台 言われましたね。それは、佐伯と和気とでは何台ずつかもはっきり教えてください。 それから、プリンター11台言われましたな。それで、プリンターもどの程度のものをどちらが、どういうふ うに振り分けられとんか、何台ずつか、据えてあるんかということも知りたいです。 それからあと、周辺機器購入とここありますね。その周辺機器購入というのは、このパソコン用の、パソコン 及び周辺機器ですから、デジカメもついでに買っとんだと言われましたな。ほんな、それはその周辺機器の購入 の方に入った買い方をされとんか、そらそうですわな。それと、ほかにあるんですか、この契約の中で。 それから、種類についてはさっき西中議員が聞いたから、そういう形のもので、パソコンするものは全部もう 同機種を全部96台、93台、同機種をそろえるんですか。それとも程度の違うものがあるんですか。その辺を 教えていただきたい。 それから、入札のことは柴田議員が言われましたけども、私も何で辞退するようなところが競争入札に入って きたんかなということで聞きたかったんですが、1つはこの入札はいつやられたかというのどっかへ書いてある んかどうか知りませんが、いつやられて、だれが立ち会って、どこの場所で行われたか、それもついでに教えて ください。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) パソコン台数でございますが、佐伯が51台で和気が41台、それで92台と いうことであります。 それから、プリンターにつきましては、佐伯が9台で和気が2台、11台。51と41で92台。佐伯が51 で和気が41。 (「93台というて言うた」の声あり) 92台言うてないですか。 (「93台」の声あり) いや、ほんな申しわけないです、92台です。済みません。 (「92が正しいんかな」の声あり) 92合うとります。51と41で、はい。 それから、今言う周辺機器というのは、ソフトです。今言うソフトの中へ画像を転送装置とか環境復元ソフト とかフィルタリングソフトとかウイルス対策ソフト、成績処理ソフトとか、基本ソフト、OS、そういうもんが 入っております。それで、今言うデジタルとかというのは、またデジタルカメラは19台、別で、それから今言 うプリンター、プロジェクター、スクリーン、管理サーバー等々、それからネットワークの機器、消耗品等、そ れからまた作業員等の一式があります。それの入札をしております。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 申しわけありません。私が議会中でございましたので、時間等ははっきり覚えてな - 153 - いんですけれども、3月、先週の金曜日、12日だったと思います。うちの職員、それから教育委員会の職員で 入札を執行いたしております。 ○議長(秋山政美君) 8番 児山君。 ○8番(児山 勇君) まず、パソコンの種類はどういう機種で全部一緒かという質問をしたと思うんです。 それから、デジカメはどこへ入っとんかというような質問したんですが、じゃあパソコンだけは幾らかという のはわかりますよね。パソコン、さっきのプリンターとかデジカメとかいろんなソフト関係とか、そういうもの が全部周辺機器と言われたんですが、パソコンだけでもいいですからわかりますか。 それから、いつどこでだれが立ち会うたんですかということでという質問したんですが、それは職員が立ち会 うたんじゃけど、職員は何名で立ち会われたんですか。その辺がちょっと再度お願いします。 ○議長(秋山政美君) 財政課長 木庭君。 ○財政課長(木庭茂晴君) 失礼します。うちの職員1名と教育委員会の職員が1名でございます。 ○議長(秋山政美君) 社会教育課長 横谷君。 ○社会教育課長(横谷朝久君) 機種につきましては同じもので、その入札金額が全体での1,700万円とい うことでありまして、設計額だけにつきましては設計額は今言う92台のパソコンだけにつきましては1,65 2万円の設計額が上がっております。 以上です。 (「一千六百……」の声あり) 52万円。 (8番 児山 勇君「議長、もうよろしいです」の声あり) ○議長(秋山政美君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第46号を、会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議あ りませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第46号は、委員会付託を省略することに決定しました。 次に、お諮りします。 議案第46号を討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 議案第46号物品購入契約の締結については、原案のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第46号は、原案のとおり可決されました。 (日程第4) ○議長(秋山政美君) 日程第4、議案第47号和気町道路線の認定についてを議題とし、提出者の説明を求め ます。 - 154 - 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) それでは、議案第47号の和気町道路線の認定についてでありますが、和気駅周辺地区 整備事業の実施に伴い新設される道路について道路法の規定により和気町道路線として認定していただきたく、 議会の議決を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長に説明させますので、ご審議、ご議決賜りますようよろしくお願いします。 ○議長(秋山政美君) 次に、議案第47号の細部説明を求めます。 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 議案第47号説明した。 ○議長(秋山政美君) これから議案第47号の質疑を行います。 質疑はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) これは、理由としては政府、国の交付金の交付決定のためにこれを道路線認定をしてお かないとこの事業ができないから、そういうことでありましたか。もしそうであるならば、これをやるとすぐに 交付決定がもう、いつごろ出るんでしょうか、わかれば教えてください。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) この認定の作業がまちづくり交付金事業の決定、また未決定、それの要件では ございません。 ○議長(秋山政美君) 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 要件ではないものを、どうしてこれ出したんかちょっとわからん。もう一遍ちょっと教 えてください。もう一遍わかるように。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 今回駅前周辺地区の整備事業に伴いまして、既設の町道、県道を拡幅すること と、新たに今回提案いたして、認定で上程させていただいておる部分について新設の道路を計画いたしておりま す。新設の道路につきましては、工事着手前に道路認定をする必要がございます。そのことと、そういう認定作 業がされていないと、公共事業に協力していただいたということで用地補償の権利者の対象の方が対価を得ると いうことで譲渡所得になりますけれど、それの控除の適用になりませんので、今回認定作業を行っております。 税法上の控除です。 (1番 西中純一君「余り賛成できませんけど、わかりました、理由は。税 法上の控除ですね」の声あり) ○議長(秋山政美君) ほかに質疑ありませんか。 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 歩道がついてるっていう話は何遍も聞くんですが、駅前の通りの県道も歩道がついて いるわけですが、本来の車が通る道の幅は6メートルで、この工事をする前と同じ幅の道なんですね。歩道に は、縁石といいますか、歩道と、それから車道との区別のところに線を引くだけでなくて、1段高くして、人が 通るところと、そうでないところと区別するような設備をするんでしょうか、お尋ねします。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) まず、車道の幅員でございますけれど、県道部分についてはもともとあった6 メートルの幅員、それに路肩部分50センチずつ両肩を見て7メートルになります。それから、歩道については 2.5メートル、それぞれつく予定にいたしております。 なお、車道と歩道との間には縁石ブロックといわれます通常の道の路面から飛び出たブロックの構造物を設置 - 155 - をいたします。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 6メートルが7メートルになるんですか。 それから、縁石をつける、縁の高いのをつけますと、今の6メートルでは非常に狭くて、歩道の分まで、駅前 には自動車が、列車が来ますとたくさん連なって、それであの道が送迎の車と、それからおりてくる人たちがよ うやく通れるようになっておるわけです。そうすると、そこに縁石をつけますと、今より車の通るスペースが非 常に少なくなって、かえって車が出入りのときにたくさん車が入りよりますが、それが邪魔になって、かえって 交通渋滞を起こすというか、そういうことになりゃせんかと思うんです。今はもうよその店先まで、ぎりぎりま で送迎の車がついておるのでようやくその6メートルの道が出たり入ったりができるようになってるわけです。 あそこは、余りにもそういう車が出たり入ったりするので、交通事故は起こってないような気がするんです。 一遍、交通事故の話を聞いたことがありますが、何か無謀運転みたいなんで突っ込んできたというようなのがあ るんですが、余り事故のないところだなあというふうには思うんですが、警察に確認したわけではありませんの でわかりませんが、やはり縁石を設けると、今より不便になりゃしませんか。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 車道の幅員6メートルから7メートルになりますので、今より広い有効利用が できると思ってます。 それからまず、縁石の方ですけれど、縁石は歩行者を守るためにも必ず必要だというふうに考えております。 あと送迎等の渋滞の件でございますけれど、県道部分7メートルになりますと、たとえ片側駐車されても、そ の余りの残幅員で対向の、実際には普通車であれば通行できるということで、かなりの余裕がございますし、そ れから今回新設される町道部分につきましては一方通行でございます。ここが実際には2車線ございます。片側 1車線はすべて送迎用のためのスペースとしても使えますので、約90メートルぐらい送迎で使えると、実際 に、というようなこともありますので、その渋滞の心配はないと考えております。 ○議長(秋山政美君) 11番 柴田君。 ○11番(柴田淑子君) 両側に歩道をつけるんでしょう。県道の部分ですが。そうすると、今私が6メートル って言ったのは、車が通る部分が6メートルで両方に、縁石がないわけですから、両方車が入ってくるわけです けれども、それでも混雑をしてるわけで、縁石をつけますと、もう車が止まるとこは7メートルしかないってい うことになると思うんです、乗り上げるわけにはいかないんで。かえって、歩行者の人はもちろん歩道っていう のは歩行者を守るためのものですが、車が、列車が止まりますと、おりてくるのを待っておりまして、歩行者が その間を縫いながら帰っていくと。私は自転車ですので自転車でその間を通り抜けて、止まっている間を行くん ですが、あれで縁石がついて、自動車がその間に止まると、ずっと向こうまで続くんじゃないかなっていう感じ がするんですが、両側に歩道をつけるということになると、今より利用するスペースは、幅は狭いと思いますけ ど、それはそうじゃないんですか。 ○議長(秋山政美君) 都市建設課長 原野君。 ○都市建設課長(原野勝彦君) 現在の県道は6メートルございます。6メートルの利用状況ですけれど、例え ば車1台止めると、店舗前に1台止めるということ、それも店舗にぎりぎりに止めるわけにはいきません。歩行 者、自転車通る部分を考慮しながら止めるというようなこともありますけれど、ということでそういうところを 残しながら止めるということで、いったん止められるとほかの車両は対面通行はできないという状況が生まれて おります。ところが、今回は6メートルが7メートルの車道になりますし、縁石のぎりぎりのところまで止める ことができます。残幅員が十分とれますので、そのあたりは前より一段と改良されたものになると、そのように 理解してます。 - 156 - ○議長(秋山政美君) ほかに質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 議案第47号を、会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議あ りませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第47号は、委員会付託を省略することに決定しました。 次に、お諮りします。 議案第47号を討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 議案第47号和気町道路線の認定については、原案のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって議案第47号は、原案のとおり可決されました。 ここで場内の時計が、10時20分まで暫時休憩といたします。 午前10時11分 休憩 午前10時20分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 (日程第5) ○議長(秋山政美君) 日程第5、発議第2号を議題とします。 ここで、事務局長に朗読させます。 事務局長 村中君。 ○事務局長(村中 博君) 発議第2号朗読した。 ○議長(秋山政美君) 次に、提出者であります草加敏彦君に発議第2号の説明を求めます。 9番 草加君。 ○9番(草加敏彦君) 発議第2号につきまして説明をいたします。 これは、陳情第3号の採択を受けまして、地方自治法第99条の規定により別紙意見書を会議規則第14条の 規定によって提出するものです。 内容につきましては、先ほど事務局長より朗読がありましたので省略をさせていただきます。議員の皆様方の ご審議、ご議決のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(秋山政美君) これから提出者に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りします。 発議第2号は、会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議あり ませんか。 - 157 - 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって発議第2号は、委員会付託を省略することに決定しました。 次に、お諮りします。 発議第2号は討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認め、これから採決します。 発議第2号介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書については、原案のとおり決定することに、ご異 議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって発議第2号は、原案のとおり可決されました。 (日程第6) ○議長(秋山政美君) 日程第6、発議第3号和気町議会議長の不信任決議案についてを議題にします。 本件は、私の一身上の案件でありますので、議長席を副議長と交代いたします。 ここで、暫時休憩します。 午前10時26分 休憩 午前10時27分 再開 ○副議長(安藤勝介君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 15番 秋山政美君の一身上に関する事件ですので、地方自治法第117条の規定によって、15番 秋山政 美君の退場を求めます。 〔15番 秋山政美君 退場〕 ○副議長(安藤勝介君) ここで、事務局長に朗読させます。 事務局長 村中君。 ○事務局長(村中 博君) 発議第3号朗読した。 ○副議長(安藤勝介君) 次に、提出者であります実末一敏君に発議第3号の説明を求めます。 6番 実末君。 ○6番(実末一敏君) 失礼します。発議第3号和気町議会議長の不信任決議案を提出させていただきました。 上記の議案は、別紙のとおり会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出をさせていただきました。 内容につきましては、先ほど事務局長から朗読していただいたとおり、議長としての資質を疑う行動が多いと いうことから、議長の不信任決議をさせていただきます。 まず1点目には、先ほどもありましたように、この本会議を二分、2派のグループに分断し、今やちまたで言 われていますように町民不在の和気町議会にしたトップとしての責任が重いんじゃないか。 それから、議員全員の意見を聞くことなく、一部の議員の主張、意見をのみ入れ、議会全体の調整を怠った。 そして、3点目には広域ごみについて離脱の決議で、議長としての采配に大きな禍根を残した。 4つ目、和気町は5つの組合施設を持っておりますけれども、この広域ごみの諸問題について、大所高所に立 った判断をしなければならないのにもかかわらず、沈思黙考でリーダーシップのかけらも発揮せず、いたずらに 長期にわたり混乱を招いた責任。 そして、各近隣市町に和気町としての不信感を増幅させたばかりか、和気町が今まで築いてきた広域組合の参 加市の信頼関係も崩壊した責任、以上5項目にわたり和気町議会議長の不信任決議をするものでございます。 - 158 - ○副議長(安藤勝介君) これから提出者に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「質疑なし」の声あり〕 ○副議長(安藤勝介君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。 ご苦労さんでした。 お諮りします。 発議第3号は、会議規則第39条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありま せんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○副議長(安藤勝介君) 異議なしと認めます。 したがって発議第3号は、委員会付託を省略することに決定しました。 これから、発議第3号和気町議会議長の不信任決議案について討論を行います。 まず、本件に反対者の発言を許可します。 12番 幸坂君。 ○12番(幸坂陽子君) 失礼します。議長不信任案に対して反対の立場で意見を申します。 議会が二分されたのは、2年前の平成20年度特別会計の2議案が否決されたことに始まります。その後、佐 伯地域の福祉バスの存続についてやTMOからの即時撤退の決議が可決されたにもかかわらず、大森町長は議会 の声に耳を傾けることなく無視されました。これは、とりもなおさず町長の政治姿勢が間違っていると思わずに はいられません。しかも、これらの問題に対して、何でも町長の方針に追随し、是々非々の立場で判断しない同 僚議員がいたことでした。広域ごみの問題については、私を含め同僚議員がたびたび全員協議会や一般質問で 様々な提案をしてきましたが、聞く耳を持たなかったのはだれでしょう。他の町の大きな声をする人の意見に従 うのか、良識ある町民の声と、その声を代弁する議会を尊重するのかどうかということが問題なのです。政治姿 勢として最も必要な部分が欠落した町長と一部の議員がいる中で、議長はきちんと役割を果たしています。不信 任を突きつけられるのは秋山議長ではありません。 以上の理由で反対をいたします。 ○副議長(安藤勝介君) 次に、本件に賛成者の発言を許可します。 13番 坪井君。 ○13番(坪井迪郎君) 今の反対の議員の討論については、今回問題にしているのは議長の不信任であって、 町長については一切このことは関係ないというふうに私は思います。 さて、今回私はこのことについての賛成をさせていただくことは、議会の正常化として町民の信頼をかち取る ためには議会がどうしたらいいかと、そのためには率先垂範、議長が自覚しなければいけない、猛省しなければ いけないという見地から、賛成の討論をさせていただくものでございます。 まず第1点、和気町の議会につきましては、議会の15人、今現在は14人、14人を含めた、議長を含めて 14人になるんですが、14人のためにあるものであって、分断した一部の議員のために存在するものではな い。そして、議会は町民のためにあるということをまずもって議長は銘記しなければいけないというふうに思い ます。議長としての重責、立場を全く理解してないということが問題だというふうに思います。 第2点、広域ごみ組合の参加、不参加の問題についてですが、和気町議会の代表としての発言や主張が一切な かった。そのことが今回の混乱を招いたものであるというふうなことを私は考えざるを得ません。和気町の議会 の代表としてのいわゆる特権を放棄しておったというふうに考えざるを得ないところでございます。 そしてまた、第3点目でございますが、今や選挙の前哨戦がたけなわでございますが、3月14日の某候補予 - 159 - 定者の事務所開きにおいて議長としてスピーチあるいはあいさつをしたということは、議会の議長としての中立 性を自ら放棄したというふうに私は感じざるを得ないわけです。 第4点目でございますが、議員定数に関する区長会の要望書が昨年の秋に提出されておりましたが、それを議 員の皆さんに公開することなく、そのことが区長会から問題になった時点において、実は来ておったんだという ふうなことで、そうした議会の透明化、そして情報公開というふうな観点での流れについても非常に認識不足で あるというふうに思います。 それから、第5番目、議長としての意見集約として、全員協議会を開くというふうな、いわゆる議会の運営上 のことが議長としての特権としてあるわけなんでございますが、全員協議会を開く、そうした決断、勇断が全然 なかった。そのために、議会の皆さんのコンセンサスが得られることなく今日に至ったというふうなことが言え ると思います。 第6点目です。議会と執行部は、車の両輪でございます。和気町をよくするためには、執行部と議会が両輪と なって動かなければいけないというのはもう自明の原理です。執行部とのネゴシエーション、執行部に接触し、 あるいは交渉し、議会の声を伝え、執行部の声を聞いて議会に伝えるという作業がほとんどできていなかったと いうふうな議長としての責任を私は痛切に感じる次第でございます。 結論といたしまして、信なきは立たずということがあります。これは、政治を志す者にあっては大きな世界、 小さな世界の政治を志す者にとっては信が失われた段階ではやはり自ら議長としての猛省をし、そしてまたこれ からの正常化に向けて努力するのが私は議長としての役割だというふうに認識いたしますが、これを一つの警鐘 として私は議長はとらえてこれからの議会運営を心がけていただきたいというふうに思う次第でございます。 そして、今回議長不信任案を実末議員が提案されましたが、このことは長い和気町の議会においての初めての 出来事ではないかなというふうに思うわけです。それだけ我々は真剣にこの問題をとらえ、そしてこの問題、議 長不信任についてのことを重要にかんがみてこの皆さんの決断をお願いする次第でございます。 ○副議長(安藤勝介君) ほかに討論はありませんか。 1番 西中君。 ○1番(西中純一君) 反対討論をいたします。 この不信任案に対して反対でありますので、一言述べたいと思います。 現状の議会、私が初めて議員になって3年がたったわけでありますが、この議会のあり方、非常に疑問がある というふうなところもありました。執行部の案をうのみにする、いつも異議なしとやっている、そういうふうな 議員おられる、そういう議会の内容を改めてきちんと審議をしていこうとしている、そういう努力を今している というふうに私は思います。議員の仕事は議会で発言をしていくこと、そのことを今推し進めようとしている、 そういうことの難癖という言い方がいいんでしょうか、そういうもんでしかないんじゃないか、この不信任案 は、というふうに思います。 また、この現状のごみの問題に関してもそうですが、町外の一部議員に屈服をしている、迎合している、そう いうふうな姿が私には見えてまいります。執行部の姿、この和気町民の利益に反することでもやろうとする、そ の執行部に対してきちんと町民の立場を代弁する、その必要があるため、そのために秋山議長は頑張ってきたと いうふうに思います。 今後、あえて課題として言わせていただければ、議会改革として委員会の傍聴制度の確立や、その他そういう ホームページの充実、そういう議会を町民に開放していく、そういう改革、それはあると思います。それはぜひ そういうことは前へ進めていただきたい、そういうことをつけ加えまして、反対討論といたします。 ○副議長(安藤勝介君) ほかに討論はありませんか。 11番 柴田君。 - 160 - ○11番(柴田淑子君) 私はこの不信任案決議に反対いたします。 まず、理由の第1のところに、本会議を恣意的に二分、2派のグループに分断しと書いてありますが、分断さ れておるのでしょうか。各自自分の意見で行動しているんじゃないでしょうか。それをこういうふうな表現にす るということは、それは自分の考えで行動している議員に対して、そういうふうな見方をするというのは間違い じゃないかと思います。 双方抜き差しならぬ状態におとしめというふうに書いてありますが、議論で抜き差しならぬ場合があるからこ そ多数決で民主主義は決定するわけであります。裏で対策を練ったりするというようなのは、これは裏技であっ て、しちゃあならないことというふうに思います。 次に、町民不在の和気町議会というのはしばしば区長の口から聞きます。それは、執行部と一体になるのが議 会の役割ではない、議会の役割とは何かと、車の両輪では絶対にないんです。車の両輪という言葉を今まで何遍 か聞くんですが、議会についてどういうふうなものが議会かというのは、憲法、地方自治法に書いてありまし て、車の両輪とは書いてありません。議会の基本的な仕事というのは、執行権に対するチェック機能でありま す。1年間に、例えば一般会計、この間100億円以上を使うわけであります。和気町の中で100億円以上使 い切るようなところはないわけですから、お金と権力がある執行部、しかも町長はたくさんの部下を連れて自分 の一体になって行政をやるわけですから、大きな権力がある、お金もある、そこに対して町民がどういう気持ち でおるかと。これを町民の声を伝えていくというのが議会の役割でありますから、言われたことにイエス、イエ スと言うようなのはやっぱり町民不在というふうに言われてる原因はそこにあるんじゃないかというふうに思い ます。 それから、議長の役割とは一体何なのか。例えば、特別委員会なんかでも早く決議してくれとか、それから自 分の意見をたくさん言うちゃいけんでというわけですが、皆さんの意見をしっかり言う中で、合意を求めて、ど こら辺で合意ができるかわかりませんが、そういう討論をしっかりした上で委員会または議会の意思を最終的に 多数決で決めていくのが我々の立場であります。どんどんどんどん推し進めていって、これは執行権と一体にな ってるんじゃないかというようなやり方こそ議会の議員の立場ではありません。 次に、ごみ処理の問題についてここに出ておりますが、ごみ処理については議会でたくさんの議員が発言しま したが、発言をしましたか。こういうふうに書いてありますが、黙っておったんじゃないかと思います。議会で 黙っておって、実末さんは発言されてたと思いますが、黙っておいて、しかも議場から出ていっちゃって、そし て帰ってこなかった人もおりますが、議会というのは反対があっても、自分の意思が反対であっても反対である という意思をそこで表明しなければならないとこですが、議会から出ていってしまうというのは議員の役割を果 たしているということは言えないわけであります。 それから、これはいたずらにという、いたずらという字がこういう字は使わないと思います。最終的にこうい うような不信任決議を出す、出しているこの文書自体、議会の役割というものを自覚しているんだろうかという ふうに思いますので、この不信任決議案には反対いたします。 ○副議長(安藤勝介君) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」の声あり〕 ○副議長(安藤勝介君) これで討論を終わります。 これから、実末君から提出されました発議第3号和気町議会議長の不信任決議案についてを採決します。 この採決は、起立によって行います。 この決議のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。 〔賛成者起立〕 ○副議長(安藤勝介君) 起立多数です。 - 161 - したがって発議第3号は、原案のとおり可決されました。 退席中の秋山政美君の除斥を解き、入場願います。 〔15番 秋山政美君 入場〕 ○副議長(安藤勝介君) 秋山政美君にお知らせします。 発議第3号和気町議会議長の不信任決議案は可決されました。 以上で私の議長の職務は終了いたしました。ご協力ありがとうございました。 ここで暫時休憩とします。 午前10時53分 休憩 午前10時54分 再開 ○議長(秋山政美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 先ほど私の1案件で貴重な時間をとっていただきましてありがとうございました。 私も皆様の意見を参考にし、法にのっとり、引き続き議長の職を務めさせていただきます。 (日程第7) ○議長(秋山政美君) 日程第7、議会閉会中の調査研究の申出書についてを議題とします。 皆様のお手元に配付のとおり、議会運営委員会及び常任委員会並びに特別委員会より、議会閉会中の調査研究 の申し出が提出されております。 お諮りします。 議会運営委員会及び常任委員会並びに特別委員会が、議会閉会中においても調査研究できるよう承認すること に、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(秋山政美君) 異議なしと認めます。 したがって、議会運営委員会及び常任委員会並びに特別委員会が、議会閉会中においても調査研究できること に決定しました。 以上で、今期定例会に付議されました事件は、すべて終了しました。 閉会に当たり、町長からあいさつがございます。 町長 大森君。 ○町長(大森直徳君) 平成22年の第2回和気町議会定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。 今議会において提案いたしました承認1件、関係組合の解散等2件、条例10件、当初予算16件、補正予算 16件、契約1件、道路認定2件の議案につきまして、慎重にご審議をいただき、ご議決賜り、まことにありが とうございました。 平成22年も間近になってまいりましたが、平成21年度の反省点及び今議会におけます協議結果並びに指導 を十分に踏まえて、これまでの行政に対する推進、また透明性の問題のご指摘もございましたので、新たな気持 ちで町政発展のために職員とともに全力で頑張ってまいりたいというように考えております。 議員の皆さんにおかれましては、15日間に及び定例会、ご苦労さまでございました。今後とも何かとご多忙 の毎日をお過ごしのことと存じますが、くれぐれもお体をご自愛いただきまして、ご健勝でご活躍いただきます ようお祈り申し上げます。 まことに簡単でございますけれども、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(秋山政美君) これをもちまして平成22年第2回和気町議会定例会を閉会します。 ご苦労さまでした。 午前10時57分 閉会 - 162 - 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 平成22年3月17日 和気町議会議長 秋 山 政 美 和気町議会副議長 安 藤 勝 介 和気町議会議員 西 中 純 一 - 163 -