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12 フナコシニュース 2011 年 6 月 1 日号 ● http://www.funakoshi.co.jp/ 遺伝子工学 New 遺伝子工学 cDNA マウス/ラット由来の cDNA NEW マ ウ ス, ラ ッ ト か ら 調 製 し た mRNA を テ ン プ レ ー ト に, oligo d(T)プライマーを使用した逆転写反応により合成され た一本鎖 cDNA です。PCR にそのまま使用できます。 創薬研究 特 長 ◆ PCR 15 回分の量が含まれています(50 μl の反応系の場合) 。 ◆ 50 μl の反応系で PCR を行い,GAPDH 遺伝子が増幅することを 確認しています。 受託 NEW 製品ラインナップ/価格 マウス胎仔(14.5・16.5 日胚) 組織別由来 cDNA 脳 心臓 肺 肝臓 腎臓 眼 ― ― マウス胎仔(18.5 日胚)・新生児 組織別由来 cDNA 脳 心臓 肺 肝臓 腸 腎臓 眼 脾臓 各¥40,000 消化管(胃・腸管) ― 各¥40,000 胃 精巣* 1 本紙に掲載されている 製品はすべて研究用です マウス/ラット胎仔由来 cDNA 9.5 日胚 10.5 日胚 14.5 日胚 15.5 日胚 11.5 日胚 16.5 日胚 マウス/ラット成体正常組織由来 cDNA 脳 心臓 肝臓 膵臓 胃 小腸 脾臓 胎盤 卵巣 胸腺 白色脂肪* 2 褐色脂肪* 2 前立腺 十二指腸 空腸 下垂体 副腎 ― 測定受託 ヒト細胞を用いた遺伝毒性試験 受託サービス NESMAGET ® 食品安全研究所(日清食品ホールディングス株式会社)の遺 伝毒性試験受託サービス NESMAGET® は,p53R2 の発現に 基づくヒト細胞を用いた遺伝毒性試験法です。化学物質によっ て DNA が損傷を受けると,活性化した p53 が DNA 修復遺 伝子である p53R2 に結合し,その発現を調節します。従来用 いられている Ames 試験や哺乳類細胞を用いる in vitro 遺伝 毒性試験と比較して,ヒト細胞を用いた本サービスは,ヒトに 対する遺伝毒性発癌物質の検出に優れていると考えられていま す。 ※NESMAGET ® : N issin's E valuation S ystems for MA mmalian GEnoToxicity ※本サービスは研究用です。臨床用途には利用できません。 特 長 ◆ 野生型 p53 を発現するヒト乳癌培養細胞 MCF-7 を使用します。 ◆ 試験期間が 24 時間と短いため,納期は約 1 週間です。 ◆ 微生物では検出できなかった遺伝毒性物質の検出も可能です。 * 1 新生児由来の製品は受注発注品です。 マウス正常脳 部位別由来 cDNA 大脳皮質 小脳 嗅球 線条体 視床+視床下部+橋 変異原性 化学物質による遺伝毒性の初期スクリーニングに有用 1st Strand cDNA 受託 創薬研究 PCR ◆ 従来の哺乳類細胞を用いる in vitro 遺伝毒性試験に比べ,偽陽性反 海馬 ― 各¥30,000 延髄 ― 各¥20,000 13.5 日胚 18.5 日胚 ◆ S9 ミックスによる代謝活性化を必要とする化学物質にも適用できま 12.5 日胚 17.5 日胚 ◆ あらゆる化学物質の初期スクリーニングに最適です。 肺 大腸 精巣 眼 回腸 ― 各¥12,000 腎臓 筋組織 皮膚 脊髄 直腸 ― * 2 ラット由来の製品は受注発注品です。 応が非常に少なくなります。 ◆ 少量の試験物質で試験が可能です(Ames 試験と比べ 1/100 量)。 す。 ◆ 発光による検出のため,蛍光物質や色素なども試験できます。 原 理 DNA損傷 p53 DNAの修復 (リボヌクレオチド還元酵素) 活性化 P P 転写 p53 p53R2 由来 p53 結合配列 ×3 promoter p53R2 お問い合わせ先 PGV-p53BS-Luc Luciferase p53 結合領域 TGACATGCCCAGGCATGTCT ご注文方法 フナコシホームページ(http://www.funakoshi.co.jp/download/)に 掲載の専用注文書に必要事項をご記入の上,販売店担当者へお渡し下さい。 受託 FAX 03 5 - 684 6 - 539 TEL 03 5 - 684 1 - 645 数量割引いたします! マウス/ラットの胎仔由来 cDNA(3 本以上),および成体正常組 織由来 cDNA(5 本以上*)をまとめて注文される場合,1 本当たり それぞれ¥17,000 または¥10,000 の割引価格で提供いたします。 DNA が損傷を受けると,DNA 修復遺伝子である p53R2 が発現する。p53R2 の発現 を PGV-p53BS-Luc(p53R2 由来 p53 結合配列を組み込んだホタルルシフェラーゼ レポータープラスミド)でルシフェラーゼに変換し,発光で検出する。 試験方法概略 細胞を 96 穴プレートに播種 レポータープラスミド(PGV−p53BS−Luc), 内部標準プラスミドを導入 試験物質添加(DMSOの最終濃度:<0.1%) プローブ作製用ミックスもあります! 24 時間培養 プローブ作製用に mRNA を鋳型に,oligo d(T)プライマーとラ ンダムプライマーを用いて逆転写させた 1st Strand cDNA です。 正常マウス,マウス胎仔,正常ラット,ヒト組織由来のラインナップ があり,それぞれ 30 反応分の量が含まれています。詳細は当社受注・ 特注品業務担当までお問い合わせ下さい。 PBS(-) 洗浄 110601s_p12-13_k_n_i.indd 12 細胞溶解 ルシフェラーゼアッセイ 2011/05/20 16:08:06 フナコシニュース 2011 年 6 月 1 日号 250 細胞生存率 2,200 200 1,800 150 1,400 1,000 100 600 50 200 0 コントロールに対する細胞生存率(%) コントロールに対するp53R2依存性 ルシフェラーゼの相対的活性(%) 2,600 2. Ohno, K,. et al ., Mutation Research , 656, 27 ∼ 35 (2008). 3. 哺乳動物細胞を用いた変異原性試験法,特許第 4243716 号。 試験実施条件 ● MCF-7 細胞を使用 受 託受 託 ● S9 ミックス添加あり/なし条件で測定 NEW ● 6 段階の濃度で三重測定 ● 生存細胞数の測定 .2 1 3 .4 0 4 0 0 .1 5 .0 5 1 0 .0 0 .0 陽性判定基準 オプション 0 コ ン ト ロ ー A ル dr ia m yc in 0 1. Ohno, K,. et al ., Mutation Research , 588, 47 ∼ 57 (2005). 13 創薬研究 p53R2-Luc http://www.funakoshi.co.jp/ 参考文献・特許 300 3,000 ● フリルフラマイド(AF-2) (µg/mL) p53BS-Lucの活性(p53R2の相対的活性) ● 濃度設定のための細胞毒性試験 内部標準の活性(転写能を指標とした細胞毒性) ご注文方法/価格 試験結果の一例 試験担当者の安全確保のため,性状,溶解性(DMSO および水),保 従来法との比較 管方法,皮膚刺激性および揮発性に関する情報をご提供下さい。ご注文 ■ NESMAGET® と従来法との比較 方法および価格などの詳細については,当社受託・特注品業務担当まで お問い合わせ下さい。 従来法 NESMAGET® Adriamycin Mitomycin C Cisplatin Bleomycin 5-FU Acrylamide MNNG PhIP 2,4-DAT B[a]P Pyridine Sodium ascorbate + + + + − + + + + + − − 哺乳動物細胞を用い げっ歯類 Ames 試験 た in vitro アッセイ 発癌性試験 + + + + − − + + + + − − + + + + + + + + + + − − + + + + ± + + + + + + − IARC 2A 2B 2A 2B 3 2A 2A 2B 2B 1 3 − NESMAGET®:MCF-7 細胞で試験を行い,濃度依存性を示し,有意 なルシフェラーゼ活性の上昇が認められた時に陽性 (+)と判断。 本紙に掲載されている 製品はすべて研究用です 化学物質 従来法:Ames と哺乳動物細胞を用いた in vitro アッセイ(マウスリ ンフォーマ TK 試験および染色体異常試験),およびげっ歯類 発癌性試験の結果は,NTP および TOXNET のデータを参照 Cancer におけるハザード評価を表す。 ■ 135 種 類 の 化 学 物 質 を 用 い た 評 価 試 験 に お け る NESMAGET® と従来法との比較 一致率(NESMAGET® vs Ames 試験結果一致率) Ames 陽性予測率(NESMAGET® 陽性 vs Ames 陽性) Ames 陰性予測率(NESMAGET® 陰性 vs Ames 陰性) Ames 試験との 比較 NESMAGET® 陰性,かつ,Ames 陽性の物質 NESMAGET® 陽性,かつ,Ames 陰性の物質 ® NESMAGET の発癌性試験との一致率 げっ歯類発癌性 Ames 試験の発癌性試験との一致率 試験との比較 他の変異原性試験と発癌性試験の一致率 110601s_p12-13_k_n_i.indd 13 81.5% 94.3% 67.2% 4 物質 (発癌性を持たない) 21 物質 (発癌性を有する) 86.6% 71.1% 74.0% FAX 03 5 - 684 6 - 539 TEL 03 5 - 684 1 - 645 測を行った。 受託 動物での発癌性試験や他の変異原性試験のデータが多く存在する変異 原性物質および非変異原性物質から計 135 物質を選択し,発癌性の予 お問い合わせ先 し た。IARC は International Agency for Research on 2011/05/20 16:08:11