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農場の一般衛生管理ガイド 農薬安全使用ガイド

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農場の一般衛生管理ガイド 農薬安全使用ガイド
G A P 実 践 の た め の
農場の一般衛生管理ガイド
農薬安全使用ガイド
平成27年2月
福井県農林水産部地域農業課
【資料提供元】一般社団法人 日本生産者 GAP 協会
〒305 - 0035 茨城県つくば市松代 3 - 4 - 3 松代ハウス A - 402 TEL 029 - 861 - 4900 FAX 029 - 856 - 0024
目 次
第1章
農場の一般衛生管理ガイド
1.農場での衛生管理の3原則 ………………… 3
2.農場での危害要因 …………………………… 3
3.栽培・圃場管理 ……………………………… 4
4.収穫・調整 …………………………………… 4
5.訪問者・業者 ………………………………… 6
6.手洗いガイド ………………………………… 7
第 2章
農薬安全使用ガイド
1.農薬とは ……………………………………… 9
2.農薬のラベル表示 …………………………… 10
3.農薬の取扱いについて ……………………… 14
4.農薬の保管・管理 …………………………… 24
第 3章
参考資料
1.農薬等のポジティブリスト制度 ……………… 27
2.農薬希釈早見表 ……………………………… 28
3.農薬関連サイト………………………………… 29
4.問い合わせ先 ………………………………… 30
第1章
農場の一般衛生管理ガイド
食べるものを作って販売する生産者は食品事業者です。食品事業者として、安全な農産物を
生産するために必要な知識や技術を習得し、実施することで消費者の信頼を獲得しましょう。
農業生産のそれぞれの過程で、農産物の安全性を確保するために必要な衛生管理を実施しま
しょう。
1.農場での衛生管理の 3 原則
1. 入れない!
危害要因(化学物質、病原菌、異物)を生産現場に持ち込まない、農産物に接触
第1章
しないように管理することが重要です。
2. 増やさない!
病原菌は、一定の水分と一定の温度の中では時間がたつと急激に増殖します。増
殖させない衛生的な環境整備に心がけましょう。
3. 取り除く!
入ってしまった危害要因は、取り除くか、取り除けない場合は農産物そのものを
廃棄しましょう。
2.農場での危害要因
危害要因
具体例
汚染源・汚染の
タイミング
化学物質
病 原 菌
異 物
農薬、
化学薬品、
油類 など
病原性大腸菌、
サルモネラ、
カビ など
刃物、
プラスチック、
砂、
ガラス片 など
施設の配置、
作業者、
使用薬品などの不適切
な管理
有機肥料、
水、
作業者、
ネズミ、
鳥類、
家畜 など
作業者の身だしなみ、
作業場の片付け など
3
農場の一般衛生管理ガイド
3.栽培・圃場管理
①圃場に未処理の下水や汚染された水が流れ込まないよう
にしましょう。
②充分に醗酵されていない堆肥を圃場に持ち込まないよう
にしましょう。
③圃場内や圃場周辺を清潔に保ち、病原菌を持ち運ぶ蚊や
ハエ、ネズミなどが繁殖しないようにしましょう。
第1章
4.収穫・調整
1)作業者の衛生
⃝感染症にかかっている作業者は、農産物に触れる作業はし
ないようにしましょう。
⃝作業前とトイレの後は、手をよく洗いましょう。
(※「手洗いガイド」参照)
⃝圃場でも清潔な水が使えるように、タンクやボトルで水を
持ち運びましょう。
⃝傷口は絆創膏と手袋で覆い、傷口が作物に触れないように
しましょう。
⃝手袋は定期的に洗浄・交換して、清潔な状態で使用しましょう。
⃝農薬や肥料などで汚れた衣服のままで収穫や調整作業をし
ないようにしましょう。
⃝調整作業時は、帽子やエプロンなどを着用し、清潔な衣服
で作業をしましょう。
⃝タバコ、アクセサリーなどの紛失しやすい小物は身につけ
ないようにしましょう。
⃝飲食や喫煙をしながら作業するのはやめましょう。
4
2)器具・用具の衛生
⃝はさみやナイフなどの用具は、定期的に洗浄・消毒し、清潔
な状態で使用しましょう。使用後は、決められた清潔な場所
に保管しましょう。
⃝農産物を入れるコンテナは、定期的に洗浄し、破損がないこ
とを確認しましょう。動物や虫の排泄物や土が付かないよう
にしましょう。
3)調整施設の衛生
第1章
⃝作業場や選別機、洗浄器などの施設は、定期的に清掃して清
潔に保ちましょう。
⃝作業場の床は、乾燥状態を保ち、病原菌類が増えないように
しましょう。
⃝作業場の照明は、飛散しない照明器具か飛散防止カバーを使
用するなどして、割れても農産物に飛び散らないようにしま
しょう。
⃝作業場で使用する清掃用品や潤滑油は、食品業界で使用が許
可されているものを使用しましょう。
⃝清掃用品や潤滑油は、農産物と接触しないような場所に保管
しましょう。
⃝作業場の窓や出入口は、動物や害虫が入らないようにしま
しょう。
⃝選別で取り除かれた作物やごみは、決められた場所にまとめ、
定期的に清掃・消毒して清潔に保ちましょう。
⃝農産物の保管場所は、農産物が痛まないように、温度と湿度
を適切に保ちましょう。
⃝温度計や湿度計は、定期的に点検し、正しく作動するように
保ちましょう。
⃝トイレは作業場から離れた場所に設置しましょう。
5
農場の一般衛生管理ガイド
4)運搬時の衛生
⃝収穫後の農産物は、日光・風雨にさらされないように、覆
いをするか、すぐに適切な場所へ運びましょう。
⃝農産物の運搬に使う車は、定期的に洗浄し、清潔な状態で
使用しましょう。
⃝農産物は、農薬や肥料など農産物を汚染しかねない物と一
緒に運搬しないようにしましょう。
⃝農産物の洗浄に使用する水は、飲用に適した水を使用しま
しょう。
⃝洗浄水をろ過して繰り返し使用する場合は、配管や貯水設
備を定期的に点検・清掃し、さびや細菌が発生しないよう
にしましょう。
5.訪問者・業者
訪問者や輸送業者などにも、
同様の衛生管理を求めましょう。
6
第1章
5)洗浄水の衛生
手 洗 い ガ イ ド
提供:(公社)日本食品衛生協会
推奨できる正しい手洗い手順と消毒
手洗いの基本
第1章
衛生手洗い
※ 4 〜 9 で 30 秒かかるハズ!
7
農場の一般衛生管理ガイド
手洗いの注意
こんなことはやめましょう
第1章
8
第2章
農薬安全使用ガイド
1.農薬とは
農薬には、「登録農薬」と「特定農薬」があります。これらの農薬以外の薬剤を農薬
と同じように使用することはできません。
1)登録農薬
⃝殺虫剤
農薬取締法でいう「農薬」には、農林
⃝殺菌剤
水産省登録番号が付いている右の薬剤が
⃝殺虫・殺菌剤
あります。
⃝除草剤
⃝殺そ剤
⃝植物成長調整剤
⃝誘引剤
⃝忌避剤
第2章
⃝展着剤
⃝天敵
⃝微生物剤
2)特定農薬
⃝重曹
「特定農薬」は、人や農作物、その他の
⃝食酢
動植物に害を及ぼす恐れがないとして国が
⃝天敵
指定した農薬で、右のものがあります。
(使用場所と同一の都道府県内で
採取されたもの)
9
農薬安全使用ガイド
2.農薬のラベル表示
農薬容器のラベルには、その農薬を効果的で安全に使用するための事項が表示され
ています。また、農薬によっては、登録事項が変更されることがありますので、初め
て使う農薬だけではなく、使いなれた農薬でも使用前に必ずラベルを読んで、正しく
使用しましょう。
1)農薬ラベルの見方
二石・Ⅲ
火気厳禁
キシレン
④農薬の用途、
商品名、種類名
農林水産省登録
①農林水産省
登録番号
③危険物の表示
殺虫剤
◎◎◎◎乳剤
医薬用外劇物
②毒物・劇物の
表示
【成分】 □□□ …………………… 15%
0,0 -ジメチル…
△△△ …………………… 10%
α-シアノ…
乳化剤、有機溶剤等 …… 75%
【性状】 淡褐色透明可乳化油状液体
⑤成分と含有率、
性状
250ml
◇◇◇◇◇株式会社
最終有効年月(西暦下 2 桁) 09.10
⑥最終有効年月
図 1.農薬ラベル(表面)の記載例
①【農薬取締法にもとづいて登録された番号】
使用する農薬は、必ず登録番号を確認しましょう。
②【毒物及び劇物取締法にもとづく表示】
毒物は赤地に白文字で 医薬用外毒物 、劇物は白地に赤文字で 医薬用外劇物 と
表示されています。
③【消防法にもとづく危険物の表示】
乳剤や油剤等、有機溶剤、硫黄等を含む農薬に記載されています。火気のない場
所での取扱いと保管が必要です。
10
第2章
□□□・△△△乳剤
第○○○○○号
④【商品名】はメーカーごとに異なります。
【種類名】は有効成分の一般名に剤型名を付したものです。有効成分が同じであっ
ても、商品名が異なる農薬もあります。農薬の使用回数は、有効成分ごとに決まっ
ているので、使用にあたっては有効成分名について特に確認が必要です。
⑤【成分】は、有効成分(化学物質名も併記している場合もある。)と有効成分以外
の成分(乳化剤、増量剤等)との含有率を示しています。
【性状】は、剤の形態や化学性、物理性等の特徴を示しています。
⑥【最終有効年月】は、その農薬の成分が化学的に安定している期限です。これを過
ぎたものは成分が変質する可能性があり、効果が期待できなくなるだけでなく、
薬害や人畜・環境への影響が発生する恐れもあるので、使用を控えましょう。
適用病害虫と使い方
作物名
第2章
キャベツ
適用病害虫
コナガ
1000 ~
2000倍
ヨトウムシ
1000倍
ダイコン アオムシ
使用液量
使用
時期
200 ~ 700
リットル /10a
前日
300 ~ 700
リットル /10a
7日前
希釈倍数
1000 ~
2000倍
【効果・薬害等の注意】
⃝アルカリ性の強い薬剤との混用は…
【安全使用上の注意】
⃝医薬用外劇物。取扱いには充分注意…
◎ラベルをよく読む
◎記載以外には使用しない
◎小児の手の届くところには置かない
使用
方法
散布
総使用回数
本剤のみ5回
□□□を含む剤5回
本剤のみ3回
□□□を含む剤3回
⑧記載部分
⑦適用表
⑨欄外表示
図 2.農薬ラベル(裏面)の記載例
⑦【適用表】には、その農薬を使用できる作物、使用目的(適用病害虫等)等、農薬
取締法により定められた使用基準が記されています。農薬使用の際は、この表に
記載された基準を必ず守らなければなりません。ただし、農薬の登録には追加や
削除、変更があるので、常に最新の情報を得るよう心がけましょう。不明な点は
農林総合事務所等(p.30 参照)に問い合わせてください。
⑧【記載部分】には【効果・薬害等の注意】、【安全使用上の注意】等、農薬を使用す
る上で注意する事項が書かれています。
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農薬安全使用ガイド
注意・警告マーク
効果・薬害等の注意
安全使用上の注意
警告 本剤は 医薬用外劇物 につき取扱いに充分注意する。
(*誤って使用すると人が死亡または重症を負う可能性が予測される
場合に警告表示として記載します。)
行為の強制マーク(必ずすること)
マスク着用
メガネ着用
手袋着用
防護衣着用
散布時は農薬用マスク(防護マスク)
を着用する。
散布液調整時は保護メガネを着用し、
薬液が眼に入らぬよう注意する。
散布時は、不浸透性手袋を着用する。
散布時は、
不浸透性防除衣を着用する。
厳重保管
その他
その他、行為の強制を喚起する事項
の場合
行為の禁止マーク(してはいけないこと)
河川流出禁止(魚介類注意)
魚毒性…水産動物に強い影響あり。
河川、
湖沼、
海域、
養殖池に飛散・流入
する恐れのある場所では使用しない。
かぶれる人使用禁止
(カブレ注意)
桑園付近使用禁止
(カイコ注意)
蚕に長期間毒性があるので、付近に
桑園があるところでは使用しない。
蜂巣箱への散布禁止
かぶれやすい人は散布作業はしない。
施用した作物などに触れない。
ミツバチに対して毒性が強いのでミ
ツバチ及び巣箱に絶対にかからぬよ
う散布前に養蜂業者と安全対策を十
分協議する。
施設内使用禁止
飲めませんまたは飲用禁止
ハウス内や煙霧のこもりやすい場所
では使用しない。
*飲料用包装と酷似する容器に記載。
⑨【欄外表示】として、すべての農薬に「ラベルをよく読む、記載以外には使用しな
い、小児の手の届く所には置かない」の製造物責任法(PL 法)対応の警告表示
が書かれています。この他、取扱いメーカーの住所、連絡先等の情報が記入され
ています。
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第2章
必ず農薬保管庫(箱)に入れ、カギを
かけて保管する。
2)農薬の使用回数について
農薬ラベルには、使用回数についての取り決めが記載されていますが、この使用回
数のカウントは注意が必要です。
カウントの期間
「総使用回数」とは、
「播種又は植付けのための準備作業から収穫に至るまでの間(=
生育期間)」にその農薬を使用できる最大限の回数のことです。また、「果樹や茶など
の多年生の植物から収穫されるもの」の生育期間は「前回の収穫から今回の収穫に至
るまでの間」です。
成分ごとの使用回数
総使用回数は、農薬の成分ごとに決められています。
例
総使用回数
第2章
──────────── :3 回
○ A 乳剤(有効成分 A)
─ ───────── :3 回
○ B 水和剤(有効成分 B)
─ ──── :3 回
○ A・B 水和剤(有効成分 A、B)
残りの使用可能回数
A 乳剤を 1 回、B 水和剤を 2 回使用した場合、各農薬の残りの
使用可能回数は以下のようになります。
○ A 乳剤───────────────────── :2 回
○ B 水和剤─
────────────────── :1
回
○ A・B 水和剤───────────────── :1 回
種苗処理(種苗消毒)があった場合
購入した種苗に自分で種苗消毒を行った場合だけでなく、購入した種苗があらかじ
め種苗消毒がされていた場合も、総使用回数に含まれます。
例
購入した種子に、「B 水和剤 種子粉衣 1 回」と記載があった場合、
播種後に A・B 水和剤の使用できる回数は、2 回となります。
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農薬安全使用ガイド
3.農薬の取扱いについて
1)作業者の安全
農薬散布に関して、作業者の健康と安全を最優先に考えましょう。普段からの健康
管理や作業時の体調管理が大切です。
作業者の健康管理
次の状態の人は、作業を控えましょう。
①疲労している人
②体力、とくに肝機能が衰えている人
③睡眠不足の人
④アレルギー体質や、かぶれやすい体質の人
⑤妊娠、生理中の人
農薬を扱った作業者は、毎年、健康診断を受けて体に異常がないことを確認しましょう。
農薬作業時の防護装備
農薬散布作業の際は、必ず散布する農薬容器のラベルの指示に従って、防護装備を
着用してください(ゴム靴、防水服、ゴーグル、ゴム手袋、マスクなど)。防護装備は、
散布準備の時から着用しましょう。
また、防護装備は、使用後すぐに清掃・洗浄して、換気のよいところに保管してく
ださい。
14
第2章
⑥手足等に外傷がある人
適 切 な マ スクにつ い て
(一社)日本くん蒸技術協会「農薬散布に使用するマスクの手引き」より
①農薬用マスク
(粉剤・液剤用)
⃝このマスクは、厚生労働省の国家検定に合格
した、使い捨て式防じんマスクです。
⃝マスクは洗ってはいけません。
⃝使用後は、軽く掃除して、袋に入れて保管し
てください。
⃝マスクの使用限度時間を守りましょう。
②防護マスク
(粉剤・液剤用)
第2章
⃝急性毒性の高い農薬を使用する場合は、防護
マスクを使用しましょう。
⃝このマスクは、厚生労働省の国家検定に合格
した、ろ過材を交換できる取替え式防じんマ
スクです。
⃝ 1 シーズンごとにろ過材を交換しましょう。
③防護マスク
(土壌くん蒸用)
⃝農薬成分として、クロルピクリン、D ー D、
メチルイソチオシアネートを含有する土壌く
ん蒸剤を散布する場合には、防毒マスクを使
用しましょう。
⃝このマスクは、厚生労働省の国家検定に合格
した、有毒ガス用吸収缶のついた、防毒マス
クです。
⃝ 1 シーズンごとに吸収缶を交換しましょう。
15
農薬安全使用ガイド
2)散布機の点検・整備
機械装置の状態は、作物や作業者の安全、作業の効率性を左右します。正確な農薬
散布のために、年 1 回以上は散布機の点検整備を行いましょう。
また、使用前にも散布機のノズル、ホース、接合部などをチェックし、試運転を行い、
正確に農薬散布ができることを確認しましょう。部品や油の交換、修理を行った場合
には、日誌などにその記録を残しましょう。
3)散布準備
(1)収穫前日数や総使用回数を確認する
①農薬散布の前に、必ず農薬使用記録を見て、収
穫前日数が守られるか、農薬成分の総使用回数
が超えないかを確認してください。
②連続して収穫する作物の場合は、農薬を使用し
た区域に、安全に収穫できる日付を視認できる
(2)人と環境を守る
①農薬を準備する場所は、周りに農産物や収穫に使う道具などがない場所、農薬や希
釈液をこぼしても排水路や圃場に流れ出ない場所で行いましょう。
②農薬が飛び散らないよう、水和剤は開封時に、液剤等は中栓をはずすときに特に注
意してください。
③希釈する際には、水滴が飛び散らぬよう、水面近くから静かに入れましょう。
④攪拌は専用の棒等を使い、静かにかき混ぜましょう。
(3)正しく希釈する
①農薬の準備は、農薬ラベルの指示に従って行います。正確に希
釈するためには、計量カップや台秤などの計量器を使用して、
平らな場所で計量してください。また、計量器は、定期的に校
正しておきましょう。(希釈早見表は p.28 参照)
②決められた希釈倍率より低くしたり、散布量を多くすると、作物が薬害を引き起こ
したり、作業者や周辺住宅、環境へ影響を及ぼす恐れがあります。
16
第2章
よう、警告の掲示をしておくと良いでしょう。
(4)農薬空容器の洗浄
空になった農薬容器の中に農薬が残らないようによく洗浄して、タンクに入れてく
ださい。
①袋容器の場合
⃝袋を軽く叩いて、内側に付着した粉などをタンクに入れます。
②ビンや缶状の容器、アルミなどの洗える袋
⃝中身の農薬がぼたぼた落ちなくなるま
で逆さにして、容器の約 4 分の 1 の水
空容器の中を
水ですすぐ
を入れてフタをして、よく振ってすす
ぎ、タンクに入れます。これを 3 回繰
り返します。
③揮発性農薬(クロルピクリン剤等)の入った缶状の容器
⃝周囲に影響が及ばない地面に小さな窪みを作り、缶の口栓をはずし、缶を逆さに
して、窪みの中に収まるように倒立させます。
第2章
⃝缶が倒れないよう、土寄せをします。この時、缶の中の付着液が出やすくなるよう、
傾かないように立てます。1 ~ 2 日で缶の付着液はなくなります。
⃝残臭処理方法
その❶
そのまま 1 ヵ月ほど倒立させておき、缶を上向きにして臭いを確認し
てください。臭いが残っていればさらに 1 週間静置して、完全に臭い
がなくなるのを待ちます。
その❷
栓を開け、缶の底面に 3、4 箇所、穴を開けます。周囲に影響のない
場所に、缶を横倒しにし、風通しが良くなるようにします。缶が風で
転がらないように、2 ~ 3 缶をロープ等で束ねておきます。
④エアゾール缶
⃝中身の農薬を使い切った後、火気のない戸外で噴射音が消えるまでガスを抜きま
す。内容物が残っていると噴出して危険なので、使い切った後でも缶に穴をあけ
てはいけません。
①~④農薬工業会 HP「空容器および使用残農薬の処分についてのガイドライン」より
17
農薬安全使用ガイド
4)散布作業
散布時の健康管理
①散布作業は、朝夕の涼しい時間帯に行いましょう。暑い時は皮膚の汗腺が開き、農
薬を吸収しやすくなるので危険です。
②長時間の連続散布作業は控えましょう。散布作業は 2 時間ぐらいを限度に交替しな
がら行うのが望ましいです。やむをえず長時間におよぶ場合は、2 時間の作業につき、
30 分ぐらいの休憩をとるよう心がけましょう。
③作業中の飲食・喫煙は控えましょう。農薬が体の中に直接入る恐れがあります。作
業中、作業前後の飲酒は特に危険なので厳に慎んでください。
④万一、口や目に農薬や農薬液が入ってしまった場合は、直ちに清潔な水で洗い流し
てください。農薬散布時は、常に、水道水などの清潔な水をボトルに入れて持参し
てください。
圃場内の他の作物や隣接の圃場、住宅地へのドリフトには充分気をつけなければな
りません。また、隣接圃場からのドリフトを受けないための対策も必要です。ドリフ
トが起きる要因は次表の通りです。
表1. ドリフトの大きさと要因
要因
多 ← ドリフト → 少
風の強さ
強い > 弱い
散布器具
大型の散布機(SS 等)> 小型動力噴霧器 > 手散布
散布方法
農 薬
ノズル
散布薬液の粒子が小さいノズル > 大きいノズル
位 置
目標とする作物の遠くから散布 > 近くから散布
向 き
ノズルを横、上に向けた散布 > 下に向けた散布
圧 力
高い圧力 > 低い圧力
形 状
粉剤 ≫ 液剤 > 微粒剤 > 粒剤
周囲へ、また周囲からのドリフトの影響を少なくするために、次のような対応が考
えられます
18
第2章
農薬ドリフト(飛散)の注意
地域一体となった対応
○周辺作物、立地条件、農薬の種類など、多くの要因がドリフトに関係しているた
め、地域単位でリスクを減らす対策を考える。
⃝集落等で、できるだけ同一作物となるように作付け計画を立てる。
⃝広範囲に農薬が飛び散るような大型防除機を使用する集団は、事前に協議し、
特に周辺作物に気をつけて農薬を散布する。
隣接圃場の農家との連絡・調整
○隣接圃場の農家とお互いに連絡をとり、散布する日の調整を行う。
⃝お互いの収穫日を考慮し、散布時期を計画する。
⃝散布日が隣接圃場の収穫日と重なった場合は、日を改めて散布する。
○農薬を散布する場合は、隣接圃場の農家に連絡し、注意を促す。
⃝ハウスの窓等を閉めてもらう。
飛散しにくい農薬等や影響のない農薬を使用
第2章
○粉剤や液剤は粒子が小さく飛散しやすいため、周辺の状況にあわせて飛散しにく
い粒剤(育苗箱施用剤等)に変更する。
○隣接圃場の作物を確認し、隣接圃場の作物にも適用のある農薬を使用する。
○飛散しても影響の少ない性フェロモン剤、生物農薬、特定農薬等を選定する。
総合的病害虫防除により農薬の散布回数を低減
○耕種的、生物的、化学的、物理的な防除法をうまく組合わせ、経済的な被害が生
じるレベル以下に病害虫の発生を少なくし、農薬の散布回数を減らす。
⃝天敵やフェロモン剤等を導入し、病害虫の発生密度を減らす。
⃝耕種的防除(病気で枯れた株の除去、圃場内外の雑草除去など)により病害虫
の発生源を減らす。
○病害虫発生予察情報や圃場での病害虫の発生状況を確認し、必要以上の散布を行
わない。
散布する上での工夫
○微細な粒子ほど少しの風でも飛散しやすくなる。一般的なノズルは平均粒径が
0.1mm 以下と細かいため、使用目的に合わせ、粒径の大きいノズル(ドリフト
低減ノズル)を選ぶ。
○散布圧力を上げすぎると風圧により薬液が飛散しやすくなるので、適正に調節す
る。(できるだけ圧力を上げすぎない。)
○除草剤の散布時には、フードの装着などで飛散を軽減する。
19
農薬安全使用ガイド
遮蔽シート・ネット等の設置
○隣接圃場の境界域から距離を空けて散布する(緩衝地帯を設ける)ことが好まし
いが、境界域寸前まで防除が必要な場合は、遮蔽物等を設置する。
⃝隣接圃場の境界域に防風ネットを設置したり、障壁作物(ソルゴーやライ麦)
を栽培する。
福井県農作物病害虫防除指針から引用
周辺環境への配慮
①周辺住宅への配慮
の使用にあたっては、他人に迷惑をかけないという態度が何より大切です。農薬の散
布計画の地域住民への事前の通知や、朝夕の散布の励行、散布中および散布直後に人
(特に子供)や家畜等が不用意に圃場に近づかぬよう十分注意することによって、トラ
ブルを避けます。
②魚介類への注意
農薬の魚介類への毒性の強さは、表 2 に示すような基準で分類されます。この分類
でその農薬に含まれる有効成分の魚毒性の強さは一応判断できますが、個々の農薬で
は含有量や使用量・方法等に違いがあるので、農薬のラベルの記載事項に従う必要が
あります。特に危険性の大きいものについては、河川流出禁止(魚介類注意)のマー
クが付されており、具体的な注意事項が記載されています。
③養蜂・養蚕に対する注意
農薬散布の計画は、事前に養蜂農家に知らせておくことが必要です。また、近くで
養蚕が行われている場合にも同様の配慮が必要です。
④河川等への流出に対する注意
地形(河川・湖沼等に近接した場所、傾斜地等での使用)や気象条件(風、雨等に
よる拡散・流出)、散布規模(大面積への一斉使用)等を考慮する必要があります。ま
た、水田で除草剤等を使用する際には、ラベルに表示されている止水期間中は落水ま
たはかけ流しをしない等の水管理に十分注意します。
20
第2章
市街地で農薬を使用するには地域住民に理解と協力を求める努力が必要です。農薬
表2. 魚毒性の区分と表示
区分
注意事項の表示
A類
通常の使用方法では魚介類に影響はない。
B類
通常の使用方法では魚介類に影響は少ないが、一時的に広範囲に
使用する場合十分注意する。
B−s類
C類
B区分のうち特に注意が必要なもの。
散布された薬剤が河川・湖沼・海域及び養殖池に飛散または流入
する恐れのある場所では使用せず、これらの場所以外で使用する
場合も、一時に広範囲に使用しない。散布に使用した器具及び容
器を洗浄した水、使用残りの薬液ならびに使用後の空きびん及び
空袋は、河川などに流さず、地下水を汚染する恐れのない場所を
選び、土中に埋没するなど安全な方法で処理する。
5)散布作業後
第2章
余った農薬液、農薬散布機の洗浄
①散布後に残った農薬液は、地域の行政指導がある場合にはそれに従い、無い場合に
は、規定の散布量を超えないことを確認して、散布の少ないところに追加散布するか、
農産物や環境に危害の無い非耕作地に廃棄してください。圃場内や周辺圃場の近く、
将来作物栽培に使用する場所、河川などの周辺環境に影響をおよぼす場所に廃棄し
てはいけません。
②散布後は必ず農薬散布機を洗浄してください。農薬散布機に以前使用した農薬が付
着していると、次に使用するときの農薬と混用して薬害が発生する恐れがあります。
③農薬散布機の洗浄は、タンク、ホース、ノズルなど、農薬が付着した部分を全て洗
浄しましょう。散粒機は、タンクの中に粒が残っていない
ことを確認しましょう。農薬の粉が付着している場合は、
水洗いしましょう。
④農薬散布機を洗浄した洗浄水も、残った農薬液と同様に、
非耕作地に廃棄してください。
21
農薬安全使用ガイド
防護装備、身体を洗う
①散布作業が終わったら、直ちに防護装備を洗浄して(使い捨てのマスクやフィルター
は水洗いできません)、乾かして所定の場所に保管してください。
②防護服を洗った後は、なるべく早く手や顔などの露出部分を石鹸で洗ったり、うが
いをしてから、風呂に入って全身をきれいにしましょう。
③散布作業をした日は飲酒を控え、夜更かしをせず充分に休息するように心がけましょ
う。万一、身体に異常を感じた場合は、直ちに医師の診断を受けてください。
農薬空容器の処分
①空になった農薬容器は、他の目的に使われないように潰すなどして、廃棄するまで
密閉した容器や袋に入れて識別・管理しましょう。
その際に、人や動物、農産物や包装材などと接触しないよう、安全に保管しましょう。
②農薬の空容器は、許可を受けた廃棄物処理業者に処理を委託してください。市町が
回収しているところでは、定められた方法に従ってください。
適切に処分する
22
第2章
③農薬の空容器を圃場や敷地内で焼却してはいけません。環境汚染の原因になります。
表3.使用済み農薬空容器の種類、洗浄法、廃棄物の区分
農薬容器の種類
容器の素材
洗浄法
容器の形態
廃棄物の区分
3 回洗浄
産業廃棄物
◎
◎
一般廃棄物
プラスチックボトル
プラスチック缶
プラスチック類
プラスチック袋
プラスチックキャップ・
中栓その他
(筒、
チューブ)
金属類
ガラス類
紙類(注)
第2章
アルミ袋
◎
金属缶
△
金属キャップ
△
ガラス瓶
◎
紙袋
△
紙パック
◎
◎
その他
(紙筒など)
△
(事業系)
◎
◎
◎:適用 △:個々に確認要す
(注)湿気防止のため、紙ベースに、樹脂やアルミなどを貼り合せた容器と、樹脂を塗布、アルミ蒸着加
工をした容器があります。
※農薬工業会 HP「使用済み容器中の付着農薬の除去と空容器の処分に関するガイドライン(平成 25 年
2 月改定)」より
◦両者を貼り合わせている容器で、剥がすことの可能なものは、それぞれを剥がして分別・排出する。
◦樹脂を塗布したもの又はアルミを蒸着した容器は、容器素材の大半を占める紙類又はプラスチック類と
見なす。
◦銀色の包装容器類をライター等で燃やしたとき、燃えたり、チリチリと縮んだりするものはアルミ蒸着
加工したもの、燃えずに変形しないものはアルミ箔と判断し、区別する。
6)有効期限切れ農薬の処分
①有効期限切れになった農薬や禁止農薬がある場合は、廃棄するまで農薬保管庫の中
で他の農薬とは区別して管理してください。
②これらの農薬も、許可を受けた廃棄物処理業者に委託するか、市町が回収・処分し
ているところでは、それを利用しましょう。
23
農薬安全使用ガイド
4.農薬の保管・管理
農薬は、劇物や毒物はもちろん、それ以外の普通物であっても、間違って飲み込ん
だり、吸い込んだり、触れたりすると人体に極めて悪い影響を及ぼします。このよう
なことがないように、農薬の保管・管理には充分な配慮が必要です。
1)保管場所には必ず鍵をかける
全ての農薬は、鍵のかかる保管庫や倉庫に入れて、必ず鍵をかけ
て保管してください。土壌消毒などの缶や大袋のように容量が大き
い場合は、収容できる保管場所が必要です。
2)危険性を示す表示をする
農薬保管場所には、必ず農薬の危険性を示す表示をしてください。特に、毒物、劇
物に該当する農薬を扱っている場合は、医薬用外毒物または医薬用外劇物と表示しな
医薬用外毒物
医薬用外劇物
農薬保管庫
農薬管理責任者:○○○○○○○○
農薬注意!
危険!触るな!
3)農薬保管庫(倉庫)について
農薬は、以下のような保管庫や倉庫に保管してください。
強固なつくりであること
簡単に持ち出せる手提げ金庫や、簡単に割れるガラス戸などは避けましょう。
適切な温度条件が保たれていること
直射日光に当たったり高温になると、溶媒が揮発したり、成分が分解する恐れがあ
ります。
24
第2章
ければなりません。
ラベルが読める程度の明るさがあること
自然光が入るか、照明を用意するなどして、ラベルが読める程度の明るさを確保し
ましょう。
農薬関係以外のものが置かれていないこと
①農産物や種苗、肥料など、農薬散布に直接関係のないものは、別の場所に保管して
ください。
②農薬以外には、農薬用の計量器や希釈準備に使う用具、散布機、空になった農薬容
器など、直接農薬を扱うもののみ一緒に保管しても構いません。
第2章
引火しにくい材質でできていること(30分間の耐火)
農薬には、引火性のものが含まれているものもあり、火気を近づけると引火・爆発
の恐れがあります。農薬や保管庫は火気を避け、保管庫自体も、引火しにくい材質の
ものを選びましょう。
棚は非吸収性の材質でできていること
万一、液剤や乳剤がこぼれた際、木材のような吸収性の棚の場合、農薬成分が棚材
にしみこんでしまいます。
充分な通気性があること(立入りが可能な保管場所の場合)
飛び散った農薬の粉や気化した成分が室内に充満すると、作業者が吸い込んでしま
います。換気口や換気扇を設置するなどして、充分な換気を確保してください。
25
農薬安全使用ガイド
4)保管の仕方
容器の移し替えはしない
①誤使用や誤飲のもとになるので、農薬容器の移し替えはしないようにしましょう。
②容器が壊れて新しく移し替えなければならない場合には、必ず元の容器のラベル表
示を書き写しましょう。
こぼれたり混ざったりしようないようする
①使用した農薬は、しっかり蓋を閉めてこぼれないようにしましょう。
②袋状のものは、開け口をクリップなどでとめて中身が飛び散らないようにしましょう。
③液剤や乳剤は、万一こぼれてしまっても広がらないように、充分な深さのあるトレー
などに入れましょう。
④粒剤や粉剤は、液剤や乳剤より上の段に保管しましょう。
除草剤とその他の農薬は離して保管する
以外に使用する農薬は、間違えたり混ざったりしないように、はっきり判るように分
けて保管しましょう。
安全を確保した設備
①万一、農薬がこぼれた際に安全に掃除できるように、農薬保管場所と農薬を準備す
る場所で使用できる、農薬専用の掃除用具を使用してください。掃除用具には、ほ
うきやブラシ、ちりとり、袋、液剤や乳剤を吸い取るための砂や吸着剤があります。
②万一、農薬を吸い込んでしまったり、眼に入ってしまったりした場合に備えて、
①ボトルなどに入れた清潔な水、②救急箱、③農薬事故の際の対応手順書と救急病
院などの連絡先を農薬保管場所付近に目立つように用意してください。
5)農薬の在庫管理
(1)在庫台帳
取り扱う農薬は、在庫台帳などに記入して、購入した(入庫)
数と使用してなくなった(出庫)数を把握するようにしましょう。
(2)実地棚卸
在庫管理の際は、入庫と出庫だけでなく、記帳と現物の照合をします。
その際に、有効期限切れがないか、登録失効農薬がないかを確認しましょう。
26
第2章
殺虫剤や殺菌剤などの作物に直接使用する農薬と、除草剤や動物駆除剤などの作物
第3章
参考資料
1.農薬等のポジティブリスト制度
○農薬等のポジティブリスト制とは?
基準が設定されていない農薬等が一定量以上含まれる食品の流通を
原則禁止する制度。(改正食品衛生法:平成 18 年 5 月 29 日施行)
○制度のポイント
⃝農薬が残留してもよい基準を適用外作物を含む全ての作物に設定
⃝国内登録のない農薬も輸入作物に残留の可能性があれば基準値設定
非常に
厳しい
⃝残留基準が設定されていなかった農薬には、暫定基準または一律基準(0.01ppm)を設定
○残留基準を超過することが想定されるケース
ケース❶
隣接圃場の作物に登録のない農薬が飛散した場合
例)水稲に散布した殺菌剤(ナスには登録がない)が、ナスに飛散したため、収穫
されたナスから基準を超える農薬が検出された。
ケース❷
隣接圃場の収穫直前の作物に農薬が飛散した場合
第3章
例)大豆に散布した殺虫剤が、隣接している収穫直前の水稲に飛散し、収穫された
米から基準を超える農薬が検出された。
ケース❸
散布機具を洗浄せずに農薬を調整・散布した場合
例)農薬散布後、散布機具(タンクやノズル等)を洗浄しないまま、他の農薬を調整し、
別の作物に散布したため、前回使用した農薬成分が基準を超えて検出された。
基準値を超過した場合は、流通禁止になるだけでなく、
産地全体の信用が大きく損なわれる可能性もあります。
○農薬使用時における注意点
⃝農薬使用基準の遵守(登録内容の確認)
⃝農薬散布時のドリフト注意
⃝ドリフト低減対策
27
参考資料
2.農薬希釈早見表
薬液10ℓに
対する薬量
薬液150ℓに
対する薬量
薬液200ℓに
対する薬量
包装単位に対する
希釈量
(水の量)
g または mℓ
g または mℓ
g または mℓ
100g
10 倍
1,000.0
15,000
20,000
1ℓ
20 倍
500.0
7,500
10,000
2
10
50 倍
200.0
3,000
4,000
5
25
70 倍
142.8
2,142
2,857
8
40
100 倍
100.0
1,500
2,000
10
50
150 倍
66.6
1,000
1,333
15
75
200 倍
50.0
750
1,000
20
100
250 倍
40.0
600
800
25
125
300 倍
33.3
500
666
30
150
400 倍
25.0
375
500
40
200
500 倍
20.0
300
400
50
250
600 倍
16.6
250
333
60
300
650 倍
15.3
230
307
65
325
700 倍
14.2
214
285
70
350
750 倍
13.3
200
266
75
375
800 倍
12.5
187
250
80
400
1,000 倍
10.0
150
200
100
500
1,200 倍
8.3
125
166
120
600
1,500 倍
6.6
100
133
150
750
1,600 倍
6.2
93
125
160
800
2,000 倍
5.0
75
100
200
1,000
2,500 倍
4.0
60
80
250
1,250
3,000 倍
3.3
50
66
300
1,500
4,000 倍
2.5
37
50
400
2,000
5,000 倍
2.0
30
40
500
2,500
6,000 倍
1.6
25
33
600
3,000
8,000 倍
1.2
18
25
800
4,000
10,000 倍
1.0
15
20
1,000
5,000
希釈倍数
5ℓ
第3章
28
500g
3.農薬関連サイト
●農林水産省「農薬コーナー」
http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/index.html
農薬取締法関連法規および通知など、農薬に関する様々な情報
●独立行政法人・農林水産消費安全技術センター
http://www.famic.go.jp/index.html
失効農薬情報、農薬登録申請に係る情報など
⃝登録情報検索システム
http://www.acis.famic.go.jp/index_kensaku.htm
⃝農薬登録における適用作物名について
http://www.acis.famic.go.jp/shinsei/sakumotuhyou.htm
●インデックス情報センター
http://www.agro.jp/
●農薬工業会
http://www.jcpa.or.jp/
第3章
農薬 Q&A(農薬に関する一般情報)
●一般社団法人日本植物防疫協会
http://www.jppn.ne.jp/
病害虫、雑草防除情報(有料)
●公益財団法人日本中毒情報センター
http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf
●厚生労働省「食品中の残留農薬等」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/
shokuhin/zanryu/index.html
関係法令、関係通知、食品中の残留農薬調査、審議会等
29
参考資料
4.問い合わせ先
地区名
機 関 名
住 所
T E L
福井農林総合事務所
農業経営支援部
〒 910-8555
福井市松本 3 丁目 16 ー 10
0776-21-0010
(代表)
坂 井
坂井農林総合事務所
農業経営支援部
〒 913-8511
坂井市三国町水居 17 ー 45
0776-82-2800
(代表)
奥 越
奥越農林総合事務所
農業経営支援部
〒 912-0016
大野市友江 11 ー 10
0779-65-1280
(代表)
丹 南
丹南農林総合事務所
農業経営支援部
〒 915-0882
越前市上太田町 41 ー 5
0778-23-4545
(代表)
(丹 生)
丹南農林総合事務所
丹生技術経営支援課
〒 916-0147
越前町内郡 14 ー 36
0778-34-1790
(代表)
二 州
嶺南振興局
二州農林部技術経営支援課
〒 914-0811
敦賀市中央町 1 丁目 7 ー 42
0770-22-0001
(代表)
若 狭
嶺南振興局
農業経営支援部
〒 917-0297
小浜市遠敷 1 丁目 101
0770-56-2211
(代表)
県 庁
福井県農林水産部
地域農業課
〒 910-8580
福井市大手 3 丁目 17 ー 1
0776-20-0419
(直通)
30
第3章
福 井
健康長寿の福井
発行元
福井県農林水産部地域農業課
FAX 0776-20-0651
0776-20-0419
E‒mail [email protected]
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/021500/
TEL
15 . 02 . 21500
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