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STEP1 『パレートの法則』を利用する! STEP2 「予習のやり方」

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STEP1 『パレートの法則』を利用する! STEP2 「予習のやり方」
◆STEP1 『パレートの法則』を利用する!
「パレートの法則」とは、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレート氏が提唱した「80:20 の法則」で、「重要な2
割を押さえると、8割の効果を出せる」という経済の法則です。これを勉強に応用します。
◆STEP2 「予習のやり方」
予習は学校の先生が決めたルールがあればそれに従って欲しいですが、考え方をよく理解してください。
下の図は英語のノートの見開きです。まず、教科書の本文をちょっと大き目に、コピーを取り、それをノートの
左のページの上半分に貼ります。残ったコピーは、1 枚めくった次の見開きに貼ります。コピーはだめだという
先生もいますので、その場合は手書きで書いてください。
①このページの本文の初めから最後までを一気に、声に出して音読します。
②と同時に、頭の中で和訳をします。
※3つ同時ですから、ちょっ
とゆっくり目でいいです。
③と同時に、分からない単語や熟語に、線を引きます。(たとえば黄色のマーカー等)
次に、この下に、分からなかった、読めなかった単語や熟語を、一気に書き出します。その後、辞書で一気に
調べます。発音記号も書いておきます。調べれば、もう分からない単語や熟語はありませんから、ノートの右
側のページの上半分に、和訳を1行おきに書いていきます。そうすると、単語や熟語は分かっているのに、
訳せない所が出てきます。そういう所は、例えば青色のマーカー(A)で、英文にラインを引きます。分からな
いので、ここの和訳は何も書けませんが、単語を並べたくらいでいいのでとりあえず書いておきましょう。
実は、「予習の目的」は、「パレートの法則」で言う、「重要な2割を見つけること」です。「見つけるだけ」なら勉強
ではなく「作業」ですから、どんなにかかっても、「1時間以内にやる」って決めることが大切ですね。そう「決め
る」と、だんだんできるようになります。大体の目安は、見開き 2 ページで、30 分くらい。出来れば 15 分でやれる
ようになれば最高です。
◆STEP3 「授業の受け方」
先生が授業の始めに英語を音読してくれる時は、発音を確認しましょう。読めなかった単語は、カタカナで書
くようにしていくうちに、発音記号も読めるようになります。「授業の目的」は「パレートの法則」で言う、「重要
な2割を、分かること」です。「分かる」ためには右側の自分の和訳は間違っていますから、1行空いている所
に、赤ペンで正しい訳を書いておきます。この間違った和訳は、重要な「記憶の引き出し」になりますから、消
さないでください。そして実は!授業で集中してほしい所が、もう1ヶ所あります。それが「授業で先生が、詳
しく説明した所」です。ここに、別の色、たとえばピンクのマーカー(B)でラインを引きます。そして、黒板に先
生が書いたり、詳しく説明したりしたことを、ノートの右のページの下半分に書いておきます。汚くて良いの
で、一言も漏らさず書いておきましょう。それがテストで思い出すヒントになります。ここが、このページの重
要構文だったりします。つまり、ここがテストに出やすいんです。
そうすると、青色のマーカー(A)の所は、「みんなにとっての重要な2割」、もちろん、ここは覚えなければい
けません。ピンクのマーカー(B)の所は、先生が詳しく説明した所だからテストに出やすい。じゃ、上から4行
目の青色のマーカー(A)とピンクのマーカー(B)がダブった所は?…ここはみんなにとっても重要な2割だ
し、先生も大切って言った所です。ということは、「ここを覚えると、みんなにとって一番おいしい!」ってことで
す。この「重要な2割」、授業が終わったら「分かった」にしましょう。もしよく分からなかったら、授業後に先生
に聞いて、きちんと「分かった」にしてください。
◆STEP4 「復習のやり方」
復習は「次の日」にすると効果が高いそうです。人間は、一日寝ると7割くらいは忘れてしまうと言いますが、
忘れかけた頃に、もう一度覚えなおすと、グーンと定着率が上がるそうです。
まず「復習の時間がある時」。予習と同じように、このページの、初めから終わりまで、英文を音読しながら、
同時に頭の中で和訳をします。そうすると、途中で「あ、忘れちゃった」という所が出てきます。その時は右ペ
ージの答えを見て、そして忘れていた英文の所に戻り、そこからまた音読と同時に和訳をしていきます。1回
でも答えを見たら、もう一度、最初に戻って、もう1回、同じように、音読をしながら、頭の中で和訳をしていき
ます。たいていは、2 回目には最後まで行きます。授業の1時間分なら、1回音読するだけなら、10 分もあれ
ば音読できます。大抵は2回目には終わりますから、2 倍の 20 分もあれば復習できます。これが「時間がある
時」の復習のやり方です。じゃあ、「復習の時間がほとんどない時」。実はこちらが、「パレートの法則」を使っ
た復習のやり方です。「復習の目的」は、「重要な2割を、簡単にくり返して覚えること」です。ということで、「時
間がない時」は、青色のマーカー(A)とピンクのマーカー(B)の所だけ! ここだけです! ここだけを、さっき
と同じやり方でやります。ここだけなら、5分もあれば復習できます。
こうやって、予習で1回。授業で1回。次の日の復習で1回。あと、土曜日か日曜日を「復習の日」と決めて 1 週
間分を同じやり方で、もう1回。テスト勉強で1回か2回。ただし、テスト勉強は、音読だけじゃなくて、ちゃんと書
けるようにしておいてください。あと、先生によってくせがありますから。先生のくせに合わせて勉強しておいて
くださいね。そうすれば、定期テストで 80 点は普通に取れます。 「暗記は繰り返した回数に比例して、定着率
が上がる」と覚えておきましょう。暗記のやり方は、目で見ながら、口で言いながら、それを耳で聞きながら、ま
たは手で書きながら、踊りながらでもいいですから、五感をたくさん使って覚えてくださいね。
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