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現況編(PDF:1164KB)

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現況編(PDF:1164KB)
現況編
2.環境の現状把握
2.環境の現状把握
■海岸部の保安林指定区域■
1)環境状況
(1)自然環境状況
① 植生の状況
(a)海岸部
・海岸部には砂浜が広がり、マツの群落があり
ます。
・本市の海岸線は全て保安林に指定されていま
す。その内訳は、飛砂防備保安林:46.97ha、
風致保安林:1.55ha、保健保安林:7.60ha、
合計 56.12ha となっています。
(いしかわの
保安林:石川県 S61 年 3 月)
■根上海岸のハマナス群落■
・根上海岸の『茜色の海の見える丘』石碑周辺には、
市の文化財に指定されているハマナス群落があり
ます。ハマナスは、北方系の海岸植物で5月初旬か
ら赤紫色の花を咲かせ、
6月下旬から9月にかけて
朱色の実をつけます。
・ここには、磯馴松と呼ばれる一方向に傾いて立つク
ロマツが生える小さな林があり、なかには立ち枯れ
始めたものもあります。
・近年、飛砂から希少なハマナスを保護するた
めの静砂垣、防風垣の整備やハマナスの補植
と育苗、クロマツの苗園が造成整備されました。
市民や浜小学校の児童達も元気な松林を取り戻す
活動を続けています。
・ハマニガナ、ハマヒルガオ、ハマエンドウ等の海
浜植物の中にハマゴウ、ウンラン、オニユリ、ナ
ミキソウ等の群生地があるほか、
クサスギカズラ、
ハマボウフウ等の希少植物も見られます。
■根上海岸の磯馴松■
トピッ クス
北国〈09〉2007/05/28 付朝刊----------------------------☆
◎枯れた松、炭に再生 能美市の高坂・根上町緑を守る会 松くい虫の被害拡大
能美市の「高坂・根上町緑を守る会」と根上森林連合会は来月2日、旧根上町の町名由来の名木
「根上松」のある山林一帯で、松くい虫の被害で伐採された松を使い、炭作りに乗り出す。同所で
は3年前から大量の松を伐採しており、廃木の有効利用を目的に企画した。出来上がった炭は、同
会が今秋予定する桜の植樹事業で肥料として活用する。
同所では2004(平成16)年ごろから、松くい虫による被害が拡大し始め、約4万5000
平方メートルに群生していた松の約8割が枯死。これまでに500本以上を伐採し、切り倒した松
の置き場や処分が課題となっていた。
同守る会は先月、度重なる伐採で荒廃した山林に緑を取り戻す目的で桜などの植樹を計画。その
際、枯死した松を殺菌や保水、酸素供給に優れた肥料となる炭にして再利用する案が持ち上がった。
27日には、会員ら25人が炭焼きの準備として、枯死した松のまき割り作業に取り組んだ。金
沢森林組合から借りた高さ1・8メートル、幅1・2メートルの組み立て式炭がまの設置場所や組
み立て方法などを確認した。
来月2日の炭焼き作業には50人近くが参加し、24時間にわたって交代で炭がまを見守る。高
坂・根上町緑を守る会の北村共二会長は「今後の森づくりに役立てるため、廃木を利用した炭焼き
を定着させたい」と話している。
13
現況編 2.環境の現状把握
(b)手取川沿岸部
・和佐谷地内の河川敷や堤防等で木本 98 種、草本 234 種、合計 332 種が確認され
ています。その中で絶滅危惧種はアブラチャン、ナニワズ、ヒメニラ、イブキ
シダ、イチリンソウ、アズマイチゲ、レンプクソウ等 17 種が確認されました。
・上清水地内では堤防の内側と中州部分から木本 33 種、草本 142 種、合計 175 種
が確認されていますが、帰化植物も 32 種が確認されました。
(のうみ :能美郷土史の会 会誌三号など)
(c)山間部
・辰口地区を中心とした山間部では主としてスダジイ、タブ、ウラジロガシ、ケ
ヤキ、ハンノキ等の林が形成されていますが、標高 350m以上に繁茂していたと
考えられるブナ林の面積は少なくなっています。
(辰口町史第 1 巻 :辰口町 S58 年 12 月)
(d)社叢林など
・能美市には巨樹や貴重木が多く見られます。狭野神社、宮竹日吉神社、坪野八
幡神社の社叢は巨樹や豊富な植生で市の文化財に指定されています。ほかに高
座神社のアベマキ(県下で3位)
、小長野神社のタブノキ・エノキ・ケヤキ、長
滝神社のスダジイなど特筆すべきものがあります。
住
所 在
所
浜開発町
福島町
西二口町
宮竹町
〃
〃
坪野町
〃
〃
〃
佐野町
〃
地
名
樹
種
称
八幡神社
日吉神社
春日神社
日吉神社
〃
〃
八幡神社
〃
〃
〃
狹野神社
〃
クロマツ
エノキ
タブノキ群
ネジキ
〃
〃
ホウノキ
ツクバネガシ
スギ
〃
コナラ
スダジイ
幹周
(m)
樹高
(m)
2.69
4.94
3.32
1.83
2.08
2.46
2.80
4.16
3.88
3.70
2.29
6.45
15.0
18.0
10.0
12.0
14.0
14.0
21.0
17.0
38.0
38.0
2.3
19.0
備
根上り松
県2位
他に3本
3幹、県1位
3幹
5幹
2幹、県1位
2幹、県1位
社叢林
社叢林、県5位
(のうみ :能美郷土史の会
14
考
会誌三号)
現況編
2.環境の現状把握
②動物の状況
(a)哺乳類
しっかい
・1983 年に実施された哺乳類の悉皆調査は辰口町史編纂事業での調査以来、市内では実
施されていませんが、現在、大型哺乳類としてはツキノワグマ、カモシカ、シカ、イ
ノシシが確認されています。特にここ 5~6年の間に、辰口地区ではイノシシによる
農作物への被害が深刻になっています。
・また本来、低山、亜高山に生息するカモシカが、住宅密集地に迷いこむこともあり、
食害や人的被害はありませんが、留意すべき点です。
・中型哺乳類はニホンザル、キツネ、タヌキ、アナグマ、イタチ、ムササビ、リスなど
が確認されている他、外来種としてハクビシンが民家の近くに出没し、作物に被害を
及ぼしています。
・小型哺乳類については珍しいものとして、休耕田などに巣を作るカヤネズミや渓流に
棲むカワネズミなど希少動物が確認され保護が望まれています。
(b)鳥類
しっかい
・1983 年に実施された辰口地区の鳥類悉皆
調査は、2003 年に再度調査が行われ、16
目 40 科 140 種類の鳥類が記録されていま
す。
・注目すべき種類としてミゾゴイ、オジロワ
シ、オオタカ、クマタカ、ハヤブサ、ブッ
ポウソウなど
「いしかわレッドデータブッ
ク」では、絶滅危惧Ⅰ類またはⅡ類とされ
ているものですが、オジロワシ以外は、辰
■ミゾゴ イ■
口町史(1983)に記録があるものの、それ
以降確認されておらず生息状況の把握が必要です。
・寺井、根上地区の鳥類については、現在山口海岸、根上松公園、高坂公園、赤井町水
田地帯、和田山、手取川(粟生)
、狭野神社をピンポイントに博物館で調査が行われ
ています。
(c)魚類
しっかい
・2003 年に実施された辰口地区の魚類悉皆調査は、6 目 11 科 29 種の魚類が確認されて
います。辰口町史(1983)には、30 種が記録されていますが、比較すると 10 種が確
認されておらず、山間のため池などには、ゲンゴロウブナ、ブラウントラウト、ブラ
ックバスなど外来種が人為的に放流されています。生態系に影響を与えるということ
で、池の水抜きをし、駆除作業などが行われていますが、今後も恒常的に、目視調査
などが必要とされます。
・寺井、根上地区については、21 年度に魚類調査を実施する予定です。
・かつて、湧水のある小川に生息していたトミ
ヨは、河川改修や河川の汚れなどで、現在は
熊田川とこの川に通じる水路にしか生息し
ていません。1992 年、粟生小学校「トミヨ調
査探検隊」がトミヨを発見以来、生徒と地元
保存会による清掃活動・観察会が実施されて
おり、2008 年には新保町会で「はりんこ保存
会」が作られ、観察会を通して河川環境を守
■トミヨ ■
る活動が行われています。
15
現況編 2.環境の現状把握
(d)両生類と爬虫類
【両生類】
・2005~2007 年調査において、両生類では有尾目5種と無尾目 10 種が確認されま
した。石川県内では、それぞれ6種、14 種が確認されており、能美市での確認
種は多いといえます。
・特にアベサンショウウオは環境省のレッド
データブックで絶滅危惧ⅠA類に指定さ
れており、2004 年に石川県で初めて発見さ
れた種です。生息場所の環境は、標高約 90
~140mの丘陵部のため池内やため池に通
じる水路部や湿地部です。
・そのほか有尾目ではイモリ、無尾目ではヒ
キガエル、アマガエル、アカガエル、アオ ■アベサ ンショ ウウオ ■
ガエルの科が確認されています。
北國新聞(夕 刊) 平成 20 年 5 月 15 日
【爬虫類】
・2005~2007 年調査において、爬虫類ではカメ目3種と有鱗目8種が確認されま
した。石川県内では海域に生息するウミガメやウミヘビも含め、20 種が確認さ
れています。
・カメ目ではイシガメ、
有鱗目では、ヤモリ、
トカゲ、カナヘビ、ナミヘビ、クサリヘビ
(ニホンマムシ)
の科が確認されています。
・近年ペットとして輸入されている通称ミド
リガメ(正式名:ミシシッピアカミミガメ)
が野外に捨てられるケースが多く、能美市
の自然体系を破壊する恐れがあります。
■ミドリ ガメ■
16
現況編
2.環境の現状把握
(e)昆虫
・2004 年に実施された辰口地区の調査では、
16 目 1,603 種類の昆虫が確認されていま
す。
・特にトンボ類は県内での記録数 92 種のう
ち 61%にあたる 56 種が確認されていま
す。それは小渓流や山間部の廃田やため
池など湿地環境が残されていることに起
因するものと考えられます。
・特筆すべきものとして、灯台笹湿地のハ
ッチョウトンボや上徳山休耕田のハラビ
■ハッチ ョウト ンボ■
ロトンボ、蟹淵のルリイトトンボなどが
あげられます。
・また、チョウ類は準絶滅危惧種のギフチョウやオオムラサキのほか、5月の花
嫁の異名を持つウスバシロチョウなどは期間も限られ、生息地が限定されるな
ど珍しいチョウといえます。
17
現況編 2.環境の現状把握
(2)大気環境の状況
・大気を汚染する物質である二酸化硫黄や二酸化窒素等について環境基準が定められ、
環境の監視および排出の抑制が行われています。本市においては、根上地区に一カ
所測定局が設置されています。
・平成 19 年度における二酸化硫黄※1、二酸化窒素※2および浮遊粒子状物質※3の環境
濃度についてはすべて環境基準を満たしています。
■
環境上 の条件
物質
大気汚染に係る環境基準
■
二酸化 硫黄
二酸化 窒素
浮遊粒 子状物 質
1 時 間 値 の 1 日平 均 値 が
0.04ppm 以 下で あり 、かつ 、
1 時間値 が 0.1 ppm 以 下で あ
ること 。
1時 間値 の1 日平 均値 が
0.04ppm から 0.0 6ppm ま で
のゾー ン内 又は それ以下 で
あるこ と。
1 時 間値 の 1 日 平 均 値 が
0.10mg/ 以 下 で あ り 、 か
つ 、 1 時間 値 が 0 .20mg/
以下で あるこ と。
■
根上測定局における経年変化 ■
H14 年度
H15 年度
H16 年度
H17 年度
H18 年度
H19 年度
1時間
値の最
高値
H19 年度
二 酸 化 硫 黄
0.005
0.004
0.003
0.002
0.002
0.002
0.063
二 酸 化 窒 素
0.013
0.012
0.011
0.010
0.010
0.009
0.060
浮遊 粒子 状物 質
0.024
0.020
0.019
0.019
0.019
0.017
0.248
年平均 値(1 時間 値の 1日平 均値 )
※1.二酸化硫黄:ぜん息などの原因物質として知られる。化学式 SO2。硫黄酸化物(SOX)とは、二
酸化硫黄のほか、三酸化硫黄等を含む総称であり、硫黄分を含む燃料等を燃焼させることによ
り生じる、大気中では、ほとんどが二酸化硫黄として存在する。
※2.二酸化窒素:高濃度になるとぜん息に似た症状の発症に関連があると言われている。化学式 NO
2。窒素酸化物(NOX)とは、二酸化窒素のほか、一酸化窒素(NO)等を含む総称であり、窒素
分を含む燃料等の燃焼のほか、燃焼時に空気中の窒素が酸化されることにより生ずる。生成時
点では NO である場合が多い。一般的に濃度が高い地区では、自動車からの負荷が多い。
※3.浮遊粒子状物質(SPM)
:浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊している粉じんのうち粒径 10 ミク
ロン以下のもので、工場・事業場および自動車等から排出される人為的なものの他、土壌粒子、
海塩粒子等自然に由来するものが含まれる。また、大気中のガス状物質から化学反応により二
次的に生成される粒子がある。10 ミクロン以下の粒子は大気中に長時間滞留し、高濃度では肺
や気管に沈着し、呼吸器に悪影響を与えるものとして知られているが、近年ディーゼル排気微
粒子のような微小粒子状物質として PM2.5 (2.5 ミクロン以下の浮遊粒子状物質)の問題性が指
摘されている。
出典.平成 19 年度環境大気調査報告書
18
現況編
2.環境の現状把握
(3)有害大気汚染物質
・発ガン性など、人の健康に悪影響を及ぼす可能性のあるベンゼンなどの有害物質
について石川県が環境モニタリングを行っています。
・全ての物質が環境基準を満たしており、人体への影響の心配はありません。
■ 有害大気汚染物質調査結果
■
環境基 準
一般環 境
小松
七尾
駅西
道路沿道
野々市
藤江
ジクロ ロメタ ン
150 以下
1.9
0.47
2.4
1.0
2.0
テトラ クロロ エチレ
ン
200 以下
0.065
0.041
0.12
0.096
0.12
トリク ロロエ チレン
200 以下
0.21
0.10
0.25
0.13
0.16
ベンゼ ン
3 以下
1.0
1.5
1.2
1.7
3
単位:μg/m
※駅西とは金沢駅の西口である。
1.6
3
(1000μg/m =1mg/m3)
出典.平成 19 年度環境大気調査報告書
(4)水環境の状況
・公共用水域の手取川における生活環境の保全に関する項目(BOD※)は、環境
基準に適合しており、悪影響の心配はありません。
判
判
判
判
単位:mg/㍑
出典.平成 19 年度公共用水域および地下水の水質測定結果報告書
※BOD:生物化学的酸素要求量、水中の汚濁物質(有機物)が微生物によって分
解され、無機化、ガス化するときに必要とされる酸素量をもって表し、環境基
準では河川の汚濁指標として採用されている。A類型における環境基準:2 ㎎/
㍑以下。
(備考)
75%値 :年間の日間平均値の全データを小さいものから順に並べ、0.75
×n(nは日間平均値のデータ数)をもって 75%値とする。
達成期間:
「イ」直ちに達成、
「ロ」5年以内で可及的速やかに達成、
「ハ」
5年を超える期間で可及的速やかに達成
19
定
%値
○ 0.6
定
○ 0.5
%値
○ 0.6
定
○ <0.5 ○ 0.5
%値
75
定
75
%値
75
定
75
%値
イ 2.0 0.6
75
定
値
%値
75
判
H14 年度 H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18 年度 H19 年度
判
基 準
A
達成期間
型
辰口橋
河川のBOD (生物化学的酸素要求量) ■
類
S49
測定地点名
手取川中流域
指定 年度
環境基 準類型
あては め水域 名
■
○
現況編 2.環境の現状把握
(5)地下水の状況
・手取川扇状地域は、良質で豊富な地下水に恵まれているものの、有限の資源である
ことを認識し、節水や計画的な揚水に配慮する必要があります。
・市内の地下水揚水量の内訳をみると、平成 17 年度現在において約 54%が工業用と
なっており、工場の立地による水位低下等が懸念されます。
■
能美市の地下水の現況(平成 19 年 12 月現在)
■
平成 16 年
平成 17 年
平成 18 年
事 業 場 数
178
156
158
井 戸 本 数
357
332
332
出典.庁内資料
■ 用途別地下水揚水量(平成 17 年度) ■
工業用
水道用
農業用
消雪用
建築物 用
総計
揚水量(m )
21,305, 901
16,162, 866
1,196,1 62
711,060
34,942
39,410, 931
用途別割合
54.1%
41.0%
3.0%
1.8%
0.1%
100.0%
3
出典.平成 18 年度石川県地下水保全対策調査報告書
(6)酸性雨
・酸性雨とは、石油や石炭が燃えるときに排出される硫黄酸化物や窒素酸化物などが
上空で化学的に変化し、雨に溶け込んで酸性が強くなったもので、一般には、pH 値
が 5.6 以下の雨水とされています。
・県では降水の性状を明らかにし、併せて酸性雨の発生原因を解明し、酸性雨対策に
資するため、昭和 58 年度から、金沢市太陽が丘で降水の化学組成調査を実施してい
ます。
・平成 19 年度の調査結果をみると、pH の範囲は 3.73~5.18、平均値 4.31 であり、環
境省の第4次酸性雨対策調査(平成 10~12 年度)および平成 13~14 年度の5年間
の全国平均値(pH4.78)と比べてやや低めとなっており、酸性が強くなっています。
■
金沢市 太陽が 丘
石川県による酸性雨の実態調査結果(pH)
■
平均値
最高値
最低値
4.31
5.18
3.73
出典.平成 19 年度環境大気調査報告書
(7)化学物質(主にダイオキシン)による環境汚染
・ダイオキシン類は、ものを燃焼させたりする時に発生する物質で、特に塩素系を含
んだものを燃焼させると、発生する可能性が高いといわれています。
・県では、平成 12 年度から環境基本法に基づく常時監視として、大気、水質、底質、
地下水および土壌の調査測定を実施しています。また、大気、土壌については、一
般環境調査に加え、廃棄物処理施設等の発生源周辺調査を実施しています。
・平成 19 年度の調査結果においては、大気、水質、底質、地下水および土壌について
は、環境基準を超える地点はありませんでした。
20
現況編
2.環境の現状把握
(8)下水道の状況
・年々、処理区内での整備済人口が増え、それに伴い下水道普及率および水洗化率
が増加しており、平成 20 年3月末現在、流域関連公共下水道、単独公共下水道、
農業集落排水を合わせてその人口普及率は 99.7%となっています。
単
位
加賀沿 岸流域 関連
公共下 水道
(梯川処 理区)
全体計 画区域 内人 口
人
42,949
2,362
2,192
47,503
整備済 面積
ha
1,419.0 3
91.8
71
1,582
整備済 戸数
戸
13,732
804
650
15,186
整備済 人口
人
42,800
2,362
2,192
47,354
普及率( 人口)
%
99.7
100.0
100.0
99.7
接続戸 数
戸
11,306
804
640
12,750
接続人 口
人
34,843
2,362
2,166
39,371
接続率( 人口)
%
81.4
100.0
98.8
82.9
単独公共下水 道
(東部処 理区)
農業集 落排水
計
出典.庁内資料
21
現況編 2.環境の現状把握
2)景観状況
(1)自然景観
①海岸部
・海岸部には砂浜が広がりマツの群落があります。ま
た、ハマナス群落の場所から海岸部をみわたす景観
にはすばらしいものがあります。
・根上グリーンビーチなど憩いとリクリエーションの
場所として景観的な整備がなされて
います。
・海岸部では平成 20 年度に施行された
いしかわ景観総合条例により、沖合い
1km、内陸部 500mの範囲で、建物
や屋外広告物の高さ、規模、色調など
が規制されています。
■根上グ リーン ビーチ ■
■ハマナ ス群落 地より 海岸部 を臨む ■
②手取川沿岸部
・手取川沿岸には、植生や生態系を身近に学べる水
辺プラザが整備され、ボランティアの協力により、
景観の保全に努めています。
・護岸整備にあたっては、景観に配慮した多自然型
護岸などの整備を推進しています。
③中山間部
・丘陵部には雑木林などの緑が豊富にあり、里山の一
部を構成しています。景観を阻害しないような保全
対策が必要です。
・山間部には七ッ滝、蟹淵など水と緑の調和したすば
らしい自然景観があります。
■手取川 のカワ ラハハ コ群落 ■
■七ッ滝 ■
(2)沿道景観
・沿道景観については、加賀産業開発道路沿線、国道 157 号沿線(和佐谷集落部が範囲
に入る)および(都)小松インター八里線において、平成 20 年度に施行されたいしかわ
景観総合条例により、道路境界線から両側2kmまたは両側 500mの範囲で、建物や屋
外広告物の高さ、規模、色調などが規制されています。
■健康ロ ードの 桜並木 ■
・市内を千本の桜並木が続く 10 キロの健康ロード(北陸
鉄道・旧能美線跡地)が整備されており、市民の憩いの
歩行系空間となっています。
22
現況編
(3)歴史的景観
・能美平野には、能美丘陵と呼ばれる海に浮かぶ群
島のように五つの独立した小丘陵群があり、古来、
この地域の人々のくらしと密接に関わってきまし
た。この独立小丘陵には、3世紀末から6世紀後
半にかけて加賀地方一円を統治した地方豪族の古
墳が築造され、中世には山城として機能していま
した。
・現在は史跡公園として地域の歴史学習の場、憩い
の場として市民に慣れ親しまれており、将来にわ
たって保存すべき大切な場所であります。
・高坂山の松林内には、樹高 14m、根が地上より 0.6
m隆起した特異な樹形の旧根上町の町名由来とな
った黒松(史跡根上松)があります。
・この史跡周辺は現在、市民憩いの場として整備さ
れ、地元のボランティア団体や行政により松林の
維持管理がなされていますが、近年松くい虫によ
る被害が蔓延しており、松林の保護対策が急がれ
ています。
2.環境の現状把握
■能美古 墳群■
■根上松 ■
■田園集 落景観 のイメ ージ■
(4)田園景観
・田園景観は、集落・田畑で構成され、住民
の心をなごませてくれる大切な景観資源
であり、また遊水機能等の面からも重要な
区域です。田園集落内においては、集落機
能の維持と活性化の向上を図りながら、田
園景観を保全しています。
(5)眺望景観
・本市の景観的な特性として、市内のどこからでも見られる白山眺望があげられます。
このため、白山への眺望が優れた地点についてはその眺望を阻害しないよういしかわ
景観総合条例に基づき、各種規制・誘導が行われています。
■中庄町地内か らの白 山眺望■
■市街地からの 白山眺 望■
23
現況編 2.環境の現状把握
3)廃棄物処理・リサイクル
(1)廃棄物処理
・本市では、平成5年度より資源の分別回収を実施しており、平成 11 年度からは
指定袋による可燃ごみの収集、また、平成 14 年度からは指定袋による容器包装
プラスチックの回収を実施しています。
・平成 19 年度における一般廃棄物処理の総量は、15,987tとなっています。
■
一般廃棄物処理の状況
■
資源物
容プラ
ペット
古布回 収
紙類
ビン
缶
小計
直接搬 入
ごみ
総量
収集
不燃ご み
収集
可燃ご み
収集ご み・直 接搬 入ご み
H14 年度
14,885
9,052
760
3,167
12,979
134
206
1,309
-
58
199
H15 年度
15,933
9,599
655
3,672
13,926
128
224
1,330
-
63
262
H16 年度
15,845
9,972
605
3,299
13,876
119
241
1,277
-
66
266
H17 年度
15,465 10,136
556
2,951
13,643
96
234
1,160
-
68
264
H18 年度
16,422 10,329
569
3,442
14,340
96
233
1,407
72
274
H19 年度
15,987 10,383
517
3,035
13,935
92
222
1,391
73
274
単位:トン
出典.能美市統計書
(2)リサイクル
・本市では、各町会の収集日に出せない人のために、資源の収集場を開設しています。
・収集場、時間・曜日、回収できる資源の種類については、市のホームページ等を用
いて周知しています。
■
地区
能美市リサイクルステーション一覧 ■
根上地 区
寺井地 区
辰口地 区
能美市 リサイ クル作業 所
「根上 くるく る工 房」
ふれあ いリサ イク ルセン
ター
辰口 リ サイ ク ル セ ン タ ー
開所年 月
平成1 4年1 0月
平成2 0年7 月
平成1 7年1 月
住
能美市 中町ソ 76 番 地
能美市 寺井町ク 9 番地 6
能美市 岩内町カ 40 番地 1
毎週土 曜日
午前9 時~1 1時
アルミ 缶
スチー ル缶
ペット ボトル
空きビ ン
毎週土 ・日曜 日
午前9 時~1 2時
アルミ 缶
スチー ル缶
ペット ボトル
空きビ ン
牛乳パ ック
容器包 装プラ スチ ック
新聞紙
雑誌
ダンボ ール
廃食油
毎週日 曜日
午前9 時~1 2時
アルミ 缶
スチー ル缶
ペット ボトル
空きビ ン
牛乳パ ック
容器包 装プラ スチ ック
新聞紙
雑誌
ダンボ ール
収集場 名称
所
開所日 時
持ち込 み
できる 資源
24
現況編
2.環境の現状把握
4)公害苦情等
・本市における公害苦情の発生件数は、平成 19 年は 14 件/年となっており、これまで
の大気汚染(違法焼却、野焼き) から悪臭に関する苦情に変わっています。
■
年 度
大気汚 染
(違法焼 却
野焼き )
公害別苦情件数
■
水質汚濁
騒音振 動
悪臭
その他
総
数
H14 年度
7
9
5
2
-
23
H15 年度
13
4
5
1
-
23
H16 年度
6
2
-
-
1
9
H17 年度
6
-
5
-
-
11
H18 年度
10
-
4
1
-
15
H19 年度
4
1
1
8
-
14
出典.能美市統計書
5)特定施設の届出状況
・大気汚染防止法、水質汚濁防止法等の法律に基づき、制令等で定める特定施設を有
する事業所は事前に県知事に届出(ただし、騒音、振動、悪臭についての届出事務
は、市町村長に委任)が義務づけられています。
・大気汚染防止法では、
「特定物質を発生する施設」
、水質汚濁防止法では「有害物質
又は生活環境項目として規定されている項目を含む汚水又は廃液を排出する施設」
、
騒音規制法では「著しい騒音を発生する施設」をいい、政令でその規模、容量等の
範囲が定められています。
■
事業所 数
ばい煙
粉じん
平成 19 年度における特定施設届出状況 ■
水質汚 濁
14
悪臭
騒音
振動
合計
地下水
揚水設 備
9
10
23
4
4
出典.庁内資料
■
騒音特定施設の届出状況(平成 19 年3月現在)
■
金属加 工機械
271
抄紙機
空気圧 縮機等
447
印刷機 械
11
合成樹 脂用射出成 形機
73
土石用 破砕機 等
43
-
織機
3,414
鋳型製 造機
-
建設用 資材製 造機械
-
施設数
4,434
穀物用 製粉機
-
工場数
289
木材加 工機械
175
出典.平成 19 年度版石川県環境白書
25
現況編 2.環境の現状把握
6)騒音
(1)規制基準
・騒音は工場、建設作業、商店・飲食店等の事業活動に伴うもの、交通機関から発生す
るもの、更にはク-ラ-やステレオ等家庭の日常生活に伴うものなどその発生源は多
種多様です。
・しかし、近年これらの特定施設に該当しない施設からの騒音、例えば撚糸工場から
の騒音やピアノ・ペットをはじめとする生活騒音による苦情が増加しています。
・騒音防止の方法としては、表のように騒音規制法上の特定施設に対する規制基準の
遵守があり、騒音規制地域は第1種地域から第4種地域までの4段階に分かれてい
ます。
■
特定工場等の規制基準 ■
に 対す
対 する規制基準
る 規 制 基 準(単位:デジベ
(単 位 :デ シベル)
ル)
時間の 区分
区分に
備考
昼間
朝・夕
夜間
第1種区域 良好な住居の環境を保全するため、特に静穏の保持を必要とする区域
区分
(おおむね第1種低層住居専用地域)
午前8時から 朝:午前6時~ 午後10時~
午後7時まで
8時まで 翌日午前6時
区域の
夕:午前7時~ まで
第2種区域 住居の用に供されているため、静穏の保持を必要とする区域
(おおむね第1種中高層住居専用地域及び第1種・第2種住居地域、準
区分
10時まで
住居地域)
50
45
40
第1種区域
第2種区域
55
50
45
第3種区域
65
60
50
第3種区域 住居の用にあわせて商業、工業等の用に供されている区域にあって、
その区域内の住民の生活環境を保全するため、騒音の発生を防止する
70
65
60
第4種区域
必要がある区域
ただし、第1種区域、第3種区域及び第4種区域で次の
(おおむね近隣商業地域、商業地域及び準工業地域)
施設の敷地の周囲おおむね50メ-トルの区域内における
デシベル
規制基準は、55デ
ジベルを減じた値とする。
(ア)学校 (イ)保育所 (ウ)病院及び患者の収容 第4種区域 主として工業等の用に供されている区域であって、その区域内の住民
の生活環境を悪化させないため、著しい騒音の発生を防止する必要が
施設を有する診療所 (エ)図書館 (オ)特別養護老
ある区域
人ホ-ム
(おおむね工業地域)
26
現況編
2.環境の現状把握
(2)自動車交通騒音
・7調査区間の平均を見ると、昼間は 90.4%、夜間で 95.5%、昼夜とも環境基準を達
成したのは 88.4%となっています。
■
調査区 間名
調査区 間
自動車交通騒音(面的評価)の結果
住居等
戸数
環境基 準達成 戸数
昼
夜
■
環境基 準達成 率(%)
昼夜
昼
夜
昼夜
評価
区間
(㎞)
北陸自 動車道
吉原釜屋町
~山口町
66
66
58
58
100.0
87.9
87.9
4.2
一般国道 8 号
五間堂町
~五間堂町
2
2
2
2
100.0
100.0
100.0
0.1
(主)金 沢小松 線
三ツ口町
~三ツ口町
0
0
0
0
-
-
-
0.2
(主)金 沢小松 線
三ツ口町
~徳山町
58
58
58
58
100.0
100.0
100.0
2.4
(主)金 沢美川 小
松線
吉原町
~吉原町
22
14
14
14
63.6
63.6
63.6
0.1
(主)金 沢美川 小
松線
吉原町
~下ノ江町
88
87
87
87
98.9
98.9
98.9
3.1
(一)松 任寺井 線
粟生町
~三道山町
161
132
160
132
82.0
99.4
82.0
1.9
397
359
379
351
90.4
95.5
88.4
12.0
合
計
出典.庁内資料
■道路に面する地域の環境基準の基準値■
地域の 区分
A地 域 の う ち 2 車線 以 上 の 車 線 を有 す る 道
路に面 する地 域
B地 域 の う ち 2 車線 以 上 の 車 線 を有 す る 道
路に 面 す る 地 域 およ び C 地 域 の うち 車 線 を
有する 道路に 面する地 域
昼 間
午前6 時から
午後 10 時ま で
60 デシベ ル以下
(70 デシベ ル以 下)
夜 間
午後 10 時か ら
翌日の 午前6時ま で
55 デシベ ル以下
(65 デシベ ル以 下)
65 デシベ ル以下
(70 デシベ ル以 下)
60 デシベ ル以下
(65 デシベ ル以 下)
※( )内は、幹線交通を担う道路に近接する空間における基準値(特例)。
7)環境保全活動
・本市では、平成 19 年4月に、
「能美市民環境ネットワーク」が設立され、地球温暖
化対策をはじめ、環境保全活動に市民、事業者、行政が協働して取り組み、循環型
社会の構築を目指し活動しています。
・平成 19 年度には、能美市民環境ネットワークが、市民の地球温暖化防止に向けた知
識や取り組みの実情を探る「地球温暖化防止検定」を作成しています。
27
現況編 2.環境の現状把握
8)能美市におけるCO2 排出の状況
(1)能美市の部門別CO2排出量割合
・1990 年と 2007 年との対比で大きな差異は「製造業部門」が 41%から 52%へと 11%
も増加しています。反面、
「民生・業務部門」では 22%から 16%へ、
「民生・家庭部
門」では 17%から 14%へと若干減少しています。運輸部門は 1%の微減、その他の
部門は各々1~2%と全体に占める割合は極めて小さくなっています。
1990 年 部門別CO2排出量の割合
廃 棄 物部 門
0%
農林 水産 業 部
門
2%
2007 年 部門別CO2排出量の割合
農林 水産 業部
建設 業・
門
廃棄物部門
鉱業 部門
1%
1%
1%
建設 業 ・鉱業 部
門
2%
運 輸 部門
16 %
運 輸部門
15%
民生・業務部
門
16%
製造 業 部 門
41%
民 生・ 業務 部門
22%
製 造 業 部 門
52%
民 生・家 庭部
門
14%
民 生・家 庭部 門
1 7%
(2)能美市のエネルギー別CO2排出量割合
・1990 年と 2007 年との対比において、圧倒的シェアを占めている電気が 65%から 71%
と6%増加しています。これに伴って、廃棄物、LPGを除く他のエネルギーが減少
しています。
1990 年 エネルギー別CO2排出量の割合
廃棄物
0%
2007 年 エネルギー別CO2排出量の割合
廃 棄物
1%
石炭 製品
1%
石炭製品
0%
石油 製品 軽質
20%
石油 製品軽質
23%
石油製 品重 質
5%
電気
71 %
電気
6 5%
LPG
3%
石 油製品 重質
8%
LPG
3%
28
現況編
2.環境の現状把握
(3)能美市のCO2排出量の推移
①エネルギー別推移
・エネルギー別CO2 排出量の推移をみると、1990 年においては、349,690 tCO2 であ
ったものが、2007 年においては 546,957 tCO2 と排出量の増加は 197,267 tCO2、増
加率は 56.4%となっています。
・特に主要エネルギー源である電気の増加傾向は圧倒的で、続いてガソリンが増加傾
向にありますが、その他のエネルギー源は現状維持ないしは減少しています。1990
年と比較すると電気は 226 千 tCO2 から 389 千 tCO2 と 72%、ガソリンは 40 千 tCO2
から 62 千 tCO2 と 55%増加しています。
エネルギー別CO2排出量の推移
tCO2
600,000
500,000
コークス
ガソリン
灯油
軽油
A重油
C重油
LPG
電気
廃棄物
合計
400,000
300,000
200,000
100,000
0
1990
1995
2000
年
2005
2007
②部門別推移
・工業化の進展により、製造業部門が圧倒的に増加しており、民生・業務と民生・
家庭部門でも年々同じような割合で微増を示しています。また、運輸部門は年々
増加していましたが、2000 年以降から減少に転じています。これに対して、農林
水産業や建設・鉱業部門は微減であり、廃棄物部門は微増となっています。
【製造】1990 年:143,073
【家庭】1990 年: 60,016
【業務】1990 年: 76,384
【運輸】1990 年: 56,923
tCO 2
tCO2、2007 年:285,281
tCO2、2007 年: 77,959
tCO2、2007 年: 89,406
tCO2、2007 年: 79,603
tCO2、増加率:99.4%
tCO2、増加率:29.9%
tCO2、増加率:17.0%
tCO2、増加率:39.8%
部門別CO2排出量の推移
300,00 0
250,00 0
200,00 0
農 林 水 産 業 部 門
建 設 業 ・鉱 業部 門
150,00 0
製 造 業 部 門
民 生 ・家 庭 部 門
100,00 0
民 生 ・業 務 部 門
運 輸 部 門
廃 棄 物 部 門
50,00 0
0
1990
1995
2000
年
2005
2007
*これらのデータは今回調査したものです。
29
現況編 2.環境の現状把握
(4)能美市民一人当たりCO2排出量の算定
一人当たりCO2 排出量の推移をみると、1990 年においては、8.69 tCO2/年/人であ
ったものが、2007 年においては 11.42 tCO2/年/人と/排出量の増加は 2.73 tCO2/年/
人、増加率は 31.4%となっています。
石川県全体で見ると 1990 年は 7.14 tCO2/年/人であったものが、2004 年度において
は 9.51 tCO2 と排出量の増加は 2.37 tCO2/年/人、増加率は 33.2%となっています。
2005 年の 10.10 tCO2/
また、
全国で見ると 1990年に9.26 tCO2/年/人であったものが、
年/人をピークにして 2006 年においては若干減少し 9.97 tCO2/年/人となり、排出量
の増加は 0.71 tCO2/年/人、増加率は 7.7%です。
tCO/年
2 /年/人
tCO
/人
2
一人当たり排出量
13 .00
12 .00
11 .00
10 .00
9. 26
9. 60
9 .00
8 .00
7 .00
9.78
8 .69
9.90
9.95
9.12
10 .96
10. 10
1 1.42
9.9 7
9 .51
8.32
能美市
石川県
全国
*注:石 川県デ ータ は 200 4 年 度、
全国値は 2006 年 度であ る
7.14
6 .00
19 90
19 95
2000
年
2 005
2 007
日 本の 二酸 化炭素排 出量の 推移
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
二酸化 炭素
一人当 たり
(CO2)総 排出 量* 排出量*
1144
9.26
1154
9.30
1162
9.34
1155
9.25
1214
9.71
1228
9.78
1241
9.86
1237
9.80
1200
9.49
1236
9.75
1257
9.90
1241
9.75
1279
10.03
1286
10.08
1284
10.06
1291
10.10
1274
9.97
出典:温室効果ガスインベントリオフィス
「日本の 1990~2006 年度の温室効果ガス排出量データ」(2008.05.16 発表)
*総排出量の単位は[百万トン-二酸化炭素(CO2)換算]
一人当たり排出量の単位は[トン-二酸化炭素(CO2)換算/人]
30
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