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自己処理型トイレ
<技術概要書>
特定非営利活動法人
自己処理型トイレ研究会
(改訂
平成27年7月)
目
次
●
ご
あ
い
さ
つ
・・・・・・・・・・1
●
設
立
趣
意
書
・・・・・・・・・・2
●
研
要
・・・・・・・・・・3
●
自己処理型トイレとは
・・・・・・・・・・4
●
し
・・・・・・・・・・5
●
し 尿 処 理 技 術 概 要
●
究
尿
会
処
の
理
概
方
式
技術概要書の記載について
・・・・・・
㈱オリエント・エコロジー
・・・・・・10
㈱総合サービス
・・・・・・12
日三成機工業
・・・・・・14
㈱ミカサ
・・・・・・16
㈱リンフォース
・・・・・・18
研 究 会 法 人 会 員 名 簿
6
・・・・・・・・・20
ご あ い さ つ
自己処理型トイレ研究会は、非放流型し尿処理装置の設計・製造・施工を行う
メーカーが、技術のより一層の高度化を進め、快適で自然環境にやさしいトイレ
を市場へ供給していくことを目的に設立いたしました。
現在、研究会会員各社が取り扱っております自己処理型トイレは、ライフライ
ンの未整備な地域を中心に、ご用命いただいておりますが、新たな技術分野でも
あることから、規格・表記方法の標準化、法規的対応、性能評価基準の明確化な
ど、対処すべき課題も有しております。
当研究会は、会員各社が一体となり、品質及び信頼性の向上につとめ、ご利用
者の皆様並びに関係各方面の皆様から、高い評価をいただける、優れた製品の提
供に努めてまいる所存でございますので、何卒、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。
1
設 立 趣 意 書
近年、富士山に代表される夏山登山の観光地化やイベントの開催地等、利用者が一時期に集中す
る地域では、未処理汚水や汚物による環境への悪影響が懸念されています。一方、水洗トイレに慣
れ親しんでいる人々にとって、「汲み取り便所」の悪臭と不衛生感は我慢のならないものになりつ
つあります。平成7年に発生した「阪神・淡路大震災」では、多くの人々が学校や公園に避難しな
がら不便な生活を余儀なくされましたが、震災被害者とこれを支援するボランテイア達を最も悩ま
せたものは、トイレ施設の劣悪さであったとのことです。
自然環境への配慮とともに、より快適なトイレ施設を求める声は、年々強くなって来ております。
このような社会的ニーズに応えるべく、電力や上水施設、下水道や浄化槽が整備されていない地域
を中心に、『自己処理型トイレ』と云われるし尿処理システムが数多く設置され、普及しつつあり
ます。
水洗式、コンポスト式、焼却乾燥式等々、処理方式は実に多様であり、これに対応した多くの製
品群が提供されております。これら製品の共通項は、トイレと処理装置が一体型もしくは隣接する
構造をなしているため、「便器から排出されたし尿をその場で処理することが出来る」のが大きな
特徴です。
現状では、自己処理型トイレという名称や定義も明確ではありませんが、技術は着実に向上して
きており、水使用量の低減と自然環境への負荷を大幅に削減できることから、持続可能な循環型社
会を構築するための、有力なインフラになる可能性を秘めております。
しかし、
これら製品群が登場した年月は比較的新しいため、社会的認知度が低いのは否めません。
特に、設置者の側からすると、各処理方式の原理や維持管理方法が周知徹底されていないため、
「ど
の製品を選択すればよいのか」判断に迷ってしまう状況にあります。
同時に、これら製品群の法的位置付けが曖昧なため、設置届出を受け付ける自治体の窓口では、
ある種の混乱を来たしているのも事実であります。
かような事態を打開するため、平成16年2月に環境に配慮した
「自己処理型し尿処理システム」
の製品開発に携わる事業者が一同に集い、任意団体として『自己処理型トイレ研究会』を発足させ、
まずは事業者それぞれの処理技術と製品の更なる改善、処理性能表示の規格化を図り、社会的信頼
と認知度を高めることに努めました。
次のステップとしましては、トイレを利用する一般ユーザーの利便を図るために、設置場所・設
置条件・利用用途にあわせ、トイレを整備する自治体と民間企業との協力体制を構築することであ
ります。そのためには、新たな法律の整備、民間企業による施設の維持管理体制の整備などが必要
とされ、自治体と地域社会との融合を促進させる役割が必要となります。その役割を担うため、当
研究会は平成19年5月21日に特定非営利活動法人の認証を取得いたしました。
今後も責任を持った活動を行ってまいりたいと思いますので、『自己処理型トイレ』の設置を検
討しておられる公共機関、山小屋の管理者及び「自己処理型トイレ事業者」におかれましては、本
趣旨へのご理解と参画をお願いする次第であります。
2
研 究 会 の 概 要
名
称
所 在 地
特定非営利活動法人 自己処理型トイレ研究会
〒103-0027
東京都中央区日本橋三丁目 14 番 5 号
TEL:03-3274-2422
FAX:03-3274-2710
URL http:jk-toiletken.jp
目
的
この法人は、自己処理型トイレの技術向上、普及促進及び広報活動を行うこと
によって、自己処理型トイレ工業の健全な発展を図り、もって我が国経済の発
展、国民生活の向上と自然環境の保全に寄与することを目的とする。
特定非営利
①まちづくりの推進を図る活動
活動の種類
②環境の保全を図る活動
③災害救援活動
④経済活動の活性化を図る活動
⑤以上の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言
又は援助の活動
事業内容
①自己処理型トイレの技術資料等の整備事業
②自己処理型トイレ製品に関する規格の作成事業
③自己処理型トイレの技術改良と信頼性の向上に関する研究、実践活動事業
④自己処理型トイレに関する法制の調査研究事業
⑤自己処理型トイレの普及を目的とした関係行政庁への協力、提言並びに関係
団体との連携及び協力事業
⑥自己処理型トイレの事業情報の収集及び提供事業
⑦自己処理型トイレに関する図書の刊行事業
⑧自己処理型トイレに関する研究会の開催事業
⑨その他目的を達成するために必要な事業
設 立 日
平成16年2月20日
(NPO 法人認可日)
(平成19年5月21日)
代 表 者
小
会 員 数
法人会員
5社
個人会員
4名
特別会員
3名
林
俊
之
3
自 己 処 理 型 ト イ レ と は
●自己処理型トイレの設置条件
1.処理水
〇処理水の放流が困難
オフサイト処理
汚
下水処理施設
公共用水域に放流
水
オンサイト処理
浄
化
槽
自己処理型トイレ
処理水非放流
2.インフラ整備
〇トイレ設置場所が下水道整備区域外
〇電気・水・車道についての制約はあるが、共用・利用が可能
区域内
下
水
道
浄
化
槽
下 水 道 区域
区域外
整
備
電 気
水 道
制約付整備可
自己処理型トイレ
整 備 不 可
携帯トイレ
道路等
4
し 尿 処 理 方 式
●処理方式分類一覧
燃焼・乾燥処理
木質チップ処理
自 己 処 理 型ト イレ
水 循 環 処 理
土 壌 利 用 処 理
携 帯 ト イ レ
●処理方式概要
処理方式
燃焼・乾燥処理
特
徴
汚水に直接灯油バーナー等の炎を吹き付
・残さ物は灰で減容率が著しく高い。
け、水分を蒸発させ、残さ物を乾燥、焼
・残さ物の処理がクリーン、容易である。
却し灰と二酸化炭素に変える方式である。
木質チップ処理
し尿を多孔質で空隙率が多い杉チップや
・水を必要とせず、汚泥発生量を抑制
オガクズなどと混合・攪拌し、空隙に蓄
・小便を土壌利用方式と併用して処理す
積させ、好気性条件下で微生物により水
る方式や洗浄水と共に浄化して便器洗
と二酸化炭素に分解する方式である。
浄水として利用する方式がある。
汚水を微生物にて生物学的に処理を行い、 ・水循環方式は、水洗トイレとして利用
その処理水を便器洗浄水として再利用す
水
循
環
処
理
る方式である。薬剤や酵素剤の添加、オ
ゾン処理など循環水の水質向上をはかる
でき快適性に優れる。
・小規模から大規模のトイレ(水処理)
まで対応可能である。
技術がある
土壌を用いて汚水を浄化する方式である。 ・汚泥の発生量が少ない。
土 壌 利 用 処 理
汚水を、嫌気又は好気性の微生物による
・処理水は良好な水質である。
前処理を施した後、土壌中に浸透させて
・電気が不要なタイプもある。
処理する。
し尿を吸収ポリマーやパルプなどで凝
固・吸収し、生分解する素材やポリエチ
携
帯
ト
イ
レ
レンを使用した袋などへパック処理する
方式である。
5
・トイレの設置・維持管理が困難な場所
にも対応できる。
・低コストで、使用方法が簡単である。
し 尿 処 理 技 術 概 要
●技術概要書の記載について
本技術概要書は、研究会加盟各社の代表機種を中心にとりまとめました。各システムの方式、特
徴や処理システムなどを明確にすることにより、トレイ設置にあたり適切な製品を選定するための
基本情報を提供するものです。
1.処理方式
し尿処理方式(①木質チップ処理方式、②燃焼・乾燥処理方式、③水循環方式、④土壌利用
方式、⑤携帯トイレ)により分類し、その処理方法について記載しています。
2.トイレ形態
2.1
トイレ室
トイレ室の構造形態を分類しています。自己処理型トイレは便器から排出されたし尿をその
場で処理することが出来るものであり、トイレと処理装置が一体型もしくは隣接する構造をな
しています。
2.2
一体型
:
トイレ室と処理システムが一体となったトイレ
隣接型
:
トイレ棟とは別に隣接して処理システムが設置されているトイレ
洗浄方式
便器の洗浄については次の分類としています。
水
洗
:
1回当たりの洗浄水量が 8~12L の通常の水洗トイレ
少水量水洗
:
1回当たりの洗浄水量が 1L 程度までの水洗トイレ
常時洗浄水循環:
2.3
常時、洗浄水が便器に流れている水洗トイレ
洗浄水
洗浄水の区分(上水、処理水)と使用量を記載しています。
上
水
:
上水道など別途水を引き込む。(水道施設が必要)
処理水
:
汚水を処理装置で処理したのち循環再利用する。
3.特徴
製品の特徴について各社の申請に基づいて記載しています。
4.処理システム概要
4.1
代表機種
各社の代表的な機種名を記載しています。
6
4.2
大きさ
代表機種のサイズ及び設置に必要な面積を記載しています。
4.3
処理システム(運転時)
処理システムについて物質収支が明確になるように処理に必要なもの(電気、初期水、燃料、
補助材)と排出されるもの(残渣物、余剰水)について記載しています。量は各社の代表機種
としています。
①電気
②初期水
処理水
し尿*1
⑤残渣物
上水*2
処理システム
トイレ室
⑥余剰水
し尿+洗浄水
③燃料
④補助材
*1 し尿の量は 0.25L/回と想定している。
*2 手洗い水は含んでいない。
①電
気
システムを稼動するのに必要な電力(W)。
②初期水
運転開始前にシステムに投入する水量。
③燃料(灯油)
システムを稼動するのに必要な燃料の量。
④補助材
システムの機能を有効に発揮するために必要なものとその量。
⑤残渣物
回収処分するもの(汚泥、灰など)とその量。
⑥余剰水
量とその処理方法。
システムで不要なものは「-」を記載
4.4
最終処分方法
前述のうち残渣物や余剰水などの処分方法を記載しています。
7
4.5
処理能力
各社、代表機種のし尿処理能力を記載しています。実際の設置に際しては、設計条件に応じ
た対応が可能です。
①平常時の処理能力
各社の代表機種で通常運転を行った場合の1日における利用回数を記載しています。
②利用集中時の処理能力
各社の代表機種で最大能力を発揮させた場合の1日利用回数を記載しています。
③利用限度を超えた場合
利用集中により処理能力の限界を超えた場合の弊害と対応法を記載している。
<処理方式別の特記事項>
イ)焼却処理方式
・処理方式はバッチ処理です。
・平常時処理では、1日6時間の稼動時間で1日の利用回数を算出しています。
・利用集中時では、1日の稼動時間を20時間で算出しています。
ロ)生物・化学処理循環方式、土壌利用方式
・処理方式は連続処理です。
・平常時処理は、処理水質を長期にわたって維持できる範囲の日利用数を記載しています。
・利用集中時では、2~3 日程度は処理水質が悪化した状態となりますが、自動的に又は非
常に簡単な操作で復帰可能となる場合の利用回数を記載しています。
・生物・化学循環方式のうち、常時洗浄水循環のトイレはそのシステムの特性から平常時、
利用集中時とも処理槽満水までの連続利用可能回数を記載しています。
5.維持管理
5.1
維持管理用道路
トイレの維持管理の際、
燃料の運搬や汚水の引抜など車道が必要かどうかを記載しています。
5.2
日常管理
ユーザーが日常行う簡易な管理(目視など)を記載しています。
トイレ室清掃やペーパー補充など、一般のトイレでも行う管理内容は記載しておりません。
5.3
専門的管理
ユーザー又は専門家管理者が行う機器類などの点検内容を記載しています。
5.4
定期点検
ユーザー又は専門家管理者が定期的に行う点検内容を記載しています。
5.5
異常時対応
トイレシステムが停止し、ユーザーが簡易に復旧できない場合の対応を記載しています。
8
6.保証期間など
6.1
保証期間
本体システムと設置機器についてそれぞれの保証期間を記載しています。
6.2
技術登録
システムの特許や技術登録について記載しています。
9
製 品 名
「せせらぎ」オゾン+(プラス)
企 業 名
株式会社オリエント・エコロジー
〒135-0064 東京都江東区青海 2-4-24 青海フロンティアビル 11F
TEL:03-6361-5550 FAX:03-5530-3110
E-mail:[email protected]
水循環方式
【処理方式】
汚水を物理・生物処理した後、オゾンにより化学処理を行い、洗浄水として循環再利用するシステム。
【トイレ形態】
トイレ室 一体型
・
隣接型
洗浄方式 水
・
少水量水洗
洗
常時洗浄水循環
洗浄水
上
水
・
処理水
3~10L/回
(自在に可変可能)
【特
徴】
①
②
③
④
⑤
処理水を放流しない完全閉鎖型。
洗浄水の循環再利用により超節水。
上下水道を必要としない水洗トイレ。
災害時にも防災トイレとして利用できる。
簡易な設置・撤去が可能な移動式(一体型)
【処理システム】
代表機種
処理
システム
(運転時)
SW-O-2
IN
OUT
最終処分方法
大きさ
3.95m×2.10m×H2.80m
電気
1,748W
初期水
2.0m3/汲取り
燃料
-
補助材
-
余剰水
-
3
残渣物
汚水 3.0m /汲取り
汚水全量汲取り、し尿処理場へ
満水まで
処理能力
5,000 回相当
満水警告表示
利用限度を超えた場合
余裕容量(500 回相当)まで継続利用できる
【維持管理】
維持管理用道路
必要
日常管理
洗浄水の色相、洗浄水の流量、受入槽・貯留槽の水位
専門的管理
汲取りおよび汲取り後の給水
定期点検
機器および装置の電気的および機械的な作動点検。消耗品の交換。
異常時対応
メーカー指定の緊急時連絡先に通報。
【保証期間など】
保証期間
本体システム
1年
機器類
1年
国土交通省「新技術活用促進システム」
NETIS 登録番号 CB-040011-V
技術登録
SK-070002-A
環境省環境技術実証事業(自然地域トイレし尿処理技術分野)参加
実証番号
平成 16 年度
030-0401
平成 20 年度
030-0801
10
平成 20 年度
030-0802
【参考図】
機種:SW-O-2
4310
3810
250
3950
3810
70
70
70
250
汚水処理機械室
2100
1960
2800
2400
オゾン処理
機械室
物置
洋便器トイレ室
400
70
洋便器トイレ室
平面図
立面図
【設置実績】
93 か所 (平成 27 年 3 月末現在)
主 な 設 置 事 例
地
域
納
入
先
設
置
場
所
製 品 名 称
台数
納入時期
鹿児島県屋久島町
鹿児島県
縄文杉登山道
システム(8穴)
4
平成15年 3月
静岡県富士宮市
環境省
富士山富士宮口五合目公衆トイレ
システム(7穴)
1
平成19年11月
高知県まんのう町
国土交通省
国営讃岐まんのう公園
ユニット(3穴)
2
平成20年 3月
北海道羅臼町
環境省
(知床)ルサフィールドハウス
システム(4穴)
1
平成21年 1月
北海道鶴居村
環境省
(釧路湿原)温根内ビジターセンター
システム(11穴)
1
平成22年 3月
兵庫県神河町
兵庫県
とのみね自然交流館
ユニット(8穴)
3
平成23年 3月
鳥取県伯耆町
環境省
大山桝水原園地駐車場
ユニット(6穴)
2
平成24年 3月
長崎県対馬市
環境省
ツシマヤマネコ野生順化施設
システム(6穴)
1
平成25年 3月
岐阜県羽島市
国土交通省
国営木曽三川公園羽島地区
ユニット(6穴)
4
平成26年 3月
【設置実例】
(知床)ルサフィールドハウス(システム)
大山桝水原園地駐車場(ユニット)
富士山富士宮口五合目公衆トイレ(システム)
北潟湖サイクリングパーク(ユニット)
11
製 品 名
「サニタクリーン」
企 業 名
㈱総合サービス
〒103-0028 東京都中央区八重洲 1-6-19
TEL:03-3274-2448 FAX:03-3274-2710
E-mail:contact@sservice.co.jp
【処理方式】
携帯トイレ
し尿を携帯高吸水ポリマーシートにより吸水凝固し、
購入
配布
パックする。使用後は高密閉袋に収納する。
使用
【トイレ形態】
トイレ室 簡易トイレブース(テント)型
利用形態 携帯トイレ本体 58g/回
持帰り
回 収
(リサイクルパルプ、ポリマー、ポリエチレン)
【特
焼却処理
徴】
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
上下水道、電気などが不要である。
ハード整備が困難な場所を含め、場所を選ばず使用できる。
低コストである。
使用方法が簡単である。
持ち運びができる。
処理能力に限界がない。
本体素材にリサイクル材を使用している。
様々な用途に活用できる。
【処理システム】
代表機種
処理
システム
(運転時)
サニタクリーン
IN
OUT
最終処分方法
大きさ
550mm×650mm×0.03mm 厚
58g/枚
電気
-
初期水
-
燃料
-
補助材
-
余剰水
-
残渣物
携帯トイレ 308g/回
使用済み携帯トイレを焼却センターへ(紙おむつと同様)。
携帯トイレ本体と同数
処理能力
利用限度を超えた場合
【維持管理】
維持管理用道路
不要(但し、携帯トイレ用ブースを設置する場合、必要な場合があります。)
日常管理
特になし
専門的管理
特になし
定期点検
(携帯トイレ用ブースがある場合)トイレ内の備品の補充。
異常時対応
メーカー指定の緊急時連絡先に通報。
【保証期間など】
保証期間
技術登録
本体システム
機器類
7年
---------特許登録番号 2979476 号
12
【設置実績】
83 箇所 (平成 25 年 3 月末)
主 な 設 置 事 例
地
域
納
入
先
設
置
場
所
製 品 名 称
納入時期
山岳トイレ
サニタクリーン
H14年5月
北海道
利尻富士町
北海道
大雪山
〃
〃
H12年7月
北海道
知床・羅臼
〃
〃
H21年7月
岩手県
早池峰山
〃
〃
H14年5月
長野県
伊那市
〃
〃
H15年6月
愛媛県
石鎚山
〃
〃
H23年6月
鹿児島県
屋久島・霧島
〃
〃
H21年4月
【設置実例】
【北海道利尻町】
携帯トイレ配布 BOX
【北海道大雪山】
携帯トイレ回収 BOX
旭岳の避難小屋と携帯トイレ用の小屋
トイレブース
トイレブース内部
携帯トイレ回収 BOX
【屋久島】携帯トイレパンフレット
【早池峰】
登山者の方に配られているパンフレット
① まず、早池峰の歴史を知るべし
② 法律の勉強もチョットすべし
③ 早池峰全体を楽しむべし
④ 携帯トイレを持つべし
⑤ 山の歩き方を熟知すべし
⑥ 早池峰から大いに学ぶべし
⑦ 早池峰の自然に恩返しすべし
13
製 品 名
「循環式ハイブリッドトイレ・カヤレット」平成 24 年開発新製品
企 業 名
日三成機工業
〒920-0226 石川県金沢市粟崎町ヲ 26-2
TEL:080-1300-3030 FAX:076-237-3590
E-mail:[email protected]
水循環・木質チップ処理方式
【処理方式】
固形物をバイオ処理、水分及び水分に
準ずるものを生物化学処理で高効率に
処理し、洗浄水を再利用する常流循環方式。
【トイレ形態】
トイレ室 一体型
・
隣接型
洗浄方式 水
・
少水量水洗
洗
常時洗浄水循環
洗浄水
【特
上
水
・
処理水
8L/分
徴】
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
外部に排水しない自己完結型のシステムにより、環境を保全。
室内の臭いは皆無で、快適に使用できます。
イニシャルコストに優れています。木製・PP 製等、上屋が選択可能。
消費電力が 102W/hでランニングコストにも優れています。
メンテナンスが誰でも簡単にできます。
移動可能なため、災害時に威力を発揮します。
国土交通省の「イメージアップ費」対象商品です。
【処理システム】
代表機種
VS-K
(1 室)
電気
処理
システム
IN
大きさ
102
W
W0.9m×L1.8m×H0.9m(下部装置)
初期水
0.8
活性材
燃料
-
補助材
m3/汲取り
100g
バイオチップ材
(運転時)
20L/汲取り
OUT
最終処分方法
処理能力
残渣物
汚水 1.2
3
m /汲取り
余剰水
汚水全量汲取り、し尿処理場へ
満水まで
2,000
利用限度を超えた場合
回相当
警告表示後、300 回使用可能
【維持管理】
維持管理用道路
必要
日常管理
満水警報ランプ確認、洗浄水流量確認。
専門的管理
特になし。
定期点検
処理水容量確認(補水)
・ブロアーフィルタ清掃。
異常時対応
取り扱い説明書記載
14
-
【保証期間など】
保証期間
本体システム
1年
機器類
1年
技術登録
国土交通省「新技術活用促進システム」 NETIS 登録番号
【参考図】
機種:(3 連棟)VF-1 型 2 棟,VF-HC 型 1 棟
【設置実績】
400 基 (平成 25 年 3 月末現在)
HR-120001-A
主 な 設 置 事 例
地
域
鹿児島
納
入
先
花かごしま
会場設営業務
設
置
場
所
製 品 名 称
台数
納入時期
全国都市緑化かごしまフェア
VS-K
4
平成23年3月
富山県
清水建設
清水記念公園
VS-K
1
平成24年5月
富山県
会社事務所
富山県新湊市
VS-K
1
平成25年3月
【設置実例】
公園設置
15
製 品 名
「バイオミカレット」
企 業 名
㈱ミカサ
〒870-0923 大分県大分市高城西町7-27
TEL:097-551-8826 FAX:097-551-8886
E-mail:[email protected][email protected]
【処理方式】
木質チップ処理方式 <燃焼処理方式(ミカレット)も取り扱っております>
汚水(し尿)を処理槽(媒体)内で固液分離し、大便は処理槽内で生物処理し、小便・水は蒸発処理
するか、高度処理し洗浄水として循環再利用するシステム。
【トイレ形態】
トイレ室 一体型
・
隣接型
洗浄方式 水
・
少水量水洗
洗
常時洗浄水循環
洗浄水
【特
上
水
・
処理水
徴】
①
②
③
④
炭酸ガスと水に分解し汲み取り不用、自然環境にやさしい。
固液分離機能付+バイオ処理+蒸発処理の併用で処理能力大。
専門技術を要しない簡易なメンテナンス。
電気は必要、水は無くても使用可。
【処理システム】
代表機種
処理
システム
(運転時)
BM-40-Ⅱ型
IN
OUT
最終処分方法
(2 室)
大きさ
電気
600
燃料
-
残渣物
W
1 回/2年媒体の交換
2.0m×2.0m×H2.7m
初期水
-
補助材
—
余剰水
-
コンポストとして再利用又は産業廃棄物処分
平常時
処理能力
30〜40
利用限度を超えた場合
回/日
利用集中時
50
回/日
使用停止
【維持管理】
維持管理用道路
必要
日常管理
媒体の量・含水状態の管理、電源の管理。
専門的管理
特に無し。
定期点検
機器(モーター・ブロア・換気扇)の点検。
異常時対応
代理店に連絡又はメーカーに連絡。
【保証期間など】
保証期間
本体システム
3年
機器類
1年
維持管理契約必要
特願 2005-140971 号
国土交通省「新技術活用促進システム」
技術登録
NETIS 登録番号 SK-060020-V
環境省環境技術実証事業(自然地域トイレし尿処理技術分野)参加
実証番号
平成 19 年度
16
030-0701
【設置実績】
バイオミカレット170基(平成 27 年 6 月末現在)
主 な 設 置 事 例
地
域
納
入
先
設
置
場
所
製 品 名 称
台数
納入時期
沖縄県
竹富町
竹富島 カイジ浜
BM60-Ⅱ型
1
平成21年 1月
和歌山県
田辺市
熊野古道 水呑王子
BM60型処理装置
2
平成21年 6月
大阪府
千早赤坂村
棚田
BM40-Ⅰ型
1
平成21年 9月
大分県
杵築市
雲ケ岳 登山口
BM40-Ⅱ型
1
平成21年12月
長崎県
長崎県
金泉寺 山小屋
BM60-Ⅱ型+太陽光
1
平成22年 3月
大分県
杵築市
津波戸山 登山口
BM60-Ⅱ型
1
平成22年 4月
沖縄県
石垣市
西表島 カヌー乗り場
BM60-Ⅱ型+太陽光
1
平成24年 1月
大阪府
千早赤坂村
金剛山5合目
BM25-Ⅰ型
2
平成24年 3月
愛知県
民間企業
中部国際空港内
BM40-Ⅰ型
1
平成25年 1月
熊本県
益城町
飯田山 駐車場
BM60型処理装置
1
平成25年 3月
大分県
民間企業
津久見市 釣り堀上
BM40-Ⅱ型
1
平成25年 7月
大分県
大分市
高崎山 登山口
BM40-Ⅰ型
2
平成26年 3月
ペルー
民間企業
ペルー国内6カ所
BM60-Ⅱ型+太陽光
16
平成27年 1月
【設置実例】
ペルー共和国設置
バイオミカレット 60-Ⅱ型+太陽光発電システム
和歌山県熊野古道
沖縄県竹富島
17
製 品 名
「サンレット」
企 業 名
㈱リンフォース
〒248-0022 神奈川県鎌倉市常盤 258
TEL:0467-33-0500 FAX:0467-33-0501
E-mail: info@reinforce.co.jp
土壌利用方式
【処理方式】
少水量便器による高濃度し尿を嫌気性菌により液化し、土壌処理装置により高度処理し、洗浄水として循環再利用
するシステム。
【トイレ形態】
トイレ室 一体型
・
隣接型
洗浄方式 水
・
少水量水洗
洗
常時洗浄水循環
洗浄水
上
水
・
処理水
0.3~0.5L/回
【特
徴】
①
②
③
④
⑤
⑥
初期各槽に水張りをするだけで水不要。
交通不便な場所でも資材を分解搬入出来る。
使用人数、状況により規模の対応が可能。
少水量便器の使用により土壌槽が小さい。
維持管理容易で故障少なく、悪臭が少ない。
電気、水のない場所にも設置できる。
【処理システム】
代表機種
処理
FT-Ⅱ
IN
システム
(運転時)
OUT
最終処分方法
(
2室)
便槽 5,000L
-
初期水
燃料
-
補助材
残渣物
-
余剰水
100
回/日
利用集中時
m3
消化酵素 1 回/月
消臭酵素 1 回/月
土壌槽面散水、調整槽に
て調整
160
便槽内の固形分の増加。洗浄水水質悪化
利用限度を超えた場合
消化酵素の増量、汲み取りにより対応
維持管理用道路
不要
日常管理
特になし。
専門的管理
便槽内の状況確認。冬期閉鎖前の足踏みポンプ水抜き。
異常時対応
10
設置場所の温度条件により 5~10 年で汚泥引き抜き
【維持管理】
定期点検
沈澱分離槽 1,000L
土壌処理槽 5.0m×5.0m
電気
平常時
処理能力
大きさ
年次点検必要、寒冷地での春先運転再開時の点検。
消化酵素、消臭酵素、1便器につき、月1回の投入。
メーカー指定の緊急時連絡先に通報。
18
回
【保証期間など】
保証期間
本体システム
1年
機器類
1年
特許登録番号
第 3448189 号
国土交通省「新技術活用促進システム」 NETIS 登録番号 CB-030061
環境省環境技術実証事業(自然地域トイレし尿処理技術分野)参加
技術登録
実証番号
平成 15 年度
030-0301
実証番号
平成 16 年度
030-0403
【参考図】
機種:FT-Ⅱ
【設置実績】
サンレット 86 箇所
(平成 27 年 7 月末現在)
主 な 設 置 事 例
地
域
納
入
富山県
富山県
富山県
〃
神奈川県
神奈川県
神奈川県
〃
先
設
置
場
所
製 品 名 称
便器台数
納入時期
サンレット
11
H13年
太郎平
〃
3
H15年
丹沢檜洞丸
〃
2
H14年
鍋割山
〃
4
H15年
立山一の越
神奈川県
花立山荘
丹沢大倉尾根
〃
2
H26年
静岡県
静岡市
ダイラボウ
〃
1
H25年
長野県
南木曽町
南木曽岳
〃
2
H26年
愛媛県
愛媛県
石鎚山二の鎖場
〃
4
H26年
【設置実例】
立山一の越公衆トイレ(土壌処理方式)
丹沢花立山荘公衆トイレ(土壌処理方式)
19
研 究 会 法 人 会 員 名 簿
会
社
名
住所・連絡先・http
処理方式
〒135-0064
東京都江東区青海 2-4-24 青海フロンティアビル 11F
㈱オリエント・エコロジー
TEL:03-6361-5550
水 循 環 方 式
FAX:03-5530-3110
http://www.toyo-const.co.jp/orieco/
〒103-0027
東京都中央区日本橋 3-14-5 祥ビル 3 階
㈱総合サービス
TEL:03-3274-2448
携 帯 ト イ レ
FAX:03-3274-2710
http://www.sservice.co.jp
〒920-0226
石川県金沢市粟崎町ヲ 26-2
日三成機工業
TEL:080-1300-3030
水 循 環 方 式
FAX:076-237-3590
http://www1.bbweb-arena.com/vein/
〒870-0923
大分県大分市高城西町 7-27
㈱ミカサ
TEL:097-551-8826
燃
焼
方
式
木質チップ方式
FAX:097-551-8886
http://mikalet.com
〒248-0022
神奈川県鎌倉市常盤 258
㈱リンフォース
TEL:0467-33-0500
FAX:0467-33-0501
http://reinforce.co.jp
20
土壌利用方式
木質チップ方式
21
連絡先
特定非営利活動法人
自己処理型トイレ研究会
〒103-0027
東京都中央区日本橋三丁目14番地5号
祥ビル3階
TEL:03-3274-2422
FAX:03-3274-2710
22
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