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若手研究者インターナショナル・トレーニング

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若手研究者インターナショナル・トレーニング
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
(様式4)
1. 基本データ
【事業名称】
事業名(和文は40字以内。)
(和文)非英語圏ヨーロッパ諸地域に関する人文学研究者養成の国際連携体制構築
(英文)Construction of an International Collaboration System for the Training of Young Researchers Specializing in
the Humanities in Non-English European Areas
【申請大学】
大学名(和文)
東京外国語大学
(英文)
Tokyo University of Foreign Studies
大学長氏名
立
石
博 高
【申請専攻等】(申請大学内の研究科、附置研、研究センター、国際交流担当課等)
大 学 名(和文)
東京外国語大学
(英文)
Tokyo University of Foreign Studies
専攻等名(和文)
大学院総合国際学研究科
(英文)
Graduate School of Global Studies
【申請大学内のその他の専攻等】(該当がある場合のみ記述してください。専攻等が複数ある場合は、すべて記述してください。)
専攻等名(和文)
アジア・アフリカ言語文化研究所
(英文)
Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa
【申請大学以外の協力機関】(該当がある場合のみ記述してください。機関が複数ある場合は、すべて記述してください。)
機関名 (和文)
(英文)
専攻等名(和文)
(英文)
(平成25年度)
1
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
【海外パートナー機関】(機関が複数ある場合は、すべて記述してください。)
機関名 (和文)
エクス・マルセイユ第一大学
(英文)
University of Provence Aix-Marseille 1
専攻等名(和文)
文学部
(英文)
Faculty of Letters
機関名 (和文)
エアランゲン・ニュルンベルク大学
(英文)
University of Erlangen-Nürnberg
専攻等名(和文)
人文社会学部
(英文)
School of Humanities and Social Sciences
機関名 (和文)
ボローニャ大学
(英文)
University of Bologna
専攻等名(和文)
文学部
(英文)
The Department of Italian Studies
機関名 (和文)
パリ第 8 大学
(英文)
University of Paris VIII - Saint-Denis
専攻等名(和文)
哲学部
(英文)
The Department of Philosophy
機関名 (和文)
リスボン大学
(英文)
University of Lisbon
(平成25年度)
2
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
専攻等名(和文)
文学部
(英文)
Faculty of Letters
機関名 (和文)
国立モスクワ大学
(英文)
Lomonosov Moscow State University
専攻等名(和文)
文学部
(英文)
Faculty of Philology
機関名 (和文)
ヒルデスハイム大学
(英文)
University of Hildesheim
専攻等名(和文)
文化政策研究所
(英文)
Institute for Cultural Politics
機関名 (和文)
ローマ大学
(英文)
University of Rome
専攻等名(和文)
文哲学部
(英文)
Faculty of Literature and Philosophy
機関名 (和文)
パリ第三大学
(英文)
University of Paris 3-Villetaneuse
専攻等名(和文)
文学部
(英文)
Faculty of Letters
(平成25年度)
3
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
機関名 (和文)
マドリード自治大学
(英文)
Autonomous University of Madrid
専攻等名(和文)
文学部
(英文)
Faculty of Philosophy and Letters
機関名 (和文)
ロシア国立人文大学
(英文)
Russian State University of the Humanities
専攻等名(和文)
人文学・歴史研究所ロシア古典文学史研究科
(英文)
Institute for History and Philology
機関名 (和文)
トレント大学
(英文)
Trent University
専攻等名(和文)
文哲学部
(英文)
Faculty of Letters and Philosophy
機関名 (和文)
フライブルク大学
(英文)
University of Freiburg
専攻等名(和文)
哲学部
(英文)
Faculty of Philosophy
機関名 (和文)
ボルドー第三大学
(英文)
Michel de Montaigne University Bordeaux 3
専攻等名(和文)
言語科学部
(英文)
Department of Language Sciences
(平成25年度)
4
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
機関名 (和文)
ポルト大学
(英文)
University of Porto
専攻等名(和文)
文学部
(英文)
Faculty of Arts
(平成25年度)
5
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
2.事業実施期間を通じた事業の目標と、そのうちの平成25年度の事業目標達成状況
<事業実施期間を通じた事業の目標>
本事業は、本学の特徴の一つである多言語の高度な運用能力の養成を最大限に活かし、世界諸地域の
中でも特に非英語圏ヨーロッパ諸地域に焦点を合わせ、文学、言語学、文献学を中心とした人文学を中
心に、文化統合的視点を持った有能な若手研究者を育成することを目的とする。
即ち、若手研究者は、非英語圏ヨーロッパ諸地域で展開されている人文学の多様な理論を、英語とい
うフィルターを通さずに取り入れ、咀嚼することによってそれらを十二分に活かしつつ、応用研究も含
んだ実証的研究を推進する。
上記目的を達成するため、海外パートナー機関と組織的に連携し、事業実施期間全体を通じ、次の目
標を実践する。
1)人文学における拠点大学との実質的な連携事業の推進
非英語圏ヨーロッパ諸地域の研究環境で日本的発想を意識化し、ヨーロッパの「文化」という研究対
象・研究アプローチの特質を明確化する。
2)海外パートナー機関の研究者との共同博士論文審査と共同学位授与制度の整備
本学が長年にわたり教育研究交流を推し進めてきた非英語圏ヨーロッパ諸地域の交流協定機関との間
で、
「博士論文共同指導に関する協定」を締結し、博士論文共同審査・共同学位授与制度を確立する。
3)多言語による人文学ワークショップの開催
海外パートナー機関との共催により、当該機関と本学大学院が中心となり、
「人文学ワークショップ」
を開催するとともに、その成果を「人文学ワークショップ報告集」として刊行する。これにより、外
国語による論文執筆能力及び弁論能力を十二分に備えた若手研究者を養成する。
<平成 25 年度の事業目標達成状況>
1)非英語圏ヨーロッパ諸地域に関する人文学研究者養成の国際連携体制構築
パートナー機関であるボローニャ大学に担当教員 1 名を派遣し、
「博士論文共同指導に関する協定(コ
チュテル)」に基づき博士論文の最終審査(共同審査)を実施した。また、新たにリスボン大学とコチ
ュテルの締結が完了した。
2)共同博士論文指導実施のための若手研究者海外派遣
平成 24 年度からの継続派遣として 6 名を、また、平成 25 年度新規派遣として 5 名を各パートナー機
関へ派遣した。
(派遣実績:「5. 若手研究者の派遣実績」のとおり。
)
3)エラスムス・ムンドゥス・コンソーシアムへの参加
リスボン大学を中心としたコンソーシアム参加の検討を開始した。
4)派遣予定者及び派遣修了者の報告会の開催
平成 24 年度に海外パートナー機関に派遣された若手研究者の研究成果報告会及び平成 25 年度に派遣
者の研究計画報告会・研究成果報告会を計 4 回開催し、研究計画への助言・指導及び研究成果の検証
を行った。
5)月例報告書の提出
派遣する若手研究者は、派遣する全期間にわたり月例報告書を提出し、担当教員による研究経過の確
認を経て、本学の ITP ホームページで公開した。
6)共同企画成果報告集の出版
平成 24 年度に、海外パートナー機関であるヒルデスハイム大学(ドイツ)との共催により開催した第
2 回国際セミナーの成果論文集を、ヒルデスハイム大学との連携により、ドイツの出版社から刊行し
た。
(平成25年度)
6
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
3.平成25年度 年度事業実施概要
1) 事業運営体制
平成 25 年度においては、平成 24 年度までに整備した事業運営体制に基づき、以下のとおり機能的に
運営した。
① プログラム運営体制
本プログラムは、東京外国語大学総合国際学研究科を統括組織とし、全学の国際戦略を掌理する国際
学術戦略本部のもとに設置した若手研究者派遣事業を推進する ITP-EUROPA 委員会が運営した。
ITP-EUROPA 委員会は、委員長を大学院総合国際学研究院教授が務め、国際学術戦略本部長、各部局及
び事務局からの委員 12 名からなる全学組織である。同委員会は、事業方針の策定、事業計画の立案及
び実施、また、派遣若手研究者の指導教員とともに、ITP-EUROPA 事業委員会を組織し、派遣若手研究
者の指導等を行った。
② 月例報告書の提出
派遣若手研究者の派遣先での研究進捗状況を担当教職員のみならず、本事業を運営する本学国際学術
戦略本部及び同本部のもとに設置された ITP-EUROPA 委員会が確認し、必要な助言を行うため、派遣若
手研究者全員に月例報告書を提出させた。月例報告書は、ITP-EUROPA 委員会委員長及び担当教員が確
認のうえ、本学国際学術戦略本部のホームページに随時掲載し、広報に務めた。
http://ofias.jp/j/itp_eu/events/
③ 研究成果報告会・研究計画報告会の定期的開催
派遣が終了した若手研究者の研究成果を担当教職員、国際学術戦略本部及び ITP-EUROPA 委員会として
確認するとともに、派遣の決定した若手研究者の研究計画を確認し、必要な助言を予め与えるため、
「ITP-EUROPA 研究成果報告会・研究計画報告会」を計 4 回開催した。
http://ofias.jp/j/itp_eu/index.html
2)若手研究者の海外派遣
①ボローニャ大学
派遣期間:平成 25 年 3 月 27 日~平成 26 年 12 月 28 日(前年度継続)
共同研究者:マルコ・アントニオ・バゾッキ教授
研究テーマ:20 世紀イタリアにおける女性像
②ボローニャ大学
派遣期間: 平成 25 年 4 月 20 日~平成 25 年 8 月 11 日
共同研究者:エレーナ・チェルヴェッラーティ教授
研究テーマ:イタリア未来派の舞踏
③リスボン大学
派遣期間:平成 25 年 5 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日
共同研究者:エスペランサ・カルデイラ助教授
研究テーマ:中世ポルトガル語の複合時制
④ロシア国立人文大学
派遣期間:平成 24 年 9 月 16 日~平成 25 年 7 月 2 日(前年度継続)
共同研究者:オレグ・レクマーノフ教授
研究テーマ:B.ピリニャーク創作のモダニズム
⑤パリ第 8 大学
派遣期間:平成 24 年 10 月 1 日~平成 25 年 6 月 30 日(前年度継続)
共同研究者:アラン・ブロッサ教授
研究テーマ:エティエンヌ・バリバールの思想における大衆論
⑥パリ第 8 大学
派遣期間:平成 25 年 7 月 16 日~平成 26 年 3 月 25 日
共同研究者:アラン・ブロッサ教授
研究テーマ:エティエンヌ・バリバールの思想における大衆論
⑦パリ第 8 大学
派遣期間:平成 25 年 3 月 12 日~平成 26 年 1 月 15 日(前年度継続)
共同研究者:ジョアキム・ブランダオ・デ・カルヴァーリョ教授
研究テーマ:17 世紀末から 19 世紀末にかけてのフランス語におけるリエゾン
(平成25年度)
7
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
⑧フライブルク大学
派遣期間:平成 24 年 9 月 12 日~平成 25 年 7 月 2 日(前年度継続)
共同研究者:ウルリッヒ・ヘルベルト教授
研究テーマ:ドイツ連邦共和国における外国人政策:1979-1983
⑨フライブルク大学
派遣期間:平成 25 年 8 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日
共同研究者:ウルリッヒ・ヘルベルト教授
研究テーマ:ドイツ連邦共和国における外国人政策:1979-1983
⑩ボルドー第三大学
派遣期間:平成 24 年 9 月 12 日~平成 25 年 7 月 31 日(前年度継続)
共同研究者:ローランス・ラブリューヌ准教授
研究テーマ:外国語学習者の話し言葉における使用語彙の特徴
⑪マドリード自治大学
派遣期間:平成 25 年 5 月 25 日~平成 26 年 1 月 31 日
共同研究者:アントニオ・モレノ・サンドバル教授、エレナ・デ・ミゲル教授
研究テーマ:スペイン語の総称表現
(平成25年度)
8
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
4.平成25年度の具体的成果
4-1.若手研究者育成に対する組織的取り組み状況
1) 本事業は、東京外国語大学が長年にわたり相互に研究者及び学生の交流を推進してきた非英語圏ヨ
ーロッパ諸地域の交流協定機関との密接なネットワークを基軸とし、国際的な舞台で活躍すること
のできる若手研究者の養成を組織的に目指している。本学大学院総合国際学研究科(平成 21 年度に
大学院地域文化研究科を改組)は、エクス・マルセイユ第一大学言語学科を初めとする非英語圏ヨ
ーロッパ諸大学との間で、
「博士論文共同指導(コチュテル)に関する協定」締結の実績を持ち、本
事業を通じ更に同制度の整備を図っていくこととしている。
2) 平成 25 年度においては、上述 3.1)事業運営体制のとおり、派遣研究者に月例報告書の提出を義務
づけるとともに、ITP-EUROPA 委員会において、派遣前、派遣後の学内報告会を開催し、派遣前の指
導と派遣後の成果の確認及び今後の研究の発展に向けての指導を行った。
3) 海外パートナー機関との若手研究者養成のための組織的取組として、平成 25 年度には延べ 11 名の
若手研究者をパートナー機関へ派遣した。
4-2.海外パートナー機関との協力体制構築状況
1) ボローニャ大学との間で組織的に進めている博士論文共同指導については、平成 24 年度の 2 件に続
き、3 件目の共同学位が 6 月に授与された。
2) リスボン大学へは新たに若手研究者を派遣するとともに、博士論文共同指導のためのコチュテル 1 件
を締結した。
3) ロシア国立人文大学へは引き続き、若手研究者 1 名を派遣した。博士論文の共同指導体制が確立され、
博士論文提出の具体的スケジュールの検討を開始した。
4) パリ第 8 大学へは昨年度継続して 2 名の若手研究者派遣を行った。内 1 名については、コチュテルに
基づき平成 27 年 2 月に最終審査が実施されることが決定した。
5) フライブルク大学へは引き続き、若手研究者 1 名を派遣した。昨年度締結されたコチュテルに基づき、
博士論文共同指導が実施されており、平成 26 年度中に最終審査が実施される見込みである。
6) ボルドー第三大学へは引き続き、若手研究者 1 名を派遣した。共同学位とはならなかったものの、博
士論文の共同指導が実施され、11 月に本学から博士号が授与された。
7) マドリード自治大学へは新たに若手研究者 1 名の派遣及び博士論文の共同指導を開始した。
8) ヒルデスハイム大学とは平成 24 年度に実施した第 2 回国際セミナーの成果論文集の共同編纂を行い、
「学術の鏡に映る文化(Kultur im Spiegel der Wissenschaften)
」をドイツの出版社 iudicium から
出版した。
4-3.学術面の成果及び成果の発表状況
1) 学会等での研究成果発表
① 横 田さ やか : “La trasformazione della corporeità nelle percezioni di Giacomo Balla: dal
movimento terrestre al movimento aereo”(和訳:「ジャコモ・バッラにみられる身体性の変容:地
上の動きから空の動きへ」
)
学会名:東京外国語大学研究事業「20 世紀以降の文化横断的現象としての表象変容に関する日欧共同
研究」主催、モスクワ研究集会「文化の変容、パースペクティヴの変容」
開催場所:イタリア文化会館(ロシア)
開催期間:2013 年 9 月 13 日~14 日
②横田さやか:「未来派『航空美学』と飛行する身体」
学会名:イタリア学会
開催場所:富山大学
開催期間:2013 年 10 月 19 日
③横田さやか:“La danza nel futurismo: la sensibilità corporea di Marinetti”(和訳:「未来派の
ダンス:マリネッティの身体感覚についての考察」
)
学会名:La danza nei dottorati di ricerca italiani: metodologie, saperi, storie(和訳:
「イ
タリアの博士課程研究にみられる舞踊:方法論、学識、歴史」
)
開催場所:ボローニャ大学(イタリア)
開催期間:2013 年 10 月 24 日~25 日
④横田さやか:「20 世紀初頭イタリアの舞踊―未来派とモダン・ダンスをめぐる考察」
学会名:舞踊学会
(平成25年度)
9
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
開催場所:愛知芸術文化センター
開催期間:2013 年 12 月 7 日~8 日
⑤佐藤貴之:
「ピリニャークの敗北、あるいは革命の終焉:
『マホガニー』の改作をめぐる問題」
〔ロシア
語〕
学会名:東京外国語大学研究事業「20 世紀以降の文化横断的現象としての表象変容に関する日欧共同
研究」主催、モスクワ研究集会「文化の変容、パースペクティヴの変容」
開催場所:イタリア文化会館(ロシア)
開催期間:2013 年 9 月 13 日~14 日
⑥佐藤貴之:「日本のアヴァンギャルド芸術概論」
〔ロシア語〕
学会名:第三回ヴェリミール・フレーブニコフ国際フェスティバル
開催場所:古典私立大学(ウクライナ)
開催期間:2013 年 11 月 7 日~10 日
⑦佐藤貴之:「ソ連における安部公房の翻訳と受容」
〔英語〕
学会名:東京外国語大学研究事業「20 世紀以降の文化横断的現象としての表象変容に関する日欧共同
研究」主催、チューリヒ研究集会「文化横断的行為としての翻訳」
開催場所:チューリッヒ大学(スイス)
開催期間:2013 年 11 月 23 日~24 日
⑧近藤野里:“Loi de position et longueur de voyelles à la fin du XIXe siècle. Analyse basée sur
le français décrit par Paul Passy”
学会名:Journée PFC Paris 2013
開催場所:パリ国際大学都市(フランス)
開催期間:2013 年 12 月 5 日
⑨近藤野里:“Le langage oral en diachronie : état des lieux du système vocalique du français de
la fin du XIXe siècle”
学会名:Journée des doctorants du laboratoire SFL Structures Formelles du Langage -UMR 7023
開催場所:パリ第8大学(フランス)
開催期間:2013 年 12 月 19 日
⑩近藤野里:“La liaison dans le français du XIXe siècle, -Analyse basée sur *le français parlé*
de Paul Passy”
学会名:Société Internationale de Diachronie du Français
開催場所:ケンブリッジ大学(イギリス)
開催期間:2014 年 1 月 7 日
⑪杉山香織:“Les différences dans l’utilisation des pronoms personnels entre les débutants
japonais du français et les francophones – analyse comparative basée sur les corpus”
学会名:Le 2ème colloque estudiantin “Que disent les sciences du langage”
開催場所:ボルドー第三大学(フランス)
開催期間:2013 年 4 月 12 日
⑫杉山香織:“Différence dans l’utilisation des Marqueurs Discursifs: analyse comparative entre
apprenants et français natifs”
学会名:AFLS2013 (Association for French Language Studies)
開催場所:ペルピニャン大学(フランス)
開催期間:2013 年 6 月 6 日~8 日
⑬杉山香織:“L'utilisation des pronoms personnels chez les apprenants japonais du francais a
l'oral”
学会名:Colloque International Conjoint SCELLF-SDJF 2013 (韓国フランス語教育・フランス文学
学会と日本フランス語教育学会との共同開催の国際学会)
開催場所:ソウル大学(韓国)
開催期間:2013 年 10 月 18 日~19 日
⑭杉山香織:「フランス語学習者における CEFR-J を用いた自己評価と客観評価との関係」
学会名:JAFLE (外国語教育学会)
開催場所:東京学芸大学
開催期間:2013 年 11 月 10 日
(平成25年度)
10
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
⑮蔦原 亮:
“Sobre la compatibilidad de la forma de pretérito simple con los adverbios de hábito”
学会名:Formas simples y compuestas del pasado en el español y en otros idiomas
開催場所:サラマンカ大学(スペイン)
開催期間:2013 年 9 月 18 日~20 日
⑯蔦原 亮:
“Sobre la clasificación de las expresiones de hábito en español”
学会名:XXVIII Congreso Internacional de la Asociación de Jóvenes Lingüistas
開催場所:ナバラ大学(スペイン)
開催期間:2013 年 10 月 16 日~18 日
⑰蔦原 亮:
“Sobre el significado léxico-semántico de los sufijos‘-dor’y‘nte’
”
学会名:XLIII Simposio de la Sociedad española de Lingüística
開催場所:カスティージャ・イ・ラ・マンチャ大学(スペイン)
開催期間:2014 年 1 月 20 日~23 日
⑱蔦原 亮:
「-dor 語と-nte 語の指示対象について」
学会名:東京スペイン語学研究会
開催場所:東京外国語大学
開催期間:2014 年 4 月 19 日(予定)
⑲蔦原 亮:
“On the Similarity and difference between Spanish nominalizing Suffixes‘-dor’and
‘-nte’
”
学会名:Semantics of Derivational Morphology: Empirical Evidence and Theoretical Modeling
開催場所:デュッセルドルフ大学(ドイツ)
開催期間:2014 年 6 月 30 日~7 月 1 日(予定)
2) 論文
①柴田瑞枝:「
『深層生活』にみるモラヴィアの「声」-女性一人称と対話の叙述形式-」
掲載誌名:イタリア学会誌
発行所:イタリア学会
発行年月:2013 年 10 月
②横田さやか:“Il corpo danzante del futurismo, dell’Ausdruckstanz e del Butoh”
(和訳:「アヴ
ァンギャルドの踊る身体— 未来派ダンス、表現主義ダンス、舞踏」
)
掲載誌名:Kultur im Spiegel der Wissenschaften
発行所:IUDICIUM Verlag München
発行年月:2014 年 3 月
③佐藤貴之:“Spengler and Soviet literature in the 1920s - Acceptance and Interpretation of “The
Decline of the West”
掲載誌名:Kultur im Spiegel der Wissenschaften
発行所:IUDICIUM Verlag München
発行年月:2014 年 3 月
④太田悠介:「矛盾と暴力―エティエンヌ・バリバールの政治哲学序説」
掲載誌名:『社会思想史研究』
発行所:藤原書店
発行年月:2013 年 9 月
⑤太田悠介:“La philosophie politique chez Étienne Balibar”
掲載誌名:Kultur im Spiegel der Wissenschaften
発行所:IUDICIUM Verlag München
発行年月:2014 年 3 月
⑥近藤野里:“La liaison facultative dans l'interaction spontanée et les manuels de FLE”
掲載誌名:東京外国語大学フランス語研究室紀要 「ふらんぼー」38 号
発行所:東京外国語大学フランス語研究室フランス研究会
発行年月:2013 年 5 月
⑦近藤野里:“Les statuts de la consonne de liaison en français”
掲載誌名:Kultur im Spiegel der Wissenschaften
発行所:IUDICIUM Verlag München
発行年月:2014 年 3 月
(平成25年度)
11
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
⑧近藤野里:「19 世紀末フランス語の母音体系 - Paul Passy (1889)によるフランス語記述を基に-」
掲載誌名:東京外国語大学フランス語研究室紀要 「ふらんぼー」39 号
発行所:東京外国語大学フランス語研究室フランス研究会
発行年月:2014 年 5 月(予定)
⑨説田英香: “Integration oder Rückkehrforderung? Die westdeutsche Ausländerpolitik in den
siebziger Jahren”
掲載誌名:Kultur im Spiegel der Wissenschaften
発行所:IUDICIUM Verlag München
発行年月:2014 年 3 月
⑩杉山香織:「フランス語学習者の発話における使用語彙分析」
博士論文(東京外国語大学)
⑪杉山香織:“Évolution des études basées sur les corpus d’apprenants”
掲載誌名:Kultur im Spiegel der Wissenschaften
発行所:IUDICIUM Verlag München
発行年月:2014 年 3 月
⑫杉山香織:“Utilisation des pronoms personnels chez les apprenants japonais du français à l’
oral – analyse comparative basée sur les corpus de conversation libre– ”
掲載誌名:Revue de la Société Coréenne d'Enseignement de la Langue et Littérature Françaises
発行所:Colloque International Conjoint SCELLF-SDJF 2013
発行年月:2014 年(予定)
⑬蔦原 亮:
“On the Compatibility of the Spanish Future Form and Habitual Adverbs”
掲載誌名:Procedia Social Behavioural Science, vol 95
発行所:Elsevier
発行年月:2013 年 10 月
3) 翻訳書
①太田悠介:『フランスというるつぼ―19 世紀から 20 世紀の移民の歴史』
著者名:ジェラール・ノワリエル
共訳者:大中一彌・川崎亜紀子
発行所:法政大学出版局
発行年月:2014 年 8 月(予定)
②太田悠介:『民主主義の創出―全体主義支配の限界』
著者名:クロード・ルフォール
共訳者:渡名喜庸哲・平田周・赤羽悠
発行所:勁草書房
発行年月:2014 年 8 月(予定)
4-4.今後の課題・問題点
1)博士論文共同指導・共同学位授与制度を確立すると共に、学内における支援体制の整備を図ることが
できたことで、本事業の所期の目標は概ね達成できたと言える。一方で、コチュテルを締結済みの海
外パートナー機関において現在進行中の博士論文共同指導については、共同学位授与へ導くよう、引
き続き支援を行っていく必要がある。
2)経費面では、事業期間終了後も博士論文共同指導・共同学位授与制度を継続・発展させていくため、
外部資金を含めた資金計画の早急な検討が必要である。
3)本 ITP プログラムによって派遣された若手研究者については、学会での発表、学術誌への投稿、学位
論文の提出と学位取得、研究機関への就職などを通じて、研究者としてのキャリア形成を実現し、本
事業による派遣の成果を着実に積み上げていくことが期待される。
4)理科系諸分野と比べると人文学分野では、従来から博士論文の完成までに比較的長い期間を要するの
が標準的であったという実情もあり、中には博士論文の完成が当初の予定より大きく遅れている若手
研究者もいた。今後は研究者としてのキャリアにおける博士論文の位置づけという点も含めて、実現
可能な計画を立てて実行させるという面での指導も必要だと考える。
5) 本プログラムの特色として挙げた「ヨーロッパの研究環境で日本的発想の意識化」という点について
は、それぞれの研究過程では自ずと行われていたはずだが、それが各々の研究成果に十分に顕在化さ
(平成25年度)
12
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
れているかどうかは今後のそれぞれの研究において改善していく必要があろう。また、
「パートナー機
関との双方的交流」についても、少なくとも研究者の往来という面では十分ではなかった。
(平成25年度)
13
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
5.若手研究者の派遣実績(年度を跨いで引き続いて派遣した場合は、全期間について記載すること)
派遣先機関
フライブルク大学
ボルドー第三大学
ロシア国立人文大学
パリ第8大学
派遣期間
派遣者所属・職名等
H24 年 9 月 12 日~H25 年 7 月 2 日
(289 日間)
東京外国語大学
大学院総合国際学研究科
※H24 年 11 月 21 日~11 月 25 日は共同企
博士後期課程 3 年
画参加(ヒルデスハイム大学)
H24 年 9 月 12 日~H25 年 7 月 31 東京外国語大学
日(318 日間)
大学院地域文化研究科
※H24 年 11 月 21 日~11 月 25 日は共同企
博士後期課程 3 年
画参加(ヒルデスハイム大学)
H24 年 9 月 16 日~H25 年 7 月 2 日
(285 日間)
東京外国語大学
大学院総合国際学研究科
※H24 年 11 月 21 日~11 月 25 日は共同企
博士後期課程 3 年
画参加(ヒルデスハイム大学)
H24 年 10 月 1 日~H25 年 6 月 30
日(256 日間)
東京外国語大学
※H24 年 11 月 21 日~11 月 25 日は共同企
大学院地域文化研究科
画参加(ヒルデスハイム大学)
※H24 年 10 月 25 日~11 月 5 日は 博士後期課程 3 年
一時帰国
パリ第8大学
東京外国語大学
H25 年 3 月 12 日~H26 年 1 月 15
大学院総合国際学研究科
日(310 日間)
博士後期課程 3 年
ボローニャ大学
東京外国語大学
H25 年 3 月 27 日~H25 年 12 月 28
大学院総合国際学研究科
日(277 日間)
博士後期課程 3 年
ボローニャ大学
東京外国語大学
H25 年 4 月 20 日~H25 年 8 月 11
大学院地域文化研究科
日(114 日間)
博士後期課程 3 年
リスボン大学
東京外国語大学
H25 年 5 月 1 日~H26 年 3 月 31 日
大学院総合国際学研究科
(335 日間)
博士後期課程 3 年
マドリード自治大学
東京外国語大学
H25 年 5 月 25 日~H26 年 1 月 31
大学院総合国際学研究科
日(252 日間)
博士後期課程 3 年
パリ第8大学
東京外国語大学
H25 年 7 月 16 日~H26 年 3 月 25
大学院地域文化研究科
日(253 日間)
博士後期課程 3 年
フライブルク大学
東京外国語大学
H25 年 8 月 1 日~H26 年 3 月 31 日
大学院総合国際学研究科
(243 日間)
博士後期課程 3 年
(平成25年度)
14
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
6.担当教職員の出張実績
出張先機関
ボローニャ大学
出張期間
出張者所属・職名等
H25 年 6 月 25 日~H25 年 7 月
1 日(7 日間)
東京外国語大学
大学院総合国際学研究院
教授
7.海外パートナー機関からの受入実績
主たる受入先
受入期間
所属・職名等
(該当無し)
(平成25年度)
15
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成25年度実施報告書
8.共同企画実施状況
企
画
開
催
開
開
催
責
任
者
期
催
日
本
側
責
任
者
開
催
の
場
合
)
名
氏
(該当無し)
間 平成
年
月
日
~
平成
年
月
日(
日間)
地
名
所属機関・職名
(
※
日
本
以
外
で
氏
名
( 英 文 )
所属機関・職名
( 英 文 )
概要及び成果
【概要】
(共同企画の目的、本会経費により参加した参加者の役割や貢献についても示してください)
【成果】
(平成25年度)
16
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