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ファイナルファンタジー12のチュートリアルとトリック
PROFESSIONAL AUDIO WORKSTATION 取扱説明書 この説明書をお読みになったあとは、 保証書とともに保管してください。 J ! 安全上のご注意 ―安全にお使いいただくため― 安全にお使いいただくため、ご使用の前にこの 「安全上のご注意」をよくお読みください。 またお読みになったあと、いつでも見られるところに必ず保存してください。 絵表示 この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全 に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産 への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をして います。 内容をよく理解してから本文をお読みください。 絵表示の例 :注意(危険・警告を含む)を促す事項 :決しておこなってはいけない禁止事項 :必ずおこなっていただく強制事項 プラグをコンセント から抜け 警告 この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が あります。 設置されるとき ● ● ● ● ● ● この機器はAC100V専用です。それ以外の電 源(AC200V、船舶の直流電源など)では使用 しないでください。火災・感電の原因となり ます。 この機器に水が入ったり、機器がぬれたりし ないようご注意ください。火災・感電の原因 となります。雨天・降雪時や海岸・水辺での 使用はとくにご注意ください。 電源コードの上に重い物をのせないでくださ い。コードに傷が付くと、火災・感電の原因 となります。とくに、敷物などで覆われた コードに気付かずに重い物を載せたり、コー ドが本機の下敷きになることのないよう、十 分にご注意ください。 電源プラグをコンセントに接続したまま、こ の機器にI/Oカードやハードディスク、または CD-RWドライブを取り付けることはしないで ください。感電の原因となります。 この機器の上に水などの入った容器や小さな 金属物を置かないでください。こぼれたり、 中に入ったりすると、火災・感電の原因にな ります。 この機器のリアパネルにあるアース端子で確 実に大地アースを施してご使用ください。 アースを施さないで使用しますと感電の原因 となり大変危険です。 ● ● 分解禁止 雷が鳴りだしたら、早めに機器本体の電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから 抜いてください。 ● 落雷のおそれがあるとき、電源プラグが接続 されたままならば、電源プラグには触れない でください。感電の原因となります。 接触禁止 使用中に異常が発生したとき ● 断線・ 芯線の露出など、電源コードが傷んだ ら、販売店に交換をご依頼ください。そのま まで使用すると、火災・感電の原因となりま す。 ● 万一、この機器を落としたり、キャビネット を破損した場合は、電源スイッチを切り電源 プラグをコンセントから抜いて販売店にご連 絡ください。そのまま使用すると、火災・感 電の原因となります。 ● 煙が出る、変なにおいや音がするなどの異常 がみとめられたときや、内部に水などの異物 が入った場合は、すぐに電源スイッチを切 り、電源プラグをコンセントから抜いてくだ さい。そのあと、販売店にご連絡ください。 異常状態のままで使用すると、火災・感電の原 因となります。 プラグをコンセント から抜け 電源コードを傷つけたり、加工したり、無理 に曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、加 熱したりしないでください。コードが破損し て、火災・感電の原因になります。 プラグをコンセント から抜け ii ● プラグをコンセント から抜け ご使用になるとき ● この機器を改造しないでください。火災・感 電の原因となります。 I/Oカードやハードディスク上の基板部、ある いはコネクター部に無理な力を加えたり、分 解したり改造したりしないでください。故障 の原因になったり火災・感電の原因となりま す。 注意 この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負ったり、物的 損害が発生したりする可能性があります。 設置されるとき ● ● ● 電源プラグを抜くときは、電源コードを引っ 張らないでください。必ずプラグを持ってく ださい。コードを引っ張らないでください。 電源コードが傷ついて、火災・感電の原因と なることがあります。 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでく ださい。感電の原因となることがあります。 この機器の通風孔をふさがないでください。 内部の温度上昇を防ぐため、この機器のケー スの底部には通風孔があけてあります。通風 孔がふさがると内部に熱がこもり、火災の原 因となることがあります。 とくに次のような使い方は避けてください。 ・機器をあお向けや横倒し、逆さまにする。 ・本箱や押し入れなど、専用ラック以外の風通 しの悪い狭いところに押し込める。 ・テーブルクロスを掛けたり、じゅうたんや布 団の上に置いて使用する。 ● ● I/Oカードやハードディスクを取り扱う前に、 必ず手でアースされている金属の表面などに 触れて、身体や衣類の静電気を放電してくだ さい。怠ると静電気による機器の故障の原因 となります。 I/Oカードやハードディスクを取り扱う際に は、基板裏のリード(金属の足)に触らないよ うに注意してください。手を傷つけたり、接 触不良の原因となります。 ご使用になるとき ● この機器には付属の電源コードをご使用くだ さい。それ以外のものを使用すると、火災の 原因となることがあります。 ! 使用上のご注意 ―正しくお使いいただくため― コネクターの極性について ◆ XLRタイプコネクターのピン配列は次のとおりです。 1:シールド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−) これは、IEC60268規格に基づいています。 ◆ INSERT I/O端子のフォンジャックのピン配列は次のとお りです。 T:OUT、R:IN、S:GND お手入れについて ◆ スイッチ・ボリューム・接続端子などの部品は、磨耗部品 といわれ、使用とともに性能が劣化します。劣化の進行度 合は、使用環境などによって大きく異なりますが、劣化そ のものを避けることはできません。劣化した磨耗部品の交 換は、販売店へご相談ください。 他の電気機器への影響について ◆ この機器のデジタル回路から発生するわずかな雑音が、近 くのラジオやテレビに入る可能性があります。そのような ときは、両者を少し離してください。 携帯電話への影響について ◆ この機器のすぐ近くで携帯電話などを使用すると、機器に ノイズが入ることがあります。そのようなときは、少し離 れた場所で電話をしてください。 電池交換 ◆ この機器に電源を入れたとき、“LOW BATTERY”とい う、メッセージが出たら、なるべく早く、お買上げ販売店 へ電池の交換を依頼してください。 電池交換の依頼のさいには、データを、内蔵CD-RWドラ イブや外部SCSI機器に保存することをおすすめします。 iii CD-R/RW ディスクのお取り扱いについて ディスクのお取り扱いに関して、以下の事項をお守りください。 データの書き込みが正常に行われない、記録データが損なわれる、ドライブが故障する、などの障害が発生するおそれがあります。 ● ディスクを直射日光の当たる場所や高温の場所、湿度の高い場所に置かない。 ● ディスク表面に触らない。 ディスクを持つときは、ディスクのふちを持ってください。ディスク表面のほこりや汚れを取り除く。 ● ほこりの除去にはエアダスターやクリーナーなどを使用してください。乾いた布などでディスクの表面を強くこするとディ スクに傷がつくおそれがあります。 ● ディスクの指定の場所以外に文字を書いたり、ラベルを貼ったりしない。 ● ディスクを薬品や洗剤で拭かない。 ● ディスクを曲げたり、落としたりしない。 作成したデータの保存について 作成したデータは故障や誤った操作などのため失ってしまうことがあります。大切なデータはCD-R/RWディスクまたは外部 記憶装置などに保存されることをお勧めします。 データ消失などの責任について 本製品の使用に伴い、ハードディスク、CD-RまたはCD-RWメディアに書き込んだデータの消失、破損などお客様に生じた逸失 利益、特別な事情から生じた損害(損害発生につき弊社が予見、または予見し得た場合を含みます) 及び第三者からお客様に対し てなされた損害賠償請求に基づく損害については、一切責任を負いかねますので御了承ください。 万一メディアが使用できなくなった場合に関しましても、メディアの保証はいたしかねますので御了承ください。 オプション機器取り付け時のご注意 ● I/Oカードやハードディスク、またはCD-RWドライブの取り付け方法についてのお問い合わせは巻末のヤマハ電気音響製品 サービス拠点にご連絡ください。 ● 取り付け作業は、必ず本機および周辺機器の電源を切り、本機の電源コードをコンセントから抜き取り、さらに本機とその 周辺機器を接続しているケーブルを抜き取った状態で行ってください。 ● 本機やI/Oカード、ハードディスク、またはCD-RWドライブ上の金具などで手を切らないよう、厚手の手袋を着用して作業 を行ってください。 ● 必ず手でアースされている金属の表面などに触れて、身体や衣類の静電気を放電してから作業を行ってください。 ● 端子や基板表面の部品には触れないよう注意深く作業を進めてください。 ● 静電気などによる、I/Oカードやハードディスク、またはCD-RWドライブの電子回路の破壊を防ぐため、各機器を取り扱う 際、ICのリードなどの電子部品には極力触れないようにご注意ください。 ● ネジなどを本体内部に落とさないようご注意ください。落としたネジを内部に放置したまま電源を入れると正常に動作しな くなったり、故障したりする場合があります。落としたネジが回収できない場合は、巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠 点のご連絡ください。 ● ハードディスクやCD-RWドライブの故障については、それぞれご購入の販売店にご相談ください。 iv 市販の音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など、著作権上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製また は転用することが禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いいたします。 Warning The Yamaha Professional Audio Workstation is designed to be used professionally and responsibly by recording industry professionals. The reproduction, distribution, or, in some instances, the public performance, of all or a portion of a sound recording or musical composition protected by copyright, without having obtained a proper license from the relevant copyright holders, may constitute copyright infringement and may otherwise violate copyright laws and other laws. In addition, laws (such as the Audio Home Recording Act and the Digital Millennium Copyright Act in USA) contain certain restrictions and requirements that may apply to your use of works protected by copyright and related information and data that may accompany such works. Violation of such laws may result in civil remedies and, in some cases, criminal liability. Because violations of copyright laws may be serious offenses, you should consult a lawyer familiar with the law of copyright, including all laws that may be applicable to your use of the Workstation (such as the Audio Home Recording Act and the Digital Millennium Copyright Act in USA), if you have any questions regarding your intended use of all or parts of sound recordings or musical compositions protected by copyright. v 目 次 目 次 ― オペレーション編 ご使用になる前に ............................... 1 同梱品の確認 ............................................................ 1 内蔵ハードディスクの取り付け .................................. 2 内蔵ハードディスクについて ................................ 2 取り付け方法 ......................................................... 2 CD-RWドライブの取り付け ...................................... 4 CD-RWドライブについて .................................... 4 CD-RWドライブの設定について .......................... 4 取り付け方法 ......................................................... 5 輸送用保護パッドの取り出し ..................................... 7 マニュアルイジェクト(非常時のディスク取り出し)7 外部SCSI機器の取り付け ......................................... 8 外部SCSI機器について ...................................... 8 取り付け方法 ......................................................... 8 I/Oカードの取り付け ................................................ 10 I/Oカードについて .............................................. 10 取り付け方法 ....................................................... 10 これだけは気を付けてください ................................. 11 電源を入れる ....................................................... 11 内蔵時計を設定する ........................................... 11 電源を切る .......................................................... 12 第1章 各部の名称と機能 ................. 13 トップパネル ............................................................. 13 アナログ入出力セクション .................................. 13 WORK NAVIGATE(ワークナビゲート)セクション .............................. 14 UNIT(ユニット)セクション ................................. 14 MIXER(ミキサー)セクション ............................. 14 FADER MODE(フェーダーモード)セクション 15 MIXING LAYER(ミキシングレイヤー)セクション .............................. 15 フェーダーセクション ........................................... 16 ディスプレイセクション ....................................... 17 REC TRACK SELECT(レコードトラックセレクト) セクション .......................................................... 18 RECORDER(レコーダー)セクション ............... 18 AUTOMATION(オートメーション)セクション . 19 SCENE MEMORY(シーンメモリー)セクション .............................. 19 CURSOR/JOG&SHUTTLE(カーソル/ジョグ &シャトル)セクション ........................................ 19 LOCATE(ロケート)セクション .......................... 20 トランスポートセクション ..................................... 21 ― ディスプレイの見方 .................................................. 34 AW2816の基本操作 ........................................... 36 画面/ページを呼び出す ................................... 36 ボタンのオン/オフを切り替える ....................... 36 フェーダー/ノブ/数値ボックスの値を変更する .............................. 36 追加機能のボタンを利用する ............................ 37 文字を入力する ................................................... 37 チャンネルを選択する ......................................... 38 第3章 AW2816を使って録音 してみよう ........................... 41 接続とセットアップ .................................................... 41 接続 ..................................................................... 41 新規ソングを作成する ........................................ 42 ワードクロックを設定する .................................... 44 最初のトラックに録音する ....................................... 46 入力レベルを設定する ........................................ 46 2つのチャンネルをペア化する .......................... 47 入力信号をレコーダーインプットにパッチする ... 48 モニターレベルを調節する ................................. 50 録音する .............................................................. 51 他のトラックに重ねて録音する (オーバーダビング)52 入力レベルを設定する ........................................ 52 入力信号をレコーダーインプットにパッチする ... 52 モニターレベルを調節する ................................. 54 入力信号にイコライザーをかける ....................... 54 入力信号にダイナミクスプロセッサーをかける .. 55 録音する .............................................................. 57 ステレオトラックにミックスする (ミックスダウン)..... 58 ミックスバランスを決める ................................... 58 内蔵エフェクトを使う ........................................... 59 ステレオトラックに録音する ................................ 60 ソングを保存する ..................................................... 62 AW2816の上級テクニック .................................. 63 マニュアル操作で一部分のみ録音をやり直す (マニュアルパンチイン/アウト)..................... 63 自動操作で一部分のみ録音をやり直す (オートパンチイン/アウト).............................. 64 バーチャルトラックを切り替える.......................... 66 複数のフェーダーを一括操作する (フェーダーグループ)....................................... 67 複数の[ON]キーを一括操作する (ミュートグループ)............................................ 68 ソロ機能を使う .................................................... 69 プリフェーダー/ポストフェーダーを切り替える . 86 リターンレベルを調節する .................................. 87 センドレベルを調節する...................................... 87 任意のチャンネルにエフェクトをインサートする ...... 88 パッチングを変更する ......................................... 88 チャンネルにエフェクトをインサートする ............ 88 エフェクトプログラムをリコールする ................... 89 エフェクトをかけて録音する ..................................... 90 パッチングを変更する ......................................... 90 チャンネルにエフェクトをインサートする ............ 90 録音を開始する ................................................... 91 エフェクトパラメーターを調節する ........................... 92 エフェクトプログラムを保存する .............................. 93 第6章 トランスポート/ロケート操作 95 トランスポートキーの機能 ........................................ 95 再生早送り/再生巻き戻しをする (シャトル機能)... 95 音を聞きながらポイントを検索する (ナッジ機能).... 96 波形を見ながらポイントを検索する ......................... 97 一定時間を巻き戻す(ロールバック)....................... 98 任意の範囲を繰り返し再生する (A-Bリピート)....... 99 位置を指定してロケートする ................................. 100 カウンターのゼロの位置にロケートする ............... 101 相対時間ゼロの位置を設定する ..................... 101 各種のロケートポイントを使ってロケートする....... 102 マーカーを使ってロケートする .............................. 103 ロケートポイント/マーカーの位置を調節する..... 104 スタートポイントとタイムコードの関係について105 ロケートポイント/マーカーを消去する ................ 106 画面上の操作で消去する................................ 106 キー操作で消去する ........................................ 106 第7章 トラック/バーチャル トラックのエディット ........ 107 トラック/バーチャルトラックのエディットについて ........................... 107 トラック/パート/リージョンについて .................. 108 トラック/リージョンに名前を付ける ..................... 109 バーチャルトラックネームを変更する .............. 109 リージョンネームを変更する............................. 110 フロントパネル .......................................................... 24 第4章 入出力のパッチング .............. 71 トラック1∼16のオーディオデータをエディットする ........................... 111 トラック全体をエディットする............................ 111 パート単位でエディットする ............................. 113 リージョン単位でエディットする ....................... 114 第2章 AW2816の世界へようこそ . 25 インプットチャンネル/リターンチャンネルに信号を割 り当てる (インプットパッチ).................................... 71 バーチャルトラック1∼8のオーディオデータをエディッ トする .................................................................... 116 レコーダーの入力に信号を割り当てる (レコーダーインプットパッチ)................................ 73 エディットコマンド一覧 .......................................... 118 TRACKメニューのコマンドとパラメーター .... 118 PARTメニューのコマンドとパラメーター ....... 121 REGIONメニューのコマンドとパラメーター ... 125 リアパネル ................................................................ 22 AW2816の特長 ................................................... 25 AW2816の信号の流れ ........................................ 27 インプットパッチ .................................................. 27 インプットチャンネル1∼8 ................................. 28 リターンチャンネル1/2 ...................................... 29 レコーダーインプットパッチ ................................. 29 モニターチャンネル1∼16 ................................ 30 デジタルカスケード接続 ..................................... 30 オシレーター ........................................................ 30 ステレオアウトプットチャンネル .......................... 31 バス1∼8 ........................................................... 31 AUXバス1∼6 .................................................. 31 アウトプットパッチ ............................................... 32 内蔵エフェクト1/2 ............................................. 32 モニター出力/ヘッドフォン出力 ....................... 32 AW2816のトラック構成 ....................................... 33 オーディオトラックについて ................................ 33 バーチャルトラックについて ............................... 33 ステレオトラックについて ................................... 33 vi 出力端子/出力チャンネルに信号を割り当てる (アウトプットパッチ)............................................... 74 パッチライブラリーを使う ......................................... 76 パッチングの設定をライブラリーにストアする ... 76 ライブラリーからパッチングの設定をリコールする .............................. 77 任意のチャンネルに外部エフェクトをインサートする78 第8章 シーンメモリーの操作 ........ 127 シーンメモリーについて ........................................ 127 シーンに含まれるパラメーター ........................ 127 シーンナンバーについて ................................. 127 入力信号をトラックにすばやく割り当てる (クイックレック)..................................................... 80 シーンをストアする ................................................ 128 画面操作でシーンをストアする........................ 128 キー操作でシーンをストアする ........................ 128 第5章 内蔵エフェクトの操作 ........... 83 シーンをリコールする............................................. 129 画面操作でシーンをリコールする .................... 129 キー操作でリコールする .................................. 129 内蔵エフェクトについて ........................................... 83 AUXセンド/リターンを使ってエフェクトをかける .. 84 パッチングを確認する ......................................... 84 ライブラリーからエフェクトプログラムをリコールする .............................. 84 目 次 シーンの名前を変更する ...................................... 130 シーンのプロテクトを設定する .............................. 131 シーンを並べ替える............................................... 132 第9章 オートミックスの操作 ........ 133 オートミックスについて .......................................... 133 オートミックスとは ............................................. 133 オートミックスに記録できる要素 ...................... 133 オートミックスとソングの関係 .......................... 133 マスタリングを実行する ........................................ 182 ファイナライズを実行する..................................... 185 第13章 MIDI ................................ 187 MIDIを使ってできること ....................................... 187 新規のオートミックスを作成する ........................... 134 MIDI端子とTO HOST端子について ................. 188 オートミックスを記録/再生する ........................... 135 フェーダー操作をオートミックスに記録する .... 135 オートミックスを再生する ................................. 136 別チャンネルのフェーダー操作を重ねて記録する ........................... 137 MIDI端子を使ってAW2816と外部機器を接続する ........................... 189 接続方法 .......................................................... 189 MIDI IN端子とMIDI OUT/THRU端子を有効に する ................................................................. 189 別の要素を重ねて記録する .................................. 138 TO HOST端子を使ってAW2816とコンピューター を接続する ........................................................... 190 接続方法 .......................................................... 190 TO HOST端子を有効にする ......................... 190 オートミックスの一部分のみを記録し直す (パンチイン/アウト).......................................... 139 フェーダー操作を記録し直す ................................ 141 オートミックスをイベント単位でエディットする ...... 143 オートミックスをストアする .................................... 145 MTCを使ってAW2816と外部機器を同期させる ........................... 192 オートミックスをリコールする ................................. 146 MIDIクロックを使ってAW2816と外部機器を同期さ せる ...................................................................... 194 第10章 ソングの管理 ..................... 147 MMCを使ってAW2816をコントロールする ..... 196 ソングについて ..................................................... 147 ソングとは ........................................................ 147 ソングの構造について .................................... 147 ソングの録音時間 ........................................... 147 カレントソングを保存する ..................................... 148 ソングを読み込む .................................................. 149 ソングネーム/コメントを変更する ....................... 150 ソングにプロテクトを設定する .............................. 151 ソングを複製する .................................................. 152 不要なソングを削除する ....................................... 153 ソングから未使用のオーディオデータを削除する (オプティマイズ)................................................. 154 既存のソングからミキサーデータを取り込む ........ 155 既存のソングからトラックを取り込む .................... 156 CDオーディオをトラックに読み込む (CD-DAのインポート)...................................... 174 CD-DAの読み込みを有効にする ................... 174 CD-DAを読み込んでトラックに割り当てる .... 175 オーディオCDを再生する (CDプレイ)................ 177 第12章 マスタリング ..................... 179 マスタリングについて ............................................ 179 マスタリング可能なステレオトラックについて ...... 179 CD-RWドライブで利用可能なメディアについて 179 トラックアットワンスとディスクアットワンスについて ........................... 180 3 入出力のパッチング 4 トランスポート/ロケート操作 AW2816の内部設定をMIDI経由で出力する (バルクダンプ)................................................... 212 5 6 トラック/バーチャルトラックのエディット 7 第14章 その他の機能 ..................... 215 チャンネルの設定を保存する (チャンネルライブラリー) ........................... 218 チャンネルの設定をライブラリーにストアする 218 ライブラリーからチャンネルの設定をリコールする ........................... 219 チャンネルライブラリーのタイトルを変更する . 219 WAVファイルをトラックに読み込む (WAVファイルのインポート)............................. 172 AW2816を使って録音してみよう 外部MIDI機器をリモートコントロールする ........... 206 MIDIリモート機能について .............................. 206 初期設定されたMIDIリモートを利用する ........ 207 フェーダーにMIDIメッセージを割り当てる ...... 208 [ON]キーにMIDIメッセージを割り当てる ...... 210 外部ドライブをフォーマットする ............................. 160 トラックをWAVファイルに書き出す (WAVファイルのエクスポート)......................... 167 WAVファイルの書き出しに関する注意点 ...... 167 内蔵ハードディスクの空き領域を確認する ..... 167 トラックをWAVファイルに書き出す ................ 168 バーチャルトラックをWAVファイルに書き出す171 2 内蔵エフェクトの操作 ソング全体のピッチを微調節する (バリピッチ).... 217 内蔵ハードディスクのデータを整頓する (デフラグ) ........................... 166 AW2816の世界へようこそ AW2816のパラメーターを外部から操作する ... 202 コントロールチェンジを使ってパラメーターを操作 する ................................................................. 202 システムエクスクルーシブを使ってパラメーターを 操作する ......................................................... 204 内蔵ハードディスクをフォーマットする .................. 159 バックアップデータを読み込む ............................. 164 1 AW2816のシーンを外部から切り替える .......... 200 [CTRL]キー+ファンクションキーに機能を割り当てる ........................... 215 CD-RWメディアを消去する ................................. 161 各部の名称と機能 2台のAW2816を同期させる ............................ 197 第11章 内蔵ハードディスク/ストレージ 機器の操作 ........................ 159 ソングをバックアップする ..................................... 162 リムーバブルドライブのバックアップ形式を選択 する ................................................................. 162 バックアップを実行する ................................... 162 ご使用になる前に イコライザーの設定を保存する (EQライブラリー)220 EQの設定をライブラリーにストアする ............ 220 ライブラリーからEQの設定をリコールする ...... 221 EQライブラリーのタイトルを変更する ............. 221 ダイナミクスプロセッサーの設定を保存する (ダイナミクスライブラリー)................................. 222 ダイナミクスプロセッサーの設定をライブラリーに ストアする ....................................................... 222 ライブラリーからダイナミクスプロセッサーの設定を リコールする.................................................... 223 ダイナミクスライブラリーのタイトルを変更する223 シーンメモリーの操作 8 オートミックスの操作 9 ソングの管理 10 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 11 アッテネーターの設定を全チャンネルにコピーする ........................... 224 ディレイタイム/フェイズの設定を全チャンネルに コピーする ............................................................ 225 マスタリング 12 パンの設定を全チャンネルにコピーする .............. 226 フェードタイムを全チャンネルにコピーする .......... 226 デジタル出力信号をディザー処理する ................ 227 MIDI テストトーンオシレーターを利用する ..................... 228 13 メトロノームを操作する.......................................... 229 複数のチャンネルをミックスして録音する ............ 230 複数のトラックを1∼2トラックにピンポン録音する ........................... 232 その他の機能 14 内蔵ハードディスクの空き領域を確認する .......... 181 マスタリングモードを設定する .............................. 181 目 次 vii 目 次 SONG 画面 FILE 画面 CD 画面 QUICK REC 画面 ― リファレンス編 ― リファレンス編の読み方 ........................................ 236 Mute Grpページ ................................................. 301 SONG画面 ................................... 237 DYN/DLY画面 ............................ 302 Song Listページ ................................................ 237 Dyn. Editページ ................................................. 302 Settingページ ..................................................... 238 Libraryページ ..................................................... 304 Song Editページ ................................................ 240 Dly/φ1-8/Dly/φMONIページ .................... 306 Tempo Mapページ ............................................ 241 Shut Downページ ............................................. 243 AUX1∼AUX4画面 ..................... 307 Pre/Pstページ ................................................... 307 SETUP 画面 UTILITY 画面 FILE画面 ...................................... 244 Backupページ .................................................... 244 AUX5/EFF1, AUX6/EFF2画面 309 Restoreページ ................................................... 246 Eff. Editページ .................................................... 309 Disk Util.ページ ................................................. 248 Libraryページ ..................................................... 311 Pre/Pstページ ................................................... 313 CD画面250 MIDI 画面 PATCH 画面 CD Writeページ ................................................. 250 REMOTE画面 .............................. 314 CD Playページ ................................................... 252 Remote A∼Remote Dページ ....................... 314 QUICK REC画面 ......................... 254 HOME画面 .................................. 318 Quick Recページ ............................................... 254 IN/Rtn/MONIページ ......................................... 318 Busページ ............................................................ 319 VIEW 画面 SETUP画面 ................................. 256 Omni/STページ .................................................. 320 D.in Setupページ .............................................. 256 Optionページ ...................................................... 321 Monitorページ .................................................... 258 PAN/ROUTE 画面 EQ/ATT/GRP 画面 Dither Outページ .............................................. 259 TRACK画面 ................................. 322 Dither TRKページ ............................................. 260 TR Viewページ ................................................... 322 Solo Setupページ ............................................. 261 V.Trackページ .................................................... 324 Stereoページ ...................................................... 325 UTILITY画面 ............................... 263 Mark Adj.ページ ................................................ 327 Oscillatorページ ................................................ 263 DYN/DLY 画面 Prefer.1ページ ................................................... 264 EDIT画面 ..................................... 329 Prefer.2ページ ................................................... 266 TR Editページ ..................................................... 329 Prefer.3ページ ................................................... 268 V.TR Editページ ................................................. 331 CTRL Key Asgn.ページ .................................. 270 CD Importページ ............................................... 333 AUX1∼AUX4 画面 WavImportページ ............................................. 335 MIDI画面 ...................................... 272 TR Importページ ............................................... 337 MIDI Setup 1ページ ......................................... 272 AUX5/EFF1, AUX6/EFF2 画面 REMOTE 画面 MIDI Setup2ページ .......................................... 275 AUTOMIX画面 ............................ 338 PGM Asgn.ページ ............................................. 276 Mainページ .......................................................... 338 CTL Asgn.ページ .............................................. 277 Memoryページ ................................................... 341 Bulk Dumpページ .............................................. 281 Fader Editページ ............................................... 343 Event Listページ ............................................... 344 PATCH画面 ................................ 283 HOME 画面 TRACK 画面 Patch INページ .................................................. 283 SCENE画面 ................................. 346 Patch OUTページ ............................................. 284 Scene Memページ ............................................ 346 Patch Libページ ................................................ 286 Fade Timeページ ............................................... 348 Plug-inページ ...................................................... 287 RCL. Safeページ ............................................... 349 Sortページ ........................................................... 350 VIEW画面 .................................... 288 EDIT 画面 CH Viewページ .................................................. 288 METER画面 ................................. 351 Libraryページ ..................................................... 291 Meter 1 .............................................................. 351 Meter 2ページ ................................................... 353 PAN/ROUTE画面 ....................... 293 AUTOMIX 画面 Pan 1-8/Pan MONIページ ............................. 293 Pairページ ............................................................ 295 SCENE 画面 EQ/ATT/GRP画面 ..................... 296 EQ/Attページ ..................................................... 296 Libraryページ ..................................................... 298 METER 画面 viii FaderGrpページ ................................................. 300 目 次 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 索 123456 123456 123456 123456 引 123456 123456 123456 123456 123456 ― 付 録 ― EQライブラリーリスト ............................................ 356 エフェクトライブラリーリスト .................................. 359 エフェクトパラメーターリスト ................................. 362 ダイナミクスのタイプ ............................................ 375 ダイナミクスライブラリーリスト.............................. 377 ダイナミクスパラメーターリスト ............................. 381 レベルに関するパラメーター ........................... 381 タイムに関するパラメーター ............................ 383 故障かな?と思ったら ............................................. 385 ディスプレイメッセージリスト ................................. 389 メッセージ ......................................................... 389 ポップアップメッセージ .................................... 391 電源投入時のメッセージ ................................. 392 仕 様 ................................................................... 393 一般仕様 .......................................................... 393 ミキサー部 ........................................................ 394 レコーダー部 .................................................... 396 コントロール ...................................................... 397 外部コントロール .............................................. 397 寸法図 ................................................................... 398 MIDIデータフォーマット ........................................ 399 MIDIインプリメンテーションチャート .................... 410 索 引 .......................................... 411 ブロック図 目 次 ix ご使用になる前に ご 使 用 に な る 前 に ここでは、同梱品の確認や、オプション類の取り付けなど、AW2816を操作する 前に済ませておくべきことがらについて説明します。 同梱品の確認 パッケージに以下のものが同梱されていることをご確認くださ い。 万が一欠品があった場合は、 お手数ですがお買い上げの販売 店までご連絡ください。 著作権について このソフトウェアあるいは本取扱説明書のどの部分のいかなる 方法での複製・配布も、 ヤマハ株式会社の文書による承認がない ・ AW2816本体:1台 限り、これを禁じます。 ・ 取扱説明書(本書) :1冊 商標について ・ チュートリアル:1冊 Macintosh, Appleは、米国Apple Computer, Inc.の米国お ・ 保証書:1枚 よびその他の国における登録商品です。 ・ 電源ケーブル:1本 MS-DOS, Windowsは米国Microsoft Corporationの米国 ・ CD-ROM:1枚 およびその他の国における登録商品です。 ・ ネジ (2.5インチハードディスク/CD-RWドライブ用取り ADATおよびAlesisは、アレシス社の登録商標です。 付け) :8本 ADAT Digital Interfaceはアレシス社の商標です。 TASCAMは、ティアック株式会社の登録商標です。 その他記載の社名および製品名は、 各社の商標および登録商標 です。 YAMAHAホームページ: http://www.yamaha.co.jp/product/proaudio/ オペレーション編 1 ご使用になる前に 内蔵ハードディスクの取り付け 必ずAW2816にハードディスクを装着してご使用ください。 ハードディスクを未装 着のまま使用すると、本機のレコーダー部、 ミキサー部が正常に動作しないばかりで なく、故障の原因となります。 内蔵ハードディスクについて 取り付け方法 AW2816では、 作成した楽曲を再現するのに必要な全情報 (ミ 本書巻頭のオプション機器取り付け時のご注意をよくお読みく キサーの設定、 レコーダーの設定、 オーディオデータなど) を “ソ ださい。 ング”と呼ばれる単位で内蔵ハードディスクに保存します。 内蔵用の2.5インチIDEハードディスクを、本体底面の内蔵 内蔵ハードディスクは、AW2816の底面パネルに取り付けて ハードディスク取り付けパネルに装着し、 底面内部に装着する 装着します。対応するハードディスクの仕様は、次の通りです。 方法について説明します。 ・ タイプ:IDE 2.5インチ(取り付け位置 SFF-8201準拠) 注 意 ・ 厚さ:特に制約なし ・ ハードディスクは精密機器です。強い衝撃や静電気などを与え ないでください。 ・ 容量:特に制約なし(ただし、AW2816では使用可能な容 ・ 強い磁気を発生する機器のそばに近付けたり、寒暖の激しい場 量は最大64GB) 所や湿気の多い場所に放置しないでください。 ・ ハードディスクを取り扱う前に、必ず手でアースされている金 ・ 動作確認モデル:巻末のお客様ご相談窓口や販売店または 属の表面などに触れて、 身体や服の静電気を放電してください。 下記のインターネットU R L でご確認ください。 これを怠ると、静電気により破損する恐れがあります。 http://www.aw2816.com/ ・ ハードディスク本体を分解したり、 無理な力を加えることは、絶 対におやめください。 注 意 ・ 内蔵ハードディスクの取り付け時には、AW2816を裏返す必 ・ ここで言う「動作確認モデル」とは、弊社が入手した市販の該当 要があります。このため、十分に広い作業台をご用意ください。 モデルをAW2816に装着し、 各種の動作テストを行い、正常な ・ 本機には2.5"ハードディスク取り付け用ネジ4本とCD-RWド 動作が確認されたモデルを指します。 ただし、 そのメーカーの生 ライブ取り付け用ネジ4本の計8本の同じタイプのネジが同梱 産精度に依存する微妙な性能のばらつきまでは考慮できるもの されています。 ではありません。 ・ ハードディスクは精密機器です。外部からの強い衝撃、磁気、静 電気、 過電流などが原因で、 ハードディスク上のデータが失われ てしまうことがあり得ます。重要な音楽データは、必ず外部の SCSI機器やCD-RWなどのメディアにバックアップを作成し 1 てください。 以下のものをご用意ください。 ・ AW2816本体 ・ 内蔵用の2.5インチIDEハードディスク (オプション) ・ ヤマハ株式会社は、上記のハードディスクを使用することに ・ AW2816に付属の2.5インチハードディスク用取り よって生じる直接的、または間接的損害については、 一切責任は 付けネジ4本 負えません。あらかじめご了承ください。 ・ プラスのドライバー ・ 作業台 2 AW2816本体の電源が切れていることを確認し てください。 また、 安全のために、 電源コードをコン セントから引き抜いておいてください。 注 意 取り付け作業は、必ず本機および周辺機器の電源を切り、本機の 電源コードをコンセントから抜き取り、さらに本機とその周辺機 器を接続しているケーブルを抜き取った状態で行ってください。 2 オペレーション編 3 4 作業台の上に柔らかい布を敷き、 さらに本体の四隅 の下に雑誌などを置いて、 トップパネル上のフェー 6 本体内部のフラットケーブルを取り出して、 図のよ うにフラットケーブル端子をハードディスクのコ ダーやキーの操作子が破損しないようにして ネクター部に差し込んでください。 フラットケーブ AW2816を裏返します。 ル端子の両側を押し込んで確実に差し込みます。 内蔵2.5インチIDEハードディスクを取り付ける底 注 意 ・ コネクターの差し込み部分が固い場合でも、過度な力を加えて 面パネルを取り外してください。 無理に差し込もうとすることはおやめください。ハードディス クを損傷したり、怪我をする恐れがあります。 ハ−ドディスク 取り付け用 底面パネル 注 ご 使 用 に な る 前 に ・ コネクターを差し込むとき、上下左右にずれないようにご注意 ください。 意 取り外したネジはパネルを固定する際、再度使いますのでなくさ ないようにしてください。 5 取り外した底面パネルを裏返し、 内蔵用ハードディ スクを図のように底面パネルに載せ、 ハードディス クと底面パネルのネジ穴同士を合わせて、ドライ バーを使って4カ所を付属のネジで締めてくださ い。 コネクター部 7 ハードディスクを取り付けた底面パネルを図のよ うに本体内部に格納し、 手順4で外したネジを使っ てパネルを固定してください。 注 意 注 意 ネジをしっかり締めずにゆるいままにしておくと、ハードディス ・ 取り付けネジは手順4で取り外したネジ、あるいはこれと同等 クが振動して正常に機能しないことがありますので注意してく のネジをお使いください。それ以外の長いネジをお使いになり ださい。 ますと、本体内部が損傷したり感電の恐れがあります。 ・ すべてのオプション類の取り付けが済むまで、AW2816の電 源は入れないでください。 ・ 新しいハードディスクを装着した後でAW2816の電源を入れ ると、自動的にハードディスクのフォーマットが開始されます (→P.11)。 オペレーション編 3 ご使用になる前に CD-RWドライブの取り付け CD-RWドライブについて CD-RWドライブの設定について CD-RWドライブは、音楽CDの作成、内蔵ハードディスク上の CD-RWドライブのリアパネルにあるジャンパースイッチにCD- データのバックアップ/リストア、 および音楽CDの再生やCD- RWドライブ付属のショートピンを差し込んでCD-RWドライブ ROMからの読み込みを行うためのオプションです。内蔵タイ をスレーブ (SLAVE) に設定してください。 スレーブ (SLAVE) 以 プのCD-RWドライブを、 フロントパネルのCD-RWドライブカ 外に設定されていますとAW2816は起動しません。 バーを取り外して装着します。対応するCD-RWドライブの仕 様は、次の通りです。 ・ ヤマハ製CD-RWドライブを内蔵する場合は、 工場出荷時 にスレーブ(SLAVE)に設定されていますので、そのまま ご使用ください。 ・ インターフェース:ATAPI ・ 動作確認モデル:巻末のお客様ご相談窓口や販売店または 下記のインターネットU R L でご確認ください。 CSEL SLAVE MASTER http://www.aw2816.com/ 注 意 ・ A W 2 8 1 6 で使用できる内蔵C D - R W ドライブは、内蔵用 ATAPI接続のドライブです。AW4416で使用できる内蔵CDRWドライブは、AW2816では使用できませんのでご注意く SLAVEに設定 ださい。 外付けSCSI接続のCD-RWドライブには、 AW4416で使用で ジャンパースイッチ きるCD-RWドライブをAW2816でも使用できます。 ショートピン ・ ここで言う「動作確認モデル」とは、弊社が入手した市販の該当 モデルをAW2816に装着し、 各種の動作テストを行い、正常な 動作が確認されたモデルを指します。 ただし、 そのメーカーの生 産精度に依存する微妙な性能のばらつきまでは考慮できるもの ではありません。 ・ ヤマハ株式会社は、上記のCD-RWドライブを使用することに よって生じる直接的、または間接的損害については、 一切責任は 負えません。あらかじめご了承ください。 詳しい設定方法はお使いのCD-RWドライブの取扱説明書をお 読みください。 ※ トレイのタイプがリッド方式のCD-RWドライブは、 本機 のカバーパネルが取り付けられませんのでご注意くださ い。本機のカバーパネルが取り付け可能なCD-RWドライ ブのトレイの寸法は下図の通りです。 最大138mm 4 オペレーション編 取り付け方法 本書巻頭のオプション機器取り付け時のご注意をよくお読みく 5 RWドライブの端子側がAW2816本体の取り付け 口まで入ったところで、一度止めてください。 ださい。 1 CD-RWドライブを裏返して少しずつ挿入し、CD- ご 使 用 に な る 前 に 以下のものをご用意ください。 ・ AW2816本体 ・ 内蔵用のCD-RWドライブ(オプション) ・ AW2816に付属のCD-RWドライブ用取り付けネジ 4本 ・ プラスのドライバー ・ 作業台 注 意 ・ CD-RWドライブの取り付け時には、AW2816を裏返す必要 があります。このため、十分に広い作業台をご用意ください。 ・ 本機には2.5インチハードディスク取り付け用ネジ4本とCDRWドライブ取り付け用ネジ4本の計8本の同じタイプのネジ が同梱されています。 2 AW2816本体の電源が切れていることを確認し 6 てください。 また、 安全のために、 電源コードをコン 本体内部のフラットケーブル(1)とCD-RWドラ を、 フラットケーブル→ イブ用電源コネクター (2) 電源コネクターの順にCD-RWドライブのコネク ター部に接続してください。 セントから引き抜いておいてください。 注 意 取り付け作業は、必ず本機および周辺機器の電源を切り、本機の 電源コードをコンセントから抜き取り、さらに本機とその周辺機 器を接続しているケーブルを抜き取った状態で行ってください。 3 作業台の上に柔らかい布を敷き、 さらに本体の四隅 の下に雑誌などを置いて、 トップパネル上のフェー ダーやキーの操作子が破損しないようにして AW2816を裏返します。 電源コネクター 4 フロントパネルのCD-RWドライブカバーと底面 パネルを取り外してください。 フラットケーブル 底面パネル CD-R/RWドライブ カバーパネル オペレーション編 5 ご使用になる前に 7 C D - R W ドライブ底面の固定用ネジ穴と、 AW2816本体のネジ穴を合わせて、ドライバーを 使って4カ所を付属のネジで締めてください。 8 手順4で取り外したCD-RWドライブカバーと底面 パネルを取り付けてください。このとき、CD-RW ドライブカバーからはかぶせ蓋を取り除いてくだ さい。 底面パネル CD-R/RWドライブ カバーパネル かぶせ蓋 6 オペレーション編 輸送用保護パッドの取り出し CD-RWドライブには輸送中の内部機構に対する衝撃に対処す ご 使 用 に な る 前 に るため、ディスクトレイ上に輸送用保護パッドが装着された状 態で出荷されているモデルがあります。 その場合、 ご使用になる 前に輸送用保護パッドを取り外してください。 注 意 次回の輸送のために輸送用保護パッドは必ず保管しておいてく ださい。 マニュアルイジェクト (非常時のディス ク取り出し) マニュアルイジェクトは、 ディスクトレイの挿入機構のトラブ ル(多くは一時的なもの) や停電などの非常時に、手動でディス クを取り出すための方法です。むやみにご使用になりますと CD-RWドライブの故障の原因となりますのでご注意くださ い。イジェクトホールの位置、 方法などは使用されるCD-RWド ライブの説明書をご覧ください。 この操作を行うためには、直径2mm未満のピンのような物が 必要になります。ゼムクリップなどをまっすぐに引き伸ばすな どしてご使用ください。 イジェクトホール 直系2mm未満のピンを挿入 ※この図はヤマハ製CD-RWドライブです。 オペレーション編 7 ご使用になる前に 外部SCSI機器の取り付け 外部SCSI機器について 取り付け方法 ここで言う外部SCSI機器とは、 AW2816の内部データのバッ クアップ/リストアに使用するストレージ機器で、AW2816 のリアパネルにあるS C S I 端子に接続します。対応するスト 1 AW2816と外部SCSI機器の電源が切れているこ とを確認し、お互いのSCSI端子をSCSIケーブル で接続してください。 レージ機器の仕様は、次の通りです。 ・ ドライブの種類:M 0 ドライブ(1 2 8 M B 、2 3 0 M B 、 注 意 540MB、640MB、1.3GB)、ハードディスクドライブ、 SCSIケーブルは、品質の良い製品のみをご使用ください。 CD-RWドライブ 外部SCSI機器との接続には、 長さが1m未満で、 インピー ・ インターフェース:SCSI-2 ダンス100Ω (±10Ω) のハイインピーダンスSCSIケー ・ 動作確認モデル:巻末のお客様ご相談窓口や販売店または ブルのみを使用してください。 下記のインターネットU R L でご確認ください。 http://www.aw2816.com/ 注 意 ・ ここで言う「動作確認モデル」とは、弊社が入手した市販の該当 モデルをAW2816に装着し、 各種の動作テストを行い、正常な 動作が確認されたモデルを指します。 ただし、 そのメーカーの生 産精度に依存する微妙な性能のばらつきまでは考慮できるもの SCSI端子 SCSI端子 SCSI端子 ではありません。 外部SCSI機器1 ・ ヤマハ株式会社は、上記のストレージ機器を使用することに よって生じる直接的、または間接的損害については、 一切責任は 負えません。あらかじめご了承ください。 注 ターミ ネーター 意 AW2816 ID=6(固定) SCSI端子に接続した外部ストレージ機器には、直接オーディオ 信号をリアルタイム録音/再生することはできません。 SCSI端子 SCSI端子 外部SCSI機器2 参考 ・ SCSI機器は、最高7台(SCSI ID=0∼5、7)まで、デイジー チェイン接続できます。 ・ 複数台のSCSI機器を接続する場合は、SCSI IDが重複しない ようにご注意ください(SCSI IDの設定方法については、SCSI 機器のマニュアルをご参照ください)。 ・ AW2816本体のSCSI IDは“6”に固定されています。 8 オペレーション編 2 終端に当たるSCSI機器にターミネーターを取り付 ● 25ピンコネクターの外部SCSI機器 両端のコネクターが25ピンになっているSCSIケーブル けてください。 は、 大半がSCSIの規格を満たしていません。 このため、 シス ターミネーターとは、 SCSI接続の終端処理をするための テム内に25ピン端子を採用したSCSI機器が含まれる場 器具で、 通常はデイジーチェーン接続の最後に位置する機 器の空いている側のS C S I 端子に取り付けます。また、 SCSI機器自体にターミネーターが内蔵されている場合 ● デイジーチェイン接続 は、それをオンにしてください(内蔵ターミネーターをオ デイジーチェイン接続が原因で、 SCSIバス動作が不安定に ンにする方法は、SCSI機器のマニュアルをご参照くださ なることがあります。 使用するSCSI機器のみをAW2816 い)。 に接続してください。 注 ご 使 用 に な る 前 に 合、この種のケーブルが問題となることもあります。 ● SCSI機器の電源 意 外部SCSI機器を使用するには、最初にフォーマット操作を行う 必要があります。詳しい操作方法は、P.160をご参照ください。 接続されているSCSI機器は、 すべて電源をオンにしてご使 用ください。 電源がオフの状態で接続されているSCSI機器 がある場合、SCSIバスの動作は保証されていません。 ターミネーターについて SCSIバスのインピーダンスに適合した抵抗をSCSI端子に設 置し、 終端処理を行う操作を “ターミネーション” と呼びます。 こ のターミネーションに必要な抵抗が“ターミネーター”です。原 則として、 ターミネーターはSCSIバスの最初と最後(前述の例 で言えば、AW2816とデイジーチェーンの最後に接続された SCSI機器)に設置する必要があります。 ただし、 これは原則であり、 絶対条件ではありません。 SCSI機器 同士の組み合わせや接続順、およびS C S I ケーブルの長さに よっては、終端の一方のみにターミネーターを設置した方が良 い結果が得られる場合もあります。外部SCSI機器を接続する とAW2816が起動しないなどのエラーが起きる場合は、 外部 S C S I 機器のターミネーターを解除してみてください (AW2816内部のターミネーターは、 常時オンの状態で動作し ます。解除することはできません)。 SCSIエラーについて SCSIバスは、接続されたすべてのSCSI機器が適切に動作する ことで、 はじめて安定したデータ転送が行えます。 AW2816の SCSIバスに動作が不安定だったりノイズを出す機器が接続さ れている場合、 他の機器までエラーを起こしたり、 AW2816が 正常に起動しないなどの症状を起こすことがあります。 このよ うなエラーが起きたときは、次の各項目を確認してください。 ● SCSI IDの確認 AW2816本体、各SCSI機器のSCSI IDが重複していない かを確認してください。 AW2816のSCSI IDは “6” に固定 されています。 ● ターミネーターの確認 ターミネーターの設置位置を確認してください。 また、 条件 によっては、終端の一方のみにターミネーターを設置した 方が、良い結果が得られる場合もあります。 ● SCSIケーブルの確認 品質の低いSCSIケーブル、不必要に長いSCSIケーブルは エラーの原因となることが多いため、使用を避けてくださ い。 ダブルシールド加工され、極力短いケーブルを使用して ください。 また、 コネクター部にケーブル内のシールドがグ ランドされていることも重要です。 オペレーション編 9 ご使用になる前に I/Oカードの取り付け I/Oカードについて AW2816のリアパネルにあるOPTION I/Oスロットには、ヤ 2 AW2816のリアパネルにあるOPTION I/Oス ロットから、 カバーを固定している2本のネジを取 り外してください。 マハのミニYGDAIフォーマットに対応したI/Oカードを装着 し、 入出力ポートを追加できます。例えば、 ADATフォーマット 対応のI / O カードをO P T I O N I / O スロットに装着すれば、 ADATフォーマットのデジタルレコーダーとの間で、8チャン ネルのデジタル信号を送受信できます。 現在使用可能なI/Oカードには、次の種類があります。 ● MY8-AT AlesisのADATフォーマットに対応した、8チャンネルの デジタル信号を送受信するカードです。 ● MY8-TD TASCAMフォーマットに対応した、 8チャンネルのデジタ ル信号を送受信するカードです。 注 意 取り外したカバーとネジは、大切に保管しておいてください。 ● MY8-AE AES/EBUフォーマットに対応した、8チャンネルのデジ タル信号を送受信するカードです。 3 4 I/Oカードをスロット内部のレール部分に添って、 “カチッ” という感触があるまで挿入してください。 ● MY8-AD アナログ8チャンネルの入力端子(バランス型TRSフォー ン端子)を搭載したA/Dカードです。 I/Oカードについている2本のネジを締め、カード をしっかり固定してください。 ● MY4-AD アナログ4チャンネルの入力端子 (バランス型XLR端子) を 搭載したA/Dカードです。 ● MY4-DA アナログ4チャンネルの出力端子 (バランス型XLR端子) を 搭載したD/Aカードです。 最新のMYカードについては巻末のお客様ご相談窓口や販売店 または下記のインターネットURLでご確認ください。 http://www.aw2816.com/ 取り付け方法 本書巻頭のオプション機器取り付け時のご注意をよくお読みく ださい。 注 意 ネジが緩んでいると、アースが正しくとれないことがありますの で、ご注意ください。 1 AW2816本体の電源が切れていることを確認し てください。 また、 安全のために、 電源コードをコン セントから引き抜いておいてください。 注 意 取り付け作業は、必ず本機および周辺機器の電源を切り、本機の 電源コードをコンセントから抜き取り、さらに本機とその周辺機 器を接続しているケーブルを抜き取った状態で行ってください。 10 オペレーション編 これだけは気を付けてください ご 使 用 に な る 前 に ここでは、 AW2816の電源の投入方法と切断方法、 および内蔵時計の設定方法に ついて説明します。 電源を入れる 内蔵時計を設定する AW2816を含むシステムの電源を入れるときは、次の順番で AW2816の工場出荷時には、内蔵時計が日本時間に設定され 電源スイッチをオンにしてください。 ています。 AW2816で作成したソングを保存するときには、 こ 1 AW2816のSCSI端子に接続されたストレージ機器、およ び入出力端子に接続された外部音源 の内蔵時計の時間を基準に日時が記録されます。 内蔵バッテリーの交換、 その他の理由で内蔵時計の時間を変更 するには、以下の操作を行ってください。 2 AW2816本体 3 AW2816の出力端子に接続されたモニターシステム 1 [UTILITY]キー→[F4]キーを押してください。 次の画面が表示されます。 AW2816のディスプレイに、オープニング画面に続いて次の ような画面が表示されます。 2 注 CURSOR[ ]キーを使って、カーソル(画面上の 点滅部分)をCLOCK欄のY(年)の部分に移動し、 [DATA/JOG]ダイアルを回して西暦年を入力し 意 ・ SCSI端子に接続された機器の電源を切った状態でAW2816 てください。 の電源を入れると、正常に起動しないことがあります。 CLOCK欄が点滅を始めます。 ・ AW2816の使用中には、SCSI端子に接続した機器の電源を 切らないでください。 ・ 電源を入れる前に、電源ケーブルのプラグが本体やコンセント にしっかりと装着されていることを確認してください。 AW2816の使用中に誤って電源が切れると、AW2816本体 3 やハードディスクなどが損傷を受ける恐れがあります。 同じ要領で、 M(月) 、 D (日) 、 h (時) 、 m(分) 、 s (秒) を 入力してください。 W(曜日)の欄は、日付に応じて自動設定されます。 なお、AW2816に新しい内蔵用ハードディスクを装着して最 初に電源を入れたときには、 ディスプレイに “Format OK? [Y (Enter)/N (Any)]”と表示されます。この状態から[ENTER] 4 キーを押すと、自動的にハードディスクのフォーマットが開始 され、フォーマットが終了すると上記の画面が表示されます。 すべての数値が入力できたら、CURSORキーを 使って画面内のSETボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 CLOCK欄の点滅が止まり、新しい日付が確定します。ま た、日付の変更を中断するには、RESETボタンにカーソ 注 ルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 意 フォーマットの途中でAW2816の電源を切ることは絶対にお やめください。ハードディスク自体が破損する恐れがあります。 ヒント AW2816の電源を切っても、内蔵時計は動作しています。この ため、一度内蔵時計の日付を設定しておけば、バッテリーの交換 などの特別な理由がない限り、再設定する必要はありません。 オペレーション編 11 ご使用になる前に 電源を切る AW2816を含むシステムの電源を切るときは、 電源投入時と は逆に、次の順番で電源スイッチをオフにしてください。 1 AW2816の出力端子に接続されたモニターシステム 2 AW2816本体 3 AW2816のSCSI端子に接続されたストーレッジ機器、お よび入出力端子に接続された外部音源 なお、 AW2816本体の電源を切る場合は、 必ず以下のシャット ダウン操作を行ってください。 1 A W 2 8 1 6 のトップパネル左上にあるW O R K NAVIGATEセクションの中から、 [SONG] キーを 押してください。 2 3 ディスプレイ下の [F5] (SHUT DOWN) キーを押 してください。 [ENTER]キーを押してください。 現在のソングをセーブするかどうかを確認するメッセー ジが現れます。 4 トップパネル右側中央にあるC U R S O R キーを 使って、 OKボタンにカーソルを移動し、 [ENTER] キーを押してください。 5 “Now safe to turn off”とメッセージが表示さ れたら、 リアパネルの [POWER] スイッチをオフし てください。 注 意 ・ 上記のシャットダウン操作を行わずにAW2816の電源を切る と、ハードディスク上のデータやハードディスク、内蔵CD-RW ドライブを破損する恐れがあります。 12 オペレーション編 第1章 各部の名称と機能 この章では、AW2816のトップパネル、リアパネル、 フロントパネルの各部の名 1 称と機能について説明します。 注 意 各 部 の 名 称 と 機 能 トップパネル上の操作子(キーやノブなど)の名称は、ディスプレイ内部に表示されるソフトウェア上のノブやボタ ンと区別するために、 [ ]で括って表記します。 例: [SEL]キー、 [GAIN]コントロール トップパネル アナログ入出力セクション 2 3 4 1 1[GAIN] (ゲイン)コントロール INPUT端子1∼8の入力感度を+4dB∼−46dBの範囲で 調節します。シンセサイザーなどのラインレベル信号から マイク入力まで対応できます。 2[PEAK] (ピーク)インジケーター [GAIN]コントロールを通過した入力信号がクリップポイ ントより3dB低いレベルに到達したときに、 [PEAK] イン ジケーターが赤く点灯します。最適なレベルで録音するに は、 最大音量で演奏したときに、 このインジケーターがかす を調節して かに点灯するように [GAIN] コントロール (1) ください。 3[PHONES] (ヘッドフォン)コントロール リアパネルのPHONES端子に接続したヘッドフォンの音 量を調節します。 4[MONITOR OUT] (モニターアウト) コントロール リアパネルのMONITOR OUT端子から出力される信号レ ベルを調節します。 オペレーション編 13 第 1 各部の名称と機能 章 WORK NAVIGATE (ワークナビゲー ト) セクション MIXER(ミキサー)セクション EQ/ATT/GRP EQ/ATT/GRP 1 1 2 3 2 3 DYN/DLY/ DYN/DLY/ 4 4 1[VIEW] (ビュー)キー 1[SONG] (ソング)キー 任意のチャンネルのミックスパラメーターを一括表示する VIEW画面を呼び出します。 ソングの保存、 読み込み、 シャットダウンなどの操作を行う SONG画面を呼び出します。 2[PAN] (パン)キー 2[FILE] (ファイル)キー 各チャンネルのパンやルーティングを設定するP A N / ROUTE画面を呼び出します。 ソングのバックアップやリストア、 および内蔵/外部ドラ イブのフォーマットや消去を行うFILE画面を呼び出しま す。 3[EQ] (イコライザー)キー 任意のチャンネルのEQ/アッテネーターを設定したり、 3[CD]キー フェーダーグループ/ミュートグループの設定を行うEQ/ ATT/GRP画面を呼び出します。 オプションのCD-RWドライブを使ってオーディオCDを 作成したり、オーディオCDを再生させるCD画面を呼び出 します。 4[DYN] (ダイナミクス)キー 任意のチャンネルのダイナミクスプロセッサーを設定した 4[QUICK REC] (クイックレコード)キー り、各チャンネルのディレイ/フェイズを設定するDYN/ 入力信号をトラックのインプットに素早くパッチする QUICK REC画面を呼び出します。 UNIT (ユニット)セクション 1 2 3 4 1[SETUP] (セットアップ)キー ワードクロック、ディザー、ソロ機能など、AW2816の基 本設定を行うSETUP画面を呼び出します。 2[UTILITY] (ユーティリティ)キー テストトーンオシレーターの操作や、AW2816の操作環 境を設定するUTILITY画面を呼び出します。 3[MIDI] (ミディ)キー MIDI関連の設定を行うMIDI画面を呼び出します。 4[PATCH] (パッチ)キー 外部の入出力と内部の信号経路をパッチするPATCH画面 を呼び出します。 14 オペレーション編 DLY画面を呼び出します。 FADER MODE (フェーダーモード) セ クション MIXING LAYER(ミキシングレイ ヤー) セクション 1 1 1 2 3 4 2 各 部 の 名 称 と 機 能 3 1 INPUT[1-8]キー 2 RECORDER[1-8]キー トップパネル上のフェーダー1∼8を使って操作する要素を選 択するセクションです。選択されているキーが点灯します。 3 RECORDER[9-16]キー [SEL]キー1∼8、 [ON]キー1∼8、フェーダー1∼8で操 作するチャンネル(ミキシングレイヤー)を選択します。 1[HOME] (ホーム)キー 現在選択されているキーが点灯します。それぞれのキーが このキーがオンのときは、フェーダー1∼8を使って、現在 選ばれているときに、 [SEL]キー1∼8、 [ON]キー1∼8、 MIXING LAYERセクションで選ばれているチャンネルの フェーダー1∼8で操作可能なミキシングレイヤーは次の 入力レベルを調節します。また、 ディスプレイには、各チャ 通りです。 ンネルの入出力レベルをメーター表示するHOME画面が 呼び出されます。 ・ INPUT[1-8]キーが点灯しているとき ............ インプットチャンネル1∼8 2[AUX 5]/[AUX 6]キー これらのキーがオンのときは、 フェーダー1∼8を使って、 ・ RECORDER[1-8]キーが点灯しているとき ............ モニターチャンネル1∼8 現在MIXING LAYER セクションで選ばれているチャン ネルから内蔵エフェクト1/2に送られる信号のセンドレベ ルを調節します。また、ディスプレイには、各チャンネルか ・ RECORDER[9-16]キーが点灯しているとき ら内蔵エフェクト1/2に送られる信号のオン/オフやプリ ............ モニターチャンネル9∼16 /ポストの切り替え、 およびエフェクトパラメーターの設 定を行うAUX5/EFF1画面またはAUX6/EFF2画面が呼 チャンネル/ミキシングレイヤーの詳しい説明は、 38ペー び出されます。 ジをご参照ください。 3[AUX 1]∼[AUX 4]キー これらのキーがオンのときは、 フェーダー1∼8を使って、 現在MIXING LAYERセクションで選ばれているチャンネ ルからAUXバス1∼4に送られる信号のセンドレベルを調 節します。また、ディスプレイには、各チャンネルからAUX 1∼4に送られる信号のオン/オフやプリ/ポストを切り 替えるAUX 1∼AUX 4画面が呼び出されます。 4[REMOTE] (リモート)キー このキーがオンのときは、 フェーダー1∼8と[ON]キー1 ∼8を使って、外部MIDI機器をリモートコントロールでき ます。また、ディスプレイには、 リモートコントロールに関 する設定を行うREMOTE画面が呼び出されます。 オペレーション編 15 第 1 各部の名称と機能 章 フェーダーセクション 1 2 4 3 1[SEL]キー(1∼8/STEREO/RTN 1/RTN 2) 操作の対象となるチャンネルを選択します。 2[ON]キー(1∼8/STEREO/RTN 1/RTN 2) 各チャンネルのオン/オフを切り替えます。 3 フェーダー(1∼8/STEREO) FADER MODEセクション、MIXING LAYERセクション の設定に応じて、 各チャンネルの入力レベル、 または各チャ ンネルからAUXバス1∼6へのセンドレベルを調節する ムービングフェーダーです。 4[RTN 1]/[RTN 2]コントロール FADER MODEセクションの設定に応じて、リターンチャ ンネル1/2(エフェクトリターン)のレベル、およびリター ンチャンネル1/2からAUXバス1∼6へのセンドレベルを 調節します。 注 意 リターンチャンネル1にはAUXバス5へのセンドレベルはあり ません。また、リターンチャンネル2にはAUXバス6へのセンド レベルはありません。 5[SOLO]キー(1∼16/STEREO/RTN 1/RTN 2) ソロ機能のオン/オフを切り替えます。 16 オペレーション編 5 ディスプレイセクション 1 各 部 の 名 称 と 機 能 6 1 5 2 3 4 2[SHIFT] (シフト)キー 1 ディスプレイ ミックスパラメーターの設定値や現在の操作状況を表示す ファンクションキー (3) と組み合わせて追加機能を実行す る、 バックライト付き320×240ドットの液晶ディスプレ るキーです。 イです。 WORK NAVIGATEやUNITセクションなどの各キーを押 すと、 そのキーに対応した画面が表示されます。 ほとんどの 画面は、 複数の “ページ” から構成されており (その画面に含 3[F1]∼[F5] (ファンクション1∼5)キー 現在表示されている画面のページを切り替えます。また、 [SHIFT]キーまたは[CTRL]キーが押されているときは、 そのファンクションキーに割り当てられている追加機能を まれる各ページの名称は、画面下のタブで確認できます)、 実行します。 [F1] ∼ [F5] キー (3) を使って目的のページを呼び出しま す。 4[CTRL] (コントロール)キー ファンクションキー(3)と組み合わせて、ユーザーが定義 画面 した機能を実行するキーです。 5 コントラスト ディスプレイの明るさを調節します。 ページ 6 アクセスインジケーター 内蔵ハードディスクへのアクセス状況を表すインジケー ターです。 ハードディスクの読み書きを行っているときは、 このインジケーターが点灯します。 注 意 アクセスインジケーターが点灯しているときに、 AW2816の電 源をオフにすることは絶対にお止めください。内蔵ハードディス ク上のデータを失うだけでなく、 ハードディスク自体を破損する 恐れがあります。AW2816の電源を切るときは、必ずシャット ダウン操作(→P.12)を行ってください。 オペレーション編 17 第 1 各部の名称と機能 章 REC TRACK SELECT(レコードト ラックセレクト)セクション RECORDER (レコーダー) セクション 1 1 2 3 2 3 4 4 1[TRACK] (トラック)キー レコーダー部のオーディオトラックを操作するTRACK画 面を呼び出します。 1[CUE] (キュー)キー トラック1∼16/ステレオトラックの出力を、モニター 2[EDIT] (エディット)キー 録音されたオーディオトラックをエディットするEDIT画 チャンネルは経由せずに直接MONITOR OUT端子でモニ 面を呼び出します。 ターするためのキーです。 トラックの選択には、 REC TRACK SELECTキー (3)を 3[UNDO] (アンドゥ)キー 使用します。 [ C U E ]キーを押すと、 [ C U E ]キーとR E C 最後に行った録音操作やエディット操作を取り消して、以 TRACK SELECTキーが点滅し、 トラックを選択できる状 前の状態に戻します(アンドゥ)。アンドゥが実行可能なと 態になります。 REC TRACK SELECTキーを押してトラッ きは、 [UNDO]キーが点灯します。 クを選ぶと、そのキーが点灯に変わります。 4[REDO] (リドゥ)キー 2[METER] (メーター)キー [UNDO]キーによって取り消した録音操作やエディット トラック1∼16の入出力レベルや、 ステレオアウトプット チャンネルの出力レベルをメーター表示させるMETER画 操作を再実行します (リドゥ) 。 リドゥが実行可能なときは、 [REDO]キーが点灯します。 面を呼び出します。 3 REC TRACK SELECT[1]∼[16]/[ST] 録音トラック(トラック1∼16またはステレオトラック) を選択します。 4[ALL SAFE]キー トラックの録音待機状態をすべて解除します。 また、 トラッ クがミュートされているときは、すべてのミュートを解除 します。 18 オペレーション編 AUTOMATION(オートメーション) セクション CURSOR/JOG&SHUTTLE(カー ソル/ジョグ&シャトル) セクション 1 1 各 部 の 名 称 と 機 能 2 1 1[AUTOMIX] (オートミックス)キー 3 オートミックスを操作するAUTOMIX画面を呼び出しま 2 す。オートミックスを使えば、フェーダーや [ON]キーなど 各種ミックスパラメーターの操作をリアルタイムに記録で きます。 2[SCENE] (シーン)キー シーンメモリーを操作するSCENE画面を呼び出します。 シーンメモリーを使えば、 現在のミキサーセクションや入 出力のパッチ状態を保存できます。 SCENE MEMORY (シーンメモリー) セクション 4 5 1 2 1[JOG ON] (ジョグオン)キー 3 [DATA/JOG]ダイアル、 [SHUTTLE]ダイアルを使った ナッジ機能 (現在位置を基準に、 正/逆方向に一定区間を繰 り返し再生する機能) のオン/オフを切り替えます。 ナッジ 1[STORE]キー 機能をオンにすると、 [JOG ON]キーが点灯します。 現在のミキサーセクションや入出力のパッチ状態を、ディ スプレイに表示されているシーンナンバーに保存します。 2[DATA/JOG]ダイアル [J O G 2[ ]/[ O N ]キ ー や ロ ケ ー ト セ ク シ ョ ン の[ N U M LOCATE]キーのオン/オフ状態に応じて、パラメーター ]キー の設定値を変更したり、ナッジ機能を操作します。 保存先または呼び出し元となるシーンナンバーを選択しま す。 3[SHUTTLE]ダイアル 3[RECALL]キー [JOG ON] キーのオン/オフ状態に応じて、 再生巻き戻し 現在ディスプレイに表示されているシーンナンバーを呼び (レビュー)/再生早送り(キュー)、またはナッジ機能を操 作します。 出します。 4 CURSOR[ ] /[ ]/[ ]/[ ]キー ディスプレイ内のカーソル (点滅する太枠部分) を移動させ ます。 5[ENTER]キー ディスプレイ内部に表示されるボタンの操作、入力した数 値の確定、特定の機能の実行などを行います。 オペレーション編 19 第 1 各部の名称と機能 章 7[REPEAT] (リピート)キー LOCATE(ロケート)セクション 任意の範囲をリピート再生するA-Bリピート機能のオン/ オフを切り替えます。 8[A]/[B]キー A-Bリピート機能で再生する先頭位置(Aポイント)と終了 位置(Bポイント)を設定します。また、ロケート先としてA ポイント/Bポイントを指定するロケートキーとしても利 用できます。 1 2 3 9[ROLL BACK] (ロールバック)キー あらかじめ指定された時間だけ、現在位置を手前に巻き戻 します。 5 6 4 J[ ]キー 絶対時間ゼロの位置(スタートポイント)にロケートする 7 8 9 キーです。 K[RTZ] (リターントゥゼロ)キー カウンターのゼロの位置(カウンターが小節表示のときは J K L 1小節目の先頭位置)にロケートするキーです。 M L[ ]キー オーディオが記録されている最後の位置 (エンドポイント) 1[NUM LOCATE] (ナンバーロケート)キー にロケートします。 ロケート位置を数値で指定するためのキーです。このキー が点灯しているときに、数字キーまたは[JOG/DATA]ダ M[CANCEL] (キャンセル)キー イアルを使ってロケート位置を入力し、 [ENTER] キーを押 LAST REC[IN]/[OUT]キーや[A]/[B]キー、 [MARK] すと、ロケート操作が実行されます。 キーと組み合わせて、楽曲内に設定されているロケートポ 2 MARK SEARCH(マークサーチ) [ イントを消去します。 ]/[ ]キー ソング内に設定されたマーカーを検索するキーです。現在 位置より前方にマーカーが設定されているときは[ キー、 後方にマーカーが設定されているときは[ ] ]キーが 点灯します。 3[MARK] (マーク)キー ソングの現在位置にマーカーを設定します。 4[AUTO PUNCH] (オートパンチ)キー オートパンチイン/アウト機能のオン/オフを切り替えま す。 5 LAST REC[IN]/[OUT] (ラストレコードイン/ アウト)キー オートパンチイン/アウトの録音開始位置 (インポイント) と終了位置 (アウトポイント) を設定します。 また、 点灯して いるときは、最後に録音を開始したポイント(インポイン ト)、および最後に録音を終了したポイント(アウトポイン ト)へと移行するロケートキーとして利用できます。 6[SET] (セット)キー LAST REC[IN]/[OUT]キーや[A]/[B]キーなどと組み 合わせて、楽曲の現在位置をロケートポイントに設定する キーです。 20 オペレーション編 トランスポートセクション 1 各 部 の 名 称 と 機 能 1 1 REW[ 2 3 4 5 ] (リワインド)キー 現在位置を逆方向に巻き戻します。 このキーを押すたびに、 8倍速と16倍速が切り替わります。巻き戻しを止めるに は、STOP[■]キーまたはPLAY[®]キーを押します。 2 FF[ ] (ファストフォワード)キー 現在位置を正方向に早送りします。 このキーを押すたびに、 8倍速と16倍速が切り替わります。早送りを止めるには、 STOP[■]キーまたはPLAY[®]キーを押します。 3 STOP[■] (ストップ)キー 再生、録音、早送り、巻き戻しを停止します。 4 PLAY[®] (プレイ)キー レコーダーが停止しているときにこのキーを押すと、再生 を開始します(REC[●]キーを押しながらこのキーを押し たときは、録音を開始します)。 巻き戻し/早送り中にこのキーを押すと、通常速度の再生 に切り替わります。 録音中にこのキーを押すと、録音を中止して再生を続けま す(パンチアウト)。 5 REC[●] (レコード)キー レコーダーが停止しているときに、 このキーを押しながら PLAY[®]キーを押すと、録音が開始されます。 再生中に、 このキーを押しながらPLAY [®] キーを押すと、 再生から録音に切り替わります(パンチイン)。 オペレーション編 21 第 1 各部の名称と機能 章 リアパネル N U T M L K SRQ P J 5 9 O 3 2 1 4 1[PHANTOM +48V ON/OFF]スイッチ 8 7 6 注 意 INPUT(XLR)1/2の2つの端子(2)に、+48Vのファン ・ INPUT 1/2のXLR端子とTRSフォーン端子の両方にプラグ が挿入されている場合、TRSフォーン端子が優先されます。 タム電源を供給するスイッチです。 外部電源を必要とする ・ INPUT 1/2 (TRSフォーン)端子からはファンタム電源は供給 コンデンサーマイクをINPUT 1/2 (XLR) 端子に接続する されません。 ときは、このスイッチをONに切り替えます。 4 INPUT 3∼8(TRSフォーン)端子 注 意 バランス型TRSフォーンの入力端子です。端子の仕様は ・ 外部電源が不要な機器をINPUT(XLR)1/2端子に接続すると INPUT 1/2 (フォーン)端子と共通です。 きは、このスイッチを必ずオフに設定してください。 ・ ファンタム電源をオンに設定すると、INPUT(XLR)1/2端子 の両方に電源が供給されます。 5 INPUT 8(HI-Z)端子 ハイインピーダンスのアンバランス型フォーンの入力端子 2 INPUT 1/2(XLR)端子 です。 パッシブタイプのエレクトリックギターなど、 出力イ バランス型のコンデンサーマイクやラインレベル機器を接 ンピーダンスの高い楽器を直接接続できます。定格入力レ 続する、 XLR-3-31タイプの入力端子です。 定格入力レベル ベルは−46dB∼+4dBです。 は+4dB∼−46dBです。 端子のピンの配置は次の通りで す。 注 意 INPUT 8のTRSフォーン端子とHI-Z端子の両方にプラグが挿 1(グランド) 3(コールド) オスXLRプラグ 入されている場合、HI-Z端子側が優先されます。 6 OPTION I/Oスロット オプションのI/Oカードを装着するスロットです。 2(ホット) ヒント I/Oカードの装着方法については、P.10をご参照ください。 3 INPUT 1/2(TRSフォーン)端子 バランス型TRSフォーンの入力端子です。 シンセサイザー 7 STEREO OUT端子 などアンバランス出力の機器も接続できます。 定格入力レ PATCH画面のPatch OUTページ (→P.284) で選択され ベルは−46dB∼+4dBで、ピンの配置は次の通りです。 た信号をアナログ出力する、 アンバランス型のRCAピン端 子です。定格出力レベルは−10dBVです。 チップ(ホット) 1/4" TRSフォーンプラグ リング(コールド) スリーブ(グランド) 22 オペレーション編 8 MONITOR OUT端子 ステレオバス、内蔵メトロノーム、ソロ信号、レコーダーの トラック1∼16のダイレクト出力などのモニター信号を アナログ出力する、 バランス型TRSフォーン端子です。 定格 P MIDI IN端子 Q MIDI OUT/THRU端子 R MTC OUT端子 外部MIDI機器との間で、 MIDIメッセージをやり取りするた 出力レベルは+4dBです。 めの端子です。 9 OMNI OUT端子 MIDI IN端子は、受信専用の端子です。 PATCH画面のPatch OUTページ (→P.284) で選択され MIDI OUT/THRU端子は内部設定の切り替えにより、 た信号をアナログ出力する、アンバランス型フォーン端子 MIDI OUT端子 (独自のMIDIメッセージを出力する) または です。定格出力レベルは0dBです。 MIDI THRU端子(受信したメッセージをそのまま出力す る)として機能します。 J PHONES端子 MTC OUT端子は、 MTC (MIDIタイムコード) 専用の出力端 ステレオヘッドフォンを接続する端子です。この端子から 子です。 は、 常にMONITOR OUT端子と同じ信号が出力されます。 S POWERスイッチ K DIGITAL STEREO IN端子 電源のオン/オフを切り替えるスイッチです。 ステレオ信号をデジタル入力するCOAXIAL端子です。 IEC958民生用フォーマットに対応しています。 電源のオン/オフを行う場合は、 必ずP.11∼12の 「電源を 入れる」、 「電源を切る」に従って行ってください。 L DIGITAL STEREO OUT端子 PATCH画面のPatch OUTページ (→P.284) で選択され T AC INLET端子 た信号をデジタル出力する、 COAXIAL端子です。 IEC958 付属の電源ケーブルを差し込み、 電源を供給する端子です。 民生用フォーマットに対応しています。 付属の電源ケーブルのみをご使用ください。 M SCSI端子 U アース端子 SCSI-2規格に対応した、D-subハーフピッチ50ピンの AW2816のシャーシを接地処理するときに使う端子で SCSI端子です。 SCSI-2対応のCD-RWドライブやMOドラ す。 感電を防止するため、 電源プラグをコンセントに挿入す イブなどの外部機器を接続します。 る前に、必ず接地処理を行ってください。接地処理は、ハム などの雑音防止にも有効です。 注 意 ・ 外部機器との接続には、 長さが1m未満で、 インピーダンス100 Ω(±10Ω)のハイインピーダンスSCSIケーブルのみご使用 ください。 ・ SCSI端子に接続した外部機器は、主にソングのデータをバッ クアップするのに利用します。内蔵ハードディスクの代りに外 部SCSI機器を使ってソングを録音することはできません。 N TO HOST端子 PCまたはMacintoshのシリアルポートと直結し、 MIDIア プリケーションプログラムを使用するための8ピンのミニ DIN端子です。 O FOOT SW端子 オプションのフットスイッチ(YAMAHA FC5)を接続す る端子です。 フットスイッチを使って、 再生/停止などのト ランスポート操作や、 マニュアルパンチイン/アウトの操 作が足元で行えます。 注 意 YAMAHA FC5(または同等品)以外のフットスイッチでは、適 切に動作しない場合があります。 オペレーション編 23 1 各 部 の 名 称 と 機 能 第 1 各部の名称と機能 章 フロントパネル 1 1 CD-RWドライブカバー CD-RWドライブ (オプション) の取り付け口のカバーです。 ヒント CD-RWドライブの取り付け方については、P.4をご参照くださ い。 24 オペレーション編 第2章 AW2816の世界へようこそ この章では、 AW2816の特長や信号の流れ、 および基本操作について説明します。 AW2816の特長 AW2816は、 デジタルミキサー、 HDレコーダー、 マルチエフェ 2 レコーダーセクション トラック録音、 ミキシング、 オーディオ編集、 エフェクト処理、 そ ● 効率的なデータ管理 してCD制作(*1)まで、 音楽制作の全プロセスを1台で行えます。 1つの楽曲で使用するオーディオデータ、 シーンメモリー、 ここでは、セクションごとにAW2816の特徴を簡単に紹介し 各種ライブラリー、オートミックスのデータを“ソング” と ていきます。 して内蔵ハードディスク上で一括管理。いつでも任意のソ ングを呼び出すことができます。また、MOディスク、CD- *1:オプションの内蔵/外付けCD-RWドライブが必要です。 R/RWディスクなどの外部メディアに、ソングのバック アップを作成できます。 ミキサーセクション ● 最大64GBの大容量ハードディスクに対応 ● 最大28チャンネル入力/18バス構成 オプションの内蔵用ハードディスク(2.5インチIDEタイ アナログ入力/デジタルステレオ入力/OPTION I/Oス プ)は、最大64GB(1曲あたり最大6.4GB)の大容量に対 ロットの各入力ソースを自由にアサインできるインプット 応。最大30,000のソングを内蔵ハードディスク内に保存 チャンネル×8 と、レコーダーのモニターチャンネル× できます。 16、リターンチャンネル(ステレオ)×2の計28チャンネ ルが利用可能。 出力バスは、グループバス×8、AUXバス× ● 16×8バーチャルトラック+ステレオトラック 6、ステレオバス、SOLOバス(ステレオ)の18バス構成で ソングのトラック構成は、16トラック×8バーチャルト す。 ラック+ステレオトラック (総計130トラック) 。 ソングご とに量子化ビット数(16bit/24bit)およびサンプリング ● 4バンドEQ、 ダイナミクスプロセッサーを搭載した充実の 周波数(44.1kHz/48kHz)を選択できます。16トラック チャンネル の同時再生/8トラックの同時録音にも対応 (16ビットソ ステレオアウトプットを含む全チャンネルに、4バンドの ング使用時) 。 ライブ録音やピンポン録音に威力を発揮しま フルパラメトリックEQとダイナミクスプロセッサー(リ す。AW2816内部で、16トラックをステレオトラックへ ターンチャンネル×2を除く)を装備しています。 と直接ミックスダウンすることも可能。マルチトラックと 2トラックミックスの素材を一元管理できます。 ● 高品位な2系統のマルチエフェクターを内蔵 空間系エフェクト、 モジュレーション系エフェクト、 ギター 系エフェクトを含む、 2系統のマルチエフェクターを装備。 ● 多彩な編集機能 ソング、トラック、パート、リージョンの各階層で自由な編 AUXバスのセンド/リターンを通じて使用する以外に、任 集が可能。50%∼200%の範囲で時間圧縮/伸張が行え 意のチャンネルにインサートすることも可能です。 る“タイムコンプレッション”や、上下1オクターブまでの ピッチを変更できる “ピッチチェンジ” コマンドも搭載して ● シーン/各種ライブラリー います。また、アンドゥ/リドゥ機能にも対応しており、編 各種のミックスパラメーターやエフェクトの設定などを 集操作を最大15回前まで遡ることができます。 “シーン” として保存し、 トップパネルのキー操作、 もしくは 外部MIDI機器からプログラムチェンジを送信して呼び出 すことが可能。 1つの楽曲あたり最大96のシーンが利用で CD-RWドライブ (オプション) きます。また、 EQ、 ダイナミクスプロセッサー、 チャンネル、 パッチングの設定を個別に保存するライブラリーも装備し ● CD-RWドライブを本体にビルトイン可能 ハードディスク上のステレオトラックを素材に、オフライ ています。 ンでオーディオCDの制作が行えます。CD-RWドライブは 録音データのストレージ用としても活用でき、バックアッ ● フルオートメーションミキシングを実現 60mmモータードライブフェーダー×9本を装備。シーン プも万全。オーディオCDの再生やCD-ROMの読み込みに メモリー/各種ライブラリーのリコール操作に加え、 も対応しています。 フェーダーの動き、パンの操作、 EQの操作を時間軸上で記 録するフルオートメーションミキシングを実現しました。 オペレーション編 25 AW2816 クターを統合したオーディオワークステーションです。 マルチ の 世 界 へ よ う こ そ 第 2 AW2816 の世界へようこそ 章 その他の特長 ● シンプルなパネルレイアウトと効率的なオペレーション 視認性の高いバックライト付大画面LCDディスプレイを装 備。動作状況を瞬時に把握できる明快なGUI環境を提供し ます。 ● オプションI/Oカードスロット A D A T 、T A S C A M 、A E S / E B U 、アナログなど多彩な フォーマットの入出力に対応。拡張性に優れたオープン アーキテクチャーを実現しています。 ● オーディオデータのインポート/エクスポート CD-ROMやMOディスクなどのメディアからWAVファイ ルを取り込んだり、AW2816で録音したトラックのオー ディオをWAVファイルに変換して書き出すことが可能。 コ ンピューターの波形編集ソフトとファイルベースによる オーディオのやり取りが行えます。また、トラックのオー ディオデータやソングのデータの一部はAW4416と互換 性があり、外部メディアからAW4416のデータをイン ポートできます。 ● 豊富なMIDI機能 コントロールチェンジやパラメーターチェンジなどの MIDIメッセージを使って、AW2816の操作を外部機器に 記録したり、外部からAW2816をリモートコントロール できます。さらにフェーダーや[ON]キーに任意のMIDI メッセージを割り当てて、AW2816の操作子を外部MIDI 機器用のコントローラーとして利用することも可能です。 26 オペレーション編 AW2816の信号の流れ 次の図は、AW2816のおおまかな信号の流れを表したもので す。この図から分かるように、AW2816はインプットパッチ、 アウトプットパッチ、ミキサー、レコーダー、CD-RWドライブ (オプション)の各セクションに分かれています。 AW2816 ミキサー部 ×8 INPUT端子1∼8 インプットチャンネル1∼8 モニターチャンネル1∼16 リターンチャンネル1/2 ×8 ×2 DIGITAL STEREO IN端子 ×2 Effect 1 イ ン プ ッ ト パ ッ チ バス1∼8 AUXバス1∼6 STEREOバス SOLOバス ×2 エ フ ェ ク ト パ ッ チ チャンネルインサートI/O メトロノーム ×16 STEREO OUT端子 ×2 DIGITAL STEREO OUT端子 ×2 MONITOR OUT端子 ×2 Effect 1 Effect 2 ×2 内蔵エフェクト ×2 レコーダー インプットパッチ ×2 I/O カード メトロノーム ステレオアウトプットチャンネル 内蔵エフェクト OPTION I/O スロット ×8 PHONES端子 Effect 2 ×2 OMNI OUT端子1∼4 CD Play ×16 CD Write レコーダー部 DATA Back Up/Restore Import/Export CD-RWドライブ インプットパッチ インプットパッチは、インプットチャンネル1∼8 およびリ それぞれのチャンネルに割り当て可能な入力信号は、次の通り ターンチャンネル1/2に入力信号を割り当てるセクションで です。 す。選択可能な入力信号には、次の種類があります。 インプット チャンネル1∼8 (モノ) リターン チャンネル1 (ステレオ) リターン チャンネル2 (ステレオ) MIC/LINE INPUT ○ ○ ○ OPTION IN ○ ○ ○ ● MIC/LINE INPUT アナログのINPUT端子1∼8からの入力信号です。 ● OPTION IN EFFECT 1 リアパネルのOPTION I/Oスロットに装着された、 I/Oカー ドからの入力信号です。最大8チャンネルの信号を同時に 入力できます。 ○ EFFECT 2 ○ DIGITAL STEREO IN ○ METRONOME ○ ○ ○ ● EFFECT 1/2 内蔵エフェクト1/2からのリターン信号です。 ● DIGITAL STEREO IN DIGITAL STEREO IN端子からの入力信号です。 ● METRONOME 内蔵メトロノームの再生音です。 オペレーション編 27 2 AW2816 I/O カード OPTION I/O スロット ×4 ア ウ ト プ ッ ト パ ッ チ の 世 界 へ よ う こ そ 第 2 AW2816 の世界へようこそ 章 MIC/LINE INPUT PHANTOM +48V PEAK INPUT 1-2 AD INPUT1-24 LINE MIC PEAK INPUT 3-8 INPUT PATCH AD LINE MIC Hi-z INPUT 8 ONLY OPTION I/O SLOT 8 SLOT IN INPUT1-24 2 EFFECT1 EFFECT2 2 DIGITAL STEREO IN 2 COAXIAL METRONOME インプットチャンネル1∼8 主にマイクやラインレベルの楽器音などを入力する、モノラル のインプットチャンネルです。 インプットチャンネル1∼8に入 力された信号は、アッテネーター、 フェイズ、 4バンドEQ、ダイ ナミクスプロセッサー、 ディレイを経由して、 バス1∼8、 ステレ オバス、AUXバス1∼6へと送られます。 また、インプットチャ ンネル1∼8にはダイレクト出力(DIRECT OUT) があり、各種 INPUT SELECT METER INSERT ON LEVEL ATT DYNAMICS 4BAND EQ METER (EQ) PAN INPUT DELAY METER (Gain Reduction) Mono in X 8 28 METER METER PREFADER LISTEN/ AFTER PAN SOLO PRE/POST ON AUX CH DIRECT OUT オペレーション編 ... AUX 4 AUX 5(EFF1) AUX 6(EFF2) AUX 1 INPUT 1(...8) SOLO L SOLO R SELECTED INSERT RETURNS BUS 1 BUS 2 BUS 3 BUS 4 BUS 5 BUS 6 BUS 7 BUS 8 30 STEREO L STEREO R の出力端子やレコーダーセクションへと直接送出できます。 リターンチャンネル1/2 レコーダーインプットパッチ 主に内蔵エフェクト1/2からのリターン信号を入力する、 ステ レコーダーのトラックに入力信号を割り当てるセクションで レオのインプットチャンネルです。 ただし、 インプットパッチセ す。トラック1∼16で選択可能な信号には、次の種類がありま クションで入力信号の割り当てを変更すれば、追加のインプッ す。 トチャンネルとしても利用できます。 ● BUS 1∼8 チャンネル自体の構成は、 バス1∼8の出力信号です。 1 ステレオ仕様 ● DIRECT OUT 1∼8 2 ダイナミクスプロセッサーがない インプットチャンネル1∼8のダイレクト出力信号です。 2 3 ダイレクト出力がない プットチャンネルを経由した、ステレオバスの出力信号 がない (STEREO)が入力されます。 5 リターンチャンネル2からAUXバス6へのセンドレベル がない RECORER INPUT 1~16 CH DIRECT OUT1~8 STEREO SELECT 8 BUS 1~8 という点を除けば、インプットチャンネルと同等です。 8 2 16 DITHER RECORDER INPUT 1(...16) ヒント リターンチャンネル1/2はステレオ仕様のため、入力信号として MIC/LINE INPUTやOPTION INを選択した場合は、奇数/偶 数の番号順で並んだ2 系統の信号が割り当てられます。また、 DIGITAL STEREO INを選択した場合は、L/R両方の信号が割 り当てられます。 注 意 ・ リターンチャンネル1にはAUXバス5のセンドレベルがなく、 リターンチャンネル2にはAUXバス6のセンドレベルがありま せん。 これは、内蔵エフェクトからリターンチャンネルへと返さ れた信号が、同じエフェクトに送られてループが発生するのを 防ぐためです。 ・ リターンチャンネル1/2に他の入力信号を割り当てた場合で も、それぞれ該当するAUXバスへのセンドレベルは使用できま RETURN 1(...2) METER METER ... AUX 4 AUX 5(EFF1) AUX 6(EFF2) AUX 1 SOLO L SOLO R STEREO L STEREO R BUS 1 BUS 2 BUS 3 BUS 4 BUS 5 BUS 6 BUS 7 BUS 8 せん。 PREFADER LISTEN/ AFTER PAN SOLO METER INPUT SELECT INSERT PAN ATT INPUT DELAY 4BAND EQ METER SOLO METER METER (EQ) METER ON LEVEL INSERT PAN ATT 4BAND EQ INPUT DELAY METER (EQ) Stereo in X 2 PRE/POST ON AUX RETURN1 can not be assigned to AUX5(EFF1) RETURN2 can not be assigned to AUX6(EFF2) オペレーション編 29 AW2816 また、 ステレオトラックに録音するときは、 ステレオアウト 4 リターンチャンネル1からAUXバス5へのセンドレベル の 世 界 へ よ う こ そ 第 2 AW2816 の世界へようこそ 章 モニターチャンネル1∼16 レコーダーセクションのトラック1∼16の出力に割り当てら れた、 モノラルチャンネルです。 インプットモニターの設定やト ランスポートの状況に応じて、 現在トラック1∼16に入力され ている信号、またはトラック1∼16の再生信号が入力されま す。 なお、 そのソングに含まれるステレオトラックを再生している ときに限り、モニターチャンネル1/2にステレオトラックの出 力がパッチされ、 この間トラック1∼16が強制的にミュートさ れます。 RECORDER MONI 1(...16) 16 RECORDER INPUT1-16 METER INPUT MONITOR RECORDER REPRO1-16 16 RECORDER ST Trk L/R 2 METER ON ATT DYNAMICS 4BAND EQ METER RECORDER DIRECT OUT (EQ) LEVEL METER (Gain Reduction) Mono in X 16 リアパネルのDIGITAL STEREO IN端子からの入力信号は、 インプットパッチを経由してインプットチャンネルに立ち上げ る代わりに、直接ステレオバスにカスケード接続することも可 能です。デジタルミキサーなどの外部機器をAW2816のミキ サーセクションとリンクさせたいときには、この方法が便利で す。カスケード接続の設定は、SETUP画面のD.in Setupペー ジで行います。 オシレーター AW2816には、 サイン波 (100Hz、 1kHz、 10kHz) またはホワ イトノイズが選択可能なオシレーターが搭載されています。 オ シレーターの信号は、 バス1∼8、 AUXバス1∼6、 ステレオバス のうち任意のバスに送出できます。オシレーターの設定は、 ENABLE AUX 4 AUX 5(EFF1) AUX 6(EFF2) AUX 1 SOLO R SOLO L STEREO R STEREO L BUS 1 BUS 2 BUS 3 BUS 4 BUS 5 BUS 6 BUS 7 BUS 8 UTILITY画面のOscillatorページで行います。 ... ATT DIGITAL STEREO IN L DIGITAL STEREO IN R (BUS CASCADE) ON PAN INPUT DELAY デジタルカスケード接続 LEVEL OSC 30 PREFADER LISTEN/ AFTER PANSOLO INSERT INPUT PATCH RECORDER METER オペレーション編 PRE/POST ON AUX ... AUX 4 AUX 5(EFF1) AUX 6(EFF2) AUX 1 BUS 1 BUS 2 BUS 3 BUS 4 BUS 5 BUS 6 BUS 7 BUS 8 等です。 SOLO L SOLO R 位置に固定されている点を除けば、 インプットチャンネルと同 STEREO L STEREO R チャンネルの構成は、ダイレクト出力がアッテネーター直前の ステレオアウトプットチャンネル 各チャンネルからステレオバスに送られた信号を加工する、ス テレオ仕様のアウトプットチャンネルです。インプットチャン ネルと同等の4バンドEQ、 ダイナミクスプロセッサーが搭載さ れています。 ステレオアウトプットチャンネルの出力信号は、 ア ウトプットパッチを経由して各種の出力端子へと送られ、同時 にMONITOR OUT端子やPHONES端子からも出力されます。 2 なお、内蔵または外付けのCD-RWドライブを使ってオーディ オCDを再生するときは、 CDのオーディオ信号がステレオアウ トプットチャンネルのプリフェーダーの位置にパッチされま AW2816 METER METER INSERT ON LEVEL BAL DYNAMICS ATT 4BAND EQ METER (EQ) METER METER DYNAMICS ATT 4BAND EQ METER (EQ) CD PLAY mode METER (Gain Reduction) の 世 界 へ よ う こ そ OUTPUT PATCH ... STEREO AUX 4 AUX 5(EFF1) AUX 6(EFF2) AUX 1 SOLO L SOLO R STEREO L STEREO R す。 L CD PlayBack R CD-RW DRIVE バス1∼8 各チャンネルからバス1∼8に送られた信号は、 マスターレベル を経由した後で、 アウトプットパッチへと送出されます。 バス1 ∼8のマスターレベルは、 HOME画面のBusページで操作しま す。 AUXバス1∼6 各チャンネルからAUXバス1∼6に送られた信号は、マスター レベルを経由した後で、 アウトプットパッチへと送出されます。 AUXバス1∼6のマスターレベルは、 HOME画面のBusページ METER LEVEL METER METER BUS 1(...8) METER LEVEL AUX1(...6) OUTPUT PATCH ... AUX 4 AUX 5(EFF1) AUX 6(EFF2) AUX 1 SOLO L SOLO R STEREO R STEREO L BUS 1 BUS 2 BUS 3 BUS 4 BUS 5 BUS 6 BUS 7 BUS 8 で操作します。 ヒント AW2816が初期状態のとき、AUXバス5/6の出力はアウト プットパッチに送られると同時に、内蔵エフェクト1/2の入力に も割り当てられています。 オペレーション編 31 第 2 AW2816 の世界へようこそ 章 アウトプットパッチ 内蔵エフェクト1/2 OMNI OUT端子1∼4、STEREO OUT端子、DIGITAL AW2816が初期状態のとき、 内蔵エフェクト1/2の入力には STEREO OUT端子、OPTION I/Oスロットに装着されたI/O それぞれAUXバス5/6の出力が割り当てられています。また、 カードに出力信号を割り当てるセクションです。選択可能な出 エフェクト1/2の出力は、 それぞれリターンチャンネル1/2に 力信号には、次の種類があります。 割り当てられています。 これらの割り当てを解除し、 内蔵エフェクト1/2を任意のチャ ● STEREO ステレオアウトプットチャンネルを経由した、 ステレオバ スの出力信号です。 ンネルにインサートしたり、 AUXバス5/6やリターンチャンネ ル1/2を他の用途で使うことも可能です。 (EEF) EFFECT METER AUX5(EFF1), AUX6(EFF2) バス1∼8の出力信号です。 INSERT SEND 2 30 SELECT ● BUS 1∼8 EFFECT X2 EFFECT1/2 METER ● AUX 1∼6 (EEF) AUXバス1∼6の出力信号です。 モニター出力/ヘッドフォン出力 ● CH DIRECT OUT 1∼8 AW2816には、モニター用の端子としてMONITOR OUT端 インプットチャンネル1∼8のダイレクト出力です。 子とPHONES端子が搭載されています。これらの端子から出 ● INSERT SEND 力される信号の種類は、 AW2816の状態に、 応じて次のように 各チャンネルに外部エフェクトを挿入するためのインサー 変化します。 ト出力です。 1 AW2816が初期状態のとき ステ レ オアウ ト プッ ト チャン ネ ルの信 号 が、その まま ● RECORDER DIRECT OUT 1∼16 MONITOR OUT端子/PHONES端子から出力されます。 レコーダーセクションのトラック1∼16のダイレクト出 力です。 2[SOLO]キーがオンのとき ヒント [ON]キーで選択されたチャンネルの信号がSOLOバスへ これらの出力信号は、基本的にどの出力端子/出力チャンネルに と送られ、 MONITOR OUT端子/PHONES端子から出力 も割り当てることができます。ステレオ仕様のSTEREO OUT端 されます。この間、他の信号はミュートされます。 子とDIGITAL STEREO OUT端子には、常に偶数→奇数の順に 並んだ2系統の信号が割り当てられます。 3[CUE]キーがオンのとき REC TRACK SELECT [1] ∼ [16] /[ST] キーで選択され たトラックのダイレクト出力信号が、 MONITOR OUT端子 STEREO OUT DA L /PHONES端子から出力されます。この間、他の信号は –10dBV DA R 8 6 8 30 16 DITHER DIGITAL STEREO OUT 4 COAXIAL 内蔵メトロノーム機能がオンのとき 1∼3の出力信号にメトロノームの信号がミックスされ ます。 METER OPTION I/O SLOT 8 RECORDER DIRECT OUT 1 SELECT STEREO BUS1~8 AUX1~6 CH DIRECT OUT1~8 INSERT SEND RECORDER DIRECT OUT 1~16 2 OUTPUT PATCH 2 ミュートされます。 SLOT OUT DITHER RECORDER DIRECT OUT 16 PHONES PHONES RECORDER ST Trk DIRECT OUT L METER OMNI OUT DA RECORDER ST Trk DIRECT OUT R X4 METER STEREO L 0dB MIXER SOLO Logic STEREO R DA RECORDER TRACK CUE Logic MONITOR MONITOR OUT DA L DA R SOLO L +4dB SOLO R ON ATT METRONOME ヒント ・ MONITOR OUT端子とPHONES端子からは常に同じ信号が 出力されます。ただし、レベル調節は独立しており、MONITOR OUT端子の出力レベルは[MONITOR OUT]コントロールで、 PHONES端子の出力レベルは[PHONES]コントロールで調 節します ・[S O L O ]キーと[C U E ]キーの両方をオンにした場合は、 [CUE]キーのみが有効となります。 32 オペレーション編 AW2816のトラック構成 ここではA W 2 8 1 6 のトラック構成について説明します。 AW2816のレコーダーセクションで扱うトラックには、オー バーチャルトラックについて ディオトラック、 バーチャルトラック、 ステレオトラックという バーチャルトラックとは、 切り替え可能な仮想トラックのこと 3種類があります。 です。 AW2816では、 1∼16のオーディオトラックに対して、 それぞれバーチャルトラック1∼8のいずれか1つを選んで録 音/再生を行います。 オーディオトラックについて 次の図は、 バーチャルトラックの概念を示したものです。 横列が ラック” とも呼びます。 AW2816が初期状態のとき、 バス1∼8 に相当します。 網のかかった部分は、 現在録音/再生の対象とし の出力がトラック1∼8/9∼16の入力に、トラック1∼16の て選ばれているバーチャルトラックを示します。 出力がモニターチャンネル1∼16にパッチされており、最大 オーディオトラック 16トラックの同時録音が可能となっています(ただし、ミキ サーのインプットチャンネルは8チャンネルのみなので、通常 1 個別に録音できる入力信号は、8系統までです)。 ただし、 同時再生可能なトラック数は、 同時録音を行うトラック 数によって制約を受けます。同時録音するトラック数を増やし ていくと、それに応じてトラックが自動的にミュート状態とな ります。 バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク 次の表は、16ビット/24ビットのソングで、同時録音や同時 再生が可能なトラック数、 およびミュートされるトラック数を 表したものです。 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 1 2 3 4 5 6 7 8 例えば、 あるトラックにソロパートを録音するときに、 バーチャ ルトラックを切り替えながら複数のテイクを録音しておき、後 からベストのバーチャルトラックを選ぶという使い方ができま ・16ビットのソング ミュートされるトラック数 す。 同時録音トラック数 同時再生トラック数 0∼8 16 0 9∼16 0 16 同時録音トラック数 同時再生トラック数 ミュートされるトラック数 レオ仕様のトラックです。主にオーディオCDを作成するため 0 16 0 のマスタートラックとして使用します。 AW2816では、 1曲の 1∼2 14 2 ソングに対し、1本のステレオトラックが利用できます。 3∼4 12 4 5∼8 8 8 9∼16 0 16 ステレオトラックについて ・24ビットのソング ステレオトラックは、オーディオトラックからは独立したステ ステレオトラックのインプットには、 常時ステレオアウトプッ トチャンネルの出力が内部接続されています。 ステレオトラッ クを録音状態にするだけで、 ステレオバスの信号を録音できま 例えば24ビットのソングで4トラックを録音待機状態にする す。 と、 自動的に4トラックがミュート状態になります (未録音のト なお、 ステレオトラックに録音している間、 オーディオトラック ラックから優先的にミュートされていきます) 。 また、 16ビット 1∼16は再生のみが可能で録音は行えません。また、ステレオ /24ビットどちらのソングでも、 9トラック以上を録音待機状 トラックを再生するときは、 ステレオトラックの出力が自動的 態にすると、 すべてのトラックがミュートされ、 トラックの再生 にモニターチャンネル1/2に割り当てられます。この間、オー 音をモニターできなくなりますので、ご注意ください。 ディオトラック1∼16は強制的にミュートされ、 解除できませ なお、 どちらの場合でも、 録音待機状態を解除しただけでは、ト ん。 ラックのミュートを解除することができません。ミュートを解 除するには、 METER画面 (→P.351) を呼び出して各トラック のミュートをオフに設定するか、 [ALL SAFE] キーを使います ([ALL SAFE]キーを使った場合は、全トラックのミュートと 録音待機状態が同時に解除されます)。 オペレーション編 33 2 AW2816 実際に録音や再生を行う物理的なトラックのことで、単に“ト オーディオトラック1∼16、縦列がバーチャルトラック1∼8 の 世 界 へ よ う こ そ 第 2 AW2816 の世界へようこそ 章 ディスプレイの見方 ここではトップパネルにあるディスプレイの見方について説明 します。ディスプレイには、以下の情報が表示されます。 3 45 6 7 1 2 8 6 レベルメーターL/R 1 画面の名称 ステレオアウトプットチャンネルの出力レベル (EQ/ダイ 現在選ばれている画面の名称です。 ナミクスプロセッサー通過後の信号)を表示するレベル 2 ページの名称/チャンネル メーターです。 この位置に表示される情報は画面に応じて異なり、その画 面で選ばれているページの名称、または操作の対象として 7 RTN 1/2ノブ リターンチャンネル1/2の入力レベル、 もしくはリターン 選ばれているチャンネルが表示されます。 チャンネル1からAUXバス6へのセンドレベル(リターン 3 ソング名 チャンネル2からAUXバス5へのセンドレベル)を表すノ ブです。 −∞dB、0dB、 +6dBの位置では、ノブが反転表示 現在選ばれているソングの名称です。 になります。 4 カウンター ヒント ソングの現在位置を表示するカウンターです。 カウンター AW2816が初期状態のとき、SCENE MEMORYセクションの の表示単位は、次の中から選択できます(→P.238)。 [ ]/[ ]キーを押したときに、選択されたシーンの名前(シー ンネーム)と現在のテンポ/拍子情報が、6と7の位置に一時 ・ 時間表示(SECOND)..... 時 : 分 : 秒 . ミリ秒 ・ タイムコード表示 (TIME CODE).............. 時 : 分 : 秒 : フレーム . サブフ レーム 的に表示されます。 8 メイン画面 この位置に表示される情報は、最後に押されたキーに応じ ・ 小節表示(MEASURE).. 小節 . 拍 . ティック(4分音符 て異なります。メイン画面では、以下のユーザーインター の1/960) フェースを使用します。 ヒント TRACK画面のTR Viewページで[SHIFT]を押しながら[F1] キーを押すと、カウンターに録音可能な残り時間が表示されま す。 カーソル ディスプレイ内部で点滅する枠線を“カーソル” と呼びます。画 面上のある要素がカーソルで囲まれているときは、 その要素が 5 シーンナンバー 操作の対象として選ばれていることを表します。 現在選ばれているシーン(カレントシーン)のシーンナン バーです。また、最後にストア/リコールされたシーンの ミックスパラメーターが変更されると、 右下に “E” の文字が 現れます。 カーソル 34 オペレーション編 ボタン ディスプレイ内のボタンは、パラメーターのオン/オフを切り 替えたり、複数の選択肢の中から1つを選択するときに使用し ます。 現在オンに設定されているボタンは黒地に白ヌキ文字、 オ フに設定されているボタンは白地に黒文字で表示されます。 オフ 2 オン AW2816 ノブ/フェーダー/数値ボックス ディスプレイ内のノブ/フェーダー/数値ボックスは、 対応す の 世 界 へ よ う こ そ るパラメーターの値を変更するときに使用します。ノブ/ フェーダーの設定値は、下または右側に表示されます。 ・ノブ ・フェーダー ・数値ボックス タブ 同じ画面内に複数のページが含まれるときは、ディスプレイ下 に各ページの名称が表示されます。 これらの名称が表示されて いる部分を “タブ” と呼びます。 タブは、 同じ画面内でページを切 り替えるときに使用します。 また、 画面によっては、 この位置に追加タブやボタンを呼び出し て利用できるものもあります。 このような画面では、 ディスプレ イの左下に のマークが表示されます。 オペレーション編 35 第 2 AW2816 の世界へようこそ 章 AW2816の基本操作 ここでは画面の操作、 チャンネルの選択方法など、 AW2816の ボタンのオン/オフを切り替える 基本操作について説明します。 画面内に表示されるボタンのオン/オフ状態を切り替えるに は、次のように操作します。 画面/ページを呼び出す AW2816のミックスパラメーターを操作したり、内部設定を 変更するときは、まずディスプレイに目的の画面を呼び出しま す。 1つの画面が複数のページに分かれている場合は、 画面を呼 び出した後で目的のページを選びます。 1 1 2 CURSORキーを使って、カーソルを 目的のボタンに合わせてください。 [ENTER]キーを押してください。 ボタンのオン/オフが切り替わります。 反 転表示されているボタンは、 現在 “オン” に 目的の画面に相当するキーを押してください。 設定されていることを表しています。 トップパネル上のWORK NAVIGATE、UNIT、MIXER、 FADER MODE、RECORDER、AUTOMATIONセク ションの各キー、および[METER]キーを押すと、 該当す る画面に切り替わります。例えば下の図は、U N I T セク ションの[P A T C H ]キーを押したときに表示される PATCH画面です。 フェーダー/ノブ/数値ボックスの値 を変更する 画面内のフェーダー/ノブ/数値ボックスの値を変更するに は、次のように操作します。 1 2 CURSORキーを使って、 カーソルを目的のフェー ダー/ノブ/数値ボックスに合わせてください。 [DATA/JOG] ダイアルを回して、 値を変更してく ヒント 複数のページが含まれる画面の場合は、その画面で最後に操作さ れたページが呼び出されます。 2 同じ画面内でページを切り替えるには、希望する ページのタブに相当するファンクションキー ([F1]∼[F5]キー)を押してください。 画面下に表示されるタブは、 次の図のようにファンクショ ンキー([F 1 ]∼[F 5 ]キー)に対応しています。例えば PATCH画面のPatch OUTページを表示させたいとき は、 [F2]キーを押します。 ヒント ・ 手順1のキーを繰り返し押して、その画面に含まれるページを 順番に切り替えることも可能です。 ・ 本取扱説明書では、連続したキー操作を“[P A T C H ]キー→ [F2]キー” ([PATCH]キーを押してから[F2]キーを押す)の ように表記します。 36 オペレーション編 ださい。 追加機能のボタンを利用する ディスプレイ左下に 1 のマークが表示されているときは、 び出し、さまざまな追加機能が利用できます。 1 左下に 4 3 2 [SHIFT]キーを押してディスプレイ下部に新規のボタンを呼 5 のマークが表示される画面で、 [SHIFT] キーを押してください。 2 [SHIFT]キーを押している間、ディスプレイ下のタブの 位置に追加機能のボタンが表示されます。 2 4 3 2 [SHIFT] キーを押したまま、 目的のボタンに対応す るファンクションキー([F1]∼[F5]キー)を押し てください。 5 該当するボタンに割り当てられた機能が実行されます。 ヒント 本取扱説明書では、上記の例のように、あるキーを押しながら別 ポップアップウィンドウの各部の機能と名称は、 次の通り のキーを押す操作は、 “[SHIFT]キー+[F3]キー” ([SHIFT] です。 キーを押しながら[F3]キーを押す)のように表記します。 1文字入力ボックス 入力された文字、 数字、 記号を表示するボックスです。 ライ 文字を入力する ブラリーやシーンを初めてストアするときには、 初期設定 新規ソングを作成するときや、シーンメモリーや各種ライブラ の名称が入力されています。白黒反転した部分が、現在変 リーに設定内容を保存するときには、ソングや設定内容に名前 更可能な文字を示します。 を付けるポップアップウィンドウが表示されます。ポップアッ 2SHIFT LOCKボタン 文字パレット (5) を使って入力する文字の種類を切り替 プウィンドウで文字を入力する方法は次の通りです。 1 えます。 シーンやライブラリーの保存操作、 または新規ソン グの作成を行ってください。 3 / / / ボタン シーンやライブラリーの保存を行うときは、 シーン/ライ 文字入力ボックス内の反転した部分を、 左右上下に移動さ ブラリーに名前を付けるTITLE EDITポップアップウィ せます。なお、 ンドウが表示されます。 ポップアップウィンドウにのみ用意されています。 また、 新規ソングを作成するときは、ソングに名前を付け るNAME EDITポップアップウィンドウが表示されます。 / ボタンは、16文字以上入力できる 4INSボタン/DELボタン INSボタンは、文字入力ボックス内で反転した部分にス ペースを挿入します。それ以降の文字列は、後ろに移動し ます。 DELボタンは、 反転した部分の文字を削除します。 それ以 降の文字列は前に移動します。 5文字パレット 文字入力ボックス( 1 )に入力する文字を選択します。 SHIFT LOCKボタンのオン/オフを組み合わせて、 以下 の文字/記号/数字が入力できます。 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz spc(スペース)1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 , . ! " # & / * - + < > : ; オペレーション編 37 AW2816 1 の 世 界 へ よ う こ そ 第 2 AW2816 の世界へようこそ 章 2 CURSORキーを使って、 文字パレットの中から入 力したい文字のボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 チャンネルを選択する AW2816で各チャンネルのミックスパラメーターを操作する ときは、あらかじめ操作の対象となるチャンネルを選んでおく 該当する文字/記号/数字が入力され、 文字入力ボックス 必要があります。チャンネルの選択方法は、次の通りです。 の反転部分が右に移動します。 3 1 以下の文字も同じ要領で入力してください。 / ル用の操作子 ( [SEL] キー1∼8、 [ON] キー1∼8、 フェー ボタンの代りに[DATA/JOG]ダイアルを使って、反 ダー1∼8)を、インプットチャンネル1∼8とモニター 転部分を左右に移動させることもできます。 ボタンや チャンネル1∼16とで共有します。 このため、 あるチャン [DATA/JOG]ダイアルを使って文字の位置を指定し、文字パ ネルを操作するときは、最初にミキシングレイヤー(8 ・ 誤って入力した文字を修正したいときは、 / レットを使って新しい文字を選んでください。 4 するミキシングレイヤーを選択してください。 AW2816では、 トップパネル上にあるモノラルチャンネ ヒント ・ MIXING LAYERセクションのキーを使って、 操作 チャンネル単位のグループ)を選びます。 名前が入力できたら、OKボタンにカーソルを合わ MIXING LAYERセクションで選んだキーに応じて、 せて[ENTER]キーを押してください。 フェーダーセクションで操作するチャンネルが、 次のよう に変化します。 シーンやライブラリーの保存操作では、 この段階で新規の 名前が確定し、 TITLE EDITポップアップウィンドウが閉 じます。 新規ソングの作成時には、NAME EDITウィンドウが閉 じ、ソングにコメントを付けるCOMMENT EDITポップ アップウィンドウが表示されます。 このウィンドウの操作 方法はNAME EDITウィンドウと同じです。 リターンチャンネル2 リターンチャンネル1 ステレオアウトプット チャンネル インプットチャンネル1∼8 モニターチャンネル1∼8 モニターチャンネル9∼16 ヒント ・ 操作をキャンセルしたいときは、CANCELボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。入力された名前 ヒント が破棄されて、元の画面に戻ります。 ・ シーン/ライブラリー名には16文字、 ソング名とソングのコメ ステレオアウトプットチャンネルとリターンチャンネル1/2に ントには64文字までの文字が使用できます。 対応する[SEL]キー、 [ON]キー、フェーダー(コントロール)は、 MIXING LAYERセクションのキー操作には影響を受けません。 2 フェーダーを操作するときは、FADER MODEセ クションの[HOME]キー、 [AUX 1]∼[AUX 6] キーを使って、フェーダーモードを選択します。 フェーダー1∼8は、現在選ばれているミキシングレイ ヤーの入力レベル、またはAUX 1∼6へのセンドレベル を調節するのに使用します。 フェーダー1∼8で操作する パラメーターを選択するには、FADER MODEセクショ ンの各キーを使います。 38 オペレーション編 次の表は、フェーダーモードに応じて、フェーダー1∼8 で操作するパラメーターがどのように変化するかを表し たものです。 フェーダー1∼8 フェーダー モード MIXING LAYER:INPUT [1-8] HOME インプットチャンネル1∼8の入力レベル モニターチャンネル1∼8の入力レベル モニターチャンネル9∼16の入力レベル AUX 1 インプットチャンネル1∼8からAUXバス1 へのセンドレベル モニターチャンネル1∼8からAUXバス1 へのセンドレベル モニターチャンネル9∼16からAUXバス1 へのセンドレベル AUX 2 インプットチャンネル1∼8からAUXバス2 へのセンドレベル モニターチャンネル1∼8からAUXバス2 へのセンドレベル モニターチャンネル9∼16からAUXバス2 へのセンドレベル AUX 3 インプットチャンネル1∼8からAUXバス3 へのセンドレベル モニターチャンネル1∼8からAUXバス3 へのセンドレベル モニターチャンネル9∼16からAUXバス3 へのセンドレベル AUX 4 インプットチャンネル1∼8からAUXバス4 へのセンドレベル モニターチャンネル1∼8からAUXバス4 へのセンドレベル モニターチャンネル9∼16からAUXバス4 へのセンドレベル AUX 5 インプットチャンネル1∼8からAUXバス5 (エフェクト1)へのセンドレベル モニターチャンネル1∼8からAUXバス5 (エフェクト1)へのセンドレベル モニターチャンネル9∼16からAUXバス5 (エフェクト1)へのセンドレベル AUX 6 インプットチャンネル1∼8からAUXバス6 (エフェクト2)へのセンドレベル モニターチャンネル1∼8からAUXバス6 (エフェクト2)へのセンドレベル モニターチャンネル9∼16からAUXバス6 (エフェクト2)へのセンドレベル フェーダー モード STEREOフェーダー [RTN 1]コントロール [RTN 2]コントロール MIXING LAYER:RECORDER [1-8] MIXING LAYER:RECORDER [9-16] リターンチャネル1のレベル リターンチャンネル2のレベル AUX 1 リターンチャンネル1からAUXバス1 へのセンドレベル リターンチャンネル2からAUXバス1 へのセンドレベル AUX 2 リターンチャンネル1からAUXバス2 へのセンドレベル リターンチャンネル2からAUXバス2 へのセンドレベル リターンチャンネル1からAUXバス3 へのセンドレベル リターンチャンネル2からAUXバス3 へのセンドレベル リターンチャンネル1からAUXバス4 へのセンドレベル リターンチャンネル2からAUXバス4 へのセンドレベル AUX 3 ステレオアウトプットチャンネルの出力 レベル AUX 4 AUX 5 AUX 6 3 ― リターンチャンネル1からAUXバス6 (エフェクト2)へのセンドレベル リターンチャンネル1からAUXバス5 (エフェクト1)へのセンドレベル ― 特定のチャンネルのミックスパラメーターを操作 するには、該当する画面/ページを呼び出し、目的 のチャンネルの [SEL]キーを押してください。 パン、 EQ、 ダイナミクスなどのミックスパラメーターを設 定するときは、 そのパラメーターの画面/ページを呼び出 し、操作の対象となるチャンネルを[SEL]キーで選択し ます (または、 チャンネルを選んでから、 画面/ページを呼 び出します)。 該当するチャンネルの[SEL]キーが点灯します。また、 ディスプレイ内で操作の対象としてそのチャンネルが選 ばれます。 オペレーション編 39 AW2816 HOME 2 の 世 界 へ よ う こ そ 第3章 AW2816を使って録音し てみよう この章では、 リズムマシン (ドラム) 、 ベース、 ギター、 キーボードなどの楽器音を順 番に録音していく場合を例に挙げ、 AW2816を使ったマルチトラック録音やミッ クスダウンなどの基本操作、 および覚えておくと便利な上級テクニックについて 説明します。 3 接続とセットアップ AW2816 ここでは、外部機器の接続、新規ソングの作成方法、ワードク ロックの設定方法など、録音前に済ませておくべき操作につい を 使 っ て 録 音 し て み よ う て説明します。 接続 次の図は、AW2816の代表的なオーディオ信号の接続例を表 したものです。 この図を参考に、 使用するマイク、 楽器、 外部機器 を接続してください。 シンセサイザー ドラム録音用 マイク エレクトリックギター/ エレクトリックベース INPUT 1 2 INPUT 8 (HI-Z) 3∼8 リズムマシン I/Oカード デジタルMTR OPTION SLOT DIGITAL STEREO OUT AW2816 DATレコーダー 00.00.00.00 DAT DIGITAL STEREO IN MONITOR OUT PHONES ヘッドフォン VOL VOL モニターシステム オペレーション編 41 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 ・ ライン出力の楽器(リズムマシンやシンセサイザー)は、 INPUT 1∼8(フォーン)端子に接続します。 3 ・ マイクを使用する場合は、INPUT 1∼8(フォーン) 端子、ま CURSOR[ ]/[ ]/[ ]/[ ]キーを使って、 カーソルを画面右下のNEW SONGボタンに合わ せ、 [ENTER]キーを押してください。 たはINPUT 1/2(XLR)端子に接続します。 現在操作しているソング (これを “カレントソング” と呼び ・ ファンタム電源の必要なコンデンサーマイクを使用する場 ます) を保存するかどうかを確認するポップアップウィン 合は、IN P U T 1 / 2(X L R )端子に接続し、リアパネルの ドウが表示されます。 [PHANTOM +48V ON/OFF] スイッチをオンに設定します。 ・ エレクトリックギター/エレクトリックベースを、ダイレク トボックスやプリアンプを通して接続するときは、出力端子 の形状に応じて、INPUT 1/2(XLR)端子またはINPUT 1 ∼8(フォーン)端子に接続します。 ・ パッシブタイプのエレクトリックギター/エレクトリック ベースなど、 出力インピーダンスの高い楽器を直接接続する 場合は、INPUT 8(HI-Z)端子に接続します。 4 新規ソングを作成する カレントソングを保存する場合はYESボタン、 保存 しない場合はN O ボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 AW2816では、 作成した楽曲を再現するのに必要な全情報 (ミ キサーの設定、 レコーダーの設定、 オーディオデータなど) を “ソ NEW SONG SETTINGポップアップウィンドウが表示 ング”という単位で管理しています。新しく録音を始めるとき されます。 は、まず新規のソングを作成することから始めます。 ヒント 内蔵ハードディスクをフォーマットすると、 44.1kHz/16ビッ トの新規ソングが作成され、次回AW2816の電源を入れたとき に自動的に読み込まれます。 このソングをそのまま使用する場合 1 2 は、以下の操作は不要です。 1 AW2816に接続された外部機器→AW2816本体 →モニターシステムの順に電源を入れてください。 AW2816の電源を入れると、 最後に操作していたソング このポップアップウィンドウでは、 新規ソングの次の要素 が自動的に読み込まれます。 を設定します。 注 1Fs 意 AW2816にSCSI機器が接続されている場合、SCSI機器の電 ハードディスクに録音するオーディオデータのサンプリ 源がオフのままでAW2816の電源を入れると、正常に起動しな ング周波数 (44.1kHz/48kHz) を選択します。 44.1kHz いことがあります。 SCSI機器は、 必ずAW2816より先に電源を ボタンまたは48kHzボタンのいずれか一方にカーソルを 入れてください。 2 合わせ、 [ENTER]キーを押します。 [SONG]キー→[F1]キーを押してください。 2Recbit SONG画面のSong Listページが表示されます。この ハードディスクに録音するオーディオデータの量子化 ページでは新規ソングの作成、 および既存のソングの保存 ビット数 (16ビット/24ビット) を選択します。 16 BIT /読み込みを行います。 ボタンまたは24 BITボタンのいずれか一方にカーソル を合わせ、 [ENTER]キーを押します。 42 オペレーション編 5 FsとRecbitの各ボタンを使って、 新規作成するソ ングのサンプリング周波数と量子化ビット数を選 8 択してください。 文字パレットを使って最大64文字までのソング ネームを入力してください(文字の入力方法は、 P.37をご参照ください) 。 入力が済んだら、 OKボタ ンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してく 注 意 ださい。 ・ ソングを作成した後で、サンプリング周波数/量子化ビット数 ソングにコメントを付けるCOMMENT EDITポップアッ を変更することはできません。 プウィンドウが表示されます。 ・ ここで選択した量子化ビット数に応じて、複数トラックを同時 録音するときの同時再生可能なトラック数が変わります。8ト ラック同時録音/16トラック同時再生を行いたいときは、16 ビットを選択してください(→P.33)。 ・ オーディオCDに書き込みたいソングは、サンプリング周波数 3 として44.1kHzを選択してください。サンプリング周波数が 48kHzのソングからは、オーディオCDが作成できません。 OKボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを AW2816 6 押してください。 MIXER DATA IMPORTポップアップウィンドウが表示 されます。このポップアップウィンドウは、オーディオ データを除くソングの各種設定情報 (ミキサーデータ) を、 カレントソングから新規作成されるソングへとインポー ト(取り込み)するためのものです。ここでは、 特に設定を 行う必要はありません。 9 必要に応じて、 ソングネームと同じ要領でコメント を 入 力 し 、O K ボ タ ン に カ ー ソ ル を 合 わ せ て [ENTER]キーを押してください。 新規ソングが作成されます。 ヒント ・ ソングネームとコメントは、新規ソングの作成後にも変更でき ます(→P.150)。 ・ 手順5∼8で、ポップアップウィンドウのCANCELボタンに カーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、新規ソングの作 成がキャンセルされます。 ヒント ・ サンプリング周波数として48kHzを選んだときは、手順5の後 に、該当するソングからはオーディオCDが作成できない旨を 確認するポップアップウィンドウが表示されます。OKボタン にカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 ・ ミキサーデータのインポートは、新規ソングを作成した後でも 行えます(→P.155)。 7 OKボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを 押してください。 新規ソングに名前を付けるNAME EDITポップアップ ウィンドウが表示されます。 オペレーション編 43 を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 ワードクロックを設定する ・ INT AW2816の内蔵クロックを利用します。 “ワードクロック”とは、 音声をデジタル処理するときにタイミ ングの基準となるクロック情報のことです。AW2816と外部 反転表示されているボタンは、現在ワードク のデジタル機器との間で、 デジタルオーディオ信号を送受信す ロックソースとして選ばれていることを示し るときは、お互いのワードクロックを同期させなければなりま ます。 せん。 具体的には、ワードクロック情報を出力する機器(この機 ×の印が付いているボタンは、 該当するスロッ 器を “ワードクロックマスター” と呼びます) を決め、 残りの機器 ト/端子からデジタルオーディオ信号が入力 は、ワードクロックマスター機器から供給されるワードクロッ されていないことを示しています。 クに追従するよう設定します (これらの機器を “ワードクロック /の印がついているボタンは、 該当するスロッ スレーブ”と呼びます)。 ト/端子からデジタルオーディオ信号が入力 デジタルMTRやサンプラーなどの外部機器をAW2816にデ されているが、AW2816の内部クロックと同 ジタル接続する場合は、 以下の説明に従って、 ワードクロックの 期していないことを示しています。 マスターとなるソースを選択してください。 ×や/の印がないボタンは、 該当するスロット 注 /端子からデジタルオーディオ信号が入力さ 意 れ、 AW2816の内部クロックと同期している ・ システム内に同期が外れている機器が含まれていると、ドロッ ことを示しています。 プアウトやクリックノイズが発生しますので、十分にご注意く ださい。 ・ たとえ外部機器がデジタル接続されていなくても、ワードク ロ ッ ク の 設 定 が 不適 切 な 場 合 は 、 “W R O N G WORD CLOCK!!”というメッセージが表示され、正常な録音が行えま 2 ソースを選び、 該当するボタンにカーソルを合わせ てください。 せん。 以下の方法でワードクロックの設定を確認してください。 1 WORD CLOCK SOURCE欄の中からクロック 選択すべきクロックソースは、 AW2816を使用する環境 [SETUP]キー→[F1]キーを押してください。 に応じて異なります。 ここでは代表的な使用例をいくつか ワードクロックの設定を行うSET UP画面のD.in Setup 紹介します。 ページが表示されます。 ・ AW2816をワードクロックマスターとして使用する AW2816に外部デジタル機器を接続していない場合、 も しくはAW2816をワードクロックのマスターにして、 デ ジタルMTRなどの外部機器を追従させる場合は、INTボ タンをオンに設定します。なお、AW2816のDIGITAL STEREO OUT端子を通じてDATレコーダー/MDレ コーダーに録音するときも、この設定を選びます。 ワードクロック OPTION I/O SLOT AW2816 (ワードクロックマスター) このページのW O R D C L O C K S O U R C E 欄では、 AW2816が同期するワードクロックのソースを次の中 デジタルMTR (ワードクロックスレーブ) WORD CLOCK SOURCE = INT から選択します。 デジタルMTR側では、AW2816からの入力信号に含ま れるワードクロックに対して追従するように設定してく ・ SLOT 1/2∼7/8 デジタルI/Oカードの入力信号に含まれるクロック情報 を、ワードクロックのソースとして利用します。デジタル I/Oカードの入力チャンネル1/2∼7/8の中でいずれか1 つのペアが選択でき、 その入力信号に含まれるクロック情 報にAW2816が同期します。 ・ D.ST IN DIGITAL STEREO IN端子の入力信号に含まれるクロッ ク情報を、ワードクロックのソースとして利用します。 44 デジタル I/Oカード オペレーション編 ださい。 ・ デジタルMTRをワードクロックマスターとして使用す る デジタルMTRをワードクロックのマスターにして、デジ 3 ボタンを選択したら、 [ENTER] キーを押してくだ さい。 タルI/Oカードの入力信号に含まれるワードクロック情 AW2816が動作するクロックソースが切り替わります。 報に、A W 2 8 1 6 を追従させる方法です。この場合は、 現在クロックソースとして選ばれている信号のサンプリ SLOT 1/2∼7/8ボタンのうちいずれか1つをオンに設 ング周波数は、 ディスプレイ左上のFs (サンプリング周波 定します。 数)欄で確認できます。 ワードクロック OPTION I/O SLOT AW2816 (ワードクロックスレーブ) デジタル I/Oカード デジタルMTR (ワードクロックマスター) 3 WORD CLOCK SOURCE = SLOT 1/2∼7/8 AW2816 デジタルMTR側では、 MTR自身の内部クロックで動作す るように設定してください。 ・ DATレコーダー/MDレコーダーをワードクロックマス ターとして使用する DIGITAL STEREO IN端子を経由して、 DATレコーダー /MDレコーダーの信号をAW2816に取り込む場合は、 注 意 ・ AW2816の内蔵クロックをクロックソースに使用する場合、 カレントソングの作成時に選んだサンプリング周波数が、その D.ST INボタンをオンに設定します。 ままシステム全体のサンプリング周波数となります。 DIGITAL STEREO IN端子 ・ AW2816を外部のクロックソースに追従させる場合、ソング ワードクロック のサンプリング周波数と、 Fs欄に表示される値が一致している 00.00.00.00 AW2816 DIGITAL (ワードクロックスレーブ) STEREO OUT端子 DAT かどうかを確認してください。 値が異なる場合、クロックソース を“INT(内部クロック)”に戻したときに、ピッチが変化するこ DATレコーダー (ワードクロックマスター) WORD CLOCK SOURCE = D.ST IN とがあります。 ・ AW2816のクロックソースが切り替わるまでには若干時間が かかり、その間無音になる場合があります。 ・ クロックソースを切り替えたら、手順3で選択したボタンに× 印や/印がついていないかを確認してください。×印や/印が 注 付いている場合、もしくはエラーメッセージが表示される場合 意 民生用DATレコーダー/MDレコーダーの大半の機種は、 録音時 には入力信号のワードクロックに対して強制的に追従するよう は、外部機器のクロック設定や接続方法が適切かどうかを確認 してください。 設計されています。このようなDATレコーダーの場合、ワードク ロックマスターとして使用できるのは再生時に限られます。 オペレーション編 45 を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 最初のトラックに録音する ここでは、 INPUT端子1/2に接続したリズムマシン(ドラム集 音用マイク)をトラック1/2に録音する場合を例に、最初のト ラックに録音する手順を説明します。 注 3 MIXING LAYERセクションのINPUT[1-8] キー を押し、 ミキシングレイヤーとしてインプットチャ ンネル1∼8を選んでください。 INPUT [1-8] キーが点灯し、 [SEL] キー1∼8、 [ON] キー 意 以下の操作は、 AW2816が初期状態にあることを前提にしてい 1∼8、 フェーダー1∼8を使ってインプットチャンネル1 ます。すでに内部設定を変更してある場合は、シーンメモリーか ∼8を操作できるようになります。 らシーンナンバー00をリコールして、AW2816の内部設定を 初期状態に戻してください(→P.129)。 入力レベルを設定する 1 INPUT 1/2端子に接続された楽器の音を出しなが ら、 最大音量時にPEAKインジケーター1/2がかす ヒント かに点灯するように、 [GAIN] コントロール1/2を ・ ミキシングレイヤーとは、パネル上の操作子([SEL]キー1∼ 8、 [ON] キー1∼8、 フェーダー1∼8) を使ってコントロールす 調節してください。 るチャンネルのグループです(→P.38)。 ・ 新しいミキシングレイヤーに切り替えても、以前のミキシング レイヤーのフェーダー位置や[ON]キーの状態は記憶されてお り、 再度そのミキシングレイヤーを呼び出したときに、元の状態 に戻ります。 4 IN/Rtn/MONページの左下にあるPOST FADER ボタンがオンになっていることを確認してくださ い。 他のボタン(PRE EQ/POST EQ)がオンになっている ヒント [GAIN]コントロールは、アナログ入力の感度を調節するコント ときは、POST FADERボタンにカーソルを合わせて ロールです。ダイナミックレンジが広く、ノイズの少ない音で録 [ENTER]キーを押してください。これで、フェーダー通 音するには、クリップしない範囲で、できるだけ[GAIN]コント 過後の入力レベルがメーターに表示されます。 ロールを高めに設定するのがコツです。 2 ヒント [HOME]キー→[F1]キーを押してください。 PRE EQボタンをオンにするとEQ通過前の入力レベル、POST EQボタンをオンにするとEQ通過後、 フェーダー通過前の入力レ HOME画面のIN/Rtn/MONページが表示されます。 この ベルがメーターに表示されます。 ページでは、 インプットチャンネル、 リターンチャンネル、 モニターチャンネルの入力レベルをメーター表示します。 5 [ON] キー1/2がオンになっている (点灯している) ことを確認し、 フェーダー1/2を0dBの位置まで上 げてください。 46 オペレーション編 6 楽器の音を出しながら、 画面上に表示されるレベル メーターで、 インプットチャンネル1/2の入力レベ 2つのチャンネルをペア化する AW2816では、奇数番号→偶数番号の順に並んだインプット ルを確認してください。 チャンネル同士、またはモニターチャンネル同士をステレオペ AW2816が初期状態のとき、 次の図のように、 INPUT 1 アに設定できます。ペアに設定した2チャンネルは、フェイズ、 ∼8端子の入力信号はそれぞれインプットチャンネル1 パン、およびエフェクトインサートを除くミックスパラメー ∼8に割り当てられています。 このため、 INPUT 1/2端子 ターが連動します。ステレオのソースを入力するときは、イン に接続したリズムマシン (ドラム収録用マイク) の信号は、 プットチャンネル同士をペア化しておくと便利です。 インプットチャンネル1/2に立ち上げられます。 インプット パッチ 1 ミキサー部 インプットチャンネル1/2をステレオペア化する には、 [SEL] キー1を押しながら、 [SEL] キー2を押 してください。 INPUT端子1 インプットチャンネル1 INPUT端子2 インプットチャンネル2 奇数番号→偶数番号の順に並んだ [SEL] キーを同時に押 すと、ペア化する方法を決めるCHANNEL PAIRING インプットチャンネル3 INPUT端子8 インプットチャンネル8 ポップウィンドウが表示されます。 2 次のボタンのうち、いずれか1つにカーソルを合わ せてください。 を 使 っ て 録 音 し て み よ う ここでは、インプットチャンネル1 / 2 のフェーダーを 0dBの位置まで上げて、 HOME画面のIN/Rtn/MONペー ジのメーターで信号が入力されていることを確認します。 ・ INPUT x→y(x=奇数番号、y=偶数番号) 奇数チャンネルのパラメーターを、偶数チャンネルにコ ピーします。 ・ INPUT y→x(x=奇数番号、y=偶数番号) 偶数チャンネルのパラメーターを、奇数チャンネルにコ ピーします。 ・ RESET BOTH ヒント 両チャンネルのパラメーターを初期設定値にリセットし ・ インプットチャンネル1/2のレベルメーターが“OVER”の位 ます。 置まで到達するときは、フェーダー1/2が0dBの位置にあるか どうかを確認してから、 [GAIN]コントロール1/2を下げてく ださい。 ・ インプットチャンネル1∼8に割り当てる信号の種類は、 必要に 応じて変更できます。詳しくは、P.71をご参照ください。 3 ペア化する方法を選んだら、 [ENTER] キーを押し てください。 該当する2チャンネルがペアに設定されます。 ヒント ・ RESET BOTHを選んだ場合は、フェーダー1/2が−∞の位置 まで下がります。もう一度0dBの位置まで上げてください。 ・ ペアを解除するには、再度片方の[SEL]キーを押しながらもう 一方の[SEL]キーを押し、ペアの解除を確認するポップウィン ド ウ が 表 示 さ れ た ら 、O K ボ タ ン に カ ー ソ ル を 合 わ せ て [ENTER]キーを押してください。 ・ ペアの設定/解除は、PAN画面のPairページでも行えます(→ P.295)。 注 意 チャンネルがペア化されている場合は、必ずどちらか一方の フェーダーのみを操作してください。両方同時に動かそうとする と、モーターに負荷がかかり、故障の原因となります。 オペレーション編 AW2816 INPUT端子3 3 47 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 入力信号をレコーダーインプットに パッチする AW2816で録音を行うには、個々のインプットチャンネルの 信号を直接レコーダーインプット(トラック)に送る方法と、バ ス1∼8を経由してレコーダーインプットに送る方法がありま す。 ここでは、 インプットチャンネル1/2に入力されたリズムマ シン (ドラム収録用マイク)の信号が、直接トラック1/2の入力 に送られるように、内部設定を次の図のように変更します。 ミキサー部 レコーダー部 INPUT端子1 インプットチャンネル1 トラック1 INPUT端子2 インプットチャンネル2 トラック2 ミキサー部 モニターチャンネル1 モニターチャンネル2 ステレオバス ヒント 複数のインプットチャンネルをミックスした状態で1∼2トラッ クに録音したいときは、バス1∼8を経由してレコーダーのト ラックに送る方法が便利です。この録音方法については、第14章 の「複数のチャンネルをミックスして録音する」 (→P.230)で説 明しています。 1 [PAN]キー→[F1]キーを押してください。 PAN/ROUTE画面のPan 1-8ページが表示されます。 こ のページでは、チャンネルごとのパン(またはバランス)、 およびバスへの割り当てを設定します。 ヒント AW2816が初期状態のとき、インプットチャンネル1∼8はス テレオバスに割り当てられており、そのままMONITOR OUT端 子/PHONES端子からモニターできます。しかし、ここでは入 力信号をレコーダーのトラックに送り、そのトラックに対応する モニターチャンネルを経由してモニターしたいので、インプット チャンネルからステレオバスへの割り当てを解除します。 3 [PATCH]キー→[F1]キーを押してください。 PATCH画面のPatch INページが表示されます。この ページでは、 各チャンネルのインプットやレコーダーのイ ンプットに割り当てる(パッチする)信号を選択します。 2 インプットチャンネル1のSTボタンにカーソルを 合わせ、 [ENTER] キーを押してオフに切り替えて ください。 インプットチャンネル1/2の入力信号が、ステレオバス には送られなくなります。この例では、インプットチャン ネル1/2がペアに設定されているため、インプットチャ ンネル1のSTボタンを操作すると、インプットチャンネ ル2も連動します。 48 オペレーション編 AW2816が初期状態のとき、レコーダーインプット1∼ 8/9∼16には、次の図のようにバス1∼8(BUS 1∼ BUS 8)の出力が割り当てられています。 ミキサー部 バス1∼8 レコーダー インプットパッチ [METER]キーを押してください。 トラック1 ∼1 6 の入出力レベルをメーター表示する METER画面が表示されます。 レコーダー部 ×8 ×8 4 6 トラック1∼8 トラック9∼16 3 RECORDER TRACK INPUT ASSIGN欄にカー ソルを移動し、 レコーダーインプット1の設定値を AW2816 “DIR 1” 、 レコーダーインプット2の設定値を “DIR 2”に変更してください。 ヒント DIR 1∼DIR 8の設定値は、 それぞれインプットチャンネ ル1 ∼8 のダイレクト出力(初期状態では、チャンネル METER画面には、 Meter 1/Meter 2の2ページがあり、 [F1]/ フェーダーを通過した直後の入力信号) を表します。次の [F2]キーを使うか、 [METER]キーを繰り返し押して切り替え ることができます。どちらのページでも、メーター部分の機能は 図のように、レコーダーインプット1/2に対してそれぞ 変わりません。 れ“DIR 1” “DIR 2”をパッチすれば、インプットチャン ネル1/2の入力信号がトラック1/2に直接送られます。 7 INPUT MONITOR欄で、AUTOボタンがオンに なっていることを確認してください。 METER画面の左下にあるINPUT MONITOR欄の3つの ボタンは、 インプットモニターモード(各トラックのイン プットモニターを切り替える方法) を選択するのに使用し ます。AUTOボタンがオンのときは、録音待機状態のト 5 ラックでモニターする信号が、 次の表のように走行モード REC TRACK SELECT[1]/[2]キーを押してく に応じて自動的に切り替わります。 ださい。 走行モード REC TRACK SELECT[1]/[2]キーが点滅を始め、ト ラック1/2が録音待機状態になります。 8 モニターする信号 停止 トラックの入力ソース 再生 トラックの再生音 録音 トラックの入力ソース INPUT 1/2端子に接続した楽器の音を鳴らしなが ら、レベルメーター1/2を確認してください。 トラック1/2に入力されている信号のレベルが、レベル メーター1/2に表示されます(ただし、この段階では、ま だMONITOR OUT端子/PHONES端子には出力されま せん)。レベルメーターがOVERの位置まで到達するとき は、フェーダー1/2(インプットチャンネル1/2の入力レ ベル)の設定が適切かどうかを確認してください。 ヒント クイックレック機能を利用すれば、専用の画面を使って、手順1 ∼6の操作を素早く行えます。クイックレック機能については、 P.80をご参照ください。 オペレーション編 49 を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 モニターレベルを調節する リズムマシン (ドラム収録用マイク) の信号をモニターチャンネ 5 モニターチャンネル1のPANノブにカーソルを合 わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して、パンの値 ル1/2経由でステレオバスに送り、MONITOR OUT端子や を“L16” ( 左端)に設定してください。また、モニ PHONES端子からモニターします。 ターチャンネル2のPANノブを “R16” (右端) に設 定してください。 1 RECORDER[1-8]キーを押してください。 パネル上の操作子でコントロールするミキシングレイ ヤーとして、モニターチャンネル1∼8が選ばれます。 2 モニターチャンネル1/2をステレオペア化してく ださい。 奇数番号→偶数番号の順に並んだ[SEL] キーを同時に押 すことで、 モニターチャンネルも、インプットチャンネル と同じようようにペア化できます。 3 ヒント [PAN]キー→[F2]キーを押してください。 チャンネルがペア化されていても、PANノブ、フェイズ、エフェ クトインサートの設定は連動しません。 PAN/ROUTE画面のPan MONIページが表示されます。 このページでは、モニターチャンネル1∼16のパンの設 定や、バスへの割り当てを行います。 6 に設定されていることを確認してください。 7 てください。 [ON] キー1/2、 およびSTEREO[ON] キーがオン [METER]キーを押して、METER画面を表示させ 8 楽 器 の 音 を 出 し な が ら 、フ ェ ー ダ ー 1 / 2 と S T E R E O フェーダーを上げてください。また、 [MONITOR OUT] コントロール/ [PHONES] コ ントロールを操作して、 モニターレベルを調節して ください。 モニターシステムやヘッドフォンを経由して、 ステレオバ スの信号をモニターできます。なお、L/Rのレベルメー 4 モニターチャンネル1/2の欄で、 STボタンがオン、 ターがO V E R の位置まで到達するときは、S T E R E O 1∼8ボタンがオフになっていることを確認してく フェーダーを下げてください。 ださい。 リズムマシン(ドラム収録用マイク)の信号が、モニター チャンネル1/2を経由してステレオバスに送られます。 ヒント モニターチャンネルでは、 レコーダーを通過した後の信号を操作 します。このため、 モニターチャンネルのパン、 フェーダー、 [ON] キーを操作しても、レコーダーに録音される信号には影響しませ ん。 50 オペレーション編 録音する リズムマシン(ドラム収録用マイク)の信号を、 トラック1/2に 4 録音します。 楽器の演奏を開始してください。 ヒント 最初のトラックにドラムやギターなどの生演奏を録音する場合 は、内蔵メトロノームのクリック音をモニターしながら録音する 1 [METER] キー→ [F2] キーを押して、 METER画面 こともできます。メトロノームの操作方法は、14章の「メトロ ノームを操作する」 (→P.229)で説明しています。 のMeter 2ページを表示させてください。 METER画面のMeter 2ページでは、トラック1∼16の 入出力レベルやステレオアウトプットチャンネルの出力 5 レベルと同時に、大きな文字のカウンターが表示されま い。 REC[●]キーとPLAY[®]キーが消灯し、録音が終了し す。 ます。 ロケートセクションの [RTZ] キーを押してくださ い。 6 録音内容を確認するには、ロケートセクションの ] キーを押し、 続いてPLAY [®] キーを押して [ ディスプレイのカウンターが、 ゼロ(00:00:00.000) の ください。 位置まで巻き戻されます。 PLAY[®]キーを押すと、録音したトラックの再生音を モニターできます。 録音をやり直したい場合はソングを停 止し、 [UNDO]キーを押して直前の録音を取り消してか ら、手順2∼5の操作を繰り返してください。 ヒント ロケートセクションの [IN] キーを押せば、最後に録音を開始した 位置に、即座に戻ることができます。 注 意 METER画面のINPUT MONITOR欄で、AUTO以外のボタン (INDI./ALL) がオンに設定されていると、トラックの録音待機状 態を解除しなければ再生音をモニターできないことがあります ヒント ので、ご注意ください。 ソングが初期状態のとき、カウンターは“時:分:秒.ミリ秒”単位 (時間表示)で現在位置を示します。必要に応じて、タイムコード 表示(時:分:秒:フレーム.サブフレーム)や小節表示(小節:拍. ティック)に切り替えることも可能です(→P.238)。 注 意 [SONG]、 [FILE]、 [CD]、 [EDIT]の各キーが押されているとき には、ロケートセクションやトランスポートセクションのキーが 7 録音内容に満足できたら、 STOP[■] キーを押して 8 REC TRACK SELECT [1]/[2]キーを押してト 無効となります(または、キーの機能が変化します)。別のキーを 選んでから操作してください。 ソングを停止してください。 ラック1/2の録音待機状態を解除してください。 ヒント ・ REC TRACK SELECTセクションの[ALL SAFE]キーを使 3 録音を開始するには、 トランスポートセクションの REC [●] キーを押しながらPLAY [®] キーを押し えば、 1回の操作で全トラックの録音待機状態を解除できます。 ・ ここで作業を中断するときは、ソングを保存することをお勧め します(→P.62)。 てください。 REC[●] キーとPLAY [®]キーが点灯し、トラック1/2 の録音が開始されます。また、録音中は、REC TRACK SELECT[1]/[2]キーが点灯します。 オペレーション編 51 3 AW2816 2 演奏が終了したら、 STOP [■] キーを押してくださ を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 他のトラックに重ねて録音する (オーバーダビング) ここでは、トラック1/2に録音されたリズムマシン (ドラム)の 演奏を聞きながら、INPUT 8(HI-Z)端子に接続したエレクト リックベースをトラック3にオーバーダビングする手順を説明 5 楽器の音を出しながら、 画面上に表示されるレベル メーターで、 インプットチャンネル8の入力レベル を確認してください。 します。 入力レベルを設定する 1 INPUT 8 (HI-Z) 端子に接続したベースを演奏しな がら、 最大音量のときにPEAKインジケーター8が かすかに点灯するように、 [GAIN]コントロール8 を調節してください。 AW2816初期状態のとき、 INPUT端子8の入力信号はイ ヒント ンプットチャンネル8に立ち上げられます。インプット ・ INPUT 8(HI-Z)端子は、パッシブタイプのエレクトリックギ チャンネル8のレベルメーターが“OVER”の位置まで到 ター/エレクトリックベースなど、出力インピーダンスの高い 達するときは、 フェーダー8が0dBの位置にあるかどうか 楽器を直接接続するための端子です。 を確認してから、 [GAIN]コントロール8を下げてくださ ・ INPUT 8のTRSフォーン端子とHI-Z端子を同時に使用するこ い。 とはできません。両方にプラグが挿入されている場合、HI-Z端 子側が優先されます。 2 [HOME]キー→[F1]キーを押してください。 HOME画面のIN/Rtn/MONページが表示されます。 左下 にあるPOST FADERボタンがオンになっていることを 確認してください。 入力信号をレコーダーインプットに パッチする インプットチャンネル8に入力されたベースの信号が、トラッ ク3の入力に送られるように、内部設定を変更します。 1 [VIEW]キー→[F1]キーを押してください。 VIEW画面のCH Viewページが表示されます。このペー ジでは、現在選択されているチャンネルのミックスパラ メーターを一括表示します(主要パラメーターについて は、 設定も行えます) 。 あるチャンネルのミックスパラメー ターをまとめて操作したいときは、 このページを使うのが 便利です。 「最初のトラックの録音」 では、 ステレオバスの割り当てを 解除するのにPAN/ROUTE画面を使いましたが、 ここで はVIEW画面のCH Viewページを使って、同じ操作を 3 行ってみましょう。 INPUT[1-8]キーを押し、ミキシングレイヤーと してインプットチャンネル1∼8を選んでくださ い。 4 [O N ]キー8 がオンになっていることを確認し、 52 フェーダー8を0dBの位置まで上げてください。 オペレーション編 2 INPUT[1-8]キー→[SEL]キー8を押してくださ い。 6 REC TRACK SELECT[3]キーを押してくださ い。 AW2816で操作するチャンネルを指定するときは、 まず REC TRACK SELECT [3] キーが点滅を始め、 トラック MIXING LAYERセクションでミキシングレイヤーを選 3が録音待機状態になります。 び、 [SEL]キーを使って目的のチャンネルを選択します (選択されたチャンネルの[SEL] キーが点灯します) 。CH Viewページを操作しているときは、現在選ばれている チャンネルがディスプレイ左上に表示されます。 3 PAN/ROUT欄でSTボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してオフに切り替えてくださ METER画面が表示されます。INPUT MONITOR欄で、 AUTOボタンがオンになっていることを確認してくださ い。 い。 を 使 っ て 録 音 し て み よ う これでインプットチャンネル8の入力信号が、 ステレオバ スには送られなくなります。 4 [PATCH]キー→[F1]キーを押してください。 PATCH画面のPatch INページが表示されます。 8 INPUT (HI-Z) 端子8に接続したベースを演奏しな がら、レベルメーター3を確認してください。 トラック3の入力に送られた信号のレベルが、 レベルメー ター3に表示されます。 レベルメーターがOVERの位置ま で到達するときは、フェーダー8(インプットチャンネル 5 AW2816 7 3 [METER]キーを押してください。 8の入力レベル) の設定が適切かどうかを確認してくださ RECORDER TRACK INPUT ASSIGN欄にカー い。 ソルを移動し、 レコーダーインプット3の設定値を “DIR 8”に変更してください。 これでインプットチャンネル8の入力信号 (ベース) が、 ト ラック3に直接送られます。 オペレーション編 53 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 モニターレベルを調節する 入力信号にイコライザーをかける ベースの信号をモニターチャンネル3経由でステレオバスに送 AW2816では、すべてのチャンネルに4バンドのフルパラメ り、すでに録音されたトラック1 / 2 の信号とミックスして、 トリックEQが搭載されています。 ここでは、 インプットチャン MONITOR OUT端子やPHONES端子からモニターします。 ネルのEQを使って、 トラックに録音する前の信号を加工する方 法を説明します。 1 RECORDER[1-8]キー→[SEL]キー3を押して ください。 [SEL] キー3が点灯し、 操作の対象としてモニターチャン 1 ネル3が選択されます。 INPUT[1-8]キー→[SEL]キー8を押してくださ い。 [SEL] キー8が点灯し、 操作の対象としてインプットチャ ンネル8が選択されます。 2 [VIEW]キー→[F1]キーを押してください。 VIEW画面のCH Viewページに、 モニターチャンネル3の ミックスパラメーターが表示されます。 2 [EQ]キー→[F1]キーを押してください。 インプットチャンネル8のEQを操作する、 EQ画面のEQ/ Attページが表示されます。 3 PAN/ROUT欄でSTボタンがオンになっているこ とを確認してください。 モニターチャンネル3の信号が、 ステレオバスに送られま 3 す。 ディスプレイ左上のON/OFFボタンがオン(ON) になっていることを確認してください。 ON/OFFボタンは、 EQのオン/オフを切り替えるボタン です。オフ(OFF)に設定されているときは、 [ ENTER] 4 キーを押してオン(ON)に切り替えてください。 PANノブにカーソルを合わせ、ベースの定位をモ ニターしやすい位置に設定してください。 ヒント EQ/Attページが表示されているときは、カーソルの位置とは無 ヒント 関係に、 [ENTER]キーを押すだけで、ON/OFFボタンのオン/ PANノブにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、セン オフを切り替えることができます。 ターにリセットされます。 5 [O N ]キー3 がオンになっていることを確認し、 ベースを演奏しながら、 モニターしやすい音量にな 4 楽器を演奏しながら、EQのパラメーターを調節し てください。 EQのパラメーターを調節するには、ディスプレイ下部に るようにフェーダー3を上げてください。 カーソルを移動し、 [DATA/JOG] ダイアルを使って値を 変更します。LOW、L-MID、H-MID、HIGHのバンドごと に、次のパラメーターを調節できます。 ・ Q(キュー)ノブ Fノブで設定した中心周波数をブースト/カットすると きのキュー(急峻度)を設定します。設定範囲は1 0 ∼ 0.10で、値が小さいほどカーブの勾配が急になります。 なお、LOW/HIGHバンドでは、イコライザーのタイプを 切り替える用途にも使います。 54 オペレーション編 ・ F(フリケンシー) ブースト/カットする中心周波数を設定します。 可変範囲 は21Hz∼20.1kHzで、どのバンドも共通です。 入力信号にダイナミクスプロセッサー をかける AW2816のリターンチャンネル1/2を除く各チャンネルに ・ G(ゲイン)ノブ は、コンプレッサー、リミッター、 ゲートとして利用できるダイ ブースト/カット量を−18.0dB∼+18.0dBの範囲で設 ナミクスプロセッサーが搭載されています。 ここでは、 インプッ 定します。なお、LOWバンドEQで“HPF”が選ばれている トチャンネルのダイナミクスプロセッサーを使って、トラック とき、 およびHIGHバンドEQで “LPF” が選ばれているとき に録音する前のベース音色を加工する方法を説明します。 は、このノブでフィルターのオン/オフを切り替えます。 ヒント ・ LOWバンドEQは、Qノブを時計方向に回しきると“L.SHELF” 1 (ローシェルビング)、反時計方向に回しきると“HPF” (ハイパ い。 [SEL] キー8が点灯し、 操作の対象としてインプットチャ スフィルター)に切り替わります。 ンネル8が選択されます。 ・ H I G H バ ン ド E Q は 、Q ノ ブ を 時 計 方 向 に 回 し き る と “H.SHELF” ( ハイシェルビング)、反時計方向に回しきると INPUT[1-8]キー→[SEL]キー8を押してくださ “H.SHELF”のタイプが選ばれています。 DYN/DLY画面のLibraryページが表示されます。この ページでは、ダイナミクスプロセッサーの設定 (プログラ 注 ム) を専用メモリー (ダイナミクスライブラリー) に保存し 意 ディスプレイ右上に、 EQ通過後の信号レベルが表示されます。 こ たり、すでに保存されているプログラムを読み込みます。 のメーターが“OVER”の位置まで到達する場合は、画面左上の ダイナミクスライブラリーのナンバー001∼040には、 ATT.ノブを使ってEQに入力される信号のレベルを下げてくだ 主要な楽器に対応したプログラムがプリセットされてい さい。 ますので、これを利用してみましょう。 ヒント ・ インプットチャンネルの代わりに、モニターチャンネルの信号 にEQをかけることも可能です。この方法を使えば、レコーダー に録音される信号には影響を与えずに、モニターする信号のみ を加工できます。 ・ EQライブラリー(EQの設定を保存する専用のメモリー)には、 主要な楽器に対応したEQの設定(プログラム)がプリセットさ れていますので、これを利用してもいいでしょう。 3 [DATA/JOG]ダイアルを回してリストをスク ロールして、 読み込みたいプログラムを選択してく ださい。 リスト内で点線で囲まれている列が、 現在選択されている プログラムを表します。 ここでは、 “E.B.Finger” というプ ログラムを選んでみましょう。 オペレーション編 55 AW2816 2 [DYN]キー→[F2]キーを押してください。 “LPF” (ローパスフィルター)に切り替わります。 ・ 初期状態では、LOWバンドは“L.SHELF”、HIGHバンドは 3 を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 4 ライブラリーリスト左側のRECALLボタンにカー 注 意 ソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 ディスプレイ右上に、ダイナミクスプロセッサー通過後の信号レ 読み込みを確認するCONFIRMATIONポップアップウィ で到達しないように注意してください。 ンドウが表示されます。 ベルがメーター表示されます。 このメーターが “OVER” の位置ま ヒント ・ ダイナミクスプロセッサーには、 CMP(コンプレッサー)、EXP (エクスパンダー)、GAT(ゲート)、CPS(コンパンダーSoft)、 CPH(コンパンダーHard)という5種類のタイプがあり、それ ぞれパラメーターが異なります(タイプごとのパラメーターに ついては、P.381をご参照ください)。 ・ Dyn.Editページで、 ダイナミクスプロセッサーのタイプを切り 替えることはできません。特定のタイプを利用したいときは、ダ イナミクスライブラリーからそのタイプを使ったプログラムを 読み込み、必要に応じてパラメーターを変更してください。 5 OKボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを 押してください。 インプットチャンネル8のダイナミクスプロセッサーに、 “E.B.Finger”のプログラムが読み込まれます。 6 [F1]キーを押してください。 DYN/DLY画面のDyn.Editページが表示されます。この ページでは、 ダイナミクスプロセッサーの各パラメーター を変更できます。 7 [ENTER]キーを押し、ディスプレイ左下のON/ OFFボタンをオン(ON)に切り替えてください。 ON/OFFボタンは、ダイナミクスプロセッサーのオン/ オフを切り替えるボタンです。 インプットチャンネル8の ダイナミクスプロセッサーが有効になります。 ヒント Dyn.Editページでは、カーソルの位置に関係なく、 [ENTER] キーを押してON/OFFボタンのオン/オフを切り替えることが できます。 8 楽器を演奏しながら、 必要に応じてダイナミクスプ ロセッサーのパラメーターを調節してください。 パ ラ メ ー タ ー を 調 節 す る に は 、デ ィ ス プ レ イ 右 下 の P A R A M E T E R 欄に並んだノブにカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを使って値を変更します。 56 オペレーション編 録音する ベースの音色をトラック3に録音します。 1 ロケートセクションの[ ]キーを押してくださ い。 ディスプレイのカウンターが、 ゼロ(00:00:00.000) の 位置まで巻き戻されます。 2 録音を開始するには、REC[●]キーを押しながら PLAY[®]キーを押してください。 3 REC[●]キーとPLAY[®]キー点灯し、 録音が開始され ます。 AW2816 3 トラック1/2に録音されたリズムマシン(ドラム) の演奏を聞きながら、ベースを演奏してください。 を 使 っ て 録 音 し て み よ う リズムマシン(ドラム)とベースのモニターバランスを変 更したいときは、M I X I N G L A Y E R セクションの RECORDER[1-8] キーを押し、 フェーダー1∼3を操作 してください。 4 演奏が終了したら、 STOP[■] キーを押してくださ い。 REC[●]キーとPLAY[®]キーが消灯し、録音が終了し ます。 5 録音内容を確認するには、 [ ]キーを押し、続い てPLAY[®]キーを押してください。 録音をやり直したい場合はソングを停止し、 [ UNDO] キーを押して直前の録音を取り消してから、 手順1∼4の 操作を繰り返してください。 ヒント ロケートセクションの [IN] キーを押せば、最後に録音を開始した 位置に、即座に戻ることができます。 6 録音内容に満足したら、REC TRACK SELECT [3] キーを押して、 録音待機状態を解除してくださ い。 ヒント ・ 曲の途中からやり直すことも可能です。何度も同じ部分をやり 直すときは、その位置に素早く移動できるようにマーカーやロ ケートポイントを設定したり(→P.102)、オートパンチイン/ アウト機能(→P.64)を利用すると便利です。 ・ 残りのトラックに楽器音を重ねていく場合でも、基本的な手順 は変わりません。残りの楽器についても同じように録音してみ ましょう。 オペレーション編 57 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 ステレオトラックにミックスする (ミックスダウン) ここでは、 トラック1∼16に録音された信号をステレオにミッ クスし、 内蔵エフェクトの効果を加え、 ステレオトラックにミッ クスダウンするまでの手順を説明します。 ミックスバランスを決める 4 モニターチャンネル1∼16のPANノブを使って、 5 STEREOフェーダーを0dBの位置まで上げてくだ トラックごとの定位を設定してください。 さい。また、モニターチャンネル1 ∼1 6 の[O N ] キー、およびSTEREO[ON]キーが点灯している トラック1∼16に録音された信号のミックスバランスを決め、 ことを確認してください。 EQやダイナミクスプロセッサーで加工します。 1 トラック1∼16の録音待機状態がすべて解除さ れ、REC TRACK SELECT[1]∼[16]キーが消 灯していることを確認してください。また、イン プットチャンネル1∼8の [ON] キーがすべて消灯 していることを確認してください。 6 [METER]キーを押してください。 7 METER画面が表示されます。 ソングを先頭から再生し、 各トラックのミックスバ ランスを設定してください。 ミックスバランスを設定するには、 MIXING LAYERセク ヒント ションのRECORDER[1-8]キー/[9-16]キーを使っ 必要ならば、トラック1∼16の信号に、インプットチャンネル1 てミキシングレイヤーを切り替えながら、 フェーダーを操 ∼8の入力信号を加えてミックスダウンすることも可能です。こ 作します。なお、METER画面でステレオアウトプット の場合は、使用するインプットチャンネルの[ON]キーを点灯さ チャンネル (L/R) の出力レベルがOVERに達するときは、 せます。 STEREOフェーダーを下げてください。 2 [PAN]キー→[F2]キーを押してください。 PAN/ROUTE画面のPan MONIページが表示されます。 このページでは、モニターチャンネル1∼16のパン設定 8 任意のトラックをEQで加工するには、 [SEL]キー でモニターチャンネルを選び、 [EQ]キー→[F1] キーを押してください。 /バスへの割り当てを行います。 EQ画面のEQ/Attページが表示されます。 EQのパラメー ターを設定してください(→P.54)。 9 任意のトラックをダイナミクスプロセッサーで加 工するには、 [SEL] キーでモニターチャンネルを選 び、 [DYN]キー→[F2]キーを押してください。 DYN/DLY画面のLibraryページが表示されます。 希望す るダイナミクスプログラムを読み込んでください(→ P.55) 。 また、ダイナミクスプロセッサーのパラメーター を変更するには、 [DYN] キー→ [F1] キーを押してDYN/ DLY画面のDyn.Editページを表示させます。 3 モニターチャンネル1∼16のSTボタンをオン、バ スアサイン1∼8ボタンをオフに設定してくださ い。 これで、モニターチャンネル1∼16の信号がステレオバ スへと送られます。 ヒント ステレオトラックの入力は、 常にステレオアウトプットチャンネ ルの出力にパッチされています。このため、モニターチャンネル 1∼16の信号をステレオバスに送れば、ステレオアウトプット チャンネルを経由してステレオトラックへと録音できます。 58 オペレーション編 内蔵エフェクトを使う RTN1 (リターンチャンネル1) 欄のSTボタンがオンに設 定され、2つのPANノブが左右に開いていることを確認 AW2816には、2系統のマルチエフェクト(エフェクト1/2) してください。 が内蔵されています。 これらの内蔵エフェクトは、AUXセンド /リターンを経由して、もしくは任意のチャンネルにインサー これでエフェクト1からのリターン信号がステレオバス トして利用できます。 ここでは、 AUXバスを使って、 各トラック に送られ、モニターチャンネルの信号とミックスされま の信号にリバーブをかける手順を説明します。 す。 1 [PATCH]キー→[F1]キーを押してください。 各チャンネルに入力信号をパッチするPATCH画面の 3 [AUX 5]キー→[F2]キーを押してください。 [AUX 5]キーが点灯し、AUX5/EFF1画面のLibrary ページが表示されます。このページでは、内蔵エフェクト Patch INページが表示されます。 1に対して、 エフェクトライブラリーに保存されたエフェ クトプログラムの読み込み/保存を行います。 ディスプレ イ内のリストに、 保存されているプログラムが一覧表示さ AW2816 れます。 を 使 っ て 録 音 し て み よ う EFFECT PATCH欄のEFF1が“AUX 5”に、MIXER CHANNEL INPUT ASSGIN欄のRTN1が “EFF1 L/R” に設定されていることを確認してください。 これで、各チャンネルの信号がAUXバス5を経由してエ フェクト1の入力に送られます。さらに、エフェクト1の 出力信号はリターンチャンネル1へと送られます。 4 ライブラリーリストにカーソルを移動させ、 [DATA/JOG] ダイアルを回して、 カーソル位置に “002.Reverb Room”と表示させてください。 ヒント ここではルームリバーブのプログラムを読み込むことに ・ これ以外の設定が選ばれているときは、該当する欄にカーソル を合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して設定を切り替えて しましょう。 ください。 ・ AW2816のソングが初期状態のとき、 AUXバス5/6の出力は 内蔵エフェクト1/2の入力に、内蔵エフェクト1/2の出力はリ ターンチャンネル1/2の入力にパッチされています。 このため、 5 RECALLボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを押してください。 初期設定のままで使用するときは、パッチングを変更する必要 エフェクトプログラムの読み込みを確認するポップアッ はありません。 プウィンドウが表示されます。 2 3 [PAN]キー→[F1]キーを押してください。 PAN/ROUTE画面のPan 1-8ページが表示されます。 6 OKボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを 押してください。 内蔵エフェクト1 に、エフェクトプログラム“R e v e r b Room”が読み込まれます。 オペレーション編 59 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 7 [AUX 5]キー→[F3]キーを押してください。 ステレオトラックに録音する AUX5/EFF1画面のPre/Postページが表示されます。 AW2816には、 オーディオトラック1∼16から独立したステ このページでは、各チャンネルからAUXバス5へと送ら レオトラックが搭載されており、最終ミックスを作成するため れる信号のオン/オフ切り替え、 および信号が送出される のマスタートラックとして利用できます。 また、 CD-RWドライ 位置 (プリフェーダー/ポストフェーダー) を選択します。 ブを使ってオーディオCDを作成するときは、このステレオト REC MONITOR(モニターチャンネル) の欄で、 各チャン ネルのPOST/PREボタンが“POST”、ON/OFFボタン が“ON”に設定されていることを確認してください。 ラックが素材となります (ただし、 オーディオCDに書き込める のは、サンプリング周波数が44.1kHzのソングのステレオト ラックに限ります)。 トラック1∼16のミックスバランスと内蔵エフェクトの量が ヒント 決まったら、 ステレオトラックにミックスダウンして、 作品を完 画面右側のG B L(グローバル)欄のボタンを使えば、すべての 成させましょう。 チャンネルを一括してPRE(プリフェーダー)またはPOST(ポ ストフェーダー)に切り替えることができます。 8 ソングを先頭から再生しながらフェーダーを操作 1 して、モニターチャンネル1∼16からAUXバス5 REC TRACK SELECT [ST] キーを押してくださ い。 ステレオトラックが録音待機状態となります。 に送られる信号のセンドレベルを調節してくださ い。 2 [METER]キーを押してください。 [AUX 5] キーが点灯している間、フェーダー1∼8は、各 METER画面が表示されます。 チャンネルからAUXバス5へのセンドレベルを調節する フェーダーとして機能します。RECORDER[1-8]/[916]を使ってミキシングレイヤーを切り替えながら、モ ニターチャンネル1∼16からAUXバス5に送られる信号 3 のセンドレベルを調節してください。 ソングを先頭から再生し、 L/Rメーターでレベルを 確認してください。 ステレオトラックのインプットは、 常にミキサーのステレ オアウトプットチャンネルに内部接続されています。 そこ 9 エフェクト1のリターンレベルを調節したいとき で、METER画面のL/Rメーターを使って、ステレオト は、 [HOME]キーを押して[RTN1]コントロール ラックのインプットレベルを監視できます。 L/Rメーター がOVERまで到達するときは、 STEREOフェーダーを下 を調節してください。 げてください。 [AUX 5] キーが点灯している間、 [RTN1] コントロール は無効となります。エフェクト1 のリターンレベル(リ ターンチャンネル1 のレベル)を調節した いと きは、 FADER MODEセクションの[AUX 5]キー以外のキー 4 ステレオトラックの入力信号をEQで加工するに は、 STEREO[SEL] キーでステレオアウトプット チャンネルを選び、 [EQ] キー→ [F1] キーを押して ([HOME]キーなど)を押してから、 [RTN1]コントロー ください。 ルを調節してください。 EQ画面のEQ/Attページが表示されます。 EQのパラメー ヒント ターを設定してください(→P.54)。 エフェクト2についても、AUXバス5がAUXバス6に、リターン チャンネル1がリターンチャンネル2に変わる点を除けば、基本 ヒント 的な操作方法は変わりません。 EQライブラリーナンバーの30∼32に、 トータルEQとして利用 できるプログラムがプリセットされていますので、これを利用し てもいいでしょう(EQライブラリーの操作方法は、P.220をご 参照ください)。 5 ステレオトラックの入力信号をダイナミクスプロ セッサーで加工するには、 STEREO[SEL] キーで ステレオアウトプットチャンネルを選び、 [DYN] キー→[F2]キーを押してください。 DYN/DLY画面のLibraryページが表示されます。 希望す るダイナミクスプログラムを読み込んでください(→ P.55) 。 また、ダイナミクスプロセッサーのパラメーター を変更するには、 [DYN] キー→ [F1] キーを押してDYN/ DLY画面のDyn.Editページを表示します。 60 オペレーション編 ヒント 10 レベルメーター/カウンターセクションの ダイナミクスライブラリーナンバーの36∼40に、2トラック ミックス用のリミッターやトータルコンプとして利用できるプ TRACK[CUE]キーをオンに設定してください。 ログラムがプリセットされています。 6 TRACK [CUE]キーは、任意のトラックの信号を直接 MONITOR OUT端子/PHONES端子へと出力するため ソングを先頭まで巻き戻し、トランスポートセク のキーです。 ションのREC[●]キーを押しながらPLAY[® ] ヒント キーを押してください。 ステレオトラックのミュート状態が解除されているときに ステレオトラックへの録音が始まります。 TRACK[CUE]キーを押すと、TRACK[CUE]キーが点滅す ると同時に、REC TRACK SELECT[ST]キーが赤く点滅し 7 録音が終了したら、 STOP[■] キーを押してくださ 選択可能であることを表しています。 い。 録音したステレオトラックの内容を確認するには、 11 RECORDERセクションの[TRACK] キー→ [F3] REC TRACK SELECT[ST]キーを押してくだ さい。 TRACK[CUE]キーとREC TRACK SELECT[ST] キーを押してください。 キーの点滅が点灯に変わり、 モニターする信号としてステ レオトラックが選択されます。 ステレオトラックの再生や消去を行うTRACK画面の Stereoページが表示されます。AW2816が初期状態の とき、画面左上のM(ミュート)ボタンがオンに設定され、 注 意 ステレオトラックはミュート状態となっています。 TRACK[CUE]キーを使うと、信号が(チャンネルは経由せず に)直接MONITOR OUT端子/PHONES端子へと出力される ため、フェーダーでレベルを調節できません。大音量が発生しな いように、 [MONITOR OUT]コントロール/[PHONES]コン トロールを下げておいてください。 12 ロケートセクションの [RTZ] キーを押し、 続いてト ランスポートセクションのPLAY[®] キーを押し てください。 ステレオトラックのフラットな信号を、直接MONITOR OUT端子/PHONES端子からモニターできます。 ヒント このほか、 ステレオトラックをフラットな状態でモニターする方 法としては、あらかじめモニターチャンネル1/2やステレオアウ 9 トプットチャンネルを初期状態に戻したシーンを保存しておき、 M( ミ ュ ー ト )ボ タ ン に カ ー ソ ル を 合 わ せ 、 ステレオトラックを再生するときにそのシーンを呼び出す、 とい [ENTER]キーを押してください。 う方法もあります。 ステレオトラックのミュート状態が解除され、 再生可能な 状態となります このとき、 自動的にステレオトラックがモニターチャンネ 13 録音内容に満足したら、TRACK[CUE]キーをオ フに設定してください。 ル1/2に割り当てられ、その他のモニターチャンネルは 同時にREC TRACK SELECT[ST] キーも消灯します。 ミュート状態となります。この状態でソングを再生すれ また、オーディオトラック1∼16のミュートを解除する ば、 モニターチャンネル1/2→ステレオバスを経由して、 には、 TRACK画面のStereoページで、 M (ミュート) ボタ ステレオトラックをモニターできます。 ンを再度オンに設定してください。 ただし、このままAW2816を再生した場合、再生音はモ ニターチャンネル1/2やステレオアウトプットチャンネ ルの各種設定 (パン、 EQ、 ダイナミクスプロセッサーなど) ヒント 1曲のソングにつき、使用可能なステレオトラックは1本のみで す。ミックスダウンをやり直した場合は、以前のステレオトラッ の影響を受けることになり、 必ずしもフラットな状態でモ クに上書きされます。ただし、この場合でも、 [ UNDO]キー/ ニターできるとは限りません。そこで、ステレオトラック [REDO]キーを使って以前のバージョンと最新のバージョンを を直接MONITOR OUT端子/PHONES端子に送ってモ 聴き比べることができます。 ニターすることにします。 オペレーション編 3 61 AW2816 8 ます。これはモニターする信号として、ステレオトラックのみが を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 ソングを保存する AW2816では、 作成した楽曲を再現するのに必要な全情報 (ミ キサーの設定、 レコーダーの設定、 オーディオデータなど) が “ソ ング”と呼ばれる単位で内蔵ハードディスクに保存されます。 3 OKボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを 押してください。 ソングが保存されます。 ソングを保存しておかない限り、誤ってAW2816の電源を落 としたときに、オーディオトラック/ステレオトラックのデー ヒント タや、 ミキサーの設定内容が失われてしまいます。 作品が完成し ・ 実際には、一部の操作(シャットダウンなど)を行ったときに、自 たら、必ず以下の手順でソングを保存しておきましょう。 動的にカレントソングが保存される場合もあります。 ただし、万 が一作業途中に誤って電源が切れてしまうような事故に備え 注 て、 ミックスダウン終了後に限らず、こまめにソングを保存して 意 ・ カレントソングを保存しないままAW2816の電源を切ると、 カレントソングに含まれる各種情報の変更内容が失われてしま います。 ・ AW2816の電源を切るときは、必ずシャットダウン操作(→ P.12)を実行してください。 1 [SONG]キー→[F1]キーを押してください。 2 SONG画面のSong Listページが表示されます。 画面下のS A V E ボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 保存を確認するCONFIRMATIONポップアップウィンド ウが表示されます。 ヒント 手順1で[SONG]キーを押す代わりに、 [SHIFT]キーを押しな がら[SONG]キーを押すと、Song Listページが表示され、カー ソルが自動的にSAVEボタンに移動します。この操作方法は、カ レントソングを保存するときのショートカットとして利用でき ます。 62 オペレーション編 おくことを強くお勧めします。 ・ 保存したソングの読み込み方法は、P.149をご参照ください。 AW2816の上級テクニック ここでは、覚えておくと便利な録音/ミキシングの上級テク ニックを紹介します。 4 PLAY [®] キーを押してください (またはフットス イッチを踏んでください)。 ソングの再生が開始されます。 マニュアル操作で一部分のみ録音をや り直す (マニュアルパンチイン/アウト) 注 意 YAMAHA FC-5以外のフットスイッチを使用した場合、適切に 動作しないことがあります。 録音中に演奏をミスしたときは、トラックの一部のみ録音をや り直すことができます。この操作を“パンチイン/アウト”と呼 びます。ここ で は 、ト ラン ス ポ ート キ ー や フ ッ ト スイ ッ チ (YAMAHA FC-5) を使ったマニュアルのパンチイン/アウト 5 パンチインしたい位置でREC[●]キー+PLAY [®] キーを押してください (またはフットスイッチ を踏んでください)。 について説明します。 1 が開始されます。 してください。 ヒント ・ フットスイッチ(YAMAHA FC-5) を使ってマニュアルパンチ 6 パンチアウトしたい位置でPLAY[®] キーを押し てください (またはフットスイッチを踏んでくださ い)。 イン/アウトを行う場合は、あらかじめフットスイッチをリア パネルのFOOT SW端子に接続してください。 REC[●]キーが消灯して、通常の再生状態になります。 ・ ロケート操作についての説明は、 「第6章 トランスポート/ロ ケート操作」をご参照ください。 2 録音するトラックの[REC TRACK SELECT] 7 ソングを停止したいときはSTOP[■]キーを押し てください (またはフットスイッチを踏んでくださ い)。 キーを押してください。 ソングが停止します。 [REC TRACK SELECT] キーが点滅し、 録音待機状態に なります。 3 [TRACK]キー→[F1]キーを押してください。 8 INPUT MONITOR欄のAUTOボタンがオンに設定され 録音内容を確認したいときは、手順1 の位置にロ ケートして、PLAY[®]キーを押してください。 ヒント ていることを確認してください。 オンになっていないとき 録音をミスしたときは、停止状態で[UNDO]キーを押せば、直前 は、AUTOボタンにカーソルを移動させ、 [ENTER]キー の録音操作が取り消されます。 を押してください。 下の図は、マニュアルパンチイン/アウトの操作手順を示した ものです。 1 2 3 16 再生 録音 再生 REC TRACK SELECT ヒント パンチイン/アウトを行うときは、インプットモニターモードと してAUTO(オートインプット)を選びます。このモードでは、録 音待機状態のトラックで、 パンチイン直前まではトラックの再生 パンチイン パンチアウト 音、パンチイン後にはインプットソースをモニターできます。 オペレーション編 63 AW2816 REC [●] キーが点灯し、 手順2で選択したトラックの録音 パンチインする手前の位置まで、 ソングをロケート 3 を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 ヒント 自動操作で一部分のみ録音をやり直す (オートパンチイン/アウト) イン/アウトポイントの位置は、 必要に応じてミリ秒またサブフ レーム単位で微調節できます。詳しくはP.104をご参照くださ い。 あらかじめ設定したポイントまで到達したときに、自動的にパ ンチイン/アウトを実行することも可能です。 この操作を “オー トパンチイン/アウト”と呼びます。 ここでは、 オートパンチイ ン/アウトの操作方法について説明します。 3 録音をやり直すトラックの[R E C TRACK SELECT]キーを押してください。 [REC TRACK SELECT] キーが点滅し、 録音待機状態に 1 パンチインしたい位置にソングをロケートし、 なります。 [SET]キーを押しながらLAST REC[IN]キーを 4 [TRACK]キー→[F1]キーを押してください。 押してください。 INPUT MONITOR欄のAUTOボタンがオンに設定され ていることを確認してください。 オンになっていないとき は、AUTOボタンにカーソルを移動させ、 [ENTER]キー を押してください。 オートパンチイン/アウト機能を利用するには、 あらかじ めパンチインとパンチアウトの位置を指定しておく必要 があります。この指定には、インポイント/アウトポイン トという2つのロケートポイントを利用します。 [SET]キーを押しながらLAST REC[IN] キーを押すと 5 LAST REC[IN] キーが点灯し、 その位置がインポイント に設定されたことを示します。 ロケートセクションのLAST REC[IN]/[OUT] キーが点灯していることを確認して、 [A U T O PUNCH]キーを押してください。 [AUTO PUNCH]キーが点灯し、パンチインポイントよ りも一定時間(プリロールタイム)だけ前の位置にロケー ヒント トします。 特に指定しなかった場合、 最後に行った録音の開始位置と終了位 置が、それぞれインポイントとアウトポイントに設定されていま す。 2 パンチアウトしたい位置にソングをロケートし、 [SET] キーを押しながらLAST REC[OUT] キー を押してください。 LAST REC[OUT]キーが点灯し、その位置がアウトポ イントに設定されたことを示します。 ヒント ・ オートパンチイン/アウトを実行するときに、パンチイン直前 とパンチアウト直後に一定の再生時間を設けることができま す。パンチイン直前の再生時間を “プリロールタイム” 、パンチア ウト直後の再生時間を“ポストロールタイム”と呼びます。 ・ プリロール/ポストロールタイムは、工場出荷時にそれぞれ5 秒に設 定 されてい ます が、必 要 に応じて 変更 できま す(→ P.266)。 ・ プリロールの開始位置を“プリロールポイント”、ポストロール の終了位置を“ポストロールポイント”と呼びます。 注 意 アウトポイントをインポイントより手前に設定したときや、 イン [AUTO PUNCH]キーが点灯している間、STOP[■]/PLAY は、オートパンチイン/アウトを実行できませんので、ご注意く [®]/REC[●]キーを除くトランスポート/ロケート操作が無 ださい。 64 注 意 ポイントとアウトポイントが近すぎるとき(約100msec以下) 効になります。 オペレーション編 6 オートパンチイン/アウトのリハーサルを開始す るには、PLAY[®]キーを押してください。 8 オートパンチイン/アウトの本番を開始するには、 停止状態でREC [●] キーを押しながらPLAY [®] キーを押してください。 1 PLAY[®]キーが点灯してプリロールポイントから 再生を始めます。 1 PLAY[®]キーが点灯、REC[●]キーが点滅し、プリ ロールポイントから再生を始めます。 2 オートパンチインポイントまで到達するとREC[●] キーが点滅を始め、手順3で選択したトラックでモニ 2 オートパンチインポイントまで到達するとREC[●] ターする信号が、 トラックの再生音から入力信号 (録音 キーが点灯に変わり、手順1で選択したトラックの録 ソース) に切り替わります(ただし、実際には録音は行 音が開始されます(パンチイン)。 われません)。 3 オートパンチアウトポイントまで到達するとR E C 3 オートパンチアウトポイントまで到達するとR E C [●]キーが点滅に変わり、録音が解除されて再生状態 [●]キーが消灯し、モニターする信号がトラックの再 になります(パンチアウト)。 生音に戻ります。 4 ポストロールポイントまで到達すると、プリロールポ 4 ポストロールポイントまで到達すると、プリロールポ 7 リハーサルを繰り返したいときは、 停止状態でもう 一度PLAY[®]キーを押してください。 9 録音内容を確認したいときは、 [AUTO PUNCH] キーを押して消灯させてから、 PLAY [®] キーを押 してください。 ヒント ヒント リハーサルの実行前または実行中に[REPEAT]キーを押せば、 オートパンチイン/アウトで録音をミスした場合は、停止状態で 手順6の1∼4の動作が繰り返されます (この間、 A-Bリピート [UNDO]キーを押してください。直前の録音操作が取り消され、 機能は無効になります)。リハーサルの繰り返しを解除したいと 録音前の状態に復帰できます。 きは、もう一度 [REPEAT] キーを押すか、 STOP[■]キーを押し てください。 次の図は、オートパンチイン/アウトの操作手順を示したもの です。 プリロール ポイント オートパンチ アウトポイント オートパンチ インポイント ポストロール ポイント 1 2 3 16 ロケート 再生 リハーサル 再生 再生 録音 再生 REC TRACK SELECT リハーサル 本番 オペレーション編 65 AW2816 イントに戻り、停止状態になります。 イントまで戻り、停止状態になります。 3 を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 バーチャルトラックを切り替える AW2816では、1∼16のオーディオトラックに対して、それ 2 トラックに割り当てたいバーチャルトラックの番 号にカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押して ぞれバーチャルトラック1∼8のいずれか1つを選んで録音/ ください。 再生を行います。 選択したバーチャルトラックナンバーが反転表示に変わ 例えば、 あるトラックにソロパートを録音するときに、 バーチャ ります。これで、新規に選んだバーチャルトラックに録音 ルトラックを切り替えながら複数のテイクを録音しておき、後 /再生が行えるようになります。 から最良のバーチャルトラックを選ぶという使い方ができま す。 ここでは、 任意のトラックで使用するバーチャルトラックを 切り替える方法を説明します。 1 [TRACK]キー→[F2]キーを押してください。 ディスプレイにTRACK画面のV.Trackページが表示さ れます。 1 2 3 3 トラック同士をペアに設定したいときは、 該当する トラックのハートマーク ( ) にカーソルを移動さ せ、 [ENTER]キーを押してください。 ハートマークがつながり、 2つのトラックがペアに設定さ れます。ペアを解除したいときは、もう一度ハートマーク にカーソルを移動し、 [ENTER]キーを押してください。 ヒント このページには、以下の情報が表示されます。 チャンネルと同じように、 奇数番号→偶数番号の順番で隣り合っ たトラック同士(トラック1/2、トラック3/4…トラック15/ 1トラックナンバー 16)をペアに設定できます。ペアに設定したトラック同士は、ト 1∼16のトラックナンバーです。 ラック編集の対象として選択するときや、 バーチャルトラックを 切り替えるときに、常に連動します。 2トラックネーム それぞれのトラックで選ばれているバーチャルトラック に付けられた名前です。 録音済みのバーチャルトラックに は、初期設定として“V.Tr x-y” (“x”の位置には1∼16の トラックナンバー、 “y”の位置には1∼8のバーチャルト ラックナンバーが入ります)と名前が付けられています。 この名称は、 後から変更することも可能です (→P.109) 。 また、 未録音のバーチャルトラックは “-NO REC-” と表示 されます。 3バーチャルトラック 反転表示されている数字は、現在トラック1∼16で選択 されているバーチャルトラックナンバーを表します。 上の 図では、トラック1∼16のすべてにバーチャルトラック 1が割り当てられています(初期状態)。 また、現在選ばれていないバーチャルトラックのうち、録 音済みトラックのナンバーは、 のように、白い外枠が 表示されます。 66 オペレーション編 複数のフェーダーを一括操作する (フェーダーグループ) 6 フェーダーグループに登録したチャンネルの フェーダーを操作してください。 フェーダーグループとは、 複数のチャンネルのフェーダーを同 そのフェーダーグループに所属するすべてのチャンネル 時に操作する機能です。同じフェーダーグループに登録された で、フェーダーが連動します。 チャンネルは、1本のフェーダーを操作するだけで一括してコ ヒント ントロールできます。 ・ フェーダーグループに割り当てた後で、各チャンネルのフェー 1 ダー位置を変えたいときは、 ENABLEボタンをオフに切り替え [EQ]キー→[F3]キーを押してください。 て、フェーダーグループを一時的に解除してください。 EQ画面のFaderGrpページが表示されます。この画面で は、A ∼D のフェーダーグループに対して、インプット ・ FaderGrpページ以外の画面が表示されているときは、 [SEL] キーを押している間だけ、そのチャンネルがフェーダーグルー プから一時的に解除されます。 [SEL]キーを押しながらフェー チャンネル1∼8/モニターチャンネル1∼16を割り当 ダーを操作すれば、任意のチャンネルのみをフェーダーグルー てます。カーソルのある列は、現在選ばれているフェー プから切り離して操作できます。 ダーグループを表します。 3 AW2816 を 使 っ て 録 音 し て み よ う 2 3 CURSOR[ ]/[ ]キーを使って、フェーダーグ ループA∼Dを選んでください。 MIXING LAYERセクションのキーでミキシング レイヤーを選び、 [ SEL]キーを使ってそのフェー ダーグループに割り当てたいチャンネルを選んで ください。 チャンネルがフェーダーグループに割り当てられると、 A ∼Dの列に “●” のマークが表示されます。 割り当てを解除 するには、もう一度同じ[SEL]キーを押します。 ヒント このページが表示されている間は、フェーダーグループの割り当 て/解除を[SEL] キーの点灯/消灯で確認することも可能です。 4 5 手順2∼3を繰り返し、他のフェーダーグループに ついても同様の操作を行ってください。 A∼DのENABLEボタンがオン(反転表示)になっ ていることを確認してください。 A∼DのENABLEボタンは、 それぞれ該当するフェーダー グループのオン/オフを切り替えます。 ボタンをオンにす るには、カーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 オペレーション編 67 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 複 数 の[ O N ]キ ー を 一 括 操 作 す る (ミュートグループ) 6 ミュートグループとは、複数のチャンネルの[ON]キーを一括 して操作する機能です。同じミュートグループに登録された ミュートグループに登録したチャンネルの[ON] キーを操作してください。 そのミュートグループに所属するすべてのチャンネルで、 [ON]キーのオン/オフ状態が切り替わります。 チャンネルは、 1つの[ON]キーを操作するだけで、 一括してオ ヒント ン/オフを切り替えることができます。 ・[ON]キーのオンとオフが混在した状態でミュートグループに 1 登録することも可能です。2つのトラックを交互に切り替えな [EQ]キー→[F4]キーを押してください。 がら再生したいときは、この方法が便利です。 EQ画面のMuteGrpページが表示されます。この画面で は、 E∼Hのミュートグループに対して、 インプットチャン ネル1∼8/モニターチャンネル1∼16を割り当てます。 カーソルのある列は、 現在選ばれているミュートグループ を表します。 2 CURSOR[ ]/[ ]キーを使ってミュートグルー 3 MIXING LAYERセクションのキーでミキシング プE∼Hを選んでください。 レイヤーを選び、 [SEL] キーを使ってそのミュート グループに割り当てたいチャンネルを選んでくだ さい。 チャンネルがミュートグループに割り当てられると、 E∼ Hの列に “●” のマークが表示されます。 割り当てを解除す るには、もう一度同じ[SEL]キーを押します。 ヒント このページが表示されている間は、ミュートグループの割り当て /解除を[SEL]キーの点灯/消灯で確認することも可能です。 4 手順2∼3を繰り返し、他のミュートグループにつ 5 E∼HのENABLEボタンがオン(反転表示)になっ いても同様の操作を行ってください。 ていることを確認してください。 E∼HのENABLEボタンを使って、該当するミュートグ ループのオン/オフを切り替えます。 ボタンをオンにする には、カーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 68 オペレーション編 ・ ミュートグループに割り当てた後で、 [ON]キーのオン/オフ を変えたいときは、E N A B L E ボタンをオフに切り替えて、 ミュートグループを一時的に解除してください。 ソロ機能を使う AW2816には、 フレキシブルなソロ機能が内蔵されています。 3 SEL MODE欄にカーソルを移動し、ソロ機能を利 用するときの動作モードを、 次の2つの中から選択 してください。 トップパネル上の[SOLO]キーを押し、任意のチャンネルを [O N ]キーで選択することで、任意のチャンネルのみをモニ ・ LAST SOLO ターできます。 [SOLO] キーがオンの間、 最後に [ON] キーで選んだチャ 1 ンネルのみをモニターできます。 [SETUP]キー→[F5]キーを押してください。 SET UP画面のSolo Setupページが表示されます。 この ・ MIX SOLO [SOLO]キーがオンの間、 [ ON]キーで選んだすべての ページでは、ソロ機能に関するさまざまな設定を行いま チャンネルをモニターできます。 す。 4 STATUS欄でRECORDING SOLOを選んだとき は、 カーソルをSEL MODE欄に移動し、 SOLOバス さい。 ・ PRE FADER フェーダー直前の信号がSOLOバスに送られます。この 場合、各チャンネルのパン/フェーダーは無効となるた め、 MONITOR OUT端子/PHONES端子から出力され る信号はモノラルとなります。 ・ AFTER PAN 2 フェーダー/パン通過後の信号がSOLOバスに送られま カーソルをSTATUS欄に移動し、ソロ機能を利用 す。この場合はMONITOR OUT端子/PHONES端子か するときの動作モードを、 次の2つの中から選択し ら出力される信号に対して、 各チャンネルのパン/フェー てください。 ダーの設定が有効となります。 ・ RECORDING SOLO このモードでは、ソロに設定したチャンネルの信号が、 専 用のS O L O バスを経由してM O N I T O R O U T端子/ 5 STATUS欄でMIXDOWN SOLOを選んだとき は、 カーソルをSOLO SAFE CHANNEL欄に移動 PHONES端子から出力されます。ステレオバスやバス1 し、 ソロセーフに設定するチャンネルを選んでくだ ∼8に出力される信号には影響しません。また、 ステレオ さい。 バス/バス1∼8に割り当てられていないチャンネルや、 [ON]キーがオフに設定されたチャンネルでもモニター ソロセーフとは、 MIXDOWN SOLOモードが選ばれてい るときに、特定のチャンネルをソロから除外する機能で できます。 す。 SOLO SAFE CHANNEL欄でソロセーフに設定した 例えばマルチトラック録音中に、 トラックに録音される信 いチャンネルのボタンにカーソルを合わせ、 [ ENTER] 号には影響を与えずに、 特定の入力ソースをモニターした キーを押します(複数選択可)。 いときは、このモードが便利です。 ヒント ・ MIXDOWN SOLO 例えば、SOLO SAFE CHANNEL欄のRTN1/RTN2ボタンを このモードでは、ソロに設定したチャンネルの信号のみ オンに設定しておけば、ソロに設定したチャンネルを、常にリ が、ステレオバス経由でM O N I T O R バーブなどのエフェクトがかかった状態でモニターできます。 O U T 端子/ PHONES端子から出力されます。 それ以外のチャンネル はミュート状態となります。 ステレオバスに割り当てられ ていないチャンネルや、 [ ON]キーがオフに設定された チャンネルはモニターできません。 例えばミックスダウン中に、 特定のトラックのみをステレ オバスに送り、 他のトラックはすべてミュートしたいとき は、このモードが便利です。 オペレーション編 69 AW2816 に送られる位置を次の2つの中から選択してくだ 3 を 使 っ て 録 音 し て み よ う 第 3 AW2816を使って録音してみよう 章 6 ソロ機能を有効にするには、 [SOLO] キーを押して ください。 [SOLO]キーと[ON]キー1∼8が点滅します。 7 MIXING LAYERセクションのキーでミキシング レイヤーを選び、 [ON]キーを使ってソロに設定し たいチャンネルを選んでください。 該当するチャンネルがソロ状態となり、それ以外の[ON] キーはすべて消灯します。 ソロ機能が有効な間の動作は、S E T U P 画面のS o l o Setupページの設定に応じて異なります。 8 70 ソロ機能を解除するには、 もう一度 [SOLO] キーを 押してください。 オペレーション編 第4章 入出力のパッチング この章では、 AW2816内部のさまざまな信号経路に、入出力信号や入出力端子な どを割り当てる方法について説明します。 インプットチャンネル/リターンチャンネルに信号を割り当てる (インプットパッチ) インプットパッチでは、 インプットチャンネル1∼8とリターン AW2816のソングが初期状態のとき、 インプットチャンネル チャンネル1/2に対して、 入力端子で受信した信号、 内蔵エフェ 1∼8とリターンチャンネル1/2には、次の図のような入力信 クトの出力、内蔵メトロノームの出力などの入力信号を割り当 号が割り当てられています。 4 てます。 入 出 力 の パ ッ チ ン グ ミキサー部 1 インプットチャンネル1 2 インプットチャンネル2 3 インプットチャンネル3 INPUT端子 8 インプットチャンネル8 OPTION I/O スロット ×8 I/Oカード ×2 DIGITAL STEREO IN端子 メトロノーム エフェクト1 エフェクト2 ×1 イ ン プ ッ ト パ ッ チ ×2 リターンチャンネル1 ×2 リターンチャンネル2 ヒント インプットパッチを初期状態に戻すには、 シーンナンバー00、 ま たはパッチライブラリーナンバー00をリコールしてください。 上記のパッチングを変更するには、次のように操作します。 1 1 2 [PATCH]キー→[F1] (Patch IN)キーを押して ください。 インプットチャンネルやレコーダーインプットへのパッ チングを行うPATCH画面のPatch INページが表示され ます。このページのM I X E R C H A N N E L I N P U T ASSIGN欄には、インプットチャンネル1∼8、リターン チャンネル1/2に割り当てられている信号表示されま 1インプットチャンネル1∼8に割り当てられている信号 す。 2リターンチャンネル1/2に割り当てられている信号 オペレーション編 71 第 4 入出力のパッチング 章 2 パッチングを変更したいチャンネルにカーソルを 合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを使って、信号を 選択してください。 各チャンネルに割り当て可能な信号は次の通りです。 ・ インプットチャンネル1∼8 表示 信号の種類 AD 1∼AD 8 INPUT 端子1∼8 SLT-1∼SLT-8 I/OカードのINPUT 1∼8 DIGITAL STEREO INPUT端 DIN L/DIN R 子のLまたはRチャンネル MET 内蔵メトロノーム ・ リターンチャンネル1/2 表示 信号の種類 EFF1 L/R 内蔵エフェクト1のリターン(*1) EFF2 L/R 内蔵エフェクト2のリターン(*2) AD 1/2∼AD 7/8 INPUT端子1/2∼7/8 SLT-1/2∼SLT-7/8 I/OカードのINPUT 1/2∼7/ 8 DIGITAL STEREO INPUT端 DIN L/R 子(ステレオ) *1 リターン1でのみ選択可能 *2 リターン2でのみ選択可能 例えば、初期状態からインプットチャンネル2を “AD 1” (INPUT端子1)に変更すれば、次の図のようにINPUT端 子1の入力信号がインプットチャンネル1と2の両方に送 られます。 インプットパッチ ミキサー部 1(AD 1) インプットチャンネル1 2(AD 2) インプットチャンネル2 INPUT 端子 3(AD 3) インプットチャンネル3 8(AD 8) インプットチャンネル8 ヒント ・ パッチライブラリーを利用すれば、変更したパッチングの状態 を保存できます。詳しくはP.76をご参照ください。 ・ リターンチャンネル1/2をインプットチャンネルの代りとし て利用することも可能です。 72 オペレーション編 レコーダーの入力に信号を割り当てる (レコーダーインプットパッチ) レコーダーインプットパッチでは、レコーダーのトラック1∼ AW2816のソングが初期状態のとき、 レコーダーのトラック 16の入力 (レコーダーインプット1∼16) に対して、 バス1∼8 1∼16のインプットには、次の図のようにバス1∼8の信号が の出力信号、 およびインプットチャンネル1∼8のダイレクト出 割り当てられています。 力を割り当てます。 レコーダー インプットパッチ ミキサー部 バス1∼8 レコーダー部 ×8 トラック1∼8 トラック9∼16 インプットチャンネル 1∼8のダイレクト出力 ×8 4 上記のパッチングを変更するには、次のように操作します。 1 2 [PATCH]キー→[F1] (Patch IN)キーを押し、 PATCH画面のPatch INページを表示させてくだ パッチを変更したいレコーダーインプットにカー ソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを使って信 さい。 号を選択してください。 このページのRECORDER TRACK INPUT ASSIGN 各トラックのインプットに割り当て可能な信号の種類は、 欄には、レコーダーインプット1∼16に割り当てられて 次の通りです。 いる信号が表示されます。 表示 BUS 1∼BUS 8 DIR 1∼DIR 8 信号の種類 バス1∼8 インプットチャンネル1∼8の ダイレクト出力 レコーダーインプット1∼8を“DIR 1”∼“DIR 8”に変 更すると、次の図のようにインプットチャンネル1∼8の 信号が、 (バス1∼8は経由せずに)トラック1∼8に送ら れます。 個々の楽器音を、 他の楽器音とはミックスせず、 ト ラックに直接録音したいときは、この方法が便利です。 ミキサー部 INPUT端子 レコーダー インプットパッチ レコーダー部 1 インプットチャンネル1(DIR 1) トラック1 2 インプットチャンネル2(DIR 2) トラック2 3 インプットチャンネル3(DIR 3) トラック3 8 インプットチャンネル8(DIR 8) トラック8 ヒント “DIR 1”∼“DIR 8”を選択した場合、レコーダーのインプット に送る信号としてEQ通過前の信号 (プリEQ) 、またはフェーダー 通過前の信号(プリフェーダー)が選択できます。この選択は、 UTILITY画面のPrefer.1ページで行います(→P.264)。 オペレーション編 73 入 出 力 の パ ッ チ ン グ 第 4 入出力のパッチング 章 出力端子/出力チャンネルに信号を割り当てる (アウトプットパッチ) アウトプットパッチでは、STEREO OUT端子/OMNI OUT AW2816が初期状態のとき、各出力端子/出力チャンネルに 端子1∼4などの出力端子、およびOPTION I/Oスロットの出 は、次の信号が割り当てられています。 力チャンネルに対して、 バス1∼8、 AUXバス1∼6、 ステレオバ ス、レコーダーからのダイレクト出力などの信号を割り当てま す。 アウトプット パッチ ミキサー部 AUXバス1∼4 AUXバス5/6 バス1∼8 ステレオアウトプットチャンネル インプットチャンネル1∼8の ダイレクト出力 チャンネルのインサートセンド ×4 OMNI OUT端子1∼4 ×2 ×8 OPTION I/O スロット I/Oカード ×2 STEREO OUT端子 DIGITAL STEREO OUT端子 ×8 ×30 レコーダー部 トラック1∼16のダイレクト出力 ×16 上記のパッチングを変更するには、次のように操作します。 1 [PATCH]キー→[F2] (Patch OUT)キーを押し てください。 2 パッチを変更したい出力端子にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを使って割り当てる信号 を選択してください。 PATCH画面のPatch OUTページが表示されます。ディ スプレイ内の各欄に、 出力端子ごとのパッチングの設定状 各出力端子に割り当て可能な信号の種類は次の通りです。 態が表示されます。 ・ OMNI OUT端子1∼4 表示 1 ST L/ST R BUS 1∼BUS 8 2 3 4 DIR 1∼DIR8 AUX 1∼AUX 6 RDR 1∼RDR 16 信号の種類 ステレオアウトプットチャン ネルのL/R バス1∼8 インプットチャンネル1∼8の ダイレクト出力 AUXバス1∼6 トラック1∼16のダイレクト 出力 ・ DIGITAL STEREO OUT端子 ・ STEREO OUT端子 表示 1OMNI OUT端子1∼4 2DIGITAL STEREO OUT端子 ST L/R 3STEREO OUT端子 BUS 1/2∼BUS 7/8 4I/Oカード(OPTION I/Oスロット)の出力チャンネル 1∼8 DIR 1/2∼DIR 7/8 AUX 1/2∼AUX 5/6 RDR 1/2∼RDR15/16 74 オペレーション編 信号の種類 ステレオアウトプットチャン ネル(L/R) バス1/2∼7/8 インプットチャンネル1/2∼ 7/8のダイレクト出力 AUXバス1/2∼5/6 トラック1/2∼15/16のダイ レクト出力 ・ I/Oカード (OPTION I/Oスロット)のOUTPUT 1∼8 表示 ST L/ST R BUS 1∼BUS 8 DIR 1∼DIR8 AUX 1∼AUX 6 RDR 1∼RDR 16 注 信号の種類 ステレオアウトプットチャン ネルのL/R バス1∼8 インプットチャンネル1∼8の ダイレクト出力 AUXバス1∼6 トラック1∼16のダイレクト 出力 意 ・ Patch OUTページの各欄に、 “I-I8”や“I-M16”のような表示 が出ることがあります。これらの表示は、その出力端子にイン プットチャンネルのインサートセンド(“I-I”で始まる場合)、ま たはモニターチャンネルのインサートセンド(“I-M”で始まる 場合)がパッチされていることを表します。 4 ・ 上記の選択肢がグレー表示されるときは、そのインサートセン ドが無効であることを表しています。 この場合、その端子からは 信号が出力されませんので、ご注意ください(チャンネルのイン 入 出 力 の パ ッ チ ン グ サートセンドを出力端子にパッチする方法は、P.78をご参照 ください)。 オペレーション編 75 第 4 入出力のパッチング 章 パッチライブラリーを使う PATCH画面のPatch INページとPatch OUTページで行っ たパッチングの設定は、 “パッチライブラリー”と呼ばれる内部 メモリーに最大20種類までストア (保存) できます。 パッチライ 3 STOREボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを押してください。 ブラリーの内容は、ソングの一部として内蔵ハードディスクに パッチングの設定に名前を付けるための、TITLE EDIT 保存されます。ここではパッチライブラリーの操作方法を説明 ポップアップウィンドウが表示されます。 します。 パッチングの設定をライブラリーにス トアする パッチングの設定に名前を付けて、 パッチライブラリーにスト アします。 1 [PATCH] キー→ [F3] (Patch Lib) キーを押して ください。 ディスプレイにPATCH画面のPatch Libページが表示 4 CURSOR[ ]/[ ]/[ ]/[ ]キーと[ENTER] キーを使い、 パッチングの設定に名前を付けてくだ されます。ディスプレイ下のリストに、パッチライブラ さい。 リーの内容が表示されます。 文字の入力方法については、P.37をご参照ください。 ヒント 名前の入力を省略して、直接ライブラリーに保存することも可能 です。これを行うには、U T I L I T Y 画面のP r e f e r . 1 ページ ([UTILITY]キー→[F2]キー)で、STORE CONFIRMATION 欄をオフに設定します。この状態で手順3を実行すると、 “New Data”という名前でライブラリーに保存されます。 5 ストアを実行するには、OKボタンにカーソルを合 わせて[ENTER]キーを押してください。 ストア操作を中断するには、 CANCELボタンにカーソル を合わせて [ENTER] キーを押してください。 ストアが実 行されると、 リストにストアされたパッチングの設定が表 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 保存先のパッチ ライブラリーナンバー(01∼20)を選択してくだ さい。 ヒント ライブラリーナンバー00には、すべてのパッチングの設定を初 期状態に戻すリコール専用のデータがプリセットされています。 このため、00のナンバーには保存できません。 76 オペレーション編 示されます。 ライブラリーからパッチングの設定を リコールする パッチライブラリーに保存したパッチングの設定をリコール (読み出し)します。 1 [PATCH]キー→[F3] (Patch Lib)キーを押し、 PATCH画面のPatch Libページを表示させてく ださい。 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 リコールしたい 3 パッチングの設定を選択してください。 RECALLボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 4 リコールの実行を確認するポップアップウィンドウが表 示されます。 入 出 力 の パ ッ チ ン グ 4 リコールを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 リコール操作を中断するには、CANCELボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 ヒント ・ リコール操作を確認するポップアップウィンドウを表示させず に、 パッチングの設定をリコールすることも可能です。これを行 うには、UTILITY画面のPrefer.1ページ([UTILITY]キー→ [F2]キー)で、RECALL CONFIRMATION欄をオフに設定し ます。 ・ オートミックスを使えば、ソングの任意の位置でパッチライブ ラリーを自動的にリコールすることも可能です。オートミック スについては、P.133をご参照ください。 オペレーション編 77 第 4 入出力のパッチング 章 任意のチャンネルに外部エフェクトをインサートする 任意のチャンネルのインサートI/Oポイントに入出力端子を パッチして、 外部エフェクトをインサートすることができます。 例えば、ギターの録音時にスタジオ用のコーラスエフェクトを 4 E X T E R N A L ボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押してください。 かけたい、ミックスダウン時にステレオバスの信号に対して外 ポップアップウィンドウのSEND欄とRTN.欄に、 パッチ 部のリミッター/コンプレッサーをかけたい、というときに便 される入出力端子/入出力チャンネルの種類がそれぞれ 利です。 表示されます。 1 MIXING LAYERセクションの各キーと[SEL] キーを使って、 目的のチャンネルを選択してくださ い。 2 ヒント [VIEW] キー→ [F1] (CH View) キーを押してくだ EFF.INSERT SETTINGポップアップウィンドウのINT.EFF1 さい。 ボタンやINT.EFF2ボタンを使えば、そのチャンネルに内蔵エ VIEW画面のCH Viewページが表示されます。この例で フェクト1/2をインサートできます。詳しくはP.88をご参照く は、モニターチャンネル1を選択しています。 ださい。 5 SENDの欄にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダ イアルを使ってインサートセンドに割り当てる出 力端子/出力チャンネルを選択してください。 選択可能な端子の種類は次の通りです。 ・ インプットチャンネル1∼8、モニターチャンネル1∼ 16を選択した場合 表示 OMNI 1∼OMNI 4 SLT 1∼SLT 8 3 D STO L/D STO R EFFECT INSERT欄のASSIGNボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 EFF.INSERT SETTINGポップアップウィンドウが表示 されます。 これは、選択したチャンネルに内蔵エフェクト STOUT L/STOUT R OPTION I/Oスロットの出力 チャンネル1∼8 DIGITAL STEREO OUT端子 のLまたはRチャンネル STEREO OUT端子のLまたは Rチャンネル ・ リターンチャンネル1/2、ステレオアウトプットチャン または外部エフェクトをインサートするためのウィンド ネルを選択した場合 表示 ウです。 OMNI 1/2∼OMNI 3/4 SLT 1/2∼SLT 7/8 D STOUT STOUT 78 内容 OMNI OUT 1∼4端子 オペレーション編 内容 OMNI OUT端子1/2∼3/4 OPTION I/Oスロットの出力 チャンネル1/2∼7/8 DIGITAL STEREO OUT端子 (L/R) STEREO OUT端子(L/R) 6 RTN.欄にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイ アルを使ってインサートリターンに割り当てる入 力端子/入力チャンネルを選択してください。 なお、 “I-M 1” の設定を変更すると、 インサートI/Oポイン トへのパッチングが解除されます。この場合は、手順1か ら操作をやり直す必要がありますので、ご注意ください。 ヒント 選択可能な端子の種類は次の通りです。 ・ 外部エフェクトのパッチングは、複数のチャンネルに対して行 ・ インプットチャンネル1∼8、モニターチャンネル1∼ えます。ただし、同じ出力端子/出力チャンネルを複数のイン サートセンドで共有することはできません。 16を選択した場合 表示 ・ ここで設定したインサートI/Oのパッチング設定を保存してお 内容 AD 1∼AD 8 きたいときは、現在の状態をシーンメモリーにストアしてくだ INPUT端子1∼8 さい。 パッチライブラリーやチャンネルライブラリーには、 イン I/Oカード(OPTION I/Oス SLT 1∼SLT 8 サートI/Oポイントの情報はストアできません。 ロット)のINPUT 1∼8 DIGITAL STEREO OUT端子 D STIN L/D STIN R のLまたはRチャンネル ・ リターンチャンネル1/2、ステレオアウトプットチャン 4 ネルを選択した場合 表示 内容 AD 1/2∼AD 7/8 INPUT端子1/2∼7/8 OPTION I/Oスロットの入力 SLT 1/2∼SLT 7/8 DIGITAL STEREO IN端子 DSTI L/R 7 入 出 力 の パ ッ チ ン グ チャンネル1/2∼7/8 (L/R) パッチングの設定が済んだら、OKボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 EFFECT INSERT欄に “ON [EXTERNAL]” と表示され、 インサートI/Oポイントに入出力端子/入出力チャンネ ルが割り当てられます。 例えば、モニターチャンネル1 のインサートセンドに “OMNI 1” 、インサートリターンに“AD 1” を割り当てた 場合、信号の流れは次のようになります。 外部エフェクター INPUT OMNI OUT端子1 INPUT PATCH ATT Ø OUTPUT INPUT端子1 EQ DYN モニターチャンネル1 このとき、PATCH画面のPatch OUTページを呼び出す と、OMNI OUT ASSIGNの1の枠に “I-M 1”と表示され ます。 この表示は、 OMNI OUT端子1にモニターチャンネ ル1のインサートセンドが割り当てられていることを示 します。 オペレーション編 79 第 4 入出力のパッチング 章 入力信号をトラックにすばやく割り当てる (クイックレック) クイックレックとは、 専用の画面で配線を確認しながら、 任意の 入力信号を任意のトラックに録音できるように、素早くパッチ ングを切り替える機能です。この機能を利用すれば、 INPUT端 3 MIX. CH側でパッチ元となるインプットチャンネ ルのジャックにカーソルを合わせ、 [ENTER] キー を押してください。 子の接続は変えずに、楽器音ごとにトラックを分けて素早く録 選択したインプットチャンネルが反転表示となります。 下 音できます。 の図は、インプットチャンネル7を選択しています。 1 [QUICK REC]キーを押してください。 QUICK REC画面が表示されます。 この画面には、次のよ うな情報が表示されます。 1 2 ヒント 反転表示されているインプットチャンネルのジャックにカーソ ルを合わせ、 もう一度 [ENTER] キーを押すと、 選択が解除されま す。 4 REC. TR側のジャックのマークにカーソルを移動 し、パッチ先となるレコーダーインプット(1 ∼ 16) にカーソルに合わせ、 [ENTER] キーを押して 1MIX. CH ください。 インプットチャンネル1∼8 (CH 1∼CH 8) に、 割り当て られている入力信号の種類を示します。 枠の右側に表示さ パッチ元のダイレクト出力と、 パッチ先のレコーダーイン れる (ジャック)のマークは、インプットチャンネルご プットが、パッチケーブルで結ばれます。 とのダイレクト出力を表します。 2REC. TR レコーダー部のトラック1∼16(TR 1∼TR 16) を表し ます。枠の左側に表示される (ジャック)のマークは、 各 トラックの入力 (レコーダーインプット1∼16) を表しま す。 2 パッチ元となるインプットチャンネルの入力信号 を変えたいときは、 カーソルをそのチャンネルの数 値ボックスに合わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを回 してください。 ヒント ・ 手順3と手順4を逆にすることも可能です。 ・ 同じチャンネルのダイレクト出力を、複数のレコーダーイン プットにパッチすることも可能です。 ただし、 複数のダイレクト 出力を同じレコーダーインプットにパッチすることはできませ ん。 80 オペレーション編 5 同じ要領で、 他のダイレクト出力とレコーダーイン プットをパッチケーブルで結んでください。 8 クイックレックを実行するには、OKボタンにカー ソルを合わせて [ENTER] キーを押してください。 操作を中止するには、CANCELボタンにカーソルを合わ せて[ENTER]キーを押してください。 クイックレックを実行すると、 AW2816の内部設定が次 のように変化します。 ・ 入力信号の選択やパッチケーブルの配線に従って、イ ンプットパッチやレコーダーインプットパッチの設定 が変更されます。 ・ パッチケーブルが配線されているインプットチャンネ ルで、ステレオバスへの割り当てが強制的に解除され ます。 ・ FLATボタンがオンのときは、パッチ元のインプット チャンネルでミックスパラメーターが初期状態に戻り ヒント ます。 ・ 個々のパッチケーブルを解除するには、REC. TR欄の右側にあ ・ パッチケーブルが配線されているトラックのモニター るCLEARボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押しま す。 チャンネルで、 チャンネルライブラリーのナンバー01 ・ すべてのパッチケーブルを解除するには、ディスプレイ右上の がリコールされ、ミックスパラメーターが初期状態と ALL CLEARボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押 なります。 します。 注 意 パッチケーブルは最高8本まで配線できます。8本すべてを配線 した後は、いずれかのパッチケーブルを解除しない限り、配線を 9 REC [●] キーを押しながらPLAY[®] キーを押し てください。 クイックレックを実行すると、 パッチケーブルを配線した 変更することはできません。 トラックが、すべて録音待機状態になります。このため、 6 なお、パッチングを変更するときに、パッチ元とな REC[●]キーを押しながらPLAY[® ]キーを押すだけ るチャンネルを初期状態に戻したい場合は、 ディス で、該当するトラックへの録音を開始できます。 プレイ左下のFLATボタンをオンにしてください。 FLATボタンをオン(反転表示)にしておくと、クイック レックを実行したときに、 パッチケーブルが接続されたイ ンプットチャンネルにチャンネルライブラリーナンバー 01がリコールされ、 ミックスパラメーターが初期状態と なります。 7 必要なパッチケーブルがすべて配線できたら、 ディ スプレイ右下のEXECUTEボタンにカーソルを合 わせて[ENTER]キーを押してください。 クイックレックの実行を確認するポップアップウィンド ウが表示されます。 オペレーション編 81 4 入 出 力 の パ ッ チ ン グ 第5章 内蔵エフェクトの操作 この章では、AW2816に内蔵された2系統のエフェクトについて説明します。 内蔵エフェクトについて AW2816には、2系統のマルチエフェクト(それぞれ“エフェ クト1” “エフェクト2” と呼びます) が内蔵されています。 これら の内蔵エフェクトを利用するには、次の2種類の方法がありま す。 任意のチャンネルにインサートして使用する 内蔵エフェクトをAUXバスやリターンチャンネルの割り当て から解除し、 任意のチャンネルにインサートする方法です。 特定 のチャンネルのみにエフェクトをかけたいときは、この方法を 使います。 AUXセンド/リターン経由で使用する エフェクト1 各チャンネルの入力信号を、AUXバスを経由してエフェクト 1/2の入力に送り、さらにエフェクト1/2の出力信号をステレ オバスやバス1∼8に返して、他の信号とミックスする方法で INPUT PATCH す。 リバーブやディレイなどのエフェクトを、 複数のチャンネル ATT Ø EQ 5 DYN インプットチャンネル で共有したいときは、この方法を使います。 AW2816が初期状態のとき、 エフェクト1/2の入力はそれぞ れAUXバス5/6にパッチされ、 エフェクト1/2の出力はそれぞ れリターンチャンネル1/2にパッチされています。 エフェクトをインサートできるチャンネルは次の通りです。 ・ インプットチャンネル1∼8 ・ モニターチャンネル1∼16 ミキサー部 ・ リターンチャンネル1/2 インプットチャンネル1∼8 ・ ステレオアウトプットチャンネル モニターチャンネル1∼16 エフェクト1 リターンチャンネル1 エフェクト2 リターンチャンネル2 ヒント エフェクトをインサートする位置(インサートI/Oポイント)は、 インプットチャンネル/モニターチャンネル/リターンチャン AUXバス5 エフェクト1 AUXバス6 エフェクト2 ネルではアッテネーターの直後、 ステレオアウトプットチャンネ ルではダイナミクスプロセッサーの直後になります。詳しくは P.27の 「AW2816の信号の流れ」のブロック図をご参照くださ い。 注 意 インプットチャンネル1∼8、モニターチャンネル1∼16から あるチャンネルにインサートした内蔵エフェクトは、AUXセン AUXバス5/6に送られた信号は、 それぞれエフェクト1/2に入 ド/リターン経由で使用したり、 別のチャンネルにインサートす 力されます。 このとき、 チャンネルごとにAUX 5/6のセンドレ ることができなくなります。 ベルを設定したり、プリフェーダー/ポストフェーダーを切り 替えることができます。 また、 エフェクト1/2から出力された信号は、 リターンチャンネ ル1/2に送られます。リターンチャンネル1/2をバス1∼8や ステレオバスに割り当てることで、 インプット/モニターチャ ンネルの原音とミックスできます。 オペレーション編 83 内 蔵 エ フ ェ ク ト の 操 作 第 5 内蔵エフェクトの操作 章 AUXセンド/リターンを使ってエフェクトをかける ここでは、AUXバス5経由でエフェクト1を使用する場合を例 に、 AUXセンド/リターンを使ったエフェクトの操作方法を説 明します。 ライブラリーからエフェクトプログラ ムをリコールする AW2816の内蔵エフェクトでは、REVERB HALL、GATE REVERB、STEREO DELAYなど、41種類のエフェクトタイ パッチングを確認する プが利用できます。 工場出荷時には、 それぞれのエフェクトタイ エフェクト1に対するAUXセンド/リターンのパッチングが プを使った41種類のエフェクトプログラムが “エフェクトライ 適切かどうかを確認します。 ブラリー” と呼ばれる内部メモリーにプリセットされています。 ここでは、エフェクト1にエフェクトプログラムをリコールし 1 [PATCH]キー→[F1]キーを押してください。 てみましょう。 1 PATCH画面のPatch INページが表示されます。 [AUX 5]キー→[F2]キーを押してください。 エフェクトプログラムのストア/リコール操作を行う AUX5/EFF1画面のLibraryページが表示されます。 ディ スプレイ下部のリストに、 エフェクトプログラムが一覧表 示されます。 2 EFFECT PATCH欄のEFF1が “AUX 5” に設定さ れていることを確認してください。 Patch INページのEFFECT PATCH欄では、 エフェクト 1/2をAUXバス経由で利用するか、任意のチャンネルに インサートするかを選択します。 AW2816が初期状態の とき、 上図のようにEFF1 (エフェクト1) にAUX 5 (AUX バス5)、EFF2(エフェクト2)にAUX 6(AUXバス6)が 割り当てられています。 ヒント エフェクトライブラリーの001∼041には、各エフェクトタイ プを使った読み出し専用のエフェクトプログラムが書き込まれ ています。 注 意 ヒント AW2816のエフェクトライブラリーは、エフェクト1とエフェ EFF1が“INSERT”に設定されているときは、設定欄にカーソル クト2の両方から利用できます。ただし、エフェクトタイプ“HQ- を合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回します。表示されたポッ Pitch”を使ったエフェクトプログラム(ライブラリーナンバー プアップウィンドウのOKボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER] 19)に限り、エフェクト2のみで利用できます。 キーを押すと、EFF1が“AUX 5”の設定に切り替わります。 3 MIXER CHANNEL INPUT ASSIGN欄のRTN1 が“EFF1 L/R”に設定されていることを確認して ください。 P a t c h I N ページのM I X E R C H A N N E L I N P U T ASSIGN欄では、ミキサーのインプットチャンネル/リ ターンチャンネルに割り当てる信号を選択します。 初期設 定では、RTN1(リターンチャンネル1)に“EFF1 L/R” (エフェクト1のL/R出力)が割り当てられています。 ヒント RTN1が他の設定に変更されている場合は、 設定欄にカーソルを 合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して“EFF1 L/R”に変更し てください。 84 オペレーション編 2 [DATA/JOG] ダイアルを回して、 リコールするプ ログラムを選択してください。 5 [F1]キーを押してください。 エフェクトパラメーターをエディットするEff.Editペー ジが表示されます。 点線で囲まれている列が、 現在選択されているエフェクト プログラムを表します。 エフェクトプログラムを選択する と、リストの右隣りに、そのプログラムで使用しているエ フェクトタイプが表示されます。ここでは、R E V E R B ROOMのエフェクトタイプを使ったプログラム “Reverb Room”を選択してみましょう。 6 ディスプレイ右下のMIX BALノブが100%に設 定されていることを確認してください。 Eff.Editページには、 現在使用しているエフェクトタイプ に応じたエフェクトパラメーターが表示されます。 どのエ フェクトタイプでも、 右下にはMIX BAL (原音とエフェク ヒント このページが呼び出されているときは、カーソルがどの位置に ト音のバランスを設定するパラメーター) のノブが配置さ あっても、 [DATA/JOG] ダイアルを使ってプログラムを選択で れています。 きます。 3 エフェクトをAUXセンド/リターン経由で使用するとき RECALLボタンにカーソルを合わせて[ENTER] は、MIX BALパラメーターを100%(エフェクト音のみ が出力されます)に設定する必要があります。 設定値を変 キーを押してください。 更するには、 MIX BALノブにカーソルを合わせ、 [DATA/ エフェクトプログラムのリコール操作を確認するポップ JOG]ダイアルを回してください。 アップウィンドウが表示されます。 ヒント ・ ライブラリーナンバー001∼041のプリセットプログラム は、いずれも初期状態でMIX BALパラメーター=100%に設 定されています。 ・ エフェクトタイプごとのエフェクトパラメーターの種類や機能 については、巻末の「エフェクトパラメーターリスト」をご参照 ください。 ヒント 上記のポップアップウィンドウは表示させずに、エフェクトプロ グラムを直接リコールすることも可能です。これを行うには、 UTILITY画面のPrefer.1ページ([UTILITY]キー→[F2]キー) で、RECALL CONFIRMATION欄をOFFに設定します。 4 5 プログラムをリコールするには、OKボタンにカー ソルを合わせて [ENTER] キーを押してください。 選択したエフェクトプログラムがエフェクト1にリコー ルされ、ディスプレイ左上のC U R R E N T E F F E C T NAME欄にその名称が表示されます。 また、リコール操作を中断するには、CANCELボタンに カーソルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 オペレーション編 85 内 蔵 エ フ ェ ク ト の 操 作 第 5 内蔵エフェクトの操作 章 プリフェーダー/ポストフェーダーを 切り替える 2 プリフェーダー/ポストフェーダーを切り換える には、該当するチャンネルのPRE/POSTボタンに カーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してくださ 各チャンネルからAUXバス5に送られる信号の送出位置 (プリ い。 フェーダー/ポストフェーダー)を選択します。 [ENTER]キーを押すごとにPRE(プリフェーダー)/ 1 [AUX 5]キー→[F3]キーを押してください。 POST(ポストフェーダー)の表示が切り替わります(ソ ングが初期状態のときは、すべてのチャンネルがPOST AUX5/EFF1画面のPre/Postページが表示されます。 に設定されています)。 このページでは、各チャンネルからAUXバス5を経由し てエフェクト1に送られる信号の送出位置として、プリ PRE(プリフェーダー)が選ばれているときは、チャンネ フェーダーまたはポストフェーダーを選択します。 ルごとのフェーダーの位置とは無関係に、AUXバス5/ エフェクト1に信号を送ることができます。POST(ポス トフェーダー)が選ばれているときは、フェーダー通過後 の信号がAUXバス5/エフェクト1に送られます (このた め、 フェーダーを絞ったチャンネルにはエフェクトがかか 1 りません)。 ヒント 2 ・ ディスプレイ右側のGBL欄にあるPREボタン/POSTボタン にカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、すべてのチャ ンネルがプリフェーダー/ポストフェーダーに切り替わりま す。 3 ・ リターンチャンネル1からエフェクト1(AUXバス5)に信号を 送ったり、リターンチャンネル2からエフェクト2(AUXバス 6)に信号を送ることはできません。これは、リターンチャンネ 4 ルとエフェクト間でループが発生するのを防ぐためです。 5 ・ 上記の理由から、AUX5/EFF1画面(AUX6/EFF2画面)の Pre/Postページにはリターンチャンネル1(リターンチャン 1インプットチャンネル 2モニターチャンネル 3リターンチャンネル 4PRE/POSTボタン ネル2)が表示されません。 3 エフェクトをかけたいチャンネルのON/OFFボタ ンがONに設定されていることを確認してくださ い。 5ON/OFFボタン ON/OFFボタンは、チャンネルごとにAUXセンドのオン /オフを切り替えるのに使用します。OFFに設定されて い る と き は 、そ の ボ タ ン に カ ー ソ ル を 合 わ せ て 、 [ENTER]キーを押します。 86 オペレーション編 リターンレベルを調節する センドレベルを調節する リターンチャンネル1のレベル(エフェクト1から返されたエ エフェクト1を利用するチャンネルのセンドレベルを調節しま フェクト音のレベル)を調節し、ステレオバスに送ります。 す。 1 1 リターンチャンネル1の[ON]キーがオン(点灯し た状態)になっていることを確認してください。 [AUX 5]キーを押してください。 AUX5/EFF1画面が表示されます。 この画面が表示され ているときは、フェーダー1∼8を使って、該当するチャ オフのときは、 [ON]キーを押してオンにしてください。 ンネルからAUXバス5(エフェクト1)へのセンドレベル 2 が調節できます。 リターンチャンネル1の[SEL]キーを押してくだ さい。 リターンチャンネル1が選択されます。 3 [VIEW]キー→[F1]キーを押してください。 VIEW画面のCH Viewページが表示されます。 5 ヒント AUX5/EFF1画面にはEff.Editページ、Libraryページ、Pre/ Postページという3つのページがありますが、上記の操作はど のページが表示されているときでも行えます。チャンネルごとの センドレベルを数値で確認したいときは、Pre/Postページが便 利です。 4 PAN/ROUT欄のSTボタンがオンになっているこ とを確認してください。 2 MIXING LAYERセクションの各キーを使ってミ キシングレイヤーを選択してください。 インプットチャンネル1∼8にエフェクトをかけるとき STボタンがオフのときは、 ボタンにカーソルを合わせて はINPUT[1-8]キー、モニターチャンネル1∼8/9∼16 [ENTER]キーを押します。これでエフェクト1からのリ にエフェクトをかけるときはRECORDER[1-8]/[9- ターン信号がステレオバスに送られ、 他のチャンネルの信 16]キーを押してください。 号とミックスされます。 5 [RTN 1]コントロールを回して、リターンチャン ネル1のレベル (エフェクト1から返されたエフェ 3 ベルを調節してください。 モニターチャンネルにエフェクトをかけるときはソング クト音のレベル)を調節してください。 を再生しながら、 各チャンネルのセンドレベルを調節して 現在のレベルは、CH Viewページ下のFADER(フェー ダー)、および右上のR T N フェーダー1∼8を使って各チャンネルのセンドレ ください。 1 ノブで確認できます。 AW2816が初期状態のとき、リターンチャンネル1/2の レベルは、ノミナルレベル(0dB)に設定されています。 4 必要に応じて、 [RTN 1]コントロールを使ってリ ターンレベルを再調節してください。 ヒント ディスプレイ右上のRTN 1/2ノブは、現在選択されている画面 に関係なく、常に表示されます。なお、レベルが−∞dB、0dB、 +6dBのときは、ノブが反転表示となります。 オペレーション編 87 内 蔵 エ フ ェ ク ト の 操 作 第 5 内蔵エフェクトの操作 章 任意のチャンネルにエフェクトをインサートする AW2816の内蔵エフェクトは、任意のチャンネルにインサー トして利用することも可能です。入力ソースに内蔵エフェクト をかけて録音したい場合、 あるいはミックスダウン時に特定の 3 OKボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを 押してください。 トラック (モニターチャンネル) にのみエフェクトをかけたい場 EFFECT PATCH欄のEFF2の表示が “INSERT”に変わ 合などに便利です。 ここでは、 モニターチャンネル1にエフェク ります。この状態で、エフェクト2を任意のチャンネルに ト2をインサートする場合を例に挙げ、 操作方法を説明します。 インサートできるようになります。 注 意 EFFECT PATCH欄のEFF2を“INSERT”から“AUX 6”に戻 パッチングを変更する さない限り、エフェクト2はAUXセンド/リターン経由で利用 することはできません。 AW2816が初期状態のとき、エフェクト2の入力にはAUXバ ス6が、 エフェクト2の出力にはリターンチャンネル2がパッチ ヒント されています。エフェクト2を任意のチャンネルにインサート 上記の操作を行うと、自動的にPatch INページのRTN 2欄が するには、まずこのパッチを解除する必要があります。 “--------”という表示に変わります。これは、リターンチャンネル2 にパッチされていたエフェクト2の出力が解除され、現在何も信 1 号が割り当てられていないことを表します。 [PATCH]キー→[F1]キーを押してください。 PATCH画面のPatch INページが表示されます。 チャンネルにエフェクトをインサート する インサート用として設定されたエフェクト2を、 モニターチャ ンネル1にインサートします。 1 RECORDER[1-8]キー→[SEL]キー1を押して ください。 モニターチャンネル1が選択されます。 2 [VIEW]キー→[F1]キーを押してください。 2 EFFECT PATCH欄のEFF2にカーソルを移動し、 [DATA/JOG]ダイアルを回してください。 エフェクト2をインサート用に変更することを確認する ポップアップウィンドウが表示されます。 88 オペレーション編 VIEW画面のCH Viewページが呼び出され、モニター チャンネル1のミックス設定が表示されます。 3 EFFECT INSERT欄のASSIGNボタンにカーソ ルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 EFF.INSERT SETTINGポップアップウィンドウが表示 エフェクトプログラムをリコールする エフェクト2 で使用するプログラムを、エフェクトライブラ リーからリコールします。 されます。このポップアップウィンドウでは、次の4つの ボタンを使ってインサートするエフェクトを選択します。 1 AUX6/EFF2画面のLibraryページが表示されます。 2 フェクトプログラムを選択してください。 [AUX 6]キー→[F2]キーを押してください。 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 リコールするエ 3 キーを押してください。 選択されたプログラムが、 エフェクト2にリコールされま ・ OFF .................. エフェクトのインサートを解除しま す。 す。 ・ INT.EFF1 ....... エフェクト1をインサートします。 ・ INT.EFF2 ....... エフェクト2をインサートします。 ・ EXTERNAL ... 外部エフェクトをインサートします。 4 RECALLボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] エフェクト2をインサートするには、INT.EFF2ボ タンにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押して 4 [F1]キーを押してください。 5 Eff.Editページが表示されます。 MIX BAL.のノブにカーソルを合わせ、 [DATA/ JOG] ダイアルを回して、 原音とエフェクト音のバ ください。 ランスを調節してください。 ポップアップウィンドウ内のSEND欄が “EFF2”、RTN. 内蔵エフェクトを任意のチャンネルにインサートする場 欄が“EFF 2L”に変化します。これは、モニターチャンネ 合、原音とエフェクト音のバランスは、Eff.Editページの ル1のインサートセンドにエフェクト2の入力、 インサー MIX BAL.ノブで設定します。必要に応じて、適切な値に トリターンにエフェクト2のL側の出力がパッチされたこ 設定してください。 とを示します。 ヒント ・ RTN.欄にカーソルを合わせて[DATA/JOG]ダイアルを回せ ば、 “EFF 2L”と“EFF 2R”を切り替えることができます。 ・ ステレオ仕様のチャンネル (リターンチャンネル1/2、 ステレオ アウトプットチャンネル)にエフェクトをインサートした場合、 エフェクトのL/R出力がチャンネルのL/R入力に返されます。 5 設定が済んだら、OKボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押してください。 ポップアップウィンドウが閉じて、EFFECT INSERT欄 に“ON[INT.EFF2]”と表示されます。 この表示は、該当 するチャンネル (この例では、 モニターチャンネル1) にエ フェクト2がインサートされたことを表します。 ヒント インサートを解除するには、EFF.INSERT SETTINGポップ アップウィンドウのOFFボタンをオンにします。また、他のチャ ンネルでエフェクト2をインサートする操作を行うと、インサー トの解除を確認するポップアップウィンドウが表示されます。 オペレーション編 89 5 内 蔵 エ フ ェ ク ト の 操 作 第 5 内蔵エフェクトの操作 章 エフェクトをかけて録音する インプットチャンネルに内蔵エフェクトをインサートすれば、 入力ソースにエフェクトをかけた状態でトラックに録音できま す。ここでは、インプットチャンネル1にエフェクト1をイン 4 RECORDER TRACK INPUT ASSIGN欄にカー ソルを移動させ、 レコーダーインプット3の設定を “DIR 1” (インプットチャンネル1のダイレクト出 サートして、トラック3にダイレクト録音する手順を説明しま 力)に変更してださい。 す。 これでインプットチャンネル1の入力信号が、 直接トラッ ク3に送られます。 パッチングを変更する エフェクト1、インプットチャンネル1、トラック3のパッチン グを変更します。 1 [PATCH]キー→[F1]キーを押してください。 PATCH画面のPatch INページが表示されます。 チャンネルにエフェクトをインサート する インプットチャンネル1に、 エフェクト1をインサートします。 1 INPUT[1-8]キー→[SEL]キー1を押してくださ い。 インプットチャンネル1が選択されます。 2 [VIEW]キー→[F1]キーを押してください。 2 EFFECT PATCH欄にカーソルを移動させ、 EFF1 VIEW画面のCH Viewページが表示されます。 の設定を“INSERT”に切り替えてください。 エフェクト1が、 任意のチャンネルにインサート可能とな ります。 3 EFFECT INSERT欄のASSIGNボタンにカーソ ルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 EFF.INSERT SETTINGポップアップウィンドウが表示 されます。 4 I N T . E F F 1 ボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 ポップアップウィンドウ内のSEND欄が “EFF1”、RTN. 欄が“EFF 1L”に変化します。 3 MIXER CHANNEL INPUT ASSIGN欄にカー ソルを移動させ、 インプットチャンネル1に割り当 てる入力ソースを選択してください。 例えば、 インプットチャンネル1にINPUT端子1の入力信 号を割り当てるには、 “AD 1”を選択します。 90 オペレーション編 5 OKボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キー 録音を開始する を押してください。 C H V i e w ページのE F F E C T I N S E R T 欄に“O N [INT.EFF1]”と表示され、インプットチャンネル1にエ 1 CH Viewページを表示させてください。 2 ください。 [VIEW]キー→[F1]キーを押して、VIEW画面の フェクト1がインサートされたことを示します。 RECORDER[1-8]キー→[SEL]キー3を押して モニターチャンネル3が選択されます。 3 6 ださい。 モニターチャンネル3の入力信号 (トラック3に録音され PAN/ROUT欄のSTボタンを、オフにしてくださ る信号)がステレオバスに送られます。 い。 通常録音を行うときは、 モニターチャンネル3を経由して ステレオバスに送られる信号をモニターします。このた め、 インプットチャンネル1の入力信号が直接ステレオバ スに送られ、信号が重複することがないように、インプッ トチャンネル1のSTボタンをオフに設定します。 7 PAN/ROUT欄のSTボタンを、オンに設定してく 4 STEREOフェーダーとフェーダー3を、0dBの位 5 REC TRACK SELECT[3] キーを押して、 トラッ [AUX 5] キー→[F2] キーを押し、 エフェクト1で 置まで上げてください。 ク3を録音待機状態にしてください。 これでインプットチャンネル1の入力信号が、 MONITOR 利用するエフェクトプログラムをリコールしてく OUT端子からモニターできるようになります。 ださい。 エフェクトプログラムのリコール方法は、P.84をご参照 ください。 6 [METER]キーを押してください。 トラック1 ∼1 6 の入出力レベルをメーター表示する METER画面が表示されます。 7 INPUT[1-8]キーを押し、INPUT端子1に接続さ れた楽器を演奏しながらフェーダー1を操作して、 トラック3への録音レベルを調節してください。 8 オペレーション編 REC[●]キー+PLAY[®]キーを押し、 録音を開 始してください。 91 5 内 蔵 エ フ ェ ク ト の 操 作 第 5 内蔵エフェクトの操作 章 エフェクトパラメーターを調節する AW2816に内蔵されたエフェクトプログラムは、パラメー ターをエディットして好みの効果に作り変えることができま す。 また、 エディットしたプログラムをエフェクトライブラリー 4 に保存しておくことも可能です。ここでは、エフェクト2のエ フェクトプログラムをエディットする方法を説明します。 1 エフェクトライブラリーを操作する、AUX6/EFF2画面 のLibraryページが表示されます。 ライブラリーナンバー001∼041から、エディッ トしたいエフェクトプログラムを選び、 リコールし てください。 注 意 リコールしたエフェクトプログラムのエフェクトタイプを切り 替えることはできません。このため、エフェクトプログラムをゼ ロから作成したい場合でも、 まず目的のエフェクトタイプを含む プログラムを、ライブラリーからリコールすることから始めま す。 3 [F1]キーを押してください。 リコールしたエフェクトプログラムをエディットする Eff.Editページが表示されます。ディスプレイの下部に、 調節可能なパラメーターのノブが表示されます。 92 ソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを使って値 を調節してください。 ヒント エフェクトタイプごとのパラメーターと機能については、巻末の [AUX 6]キー→[F2]キーを押してください。 2 調節したいエフェクトパラメーターのノブにカー オペレーション編 「エフェクトパラメーターリスト」をご参照ください。 エフェクトプログラムを保存する エディットしたエフェクトプログラムは、エフェクトライブラ リーの空き領域に最大86種類までストア (保存) し、 後から自由 にリコールできます。 ここでは、 エフェクト2のエフェクトプロ グラムをエディットした後で、ライブラリーにストアする場合 の操作方法を説明します。 ヒント 4 文字パレットを使って名前を入力してください。 5 ストアを実行するには、OKボタンにカーソルを合 ・ エフェクトライブラリーにストアされたプログラムは、ソング の一部として内蔵ハードディスクに保存されます。 ・ MIDIのバルクダンプを使えば、エフェクトライブラリーにスト アした任意のエフェクトプログラムを、 MIDIシーケンサーなど の外部MIDI機器にバックアップすることも可能です。バルクダ 文字の入力方法については、P.37をご参照ください。 わせて[ENTER]キーを押してください。 ストアをキャンセルするには、CANCELボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 ヒント ライブラリータイトルの入力を省略して、 ストアを実行すること も可能です。これを行うには、UTILITY画面のPrefer.1ページ ンプについては、P.212をご参照ください。 ([UTILITY]キー→[F2]キー)のSTORE CONFIRMATION欄 1 [AUX 6]キー→[F2]キーを押してください。 をOFFに設定します。 AUX6/EFF2画面のLibraryページが表示されます。 5 内 蔵 エ フ ェ ク ト の 操 作 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 ストア先のライ ブラリーナンバー (042∼128) を選択してくださ い。 注 意 ライブラリーナンバー001∼041は読み込み専用です。ストア することはできません。 3 カーソルをSTOREボタンに合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 エフェクトプログラムの名前(ライブラリータイトル)を 入力するTITLE EDITポップアップウィンドウが表示さ れます。 オペレーション編 93 第6章 トランスポート/ロケート操作 この章では、AW2816のトランスポート/ロケート操作について説明します。 トランスポートキーの機能 レコーダーのトランスポート操作は、トランスポートセクショ ンに含まれる5つのキー (トランスポートキー) を使って行いま す。各トランスポートキーは、トランスポートの現在の状態(走 行モード)に応じて機能が変化します。次の表は、トランスポー トキーの機能と走行モードの関係を示したものです。 走行モード レビュー キュー 停止 再生 巻き戻し ― 停止 停止 停止 停止 停止 停止 再生 ― 再生 再生 再生 再生 再生 (パンチアウト) 巻き戻し (8倍速) レビュー (8倍速) 巻き戻し (8倍速) レビュー (8倍速) ― 早送り (8倍速) キュー (8倍速) 早送り (8倍速) キュー (8倍速) 録音 * 録音 * (パンチイン) 再生 再生 早送り (再生巻き戻し) 録音 (再生早送り) トランスポートキー + 巻き戻し レビュー 速度切り替え 速度切り替え (8倍⇔16倍)(8倍⇔16倍) 早送り キュー 速度切り替え 速度切り替え (8倍⇔16倍)(8倍⇔16倍) 再生 再生 6 ト ラ ン ス ポ ー ト / ロ ケ ー ト 操 作 ― ― * :REC TRACK SELECT[1]∼[16]/[ ST]キーのいずれかが点滅している場合のみ録音が実行されます。 ―:キー操作無効。 注 意 SONG、FILE、CD、EDIT画面がディスプレイに表示されている 間は、トランスポート操作やロケート操作が行えません。 再生早送り/再生巻き戻しをする (シャトル機能) トランスポートが停止または再生しているときに 逆送り [SHUTTLE] ダイアルを操作すると、再生早送り (キュー)や再 生巻き戻し(レビュー)が行えます(これを“シャトル機能” と呼 –2 びます)。 –4 キューやレビューの速度は、 [SHUTTLE] ダイアルの角度に応 じて、右図のように変化します。 [SHUTTLE]ダイアルを中央 –8 –16 –1/4 –1/2 –1 Stop 正送り +1/4 +1/2 +1(通常速度) +2 +4 +8 +16 に戻すとシャトル機能が解除され、 操作の前の状態 (停止または 再生)に復帰します。 オペレーション編 95 第 6 トランスポート/ロケート操作 章 音を聞きながらポイントを検索する (ナッジ機能) “ナッジ”とは、現在位置の前後の短い区間を繰り返し再生する 機能です。 この機能を利用すれば、 耳で確認しながら現在位置を 少しづつ移動させ、 目的のポイントを検索することができます。 5 ナッジ機能の再生時間や再生方向を変えるには、 [UTILITY]キー→[F3]キーを押してください。 オートパンチイン/アウトポイントの指定や、トラックの内容 UTILITY画面のPrefer.2ページが表示されます。この をエディットするときの範囲指定など、正確な位置指定が要求 ページのNUDGE欄で、ナッジタイム(リピート再生の間 されるときに便利です。 隔)やプレイモード(再生方向)を変更することができま す。 1 トランスポートやシャトル機能を使って、 ポイント を検索する大まかな位置までソングを移動してく ださい。 2 トランスポートが停止した状態で、 [JOG ON] キー を押してください。 [JOG ON]キーが点灯してナッジ機能がオンになり、現 在位置から一定時間 (初期設定では100ミリ秒) が経過し た位置まで、リピート再生します。 3 現在位置を正方向に移動したいときは、 [DATA/ JOG]ダイアルを右に、逆方向に移動したいとき は、 [ DATA/JOG]ダイアルを左に回してくださ い。 6 ナッジタイムを変更するには、NUDGE欄のTIME 表示部にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイア ルを使ってナッジタイムを設定してください。 カウンターの表示方法として時間表示が選ばれていると ナッジタイムは25ms∼800msの範囲で設定できます きはミリ秒単位で、 タイムコード表示が選ばれているとき (初期設定=100ms)。 はサブフレーム単位で現在位置を移動できます。また、 [SHUTTLE]ダイアルを使って、現在位置を素早く移動 させることも可能です。 [DATA/JOG]ダイヤル で最小単位で移動 [SHUTTLE]ダイヤル の角度に応じて大まか に移動 7 プレイモードを変更するには、 NUDGE欄のPLAY MODEのボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押して次の2つのプレイモードを切り替え てください。 ・ AFTER 現在位置から後方へと、 ナッジタイムに相当する時間だけ リピート再生します(初期設定)。 現在位置 ・ BEFORE ソング トラック 手前の位置から現在位置へと、 ナッジタイムに相当する時 間だけリピート再生します。 PLAY MODE:BEFORE ナッジタイム 現在位置 注 意 カウンターの表示方法として小節表示が選ばれている場合、 [DATA/JOG]ダイアルを回したときに現在位置が1拍単位で 移動します。 4 ナッジ機能を解除したいときは、 [JOG ON] キーま たはトランスポートセクションのSTOP[■]キー を押してください。 [JOG ON]キーが消灯してナッジ機能が解除されます。 96 オペレーション編 PLAY MODE:AFTER 現在位置 波形を見ながらポイントを検索する AW2816では、トラックに録音された内容を波形で確認しな がら、 任意の位置を検索したり、 マーカーやロケートポイントを 設定できます。 5 必要に応じて、 次のボタンを使ってレベル (縦軸) と 時間(横軸)の倍率を調節してください。 ・ AMP. 1 2 / ボタン ... 縦軸の倍率を×1∼×16の範 囲で変更します。 トランスポートやシャトル機能を使って、 検索した ・ TIME い大まかな位置までソングを移動してください。 [TRACK]キー→[F1]キーを押してください。 TRACK画面のTR Viewページが表示されます。 / ボタン ...... 横軸の倍率を×1∼×4096 の範囲で変更します。 6 ポインターの位置を移動したいときは、 [DATA/ JOG]ダイアルを回してください。 右側に回すと正方向に、 左側に回すと逆方向にポインター が移動します。 なお、 この操作を行ったときは、 ポインター の位置が移動するだけで、 カウンターの位置には影響しま せん。 7 カウンターの現在位置を、WAVE DISPLAYポッ プアップウィンドウで指定したポインターに合わ せるには、LOCATEボタンにカーソルを移動し、 [ENTER]キーを押してください。 ソングがポインターの位置まで移動し、 ポップアップウィ ンドウが閉じます。 3 波形を表示させたいトラックにカーソルを移動し てください。 カーソル 8 現在位置は変更せずに、WAVE DISPLAYポップ アップウィンドウを閉じるには、E X I T ボタンに カーソルを移動し、 [ENTER] キーを押してくださ い。 ヒント WAVE DISPLAYポップアップウィンドウが表示されていると 4 きは、ロケートポイントやマーカーを使ってポインターを任意の トランスポートが停止した状態で、 [SHIFT] キーを 位置に移動させることができます。また、ポインターの現在位置 押しながら[F2]キーを押してください。 に、ロケートポイントやマーカーを設定することも可能です(ロ 選択されたトラックのオーディオを波形表示する、 さい)。 ケートポイント/マーカーの設定方法は、P.102をご参照くだ WAVE DISPLAYポップアップウィンドウが表示されま す。 ポインターの位置 注 ポインター 意 WAVE DISPLAYポップアップウィンドウが表示されている間 は、トラックに記録されたオーディオデータを再生できません。 オペレーション編 97 6 ト ラ ン ス ポ ー ト / ロ ケ ー ト 操 作 第 6 トランスポート/ロケート操作 章 一定時間を巻き戻す (ロールバック) トランスポートが停止または再生しているときにロケートセク ションの [ROLL BACK] キーを押すと、 現在位置を一定時間だ け巻き戻すことができます (これを“ロールバック機能” と呼び ます)。現在位置よりも少し手前の位置から録音を始めたいと き、 再生中に同じ部分を聞き直したいときなどに便利です。 ロー ルバックによって巻き戻される時間(ロールバックタイム)は、 初期状態で5秒に設定されていますが、必要に応じて変更でき ます。 1 [UTILITY]キー→[F3]キーを押してください。 UTILITY画面のPrefer.2ページが表示されます。この ページのROLLBACK TIME欄で、 ロールバックタイムを 設定します。 2 ROLL BACK TIME欄にカーソルを合わせ、 [DATA/ JOG]ダイアルを使ってロールバックタイムを設 定してください。 ロールバックタイムは、0∼30秒の範囲をミリ秒単位で 設定できます。 3 ソングの停止中または再生中に、 [ROLL BACK] キーを押してください。 手順2で設定した時間だけ、手前の位置に巻き戻されま す。 98 オペレーション編 任意の範囲を繰り返し再生する (A-Bリピート) “A-Bリピート” とは、 任意の位置に設定したAポイントとBポイ A-Bリピート再生を行う ント間をリピート再生する機能です。 例えば、 ソングの特定の範 囲を何度も再生しながらミックスを調節したいときに便利で す。 5 [REPEAT]キーを押してください。 [REPEAT]キーが点灯して、A-Bリピート機能がオンに A/Bポイントを設定する 1 2 トランスポートが停止しているときに、 なります。また、ソングが自動的にAポイントまでロケー トされます。 リピート再生を開始したい位置にソングを移動し てください。 [SET] キーを押しながら、 [A] キーを押してくださ 6 リピート再生を開始するにはPLAY[®] キーを押 してください。 Aポイントから再生が始まります。 Bポイントまで到達す い。 ると、自動的にAポイントに戻って再生を続けます。 [A]キーが点灯し、Aポイント(リピート再生の開始位置) ヒント が設定されます。 ソングの再生中に[REPEAT]キーを押すと、現在位置に関係な く自動的にA/Bポイント間のリピート再生が始まります。 7 再生を停止したいときは、 STOP[■] キーを押して ください。 A-Bリピート機能がオンのまま停止します。 A-Bリピート機能がオンのときは、 現在位置に関係なく、 6 PLAY [®] キーを押した直後にリピート再生が再開され ます。 3 4 リピート再生を終了したい位置にソングを移動し てください。 8 [SET] キーを押しながら、 [B] キーを押してくださ リピート再生を解除したいときは、 [R E P E A T ] キーを押してください。 [REPEAT]キーが消灯し、A-Bリピート機能が解除され ます。 リピート再生中にA-Bリピート機能を解除した場合 い。 は、その位置から通常の再生になります。 ヒント ・ A-Bリピート機能がオンのときに録音操作を行うと、自動的に A-Bリピート機能が解除されます。 ・ A-Bリピート機能は、100回行うと自動的に停止します。 [B]キーが点灯し、Bポイント(リピート再生の終了位置) が設定されます。 ヒント ・ AポイントとBポイントの設定は、ソングの再生中でも行えま す。 ・ BポイントをAポイントよりも手前に設定した場合、 B→A間の リピート再生が行われます。 注 意 A/Bポイントの間隔は最低1秒以上必要です。それ以下に設定し た場合は、リピート再生が行われません。 オペレーション編 99 ト ラ ン ス ポ ー ト / ロ ケ ー ト 操 作 第 6 トランスポート/ロケート操作 章 位置を指定してロケートする ロケートポイントを数値で指定して、ロケートを実行します。 1 トランスポートが停止した状態で、 [N U M 3 LOCATE]キーを押してください。 指定した位置にロケートするには、 [ENTER] キー を押してください。 ソングが指定した位置へと移行します。 また、 指定を中断 してもとの数値に戻したいときは、 [CANCEL]キーを押 してください。 [NUM LOCATE]キーが点滅し、ディスプレイ上部のカ ウンターにカーソルが移動します。 カーソル 2 [DATA/JOG]ダイアルまたは数字キーを使って ロケートポイントを指定してください。 ロケートポイントを指定するには、次の2つの方法があり ます。 ・[DATA/JOG]ダイアルを使う カーソルを左右に移動して変更する単位を指定し、 [DATA/JOG] ダイアルを回して値を変更する方法です。 カウンターが時間表示のときは時/分/秒/ミリ秒、 タイ ムコード表示のときは時/分/秒/フレーム/サブフ レーム、 小節表示のときは小節/拍の単位で値が変更でき ます。 ・ 数字キーで数値を直接入力する ロケートセクションの [0] ∼ [9] キーを使って数値を直接 入力する方法です。カウンターが時間表示のときに、 [1] →[5]→[2]→[3]→[0]→[0]→[0]の順番に押せば、 “00:15:23.000”と入力されます。 カーソルを左側に移動させ、 上位の桁のみを入力すること もできます。この場合は、カーソルよりも右側の値は0と なります。 例えば、カウンターが時間表示のときに、 秒の単位にカー ソルを移動し、 [1] → [5] → [2] → [3] の順に押せば、 “00: 15:23.000”と入力されます。 ヒント マイナスの位置にロケートしたいときは、 [ マイナスの符号を指定します。 [ ]キーを使って ] キーを押すごとに、マイナ スの符号の表示/非表示が切り替わります。 100 オペレーション編 カウンターのゼロの位置にロケートする ソングが停止または再生しているときに[RTZ] キーを押すと、 相対時間ゼロの位置を設定する カウンターのゼロの位置 (小節表示の場合は1小節目の先頭) に 相対時間(REL)のゼロの位置は、以下の方法で設定します。 ロケートします。 1 相対時間ゼロに設定したい位置までロケートして ください。 ヒント 相対時間ゼロの位置は、ソングの再生中に設定することも可能で す。 2 [SET] キーを押しながら [RTZ] キーを押してくだ さい。 カウンター表示が自動的に相対時間に切り替わり、 相対時 カウンターの表示単位(時間、タイムコード、小節)や表示方法 (絶対時間または相対時間)に応じて、 [ RTZ]キーの操作でロ 間ゼロ (時間表示=00:00:00.000/タイムコード表示 =00:00:00:00.00)にリセットされます。 ケートするポイントは次のように変化します。 ABS REL 時間表示 絶対時間ゼロの位置 (スタートポイント) 相対時間ゼロの位置 タイム コード表示 00:00:00:00.00の 位置 相対時間ゼロの位置 小節表示 注 6 絶対時間ゼロの位置(スタートポイント) ト ラ ン ス ポ ー ト / ロ ケ ー ト 操 作 意 カウンターの表示方法として小節表示 (MEASURE) が選択され ている場合、常に絶対時間ゼロの位置がスタートポイントとなり ます。このため、 [RTZ]キーを押したときは、常にスタートポイ ント(0001.01.0000)の位置に戻ります。 ヒント カウンターの表示方法は、S O N G 画面のS e t t i n g ページ ([SONG]キー→[F2]キー)のDISPLAY欄で変更できます。 スタートポイント 相対時間ゼロの位置 ヒント ・ カウンター表示を絶対時間(ABS)に戻したいときは、METER 画面のMeter 2ページを表示させ、ディスプレイ左上のABS ボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 ・ 設定した相対時間ゼロの位置は、カレントソングの一部として ハードディスクに保存されます。 オペレーション編 101 第 6 トランスポート/ロケート操作 章 各種のロケートポイントを使ってロケートする AW2816では、ソングの任意の位置にロケートポイントを設 注 意 定し、 簡単なキー操作でロケート (現在位置の移動) が行えます。 スタートポイント/エンドポイントを微調節するには、 TRACK 設定可能なロケートポイントは、次の通りです。 画面のMARK Adj.ページを使います。 ロケートポイントが設定されると、 該当するキーが点灯し ● インポイント/アウトポイント ます。 オートパンチイン/アウト(→P.64)の範囲指定に使用す るロケートポイントです。 通常は、 最後に行った録音の開始 位置と終了位置が、自動的にインポイントとアウトポイン トとして設定されます。 必要に応じて、 画面上の操作で変更 することも可能です。 設定したポイントにロケートする 3 ● A/Bポイント 設定したロケートポイントにロケートするには、 ソ ングが停止または再生しているときに、対応する キーを押してください。 A-Bリピート機能(→P.99)の範囲指定に使用するロケー トポイントです。Aポイント/Bポイントは、キー操作また は画面上の操作でソングの任意の位置に設定できます。 ● スタートポイント/エンドポイント 4 通常ソングの開始位置と終了位置に相当するロケートポイ スタートポイントにロケートしたいときは[ ] キー、エンドポイントにロケートしたいときは [ ]キーを押してください。 ントです。新規ソングを作成したときには、絶対時間00: 00:00.000の位置がスタートポイントとして初期設定さ れます。また、ソングの録音や編集を行うと、ソングの最終 位置が自動的にエンドポイントとして設定されます。必要 に応じて、画面上の操作で変更することも可能です。 キー操作でロケートポイントを設定し、そのポイントにロ ケートする方法は、次の通りです。 ロケートポイントを設定する 1 トランスポートやシャトル機能を使って、 ロケート なお、ソングに設定された各種のロケートポイントは、 ポイントを設定したい位置にソングを移動してく TRACK画面のTR Viewページ([TRACK]キー→[F1] キー)で次のように表示されます。 ださい。 ロケートポイントの指定は、 ソングが再生または停止のど ちらの状態でも行えます。 2 [SET] キーを押しながら、 設定したいロケートポイ ントに相当するキーを押してください。 スタート ポイント イン/アウト ポイント A/B ポイント エンド ポイント それぞれのロケートポイントに対応するキーは、 次の通り です。 ヒント ・ ロケートポイントの設定は、ソングの一部として内蔵ハード ディスクに保存されます。 ・ 設定されたロケートポイントは、必要に応じて位置を調節する ことができます(→P.104)。また、スタートポイントとエンド ポイントを除くロケートポイントは、消去することも可能です (→P.106)。 ・ インポイント ................. LAST REC [IN]キー ・ アウトポイント ............. LAST REC[OUT]キー ・ Aポイント .....................[A]キー ・ Bポイント ......................[B]キー 102 オペレーション編 マーカーを使ってロケートする AW2816では、 ソングの任意の位置に最大99個のマーカーを なお、設定されたマーカーは、TRACK画面のTR View ]/ ページ ( [TRACK] キー→ [F1] キー) で次のように表示さ 付けることができます。こうして設定したマーカーは、 [ [ ] キーを使って検索/ロケートが行えます。 マーカーの操作 れます。 方法は次の通りです。 マーカーを設定する 1 マーカーを設定したい位置にソングを移動してく ださい。 マーカー マーカーの設定は、 ソングが録音/再生中または停止中の 上の図のように、マーカーには1∼99の番号がソングの どちらの状態でも行えます。 先頭から自動的に設定されます。設定済みの2つのマー 2 カーの間に、新たにマーカーを設定した場合は、それ以降 [MARK]キーを押してください。 のマーカーの番号が付け直されます。 ディスプレイの下側に“MARK SET”のメッセージがし ばらく表示され、マーカーが設定されたことを示します。 マーカーを設定 [MARK]キーを押すたびに、新しいマーカーが追加され て行きます。 6 ト ラ ン ス ポ ー ト / ロ ケ ー ト 操 作 ヒント ・ マーカーの設定内容は、カレントソングの一部として内蔵ハー ドディスクに保存されます。 ・ 設定したマーカーは、必要に応じて消去したり(→P.106)、位 置を調節する(→P.104)ことができます。 3 現在位置より手前のマーカーにロケートしたいと きは [ ] キー、 現在位置より後のマーカーにロケー トしたい場合は[ ]キーを押してください。 現在位置より手前にマーカーが存在する場合は [ ] キー が点灯し、現在位置より先にマーカーが存在するときは [ ]キーが点灯します。 オペレーション編 103 第 6 トランスポート/ロケート操作 章 ロケートポイント/マーカーの位置を調節する スタートポイント/エンドポイント、 A/Bポイント、 イン/アウ トポイント、 マーカーの位置は、 必要に応じて後から微調節でき ます。 1 4 マ ー カ ー の 位 置 を 調 節 す る に は 、M A R K E R POSITION欄の左側の数値ボックスにカーソルを 合わせ、 [ DATA/JOG]ダイアルを回して目的の マーカー番号を選択してください。 [TRACK]キー→[F4]キーを押してください。 TRACK画面のMARK Adj.ページが表示されます。ディ スプレイ上部のLOCATOR POSITION欄には、 現在設定 されている各ロケートポイントの位置が表示されます。 ま た、 ディスプレイ下部のMARKER POSITION欄には、現 在設定されているマーカーのリストが表示されます。 Aポイント Bポイント アウトポイント インポイント エンドポイント スタートポイント 5 CURSOR[ ]/[ ]を使って変更する単位を選 び、 [DATA/JOG] ダイアルを使って値を変更して ください。 注 意 マーカー位置を調節する場合、前後のマーカー位置を超えて移動 することはできません。 マーカー ヒント 未設定のロケートポイントは、数値ボックスに“--”と表示されま す。 2 目的のロケートポイントにカーソルを移動してく ださい。 ヒント ・ スタートポイント/エンドポイントは、現在選ばれている表示 方法にかかわらず、常にタイムコード表示となります。 ・ スタートポイント/エンドポイントを除くロケートポイントの 表示は、現在選択されているカウンターの表示方法(時間/タイ ムコード/小節)に応じて変化します。 3 CURSOR[ ]/[ ]を使って変更する単位を選 び、 [DATA/JOG] ダイアルを使って値を変更して ください。 カウンターが時間表示のときは “時間/分/秒/ミリ秒” 、 タイムコード表示のときは “時間/分/秒/フレーム/サ ブフレーム”、小節表示のときは“小節/拍”の各単位が調 節できます。 104 オペレーション編 スタートポイントとタイムコードの関 係について TRACK画面のMARK Adj.ページでは、 スタートポイント/エ ンドポイントは常にタイムコードで表示されます。これは、ス タートポイントとして設定したタイムコードの値を基準に、時 間表示における絶対時間ゼロの位置が決定されるためです。 また、AW2816ではソングの先頭位置に相当するタイムコー ド(タイムコードトップ)を変更することが可能です。外部から 入力されるタイムコード (MTC) の任意の位置に対して、 ソング の先頭を揃えたいときなどに便利な機能です。 この場合は、 タイムコードトップを変更すると、 それに応じてス タートポイントとして設定されているタイムコードも変化しま す。例えばタイムコードトップを00:00:00:00.00から00: 例えば、ソングが初期状態のときは、スタートポイントが00: 00:03:00.00に変更すると、それに伴ってスタートポイント 00:00:00.00(タイムコード)に設定され、ソングの先頭位置 が3秒後ろに移動します。 と一致しています。しかし、スタートポイントを00:00:05: 00.00(タイムコード)に変更すると、ソングの先頭から5秒経 過した位置がスタートポイント(時間表示における絶対時間ゼ タイムコードトップ=00:00:00:00.00 スタートポイント=00:00:05:00.00 ロの位置)となります。 スタートポイント=00:00:00:00.00 タイムコード 00:00:00:00.00 表示(ABS) 00:00:05:00.00 00:00:10:00.00 時間表示 00:00:00:000 (ABS) 00:00:05:000 00:00:10:000 タイムコード 00:00:00:00.00 表示(ABS) 00:00:05:00.00 00:00:10:00.00 時間表示 –00:00:05:000 (ABS) 00:00:00:000 00:00:05:000 ソング S タイムコードトップ=00:00:03:00.00 スタートポイント=00:00:08:00.00 ソング S スタートポイント=00:00:05:00.00 タイムコード 00:00:00:00.00 表示(ABS) 00:00:05:00.00 時間表示 –00:00:05:000 (ABS) 00:00:00:000 00:00:10:00.00 タイムコード 00:00:03:00.00 表示(ABS) 00:00:08:00.00 00:00:13:00.00 時間表示 –00:00:05:000 (ABS) 00:00:00:000 00:00:05:000 ソング 00:00:05:000 S ソング S ヒント タイムコードトップの設定は、SONG画面のSettingページ ([SONG]キー→[F2]キー)で行います。 ヒント カウンターが小節表示のときは、 スタートポイントに設定した位 置が1小節目の1拍目になります。 注 意 ・ スタートポイントを、タイムコードトップより手前の時間に設 定することはできません。 ・ AW2816のオートミックスは、ソングの絶対時間を基準に動 作します。 このため、 オートミックスにイベントを記録した後で スタートポイントを変更すると、ソングとオートミックスが同 期しなくなりますので、ご注意ください。 オペレーション編 105 6 ト ラ ン ス ポ ー ト / ロ ケ ー ト 操 作 第 6 トランスポート/ロケート操作 章 ロケートポイント/マーカーを消去する スタートポイント/エンドポイントを除く各種ロケートポイン キー操作で消去する ト/マーカーを消去します。ロケートポイント/マーカーの消 去には、 画面上の操作による方法と、 キー操作による方法があり ます。 注 1 ロケートポイントを消去するには、 [ CANCEL] キーを押しながら、対応するキー(L A S T R E C [IN]/[OUT]キー、 [A]/[B]キー)を押してくださ 意 い。 ・ スタートポイント/エンドポイントは消去できません。 ・ 一度消去したロケートポイント/マーカーは復活できません。 ロケートポイントが消去され、該当するキーが消灯しま す。 画面上の操作で消去する 1 ヒント キー操作によるロケートポイントの消去は、 ソングの再生中にも [TRACK]キー→[F4]キーを押してください。 TRACK画面のMARK Adj.ページが表示されます。 行えます。 2 マーカーを消去するには、 [ ] /[ ] キーを使って 消去したいマーカーにロケートし、 [ CANCEL] キーを押しながら[MARK]キーを押してくださ い。 ディスプレイ下にMARK ERASEのメッセージが表示さ れ、選択したマーカーが消去されます。 ヒント キー操作によるマーカーの消去は、ソングが停止しているときの み行えます。 2 消去したいロケートポイント/マーカーを選び、 表 示部の左側にあるボタンにカーソルを移動させて、 [ENTER]キーを押してください。 ボタンに“D”の文字が表示されます。 この表示は、 該当す るロケートポイント/マーカーが、 消去の対象として選択 されていることを示します。 ヒント ロケートポイントは、消去の対象として同時に複数を選択できま す。ただし、マーカーについては、消去の対象として選べるのは1 つに限ります。 3 ディスプレイ右下のDELETEボタンにカーソルを 合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 手順2で選択したロケートポイント/マーカーが消去さ れます。イン/アウトポイントやA/Bポイントが消去さ れた場合は、 該当するキー (LAST REC [IN] /[OUT] キー または[A]/[B]キー)が消灯します。 106 オペレーション編 第7章 トラック/バーチャル トラックのエディット この章では、録音済みのバーチャルトラックに名前を付けたり、録音されたオー ディオデータをエディットする方法について説明します。 トラック/バーチャルトラックのエディットについて AW2816に録音したオーディオデータは、トラック間でコ これに対して、 V.TR Editページでは、 特定のトラックに含まれ ピーしたり、 同一トラックの前後の位置に移動したり、 ピッチを るバーチャルトラック1∼8が操作の対象となります。 テイクご 変更したりと、さまざまな方法でエディット(編集)することが とにバーチャルトラックを分けて録音したパートを1つにまと できます。オーディオデータをエディットするには、TR Edit めるときは、この方法が便利です。 ページを使う方法と、 V.TR Editページを使う方法があります。 TR Editページでは、トラック1∼16で現在選ばれているバー チャルトラックが操作の対象となります。 例えば、 トラック1∼ 16の間でオーディオデータをコピーしたり、 ソングの任意の範 囲を一括して消去/削除したいときは、この方法が便利です。 7 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト 「V.TR Editページ」 ● V.TR Editページのエディット トラック1∼16 「TR Editページ」 ● TR Editページのエディット トラック1∼16 バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク 1∼8 バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク 1∼8 エディット操作の対象となる バーチャルトラック トラック1∼16で選択されている バーチャルトラック 注 意 ・ エディットが完了した後でも、 [UNDO]キーを使えば最大15 エディット操作の対象となる バーチャルトラック 回まで手前の状態に戻すことは可能ですが、それ以上手前の状 態に戻すことはできません。 トラック1∼16で選択されている バーチャルトラック ・ ソングのオプティマイズ(→P.154)を実行すると、アンドゥ用 のデータがすべて消去されるため、 [UNDO]キーを使って以前 の状態に戻すことができなくなります。十分ご注意ください。 オペレーション編 107 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 トラック/パート/リージョンについて TR EditページまたはV.TR Editページでオーディオデータを エディットする場合、エディットの単位として次の3種類が選 択できます。 ● トラック 選択されているトラック(1 ∼1 6 )またはバーチャルト ラック(1∼8)全体がエディットの対象となります。 ● パート 選択されているトラック(1 ∼1 6 )またはバーチャルト ラック(1 ∼8)のうち、範囲を指定した一定区間(これを “パート” と呼びます) のみがエディットの対象となります。 ● リージョン 1回の操作でトラックに録音された一連のオーディオデー タ(これを“リージョン”と呼びます)が、エディットの対象 となります。トラック内でオーディオデータのない部分は 選択できません。 リージョン トラック1 ト ラ ッ ク トラック2 トラック3 パート =連続したオーディオデータ 108 オペレーション編 トラック/リージョンに名前を付ける トラックに何か録音されると、そのバーチャルトラックとリー 4パラメーター設定欄 ジョンには、次のような初期設定の名前が付けられます。 エディットコマンドを実行するのに必要なパラメーター を設定する欄です。 ・ 初期設定のバーチャルトラックネーム ............ V.Tr x-y(x=トラックナンバー、y= バーチャルトラックナンバー) ・ 初期設定のリージョンネーム 2 TRACKメニューにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してください。 T R A C K メニューに含まれるエ ............ VTxy(x=トラックナンバー、y=バー ディットコマンドの一覧が表示さ チャルトラックナンバー) れます。 ヒント 同じトラックに複数のリージョンが存在する場合(つまり、複数 回に分けて録音した場合)、それぞれのリージョンの名前はすべ て同一となります。 これらのトラックネームやリージョンネームは、次の方法で変 更できます。 バーチャルトラックネームを変更する 1 [EDIT] キー→ [F1] (TR Edit) キーを押してくださ 3 N A M E コマンドのボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 い。 NAMEコマンドのパラメーターを 設定するボタンが表示されます。 EDIT画面のTR Editページが表示されます。 7 1 2 4 3 TRACKパラメーターのボタンにカーソルを合わ せて、 [ENTER]キーを押してください。 ディスプレイ右下のパラメーター設定欄にカーソルが移 動します。 5 [DATA/JOG] ダイアルを使ってトラックを選び、 [ENTER]キーを押してください。 4 6 N A M E パラメーターにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 この画面には、次の情報が表示されます。 トラックネームを入力するNAME EDITポップアップ 1トラックナンバー ウィンドウが表示されます。 1∼16のトラックナンバーです。 2トラックネーム それぞれのバーチャルトラックに付けられた名前を表示 します。 3TRACK/PART/REGIONメニュー それぞれトラック全体、パート単位、リージョン単位のエ ディットコマンドを呼び出すメニューです。 トラックネー ムを変更するにはTRACKメニュー、 リージョンネームを 変更するにはREGIONメニューを使います。 オペレーション編 109 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 7 文字パレットを使って新しいトラックネームを入 力してください。 N A M E コマンドのボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 トラックネームは最大16文字まで入力できます。 文字の NAMEコマンドのパラメーターを設定するボタンが表示 入力方法は、P.37をご参照ください。 されます。 ヒント TRACK画面では、トラックネームの先頭から8文字までが表示 されます。 8 3 4 REGIONパラメーターのボタンにカーソルを合わ せて、 [ENTER]キーを押してください。 現在選択されているリージョンの名前(NAME欄)、およ 新規のトラックネームを確定するには、OKボタン びリージョンの開始位置と終了位置(FROM/TO)が、 にカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくだ ディスプレイ右下のパラメーター設定欄に表示されます。 さい。 トラックネームの変更をキャンセルするには、CANCEL ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押します。 リージョンネームを変更する 1 5 CURSOR [ 6 NAMEパラメーターのボタンにカーソルを合わ ] /[ ] /[ ] /[ ] キーを使ってリー ジョンを選び、 [ENTER]キーを押してください。 せ、 [ENTER]キーを押してください。 リージョンに名前を付けるNAME EDITポップアップ [EDIT] キー→ [F1] (TR Edit) キーを押してくださ ウィンドウが表示されます。 い。 EDIT画面のTR Editページが表示されます。 7 文字パレットを使って新しいリージョンネームを 入力してください。 リージョンネームは最大8文字まで付けられます。 文字の 入力方法は、P.37をご参照ください。 2 REGIONメニューにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してください。 8 REGIONメニューに含まれるエディットコマンドの一覧 が表示されます。 新規のリージョンネームを確定するには、OKボタ ンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してく ださい。 変更をキャンセルするには、 CANCELボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。 110 オペレーション編 トラック1∼16のオーディオデータをエディットする ここでは、 TR Editページを使って、 トラック1∼16のオーディ 5TRACK/PART/REGIONメニュー オデータをトラック全体、パート単位、リージョン単位でエ それぞれトラック全体、パート単位、リージョン単位のエ ディットする方法を説明します。 ディットコマンドを呼び出すメニューです。希望するメ ニューにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 そ のメニューに含まれるコマンド一覧が表示されます。 トラック全体をエディットする 1 6パラメーター設定欄 エディットコマンドを実行するのに必要なパラメーター [EDIT] キー→ [F1] (TR Edit) キーを押してくださ を設定する欄です。 ここに表示されるパラメーターの種類 い。 は、 現在選ばれているエディットコマンドに応じて異なり ます。 EDIT画面のTR Editページが表示されます。この画面で は、トラック1 ∼1 6 で現在選ばれているバーチャルト ラックが、エディットの対象となります。 注 意 EDIT画面が表示されているときは、すべてのトランスポート操 21 3 4 作が無効になります。 2 T R A C K メニューにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 5 TRACKメニューに含まれるエディットコマンドが一覧 表示されます。 6 7 この画面には、次の情報が表示されます。 1トラックナンバー 1∼16のトラックナンバーです。 2ペア 奇数番号→偶数番号の順に並んだトラック同士のペアの 設定状態を表示します。 この画面でペアの設定/解除を行 うことも可能です。 ヒント リストの上部で反転表示されているTRACKメニューにカーソ ルを合わせて、 [ENTER] キーを押すと、 最初のメニューに戻りま す。 ヒント エディットコマンドを使ってトラック単位のエディットを行う 場合、ペア化された2トラックは、 原則として1回の操作で同時に 処理されます。ステレオソースを録音した2トラックは、お互い をペアに設定しておくと便利です。 3トラックネーム それぞれのバーチャルトラックに付けられた名前を表示 します。 4トラックビュー トラックごとに、 オーディオデータの有無をバーグラフで 表示します。枠内の縦線は、 エディットの範囲を指定する ときの位置を表します。また、枠の下に表示されるマーク は、 その位置に設定されたロケートポイントやマーカーを 表します。 オペレーション編 111 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 3 希望するエディットコマンドのメニューにカーソ ルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 5 [DATA/JOG]ダイアルを使ってパラメーターの 設定値を変更してください。 選択したエディットコマンドに応じて、 エディットの実行 に必要なパラメーターを呼び出すボタンが表示されます。 さらにディスプレイ下部のパラメーター設定欄には、 現在 カーソルで選択されているパラメーターの設定内容が表 示されます。 次の図は、 TRACKメニューのERASEボタン を選んだ場合の表示例です。 ヒント トラック1∼16を指定するパラメーターでは、 [DATA/JOG] ダイアルの代りにREC TRACK SELECT[1]∼[16]キーを 使って指定することもできます。 パラメーター 注 意 設定値を変更する方法は、 コマンドやパラメーターの種類に応じ て異なります。 また[DATA/JOG] ダイアル以外の操作子を使う 場合もあります。詳しくはP.118の「エディットコマンド一覧」 ヒント をご参照ください。 エディットコマンドの選択をやり直したいときは、反転表示され ているエディットコマンドのボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 4 6 [ENTER]キーを押してください。 パラメーターの設定値が確定し、 手順3のパラメーターを パラメーターの設定を変更するには、 該当するボタ 選択する状態に戻ります。 必要に応じて手順4∼6を繰り ンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してく 返し、他のパラメーターも同様に設定してください。 ださい。 ボタンにカーソルを合わせると、ディスプレイ下部に、そ のパラメーターの設定値が表示されます。この状態から 7 E X E C U T E ボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 [ENTER] キーを押すと、 パラメーター設定欄にカーソル エディットの実行を確認するポップアップウィンドウが が移動し、設定を変更可能な状態となります。 表示されます。 8 エディットを実行するには、OKボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。 手順3で選択したエディットコマンドが実行されます。 エ ディットの処理が完了すると、手順1の状態に戻ります。 ヒント エディットコマンドによっては、FR.TRACKとTO TRACKの 2つのパラメーターを使って、エディット元とエディット先の2 トラックを指定する場合もあります。 ヒント 実行をキャンセルするには、CANCELボタンにカーソルを合わ せて[ENTER]キーを押します。 NAMEコマンドとEXPORTコマンドを除き、 実行した直 後に[UNDO]キーを押せば、操作を取り消すことができ ます。 112 オペレーション編 パート単位でエディットする 1 [EDIT] キー→ [F1] (TR Edit) キーを押してくださ い。 トラックのエディットを行うEDIT画面のTR Editページ が表示されます。 2 PARTメニューにカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 PARTメニューに用意されたエディットコマンドのメ ニューが一覧表示されます。 ヒント エディットコマンドによっては、FR.TRACKとTO TRACKの 2つのパラメーターを使って、エディット元とエディット先の2 トラックを指定する場合もあります。 5 [DATA/JOG]ダイアルを使ってトラックを指定 し、 [ENTER]キーを押してください。 パラメーターの設定値が確定し、 手順4のパラメーターを 選択する状態に戻ります。 3 希望するエディットコマンドのメニューにカーソ ルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 6 選択したエディットコマンドに応じて、 エディット実行に 必要なパラメーターを設定するボタンが表示されます。 ディスプレイ下部のパラメーター設定欄には、現在カーソル で選択されているパラメーターの設定内容が表示されます。 STARTパラメーターのボタンにカーソルを合わ せて、 [ENTER]キーを押してください。 STARTパラメーターでエディット範囲(パート)の先頭 位置、 ENDパラメーターで終了位置を指定します。 ボタン にカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 パラメー ターの設定欄にカーソルが移動します。 パラメーター 4 TRACKパラメーターのボタンにカーソルを合わ せて、 [ENTER]キーを押してください。 TRACKパラメーターでエディットの対象となるトラッ ク(1∼16)を指定します。 ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 パラメーター設定欄にカーソル が移動します。 注 意 ソング内部の任意の位置を指定するパラメーターの場合、使用す る単位は、現在選択されているカウンターの表示方法(時間/タ イムコード/小節)に応じて異なります。 オペレーション編 7 113 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 カウンターの表示方法として小節表示(MEASURE)が選 ばれているときは、編集位置を指定する最小単位が“拍” と なります。ただし、この場合でも、Wave Diaplayウィンド 11 エディットを実行するには、OKボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。 ウやマーカー/ロケートポイントを利用すれば、編集位置 手順3で選択したエディットコマンドが実行されます。 エ を細かく指定できます。 ディットの処理が完了すると、手順1の状態に戻ります。 ヒント ヒント ・ 実行をキャンセルするには、CANCELボタンにカーソルを合 エディットコマンドによっては、FR.STARTとFR. ENDパラ わせて[ENTER]キーを押してください。 メーターでエディット元の範囲を指定し、TO STARTパラメー ・ EXPORTコマンドを除き、実行した直後に[UNDO]キーを押 ターでエディット先の開始位置を指定する場合もあります。 せば、操作を取り消すことができます。 7 CURSOR [ ] [ / ] キーと [DATA/JOG] ダイア ルを使って、各単位の値を変更してください。 リージョン単位でエディットする 1 [EDIT] キー→ [F1] (TR Edit) キーを押してくださ い。 トラックのエディットを行うEDIT画面のTR Editページ が表示されます。 画面各部の表示内容については、 P.111 の「トラック全体をエディットする」をご参照ください。 ヒント 2 R E G I O N メニューにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 ・ 必要に応じて、 [DATA/JOG]ダイアルの1クリックで変化す る最小時間を、UTILITY画面のPrefer.2ページのGRID欄で変 REGIONメニューに用意されたエディットコマンドのメ 更できます。 ニューが一覧表示されます。 ・ ソングにマーカーやA/B、イン/アウトポイントが設定されて いれば、 [ ]/[ ]、 [A]/[B]、 [IN]/[OUT]の各キーを操作 して、該当するマーカーやロケートポイントの位置を割り当て ることができます。 8 [ENTER]キーを押してください。 パラメーターの設定値が確定し、 手順4のパラメーターを 選択する状態に戻ります。 9 STARTパラメーターと同じ要領で、 ENDパラメー ターを設定してください。 そのコマンドに必要な他のパラメーターも、 同じように設 定してください。 10 E X E C U T E ボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 エディットの実行を確認するポップアップウィンドウが 3 表示されます。 希望するエディットコマンドのメニューにカーソ ルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 選択したエディットコマンドに応じて、 エディット実行に 必要なパラメーターを設定するボタンが表示されます。 ディスプレイ下部のパラメーター設定欄には、 現在カーソ ルで選択されているパラメーターの設定内容が表示され ます。 114 オペレーション編 6 [ENTER]キーを押してください。 エディットするリージョンが確定し、手順3のパラメー ターを選択する状態に戻ります。 必要に応じて手順4∼6を繰り返し、 他のパラメーターも パラメーター 同様に設定してください。 ヒント 7 [ENTER]キーを押してください。 エディットコマンドの選択をやり直したいときは、反転表示され エディットの実行を確認するポップアップウィンドウが ているエディットコマンドのボタンにカーソルを合わせ、 表示されます。 [ENTER]キーを押してください。 4 E X E C U T E ボタンにカーソルを合わせて、 REGIONパラメーターのボタンにカーソルを合わ せて、 [ENTER]キーを押してください。 パラメーター設定欄には、 現在選択されているリージョン の名前と、そのリージョンの開始位置(FROM)と終了位 置(TO)が表示されます。 8 エディットを実行するには、OKボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。 手順3で選択したエディットコマンドが実行されます。 エ ディットの処理が完了すると、手順1の状態に戻ります。 ヒント ・ 実行をキャンセルするには、CANCELボタンにカーソルを合 わせて[ENTER]キーを押してください。 ・ NAMEコマンドとEXPORTコマンドを除き、実行した直後に 5 [UNDO]キーを押せば、操作を取り消すことができます。 CURSOR[ ]/[ ]/[ ]/[ ]キーを使ってエ ディットするリージョンを選択してください。 CURSOR[ ]/[ ]を使ってトラック(1∼16)を移動 し、 CURSOR[ ] /[ ] キーを使って同じトラックに含 まれるリージョンの中から1つを選びます。 オペレーション編 115 7 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 バーチャルトラック1∼8のオーディオデータを エディットする ここでは、 V.TR Editページを使って、 あるトラックに含まれる 5TRACK/PART/REGIONメニュー バーチャルトラック1∼8のオーディオデータを、トラック全 それぞれトラック単位、 パート単位、リージョン単位のエ 体、 パート単位、 リージョン単位でエディットする方法を説明し ディットコマンドを呼び出すメニューです。 ます。 任意のトラックに含まれるバーチャルトラック1∼8が操作の 6パラメーター設定欄 エディットコマンドを実行するのに必要なパラメーター 対象となる点を除けば、 メニューやエディットコマンドの内容、 を設定する欄です。 パラメーターの設定方法は、 P.111の 「トラック1∼16のオー ディオデータをエディットする」とほぼ共通しています。 1 [EDIT] キー→ [F2] (V.TR Edit) キーを押してくだ 2 トラックナンバー欄にカーソルを合わせ、 [DATA/ JOG] ダイアルを使って、 トラック (1∼16) を選ん でください。 さい。 トラックを切り替えると、 それに従ってバーチャルトラッ バーチャルトラックのエディットを行うE D I T 画面の ク1∼8のトラックネームやトラックビューが変化しま V.TR Editページが表示されます。 2 1 3 す。 4 ヒント REC TRACK SELECT[1]∼[16]キーを使ってトラック1∼ 16を選択することもできます。 3 5 エディットしたい最小単位 (バーチャルトラック全 体 / パ ー ト 単 位 / リ ー ジ ョ ン 単 位 )に 応 じ て 、 TRACK/PART/REGIONメニューの中からいず れか1つにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押 してください。 エディットコマンドのメニューが表示されます。 6 4 この画面には、次の情報が表示されます。 希望するエディットコマンドにカーソルを合わせ て、 [ENTER]キーを押してください。 選択したエディットコマンドに応じて、 エディット実行に 1トラックナンバー 必要なパラメーターを設定するボタンが表示されます。 現在選ばれているトラックナンバー(1∼16)を表しま ディスプレイ下部のパラメーター設定欄には、 現在カーソ す。 このトラックに含まれるバーチャルトラック1∼8が ルを合わせたパラメーターの設定内容が表示されます。 操作の対象となります。 なおバーチャルトラックがペアに 設定されている場合は、ハートマークが表示されます。 2バーチャルトラックナンバー 5 パラメーターの設定を変更するには、 該当するボタ ンにカーソルを合わせ [ENTER] キーを押してくだ 1∼8のバーチャルトラックナンバーです。 左側に表示さ さい。 れる“C”の文字は、1 のトラックで現在選択されている カーソルがディスプレイ下部の設定欄に移動します。 バーチャルトラックを表します。 6 [DATA/JOG]ダイアルを使ってパラメーターの 3トラックネーム バーチャルトラック1∼8に付けられた名前です。 カーソルが手順4のボタンの位置に戻ります。 4トラックビュー 1∼8のバーチャルトラックごとに、 オーディオデータの 有無をバーグラフで表示します。枠内の縦線は、エディッ ト範囲やエディット先を指定するときの位置を表します。 7 枠の下に表示されるマークは、その位置に設定されたロ ケートポイントやマーカーを表します。 116 設定値を変更し、 [ENTER] キーを押してください。 オペレーション編 手順4∼6を繰り返し、他のパラメーターについて も設定を行ってください。 8 エディットコマンドを実行するには、 EXECUTEボ タンにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押して ください。 エディットコマンドの実行を確認するポップアップウィ ンドウが表示されます。 注 意 例外的にTRACKメニューに含まれるNAMEコマンド、および REGIONメニューに含まれるNAMEコマンドは、EXECUTEボ タンの操作は不要です。 9 エディットコマンドを実行するには、OKボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくださ い。 手順4で選択したエディットコマンドが実行されます。 エ ディットの処理が完了すると手順1の状態に戻ります。 ヒント ・ 実行をキャンセルするには、CANCELボタンにカーソルを合 わせて[ENTER]キーを押します。 ・ T R A C K / R E G I O N メニューのN A M E コマンド、および TRACK/PART/REGIONメニューのEXPORTコマンドを除 き、実行した直後に[UNDO]キーを押せば、操作を取り消すこ とができます。 7 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト オペレーション編 117 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 エディットコマンド一覧 ここでは、TR Edit/V.TR EditページのTRACK/PART/ ● ERASE(イレース) REGIONメニューに含まれるエディットコマンドを紹介しま 指定したトラックに含まれるすべてのオーディオデータを消去 す。 します。 ・ TRACK(トラック) 注 意 消去するトラックを選択します。設定値で“AL” (*)を選択 ・ TR EditページとV.TR Editページで利用可能なエディットコ マンドは、すべて共通しています。ただし、一部のパラメーター すると、トラック1∼16で現在選択されているすべての や設定値は、V.TR Editページでは選択できません。 バーチャルトラックが、消去の対象として選択されます。 ・ エディットコマンドの中には、長い処理時間がかかるものがあ ります。なお、どのコマンドも、処理の途中で取り消すことはで ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) トラックに含まれるすべてのバーチャルトラックを消去す きません。 るか(Yes)、トラックで現在選ばれているバーチャルト ・ エディットの処理中に(特にアクセスインジケーターが点滅し ラックのみを消去するか(No)を選択します。 ているときに)、 AW2816の電源を切ることは絶対におやめく ださい。内蔵ハードディスクが損傷し、 すべてのデータが永久に 失われる恐れがあります。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 TRACKメニューのコマンドと パラメーター ● COPY(コピー) TRACKメニューには、トラック全体のオーディオデータを一 括 してエディットするコマ ン ド が含 ま れ ま す 。こ こで は、 TRACKメニューで選択可能なコマンドとパラメーターについ 指定したトラックのオーディオデータを他のトラックにコピー します。 ・ FR.TRACK (フロムトラック) コピー元のトラックを選択します。 て説明します。 なお、 (*)印のついた設定値/パラメーターは、 V.TR Editペー ・ TO TRACK(トゥトラック) コピー先のトラックを選択します。 ジでは選択できません。 ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) ● NAME(ネーム) コピー元のトラックに含まれるすべてのバーチャルトラッ 指定したトラックの名前(トラック名) を変更します。 クをコピーするか(Yes)、現在選ばれているバーチャルト ラックのみをコピーするか(No)を選択します。 ・ TRACK(トラック) 名前を変更するトラックを選択します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 ・ NAME(ネーム) 新しい名前を入力するNAME EDITポップアップウィンド ウを呼び出します。ポップアップウィンドウで名前を入力 注 意 し、 OKボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押す コピーを実行すると、コピー先のトラックがすべて消去され、コ と、 新しい名前が確定します。ペア化されているトラックが ピー元の内容に置き換わります。 選択されているときは、奇数トラックの名前を確定した直 ヒント 後に、偶数トラックの名前を設定するポップアップウィン ペア化されているトラックから単一トラックにコピーすると、コ ドウが表示されます。 ピー先のトラックも自動的にペア化されます。また、単一トラッ クからペア化されているトラックにコピーすると、ペア化された ヒント 2トラックに同じ内容のオーディオデータがコピーされます。 ・ 一度録音を行うと、そのバーチャルトラックには“V.Tr x-y” (x =トラックナンバー1∼16、y=バーチャルトラックナンバー 1∼8) という初期設定の名前が自動的に付けられます。 また、 エ ディットコマンドを使ってトラックのオーディオデータがすべ て消去されると、 “-NO REC-”というトラック名に戻ります。 ・“-NO REC-” と表示されているトラック名は、変更できません。 118 オペレーション編 ● T-COMP(タイムコンプレッション/エクスパンション) ● EXCHANGE(エクスチェンジ) 2つのトラックのオーディオデータを交換します。 ピッチは変化させずに、指定したトラック全体の長さを伸縮し ます。 ・ FR.TRACK(フロムトラック) ・ TO TRACK(トゥトラック) ・ TRACK(トラック) そ れ ぞ れ 交 換 す る 2 つ の ト ラ ッ ク を 選 択 し ま す 。T O TRACKパラメーターに限り、未録音のトラックも選択で きます。 伸縮するトラックを選択します。 ・ RATIO (レシオ) 伸縮する比率を0.01%単位で設定します (設定範囲:50∼ 200%)。 ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) 2つのトラックに含まれるすべてのバーチャルトラックを 交換するか(Yes)、現在選ばれているバーチャルトラック ・ EXECUTE(エクセキュート) のみを交換するか(No)を選択します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 注 意 ・ T-COMPコマンドの実行には、実時間以上の処理時間が必要で コマンドを実行します。 す。 また、 コマンドの処理を途中でキャンセルすることはできま せん。 ヒント FR.TRACKおよびTO TRACKパラメーターのどちらか一方で ペア化されたトラックが選択されていれば、 もう一方もペア化さ ・ トラックに複数のリージョンが含まれる場合は、コマンド実行 後に1つのリージョンにまとめられます。 れたトラックとみなしてコマンドを実行します。 1 2 3 4 A B C A B C T-COMP RATIO=50% ● SLIP(スリップ) 指定したトラックのオーディオデータ全体を、前後に移動しま 1234 す。 ABC ・ TRACK(トラック) 移動するトラックを選択します。設定値で“AL” (*)を選択 すると、トラック1∼16で現在選択されているすべての 1 2 バーチャルトラックが、移動の対象として選択されます。 3 4 7 T-COMP RATIO=150% ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) トラックに含まれるすべてのバーチャルトラックを移動す 1 2 3 4 A B C ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト るか(Yes)、トラックで現在選択されているバーチャルト ラックのみを移動するか(No)を選択します。 ・ SLIP(スリップ) 移動する時間を±5時間の範囲で設定します(設定可能な 最小単位は、現在選ばれているカウンターの表示方法に応 じて異なります)。なおマイナス方向に移動する場合、リー ジョンの先頭位置が絶対時間のゼロより手前に移動するよ うな値には設定できません。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 オペレーション編 119 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 ● PITCH(ピッチ) ● EXPORT(エクスポート) オーディオの長さは変えずに、指定したトラック全体のピッチ 指定したトラックのオーディオデータをWAVファイルに変換 を上下します。 し、CD-RWドライブやMOドライブなどに書き出します。 ・ TRACK(トラック) ・ TRACK(トラック) ピッチを変更するトラックを選択します。 WAVファイルに書き出すトラックを選択します。 設定値と して1∼16を選んだ場合は、該当するトラックのモノラル ・ PITCH(ピッチ) WAVファイル (トラックがペア化されている場合はステレ ピッチの変化幅を半音単位で設定します(設定範囲:±12 オWAVファイル)が書き出されます。 “AL” (*)を選んだ場 半音)。 合は、1 ∼1 6 のすべてのトラックに対応するモノラル ・ FINE(ファイン) WAVファイル (ペア化されているトラックの場合はステレ ピッチの変化幅をセント単位で設定します(設定範囲:± オWAVファイル) が書き出されます。 ただし、 リージョンを 50セント)。 含まないトラックは書き出されません。 ・ EXECUTE(エクセキュート) ・ TO DRIVE(トゥドライブ) コマンドを実行します。 書き出し先となるドライブを選択する画面に切り替えま す。切り替わった画面のD R I V E 欄でドライブを選択し、 注 EXITボタンにカーソルを移動して[ENTER]キーを押す 意 ・ PITCHコマンドの実行には、実時間以上の処理時間が必要で と、元の画面に戻ります。 す。 また、 コマンドの処理を途中でキャンセルすることはできま ・ TO FILE(トゥファイル) せん。 WAVファイルのファイル名を変更するNAME EDITポッ ・ トラックに複数のリージョンが含まれる場合は、コマンド実行 後に1つのリージョンにまとめられます。 プアップウィンドウを呼び出します(T R A C K パラメー ターで “AL” を選択した場合、 ファイル名の変更はできませ ん) 。 新しいファイル名を入力し、 OKボタンにカーソルを合 ● APPEND(アペンド) わせて[ENTER]キーを押すと確定します。 指定したトラックに含まれる複数のリージョンを1つにまとめ ます。 リージョン同士の隙間は、 無音のオーディオデータに変換 ・ TO SIZE (トゥサイズ) 24ビットのオーディオデータをWAVファイルに書き出す されます。 ときに、 24ビット (24bit) のままで書き出すか、 下位8ビッ ・ TRACK(トラック) トを切り捨てて16ビットに変換して書き出すか(16bit) リージョンをまとめるトラックを選択します。 を選択します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 1 2 3 4 5 コマンドを実行します。 A B C 1 2 3 4 5 A B C A B C APPEND EXPORT 1 2 3 4 5 A B C 1 2 3 4 5 実際に書き出されるWAVファイルの長さ 注 意 APPENDコマンドの実行には、実時間以上の処理時間が必要で す。また、コマンドの処理を途中でキャンセルすることはできま せん。 注 意 ・ TRACKパラメーターで“AL” を選んだ場合は、 TO DRIVEパラ メーターでCD-RWを選択できません。 ・ EXPORTコマンドの実行には、 実時間以上の処理時間が必要で す。また、コマンドの処理を途中で取り消すことはできません。 ヒント ・ EXPORTコマンドの詳しい操作方法については、P.167をご 参照ください。 ・ NAMEとEXPORTコマンドを除くTRACKメニューのコマン ドは、実行した後に[UNDO]キーを押せば元の状態に復帰でき ます。 ・ TRACK/FR.TRACK/TO TRACKパラメーターでトラック を選択するときは、REC TRACK SELECT[1]∼[16]キー を使ってトラックナンバーを指定することも可能です。 120 オペレーション編 PARTメニューのコマンドと パラメーター ● DELETE(デリート) 指定したパートのオーディオデータを削除します。それ以降の オーディオデータは、 削除されたパートの長さだけ、 前に移動し PARTメニューには、選択したトラックから任意の範囲(パー ト) を指定して、 オーディオデータをエディットするコマンドが 含まれています。 ここでは、 PARTメニューで選択可能なコマン ます。 ・ TRACK(トラック) 削除するトラックを選択します。設定値で“AL” (*)を選択 ドとパラメーターについて説明します。 すると、トラック1∼16で現在選択されているすべての なお、 (*)印のついた設定値/パラメーターは、 V.TR Editペー ジでは選択できません。 バーチャルトラックが、削除の対象として選択されます。 ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) トラックに含まれるすべてのバーチャルトラックを消去す ● ERASE(イレース) るか(Yes)、トラックで現在選ばれているバーチャルト 指定したパートのオーディオデータを消去します。トラックに ラックのみを消去するか(No)を選択します。 含まれるすべてのオーディオデータが消去されると、トラック ネームが“-NO REC-”に変わります。 ・ START(スタート) 削除するパートの開始位置を指定します。 ・ TRACK(トラック) 消去するトラックを選択します。設定値で“AL” (*)を選択 ・ END(エンド) すると、トラック1∼16で現在選択されているすべての バーチャルトラックが、消去の対象として選択されます。 削除するパートの終了位置を指定します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) コマンドを実行します。 トラックに含まれるすべてのバーチャルトラックを消去す るか(Yes)、トラックで現在選ばれているバーチャルト START END ラックのみを消去するか(No)を選択します。 1 ・ START(スタート) 2 3 4 5 消去するパートの開始位置を指定します。 A B C DELETE ・ END(エンド) 1 消去するパートの終了位置を指定します。 4 5 4 A 5 B C 7 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 ● COPY(コピー) 指定したパートのオーディオデータを、 任意のトラック/任意 START END の位置にコピーします。 1 2 3 4 5 A B C ・ FR.TRACK (フロムトラック) コピー元のトラックを選択します。 ERASE 1 2 3 4 5 A B C ・ FR.START(フロムスタート) コピー元となるパートの開始位置を指定します。 ・ FR.END(フロムエンド) コピー元となるパートの終了位置を指定します。 ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) トラックに含まれるすべてのバーチャルトラックをコピー するか(Yes)、トラックで現在選ばれているバーチャルト ラックのみをコピーするか(No)を選択します。 ・ TO TRACK(トゥトラック) コピー先のトラックを選択します。 ・ TO START(トゥスタート) コピー先の開始位置を指定します。 ・ TIMES(タイムス) コピーする回数(1∼99)を指定します。 オペレーション編 121 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 ・ INTERVAL(インターバル) ● MOVE(ムーブ) TIMESパラメーターを2以上に設定して複数回コピーする 指定したパートのオーディオデータを、 任意のトラック/任意 ときに、 コピー同士の先頭位置の間隔を設定します。 指定さ の位置に移動します。 このとき、 移動元のオーディオデータは消 れたパートの長さより短い値に設定することはできませ 去されます。 ん。 ・ FR.TRACK (フロムトラック) ・ INSERT(インサート) 移動元のトラックを選択します。 コピーしたオーディオデータを、コピー先のトラックに挿 入するか(Insert)、上書きするか(OverWrite)を選択しま ・ FR.START(フロムスタート) 移動元となるパートの開始位置を指定します。 す。 ・ FR.END(フロムエンド) ・ EXECUTE(エクセキュート) 移動元となるパートの終了位置を指定します。 コマンドを実行します。 ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) FR.START トラックに含まれるすべてのバーチャルトラックを移動す FR.END るか(Yes)、トラックで現在選ばれているバーチャルト コピー元のトラック (FR.TRACK) 1 2 3 4 5 ラックのみを移動するか(No)を選択します。 6 ・ TO TRACK(トゥトラック) COPY コピー先のトラック (TO TRACK) A B C D 移動先のトラックを選択します。 E F ・ TO START(トゥスタート) 移動先の開始位置を指定します。 TO START ・ INSERT(インサート) COPY 実行後の コピー先トラック A B 2 3 4 C オーディオデータを移動先のトラックに挿入するか D E F INSERT= Insert (Insert)、上書きするか(OverWrite)を選択します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) 実行後の コピー先トラック A B 2 3 4 実行後の コピー先トラック A B 2 3 4 コマンドを実行します。 INSERT= OverWrite F 2 3 4 FR.START TIME= 2 移動元のトラック (FR.TRACK) INTERVAL 1 2 FR.END 3 4 5 6 MOVE ヒント ペア化されているトラックから単一トラックにコピーすると、コ 移動先のトラック (TO TRACK) ピー先のトラックも自動的にペア化されます。また、単一トラッ A B C D E F TO START クからペア化されているトラックにコピーすると、ペア化された 2トラックに同じ内容のオーディオデータがコピーされます。 MOVE 実行後の 移動先トラック A B 2 3 4 C 実行後の 移動先トラック A B 2 3 4 F D E F INSERT= Insert INSERT= OverWrite ヒント ペア化されているトラックから単一トラックに移動すると、コ ピー先のトラックが自動的にペア化されます。また、単一トラッ クからペア化されているトラックに移動した場合は、奇数番号の トラックのみが移動先となります。 122 オペレーション編 ● INSERT(インサート) START END 指定したパートに無音部分を挿入します。それ以降のオーディ 1 オデータは、 挿入された無音部分の長さだけ後ろに移動します。 2 3 4 5 A B C T-COMP RATIO=50% ・ TRACK(トラック) 無音部分を挿入するトラックを選択します。 設定値で “AL” (*) を選択すると、 トラック1∼16で現在選択されているす 1 2345 A B C A B C べてのバーチャルトラックが、挿入先のトラックとして選 択されます。 ・ START(スタート) START END 無音部分を挿入するパートの開始位置を指定します。 1 ・ END(エンド) 2 3 4 5 T-COMP RATIO=150% 無音部分を挿入するパートの終了位置を指定します。 ・ ALL V.TR(オールバーチャルトラック) (*) 1 トラックに含まれるすべてのバーチャルトラックに無音部 2 3 4 5 B C 分を挿入するか(Yes)、トラックで現在選ばれているバー チャルトラックにのみ挿入するか(No)を選択します。 注 意 ・ EXECUTE(エクセキュート) ・ T-COMPコマンドの実行には、実時間以上の処理時間が必要で コマンドを実行します。 す。 また、 コマンドの処理を途中でキャンセルすることはできま せん。 ・ 指定したパートの中に複数のリージョンが含まれる場合は、コ START END マンド実行後に1つのリージョンにまとめられます。 このとき、 1 2 3 4 5 A B リージョン同士に隙間があれば、無音のオーディオデータに変 C 換されます。 INSERT 1 2 3 2 3 4 5 A B C ● PITCH(ピッチ) オーディオの長さは変えずに、 指定したパートのピッチを上下 させます。 ・ TRACK(トラック) ピッチを変化させるトラックを選択します。 ● T-COMP(タイムコンプレッション/エクスパンション) ピッチは変化させずに、 指定したパートの長さを伸縮させます。 ・ START(スタート) ピッチを変化させるパートの開始位置を指定します。 ・ TRACK(トラック) 伸縮するトラックを選択します。 ・ END(エンド) ピッチを変化させるパートの終了位置を指定します。 ・ START(スタート) 伸縮するパートの開始位置を指定します。 ・ PITCH (ピッチ) ピッチの変化幅を半音単位で設定します(設定範囲:±12 ・ END(エンド) 半音)。 伸縮するパートの終了位置を指定します。 ・ FINE(ファイン) ・ RATIO(レシオ) 伸縮する比率を0.01%単位で設定します (設定範囲:50∼ ピッチの変化幅をセント単位で設定します(設定範囲:± 200%)。 50セント)。 ・ EXECUTE(エクセキュート) ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 コマンドを実行します。 注 意 ・ PITCHコマンドの実行には、実時間以上の処理時間が必要で す。 また、 コマンドの処理を途中でキャンセルすることはできま せん。 ・ 指定したパートの中に複数のリージョンが含まれる場合は、コ マンド実行後に1つのリージョンにまとめられます。リージョ ン同士に隙間があれば、無音のオーディオデータに変換されま す。 オペレーション編 123 7 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 ・ TO FILE(トゥファイル) ● APPEND(アペンド) 指定したパートに含まれる複数のリージョンを1つにまとめま WAVファイルのファイル名を変更するNAME EDITポッ す。 リージョン同士に隙間があれば、 無音のオーディオデータに プアップウィンドウを呼び出します(T R A C K パラメー 変換されます。 ターで “AL” を選択した場合、 ファイル名の変更はできませ ん) 。 新しいファイル名を入力し、 OKボタンにカーソルを合 ・ TRACK(トラック) わせて[ENTER]キーを押すと確定します。 リージョンをまとめるトラックを選択します。 ・ TO SIZE (トゥサイズ) ・ START(スタート) 24ビットのオーディオデータをWAVファイルに書き出す リージョンをまとめるパートの開始位置を指定します。 ときに、 24ビット (24bit) のままで書き出すか、 下位8ビッ ・ END(エンド) トを切り捨てて16ビットに変換して書き出すか(16bit) リージョンをまとめるパートの終了位置を指定します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) を選択します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 コマンドを実行します。 START END 1 2 3 4 A B START C END 1 2 3 4 APPEND 1 2 3 4 A A B C B C EXPORT B C 1 2 3 4 A 実際に書き出されるWAVファイルの長さ 注 意 APPENDコマンドの実行には、実時間以上の処理時間が必要で す。また、コマンドの処理を途中でキャンセルすることはできま せん。 注 意 ・ TRACKパラメーターで“AL” を選んだ場合は、 TO DRIVEパラ メーターでCD-RWを選択できません。 ・ EXPORTコマンドの実行には、 実時間以上の処理時間が必要で す。また、コマンドの処理を途中で取り消すことはできません。 ● EXPORT(エクスポート) 指定したパートのオーディオデータをWAVファイルに変換し て、 CD-RWドライブや外部MOドライブなどに書き出します。 ださい。 ・ EXPORTコマンドを除くPARTメニューのコマンドは、実行 ・ TRACK(トラック) WAVファイルに書き出すトラックを選択します。 設定値と して1∼16を選んだ場合は、 該当するトラックのモノラル WAVファイル (トラックがペア化されている場合はステレ オWAVファイル)が書き出されます。 “AL” (*)を選んだ場 合は、1 ∼1 6 のすべてのトラックに対応するモノラル WAVファイル (ペア化されているトラックの場合はステレ オWAVファイル) が書き出されます。 ただし、 リージョンを 含まないトラックは書き出されません。 ・ START(スタート) WAVファイルに書き出すパートの先頭位置を指定します。 ・ END(エンド) WAVファイルに書き出すパートの終了位置を指定します。 ・ TO DRIVE(トゥドライブ) 書き出し先となるドライブを選択する画面に切り替えま す。切り替わった画面のD R I V E欄でドライブを選択し、 EXITボタンにカーソルを移動して[ENTER]キーを押す と、元の画面に戻ります。 124 ヒント ・ EXPORTコマンドの操作方法については、P.167をご参照く オペレーション編 した後に[UNDO]キーを押せば元の状態に復帰できます。 ・ TRACK/FR.TRACK/TO TRACKパラメーターでトラック を選択するときは、REC TRACK SELECT[1]∼[16]キー を使ってトラックナンバーを指定することも可能です。 ・ START/ENDパラメーターなどで任意の位置を指定するとき は、 [ [ ]/[ ]/[ ]キー、 [ IN]/[ OUT]キー、 [ A]/[ B]キー、 ]キー、 [RTZ]キーを操作して、該当するロケー トポイント/マーカーの位置を割り当てることも可能です。 REGIONメニューのコマンドと パラメーター ● COPY(コピー) 選択したリージョンを、任意のトラック/任意の位置にコピー します。 REGIONメニューには、リージョン(一回の操作で録音された 一連のオーディオデータ)を指定して、オーディオデータをエ ・ REGION(リージョン) コピーするリージョンを選択します。 ディットするコマンドが含まれています。ここでは、REGION メニューで選択可能なコマンドとパラメーターについて説明し ・ TO TRACK(トゥトラック) コピー先のトラックを選択します。 ます。 なお、 (*)印のついた設定値/パラメーターは、 V.TR Editペー ・ TO START(トゥスタート) コピー先の開始位置を指定します。 ジでは選択できません ・ TIMES(タイムス) ● NAME(ネーム) コピーする回数(1∼99)を指定します。 リージョンの名前(リージョンネーム) を変更します。 ・ INTERVAL(インターバル) ・ REGION(リージョン) TIMESパラメーターを2以上に設定して複数回コピーする 名前を変更するリージョンを選択します。 ときに、 コピー同士の先頭位置の間隔を設定します。 選択し ・ NAME(ネーム) たリージョンの長さより短い値に設定することはできませ 新しい名前を入力するNAME EDITポップアップウィンド ウを呼び出します。ポップアップウィンドウで名前を入力 し、 OKボタンにカーソルを移動して[ENTER] キーを押す ん。 ・ INSERT(インサート) コピーしたオーディオデータを、コピー先のトラックに挿 と、新しい名前が確定します。 入するか(Insert)、上書きするか(OverWrite)を選択しま す。 ヒント ・ 録音時に作成されたリージョンには、VTxy(x=トラックナン ・ EXECUTE(エクセキュート) バー1∼16、y=バーチャルトラックナンバー1∼8)という名 コマンドを実行します。 前が自動的に付けられています。 ・ トラック/パート/リージョンの単位に関係なく、オーディオ データがコピーされると、リージョンネームの情報もコピーさ れます。 ● MOVE(ムーブ) 選択したリージョンを、任意のトラック/移動の位置にコピー します。このとき移動元のリージョンは消去されます。 ● ERASE(イレース) 選択したリージョンを消去します。トラックに含まれるリー 移動するリージョンを選択します。 ジョンがすべて消去されると、 トラックネームが “-NO REC-” ・ TO TRACK(トゥトラック) に変わります。 移動先のトラックを選択します。 ・ REGION(リージョン) ・ TO START(トゥスタート) 消去するリージョンを選択します。 移動先の開始位置を指定します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) ・ INSERT(インサート) コマンドを実行します。 リージョンを移動先のトラックに挿入するか(Insert)、上 ● DELETE(デリート) 書きするか(OverWrite)を選択します。 選択したリージョンを削除します。 それ以降のオーディオデー タは、 削除されたリージョンの長さだけ前に移動します。 トラッ ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 クに含まれるリージョンがすべて削除されると、トラックネー ムが“-NO REC-”に変わります。 ・ REGION(リージョン) 削除するリージョンを選択します。 ● DIVIDE(ディバイド) 選択したリージョンを、任意の位置で2つに分割します。 ・ REGION(リージョン) 分割するリージョンを選択します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 7 ・ REGION(リージョン) ・ DIVIDE(ディバイド) 分割する位置を指定します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 オペレーション編 125 ト ラ ッ ク / バ ー チ ャ ル ト ラ ッ ク の エ デ ィ ッ ト 第 7 トラック/バーチャルトラックのエディット 章 ● TRIM IN(トリムイン) ● PITCH(ピッチ) 選択したリージョンの開始位置をサンプル単位で後方に移動 オーディオの長さは変えずに、選択したリージョンのピッチを し、不要部分のトリミング(切り落とし)を行います。 上下させます。 ・ REGION(リージョン) ・ REGION(リージョン) トリミングするリージョンを選択します。 ピッチを変化させるリージョンを選択します。 ・ TRIM IN(トリムイン) ・ PITCH (ピッチ) トリミングの量をサンプル単位で指定します。 ピッチの変化幅を半音単位で設定します(設定範囲:±12 半音)。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 ・ FINE(ファイン) ピッチの変化幅をセント単位で設定します(設定範囲:± ● TRIM OUT(トリムアウト) 50セント)。 選択したリージョンの終了位置を、 サンプル単位で前方に移動 し、不要部分のトリミング(切り落とし)を行います。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 ・ REGION(リージョン) トリミングするリージョンを選択します。 注 意 PITCHコマンドの実行には、実時間以上の処理時間が必要です。 ・ TRIM OUT(トリムアウト) また、コマンドの処理を途中でキャンセルすることはできませ トリミングの量をサンプル単位で指定します。 ん。 ・ EXECUTE(エクセキュート) ● EXPORT(エクスポート) コマンドを実行します。 指定したリージョンのオーディオデータをWAVファイルに変 ● T-COM(タイムコンプレッション/エクスパンション) ピッチは変化させずに、選択したリージョンの長さを伸縮しま 換して、 CD-RWドライブや外部MOドライブなどに書き出しま す。 ・ REGION(リージョン) す。 WAVファイルに書き出すリージョンを選択します。 ・ REGION(リージョン) ・ TO DRIVE(トゥドライブ) 伸縮するリージョンを選択します。 WAVファイル書き出し先のドライブを選択する画面に切 ・ RATIO(レシオ) り替えます。 切り替わった画面のDRIVE欄で書き出し先の 伸縮する比率を0.01%単位で設定します (設定範囲:50∼ 200%)。 ドライブを選択し、E X I T ボタンにカーソルを移動して [ENTER]キーを押すと元の画面に戻ります。 ・ EXECUTE(エクセキュート) ・ TO FILE(トゥファイル) コマンドを実行します。 書き出すWAVファイルのファイル名を変更するNAME EDITポップアップウィンドウを呼び出します。 新しいファ 注 意 T-COMPコマンドの実行には、実時間以上の処理時間が必要で す。また、コマンドの処理を途中でキャンセルすることはできま せん。 イ ル 名 を 入 力 し 、O K ボ タ ン に カ ー ソ ル を 合 わ せ て [ENTER]キーを押すと確定します。 ・ TO SIZE (トゥサイズ) 24ビットのオーディオデータをWAVファイルに書き出す ときに、 24ビット (24bit) のままで書き出すか、 下位8ビッ トを切り捨てて16ビットに変換して書き出すか(16bit) を選択します。 ・ EXECUTE(エクセキュート) コマンドを実行します。 ヒント ・ EXPORTコマンドの操作方法については、P.167をご参照く ださい。 ・ NAMEとEXPORTコマンドを除くREGIONメニューのコマ ンドは、実行した後に [UNDO]キーを押せば元の状態に復帰で きます。 ・ TO STARTパラメーターで任意の位置を指定するときは、 [ [ ]/[ ]キー、 [IN]/[OUT]キー、 [A]/[B]キー、 [ ト/マーカーの位置を割り当てることも可能です。 126 オペレーション編 ]/ ]キー、 [RTZ]キーを操作して、該当するロケートポイン 第8章 シーンメモリーの操作 この章では、シーンメモリーの機能と操作方法について説明します。 シーンメモリーについて AW2816では、各チャンネルのミックスパラメーター、イン プットパッチ/アウトプットパッチ、エフェクト1/2のパラ シーンナンバーについて メーターなどの設定状態に名前を付け、 “シーン”として本体の シーンナンバーには00∼96の97種類があり、01∼96のナ メモリーにストア(保存)できます。 ンバーにシーンをストアできます。 なお、シーンナンバー00は シーンを保存するメモリー領域を“シーンメモリー”と呼びま す。 シーンメモリーには最大96種類のシーンをストアでき、 画 リコール専用で、 各パラメーターを初期状態に戻すためのシー ンがプリセットされています。 面操作やキー操作でいつでも任意のシーンをリコール(呼び出 現在リコールされているシーンナンバーは、 常にディスプレイ し)できます。このシーンメモリーの内容は、ソングの一部とし 上部のSCENE欄に表示されます。 また、 SCENE MEMORYセ てハードディスクに保存されます。 クションのキーを操作すると、SCENE欄の右隣に、操作中の シーンのシーンネームが一時的に表示されます。 ヒント オートミックス(→P.133)を使ってシーンをリコールしたり、 プログラムチェンジを使って外部機器からAW2816のシーン をリコールすることも可能です(→P.200)。 シーンナンバーの右隣にEの文字が表示されているときは、現 在のシーン (これを“カレントシーン”と呼びます)が、直前にリ コール/ストアした内容がエディットされていることを示しま す。 シーンに含まれるパラメーター シーンに含まれるパラメーターは次の通りです。 全チャンネルのフェーダーの位置 各チャンネルからAUXバス1∼6へのセ ンドレベル AUXバス1∼6とバス1∼8のマスター レベル 応じて調節できます。これを行うには、U T I L I T Y 画面の Prefer.1ページ([UTILITY]キー→[F2]キー)にあるSCENE NAME DISPLAY TIME欄の設定値(1∼9秒)を変更します。 全チャンネルの[ON]キーの設定 ミックスパラメーター ヒント ・ SCENE欄の右隣にシーンネームが表示される時間は、必要に ・ SCENE MEMORYセクションのキーを操作したときに、シー 全チャンネルのアッテネーションの設定 ンネームを表示しないようにすることも可能です。これを行う 全チャンネルのフェイズの設定 には、UTILITY画面のPrefer.1ページ([UTILITY]キー→ [F2] キー)にあるAUTO SCENE NAME DISPLAY欄をOFF 全チャンネルのEQの設定 に設定します。 全チャンネルのパンの設定 全チャンネルのルーティングの設定 全チャンネルのフェーダーグループ/ ミュートグループの設定 全チャンネルのペアの設定 全チャンネルのダイナミクスの設定 全チャンネルのディレイの設定 エフェクトパラメーター MIDIリモート エフェクト1/2のパラメーターの設定 Remote A∼Dのフェーダー(1∼8)と [ON]キー(1∼8)の状態 シーンネーム SCENE画面FadeTimeページの設定 その他 8 PATCH画面Patch In/Patch Outペー ジの設定 各チャンネルのエフェクトインサート の設定 オペレーション編 127 シ ー ン メ モ リ ー の 操 作 第 8 シーンメモリーの操作 章 シーンをストアする カレントシーンに名前(シーンネーム)を付けて、シーンメモ シーンネームを入力するTITLE EDITポップアップウィ リーにストア(保存)します。ストア操作には、画面を使う方法 ンドウが表示されます。 と、トップパネル上のキーを使う方法があります。 画面操作でシーンをストアする 1 [SCENE]キー→[F1]キーを押してください。 シーンメモリーを管理するSCENE画面のScene Mem ページが表示されます。 4 必要に応じて、 文字パレットを使ってシーンネーム を入力してください。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 5 シーンをストアするには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 ストアをキャンセルしたいときは、CANCELボタンに カーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 注 意 すでにシーンがストアされているナンバーにストアすると、 以前 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 ストア先のシー のシーンが消去されます。 ンナンバー(01∼96)を選択してください。 ヒント 点線で囲まれている列が、 現在選択されているシーンを表 ・ シーンネームの入力を省略して、ストアを実行することも可能 です。これを行うには、U T I L I T Y 画面のP r e f e r . 1 ページ します。 ([UTILITY]キー→[F2]キー)のSTORE CONFIRMATION 欄をOFFに設定します。 ・ ストアしたシーンを誤って消去するのを防ぐために、シーンナ ン バ ー ご と に プ ロ テ ク ト を 設 定 す る こ と も で き ま す( → P.131)。 キー操作でシーンをストアする ヒント ・ シーンナンバーは、SCENE MEMORYセクションの[ [ ]/ 1 ]キー を使って、 ストア先となるシーンナンバーを選択し 現在選択されているシーンナンバーは、 ディスプレイ上部 にストアすることはできません。 のSCENE欄で確認できます。 STOREボタンにカーソルを合わせ、 [ ENTER] キーを押してください。 ]/[ てください。 ]キーを使って選択することもできます。 ・ シーンナンバー00はリコール専用のシーンです。 このナンバー 3 SCENE MEMORYセクションの[ 2 [STORE]キーを押してください。 ディスプレイに、シーンネームを設定するTITLE EDIT ポップアップウィンドウが表示されます。 128 3 必要に応じて、 文字パレットを使ってシーンネーム 4 ストアを実行するには、OKボタンにカーソルを合 オペレーション編 を入力してください。 わせて[ENTER]キーを押してください。 シーンをリコールする シーンメモリーにストアされているシーンをリコール(呼び出 し) します。 リコール操作には、 画面を使う方法と、 トップパネル 上のキーを使う方法があります。 4 リコールを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 リコールをキャンセルするには、CANCELボタンにカー 注 ソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 意 リコールを実行すると、カレントシーンが破棄されます。カレン トシーンを後から再利用したいときは、あらかじめシーンをスト ヒント アしてください。 ・ シーンをリコールしたときに、フェーダーが新しい位置に到達 するまでの時間(フェードタイム)を変更することも可能です。 これを行うには、 SCENE画面のFade Timeページ( [SCENE] 画面操作でシーンをリコールする キー→[F2]キー)で、フェーダーごとにフェードタイムを設定 します(→P.348)。 1 ・ 必要ならば、任意のフェーダーのみをリコールの対象から外す [SCENE]キー→[F1]キーを押してください。 ことができます。この設定は、SCENE画面のRCL.Safeページ ([SCENE]キー→[F3]キー)で行います(→P.349)。 SCENE画面のScene Memページが表示されます。 キー操作でリコールする 1 SCENE MEMORYセクションの[ ]/[ ]キー を使って、 リコールするシーンナンバーを選択して ください。 SCENE欄に、 現在選択されているシーンナンバーが表示 されます。 カレントシーンと異なるシーンナンバーを選択 しているときは、シーンナンバーが点滅します。 2 [RECALL]キーを押してください。 2 [DATA/JOG]ダイアルを使って、リコールする バーを表します。 3 ます。 シーンナンバーを選択してください。 点線で囲まれている列が、 現在選択されているシーンナン リコールを確認するポップアップウィンドウが表示され 3 カーソルをRECALLボタンに合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 リコールの実行を確認するポップアップウィンドウが表 リコールを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 選択されたシーンナンバーに該当するシーンがリコール されます。 ヒント 画面操作のリコールと同様に、ポップアップウィンドウは表示さ 示されます。 せずに直接リコールすることも可能です。 ヒント このポップアップウィンドウは表示させずに、直接リコールを実 行することも可能です。これを行うには、U T I L I T Y 画面の Prefer.1ページ([UTILITY]キー→[F2]キー)のRECALL CONFIRMATION欄をOFFに設定します。 オペレーション編 129 8 シ ー ン メ モ リ ー の 操 作 第 8 シーンメモリーの操作 章 シーンの名前を変更する シーンメモリーにストアされたシーンの名前 (シーンネーム) の みを変更します。 1 SCENE画面のScene Memページが表示されます。 2 変更したいシーンナンバーを選択してください。 [SCENE]キー→[F1]キーを押してください。 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 シーンネームを 注 意 シーンがストアされていないナンバー、プロテクトが設定されて いるナンバー、およびシーンナンバー00は、シーンネームの変更 ができません。 3 TITLE E D I T ボタンにカーソル合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 TITLE EDITポップアップウィンドウが表示されます。 4 文字パレットを使って新しいシーンネームを入力 5 新しいシーンネームを確定するには、OKボタンに してください。 カーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくださ い。 シーンネームの変更をキャンセルするには、CANCELボ タンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 130 オペレーション編 シーンのプロテクトを設定する ストアしたシーンを誤って消去するのを防ぐために、シーンナ ンバーごとにプロテクトを設定することができます。プロテク トをオンに設定したシーンは、リコール操作のみが行えます。 1 [SCENE]キー→[F1]キーを押してください。 2 SCENE画面のScene Memページが表示されます。 ・ SCENE 01-50のON/OFFボタン シーンナンバー01∼50のプロテクトのオン/オフを一 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 プロテクトを設 括して切り替えます。 定したいシーンナンバーを選んでください。 ・ SCENE 51-96のON/OFFボタン ヒント シーンナンバー51∼96のプロテクトのオン/オフを一 シーンナンバーの選択には、SCENE MEMORYセクションの [ 注 ]/[ 括して切り替えます。 ]キーを使用することも可能です。 意 シーンがストアされていないナンバー、およびシーンナンバー 00は、プロテクトを設定できません。 3 カーソルをPROTECTION欄のOFFボタンに合わ せて、 [ENTER]キーを押してください。 ボタンの表示がOFFからONに変わり、 選択したシーンの プロテクトがオンになります。プロテクトが設定された シーンは、リスト内のPRT欄に マークが表示されま す。 8 4 シ ー ン メ モ リ ー の 操 作 プロテクトを解除したいときは、 PROTECTION欄 のO N ボタンにカーソルを合わせて、 [E N T E R ] キーを押してください。 ボタンの表示がOFFに変わり、プロテクトが解除されま す。 ディスプレイ下部のPROTECTION ON/OFF GLOBAL 欄を使えば、 プロテクトのオン/オフを一括して切り替え ることができます。 オペレーション編 131 第 8 シーンメモリーの操作 章 シーンを並べ替える シーンナンバー01∼96に保存されたシーンを、 別のナンバー へと移動させます。 1 4 [SCENE]キー→[F4]キーを押してください。 シーンの並び替えを行うSCENE画面のSortページが表 示されます。 左側のSOURCE欄で移動元となるシーンナ ンバーを選択し、右側のDESTINATION欄で選択された シーンの挿入位置を指定します。 2 SOURCE欄にカーソルを移動し、 [DATA/JOG] ダイアルを使って移動元となるシーンを選択して ください。 点線で囲まれた列が、 移動元として選択されているシーン を表します。 3 カーソルをDESTINATION欄に移動し、 [DATA/ JOG] ダイアルを使って、 シーンを挿入する位置を 選択してください。 DESTINATION欄のリストがスクロールして、挿入位置 が移動します。 132 オペレーション編 並び替えを実行するには、 EXECUTEボタンにカー ソル合わせて[ENTER]キーを押してください。 選択されたシーンが新しい位置に移動し、 その移動に伴っ て他のシーンのナンバーも変化します。 第9章 オートミックスの操作 この章では、 リアルタイムのミックス操作を自動化するオートミックスの機能や 操作方法について説明します。 オートミックスについて オートミックスとは オートミックスとソングの関係 AW2816では、ミキシングに関係するさまざまなパラメー オートミックスは、 基本的にソングと連動して動作します。 ソン ターの操作をリアルタイムに記録して、再生することができま グを再生すればオートミックスも再生または記録を開始し、ソ す。 この機能を “オートミックス” と呼びます。 ソングの進行に合 ングを停止すればオートミックスも停止します。 ソングの再生 わせてシーンのリコール操作、各チャンネルのフェーダーや 中にオートミックスのみを停止させることは可能ですが、ソン [ON]キーの操作などをオートミックスに記録すれば、ミック グを停止させた状態でオートミックスのみを記録/再生させる ス操作を完全に自動化できます。 ことはできません。 現在操作しているオートミックスを “カレントオートミックス” オートミックスは、 常にソングのスタートポイント (絶対時間ゼ と呼びます。 カレントオートミックスに記録された内容は、 専用 ロの位置) が開始点となります。このため、スタートポイントを のメモリー領域に最大16種類までストア (保存) でき、 必要に応 変更すると、それに応じてオートミックスの開始位置も変化し じていつでもリコール(読み出し)することが可能です。メモ ます。 スタートポイントを変更したいときは、 オートミックスを リーに保存された16種類のオートミックスのデータは、 現在選 記録する前に変更を済ませておくことをお勧めします。 択されているソング (カレントソング) の一部としてハードディ スクに保存されます。 スタートポイント=00:00:00:00.00 オートミックスに記録できる要素 オートミックスに記録可能な要素には、次の種類があります。 タイムコード 00:00:00:00.00 表示(ABS) 00:00:05:00.00 00:00:10:00.00 時間表示 00:00:00:000 (ABS) 00:00:05:000 00:00:10:000 ソング S ・ 各チャンネルのフェーダー操作 ([RTN 1] /[RTN 2] コント ロールの操作を含む) オートミックス ・ 各チャンネルのAUXセンド操作 ・ 各チャンネルの[ON]キー操作 9 スタートポイント=00:00:05:00.00 ・ 各チャンネルのパン操作 ・ 各チャンネルのEQ操作 タイムコード 00:00:00:00.00 表示(ABS) 00:00:05:00.00 00:00:10:00.00 ・ シーンメモリー/各種ライブラリーのリコール操作 時間表示 –00:00:05:000 (ABS) 00:00:00:000 00:00:05:000 ・ REMOTE画面のフェーダー1∼8と[ON]キー1∼8の操作 ソング ソングを再生しながら、上記の操作をリアルタイムでオート S ミックスに記録したり、特定の要素のみを部分的に記録し直す オートミックス ことができます。また、オートミックスを停止させた状態で、記 録された1つ1つのデータ (これを“イベント”と呼びます) のタ イミングや設定値をエディットできます。 注 意 スタートポイントを変更した場合、スタートポイント(絶対時間 ゼロ)以前の領域にはオートミックスが記録できませんのでご注 意ください。 オペレーション編 133 オ ー ト ミ ッ ク ス の 操 作 第 9 オートミックスの操作 章 新規のオートミックスを作成する 初めてオートミックスを記録するときは、新規のオートミック スを作成することから始めます。 1 5 [F4]キーを押してください。 ディットする、EventListページが表示されます。 ソングの冒頭部分を再生しながら、 各チャンネルの フェーダー、パン、E Q 、エフェクトのセンド/リ ターンなどを設定し、 シーンメモリーに保存してく ださい。 カレントオートミックスに記録されたイベントをエ 6 ディスプレイ左上のSCENE/LIBボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 SCENE/LIBボタンをオンにすると、 カレントオートミッ 2 ここで保存したシーンが、 オートミックスを記録するとき クスに記録されているシーンや各種ライブラリーをリ の開始点となります。また、すでにシーンメモリーに保存 コールするイベントが、 ディスプレイ中央のリストに表示 されているシーンをオートミックスの開始点にしたいと されます。 リストのTIME欄がリコールを実行する絶対時 きは、そのシーンをリコールしてください。 間の位置、 EVENT欄がリコールされるイベントの種類を 表します。 [AUTOMIX]キー→[F1]キーを押してください。 ディスプレイに次の画面が表示されます。 ここでは、 TIME欄の“00:00:00.000”の位置に、 手順1 で保存したシーンナンバーのデータが書き込まれている ことに注目してください。 新規のオートミックスを作成す 3 ディスプレイ中央のNEW MIXボタンにカーソル ると、カレントシーン(最後にリコールまたはストアした を合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 シーン)をリコールするイベントが、この位置に書き込ま れます。 このシーンナンバーや時間は後から変更すること 新規オートミックスの作成を確認するポップアップウィ ンドウが表示されます。 注 意 新規のオートミックスが作成されると、カレントオートミックス の内容が消去されます。カレントオートミックスの内容を保存し ておきたい場合は、P.145の「オートミックスをストアする」を ご参照ください。 4 カーソルをOKボタンに合わせ、 [ENTER]キーを 押してください。 新規のオートミックスが作成されます。 134 オペレーション編 も可能です。 オートミックスを記録/再生する ここでは、 モニターチャンネル1∼8のフェーダー操作をオート ミックスに記録し/再生する場合の手順を説明します。 4 OVERWRITE欄にカーソルを移動させ、FADER ボタンをオン、それ以外のボタン(CH ON、PAN、 EQ)をオフに設定してください。 フェーダー操作をオートミックスに記 録する 1 2 OVERWRITE欄に含まれるFADER/CH ON/PAN/EQ の各ボタンは、 オートミックスに記録するイベントを選択 するためのものです。ボタンがオン(反転表示) のときに、 対応するイベントをオートミックスに記録できます。 各ボ オートミックスの記録を始めたい位置よりもやや タンに対応するイベントは、次の通りです。 手前に、ソングをロケートしてください。 ・ FADER ............ 各チャンネルのフェーダー(1 ∼8 / STEREO) と [RTN 1] /[RTN 2] コン [AUTOMIX]キー→[F1]キーを押してください。 トロールの操作 AUTOMIX画面のMainページが表示されます。オート ・ CH ON ............ 各チャンネルの[O N ]キー(1 ∼8 / ミックスの記録/再生は、主にこのページで行います。 STEREO/RTN 1/RTN 2)の操作 ・ PAN ................. 各チャンネルのパン操作 ・ EQ .................... 各チャンネルのEQ操作 ヒント ・ シーンメモリーと各種ライブラリーのリコール操作は、 OVERWRITE欄のボタン設定とは関係なく、オートミックス に記録できます。 ・ A U X バス1 ∼6 のセンドレベルを記録するとき、もしくは REMOTE画面でフェーダー1∼8の操作を記録するときは、 FADERボタンをオンにしてください。またREMOTE画面で [ON]キー1∼8の操作を記録するときは、CH ONボタンをオ ンにしてください。 5 ヒント [AUTOMIX]キーを押してAUTOMIX画面に切り替えると、自 ディスプレイ内のRECボタンにカーソルを移動さ せ、 [ENTER]キーを押してください。 RECボタンが点滅表示となります。これはオートミック 動的にFADER MODEセクションの [HOME] キーがオンになり スが記録待機状態となったことを示しています。また、 ます。 オートミックスが記録待機状態のときは、 トップパネル上 3 AUTOMIX欄のDISABLEボタンにカーソルを合 の[AUTOMIX]キーが赤く点滅します。 9 わせ、 [ENTER]キーを押してください。 AUTOMIX欄のボタンは、オートミックスの有効/無効 を切り替えます。 DISABLEと表示されたボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押すと、ボタンの表示が “ENABLE”に変化し、オートミックス機能が有効になり ます。 オートミックス機能が有効な間は、トップパネル上 の[AUTOMIX]キーが点灯(または点滅)します。 6 MIXING LAYERセクションのRECORDER[18]キーを押してください。 これで、フェーダー1∼8がモニターチャンネル1∼8の チャンネルフェーダーとして機能します。 モニターチャン ネル9 ∼1 6 のフェーダー操作を記録したいときは、 RECORDER[9-16]キーを押してください。 オペレーション編 135 オ ー ト ミ ッ ク ス の 操 作 第 9 オートミックスの操作 章 7 [SEL]キーを使って、フェーダー操作を記録する オートミックスを再生する チャンネルを選択してください。 オートミックスが記録待機状態のときは、 [SEL]キーを 使って記録するチャンネルを選択します。 選択されたチャ 1 AUTOMIX画面のMainページで、 RECボタンおよ びAUTO RECボタンがオフになっていることを確 認してください。 ンネルは[SEL]キーが点滅します。 ヒント 点滅した[SEL]キーをもう一度押すと、選択が解除されます。 8 トップパネル上のPLAY [®] キーを押して、 ソング を再生してください。 ソングの再生が開始されると、ディスプレイ内のRECボ タンがオン (反転表示) に切り替わり、 オートミックスの記 録 が 始 ま り ま す 。ま た 、オ ー ト ミ ッ ク ス の 記 録 中 は [AUTOMIX]キーが赤く点灯します。 9 ソングを聞きながら、 選択したチャンネルのフェー 2 オートミックスの記録を開始した位置よりも手前 にソングをロケートし、トップパネル上のPLAY [®]キーを押してください。 ダーを操作してください。 ディスプレイ内のPLAYボタンがオン (STOPボタンがオ 10 操作が終わったら、トップパネル上のSTOP[■] フ)に変わり、オートミックスが自動的に再生を開始しま キーを押して、 ソングを停止してください。 す。 ディスプレイ内のRECボタンがオフ(通常の表示)に戻 り 、オ ー ト ミ ッ ク ス の 記 録 が 停 止 し ま す 。ま た 、 [AUTOMIX]キーの点灯が緑色に変わります。ディスプ レイには、記録した内容を更新するかどうかを確認する ヒント ポップアップウィンドウが表示されます。 ソングの途中から再生を始めた場合、オートミックスも同じ位置 から再生を開始します。このとき、再生開始位置よりも手前に オートミックスのイベントがあれば、それらのイベントをすべて 実行した状態から、オートミックスの再生を開始します。 3 オートミックスを停止したいときは、 ディスプレイ 内のSTOPボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すか、 トップパネルのSTOP[■] キーを押 してください。 11 記録した内容を更新する場合は、OKボタンにカー 停止操作を行わなくても、 オートミックスに記録されたイ ソルを合わせて [ENTER] キーを押してください。 ベントが最後まで実行されると、 自動的にオートミックス 記録内容を破棄したいときは、CANCELボタンにカーソ ルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 オートミックスが 以前の状態に戻ります。 ヒント ・ STOP[■]キーの代わりにディスプレイ内のSTOPボタンを 使ってオートミックスの記録を停止することも可能です。この 場合、 オートミックスの記録は停止しますが、 ソングはそのまま 再生を続けます。 ・ オートミックスの記録内容を更新した後でも、画面右側の UNDOボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すこと で、記録する以前の状態に戻す(アンドゥ)ことができます。な お、トップパネルの[UNDO]キーでは、オートミックスのアン ドゥは行えません。 136 オペレーション編 が停止します。 別チャンネルのフェーダー操作を重ね て記録する 記録されたオートミックスを再生しながら、別のチャンネルの フェーダー操作を重ねて記録できます。 1 オートミックスを記録する少し手前の位置に、 ソン 2 AUTOMIX画面のMainページで、 AUTOMIX欄の グをロケートしてください。 ボタン表示が“ENABLE”、OVERWRITE欄の FADERボタンがオンになっていることを確認し てください。 3 ディスプレイ右下のRECボタンにカーソルを合わ せて、 [ENTER]キーを押してください。 オートミックスが記録待機状態になります。 4 [SEL] キーを使って、 フェーダー操作を記録するモ ニターチャンネルを選択してください。 ここでは、 以前記録した以外のモニターチャンネルを選択 してください。 注 意 誤って前回と同じチャンネルを選択すると、 そのチャンネルに記 録したフェーダー操作のイベントが消去されてしまいます。 十分 ご注意ください。 5 トップパネルのPLAY [®] キーを押してソングを 9 再生してください。 ディスプレイ内のRECボタンとPLAYボタンがオン(反 オ ー ト ミ ッ ク ス の 操 作 転表示) に切り替わり、 オートミックスの記録 (および記録 されたイベントの再生)が始まります。 6 ソングを聴きながら、 手順4で選択したフェーダー 7 操作が終わったら、トップパネル上のSTOP[■] を操作してください。 キーを押してソングを停止してください。 記録した内容を更新するかどうかを確認するポップアッ プウィンドウが表示されます。 8 記録を更新したいときは、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 記録内容を破棄したいときは、CANCELボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押します。 オペレーション編 137 第 9 オートミックスの操作 章 別の要素を重ねて記録する すでにイベントを記録したオートミックスに対して、同じチャ ンネルの別の要素を重ねて記録(オーバーライト)します。例え ば、 フェーダー操作を記録した同じチャンネルに、 パンやEQの 6 RECORDER[1-8]キー→[SEL]キー1を押して ください。 操作をオーバーライトすることが可能です。 ここでは、 モニター [SEL] キー1が点滅し、 モニターチャンネル1が選択され チャンネル1のフェーダー操作を記録したオートミックスに、 ます。ディスプレイ上ではモニターチャンネル1のPAN パンの操作をオーバーライトする場合の手順を説明します。 ノブにカーソルが移動します。 1 オーバーライトを開始する少し手前の位置に、 ソン グをロケートしてください。 7 トップパネルのPLAY [®] キーを押して、 ソングを 再生してください。 ソングの再生と同時に、オートミックスの記録 (および記 2 [AUTOMIX]キー→[F1]キーを押してください。 A U T O M I X 画面のM a i n ページが表示されます。 AUTOMIX欄のボタンが “ENABLE” と表示されているこ とを確認してください。 3 録されたイベントの再生)が開始されます。 8 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 モニターチャン ネル1のパン(PANノブ)を操作してください。 ヒント OVERWRITE欄にカーソルを移動させ、 PANボタ パン操作は、VIEW画面のCH Viewページに表示されるPANノ ンをオン、それ以外のボタン(FADER、CH ON、 ブを使って記録することもできます。 EQ)をオフにしてください。 4 5 ディスプレイ内のRECボタンにカーソルを合わ 9 キーを押してください。 せ、 [ENTER]キーを押してください。 記録内容を更新するかどうかを確認するポップアップ オートミックスが記録待機状態になります。 ウィンドウが表示されます。 10 記録内容を更新する場合は、OKボタンにカーソル [PAN]キー→[F2]キーを押してください。 モニターチャンネルのパンを設定するPAN画面のPan MONIページが表示されます。 ヒント チャンネルのフェーダー操作/シーンのリコール操作以外の要 素を記録するときは、オートミックスを記録待機状態にしてから (あるいはオートミックスの記録中に)、目的の画面に切り替えま す。なお、画面を切り替えても記録待機状態が解除されることは ありません。 138 操作が終わったら、トップパネル上のSTOP[■] オペレーション編 を合わせて[ENTER]キーを押してください。 オートミックスの一部分のみを記録し直す (パンチイン/アウト) オートミックスの記録中に操作をミスした場合は、オートミッ クスのパンチイン/アウト機能を使って、その部分のみを記録 し直すことができます。 ここでは例として、 すでに記録されたモ 5 [PAN]キー→[F2]キーを押してください。 PAN画面のPan MONIページが表示されます。 ニターチャンネル1のパン操作を、パンチイン/アウトで記録 し直す手順を説明します。 1 2 パンチインを開始する少し手前の位置に、 ソングを ロケートしてください。 [AUTOMIX]キー→[F1]キーを押してください。 AUTOMIX欄のボタンが “ENABLE” と表示されているこ とを確認してください。 3 OVERWRITE欄にカーソルを移動させ、 PANボタ ンをオン、それ以外のボタン(FADER、CH ON、 EQ)をオフにしてください。 4 6 AUTO RECボタンがオン(反転表示)になり、 オートミッ クスが記録待機状態になります。 7 ルがまだ選ばれていないので、何も記録されません。 ません。パンチイン/アウト操作のように、何度も記録/ ミックスの記録を開始してから[SEL] キーでチャンネル 再生を開始してください。 状態になります。ただし、この段階では記録するチャンネ 記録を開始してから停止しても、 記録待機状態が解除され 利です。なお、AUTO RECボタンを使う場合は、オート トップパネルのPLAY [®] キーを押して、 ソングの [AUTOMIX]キーが赤く点灯し、オートミックスが記録 RECボタンの代りにAUTO RECボタンを使った場合は、 再生を繰り返すときは、 AUTO RECボタンを使うのが便 ミキシングレイヤーとしてモニターチャンネル1∼8が 選択されます。 ディスプレイ内のAUTO RECボタンにカーソルを 合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 RECORDER[1-8]キーを押してください。 8 を選択します。記録を始める前に[SEL]キーを押す必要 パンチインする位置までソングが進んだら、 [SEL] キー1を押してください。 [SEL] キー1が点滅し、 モニターチャンネル1のパン操作 はありません。 の記録を開始します(パンチイン)。また、ディスプレイ上 では、モニターチャンネル1のPANノブにカーソルが移 動します。 9 [DATA/JOG]ダイアルを回して、パン(PANノ ブ)の設定を変更してください。 10 操作が終わったら、 手順8で押した [SEL] キーをも う一度押してください。 [SEL]キーが消灯して、記録が終了します(パンチアウ ト)。オートミックスは引き続き記録可能な状態のままで すが、記録するチャンネルが選択されていないので、実際 には記録が行われません。 ヒント 手順9でパンを操作しなかった場合でも、パンチインからパンチ アウトまでの区間に記録されているパン操作のイベントが消去 されます。この方法を使えば、特定の範囲から任意のイベントの みを消去できます。 オペレーション編 139 9 オ ー ト ミ ッ ク ス の 操 作 第 9 オートミックスの操作 章 11 トップパネル上のSTOP[■]キーを押してくださ い。 記録した内容を更新するかどうかを確認するポップアッ プウィンドウが表示されます。 12 記録内容を更新する場合は、OKボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。 AUTO RECボタンがオンのときは、記録内容を更新した 後でもオートミックスの記録待機状態は解除されません ([AUTOMIX]キーは赤く点滅を続けます)。このまま PLAY[®]キーを押せば、いつでもオートミックスのパ ンチインが再開できます。 記録待機状態を解除したいときは、AUTOMIX画面の MainページでAUTO RECボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押し、AUTO RECボタンをオフにして ください。 ヒント RECボタンを使ってオートミックスを記録する場合でも、上記 のように [SEL] キーを使ってパンチイン/アウトが行えます。 た だし、この場合はオートミックスを停止した時点で、記録待機状 態が解除されます。 140 オペレーション編 フェーダー操作を記録し直す AW2816のAUTOMIX画面には、以前記録したフェーダーの 動きを確認しながら、 新しい動きを記録できるFader Editペー ジが用意されています。フェーダーの動きを後から細かくエ ディットしたいときは、このページが便利です。ここでは、すで に記録されたモニターチャンネル1のフェーダーの動きを、部 分的にエディットする場合の手順を説明します。 注 意 Fader Editページで動きを確認できるのは、モニターチャンネ ル/インプットチャンネル/リターンチャンネル/ステレオア ウトプットチャンネルのフェーダー操作に限ります。AUXセン 6 FADER EDIT MODE欄のABSOLUTEボタンが オンに設定されていることを確認してください。 ドのフェーダー操作や、 REMOTE画面のフェーダー操作は、この FADER EDIT MODE欄に含まれる2つのボタンは、 方法でエディットすることはできません。 フェーダーのエディット方法を選択するためのものです。 1 2 パンチインを開始する少し手前の位置に、 ソングを ABSOLUTEボタンがオンのときは、以前に記録されたイ ロケートしてください。 ベントが消去され、 新しいイベントが記録されていきます。 ヒント [AUTOMIX]キー→[F1]キーを押してください。 3 RELATIVEボタンは、以前に記録されたフェーダーのイベント AUTOMIX欄のボタンが “ENABLE” と表示されているこ を相対的に変化させたいときに使用します。詳しくはP.338を とを確認してください。 ご参照ください。 OVERWRITE欄にカーソルを移動させ、FADER ボタンをオン、それ以外のボタン(CH ON、PAN、 7 FADER EDIT OUT欄にカーソルを移動させ、 ENDボタンをオフ、RETボタンをオンに設定して ください。 EQ)をオフにしてください。 FADER EDIT OUT欄のENDボタンは、オートミックス 4 の記録を停止したときに、 停止位置より後に記録されてい [F3]キーを押してください。 る同種のイベントを消去するかどうかを設定します。ま Fader Editページが表示されます。 た、 RETボタンは、パンチアウトした時点で以前に記録し たフェーダーの位置に戻すかどうかを設定します。 この例 のように、 フェーダーの動きを部分的にエディットする場 合は、END=オフ、RET=オンに設定します。また、RET ボタンがオンのときは、 右側のノブを使って以前記録した フェーダーの位置に戻るまでの時間(TIME)を設定でき ます。 以前記録した フェーダーの動き 新しく記録した フェーダーの動き オ ー ト ミ ッ ク ス の 操 作 END=オフ RET=オン パンチイン 5 パンチアウト RECORDER[1-8]キーを押し、ミキシングレイ ヤーとしてモニターチャンネル1∼8を選択してく ださい。 TIME ディスプレイ中央部に、モニターチャンネル1∼8(およ びステレオアウトプットチャンネルとリターンチャンネ ル1/2)の現在のフェーダー位置がバーグラフで表示さ れます。 ヒント ・ FADER EDIT OUT欄のENDボタンとRETボタンの機能につ いては、P.338もご参照ください。 ・ FADER EDIT OUT欄のRETボタンの設定は、フェーダー以 外の操作を記録するときには影響しません。 オペレーション編 9 141 第 9 オートミックスの操作 章 8 画面内のAUTO RECボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 オートミックスが記録待機状態になります。 9 トップパネルのPLAY [®] キーを押して、 ソングを 再生してください。 オートミックスが記録状態になります。ただし、まだ記録 するチャンネルが選択されていないので、 実際には記録が 行われません。 10 ソングを聴きながら、パンチインしたい位置で [S E L ]キー1(モニターチャンネル1 )を押し、 フェーダーの操作を始めてください。 [SEL]キーを押した瞬間から、パンチインが開始されま す。 フェーダーを操作すると、 次の図のように、 以前記録し たフェーダーの位置と、現在記録している位置の両方が バーグラフに表示されます。 バーグラフの横に表示される 上下の矢印は、どちらの方向にフェーダーを動かせば、 以 前に記録した位置に戻るかを示しています。 以前に記録した位置 から下げた場合 以前に記録した位置 から上げた場合 以前に記録した フェーダーの位置 新しいフェーダーの位置 新しいフェーダーの位置 以前に記録した フェーダーの位置 11 12 フェーダーの操作が終わったら、 [SEL] キー1をも う一度押してパンチアウトしてください。 パンチイン/アウトが終わったら、 トップパネルの STOP[■]キーを押してください。 記録内容を更新するかどうかを確認するメッセージが表 示されます。更新したいときは、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 142 オペレーション編 オートミックスをイベント単位でエディットする AUTOMIX画面のEventListページを使えば、オートミックス を停止させた状態で、 すでに記録された1つ1つのイベントのタ イミングや設定値を変更したり、不要なイベントを削除できま 1 す。 この方法でエディットが可能なイベントの種類は、 次の通り [AUTOMIX]キー→[F4]キーを押してください。 オートミックスに記録されたイベントを一覧表示する EventListページが表示されます。 です。 1 2 3 4 5 ・ 各チャンネルのフェーダー操作 ([RTN 1] /[RTN 2] コント ロールの操作を含む) ・ 各チャンネルの[ON]キー操作 ・ 各チャンネルのパン操作 ・ シーンメモリーや各種ライブラリーのリコール操作 ・ REMOTE画面のフェーダー1∼8と[ON]キー1∼8の操作 注 意 各チャンネルのEQ操作とAUXセンド操作は、 イベント単位のエ ディット/消去が行えません。パンチイン/アウト機能を使っ て、特定範囲の上書きや消去を行ってください。 ここでは例として、シーンや各種ライブラリーをリコールする イベントをエディットする方法を説明します。 画面内のボタンを使って、 リストに表示させるイベントの 種類を選択します。各ボタンが対応するイベントは、次の ヒント イベントのタイミングは、常にソングの絶対時間で表示されま 通りです。 す。このためイベント単位でエディットするときは、カウンター 1SCENE/LIBボタン .. シーンや各種ライブラリーの に絶対時間を表示させておくことをお勧めします(→P.238)。 リコール操作 2CH ONボタン ............ 各チャンネルの[ON]キー操 作 3PANボタン ................. 各チャンネルのパン操作 4FADERボタン ........... 各チャンネルのフェーダー操 作 ( [RTN 1] [ / RTN 2] コント ロールの操作を含む) 5REMOTEボタン ........ REMOTE画面のフェーダー 9 /[ON]キー操作 注 意 REMOTE画面のフェーダー/[ON]キー操作のイベントをリス トに表示させるには、それぞれREMOTEボタンとFADERボタ ン、またはREMOTEボタンとCH ONボタンをオンにする必要 があります。REMOTEボタンをオンに設定しただけでは表示さ れません。 オペレーション編 143 オ ー ト ミ ッ ク ス の 操 作 第 9 オートミックスの操作 章 2 S C E N E / L I B ボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 3 リスト左側の にカーソルを合わせ、 [ DATA/ JOG]ダイアルを回してエディットしたいイベン トを選択してください。 SCENE/LIBボタンがオンになり、 オートミックスに記録 されているシーン/ライブラリーのリコール操作のイベ ントが、リストに表示されます。 リストの点線で囲まれて いる列が、 現在編集の対象となっているイベントを表しま す。 4 CURSOR [ ] /[ ] キーを使って、エディットし たい要素にカーソルを移動し、 [DATA/JOG] ダイ アルを使って設定を変更してください。 SCENE/LIBボタンがオンのときに、 リストの各欄に表示 ヒント される内容は次の通りです。 ・ TIME欄の値(イベントのタイミング)を変更すると、カーソル がリスト内のイベントを飛び越えて別の位置に移動することが ・ TIME(時間) あります。これは、イベントが時間順に並び替えられるためで、 イベントを実行するタイミングを “時:分:秒:ミリ秒” で表 故障ではありません。 示します。 ・ イベントのタイミングは25ms単位で微調節できます。 ・ EVENT(イベント) イベントの種類と設定値を示します。 この欄で選択可能な イベントの種類は、 リスト上部でどのボタンがオンに設定 5 新しいイベントを加えたいときは、画面右上の D U P L I C A T E ボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押してください。 されているかに応じて変化します。 SCENE/LIBボタンが オンのときは、次のイベントが表示されます。 現在エディットの対象として選択されているイベントが 同じタイミングに複製されます。必要に応じて時間、イベ ・ SCENE xx ..... ナンバーxxのシーンメモリーをリコー ントの種類、設定値を変更してください。 ル ・ EQ.Lib xxx ..... EQライブラリーをリコール ・ DY.Lib xxx .... ナンバーxxxのダイナミクスライブラ リーをリコール 6 不要なイベントを削除したいときは、画面右上の DELETEボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを押してください。 ・ EF.Lib xxx ..... ナンバーx x x のエフェクトライブラ 現在エディットの対象として選択されているイベントが リーをリコール 削除されます。 ・ CH.Lib xxx .... ナンバーx x x のチャンネルライブラ リーをリコール ・ CHANNEL(チャンネル) リコールの対象となるチャンネル (インプットチャンネル 7 1∼8、モニターチャンネル1∼16、ステレオアウトプッ トチャンネル、リターンチャンネル1 / 2 )です。なお、 特定チャンネルのイベントのみを表示させたいと きは、 SELECTED CH ONLYボタンにカーソルを 合わせて [ENTER] キーを押し、 [SEL] キーを使っ て表示させるチャンネルを選択してください。 EVENT欄でシーンメモリーが選ばれているときは空欄 となります。 注 意 REMOTEボタンがオンのときは、SELECTED CH ONLYボタ ンおよびSCENE/LIB、PANボタンが無効になります。また、 ヒント イベントごとの表示内容については、P.344をご参照ください。 144 オペレーション編 SELECTED CH ONLYボタンがオンのときは、REMOTEボタ ンが無効になります。 オートミックスをストアする カレントオートミックスに名前を付けて、オートミックス専用 の内部メモリーに保存 (ストア) します。 メモリーには最大16種 類のオートミックスのデータがストアできます。 4 名前を入力したら、OKボタンにカーソルを合わせ て[ENTER]キーを押してください。 選択したオートミックスナンバーに、 カレントオートミッ クスのデータがストアされます。 ヒント ストアしたオートミックスのデータは、カレントソングの一部と してハードディスク上に保存できます。つまり、1つのソングに ヒント 対して最大16の異なるオートミックスを作成し、いつでも聴き ・ U T I L I T Y 画 面 の P r e f e r . 1 ペ ー ジ で 、S T O R E 比べることができます。 CONFIRMATION欄を“OFF”に設定すれば、名前の入力を省 略して、指定したオートミックスナンバーに保存することも可 1 [AUTOMIX]キー→[F2]キーを押してください。 能です。同じオートミックスナンバーに上書きして保存を繰り 返すときは、この方法が便利です。 AUTOMIX画面のMemoryページが表示されます。この ・ 内部メモリーにストアされたオートミックスとカレントオート ページでは、 主にオートミックス用の内部メモリーの管理 ミックスの内容は、MIDIのバルクダンプ機能を使って、MIDI シーケンサーなどの外部MIDI機器に保存することもできます。 を行います。 バルクダンプの操作方法については、P.212をご参照くださ い。 注 意 オートミックス用のメモリーは、カレントオートミックスと、ス トアされた最大16種類のオ−トミックスとで共有しています。 このため、 カレントオートミックスのメモリー消費量があまりに 大きい場合は、 たとえリスト内に空のオートミックスナンバーが 残っていても、ストアができないことがあります。このときは、 MemoryページのCLEARボタンを使って不要なオートミック スを削除してから、ストア操作を実行してください。 2 [DATA/JOG] ダイアルを回して、 ストア先のオー トミックスナンバーを選択してください。 ストア先のオートミックスナンバーは、01∼16の中か ら選択できます。空のオートミックスナンバーは、リスト に“[No Data!]”と表示されています。 9 ヒント このページが表示されているときは、現在のカーソルの位置に関 係なく、 [DATA/JOG] ダイアルを使ってリスト内のオートミッ オ ー ト ミ ッ ク ス の 操 作 クスナンバーが選択できます。 3 リストの左にあるSTOREボタンにカーソルを合 わせ、 [ENTER]キーを押してください。 名前を入力するポップアップウィンドウが表示されます ので、16文字までの名前を付けてください(文字の入力 方法については、P.37をご参照ください)。 オペレーション編 145 第 9 オートミックスの操作 章 オートミックスをリコールする 内部メモリーに保存したオートミックスを呼び出し (リコール) ます。 1 AUTOMIX画面のMemoryページが表示されます。 2 オートミックスナンバーを選択してください。 [AUTOMIX]キー→[F2]キーを押してください。 [DATA/JOG] ダイアルを回して、 リコールしたい 3 リストの左にあるRECALLボタンにカーソルを合 わせ、 [ENTER]キーを押してください。 オートミックスのリコール操作を確認するポップアップ ウィンドウが表示されます。 4 OKボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを 押してください。 リコールが実行され、 カレントオートミックスがリコール したオートミックスのデータに置き換わります。 ヒント U T I L I T Y 画 面 の P r e f e r . 1 ペ ー ジ で 、R E C A L L CONFIRMATION欄を“OFF”に設定すれば、手順3のポップ アップウィンドウを表示させずに、指定したオートミックスナン バーを直接リコールすることも可能です。 146 オペレーション編 第10 章 ソングの管理 この章では、 ソングの保存、 読み込み、削除、コピーなど、ソングを管理するために 必要な操作方法について説明します。 ソングについて ソングとは ソングの録音時間 AW2816では、作成された楽曲を “ソング”と呼ばれる単位で 1つのソング (約6.4GBのデータ領域)に録音できる時間は、 ソ 内蔵ハードディスクに保存できます。 また、 保存されたソングを ングの量子化ビット数とサンプリング周波数に応じて異なりま 本体内に読み込むことで、いつでも保存前の状態に戻せます。 す。 次の表は、 初期状態のソングで、 16トラックのマルチ録音で 1トラックあたりに録音可能な時間を示します。 内蔵ハードディスクには、 容量の許す限り最大30,000のソン グが保存できます。ただしAW2816本体で同時に操作できる ソング 1トラックごとの最大録音時間 のは、 現在読み込まれているソング (これを “カレントソング” と 16ビット/44.1kHz 約1時間20分 呼びます)に限ります。 16ビット/48kHz 約1時間13分 24ビット/44.1kHz 約53分 24ビット/48kHz 約49分 ヒント AW2816の電源を投入したときには、最後に操作していたソン なお、 ソングのデータ領域には、 オーディオトラックで実際に使 グが、自動的にカレントソングに読み込まれます。 われていないオーディオデータ (アンドゥ用のオーディオデー 注 タ)も記録されることに注意してください。 例えば、一度トラッ 意 ソングが保存できるのは、内蔵ハードディスクに限ります。外部 クに録音した後にオーディオデータをすべて消去しても、消去 ドライブにはソングのバックアップ用データを保存することは したオーディオデータはアンドゥ用のデータとしてソングに残 できますが、内蔵ハーディスクと同じようなカレントソングの保 り、録音可能な時間は短くなります。 必要に応じて、アンドゥ用 存/読み込み、オーディオの録音/再生を行うことはできませ のデータのみをソングから削除するオプティマイズ操作(→ ん。 P.154)を行ってください。 ソングの構造について 注 意 上記の表には、ステレオトラックの録音時間は含まれません。 AW2816では最大64GBの内蔵ハードディスクが利用可能で きます。 ただし、 1つのソングで扱える容量は、最大6.4GBに制 限されています。また、6.4GBのうち約2MBは、オーディオ データ以外の各種情報を記録する領域 (システム領域) として確 保されており、オーディオデータは残りの領域(データ領域)に 10 記録されます。次の図は、 ハードディスク上のソングの構造と、 各領域に記録される情報を示したものです。 ●ソング (1ソングあたり 最大6.4GB) ●システム領域(約2MBに固定) ソ ン グ の 管 理 ・TRACK画面の各ページの設定 ・テンポマップの設定 ・カレントシーンを含むシーンメモリー ・カレントオートミックスを含むオートミックスメモリー ・パッチライブラリー ・EQライブラリー ・ダイナミクスライブラリー ・チャンネルライブラリー ・エフェクトライブラリー ・SONG画面/Settingページの設定 ・REMOTE画面の各ページの設定 ●データ領域 内蔵ハードディスク (最大64GB/30,000ソング) ・16×8バーチャルトラックのオーディオデータ ・ステレオトラックのオーディオデータ ・アンドゥ/リドゥ用のオーディオデータ オペレーション編 147 第 10 ソングの管理 章 カレントソングを保存する カレントソング (現在操作中のソング) を内蔵ハードディスクに 保存します。カレントソングを保存しないままAW2816の電 源を切ると、カレントソングに含まれる各種情報の変更内容が 2 カレントソングを保存するには、SAVEボタンに カーソルを移動して [ENTER] キーを押してくださ い。 失われてしまいますのでご注意ください。 カレントソングの保存を確認するポップアップウィンド ヒント ウが表示されます。 AW2816の電源を切るときは、必ずシャットダウン操作を行っ てください (→P.12) 。シャットダウンを実行すると、 自動的にカ レントソングが保存されます。 1 [SONG]キー→[F1]キーを押してください。 ソングの保存や読み込みを行うSong Listページが表示 されます。 ディスプレイ中央のリストには、現在内蔵ハー ドディスクに保存されているソングが一覧表示されます。 3 保存を実行するには、OKボタンにカーソルを移動 して[ENTER]キーを押してください。 保存をキャンセルするには、 CANCELボタンにカーソル を移動して[ENTER]キーを押します。 ヒント 手順1で[SONG]キーを押す代わりに、 [SHIFT]キーを押しな がら[SONG]キーを押すと、Song Listページが表示され、カー ソルが自動的にSAVEボタンに移動します。この操作方法は、カ レントソングを保存するときのショートカットとして利用でき ます。 リスト中で反転表示されているソングは、 カレントソング を表します。リストの各欄に表示される内容は、次の通り です。 書きされます。前回保存したソングを取っておきたい場合は、カ レントソングの複製を作ってください(→P.152)。 ・ SONG NAME .............. ソングネーム(ソングの名前) の最初の16文字 ・ SAVED AT .................. ソングを最後に保存した日付 と時間 ・ SIZE .............................. ソングの容量 ・ BIT/FS .......................... ソングのビット数とサンプリ ング周波数 ・ PRT ................................ プロテクトの状態 ヒント ・ SONG NAME欄には、新規ソングを作成するときに付けたソ ングネームが表示されます。このソングネームは必要に応じて 変更できます(→P.150)。 ・ SIZE欄に表示されるソングの容量とは、ソングのデータ領域 (→P.147)に記録されているオーディオデータの容量を指し ます(システム領域の容量は含まれません)。 148 注 意 カレントソングを保存するときは、常に前回保存したソングに上 オペレーション編 ソングを読み込む 内蔵ハードディスクに保存されたソングを、カレントソングに 読み込みます。 1 SONG画面のSong Listページが表示されます。 2 を選択してください。 [SONG]キー→[F1]キーを押してください。 [DATA/JOG]ダイアルを使って読み込むソング リストの中で点線の枠で囲まれた列が、 読み込みの対象と して選択されているソングを表します。 ヒント S o n g L i s t ページでは、どの位置にカーソルがあっても、 [DATA/JOG]ダイアルを回して読み込みの対象となるソング を選択できます。 3 L O A D ボタンにカーソルを合わせて[E N T E R ] キーを押してください。 カレントソングを保存するかどうかを確認するポップ アップウィンドウが表示されます。 4 カレントソングを保存してからソングを読み込む ときはYESボタン、 保存せずにソングを読み込むと 10 きはNOボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを押してください。 ソ ン グ の 管 理 選択したソングが読み込まれます。 オペレーション編 149 第 10 ソングの管理 章 ソングネーム/コメントを変更する カレントソングの名前(ソングネーム)やコメントを変更しま す。 1 3 文字パレットを使ってソングネームを変更し、OK ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押し てください。 [SONG]キー→[F2]キーを押してください。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 SONG画面のSettingページが表示されます。画面上部 最大64文字のソングネームが入力できます。OKボタン のSONG NAME欄にカレントソングのソングネーム、 にカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 SONG画 COMMENT欄にコメントが表示されます。 面のSettingページに戻ります。 4 コメントを変更するには、 画面左上のCOMMENT EDITボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを 押してください。 コメントを変更するCOMMENT EDITポップアップウィ ンドウが表示されます。 ヒント ソングを新規作成したときに特に指定しなければ、 “xxxxx NEW SONG” (xxxxxの位置には連番が入ります)というソン グネーム、および“No Description”というコメントが付けられ ます。 2 ソングネームを変更するには、画面左上のNAME EDITボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを 押してください。 5 文字パレットを使ってコメントを変更し、OKボタ ンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してく ださい。 ソングネームを変更するNAME EDITポップアップウィ ンドウが表示されます。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 最大6 4 文字のコメントが入力できます。O K ボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 SONG画面 のSettingページに戻ります。 6 変更したソングネームやコメントを確定するには、 カレントソングを保存してください。 カレントソングの保存方法については、P.148をご参照 ください。 注 意 カレントソングにプロテクトがかかっている場合、ソングネーム やコメントは変更できません。プロテクトについては、P.151を ご参照ください。 Song Listページには、ソングネームの最初の16文字の みが表示されます。 150 オペレーション編 ソングにプロテクトを設定する ソングにプロテクトをかけて、設定内容を保護することができ ます。 プロテクトが設定されたソングは、 トラックへの録音やエ ディット、 ロケートポイントの設定、 ソングの削除などが禁止さ れます。 完成したソングは、 誤って消去/変更するのを防ぐため に、プロテクトを設定しておくことをお勧めします。 1 2 プロテクトを設定したいソングを、 カレントソング に読み込んでください。 [SONG]キー→[F2]キーを押してください。 3 SONG画面のSettingページが表示されます。 PROTECT欄にカーソルを移動して、 [ENTER] キーを押してください。 ボタンの表示がONに切り替わり、カレントソングにプロ テクトが設定されます。 注 意 この状態で、カレントソングにプロテクトがかかります。ただし、 カレントソングを保存せずに電源を切ったり他のソングを読み 込むと、プロテクトが解除されてしまいます。カレントソングの プロテクトを確定させるには、必ず保存操作を行ってください。 4 10 カレントソングを保存してください。 カレントソングのプロテクトが確定し、 次に挙げる操作が 禁止されます。 ソ ン グ の 管 理 ・ ソングの削除とオプティマイズ ・ ソングネームとコメントの変更 ・ ロケートポイントの設定と変更 ・ ステレオトラックの消去 ・ バーチャルトラックの変更 ・ トラックのペア化 ・ トラックの録音と編集 ヒント ソングのプロテクトを解除したいときは、 手順3でPROTECT欄 のボタンをOFFに切り替え、カレントソングを保存してくださ い。 オペレーション編 151 第 10 ソングの管理 章 ソングを複製する 内蔵ハードディスクに保存されているソングをコピー (複製) し [ENTER]キーを押すごとに、 “E”マークの表示/非表示 ます。 オーディオトラックにさまざまな編集を加える前に、 オリ が切り替わります。 ジナルの状態を複製しておきたい場合などに便利です。 注 意 ソングのコピーを実行するときは、自動的にカレントソングが保 存されます。 1 [SONG]キー→[F3]キーを押してください。 ソングのコピーや削除など、 ソング全体のエディットを行 うSONG画面のSong Editページが表示されます。 ヒント カレントソングを含め、複数のソングをコピーの対象として選択 できます。 4 COPYボタンにカーソルを合わせて、 [ ENTER] キーを押してください。 コピーの実行を確認するポップアップウィンドウが表示 されます。 ディスプレイ上部には、 現在内蔵ハードディスクに保存さ れているソングが一覧表示されます。 リスト内で反転表示 されている列はカレントソングを表します。また、現在エ ディットの対象として選択されているソングには、 リスト のEDIT欄に “E” のマークが表示されます。 なお、 リストの その他の欄に表示される内容は次の通りです。 ・ SONG NAME .............. ソングネーム (最初の12文字) ・ SAVED AT .................. ソングを最後に保存した日付 5 と時間 ・ SIZE .............................. ソングの容量 ・ BIT/FS .......................... ソングのビット数/サンプリ ング周波数 3 カレントソングが自動的に保存され、 その直後にコピーが タンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 ディスプレイ上部のリストにカーソルを移動させ 注 意 てください。 カレントソングのコピーを実行すると、ソングネーム、日付、容量 などが等しいソングが2曲存在することになります。オリジナル とコピーを混同しないように、ソングネームやコメントを変更し [DATA/JOG]ダイアルを使ってコピーするソン グを選び、 [ENTER] キーを押してリストの左側に “E”のマークを表示させてください。 152 わせて[ENTER]キーを押してください。 実行されます。 コピーをキャンセルするには、 CANCELボ ・ PRT ................................ プロテクトのオン/オフ状態 2 コピーを実行するには、OKボタンにカーソルを合 オペレーション編 ておくことを勧めします(ソングネームを変更する方法について は、P.150をご参照ください)。 不要なソングを削除する カレントソングを除く既存のソングを、内蔵ハードディスク上 から削除します。 注 4 DELETEボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 削除の実行を確認するポップアップウィンドウが表示さ 意 れます。 ・ 削除されたソングは永久に失われてしまいます。この操作は慎 重に行ってください。 ・ ソングの削除を行うときには、自動的にカレントソングが保存 されます。 1 [SONG]キー→[F3]キーを押してください。 SONG画面のSong Editページが表示されます。ディス プレイ上部に、 現在内蔵ハードディスクに保存されている ソングが一覧表示されます。 5 削除を実行するには、OKボタンにカーソルを合わ せて[ENTER]キーを押してください。 カレントソングが自動的に保存され、 その直後に削除が実 行されます。 削除をキャンセルするには、 CANCELボタン にカーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 2 3 ディスプレイ上部のリストにカーソルを移動させ てください。 [DATA/JOG]ダイアルを使って削除するソング を選び、 [ ENTER]キーを押してリストの左側に “E”のマークを表示させてください。 [ENTER]キーを押すごとに、 “E”マークの表示/非表示 が切り替わります。 10 ソ ン グ の 管 理 ヒント プロテクトが設定されているソング(リストのPRT欄に マー クが表示されているソング)とカレントソング(リストで反転表 示されているソング)は削除できません。これらのソングに“E” のマークが付いた状態で削除を実行しようとすると、エラーメッ セージが表示されます。 オペレーション編 153 第 10 ソングの管理 章 ソングから未使用のオーディオデータを削除する (オプティマイズ) AW2816では、 最大15回手前まで録音操作や編集操作を取り [ENTER]キーを押すごとに、 “E”マークの表示/非表示 消したり(アンドゥ)、取り消した操作を再実行(リドゥ) できま が切り替わります。 す。 このような操作が行えるのは、 録音や編集を実行した後でも データ領域にアンドゥ用のオーディオデータを保持しているか らです。 ただし、 アンドゥ用のオーディオデータは、 必要に応じて削除す ることができます(この機能を“オプティマイズ”と呼びます)。 例えば、録音/編集作業が完了してアンドゥ/リドゥを行う必 要がなくなったときは、そのソングに対してオプティマイズを 実行することで、内蔵ハードディスクの空き容量を増やすこと ができます。 注 意 注 オプティマイズ操作は、プロテクトが設定されているソングを除 意 き、どのソングに対しても実行できます。ただし、同時にオプティ ・ 削除されたアンドゥ用のデータは永久に失われてしまいます。 マイズ処理できるソングは1つのみです。複数のソングに“E”の この操作は慎重に行ってください。 マークが付いた状態でオプティマイズを実行しようとすると、エ ・ ソングのオプティマイズを行うときには、自動的にカレントソ ラーメッセージが表示されます。 ングが保存されます。 1 [SONG]キー→[F3]キーを押してください。 SONG画面のSong Editページが表示されます。ディス 4 O P T I M I Z E ボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 プレイ上部に、 内蔵ハードディスクに保存されているソン オプティマイズの実行を確認するポップアップウィンド グが一覧表示されます。 リストの左に “E” のマークが表示 ウが表示されます。 されているソングが、 オプティマイズの対象として選択さ れています。 5 オプティマイズを実行するには、OKボタンにカー ソルを合わせて [ENTER] キーを押してください。 カレントソングが自動的に保存され、 その直後にオプティ マイズが実行されます。実行をキャンセルするには、 CANCELボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを 押します。 2 3 ディスプレイ上部のリストにカーソルを移動させ てください。 注 意 オプティマイズを実行すると、不要なオーディオデータが削除さ れるだけで、ハードディスクの断片化(一連のオーディオデータ [DATA/JOG]ダイアルを使ってオプティマイズ がハードディスク上の離れた位置に書き込まれる現象) を解消す を実行するソングを選び、 [ENTER] キーを押して る効果はありません。断片化を解消するには、デフラグを実行し リストの左側に“E”のマークを表示させてくださ い。 154 オペレーション編 てください(→P.166)。 既存のソングからミキサーデータを取り込む AW2816では、既存のソングに含まれるシーンやライブラ 注 意 リーなどの設定内容(これを “ミキサーデータ”と呼びます)を、 カレントソングまたは複数のソングをインポート元として選択 カレントソングにインポート (取り込み) できます。 例えば、 既存 することはできません。この状態でインポートを実行しようとす ると、エラーメッセージが表示されます。 のソングで使用している独自のエフェクトライブラリーを、カ レントソングに流用したい場合などに便利です。 注 5 MIXER I M P ボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 意 ・ ミキサーデータのインポートを実行すると、インポート先のソ 次のMIXER DATA IMPORTポップアップウィンドウが ング(カレントソング)の該当するミキサーデータが消去され、 表示されます。 インポート元の内容に置き換わりますので、ご注意ください。 ・ ライブラリーのミキサーデータには、 チャンネル/EQ/ダイナ ミクス/エフェクトのすべてのライブラリーが含まれます。 1 2 インポート先となるソングをカレントソングとし て読み込んでください。 [SONG]キー→[F3]キーを押してください。 SONG画面のSong Editページが表示されます。ディス プレイ上部に、 現在内蔵ハードディスクに保存されている ソングが一覧表示されます。カレントソングは、リスト内 6 で反転表示されます。 インポートするミキサーデータに対応するボタン をオンにしてください (複数選択可)。 それぞのボタンが対応するデータは、次の通りです。 ・ SCENE MEM.ボタン ........ シーンメモリーのデータ ・ AUTOMIXボタン ............... オートミックスメモリー のデータ ・ TEMPO MAPボタン ......... テンポマップの設定内容 ・ LIBRARYボタン ................. ライブラリー (チャンネル /EQ/ダイナミクス/エ フェクト)のデータ ・ MIDI REMOTEボタン ....... REMOTE画面の設定内容 7 3 4 インポートを実行するには、OKボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。 ディスプレイ上部のリストにカーソルを移動させ インポートをキャンセルするには、CANCELボタンに てください。 カーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 10 [DATA/JOG]ダイアルを使ってインポート元と なるソングを選び、 [ENTER] キーを押してリスト ソ ン グ の 管 理 の左側に“E”のマークを表示させてください。 [ENTER]キーを押すごとに、 “E”マークの表示/非表示 が切り替わります。 オペレーション編 155 第 10 ソングの管理 章 既存のソングからトラックを取り込む 既存のソングに含まれる任意のトラックのオーディオデータ を、 カレントソングにインポート (取り込み) できます。 別のソン グに録音されているオーディオ素材を、カレントソングでも使 4 2 キーを押してください。 確認用のポップアップウィンドウが表示されます。 いたいときに便利です。 1 L O A D ボタンにカーソルを移動して[E N T E R ] インポート先となるソングをカレントソングに読 み込んでください。 [EDIT]キー→[F5]キーを押してください。 既存のソングからトラックをインポートするTR Import ページが表示されます。 5 OKボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを 押してください。 選択したソングのトラック情報が読み込まれ、 ディスプレ イのSOURCE TRACK欄が次のように変わります。 ディスプレイ上部に、 現在内蔵ハードディスクに保存され ているソングが一覧表示されます。 リスト内で反転表示さ 6 SOURCE TRACK欄にカーソルを移動させ、 イン ポートするトラックのトラックナンバー (1∼16) れている列がカレントソングを表し、 点線の枠で囲まれて とバーチャルトラックナンバー (1∼8) をそれぞれ いる列が現在インポート元として選択されているソング 指定してください。 を表します。なお、リストの各欄に表示される内容は次の 通りです。 ・ DEST.SONG NAME . ソングネーム (最初の16文字) 7 ・ SAVED AT .................. ソングを最後に保存した日付 と時間 ・ SIZE .............................. ソングの容量 ・ BIT/FS .......................... ソングのビット数/サンプリ ング周波数 ・ PRT ................................ プロテクトのオン/オフ状態 3 リストにカーソルを移動させ、 [DATA/JOG] ダイ アルを回してインポート元のソングを選択してく ださい。 156 オペレーション編 T R A C K C L I P ボタンにカーソルを移動して [ENTER]キーを押してください。 確認用のポップアップウィンドウが表示されます。 8 OKボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを 押してください。 SOURCE TRACK欄で指定したトラックがインポート 元として確定し、ディスプレイが次のように変わります。 注 意 インポート元のトラックが確定すると、SOURCE TRACK欄で はトラックの変更ができなくなります。インポート元のトラック を 変 更 した い とき は 、ソ ング リ ス トに カ ー ソ ル を移 動 し て [DATA/JOG] ダイアルを回してください。確認用のポップアッ プウィンドウでOKボタンを選択すると、手順2の状態に戻りま す。 9 DEST. TRACK欄にカーソルを移動して、イン ポート先となるトラックナンバー (1∼16) とバー チャルトラックナンバー (1∼8) をそれぞれ指定し てください。 10 E X E C U T E ボタンにカーソルを移動して [ENTER]キーを押してください。 確認用のポップアップウィンドウが表示されます。 11 インポートを実行するには、OKボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。 インポートをキャンセルするには、CANCELボタンに カーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 ヒント インポートを実行すると、インポート先のトラックが消去され、 インポート元のトラックの内容に置き換わります(インポート先 の名前は置き換わりません)。 ただし、インポートを実行した直後 に[UNDO]キーを押せば、インポート前の状態に復帰できます。 10 ソ ン グ の 管 理 オペレーション編 157 第11 章 内蔵ハードディスク/スト レージ機器の操作 この章では、 AW2816の内蔵ハードディスクや、 各種のストレージ機器 (CD-RW ドライブ、MOドライブ、外付けハードディスクなど)の操作方法について説明し ます。 内蔵ハードディスクをフォーマットする 内蔵ハードディスクをフォーマットし、 初期状態に戻します。 ソ ングの再生中に音飛びが頻発するときや、ファイルシステムに エラーが発生したときは、 内蔵ハードディスクのフォーマット 3 FORMAT欄のEXECUTEボタンにカーソルを合 わせて、 [ENTER]キーを押してください。 フォーマットの実行を確認するポップアップウィンドウ をお試しください。 が表示されます。 注 意 フォーマットを実行すると、 保存されているすべてのソングが永 久に失われます。 この操作は、 慎重に行ってください。残しておき たいソングは、フォーマットを実行する前に、必ずバックアップ を作成してください(→P.162)。 1 [FILE]キー→[F3]キーを押してください。 内蔵/外部ドライブのフォーマットや、 CD-RWメディアの 消去を行うFILE画面のDisk Util.ページが表示されます。 4 OKボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを 押してください。 再度、 確認のためのポップアップウィンドウが表示されま す。 5 フォーマットを実行するには、もう一度OKボタン にカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくだ さい。 フォーマットを中止するには、 CANCELボタ ンにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してく ださい。 OKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す 2 [D A T A / J O G ]ダイアルを回してD R I V E 欄に “INT.IDE”と表示させ、 [ENTER]キーを押してく と、フォーマットが始まります。 フォーマットが終了する と、自動的に空のソングが作成され、 カレントソングとし て選択されます。 ださい。 Disk Util.ページのDRIVE欄では、 操作の対象となるドラ イブを選択します。 “INT.IDE” (内蔵ハ−ドディスク) を選 注 意 フォーマット実行中には、作業を止めることはできません。 択すると、ディスプレイが次のように変わります。 オペレーション編 159 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 11 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 外部ドライブをフォーマットする SCSI端子に接続された外部ドライブ(外付けハードディスク やMOドライブ) をフォーマットします。 外部ドライブを通じて W A V ファイルのインポート/エクスポートを行うときや、 4 QUICK/NORMALボタンのいずれか一方にカー ソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してフォーマッ ト方法を選んでください。 AW2816のソングデータを外部ドライブにバックアップする 選択したボタンに応じて、フォーマット方法が異なりま ときには、以下の方法でフォーマットを行ってください。 す。 1 [FILE]キー→[F3]キーを押してください。 ・ QUICK FILE画面のDisk Util.ページが表示されます。 ドライブ/メディアに対して、論理フォーマット(使用状 況や階層構造などの情報を書き込む作業。 “初期化” とも呼 びます)を行います。物理フォーマットの済んだドライブ /メディアから、 素早くデータを消去したいときにも利用 します。 ・ NORMAL ドライブ/メディアに対して、物理フォーマット(データ を書き込めるように、 物理的にドライブ/メディアの状態 を設定する処理)を行います。ドライブ/メディアの容量 に応じて、 数分∼数十分の時間がかかります。 購入直後の ドライブ/メディアを最初に使用するときは、 この方法を 選びます。 どちらのボタンを選んだ場合でも、 [ENTER] キーを押す 2 とフォーマットを確認するポップアップウィンドウが表 [DATA/JOG]ダイアルを回してフォーマットす 示されます。 るドライブのSCSI IDを選択し、 [ENTER] キーを 押してください。 ディスプレイが次のように変わります。 3 TYPE欄にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイ アルを使って、 フォーマット時に使用するファイル システムを次の2種類から選択してください。 5 ルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 フォーマットを中止するには、CANCELボタンに カーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してくださ ・ ORIGINAL AW2816独自のファイルシステムです。 該当するドライ い。 ブ/メディアをソングのバックアップ先として利用した OKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す い場合は、こちらを選択してください。 と、フォーマットが始まります。 ・ FAT16 注 意 PC用のOS (MS-DOS、 Windows95、 98、 MEなど) で利 用されているファイルシステムです。 該当するドライブ/ メディアを使って、 コンピューターとの間でファイルを交 換したい場合は、こちらを選択してください。 注 意 AW2816は、Windows95 OSR2以降で採用されているファ イルシステム“FAT32”には対応していません。 ヒント コンピューターとの間でファイルを交換する方法は、P.167を ご参照ください。 160 フォーマットを実行するには、OKボタンにカーソ オペレーション編 フォーマット実行中には、作業を止めることはできません。 CD-RWメディアを消去する 内蔵/外付けのCD-RWドライブに挿入されているCD-RWメ どちらのボタンを選んだ場合でも、 [ENTER] キーを押す ディアの内容を消去します。他の用途で使っていたCD-RWメ と消去を確認するポップアップウィンドウが表示されま ディアをAW2816で使用するときは、最初に全内容を消去し す。 ておくことをお勧めします。 ヒント AW2816のソングをCD-RWメディアにバックアップすると きや、CD-RWメディアにオーディオデータを書き込むときは、 必要に応じて自動的にデータが消去されます。以下の操作を毎回 行う必要はありません。 1 [FILE]キー→[F3]キーを押してください。 2 FILE画面のDisk Util.ページが表示されます。 [DATA/JOG]ダイアルを使って目的のCD-RW 4 ドライブを選択し、 [ENTER] キーを押してくださ い。 消去を実行するには、OKボタンにカーソルを合わ せて [ENTER] キーを押してください。 また、 消去を 中止するには、CANCELボタンにカーソルを合わ せ、 [ENTER]キーを押してください。 OKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す 内蔵CD-RWドライブを選択するときは “ATAPI” 、 外付け と、メディアの消去が始まります。 CD-RWドライブを選択するときはそのドライブのSCSI 3 IDを選択してください。 [ENTER]キーを押すと、ディス 注 意 プレイが次のように変わります。 消去の実行中は、作業を止めることはできません。 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 CD-RW MEDIA ERASE欄のPERFECTLY/ SIMPLYボタンのいずれかにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 選択したボタンに応じて、消去の方法が異なります。 11 ・ PERFECTLY CD-RWメディアに書き込まれているデータをすべて消 去する方法です。 SIMPLYに比べて、消去に長い時間がか かります。他の用途で使っていたC D - R W メディアを AW2816で初めて使用するときは、 この方法を選ぶとよ いでしょう。 ・ SIMPLY CD-RWメディアに書き込まれているデータの目次に相 当する部分(TOC)のみを消去する方法で、短時間で消去 が完了します。 オペレーション編 161 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 ソングをバックアップする 内蔵ハードディスクに保存されているソングのデータは、MO ・ TYPE2 ドライブやCD-RWドライブなどのストレージ機器にバック 一部または全部のソングを、 個別のファイルとしてリムー アップできます。何らかの原因で内蔵ハードディスクが損傷を バブルメディアに記録する方式です。 すでに同じ形式でソ 受けた場合に備えて、大切なソングデータは必ずバックアップ ングがバックアップされたメディアの空きエリアに、 別の しておきましょう。 ソングのファイルを追記できる点が特徴です。ただし、 TYPE1のようにバックアップデータを複数のメディア に分割することはできません。 リムーバブルドライブのバックアップ 形式を選択する この形式で未使用のメディアにバックアップを行うとき は、 あらかじめ手作業でメディアをフォーマットしておく 必要があります。 ソングのバックアップ先としてMOなどのリムーバブルドライ ブを使用するときは、最初にバックアップ形式を選択しておく ヒント 必要があります。 1 ・ バックアップ形式の選択は、リムーバブルドライブを使う場合 にのみ有効です。 [UTILITY]キー→[F4]キーを押してください。 ・ バックアップ先がCD-RWドライブのときはTYPE1、 外部ハー ドディスクのときはTYPE2のバックアップ形式が自動的に選 UTILITY画面のPrefer.3ページが表示されます。 択されます。 バックアップを実行する CD-RWドライブ、 MOドライブ、 外付けハードディスクなどの ストレージ機器に、ソングデータのバックアップを行います。 注 意 外部ハードディスクにバックアップする場合、あるいはTYPE2 のバックアップ形式を使ってリムーバブルメディアにバック アップする場合は、あらかじめバックアップ先のドライブ/メ ディアをフォーマットしてください(→P.160)。このとき、ファ イルシステムは必ず“ORIGINAL” を選択してください(FAT16 でフォーマットしたドライブ/メディアにはバックアップでき ません)。 2 REMOVABLE BACKUP欄のボタンにカーソル を移動し、 [ENTER]キーを押して2種類のバック アップ形式 (TYPE1/TYPE2) のうち、 いずれか一 1 ソングのバックアップを行うFILE画面のBackupページ が表示されます。ディスプレイ上部には、現在内蔵ハード 方を選択してください。 [ENTER] キーを押すたびにボタンの表示が “TYPE1” ま たは“TYPE2” に切り替わります。 それぞれの形式の特徴 は、次の通りです。 ・ TYPE1(初期設定) リムーバブルメディアの容量をフルに使用し、 一部または 全部のソングをバックアップする形式です。 バックアップ 元となるソングの容量が1枚のメディアに入りきらない 場合でも、 複数のメディアに分割してバックアップできる 点が特徴です。 この形式を選んだ場合、バックアップを行う前に、自動的 にメディアのフォーマットが実行されます。 162 [FILE]キー→[F1]キーを押してください。 オペレーション編 ディスクに保存されているソングが一覧表示されます。 リ ストの中で反転表示されている列は、 カレントソングを表 します。 2 ディスプレイ右下のDESTINATION欄にカーソル を移動し、 [DATA/JOG] ダイアルを使ってバック 7 バックアップを実行するには、OKボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押してください。 アップ先となるドライブを選び、 [ENTER] キーを バックアップを中止するには、CANCELボタンに 押してください。 カーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくださ い。 内蔵C D - R W ドライブにバックアップするときは “ATAPI”、その他の外部ドライブにバックアップすると OKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す きは該当するSCSI IDを選択します。 と、バックアップ先となるストレージ機器の種類に応じ て、次のように動作します。 3 CD-RWドライブやMOドライブにバックアップす るときは、ドライブにメディアを挿入してくださ い。 CD-Rメディアや新品のCD-RWメディアにバックアップする バックアップ先がCD-RWドライブの場合は、 [SHIFT] キー+[F2] キーを押してCD-RWドライブのトレイを開 き、CD-R/RWメディアを挿入します。 [SHIFT]キー+ [F1]キーを押すと、CD-RWドライブのトレイが閉じま す。 場合は、即座にバックアップが始まります。 記録済みのCD-RWメディアにバックアップする場合は、メ ディアの消去を確認するポップアップウィンドウが表示されま す。 ここでOKボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押 すと、メディアの消去→バックアップの順に実行します。 バックアップ先がMOドライブの場合は、 MOディスクの ライトプロテクトが外れていることを確認し、 ドライブに 挿入してください。 4 CD-RWドライブ 選択したソングが1枚のメディアに入りきらなければ、別のメ ディアを挿入するよう求めるメッセージが表示されます。メ ディアをイジェクトして新しいメディアと入れ替えてくださ い。 ディスプレイ上部のリストにカーソルを移動し、 [DATA/JOG]ダイアルを使ってバックアップす るソングを選んでから [ENTER] キーを押してくだ さい。 MOドライブなどのリムーバブルドライブ バックアップ形式として“TYPE1”が選ばれているときは、 フォーマット→バックアップの順に実行します。 選択したソン BACKUP SONG欄のボタンの表示が “DISABLE”から グが1枚のメディアに入りきらなければ、別のメディアを挿入 “ENABLE”の表示に替わり、 ソングがバックアップの対 するよう求めるメッセージが表示されます。 新しいメディアと 象として選択されたことを示します。 バックアップの対象 として選択されたソングは、 リスト内の左端にある “○” の 印が“●”に変わります。 5 入れ替えてください。 バックアップ形式として“TYPE2”が選ばれているときは、即 座にバックアップが始まります。 複数のソングをまとめてバックアップしたいとき は、手順4を繰り返してください。 外付けハードディスク 即座にバックアップが始まります。 ヒント ・ すべてのソングをバックアップしたいときは、ディスプレイ中 央にあるALL ENABLEボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER] は、 メディアを挿入した順番がわかるように、 各メディアのラベ キーを押します。 ・ すべてのソングをバックアップの対象から外したいときは、 ALL DISABLEボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを 押します。 6 注 意 ・ 複数のリムーバブルメディアに分割してバックアップしたとき ルなどに番号をメモしてください。 ・ バックアップの実行中は、作業を止めることはできません。 ヒント 設定が済んだら、 EXECUTEボタンにカーソルを合 ・ バックアップされたソングデータには、アンドゥ用のオーディ オデータも含まれます。 わせて[ENTER]キーを押してください。 ・ CD-RWドライブにバックアップする場合、必要に応じてバッ バックアップの実行を確認するポップアップウィンドウ クアップ実行前に書き込みテストを行ったり、バックアップ実 行後に元のデータとメディア上のデータを比較 (コンペア) する が表示されます。 ことも可能です。これを行うには、ULITILY画面のPrefer.3 ページで、CD BACKUP/WAV-EXP MODE欄の設定を変更 します(→P.268)。 オペレーション編 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 163 11 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 バックアップデータを読み込む ソングデータをバックアップしたストレージ機器から、 AW2816の内蔵ハードディスクにソングデータをリストア (読み込み)します。 3 CD-RWドライブやMOドライブからリストアする ときは、ドライブにメディアを挿入してください。 CD-RWドライブからリストアする場合は、 [SHIFT] キー 1 を押しながら[F2] キーを押してCD-RWドライブのトレ [FILE]キー→[F2]キーを押してください。 イを開き、CD-R/RWメディアをセットしてください。 リストア操作を行うFILE画面のRestoreページが表示さ [SHIFT]キーを押しながら[F1]キーを押すと、CD-RW れます。 ドライブのトレイが閉じます。 注 意 複数のメディアに分割してバックアップされているときは、 必ず 1枚目のメディアを挿入してください。 4 [ENTER]キーを押してください。 ディスプレイ上部のリストに、 選択されたドライブに保存 されているバックアップデータが表示されます。 5 ディスプレイ上部のリストにカーソルを移動し、 [DATA/JOG]ダイアルを使ってリストアしたい ソングデータを選んで、 [ENTER] キーを押してく 2 ださい。 ディスプレイ左下のSOURCE欄にカーソルを移動 RESTORE SONG欄のボタンの表示がDISABLEから し、 [DATA/JOG]ダイアルを使って、バックアッ ENABLEに替わり、 リストアの対象として選択されたこ プデータが保存されているドライブを選択してく とを示します。リストアの対象として選択されたソング ださい。 データは、 リスト内の左端にある “○” の印が “●” に変わり ます。 内蔵CD-RWドライブからリストアするときは “ATAPI” 、 その他の外部ドライブからリストアするときは該当する SCSI IDを選択します。 6 複数のソングデータをまとめてリストアしたいと きは、手順5を繰り返してください。 ヒント ・ すべてのソングデータをリストアしたいときは、ディスプレイ 中央にあるA L L E N A B L E ボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押します。 ・ すべてのソングデータをリストアの対象から外したいときは、 ALL DISABLEボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを 押します。 7 設定が済んだら、 EXECUTEボタンにカーソルを合 わせて[ENTER]キーを押してください。 リストアの実行を確認するポップアップウィンドウが表 示されます。 164 オペレーション編 8 リストアを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER] キーを押してください。リスト アを中止するには、CANCELボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 OKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す と、リストアが始まります。 注 意 ・ リストアの実行中は、作業を止めることはできません。 ・ リストアするソングと同じ名前のソングが内蔵ハードディスク 上にある場合、同じ名前のソングが2つ存在することになりま す。 混同しないように、 どちらかのソング名を変更しておくこと をお勧めします。 ・ 内蔵ハードディスクにバックアップデータを読み込むだけの空 き容量がない場合、リストアは実行できません。 ヒント 内蔵ハードディスクをフォーマットした後でソングデータをリ ストアすれば、デフラグ(→P.166)したときと同じように、連続 した空き領域を作成できます。 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 11 オペレーション編 165 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 内蔵ハードディスクのデータを整頓する (デフラグ) 内蔵ハードディスクに記録されているデータを整頓し、 ハード ディスク上に連続した空き領域を作成します (この機能を “デフ ラグ”と呼びます)。 3 DEFRAG欄のEXECUTEボタンにカーソルを合 わせて、 [ENTER]キーを押してください。 デフラグの実行を確認するポップアップウィンドウが表 内蔵ハードディスクをフォーマットした直後に録音を行うとき 示されます。 は、ハードディスクの連続した領域にオーディオデータが書き 込まれていきます。しかし、録音や編集を繰り返すに従って、一 連のオーディオデータがハードディスク上の離れた位置に分割 して書き込まれるようになります (このような現象を “フラグメ ンテーション=断片化” と呼びます) 。 断片化が激しくなると、 再 生時のアクセス速度が低下して音飛びの原因になったり、空き 容量が十分あるはずなのに、新規ソングが作成できないという 症状が起きることがあります。 デフラグを実行すれば、 このよう な症状を改善できます。 注 意 ・ デフラグ中の読み込み/書き込みエラーが原因で、データが破 4 デフラグを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER] キーを押してください。デフラ 損する場合があります。内蔵ハードディスク上の大切なソング グを中止するには、CANCELボタンにカーソルを は、必ず事前にバックアップしてください。 合わせて[ENTER]キーを押してください。 ・ デフラグを実行するには、1GBのデータにつき約1時間かかり ます。この間、AW2816の電源を絶対に切らないでください。 OKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す ハードディスクやデータに致命的な損傷を受け、復帰できなく と、カレントソングの保存を実行した後で、デフラグが開 なる恐れがあります。また、 落雷などにより停電が予想されると 始されます。デフラグ実行中は、進行状況と残り時間(概 きは、デフラグ操作を避けてください。 算)の情報を含むポップアップウィンドウが表示されま す。 ヒント すべてのソングのバックアップを作成し、 内蔵ハードディスクを フォーマットしてからリストア操作を行えば、デフラグを実行し たときとほぼ同じ状態になります。ソングのバックアップについ ては、P.162をご参照ください。 1 5 デフラグ処理を途中でキャンセルしたいときは、 [ENTER]キーを押してください。 処理を中断して、手順2の表示に戻ります。 [FILE]キー→[F3]キーを押してください。 2 ヒント FILE画面のDisk Util.ページが表示されます。 ・ デフラグが完了するまでの時間は、ソングの構成やデータの配 置状態によって異なります。ポップアップウィンドウに表示さ [DATA/JOG]ダイアルを回して“INT.IDE”を選 れた残り時間より短時間で処理が終わることもあります。 ・ デフラグの必要がないときは、手順4を実行した後に“Defrag 択し、 [ENTER]キーを押してください。 Cluster Not Found!”とメッセージが表示され、デフラグは ディスプレイが次のように変わります。 実行されません。 ・ デフラグ処理中にソングデータの異常が見つかった場合は、そ のソングをスキップしてデフラグ処理を続けます。この場合、デ フラグの完了直後に異常が見つかったソングの情報が表示され ます。 ・ デフラグ処理中にハードディスクのリード/ライトエラーが発 生した場合、エラー内容を表示してデフラグを中止します。 166 オペレーション編 トラックをWAVファイルに書き出す (WAVファイルのエクスポート) 任意のトラック/バーチャルトラックに含まれるオーディオ データをWAVファイルに変換し、CD-RWドライブやMOドラ イブなどのストレージ機器に書き出します。コンピューターの 内蔵ハードディスクの空き領域を確認 する 波形編集プログラムを使って、AW2816で録音したオーディ W A V ファイルを外部ストレージ機器に書き出すには、内蔵 オを編集したいときなどに便利な機能です。 ハードディスク上に書き出すWAVファイルと同等、またはそ WAVファイルを書き出すには、第7章で説明したオーディオ データのエディットコマンド “EXPORT” を利用します。 書き出 す範囲は、トラック単位、 パート単位、 リージョン単位で指定で きます(トラック/パート/リージョンについては、P.108を れ以上の空き容量が必要になります。 例えば、 5分間のステレオ トラックのWAVファイルを書き出すには、 カレントソングの2 トラックに、5分間以上の新規録音が可能な空き領域が必要で す。 ご参照ください)。トラック単位で書き出すときは、 任意の1ト 内蔵ハードディスクの空き領域は、 次の方法で調べることがで ラック、1∼16の全トラック、ステレオトラックが選択できま きます。 す。 また、 パート単位で書き出すときは、 任意の1トラック、 また 1 は全トラックの指定した範囲が対象となります。 REC TRACK SELECT[1]∼[16]を使って、 WAVファイルとして書き出したいトラック数と同 じ数のトラックを録音待機状態にしてください。 WAVファイルの書き出しに関する注意点 上記の例のように、 ステレオトラックのWAVファイルを ・ 外付けのハードディスクやMOドライブにWAVファイルを 書き出したいときは、REC TRACK SELECT[1]/[2] 書き出す場合、あらかじめ目的のドライブ/メディアを キーを押してください。 “FAT16”形式でフォーマットしておく必要があります (→ P.160)。なお、640MBや1.3GBのMOディスク、および FAT32形式でフォーマットされたドライブ/メディアに WAVファイルを書き出すことはできません。 2 ・ 任意の1トラックを書き出すときはモノラルWAVファイル [METER] キー→ [F2] キーを押して、 METER画面 のMeter 2ページを表示させてください。 ディスプレイ右上のREMAIN欄に、録音待機状態のト が1つ、全トラックを書き出すときはトラック数分のモノラ ラックで録音可能な残り時間(時間:分)が表示されます。 ルWAVファイルが作成されます。なお、 ペア化されたトラッ 上記の例のように、5分間のWAVファイルを書き出した ク、およびステレオトラックの場合は、ステレオWAVファイ いときは、 残り時間が5分以上あることを確認してくださ ルが作成されます。 い。 ・ CD-RWドライブにWAVファイルを書き出す場合、1枚の CD-R/RWメディアに書き出しできるファイルの数は、1つ に制限されています。 このため、 すでにWAVファイルが記録 ヒント 空き領域が不足しているときは、 ソングのオプティマイズを実行 し、未使用のオーディオデータを削除してみてください。それで されたメディアに新規WAVファイルを追記したり、複数の も空き容量が不足しているときは、一度ソングをバックアップ トラックを同時に書き出すことはできません。 し、不要なバーチャルトラック(現在トラックに割り当てられて ・ メディアの空き容量を越えるサイズのWAVファイルを書き 出すことはできません。 次の表は、 1分間のオーディオデータ いないバーチャルトラック)を消去した上で、ソングのオプティ マイズを実行してください。ソングのオプティマイズについて は、 「第10章 ソングの管理」をご参照ください。 をWAVファイルに書き出すときに、必要な容量を示したも 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 のです。 量子化 ビット数 サンプリング 周波数 1トラック あたり 11 16トラック あたり 16ビット 44.1kHz 約5.2MB 約83MB 16ビット 48kHz 約5.6MB 約90MB 24ビット 44.1kHz 約7.8MB 約124MB 24ビット 48kHz 約8.5MB 約135MB ※ ステレオWAVファイルは、2トラック分の容量に相当します。 ・ W A V ファイルの書き出しを実行するには、書き出される WAVファイルの実時間よりも長い処理時間が必要です。書 き出し操作を途中で止めることはできません。 ・ 同じ時間のWAVファイルを書き出す場合、トラック単位や パート単位よりもリージョン単位の方が短い処理時間で実 行できます。 オペレーション編 167 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 トラックをWAVファイルに書き出す TR Editページを使って、 トラック1∼16のオーディオデータ 4 ら設定したいパラメーターにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押してください。 をWAVファイルに書き出します。 1 手順3で選択したメニューに応じて、 次の各項目か [EDIT] キー→ [F1] (TR Edit) キーを押してくださ ・ TRACKメニューを選んだ場合 TRACKパラメーター い。 WAVファイルに書き出すトラックを選択します。設定値 EDIT画面のTR Editページが表示されます。ディスプレ は1∼16、 AL、STの中から選択できます。1∼16を選択 イの表示内容については、P.111をご参照ください。 すると指定した単体トラックのモノラルWAVファイル (ペア化されているトラックはステレオWAVファイル) 、 ALを選択すると16トラック分のモノラルファイル (ペア 化されているトラックはステレオWAVファイル)、STを 選択した場合はステレオトラックのステレオWAVファ イルが作成されます。 ・ PARTメニューを選んだ場合 TRACKパラメーター WAVファイルに書き出すトラックを選択します。設定値 は1∼16、ALの中から選択可能です。作成されるWAV ファイルの種類は、TRACKメニューのTRACKパラメー ターと同じです。 2 STARTパラメーター トラック単位で書き出すときはTRACKメニュー、 WAVファイルに書き出す範囲の開始位置を指定します。 パート単位で書き出すときはPARTメニュー、 リー ENDパラメーター ジョン単位で書き出すときはREGIONメニューに WAVファイルに書き出す範囲の終了位置を指定します。 カーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 ・ REGIONメニューを選んだ場合 ヒント REGIONパラメーター ステレオトラックのW A V ファイルを書き出したいときは、 WAVファイルに書き出すリージョンを指定します。 TRACKメニューを選択してください。 3 EXPORTコマンドのボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押してください。 5 EXPORTコマンドのパラメーターが表示されます。 168 オペレーション編 [DATA/JOG]ダイアルや[CURSOR]キーを 使って設定を変更し、 [ENTER] キーを押してくだ さい。 6 TO DRIVEパラメーターにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押してください。 8 ディスプレイが次のように変化します。 必要に応じて、 書き込み先となるドライブにメディ アを挿入してください。 CD-RW ドライブに書き出すときは、 [ SHIFT]キー+ [F2] キーを押してCD-RWドライブのトレイを開け、 CD- 1 2 R/RWメディアを挿入してください。 [ SHIFT]キー+ [F1]キーを押すと、CD-RWドライブのトレイが閉じま す。 MOドライブに書き出すときは、FAT16でフォーマット されたメディアを挿入してください。 なお、 書き出し先として外付けハードディスクやMOドラ イブを選んだ場合、そのドライブにすでにWAVファイル が記録されていれば、次のように表示されます。 1DRIVE 内蔵CD-RWドライブ、 または外部SCSI機器を選択します。 2FROM 手順4でTRACK/PARTメニューを選択したときは、 TR 欄にトラックナンバー、V欄にバーチャルトラックナン バー、N A M E 欄にトラックネームが表示されます。 REGIONメニューを選択したときは、リージョンネーム ヒント が表示されます。 上記のリスト内の“ xxx”は1つ下のディレクトリ(xxx= また、 手順4でPART/REGIONメニューを選んだときは、 ディレクトリ名)、 “ ”は1つ上のディレクトリを表しま この欄の下に選択範囲が表示されます。 す。 これらのマークにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押し、 ディレクトリを移動することもできます。 7 DRIVE欄にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダ イアルを回して書き出し先のドライブを選択し、 [ENTER]キーを押してください。 9 EXITボタンにカーソルを移動して、 [ENTER] キー を押してください。 書き出し先となるドライブが確定し、 EXPORTコマンド 内蔵CD-RWドライブを選択するときは“ATAPI”、外部 の各種パラメーターを選択する状態に戻ります。 SCSI機器を選択するときはSCSI IDを選択してくださ い。 注 10 W A V ファイルにファイル名を付けるには、T O FILE(トゥファイル) ボタンにカーソルを合わせて 意 書き出し元として全トラックが選ばれているときに、書き出し先 としてCD-RWドライブを選択しようとすると、エラーメッセー ジが表示されます。 [ENTER]キーを押してください。 W A V ファイルのファイル名を入力するポップアップ ウィンドウが表示されます。ファイル名を入力し、OKボ ヒント タンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押してくだ 書き出し先としてCD-RWドライブを選択した場合、書き出し操 さい。文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 作の前にデータの書き込みテストを行ったり、書き出し操作の後 にデータが正しく書き込まれたかどうかをチェックすることが できます。この設定は、UTILITY画面のPrefer.3ページのCD BACKUP/WAV-EXP MODE欄で行います。詳しくはP.268 をご参照ください。 オペレーション編 169 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 11 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 なお、ファイル名に使える文字は、次のように制限されま す。 12 E X E C U T E ボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押してください。 ・ CD-R/RWメディアに書き出す場合 書き出しの実行を確認するポップアップウィンドウが表 ..... A∼Z 0∼9 _ 示されます。 ・ CD-R/RW以外のメディアに書き出す場合 ..... A∼Z a∼z 0∼9 _ ! # & + - ( ) . 注 意 ・ 初期状態では、トラック名やリージョン名+.WAVがそのまま ファイル名となります。 ・ ファイル名の先頭にピリオド(.)を使うことはできません。 ・ 上記以外の文字を入力すると、 すべてアンダースコア (_) に変換 されます。 ・ TRACKパラメーターで“AL”を選択した場合、ファイル名の変 更はできません。トラック名+.WAVがそのままファイル名と なります 13 WAVファイルの書き出しを実行するには、 OKボタ ンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してく ださい。 書き出しを中止するには、 CANCELボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押します。 注 意 WAVファイルの書き出し実行中には、作業を止めることはでき ません。 ヒント 11 24ビットのオーディオトラックを16ビットに変 換して書き出したいときは、TO SIZEボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくださ のファイルが存在するときは、上書きするかどうかを確認する ポップアップウィンドウが表示されます。 ・ 書き出し先のCD-RWメディアに何か記録されているときは、 メディアの消去を確認するポップアップウィンドウが表示され い。 ます。OKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す カレントソングの量子化ビット数が24ビットのときは、 下位8ビットを切り捨てて16ビットのWAVファイルと して書き出すことも可能です。 [DATA/JOG] ダイアルを と、メディアの消去を実行した後に書き出しを実行します。 ・ TRACKパラメーターを“AL”に設定したときは、トラック1∼ 16の順にWAVファイルの書き出しを実行します。 ・ 書き出しの途中でメディアの空き容量がなくなったときは、そ 使って設定値を16(bit)に変更し、 [ENTER] キーを押し れ以降のトラックは書き出しを中止し、WAVファイルとして てください。 書き出されません。 ヒント ・ 24ビットのままWAVファイルに書き出すときは、この操作は 不要です。 ・ カレントソングが16ビットの場合、TO SIZEパラメーターの 設定値は変更できません。 170 ・ 書き出し先のデバイス(MOや外部ハードディスク)に同じ名前 オペレーション編 バーチャルトラックをWAVファイルに 書き出す ・ REGIONメニューを選んだ場合 REGIONパラメーター WAVファイルに書き出すリージョンを指定します。 V.TR Editページを使って、指定したトラックに含まれるバー チャルトラック1∼8のオーディオデータをWAVファイルに 書き出します。 基本的な操作方法は、 TR Editページとほぼ共通 しています。 6 [DATA/JOG]ダイアルや[CURSOR]キーを 使って設定値を変更し、 [ENTER] キーを押してく ださい。 1 [EDIT] キー→ [F2] (V.TR Edit) キーを押してくだ さい。 EDIT画面のV.TR Editページが表示されます。ディスプ レイの表示内容については、P.116をご参照ください。 2 REC TRACK SELECT [1] ∼ [16] キーを押して、 7 TO DRIVEパラメーターにカーソルを合わせて 8 ディスプレイ左上のDRIVE欄にカーソルを合わ [ENTER]キーを押してください。 ドライブを選択して、 [ENTER] キーを押してくだ 操作の対象となるバーチャルトラックを含むト さい。 ラック(1∼16)を選んでください。 内蔵CD-RWドライブを選択するときは“ATAPI”、外部 トラックを切り替えると、 それに従ってバーチャルトラッ SCSI機器を選択するときはSCSI IDを選択してくださ ク1∼8のトラックネームやトラックビューが変化しま い。 す。 3 せ、 [DATA/JOG] ダイアルを回して書き出し先の トラック単位で書き出すときはTRACKメニュー、 パート単位で書き出すときはPARTメニュー、 リー 9 EXITボタンにカーソルを移動して[ENTER]キー を押してください。 ジョン単位で書き出すときはREGIONメニューに 書き出し先となるドライブが確定し、 EXPORTコマンド カーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してくださ の各種パラメーターを選択する状態に戻ります。 い。 10 TO FILEパラメーターとTO SIZEパラメーターを 4 EXPORTコマンドのボタンにカーソルを合わせて 使い、必要に応じて書き出すWAVファイルのファ イル名と量子化ビット数を変更してください。 [ENTER]キーを押してください。 TO FILE/TO SIZEパラメーターについては、P.169∼ EXPORTコマンドのパラメーターが表示されます。 170をご参照ください。 5 手順3で選択したメニューに応じて、 次の各項目か ら設定したいパラメーターにカーソルを合わせて 11 E X E C U T E ボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押してください。 [ENTER]キーを押してください。 書き出しの実行を確認するポップアップウィンドウが表 ・ TRACKメニューを選んだ場合 示されます。 TRACKパラメーター WAVファイルに書き出すバーチャルトラック1∼8を選 択します。 指定したバーチャルトラックがペア化されてい るときは、ステレオWAVファイルが書き出されます。 12 ・ PARTメニューを選んだ場合 WAVファイルの書き出しを実行するには、 OKボタ ンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してく ださい。 実行をキャンセルするには、 CANCELボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押します。 TRACKパラメーター WAVファイルに書き出すバーチャルトラック1∼8を選 択します。 指定したバーチャルトラックがペア化されてい るときは、ステレオWAVファイルが書き出されます。 STARTパラメーター WAVファイルに書き出す範囲の開始位置を指定します。 ENDパラメーター WAVファイルに書き出す範囲の終了位置を指定します。 オペレーション編 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 171 11 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 WAVファイルをトラックに読み込む (WAVファイルのインポート) CD-R/RWやMOのメディア、もしくは外付けハードディスク に記録されているWAVファイルを読み込み、 AW2816のオー ディオトラックに割り当てます。例えばコンピューターの波形 3 [ENTER]キーを押してください。 AW2816がドライブに挿入されたメディア上のWAV ファイルを認識し、次のように表示します。 編集ソフトで加工したオーディオファイルをAW2816に戻し た り 、市 販 の C D - R O M に 記 録 さ れ た W A V フ ァ イ ル を AW2816のソングで利用したいときに便利です。 1 2 [EDIT]キー→[F4]キーを押してください。 3 4 1 W A V ファイルの読み込みを行うE D I T 画面の WavImportページが表示されます。 1ファイルリスト 選択されたドライブに記録されているWAVファイルを 一覧表示します。 FILE欄にファイル名、 TOTAL欄にWAV ファイルの長さを表示します。TYPE欄の と はそれ ぞれWAVファイルがモノラルかステレオかを表し、右側 の数字は量子化ビット数(16/24)を表します。 2 ディスプレイ左上のDRIVE欄にカーソルを移動し 2PASTE TO WAVファイルを割り当てるトラック選択します。 て、 [DATA/JOG]ダイアルを回してWAVファイ ルが記録されたドライブを選択してください。ま 3ポイント指定 た、 読み込み元となるドライブにメディアを挿入し WAVファイルを配置するトラック上の位置を指定しま てください。 す。 4TYPE WAVファイルをトラックに挿入(Insert) するか、上書き (OverWrite)するかを選択します。 ヒント CD-RWドライブが選択されているときは、 [ENTER]キーを押 した直後にトレイが閉じて、 AW2816がCD-R/RWメディアを 認識します。 ヒント ・ CD-R/RWメディアからWAVファイルをインポートするとき は、 [SHIFT]キー+[F2] (CD UNLOAD)キーを押してCDRWドライブのトレイを開き、 WAVファイルが記録されている メディアを挿入します。 ・ ISO9660フォーマットのCD-ROMやミックスモードCDROM(データトラック)からWAVファイルを読み込むことも 可能です。なお、 Macintosh用 (HFS) のCD-ROMやCDエクス トラのデータセッションには対応していません。 172 オペレーション編 4 ファイルリストにカーソルを移動し、 [D A T A / JOG] ダイアルを回してインポートするWAVファ 7 TYPE欄にカーソルを移動し、WAVファイルをト ラックに挿入するときは “Insert” 、 上書きするとき イルを選択してください。 は“OverWrite”を選択してください。 WAVファイルが別のディレクトリにあるときは、 の Insertを選んだ場合、ポイント指定欄の位置より後ろの マークにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押し、 目的 オーディオデータがWAVファイルの長さだけ後ろに移 のディレクトリに移動してください。 動します。 注 意 AW2816が認識できるWAVファイルは、サンプリング周波数 がカレントソングと等しく、名前に“.wav”という拡張子が付け られたファイルに限ります。それ以外のWAVファイルは、 ファイ ルリストに表示されません。 ヒント ・ カレントソングの量子化ビット数にかかわらず、16ビット/ 24ビットのいずれのWAVファイルでも読み込むことができ ます。カレントソングとWAVファイルの量子化ビット数が異 なるときは、ビット数を変換して読み込みます。なお、16/24 ビット以外のWAVファイルには対応していません。 ・ ファイルリストで“ 8 ”のマークにカーソルを合わせて すべての設定が済んだら、 EXECUTEボタンにカー ソルを移動して [ENTER] キーを押してください。 インポートの実行を確認するメッセージが表示されます。 [ENTER]キーを押すと1つ上のディレクトリに戻ります。 5 P A S T E T O 欄にカーソルを移動し、 [D A T A / JOG]ダイアルを回して、インポート先となるト ラックのトラックナンバー (TR欄) とバーチャルト ラックナンバー (V欄)を指定してください。 手順4でステレオのWAVファイルを選択した場合は、奇 数番号/偶数番号のペア単位でトラックナンバーを選択 します。 この場合、 それぞれのトラックには、 常に同じバー チャルトラックナンバーが割り当てられます。 9 インポートを実行するには、OKボタンにカーソル を移動して[ENTER]キーを押してください。 実行をキャンセルするには、 CANCELボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押します。 注 意 WAVファイルの読み込み実行中には、作業を止めることはでき ません。 ヒント 6 ポイント指定欄にカーソルを移動し、 [D A T A / WAVファイルの読み込みが完了した後に[UNDO]キーを押せ ば、読み込み前の状態に復帰できます。 JOG] ダイアルを使ってWAVファイルを配置する 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 トラック上の位置を指定してください。 11 オペレーション編 173 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 CDオーディオをトラックに読み込む (CD-DAのインポート) CD-RWドライブに挿入されたCDのオーディオデータ(CDDA) を読み込み、 AW2816のトラックに割り当てます。 市販の サンプリングCDから素材をAW2816に取り込む場合などに 2 CD/DAT DIGITAL REC欄のDISABLEボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくださ い。 利用します。 著作権に関する警告が表示されます。 NEXTボタンにカー 注 ソルを合わせて [ENTER] キーを押すと2ページ目に移動 意 します。 市販の音楽/サウンドデータは、 個人でご使用になる場合や著作 権上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転 用することが禁じられています。 ヒント 一般のオーディオCD以外にも、ミックスモードCD-ROMの オーディオトラック(トラック2以降)、CDエクストラのオー ディオトラック(第1セッション)を読み込むことが可能です。 CD-DAの読み込みを有効にする AW2816が初期状態のとき、 CD-DAの読み込みは禁止されて います。CD-DAのインポートを有効にする手順は次の通りで す。 1 [UTILITY]キー→[F3]キーを押してください。 UTILITY画面のPrefer.3ページが表示されます。 3 警告内容をご理解の上、 2ページ目のYESボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくださ い。 ボタン表示が “ENABLE” に変わり、 CD-DAのインポート が可能となります。 ヒント DIGITAL STEREO IN端子やOPTION I/Oスロットのデジタ ルI/Oカードから、コピープロテクトが設定されたデジタル信号 を入力したいときも、同じようにCD/DAT DIGITAL REC欄の ボタンをENABLEに切り替える必要があります。 174 オペレーション編 CD-DAを読み込んでトラックに割り当 てる 5 CD-RWドライブのトレイにメディアを挿入し、 [SHIFT] キー+ [F1] (CD LOAD) キーを押してく ださい。 1 内蔵ハードディスクから、 既存のソングを読み込ん CD-RWドライブのトレイが閉じ、 ディスプレイが次のよ で く だ さ い( ま た は サ ン プ リ ン グ 周 波 数 が うに変化します。 44.1kHzのソングを新規作成してください)。 CD-DAをトラックに割り当てることができるのは、サン プリング周波数が44.1kHzに設定されているソングに限 ります。 2 ヒント 3 4 24ビットのソングにCD-DAを読み込むことも可能です。 この場 合は、CD-DAが24ビットのオーディオデータに変換されます。 2 1 5 [EDIT]キー→[F3]キーを押してください。 CD-DAの読み込みを行うEDIT画面のCD Importページ が表示されます。 1トラックリスト CD-RWドライブに挿入されたCDのオーディオトラック を一覧表示します。 2PASTE TO CD-DAを割り当てるトラック選択します。 3ポイント指定 CD-DAを割り当てるトラック上の位置を指定します。 4TYPE C D - D A をトラックに挿入(I n s e r t )するか、上書き (OverWrite)するかを選択します。 3 ディスプレイ左上のDRIVE欄にカーソルを合わ せ、 [DATA/JOG] ダイアルを回してCD-RWドラ 5EXTRACT POINT 1で選択したオーディオトラックから実際に読み込む範 イブを選択してください。 囲を、STARTとENDで指定します。 内蔵CD-RWドライブの場合は “ATAPI” 、外部CD-RWド ライブの場合は該当するSCSI IDを選択してください。 6 トラックリストにカーソルを移動し、 [D A T A / JOG]ダイアルを回して、読み込み元となるCDの オーディオトラックを選択してください。 7 4 [SHIFT] キー+ [F2] (CD UNLOAD) キーを押し E X T R A C T P O I N T 欄にカーソルを移動し、 CURSOR [ ] /[ ] キーと [DATA/JOG] ダイア ルを使って、 読み込む範囲の開始位置(START) と 終了位置(END)を指定してください。 てください。 STARTとENDは、 それぞれ分/秒/フレーム (1/75秒) CD-RWドライブのトレイが開きます。 の単位で調節できます。 オペレーション編 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 175 11 第 11 内蔵ハードディスク/ストレージ機器の操作 章 8 P A S T E T O 欄にカーソルを移動し、 [D A T A / JOG] ダイアルを回して、 読み込み先となるトラッ 12 クのトラックナンバー (TR欄) とバーチャルトラッ クナンバー(V欄)を指定してください。 読み込みを実行するには、OKボタンにカーソルを 移動して[ENTER]キーを押してください。 読み込みをキャンセルするには、CANCELボタンにカー ソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 CD-DAは常にステレオの状態で読み込まれるため、ト ラックナンバーは奇数番号/偶数番号のペア単位で選択 されます。また、それぞれのトラックには、常に同じバー チャルトラックナンバーが割り当てられます。 注 意 CD-DAの読み込み実行中には、 作業を止めることはできません。 ヒント ・ CD-DAの読み込みにかかる時間は、FILE画面のDisk Util. ペ ー ジ で 設 定 し た 読 み 込 み 速 度 に 応 じ て 異 な り ま す( → P.248)。 ・ 読み込みが完了した後に[UNDO]キーを押せば、読み込み前の 状態に復帰できます。 9 ポイント指定欄にカーソルを移動し、 [D A T A / JOG] ダイアルを使ってCD-DAのオーディオデー タを配置するトラック上の位置を指定してくださ い。 10 TYPE欄にカーソルを移動し、CD-DAのオーディ オデータをトラックに挿入するときは “Insert” 、 上 書きするときは“OverWrite”を選択してくださ い。 Insertを選んだ場合、ポイント指定欄の位置より後ろの オーディオデータが、読み込んだCD-DAの長さだけ後ろ に移動します。 11 すべての設定が済んだら、 EXECUTEボタンにカー ソルを移動して [ENTER] キーを押してください。 CD-DAの読み込みを確認するポップアップウィンドウが 表示されます。 176 オペレーション編 オーディオCDを再生する (CDプレイ) 内蔵/外付けのCD-RWドライブを使って、市販のオーディオ CDやオーディオデータが書き込まれたCD-R/RWメディアを 再生できます(CDプレイ機能)。 注 1 意 2 ファイナライズ処理されていないCD-Rメディアは再生できま せん。 ヒント CDプレイ機能では、ミックスモードCD-ROM(トラック2以降 のみ)や、CDエクストラ(第1セッションのみ)のオーディオも再 生できます。 1 [CD]キー→[F2]キーを押してください。 1 現在選択されているトラック番号(TRACK欄)と、そ CD-RWドライブを使ってオーディオCDを再生するCD の経過時間(TIME欄)を表示します。 画面のCD Playページが表示されます。 2 CDのトラック番号(TRACK欄)と、そのトラックの時 間(TIME欄)を一覧表示します。 注 意 CDプレイ機能がオンの間は、他の画面に切り替えることができ ません。 6 トラックを再生するにはPLAY [®] キー、 停止する にはSTOP[■]キーを押してください。 再生中は、CD-RWドライブのオーディオ出力が、直接ス テレオアウトプットチャンネルに送られます。 ボリューム を調節するには、 STEREOフェーダーを使用してくださ い。 2 なお、CDプレイ機能がオンのときは、トランスポートセ ディスプレイ左上のDRIVE欄にカーソルを移動 クションの各キーの機能が次のように変化します。 し、 [DATA/JOG] ダイアルを使ってCD-RWドラ キー イブを選択し、 [ENTER]キーを押してください。 機能 PLAY[®]キー オーディオCDの再生 STOP[■]キー FF[ [ ]/REW[ ]/[ ※ FF[ ]キー ]/REW[ オーディオCDの停止 ]キー 早送り/巻き戻し トラックの選択 ] キーは、オーディオCDが停止中のみ利 用できます。また、早送り/巻き戻し操作はFF[ 3 [ [SHIFT]キー+[F2]キーを押してください。 ]/REW ]キーを押している間だけ、実行されます。 ヒント CD-RWドライブのトレイが開きます。 ディスプレイ右側のリストにカーソルを移動し、 [DATA/JOG] 4 ダイアルと[ENTER]キーを使ってトラックを選択することも 再生したいオーディオC D をトレイに挿入し、 できます。 [SHIFT]キー+[F1]キーを押してください。 注 意 CD-RWドライブのトレイが閉じます。 ・ CDプレイ機能がオンの間、 CD-RWドライブのオーディオ出力 CD PLAY MODE欄のボタンにカーソルを合わせ ・ オーディオCDの再生中には、ディスプレイセクションのアク 以外の信号はステレオバスに送られません。 5 内 蔵 ハ ー ド デ ィ ス ク / ス ト レ ー ジ 機 器 の 操 作 セスインジケーターが点滅します。 て、 [ENTER]キーを押してください。 CD PLAY MODE欄のボタン表示がOFFからONに変わ り、CDプレイ機能がオンになります。 ディスプレイには、 7 CD-RWドライブに挿入されているCDのトラック情報が C D プレイ機能をオフにするには、C D P L A Y M O D E 欄のボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 表示されます。 オペレーション編 177 11 第12 章 マスタリング この章では、 CD-RWドライブを使ってオーディオCDを作成する “マスタリング機 能”について説明します。 マスタリングについて AW2816では、ステレオトラックに録音されたオーディオ 注 意 データを、 CD-DA形式でCD-R/RWメディアに書き込むことが CD-R/RWに対応していない一部のCDプレーヤーやCD-ROM できます。この機能を“マスタリング”と呼びます。この方法で ドライブでは、オーディオデータを書き込んだCD-R/RWメディ アを再生できない場合があります。 データが書き込まれたCD-R/RWメディアは、オーディオCD と同じように、 CD-RWドライブや市販のCDプレーヤーなどで 再生できます。 マスタリング可能なステレオトラックについて マスタリングを行うときは、書き込みたいステレオトラックを 注 意 ・ サンプリング周波数=48kHzのソングに含まれるステレオト 含むソングを選び(複数選択可)、CD-R/RWメディア上のト ラックは、マスタリングが行えません。 ラックに書き込んでいきます。ただし、 選択可能なのは、 量子化 ・ 24ビット/44.1kHzのステレオトラックは、データ書き込み ビット数=1 6 ビット/2 4 ビット、サンプリング周波数= 時に下位8ビットが切り捨てられ、16ビット/44.1kHzに変 44.1kHzの内蔵ハードディスクにセーブされているソングで、 換されます。 4秒以上録音されたステレオトラックに限ります。 CD-RWドライブで利用可能なメディアについて CD-RWドライブは、データの記録および追記のみが可能な “CD-R”と、記録されたデータを消去して書き換えが可能な マ ス タ リ ン グ “CD-RW” の2種類のメディアに対応しています。 それぞれのメ ディアの特徴は、次の通りです。 ・ CD-RW ・ CD-R CD-Rは、データの記録および追記のみが可能なメディア CD-RWは、 記録されたデータをすべて消去して書き換え です。 すでに記録されたデータを消去して書き換えること が可能なメディアです。 CD-Rのようにデータを追記する はできません。 CD-Rには、 主に650MBと700MBの2種 ことはできません。CD-RWの容量は、大半が650MBで 類があります。 す。 AW2816のマスタリング機能を使ってオーディオデー AW2816のマスタリング機能を使ってオーディオデー タを書き込んだCD-Rメディアは、 “ファイナライズ” と呼 タを書き込んだCD-RWメディアは、CD-RWドライブと ばれる処理を済ませれば、CD-RWドライブや大半のCD 一部のCDプレーヤーで再生できます。ただし、現在のと プレーヤーで再生できます。 ころ、CD-RWには対応していないCDプレイヤーが多い ため、注意が必要です。 オペレーション編 179 12 第 12 マスタリング 章 トラックアットワンスとディスクアットワンスについて CD-R/RWメディアにデータを書き込む方法には、次の2種類 があります。 ・ トラックアットワンス(TRACK AT ONCE) ・ ディスクアットワンス(DISC AT ONCE) トラック(オーディオデータを個別に書き込む、CD上の 全トラックのデータを一度に書き込む方法で、 メディアが 領域)単位でデータを書き込んでいく方法で、 メディアが CD-R/CD-RWのどちらの場合でも利用できます。 トラッ CD-Rの場合のみ利用できます。 クアットワンスとは異なり、 複数のトラックを書き込む場 合でも、 すべてのデータが書き込み終わるまで停止しませ トラックアットワンス方式を使ってCD-Rメディアに書 ん。このため、トラック間には無音部分が生じません。 き込む場合、 トラックごとに書き込み処理を一時停止する ため、 トラックとトラックの間に約2秒の無音部分ができ ディスクアットワンスで書き込んだCD-R/RWメディア ます。なお、この方法を使ってデータを書き込んだCD-R は、自動的にファイナライズ処理されるため、そのまま メディアは、後からオーディオデータを追記できます。 CD-RWドライブや一般のCDプレーヤーで再生できま す。ただし、 CD-RWメディア、 およびディスクアットワン トラックアットワンスで書き込まれたCD-Rメディアを スで書き込んだCD-Rメディアには、追記できません。 CD-RWドライブや一般のCDプレーヤーで再生するに は、 そのメディアに対してトラックの位置情報などを書き 込む処理 (ファイナライズ) を実行する必要があります。 た だし、ファイナライズ処理したCD-Rメディアには、追記 ができなくなります。 次の表は、 オーディオデータを記録したCD-R/RWメディ アと、CD-RWドライブ/CDプレーヤーとの互換性を示 したものです。 再生 記録 CD-RWドライブ CDプレーヤー ◎ トラック間の無音部分なし ○ トラック間の無音部分なし ファイナライズ処理済み ◎ トラック間に2秒の無音部分 ○ トラック間に2秒の無音部分 ファイナライズ未処理 × (データの追記可) × ◎ トラック間の無音部分なし △ トラック間の無音部分なし ディスクアットワンス (自動的にファイナライズを実行) CD-R トラックアットワンス CD-RW ディスクアットワンス (自動的にファイナライズを実行) トラックアットワンス CD-RWメディアは、トラックアットワンスに非対応 ◎: 再生可能 ○: 大半の機種で再生可能 △: 一部の機種でのみ再生可能 ×: 再生不可 180 オペレーション編 内蔵ハードディスクの空き領域を確認する マスタリングを実行するには、 CD-R/RWメディアに書き出す データ容量と同等またはそれ以上の空き容量が、内蔵ハード ディスク上に必要です。 内蔵ハードディスクの空き領域は、 次の 3 [METER] キー→ [F2] キーを押して、 METER画面 のMeter 2ページを表示させてください。 ディスプレイの上部のREMAIN欄に、ステレオトラック 方法で調べることができます。 に録音可能な残り時間 (時間/分) が表示されます。 例えば 1 60分のCDを作成したいときは、残り時間が60分(1時 16ビット/44.1kHzのソングをカレントソング 間)以上あることを確認してください。 に読み込んでください。 ヒント なお、 ハードディスク上に該当するソングがない場合は、 空き領域が不足しているときは、 ソングのオプティマイズを実行 16ビット/44.1kHzのソングを新規作成してください。 し、未使用のオーディオデータを削除してみてください。それで 2 も空き容量が不足するときは、一度すべてのソングのバックアッ REC TRACK SELECT[ST]キーを押して、ステ プを作成し、現在トラックに割り当てられていないバーチャルト レオトラックを録音待機状態にしてください。 ラックを消去してから、ソングのオプティマイズを実行してくだ さい。ソングのオプティマイズについては、 「第10章 ソングの 管理」をご参照ください。 マスタリングモードを設定する AW2816では、 マスタリングの書き込みを開始する前に、 デー タ転送中にエラーが起きないかどうかをチェックする“書き込 みテスト”の機能が利用できます。AW2816が初期状態のと 2 き、 書き込みテストは無効になっていますが、 必要に応じて設定 マスタリング操作の前に書き込みテストを行いた いときは、 MASTERING MODE欄のTESTボタン =オン、WRITEボタン=オンにしてください。 を変更できます。 1 [UTILITY]キー→[F4]キーを押してください。 UTILITY画面のPrefer.3ページが表示されます。 ヒント ・ TESTボタン=オン、WRITEボタン=オフに設定すれば、マス タリング操作は行わずに書き込みテストのみを実行することも できます。なお、TEST/WRITEボタンの両方をオフにすること マ ス タ リ ン グ はできません。 ・ 初めてマスタリングを行うときは、ハードディスク上に問題が ないか、CD-RWドライブの書き込み速度が適切かどうかを調 べるために、TESTボタンをオンに設定することをお勧めしま す。 オペレーション編 181 12 第 12 マスタリング 章 マスタリングを実行する マスタリング機能を使って、 CD-R/RWメディアにステレオト ラックのデータを書き込む手順は次の通りです。 5 トラックアットワンスで書き込む場合はTRACK AT ONCEボタン、 ディスクアットワンスで書き込 むときはDISC AT ONCEボタンにカーソルを合 注 意 わせて、 [ENTER]キーを押してください。 録音した直後のステレオトラックをCDに書き込みたいときは、 必ずカレントソングの保存を実行してください。 1 CD-Rメディアを挿入したときはTRACK AT ONCEま たはDISC AT ONCEの両方のボタン、 CD-RWメディア [CD]キー→[F1]キーを押してください。 を挿入した場合はDISC AT ONCEボタンのみが選択で CD画面のCD Writeページが表示されます。 きます。下の図は、CD-Rメディアを挿入して、TRACK AT ONCEボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを 押したときの画面です。 2 ディスプレイ左上のDRIVE欄にカーソルを合わ せ、 [DATA/JOG] ダイアルを使ってCD-RWドラ ヒント イブを選択し、 [ENTER]キーを押してください。 記録済みのCD-RWメディアが挿入されている場合、DISC AT ONCEボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、 内蔵CD-RWドライブを使用する場合は “ATAPI” 、 外付け CD-RWメディアの消去を確認するポップアップウィンドウが CD-RWドライブを使用する場合は該当するSCSI IDを 表示されます。 記録されているデータを消去してマスタリング操 選択してください。 [ENTER] キーを押すと、 TRACK AT 作を続けるにはOKボタン、マスタリング操作を中止するには ONCEとDISC AT ONCEボタンが有効になります。 CANCELボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押して ください。 6 ディスプレイ下のNEWボタンにカーソルを合わせ て、 [ENTER]キーを押してください。 ディスプレイ右側のリストに、CD上のトラック番号1に 書き込むステレオトラックの情報 (そのステレオトラック を含むソングの名前、ステレオトラックのデータ容量、コ ピープロテクトの設定)が表示されます。 3 [SHIFT]キー+[F2]キーを押してください。 4 選択されたCD-RWドライブのトレイが開きます。 CD-R/RWメディアをトレイに挿入し、 [SHIFT] キー+[F1]キーを押してください。 CD-RWドライブのトレイが閉じます。 182 オペレーション編 7 リスト内のステレオトラックの情報欄にカーソル ヒント を移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルを使ってト ・ NEWボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、最 後のトラック番号の次の位置に、 新規トラックが追加されます。 ラック1に書き込むステレオトラックを選択して ・ NEWボタンの代わりにINSボタンを使えば、 現在選択されてい ください。 るトラック番号の前の位置に、新規トラックを挿入できます。 ・ DELボタンを使えば、現在選択されているトラック番号をリス トから削除できます。 注 意 NEWボタンやINSボタンを使ってトラック番号を追加した場 合、初期設定として、常に同じステレオトラックが選択されます。 同じステレオトラックが重複しないように、ご注意ください。 10 必要に応じてディスプレイ左下にあるW R I T E SPEED欄のボタンを使って、 書き込み速度を設定 してください。 ×1/×2/×4/×6ボタンは、それぞれ等倍速/2倍速/ 4倍速/6倍速に相当します。通常は、 CD-RWドライブが 対応する一番速い速度に設定してください。 注 意 このリストでは、サンプリング周波数=48kHzのソングに含ま れるステレオトラックや内蔵ハードディスクにセーブされてい ないカレントソングのステレオトラックは選択できません。ま た、オプティマイズを行っていないソングのステレオトラックを 注 意 選択できない場合もあります(オプティマイズの方法は、P.154 書き込み操作中に何度もエラーが起きるときは、書き込み速度を をご参照ください)。 落してください。 8 手順7で選んだトラックのデジタルコピーを許可 する場合は、画面下のCOPYRIGHTのボタンに カーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してくださ 11 メディアに書き込むステレオトラックの選択がす べて終わったら、 ディスプレイ右下のEXECUTEボ タンにカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押し い。 てください。 COPYRIGHTのボタンは、CDのサブコードチャンネル 書き込みの実行を確認するポップアップウィンドウが表 に、 そのトラックのコピー禁止情報を書き込むかどうかを 示されます。 決定します。ボタンがPROHIBITと表示されているとき は、該当するトラックのCOPY欄に の印が表示され、 そのトラックのデジタルコピーが禁止されます。 COPYRIGHTのボタンをPERMITの表示に切り換える と、そのトラックのデジタルコピーが可能になります。 9 手順6∼8を繰り返し、トラック番号2以降に書き 込むステレオトラックを選択してください。 12 書き込みを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 実行をキャンセルするにはCANCELボタンにカーソルを マ ス タ リ ン グ 合わせて [ENTER] キーを押します。 データの書き込み中 は、 残り時間 (概算) や進行状況の情報を含むポップアップ ウィンドウが表示されます。書き込みが完了すると、CDRWドライブのトレイが自動的に開きます。 ヒント 書き込みテストがオンに設定されているときは、テストを実行し た後で書き込みを開始します。テスト中に問題があれば、メッ セージが表示されます。 オペレーション編 183 12 第 12 マスタリング 章 トラックアットワンスとディスクアットワンスとでは、 この後 の操作が次のように異なります。 ディスクアットワンスの場合 ディスクアットワンスによる書き込みが完了すると、 新しいメ ディアにもう一度書き込みを行うかどうかを確認するポップ トラックアットワンスの場合 アップウィンドウが表示されます。 トラックアットワンスによる書き込みが完了すると、ファイナ ライズを実行するかどうかを確認するポップアップウィンドウ が表示されます。 同じ内容のCDをもう1枚作成したい場合は、 新しいCD-R/RW メディアを挿入し、 OKボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してください。CD-RWドライブのトレイが自動的に ファイナライズを実行したいときは、OKボタンにカーソルを 閉まり、再度書き込みを実行します。 合わせて [ENTER] キーを押してください。 CD-RWドライブの トレイが自動的に閉まり、ファイナライズを実行します。 ヒント 連続して書き込みを実行する場合、2枚目以降は1枚目よりも短 ファイナライズを実行しない場合は、 CANCELボタンにカーソ ルを合わせて [ENTER] キーを押してください。この場合は、 イ ジェクトされたCD-Rメディアに対して、後からオーディオ データを追記することができます。 なお、CANCELボタンを選んだ場合は、新しいメディアにもう 一度書き込みを行うかどうかを確認する次のポップアップウィ ンドウが表示されます。 手順9 のリストの内容でもう一枚作成したい場合は、新しい C D - R メディアを挿入し、O K ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押してください。 CD-RWドライブのトレイが 自動的に閉まり、再度書き込みを実行します。 184 オペレーション編 い時間で処理が完了します。 ファイナライズを実行する トラックアットワンスでデータを書き込んだCD-Rメディア は、ファイナライズを行わない限り、別のステレオトラックの データを追記できます。 ただし、 ファイナライズを行っていない 4 F I N A L I Z E ボタンにカーソルを移動させて、 [ENTER]キーを押してください。 メディアは、 CD-RWドライブや一般のCDプレーヤーで再生で ファイナライズの実行を確認するポップアップウィンド きません。 データを書き込んだCD-RメディアをCDプレーヤー ウが表示されます。 などで再生させるには、以下の手順でファイナライズを実行し てください。 1 [CD]キー→[F1]キーを押してください。 CD画面のCD Writeページが表示されます。ディスプレ イ左上のDRIVE欄で、 CD-RWドライブが選択されている ことを確認してください。 5 ファイナライズを実行するには、OKボタンにカー ソルを合わせて [ENTER] キーを押してください。 実行をキャンセルするには、 CANCELボタンにカーソル を合わせて[ENTER]キーを押してください。 注 意 ファイナラズ実行中には、作業を止めることはできません。 2 [SHIFT] キーを押しながら [F2] キーを押してCDRWドライブのトレイを開き、 ファイナライズを実 行するCD-Rメディアをトレイに挿入してくださ い。 [SHIFT]キーを押しながら[F1]キーを押すとトレイが 閉じます。 3 TRACK AT ONCEボタンにカーソルを移動させ て、 [ENTER]キーを押してください。 TRACK AT ONCEボタンの左隣りにFINALIZEボタン が表示されます。ディスプレイ右側のリストには、CD-R メディアに書き込まれているトラックが表示されます。 マ ス タ リ ン グ 12 オペレーション編 185 第13 章 MIDI この章では、MIDIを使ったAW2816の利用方法について説明します。 MIDIを使ってできること AW2816では、MIDIを使って次の操作が行えます。 ● 外部機器との同期走行 AW2816からコンピューターやMIDIシーケンサーなどの 外部MIDI機器にMTC(MIDIタイムコード)やMIDIクロッ クなどの同期信号を送り、AW2816のソングと外部MIDI 機器の走行を同期させることができます (MTCについては 受信も可能)。 ● トランスポート操作/録音トラックの選択 コンピューターなどの外部MIDI 機器からAW2816に MMC(MIDIマシンコントロール)を送信し、AW2816の トランスポート操作や録音トラックの選択/解除などをリ モートコントロールできます。 ● シーン切り替え AW2816でシーンをリコールしたときに、外部MIDI機器 に対してプログラムチェンジを送信できます。また、外部 MIDI機器からAW2816にプログラムチェンジを送信し て、 AW2816のシーンをリコールさせることも可能です。 ● ミックスパラメーターのコントロール フェーダーやパンなどAW2816の内部パラメーターを操 作したときに、コントロールチェンジやシステムエクスク ルーシブなどのメッセージを、 外部MIDI機器に送信できま す。また、 外部からこれらのメッセージをAW2816に送信 し、AW2816のパラメーターをコントロールできます。 ● MIDIリモート機能 AW2816のフェーダー1∼8や [ON] キー1∼8を使って、 あらかじめ割り当てられたMIDIメッセージを送信し、 MIDI 音源などの外部機器をリモートコントロールできます。 ● バルクダンプ機能 各種ライブラリーやシーンメモリーなどの内部設定をバル クデータとして出力し、MIDIシーケンサーなどの外部機器 に記録できます。記録したバルクデータをAW2816に送 信すれば、内部設定をいつでも元の状態に戻せます。 MIDI 13 オペレーション編 187 第 13 MIDI 章 MIDI端子とTO HOST端子について AW2816には、 外部機器とMIDIメッセージをやり取りするた めに、次の各端子が装備されています。 ● MIDI IN端子 プログラムチェンジ、 コントロールチェンジ、 システムエク スクルーシブなどの各種MIDIメッセージを受信する端子 です。 ● MIDI OUT/THRU端子 内部設定を切り替えることで、 MIDI OUT端子またはMIDI THRU端子として機能する端子です。 MIDI OUT端子とし て使用する場合は、 プログラムチェンジ、 コントロールチェ ンジ、MIDI クロックなど、AW2816内部で生成された MIDIメッセージを送信します。MIDI THRU端子として使 用する場合は、MIDI IN端子で受信したMIDIメッセージと 同じものが出力されます (この場合、 AW2816で生成され たMIDIメッセージは一切出力されません)。 ● MTC OUT端子 MTC (MIDIタイムコード) 専用の出力端子です。 この端子か らは、内部設定に関係なく、常にMTCが送信されます。 ● TO HOST端子 別売りのケーブルを使ってコンピューターのシリアルポー トと接続し、AW2816とコンピューターとの間でMIDI メッセージをやり取りするための端子です。TO HOST端 子は、ケーブル1本を接続するだけで双方向のデータ転送 が行えます。 注 意 TO HOST端子は、MIDI IN端子およびMIDI OUT/THRU端子 と同時に利用することはできません。 188 オペレーション編 MIDI端子を使ってAW2816と外部機器を接続する 接続方法 AW2816と、 MIDI端子を備えた外部機器の間でMIDIメッセー ジを送受信するときは、別売のMIDIケーブルを使って、次のよ うに接続します。 AW2816 MTC OUT端子 MIDI IN 1 MIDI OUT/THRU 端子 MIDI IN 2 MIDI IN端子 MIDI OUT 外部MIDI機器 (コンピューターなど) 1 2 ● AW2816から外部機器にメッセージを送信するには AW2816のMIDI OUT/THRU端子と、外部機器のMIDI 1MIDI/HOSTスイッチ IN端子を接続します。 MIDIメッセージの入出力に、MIDI端子(MIDI)を使うか TO HOST端子(TO HOST)を使うかを選択します。 ● 外部機器からAW2816にメッセージを送信するには 外部機器のMIDI OUT端子とAW2816のMIDI INを接続 2OUT/THRUスイッチ します。 MIDI OUT/THRU端子を、 MIDI OUT端子 (OUT) として 使うか、 MIDI THRU端子 (THRU) として使うかを選択し ● AW2816から外部機器にMTCを送信するには ます。 AW2816のMTC OUT端子と、 外部機器のMIDI IN端子を 接続します。 2 [ENTER]キーを押して“MIDI”に設定してくださ ヒント い。 AW2816のMTC OUT端子は、MTC(MIDIタイムコード)を 使ってAW2816と外部機器を同期走行させるときに利用する、 AW2816が初期状態のとき、MIDI/HOSTスイッチは 特殊なMIDI端子です。 “MIDI”に設定されています。 ヒント MIDI IN端子とMIDI OUT/THRU端 子を有効にする このページでは、MIDIメッセージが流れる信号経路を黒の実線 (┃)で、MIDIメッセージの流れない信号経路を白抜きの線(‖) で表します。 AW2816のMIDI IN、 MIDI OUT/THRU端子を使ってMIDIの 送受信が行えるように、内部設定を変更します。 3 O U T / T H R U スイッチにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押して“OUT”に設定してくださ ヒント い。 内部設定に関係なく、MTC OUT端子は常に有効です。 1 M I D I / H O S T スイッチにカーソルを合わせ、 AW2816が初期状態のとき、OUT/THRUスイッチは [MIDI]キー→[F2]キーを押してください。 “OUT”に設定されています。 MIDI画面のMIDI Setup2ページが表示されます。この ページでは、AW2816内部のMIDIメッセージの流れを 選択します。 ヒント MIDI OUT/THRU端子をMIDI THRU端子として利用するに は、MIDI/HOSTスイッチ=MIDI、OUT/THRUスイッチ= MIDI THRUに設定します。 13 オペレーション編 189 第 13 MIDI 章 TO HOST端子を使ってAW2816と コンピューターを接続する AW2816のTO HOST端子を使ってコンピューターと接続す TO HOST端子を有効にする る方法は次の通りです。 AW2816のTO HOST端子を使ってMIDIの送受信が行えるよ うに、内部設定を変更します。 接続方法 1 [MIDI]キー→[F2]キーを押してください。 別売のケーブルを使って、AW2816のTO HOST端子とコン ピューターのシリアルポートを次のように接続します。T O MIDI画面のMIDI Setup2ページが表示されます。 HOST端子を使えば、 1本のケーブルでMIDIメッセージの送信 2 と受信が同時に行えます。 IBM/PCシリーズとの接続 接続ケーブル (YAMAHA-CCJ-PC2) TO HOST 端子 RS-232C (DB-9) IBM/PC シリーズ AW2816 NEC PC-9801/PC-9821シリーズとの接続 接続ケーブル (YAMAHA-CCJ-PC1) TO HOST 端子 1 RS-232C NEC PC-9801 /PC-9821 シリーズ AW2816 1MIDI/HOSTスイッチ AW2816のMIDIの入出力に、MIDI端子 (MIDI) を使うか TO HOST端子(TO HOST)を使うかを選択します。 Apple Macintoshシリーズとの接続 2TO HOST 接続ケーブル (YAMAHA-CCJ-MAC) TO HOST 端子 AW2816 注 使用するコンピューターのプラットフォームに応じて、 TO HOST端子の転送速度を設定します。 MODEM ポート Apple Macintosh シリーズ 意 モデム/プリンタポートの装備されていない一部のMacintosh では、AW2816のTO HOST端子を使って接続することはでき 2 M I D I / H O S T スイッチにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押して“HOST”に設定してくだ さい。 3 ません。これに該当する機種を使用しているときは、MIDI端子を 使った接続方法をご利用ください。 TO HOSTの設定欄にカーソルを合わせ、 [DATA/ JOG]ダイアルを使って使用するコンピューター に適した設定を選んでください。 コンピューターの種類と、 それに対応するTO HOSTの設 定は次の通りです。 ・ IBM/PCシリーズ:PC2(38.4kbps) ・NEC PC-9801/9821シリーズ:PC1 (31.25kbps) またはPC2(38.4kbps) ・ Apple Macintoshシリーズ(モデム/プリンターポー トを備えた機種) :MAC 190 オペレーション編 注 意 ・ 使用する環境によっては、シリアルポート接続のためのドライ バソフトウェアが別途必要になります。 ・ NEC PC-9801/9821シリーズの場合、TO HOSTの設定 (TO HOST PC1またはTO HOST PC2)は、使用するドラ イバソフトウェアによって異なります。詳しくはソフトウェ ア側のマニュアルをご参照ください。 ・ Macintoshと接続する場合は、アプリケーション側でMIDIイ ンターフェースの設定を必ず1MHzに設定してください。 ・ AW2816からコンピューターにMTCを送信する場合は、別途 にMIDIインターフェースを用意して、 AW2816のMTC OUT 端子とMIDIインターフェースのMIDI IN端子を接続すること をお勧めします。 MTCをTO HOST端子から出力することも不 可能ではありませんが、この方法ではMTCと他のMIDIメッ セージが混在するため、 タイミングの精度が落ちてしまいます。 MIDI 13 オペレーション編 191 第 13 MIDI 章 MTCを使ってAW2816と外部機器を同期させる AW2816のMTC OUT端子から外部機器にMTC(MIDIタイ ムコード)を送信し、AW2816と外部機器を同期走行させま す。 4 [SONG]キー→[F2]キーを押してください。 SONG画面のSettingページが表示されます。このペー ジでは、タイムコードのフレームレイト(1 秒間を何フ レームに分割するかを表すタイムコードの最小単位) を選 ヒント 択できます。 MTCとは、タイムコードをMIDIメッセージに変換したタイミン グ情報で、現在位置を時間:分:秒:フレーム単位で表します。 AW2816からコンピューターやMIDIシーケンサーなどの外部 機器にMTCを送信することで、AW2816のソングと外部機器 の走行を同期させることができます。 1 AW2816のMTC OUT端子と外部機器のMIDI IN端子(コンピューターの場合は、MIDIインター フェースのMIDI IN端子) をMIDIケーブルで接続し てください。 注 意 内部設定を切り替えれば、MTCのメッセージをMIDI OUT/ THRU端子またはTO HOST端子から出力することも可能です。 ただし、この方法では、MTCと他のMIDIメッセージが混在する TIME CODE欄にカーソルを移動させ、 次の4つのボタン ため、タイミングの精度が落ちてしまいます。できるだけMTC の中からいずれか1つをオンにして、 フレームレイトを選 OUT端子をご利用ください。 2 択してください。 [MIDI]キー→[F1]キーを押してください。 ・ 24ボタン ....................... 24フレーム/秒 ・ 25ボタン ....................... 25フレーム/秒 MIDI画面のMIDI Setup1ページが表示されます。 ・ 30ボタン ....................... 30フレーム/秒(30ノンド ロップフレーム) ・ 30Dボタン ................... 29.97フレーム/秒(30ド ロップフレーム) AW2816が初期状態のときは30フレーム/秒に設定さ れています。 ヒント ここで設定したフレームレイトは、外部機器との同期走行だけで なく、カウンターなどに表示されるタイムコードにも影響しま す。 3 MTC SYNC欄のMASTERボタンにカーソルを合 5 ター(MTCを送信する側の機器)として動作します。 DISPLAY欄のTIME CODEボタンにカーソルを 合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 わせて、 [ENTER]キーを押してください。 MASTERボタンがオンのときは、 AW2816がMTCマス カウンターにタイムコードを表示させるには、 6 外部機器を受信したMTCに追従するように設定 し、再生待機状態にしてください。 このとき、 外部機器側で扱うMTCのフレームレイトが、 手 順4で選択した値と一致していることを確認してくださ い。 192 オペレーション編 7 AW2816側でソングを再生してください。 ソングの再生を開始すると、MTC OUT端子からMTCが 送信され、外部機器も同じ位置から走行を始めます。 AW2816のソングを停止すると、MTCの送信が止まっ て外部機器も停止します。 ヒント ・ この例とは逆に、外部機器からAW2816のMIDI IN端子に MTCを送り、AW2816をMTCスレーブ(MTCを受信する側 の機器)として同期走行させることも可能です。ただし、レコー ダーの走行を安定させるために、 できるだけAW2816をMTC マスターとして使用することをお勧めします。 ・ SONG画面のSettingページでタイムコードトップ(ソングの 先頭位置に当たるタイムコードの時間) を変更すれば、ソングと 外部機器の走行位置を前後にずらすことができます。 MIDI 13 オペレーション編 193 第 13 MIDI 章 MIDIクロックを使ってAW2816と外部機器を同期させる AW2816と外部機器を同期走行させるには、同期情報として OFFスイッチをオフにしてください。 MTCの代わりにMIDIクロックを使う方法もあります。 MTCに 未対応のMIDIシーケンサーやリズムマシンとAW2816を同 期させたい場合や、小節/拍単位でロケート位置を指定したい 場合は、この方法が便利です。 5 [SONG]キー→[F2]キーを押し、DISPLAY欄の MEASUREボタンをオンに設定してください。 カウンターの表示が小節/拍/ティック (1ティック=4 ヒント 分音符の1/960)単位となり、ロケート位置を小節/拍 ・ MIDIクロックは1拍を24分割したタイミング情報です。 単位で指定できるようになります。 ・ MIDIクロックを使って同期走行するときは、 同期走行を行う前 に、AW2816のTempo Mapページでテンポ情報や拍子情報 を設定しておく必要があります。 1 6 AW2816のMIDI OUT/THRU端子を外部機器の MIDI I N 端子に接続してください(または、 AW2816のTO HOST端子をコンピューターの [SONG]キー→[F4]キーを押してください。 SONG画面のTempo Mapページが表示されます。この ペ ー ジ で は 、曲 の 拍 子 情 報 を 入 力 す る ビ ー ト マ ッ プ (M E T E R 欄)と、テンポ情報を入力するテンポマップ (TEMPO欄)が表示されます。初期状態では、1小節目に 4/4の拍子情報と、 BPM=120.0のテンポ情報が入力さ シリアル端子に接続してください)。 れています。 接続方法および設定方法は、 P.189∼190をご参照くだ 1 2 3 さい。 2 4 5 6 [MIDI]キー→[F2]キーを押してください。 MIDI画面のMIDI Setup2ページが表示されます。 1 2 METER欄とTEMPO欄の表示内容は、次の通りです。 1STEP .......................... 拍子情報の番号(ステップナン バー)を表します。 1MIDI CLK ON/OFFスイッチ 2MEASURE ................ 拍子情報の位置(小節番号)を 2MTC ON/OFFスイッチ 3 表します。 MIDI CLK ON/OFFスイッチにカーソルを合わ せ、 [ENTER]キーを押して“ON”に設定してくだ さい。 3METER ....................... 拍子の設定値です。 4STEP .......................... テンポ情報の番号(ステップナ ンバー)を表します。 5MEASURE/BEAT . テンポ情報の位置(小節番号/ このスイッチをオンに設定すると、M I D I O U T / T O HOST端子からMIDIクロックを出力することが可能とな 拍)を表します。 6TEMPO ...................... テンポ情報の設定値です。 ります。 ヒント 4 MTC ON/OFFスイッチにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押して“OFF”に設定してくださ い。 を正しく指定するために、あらかじめAW2816側でテンポ情 報や拍子情報を設定しておく必要があります。 これを行うのが、 SONG画面のTempo Mapページです。 MIDI CLK ON/OFFスイッチとMTC ON/OFFスイッ ・ すでに録音されたオーディオトラックを基準にして、テンポを 後から設定するのは難しいので、カウンターを小節表示で使い チの両方がONになっていると、MIDIクロックとMTCの たい場合や、MIDIクロックを使って同期走行させたい場合は、 両方がMIDI OUT/TO HOST端子から出力されます。 録音前にテンポマップを設定しておくといいでしょう。 MIDIクロックを使って同期するときは、必ずMTC ON/ 194 ・ MIDIクロックを使って同期走行を行う場合、 テンポや現在位置 オペレーション編 7 METER欄にカーソルを移動し、 [DATA/JOG] ダ イアルを使って1小節目の拍子を設定してくださ 10 曲の途中でテンポを変更したいときは、 TEMPO欄 の下にあるN E W ボタンにカーソルを合わせて、 い。 [ENTER]キーを押してください。 分子の数字は1∼8、 分母の数字は2、 4、 8の範囲で設定で ス テ ッ プ 2 に 、新 規 の テ ン ポ 情 報 が 追 加 さ れ ま す 。 きます。 TEMPO欄にカーソルを移動し、 [DATA/JOG] ダイアル を使って、テンポを変更したい小節位置(MEASURE/ 8 曲の途中で拍子を切り替えたいときは、 METER欄 BEATの項目) とテンポ (TEMPOの項目) を設定してくだ の下にあるN E W ボタンにカーソルを合わせて、 さい。以下、同じ要領でテンポ情報を追加できます。 [ENTER]キーを押してください。 ステップ2に、新規の拍子情報が追加されます。METER 欄にカーソルを移動し、 [ DATA/JOG]ダイアルを使っ て、拍子を切り替えたい小節位置(MEASUREの項目) を 指定し、その拍子 (METERの項目)を変更してください。 以下、同じ要領で拍子情報を追加できます。 ヒント ・ TEMPO欄には、最大26ステップのテンポ情報が入力できま す。 ・ 別の位置にあるテンポ情報を変更したいときは、STEPの項目 にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して目的の ステップナンバーを選びます。 ・ T E M P O 欄の下にあるD E L ボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押すと、現在選択されているテンポ情報が削 ヒント 除されます。 ・ METER欄には、最大26ステップの拍子情報が入力できます。 ・ 内蔵メトロノームは、このページで設定した拍子情報とテンポ 情報に従って発音します。 ・ 別の位置にある拍子情報を変更したいときは、STEPの項目に カーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して目的のス テップナンバーを選びます。 注 意 ステップナンバー1のテンポ情報は、小節位置を変更したり、削 ・ M E T E R 欄の下にあるD E L ボタンにカーソルを合わせて 除することはできません。 [ENTER]キーを押すと、現在選択されている拍子情報が削除 されます。 注 意 ステップナンバー1の拍子情報は、小節位置を変更したり、削除 11 テンポマップのT E M P O にカーソルを移動し、 [DATA/JOG]ダイアルを使って1小節目のテン ポを設定してください。 作するように設定し、再生待機状態にしてくださ い。 することはできません。 9 外部機器を、受信したMIDIクロックに追従して動 12 AW2816側でソングを再生してください。 AW2816のソングの再生を開始すると、MIDI OUT/ THRU端子またはTO HOST端子からスタートメッセー テンポ (BPM) は、 20.0∼300.0の範囲で設定できます。 ジに続いてMIDIクロックが送信され、 外部機器がMIDIク AW2816のソングを停止すると、 ストップメッセージが MIDI ロックのテンポに合わせて同期走行を始めます。 送信され、外部機器の走行も停止します。 なお、AW2816側でロケート操作を行うと、現在位置を 小節数/拍数/クロック数で表すソングポジションポイ ンターのメッセージが送信され、 外部機器も同じ位置に移 動します。 オペレーション編 195 13 第 13 MIDI 章 MMCを使ってAW2816をコントロールする M M C(M I D I マシンコントロール)を使えば、外部機器から AW2816のトランスポート操作をコントロールできます。 こ こでは、 コンピューターやMIDIシーケンサーなどの外部機器と 4 MMC MODE欄のSLAVEボタンにカーソルを合 わせて、 [ENTER]キーを押してください。 AW2816がMMCスレーブに設定されます。 AW2816を同期走行させながら、外部機器からAW2816に MMCを送り、各種操作をリモートコントロールする方法を説 5 明します。 ヒント MMC DEVICE欄の数値ボックスにカーソルを合 わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを使ってMMCのデ バイスIDを設定してください。 ・ MMCとは、オーディオレコーダーなどの操作(録音、再生、停 止、 録音トラックの選択/解除) を外部からコントロールするた デバイスIDとは、 同一システムの中に複数のMMC対応機 めのMIDIメッセージです。 器があるときに、 それぞれの機器を識別するための番号で ・ ここで説明する例とは逆に、AW2816から外部機器にMMC す。 AW2816のデバイスIDは1∼127の範囲で設定でき を送り、AW2816側から外部機器をリモートコントロールす ます(初期設定値=1)。 ることも可能です。AW2816を2台同期走行させるときは、こ の方法を使います(→P.197)。 1 AW2816のMTC OUT端子と外部機器のMIDI 6 外部機器で扱うMMCデバイスのIDを、手順5で設 7 外部機器を再生してください。 定したIDと一致させてください。 IN端子を接続し、AW2816から送信されるMTC に対して外部機器が追従するように、 両方の機器を 設定してください。 外部機器を再生すると、 それに対応するMMCコマンドが MTCを使った同期方法については、P.192をご参照くだ AW2816に送信され、AW2816が再生を開始します。 さい。 再生を開始した直後に、AW2816から外部機器にMTC が送信され、 外部機器がそれに追従して同期走行を開始し 2 AW2816のMIDI IN端子と外部機器のMIDI OUT ます。 端子を接続してください(またはAW2816のTO 外部機器を停止すると、 それに対応するMMCコマンドが HOST端子をコンピューターのシリアル端子に接 AW2816に送信され、AW2816が停止します。 続してください)。 接続方法および設定方法は、 P.189∼190をご参照くだ MTCマスター MMCスレーブ MTCスレーブ MMCマスター MTC さい。 MTC OUT端子 この例では、 AW2816がMTCマスター/MMCスレーブ MMC (MMCの受信側の機器)、外部機器がMTCのスレーブ/ MMCマスター(MMCの送信側の機器)となります。 3 [MIDI]キー→[F1]キーを押してください。 MIDI IN端子 MIDI IN端子 MIDI OUT端子 AW2816 MIDI画面のMIDI Setup1ページが表示されます。 外部MIDI機器 (コンピューターなど) ヒント この他、MMCを利用して録音トラックの指定や録音操作を外部 からコントロールすることも可能です。 196 オペレーション編 2台のAW2816を同期させる 2台のAW2816を使えば、MMCとMTCを使って両方の機器 を同期走行させることができます。 このとき、 片方のステレオバ スをもう一方のステレオバスにカスケード接続すれば、 両方の 機器のステレオバスをミックスして、片方のステレオトラック に録音できます。 ここでは、カスケード接続した2台のAW2816を同期走行さ せ、 実質的に32トラックのレコーダーとして使用する方法につ いて説明します。 ヒント “カスケード接続”とは、ある機器の出力を、別の機器の入力に直 列接続する方法のことです。ここでは、1台のAW2816のステ レオバスを、もう1台のAW2816のステレオバスに直接入力す 「MTCマスター側」 る接続方法を指しています。 1 注 意 2台のAW2816を、 次の図のように接続してくだ MTCスレーブに設定されているAW2816を、 MMCスレーブで さい。 利用することはできません。MTC、MMCを使って同期させると きは、MTCマスターのAW2816をMMCスレーブにします。 MTCマスター MMCスレーブ ワードクロックマスター DIGITAL STEREO OUT端子 DIGITAL STEREO IN端子 MTCスレーブ MMCマスター ワードクロックスレーブ 5 MTCマスター/MMCスレーブとなるAW2816 の [SETUP] キー→ [F1] キーを押して、 SETUP画 面のD.In Setupページを表示させてください。 MTC この画面では、AW2816が同期するワードクロックの MTC OUT MIDI IN 端子 端子 MMC AW2816 MIDI IN 端子 MIDI OUT 端子 ソースを選択します。 AW2816 トランスポート操作は こちらのAW2816を 使用する 6 WORDCLOCK SOURCE欄のINTボタンがオン になっていることを確認してください。 INTボタンがオンのときは、MTCマスターのAW2816 で、 ワードクロックのソースとして内蔵クロックが選ばれ ます。INTボタンがオフのときは、ボタンにカーソルを合 2 MTCマスターとなるAW2816の[MIDI]キー→ わせて [ENTER] キーを押し、 オンに切り替えてください。 [F1]キーを押してください。 MIDI画面のMIDI Setup1ページが表示されます。 3 MTC SYNC欄のMASTERボタンがオンになって いることを確認してください。 オフのときは、カーソルと[ENTER] キーを使って、MTC SYNC欄のMASTERボタンをオンにしてください。 該当 するAW2816がMTCマスターに設定されます。 4 MMC MODE欄のSLAVEボタンにカーソルを合 わせて、 [ENTER] キーを押してオンにしてくださ MIDI 「MTCマスター側」 い。 MTCマスターのAW2816がMMCスレーブに設定され 注 意 ます。 2台のAW2816で、デジタルオーディオ信号を送受信しながら 同期走行を行う場合、片方をMTCマスター/ワードクロックマ スター(ワードクロックの送信側の機器)、もう一方をMTCス レーブ/ワードクロックスレーブ (ワードクロックの受信側の機 器)として動作させるのが基本です。これ以外の方法では、 うまく 同期走行が行われなかったり、正常なピッチで再生されないこと があります。 オペレーション編 197 13 第 13 MIDI 章 7 MTCスレーブのAW2816で[MIDI]キー→[F1] 注 意 2台のAW2816のサンプリング周波数が一致していない場合 キーを押して、MIDI Setup1ページを表示させて は、ワードクロック信号がロックせず、同期再生したときにMTC ください。 スレーブ側の再生が正常に行われません。2台のAW2816を同 期走行させるときは、必ずソング同士のサンプリング周波数を一 8 致させてください。 MTC SYNC欄のSLAVEボタンにカーソルを合わ せ、 [ENTER]キーを押してオンにしてください。 該当するAW2816がMTCスレーブに設定されます。 12 STEREO BUS CASCADE欄のDISABLEと表 示されたボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 9 MMC MODE欄のMASTERボタンにカーソルを合 ボタン表示がENABLEに変わり、 DIGITAL STEREO IN わせ、 [ENTER] キーを押してオンにしてください。 端子から入力されたMTCマスター/ワードクロックマス MTCスレーブのAW2816がMMCマスターに設定され ターのステレオバスの信号が、MTCスレーブ/ワードス ます。 レーブのステレオバスへと直接送られます。 「MTCスレーブ側」 ヒント ・ 2台のAW2816をカスケード接続する場合、MTCマスター/ ワードクロックマスターのSTEREOフェーダーは、原則として ノミナルレベル(0dB)に固定します。 ・ STEREO BUS CASCADE欄のATT.エンコーダーを使うと、 「MTCスレーブ側」 DIGITAL STEREO IN端子の入力レベル(この場合はMTCマ スター/ワードクロックマスターのAW2816から送られる信 10 MTCスレーブのAW2816の[SETUP]キー→ [F1]キーを押して、 SETUPページのD.In Setup ページを表示させてください。 11 号のレベル)を調節できます。 13 MTCスレーブのAW2816で、PLAY[®]キーを 押してください。 WORDCLOCK SOURCE欄のD.ST INボタンに MTCマスター/ワードクロックマスターが走行を開始 カーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してくだ し、MTCを出力します。そのMTCに追従して、MTCス レーブ/ワードクロックスレーブのAW2816が走行を さい。 開始します。また、MTCマスター/ワードクロックマス MTCスレーブのAW2816で、 DIGITAL STEREO IN端 ターのステレオアウトプットチャンネルの出力が、MTC 子から入力される信号に含まれるクロック情報が、 ワード スレーブ/ワードクロックスレーブのステレオバスに直 クロックのソースとして選ばれます。 この状態で、 MTCス 接送られます。 レーブのAW2816が、 同時にワードクロックスレーブと ワードクロックマスター なります。 ステレオアウトプットチャンネル DIGITAL STEREO OUT端子 ワードクロックスレーブ STバス インプットチャンネル モニターチャンネル リターンチャンネル DIGITAL STEREO IN端子 ステレオアウトプットチャンネル DIGITAL STEREO OUT端子 「MTCスレーブ側」 198 オペレーション編 MTCスレーブ/ワードクロックスレーブのAW2816で ステレオトラックの録音操作を行えば、 ワードクロックマ スター/スレーブ両方のステレオアウトプットチャンネ ルをミックスしたものをステレオトラックに録音できま す。 注 意 MTCスレーブで、ステレオトラックの録音操作を行うときは、 (REC[●]キーを押しながらPLAY[®] キーを押すのではなく) REC[●]キーのみを押してください。 MIDI 13 オペレーション編 199 第 13 MIDI 章 AW2816のシーンを外部から切り替える 外部機器からA W 2 8 1 6 にプログラムチェンジを送信し、 AW2816のシーンメモリーを切り替えることができます。 ま た、AW2816本体でシーンを切り替えたときに、プログラム 5 [F3]キーを押してください。 ページでは、プログラムチェンジナンバー1 ∼1 2 8 に チェンジを外部機器に送信することも可能です。 1 MIDI画面のPGM Asgn.ページが表示されます。この シーンナンバーを割り当てます。 AW2816のMIDI IN端子と外部機器のMIDI OUT 端子、AW2816のMIDI OUT/THRU端子と外部 機器のMIDI IN端子を接続してください(または AW2816のTO HOST端子をコンピューターの シリアル端子に接続してください)。 接続方法および設定方法は、 P.189∼190をご参照くだ さい。 2 [MIDI]キー→[F1]キーを押してください。 3 MIDI画面のMIDI Setup1ページが表示されます。 ヒント PROGRAM CHANGE欄のTX(送信)ボタンに ・ 初期状態では、プログラムチェンジナンバー1∼96にシーンナ カーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押して、 ボタン ンバー01∼96、 プログラムチェンジナンバー100にシーンナ 表示をO N に切り替えてください。同じように、 ンバー00が割り当てられています。 (他のプログラムチェンジ ナンバーは、すべて“--NO ASSIGN--”と表示されます)。 PROGRAM CHANGE欄のRX(受信)ボタンも ・ ディスプレイ右側のINITIALIZEボタンを使えば、各プログラ ONに切り替えてください。 ムチェンジナンバーへの割り当てを、初期状態に戻すことがで きます。 この状態で、 プログラムチェンジの送受信が可能になりま す。 6 PGM CHG.の欄にカーソルを移動し、 [DATA/ JOG]ダイアルを使ってプログラムチェンジナン バー(1∼128)を選んでください。 4 MIDI CH.欄にあるTx CHの数値ボックスにカー ソルを移動し、送信MIDIチャンネルを設定してく ださい。 また、 Rx CHの数値ボックスにカーソルを 移動し、 受信MIDIチャンネルを設定してください。 注 意 複数のプログラムチェンジナンバーに同じシーンナンバーが割 ヒント り当てられている場合、該当するシーンをリコールすると、プロ ・ 通常は、送信MIDIチャンネルと受信MIDIチャンネルを一致さ グラムチェンジナンバーの一番小さいメッセージのみが送信さ せます。 れます。 ・ PROGRAM CHANGE欄のOMNIボタンをONにすると、 受信 MIDIチャンネルの設定に関係なく、すべてのMIDIチャンネル のプログラムチェンジが受信できるようになります。 7 カーソルを右に移動し、 [DATA/JOG] ダイアルを 使って、 手順6で選択したプログラムチェンジナン バーに割り当てるシーンナンバー(00∼96)を選 択してください。 注 意 シーンデータがストアされていないシーンナンバーを選ぶと、 TITLE欄に“[No Data!]”と表示されます。 200 オペレーション編 8 外部機器からプログラムチェンジを送信してくだ さい。 AW2816側で、 受信したプログラムチェンジに対応する シーンがリコールされます。また、AW2816本体でシー ンをリコールすると、そのシーンに対応するプログラム チェンジが送信されます。 注 意 プログラムチェンジナンバーに割り当てられていないシーンナ ンバーをリコールしても、プログラムチェンジは送出されませ ん。 MIDI 13 オペレーション編 201 第 13 MIDI 章 AW2816のパラメーターを外部から操作する 2 AW2816のミックスパラメーターやエフェクトパラメーター を、MIDI IN端子/TO HOST端子を経由して外部からリモー 1 トコントロールできます。 これを行うには、 コントロールチェン パラメーター2 パラメーター1 パラメーター3 ジを使う方法と、 パラメーターチェンジ (システムエクスクルー シブ)を使う方法があります。 ヒント ・ コントロールチェンジは多くの機器が対応しているため、扱い やすいというメリットがあります。しかし、 AW2816以外の機 器を同時に使用している場合、コントロールチェンジを受信し た外部機器が予期しない動きをする場合があるため、注意が必 要です。 ・ パ ラ メ ー タ ー チ ェ ン ジ( シ ス テ ム エ ク ス ク ル ー シ ブ )は 、 AW2816専用のMIDIメッセージを使うので、他の機器が誤動 作する心配はありません。ただし、 データ量が多いので扱いにく い場合があります。 コントロールチェンジを使ってパラ メーターを操作する AW2816では、コントロールチェンジナンバーの0∼95、 102∼119に各種パラメーターを割り当てて、外部機器から 1CTL CHG. No. パラメーターを割り当てるコントロールチェンジナン バーです。 2PARAMETER(1∼3) それぞれのコントロールチェンジナンバーに割り当てら コントロールチェンジを送信することで、該当するパラメー れているパラメーターを表示します。 左端の列 (パラメー ターを操作できます。 また、 AW2816本体でパラメーターを操 ター1)でパラメーターのグループを選び、 残り2列 (パラ 作したときに、該当するコントロールチェンジを送信すること メーター2、 3)でそのグループに必要な値を設定します。 も可能です。 パラメーターが割り当てられていないコントロールチェ ンジナンバーは、 “NO ASSIGN”と表示されます。 ここでは、コントロールチェンジにAW2816のパラメーター を割り当てて、 その変化をMIDIシーケンサーに記録/再生する 2 方法を説明します。 CTL CHG. No.の各項目にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 パラメーターを コントロールチェンジに パラメーターを割り当てる 割り当てるコントロールチェンジナンバーを選択 コントロールチェンジナンバー (0∼95、 102∼119) に、 操作 点線で囲まれている列が、 現在選択しているコントロール を記録したいパラメーターを割り当てます。 チェンジナンバーを表します。 1 してください。 [MIDI]キー→[F4]キーを押してください。 MIDI画面のCTL Asgn.ページが表示されます。このペー ジでは、 コントロールチェンジに割り当てるパラメーター を変更します。 注 意 コントロールチェンジナンバー0と32は、 “バンクセレクト” (シ ンセサイザーなどの音色バンクを切り替えるメッセージ)として 定義されています。MIDIシーケンサーによっては、他のコント ロールチェンジとバンクセレクトとの扱いが異なるために、 パラ メーター操作には向かない場合があります。 3 P A R A M E T E R の項目にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 割り当てるパラ メーターを選択してください。 割り当て可能なパラメーターは、 P.278∼279をご参照 ください。 202 オペレーション編 例えば、FADERグループのパラメーターの中から、AUX バス1 のマスターレベルを割り当てる場合は、 P A R A M E T E R の項目の左から順に“ F A D E R ”、 2 [MIDI]キー→[F1]キーを押してください。 MIDI画面のMIDI Setup1ページが表示されます。この ページでは、 CONTROL CHANGE欄のTX (送信) ボタン “MASTER”、 “AUX 1”を選択します。 とRX (受信) ボタンを使って、コントロールチェンジの送 信のオン/オフ、および受信のオン/オフを切り替えま す。 ヒント ・ AW2816が初期状態のときに、各コントロールチェンジナン バーに割り当てられているパラメーターについては、P.280を ご参照ください。 ・ 割り当て可能なパラメーターの中で、チャンネルフェーダー、 AUXセンド、 [ON]キー、EQ、パンの操作は、オートミックスに も記録できます(オートミックスについては、P.133をご参照 ください) 。オートミックスに記録可能なパラメーターの操作は オートミックスに記録し、それ以外のパラメーター操作を外部 MIDIシーケンサーに記録すれば、MIDIシーケンサーとの間で 送受信するMIDIメッセージの量を、 最小限に抑えることができ ます。 3 パラメーターの操作を MIDIシーケンサーに記録/再生する CONTROL CHANGE欄のTX(送信)ボタンに カーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押して、 ボタン 表示をO N に切り替えてください。同じように、 AW2816のパラメーターを操作してコントロールチェンジを CONTROL CHANGE欄のRX (受信) ボタンもON 出力し、 AW2816と同期走行するMIDIシーケンサーに記録/ に切り替えてください。 再生します。 この状態で、 AW2816本体でパラメーターを操作したと 1 きに、該当するコントロールチェンジが送信されます。ま AW2816とMIDIシーケンサーを次の図のように た、外部からコントロールチェンジを受信したときに、該 接続し、AW2816とMIDIシーケンサーが、MTC 当するパラメーターが変化します。 を使って同期走行できるように設定してください。 MTCを使った同期方法については、P.192をご参照くだ さい。 MTCマスター MTCスレーブ MTC MTC OUT MIDI IN 1 端子 コントロールチェンジ 端子 MIDI OUT/THRU MIDI IN 2 端子 端子 コントロールチェンジ AW2816 MIDI IN 端子 MIDI OUT 外部MIDI機器 端子 (コンピューターなど) 4 MIDI CH.欄にあるTx CHの数値ボックスにカー ソルを移動し、送信MIDIチャンネルを設定してく ださい。 また、 Rx CHの数値ボックスにカーソルを 移動し、 受信MIDIチャンネルを設定してください。 注 意 MIDIシーケンサーにコントロールチェンジを記録/再生すると ヒント きは、MIDIシーケンサーのMIDIスルー機能(“パッチスルー”、 ・ 通常は、送信MIDIチャンネルと受信MIDIチャンネルを一致さ “MIDIエコー”などと呼ばれることもあります)がオフになって せます。 ・ CONTROL CHANGE欄のOMNIボタンをONにすると、受信 AW2816から送信されたコントロールチェンジがそのまま MIDIチャンネルの設定に関係なく、すべてのMIDIチャンネル AW2816に戻されるため、誤動作の原因となります。 のコントロールチェンジが受信できるようになります。 MIDI いることを確認してください。この機能がオンになっていると、 13 オペレーション編 203 第 13 MIDI 章 5 M I D I シーケンサーを記録可能な状態にして、 AW2816のソングを再生してください。 両方の機器が同期した状態で走行を開始します。 システムエクスクルーシブを使ってパ ラメーターを操作する AW2816では、コントロールチェンジの代わりに“パラメー ターチェンジ” と呼ばれるシステムエクスクルーシブを使って、 注 内部パラメーターを操作することができます。 意 パラメーターの操作をMIDIシーケンサーに記録するときは、 オートミックスをオフ(DISABLE)にしてください。オートミッ ここでは、 パラメーターチェンジをMIDIシーケンサーに記録/ クス機能がオン(ENABLE)のままだと、オートミックスによっ 再生する方法を説明します。 て操作されるパラメーターに相当するコントロールチェンジも 同時に出力されます。 6 ヒント パラメーターチェンジで操作可能なパラメーターについては、巻 コントロールチェンジを割り当てたパラメーター を操作する画面を呼び出し、 パラメーターを操作し てください。 パラメーターの変化に従って、 MIDI OUT/THRU端子ま 末の「MIDIデータフォーマット」をご参照ください。 1 AW2816とMIDIシーケンサーをP.203の図のよ うに接続し、AW2816とMIDIシーケンサーが、 MTCを使って同期走行できるように設定してくだ たはTO HOST端子からコントロールチェンジが送信さ さい。 れ、MIDIシーケンサーに記録されていきます。 MTCを使った同期方法については、 P.192をご参照くだ さい。 注 意 MIDIシーケンサーにパラメーターチェンジを記録/再生すると きは、MIDIシーケンサーのMIDIスルー機能(“パッチスルー”、 “MIDIエコー”などと呼ばれることもあります)がオフになって いることを確認してください。この機能がオンになっていると、 AW2816から送信されたパラメーターチェンジがそのまま AW2816に戻されるため、誤動作の原因となります。 2 [MIDI]キー→[F1]キーを押してください。 7 MIDI画面のMIDI Setup1ページが表示されます。 パラメーターの操作が終了したら、 STOP [■] キー を押してソングを停止してください。 同時にMIDIシーケンサーも停止します。 8 MIDIシーケンサーを再生待機状態にしてくださ 9 AW2816側で、パラメーター操作を記録した手前 い。 の位置までロケートし、ソングを再生してくださ い。 AW2816に追従してMIDIシーケンサーが再生を開始し ます。AW2816がMIDIシーケンサーからコントロール チェンジを受信すると、 該当するパラメーターが変化しま 3 PARAMETER CHANGE欄のTX(送信) ボタンに カーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押して、 ボタン 表示をO N に切り替えてください。同じように、 す。 PARAMETER CHANGE欄のRX (受信) ボタンも ONに切り替えてください。 204 オペレーション編 この状態で、パラメーターを操作したときに、 該当するパ ラメーターチェンジが送信されます。また、外部からパラ メーターチェンジを受信したときに、該当するパラメー ターが変化します。 4 M I D I シーケンサーを記録可能な状態にして、 AW2816のソングを再生してください。 両方の機器が同期した状態で走行を開始します。 5 AW2816のパラメーターを操作してください。 パラメーターの変化に従って、 MIDI OUT/THRU端子ま たはTO HOST端子からパラメーターチェンジが送信さ れ、MIDIシーケンサーに記録されていきます。 6 パラメーターの操作が終了したら、 STOP [■] キー を押してソングを停止してください。 同時にMIDIシーケンサーも停止します。 7 MIDIシーケンサーを再生待機状態にしてくださ 8 AW2816側で、パラメーター操作を記録した手前 い。 の位置までロケートし、ソングを再生してくださ い。 AW2816に追従してMIDIシーケンサーが再生を開始し ます。AW2816がMIDIシーケンサーからパラメーター チェンジを受信すると、 該当するパラメーターが変化しま す。 MIDI 13 オペレーション編 205 第 13 MIDI 章 外部MIDI機器をリモートコントロールする ここでは、フェーダー1∼8と[ON]キー1∼8を使って外部機 器をリモートコントロールする“MIDIリモート機能” について 説明します。 [ON]キーに割り当て可能なMIDIメッセージ [ON]キーには、特定の値が0または127に切り替わるMIDI メッセージを割り当てることができます。 例えばコントロール チェンジ#64(ホールド)を[ON]キーに割り当てて、コント ロールチェンジの値が0または127に切り替わるように設定 MIDIリモート機能について すれば、 [ON] キーをオン (点灯) にしたときに、 値=127のコン AW2816では、フェーダー1∼8と[ON]キー1∼8に任意の トロールチェンジ#64 (ホールドオン) 、 オフ (消灯) にしたとき MIDIメッセージを割り当て、 各フェーダーや [ON] キーの操作 に値=0のコントロールチェンジ#64 (ホールドオフ) を送信で に従って、 割り当てられたMIDIメッセージを出力させることが きます。 できます。この機能を“MIDIリモート”と呼びます。 コントロールチェンジ ナンバー64 (値=127) フェーダーや[ON]キーには、次のようなメッセージを割り当 てることができます。 送信 コントロールチェンジ ナンバー64 (値=0) 送信 フェーダーに割り当て可能なMIDIメッセージ フェーダーには、特定の値が0∼127の範囲で変化するMIDI メッセージを割り当てることができます。 例えば、 コントロール チェンジ#7(ボリューム)をフェーダーに割り当てて、コント ロールチェンジの値が0∼127の範囲で変化するように設定 また、 [ON] キーをオン (点灯) にしたときだけ、 値が固定された すれば、 フェーダーの操作に応じてMIDI音源のボリュームを0 MIDIメッセージを出力することも可能です。 例えばプログラム ∼127の範囲で変更できます。 チェンジ#1のメッセージを割り当てておけば、 [ON] キーをオ ンに切り替えるごとに、該当するプログラムチェンジのメッ コントロールチェンジ ナンバー7 セージが送信されます。 プログラムチェンジ ナンバー1 送信 値=127 送信 値=0 206 オペレーション編 プログラムチェンジ ナンバー1 送信 初期設定されたMIDIリモートを利用する AW2816が初期状態のとき、 フェーダー1∼8/[ON]キー1 4 ディスプレイ右側のREMOTE x(xにはA∼Dの文 字が入ります)欄にカーソルを合わせ、 [ENTER] ∼8には、すでにMIDIメッセージが割り当てられています。こ キーを押してください。 こでは、 初期設定されたMIDIリモート機能の操作方法を説明し ボタン表示が“DISABLE”から“ENABLE”に切り替わ ます。 り、該当するページ(この例ではRemote Cページ)の MIDIリモート機能が有効になります。 この状態で、 フェー 1 AW2816のMIDI OUT/THRU端子と外部機器の ダー1∼8/[ON]キーを操作したときに、該当する操作 MIDI IN端子を接続してください。 子に割り当てられているMIDIメッセージが出力されま す。 接続方法および設定方法は、P.189をご参照ください。 2 FADER MODEセクションの[REMOTE]キーを 押してください。 ヒント MIDIリモート機能を操作するREMOTE画面が表示され Remote A∼Dのページごとに有効/無効を切り替えることが ます。 REMOTE画面にはRemote A∼Remote Dの4つ できます。無効に設定したページをディスプレイに呼び出して のページがあり、ページごとにフェーダー1∼8/[ON] も、MIDIリモート機能は利用できません。 キー1∼8に対して異なるMIDIメッセージを割り当てる ことができます。初期状態で、Remote A∼Remote D ページのフェーダー/[ON]キーに割り当てられている 5 MIDIメッセージは、P.317をご参照ください。 フェーダー1∼8/ [ON] キー1∼8を操作してくだ さい。 該当するフェーダー/[ON]キーに割り当てられている MIDIメッセージが、MIDI OUT端子から送信されます。 注 意 REMOTE画面を表示している間、STEREOフェーダーと[RTN 1]/[RTN 2]コントロール、およびそれぞれの[ON]キーは、 HOME画面を表示しているときと同様に機能します(それぞれ ステレオアウトプットチャンネルとリターンチャンネル1/2の 入出力レベルおよびオン/オフを操作します)。 3 ヒント MIDIリモートのフェーダー1∼8/[ON]キー1∼8の操作は、 オートミックスに記録することもできます。マニュアル操作で は、8チャンネル分のフェーダーと[ON]キーしか同時に操作で きませんが、オートミックスを使って各ページの操作を順番に記 [F1]∼[F4]キーのいずれかを押し、送信したい 録していけば、32チャンネル分のフェーダーと[ON]キーを同 時に再生できます。 MIDIメッセージがフェーダー/[ON]キーに割り 当てられているページ (Remote A∼Remote D) を表示させてください。 この例では、Remote Cページを選択しています。 MIDI 13 オペレーション編 207 第 13 MIDI 章 フェーダーにMIDIメッセージを割り当 てる 3 [SEL]キー1を押してください。 ディスプレイの下段に、 フェーダー1に割り当てられてい るMIDIメッセージが表示されます。 初期状態では、 コント MIDIリモートで扱うフェーダー/[ON]キーは、1つの操作子 ロールチェンジ#7 (MIDI Ch=1) が割り当てられていま につき最大16バイトのMIDIメッセージを割り当てることがで す。 きます。MIDIメッセージを割り当てる方法は、MIDI IN/TO HOST端子で受信したMIDIメッセージをそのまま (あるいは一 部を変更して) 割り当てる方法と、 1バイトずつ入力していく方 法があります。 ここでは、MIDI IN端子で受信したコントロールチェンジ#10 を、 Remote Aのフェーダー1に割り当てて、 フェーダー1を操 作して外部音源のパンをリモートコントロールする方法につい MIDIメッセージ表示欄の値の意味は、次の通りです。 て説明します。 ・ 00∼FF(16進数)........ 送信される実際のM I D I メッ 1 セージに相当します。 AW2816のMIDI IN端子と外部機器のMIDI OUT ・ END ............................... MIDIメッセージの終わりを表 端子、AW2816のMIDI OUT/THRU端子と外部 します。 フェーダーを操作した 機器のMIDI IN端子を接続してください。 ときに、先頭からENDの直前 接続方法および設定方法は、P.189をご参照ください。 までのMIDIメッセージが送信 されます。 注 意 ・ FAD ............................... フェーダーの現在位置を表し ・ MIDI画面のMIDI Setup1ページで、CONTROL CHANGE ます。 “ F A D ”の バ イ ト は 、 欄のECHOボタンがオフに設定されていることを確認してく ださい。このボタンがオンになっていると、外部機器からコント フェーダーを上下に操作した ロールチェンジを受信したときに、そのメッセージがそのまま ときに、00∼7F(16進数)の 外部機器へと戻されるため、誤動作の原因となることがありま 値として送信されます。 す。 ・ MIDI画面MIDI Setup1ページにあるTX、RX、OMNIの各設定 は、MIDIリモートの操作には影響しません。 2 4 ディスプレイ下段のLEARNボタンにカーソルを 合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 [REMOTE]キー→[F1]キーを押してください。 LEARNボタンがオンになります。このボタンがオンの REMOTE画面のRemote Aページが表示されます。ディ 間、AW2816のMIDI IN端子から受信したチャンネル スプレイには、現在選択されているチャンネル(1∼8) メッセージ (ノートオン/オフ、 コントロールチェンジ、 プ の[ON]キー/フェーダーに割り当てられているMIDI ログラムチェンジなど) またはシステムエクスクルーシブ メッセージが、16進数で表示されます。 メッセージを自動的に取得し、 MIDIメッセージ表示欄に 入力できます。 ヒント LEARNボタンがオンの間に複数のメッセージを受信したとき は、最後に受信したMIDIメッセージが入力されます。 1 2 3 1[ON]キーに割り当てられているMIDIメッセージ 2フェーダーに割り当てられているMIDIメッセージ 3現在選択されているチャンネルナンバー(反転表示) 208 オペレーション編 5 外部機器から、コントロールチェンジ#10のMIDI メッセージを送信してください。 9 MIDIメッセージを割り当てたフェーダーに名前を つけたいときは、 ディスプレイ下段のNAME EDIT ボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押 取得したコントロールチェンジのデータが、MIDIメッ セージの表示欄に入力されます。なお、コントロールチェ してください。 ンジを受信したときは、自動的に0∼127の可変値に相 NAME EDITポップアップウィンドウが表示されます。 当するバイト(3バイト目)が“FAD”に設定されます。 ヒント LEARNボタンをオンにしてMIDIメッセージを受信すると、最 後のメッセージの次のバイトに、自動的に“END”の値が入力さ 10 れます。 注 文字パレットを使って名前を入力し、OKボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくださ 意 ・ LEARNボタンをオンにして16バイト以上のMIDIメッセージ い。 を受信すると、先頭の16バイトまでが入力されます。この場合 は、 “END”の値が入力されていないため、フェーダーを操作し てもMIDIメッセージが送信されません。 ・ フェーダーに割り当てるMIDIメッセージに“FAD”が指定され ていないと、フェーダーを操作してもMIDIメッセージは送信さ 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 入力された名前は、 ディスプレイ下部にある1∼8ボタン の下に表示されます。 れません。 6 MIDIメッセージ欄にコントロールチェンジが入力 されたことを確認したら、LEARNボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押し、LEARNボタ ンをオフにしてください。 7 ディスプレイ右側のREMOTE A欄にカーソルを移 動し、 [ E N T E R ]キ ー を 押 し て ボ タ ン 表 示 を “ENABLE”に切り替えてください。 保存されます。 Remote Aページのリモート機能が有効になり、フェー ・ 現在表示されているページ(Remote A∼Remote D)の設定 ダー1∼8/[ON]キー1∼8の操作に従って、MIDIメッ を、工場出荷時の状態に戻したい場合は、 [SHIFT]キーを押し ながら[F5]キーを押してください。 セージが送信できる状態になります。 8 ヒント ・ 変更したRemote A∼Dページの内容は、ソングの一部として フェーダー1を操作してください。 フェーダー1を上下させるのに従って、 値が0∼127の範 囲で変化するコントロールチェンジ#10のメッセージ が、MIDI OUT端子から出力されます。 MIDI ヒント LEARNボタンを使ってチャンネルメッセージを取得した場合、 13 受信MIDIチャンネルがそのまま送信MIDIチャンネルとして使 われます。 オペレーション編 209 第 13 MIDI 章 [ON]キーにMIDIメッセージを割り当 てる 5 MIDIシンセサイザーに接続されたサステインペダ ルを踏んでください。 ここでは、 MIDIシンセサイザーに接続されたサステインペダル MIDIメッセージの表示欄に、値が127(16進数では7F) を使って、 Remote Aの [ON] キー1にホールドオン (値が127 のコントロールチェンジ#64 (ホールドオン) が入力され のコントロールチェンジ#64) とホールドオフ (値が0のコント ます。このメッセージは、1バイト目の右側の桁がMIDI ロールチェンジ#64) を割り当てるときの操作方法を説明しま チャンネル、2バイト目の数値がコントロールナンバー、 す。 3バイト目の数値が実際の値に相当します。 1 AW2816のMIDI IN端子とサステインペダルを接 続したシンセサイザーのM I D I O U T 端子、 AW2816のMIDI OUT/THRU端子と外部機器の MIDI IN端子を接続してください。 接続方法および設定方法は、P.189をご参照ください。 2 [REMOTE]キー→[F1]キーを押してください。 6 REMOTE画面のRemote Aページが表示されます。 LEARNボタンをオフにして、 サステインペダルを 離してください。 ヒント LEARNボタンをオフにする前にサステインペダルを離すと、 MIDIメッセージの表示欄に、値が0(16進数では00)のコント ロールチェンジ#64(ホールドオフ)が入力されます。ただし、こ の場合でも以下の操作には影響しません。 7 3バイト目の位置にカーソルを移動し、 [ DATA/ JOG]ダイアルを使って、 値を“SW”に変更してく ださい。 値を“SW”に設定したバイトは、 [ ON]キーがオンに変 わったときに127(16進数では7F)、オフに変わったと きに0(16進数では00) の値として送信されます。 この例 では、 ホールドオン/オフを表すメッセージとして出力さ れます。 3 [SEL]キー1を押してください。 ディスプレイの上段に、 [ON]キー1に現在割り当てられ ているMIDIメッセージが表示されます。 ヒント ・ 手順7の要領で、割り当てるMIDIメッセージを1バイトずつ指 定することも可能です。この場合は、MIDIメッセージの最後に “END”の値を入力してください。 注 ・[ON]キーを押すごとに特定のMIDIメッセージを送信する場 意 初期状態では、Remote Aページの[ON]キー1にはMIDIメッ 合は、 “SW”の値を入力する必要はありません。 セージが割り当てられていません。このような場合、1バイト目 にMIDIメッセージの終わりを表す“END”の値が入力されてい 注 意 MIDIメッセージを1バイトずつ指定する場合、誤って不適切な ます。 メッセージを入力してしまうことがあり得ます。このような場合 4 ディスプレイ上段のLEARNボタンにカーソルを 合わせて[ENTER] キーを押し、 ボタンをオンにし てください。 210 オペレーション編 にフェーダーや[ON]キーを操作すると、そのままMIDI OUT端 子やTO HOST端子に出力され、接続された外部機器が誤動作す る恐れがありますので、十分ご注意ください。 8 REMOTE A欄のボタン表示が “ENABLE”になっ ていることを確認し、 [ON]キー1を操作してくだ さい。 [ON]キー1のオン/オフに従って、ホールドオン/オフ のMIDIメッセージがMIDI OUT端子から出力されます。 ヒント ・ 必要ならば、 [ON] キー1の操作をオートミックスに記録できま す。 ・[ON]キーの動作を変更して、キーを押すごとにオン/オフが 切り替わるように設定することも可能です。詳しくはP.315の LATCH/UNLATCHボタンの説明をご参照ください。 9 MIDIメッセージを割り当てた[ON]キーに名前を つけたいときは、 ディスプレイ上段のNAME EDIT ボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押 してください。 NAME EDITポップアップウィンドウが表示されます。 10 文字パレットを使って名前を入力し、OKボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押してくださ い。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 入力された名前は、 ディスプレイ下部にある1∼8ボタン の下に表示されます。 ヒント 変更したRemote A∼Dページの内容は、 ソングの一部として保 存されます。 MIDI 13 オペレーション編 211 第 13 MIDI 章 AW2816の内部設定をMIDI経由で出力する (バルクダンプ) AW2816では、 MIDI画面の設定や各種ライブラリーの保存内 容などMIDIデータに変換し(これを“バルクデータ”と呼びま す)、MIDI OUT端子/TO HOST端子から送信できます(バル 3 送信したいバルクデータに対応するボタンにカー ソルを合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 クダンプ)。バルクデータをMIDIシーケンサーなどの外部機器 ボタンがオンになり、 バルクダンプの対象として選択され に記録すれば、 AW2816の内部設定をMIDIシーケンサーなど たことを表します。 の外部機器にバックアップしたり、もう1台のAW2816にコ ピーできます。 ここでは、 バルクデータをMIDIシーケンサーに記録する場合の 操作方法を説明します。 1 AW2816のMIDI IN端子と外部機器のMIDI OUT 端子、AW2816のMIDI OUT/THRU端子と外部 機器のMIDI IN端子を接続してください(または AW2816のTO HOST端子をコンピューターの シリアル端子に接続してください)。 接続方法および設定方法は、 P.189∼190をご参照くだ 4 SCENE MEM.∼REMOTEのボタンを選んだ場合 は 、ボ タ ン 右 側 の 設 定 欄 に カ ー ソ ル を 移 動 し 、 [DATA/JOG]ダイアルを使って設定値を変更し さい。 てください。 2 [MIDI]キー→[F5]キーを押してください。 MIDI画面のBulk Dumpページが表示されます。 1 ヒント ディスプレイ左下のA L L ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 全カテゴリーのボタンがオンになり、 さ らにSCENE MEM.∼REMOTEのカテゴリーの設定値が “ALL” になります。ALLボタンは、バルクダンプを使って全カテゴリー のデータを送信したい場合に利用します。 1CATEGORY(カテゴリー) バルクデータとして送信する情報の種類を選択します。 それぞれのボタンに対応する情報は、P.281をご参照く 5 ださい。 MIDIシーケンサー側を、記録可能な状態にしてく ださい。 注 意 MIDIシーケンサーにバルクデータを記録するときは、 MIDIシー ケンサーのMIDIスルー機能(パッチスルー、MIDIエコーなどと 呼ばれることもあります) がオフになっていることを確認してく ださい。この機能がオンになっていると、AW2816から送信さ れたデータがそのままAW2816に戻されるため、誤動作の原因 となります。 212 オペレーション編 6 T R A N S M I T ボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 バルクダンプが開始されます。バルクダンプ実行中は、現 在どのデータを送信しているのかを確認できるポップ アップウィンドウが表示されます。 ヒント ポップアップウィンドウが表示されているときに[ENTER ] キーを押せば、バルクダンプを中止できます。 注 意 ・ INTERVAL欄の数値は、 AW2816からバルクダンプを送信す るときに、データブロックごとにどれだけ間隔を開けるかを決 定 し ま す 。バ ル ク ダ ン プ 中 に エ ラ ー が 発 生 す る 場 合 は 、 INTERVALの値を上げてみてください。 ・ バルクダンプの送受信の時間は、選択したカテゴリーや記録さ れているデータによって変わります。特にオートミックスの場 合は、記録されているデータによっては長い時間がかかります のでご注意ください。 7 送信したバルクデータを受信するには、 [M I D I ] キー→[F1]キーを押してください。 MIDI画面のMIDI Setup1ページが表示されます。 8 BULK欄のRXに当たるボタンにカーソルを合わ せ、 [ENTER]キーを押してボタン表示をONに切 り替えてください。 この状態で、バルクデータが受信可能な状態になります。 9 トランスポートを停止した状態で、MIDIシーケン サーからバルクデータを送信してください。 AW2816がバルクデータをすべて受信した時点で、 該当 する設定またはライブラリーが更新されます。 MIDI 13 オペレーション編 213 第14 章 その他の機能 ここでは、 AW2816に搭載されたその他の便利な機能や、 複数の機能を組み合わ せた使用方法について説明します。 [CTRL] キー+ファンクションキーに機能を割り当てる AW2816では、 [CTRL]キー+[F1]∼[F5]キーを押すこと で、 あらかじめ割り当てられた機能を実行できます。 お客様ご自 身のショートカットとして利用できます。 1 UNITセクションの [UTILITY] キー→ [F5] (CTRL Key Asgn.)キーを押してください。 UTILITY画面のCTRL Key Asgn.ページが表示されま す。このページでは、 [CTRL] キー+ [F1] ∼[CTRL] キー + [F5] キーの組み合わせに機能を割り当てることができ ます。 1 2 3 1CTRL+F1∼CTRL+F5 2ファンクションリスト 3ASSIGNボタン 2 機能を割り当てたいキー操作のマークにカーソル を合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 そのマークが反転し、 機能を割り当て可能な状態になりま す。 3 ディスプレイ下部のファンクションリストにカー ソルを移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルを使っ そ の 他 の 機 能 て、機能を選択してください。 14 オペレーション編 215 第 14 その他の機能 章 割り当て可能な機能は、次の通りです。 表 示 機 能 NO ASSIGN 割り当てなし SHUT DOWN SONG画面のShut Downページを表示させる(シャットダウンのショートカット)(*) SONG SAVE SONG画面のSong Listページを表示させ、SAVEボタンにカーソルを移動する(カレントソング 保存のショートカット)(*) CD LOAD CD-RWドライブのトレイを閉じてCDを読み込む(*) CD UNLOAD CD-RWドライブのトレイを開く(*) AUTOMIX [ENABLE/DISABLE] オートミックスのオン(Enable)/オフ(Disable)を切り替える(*) MTC SYNC [MASTER/SLAVE] AW2816をMTCマスターにするか(Master)MTCスレーブにするか(Slave)を切り替える(*) SCENE NAME 画面右上に現在リコールされているシーンネームを一定時間表示させる SCENE RECALL NO.xx ナンバーxx(xxの数字は[DATA/JOG]ダイアルで選択)のシーンをリコールする DELAY [ON/OFF] 選択されているチャンネルのディレイのオン/オフを切り替える EQ [ON/OFF] 選択されているチャンネルのEQのオン/オフを切り替える DYN [ON/OFF] 選択されているチャンネルのダイナミクスプロセッサーのオン/オフを切り替える PEAK HOLD [ON/OFF] ピークホールドのオン/オフを切り替える OSCILLATOR [ON/OFF] テストトーンオシレーターのオン/オフを切り替える * 印の付いた機能は、AW2816の動作状況によっては実行されないことがあります(トランスポートが動作しているときなど)。 この場合は、ディスプレイの下にエラーメッセージが表示されます。 ヒント 割り当てる機能としてSCENE NUMBERを選んだ場合は、 ファ ンクションリストの右隣にシーンナンバーを指定する欄が表示 されます。カーソルをその欄に移動し、 [DATA/JOG]ダイアル を使ってシーンナンバーを指定してください。 4 ファンクションリスト左隣のASSIGNボタンに カーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押してくださ い。 割り当てを確認するポップアップウィンドウが表示され ます。 5 割り当てを確定するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 キャンセルするにはCANCELボタンにカーソルを合わせ て、 [ENTER]キーを押します。 6 割り当てた機能を実行するには、 [CTRL] キーを押 しながら、 該当するファンクションキーを押してく ださい。 216 オペレーション編 ソング全体のピッチを微調節する (バリピッチ) ワードクロックソースとしてAW2816内蔵のクロックを使用 しているときは、 ソングのサンプリング周波数を変更して、 再生 ピッチを微調節できます (バリピッチ) 。 例えば、 チューニングの 困難なアコースティック楽器とAW2816の再生ピッチを一致 させたいときなどに利用します。 1 [SETUP] キー→[F1] (D.In SETUP) キーを押し てください。 SETUP画面のD.In Setupページが表示されます。 2 WORDCLOCK SOURCE欄のINTボタンがオン になっているのを確認してください。 INTボタンがオフのときは、 INTボタンにカーソルを合わ せ[ENTER]キーを押してください。INTボタンがオンの ときは、 ワードクロックのソースとして内蔵クロックが選 択されます。 3 カーソルをVARI欄のVARIボタンに合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 バリピッチが有効になります。 4 V A R I ボタン右隣のノブにカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 サンプリング周 波数(再生ピッチ)を調節してください。 バリピッチの値は、−5.97%∼+6.00%の範囲で調節 できます。 必要ならば、曲を再生しながら微調節すること も可能です。 5 バリピッチを解除したいときは、FIXボタンにカー ソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 サンプリング周波数が以前の値に戻ります。 注 そ の 他 の 機 能 意 バリピッチ機能を利用するときは、AW2816から出力されるデ ジタルオーディオ信号に同期しているデジタル機器も影響を受 けます。このため、 バリピッチ機能の使用中は、AW2816と外部 14 接続のデジタル機器との間で、サンプリング周波数のロックが外 れるといった問題が起こることがあります。 オペレーション編 217 第 14 その他の機能 章 チャンネルの設定を保存する (チャンネルライブラリー) 任意のチャンネルに含まれるミックスパラメーターの設定を、 チャンネルライブラリーと呼ばれるメモリー領域にストアでき ます。ストアした設定は、いつでもリコールすることが可能で 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 ストア先となる ライブラリーナンバー(02∼64)を選択してくだ さい。 す。チャンネルライブラリーに保存されるミックスパラメー 点線で囲まれている列が、 現在選択しているライブラリー ターは次の通りです。 ナンバーを示します。 ・ チャンネルのオン/オフ ・ アッテネーター 注 意 ・ フェイズ ライブラリーナンバー00、01はチャンネルを初期状態に戻すた めのリコール専用ライブラリーです (00ではフェーダーが−∞、 ・ イコライザーのオン/オフ 01ではフェーダーが0dBに設定されます)。チャンネル設定を ・ イコライザーのパラメーター ストアすることはできません。 ・ ダイナミクスプロセッサーのオン/オフ 3 ・ ダイナミクスプロセッサーのタイプ ・ ダイナミクスプロセッサーのパラメーター カーソルをSTOREボタンに合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 ライブラリーのタイトルを入力する、 TITLE EDITポップ ・ ディレイのオン/オフ アップウィンドウが表示されます。 ・ ディレイタイム ・ ルーティング ・ パン ・ フェーダーの位置 ・ AUX1∼6のオン/オフ ・ AUX1∼6のプリフェーダー/ポストフェーダーの設定 ・ AUX1∼6へのセンドレベル 注 意 VIEW画面のCH Viewページ([VIEW]キー→[F1]キー)に表示 されるパラメーターのうち、チャンネルのペアの設定と、エフェ クトのインサートに関する設定は、チャンネルライブラリーには 保存されません。 4 文字パレットを使って、 ライブラリータイトルを入 力してください。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 チャンネルの設定をライブラリーにス トアする 1 ヒント 必要ならば、STOREボタンを押したときに、ライブラリータイ トルの入力を省略してストアを実行することも可能です。これを 設定をストアしたいチャンネルを[SEL]キーで選 行うには、UTILITY画面のPrefer.1ページ([UTILITY]キー→ び、 [VIEW] キー→ [F2] (Library) キーを押してく [F2]キー)のSTORE CONFIRMATION欄をOFFに設定しま す。この方法でストアを実行したときは、直前にリコールしたラ ださい。 イブラリーのタイトルが自動的に付けられます。 VIEW画面のLibraryページが表示されます。このとき、 現 在選択されているチャンネルが、 ディスプレイ左上に表示 されます。 5 OKボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キー を押してください。 ストアが実行されます。 注 意 すでにストアされているライブラリーナンバーに上書きした場 合、以前のデータは復帰できません。 ヒント チャンネルライブラリーの内容は、ソングの一部として保存され ます。また、MIDIのバルクダンプ機能を使えば、チャンネルライ ブラリーにストアされた内容を、MIDIシーケンサーなどの外部 機器に保存することも可能です。 218 オペレーション編 ライブラリーからチャンネルの設定を リコールする 1 4 リコールを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 リコールをキャンセルしたいときはCANCELボタンに 設定をリコールしたいチャンネルを[SEL]キーで カーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 選び、 [VIEW] キー→ [F2] (Library) キーを押して ヒント ください。 チャンネルライブラリーは、 オートミックスを使ってリコールす View画面のLibraryページが表示されます。 2 ることもできます。 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 リコールするラ イブラリーナンバーを選択してください。 チャンネルライブラリーのタイトルを 変更する リスト右側のSOURCE CHANNEL欄には、その設定を ストアしたときのオリジナルのチャンネルが表示されま す。ST OUTと表示される場合はステレオアウトプット チャンネル専用の設定、INPUT 1∼8/MONI 1∼16/ 1 [VIEW]キー→[F2] (Library)キーを押してくだ RTN 1∼2と表示される場合はそれぞれインプットチャ さい。 View画面のLibraryページが表示されます。 ンネル/モニターチャンネル/リターンチャンネル用の 設定であることを示します。 また、 GENERALと表示され る場合は、 すべてのチャンネルで利用可能な設定であるこ とを示します。 ヒント ・ ステレオアウトプットチャンネルとそれ以外のチャンネル(イ 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 タイトルを変更 3 したいライブラリーを選択してください。 カーソルをT I T L E E D I T ボタンに合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 ンプットチャンネル、モニターチャンネル、リターンチャンネ TITLE EDITポップアップウィンドウが表示されます。 ル)では、チャンネル情報に互換性がありません。 ・ 現在選ばれているチャンネルとソースチャンネルに互換性がな い場合、SOURCE CHANNEL欄の下に“CONFLICT”と表示 され、リコールすることはできません。 注 4 意 文字パレットを使ってライブラリータイトルを入 力してください。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 2つのチャンネルがペア化されている場合、チャンネルライブラ リーをリコールすると、両方のチャンネルが同じ設定になりま す。 3 RECALLボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] 5 ライブラリータイトルを変更するには、 OKボタン にカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してく ださい。 キーを押してください。 ライブラリータイトルが更新されます。 リコール操作を確認するポップアップウィンドウが表示 されます。 ヒント ポップアップウィンドウを表示させずに直接リコールすること も可能です。これを行うには、UTILITY画面のPrefer.1ページ そ の 他 の 機 能 ([UTILITY]キー→[F2]キー)で、RECALL CONFARMATION欄をオフに設定します。 14 オペレーション編 219 第 14 その他の機能 章 イコライザーの設定を保存する (EQライブラリー) 各チャンネルに装備されているイコライザーの設定内容を、 EQ ライブラリーと呼ばれるメモリー領域にストアできます。スト アされた設定はいつでもリコールできます。 4 文字パレットを使って、 ライブラリータイトルを入 力してください。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 ヒント EQの設定をライブラリーにストアする 必要ならば、STOREボタンを押したときライブラリータイトル の入力を省略して、ストアを実行することも可能です。これを行 1 ストアしたいチャンネルを[S E L ]キーで選び、 うには、UTILITY画面のPrefer.1ページ([UTILITY]キー→ [F2]キー)のSTORE CONFIRMATION欄をOFFに設定しま [EQ]キー→[F2] (Library)キーを押してくださ す。ストアを実行すると、直前にリコールしたライブラリーのタ い。 イトルが自動的に付けられます。 EQ/ATT/GRP画面のLibraryページが表示されます。 こ のページでは、 現在選択されているチャンネルのイコライ ザー設定のストアやリコールを行います。 5 OKボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キー を押してください。 ストアが実行されます。 ヒント EQライブラリーにストアされた内容は、カレントソングの一部 として内蔵ハードディスクに保存されます。また、MIDIのバルク ダンプ機能を使えば、EQライブラリーの設定をシーケンサーな どの外部MIDI機器に保存することも可能です。 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 ストア先となる ライブラリーナンバー (041∼128) を選択してく ださい。 点線で囲まれた列が、 現在選択されているライブラリーを 示します。 注 意 ・ ライブラリーナンバー001∼040は、あらかじめEQパラメー ターがプログラムされたリコール専用のライブラリーです。 EQ 設定をストアすることはできません。 ・ すでにストアされているライブラリーナンバーに上書きした場 合、以前のデータは復帰できません。 3 カーソルをSTOREボタンに合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 ライブラリータイトルを設定する、TITLE EDITポップ アップウィンドウが表示されます。 220 オペレーション編 ライブラリーからEQの設定をリコール する EQライブラリーのタイトルを変更する 1 [EQ]キー→[F2] (Library)キーを押してくださ 1 設定をリコールしたいチャンネルを[SEL]キーで 選び、 [EQ]キー→ [F2] (Library)キーを押してく い。 EQ/ATT/GRP画面のLibraryページが表示されます。 ださい。 リコール先チャンネルが選択された状態で、EQ/ATT/ GRP画面のLibraryページが表示されます。 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 設定をリコール したいライブラリーナンバーを選択してください。 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 タイトルを変更 3 したいライブラリーを選択してください。 カーソルをT I T L E E D I T ボタンに合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 リスト右隣のEQ CURVE欄には、 現在選択しているイコ TITLE EDITポップアップウィンドウが表示されます。 ライザーの設定内容が表示されます。 3 RECALLボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] 4 キーを押してください。 文字パレットを使ってライブラリータイトルを入 力してください。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 リコール操作を確認するポップアップウィンドウが表示 5 されます。 ヒント ポップアップウィンドウを表示させずに直接リコールすること も可能です。これを行うには、UTILITY画面のPrefer.1ページ ([UTILITY]キー→[F2]キー)で、RECALL CONFARMATION欄をオフに設定します。 4 ライブラリータイトルを変更するには、 OKボタン にカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してく ださい。 入力をキャンセルしたいときは、CANCELボタンにカー ソルを合わせて、 [ENTER]キーを押します。 リコールを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 リコールをキャンセルしたいときはCANCELボタンに カーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 注 意 ペアに設定されているチャンネルにリコールすると、両方のチャ ンネルに同じ設定がリコールされます。 ヒント EQライブラリーは、オートミックスを使ってリコールすること もできます。 そ の 他 の 機 能 14 オペレーション編 221 第 14 その他の機能 章 ダイナミクスプロセッサーの設定を保存する (ダイナミクスライブラリー) ダイナミクスプロセッサーの設定を、ダイナミクスライブラ リーと呼ばれるメモリー領域にストアできます。ストアされた 設定はいつでもリコールすることが可能です。 3 カーソルをSTOREボタンに合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 ライブラリータイトルを設定する、TITLE EDITポップ アップウィンドウが表示されます。 ダイナミクスプロセッサーの設定をラ イブラリーにストアする 1 4 設定をストアしたいチャンネルを[SEL]キーで選 文字パレットを使って、 ライブラリータイトルを入 力してください。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 び、 [DYN]キー→[F2] (Library)キーを押してく ヒント ださい。 必要ならば、STOREボタンを押したときライブラリータイトル の入力を省略して、ストアを実行することも可能です。これを行 該当するチャンネルが選択された状態で、DYN/DLY画 うには、UTILITY画面のPrefer.1ページ([UTILITY]キー→ 面のLibraryページが表示されます。 このページでは、 現在 [F2]キー)のSTORE CONFIRMATION欄をOFFに設定しま 選択されているチャンネルのダイナミクスプロセッサー す。ストアを実行すると、直前にリコールしたライブラリーのタ の設定をライブラリーにストアしたり、 ライブラリーから イトルが自動的に付けられます。 設定をリコールできます。 5 OKボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キー を押してください。 ストアが実行されます。 ヒント ダイナミクスライブラリーにストアされた内容は、カレントソン グの一部として内蔵ハードディスクに保存されます。また、MIDI のバルクダンプ機能を使えば、ダイナミクスライブラリーの設定 をシーケンサーなど外部MIDI機器に保存できます。 ヒント 現在選択しているチャンネルは、 ディスプレイ左上に表示されま す。 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 ストア先となる ライブラリーナンバー (041∼128) を選択してく ださい。 点線の枠で囲まれた列が、現在選択されているライブラ リーを示します。 注 意 ・ ライブラリーナンバー001∼040は、あらかじめダイナミク スプロセッサーのパラメーターがプログラムされたリコール専 用のライブラリーです。ダイナミクスの設定をストアすること はできません。 ・ すでにストアされているライブラリーナンバーに上書きした場 合、以前のデータは復帰できません。 222 オペレーション編 ライブラリーからダイナミクスプロ セッサーの設定をリコールする 1 設定をリコールしたいチャンネルを[SEL]キーで 選び、 [DYN]キー→[F2] (Library)キーを押して ダイナミクスライブラリーのタイトル を変更する 1 [DYN] キー→ [F2] (Library) キーを押してくださ ください。 い。 DYN/DLY画面のLibraryページが表示されます。 該当チャンネルが選択された状態で、DYN/DLY画面の 2 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 タイトルを変更 Libraryページが表示されます。 2 したいライブラリーナンバーを選択してください。 [DATA/JOG] ダイアルを使って、 リコールしたい 3 ライブラリーナンバーを選択してください。 カーソルをT I T L E E D I T ボタンに合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 ヒント TITLE EDITポップアップウィンドウが表示されます。 現在選択しているダイナミクスプロセッサーの設定内容は、 リス ト右側のCURVE/TYPE欄で確認できます。 3 RECALLボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してください。 4 文字パレットを使ってライブラリータイトルを入 力してください。 文字の入力方法は、P.37をご参照ください。 リコール操作を確認するポップアップウィンドウが表示 されます。 5 ヒント ポップアップウィンドウを表示させずに直接リコールすること も可能です。これを行うには、UTILITY画面のPrefer.1ページ ([UTILITY]キー→[F2]キー)で、RECALL CONFARM- にカーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押してく ださい。 キャンセルしたいときは、 CANCELボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押します。 ATION欄をオフに設定します。 4 ライブラリータイトルを変更するには、 OKボタン リコールを実行するには、OKボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押してください。 リコールをキャンセルしたいときはCANCELボタンに カーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。 注 意 ペアに設定されているチャンネルにリコールすると、両方のチャ ンネルに同じ設定がリコールされます。 ヒント ダイナミクスライブラリーは、オートミックスを使ってリコール することもできます。 そ の 他 の 機 能 14 オペレーション編 223 第 14 その他の機能 章 アッテネーターの設定を全チャンネルにコピーする アッテネーターの設定を、 任意のチャンネルからすべてのチャ ンネル(ステレオアウトプットチャンネルは除きます)へとコ ピーします。 1 コピー元となるチャンネルを[SEL]キーで選び、 [EQ]キー→[F1] (EQ/ATT)キーを押してくださ い。 EQ/ATT/GRP画面のEQ/ATTページが表示されます。 2 3 カーソルをATT.欄に合わせてください。 [SHIFT] キー+ [F5] (COPY ATT.TO ALL) キー を押してください。 コピー操作を確認するポップアップウィンドウが表示さ れます。 4 OKボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キー を押してください。 コピーが実行され、 ステレオアウトプットチャンネルを除 くすべてのチャンネルで、 アッテネーターが同じ値に設定 されます。 注 意 ペアに設定されているチャンネルにコピーした場合は、両方の チャンネルに同じアッテネーターの設定値がコピーされます。 224 オペレーション編 ディレイタイム/フェイズの設定を 全チャンネルにコピーする ディレイタイムやフェイズの設定(ノーマル/リバース) を、任 意のチャンネルからすべてのチャンネル(ステレオアウトプッ トチャンネルは除きます)へとコピーします。 4 コピーを実行するには、OKボタンにカーソルを合 わせて[ENTER]キーを押してください。 コピーをキャンセルするには、CANCELボタンにカーソ 1 [D Y N ]キー→[F 3 ] ( D L Y / φ1 - 8 )キーまたは [DYN] キー→ [F4] (DLY/φMONI) キーを押して ください。 ルを合わせて[ENTER]キーを押します。 注 意 ペアに設定されているチャンネルにコピーした場合は、両方の 各チャンネルのフェイズ/ディレイの設定内容が一覧表 チャンネルに同じディレイタイム/フェイズの設定値がコピー されます。 示されます。インプットチャンネル1∼8を表示させるに は[F3] (DLY/φ1-8)キー、モニターチャンネル1∼16 を表示させたいときは [F4] (DLY/φMONI)キーを使用 します。 2 コピー元となるチャンネルのコピーしたい項目 (DELAYの数値ボックスまたはφボタン)にカー ソルを合わせてください。 ディレイタイムをコピーしたい場合はDELAY欄、 フェイ ズの設定をコピーしたい場合はφ欄にカーソルを合わせ ます。 注 意 ディレイのオン/オフのボタン上にカーソルがあるときは、コ ピーが実行できません。 3 [SHIFT]キー+[F5] (COPY TO ALL)キーを押 してください。 コピー操作を確認するポップアップウィンドウが表示さ れます。 そ の 他 の 機 能 14 オペレーション編 225 第 14 その他の機能 章 パンの設定を全チャンネルにコピーする パンの設定を、任意のチャンネルからすべてのチャンネルへと コピーします。 1 2 コピー元となるチャンネルのPANノブにカーソル を合わせてください(または、コピー元となるチャ ンネルを[SEL]キーで選んでください)。 [PAN] キー→ [F1] (Pan 1-8) キーまたは [PAN] キー→ [F2] (Pan MONI) キーを押してください。 各チャンネルのパンの設定が一覧表示されます。 インプッ 3 [SHIFT]キー+[F5] (COPY PAN TO ALL) トチャンネル1∼8を表示させるには[F1] ( Pan 1-8) キーを押してください。 コピー操作を確認するポップアップウィンドウが表示さ キー、 モニターチャンネル1∼16を表示させるには [F2] れます。 (Pan MONI)キーを使用します。 4 コピーを実行するには、OKボタンにカーソルを合 わせて[ENTER]キーを押してください。 コピーをキャンセルするには、CANCELボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押します。 注 意 ペアに設定されているチャンネルにコピーした場合は、両方の チャンネルに同じパンの設定値がコピーされます。 フェードタイムを全チャンネルにコピーする フェードタイムの設定を、 任意のチャンネルからすべてのチャ ンネルへとコピーします。 1 2 コピー元となるチャンネルにカーソルを合わせて ください(または、コピー元となるチャンネルを [SEL]キーで選んでください)。 フェードタイムを変更したいシーンをリコールし て、 [SCENE]キー→[F2] (Fade Time)キーを押 してください。 3 [SHIFT]キー+[F5] (COPY TO ALL)キーを押 してください。 SCENE画面のFade Timeページが表示されます。この コピー操作を確認するポップアップウィンドウが表示さ ページでは、 各チャンネルのフェードタイムの設定が一覧 れます。 表示されます。 4 コピーを実行するには、OKボタンにカーソルを合 わせて[ENTER]キーを押してください。 コピーをキャンセルするには、CANCELボタンにカーソ ルを合わせて[ENTER]キーを押します。 注 意 ペアに設定されているチャンネルにコピーした場合は、両方の チャンネルに同じフェードタイムの設定値がコピーされます。 226 オペレーション編 デジタル出力信号をディザー処理する 24ビットで録音されたソングを、 DIGITAL STEREO OUT端 子やデジタルI/Oカードを通じて外部の16ビットレコーダー に録音する場合、 自動的に下位8ビットが切り捨てられます。 こ 2 DIGITAL ST OUTの列にあるON/OFFボタンに カーソルを合わせて、 [ENTER] キーを押して、 ボタ ンの表示をONに切り替えてください。 のとき、必要に応じて出力信号に対してディザー処理を施すこ Dither OutページのON/OFFボタンを使って、出力端子 とができます。 /出力チャンネルごとにディザー処理の有効/無効を切 ここでは、次の図のようにAW2816のDIGITAL STEREO り替えます。 OUT端子をDATレコーダーのデジタル入力端子に接続し、 24 ビットのソングを16ビットのDATレコーダーにミックスダウ ヒント ンする場合を例に挙げ、ディザー処理する方法を説明します。 ・ 解像度の低いシステムから高いシステムに転送する場合や(例: 16ビット→24ビット)、同じ解像度のシステム同士で転送す るときは(例:16ビット→16ビット)、ディザーをオンに設定 DIGITAL STEREO OUT端子 しても、何も効果はありません。 00.00.00.00 DIGITAL STEREO IN端子 DAT ・ デジタルI/Oカードは、奇数→偶数の順に並んだ出力チャンネ ル×2(1/2、3/4…)単位でディザー処理のオン/オフを切り 替えます。 DATレコーダー AW2816 3 DIGITAL ST OUTの列にあるWORD LENGTH (BIT) 欄で、 “16” のボタンにカーソルを合わせて、 ヒント [ENTER]キーを押してください。 ディジタルオーディオ信号を、解像度の高いシステムから解像度 の低いシステムへと転送するときに、ビットの切捨てが原因で発 WORD LENGTH (BIT) 欄では、 出力されるデジタル信号 生する量子化ノイズが耳障りに感じることがあります。 このよう のワード長 (ビット数)を選択します。通常は、 受信側の機 器が対応するワード長のボタンにカーソルを合わせて、 な場合は、信号にランダムなノイズ成分をわずかに加えること で、耳障りな成分を聞こえにくくすることができます。この処理 [ENTER]キーを押します。 を“ディザー”と呼びます。 1 注 意 [SETUP] キー→ [F3] (Dither Out) キーを押して ・ ディザーをオフに設定したチャンネルでワード長を変更して ください。 も、何も効果はありません。 ・ 同じソースに対して、2回以上ディザーをかけることのないよ SET UP画面のDither Outページが表示されます。この うに、十分ご注意ください。ディザーの効果がなくなるばかり ページでは、DIGITAL STEREO OUT端子やデジタルI/ か、SN比が悪くなります。 Oカードの出力チャンネルに対して、 ディザー処理のオン /オフ、 および出力信号のワード長 (ビット数) を設定しま す。 4 D A T レコーダーの録音を開始してから、 AW2816のソングを再生してください。 自動的に下位8ビットが切り捨てられ、 ディザー処理され た16ビットのオーディオが、 DATレコーダーに録音され ます。 注 意 Dither Outページの設定は、すべてのソングに共通します。ディ ザー処理が必要ないときは、必ずON/OFF欄のボタンをすべて OFFにしてください。 ヒント 同じように、AW2816内部のトラックやステレオトラックに録 音するときにも、ディザー処理を施すことができます。詳しくは P.260をご参照ください。 そ の 他 の 機 能 14 オペレーション編 227 第 14 その他の機能 章 テストトーンオシレーターを利用する AW2816には、3種類のサイン波とノイズが選べるテスト トーンオシレーターが内蔵されています。このオシレーターの 信号はバス1∼8/AUXバス1∼6/ステレオバスに送ること ができ、レベルチェックや周波数特性の測定に利用できます。 1 [UTILITY] キー→ [F1] (Oscillator) キーを押して 5 LEVELノブにカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] 6 テストトーンオシレーターをオフにしたいときは、 ください。 UTILITY画面のOscillatorページが表示されます。 2 WAVEFORM欄の中から、出力したい波形に該当 するボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER] キー を押してください。 出力可能な波形は次の通りです。 ・ SINE 100Hz .............. 100Hzのサイン波 ・ SINE 1KHz ................. 1KHzのサイン波 ・ SINE 10KHz .............. 10KHzのサイン波 ・ NOISE ........................... ホワイトノイズ 3 BUS ASSIGN欄の中から、 信号を出力したいバス のボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER] キーを押 してください。 ヒント 複数のバスを同時に選択することも可能です。 4 LEVELノブが最小 (−96dB)に設定されているの を確認して、OSC ON欄のOFFボタンにカーソル を合わせ、 [ENTER]キーを押してください。 ボタン表示がONに変わり、指定されたバスに信号が送ら れます。 注 意 サイン波やホワイトノイズは、聴感上の音量に比べて音圧が高 く、大音量で再生するとスピーカーや人体に悪影響を及ぼすこと があります。テストトーンオシレーターを利用するときは、出力 レベルにご注意ください。 228 オペレーション編 ダイアルを使って出力レベルを上げてください。 OSC ON欄のONボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キーを押してください。 ボタンの表示がOFFに変わり、オシレーターがオフにな ります。 メトロノームを操作する AW2816にはメトロノームが内蔵されており、 テンポマップ に設定されたテンポ/拍子情報に従って、ソングの再生/録音 時にクリック音を鳴らすことができます。 1 5 M E T R O . 欄右側のノブにカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを使ってメトロノームの 音量を調節してください。 [SONG] キー→ [F4] (Tempo Map) キーを押して ください。 6 SONG画面のTempo Mapページが表示されます。 ソングを再生してください。 テンポマップの設定に合わせて、MONITOR OUTPUT 端子/PHONES端子からクリック音が鳴ります。 7 メトロノームを消音したいときは、METRO.欄の ONボタンにカーソルを合わせて、 [ENTER]キー を押してください。 ボタン表示がOFFに変わり、 メトロノームが消音します。 ヒント AW2816が初期状態のとき、メトロノームの信号は他の信号と ミックスされた状態で、 MONITOR OUTPUT端子/PHONES 端子から出力されます。しかし、インプットパッチの設定を変更 すれば、メトロノームの出力を任意のインプットチャンネルに割 り当てることも可能です(→P.71)。この場合は、METRO.欄の 設定にかかわらず、ソング再生中は常にクリック音がインプット 2 METER欄またはTEMPO欄にカーソルを合わせ、 チャンネルに送られます。 拍子情報/テンポ情報を入力してください。 拍子情報/テンポ情報の入力方法は、P.195をご参照く ださい。 3 [TRACK] キー→ [F1] (TR View) キーを押してく ださい。 TRACK画面のTR Viewページが表示されます。 ディスプ レイ右下のMETRO.欄で、メトロノームのオン/オフと 音量の設定をできます。 4 METRO.欄のON/OFFボタンにカーソルを合わせ そ の 他 の 機 能 て、 [ENTER]キーを押してください。 ボタンの表示がONに変わり、メトロノーム機能がオンに なります。 14 オペレーション編 229 第 14 その他の機能 章 複数のチャンネルをミックスして録音する 第3章では、インプットチャンネルを直接トラックに送って録 音する方法を説明しました。しかし、 場合によっては、 複数のイ ンプットチャンネルをミックスして1∼2トラックに録音する 3 同じくPATCH画面のPatch INページで、録音す るトラックのレコーダーインプットに、 使用するバ スを割り当ててください。 ことも可能です。例えば、 ドラム用に複数のマイクを立て、ステ レオにミックスして2トラックに録音するようなときに便利で この例では、 レコーダーインプット1/2にバス1/2 (BUS す。 1/2)を割り当てています。 ここではインプットチャンネル1∼4の入力信号をステレオに ミックスし、トラック1/2に録音する場合を例に挙げて説明し ます。 パッチング/ルーティングを設定する ヒント 複数のインプットチャンネルをミックスしてトラック1/2に シーンナンバー00、 またはパッチライブラリーナンバー00をリ 録音するには、インプットチャンネルの入力信号を2系統のバ コールすれば、上記と同じ状態になります。 スに送り、そのバスを経由した信号がトラック1/2に録音され るようにパッチングを変更します。 1 4 がオンになっていることを確認し、 フェーダーを上 げてください。 I N P U T 端子1 ∼4 にマイクや楽器を接続し、 [GAIN]コントロールを使って入力感度を調節し ミックスしたいインプットチャンネルの [ON] キー 5 [PAN] キー→ [F1] (Pan 1-8) キーを押してPAN てください。 画面のPan 1-8ページを表示させ、 インプットチャ [PATCH]キー→[F1] (Patch IN)キーを押して ンネル1∼4のバスアサイン1/2ボタンをオンに、 PATCH画面のPatch INページを表示させ、使用 STボタンをオフに設定してください。また、イン するINPUT端子の信号をインプットチャンネルに プットチャンネル1∼4のパンを設定してくださ 割り当ててください。 い。 2 この例では、 インプットチャンネル1∼4にINPUT端子1 この状態で、インプットチャンネル1∼4のフェーダー/ パンを通過した信号がバス1/2を経由してトラック1/2 ∼4(AD 1∼AD 4)を割り当てています。 に送られます。 注 意 トラック1/2に録音した後で、 音源ごとのパンを変更することは できません。パンの設定は慎重に行ってください。 230 オペレーション編 信号をモニターする ミックスを作成して録音する レコーダーインプット1/2に送られる入力信号を、 ステレオア インプットチャンネル同士のミックスバランスを設定して、ト ウトプットチャンネルを経由して、MONITOR OUT端子/ ラック1/2に録音します。 PHONES端子からモニターできるように設定します。 11 [METER]キーを押してください。 6 REC TRACK SELECT[1]/[2]キーを押してく ださい。 METER画面が表示されます。この画面では、トラック1 ∼16の入出力レベルとステレオアウトプットチャンネ REC TRACK SELECT[1]/[2]キーが点滅してトラッ ルの出力レベルを確認できます。楽器を演奏して、トラッ ク1/2が録音待機状態になります。 ク1/2とステレオアウトプットチャンネルのメーターが 反応することを確認してください。 7 [PAN]キー→[F2] (Pan MONI)キーを押して PAN/ROUTE画面のPan MONIページを表示さ せ、モニターチャンネル1/2のSTボタンをオンに 設定してください。 また、 バスアサインの1∼8ボタ ンをすべてオフにしてください。 トラック1/2の入力信号(バス1/2の信号)が、モニター チャンネル1/2を経由して、ステレオバスへと送られま す。 8 モニターチャンネル1のPANノブを左端(L16) に、モニタ ーチャ ンネル 2 のP A N ノブを右端 (R16)に設定してください。 ヒント METER画面にはMeter 1ページとMeter 2ページがあります が、どちらのページを選んでもかまいません。 12 INPUT[1-8]キーを押して、ミキシングレイヤー としてインプットチャンネル1∼8を選択してくだ さい。 13 トラック1/2のメーター(入力レベル)を確認しな がら、インプットチャンネル1∼4のフェーダーを 操作し、ミックスバランスを決定してください。 注 意 9 トラック1/2に録音した後で、 音源ごとのミックスバランスを変 RECORDER [1-8] キーを押して、 ミキシングレイ 更することはできません。 ヤーとしてモニターチャンネル1∼8を選択してく ヒント ださい。 ステレオアウトプットチャンネル(L/R)のメーターがクリップ するときは、モニターチャンネルのフェーダーまたはSTEREO 10 フェーダーを下げてください。 モニターチャンネル1/2の [ON] キーがオンになっ ていることを確認し、フェーダー1/2とSTEREO フェーダーを0dBの位置まで上げてください。 14 バランスが決まったら、R E C[●]キー+P L A Y [®]キーを押して録音を開始してください。 この状態で、入力信号がモニターチャンネル1/2やステ レオアウトプットチャンネルを経由して、MONITOR そ の 他 の 機 能 OUT端子/PHONES端子からモニターできるようにな ります。 14 オペレーション編 231 第 14 その他の機能 章 複数のトラックを1∼2トラックにピンポン録音する AW2816では、録音済みの複数のトラックをミックスして、1 ∼2トラックに録音できます。 この操作をピンポン録音、 または バウンスと呼びます。 ピンポン録音した後は、 元のトラックに別 のバーチャルトラックを割り当てて、新規のパートを録音でき ます。17パート以上のソースを録音したいときに便利です。 ここではトラック1∼14をステレオにミックスし、トラック 15/16に録音する場合を例に挙げて、 操作手順を説明します。 パッチング/ルーティングを設定する ピンポン録音を行うには、 ピンポン録音元となるモニターチャ ンネルの信号をバス1∼8に送り、 そのバスの出力をピンポン録 音先となるトラックの入力にパッチします。 ここでは、 トラック 注 意 1∼14をバス7/8に送り、トラック15/16に録音できるよう トラック15/16に録音した後で、音源ごとのパンを変更するこ に設定します。 1 とはできません。パンの設定は慎重に行ってください。 [PATCH]キー→[F1] (Patch IN)キーを押して PATCH画面のPatch INページを表示させ、レ コーダーインプット15/16にバス7/8(BUS 7/ 8)を割り当ててください。 信号をモニターする レコーダーインプット15/16に送られる信号を、ステレオア ウトプットチャンネルを経由して、MONITOR OUT端子/ PHONES端子からモニターできるように設定します。 4 REC TRACK SELECT [15] /[16] キーを押して ください。 REC TRACK SELECT[15]/[ 16]キーが点滅し、ト ラック15/16が録音待機状態になります。 5 [PAN]キー→[F2] ( Pan MONI)キーを押して PAN画面のPan MONIページを表示させ、モニ ターチャンネル15/16のSTボタンをオン、 バスア サインの1∼8ボタンをオフにしてください。 2 RECORDER[1-8]/[9-16]キーを押して、モニ ターチャンネル1∼14の[ON]キーがオンになっ 6 ていることを確認し、フェーダーを上げてくださ [PAN]キー→[F2] (Pan MONI)キーを押して PAN画面のPan MONIページを表示させ、モニ ターチャンネル1∼14のバスアサイン7/8ボタン をオンに、 STボタンをオフに設定してください。 ま た、チャンネルごとのパンを設定してください。 これでモニターチャンネル1∼14のフェーダー/パンを 通過した信号が、バス7 / 8 を経由してレコーダーイン プット15/16に送られます。 232 に、モニターチャンネル1 6 のP A N ノブを右端 (R16)に設定してください。 Pan MONIページの設定は次の図のようになります。 い。 3 モニターチャンネル15のPANノブを左端(L16) オペレーション編 7 RECORDER[9-16] キーを押して、 ミキシングレ イヤーとしてモニターチャンネル9∼16を選択 し、フェーダー7/8(モニターチャンネル15/16) とSTEREOフェーダーを0dBに設定してくださ い。 8 ミックスを作成して録音する [METER] キーを押してMETER画面を表示させて 10 PLAY[®] キーを押してソングを再生してくださ い。 11 RECORDER[1-8]/[9-16]キーを押してミキシ ングレイヤーとしてモニターチャンネル1∼8/9 ∼16を選択し、トラック1∼14のミックスバラン ください。 スを作成してください。 トラック1∼16の入出力レベルをメーター表示させる ミックスの作成中には、METER画面でトラック15/16 METER画面が表示されます。 の入力レベルがクリップしないように注意してください。 METER画面にはMeter 1ページとMeter 2ページがあ モニターチャンネル1∼14のフェーダー以外のパラメー りますが、ここではどちらのページでも構いません。 ター (パン、 EQ、 ダイナミクスプロセッサーなど) を調節す 9 るときは、 [PAN]、 [EQ]、 [DYN]キーなどを操作して他 ディスプレイ左下のINPUT MONITOR欄にカー の画面に切り替える必要があります。 パンやEQを変えた ソルを移動させ、INDI.ボタンをオンにしてくださ 後も、必ずMETER画面に戻って入力レベルを確認し、必 い。 このとき、 録音待機状態にあるトラック15/16 要に応じてフェーダーを調節してください。 のINPUTボタンが反転表示されていることを確認 してください。 IND.(インディビジュアル)ボタンがオンのとき、INPUT ボタンが“ 12 ”のように反転表示されるトラックでは、現 ミックスが完成したら、REC[●]キーを押しなが らPLAY[®] キーを押して、トラック15/16の録 音を開始してください。 在の走行モードとは無関係に、 常に入力信号をモニターで きます。 ヒント トラック15/16へのピンポン録音が終わった後でトラック1∼ 14のバーチャルトラックを切り替えておけば、ピンポン録音元 のオリジナルトラックを残したまま、トラック1∼14に別の楽 器を録音できます。 ヒント INPUT MONITOR欄の各ボタンの機能については、P.352を ご参照ください。 そ の 他 の 機 能 14 オペレーション編 233 SONG 画面 FILE 画面 CD 画面 QUICK REC 画面 SETUP 画面 UTILITY 画面 MIDI 画面 リファレンス編 PATCH 画面 VIEW 画面 PAN/ROUTE 画面 EQ/ATT/GRP 画面 リファレンス編では、 AW2816のディスプレイに表示さ れるすべての画面/すべてのページについて説明しま DYN/DLY 画面 す。 ページ内部の詳しい機能を知りたいとき、 ある操作を 行うときにどのページを使えばいいのかを知りたいとき AUX1∼AUX4 画面 に、事典としてご利用ください。 AUX5/EFF1, AUX6/EFF2 画面 REMOTE 画面 HOME 画面 TRACK 画面 EDIT 画面 AUTOMIX 画面 SCENE 画面 METER 画面 リファレンス編 235 リファレンス編の読み方 ここでは、リファレンス編の読み方について説明します。 1 HOME 画面 2 IN/Rtn/MONIページ 各チャンネルの入力レベルを監視する 3 機能 インプットチャンネル1∼8、 リターンチャンネル1/ 2、モニターチャンネル1∼16の入力レベルをメー ターに表示します。 4 1 キー操作 ・ [HOME]キー→ [F1] (IN/Rtn/MONI)キー ・ 右の画面が表示されるまで [HOME] キーを繰り 返し押す 2 5 3 4 5 5 STEREO OUT LEVEL(ステレオアウトレベル) 画面各部の機能 STEREOフェーダーの位置をdB単位で表示します。 1 レベルメーター 各チャンネルの入力レベルを表示します。 また、 レベルメー ターの下には、 そのチャンネルのフェーダーの位置がdB単 ■ IN/Rtn/MONIページの追加機能 位で表示されます。 IN/Rtn/MONIページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] キーに 6 次の追加機能が割り当てられています。 2 PRE EQ(プリEQ)ボタン 3 POST EQ(ポストEQ)ボタン 4 POST FADER(ポストフェーダー)ボタン これらの3つのボタンを使って、レベルメーター(1)に表 示させる信号経路の位置を選択します。 PRE EQボタンを オンにするとEQ通過前、 POST EQボタンをオンにすると EQ通過後、 POST FADERボタンをオンするとフェーダー 1 画面の名称 ・[F1] (PEAK HOLD)キー ピークホールドのオン/オフを切り替えます。 ピークホー 6 追加機能 そのページでファンクションキー ([F1] ∼[F5] キー)に割 2 ページの名称/タイトル り当てられている追加機能を説明します。これらの追加機 能は、 [SHIFT]キーを押している間のみ有効です。 3 機能 そのページで利用できる機能を簡単に説明します。 4 キー操作 パネル上のそのページを呼び出すための操作手順です。 →の記号は、キーを押す順番を表しています。 例: [SONG]キー→[F1] (Song List)キー ([SONG]キーを押した後で、 [F1]キーを押す) +の記号は、片方のキーを押しながらもう一方のキーを押 す操作を表します。 例: [SHIFT]キー+[SONG]キー ([SHIFT]キーを押しながら、 [SONG]キーを押す) 5 画面各部の機能 そのページに含まれる各項目の機能や、表示内容について の説明です。 236 リファレンス編 SONG 画面 SONG Song Listページ 画 面 ソングの保存/読み込み/新規作成を行う 1 機能 既存のソングの読み込み、カレントソングの 保存、新規ソングの作成を行います。 キー操作 ・ [SONG]キー→[F1] (Song List)キー ・ [SHIFT]キー+[SONG]キー(ショート カット) ・ 右の画面が表示されるまで、 [S O N G ] キーを繰り返し押す 2 4 5 6 3 3 COMMENT(コメント) 画面各部の機能 現在ソングリスト内で選択されているソングのコメントを 1 SONG LIST(ソングリスト) 表示します。この欄は表示のみで、変更はできません。 内蔵ハードディスクに保存されているソングを一覧表示し ヒント ます。 点線の枠で囲まれているソングが、 現在読み込みの対 象として選ばれています。ソングの選択には[D A T A / ソングネームとコメントは、SONG画面のSettingページで変更 JOG]ダイアルを使います。なお、反転表示されている列 できます。 は、カレントソング(現在読み込まれているソング)を表し ています。 4 LOAD(ロード)ボタン このボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押すと、 ソングリストで選択されているソングが読み込まれます。 ソングリストには、次の各情報が表示されます。 ・ SONG NAME .. ソングネーム(ただし、最初の16文字 のみ) 5 SAVE(セーブ)ボタン このボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押すと、 ・ SAVED AT ....... ソングを最後にセーブした日時 ソン グが 保存 されます。 [ S H I F T ]キ ーを 押しながら ・ SIZE ................... ソングの容量 [SONG] キーを押してこのページを表示させたときは、 自 動的 に このボ タ ンに カ ーソル が 移動す る ため、続いて ・ BIT/FS ............... ソングの量子化ビット数/サンプリン [ENTER] キーを押すだけで保存が実行できます (ソングの グ周波数 保存操作のショートカット)。 ・ PRT .................... ソングのプロテクト(→P.238)のオ ン/オフ状態 ヒント ヒント ソングを保存するときは、常にハードディスク上のカレントソン ・ ソングのプロテクトがオンに設定されているときは、PRT欄に“ グに対して上書きされます。 ”が表示されます。 ・ このページでは、カーソルがどの位置にあっても、 [D A T A / 6 NEW SONG(ニューソング)ボタン このボタンにカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押すと、 JOG]ダイアルを回して読み込むソングを選択できます。 2 SELECTED SONG NAME(選択されたソング 新規ソングが作成されます。 ネーム) 現在ソングリスト内で選択されているソングの名前を表示 します。この欄は表示のみで、変更はできません。 リファレンス編 237 SONG 画面 Settingページ カレントソングの各種設定を行う 機能 ソングネームの変更、カウンターの表示方法 の選択、タイムコードのフレームレイト選択 など、カレントソングに関する各種設定を行 います。 1 2 キー操作 3 4 5 6 7 8 9 ・ [SONG]キー→[F2] (Setting)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [S O N G ] キーを繰り返し押す ・ MEASUREボタン 画面各部の機能 小節単位 (小節/拍/ティック) でカウンターを表示します。 1 NAME EDIT(ネームエディット)ボタン ヒント カレントソングのソングネームを編集するボタンです。 こ のボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 ソ ここで選択した表示方法は、トラック編集時の範囲指定(EDIT画 ングネームを入力するポップアップウィンドウが表示され 面のTR Editページなど)や、ロケートポイントの表示(TRACK画 面のMark Adj.ページ)にも影響します。 ます。ソングネームは最大64文字まで入力できます。 6 PROTECT(プロテクト) 2 SONG NAME(ソングネーム) カレントソングのプロテクトのオン/オフを切り替えま カレントソングの名前を表示します。 す。ソングのプロテクトが“ON”のときは、トラックの録音 やエディット操作、ロケートポイントの変更などができな 3 COMMENT EDIT(コメントエディット)ボタン くなります。完成したソングをそのまま保管しておきたい このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 ときに、便利です。 カレントソングのコメントを入力するポップアップウィン ドウが表示されます。 コメントは最大64文字まで入力でき 7 FRAME RATE(フレームレイト) ます。 以下の4つのボタンを使って、タイムコードのフレームレ イトを選択します。 この設定は、 カウンターのタイムコード 4 COMMENT(コメント) 表示、および送受信するMTCに影響します。 カレントソングのコメントを表示します。 ・ 24ボタン ........... 24フレーム/秒 ・ 25ボタン ........... 25フレーム/秒 5 DISPLAY(ディスプレイ) 次の3つのボタンを使って、ディスプレイ上部に表示され ・ 30ボタン ........... 30フレーム/秒(30ノンドロップフ レーム) るカウンターの表示方法を選択します。 ・ 30Dボタン ........ 29.97フレーム/秒(30ドロップフ ・ SECONDボタン レーム) 時間単位 (時間/分/秒/ミリ秒) でカウンターを表示しま す。 ヒント MTCを使ってAW2816と外部機器を同期させるときは、お互い ・ TIME CODEボタン のフレームレイトを一致させる必要があります。 タイムコード単位(時間/分/秒/フレーム/サブフレー ム)でカウンターを表示します。 238 リファレンス編 8 TOP(トップ) ソングの先頭位置に相当するタイムコードの時間(タイム SONG コードトップ)を設定します。TOPの表示部にカーソルを 移動させ、 [ ]/[ ]キーと[DATA/JOG]ダイアルを 使って、時間/分/秒/フレーム/サブフレームの値を調 画 面 節します。 設定範囲は “00:00:00:00.00” ∼ “24:00:00: 00.00”です(マイナス方向には設定できません)。 タイムコードトップ=00:00:00:00.00 タイムコード表示 00:00:00:00.00 時間表示 00:00:00:000 00:00:05:00.00 00:00:10:00.00 00:00:05:000 00:00:10:000 ソング タイムコードトップ=00:00:05:00.00 タイムコード表示 00:00:05:00.00 時間表示 00:00:00:000 00:00:10:00.00 00:00:15:00.00 00:00:05:000 00:00:10:000 ソング 注 意 ・ タイムコードトップを変更すると、ディスプレイ上のタイムコー ド表示と送受信するMTCの両方に影響します。 ・ タイムコードトップの変更に従って、自動的にスタートポイント とエンドポイントの位置が前後に移動します。スタートポイント /エンドポイントについては、Track画面/Mark Adj.ページを ご参照ください。 9 RGN. FADE TIME(リージョンフェードタイム) リージョンの 開 始位 置 と終了 位 置で、フ ェー ドイ ン/ フェードアウトさせる時間 (リージョンフェードタイム) を 調節します。 設定範囲は3、 5、 10、 20、 45 (msec) で、 初期 設定値は5msecです。 ヒント リージョンの開始位置/終了位置でレベルが急激に変化すると、 再生中にクリックやポップノイズが発生することがあります。こ のような場合は、リージョンフェードタイムを長めに設定してく ださい。 ヒント このページの設定は、カレントソングの一部として内蔵ハード ディスクに記録されます。設定を変更したら、必要に応じてカレン トソングを保存してください。 リファレンス編 239 SONG 画面 Song Editページ ソングの削除/コピー/オプティマイズを行う 機能 ソングの削除、コピー、オプティマイズ(最適 化) など、 内蔵ハードディスクに保存されてい 1 るソングを編集します。 キー操作 ・ [SONG]キー→[F3]キー(Song Edit) キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [S O N G ] キーを繰り返し押す 5 4 2 3 6 4 OPTIMIZE(オプティマイズ)ボタン 画面各部の機能 “E” マークが表示されているソングのオプティマイズ (最適 1 ソングリスト 化)を行います。オプティマイズを行うと、そのソングで現 内蔵ハードディスクに保存されているソングを一覧表示し 在使われていないデータ (アンドゥデータなど) が削除され ます。 反転表示されている列はカレントソングを表し、 点線 ます。内蔵ハードディスクの空き容量を増やしたい場合に の枠で囲まれている列は現在ソングリスト内部で選択され 使います。 ているソングを表します。 注 意 また、 ソングリストのEDIT欄に表示される “E” マークは、 現 ・ オプティマイズを実行した後は、アンドゥ機能でそれ以前の状態 在そのソングが編集の対象として選択されていることを表 に戻すことができなくなります。 します。 [DATA/JOG]ダイアルを使って目的のソングを ・ オプティマイズ操作には、データの断片化(連続したデータが、 点線の枠まで移動させ、 [ENTER]キーを押すことで、 “E” ハードディスク上の離れた位置に分断された状態)を解消する効 果はありません。データの断片化を解消するには、 “デフラグ機 マークの表示/非表示が切り替わります。 能” (FILE画面のDisk Util.ページ)を使ってください。 ソングリストのその他の欄に表示される情報は次の通りです。 ・ 一度にオプティマイズできるソングは1つのみです。カレントソ ングをオプティマイズすることも可能です。 ・ SONG NAME .. ソングネーム(最初の12文字のみ) 5 MIXER IMP(ミキサーインポート)ボタン ・ SAVED AT ....... ソングを最後にセーブした日時 “E”マークが表示されているソングに含まれるミキサー ・ SIZE ................... ソングの容量 データ(シーンメモリーやオートミックスなど)を、カレン ・ BIT/FS ............... ソングの量子化ビット数/サンプリン トソングに取り込み(インポート)します。インポート可能 グ周波数 なデータの種類は、次の中から選択できます。 ・ PRT .................... ソングのプロテクト(→P.238)のオ ・ シーンメモリー(SCENE MEM.) ン/オフ状態 ・ オートミックス(AUTOMIX) 2 DELETE(デリート)ボタン ・ テンポマップ(TEMPO MAP) “E” マークが表示されているソングを、 内蔵ハードディスク ・パッチやエフェクトなどの各種ライブラリー (LIBRARY) から削除します。 複数のソングに “E” のマークを表示させて ・ MIDIリモートの設定(MIDI REMOTE) おけば、一括して削除できます。 注 意 ・ インポート元として選択できるソングは1つのみです。複数のソ 注 意 ングに“E” マークが付いているときにインポートを実行しようと ・ カレントソングは削除できません。 すると、エラーメッセージが表示されます。 ・ 削除したソングは永久に復帰できなくなります。この操作は慎重 ・ カレントソングをインポート元として選択することはできません。 に行ってください。 6 パラメーター欄 3 COPY(コピー)ボタン “E” マークが表示されているソングを、 内蔵ハードディスク 内にコピーします。 複数のソングに “E” のマークを表示させ ておけば、一括してコピーできます。 240 リファレンス編 2∼5の各ボタンにカーソルを合わせたときに、そのボタ ンで実行できる機能名(DELETE/COPY/OPTIMIZE/ MIXER IMPORT)が表示されます。 Tempo Mapページ SONG ソングのテンポ情報と拍子情報をプログラムする 画 面 機能 ソングを小節管理するために、テンポマップ にソングのテンポ情報と拍子情報をプログラ ムします。 キー操作 1 5 ・ [SONG]キー→[F4] ( Tempo Map) キー ・ 右の画面が表示されるまで [SONG] キー を繰り返し押す 2 画面各部の機能 3 4 6 7 8 注 意 ・ ステップナンバー1の拍子情報は、小節番号を変更できません。 1 METER(メーター) ・ 同じ小節番号に2 つの拍子情報を置くことはできません。 MEASUREにカーソルを合わせて既存の拍子情報と同じ小節番 入力されている拍子情報を、ソングの先頭から一覧表示し 号を指定すると、既存の情報が削除されます。 ます。 点線の枠で囲まれている列は、 現在選択されている拍 子情報です。 2 NEW(ニュー)ボタン METER欄に表示される拍子情報には、次の各項目が含ま METER欄の最後に新しい拍子情報を追加します。このボ れます。 タンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 最終の ステップナンバーの後に、拍子情報が追加されます。 ・ STEP .................. 拍子情報の番号 (ステップナンバー) を 表します。この位置にカーソルを合わ せ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して 3 INS(インサート)ボタン METER欄に新しい拍子情報を挿入します。このボタンに 目的の拍子情報を選択します。 カーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 現在選択され ・ MEASURE ........ 拍子情報の位置(小節番号)を表しま ている(点線の枠で囲まれている)ステップナンバーの前 す 。こ の 位 置 に カ ー ソ ル を 合 わ せ 、 に、新規の情報が挿入されます。 [DATA/JOG]ダイアルを回して、該 当 す る 拍 子 情 報 の 小 節 番 号( 1 ∼ 注 意 1000) を変更します。 前後の拍子情報 ・ 入力可能な拍子情報の数は、最大26ステップ(ステップナンバー をまたいで入力位置を変更した場合 1∼26) です。 この数を超えて追加/挿入することはできません。 は、自動的にステップナンバーが入れ ・ INSボタンを使って、ステップナンバー1の前に新規の情報を挿 入することはできません。 替わります。 ・ METER .............. 拍子の設定値です。この位置にカーソ 4 DEL(デリート)ボタン ルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイアル METER欄から拍子情報を削除します。このボタンにカー を回して、拍子(2/1∼8/8)を設定し ソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 現在選択されてい ます。拍子の分子と分母は個別に設定 る(点線の枠で囲まれている)拍子情報が削除されます。な できます。 お、ステップナンバー1の拍子情報は削除できません。 ヒント AW2816が初期状態のときは、1小節目に4/4の拍子情報が入力 5 TEMPO(テンポ) 入力されているテンポ情報を、ソングの先頭から一覧表示 されています。 します。 点線の枠で囲まれている列は、 現在選択されている テンポ情報です。 リファレンス編 241 SONG 画面 TEMPO欄に表示されるテンポ情報には、次の各項目が含 まれます。 ■ Tempo Mapページの追加機能 Tempo Mapページでは、 [SHIFT]キーを押すと [F1]∼ [F3] ・ STEP .................. テンポ情報の番号 (ステップナンバー) キーに次の追加機能が割り当てられています。 を表します。この位置にカーソルを合 わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回し て目的のテンポ情報を選択します。 ・ MEASURE/ BEAT ................. テンポ情報の位置 (小節番号/拍) を表 します。 この位置にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して、該 当す る テンポ 情報 の 小節番 号( 1 ∼ ・[F1] (NEW)キー カーソルがMETER欄にあるときは、 METER欄の最後に新 1000) と拍を変更します。 前後のテン しい拍子情報を追加します。カーソルがTEMPO欄にある ポ情報をまたいで入力位置を変更した ときは、TEMPO欄の最後に新しいテンポ情報を追加しま 場合は、自動的にステップナンバーが す。 入れ替わります。 ・ TEMPO .............. テンポ情報の設定値です。この位置に カーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダ ・[F2] (INS)キー カーソルがMETER欄にあるときは、 METER欄に新しい拍 イアルを回して、該当するテンポ情報 子情報を挿入します。 カーソルがTEMPO欄にあるときは、 のテンポ(BPM)を設定します。BPM TEMPO欄に新しいテンポ情報を挿入します。 の値は、 20.0∼300.0の範囲を0.1単 位で設定できます。 ・[F3] (DEL)キー 6 NEW(ニュー)ボタン カーソルがMETER欄にあるときは、 METER欄で現在選択 TEMPO欄の最後に新しいテンポ情報を追加します。この されている拍子情報を削除します。カーソルがTEMPO欄 ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 最終 にあるときは、TEMPO欄で現在選択されているテンポ情 のステップナンバーの後に、テンポ情報が追加されます。 報を削除します。 7 INS(インサート)ボタン TEMPO欄に新しいテンポ情報を挿入します。このボタン にカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 現在選択さ れている (点線の枠で囲まれている) ステップナンバーの前 に、新規の情報が挿入されます。 注 意 ・ 入力可能なテンポ情報の数は、最大26ステップ(ステップナン バー1∼26)です。この数を超えて追加/挿入することはできま せん。 ・ INSボタンを使って、ステップナンバー1の前に新規の情報を挿 入することはできません。 8 DEL(デリート)ボタン TEMPO欄からテンポ情報を削除します。このボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 現在選択され ている (点線の枠で囲まれている) テンポ情報が削除されま す。 なお、ステップナンバー1のテンポ情報は削除できませ ん。 242 リファレンス編 Shut Downページ SONG AW2816の電源を切れる状態にする 画 面 機能 AW2816をシャットダウンし、電源を切れる状態 1 にします。 キー操作 ・ [SONG]キー→[F5] (Shut Down)キー ・ 右の画面が表示されるまで[SONG] キーを繰り 返し押す 2 画面各部の機能 1 カレントソングステータス カレントソングのさまざまな情報を表示します。 ・ NAME ................ カレントソングのソングネーム ・ COMMENT ....... カレントソングのコメント ・ BIT ...................... カレントソングの量子化ビット数 ・ FS ....................... カレントソングのサンプリング周波数 ・ SIZE ................... 最後に保存したときのカレントソング の容量 ・ PROTECT ......... ソングのプロテクトの設定 ・ SAVE AT .......... カレントソングを最後に保存した日時 注 意 ・ SIZEとSAVE ATの表示内容は、カレントソングを保存した時 点で、新しい情報に更新されます。 ・ このページは表示のみで、設定可能な項目はありません。 2 EXECUTE(エクセキュート)ボタン シャットダウンを実行します。 このページでは、 カーソルが 常にこの位置にあるため、 [ E N T E R ]キーを押すだけで シャットダウンが実行されます。 注 意 ・ シャットダウンを行わずにAW2816の電源を切ると、内蔵ハー ドディスクのデータが破損する恐れがあります。電源を切るとき は、必ずシャットダウンを実行してください。 ・ AW2816の電源を切るときは、最初にパワーアンプなどの再生 装置のボリュームをゼロ(または電源をオフ)にしてください。 リファレンス編 243 FILE 画面 Backupページ ソングをバックアップする 機能 内蔵ハードディスク上のソングデータを、 内 蔵/外付けのCD-RWドライブやMOなどの SCSI機器にバックアップします。 1 キー操作 ・ [FILE]キー→[F1] (Backup)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [FILE]キー を繰り返し押す 3 4 2 6 5 7 2 BACKUP SONG(バックアップソング)ボタン 画面各部の機能 ソングリストで現在選択されているソングを、バックアッ 1 ソングリスト プの対象として選択するか(ENABLE)、対象から外すか 内蔵ハードディスクに保存されているソングを一覧表示し (DISABLE)を切り替えます。 ます。 点線の枠で囲まれているソングが、 現在選ばれていま このボタンにカーソルを移動し、 [ENTER] キーを押すと、 す。 なお、 反転表示されている列は、 カレントソング (現在読 現在選ばれているソングのBACKUP欄のマーク (●または み込まれているソング)を表しています。 ○)が切り替わります。 B A C K U P 欄では、バックアップの対象となるソングを “●”、バックアップの対象から外れているソングを“○” の 3 ALL ENABLE(オールイネーブル)ボタン マークで表します。 このボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 すべてのソングがバックアップの対象として選ばれます。 ソングリストには、次の各情報が表示されます。 ・ SONG NAME .. ソングネーム(ただし、最初の12文字 4 ALL DISABLE(オールディセーブル)ボタン のみ) このボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 ・ SAVED AT ....... ソングを最後にセーブした日時 すべてのソングがバックアップの対象から外れます。 ・ SIZE ................... ソングの容量 ・ BIT/FS ............... ソングの量子化ビット数/サンプリン 5 SOURCE(ソース) バックアップ元となるドライブ (内蔵ハードディスク) を表 グ周波数 示します。この欄は表示のみで変更はできません。 ・ PRT .................... ソングのプロテクト(→P.238)のオ ン/オフ状態 6 DESTINATION(デスティネーション) バックアップ先となるドライブを選択します。この欄に カーソルを移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルを使って対 象となるSCSI IDナンバー(外部SCSI機器/外付けCDRWドライブ) または “ATAPI” (内蔵CD-RWドライブ) を選 び、 [ENTER]キーを押して決定します。 244 リファレンス編 7 EXECUTE(エクセキュート)ボタン このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 実行を確認するポップアップウィンドウが現れます。続い てOKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す と、バックアップが開始されます。 FILE ヒント 画 面 ・ MOなどのリムーバブルメディアにバックアップする場合は、複 数枚のメディアに分割してバックアップできる“TYPE1”と、1 枚のメディアにソング単位でバックアップする“TYPE2”の2種 類の方式が選べます。 TYPE1とTYPE2の選択は、UTILITY画面 のPrefer.3ページ(→P.268)で行います。 ・ CD-R/RWメディアにバックアップを行うときは、 書き込み中の エラーを事前にチェックする“テスト書き込み機能”や、書き込ま れたデータと元のデータを比較してエラーをチェックする“コン ペア機能”のオン/オフをあらかじめ設定しておくことができま す(→P.269)。 ・ バックアップの詳しい操作手順は、P.162をご参照ください。 ■ Backupページの追加機能 Backupページでは、 [SHIFT]キーを押すと [F1]∼[F2]キー に次の追加機能が割り当てられています。 ・[F1] (CD LOAD)キー CD-RWドライブのトレイを閉じてCDを読み込みます。 ・[F2] (CD UNLOAD)キー CD-RWドライブのトレイを開きます。 リファレンス編 245 FILE 画面 Restoreページ バックアップしたソングのデータを読み戻す 機能 内蔵/外付けCD-RWドライブや外部SCSI 機器から、AW2816の内蔵ハードディスク にソングデータを読み戻し(リストア)しま 1 す。 キー操作 ・ [FILE]キー→[F2] (Restore)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [FILE]キー を繰り返し押す 2 3 4 5 6 7 3 ALL ENABLE(オールイネーブル)ボタン 画面各部の機能 このボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 1 ソングリスト すべてのソングがリストアの対象として選ばれます。 バックアップ先の内蔵CD-RWドライブまたは外部SCSI 機器に保存されているソングを一覧表示します。点線の枠 4 ALL DISABLE(オールディゼーブル)ボタン で囲まれているソングが、現在選ばれています。 このボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 すべてのソングがリストアの対象から外れます。 RESTORE欄では、 リストアの対象となるソングを “●” 、 対 象から外れているソングを“○”のマークで表します。 5 SOURCE(ソース) ソングリストには、次の各情報が表示されます。 リストア元となるドライブを選択します。この欄にカーソ ・ SONG NAME .. ソングネーム(ただし、最初の12文字 ルを移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルを使って対象とな るSCSI IDナンバー (外付けCD-RWドライブ/SCSI機器) のみ) または “ATAPI” (内蔵CD-RWドライブ) を選び、 [ENTER] ・ SAVED AT ....... AW2816の内蔵ハードディスクにソ キーを押して決定します。 ングを最後にセーブした日時 ・ SIZE ................... ソングの容量 6 DESTINATION(デスティネーション) ・ BIT/FS ............... ソングの量子化ビット数/サンプリン リストア先となるドライブ (内蔵ハードディスク) を表示し グ周波数 ます。この欄は表示のみで変更はできません。 ・ PRT .................... ソングのプロテクト(→P.238)のオ 7 EXECUTE(エクセキュート)ボタン ン/オフ状態 このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 2 RESTORE SONG(リストアソング)ボタン 実行を確認するポップアップウィンドウが現れます。続い ソングリストで現在選択されているソングを、 リストアの てOKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押す 対象として選択するか(E N A B L E )、対象から外すか と、リストアが開始されます。 (DISABLE)を切り替えます。 このボタンにカーソルを移動し、 [ENTER]キーを押すと、 現在選ばれているソングのRESTORE欄のマーク(●また ヒント ・ 上位機種のAW4416でバックアップしたソングデータのうち、 各トラックのオーディオデータに限り、AW2816でもリストア は○)が切り替わります。 できます。 ・ リストアの詳しい操作手順は、P.164をご参照ください。 246 リファレンス編 ■ Restoreページの追加機能 Restoreページでは、 [SHIFT] キーを押すと[F1] ∼[F3] キー に次の追加機能が割り当てられています。 FILE 画 面 ・[F1] (CD LOAD)キー CD-RWドライブのトレイを閉じてCDを読み込みます。 ・[F2] (CD UNLOAD)キー CD-RWドライブのトレイを開きます。 ・[F3] (RELOAD)キー MOなどのリムーバブルメディアをリロード (再読み込み) し、ソングリストを更新します。 リファレンス編 247 FILE 画面 Disk Util.ページ ディスクのフォーマットや消去を行う 機能 内蔵ハードディスクのフォーマットや断片化の解消 1 (デフラグ)、外部SCSI機器のフォーマット、CDRWメディアの消去などを行います。 キー操作 ・ [FILE]キー→[F3] (Disk Util.)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [FILE]キーを繰り 返し押す 画面各部の機能 1 ドライブセレクト ・ デフラグの処理には、1GBのデータにつき約1時間かかります。 この欄にカーソルを移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルを この間、AW2816の電源は絶対に切らないでください。ハード 使ってドライブを次の中から選択します。 ディスクやデータに致命的な損傷を受け、復帰できなくなる恐れ があります。 ・ SCSI IDナンバー .. M O などの外部S C S I 機器をフォー ・ 落雷などにより停電が予想されるときは、デフラグ処理を控えて ください。 マットするとき、もしくは外付けCDRWドライブ内部のCD-RWメディア ヒント を消去するときに選びます。 デフラグの実行中に[ENTER]キーを押して、処理を中断すること ・ ATAPI ................ 内蔵CD-RWドライブ内部のCD-RW メディアを消去するときに選びます。 ・ INT.IDE .............. 内蔵ハードディスクをフォーマット/ もできます。 3 FORMAT(フォーマット) 内蔵ハードディスクのフォーマットを実行します。 デフラグするときに選びます。 選択した後に [ENTER] キーを押すと、 ドライブが決まりま 注 意 す。 フォーマットを実行すると、ハードディスク内のすべてのオー ディオデータが永久的に消去されますので、操作は慎重に行って なお、 選択されたドライブに応じて、 ディスプレイが次のように ください。 変化します。 ■外部SCSI機器 (MOや外付けハードディス クなど)を選択した場合 ■内蔵ハードディスクを選択した場合 4 2 5 3 4 QUICK/NORMAL(クイック/ノーマル)ボタン 2 DEFRAG(デフラグ) 内蔵ハードディスク上のデータの断片化を解消する“デフ ラグ”を実行します。 次の2つのボタンを使って、 外部SCSI機器をフォーマット する方法を選択します。 ・ NORMAL .......... 通常のフォーマットを実行します。不 注 良セクタをチェックしながらフォー 意 ・ デフラグ中の読み込み/書き込みエラーが原因で、内蔵ハード ディスク上のデータが破損する場合があります。内蔵ハードディ スクに大切なソングがあるときは、事前にバックアップを行って ください。 248 リファレンス編 マットを行うので、完了するまでやや 時間がかかります。 ・ QUICK ............... 不 良 セ ク タ の チ ェ ッ ク を 省 略 し た 7 WRITE SPEED(ライトスピード) フォーマットを実行します。ディスク ×1、×2、×4、×6の各ボタンを使って、書き込み速度(等 をすぐに消去して使いたいときに便利 倍速/2倍速/4倍速/6倍速)を設定します。 です (ただし、 不良セクタが残る恐れが ヒント ありますので、大事な録音にはお勧め プ、WAVファイルのエクスポート、オーディオCD作成時の書き込 5 ファイルシステムセレクト み速度に影響します。通常は、CD-RWドライブが対応する一番速 い速度に設定してください。 この欄にカーソルを合わせて[DATA/JOG] ダイアルを回 し、次の2つの中からフォーマット時に使用するファイル 8 CD-RW MEDIA ERASE(CD-RWメディアイ システムを選びます。 レース) ・ ORIGINAL ........ AW2816独自のファイルシステムで CD-RWメディアを消去する方法を次の2つの中から選択 メディアをフォーマットします。該当 します。 するドライブをソングのバックアップ ・ SIMPLY ............. CD-RWメディアのTOC(目次情報)の 先として使う場合は、こちらを選択し みを消去する方法です。 この方法は、 比 てください。 較的速く消去が完了します。 ・ FAT16 ............... 主にWindows OSで利用されるファ ・ PERFECTLY .... CD-RWメディア上のすべてのデータ イルシステム(FAT16)でメディアを を消去する方法です。 この方法は、 消去 フォーマットします。該当するドライ が完了するまで時間がかかります。 ブを経由し、AW2816とコンピュー ターとの間でWAVファイルをやり取 注 意 りしたい場合は、こちらを選択してく いずれの方法でも、消去を実行すると、CD-RWメディア上のデー ださい。 タが永久的に失われます。操作は慎重に行ってください。 ヒント 注 意 CD-RWメディアの消去方法については、P.161をご参照くださ 外付けハードディスクやMOディスクのフォーマットを実行する い。 ときは、最初に適切なファイルシステムが選択されていることを 確認してください。フォーマット後にファイルシステムを切り替 えることはできません。 ■ Disk Util.ページの追加機能 ■ 内蔵/外部CD-RWドライブを選択した場 合 Disk Util.ページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F2] キー に次の追加機能が割り当てられています。 8 6 ・[F1] (CD LOAD)キー CD-RWドライブのトレイを閉じてCDを読み込みます。 7 ・[F2] (CD UNLOAD)キー 6 AUDIO READ SPEED(オーディオリードスピー CD-RWドライブのトレイを開きます。 ド) ×1、 ×2、 ×4、 ×8の各ボタンを使って、 オーディオデータ の読み込み速度(等倍速/2倍速/4倍速/8倍速)を設定 します。 ヒント この設定が影響するのは、 CDからオーディオデータをインポート するときに限ります(それ以外の用途では、自動的にCD-RWドラ イブが対応する一番速い速度で読み込みが行われます)。通常は、 CD-RWドライブが対応する一番速い速度に設定してください。 リファレンス編 249 FILE この設定は、CD-RWドライブを使ったソングデータのバックアッ しません)。 画 面 CD 画面 CD Writeページ CD-RWドライブを使ってオーディオCDを作成する 機能 ソングに含まれるステレオトラックのデータ をCD-R/RWメディアに書き込んで、オー ディオC D を作成します(マスタリング機 1 6 能)。 キー操作 ・ [CD]キー→[F1] (CD Write)キー ・ 右の画面が表示されるまで[CD]キーを 2 3 4 7 押す 5 8 9 K J L ・ トラックアットワンス 画面各部の機能 CD上のトラック単位でオーディオデータを記録する方式 1 DRIVE(ドライブ) です。使用するメディアがCD-Rの場合のみ選択できます。 内蔵または外付けのCD-RWドライブを選択します。 この欄 この方式で記録したCD-Rメディアは、 ファイナライズ処理 にカーソルを移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルを使って を行わない限り、別のデータを追記できます(ただし、ファ “ATAPI” (内蔵CD-RWドライブ) またはSCSI IDナンバー イナライズ処理を行っていないCD-Rメディアは、一般の (外付けCD-RWドライブ) を選び、 [ENTER] キーを押して CDプレーヤーやAW2816のCDプレイ機能では再生でき ません)。 決定します。 ・ ディスクアットワンス 2 FINALIZE(ファイナライズ)ボタン すべてのトラック (ディスク全体) を一度に記録する方式で トラックアットワンス方式を使って記録したCD-Rメディ す。この方式で記録したCD-R/RWメディアは、自動的に アに対して、トラックの位置情報を含むデータ領域を書き ファイナライズ処理が行われます。 込む“ファイナライズ処理”を実行します。このボタンは、 TRACK AT ONCEボタン(3 )をオンにしたときにのみ 表示されます。 注 5 WRITE SPEED(ライトスピード)ボタン ×1、×2、×4、×6の各ボタンを使って、書き込み速度(等 倍速、 2倍速、 4倍速、 6倍速) を設定します。 通常は、 CD-RW 意 ドライブが対応する最も速い速度に設定します。 トラックアットワンス方式でオーディオデータを記録したCD-R メディアは、ファイナライズ処理を行わなければ、一般CDプレー ヤーやAW2816のCDプレイ機能を使って再生することができ 6 トラックリスト ません。 CDの各トラックに書き込むステレオトラックを表示/選 3 TRACK AT ONCE(トラックアットワンス)ボタ ン 選択されているトラックを表します。トラックリストの各 欄に表示される情報は次の通りです。 4 DISC AT ONCE(ディスクアットワンス)ボタン これらの2つのボタンを使って、CD-RまたはCD-RWメ ディアにデータを記録する方式を次の2つの中から選択し ます。 250 択します。 点線で囲まれている列は、 現在操作の対象として ・ TRACK .............. CDのトラックナンバーを表します。 こ の位置にカーソルを合わせ、 [DATA/ JOG]ダイアルを使って、操作の対象 となるトラックを選択します。 リファレンス編 ・ SONG NAME .. ステレオトラックを含むソングのソン L EXECUTE(エクセキュート)ボタン グネームを表します。この位置にカー CD-R/RWメディアへの書き込み (マスタリング) を実行し ソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイア ます。 ルを使って、該当するトラックに書き ヒント 込むステレオトラックを選択します。 ・ 実際に書き込みを開始する前に、データ転送中にエラーが起きな ・ SIZE ................... ステレオトラックのデータ容量を表し いかどうかをチェックすることも可能です(テスト書き込み機 ます。データの総合計はトー タル欄 能)。この設定は、UTILITY画面のPrefer.3ページ(→P.268)で CD (7)に表示されます。 行います。 ・ COPY ................. コピープロテクトの有無を表示しま ・ オーディオCDを作成する手順については、P.179をご参照くだ さい。 す。COPYRIGHTボタン(K )を使っ てデジタルコピーを禁止した(コピー プロテクトを有効にした)トラックに は、 “ ”のマークが表示されます。 ■ CD Writeページの追加機能 CD Writeページで[SHIFT]キーを押すと、 [F1]∼[F5]キー に次の機能が割り当てられています。 注 意 ・ トラックリストに表示されるのは、内蔵ハードディスクに保存さ れているソングのうち、サンプリング周波数=44.1kHzのソン グに含まれるステレオトラックに限られます。サンプリング周波 数=48kHzのソングに含まれるステレオトラックは表示されま せん。 ・ 録音直後のステレオトラックは、カレントソングを保存しない限 り、トラックリストに表示されません。カレントソングのステレ オトラックをCDに書き込みたいときは、最初にカレントソング の保存を実行してください。 ・[F1] (CD LOAD)キー CD-RWドライブのトレイを閉じてCDを読み込みます。 ヒント ・ 24ビット(44.1kHz)のソングに含まれるステレオトラックを ・[F2] (CD UNLOAD)キー 選択した場合、マスタリング時に下位8ビットが切り捨てられ、 CD-RWドライブのトレイを開きます。 16ビット(44.1kHz)に変換されます。 ・ CD-RWドライブにトラックアットワンス方式でデータが記録さ れたCD-Rメディアが挿入されているときは、SONG NAME/ ・[F3] (NEW)キー トラックリスト(6 )の最後に新しいトラックを追加しま SIZE/COPY欄に“---EXISTING---”と表示されます。 す。 NEWボタン(8)と同じ機能です。 7 トータル トラックリストのSIZE欄の合計を表示します。74分の CD-R/RWメディアに書き込み可能な全容量は、約650M ・[F4] (INS)キー トラックリスト(6 )で現在選択されているトラックナン バイトです。 バーの後に、 新しいトラックを挿入します。 INSボタン (9) と同じ機能です。 8 NEW(ニュー)ボタン トラックリストの最後に新規のトラックを追加します。 ・[F5] (DEL)キー トラックリスト(6 )で現在選択されているトラックを削 9 INS(インサート)ボタン 除します。DELボタン(J)と同じ機能です。 トラックリストで現在選択されているトラックナンバーの 前に、新規のトラックを挿入します。 J DEL(デリート)ボタン トラックリストから現在選択されているトラックを削除し ます。 K COPYRIGHT(コピーライト)ボタン トラックリストで現在選択されているトラックのコピープ ロ テ ク ト を 設 定 し ま す 。ボ タ ン に カ ー ソ ル を 合 わ せ 、 [ENTER]キーを押して次の2つのボタン表示を切り替え ます。 ・ PROHIBIT ........ トラックのデジタルコピーを禁止しま す(コピープロテクト有効)。 ・ PERMIT ............. トラックのデジタルコピーを許可しま す(コピープロテクト無効)。 リファレンス編 251 画 面 CD 画面 CD Playページ CD-RWドライブを使ってオーディオCDを再生する 機能 AW2816に接続されている内蔵/外付け CD-RWドライブを使って、オーディオCDを 再生します(CDプレイ機能)。 1 3 キー操作 ・ [CD]キー→[F2] (CD Play)キー 4 2 ・ 右の画面が表示されるまで[CD]キーを 押す ステレオアウトプットチャンネル STEREO L STEREO R 画面各部の機能 1 DRIVE(ドライブ) 内蔵または外付けCD-RWドライブを選択します。 この欄に CD PLAY mode カーソルを移動させ、 [ DATA/JOG]ダイアルを使って ATT 4BAND EQ DYNAMICS “ATAPI” (内蔵CD-RWドライブ) またはSCSI IDナンバー OFF LEVEL BAL STEREO ON (外付けCD-RWドライブ) を選び、 [ENTER] キーを押して 決定します。 ON ATT 4BAND EQ DYNAMICS 2 CD PLAY MODE(CDプレイモード)ボタン この欄にカーソルを移動させ、 [ENTER] キーを押して、 CD CD-RW DRIVE プレイ機能のオン/オフを切り替えます。 CDプレイ機能が L R オンのときは、トランスポートセクションの各キーを使っ 注 意 て、オーディオCDの再生/停止などをコントロールしま ・ オーディオCDの再生中は、ディスプレイセクションのアクセス す。CDプレイ機能がオンのとき、 各キーの機能は次のよう インジケーターが点滅します。 に変化します。 ・ CDプレイ機能の操作方法については、P.177をご参照ください。 キー 機能 PLAY[®]キー オーディオCDの再生 STOP[■]キー オーディオCDの停止 FF[ ]/REW[ ]/[ [ ]キー ]キー 3 カウンター トラックリスト(4 )で現在選択されている再生トラック のトラックナンバー(TRACK欄)と、そのトラックの経過 早送り/巻き戻し 時間(TIME欄)を表示します。 トラックの選択 4 トラックリスト 注 意 C D のトラックナンバー(T R A C K 欄)とトラックの時間 ・ CDプレイ機能がオンの間は、上記のキーと[CURSOR]キー、 [DATA/JOG]ダイアル、 [ENTER]キーを除くキー操作が無効 (TIME欄) を一覧表示します。 反転表示されている列は、 現在 選択されている再生トラックを表します。 トラックリストに になります。 ・ CDオーディオの信号は、ステレオアウトプットチャンネルを経 由して、 STEREO OUT端子から出力されます(STEREOフェー カーソルを移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルと[ENTER] キーを使って再生トラックを選ぶこともできます。 ダーで音量を調節できます)。この間、他のチャンネルの信号は、 ステレオアウトプットチャンネルには送られません。 ヒント CDプレイ機能では、ミックスモードCD-ROM(トラック2以降の み)や、CDエキストラ (第1セッションのみ)のオーディオも再生で きます。 252 リファレンス編 ■ CD Playページの追加機能 CD Playページで[SHIFT] キーを押すと、 [F1] ∼[F2] キーに 次の機能が割り当てられています。 CD 画 面 ・[F1] (CD LOAD)キー CD-RWドライブのトレイを閉じてCDを読み込みます。 ・[F2] (CD UNLOAD)キー CD-RWドライブのトレイを開きます。 リファレンス編 253 QUICK REC 画面 Quick Recページ 入力ソースとトラックを視覚的にパッチする 1 機能 2 6 パッチングの状態を画面上で確認しながら、 8系統の 入力ソースをトラック1∼16に直接割り当てます。 キー操作 ・ [QUICK REC]キー 3 4 5 7 8 パッチケーブルを接続するには、MIX.CH側のジャックに 画面各部の機能 カーソルを移動して [ENTER] キーを押し、 続いてREC.TR 1 MIX.CH(ミキサーチャンネル) のジャックにカーソルを移動して[ENTER] キーを押しま す(逆の順番でも、同じように配線できます)。 インプットチャンネル1 ∼8 に割り当てられている入力 ソースを表示します。枠の右側に表示される (ジャック) のマークは、各チャンネルのダイレクト出力を表します。 パッチケーブルを個別に解除するには、C L E A R ボタン 、 すべてを解除するにはALL CLEARボタン (6) を使 (5) います。 ジャックのマークにカーソルを移動して[ENTER]キーを 押すと、 その列のインプットチャンネルが反転表示となり、 操作の対象として選ばれていることを表します。選ばれて 注 意 ・ 1系統のインプットチャンネルを複数のトラックに接続できま いるチャンネルにカーソルを合わせ、もう一度[ENTER] す。ただし、複数のインプットチャンネルを1つのトラックに接続 キーを押すと、選択が解除されます。 することはできません。 各インプットチャンネルの数値ボックスにカーソルを合わ ・ パッチケーブルは最高8本まで配線できます。8本すべてを接続 せ、 [DATA/JOG] ダイアルを回すと、入力ソースを次の中 した後は、いずれかのケーブルを解除しない限り、接続の変更は 行えません。 から選択できます。 ・ Quick Recページで設定したパッチングは、EXECUTEボタン ・ AD 1∼AD 8 ........... INPUT端子1∼8 (8)を使ったときに、初めて有効になります。 ・ SLT-1∼SLT-8 ....... I/Oカード(OPTION I/Oスロッ ト)のINPUT 1∼8 ・ DIN L/DIN R ........... DIGITAL STEREO IN端子のLま 3 CURRENT(カレント)ボタン 4 FLAT(フラット)ボタン たはRチャンネル これら2つのボタンを使って、クイックレックを実行した ・ MET ........................... 内蔵メトロノーム ときに、該当するインプットチャンネルの設定を初期化す るかどうかを決めます。 2 パッチケーブル インプットチャンネル1∼8(MIX.CH欄)のダイレクト出 力と、 レコーダーインプット1∼16(REC.TR欄)の接続状 態を仮想のパッチケーブルで表示します。 254 リファレンス編 CURRENTボタンをオン (反転表示) にしておくと、 クイッ クレックを実行してもインプットチャンネルの設定はその ままで、パッチングのみが変化します。 FLATボタンをオンにしておくと、 クイックレックを実行し たときに、パッチケーブルが接続されたインプットチャン ネルにチャンネルライブラリー01がリコールされ、 ミック スパラメーターが初期状態となります。 5 REC.TR(レコーダートラック) トラック1∼16の接続状態を表示します。 枠の左側に表示 のマークは、 各トラックの入力 (レコー される (ジャック) ダーインプット) を表します。ジャックにカーソルを移動し て [ENTER] キーを押すと、 その列のトラックが反転表示と QUICK REC なり、 操作の対象として選ばれていることを表します。 選ば れているトラックにカーソルを合わせてもう一度 [ENTER]キーを押すと、選択が解除されます。 6 ALL CLEAR(オールクリア)ボタン 画 面 すべてのパッチケーブルを解除します。 7 CLEAR(クリア)ボタン そのトラックに接続されているパッチケーブルを解除しま す。 8 EXECUTE(エクセキュート)ボタン このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 Quick Recページで設定したパッチングが有効となりま す。 このとき、 パッチケーブルで接続したインプットチャン ネル/トラックが、次のように変化します。 ・ Quick Recページで設定したパッチングに従って、 該当 するインプットチャンネル/トラックの信号の流れが 変更されます。 ・ 該当するインプットチャンネルでは、 ステレオバスへの 割り当てが強制的にオフになります。 ・ 該当するトラックのモニターチャンネルでは、ミックス パラメーターが初期設定値にリセットされます。 ・ 該当するトラックがすべて録音待機状態になります。 ・ FLATボタンがオンのときは、パッチケーブルが接続さ れたインプットチャンネルの設定が初期状態に戻りま す。 Quick Recページの操作方法は、P.80をご参照ください。 注 意 ・ Quick Recページでパッチケーブルが接続されていないイン プットチャンネル/トラック(モニターチャンネル)は、一切影響 を受けません。 ・ Quick Recページを呼び出すと、最後に設定したパッチケーブ ルがそのまま表示されます。ただし、他の画面でインプットパッ チやレコーダーインプットパッチを手動で変更してある場合、 パッチケーブルの表示と実際の信号の流れが一致しないことも あります。 リファレンス編 255 SETUP 画面 D.in Setupページ ワードクロック/カスケードの設定を行う 2 機能 AW2816が同期するワードクロックのソー スの選択や、 バリピッチの設定を行います。 ま た、 外部機器のデジタル出力を、 AW2816の ステレオバスにカスケード接続する場合の設 1 定も、このページで行います。 3 キー操作 ・ [SETUP]キー→[F1] ( D.in Setup) 5 4 キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [SETUP] キーを繰り返し押す ・ D.ST IN 画面各部の機能 DIGITAL STEREO IN端子からの入力信号に含まれる 1 スロット ワードクロック情報をクロックソースとして選択します。 OPTION I/Oのスロットに別売のI/Oカードが装着されて いるときは、 この位置にI/Oカードの種類を表すイラストが 表示されます。カードが装着されていないときは、 “N o Card”と表示されます。 AW2816のステレオバスに外部機器のデジタル出力をカ スケード接続するとき、もしくはワードクロックのスレー ブになれない機器 (CDプレーヤーなど)の信号をDIGITAL STEREO IN端子経由で入力するときなどに利用します。 2 WORD CLOCK SOURCE(ワードクロックソー 反転表示されたボタンは、 現在ワードクロックの ス) ソースとして選ばれていることを示します。 AW2816が同期するクロックソースを、次の中から選択 ×の印が付いたボタンは、該当するデジタルI/O します。 カードや端子からデジタルオーディオ信号が入 力されていないことを示します。 このような表示 ・ SLOT 1/2∼7/8 OPTION I/Oのスロットに装着されたデジタルI/Oカード からの入力信号をクロックソースとして選択します。デジ のボタンは、 クロックソースとして選択できませ ん。 タルI/Oカードのインプット1/2∼7/8の中から、 いずれか /の印が付いているボタンは、 該当するデジタル 1つのペアが選択できます。 I/Oカードや端子からデジタルオーディオが入力 デジタルM T R などの外部機器をワードクロックのマス ターにして、デジタル入力信号に含まれるクロック情報に されているが、AW2816の内部クロックとは同 期していないことを示します。 該当するデジタルI/Oカードや端子からデジタル 対し、AW2816を追従させるときに利用します。 オーディオが入力され、 AW2816の内部クロッ ・ INT クと同期していることを表します。 AW2816の内部クロックをクロックソースとして選択し ます。 AW2816を単体で使用する場合、あるいはAW2816を ワードクロックのマスターにして、デジタルMTRなどの外 部機器を追従させるときに利用します。 256 リファレンス編 3 Fs(サンプリング周波数) 現在クロックソースとして選ばれている信号のサンプリン グ周波数を表示します。 注 意 ・ クロックソースを切り替えた直後は、AW2816がそのクロック ソースに同期を試みていることを表す“LOCK”の文字がしばら く表示されます。 ・“UNLOCK” の文字が表示されるときは、 何らかの理由で、現在選 択されているクロックソースと同期できていません。クロック ソースの選択が適切か、外部機器に異状はないかを確認してくだ さい。 ・ AW2816を外部のクロックソースに追従させる場合、ソングの サンプリング周波数と、 Fs欄に表示される値が一致しているかど SETUP うかを確認してください。値が異なる場合、クロックソースを “INT(内部クロック)”に戻したときに、ピッチが変化することが あります。 画 面 4 VARI(バリピッチ) クロックソースとして“INT(内部クロック) ”が選ばれてい るときに、次の2つのボタンを使って、サンプリング周波数 を可変させるかどうかを選択します。 ・ FIX(フィックス)ボタン このボタンをオンにすると、AW2816のサンプリング周 波数が、 ボタンの右側に表示される値に固定されます。 通常 はこちらの設定で使用します。 ・ VARI(バリピッチ)ボタン このボタンをオンにすると、右側のノブを使ってサンプリ ング周波数を−5.97%∼+6.00%の範囲で微調節できま す。 主に、 再生音のピッチやソングの長さを微調整したいと きに使用します。 5 STEREO BUS CASCADE(ステレオバスカス ケード) DIGITAL STEREO IN端子に接続された外部機器を、 AW2816のステレオバスとカスケード接続するかどうか を決定します。 クロックソースとして “D.ST IN” を選択し、 “DISABLE” と 表示されたボタンにカーソルを合わせて [ENTER]キーを 押すと、ボタンの表示が“ENABLE”に変わります。この状 態で、DIGITAL STEREO IN端子から入力された信号が、 AW2816のステレオバスへと直接送られます。 このとき、 ATT.ノブを使って、 入力信号のレベル (減衰量) を調節でき ます。 注 意 クロックソースとして“D.ST IN”以外のクロックが選ばれている ときにカスケード接続を有効にしようとしても、 “C A N N O T ASSIGN DIGITAL ST-IN”とメッセージが表示され、ボタンを “ENABLE”にすることができません。 リファレンス編 257 SETUP 画面 Monitorページ デジタル入力信号を監視する 機能 1 DIGITAL STEREO IN端子、またはOPTION I/Oスロッ トに装着されたデジタルI/Oカードから入力されるデジタ ルオーディオ信号の状態をモニターします。 キー操作 ・ [SETUP]キー→[F2] (Monitor)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [SETUP]キーを繰り返し 押す ・ CATEGORY(カテゴリー) 画面各部の機能 デジタル入力信号のカテゴリーを表示します。 1 CHANNEL STATUS MONITOR(チャンネル ステータスモニター) DIGITAL STEREO IN端子、およびOPTION I/Oに装着 されたデジタルI/Oカードから入力されるデジタル信号の 状態をモニターします。 各項目の表示内容は次の通りです。 表示 GEN 内容 一時的に使用 LASER OPTICAL C D プレーヤーなどのオプティカル レーザー機器 D/D Conv D/Dコンバーターおよびシグナルプ ロセッサー ・ Fs(フリケンシー) 入力信号のサンプリング周波数を表示します。 表示 内容 D.Broadcast デジタル放送 Instrument 楽器または音源 AD Conv A/Dコンバーター(著作権情報なし) 44.1k サンプリング周波数=44.1kHz AD Conv with(c) A/Dコンバーター(著作権情報あり) 48k サンプリング周波数=48kHz Solid Memory 固体メモリー機器 None 未知のサンプリング周波数 Experimental 実験機器 UNLOCK 信号が入力されていない、 または無効 Unknown 未知の機器 な信号が入力されている ・ COPY(コピー許可) ・ EMPHASIS(エンファシス) 入力信号がエンファシス処理されているかどうかを表示し デジタル入力信号のコピー許可/禁止情報を表示します。 ます。 表示 表示 内容 On エンファシス=オン Off エンファシス=オフ ??? 未知 内容 OK コピー許可 Prohibit コピー禁止 ヒント ・ 信号の高音域をあらかじめ強調しておく処理を“エンファシス”、 この信号の高音域を減衰させて特性をフラットに戻す処理を “ディエンファシス”と呼びます。なお、AW2816では、エンファ シス処理されたデジタル信号を受信しても、ディエンファシスは 行いません。 ・ オプションI/Oからのデジタル入力信号は、奇数→偶数の順に並 んだ入力チャンネル×2(チャンネル1/2、3/4…)単位で表示さ れます。 258 リファレンス編 Dither Outページ デジタル出力のディザー処理/ワード長を設定する 機能 1 2 24ビットのソングでオーディオ信号をデジタル出力すると きの、ディザー処理のオン/オフ、およびディザー処理を行 う場合のワード長を設定します。 キー操作 ・ [SETUP]キー→[F3] (Dither Out)キー SETUP ・ 右の画面が表示されるまで、 [SETUP]キーを繰り返し 押す 画 面 画面各部の機能 1 ON/OFF(ディザー処理のオン/オフ) DIGITAL STEREO OUT端子(DIGITAL ST OUT)と OPTION I/Oスロットの出力チャンネル(OPTION OUT SLOT)に対して、ディザー処理のオン/オフを設定しま す。 ヒント ・ ビット数の高いシステムから低いシステムにデジタルオーディ オを転送すると(例:24ビット→16ビット)、ビットの切り捨て が原因で耳障りな量子化ノイズが発生する場合があります。そこ で、信号にわずかのノイズ成分を加えて、量子化ノイズを聞こえ にくくするのがディザー処理です。 ・ 解像度の低いシステムから高いシステムに転送する場合や(例: 16ビット→24ビット)、同じ解像度のシステム同士で転送する ときは(例:16ビット→16ビット)、ディザーをオンに設定して も、何も効果はありません。 ・ デジタルI/Oカードは、奇数→偶数の順に並んだ出力チャンネル ×2(1/2、3/4…)単位でディザー処理のオン/オフを切り替え ます。 2 WORD LENGTH(BIT) (ワード長) ディザーをオンに設定したチャンネルから出力される信号 のワード長(ビット数)を設定します。 ヒント 例えば、24ビットのソングを16ビットの外部レコーダーにディ ザーをかけて転送したいときは、該当するチャンネルをディザー =オン、ワード長=16に設定します。 注 意 ディザーをオフに設定したチャンネルでワード長を変更しても、 何も効果はありません。 リファレンス編 259 SETUP 画面 Dither TRKページ 録音トラックのディザー処理/ワード長を設定する 機能 1 24ビットのソングでトラック1∼16/ステレオトラック を録音するときの、ディザー処理のオン/オフ、およびディ ザー処理を行う場合のワード長を設定します。 キー操作 ・ [SETUP]キー→[F4] (Dither TRK)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [SETUP]キーを繰り返し 押す 画面各部の機能 1 ON/OFF(ディザー処理のオン/オフ) 奇数→偶数の順に並んだ2トラック(トラック1/2、3/4 …) 単位で、 録音時のディザー処理のオン/オフを切り替え ます(ステレオトラックの設定は、トラック1/2と共通で す)。 ヒント ディザー処理の効果については、Dither Outページ(→P.259)を ご参照ください。 2 WORD LENGTH(BIT)(ワード長) ディザーをオンに設定したトラックを録音するときのワー ド長(ビット数)を設定します。 ヒント 例えば24ビット/44.1kHzで録音したソングにディザーをかけ てオーディオCDに書き込みたいときは、ミックスダウン時にステ レオトラックをディザー=オン、ワード長=16に設定します。 注 意 ・ 同じソースに対して、2回以上ディザーをかけることのないよう に、十分ご注意ください。ディザーの効果がなくなるばかりか、 SN比が悪くなります。 ・ SETUP画面の各ページはすべてのソングで共通した設定なの で、ソングを切り替えてもリセットされません。一度ディザーを オンにして録音が終わったら、必ずオフに戻しておくことをお勧 めします。 260 リファレンス編 2 Solo Setupページ ソロ機能の設定を行う 機能 1 2 3 4 ソロ機能に関する各種設定を行います。 キー操作 ・ [SETUP]キー→[F5] (Solo Setup)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [SETUP] キーを繰 り返し押す SETUP 5 画 面 2 LISTEN(リッスン) 画面各部の機能 STATUS欄(1)でRECORDING SOLOボタンをオンに 1 STATUS(ステータス) したときに、 次の2つのボタンを使って、 各チャンネルから SOLOバスに送られる信号の位置を選択します。 次に挙げる2つのボタンを使って、ソロ機能を利用すると きの動作モードを選択します。 ・ PRE FADER(プリフェーダー)ボタン ・ RECORDING SOLO(レコーディングソロ)ボタン このボタンをオンにしたときは、フェーダー直前の信号が このボタンを オ ンに し たとき は 、ソロ の 信号 が専 用の SOLOバスに送られます。各チャンネルのパンの設定が無 SOLOバスを経由して、 MONITOR OUT端子/PHONES 効になるため、 MONITOR OUT端子/PHONES端子でモ 端子から出力されます (ステレオバスやバス1∼8に送られ ニターする信号は、モノラルになります。 る信号には影響しません) 。 また、 ステレオバスやバス1∼8 ・ AFTER PAN(アフターパン)ボタン に割り当てられていないチャンネルでもモニターできま このボタンをオンにしたときは、フェーダー/パンを通過 す。 した信号がSOLOバスに送られます。MONITOR OUT端 ステレオバスやバス1∼8に送られる信号に影響を与えず 子/PHONES端子でモニターする信号に対して、フェー に、 録音中の入力ソースをモニターしたいときは、 このモー ダーやパンの設定が有効になります。 ドが便利です。 3 SEL MODE(選択モード) ・ MIXDOWN SOLO(ミックスダウンソロ)ボタン このボタンをオンにしたときは、ソロの信号がステレオバ スを経由してMONITOR OUT端子/PHONES端子から 出力されます。 ソロ機能をオンにすると、 ソロ状態のチャン ソロ機能がオン([SOLO]キーが点灯)のときに、次の2つ のボタンを使って、モニター信号を選択する方法を選びま す。 ネルのみがステレオバスに送られ、 それ以外のチャンネル ・ LAST SOLO(ラストソロ)ボタン はミュートされます。 このため、 ステレオバスに割り当てら このボタンをオンにした場合、最後に[ON]キーを押した れていないチャンネルはモニターできません。 チャンネルのみがモニターできます。 ミックスダウン中に任意のチャンネルをソロで聞きたいと きは、このモードが便利です。 ・ MIX SOLO(ミックスソロ)ボタン このボタンをオンにした場合は、 [ON]キーを使ってモニ ターするチャンネルを複数選択できます。 リファレンス編 261 SETUP 画面 4 LEVEL(レベル) STATUS欄(1)でRECORDING SOLOボタンをオンに したときに、SOLOバスに送られる信号レベルを調節しま す。 5 SOLO SAFE CHANNEL(ソロセーフチャンネ ル) STATUS欄(1)でMIXDOWN SOLOボタンをオンにし たときに、 ソロ機能から除外するチャンネルを選びます。 こ の欄でオンにしたチャンネルは、 [SOLO]キーを押しても ミュートされません。 例えば、 リターンチャンネル1/2だけ は常にモニターしたい、という場合に便利です。 ヒント [SEL]キーを押すと、SOLO SAFE CHANNEL欄の該当する チャンネルにカーソルが移動します。 262 リファレンス編 UTILITY 画面 Oscillatorページ テストトーンオシレーターを操作する 1 機能 AW2816に内蔵されたテストトーンオシ レーター(以下“オシレーター”)の波形を選 び、任意のバスに出力します。 キー操作 キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [UTILITY] 4 2 UTILITY ・ [UTILITY]キー→[F1] ( Oscillator) 画 面 キーを繰り返し押す 5 3 4 WAVEFORM(ウェーブフォーム) 画面各部の機能 次のボタンを使って、オシレーターの波形を選択します。 1 レベルメーター ・ SINE 100Hz ... 100Hzのサイン波 バス1∼8とAUXバス1∼6に送られるオシレーターの出 ・ SINE 1kHz ....... 1kHzのサイン波 力レベルを表示します。 ・ SINE 10kHz .... 10kHzのサイン波 2 OSC ON(オシレーターオン)ボタン ・ NOISE ................ ホワイトノイズ オシレーターのオン/オフを切り替えます(初期設定=オ フ)。このボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを押 5 BUS ASSIGN(バスアサイン) すと、ボタンの表示が“ON”に変わり、BUS ASSIGN欄 (5)で選択したバスにオシレーターの信号が送られます。 オシレーターのレベルはLEVELノブ(3)、波形はWAVE FORM欄(4)で設定します。 次のボタンを使って、オシレーターの出力先となるバスを 選択します(複数選択可)。 ・ BUS 1∼8 ......... バス1∼8 ・ AUX 1∼6 ........ AUXバス1∼6 ・ ST BUS ............. ステレオバス ヒント ・ サイン波やホワイトノイズは、調感上の音量に比べて音圧が高い ため、大音量で再生するとスピーカーに悪影響を与える場合があ ります。十分ご注意ください。 ・ LEVELノブ(3)が上がった状態でOSC ONボタンをオンにす ると、突然大音量が発生する場合があります。LEVELノブが十分 下がっていることを確認してからオンに切り替えることをお勧 めします。 3 LEVEL(レベル)ノブ オシレーターの出力レベルを−96dB∼0dBの範囲で調節 します。 リファレンス編 263 UTILITY 画面 Prefer.1ページ AW2816の動作環境を設定する(1) 機能 警告メッセージの表示/非表示、ダイレクト 出力の送信位置などを設定します。 キー操作 1 ・ [UTILITY]キー→[F2] (Prefer.1)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [UTILITY] 5 2 キーを繰り返し押す 3 6 4 7 4 RECALL CONFIRMATION(リコール操作時の 画面各部の機能 確認) 1 AUTO SCENE NAME DISPLAY(オートシー このボタンがオンのときは、シーンや各種ライブラリーを ンネームディスプレイ) リコールするときに、確認用のポップアップウィンドウが このボタンがオンのときは、SCENE MEMORYセクショ 表示されます(初期設定=オン)。シーンの切り替えを素早 ンのいずれかのキー ( [STORE] キー、 [ く行いたい場合は、オフに設定するといいでしょう。 ] [ / ] キーなど) を操作したときに、ディスプレイ右上にシーンネームがし 5 DIRECT OUT EXTRACT POSITION(ダイレ ばらく表示されます(初期設定=オン)。 クトアウトの送出位置) 2 SCENE NAME DISPLAY TIME(シーンネーム 次の3つのボタンを使って、インプットチャンネル1∼8か ディスプレイタイム) らダイレクト出力するときに、信号が送出される位置を選 AUTO SCENE NAME DISPLAY(1)ボタンがオンの びます。 ときに、ディスプレイ右上にシーンネームが表示される時 間を設定します。 1∼9秒の設定範囲を1秒単位で設定でき ます(初期設定=4秒)。 ・ PRE EQ ............. EQ通過前 ・ PRE FADER .... フェーダー通過前 ・ POST FADER . フェーダー通過後(初期設定) 3 STORE CONFIRMATION(ストア操作時の確 認) インプットチャンネル ストアするときに、確認用のポップアップウィンドウが表 示されます(初期設定=オン)。 INPUT SELECT このボタンがオンのときは、シーンや各種ライブラリーを ATT 4BAND EQ DYNAMICS etc. ON LEVEL PAN POST FADER PRE FADER PRE EQ 264 リファレンス編 DIRECT OUT 6 DIGITAL ST IN SYNC CAUTION(デジタル ステレオイン端子のシンクコーション) このボタンをオンに設定すると、 DIGITAL STEREO IN端 子にワードクロックのソースと同期していない信号が入力 されたときに、ディスプレイ下にエラーメッセージが表示 されます(初期設定=オン)。 7 OPTION IN SYNC CAUTION(オプションI/O スロットのシンクコーション) このボタンをオンに設定すると、OPTION I/Oスロットの デジタルI/Oカードにワードクロックのソースと同期して いない信号が入力されたときに、ディスプレイ下にエラー メッセージが表示されます(初期設定=オン)。 UTILITY 画 面 リファレンス編 265 UTILITY 画面 Prefer.2ページ AW2816の動作環境を設定する(2) 機能 ロールバックタイム、プリロール/ポスト ロールタイム、ナッジ機能の再生方法などを 設定します。 1 5 6 キー操作 ・ [UTILITY]キー→[F3] (Prefer.2)キー 2 7 ・ 右の画面が表示されるまで、 [UTILITY] キーを繰り返し押す 3 8 4 4 METER FINE(メーターファイン) 画面各部の機能 METER画面のMeter1/Meter2ページに表示されるレベ 1 GRID(グリッド) ルメーターの精度を選択します。ボタンにカーソルを合わ EDIT画面のTR EditページやV.TR Editページで、範囲指 せて [ENTER] キーを押すごとに、 次の2つの設定が切り替 定や位置指定に使う最小単位を設定します。 例えば、 グリッ わります。 ドを “00:00:00.010” に設定すれば、 [DATA/JOG] ダイ ・ NORMAL(ノーマル) アルを1クリック分回すごとに、 現在位置が10ミリ秒ずつ レベルメーターの全範囲が−48dB∼0dBの値に相当しま 前後します(初期設定=00:00:00.000)。 注 す(初期設定)。 意 ・ FINE(ファイン) ・ カウンターの表示方法として小節単位が選ばれているときは、 レベルメーターの全範囲が−18dB∼0dBの値に相当しま GRID欄の設定が無効になります。 す。 0dB付近で細かいレベル調節を行いたいときに便利で ・ GRIDの設定は、ロケートポイントの調節(TRACK画面/Mark す。 Adj.ページ)や、 [NUM LOCATE]キーを使ったロケートポイン トの指定には影響しません。 ヒント 2 ROLLBACK TIME(ロールバックタイム) ・ この設定は、METER画面以外の各ページに表示されるレベル メーターには影響しません。 [ROLL BACK] キーを押したときに、巻き戻される時間を ・ レベルメーターの精度は、METER画面のMeter1/Meter2ペー 調節します。0∼30秒の範囲を1ミリ秒単位で設定できま ジでも選択できます。 す(初期設定=5秒) 。ロールバックの操作方法については、 P.98をご参照ください。 5 PLAY MODE(プレイモード) 3 PREROLL/POSTROLL TIME(プリロール/ポ ストロールタイム) ナッジ機能([JOG ON]キーと[DATA/JOG]ダイアルを 使って位置を検索する機能) のプレイモードを選択します。 ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すごとに、 オートパンチイン/アウトを行うときのプリロールタイム 次の2つの設定が切り替わります。 (パンチイン直前の再生時間)とポストロールタイム(パン チイン直後の再生時間)を設定します。それぞれ0∼5秒の ・ AFTER(アフター) 範囲を1秒単位で設定できます (初期設定=各5秒) 。 オート 現在位置から後方に向かって、ナッジタイム(6)で設定さ パンチイン/アウトの操作方法については、 P.64をご参照 れた時間だけリピート再生します。 ください。 ・ BEFORE(ビフォア) 手前から現在位置に向かって、 ナッジタイム (6)で設定さ れた時間だけリピート再生します。 266 リファレンス編 6 TIME(タイム) 8 DIGITAL OUT COPYRIGHT(デジタルアウト ナッジ機能によるリピート再生の間隔 (ナッジタイム) を設 コピーライト) 定します。 25∼800ミリ秒の範囲を1ミリ秒単位で設定で DIGITAL STEREO OUT端子から出力されるデジタル信 きます(初期設定=100ミリ秒)。 号に対してSCMS (シリアルコピーマネージメントシステ ナッジ機能の操作方法については、P.96をご参照くださ い。 ム)のコピープロテクト情報を有効にするか(ENABLE)、 無効にするか (DISABLE) を設定します。 このボタンにカー ソルを移動させて[ENTER]キーを押すごとに、ENABLE 7 CD/DAT DIGITAL REC(CD/DATのデジタル とDISABLEの表示が切り替わります。 録音) ENABLEに設定した場合でも、DIGITAL STEREO OUT DIGITAL STEREO IN端子に接続されたCDプレーヤー/ 端子からDAT/MDレコーダーにデジタル録音することは DATレコーダーからのデジタル録音、もしくはCD-RWド 可能ですが、2代目のデジタルコピーは作成できなくなり ライブに挿入されたオーディオCDからのインポート操作 ます。 を有効(ENABLE)にするか、無効 (DISABLE)にするかを 設定します。 ボタンが “DISABLE” と表示されているときに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 次のような警 ■DIGITAL OUT COPYRIGHTをENABLEに設定した 場合 UTILITY 告メッセージが表示されます。 AW2816 画 面 DIGITAL OUT COPYRIGHT = ENABLE デジタル録音 可 カーソルをNEXTボタンに移動させて[ENTER]キーを押 すと、2ページ目の警告メッセージが表示されます。 DATやMDなど デジタル録音 不可 カーソルをYESボタンに移動させて[ENTER] キーを押す と、警告メッセージの表示が消え、ボタンが“ENABLE”に 変わります。 リファレンス編 267 UTILITY 画面 Prefer.3ページ AW2816の動作環境を設定する(3) 機能 AW2816の内蔵時計の設定、リムーバブル メディアを使ったバックアップ方法の選択な どを行います。 キー操作 1 ・ [UTILITY]キー→[F4] (Prefer.3)キー 2 ・ 右の画面が表示されるまで、 [UTILITY] 3 キーを繰り返し押す 4 5 3 REMOVABLE BACKUP(リムーバブルメディア 画面各部の機能 のバックアップ方法) 1 CLOCK(クロック) MOなどのリムーバブルメディアにソングをバックアップ AW2816の内蔵時計を設定します。 [DATA/JOG] ダイア するときの、 バックアップ方法を選択します。 このボタンに ルを使って、年(Y)、 月(M)、 日(D)、 時(h)、 分(m)、 秒(s)の カーソルを合わせて [ENTER] キーを押すごとに、 次の2つ 各欄を調節し、S E T ボタンを使って日時を確定します。 の表示が切り替わります。 SETボタンの代りにRESETボタンを使うと、入力内容が キャンセルされ、元の日時に戻ります。 ・ TYPE1(初期設定) リムーバブルメディアの容量をフルに使いきるバックアッ ヒント プ方法です。複数のソングをまとめてバックアップを作り ・ ソングを保存すると、この内蔵時計を元にした日時の情報がソン たいときに適しています。データが1枚のメディアに入り きらない場合でも、複数のメディアに分割してバックアッ グと一緒にハードディスクに記憶されます。 ・ AW2816の内蔵時計は、日本時間に設定されて出荷されていま す。 プできます。 この方法を選んだときは、 バックアップを実行 する前に、メディアが自動的にフォーマットされます。 2 BATTERY(バッテリー) ・ TYPE2 AW2816の内蔵時計を駆動させる電池の状態を表示しま リムーバブルメディアの容量をバックアップに必要な分だ す。電池の容量が十分なときは “OK”、容量が少ないときは け使用する方法です。ソング単位でバックアップを作りた “LOW” と表示されます。 “LOW” の表示に変わったら、お買 いときに適しています。メディアに十分な空き領域があれ い上げの販売店、または全国のヤマハサービスセンターに ば、 別のソングのバックアップを追記することも可能です。 電池の交換をご依頼ください(有償)。 ただし、 TYPE1のように、データを複数のメディアに分割 することはできません。 なお、 この方法で未使用のメディア にバ ッ クアッ プ を行 う ときは 、あらか じ めメ ディ アを フォーマットしておく必要があります。 ソングをバックアップする操作手順については、 P.162を ご参照ください。 268 リファレンス編 4 MASTERING MODE(マスタリングモード) オーディオCDを作成するマスタリング機能の動作を選択 します。 ・ TEST(テスト)ボタン このボタンがオンのときは、マスタリングを実行する前に “書き込みテスト”を行い、 書き込み中にエラーが起きない かどうかをチェックします(初期設定=オフ)。書き込みテ ストには、実際の書き込みとほぼ同じ時間がかかります。 ・ WRITE(ライト)ボタン このボタンを使って、 実際のマスタリング操作のオン/オ フを設定します(初期設定=オン)。TESTボタンをオン、 WRITEボタンをオフに設定すれば、 書き込みテストのみを 実行します。 UTILITY 注 意 書き込みテスト中にエラーが起きた場合は、その場でマスタリン グが中断されます。書き込み速度が適切かどうか、マスタリングに 必要な空き領域がハードディスク上に確保されているかどうかを 画 面 調べてください。 5 CD BACKUP/WAV-EXP MODE(CDバック アップ/WAVエクスポートモード) 次の3つのボタンを使って、 CD-R/RWメディアにソングを バックアップしたり、 オーディオデータをWAVファイルと してエクスポート(書き出し)する場合の動作を設定しま す。 ・ TEST(テスト)ボタン このボタンがオンのときは、バックアップ/エクスポート を実行する前に“書き込みテスト”を行い、書き込み中にエ ラーが起きないかどうかをチェックします(初期設定=オ フ)。書き込みテストには、 実際の書き込みとほぼ同じ時間 がかかります。 ・ WRITE(ライト)ボタン このボタンを使って、実際のバックアップ/エクスポート 操作のオン/オフを設定します(初期設定=オン)。TEST ボタンをオン、WRITEボタンをオフに設定すれば、書き込 みテストのみを実行します。 ・ COMPARE(コンペア)ボタン このボタンがオンのときは、書き込みが終了した直後に、 CD-R/RWメディア上のデータと内蔵ハードディスク上の 元のデータとを比較 (コンペア)します(初期状態=オフ)。 何らかの原因でCD-R/RWメディアに正確なデータが記録 されなかったときは、 コンペア実行中にエラーメッセージ が表示されます。なお、コンペアの処理には、データの書き 込みとほぼ同じ時間がかかります。 リファレンス編 269 UTILITY 画面 CTRL Key Asgn.ページ [CTRL]キー+ファンクションキーに追加機能を割り当てる 機能 1 [CTRL]キーを押しながら[F1]∼[F5]の ファンクションキーを押したときに実行され る機能を選択します。 キー操作 ・ [UTILITY]キー→[F5] ( CTRL Key Asgn.)キー ・ 右の画面が表示されるまで[UTILITY] キーを繰り返し押す 2 3 画面各部の機能 1 CTRL+F1∼CTRL+F5 [CTRL] キーと[F1] ∼[F5] キーのそれぞれの組み合わせ に対して、 現在割り当てられている機能を表示します。 任意 の組み合わせにカーソルを移動して [ENTER]キーを押す と、 [CTRL] キーと [F1] ∼ [F5] キーを表すイラストが反転 表示となり、機能の割り当て先として選択されます。 2 ファンクションリスト ①で選択したキーの組み合わせに割り当てる機能を指定し ます。 点線の枠で囲まれている列が、 現在指定されている機 能を表します。割り当て可能な機能は次の通りです。 表示 NO ASSIGN SHUT DOWN SCENE RECALL 機能 NO.xx 割り当てなし DELAY[ON/OFF] SONG画面/Song Listページを表 EQ[ON/OFF] 選択されているチャンネルのEQのオ DYN[ON/OFF] 選択されているチャンネルのダイナ ン/オフを切り替える 示させ、SAVEボタンにカーソルを移 動する (カレントソング保存のショー ( *) トカット) CD LOAD ミクスプロセッサーのオン/オフを PEAK HOLD ( *) CD UNLOAD CD-RWドライブのトレイを開く AUTOMIX オートミックスのオン(Enable)/ OSCILLATOR [ENABLE/DISABLE] オフ(Disable)を切り替える AW2816をMTCマスターにするか [MASTER/SLAVE] (M a s t e r )M T Cスレーブにするか (Slave)を切り替える(*) * ピークホールドのオン/オフを切り 替える テストトーンオシレーターのオン/ オフを切り替える 印の付いた機能は、AW2816の動作状況によっては実行され ないことがあります(トランスポートが動作しているときな ど)。この場合は、ディスプレイの下にエラーメッセージが表示 画面右上に現在リコールされている シーンネームを一定時間表示させる 270 [ON/OFF] [ON/OFF] ( *) SCENE NAME 切り替える CD-RWドライブのトレイを閉じて CDを読み込む(*) MTC SYNC 選択されているチャンネルのディレ イのオン/オフを切り替える ( *) トカット) SONG SAVE JOG]ダイアルで選択)のシーンをリ コールする SONG画面/Shut Downページを 表示させる (シャットダウンのショー ナンバーxx(xxの数字は[DATA/ リファレンス編 されます。 3 ASSIGN(アサイン)ボタン 機能の割り当てを実行するためのボタンです。 このボタン にカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 確認のポッ プアップウィンドウが表示されます。 OKボタンにカーソル を移動して [ENTER] キーを押すと、 割り当てが実行されま す。 ヒント [CTRL]キーを押している間は、現在[F1]∼[F5]のファンクショ ンキーに割り当てられている機能がディスプレイの下部に表示さ れます。 注 意 CD画面のCD Write/CD PlayページやEDIT画面のCD Import ページなどでC D - R W ドライブが選択されていないときは、 [CTRL]+ファンクションキーに割り当てられた“CD LOAD”や “CD UNLOAD”は実行されません。 UTILITY 画 面 リファレンス編 271 MIDI 画面 MIDI Setup 1ページ MIDIの基本設定を行う(1) 機能 MIDIの送受信チャンネル、 メッセージの送受 信のオン/オフ、 MIDIの同期に関する設定な どを行います。 キー操作 ・ [MIDI] キー→ [F1] (MIDI Setup1) キー ・ 右の画面が表示されるまで [MIDI] キーを 1 2 3 4 8 9 5 K J 繰り返し押す 6 7 2 CONTROL CHANGE(コントロールチェンジ) 画面各部の機能 次の各ボタンを使って、コントロールチェンジメッセージ 1 PROGRAM CHANGE(プログラムチェンジ) 次の各ボタンを使って、プログラムチェンジメッセージの 送受信に関する設定を行います。 の送受信に関する設定を行います。 ・ TX(送信)............ コントロールチェンジの送信のオン/ オフを設定します。このボタンがオン ・ TX(送信)............ プログラムチェンジの送信のオン/オ のときは、A W 2 8 1 6 側でパラメー フを設定します。このボタンがオンの ターを操作したときに、そのパラメー ときは、AW2816でシーンをリコー ターに割り当てられたコントロール ルしたときに、そのシーンナンバーに チェンジがMIDI OUT/TO HOST端 割り当てられたプログラムチェンジが 子から出力されます。 送信されます。 ・ RX(受信)........... コントロールチェンジの受信のオン/ ・ RX (受信)........... プログラムチェンジの受信のオン/オ オフを設定します。このボタンがオン フを設定します。このボタンがオンの のときは、コントロールチェンジを受 ときは、プログラムチェンジを受信し 信したときに、そのコントロールチェ たときに、そのプログラムチェンジナ ンジナンバーに割り当てられた ンバーに割り当てられたAW2816の AW2816のパラメーターが変化しま シーンがリコールされます。 す。 ・ OMNI(オムニ).. このボタンがオンのときは、 Rx CH (受 ・ OMNI(オムニ).. このボタンがオンのときは、 Rx CH (受 信MIDIチャンネル)とは無関係に、す 信MIDIチャンネル)とは無関係に、す べてのMIDIチャンネルのプログラム べてのMIDIチャンネルのコントロー チェンジを受信します。 ルチェンジを受信します。 ・ ECHO(エコー). このボタンがオンのときは、プログラ ・ ECHO(エコー). このボ タンをオンにすると、コント ムチェ ンジを受信したときに 、同じ ロールチェンジを受信したときに、同 メッセージをMIDI OUT/TO HOST じメッセージをM I D I 端子から送信します。 HOST端子から送信します。 ヒント ヒント 272 OUT/TO プログラムチェンジナンバー1∼128に割り当てられたシーンナ コントロールチェンジナンバーに対するパラメーターの割り当て ンバーは、MIDI画面のPGM Asgn.ページで変更できます。 は、MIDI画面のCTL Asgn.ページで行います。 リファレンス編 3 PARAMETER CHANGE(パラメーターチェンジ) 6 SYNC OFFSET(シンクオフセット) 次の各ボタンを使って、AW2816のパラメーターをコン AW2816をMTCスレーブとして利用するときに、受信し トロールするシステムエクスクルーシブメッセージ(パラ たMTCに対してAW2816の絶対時間を前後にシフトさ メーターチェンジ)の送受信に関する設定を行います。 せます。設定範囲は“−24:00:00:00.00”∼“+24:00: 00:00.00”です。 ・ TX(送信)............ パラメーターチェンジの送信のオン/ オフを設定します。このボタンがオン のときは、AW2816のパラメーター を操作したときに、そのパラメーター に割り当てられたパラメーターチェン ジが送信されます。 シンクオフセット=00:00:00:00.00 受信した 00:00:10:00.00 タイムコード 00:00:15:00.00 00:00:20:00.00 タイムコード 00:00:10:00.00 表示(ABS) 00:00:15:00.00 00:00:20:00.00 ソング ・ RX (受信)........... パラメーターチェンジの受信のオン/ オフを設定します。このボタンをオン にすると、パラメーターチェンジを受 信したときに、AW2816の該当する パラメーターが変化します。 ・ ECHO(エコー). このボタンをオンにすると、パラメー ターチェンジを受信したときに、同じ +00:00:05:00.00 受信した 00:00:10:00.00 タイムコード 00:00:15:00.00 00:00:20:00.00 タイムコード 00:00:15:00.00 表示(ABS) 00:00:20:00.00 00:00:25:00.00 ソング MIDI メッセージをMIDI OUT/TO HOST シンクオフセット= 端子から出力します。 シンクオフセット= 4 BULK(バルク) バルクダンプデータの受信のオン/オフ、およびバルクダ ンプを要求するメッセージ (バルクダンプリクエスト) の受 信のオン/オフを設定します。 00:00:05:00.00 画 面 受信した 00:00:10:00.00 タイムコード 00:00:15:00.00 00:00:20:00.00 タイムコード 00:00:05:00.00 表示(ABS) 00:00:10:00.00 00:00:15:00.00 ソング ヒント バルクダンプデータとは、AW2816内部の各種メモリー(シーン ヒント メモリー、 ライブラリー、オートミックス) の内容や、 MIDIに関する 設定情報を含むシステムエクスクルーシブメッセージです。バル シンクオフセットの設定は、AW2816のMTC OUT端子から送 クダンプデータをMIDIシーケンサーなどの外部機器に記録するこ 信されるMTCには影響しません。AW2816の絶対時間に対して とで、AW2816の内部設定をバックアップできます。バルクダン MTC OUT端子から送信されるMTCをシフトさせいた場合は、タ プデータの送信は、MIDI画面のBulk Dumpページで行います。 イムコードトップを変更してください(→P.239)。 5 MTC SYNC(MTCシンク) 7 SYNC AVERAGE(シンクアベレージ) MTC (MIDIタイムコード)を使ってAW2816と外部MIDI AW2816をMTCスレーブとして利用するときに、 MTCの 機器を同期走行させるときに、 AW2816をMTCマスター タイミングの揺れに対する許容範囲を設定します。次の3 として利用するか、 MTCスレーブとして利用するかを選択 つの設定が選べます。 します。 ・ OFF(オフ)ボタン ・ MASTER(マスター)ボタン このボタンをオンにすると許容範囲が最小になり、受信し このボタンをオンにするとAW2816がMTCマスターと たMTCに対して最も高い精度で同期します。ただし、変動 なり、AW2816のトランスポートを操作したときにMTC の大きいMTCを受信したときに、 同期が外れたり不安定に O U T 端子からM T C が送信されます。外部M I D I 機器を なる場合があります。この設定は、2台のAW2816を同期 AW2816に追従させる場合、 あるいはAW2816を単体で 走行させるときなどに適しています。 使用する場合は、この設定を利用します。 ・ 1ボタン/2ボタン ・ SLAVE(スレーブ)ボタン 1ボタンをオンにすると許容範囲が大きくなり、 2ボタンを このボタンをオンにするとAW2816がMTCスレーブと オンにすると許容範囲が最大になります。 これらの設定は、 なります。 AW2816が再生待機状態のときにMIDI IN/TO テープレコーダーやコンピューターベースのシーケンスソ HOST端子からMTCを受信すると、 それに追従して走行し フトなど、MTCの変動が大きい外部機器をMTCマスター ます。2台のAW2816同士を同期走行させる場合、 あるい にする場合に適しています。 はMTCマスターにしかなれない機器とAW2816を同期 ヒント させる場合は、この設定を利用します。 AW2816をMTCスレーブとして外部機器と同期走行させる場 ヒント 合、受信するMTCの精度が不安定になったときでも、 AW2816は AW2816内部で生成されるMTCは、MTC OUT端子以外にも 再生ピッチを微調節することで追従しようとします。このような MIDI OUT/TO HOST端子から送信させることが可能です。この M T C の 変 動 に 対 す る 許 容 範 囲 を 設 定 す る の が 、S Y N C 設定は、MIDI画面/MIDI Setup2ページで行います。 AVERAGEパラメーターです。 リファレンス編 273 MIDI 画面 注 意 SYNC AVERAGEの設定は、ワードクロックのソースが“INT(内 部クロック)”に設定されている場合にのみ有効です。 8 Tx CH(送信チャンネル) AW2816から送信されるMIDIメッセージのチャンネル (1∼16)を設定します。 9 Rx CH(受信チャンネル) AW2816が受信するMIDIメッセージのチャンネル(1∼ 16)を設定します。 J MMC DEVICE(MMCデバイス) AW2816と外部MIDI機器との間でMMC(MIDIマシンコ ントロール) を使ったリモートコントロールを行うときに、 お互いの機器を識別するためのデバイスID (1∼127) を設 定します(初期設定値=1)。 K MMC MODE(MMCモード) 次の3つのボタンを使って、 MMCの送受信に関する設定を 行います。 ・ OFF(オフ)ボタン このボタンをオンにすると、 AW2816はMMCの送受信を 行いません。AW2816を単体で利用するときはこのボタ ンをオンにしてください。 ・ MASTER(マスター)ボタン このボタンをオンにすると、AW2816のトランスポート を操作したときに、該当するMMCコマンドがMIDI OUT/ TO HOST端子から送信されます。 AW2816をMMCマス ターとして外部MIDI機器をリモートコントロールすると きに使用します。 ・ SLAVE(スレーブ)ボタン このボタンをオンにすると、MIDI IN/TO HOST端子で受 信したM M C コマンドに、A W 2 8 1 6 が追従します。 AW2816をMMCスレーブとして、MIDIシーケンサーな どの外部MIDI機器からAW2816のトランスポート操作や 録音トラックの選択/解除をリモートコントロールすると きに使用します。 ヒント MMCを使う場合は、AW2816と外部MIDI機器のデバイスIDを 一致させる必要があります。AW2816のデバイスIDは、MMC DEVICE欄(J)で設定します。 注 意 AW2816は、MTCとMMCの両方のスレーブとして動作させる ことはできません。このため、MTC SYNC欄のSLAVEボタンが オンに設定されているときは、MMC MODE欄のSLAVEボタン が無効になります。 274 リファレンス編 MIDI Setup2ページ MIDIの基本設定を行う(2) 機能 MIDIの送受信に使用するポートを選択しま す。 また、 MIDI OUT端子/TO HOST端子か ら出力される同期用メッセージの選択も、 こ 5 のページで行います。 キー操作 ・ [MIDI] キー→ [F2] (MIDI Setup2) キー ・ 右の画面が表示されるまで [MIDI] キーを 1 2 4 繰り返し押す MIDI 3 画 面 4 OUT/THRU(アウト/スルー)スイッチ 画面各部の機能 MIDI OUT/THRU端子の機能を選択します。 このスイッチ 1 MIDI CLK ON/OFF(MIDIクロックオン/オフ) スイッチ にカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、 “THRU” (MIDI IN端子で受信したMIDIメッセージをそのまま出力 MIDI OUT端子/TO HOST端子に送られるMIDIクロッ する) と “OUT” (AW2816内部で生成されるメッセージを クのオン/オフを設定します。このスイッチにカーソルを 出力する)が切り替わります。 合わせて [ENTER] キーを押すと、 オン/オフが切り替わり ます。オンに設定した場合は、MIDI/HOST(3 )の設定に 注 意 従って、MIDI OUT端子またはTO HOST端子からMIDIク “THRU”を選択した場合は、AW2816内部で生成されるMIDI ロックが送信されます。 なお、 MIDIクロックをMIDI OUT端 メッセージ(MIDIクロック、MMC、プログラムチェンジなど)は一 切送信されなくなります。 子から送信するには、 OUT/THRUスイッチ (4) を “OUT” に設定する必要があります。 ヒント このページでは、MIDIメッセージが流れる信号経路を黒い実線 2 MTC ON/OFF(MTCオン/オフ)スイッチ (┃)で、MIDIメッセージが流れない信号経路を白抜きの線(‖)で 表します。 MIDI OUT端子/TO HOST端子に送られるMTCのオン /オフを設定します。 このイラストにカーソルを合わせて [ENTER]キーを押すと、 オン/オフが切り替わります。オ 5 TO HOST(トゥホスト) ンに設定した場合は、MIDI/HOST(3 )の設定に従って、 MIDI OUT端子またはTO HOST端子からMTCが送信さ れます。なお、MTCをMIDI OUT端子から送信するには、 OUT/THRUスイッチ(4)を“OUT”に設定する必要があ ります。 使用するコンピューターのプラットフォームに応じて、 TO HOST端子の転送速度を設定します。TO HOST端子のイ ラストにカーソルを移動し、 [DATA/JOG]ダイアルを回 して、次の中から転送速度を選択します。 設定 PC1 ヒント この設定とは無関係に、MTC OUT端子からは常にMTCが送信さ れます。 PC2 MAC 3 MIDI/HOST(MIDI/ホスト)スイッチ 対応プラットフォーム 転送速度 NEC PC-9800/9821シリーズ(*1) 31.25kbps IBM PC互換機、 NEC PC-9800/9821シリーズ(*1) Apple Macintoshシリーズ(*2) 38.4kbps 31.25kbps *1 使用するドライバに応じて、 PC1またはPC2を選択してくださ MIDIメッセージを送受信するポートを選択します。このス イッチのイラストにカーソルを合わせて[ENTER] キーを 押すと、 “ MIDI” ( MIDI IN/MIDI OUT端子を使用)と い。 *2 モデム/プリンタポートを装備した機種に限ります。 なお、 使用 するソフトウェア側で、クロックを“1MHz”に設定してくださ い。 “HOST” (TO HOST端子を使用)が切り替わります。 ヒント どちらが選ばれている場合でも、MIDIメッセージを受信すると、 CPUのINの下に“MIDI”と表示されます。 リファレンス編 275 MIDI 画面 PGM Asgn.ページ プログラムチェンジナンバーにAW2816のシーンナンバーを割り当てる 機能 1∼128のプログラムチェンジナンバーにシーンナ ンバー0∼96を割り当てます。 キー操作 ・ [MIDI]キー→[F3] (PGM Asgn.)キー ・ 右の画面が表示されるまで [MIDI] キーを繰り返 し押す 4 1 2 3 4 INITIALIZE(イニシャライズ) 画面各部の機能 このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 1 PGM CHG.(プログラムチェンジナンバー) シーンナンバーの割り当てが次の初期設定値にリセットさ 1∼128のプログラムチェンジナンバーです。この欄に カーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを回して、シー ンナンバーを割り当てるプログラムチェンジナンバーを選 びます。 2 SCENE MEM. No.(シーンメモリーナンバー) それぞれのプログラムチェンジナンバーに割り当てられて いるシーンナンバーです。この欄にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して、シーンナンバーを選び ます。 プログラムチェンジナンバー シーンナンバーごとのシーンネームを表示します。シーン がストアされていないシーンナンバーは、 “No Data!” と表 示されます。 リファレンス編 シーンナンバー 1∼96 1∼96 97∼99/101∼128 割り当てなし 100 0(イニシャルデータ) ヒント PGM Asgn.ページの設定内容は、バルクダンプデータとして MIDI OUT/TO HOST端子から送信し、外部MIDI機器に保存で きます(→P.212)。 3 SCENE MEM. TITLE(シーンメモリータイトル) 276 れます。 CTL Asgn.ページ コントロールチェンジナンバーにパラメーターを割り当てる 機能 1 コントロールチェンジナンバー(0 ∼9 5、1 0 2 ∼ 2 119) に、AW2816内部の各種パラメーターを割り 当てます。 キー操作 ・ [MIDI]キー→[F4] (CTL Asgn.)キー ・ 右の画面が表示されるまで [MIDI] キーを繰り返 し押す MIDI 3 画 面 画面各部の機能 1 CTL CHG. No.(コントロールチェンジナンバー) パラメーターを割り当てるコントロールチェンジナンバー です。この欄にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイアル を使って、 コントロールチェンジナンバーを0∼95、102 ∼119の中から選びます。 注 意 96∼101のコントロールチェンジナンバーはNRPN、 RPNなど の特殊な用途に利用するメッセージなので、パラメーターを割り 当てることができません。 2 パラメーター それぞれのコントロールチェンジナンバーに割り当てられ ているパラメーターを表示します。左端の列でパラメー ターのグループを選び、残り2列でそのグループに必要な 値を選びます。 割り当て可能なパラメーターと設定値は、次ページの通り です。 3 INITIALIZE(イニシャライズ)ボタン コントロールチェンジナンバーの割り当てをP.280の初 期設定値にリセットします。 リファレンス編 277 MIDI 画面 ■割り当て可能なパラメーター一覧 パラメーター1 パラメーター2 パラメーター3 NO ASSIGN パラメーター1 パラメーター2 パラメーターの割り当てなし パラメーター3 CHANNEL パラメーター1 パラメーター2 インプットチャンネル1∼8 MONI 1∼16 モニターチャンネル1∼16 RETURN 1/2 エフェクトリターン1/2 MASTER AUX1 SEND ∫ AUX6 SEND 内 容 指定したチャンネルのフェーダーをコントロールします。 INPUT 1∼8 FADER 内 容 ステレオアウトプットチャンネルのフェーダー、およびAUXバス1∼6/バス1∼8の マスターレベルをコントロールします ST OUT ステレオアウトプットチャンネル AUX 1∼6 AUXバス1∼6 BUS 1∼8 バス1∼8 チャンネルからAUXバス1∼6に送るセンドレベルをコントロールします。 パラメーター2でAUXバスを指定し、パラメーター3で目的のチャンネルを指定します。 INPUT 1∼8 インプットチャンネル1∼8 MONI1∼16 モニターチャンネル1∼16 RETURN 1/2 リターンチャンネル1/2 パラメーター3 内 容 チャンネルの[ON]キーのオン/オフをコントールします。パラメーター2、3で 目的のチャンネルを指定します。 INPUT 1∼8 ON CHANNEL MASTER パラメーター1 パラメーター2 インプットチャンネル1∼8 MONI 1∼16 モニターチャンネル1∼16 RETURN 1/2 リターンチャンネル1/2 ST OUT ステレオアウトプットチャンネル パラメーター3 内 容 指定したチャンネルの位相(正相/逆相)を切り替えます。 PHASE パラメーター1 NOM/REV パラメーター2 AUX1 SEND ∫ AUX6 SEND PRE/POST パラメーター1 パラメーター2 INPUT 1∼8 インプットチャンネル1∼8 MONI 1∼16 モニターチャンネル1∼16 RETURN 1/2 エフェクトリターン1/2 パラメーター3 内 容 チャンネルからAUXバス1∼6に送る信号のプリフェーダー/ポストフェーダーを切り替え ます。パラメーター2でバスを指定し、パラメーター3で目的のチャンネルを選択します。 INPUT 1∼8 インプットチャンネル1∼8 MONI 1∼16 モニターチャンネル1∼16 RETURN 1/2 エフェクトリターン1/2 パラメーター3 内 容 チャンネルのディレイをコントロールします。パラメーター2でコントロールするパラ メーターを選び、パラメーター3で目的のチャンネルを選択します。 DELAY 注 ON/OFF ディレイのオン/オフ TIME HIGH ディレイタイム…(1) TIME LOW ディレイタイム…(2) INPUT 1∼8 インプットチャンネル1∼8 MONI 1∼16 モニターチャンネル1∼16 RETURN 1/2 エフェクトリターン1/2 意 ・ 表の中で (1) と(2) に分かれたパラメーターは、2つのコントロー る場合、HIGHバンドEQとLOWバンドEQのQパラメーターを、 ダイナミクスプロセッサーのHOLDパラメーターをコントロー シェルビングあるいはローパス/ハイパスフィルターに切り替 ルする場合は、 “REL/HLD H”と“REL/HLD L”をそれぞれ異な えることはできません。 るコントロールチェンジナンバーに割り当てる必要があります。 278 ・ コントロールチェンジを使ってパラメーターをコントロールす ルチェンジを組み合わせてコントロールするタイプです。例えば リファレンス編 パラメーター1 パラメーター2 パラメーター3 内 容 チャンネルのEQおよびアッテネーションをコントロールします。パラメーター2でコントロー ルするパラメーターの種類を選択し、パラメーター3で目的のチャンネルを指定します。 EQ ON/OFF EQのオン/オフ Q LOW LOWバンドEQのQ(キュー) F LOW LOWバンドEQのF(フリケンシー) G LOW LOWバンドEQのG(ゲイン) Q L-MID L-MIDバンドEQのQ(キュー) F L-MID L-MIDバンドEQのF(フリケンシー) G L-MID L-MIDバンドEQのG(ゲイン) Q H-MID H-MIDバンドEQのQ(キュー) F H-MID H-MIDバンドEQのF(フリケンシー) G H-MID H-MIDバンドEQのG(ゲイン) Q HIGH HIGHバンドEQのQ(キュー) F HIGH HIGHバンドEQのF(フリケンシー) G HIGH HIGHバンドEQのG(ゲイン) ATT. アッテネーション INPUT 1∼8 パラメーター2 MONI 1∼16 モニターチャンネル1∼16 RETURN 1/2 リターンチャンネル1/2 ST OUT ステレオアウトプットチャンネル パラメーター3 MIDI パラメーター1 インプットチャンネル1∼8 画 面 内 容 チャンネルのダイナミクスプロセッサーをコントロールします。パラメーター2でコントロー ルするパラメーターの種類を選択し、パラメーター3で目的のチャンネルを選択します。 DYNAMICS ON/OFF ダイナミクスプロセッサーのオン/オフ THRESHOLD THRESHOLD ATTACK ATTACK G/RANGE GAINまたはRANGE REL/HLD H RELESE…(1)またはHOLD…(1) REL/HLD L RELESE…(2)またはHOLD…(2) RAT/DEC H RATIO、またはDECAY…(1) K/DEC L/W KNEE、DECAY…(2)、WIDTHのいずれか INPUT 1∼8 パラメーター1 パラメーター2 インプットチャンネル1∼8 MONI 1∼16 モニターチャンネル1∼16 ST OUT ステレオアウトプットチャンネル パラメーター3 内 容 内蔵エフェクト1/2の各種パラメーターをコントロールします。パラメーター2で内蔵エフェ クト1または2を選択し、パラメーター3で目的のエフェクトパラメーターを選択します。 EFFECT1 H PARAM 1∼15 内蔵エフェクト1…(1) EFFECT1 L PARAM 1∼15 内蔵エフェクト1…(2) PARAM 1∼15 パラメーターナンバー1∼15 EFFECT EFFECT1 MIX BAL EFFECT2 H PARAM 1∼15 内蔵エフェクト2…(1) 内蔵エフェクト1のMIX BAL.パラメーター EFFECT2 L PARAM 1∼15 内蔵エフェクト2…(2) EFFECT2 MIX BAL PARAM 1∼15 パラメーターナンバー1∼15 パラメーター1 パラメーター2 内蔵エフェクト2のMIX BAL.パラメーター パラメーター3 内 容 チャンネルのパン(またはバランス)をコントロールします。パラメーター2、3で目的 のチャンネルを指定します。 INPUT 1∼8 PAN CHANNEL BALANCE インプットチャンネル1∼8 MONI 1∼16 モニターチャンネル1∼16 RETURN1 L/R エフェクトリターン1のL/R RETURN2 L/R エフェクトリターン2のL/R ST OUT ステレオアウトプットチャンネルのバランス リファレンス編 279 MIDI 画面 ■コントロールチェンジナンバーごとの初期設定パラメーター CTL CHG. 119 PARAMETER CTL CHG. NO ASSIGN ∫ PARAMETER 46 ON CHANNEL INPUT 6 45 ON CHANNEL INPUT 5 44 ON CHANNEL INPUT 4 110 NO ASSIGN 109 FADER AUX5 SEND INPUT 8 43 ON CHANNEL INPUT 3 108 FADER AUX5 SEND INPUT 7 42 ON CHANNEL INPUT 2 107 FADER AUX5 SEND INPUT 6 41 ON CHANNEL INPUT 1 106 FADER AUX5 SEND INPUT 5 40 FADER MASTER BUS 8 105 FADER AUX5 SEND INPUT 4 39 FADER MASTER BUS 7 104 FADER AUX5 SEND INPUT 3 38 FADER MASTER BUS 6 103 FADER AUX5 SEND INPUT 2 37 FADER MASTER BUS 5 102 FADER AUX5 SEND INPUT 1 36 FADER MASTER BUS 4 95 NO ASSIGN 35 FADER MASTER BUS 3 94 NO ASSIGN 34 FADER MASTER BUS 2 93 NO ASSIGN 33 FADER MASTER BUS 1 92 PAN BALANCE ST OUT 32 NO ASSIGN 91 PAN CHANNEL RETURN2 R 31 NO ASSIGN 90 PAN CHANNEL RETURN2 L 30 NO ASSIGN 89 PAN CHANNEL RETURN1 R 29 FADER MASTER AUX 6 88 PAN CHANNEL RETURN1 L 28 FADER MASTER AUX 5 87 NO ASSIGN 27 FADER MASTER AUX 4 26 FADER MASTER AUX 3 ∫ 72 NO ASSIGN 25 FADER MASTER AUX 2 71 PAN CHANNEL INPUT 8 24 FADER MASTER AUX 1 70 PAN CHANNEL INPUT 7 23 FADER MASTER ST OUT 69 PAN CHANNEL INPUT 6 22 FADER CHANNEL RETURN 2 68 PAN CHANNEL INPUT 5 21 FADER CHANNEL RETURN 1 67 PAN CHANNEL INPUT 4 20 NO ASSIGN 66 PAN CHANNEL INPUT 3 ∫ 65 PAN CHANNEL INPUT 2 9 NO ASSIGN 64 PAN CHANNEL INPUT 1 8 FADER CHANNEL INPUT 8 63 ON MASTER ST OUT 7 FADER CHANNEL INPUT 7 62 ON CHANNEL RETURN 2 6 FADER CHANNEL INPUT 6 61 ON CHANNEL RETURN 1 5 FADER CHANNEL INPUT 5 60 NO ASSIGN 4 FADER CHANNEL INPUT 4 3 FADER CHANNEL INPUT 3 2 FADER CHANNEL INPUT 2 CHANNEL INPUT 1 ∫ 49 NO ASSIGN 48 ON CHANNEL INPUT 8 1 FADER 47 ON CHANNEL INPUT 7 0 NO ASSIGN ヒント ・ パラメーターにコントロールチェンジを割り当てる操作方法に ついては、P.202をご参照ください。 ・ CTL Asgn.ページの設定内容は、バルクダンプデータとして MIDI OUT/TO HOST端子から送信し、MIDIシーケンサーなど の外部機器に保存できます(→P.212)。 280 リファレンス編 Bulk Dumpページ AW2816内部の設定をMIDI経由で送信する 機能 AW2816の各種メモリーの内容(シーンメモリー、 ライブラリー、 オートミックスなど) やMIDIに関する 設定を、バルクダンプデータとしてMIDI OUT/TO HOST端子から送信します。 キー操作 ・ [MIDI]キー→[F5] (Bulk Dump)キー 1 ・ 右の画面が表示されるまで [MIDI] キーを繰り返 し押す 2 MIDI 3 4 画 面 5 画面各部の機能 1 CATEGORY(カテゴリー) バルクダンプデータとして送信する情報の種類を選択しま す。 SCENE MEM.∼REMOTEのカテゴリーを選択したと きは、ボタン右側の欄にカーソルを合わせ、 [DATA/JOG] ダイアルを回して、そのカテゴリーの中から送信する内容 を選びます。 それぞれのボタンに対応する情報は、 次の通り です。 カテゴリー 設定値 SETUP MEM. 以下の項目の内容を除くAW2816の設定内容 ― PGM. TABLE MIDI画面のPGM Asgn.ページの設定内容 ― CTL. TABLE MIDI画面のCTL Asgn.ページの設定内容 ― SCENE MEM. 任意のシーンメモリー PATCH LIBRARY 任意のパッチライブラリー CH LIBRARY 任意のチャンネルライブラリー EQ LIBRARY 任意のEQライブラリー DYN. LIBRARY 任意のダイナミクスライブラリー EFF. LIBRARY AUTO MIX REMOTE 任意のエフェクトライブラリー 任意のオートミックス REMOTE画面の設定内容 01∼96 シーンナンバー1∼96 EDITBUFFER カレントシーン(現在のミキシングの設定) ALL シーンナンバー1∼96のすべて+カレントシーン 01∼20 ライブラリーナンバー1∼20 ALL ライブラリーナンバー1∼20のすべて 02∼64 ライブラリーナンバー2∼64 ALL ライブラリーナンバー2∼64のすべて 41∼128 ライブラリーナンバー41∼128 ALL ライブラリーナンバー41∼128のすべて 41∼128 ライブラリーナンバー41∼128 ALL ライブラリーナンバー41∼128のすべて 42∼128 ライブラリーナンバー42∼128 ALL ライブラリーナンバー42∼128のすべて 1∼16 メモリーナンバー1∼16 BUFFER カレントオートミックス ALL メモリーナンバー1∼16のすべて+現在のオート ミックス REMOTE A ∼REMOTE D Remote A∼Remote Dページの設定内容 ALL Remote A∼Remote Dページすべての設定内容 リファレンス編 281 MIDI 画面 2 ALL(オール)ボタン 5 INTERVAL(インターバル) このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 AW2816からバルクダンプを送信するときに、データブ 1のボタンがすべてオンになります。さらに、送信内容を選 ロックごとにどれだけ間隔を開けるかを設定します。0∼ 択可能なカテゴリー (SCENE MEM.∼REMOTE) では、 設 300ミリ秒の範囲を1ミリ秒単位で設定します (初期設定 定値として“ALL”が選ばれます。 値=0)。 ヒント 3 REQUEST(リクエスト)ボタン このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 バルクダンプデータを受信する機器によっては、バルクダンプ受 MIDI OUT/TO HOST端子から、1で選択されたバルク 信中にエラーが発生することがあります。このような場合は、 ダンプデータを要求する“バルクダンプリクエスト”メッ セージが送信されます。 INTERVAL(5)の値を上げてみてください。なお、AW2816同 士でバルクダンプを行うときは、INTERVALの値はゼロのままで 使用してください。 この機能は、2台のAW2816のMIDI IN/MIDI OUT端子 注 意 同士を接続して、 1台のAW2816に記憶されているシーン バルクダンプの送受信の時間は、選択したカテゴリーや記録され メモリーや各種ライブラリー情報をもう1台にコピーした ているデータによって変わります。特にオートミックスの場合は、 いときに使用します。 記録されているデータによって大きくなる場合がありますのでご 注意ください。 AW2816 バルクダンプ:受信オン MIDI OUT MIDI IN バルクダンプデータ リクエストメッセージ MIDI IN MIDI OUT AW2816 バルクダンプ:受信オン 4 TRANSMIT(トランスミット)ボタン このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 1 で選択したバルクダンプデータがM I D I OUT/TO HOST端子から送信されます。 バルクダンプデータをMIDIシーケンサーなどの外部機器 に保存したいときなどに使用します。 注 意 AW2816にバルクダンプデータやバルクダンプリクエストメッ セージを送信するときは、MIDI画面のMIDI Setup1ページでバ ルクダンプデータの受信をオンに設定しておく必要があります。 282 リファレンス編 PATCH 画面 Patch INページ チャンネル/トラックに信号をパッチする 機能 インプットチャンネル1∼8、リターンチャンネル 1/2、レコーダーのトラック1∼16のインプットに 信号を割り当てます。 1 キー操作 ・ [PATCH]キー→[F1] (Patch IN)キー 2 ・ 右の画面が表示されるまで[PATCH]キーを繰 り返し押す 3 PATCH 画 面 2 EFFECT PATCH(エフェクトパッチ) 画面各部の機能 内蔵エフェクト1 / 2 を、A U X バス5 / 6 経由で使うか 1 MIXER CHANNEL INPUT ASSIGN(ミキサー チャンネルインプットアサイン) (A U X 5 / A U X 6 )、任意のチャン ネルに インサ ート (I N S E R T )するかを選択します。操作方法については、 P.88をご参照ください。 インプットチャンネル1∼8、 リターンチャンネル1/2に割 り当てる信号を選択します。割り当て可能な信号は次の通 3 RECORDER TRACK INPUT ASSIGN(レコー りです。 ダートラックインプットアサイン) ・ インプットチャンネル1∼8 表示 トラック1∼16のインプットに割り当てる信号を選択し 信号の種類 AD 1∼AD 8 INPUT端子1∼8 SL 1∼SL 8 I/OカードのINPUT 1∼8 DIN L/DIN R MET ます。割り当て可能な信号は次の通りです。 表示 DIGITAL STEREO IN端子の L/Rチャンネル DIR 1∼DIR 8 内蔵メトロノーム 表示 EFF1 L/R (*1) EFF2 L/R (*2) AD 1/2∼AD 7/8 SL 1/2∼SL 7/8 バス1∼8 インプットチャンネル1∼8の ダイレクト出力 ヒント ・ リターンチャンネル1/2 DIN L/R BUS 1∼BUS 8 信号の種類 Patch INページの操作方法については、 P.71をご参照ください。 信号の種類 内蔵エフェクト1のリターン信 号 内蔵エフェクト2のリターン信 号 INPUT端子1/2∼7/8 I/OカードのINPUT 1/2∼7/ 8 DIGITAL STEREO IN端子 (ス テレオ) *1 リターンチャンネル1(RTN 1)のみ設定可能 *2 リターンチャンネル2(RTN 2)のみ設定可能 リファレンス編 283 PATCH 画面 Patch OUTページ 出力端子/出力チャンネルに信号をパッチする 機能 OMNI OUT端子、STEREO OUT端子、 DIGITAL STEREO OUT端子、 I/Oカードの 出力チャンネルに信号を割り当てます。 1 キー操作 ・ [PATCH]キー→[F2] ( Patch OUT) 4 3 キー ・ 右の画面が表示されるまで[P A T C H ] 2 キーを繰り返し押す 3 D.ST OUT ASSIGN(デジタルステレオアウトア 画面各部の機能 サイン) 1 OMNI OUT ASSIGN(オムニアウトアサイン) 4 ST OUT ASSIGN(ステレオアウトアサイン) 2 OPTION I/O SLOT OUT ASSIGN(オプショ それぞれ、 DIGITAL STEREO OUT端子、STEREO OUT ンI/Oスロットアウトアサイン) 端子に割り当てる出力信号をペアで選択します。割り当て それぞれ、OMNI OUT 1∼4端子、 およびOPTION I/Oス 可能な信号は次の通りです。 ロットに装着されたI/Oカードの出力チャンネルに割り当 表示 てる信号を選択します。割り当て可能な信号は次の通りで す。 ST L/R 表示 ST L/ST R BUS 1∼BUS 8 DIR 1∼DIR8 AUX 1∼AUX 6 RDR 1∼RDR 16 284 BUS 1/2∼BUS 7/8 信号の種類 ステレオアウトプットチャン ネルのL/R DIR 1/2∼DIR 7/8 AUX 1/2∼AUX 5/6 バス1∼8 インプットチャンネル1∼8の ダイレクト出力 AUXバス1∼6 トラック1∼16のダイレクト 出力 リファレンス編 RDR 1/2∼RDR15/16 信号の種類 ステレオアウトプットチャン ネル(L/R) バス1/2∼7/8 インプットチャンネル1/2∼ 7/8のダイレクト出力 AUXバス1/2∼5/6 トラック1/2∼15/16のダイ レクト出力 なお、あるチャンネルに外部エフェクトを接続するための インサートセンド端子として、出力端子/出力チャンネル を指定した場合、 Patch OUTページの各欄の表示が、次の ように変化します。これらの表示は、その出力端子/出力 チャンネルにパッチされたインサートセンドを表していま す。 ■OMNI OUT ASSIGN (1) /OPTION I/O SLOT OUT ASSIGN(2)の場合 表示 信号の種類 インプットチャンネル1∼8の I-I 1∼I-I 8 インサートセンド I-M 1∼I-M16 I-R1L/I-R1R I-R2L/I-R2R モニターチャンネル1∼16の インサートセンド リターンチャンネル1のL/Rの インサートセンド リターンチャンネル2のL/Rの インサートセンド ステレオアウトプットチャン I-STL/I-STR ネルのL/R のインサートセン ド PATCH ■D.ST OUT ASSIGN(3 )/ST OUT ASSIGN(4) の場合 表示 I-I 1/2∼I-I 7/8 I-M 1/2∼I-M 15/16 I-RT1L/R I-RT2L/R 信号の種類 画 面 インプットチャンネル1/2∼ 7/8のインサートセンド モニターチャンネル1 / 2 ∼ 15/16のインサートセンド リターンチャンネル1(L/R) の インサートセンド リターンチャンネル2(L/R) の インサートセンド ステレオアウトプットチャン I-STL/R ネル(L/R)のインサートセン ド 注 意 ・ Patch OUTページで、インサートセンドがパッチされた出力端 子/出力チャンネルの設定を変更すると、そのパッチを解除する かどうかを尋ねるポップアップウィンドウが表示されます。 ・ 出力端子/出力チャンネルにパッチされていないインサートセ ンドを表示させることも可能です。ただし、この場合はインサー トセンドがグレー表示となり、何も信号は送られません(出力端 子/出力チャンネルにインサートセンドを割り当てる操作は、 VIEW画面のCH Viewページでのみ行えます)。 ヒント ・ Patch OUTページの操作方法については、P.74をご参照くだ さい。 ・ チャンネルに外部エフェクトをインサートする方法については、 P.78をご参照ください。 リファレンス編 285 PATCH 画面 Patch Libページ パッチの設定をストア/リコールする 2 35 機能 Patch IN/Patch OUTページの設定をパッチライ ブラリーにストア(保存)したり、ストアした設定を リコール(読み出し)します。 1 キー操作 ・ [PATCH]キー→[F3] (Patch Lib)キー 4 ・ 右の画面が表示されるまで[PATCH]キーを繰 り返し押す 6 7 8 9 5 入出力メーター 画面各部の機能 現在選択されているチャンネルと奇数→偶数の順で隣り 1 SEL CH(セレクトチャンネル) 合ったチャンネルの入力レベルを表示します。 また、 ステレ 現在[SEL]キーで選択されているチャンネルを表示しま オアウトプットチャンネルが選択されている場合は、L/R す。 の出力レベルを表示します。 2 INPUT/MONI(インプット/モニター) 注 意 ・ 1∼5の欄は表示のみで、設定項目はありません。 1 のインプットチャンネル/モニターチャンネルにパッ ・ ステレオインプットチャンネルが選択されているときは、2∼ チされている入力信号を表示します。表示される略号の意 4は表示されません。 味は、Patch INページの説明をご参照ください。 6 TITLE EDIT(タイトルエディット)ボタン 3 BUS(バス) ライブラリーにストアされたパッチ情報の名前(ライブラ 1 のチャンネルから信号が送られているバスを反転表示 リータイトル) を変更します。 このボタンにカーソルを合わ します。 “1” ∼“8” はバス1∼8、 “ST” はステレオバス、 “D” せて [ENTER] キーを押すと、 ライブラリータイトルを変更 はダイレクト出力を表します。 するためのTITLE EDITポップアップウィンドウが表示さ れます。 注 意 “D” (ダイレクト出力) は、 [SEL] キーでインプットチャンネルが選 注 意 択されている間だけ表示されます。 ライブラリーナンバー0はリコール専用のプリセットです。 このた め、 ライブラリータイトルは変更できません。また、 パッチ情報がス 4 TRACK 1-8/9-16 トアされていないライブラリーナンバーは“No Data!”と表示さ バス1∼8(およびインプットチャンネルのダイレクト出 れ、ライブラリータイトルの変更ができません。 力) が、 現在レコーダーのどのトラックにパッチされている のかを“■”のマークで表示します。 7 RECALL(リコール)ボタン ライブラリーリストで現在選ばれているパッチ情報をリ コールします。 注 意 パッチ情報がストアされていないライブラリーナンバー(“N o Data!”と表示されます)は、リコールできません。 286 リファレンス編 8 STORE(ストア)ボタン ■ Patch Libページの追加機能 ライブラリーリストで選択されているナンバーに、現在の パッチ情報をストアします。そのナンバーにすでにパッチ 情報が保存されていた場合は、新しいパッチ情報が上書き Patch Libページでは、 [SHIFT] キーを押すと[F1]∼[F3]に 次の機能が割り当てられています。 されます。 注 意 ライブラリーナンバー0はリコール専用です。 新規のパッチ情報を ストアすることはできません。 9 ライブラリーリスト パッチライブラリーを一覧表示します。点線で囲まれてい ・[F1] (TITLE EDIT)キー ストアされたパッチ設定の名前 (ライブラリータイトル) を る列は、現在選択されているライブラリーナンバーを表し 変更します。TITLE EDITボタン(6)と同じ機能です。 ます。リストの各項目に表示される情報は次の通りです。 ・ NO. ..................... 0∼20のライブラリーナンバーです。 ・[F2] (RECALL)キー ライブラリーリストで現在選ばれているパッチの設定をリ ・ LIBRARY TITLE ................. ライブラリータイトルを表示します。 ス ト ア さ れ て い な い と き は“ N o Data!”と表示されます。 ・ ROM ................... リコール専用の設定を“ コールします。 RECALLボタン(7)と同じ機能です。 ・[F3] (STORE)キー ”のマーク 現在のパッチの設定をストアします。 STOREボタン ( 8) と同じ機能です。 で表示します。 PATCH 画 面 Plug-inページ MYプラグインシステム対応のI/Oカードを設定する 機能 Option I/Oスロットに装着されたMYプラグインシステム 対応のI/Oカードに関する各種設定を行います。 キー操作 ・ [PATCH]キー→[F4] (Plug-in)キー ・ 右の画面が表示されるまで[PATCH]キーを押す 画面各部の機能 画面の内容は、装着されているI/Oカードに応じて異なりま す。カードの説明書をご覧ください。何も装着されていない 場合、 もしくはI/Oカードを認識してない場合は、 “No Plugin Card.”と表示されます。 MYプラグインシステムに対応したI/Oカードについては、 巻末のお客様相談窓口や販売店または下記のインターネッ トURLでご確認ください。 http://www,aw2816.com/ リファレンス編 287 VIEW 画面 CH Viewページ チャンネルのパラメーターを一括表示する 1 機能 2 6 7 8 9K [SEL] キーで選択されたチャンネルのミック スパラメーターを一括表示します。また、EQ とダイナミクスプロセッサーを除くパラメー ターは、このページで設定を変更することも 可能です。 キー操作 J 3 L ・ [VIEW]キー→[F1] (CH View)キー ・ 右の画面が表示されるまで [VIEW]キー 4 O を押す 5 P Q MN 7 PAN/BALANCE(パン/バランス) 画面各部の機能 インプットチャンネル/モニターチャンネル/リターン 1 ATT.(アッテネーション) チャンネルでは、 ステレオバスのL/Rチャンネル間、 または 奇数バス→偶数バス間のパン (定位) を設定します。 また、 ス アッテネーション(入力信号の減衰量)の値を設定します。 テレオアウトプットチャンネルでは、L/Rの音量バランス 2 PHASE(フェイズ) を設定します。 位相の正相(N:ノーマル)と逆相(R:リバース) を切り替え ヒント ます。 PAN/BALANCEのノブにカーソルを移動して[ENTER]キーを 押すと、定位が中央にリセットされます。 3 EQ(イコライザー) EQのオン/オフを切り替えます。ボタンの下には、 現在の 8 FADER GROUP(フェーダーグループ) EQの大まかな特性がグラフ表示されます。 A∼Dボタンを使って、 チャンネルごとにフェーダーグルー プ(A∼D)への登録/解除を行います。 4 DYNAMICS(ダイナミクス) ダイナミクスプロセッサーのオン/オフを切り替えます。 9 MUTE GROUP(ミュートグループ) ボタンの右側には、現在のダイナミクスプロセッサーの大 まかな特性がグラフ表示されます。 E∼Hボタンを使って、 チャンネルごとにミュートグループ (E∼H)への登録/解除を行います。 5 DELAY(ディレイ) J PAIR(ペア) ディレイのオン/オフを切り替えます。 また、 ボタンの右側 現在選択されているチャンネルと奇数→偶数の順で隣り の数値ボックスにカーソルを合わせ、 [DATA/JOG]ダイ 合ったチャンネル同士で、 ペアの設定/解除を行います。 ペ アルを回すことで、ディレイタイムをミリ秒(ms)単位、ま アに設定された2チャンネルは、 フェーダーや [ON] キーな たはサンプル(sample)単位で設定できます。 どの大半のミックスパラメーターが連動します。ステレオ のオーディオソースを扱うときに便利です。 6 ROUT(ルーティング) 1∼8ボタン/STボタンを使って、そのチャンネルの出力 先となるバス(バス1∼8/ステレオバス)を選択します。 288 リファレンス編 K 入出力メーター ■インプットチャンネル/モニターチャンネルの場合 インプットチャンネル/モニターチャンネル/リターン チャンネルの入力レベル、またはステレオアウトプット 表示 OMNI 1∼OMNI 4 チャンネルの出力レベルを表示します。 SLT- 1∼SLT- 8 L ASSIGN(アサイン)ボタン そのチャンネルのインサートセンド/リターンに内蔵エ フェクトの入出力、 もしくは任意の入出力端子/I/Oカード D STO L/D STO R STOUT L/STOUT R の入出力チャンネルをパッチするためのボタンです。その チャンネルの信号経路に内蔵エフェクトまたは外部エフェ クトをインサートしたいときに利用します。 内容 OMNI OUT端子1∼4 OPTION I/Oスロットの出力 チャンネル1∼8 DIGITAL STEREO OUT端子 のLまたはRチャンネル STEREO OUT端子のLまたは Rチャンネル ■リターンチャンネル/ステレオアウトプットチャンネル の場合 このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 次のポップアップウィンドウが表示されます。 表示 OMNI 1/2∼OMNI 3/4 SLT- 1/2∼SLT- 7/8 内容 OMNI OUT端子1/2∼3/4 OPTION I/Oスロットの出力 チャンネル1/2∼7/8 DIGITAL STEREO OUT端子 D STOUT (L/R) STOUT STEREO OUT端子(L/R) ・ RTN.(リターン) EXTERNALボタンがオンのときに、インサートリターン ポップアップウィンドウの各部の機能は次の通りです。 にパッチする入力端子/入力チャンネルを次の中から選択 します。 このボタンが反転表示されているとき、そのチャンネルの ■インプットチャンネル/モニターチャンネルの場合 インサートセンド/リターンには何もパッチされません。 表示 AD 1∼AD 8 ・ INT.EFF 1(インターナルエフェクト1)ボタン このボタンをオンにすると、該当するチャンネルのイン SLT- 1∼SLT- 8 サートセンド/リターンに、内蔵エフェクト1の入出力が D STIN L/D STIN R パッチされます。 ・ INT.EFF 2(インターナルエフェクト2)ボタン 内容 画 面 INPUT 1∼8端子 OPTION I/Oスロットの入力 チャンネル1∼8 DIGITAL STEREO OUT端子 のLまたはRチャンネル ■リターンチャンネル/ステレオアウトプットチャンネル このボタンをオンにすると、該当するチャンネルのイン の場合 サートセンド/リターンに、内蔵エフェクト2の入出力が パッチされます。 表示 AD 1/2∼AD 7/8 SLT- 1/2∼SLT- 7/8 注 意 ・ あるチャンネルに内蔵エフェクト1/2をインサートするには、あ らかじめPATCH画面のPatch INページで、EFFECT PATCH DSTI L/R 内容 INPUT 1/2∼7/8端子 OPTION I/Oスロットの入力 チャンネル1/2∼7/8 DIGITAL STEREO IN端子 (L/R) 欄のEFF1/EFF2を“INSERT”に設定しておく必要があります。 “INSERT”に設定されていないときは、INT.EFF 1/INT.EFF 2 注 意 ボタンをオンにすることができません。 ・ 同じ内蔵エフェクトを複数のチャンネルにインサートすること はできません。たとえペア化したチャンネル同士であっても、片 方に内蔵エフェクト1または2がパッチしてあれば、もう一方に ・ 外部エフェクトは、複数のチャンネルにインサートできます(た だし、複数チャンネルのインサートセンド/リターンで同じ入出 力端子/入出力チャンネルを共有することはできません)。 ・ ペア化された2チャンネルに外部エフェクトをインサートしたい 同じ内蔵エフェクトをパッチすることはできません。 ときは、それぞれのチャンネルに対して、インサートセンド/リ ターンの設定を独立して行う必要があります。 ・ EXTERNAL(エクスターナル)ボタン このボタンをオンすると、SEND/RTN.欄で選択した入出 力端子/入出力チャンネルが、該当するチャンネルのイン サートセンド/リターンにパッチされます。 ヒント ・ 任意のチャンネルに内蔵エフェクトをインサートする手順は、 P.88をご参照ください。 ・ 任意のチャンネルに外部エフェクトをインサートする手順は、 P.78をご参照ください。 ・ SEND(センド) EXTERNALボタンがオンのときに、インサートセンドに パッチする出力端子/出力チャンネルを次の中から選択し ます。 リファレンス編 VIEW ・ OFF (オフ)ボタン 289 VIEW 画面 M FADER(フェーダー) ■ CH Viewページの追加機能 フェーダーの現在位置をイラストと数値で表示します。 こ のページでフェーダーの値を変更することも可能です。 CH Viewページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F5] キー に次の追加機能が割り当てられます。 N ON/OFF(オン/オフ) そのチャンネルのオン/オフ状態を表示します。このペー ジでオン/オフを切り替えることも可能です。 O AUX そのチャンネルからAUXバス1∼6に送られる信号のセン ドレベルを、 イラストと数値で表示します。 このページで値 ・[F1] (EQ ON/OFF) EQのオン/オフを切り替えます。 EQ欄(3)のボタンと同 を変更することも可能です。 じ機能です。 P PRE/PST(プリポスト) そのチャンネルからAUXバス1∼6に信号を送る経路とし ・[F2] (DYN ON/OFF) ダイナミクスプロセッサーのオン/オフを切り替えます。 て、プリフェーダー/ポストフェーダーのどちらが選ばれ DYNAMICS欄(4)のボタンと同じ機能です。 ているかを表示します。このページで設定を切り替えるこ とも可能です。 ・[F3] (ROUT OFF)キー ROUT欄 (6) の1∼8ボタンをすべてオフにします (STボ Q AUX ON/OFF(AUXオン/オフ) タンには影響しません)。 そのチャンネルからAUXバス1∼6に送られる信号のオン /オフ状態を表示します。 このページでオン/オフを切り ・[F4] (PAN CENTER)キー 替えることも可能です。 PAN/BALANCE (7) のノブを中央の位置に設定します。 注 意 ステレオアウトプットチャンネルが選ばれているとき、2 、5 、 ・[F5] (EFF.INS ASGN)キー 6 、8 、9 、J 、O のパラメーターは表示されません。また、リ ターンチャンネルが選ばれているとき、4 、8 、9 、J のパラ チャンネルのインサートセンド/リターンに内蔵エフェク トや入出力端子/入出力チャンネルをパッチするための メーターは表示されません。 ポップアップウィンドウを呼び出します。 ASSIGNボタン (L)と同じ機能です。 290 リファレンス編 Libraryページ チャンネルの設定をストア/リコールする 2 3 機能 現在選択されているチャンネルの設定をチャンネル ライブラリーにストア(保存)したり、ストアした設 定をリコール(読み出し)します。 1 キー操作 ・ [VIEW]キー→[F2] (Library)キー ・ 右の画面が表示されるまで[VIEW]キーを押す 4 5 6 7 注 意 ライブラリーナンバー0/1はリコール専用のプリセットです。こ 1 SEL CH(セレクトチャンネル) のため、ライブラリータイトルは変更できません。また、 チャンネル 情報がストアされていないライブラリーナンバーは“No Data!” 現在[SEL]キーで選択されているチャンネルを表示しま と表示され、ライブラリータイトルの変更ができません。 す。表示される略号の意味は次の通りです。 5 RECALL(リコール)ボタン ・ INPUT 1∼8 .... インプットチャンネル1∼8 ライブラリーリストで現在選ばれているチャンネル情報を ・ MONI 1∼16 ... モニターチャンネル1∼16 リコールします。 ・ RTN 1/2 ........... リターンチャンネル1/2 インプットチャンネル、 モニターチャンネル、 リターンチャ ・ ST OUT ............. ステレオアウトプットチャンネル ンネルのチャンネル情報には互換性があり、お互いにリ コールできます。 ただし、 共通化されていないパラメーター 2 EQ/DYN./DELAY設定 選択されているチャンネルの、 EQ/ダイナミクスプロセッ サー/ディレイの設定を表示します。 については、 リコールしたときに次のように処理されます。 ■リターンチャンネル1の設定をインプットチャンネル/ モニターチャンネルにリコールした場合 3 入出力メーター パラメーター 選択されているチャンネルと奇数→偶数の順で隣り合った チャンネルの入力レベルを表示します。ステレオアウト パン プットチャンネルが選択されている場合は、L/Rの出力レ ダイナミクスプロセッサー ベルを表示します。 AUXセンド5 注 意 1∼3の欄は表示のみで、設定項目はありません。 AUXセンド6 4 TITLE EDIT(タイトルエディット)ボタン リコール先のチャンネルの動作 リターンチャンネルのLチャン ネルの設定が反映されます。 すべてのパラメーターが初期 設定値にリセットされます。 AUXセンド5=オン、 センドレ ベル=−∞に設定されます。 リコール元の設定がそのまま 反映されます。 ライブラリーにストアされたチャンネル情報の名前(ライ ブラリータイトル) を変更します。 このボタンにカーソルを 合わせて [ENTER] キーを押すと、 ライブラリータイトルを 変更するためのTITLE EDITポップアップウィンドウが表 示されます。 リファレンス編 291 VIEW 画面各部の機能 8 画 面 VIEW 画面 ■リターンチャンネル2の設定をインプットチャンネル/ 7 ライブラリーリスト チャンネルライブラリーを一覧表示します。点線で囲まれ モニターチャンネルにリコールした場合 パラメーター パン ダイナミクスプロセッサー AUXセンド5 AUXセンド6 リコール先のチャンネルの動作 ている列は、 [DATA/JOG]ダイアルで現在選択されてい リターンチャンネルのLチャン るライブラリーナンバーを表します。リストの各項目に表 ネルの設定が反映されます。 示される情報は次の通りです。 すべてのパラメーターが初期 ・ NO. ..................... 0∼64のライブラリーナンバーです。 設定値にリセットされます。 ・ LIBRARY TITLE ................. ライブラリータイトルです。 チャンネ ル情報がストアされていないときは リコール元の設定がそのまま 反映されます。 AUXセンド6=オン、 センドレ “No Data!”と表示されます。 ベル=−∞に設定されます。 ・ ROM ................... リコール専用の設定を“ ■インプットチャンネル/モニターチャンネルの設定をリ ”のマーク で表示します。 ターンチャンネル1にリコールした場合 パラメーター リコール先のチャンネルの動作 8 SOURCE CHANNEL(ソースチャンネル) リコール元の設定が、L/Rチャ そのライブラリーナンバーのストア元となるチャンネルを ンネルの両方に反映されます。 表示します。略号の意味はSEL CH(1)と同じです。なお、 ダイナミクスプロセッサー 無視されます。 ライブラリーナンバー0/1では、 “GENERAL” と表示され AUXセンド5 無視されます。 ます。 パン AUXセンド6 リコール元の設定がそのまま 反映されます。 注 意 ・ ステレオアウトプットチャンネルとそれ以外のチャンネル(イン ■インプットチャンネル/モニターチャンネルの設定をリ プットチャンネル、モニターチャンネル、リターンチャンネル)で ターンチャンネル2にリコールした場合 パラメーター パン ダイナミクスプロセッサー AUXセンド5 AUXセンド6 は、チャンネル情報に互換性がありません。 リコール先のチャンネルの動作 ・ 現在選ばれているチャンネルとソースチャンネルに互換性がな リコール元の設定が、L/Rチャ い場合、SOURCE CHANNEL欄の下に“CONFLICT”と表示さ ンネルの両方に反映されます。 れ、リコールすることはできません。 無視されます。 リコール元の設定がそのまま 反映されます。 ■ Libraryページの追加機能 Libraryページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F3] に次の 無視されます。 機能が割り当てられています。 注 意 チャンネル情報がストアされていないライブラリーナンバー (“No Data!”と表示されます)は、リコールできません。 6 STORE(ストア)ボタン ライブラリーリストで選択されているナンバーにチャンネ ルの設定をストアします。 そのナンバーにすでにチャンネ ル情報が保存されていた場合は、新しいチャンネル情報が ・[F1] (TITLE EDIT)キー ストアされたチャンネル設定の名前(ライブラリータイト 上書きされます。 ル)を変更します。TITLE EDITボタン(4 )と同じ機能で 注 す。 意 ・ リコール専用のライブラリーナンバー0/1にはストアできませ ん。 ・[F2] (RECALL)キー ・ ペアの設定とエフェクトインサートの設定は、ライブラリーには ライブラリーリストで選択されているチャンネルの設定を ストアされません。また、ライブラリーをリコールしたときも、リ リコールします。RECALLボタン(5)と同じ機能です。 コール先のペアやエフェクトインサートの設定は変化しません。 ・[F3] (STORE)キー [SEL] キーで選択されているチャンネルの設定をストアし ます。STOREボタン(6)と同じ機能です。 292 リファレンス編 PAN/ROUTE 画面 Pan 1-8/Pan MONIページ チャンネルごとのパンとルーティングを設定する 機能 インプットチャンネル、 リターンチャンネル、 モニターチャンネルのパンとルーティング、 およびステレオアウトプットチャンネルのバ ランスを設定します。 キー操作 ・ [PAN]キー→[F1] (Pan 1-8)キー/ 1 2 3 4 [PAN]キー→[F2] (Pan MONI)キー ・ 右の画面が表示されるまで[PAN]キー を繰り返し押す 次の3つのボタンを使って、ペアに設定されたチャンネル 1 PAN/ROUTING(パン/ルーティング) 同士で、PANノブがどのように動作するかを選択します。 現在操作の対象として選ばれているチャンネルを表示しま す。 ・ INDIVIDUAL(インディビジュアル)ボタン このボタンをオンにすると、チャンネルごとのパンが独立 して動作します(初期設定)。 2 バスアサイン 1∼8ボタン/STボタンを使って、そのチャンネルの信号 ・ GANG(ギャング)ボタン を割り当てるバス(バス1∼8/ステレオバス)を選択しま このボタンをオンにすると、ペアに設定された2チャンネ す。 ルのパンが、広がり幅を保ったまま連動します。 3 PAN(パン)ノブ ステレオバスのL/R間、および奇数バス/偶数バス間のパ ン (定位) を設定します。 また、 ステレオアウトプットチャン ネルが選ばれているときは、左右チャンネルのバランスを 設定します。 値を変更するには、 ノブの位置にカーソルを合 ・ INVERTED GANG(インバーテッドギャング)ボタン わせて[DATA/JOG]ダイアルを回します。設定範囲は このボタンをオンにすると、ペアに設定された2チャンネ L16(左端)∼CENTER(中央)∼R16(右端)です。 ルのパンが、反対方向に連動します。 ヒント PANノブにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、定位が 中央位置にリセットされます。 注 意 ペア化された2チャンネルのパンを、 それぞれ左右に振り切った状 態で“GANG”に設定した場合、PANノブは変更できなくなりま す。 また、ペア化された2チャンネルの両方のパンを、左右いずれか 一方に振りきった状態で“INVERTED GANG”に設定した場合も 同様です。このようなときは、一度“INDIVIDUAL”に設定してか ら、それぞれのパンを変更してください。 リファレンス編 293 PAN/ROUTE 4 MODE(モード) 画面各部の機能 画 面 PAN/ROUTE 画面 ■ Pan 1-8/Pan MONIページの追加機能 Pan 1-8/Pan MONIページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼[F5]に次の追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (INDIVIDUAL)キー ペアに設定された2チャンネルのパンが独立して動作しま す。MODE(3)のINDIVIDUALボタンと同じ機能です。 ・[F2] (GANG)キー ペアに設定された2チャンネルのパンが、広がり幅を保っ たまま連動します。MODE(3 )のGANGボタンと同じ機 能です。 ・[F3] (INVERTED GANG)キー ペアに設定された2チャンネルのパンが反対方向に連動し ます。 MODE(3) のINVERTED GANGボタンと同じ機能 です。 ・[F4] (ALL ROUT OFF)キー 現在表示されているページの、 バスアサイン1∼8ボタンを すべてオフにします(STボタンには影響しません)。 ・[F5] (COPY PAN TO ALL)キー カーソルで選択されているチャンネルのパン設定を、他の ページを含むすべてのチャンネルにコピーします。 294 リファレンス編 Pairページ チャンネル/バスのペアを設定する 機能 インプットチャンネル1∼8、モニターチャンネル1 ∼16、バス1∼8、AUXバス1∼4のペアの設定/解 除を行います。 操作 ・ [PAN]キー→[F3] (Pair)キー ・ 右の画面が表示されるまで[PAN] キーを繰り返 1 し押す 2 画面各部の機能 PAN/ROUTE 1 チャンネル/バス ペアを設定/解除するチャンネル/バスを表示します。 2 ペア ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押し、 奇数→ 画 面 偶数の順で隣り合ったチャンネル/バス同士でペアの設定 /解除を行います。 ペアが設定されると、 ハートマークがつ ながり、ボタンの表示が“STEREO”になります。ペアが解 除されるとハートマークが離れ、ボタンの表示が“MONO ×2”となります。 ヒント ・ ペアに設定されたチャンネル同士は、フェイズとパン、エフェク トインサートの設定を除くすべてのミックスパラメーターが連 動します。 ・ ペアに設定されたバス同士は、マスターレベル(HOME画面/ Busページ)が連動します。 ・ ペアに設定されたAUXバス同士は、 マスターレベル(HOME画面 /Busページ)および各チャンネルから該当するAUXバスに送 られる信号のセンドレベルが連動します。 リファレンス編 295 EQ/ATT/GRP 画面 EQ/Attページ EQとアッテネーションを設定する 1 機能 2 3 4 選択したチャンネルの4 バンドE Q とアッテネー ションに関する設定を行います。 キー操作 ・ [EQ]キー→[F1] (EQ/Att)ページ ・ 右の画面が表示されるまで[EQ]キーを押す 5 6 7 H I G H バンドE Q では、Q ノブを時計方向に回しきると 画面各部の機能 “H.SHELF” と表示され、シェルビングタイプのEQに切り 1 EQ ONボタン 替わります。反時計周りに回しきると“LPF”と表示され、 ローパスフィルターに切り替わります。 EQのオン/オフを切り替えます。このページでは、 カーソ ルがどの位置にあっても、 [ENTER] キーを使ってオン/オ 6 F(フリケンシー)ノブ フを切り替えることができます。 ブースト/カットする中心周波数を21Hz∼20.1kHzの 2 ATT.(アッテネーション)ノブ 範囲で設定します。 EQに入力される直前の信号の減衰量を−96∼0dBの範囲 で調節します。主に、EQで特定の帯域をブーストしたため 7 G(ゲイン)ノブ に、信号がクリップするのを防ぐ目的で利用します。 ブースト/カット量を−18.0dB∼+18.0dBの範囲で設 定します。 なお、 LOWバンドEQで “HPF” 、 HIGHバンドEQ 3 EQ CURVE(EQカーブ) で“LPF”が選択されているときは、このノブでフィルター のオン/オフを切り替えます。 EQの大まかな特性をグラフ表示します。 4 出力メーター EQ通過後の信号レベルを表示します。 5 Q(キュー)ノブ Fノブ (6) で設定した中心周波数をブースト/カットする ときのキュー(急峻度)を設定します。設定範囲は1 0 ∼ 0.10で、値が小さいほどカーブの勾配が急になります。 L O W バンドE Q では、Q ノブを時計方向に回しきると “L.SHELF”と表示され、シェルビングタイプのEQに切り 替わります。 反時計周りに回しきると “HPF” と表示され、 ハ イパスフィルターに切り替わります。 296 リファレンス編 ■ EQ/Attページの追加機能 EQ/Attページでは、 [SHIFT]キーを押すと [F1] [ 、F2] [ 、F5] キーに次の機能が割り当てられます。 ・[F1] (FLAT)キー すべてのバンドのブースト/カット量を0.0dB(HPF/ LPFの場合はオフ)にリセットします。 ・[F2] (BAND FLAT)キー LOW、L-MID、M-MID、HIGHの各バンドのうち、タイトル が反転表示されているバンドのブースト/カット量を、 0.0dB(HPF/LPFの場合はオフ)にリセットします。 ・[F5] (COPY ATT. TO ALL)キー 選択されているチャンネルのアッテネーションの設定を、 すべてのチャンネルにコピーします (ただしステレオアウ トプットチャンネルを除く)。 EQ/ATT/GRP 画 面 リファレンス編 297 EQ/ATT/GRP 画面 Libraryページ EQの設定をストア/リコールする 2 3 機能 EQの設定をEQライブラリーにストア(保存)した り、ストアした設定をリコール(読み込み)します。 キー操作 1 ・ [EQ]キー→[F2] (Library)ページ ・ 右の画面が表示されるまで[EQ]キーを押す 4 5 6 7 8 5 RECALL(リコール)ボタン 画面各部の機能 ライブラリーリストで現在選ばれているEQ設定をリコー 1 SEL CH(セレクトチャンネル) ルします。 現在[SEL]キーで選択されているチャンネルを表示しま す。略号の意味は次の通りです。 注 意 E Q の設定がストアされていないライブラリーナンバー(“N o ・ INPUT 1∼8 .... インプットチャンネル1∼8 Data!”と表示されます)は、リコールできません。 ・ MONI 1∼16 ... モニターチャンネル1∼16 6 STORE(ストア)ボタン ・ RTN 1/2 ........... リターンチャンネル1/2 ライブラリーリストで選択されているナンバーに現在の ・ ST OUT ............. ステレオアウトプットチャンネル EQ設定をストアします。そのナンバーにすでにEQ設定が 保存されていた場合は、新しいEQ設定が上書きされます。 2 CURRENT EQ CURVE(カレントEQカーブ) 選択されているチャンネルのEQの大まかな特性をグラフ 注 意 表示します。 リコール専用のライブラリーナンバー1∼40にはストアできませ ん。 3 出力メーター 7 ライブラリーリスト EQ通過後の信号レベルを表示します。 EQライブラリーを一覧表示します。 点線で囲まれている列 は、 [DATA/JOG]ダイアルで現在選択されているライブ 4 TITLE EDIT(タイトルエディット)ボタン ライブラリーにストアされたEQ設定の名前 (ライブラリー ラリーナンバーを表します。リストの各項目に表示される タイトル) を変更します。 このボタンにカーソルを合わせて 情報は次の通りです。 [ENTER] キーを押すと、 ライブラリータイトルを変更する ・ NO. ..................... 1∼128のライブラリーナンバーです。 ためのTITLE EDITポップアップウィンドウが表示されま ・ LIBRARY TITLE ................. ライブラリータイトルです。 情報がス トアされていないときは“No Data!” す。 注 と表示されます。 意 ライブラリーナンバー1∼40はリコール専用のプリセットです。 ・ ROM ................... リコール専用のEQ設定を “ このため、ライブラリータイトルは変更できません。また、EQ設定 がストアされていないライブラリーナンバーは“No Data!”と表 示され、ライブラリータイトルの変更ができません。 ” のマー クで表示します。 8 EQ CURVE(EQカーブ) 現在ライブラリーリストで選択されているEQ設定の大ま かな特性をグラフ表示します。 298 リファレンス編 ■ Libraryページの追加機能 Libraryページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F3] に次の 機能が割り当てられます。 ・[F1] (TITLE EDIT)キー ストアされたEQ設定の名前(ライブラリータイトル)を変 更します。TITLE EDITボタン(4)と同じ機能です。 ・[F2] (RECALL)キー ライブラリーリストで選択されているEQ設定をリコール します。RECALLボタン(5)と同じ機能です。 ・[F3] (STORE)キー [SEL]キーで選択されているチャンネルのEQ設定をスト アします。STOREボタン(6)と同じ機能です。 EQ/ATT/GRP 画 面 リファレンス編 299 EQ/ATT/GRP 画面 FaderGrpページ フェーダーグループへの割り当て/解除を行う 機能 インプットチャンネル1∼8/モニターチャ ンネル1∼16を、A∼Dのフェーダーグルー プに割り当てます。フェーダーグループに所 属するチャンネルのフェーダーを操作する と、同じフェーダーグループに所属するすべ てのチャンネルを一括してコントロールでき 1 ます。 2 キー操作 ・ [EQ]キー→[F3] (FaderGrp)ページ ・ 右の画面が表示されるまで[EQ]キーを 押す 画面各部の機能 注 意 同じグループ内の複数のフェーダーを同時に操作することは、お 1 フェーダーグループA∼D やめください。モーターに負荷がかかり、故障の原因になります。 インプットチャンネル1∼8/モニターチャンネル1∼16 が、 それぞれどのフェーダーグループ (A∼D) に所属してい るのかを“●”のマークで表示します。 ■ FaderGrpページの追加機能 FaderGrpページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] キーに次の カーソルを上下に動かしてフェーダーグループA∼Dを選 追加機能が割り当てられます。 び、 [SEL] キーを押すと、 そのチャンネルが該当するフェー ダーグループに割り当てられます。もう一度同じ[SEL] キーを押すと、割り当てが解除されます。 注 意 1つのチャンネルを複数のフェーダーグループに所属させること はできません。 ・[F1] (ALL CLEAR)キー ヒント このページが表示されている間は、フェーダーグループの割り当 て/解除を[SEL]キーの点灯/消灯で確認することも可能です。 2 ENABLE(イネーブル) A∼Dのフェーダーグループのオン/オフを切り替えます。 オンに設定されているフェーダーグループはA∼Dの該当 するボタンが反転表示となります。 ヒント ・ フェーダーグループに割り当てた後で、各チャンネルのフェー ダー位置を変えたいときは、E N A B L E ボタンをオフにして、 フェーダーグループを一時的に解除してください。 ・ FaderGrpページ以外の画面が表示されているときは、 [SEL] キーを押している間だけ、そのチャンネルがフェーダーグループ から一時的に解除されます。 [SEL]キーを押しながらフェーダー を操作すれば、任意のチャンネルのみをフェーダーグループから 切り離して操作できます。 300 リファレンス編 フェーダーグループの割り当てをすべて解除します。 Mute Grpページ ミュートグループの割り当て/解除を行う 機能 インプットチャンネル1∼8/モニターチャ ンネル1∼16を、E∼Hのミュートグループ に割り当てます。ミュートグループに所属す るチャンネルの[ON]キーを操作すると、同 じミュートグループに所属するすべてのチャ ンネルでオン/オフが切り替わります。 1 キー操作 2 ・ [EQ]キー→[F4] (Mute Grp)ページ ・ 右の画面が表示されるまで[EQ]キーを 押す ■ Mute Grpページの追加機能 画面各部の機能 Mute Grpページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] キーに次の 1 ミュートグループE∼H 追加機能が割り当てられます。 インプットチャンネル1∼8/モニターチャンネル1∼16 が、 それぞれどのミュートグループ (E∼H) に所属している EQ/ATT/GRP のかを“●”のマークで表示します。 カーソルを上下に動かしてミュートグループE∼Hを選び、 [SEL]キーを押すと、 そのチャンネルが選択されたミュー トグループに割り当てられます。 もう一度同じ[SEL]キー を押すと、割り当てが解除されます。 ・[F1] (ALL CLEAR)キー 画 面 ミュートグループの割り当てをすべて解除します。 ヒント オンに設定されたチャンネルとオフに設定されたチャンネルを、 同じミュートグループに割り当てることも可能です。この場合、そ のミュートグループに登録されたチャンネルの[ON]キーを押す と、オンのチャンネルがオフに、オフのチャンネルがオンに切り替 わります。 注 意 1つのチャンネルを複数のミュートグループに所属させることは できません。 2 ENABLE(イネーブル) E∼Hのミュートグループのオン/オフを切り替えます。E ∼H ボタンが反転表示しているときは、そのミュートグ ループがオンの状態を表します。 ヒント ミュートグループに割り当てた後でチャンネルごとのオン/オフ 状態を変更したいときは、ENABLEボタンをオフにしてミュート グループを一時的に解除してください。 リファレンス編 301 DYN/DLY 画面 Dyn. Editページ ダイナミクスプロセッサーを設定する 2 機能 56 選択したチャンネルのダイナミクスプロセッ サーを設定します。 キー操作 1 ・ [DYN]キー→[F1] (Dyn. Edit)キー ・ 右の画面が表示されるまで[DYN]キー 7 を繰り返し押す 8 3 4 9 2 チャンネル 画面各部の機能 KEY IN SOURCE (1) でLEFT (POST EQ) /LEFT (PRE 1 KEY IN SOURCE(キーインソース) EQ)ボタンをオンにしたときに、キーインのソースとなる チャンネルを表示します。 次のボタンを使って、ダイナミクスプロセッサーのトリ ガーとなる信号(キーイン)を選択します。 3 ST LINK(ステレオリンク) ・ SELF(POST EQ)ボタン この欄のボタンをオンにすると、奇数→偶数の順で隣り 現在選択されているチャンネルのEQ通過後の信号 あったチャンネル同士で、ダイナミクスプロセッサーの設 ・ SELF(PRE EQ)ボタン 定値と動作が連動します。 この場合、 どちらか一方のチャン 現在選択されているチャンネルのEQ通過前の信号 ネルがスレッショルドレベルを超えた時点で、両方のチャ ンネルが同時に動作します。 ・ AUX1 OUTボタン ボタンをオンにしたときは、右隣のボックスにカーソルを AUX 1バスのマスターセンドレベル直前の信号 合わせて、ダイナミクスプロセッサーを有効にするチャン ・ AUX2 OUTボタン ネルを次の中から選択します。 AUX 2バスのマスターセンドレベル直前の信号 ・ BOTH ................. 奇数/偶数の両チャンネル ・ LEFT(POST EQ)ボタン ・ L .......................... 奇数(左)チャンネルのみ 左隣りにあるチャンネルのEQ通過後の信号 ・ R .......................... 偶数(右)チャンネルのみ ・ LEFT(PRE EQ)ボタン ヒント 左隣りにあるチャンネルのEQ通過前の信号 ・ ステレオアウトプットチャンネルおよびペアに設定されている チャンネルでは、常にST LINK欄のボタンがオンになります(オ 注 フに設定することはできません)。 意 ・ インプットチャンネル1、モニターチャンネル1、ステレオアウト ・ ST LINK欄のボタンをオンにすると、奇数チャンネルのダイナ プットチャンネルが選択されているとき、LEFT(POST EQ)/ ミクスプロセッサーの設定が、偶数チャンネルにコピーされま LEFT(PRE EQ)ボタンが無効になります。 す。 ・ リターンチャンネル1/2にはダイナミクスプロセッサーがあり ません。このため、リターンチャンネルを選択しているときは、こ のページの各項目が表示されません。 302 リファレンス編 4 ON/OFF(オン/オフ) ダイナミクスプロセッサーのオン/オフを切り替えます。 ヒント PARAMETER欄( 9 )にカーソルがあるときでも、 [ENTER] キーを押してこのボタンのオン/オフを切り替えることができま す。 5 GR(ゲインリダクション) ダイナミクスプロセッサーのゲインリダクション量を −18dB∼0dBの範囲で表示します。 6 出力メーター ダイナミクスプロセッサー通過後の信号レベルを表示しま す。 7 CURVE(カーブ) 現在のダイナミクスプロセッサーの大まかな特性をグラフ 表示します。 グラフの横軸が入力レベル、 縦軸が出力レベル を表します。 8 TYPE(タイプ) 現在選択されているダイナミクスプロセッサーのタイプを 表示します。表示内容は次の通りです。 ・ COMP ....................... コンプレッサー ・ EXPAND .................. エクスパンダー ・ GATE ........................ ゲート ・ COMPANDER (HARD/SOFT)...... コンパンダー(ハード/ソフト) ・ DUCKING ................ ダッキング 注 意 DYN/DLY このページでダイナミクスプロセッサーのタイプを変更すること はできません。別のタイプを利用するには、ライブラリーから目的 のタイプが使用されている設定をリコールする必要があります (リコール操作は、DYN/DLY画面/Libraryページで行います)。 画 面 9 PARAMETER(パラメーター) ダイナミクスプロセッサーの各パラメーターを設定しま す。パラメーターの種類や設定範囲は、ダイナミクスプロ セッサーのタイプに応じて異なります。パラメーターの種 類や機能については、巻末の付録をご参照ください。 リファレンス編 303 DYN/DLY 画面 Libraryページ ダイナミクスプロセッサーの設定をストア/リコールする 2 34 機能 ダイナミクスプロセッサーの設定をダイナミクスラ イブラリーにストア (保存) したり、 ストアした設定を リコール(読み込み)します。 1 キー操作 ・ [DYN]キー→[F2] (Library)キー ・ 右の画面が表示されるまで[DYN]キーを繰り返 し押す 5 6 7 8 画面各部の機能 9 注 意 ライブラリーナンバー1∼40はリコール専用のプリセットです。 1 SEL CH(セレクトチャンネル) このため、 ライブラリータイトルは変更できません。 また、設定がス トアされていないライブラリーナンバーは“No Data!”と表示さ 現在[SEL]キーで選択されているチャンネルを表示しま れ、ライブラリータイトルの変更ができません。 す。表示される略号の意味は、次の通りです。 6 RECALL(リコール)ボタン ・ INPUT 1∼8 .... インプットチャンネル1∼8 ライブラリーリストで現在選ばれている設定をリコールし ・ MONI 1∼16 ... モニターチャンネル1∼16 ます。 ・ ST OUT ............. ステレオアウトプットチャンネル 注 意 2 CURRENT DYNAMICS CURVE/TYPE(カレ ダイナミクスプロセッサーの設定がストアされていないライブラ ントダイナミクスカーブ/タイプ) リーナンバー(“No Data!”と表示されます)は、リコールできませ 現在のダイナミクスプロセッサーの大まかな特性とタイプ ん。 を表示します。 7 STORE(ストア)ボタン ライブラリーリストで選択されているナンバーに、ダイナ 3 GR(ゲインリダクション) ミクスプロセッサーの現在の設定をストアします。そのナ ダイナミクスプロセッサーのゲインリダクション量を ンバーにすでにダイナミクスプロセッサーの設定が保存さ −18dB∼0dBの範囲で表示します。 れていた場合は、新しい設定が上書きされます。 4 出力メーター 注 意 ダイナミクスプロセッサー通過後の信号レベルを表示しま リコール専用のライブラリーナンバー1∼40にはストアできませ す。 ん。 8 ライブラリーリスト 5 TITLE EDIT(タイトルエディット)ボタン ライブラリーにストアされた設定の名前(ライブラリータ ダイナミクスライブラリーを一覧表示します。点線で囲ま イトル)を変更します。このボタンにカーソルを合わせて れている列は、 [DATA/JOG]ダイアルで現在選択されて [ENTER] キーを押すと、 ライブラリータイトルを変更する いるライブラリーナンバーを表します。リストの各項目に ためのTITLE EDITポップアップウィンドウが表示されま す。 表示される情報は次の通りです。 ・ NO. ..................... 1∼128のライブラリーナンバーを表 示します 304 リファレンス編 ・ LIBRARY TITLE ................. ライブラリータイトルとその設定で使 用しているタイプを表示します。スト アされていないときは“No Data!”と 表示されます。 ・ ROM ................... リコール専用の設定を“ ”のマーク で表示します。 9 CURVE/TYPE(カーブ/タイプ) ライブラリーリストで選択されているの設定の大まかな特 性と、使用されているタイプを表示します。 注 意 リターンチャンネル1/2にはダイナミクスプロセッサーがありま せん。このため、リターンチャンネルを選択しているときは、この ページの各項目が表示されません。 ■ Libraryページの追加機能 Libraryページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F3] に次の 機能が割り当てられます。 ・[F1] (TITLE EDIT)キー ストアされた設定の名前 (ライブラリータイトル) を変更し ます。TITLE EDITボタン(5)と同じ機能です。 ・[F2] (RECALL)キー DYN/DLY ライブラリーリストで選択されている設定をリコールしま す。RECALLボタン(6)と同じ機能です。 ・[F3] (STORE)キー 画 面 ダイナミクスプロセッサーの現在の設定をストアします。 STOREボタン(7)と同じ機能です。 リファレンス編 305 DYN/DLY 画面 Dly/φ1-8/Dly/φMONIページ ディレイ/フェイズを設定する 機能 インプットチャンネル、リターンチャンネル、モニ ターチャンネルのディレイとフェイズ (位相) を設定 します。 1 キー操作 2 ・ [DYN]キー→[F3] (Dly/φ1-8)キー/[F4] 3 4 (Dly/φMONI)キー ・ 右の画面が表示されるまで [DYN] キーを繰り返 し押す 4 φ(フェイズ) 画面各部の機能 入力信号の位相を切り替えます。ボタン表示がN(ノーマ 1 チャンネル ル)のときは正相、R(リバース)のときは逆相となります。 ディレイ/フェイズを設定するチャンネルを表示します。 ヒント 2 DELAY(ディレイ) ・ ペアに設定されているチャンネル同士でも、フェイズの設定は独 立して行えます。 各チャンネルの入力信号を遅延させる時間(ディレイタイ ・ このページが表示されているときに[SEL]キーを押すと、カーソ ム) を設定します。2つの数値ボックスのうち上はミリ秒単 ルが自動的に該当するチャンネルの位置に移動します(必要に応 位、 下はサンプル単位のディレイタイムを表します。 どちら じてDly/φ1-8ページとDly/φMONIページが自動的に切り替 か一方の値を変えると、もう一方の値も連動します。 わります)。 ヒント このディレイは一般的なディレイエフェクトとは異なり、入力信 号のタイミングを補正するのが主な目的です。例えば、モニター チャンネルにディレイをかけてリズムを後ノリにしたり、離れた 位置で集音したマイク同士の時間差を補正する場合などに使用し ■ Dly/φページの追加機能 Dly/φ1-8/Dly/φMONIページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F5]に次の追加機能が割り当てられます。 ます。 注 意 ミリ秒単位で調節するディレイタイムの設定範囲は、ソングのサ ンプリング周波数に応じて異なります。サンプリング周波数が 48kHzのときは0∼54.2ミリ秒、44.1kHzのときは0∼59ミリ 秒となります。サンプル単位で調節するときは、サンプリング周波 数に関係なく、0∼2600サンプルの範囲で設定できます。 ・[F5] (COPY TO ALL)キー カーソルで選択されているチャンネルのディレイタイム/ 3 オン/オフ フェイズの設定を、他のページを含むすべてのチャンネル ディレイのオン/オフを切り替えるボタンです。 にコピーします。 ヒント ペアに設定されたチャンネル同士は、ディレイタイムとオン/オ フの設定が常に連動します。 306 リファレンス編 AUX1 ∼ AUX4 画面 Pre/Pstページ AUXセンドのオン/オフやプリ/ポストを切り替える 5 機能 インプットチャンネル、リターンチャンネ ル、モニターチャンネルからAUXバス1∼4 に送られる信号のオン/オフ、およびプリ 1 フェーダー/ポストフェーダーを切り替え ます。 6 キー操作 ・ [AUX 1]∼[AUX 4]キー 43 2 ヒント 画面各部の機能 ・[SEL]キーを使ってチャンネルを選択することもできます。 1 チャンネル ・ ペア化されているチャンネル同士は、プリフェーダー/ポスト フェーダー、オン/オフ切り替えが連動します。 操作の対象となるチャンネルを表示します。ペア化されて いるチャンネルには、チャンネルナンバーの間に“−”の マークが表示されます。略号の意味は、 次の通りです。 4 センドレベル 各チャンネルのセンドレベルの値を表示します。センドレ ベルの変更には、 チャンネルごとのフェーダー (1∼8) を使 ・ REC MONI 1∼16:モニターチャンネル1∼16 用します。 ∼ ・ RTN1/RTN2:リターンチャンネル1/2 5 出力メーター 該当するAUXバスと偶数→奇数の順で隣り合ったAUXバ 2 PRE/POST(プリ/ポスト)ボタン 送出位置として、フェーダー通過前の信号(プリフェー ダー)、 またはフェーダー通過後の信号 (ポストフェーダー) 画 面 スの出力レベルを表示します。 各チャンネルから該当するAUXバスへと送られる信号の 6 GBL(グローバル) PREボタンまたはPOSTボタンを使って、全チャンネルの を選択します。 プリフェーダー/ポストフェーダーを一括して切り替えま す。 3 ON/OFF(オン/オフ)ボタン このボタンを使って、各チャンネルから該当するAUXバス ATT 4BAND EQ DYNAMICS etc. ... AUX 4 AUX 5(EFF 1) AUX 6(EFF 2) LEVEL AUX 1 に送る信号のオン/オフを切り替えます。 ON PAN PRE/POST ON AUX1 AUX4 ・ INPUT 1∼8:インプットチャンネル1∼8 AUX ON リファレンス編 307 AUX1 ∼ AUX4 画面 ■ Pre/Pstページの追加機能 Pre/Pstページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]/[F2]キー に次の追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (GLOBAL PRE)キー すべてのチャンネルをプリフェーダーに切り替えます。 GBL欄(6)のPREボタンと同じ機能です。 ・[F2] (GLOBAL POST)キー すべてのチャンネルをポストフェーダーに切り替えます。 GBL欄(6)のPOSTボタンと同じ機能です。 308 リファレンス編 AUX5/EFF1, AUX6/EFF2画面 Eff. Editページ 内蔵エフェクト1/2のパラメーターをエディットする 3 機能 5 内蔵エフェクト1(AUX5/EFF1画面)また は内蔵エフェクト2(AUX6/EFF2画面)で 選択されているエフェクトのパラメーターを エディットします。 1 2 キー操作 ・ [AUX 5]/[AUX 6]キー→[F1] (Eff. 4 Edit)キー ・ 右の画面が表示されるまで[AUX 5]/ [AUX 6]キーを繰り返し押す 6 7 4 EFFECT TYPE(エフェクトタイプ) 画面各部の機能 現在選択されているエフェクトのタイプを表示します。こ 1 USED AS(エフェクトの使用法) の欄の右側にはタイプを示すイラストが表示されます。 現在内蔵エフェクトをどのような接続方法で使用している かを表示します。 注 意 このページでエフェクトのタイプを変更することはできません。 ・ AUX5/AUX6 .. 内蔵エフェクトをA U X センド/リ 別のエフェクトタイプを利用するには、目的のタイプが使用され ターン経由で使用します。 ているエフェクト設定をライブラリーからリコールする必要があ ります。ライブラリーからのリコールは、AUX5/EFF1または ・ INSERT ............. 内蔵エフェクトを任意のチャンネルに AUX6/EFF2画面のLibraryページで行います。 インサートして使用します。 5 出力メーター ヒント をセンド/リターン経由で使うかインサートで使うかは、 PATCH 画面/Patch INページのEFFECT PATCH欄で切り替えます。 6 エフェクトパラメーター この位置に表示されるノブを使って、エフェクトの各パラ 2 BYPASS(バイパス) メーターをエディットします。パラメーターの種類や設定 内蔵エフェクトのバイパスのオン/オフを切り替えます。 範囲は、現在選ばれているエフェクトのタイプに応じて異 なります。 パラメーターの種類や機能については、 巻末の資 ヒント 料をご参照ください。 カーソルがBYPASS欄以外の位置にあるときでも、 [ ENTER] キーを押してバイパスのオン/オフを切り替えることができま す。 画 面 7 MIX BAL.(ミックスバランス)ノブ 内蔵エフェクトから出力されるエフェクト音 (ウェット) と 3 CURRENT EFFECT NAME(カレントエフェク 原音(ドライ)とのミックスバランスを設定します。0%で トネーム) 原音のみ、 50%でエフェクト音と原音とのバランスが均等 現在リコールされているエフェクト設定の名前 (ライブラ になり、100%でエフェクト音のみが出力されます。内蔵 リータイトル)を表示します。右側に表示される“M”と“S” エフェクトをA U X センド/リターン経由で使う場合は のマークは、その設定で使用されているエフェクトのタイ 100%に、任意のチャンネルにインサートして使う場合 プがモノラルか(M)ステレオか(S)を表します。 は、用途に応じて適切な値に設定してください。 リファレンス編 AUX5/EFF1, AUX6/EFF2 内蔵エフェクトの出力レベルを表示します。 この欄は表示のみで、変更することはできません。内蔵エフェクト 309 AUX5/EFF1, AUX6/EFF2 画面 ヒント どのエフェクトタイプが選択されている場合でも、 MIX BAL.ノブ は同じ位置に表示されます。 ■ Eff. Editページの追加機能 Eff. Editページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]キーに次の 追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (BYPASS ON/OFF)キー エフェクトのバイパスのオン/オフを切り替えます。 BYPASS欄(2)のボタンと同じ機能です。 310 リファレンス編 Libraryページ エフェクトの設定をストア/リコールする 3 機能 エフェクトの設定 (エフェクトプログラム) をエフェ クトライブラリーにストア(保存)したり、ストアし た設定をリコール(読み込み)します。 1 キー操作 2 ・ [AUX 5] /[AUX 6] キー→ [F2] (Library) キー ・ 右の画面が表示されるまで [AUX 5] [ / AUX 6] キーを繰り返し押す 4 5 6 7 8 5 RECALL(リコール)ボタン 画面各部の機能 ライブラリーリストで現在選ばれているエフェクト設定を 1 CURRENT EFFECT NAME(カレントエフェク リコールします。 トネーム) 現在リコールされているエフェクト設定の名前 (ライブラ 注 意 リータイトル)を表示します。右側に表示される“M”と“S” エフェクト設定がストアされていないライブラリーナンバー (“No のマークは、その設定で使用されているエフェクトのタイ Data!”と表示されます)は、リコールできません。 プがモノラルか(M)ステレオか(S)を表します。 6 STORE(ストア)ボタン ライブラリーリストで選択されているナンバーに、現在の 2 EFFECT TYPE(エフェクトタイプ) エフェクト設定をストアします。そのナンバーにすでに設 現在選択されているエフェクトのタイプを表示します。 こ 定が保存されていた場合は、 新しい設定が上書きされます。 の欄の右側にはタイプを示すイラストが表示されます。 注 意 リコール専用のライブラリーナンバー1∼41にはストアできませ 内蔵エフェクトの出力レベルを表示します。 ん。 7 ライブラリーリスト 4 TITLE EDIT(タイトルエディット)ボタン ストアされたエフェクト設定の名前 (ライブラリータイト ル )を 変 更 し ま す 。こ の ボ タ ン に カ ー ソ ル を 合 わ せ て [ENTER] キーを押すと、 ライブラリータイトルを変更する ためのTITLE EDITポップアップウィンドウが表示されま す。 エフェクトライブラリーを一覧表示します。点線で囲まれ ている列は、 [DATA/JOG]ダイアルで現在選択されてい るライブラリーナンバーを表します。リストの各項目に表 示される情報は次の通りです。 ・ NO. ..................... 1∼128のライブラリーナンバーです。 注 意 ライブラリーナンバー1∼41はリコール専用のプリセットです。 このため、 ライブラリータイトルは変更できません。 また、設定がス トアされていないライブラリーナンバーは“No Data!”と表示さ れ、ライブラリータイトルの変更ができません。 ・ LIBRARY TITLE ................. ライブラリータイトルです。 また、 その ライブラリーナンバーで使用されてい るエフェクトタイプがモノラルかステ レオかを、 “M” と “S” のマークで表しま す。エフェクト設定がストアされてい ないナンバーは“No Data!”と表示さ れます。 ・ ROM ................... リコール専用の設定を“ ”のマーク で表示します。 リファレンス編 311 AUX5/EFF1, AUX6/EFF2 3 出力メーター 画 面 AUX5/EFF1, AUX6/EFF2 画面 8 EFFECT TYPE(エフェクトタイプ) ライブラリーリストで選択されている設定のエフェクトタ イプを表示します。 ヒント エフェクトライブラリーは、原則として内蔵エフェクト1/2で共 通です。ただし、 “HQ.PITCH” というエフェクトタイプを使用する エフェクト設定をリコールできるのは、内蔵エフェクト2に限りま す。 ■ Libraryページの追加機能 Libraryページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F3] キーに 次の機能が割り当てられます。 ・[F1] (TITLE EDIT)キー ストアされたエフェクト設定の名前 (ライブラリータイト ル)を変更します。TITLE EDITボタン(4 )と同じ機能で す。 ・[F2] (RECALL)キー ライブラリーリストで選択されている設定をリコールしま す。RECALLボタン(5)と同じ機能です。 ・[F3] (STORE)キー エフェクトの現在の設定をストアします。STOREボタン (6)と同じ機能です。 312 リファレンス編 Pre/Pstページ エフェクトセンドのオン/オフやプリ/ポストを切り替える 5 機能 インプットチャンネル、 リターンチャンネル、 モニターチャンネルから内蔵エフェクト1/2 (AUXバス5/6)に送られる信号のオン/オ フ、およびプリフェーダー/ポストフェー 1 ダーを切り替えます。 6 キー操作 ・ [AUX 5]/[AUX 6]キー→[F3] (Pre/ Pst)キー ・ 右の画面が表示されるまで[AUX 5]/ [AUX 6]キーを繰り返し押す 43 2 4 センドレベル 画面各部の機能 各チャンネルのセンドレベルの値を表示します。センドレ 1 チャンネル ベルの変更には、 チャンネルごとのフェーダー (1∼8) を使 用します。 操作の対象となるチャンネルを表示します。ペア化されて いるチャンネルには、チャンネルナンバーの間に“−”の ヒント マークが表示されます。略号の意味は、 次の通りです。 [SEL]キーを使ってチャンネルを選択することもできます。 ・ INPUT 1∼8:インプットチャンネル1∼8 5 出力メーター ・ REC MONI 1∼16:モニターチャンネル1∼16 AUXバス5/6の出力レベルを表示します。 ・ RTN1/RTN2:リターンチャンネル1/2 6 GBL(グローバル) 注 意 ・ リターンチャンネル1からエフェクト1(AUXバス5)に信号を PREボタンとPOSTボタンを使って、全チャンネルのプリ 送ったり、リターンチャンネル2からエフェクト2(AUXバス6) フェーダー/ポストフェーダーを一括して切り替えます。 エフェクト間でループが発生するのを防ぐためです。 ・ 上記の理由から、 AUX5/EFF1画面(AUX6/EFF2画面)のPre/ Pstページにはリターンチャンネル1(リターンチャンネル2)が 表示されません。 ■ Pre/Pstページの追加機能 Pre/Pstページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] [ 、F2] キーに 次の追加機能が割り当てられます。 2 PRE/POST(プリ/ポスト)ボタン 各チャンネルから該当する内蔵エフェクトへと送られる信 号の送出位置として、 フェーダー通過前の信号 (プリフェー ダー)、 またはフェーダー通過後の信号 (ポストフェーダー) 画 面 を選択します。 3 ON/OFF(オン/オフ)ボタン AUX5/EFF1, AUX6/EFF2 に信号を送ることはできません。これは、リターンチャンネルと ・[F1] (GLOBAL PRE)キー このボタンを使って、 各チャンネルから該当するエフェク すべてのチャンネルをプリフェーダーに切り替えます。 トセンドに送る信号のオン/オフを切り替えます。 GBL欄(6)のPREボタンと同じ機能です。 ・[F2] (GLOBAL POST)キー すべてのチャンネルをポストフェーダーに切り替えます。 GBL欄(6)のPOSTボタンと同じ機能です。 リファレンス編 313 REMOTE 画面 Remote A∼Remote Dページ 外部MIDI機器をリモートコントロールする 2 機能 3 4 フェーダー1∼8と [ON] キー1∼8を操作し て任意のM I D I メッセージを出力し、外部 MIDI機器をリモートコントロールします。 1 キー操作 5 ・ [REMOTE] キー→[F1] (Remote A) ∼ [F4] (Remote D)キー ・ 右の画面が表示されるまで[REMOTE] キーを繰り返し押す 6 ヒント 画面各部の機能 1つのフェーダー/[ON]キーに登録できるMIDIメッセージの長 1 MIDIメッセージ さは、 “END”を含めて最大16バイトです。 [SEL] キーで選択されたチャンネルのフェーダー/[ON] 注 意 キーに割り当てられているMIDIメッセージを、16進数で ・ MIDIメッセージを割り当てる場合、必ず最後に“END”を加えて 表示します。 ください。 “END” が指定されていなければ、 MIDIメッセージは送 信されません。 それぞれの数値ボックスにカーソルを移動させ、 [DATA/ ・ フェーダーにMIDIメッセージを割り当てる場合、いずれか1バイ JOG]ダイアルを回して、1バイト(2桁の16進数)単位で トを“FAD”に指定する必要があります。 “FAD”が指定されてい 値を変更できます。選択可能な設定値は、次の通りです。 なければ、フェーダーを操作してもMIDIメッセージは送信され ません。 ・ 00∼FF(16進数).......... 送信される実際のM I D I メッ ・[ON]キーにMIDIメッセージを割り当てる場合、必要に応じてい セージに相当します。 ずれか1バイトを“SW”に指定できます。この場合は、 [ON]キー ・ END .................................. MIDIメッセージの終わりを表 をオンにしたとき(SW=7F)とオフにしたとき(SW=00)に、 それぞれMIDIメッセージが送信されます。 します。 [ O N ]キーやフェー ・“SW”を指定しなかった場合は、 [ON]キーをオンにしたときに ダーを操作したときに、 先頭か 限り、このページで入力したMIDIメッセージが送信されます。 らE N D の直前までのM I D I ・ マニュアル操作でMIDIメッセージを割り当てた場合、設定に メッセージが送信されます。 よっては無効なMIDIメッセージが送信されることもあり得ま ・ SW([ON]キーのみ)......[ ON ]キーのオン/オフ状態 す。MIDIメッセージを割り当てるときは、できるだけLEARNボ を表します。 値を“SW”に指定 タン(4) を利用することをお勧めします(LEARNボタンの操作 したバイトは、 [ON]キーがオ 方法は、P.208をご参照ください)。 ンに変わったときに7F (16進 数)の値、オフに変わったとき 2 NAME EDIT(ネームエディット)ボタン フェーダー/[ON]キーに付けられている名前(最大8文 に00(16進数)の値として送 信されます。 字 )を 変 更 し ま す 。こ の ボ タ ン に カ ー ソ ル を 移 動 し て [ENTER] キーを押すと、 名前を入力するポップアップウィ ・ FAD(フェーダーのみ)... フェーダーの現在位置を表し ます。 “FAD”に指定したバイ トは、 フェーダーを操作したと きに00∼7F(16進数) の値と して送信されます。 314 リファレンス編 ンドウが表示されます。 3 LATCH/UNLATCHボタン 4 LEARN(ラーン)ボタン [ON] キーを押したときの動作を選択します。 このボタンに このボタンをオンにすると、 MIDI IN/TO HOST端子で受 カーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押すと、次の2つの動 信したチャンネルメッセージまたはシステムエクスクルー 作が切り替わります。 シブが、MIDIメッセージ欄(1)に入力されます。この機能 を利用すれば、AW2816が受信したMIDIメッセージをそ ・ LATCH(ラッチ) のまま (または一部を修正して) [ 、ON] キーやフェーダーに [ON]キーを押すごとにオン/オフが切り替わります。 割り当てることができ、便利です。 ・ UNLATCH(アンラッチ) ヒント [ON] キーを押している間だけオンになり、 放すとオフにな ・ 通常はどちらか一方のLEARNボタンのみをオンにして使用しま ります。 す。 ・ LEARNボタンがオンのときにチャンネルメッセージやシステム ヒント エクスクルーシブを受信すると、自動的に最終バイトの次のバイ ラッチまたはアンラッチを選んだときの、 [ON]キーの動作は次の トが“END”に設定されます。 ようになります。 ・ LEARNボタンをオンにして16バイト以上のシステムエクスク ルーシブを受信したときは、最初の16バイトが表示されます。 ■“SW”を指定した場合 ・ フェーダー側のLEARNボタンがオンのときに、値が連続的に変 化するコントロールチェンジを受信すると、自動的に可変値に相 LATCH 当するバイトが“FAD”に設定されます。 MIDIデータ送信 (SW=7F) MIDIデータ送信 (SW=00) 5 ENABLE/DISABLE(イネーブル/ディゼーブ ル)ボタン 消灯 点灯 消灯 現在表示されているページのリモート機能を有効 (ENABLE) にするか無効 (DISABLE) にするかを選択しま す。 Remote A∼Remote Dページを表示させ、ボタンを ENABLEに切り替えたときに、 [ON]キーやフェーダーの 操作に従って、該当するMIDIメッセージが送信されます。 UNLATCH MIDIデータ送信 (SW=7F) 消灯 点灯 ヒント MIDIデータ送信 (SW=00) ・ Remote A∼Dのページごとに有効/無効を切り替えることが できます。 消灯 ・[ON]キーのオン/オフの状態やフェーダーの位置は、Remote A∼Dのページごとに独立して記憶されます。 ・ リモート機能に使用するフェーダー/ [ON]キーの状態をシーン メモリーに保存したり、フェーダー/[ON]キーの操作をオート ミ ッ ク ス に 記 録 す る こ と も 可 能 で す 。こ の 方 法 を 使 え ば 、 Remote A∼Dページを同時に利用できます。 6 1∼8ボタン ■“SW”を指定しない場合 1∼8のチャンネルナンバーを表します。 現在選ばれている UNLATCH チャンネルは反転表示され、ディスプレイの上部にその MIDIデータ送信 点灯 ダーの名前(下段)が表示されます。 REMOTE 消灯 チャンネルの[ON]キーとフェーダーに割り当てられた チャンネルを選択するには、 [SEL]キーを押す方法、1∼8 画 面 MIDIメッセージが表示されます。 また、各ボタンの下には、 消灯 該当するチャンネルの[ON]キーの名前(上段)と、フェー ボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押す方法、 直 接[ON]キー/フェーダーを操作する方法があります。 ヒント “SW”を指定しないとき、通常はアンラッチの状態で使用します。 リファレンス編 315 REMOTE 画面 ■ Remote A∼Remote Dページの追加機 能 Remote A∼Remote Dページでは、 [SHIFT]キーを押すと [F1]∼[F5]に次の追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (LATCH/UNLATCH)キー [ON]キーを押したときの動作として、ラッチまたはアン ラッチを選択します。LATCH/UNLATCHボタン(3 )と 同じ機能です。 ・[F2] (LEARN[ON])キー MIDI IN/TO HOST端子で受信したMIDIメッセージを [ON]キーに割り当てます。 [ON]キー側のLEARNボタン (4)と同じ機能です。 ・[F3] (LEARN[FADER])キー MIDI IN/TO HOST端子で受信したMIDIメッセージを フェーダーに割り当てます。 フェーダー側のLEARNボタン (4)と同じ機能です。 ・[F4] (ENABLE/DISABLE)キー 現在表示されているページの設定を有効(ENABLE)にす るか無効(DISABLE)にするかを選択します。ENABLE/ DISABLEボタン(5)と同じ機能です。 ・[F5] (BANK INITIALIZE)キー 現在表示されているページの各[ON] キー/フェーダーに 割り当てられているMIDIメッセージと名前をすべて初期 設定値にリセットします。 Remote A∼Dの各ページで、 [ON] キー/フェーダーに割 り当てられているMIDIメッセージと名前の初期設定は次 の通りです。 316 リファレンス編 ■Remote A∼Dの初期設定パラメーター Remote A チャンネル [ON]キー 名前 1 フェーダー メッセージ 名前 割り当てなし VOL CH1 メッセージ コントロールチェンジ#7(MIDI ch=1) 2 割り当てなし VOL CH2 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=2) 3 割り当てなし VOL CH3 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=3) 4 割り当てなし VOL CH4 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=4) 5 割り当てなし VOL CH5 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=5) 6 割り当てなし VOL CH6 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=6) 7 割り当てなし VOL CH7 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=7) 8 割り当てなし VOL CH8 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=8) Remote B チャンネル [ON]キー 名前 フェーダー メッセージ 名前 メッセージ 1 割り当てなし VOL CH9 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=9) 2 割り当てなし VOL CH10 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=10) 3 割り当てなし VOL CH11 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=11) 4 割り当てなし VOL CH12 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=12) 5 割り当てなし VOL CH13 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=13) 6 割り当てなし VOL CH14 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=14) 7 割り当てなし VOL CH15 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=15) 8 割り当てなし VOL CH16 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=16) Remote C チャンネル [ON]キー 名前 フェーダー メッセージ 名前 メッセージ 1 CH1 SUS コントロールチェンジ#40(MIDI ch=1) CH1 VOL コントロールチェンジ#7(MIDI ch=1) 2 CH1 SOS コントロールチェンジ#42(MIDI ch=1) CH1 PAN コントロールチェンジ#10(MIDI ch=1) 3 CH1 SOFT 4 5 CH1 PORT コントロールチェンジ#43(MIDI ch=1) CH1 EXP コントロールチェンジ#11(MIDI ch=1) 割り当てなし CH1 MOD コントロールチェンジ#1(MIDI ch=1) CH1 PORT コントロールチェンジ#5(MIDI ch=1) 割り当てなし CH1 REV コントロールチェンジ#91(MIDI ch=1) 7 割り当てなし CH1 CHO コントロールチェンジ#93(MIDI ch=1) 8 割り当てなし CH1 VAR コントロールチェンジ#94(MIDI ch=1) REMOTE コントロールチェンジ#41(MIDI ch=1) 6 Remote D チャンネル 1 [ON]キー 名前 画 面 フェーダー メッセージ 名前 PGM CHG1 プログラムチェンジ#1(MIDI ch=1) CTL CHG1 メッセージ コントロールチェンジ#1(MIDI ch=1) 2 PGM CHG2 プログラムチェンジ#2(MIDI ch=1) CTL CHG2 コントロールチェンジ#2(MIDI ch=1) 3 PGM CHG3 プログラムチェンジ#3(MIDI ch=1) CTL CHG3 コントロールチェンジ#3(MIDI ch=1) 4 PGM CHG4 プログラムチェンジ#4(MIDI ch=1) CTL CHG4 コントロールチェンジ#4(MIDI ch=1) 5 PGM CHG5 プログラムチェンジ#5(MIDI ch=1) CTL CHG5 コントロールチェンジ#5(MIDI ch=1) 6 PGM CHG6 プログラムチェンジ#6(MIDI ch=1) CTL CHG6 コントロールチェンジ#6(MIDI ch=1) 7 PGM CHG7 プログラムチェンジ#7(MIDI ch=1) CTL CHG7 コントロールチェンジ#7(MIDI ch=1) 8 PGM CHG8 プログラムチェンジ#8(MIDI ch=1) CTL CHG8 コントロールチェンジ#8(MIDI ch=1) リファレンス編 317 HOME 画面 IN/Rtn/MONIページ 各チャンネルの入力レベルを監視する 機能 インプットチャンネル1∼8、 リターンチャンネル1/ 2、モニターチャンネル1∼16の入力レベルをメー ターに表示します。 1 キー操作 ・ [HOME]キー→[F1] (IN/Rtn/MONI)キー ・ 右の画面が表示されるまで [HOME] キーを繰り 返し押す 2 3 4 5 5 STEREO OUT LEVEL(ステレオアウトレベル) 画面各部の機能 STEREOフェーダーの位置をdB単位で表示します。 1 レベルメーター 各チャンネルの入力レベルを表示します。 また、 レベルメー ターの下には、 そのチャンネルのフェーダーの位置がdB単 ■ IN/Rtn/MONIページの追加機能 位で表示されます。 IN/Rtn/MONIページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] キーに 次の追加機能が割り当てられています。 2 PRE EQ(プリEQ)ボタン 3 POST EQ(ポストEQ)ボタン 4 POST FADER(ポストフェーダー)ボタン これらの3つのボタンを使って、レベルメーター(1)に表 示させる信号経路の位置を選択します。PRE EQボタンを オンにするとEQ通過前、 POST EQボタンをオンにすると EQ通過後、POST FADERボタンをオンにするとフェー ・[F1] (PEAK HOLD)キー ダー通過後の信号レベルが表示されます。そのチャンネル ピークホールドのオン/オフを切り替えます。ピークホー の入力信号が、どの位置でクリップしているかを調べたい ルドがオンのときは、ピークレベルを示す“┏┓”のマーク ときに便利です。 がレベルメーター (1) 上で保持されます。 なお、 ピークホー INPUT SELECT ルドの設定は、 EQ/ATT/GRP画面とDYN/DLY画面を除 PRE EQ POST EQ POST FADER METER METER METER ATT 4BAND EQ DYNAMICS etc. ON LEVEL く各ページで表示されるレベルメーターにも影響します。 PAN ヒント 2∼4 の各ボタンの設定は、VIEW画面のCH VIEW/Library ページに含まれる入力メーターの表示にも影響します。 318 リファレンス編 Busページ バスの出力レベルを監視する 1 機能 バス1∼8、 AUXバス1∼6の出力レベルをメーター 表示します。また、バスごとのマスターレベルもこの ページで調節します。 キー操作 ・ [HOME]キー→[F2] (Bus)キー ・ 右の画面が表示されるまで [HOME] キーを繰り 返し押す 2 3 4 5 5 STEREO OUT LEVEL(ステレオアウトレベル) 画面各部の機能 STEREOフェーダーの位置をdB単位で表示します。 1 レベルメーター バスごとの出力レベルを表示します。 ■ Busページの追加機能 2 フェーダー Busページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]キーに次の追加 バスごとのマスターレベルを調節するフェーダーです。 機能が割り当てられています。 フェーダーの位置を変更するには、目的のフェーダーに カーソルを移動させ[DATA/JOG]ダイアルを回します。 フェーダーの下には、各バスのフェーダーの位置がdB単位 で表示されます。 ヒント バスにペアが設定されているときは、該当する奇数→偶数番号の バスの間にハートマークが表示されます。ペアの設定は、PAN/ ・[F1] (PEAK HOLD)キー ROUTE画面のPairページで行います。 ピークホールドのオン/オフを切り替えます。ピークホー ルドがオンのときは、ピークレベルを示す“┏┓”のマーク 3 PRE FADER(プリフェーダー)ボタン 4 POST FADER(ポストフェーダー)ボタン がレベルメーター (1) 上で保持されます。 なお、 ピークホー ルドの設定は、 EQ/ATT/GRP画面とDYN/DLY画面を除 く各ページで表示されるレベルメーターにも影響します。 示させる信号経路の位置を選択します。 PRE FADERボタ ンをオンにするとフェーダー(2)通過前、 POST FADER 画 面 ボタンをオンにするとフェーダー通過後の信号レベルが表 ... AUX 4 AUX 5(EFF 1) AUX 6(EFF 2) AUX 1 BUS 8 BUS 1 示されます。 ... PRE FADER POST FADER METER METER LEVEL BUS 1(...8) METER METER LEVEL AUX 1(...6) リファレンス編 HOME これらの2つのボタンを使って、レベルメーター(1)に表 319 HOME 画面 Omni/STページ OMNI OUT端子とステレオアウトプットの出力レベルを監視する 機能 OMNI OUT端子1∼4とステレオアウトプットチャ ンネルの出力レベルをメーター表示します。 1 キー操作 ・ [HOME]キー→[F3] (Omni/ST)キー ・ 右の画面が表示されるまで [HOME] キーを繰り 返し押す 2 3 画面各部の機能 4 5 注 意 PRE FADERボタン/POST FADERボタンの設定は、OMNI 1 OMNI OUTレベルメーター OUTレベルメーターの表示には影響しません。 OMNI OUT端子1∼4の出力レベルを表示するメーターで す。レベルメーターの下には、それぞれのOMNI OUT端子 5 STEREO OUT LEVEL(ステレオアウトレベル) STEREOフェーダーの位置をdB単位で表示します。 に割り当てられている出力信号の種類が表示されます。 ヒント このページは表示のみで設定項目はありません。OMNI OUT端子 ■ Omni/STページの追加機能 に割り当てる信号の種類は、PATCH画面/Patch OUTページで Omni/STページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] キーに次の 変更します。 追加機能が割り当てられています。 2 STEREO OUTレベルメーター ステレオアウトプットチャンネルの出力レベルを表示する メーターです。 3 PRE FADER(プリフェーダー)ボタン 4 POST FADER(ポストフェーダー)ボタン これらの2つのボタンを使って、STEREO OUTレベル ・[F1] (PEAK HOLD)キー メーター(2)に表示させる信号経路の位置を選択します。 PRE FADERボタンをオンにするとSTEREOフェーダー 通過前、POST FADERボタンをオンにするとSTEREO ピークホールドのオン/オフを切り替えます。ピークホー ルドがオンのときは、ピークレベルを示す“┏┓”のマーク がレベルメーター (1、 2)上で保持されます。なお、ピーク ホールドの設定は、 EQ/ATT/GRP画面とDYN/DLY画面 フェーダー通過後の信号レベルが表示されます。 STEREO L STEREO R を除く各ページで表示されるレベルメーターに影響しま す。 PRE FADER PRE FADER METER METER ON LEVEL BAL STEREO ATT 4BAND EQ DYNAMICS METER METER ATT 4BAND EQ DYNAMICS 320 リファレンス編 Optionページ I/Oカードの出力レベルを監視する 1 機能 オプションI/Oスロットに装着されているI/Oカードへの出 力レベルをメーター表示します。 キー操作 ・ [HOME]キー→[F4] (Option)キー ・ 右の画面が表示されるまで[HOME]キーを繰り返し押 す 2 ■ Optionページの追加機能 画面各部の機能 Optionページでは、 [SHIFT] キーを押すと[F1]キーに次の追 1 レベルメーター 加機能が割り当てられています。 I/Oカードの出力レベルを表示するメーターです。レベル メーターの下には、 出力チャンネル1∼8に割り当てられて いる信号の種類が表示されます。 ヒント このページは表示のみで設定項目はありません。 I/Oカードの各出 力チャンネルに割り当てる信号の種類は、PATCH画面/Patch OUTページで変更します。 ・[F1] (PEAK HOLD)キー 2 STEREO OUT LEVEL(ステレオアウトレベル) STEREOフェーダーの位置をdB単位で表示します。 ピークホールドのオン/オフを切り替えます。ピークホー ルドがオンのときは、ピークレベルを示す“┏┓”のマーク がレベルメーター (1) 上で保持されます。 なお、 ピークホー ルドの設定は、 EQ/ATT/GRP画面とDYN/DLY画面を除 く各ページで表示されるレベルメーターに影響します。 HOME 画 面 リファレンス編 321 TRACK 画面 TR Viewページ トラックごとの録音内容を確認する 12 3 45 6 7 機能 各トラックのリージョンをバーグラフで確認しま す。また、 トラックごとのインプットモニターの設定 や、ミュートのオン/オフ切り替えも、このページで 行います。 キー操作 ・ [TRACK]キー→[F1] (TR View)キー ・ 右の画面が表示されるまで[TRACK]キーを繰 8 り返し押す 9 J K 4 V(バーチャルトラック) 画面各部の機能 トラック1∼16で現在選択されているバーチャルトラッ 1 T(トラック) クナンバー(1∼8)です。 1∼16のトラックナンバーです。 ヒント 2 B(バス) そのトラックで使用するバーチャルトラックの選択は、 TRACK画 面/V.Trackページで行います。 トラック1∼16の入力(レコーダーインプット)に割り当 てられている信号の種類を表します。略号の意味は次の通 5 M(ミュート) りです。 トラック1 ∼1 6 のミュートのオン/オフ状態を、 “ ●” (ミュート=オン) と “○” (ミュート=オフ) のマークで表示 ・ B1∼B8 ............. バス1∼8 ・ D1∼D8 ............. インプットチャンネル1∼8のダイレ します。この欄にカーソルを移動し、 [ENTER] キーを押し てミュートのオン/オフを切り替えることもできます。 クトアウト ヒント ヒント レコーダーインプットに割り当てる信号は、P A T C H 画面/ Patch INページのRECORDER TRACK INPUT ASSIGN欄 で設定します(→P.73)。 ・ M 欄は、M E T E R 画面のM U T E ボタンと連動しています(→ P.351)。 ・ トラックごとのミュートのオン/オフ設定は、モニターチャンネ ルの[ON]キーには影響しません。 3 NAME(ネーム) トラック1∼16で選択されているバーチャルトラックの 名前を表示します。 何も録音されていないトラックは “-NO REC-” と表示されます。 トラックに何か録音すると “V.Tr xy” (x=トラックナンバー1∼16、y=バーチャルトラック ナンバー1∼8)という名前が自動的に付けられます。 注 意 ・ AW2816では、録音待機状態に設定したトラック数に応じて、 同時再生可能なトラック数が制限されることがあります。この場 合は再生できないトラックのミュートが強制的にオンに設定さ れます。 ・ 強制的にミュートされたトラックのミュートを解除したいとき は、先に別のトラックをミュートしてください。ミュートされた ヒント トラック数を増やさずにミュートを解除しようとしても、 ・ バーチャルトラックの名前は最大16文字まで設定できますが、 できません。 NAME欄(3)に表示されるのは最初の8文字です。 ・ バーチャルトラックの名前は、EDIT画面/TR Editページで変 ・[ALL SAFE] キーを押せば、全トラックの録音待機状態とミュー ト状態が解除されます。 更できます。 322 “CANNOT CHANGE MUTE”とメッセージが表示され、解除 リファレンス編 6 (インプットモニター) I K METRO.(メトロノーム) トラック1∼16でモニターする信号の種類を表示します。 内蔵メトロノームのオン/オフ(ON/OFFボタン)と、メト トラックの再生音をモニターするときは“○”のマーク、ト ロノームの音量(ノブ)を調節します。内蔵メトロノームを ラックのインプットに送られる信号(入力ソース)をモニ オン に して音 量 を上 げ ると、ソ ングの 再 生/録音中に ターするときは“●” のマークを表示します。モニターする MONITOR OUT/PHONES端子からメトロノーム音が出 信号の種類は、INPUT MONITOR欄(9 )の設定、REC 力されます。 TRACK SELECT [1] ∼ [16] キーの状態、 現在の走行モー ヒント ドに応じて変化します。 ・ メトロノームのテンポや拍子は、 SONG画面のTempo Mapペー ジで設定します。 7 トラックビュー ・ 必要に応じて、インプットチャンネル1∼8の入力ソースとして 各トラックに含まれるリージョン(一回の操作で録音され 内蔵メトロノームの出力信号 (MET) を選択することも可能です。 た一連のオーディオデータ) をバーグラフで表示します。 枠 インプットチャンネルへの割り当ては、PATCH画面/Patch の中の縦線が現在位置を表します。枠の下に表示される INページで設定します。 マークは、その位置に設定されたロケートポイントやマー ・ なお、インプットチャンネルの入力ソースとして内蔵メトロノー カーなどを表します。 表示されるマークの種類は次の通り ムを選んだときは、METRO.欄のON/OFFボタンや音量ノブの です。 設定に関係なく、メトロノームの出力が該当するインプットチャ ンネルに送られます。 ・ S .......................... スタートポイント ・ E .......................... エンドポイント ■ TR Viewページの追加機能 ・ I ............................ インポイント TR Viewページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F4] キー ・ O .......................... アウトポイント に次の追加機能が割り当てられます。 ・ A .......................... Aポイント ・ B .......................... Bポイント ・ 1∼99 ................ マーカー1∼99 ・ R .......................... 相対時間ゼロの位置 ヒント 相対時間ゼロの位置を表す“R”のマークが表示されるのは、カウン ターの表示方法として相対時間が選ばれているときに限ります。 ・[F1] (REMAIN)キー ディスプレイ上部のカウンターに、 録音可能な残り時間 (時 相対時間への切り替えは、METER画面/Meter 2ページで行い 間:分)を表示します。もう一度[SHIFT]キーを押しながら ます。 [F1]キーを押すと、通常のカウンター表示に戻ります。 8 ALL MUTE OFF(オールミュートオフ) ヒント このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 すべてのトラックのミュートがオフに設定されます。 録音可能な残り時間は、録音待機状態のトラック数に応じて変化 します。例えば録音待機状態のトラック数を1トラックから2ト ラックに増やすと、録音可能な残り時間が半分になります。 注 意 同時再生トラック数の制限によりミュートされているトラック は、録音待機状態のトラック数を減らすか、別のトラックのミュー ・[F2] (WAVE)キー 任意のトラックのオーディオを波形で表示します。波形を トをオンに設定しない限り、ミュートをオフにできません。 確認しながらロケートポイントやマーカーを設定したい場 9 INPUT MONITOR(インプットモニター) 合に便利です。 インプットモニターモード (各トラックのインプットモニ ターを切り替える方法)を選択します。M E T E R 画面の INPUT MONITOR欄と同じ機能です。詳しくはP.351を ・[F3] (X-ZOOM IN)キー [SHIFT] キー+ [F2] (X-ZOOM IN) キーを押すごとに、 ト ご参照ください。 ラックビュー( 7 )が横軸方向にズームインします(4段 枠内の縦線で、ソングの先頭位置からエンドポイントまで TRACK 階)。 J カレントポジション ・[F4] (X-ZOOM OUT)キー の大まかな現在位置を表します。 枠の下の小さなマークは、 [SHIFT] キー+ [F3] (X-ZOOM OUT) キーを押すごとに、 各ロケートポイントやマーカーの大まかな位置を表しま トラックビュー(7)が横軸方向にズームアウトします(4 す。 段階)。 リファレンス編 323 画 面 TRACK 画面 V.Trackページ トラックごとのバーチャルトラックを切り替える 機能 12 3 4 トラック1∼16に割り当てられたバーチャルトラックを切 り替えたり、トラック同士のペアの設定/解除を行います。 キー操作 ・ [TRACK]キー→[F2] (V.Track)キー ・ 右の画面が表示されるまで [TRACK] キーを繰り返し押 す 4 VIRTUAL TRACK(バーチャルトラック) 画面各部の機能 この欄にカーソルを移動して [ENTER] キーを押し、 トラッ 1 ペア ク1∼16で使用するバーチャルトラックを選択します。反 転表示されている数字は、 トラック1∼16で現在選択され この位置にカーソルを移動して [ENTER] キーを押し、 奇数 →偶数の順に隣り合ったトラック同士がペアに設定(また ているバーチャルトラックナンバーを表します。 また、 それ は解除) されます。 ペアに設定されると “ 以外のバーチャルトラックナンバーのうち、録音済みのト れると“ ” 、ペアが解除さ ラックは“ ”のマークが表示されます。 ”のように表示されます。 ヒント ヒント ペアに設定されたトラック同士は、バーチャルトラックを切り替 バーチャルトラックの操作方法については、P.66をご参照くださ えるときや、トラックを編集の対象として選択するときに連動し い。 ます。ステレオソースを録音したトラックを一括して処理したい ときに便利です。 ■ V.Trackページの追加機能 注 意 トラックのペアの設定/解除は、モニターチャンネルのペアの設 V.Trackページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] キーに次の追 定には影響しません。モニターチャンネルのペア化は、P A N / 加機能が割り当てられます。 ROUTE画面のPairページで行います。 2 T(トラック) 1∼16のトラックナンバーです。 3 NAME(ネーム) トラック1∼16で現在選択されているバーチャルトラック の名前を表示します。 何も録音されていないトラックでは“- ・[F1] (REMAIN)キー ディスプレイ上部のカウンターに、 録音可能な残り時間 (時 NO REC-”と表示されます。トラックに何か録音すると 間:分)を表示します。もう一度[SHIFT]キーを押しながら “V.Tr x-y” (x=トラックナンバー1∼16、 y=バーチャルト ラックナンバー1∼8) という名前が自動的に付けられます。 [F1]キーを押すと、通常のカウンター表示に戻ります。 ヒント ・ バーチャルトラックの名前は最大16文字まで設定できますが、 NAME欄(3)に表示されるのは最初の8文字です。 ・ 現在選択されているバーチャルトラックの名前は、EDIT画面/ TR Editページで変更できます。 324 リファレンス編 Stereoページ ステレオトラックを再生/消去する 機能 1 2 5 ステレオトラックを再生したり、ステレオトラック に録音された内容を消去します。 キー操作 ・ [TRACK]キー→[F3] (Stereo)キー ・ 右の画面が表示されるまで[TRACK]キーを繰 り返す押す 3 4 2 トラックビュー 画面各部の機能 ステレオトラックのリージョンをバーグラフで表示しま 1 M(ミュート)ボタン す。 トラックビューの下に表示されるマークは、 その位置に ステレオトラックのミュートのオン (●)/オフ (○) を切り 設定されているロケートポイントやマーカーなどを表しま 替えます。 ミュートをオフに切り替えると、 ステレオトラッ す。表示されるマークの種類は次の通りです。 クのL/R出力がモニターチャンネル1/2に直接送られ、同 ・ S .......................... スタートポイント 時にトラック1∼16のミュートが強制的にオンになりま ・ E .......................... エンドポイント す。 ・ I ............................ インポイント この状態でソングを再生すれば、モニターチャンネル1/2 ・ O .......................... アウトポイント →ステレオバスを経由してステレオトラックをモニターで きます。ステレオトラックのミュートをオンに戻すと、ト ・ A .......................... Aポイント ラック1∼16のミュートが解除され、 通常の状態に戻りま ・ B .......................... Bポイント す。 ・ 1∼99 ................ マーカー1∼99 ・ R .......................... 相対時間ゼロの位置(カウンターを相 注 意 対時間に切り替えているときのみ表 ステレオバスを経由してステレオトラックを聞くには、モニター 示) チャンネル1/2がそれぞれステレオバスに割り当てられていなけ ればなりません。このとき、モニターチャンネル1/2やステレオア ウトプットチャンネルのパン、EQ、ダイナミクスプロセッサーな 3 カレントポジション どのパラメーターの設定が、ステレオトラックの再生音に直接影 枠内の縦線で、ソングの先頭からエンドポイントまでの大 響しますので、ご注意ください。 まかな現在位置を表示します。 枠の下の小さなマークは、 各 ロケートポイントやマーカーの大まかな位置を表します。 ヒント キー→REC TRACK SELECT[ST]キーの順に押し、ステレオト 4 STEREO OUT(ステレオアウト) ラックの出力を直接MONITOR OUT/PHONES端子へと送る ステレオアウトプットチャンネルの出力レベルを表示しま か、モニターチャンネル1/2とステレオアウトプットチャンネル す。 をフラットに設定した専用のシーンメモリーを用意しておくとい いでしょう。 ヒント HOME画面のOmni/STページに含まれるPRE/POSTボタンを 使えば、プリフェーダー/ポストフェーダーどちらの信号レベル を表示させるかを選択できます。 リファレンス編 325 TRACK ステレオトラックをフラットな状態で聞くには、 [TRACK CUE] 画 面 TRACK 画面 5 ST TRACK ERASE(ステレオトラックイレース) ボタン ステレオトラックの録音内容を消去します。このボタンに カーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 確認用のポッ プアップウィンドウが表示されます。 OKボタンにカーソル を移動して[ENTER] キーを押すと、消去が実行されます。 注 意 ステレオトラックには、 L/R一組で1つのリージョンしか記録でき ません。ステレオトラックに録音した後にもう一度録音すると、以 前の録音内容が自動的に消去されます(ただし、 [UNDO]キーを 使って以前の録音内容に戻すことは可能です)。 ■ STEREOページの追加機能 STEREOページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F3] キー に次の追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (REMAIN)キー ディスプレイ上部のカウンターに、 録音可能な残り時間 (時 間:分)を表示します。もう一度[SHIFT] キーを押しながら [F1]キーを押すと、通常のカウンター表示に戻ります。 ・[F2] (X-ZOOM IN)キー [SHIFT] キー+ [F2] (X-ZOOM IN) キーを押すごとに、 ト ラックビュー( 2 )が横軸方向にズームインします(4段 階)。 ・[F3] (X-ZOOM OUT)キー [SHIFT] キー+ [F3] (X-ZOOM OUT) キーを押すごとに、 トラックビュー(2)が横軸方向にズームアウトします(4 段階)。 326 リファレンス編 Mark Adj.ページ ロケートポイントやマーカーを調節/削除する 機能 インポイント/アウトポイントなどの各種ロ ケートポイントやマーカーの位置を調節した り、ロケートポイント/マーカーを削除しま す。 1 キー操作 ・ [TRACK]キー→[F4] (Mark Adj.) キー ・ 右の画面が表示されるまで[T R A C K ] 2 キーを繰り返し押す 3 スタートポイント=00:00:00:00.00 画面各部の機能 1 LOCATE POSITION(ロケートポジション) 次に挙げる各種のロケートポイントを表示します。設定済 みのロケートポイントを変更するには、任意の数値ボック タイムコード 00:00:00:00.00 表示(ABS) 00:00:05:00.00 00:00:10:00.00 時間表示 00:00:00:000 (ABS) 00:00:05:000 00:00:10:000 ソング スにカーソルを移動し、 [DATA/JOG]ダイアルを回しま S す。未設定のロケートポイントは、 数値ボックスに “--” と表 示されます。 スタートポイント=00:00:05:00.00 ・ START/END(スタートポイント/エンドポイント) それぞれ、 [ ] /[ ] キーに対応するロケートポイント です。スタートポイントは、絶対時間(ABS)のゼロの位置 (時間表示の場合) 、および1小節目の先頭位置(小節表示の タイムコード 00:00:00:00.00 表示(ABS) 00:00:05:00.00 00:00:10:00.00 時間表示 –00:00:05:000 (ABS) 00:00:00:000 00:00:05:000 場合)に相当します。 新規のソングを作成したときに、ソン ソング S グの先頭位置がスタートポイントとして初期設定されま す。また、ソングに録音したときに、 録音の終了位置がエン ドポイントとして自動的に設定されます。 ヒント トラックの消去や移動などのエディットを行ったためにソングの このページに表示されるスタートポイント/エンドポイン 長さが変化したときは、自動的にエンドポイントがソングの終了 トは、 常にタイムコード単位となります。 スタートポイント 位置に再設定されます。 を変更した場合、 そのタイムコードの位置が絶対時間のゼ ロとなります。 ・ IN/OUT(インポイント/アウトポイント) オートパンチイン/アウトの録音開始位置と終了位置の指 定にも使用します。 イン/アウトポイントは、 最後に録音し た範囲の開始位置と終了位置に自動的に設定されるほか、 [SET]キー+[IN]キーまたは[SET]キー+[OUT]キーを 使って個別に設定することも可能です。 リファレンス編 327 TRACK [IN] /[OUT] キーに対応するロケートポイントです。 また、 画 面 TRACK 画面 ■ Mark Adj.ページの追加機能 ・ A/B(Aポイント/Bポイント) [A] /[B] キーに対応するロケートポイントです。 また、A-B リピート再生の範囲指定にも使用します。 A/Bポイントは、 [SET] キー+ [A] キーまたは [SET] キー+ [B] キーを使っ Mark Adj.ページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] キーに次の 追加機能が割り当てられます。 て個別に設定することも可能です。 ヒント ロケートポイントの数値ボックスの左にあるボタンにカーソルを 合わせて[ENTER]キーを押すと、その場所に“ ”のマークが表 示され、削除の対象として選択されたことを表します(もう一度 [ENTER]キーを押すとマークが消えます)。 なお、スタート/エンドポイントは削除の対象として選択できま ・[F1] (REMAIN)キー ディスプレイ上部のカウンターに、 録音可能な残り時間 (時 せん。 間:分)を表示します。もう一度[SHIFT]キーを押しながら 注 [F1]キーを押すと、通常のカウンター表示に戻ります。 意 ・ イン/アウトポイント、A/Bポイントの表示に使われる単位は、 カウンターの表示方法(時間/タイムコード/小節)に応じて変 化します。 ・ 小節表示が選択されているときは、ロケートポイントとして小節 /拍/ティックの各単位を表示します。ただし、値を調節可能な 単位は小節と拍のみです。なお、小節表示が選ばれている場合、ス タートポイントより手前に設定されているイン/アウトポイン トおよびA/Bポイントは変更できません(このとき、該当するロ ケートポイントには拍のみが表示されます)。 2 マーカー ソングに設定されている1∼99のマーカーを一覧表示し ます。点線の枠で囲まれている列は、現在選択されている マ ー カ ー で す 。M A R K E R 欄 に カ ー ソ ル を 合 わ せ て [DATA/JOG]ダイアルを回してマーカーの番号を選択 し、POSITION欄にカーソルを移動して該当するマーカー の位置を調節します。 ヒント マーカー番号の左にあるボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを押すと、左側に“ ” のマークが表示され、該当するマーカー が 削 除 の 対 象 と し て 選 択 さ れ た こ と を 表 し ま す( も う 一 度 [ENTER]キーを押すとマークが消えます)。なお、 “ ”のマーク が表示された状態で別のマーカーを選択すると、削除のマークが 解除されます。 注 意 ・ マーカーの位置を変更するとき、前後のマーカーを越えて移動さ せることはできません。 ・ マーカーの番号は、自動的にソングの先頭位置から順番に割り当 てられます。このため、マーカーを削除すると必要に応じてマー カーの番号が入れ替わります。 3 DELETE(デリート)ボタン 現在削除の対象として選択されている(“ ”のマークが表 示されている) ロケートポイント/マーカーを削除します。 ヒント ・ IN/OUTポイント、A/Bポイントは、 [CANCEL] キーを押しなが ら[IN]/[OUT] [ 、A]/[B]キーを押すことで削除することも可能 です。キー操作でマーカーを削除したいときは、 [ ][ / ]キー で削除したいマーカーに移動し、 [CANCEL]キーを押しながら [MARK]キーを押します。 ・ 各種ロケートポイントやマーカーを設定する操作方法について は、P.102∼103をご参照ください。 328 リファレンス編 EDIT 画面 TR Editページ トラックをエディットする 45 6 7 機能 8 トラックに名前を付けたり、トラック/パート/ リージョン単位でオーディオデータをエディットし 1 2 3 ます。 キー操作 ・ [EDIT]キー→[F1] (TR Edit)キー ・ 右の画面が表示されるまで [EDIT] キーを繰り返 し押す 9 2 PART(パート)メニュー 画面各部の機能 指定したトラックの任意の範囲 (パート) をエディットする 1 TRACK(トラック)メニュー ためのコマンドを呼び出します。PARTメニューからコマ ンドやパラメーターを呼び出す方法は、TRACKメニュー トラック単位でオーディオデータをエディットするための コマンドを呼び出します。 このメニューにカーソルを合わ (1)と同じです。 せて [ENTER] キーを押すと、 コマンドを選択するボタンが 一覧表示されます (下図中央) 。 さらに、実行したいコマンド 3 REGION(リージョン)メニュー にカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 そのコマン 1 回の操作で録音された一連のオーディオデータ(リー ドに必要なパラメーターのボタンが一覧表示されます(下 ジョン) をエディットするためのコマンドを呼び出します。 図右側)。 REGIONメニューからコマンドやパラメーターを呼び出す 方法は、 TRACKメニュー(1)と同じです。 ヒント TRACK/PART/REGIONメニューで選択可能なコマンドとパラ メーターについては、P.118をご参照ください。 4 ペア この位置にカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 奇 数→偶数の順で隣り合ったトラック同士がペアに設定(ま たは解除)されます。ペアに設定されたトラックでは“ のマーク、 ペアが解除されているトラックでは “ ” ” のマー クが表示されます。トラック単位またはパート単位でエ ディットするときは、ペアに設定された両方のトラックが コマンド EDIT メニュー エディットの対象となります。 ヒント 画 面 パラメーター パラメーターのボタンが表示されているときに、反転表示 されたコマンドのボタンにカーソルを合わせて[ENTER] キーを押せば、コマンド一覧に戻ります。また、 リスト最上 段で反転表示されたメニューにカーソルを合わせて ・ ④の位置にカーソルを移動できるのは、T R A C K / P A R T / REGIONの3つのメニューが表示されているときに限られます。 ・ このページで行うペアの設定は、TRACK画面/V.Trackページ と連動しています。 [ENTER]キーを押せば、 最初のメニュー一覧に戻ります。 リファレンス編 329 EDIT 画面 5 T(トラック) 9 パラメーター設定欄 1∼16のトラックナンバーです。 選択したコマンドを実行するのに必要なパラメーターを設 定する欄です。 6 NAME(ネーム) トラック1∼16で現在選択されているバーチャルトラッ ヒント クの名前を表示します。何も録音されていないトラックで ・ トラックをエディットするときの操作方法については、 P.111を ご参照ください。 は“-NO REC-”と表示されます。トラックに何か録音する ・ ソング内にマーカーやロケートポイントが設定されていれば、 と“V.Tr x-y” (x=トラックナンバー1∼16、y=バーチャ [ ルトラックナンバー1∼8) という名前が自動的に付けられ ]/[ ]キー、LAST REC[IN]/[OUT]キー、 [A]/[B]キー を使って、エディット先の位置やエディット範囲を指定できま ます。 す。 ヒント 注 意 バーチャルトラックの名前は最大16文字まで設定できますが、 TR Editページが表示されている間は、 トランスポートセクション NAME欄(3)に表示されるのは最初の8文字です。 のキー操作が無効になります。 7 V(バーチャルトラック) トラック1∼16で現在選択されているバーチャルトラッ ■ TR Editページの追加機能 クナンバー(1∼8)を表示します。 TR Editページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]∼[F3]キー に次の追加機能が割り当てられます。 ヒント バーチャルトラックの選択は、 TRACK画面/V.Trackページで行 います。 8 トラックビュー 各トラックに含まれるリージョンをバーグラフで表示しま す。 枠内の縦線は、 エディット範囲を指定するときの位置を 表します。 枠の下に表示されるマークは、 その位置に設定さ ・[F1] (REMAIN)キー れたロケートポイントやマーカーを表します。 ディスプレイ上部のカウンターに、 録音可能な残り時間 (時 なお、 エディット中は、 エディットの対象として選択されて いるトラックと範囲が次のように表示されます。 エディットの対象 となるトラック 間:分)を表示します。もう一度[SHIFT]キーを押しながら [F1]キーを押すと、通常のカウンター表示に戻ります。 ・[F2] (X-ZOOM IN)キー エディット範囲 [SHIFT] キー+ [F2] (X-ZOOM IN) キーを押すごとに、 ト ラックビュー( 8 )が横軸方向にズームインします(4段 階)。 ・[F3] (X-ZOOM OUT)キー [SHIFT] キー+ [F3] (X-ZOOM OUT) キーを押すごとに、 また、エディット元とエディット先のトラック/範囲を指 定するとき(オーディオデータのコピーや移動を行う場合 など)は、次のように表示されます。 330 エディット元のトラック エディット元の範囲 エディット先のトラック エディット先の範囲 リファレンス編 トラックビュー(8)が横軸方向にズームアウトします(4 段階)。 V.TR Editページ バーチャルトラックをエディットする 機能 5 4 6 7 任意のトラックに含まれるバーチャルトラック1∼ 8のエディットを行います。 1 2 3 キー操作 ・ [EDIT]キー→[F2] (V.TR Edit)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [EDIT]キーを繰り 返し押す 8 6 NAME(ネーム) 画面各部の機能 バーチャルトラック1∼8の名前です。 何も録音されていな 1 TRACK(トラック)メニュー いトラックでは“-NO REC-”と表示されます。このトラッ クに何か録音すると“V.Tr x-y” (x=トラックナンバー1∼ 2 PART(パート)メニュー 16、y=バーチャルトラックナンバー1∼8)という名前が 自動的に付けられます。 3 REGION(リージョン)メニュー エディットの対象として、同一トラックに含まれるバー ヒント チャルトラック1∼8を選択する点を除けば、 TR Editペー バーチャルトラックの名前は最大16文字まで設定できますが、 ジのTRACKメニュー、PARTメニュー、 REGIONメニュー NAME欄(6)に表示されるのは最初の8文字です。 と同じです。詳しくはP.329をご参照ください。また、 各メ ニューで選択可能なコマンドとパラメーターについては、 7 トラックビュー P.118をご参照ください。 各バーチャルトラックに含まれるリージョンをバーグラフ で表示します。 バーチャルトラック1∼8が同時に表示され 注 意 る点を除けば、 表示方法はTR Editページのトラックビュー V.TR Editページでは、すべてのトラック、あるいはすべてのバー と同じです。 チャルトラックをエディットの対象として選択することはできま せん。 8 パラメーター設定欄 4 トラックナンバー コマンドを実行するのに必要なパラメーターを設定する欄 エディットするバーチャルトラックを含むトラックナン です。 バーです。 トラックナンバーを切り替えるには、 この位置に カーソルを移動して[DATA/JOG]ダイアルを回すか、 ヒント REC TRACK SELECT[1]∼[16]キーを押します。 ・ バーチャルトラックをエディットする操作方法については、 P.116をご参照ください。 ・ ソング内にマーカーやロケートポイントが設定されていれば、 5 V(バーチャルトラックナンバー) ]/[ ]キー、LAST REC[IN]/[OUT]キー、 [A]/[B]キー を使って、エディット先の位置やエディット範囲を指定できま いるバーチャルトラックは、 この欄の左側に “C” (Current) す。 画 面 の文字が表示されます。 注 意 V.TR Editページが表示されている間は、 トランスポートセクショ ンのキー操作が無効になります。 リファレンス編 EDIT [ 1∼8のバーチャルトラックナンバーです。 現在選択されて 331 EDIT 画面 ■ V.TR Editページの追加機能 V.TR Editページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]∼[F3] キーに次の追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (REMAIN)キー ディスプレイ上部のカウンターに、 録音可能な残り時間 (時 間:分)を表示します。もう一度[SHIFT] キーを押しながら [F1]キーを押すと、通常のカウンター表示に戻ります。 ・[F2] (X-ZOOM IN)キー [SHIFT] キー+ [F2] (X-ZOOM IN) キーを押すごとに、 ト ラックビュー( 7 )が横軸方向にズームインします(4段 階)。 ・[F3] (X-ZOOM OUT)キー [SHIFT] キー+ [F3] (X-ZOOM OUT) キーを押すごとに、 トラックビュー(7)が横軸方向にズームアウトします(4 段階)。 332 リファレンス編 CD Importページ オーディオCDを任意のトラックにインポートする 機能 内蔵または外部CD-RWドライブに挿入され たオーディオCDからCD-DA(CDオーディ オ) のオーディオデータをインポート (取り込 み)して、任意のトラックに割り当てます。 1 3 4 5 キー操作 ・ [EDIT]キー→[F3] (CD Import)キー 2 ・ 右の画面が表示されるまで、 [EDIT] キー 6 を繰り返し押す 7 4 ポイント指定 画面各部の機能 インポートしたCD-DAのオーディオデータを配置させる 1 DRIVE(ドライブ) トラック上の開始位置を指定します。 内蔵または外付けCD-RWドライブを選択します。 この欄に ヒント カーソルを移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルを使って目 的のCD-RWドライブを選び、 [ENTER] キーを押して決定 ポイント指定欄で使用する単位は、SONG画面/Settingページ します。 で選択されたカウンターの表示方法(時間/タイムコード/小節) に応じて変化します。 なお、 小節表示が選択されている場合、 “拍” ま たは“小節”単位の指定が可能です。 2 トラックリスト CD-RWドライブにセットされたオーディオCDのトラッ 5 TYPE(タイプ) クを一覧表示します。点線の枠で囲まれた列は、現在イン インポートしたCD-DAのオーディオデータを、 トラックに ポート元として選択されているトラックを表します。ト 挿入するか(Insert)、上書きするか(OverWrite)を選択し ラックを選択するには、リスト内にカーソルを移動して ます。 “Insert” を選択した場合、 インポート先のトラックで は、 ポイント指定 (4)以降のオーディオデータが挿入され [DATA/JOG]ダイアルを回します。 たデータの長さだけ後ろに移動します。 ヒント 一般的なオーディオCD以外に、ミックスモードのCD-ROM(2ト 6 EXTRACT POINT(エクストラクトポイント) ラック目以降)やCDエキストラ(第1セッションのみ)のCD-DA トラックリスト(2)で選択されたトラックの中から、 イン のオーディオデータもインポートできます。 ポートする範囲を指定します。START(開始位置)とEND 3 PASTE TO(ペーストトゥ) ( 終 了 位 置 )の 各 数 値 ボ ッ ク ス に カ ー ソ ル を 移 動 し 、 CD-DAからインポートされたオーディオデータを配置さ [DATA/JOG] ダイアルを使って、 “分:秒:フレーム (1/75 秒)”の各単位を入力します。 せるトラック/バーチャルトラックを指定します。 “TR” の 数値ボックスでトラックナンバー、 “V”の数値ボックスで バーチャルトラックナンバーを選びます(現在トラックに 7 EXECUTE(エクセキュート)ボタン CD-DAのインポートを実行します。詳しい操作方法は、 す)。 NAME欄には、選択したトラックの名前が表示されま P.174をご参照ください。 す。 画 面 注 意 ・ CD Importページが利用できるのは、カレントソングのサンプ 注 意 CD-DAのオーディオデータはステレオでインポートされます。こ リング周波数が44.1kHzの場合に限ります。カレントソングの のため、トラックナンバーは常に奇数番号/偶数番号のペアで選 サンプリング周波数が48kHzの場合は、 “Current Song is 48 択されます。 (kHz) Fs Type”と表示され、このページは利用できません。 リファレンス編 EDIT 割り当てられていないバーチャルトラックでも選択できま 333 EDIT 画面 ・ CD Importページが表示されているときは、トランスポートセ クションのキー操作が無効になります。 ・ UTILITY画面/Prefer.2ページのCD/DAT DIGITAL REC欄 が“DISABLE”に設定されているときは、デジタルコピーが禁止 されているオーディオCDのトラックをインポートすることはで きません(→P.266)。 ヒント 読み込み速度が可変式のCD-RWドライブを使用している場合、 CD-DAのオーディオデータをインポートするときの読み込み速 度を、FILE画面/Disk Util.ページで変更できます(→P.248)。 ■ CD Importページの追加機能 CD Importページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]∼[F2] キーに次の追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (CD LOAD)キー CD-RWドライブのトレイを閉じます。 ・[F2] (CD UNLOAD)キー CD-RWドライブのトレイを開きます。 334 リファレンス編 WavImportページ WAVファイルを任意のトラックにインポートする 機能 内蔵CD-RWドライブや、 MOドライブなどの 外部S C S I 機器に記録されているW A V フォーマットのオーディオファイルをイン ポートして、トラックに割り当てます。 1 4 5 6 キー操作 ・ [EDIT]キー→[F4] (WavImport)キー ・ 右の画面が表示されるまで、 [EDIT] キー 2 を繰り返し押す 3 7 ・ TYPE(タイプ) 画面各部の機能 “ 1 DRIVE(ドライブ) ”マークはステレオWAVファイル、 “ ”マークはモノ ラルWAVファイルを表します。 右側の数字は、 WAVファイ ルの量子化ビット数を表します。 内蔵CD-RWドライブや、MOドライブなどの外部SCSI機 器を選択します。この欄にカーソルを移動させ、 [ DATA/ JOG] ダイアルを使って目的のドライブを選び、 [ENTER] 注 意 キーを押して決定します。 AW2816が認識できるWAVファイルは、サンプリング周波数が カレントソングと一致し、名前に“.wav”という拡張子が付けられ たファイルに限ります。これ以外のファイルは、ファイルリスト 注 意 (2)に表示されません。 CD-ROM(ISO-9660)やミックスモードCD-ROM(ISO-9660 のデータトラック)に記録されているWAVファイルもインポート ヒント できます。ただし、パケットライト方式で記録されたCD-R/RWメ 最上段のディレクトリ(ルートディレクトリ)から1つ下のディレ ディア、Macintosh独自のファイルシステム(HFS)のCD-ROM クトリに移動したときは、 “ には対応していません。 “ トリに戻るには、 “ 2 ファイルリスト 3 DIR(ディレクトリ) ファイルリスト(2 )で現在どのディレクトリにいるのか の対象として選択されているWAVファイルを表します。 を “/” の記号とディレクトリ名で表示します。 例えばルート 各欄に表示される情報は次の通りです。 ディレクトリにいるときは“/”、1つ下のWAVディレクト リにいるときは“/WAV/”と表示されます。 ・ FILE(ファイル) ファイル名/ディレクトリ(階層)名を表示します。 “ アイコンはWAVファイル、 “ を表します。 “ ”にカーソルを合わせて[ENTER]キー を押します。 1で選択したドライブに記録されているWAVファイルを 一覧表示します。 点線の枠で囲まれた列は、 現在インポート ”が 現 在 の デ ィ レ ク ト リ 、 ”が1つ上のディレクトリを表します。1つ上のディレク ” ” アイコンはディレクトリ 4 PASTE TO(ペーストトゥ) ” アイコンを選んで [ENTER] キーを押す インポートされたWAVファイルを配置させるトラックを 指定します。 “TR” の数値ボックスでトラックナンバー、 “V” の数値ボックスでバーチャルトラックナンバーを選びます ・ TOTAL(トータル) WAVファイルの再生時間を時間/分/ミリ秒単位で表示 (現在トラックに割り当てられていないバーチャルトラッ します。 クでも選択できます)。 NAME欄には、選択したトラックの トラックネームが表示されます。 ファイルリスト (2) でステレオのWAVファイルが選ばれ ているときは、奇数→偶数の順に隣り合った2トラックが 表示されます。 リファレンス編 335 EDIT と、目的のディレクトリに移動します。 画 面 EDIT 画面 5 ポイント指定 インポートしたWAVファイルを配置させるトラック上の 位置を指定します。 ヒント ポイント指定欄で使用する単位は、SONG画面/Settingページ で選択されたカウンターの表示方法(時間/タイムコード/小節) に応じて変化します。 なお、 小節表示が選択されている場合、 “拍” ま たは“小節”単位の指定が可能です。 6 TYPE(タイプ) インポートしたWAV ファイルをトラックに挿入するか (I n s e r t )、上書きするか(O v e r W r i t e )を選択します。 “Insert” を選択した場合、 インポート先のトラックでは、 ポ イント指定( 5 )以降のオーディオデータが、挿入された WAVファイルの長さだけ後ろに移動します。 7 EXECUTE(エクセキュート)ボタン WAVファイルのインポートを実行します。 詳しい操作方法 は、P.172をご参照ください。 注 意 WavImportページが表示されているときは、トランスポートセク ションのキー操作が無効になります。 ■ WavImportページの追加機能 WavImportページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]∼[F2] キーに次の追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (CD LOAD)キー CD-RWドライブのトレイを閉じます。 ・[F2] (CD UNLOAD)キー CD-RWドライブのトレイを開きます。 336 リファレンス編 TR Importページ 既存のソングからトラックをインポートする 機能 内蔵ハードディスク上のソングに含まれるト ラックを、カレントソングの任意のトラック にインポートします。 1 キー操作 ・ [EDIT]キー→[F5] (TR Import)キー ・ 右の画面が表示されるまで[EDIT]キー を繰り返し押す 4 5 6 2 3 3 DEST. TRACK(ディスティネーショントラック) 画面各部の機能 インポート先となるトラックナンバー(1 ∼1 6 )とバー 1 ソングリスト チャルトラックナンバー (1∼8) をそれぞれ指定します。 右 内蔵ハードディスクに保存されているソングを一覧表示しま 隣りには、指定されたトラックのトラックネームが表示さ す。反転表示されている列はカレントソング、 点線の枠で囲ま れます。 れた列はインポート元として選択されているソングを表しま す。インポート元となるソングを選択するには、ソングリスト 注 意 にカーソルを移動し、 [DATA/JOG]ダイアルを回します。 この欄は、TRACK CLIPボタン(5)を使ってインポート元のト ラックを確定したときに、初めて有効となります。 ソングリストの各項目に表示される情報は次の通りです。 ・ DEST.SONG NAME ................ ソングネーム (最初の16文字のみ) 4 LOAD(ロード)ボタン このボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 トラックリストで選択されているソングのトラック情報が ・ SAVED AT ....... ソングを最後にセーブした日時 読みこまれます。 ・ SIZE ................... ソングの容量 ・ BIT/FS ............... ソングの量子化ビット数/サンプリン 5 TRACK CLIP(トラッククリップ)ボタン グ周波数 このボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 SOURCE TRACK (2) で指定したトラックがインポート ・ PRT .................... ソングのプロテクト(→P.238)のオ ン/オフ状態 元として確定します。 注 意 注 意 ・ インポート元として選択できるソングは、量子化ビット数とサン このボタンは、LOADボタン(4)を使ってソングのトラック情報 プリング周波数がカレントソングと等しいものに限ります。 を読みこんだときに、初めて有効となります。 ・ カレントソングはインポート元として選択できません。 6 EXECUTE(エクセキュート) 2 SOURCE TRACK(ソーストラック) ソングリスト(1)で選んだソングから、 インポート元とな トラックのインポートを実行します。トラックをインポー トする操作方法は、P.156をご参照ください。 バー(1∼8)を指定します。右隣りには、指定されたトラッ クのトラックネームが表示されます。 EDIT るトラックナンバー(1∼16)とバーチャルトラックナン 注 意 ・ このボタンは、TRACK CLIPボタン(5)を使ってインポート元 のトラックを確定したときに、初めて有効となります。 ・ TR Importページが表示されているときは、 トランスポートセク 注 意 ・ この欄は、LOADボタン(4)を使ってソングのトラック情報を ションのキー操作が無効になります。 読みこんだときのみ有効となります。 ・ トラックネームはインポートされる情報に含まれません。 リファレンス編 337 画 面 AUTOMIX 画面 Mainページ オートミックスの基本設定を行う 5 機能 オートミックスを記録/再生するために必要 な各種設定を行います。 キー操作 6 1 ・ [AUTOMIX]キー→[F1] (Main)キー ・ 右の画面が表示されるまで[AUTOMIX] 2 7 3 8 9 J キーを繰り返し押す 4 このボタンをオフにすると、次にフェーダーが変化するま 画面各部の機能 で、 記録を終了したときのフェーダー位置が保持されます。 1 AUTOMIX(オートミックス) ヒント オートミックスのオン (ENABLE) /オフ (DISABLE) を切 り替えます。 このボタンが “DISABLE” に設定されていると フェーダーをエディットしているときでも、AW2816は以前記録 きは、オートミックスの記録/再生が行えません。 されたフェーダーの動きを記憶しています。RETボタンをオンに しておけば、エディットを停止したときにフェーダーが以前記録 されていた位置まで戻るので、フェーダーのイベントを一部修正 注 意 したいときに便利です。 ソングが初期状態のときはカレントオートミックスが存在しませ ん。このため、 上記のボタンを “ENABLE” に切り替えることができ 注 意 ません。初めてオートミックスを記録するときは、まずNEW MIX RETボタンのオン/オフは、フェーダー以外のパラメーターには ボタン(8) を使って、 新規のオートミックスを作成してください。 2 FADER EDIT OUT(フェーダーエディットアウ 効果がありません。 3 FADER EDIT MODE ト) 次の2つのボタンを使って、オートミックスに記録された 次の2つのボタンを使って、オートミックスの記録を終了 フェーダーのエディット方法を選択します。 したときに、フェーダーの位置/各種パラメーターの値が ・ ABSOLUTE(アブソリュート)ボタン どのように変化するかを設定します。 このボタンをオンにすると、以前記録されたフェーダーの ・ END(エンド)ボタン 動きを消去しながら、 新しい動きを記録していきます。 通常 このボタンをオンにすると、オートミックスの記録を終了 はこちらを利用します。 したときのフェーダーの位置やパラメーターの値が、オー ・ RELATIVE(レラティブ)ボタン トミックスの最後まで有効となります。 このボタンをオンにすると、以前記録されたフェーダーの ・ RET(リターン)ボタン 動きと新しいフェーダーの動きを合成して記録します。以 このボタンをオンにすると、 フェーダーのエディット (以前 前記録されたフェーダーの動きを相対的に上下させたいと 記録したフェーダーの動きを記録し直す操作) を終了した きに利用します。 ときに、フェーダーが以前記録されていた位置まで戻りま す。 元の位置に戻るまでの時間は、 FaderEditページで設定 注 意 できます。 RELATIVEボタン=オン、RETボタン=オンのときは、ENDボタ ンのオン/オフを切り替えても効果はありません。 338 リファレンス編 ・ PLAY(プレイ)ボタン FADER EDIT MODE= ABSOLUTE 以前記録された フェーダーの動き オートミックスの開始/停止をオン/オフで表示するボタ 新しく記録した フェーダーの動き ンです(このボタンを操作してもオートミックスは開始さ れません)。 AUTOMIX欄(1)のボタンが“ENABLE”に設 定され、 すでにオートミックスが記録されていれば、 トラン スポートセクションの [PLAY] キーを押したときにオート ミックスの再生が始まり、PLAYボタンがオンになります 記録開始 (点灯します)。 記録停止 RET=オフ RET=オン 注 意 オートミックスが記録待機状態のときは、再生中にカーソルを END= オフ PLAYボタンに合わせて[ENTER]キーを押すと、記録が開始され ます。 ・ REC(レコード)ボタン オートミックスが停止しているときに、このボタンにカー END= オン ソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、RECボタンが点 滅して記録待機状態になります。この状態からレコーダー を走行させると、 オートミックスの記録が始まり、 記録が終 了したときにRECボタンも自動的にオフになります (消灯 FADER EDIT MODE= RELATIVE します) 。また、 オートミックスの再生中には、 PLAYボタン 以前記録された フェーダーの動き 新しく記録した フェーダーの動き と組み合わせてパンチインが行えます。 ・ AUTO REC(オートレック)ボタン このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 AUTO RECボタンが点灯して記録待機状態になります。 こ の状態からレコーダーを走行させると、オートミックスの 記録開始 RET=オフ 記録停止 記録が自動的に始まります。ただし、RECボタンとは異な り、 オートミックスの記録を終了してもAUTO RECボタン RET=オン はオフになりません(消灯しません)。オフの状態に戻すに は、もう一度カーソルを合わせて[ENTER]キーを押しま END= オフ す。 ヒント オートミックスの操作方法については、 P.133をご参照ください。 END= オン 5 FREE(フリー) オートミックスメモリーの空き容量を、キロバイト単位お 4 AUTOMIX TRANSPORT(オートミックストラ よびパーセントで表示します。 ンスポート) 次の5つのボタンを使って、オートミックスの記録/再生 6 SIZE(サイズ) を操作します。 カレントオートミックス (現在操作中のオートミックス) の 容量と、 アンドゥバッファー (オートミックスのアンドゥ専 ・ ABORT(アボート)ボタン 用のメモリー) の容量を、 それぞれキロバイト単位で表示し オートミックスの記録を停止し、変更内容を破棄するため ます。 のボタンです。オートミックスの記録中にこのボタンに カーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 オートミック ヒント スの記録内容を破棄するかどうかを尋ねるポップアップ アンドゥバッファーには、1つ手前に記録したオートミックスの ウィンドウが表示されます。 また、 オートミックス再生中に データが保存されています。最後に記録したオートミックスを取 このボタンを使うと、オートミックスが停止します。 り消して、1つ手前の状態に戻したいときはUNDOボタン(J)を 使います。 ・ STOP(ストップ)ボタン オートミックスの記録/再生を停止するボタンです。オー 7 OVERWRITE(オーバーライト) トミックスの記録中にこのボタンにカーソルを合わせて 次の4つのボタンを使って、オートミックスに記録するパ ラメーターを選択します。 ねるポップアップウィンドウが表示されます。 なお、 このボ タンを使ってオートミックスを停止しても、ソングは停止 ・ FADER(フェーダー)ボタン しません。 このボタンをオンにすると、各チャンネルのフェーダーお 画 面 よびAUXセンドのフェーダー操作が記録できます。 リファレンス編 AUTOMIX [ENTER] キーを押すと、 記録内容を更新するかどうかを尋 339 AUTOMIX 画面 ■ Mainページの追加機能 ・ CH ON(チャンネルオン)ボタン このボタンをオンにすると、 各チャンネルの [ON] キーの操 作が記録できます。 Mainページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼ [F5] キーに次 の追加機能が割り当てられています。 ・ PAN(パン)ボタン このボタンをオンにすると、各チャンネルのパン/バラン スの操作が記録できます。 ・ EQボタン このボタンをオンにすると、 各チャンネルのEQの操作が記 録できます。 ・[F1] (ABORT)キー オートミックスの記録を停止し、変更内容を破棄します。 ヒント AUTOMIX TRANSPORT欄(4)のABORTボタンと同 ・ オートミックスには、上記のパラメーター以外に、各種ライブラ じ機能です。 リーのリコール操作とシーンのリコール操作も記録できます。こ れらのリコール操作は、OVERWRITE(7)の状態に関係なく、 オートミックスに記録できます。 ・[F2] (STOP)キー ・ REMOTE画面の[ON]キーとフェーダー操作をオートミックス オートミックスの記録/再生を停止します。AUTOMIX に記録したいときは、OVERWRITE欄のFADERボタンとCH TRANSPORT欄(4)のSTOPボタンと同じ機能です。 ONボタンをオンにしてください。 8 NEW MIX(ニューミックス)ボタン ・[F3] (PLAY)キー このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 オ ー ト ミ ッ ク ス の 記 録 を 開 始 し ま す 。A U T O M I X カレントオートミックスが消去され、新規のオートミック TRANSPORT欄(4)のPLAYボタンと同じ機能です。 スが作成されます。 ・[F4] (REC)キー 9 CLR.BUF(クリアバッファー)ボタン オートミックスを記録待機状態にします。A U T O M I X TRANSPORT欄(4)のRECボタンと同じ機能です。 このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 アンドゥバッファーが消去されます。 ・[F5] (AUTO REC)キー 注 オートミックスの自動記録を行います。A U T O M I X 意 アンドゥバッファーが消去されると、 UNDOボタン (J)を使って TRANSPORT欄 (4)のAUTO RECボタンと同じ機能で 1つ手前の状態に戻すことができなくなります。 す。 ヒント オートミックスメモリーの不足でカレントオートミックスに記録 できないときは、アンドゥバッファーを消去することで、空き容量 が増える場合があります。 J UNDO(アンドゥ)ボタン このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 オートミックスが1つ手前の状態(最後に記録する以前の 状態)に復帰します(アンドゥ)。このとき、最後に記録した オートミックスのデータはアンドゥバッファーに保存され ます。 もう一度アンドゥを実行すれば、 最後に記録したオー トミックスに戻ります(リドゥ)。 注 意 オートミックスのアンドゥ/リドゥは、パネル上の[U N D O ]/ [REDO]キーでは実行できません。 340 リファレンス編 Memoryページ オートミックスをストア/リコールする 機能 4 オートミックスのデータをメモリーにストア (保存)したり、ストアしたオートミックスを リコール(読み出し)します。 キー操作 ・ [AUTOMIX]→[F2] (Memory)キー ・ 右の画面が表示されるまで[AUTOMIX] キーを繰り返し押す 1 5 2 6 7 K 3 8 L M 9 J 4 メモリーリスト 画面各部の機能 ストアされたオートミックスを一覧表示します。点線で囲 1 TITLE EDIT(タイトルエディット)ボタン まれている列は、 [DATA/JOG]ダイアルで現在選択され メモリーにストアされたオートミックスの名前 (メモリー ているメモリーナンバーを表します。リストの各項目に表 タイトル) を変更します。 このボタンにカーソルを合わせて 示される情報は次の通りです。 [ENTER] キーを押すと、 メモリータイトルを変更するため ・ NO. ..................... 1∼16のメモリーナンバーです。 のTITLE EDITポップアップウィンドウが表示されます。 ・ MEMORY TITLE ................. メモリータイトルです。 データがスト アされていないときは“No Data!”と 注 意 オートミックスがストアされていないメモリーナンバーは“No 表示されます。 Data!”と表示され、メモリータイトルの変更ができません。 ・ SIZE ................... 各オートミックスの容量をキロバイト 2 RECALL(リコール)ボタン 単位で表示します。 メモリーリストで現在選ばれているオートミックスをリ ヒント コールします。 このページでは、カーソルがどの位置にあっても[DATA/JOG] ダイアルを回してメモリーナンバーを選択できます。 注 意 オートミックスがストアされていないメモリーナンバー(“N o Data!”と表示されています)は、リコールできません。 5 NEW MIX(ニューミックス)ボタン このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 3 STORE(ストア)ボタン カレントオートミックスが消去され、新規のオートミック スが作成されます。 メモリーリストで選択されているナンバーに、 現在のオー トミックス(カレントオートミックス)をストアします。す でにオートミックスが保存されているナンバーを選んでス 6 CLEAR(クリア)ボタン トアを実行した場合は、以前のオートミックスが消去され メモリーリストで現在選択されているオートミックスの 新しいものに上書きされます。 データを消去します。 7 SIZE(サイズ) 表示します。 AUTOMIX オートミックスメモリーの空き容量を、キロバイト単位で 画 面 リファレンス編 341 AUTOMIX 画面 8 AUTOMIX(オートミックス) 9 EDIT OUT(エディットアウト) J AUTOMIX TRANSPORT(オートミックストラ ンスポート) K OVERWRITE(オーバーライト) L UNDO(アンドゥ)ボタン M CLR BUF(クリアバッファー)ボタン それぞれMainページと同じ機能です。 詳しくはP.338∼340 をご参照ください。 ■ Memoryページの追加機能 Memoryページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼[F3] キー に次の追加機能が割り当てられます。 ・[F1] (TITLE EDIT)キー ストアされたオートミックスの名前 (メモリータイトル) を 変更します。TITLE EDITボタン(1)と同じ機能です。 ・[F2] (RECALL)キー メモリーリストで選択されているオートミックスをリコー ルします。RECALLボタン(2)と同じ機能です。 ・[F3] (STORE)キー 現在のオートミックスをメモリーにストアします。 STOREボタン(3)と同じ機能です。 342 リファレンス編 Fader Editページ フェーダーの動きをバーグラフで確認する 機能 オートミックスに記録されたフェーダーの動 きをバーグラフで表示します。以前記録した フェーダーの動きを確認しながら、フェー ダー操作を記録し直したいときに便利です。 キー操作 1 ・ [AUTOMIX]キー→[F3] (Fader Edit) キー ・ 右の画面が表示されるまで[AUTOMIX] キーを繰り返し押す 3 2 4 3 FADER EDIT MODE(フェーダーエディットモー 画面各部の機能 ド) 1 バーグラフ 各チャンネルのフェーダーの位置を、バーグラフで表示し 4 AUTOMIX TRANSPORT(オートミックストラ ンスポート) ます。表示させるチャンネルは、MIXING LAYERセクショ ンの各キーで選択します。 また、 フェーダー操作をエディッ トしているときは、次の図のように、以前記録されていた フェーダーの位置と、 新しいフェーダーの位置の両方が表 それぞれMainページと同じ機能です。 詳しくはP.338∼339 の説明をご参照ください。 示されます。 このとき、 バーグラフの右隣りに表示される矢 印は、 どちらの方向にフェーダーを動かせば、 以前の位置に 戻せるかを表します。 ■ Fader Editページの追加機能 Fader Editページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]∼[F5] 以前に記録した位置 から下げた場合 以前に記録した フェーダーの位置 以前に記録した位置 から上げた場合 キーに次の追加機能が割り当てられています。 新しいフェーダーの位置 ・[F1] (ABORT)キー 新しいフェーダーの位置 ・[F2] (STOP)キー 以前に記録した フェーダーの位置 ・[F3] (PLAY)キー 2 FADER EDIT OUT(フェーダーエディットアウ ト) この欄にあるENDボタンとRETボタンは、Mainページの をご参照ください。 またRETボタンがオンのときは、 右側の ・[F5] (AUTO REC)キー AUTOMIX END/RETボタンと同じ機能です。詳しくはP.338の説明 ・[F4] (REC)キー それぞれ、Mainページの追加機能と同じです。 ノブを使って、フェーダーの記録を終了してからフェー ダーが元の位置に戻るまでの時間を設定します。 画 面 リファレンス編 343 AUTOMIX 画面 Event Listページ オートミックスの記録内容をイベント単位でエディットする 機能 1 オートミックスに記録したシーン/ライブラ リーのリコール操作、各チャンネルの[ON] キー/フェーダー/EQの操作をイベント単 位でエディットします。 キー操作 4 5 6 7 2 ・ [AUTOMIX]キー→[F4] (Event List) キー ・ 右の画面が表示されるまで[AUTOMIX] 3 キーを繰り返し押す ・ EVENT(イベント) 画面各部の機能 記録されているイベントの種類を表します。この位置に 1 イベント選択ボタン カーソルを合わせ[DATA/JOG]ダイアルを回して、イベ 次の4つのボタンを使って、オートミックスに記録された ントの種類を変更することができます。表示される略号と イベントの中から、イベントリスト(2)に表示させる種類 その意味は次の通りです。 を選択します。 ■シーン/ライブラリーのイベント SCENE xx ....... シーンメモリー (ナンバーxx) のリコー ・ SCENE/LIB(シーン/ライブラリー)ボタン ル操作 シーンメモリー/各種ライブラリーのリコール操作のイベ ントを表示します。 EQ.Lib. xxx ...... EQライブラリー(ナンバーxxx)のリ コール操作 ・ CH ON(チャンネルオン)ボタン 各チャンネルの[ON]キー操作のイベントを表示します。 DY.Lib. xxx ..... ダイナミクスライブラリー(ナンバー xxx)のリコール操作 ・ PAN(パン)ボタン EF.Lib. xxx ...... エフェ クトライブラリー(ナ ンバー 各チャンネルのパン操作のイベントを表示します。 xxx)のリコール操作 CH.Lib xx ......... チャンネルライブラリー (ナンバーxx) ・ FADER(フェーダー)ボタン のリコール操作 各チャンネルのフェーダー操作のイベントを表示します。 ■チャンネルオンのイベント 2 イベントリスト ON/OFF ............[ON]キーのオン/オフ操作 イベント選択ボタン (1) で選択されたイベントを一覧表示 します。 点線の枠で囲まれている列が、 現在エディットの対 象として選択されているイベントです。イベントリストの ■パンのイベント L16∼C∼R16 .............. パンの位置(左端∼中央∼右 端) 各欄に表示される情報は次の通りです。 ■フェーダーのイベント ・ TIME(タイム) イベントが記録されている位置を、 時間/分/秒/ミリ秒 で表示します (最小単位は25ミリ秒) 。 各単位の数値ボック スにカーソルを合わせ[DATA/JOG]ダイアルを回して、 選択されたイベントの位置を変更することができます。 344 リファレンス編 −∞/x.x∼6.0/x.x ........ フェーダーの位置 (dB) /その 位置から次の位置に到達する までの時間(x.x秒) ・ CHANNEL(チャンネル) 注 意 各イベントのチャンネルを表示します(シーンナンバーの ・ オートミックスに記録されるREMOTE画面の操作は、 [ON] キー イベントには、この情報は表示されません)。この位置に /フェーダーの操作のみです。出力されるMIDIメッセージその ものは記録されません。また、R E M O T E 画面で[O N ]キー/ カーソルを合わせ[DATA/JOG]ダイアルを回して、チャ フェーダーの操作を記録した後で、 [ON]キーやフェーダーに割 ンネルを変更することもできます。 表示される略号とその り当てられるMIDIメッセージを変更した場合、新しいMIDIメッ 意味は次の通りです。 セージが有効になります。 ・ REMOTEボタン(5)がオンのときは、SELECTED CH ONLY STOUT ............................ ステレオアウトプットチャン ボタン(4)、SCENE/LIBボタン、PANボタンが無効になりま ネル す。 CH 1∼CH 8 ................. インプットチャンネル1∼8 MON 1∼MON16 ........ モニターチャンネル1∼16 6 DUPLICATE(デュプリケート)ボタン このボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 RTN 1/RTN 2 .............. リターンチャンネル1/2 イベントリストで選択されているイベントが同じ位置に複 製されます。 注 意 ・ 各イベントはソングの先頭から時間順に自動的に並べ替えられ ます。このためTIME欄をエディットすると、イベントの表示順が 7 DELETE(デリート)ボタン 入れ替わる場合があります。 このボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押すと、 ・ フェーダーのイベントに表示される時間(x.x秒)は、FADER EDIT OUTのRETボタンをオンにして記録したとき、 フェーダー の記録を終了した位置から元の位置へと到達するまでの時間を イベントリストで選択されているイベントが削除されま す。 表します(通常の操作では、0 . 0 秒として記録されます。また、 Fader EditページのFADER EDIT OUT欄でRETボタンがオ ンに設定され、フェーダーが元の位置に戻るまでの時間が指定さ れている場合は、その時間が記録されます)。イベントの表示部分 にカーソルを合わせ、 [ E N T E R ]キーを押しながら[D A T A / JOG]ダイアルを回すと、設定値を変更できます。 3 イベント選択カーソル この位置にカーソルを移動させ [DATA/JOG] ダイアルを 回して、エディットの対象となるイベントを選択します。 4 SELECTED CH ONLY(セレクテッドチャンネ ルオンリー)ボタン このボタンをオンにすると、 [SEL]キーで選択したチャン ネルのイベントのみがイベントリストに表示されます。 5 REMOTE(リモート)ボタン このボタンをオンにすると、オートミックスに記録された REMOTE画面の操作([ON]キー/フェーダーの操作)が イベントとして表示されます。表示させるイベントの種類 は、 イベント選択ボタン (1) のCH ONボタンとFADERボ タンで選択します。 R E M O T E ボ タ ン が オ ンの と き 、イ ベ ン ト リ ス ト の EVENT/CHANNEL欄に表示される内容は次の通りです。 ・ EVENT(イベント) ON/OFF ............[ON]キーのオン/オフ 00∼7F ............. フェーダーの位置(0∼127に相当す る16進数) ・ CHANNEL(チャンネル) A - 1∼8 ........... RemoteAページのチャンネル1∼8 B - 1∼8 ............ RemoteBページのチャンネル1∼8 AUTOMIX C - 1∼8 ........... RemoteCページのチャンネル1∼8 D - 1∼8 ........... RemoteDページのチャンネル1∼8 画 面 リファレンス編 345 SCENE 画面 Scene Memページ シーンをストア/リコールする 機能 AW2816の現在の各種設定をシーンとして メモリーにストア(保存)したり、ストアされ たシーンをリコール(読み出し)します。 キー操作 1 2 5 ・ [SCENE]キー→[F1] (Scene Mem) キー ・ 右の画面が表示されるまで[S C E N E ] キーを繰り返し押す 3 4 6 3 STORE(ストア)ボタン 画面各部の機能 ライブラリーリストで選択されているナンバーに、現在の 1 TITLE EDIT(タイトルエディット)ボタン シーン(カレントシーン)をストアします。すでにストアさ ストアされているシーンの名前 (シーンネーム) を変更しま れているシーンナンバーを選んでストアを実行した場合 す。 このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押す は、 新しいシーンに上書きされます。 SCENE MEMORYセ と、 シーンネームを変更するためのTITLE EDITポップアッ クションの[STORE]キーと同じ機能です。 プウィンドウが表示されます。 注 シーンとして記憶されるパラメーターは次の通りです。 ・ ミックスパラメーター 意 シーンナンバー0、PROTECTIONをオンに設定したシーンナン バー、シーンがストアされていないシーンナンバー(“No Data!” と表示されます)は、シーンネームの変更ができません。 チャンネル1∼16、リターンチャンネル1/2、ステレ オアウトプットチャンネル)のフェーダーの位置 2 RECALL(リコール)ボタン - 全チャンネルからAUXバス1∼6に送られるセンドレ ライブラリーリストで現在選ばれているシーンをリコール します。 SCENE MEMORYセクションの[RECALL] キー と同じ機能です。 注 - 全チャンネル(インプットチャンネル1∼8、モニター ベル - バス(BUS1∼8、AUXバス1∼6)のマスターレベル - 全チャンネルの[ON]キーの設定 - 全チャンネルのアッテネーションの設定 意 シーンがストアされていないシーンナンバー(“No Data!”と表示 - 全チャンネルのフェイズ(位相)の設定 されます)は、リコールできません。 - 全チャンネルのEQの設定 ヒント - 全チャンネルのパン/バランスの設定 UTILITY画面/Prefer.1ページで、AUTO SCENE NAME DISPLAY欄のボタンがオンに設定されているときは、 シーンをリ - 全チャンネルのルーティングの設定 コールした直後に、ディスプレイに右上にシーンネームがしばら - 全チャンネルのフェーダーグループの設定 く表示されます(表示される時間は、 同じページのSCENE NAME - 全チャンネルのミュートグループの設定 DISPLAY TIME欄で設定できます)。 - 全チャンネルのペアの設定 - 全チャンネルのダイナミクスプロセッサーの設定 - 全チャンネルのディレイの設定 346 リファレンス編 ■ Scene Memページの追加機能 ・ エフェクトパラメーター - エフェクト1/2の各種パラメーターの設定 Scene Memページでは、 [SHIFT] キーを押すと [F1] ∼[F3] に次の追加機能が割り当てられます。 ・ その他 - シーンネームの設定 - フェーダーリコールフェードタイムの設定 - 入出力のパッチ、インサートの設定 注 意 シーンナンバー0、 およびメモリープロテクトを設定したシーンナ ンバーにはストアできません。 ・[F1] (TITLE EDIT)キー ストアされたシーンの名前(シーンネーム)を変更します。 4 ライブラリーリスト TITLE EDITボタン(1)と同じ機能です。 ストアされているシーンを一覧表示します。点線で囲まれ ている列は [DATA/JOG] ダイアルで現在選択されている シーン、反転表示されている列は最後にリコールされた ・[F2] (RECALL)キー シーンを表します。リストの各項目に表示される情報は次 ライブラリーリストで選択されているシーンをリコールし の通りです。 ます。 RECALLボタン (2) およびSCENE MEMORYセク ションの[RECALL]キーと同じ機能です。 ・ NO. ..................... 0∼96のシーンナンバーを表示しま す。 ・[F3] (STORE)キー ・ LIBRARY TITLE ................. シーンネームを表示します。 シーンが ス ト ア さ れ て い な い と き は“ N o Data!”と表示されます。 ・ PRT .................... リコール専用のシーンを“ 現在のシーンをストアします。STOREボタン (3)および SCENE MEMORYセクションの[STORE]キーと同じ機 能です。 ”のマー ク、メモリープロテクトが設定されて いるシーンを“ ”のマークで表示し ます。 ヒント このページでは、カーソルがどの位置にあっても、 [DATA/JOG] ダ イ ア ル を 回 し て シ ー ン を 選 択 で き ま す 。ま た 、S C E N E MEMORYセクションの[ ]/[ ]キーを使ってシーンを選択す ることも可能です。 5 PROTECTION(プロテクション) 現在選択されているシーンのメモリープロテクトの設定/ 解除を行います。 メモリープロテクトが設定されたシーン ナンバーは、ストア操作やシーンネームの変更ができなく なります。 注 意 何もストアされていないシーンには、メモリープロテクトが設定 できません。 6 PROTECTION ON/OFF GLOBAL シーンナンバー1∼50/51∼96のメモリープロテクトの 設定/解除を一括操作します。 SCENE 画 面 リファレンス編 347 SCENE 画面 Fade Timeページ フェードタイムを設定する 機能 1 シーンをリコールしたときに、 フェーダーが新しい位置に到 達するまでの時間をチャンネルごとに設定します。 キー操作 ・ [SCENE]キー→[F2] (Fade Time)キー ・ 右の画面が表示されるまで [SCENE] キーを繰り返し押 す ■ Fade Timeページの追加機能 画面各部の機能 1 FADE TIME SETTING(フェードタイムセッティ ング) Fade Timeページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F5]キーに次 の追加機能が割り当てられます。 シーンをリコールしたときに、各チャンネルのフェーダー が新しい位置に到達するまでの時間 (フェードタイム) を設 定します。 フェードタイムは、 0.0∼25.0秒の範囲を0.1秒 単位で設定できます。フェードタイムが設定できるチャン ネルは次の通りです。 ・ インプットチャンネル1∼8 ・[F5] (COPY TO ALL)キー ・ モニターチャンネル1∼16 カーソルで現在選択されているフェードタイムの設定を、 ・ リターンチャンネル1/2 他のすべてのチャンネルにコピーします。 ・ ステレオアウトプットチャンネル 注 意 ・ フェードタイムはシーンごとに記録されます。フェードタイムを 設定した後は、必ずシーンをストアしてください。 ・ フェードタイムは、リコール先のシーンで設定しておく必要があ ります。カレントシーンでフェードタイムを設定してあっても、 リコールしたシーンが0.0秒のままでは効果はありません。 348 リファレンス編 RCL. Safeページ フェーダーリコールセーフを設定する 機能 1 2 シーンをリコールしたときに、任意のチャンネルのフェー ダーをリコールの対象から除外します。 キー操作 ・ [SCENE]キー→[F3] (RCL. Safe)キー ・ 右の画面が表示されるまで [SCENE] キーを繰り返し押 す 2 ENABLE(イネーブル) 画面各部の機能 この欄のボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押 1 RECALL SAFE CHANNEL(リコールセーフ チャンネル) し 、フ ェ ー ダ ー リ コ ー ル セ ー フ を 有 効 に す る か (ENABLE)、無効にするか(DISABLE)を切り替えます。 この欄のボタンをオンにすると、該当するチャンネルの フェーダーがリコールセーフに設定されます。リコール セーフに設定されたチャンネルのフェーダーは、シーンを リコールしても、現在の位置を保持します。フェーダーリ コールセーフが設定できるチャンネルは次の通りです。 ・ インプットチャンネル1∼8 ・ モニターチャンネル1∼16 ・ リターンチャンネル1/2 ・ ステレオアウトプットチャンネル ヒント ・ フ ェ ー ダ ー リ コ ー ル セ ー フ は 、E N A B L E 欄 の ボ タ ン を “ENABLE”に設定したときに有効となります。 ・ フェーダーリコールセーフの設定は、すべてのシーンに対して共 通です。 注 意 ・ ペアに設定されているチャンネル同士でも、リコールセーフの設 定は連動しません。このため、片方のチャンネルをフェーダーリ SCENE コールセーフに設定した状態で新規のシーンをリコールすると、 チャンネル同士のフェーダーの位置がずれてしまうことがあり 得ます。ただし、この場合でも片方のフェーダーを手動で操作す れば、もう一方のフェーダーが追従します。 画 面 ・ リコールの対象から除外されるのは、そのチャンネルのフェー ダーのみです。パン、EQ、ダイナミクスプロセッサーの設定など その他のミックスパラメーターは、リコールされたシーンに従っ て設定が変化します。 リファレンス編 349 SCENE 画面 Sortページ シーンの順番を並べ替える 機能 ストアされたシーンの順番を並び替えます。リコー 1 2 ルさせる順番にシーンを並べ替えたい場合に便利で す。 キー操作 ・ [SCENE]キー→[F4] (Sort)キー ・ 右の画面が表示されるまで[SCENE]キーを繰 り返し押す 3 画面各部の機能 1 SOURCE(ソース) 現在のシーンメモリーの状態を一覧表示します。移動元の シ ー ン を 選 択 す る に は 、こ の 欄 に カ ー ソ ル を 合 わ せ 、 [DATA/JOG]ダイアルを回します。 注 意 ナンバー0のシーンは移動できません。 ヒント ストアされていないシーン(“No Data!”と表示されます)、および メモリープロテクトが設定されているシーンでも、移動元のシー ンとして選択できます。 2 DESTINATION(デスティネーション) SOURCE欄で移動元として選択されているシーンを、 リス トのどの位置に移動させるのかを選択します。この欄に カーソルを移動させ、 [DATA/JOG]ダイアルを回して移 動先の位置(“INSERTION POINT”と表示された列) を指 定します。 3 EXECUTE(エクセキュート)ボタン このボタンにカーソルを合わせて [ENTER] キーを押すと、 リスト内のシーンの移動が実行されます。移動が実行され ると、 SOURCE欄 (1) とDESTINATION欄 (2) のリスト が自動的に更新されます。 350 リファレンス編 METER 画面 Meter 1 トラック1∼16の入出力レベルを監視する(1) 1 2 3 4 機能 トラック1∼16の入出力レベル、およびステレオア ウトプットチャンネルの出力レベルを監視します。 また、このページでは、録音トラックの選択やイン プットモニターの設定も行えます。 キー操作 5 ・ [METER]キー→[F1] (Meter 1) ・ 目的の画面が表示されるまで[METER]キーを 押す 6 7 8 9 J K ヒント 画面各部の機能 ・ トラック1∼16のレベルメーターに入力レベルまたは出力レベ ルのどちらが表示されるかは、INPUT MONITOR欄(9)の設 1 WORD CLOCK(ワードクロック) 定、READYボタン(6)の状態、現在の走行モードに応じて変化 現在AW2816が動作しているワードクロックのソース します。 (I N T E R N A L / E X T E R N A L )と、サンプリング周波数 ・ ステレオアウトプットチャンネルのレベルメーターには、常にポ (48k/44.1k)を表示します。また、AW2816がワードク ストフェーダーの出力レベルが表示されます。 ロックのソースにロックしているときは“LOCK”、バリ ・ FINEボタン(J)を使って、レベルメーターの表示範囲を−48 ピッチ (SETUP画面/D.in Setupページ) が有効なときは “VARI”と表示されます。 ∼0dBまたは−18∼0dBの2種類から選択できます。 6 READY(レディ)ボタン トラック1∼16の録音待機状態を設定/解除するボタン 2 BIT(ビット) で、 TRACK REC SELECT[1]∼[16]/[ST]キーと同じ カレントソングの量子化ビット数 (16/24) を表示します。 機能です。 3 TEMPO(テンポ) トランスポートが停止しているときに、このボタンにカー 現在のテンポ情報/拍子情報を表示します。ソングのテン ポ情報と拍 子 情 報( テ ンポ マ ッ プ)は 、S O N G 画面/ ソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、ボタンの表示が “ Tempo Mapページで設定します。 ”と“ ”の間で交互に切り替わります。これは、該当す るトラックが録音待機状態にあることを表します。さらに 録音を開始すると、ボタン表示が“ ”に変わります。 4 MTC 現在AW2816がMTCマスター (MASTER) に設定されて 7 INPUT(インプット)ボタン いるか、MTCスレーブ(SLAVE)に設定されているかを表 トラック1∼16でモニターする信号の種類を表示します。 示します。MTCマスター/スレーブの設定は、MIDI画面/ 表示が“ MIDI Setup1ページで行います。 ラックのインプットに送られる信号(入力ソース)がモニ ”のときはトラックの再生音、 “ ”のときはト 5 レベルメーター かは、INPUT MONITOR欄(9 )の設定、REC TRACK トラック1∼16の入出力レベルと、 ステレオアウトプット SELECT [1] ∼ [16] キーやREADYボタン (6) の状態、 現 チャンネル(L/R)の出力レベルを表示します。 在の走行モードに応じて変化します。 リファレンス編 351 METER ターできます。各トラックでどちらの信号をモニターする 画 面 METER 画面 インプットモニター レコーダー部 ・ INDI.(インディビジュアル)ボタン このボタンがオンのときは、走行モードや録音待機状態に ミキサー部 関係なく、トラックごとにインプットモニターの設定を変 トラック1 更できます(インディビジュアルインプットモニター)。 モニターチャンネル1 INPUTボタン(7)にカーソルを移動して[ENTER]キー を押すたびに、該当するトラックのインプットモニターの 設定が切り替わります。 トラック2 モニターチャンネル2 ・ ALL(オール)ボタン このボタンがオンのときは、走行モードやREC TRACK SELECT[1]∼[16]キーの状態に関係なく、すべてのト ラックで入力ソースをモニターします(オールインプット ヒント モニター)。 INPUT MONITOR欄 (9) のINDI.ボタンがオンのときは、このボ タンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すことで、トラック 注 意 ごとにモニターする信号の種類を選択できます。 AUTOボタン/ALLボタンがオンのときは、INPUTボタンの設定 8 MUTE(ミュート)ボタン トラック1∼16のミュートオン/オフをそれぞれ“ “ を手動で変更することはできません。 ”/ ”のマークで表示します。この欄にカーソルを移動し、 J FINE(ファイン)ボタン このボタンをオンにすると、 レベルメーター(5)の表示範 [ENTER]キーを押してミュートオン/オフを切り替える 囲が、−48∼0dBから−18∼0dBに切り替わります。 こともできます。 なお、 トラックのミュートオン/オフの設 0dB付近で細かいレベル調節をしたいときは、 こちらの設 定は、モニターチャンネルの[ON] キーには影響しません。 注 定が便利です。 意 ヒント ・ AW2816では、録音待機状態に設定したトラック数に応じて、 FINEボタンの設定は、Meter 1/Meter 2ページのレベルメー 同時再生可能なトラック数が制限されることがあります。この場 ターにのみ反映されます。 合は再生できないトラックのミュートが強制的にオンに設定さ れます。 ・ 強制的にミュートされたトラックのミュートを解除したいとき K PEAK HOLD(ピークホールド)ボタン は、先に別のトラックをミュートしてください。ミュートされた レベルメーターのピークホールドの設定/解除を切り替え トラック数を増やさずにミュートを解除しようとしても、 ます。ボタンをオンにするとピークホールドが設定され、 ピークレベルを示す “┏┓” のマークがレベルメーター上で “CANNOT CHANGE MUTE”とメッセージが表示され、解除 できません。 保持されます。 ・[ALL SAFE] キーを押せば、全トラックの録音待機状態とミュー ト状態が解除されます。 ヒント ピークホールドの設定は、EQ/ATT/GRP画面とDYN/DLY画面 9 INPUT MONITOR(インプットモニター) を除く各ページで表示されるレベルメーターに影響します。 次の3つのボタンを使って、インプットモニターモード(各 トラックのインプットモニターを切り替える方法)を選択 します。 ■ Meter 1ページの追加機能 ・ AUTO(オート)ボタン Meter 1ページでは、 [SHIFT]キーを押すと [F1]キーに次の このボタンがオンのときは、録音待機状態のトラックでモ 追加機能が割り当てられています。 ニターする信号が、次の表のように走行モードに応じて自 動的に切り替わります(オートインプットモニター)。通常 の録音やパンチイン/アウトを使って録音するときは、 こ のモードを利用します。 走行モード 352 モニターする信号 停止 トラックの入力ソース 再生 トラックの再生音 録音 トラックの入力ソース ・[F1] (PEAK HOLD)キー ピークホールドの設定/解除を切り替えます。P E A K HOLDボタン(K)と同じ機能です。 リファレンス編 Meter 2ページ トラック1∼16の入出力レベルを監視する(2) 1 2 機能 3 4 Meter 1ページと同じように、 トラック1∼16の入 出力レベル、およびステレオアウトプットチャンネ ルの出力レベルを監視します。また、このページで は、 カウンターの表示単位 (時間/タイムコード/小 節)の選択や、絶対時間表示(ABS)/相対時間表示 (REL)の切り替えも行えます。 5 キー操作 ・ [METER]キー→[F2] (Meter 2) ・ 目的の画面が表示されるまで[METER]キーを 押す 6 7 8 9 J K ヒント 画面各部の機能 ソングの任意の位置を相対時間のゼロに設定するには、目的の位 1 カウンターセレクト 置にロケートしてから[SET] キーを押しながら[RTZ] キーを押し ます。このとき、自動的にRELボタンがオンになり、カウンターが 次の3つのボタンを使って、カウンターの表示単位を選択 相対時間表示に切り替わります。 します。 3 カウンター ・ SECボタン ソングの現在位置を示すカウンターです。ディスプレイの カウンターを時間単位 (時間/分/秒/ミリ秒) で表示しま 最上段に表示されるカウンターと同じ機能です。 す。 4 REMAIN(残り時間) ・ T.Cボタン カウンターをタイムコード単位(時間/分/秒/フレーム 録音可能な残り時間(時間:分)を表示します。この時間は、 /サブフレーム)で表示します。 録音待機状態のトラック数に応じて変化します。 ・ MESボタン カウンターを小節単位 (小節/拍/ティック) で表示します。 5 レベルメーター 6 READY(レディ)ボタン ヒント ・ これらのボタンは、S O N G 画面のS e t t i n g ページにある DISPLAY欄の各ボタン(SECOND/TIME/MEASURE) からは 独立しています。画面上部に表示されるカウンターとは別の表示 方法を選ぶこともできます。 ・ カウンターを小節表示に切り替えると、ABS/RELボタン(2) が網掛け表示に変わります。 網掛け表示になった場合でも、 ABS/ RELボタンを切り替えることは可能ですが、小節表示には影響し ません。ただし、TRACK画面のMark Adj.ページに表示される スタート/エンドポイントは常にタイムコード単位で表示され 7 INPUT(インプット)ボタン 8 MUTE(ミュート)ボタン 9 INPUT MONITOR(インプットモニター) J FINE(ファイン)ボタン K PEAK HOLD(ピークホールド)ボタン るため、ABS/RELボタンの設定が影響します。 カウンターの表示単位として時間またはタイムコードが選 METER それぞれMeter 1ページと同じ機能です。詳しくはP.351∼ ばれているときに、絶対時間表示または相対時間表示を切 画 面 2 ABS/RELボタン 352をご参照ください。 り替えます。A B S ボタンがオンのときは絶対時間表示、 RELボタンがオンのときは相対時間表示となります。 リファレンス編 353 METER 画面 ■ Meter 2ページの追加機能 Meter 2ページでは、 [SHIFT]キーを押すと[F1]キーに次の 追加機能が割り当てられています。 ・[F1] (PEAK HOLD)キー ピークホールドの設定/解除を切り替えます。P E A K HOLDボタン(J)と同じ機能です。 354 リファレンス編 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 付 録 EQライブラリーリスト ..................................... 356 エフェクトライブラリーリスト ....................... 359 エフェクトパラメーターリスト ....................... 362 ダイナミクスのタイプ ....................................... 375 ダイナミクスライブラリーリスト .................... 377 ダイナミクスパラメーターリスト .................... 381 レベルに関するパラメーター ....................... 381 タイムに関するパラメーター ....................... 383 故障かな?と思ったら ....................................... 385 ディスプレイメッセージリスト ....................... 389 メッセージ ...................................................... 389 ポップアップメッセージ ............................... 391 電源投入時のメッセージ ............................... 392 仕 様 .................................................................. 393 一般仕様 .......................................................... 393 ミキサー部 ...................................................... 394 レコーダー部 ................................................... 396 コントロール ................................................... 397 外部コントロール ........................................... 397 寸法図 .................................................................. 398 MIDIデータフォーマット .................................. 399 MIDIインプリメンテーションチャート .......... 410 ブロック図 付 録 355 EQライブラリーリスト EQライブラリーリスト ライブラリーにあらかじめ用意されているイコライザーセッティングです。 Program # Program Name 001 002 003 004 005 006 007 Bass Drum 1 Bass Drum 2 Snare Drum 1 Snare Drum 2 Tom-tom 1 Cymbal High Hat バスドラムの低域成分とビーターが当たるアタック音 を強調するセッティングです。 バスドラムの 80Hz 周辺にピークを持たせ、硬めの締 まったサウンドにするセッティングです。 スネアドラムのサウンドに含まれるスナッピー音やリ ム音などの中高域を強調するセッティングです。 スネアドラムの低域と高域を強調して、いわゆる「ド ンシャリ」的なサウンドにするセッティングです。 タムのアタック音を強調し、さらに「トゥン」という 皮鳴り部分のディケイを伸ばすセッティングです。 クラッシュシンバルのアタック感を強調し、キラキラ した高域成分のディケイを伸ばすセッティングです。 Percussion 010 011 012 013 014 E.Bass 1 E.Bass 2 Syn.Bass 1 Syn.Bass 2 Piano 1 Piano 2 L-MID H-MID HIGH +3.5 − 3.5 0.0 +4.0 F(Hz) 99 265 1.05k 5.33k Q 1.2 10 0.9 * G(dB) +8.0 − 7.0 +6.0 ON F(Hz) 79 397 2.52k 12.6k G(dB) Q 1.4 4.5 2.2 LPF G(dB) − 0.5 0.0 +3.0 +4.5 F(Hz) 132 1.00k 3.17k 5.04k Q 1.2 4.5 0.11 * G(dB) +1.5 − 8.5 +2.5 +4.0 F(Hz) 177 334 2.37k 4.00k Q * 10 0.7 0.1 G(dB) +2.0 − 7.5 +2.0 +1.0 F(Hz) 210 667 4.49k 6.35k Q 1.4 10 1.2 0.28 G(dB) − 2.0 0.0 0.0 +3.0 F(Hz) 105 420 1.05k 13.4k Q * 8 0.9 * G(dB) − 4.0 − 2.5 +1.0 +0.5 いハイハット用のセッティングです。L-MID の G(ゲ F(Hz) 94 420 2.82k 7.55k Q * 0.5 1 * シェイカーやカバナ、コンガなどのパーカッションの G(dB) − 4.5 0.0 +2.0 0.0 アタック部分を強調し、高域をくっきりさせるセッ F(Hz) 99 397 2.82k 16.9k ティングです。 009 LOW 中域から高域を少し強調させ、低域を抑えたキレのい イン)でアタック成分の増減を調節できます。 008 Parameter Description エレキベースの超低域を少し抑えて、締まった感じに するバリエーションです。 9 とは逆に、高域をやや強調したエレキベース用のバ リエーションです。 低域重視のシンセベース用セッティングです。 シンセベース独特のアタック感をやや強調したセッ ティングです。 Q * 4.5 0.56 * G(dB) − 7.5 +4.5 +2.5 0.0 F(Hz) 35 111 2.00k 4.00k Q * 5 4.5 * G(dB) +3.0 0.0 +2.5 +0.5 F(Hz) 111 111 2.24k 4.00k Q 0.1 5 6.3 * G(dB) +3.5 +8.5 0.0 0.0 F(Hz) 83 944 4.00k 12.6k Q 0.1 8 4.5 * G(dB) +2.5 0.0 +1.5 0.0 F(Hz) 125 177 1.12k 12.6k Q 1.6 8 2.2 * G(dB) − 6.0 0.0 +2.0 +4.0 F(Hz) 94 944 3.17k 7.55k Q * 8 0.9 * コンプレッサーと併用することで、アタック感と低域 G(dB) +3.5 − 8.5 +1.5 +3.0 を強調したピアノサウンドを作るためのバリエーショ F(Hz) 223 595 3.17 5.33 Q 5.6 10 0.7 * ピアノ系の音色を明るめの音にしたいときのバリエー ションです。 ンです。 *: SHELF(シェルビング) 356 付 録 Program # Program Name 015 E.G.Clean LOW L-MID H-MID ライン録りのエレキギター(クリーン系)や、やや硬 G(dB) +2.0 − 5.5 +0.5 +2.5 めのエレアコギターに向いた明るめのセッティングで F(Hz) 265 397 1.33k 4.49k Q 0.18 10 6.3 * G(dB) +4.5 0.0 +4.0 +2.0 F(Hz) 140 1.00k 1.88k 5.65k す。 016 017 018 019 020 021 022 023 024 E.G.Crunch 1 E.G.Crunch 2 E.G.Distortion 1 E.G.Distortion 2 A.G.Stroke 1 A.G.Stroke 2 A.G.Arpeggio 1 A.G.Arpeggio 2 Brass Section クランチ系(やや歪んだ音)のギターサウンドのツブ 立ちを良くします。 16 のバリエーションです。 ディストーション系のギターの音抜けを良くするセッ ティングです。 18 のバリエーションです。 アコースティックギターのきらびやかな部分を強調す るセッティングです。 20 のバリエーションです。エレクトリックガットギ ターに使ってもいいでしょう。 アコースティックギターのアルペジオ奏法を補正する セッティングです。 Male Vocal 1 027 Male Vocal 2 Female Vocal 1 029 030 Female Vocal 2 Chorus & Harmony Total EQ 1 8 4.5 0.63 9 +2.5 +1.5 +2.5 0.0 F(Hz) 125 445 3.36k 19.0k Q 8 0.4 0.16 * G(dB) +5.0 0.0 +3.5 0.0 F(Hz) 354 944 3.36k 12.6k Q * 9 10 * G(dB) +6.0 − 8.5 +4.5 +4.0 F(Hz) 315 1.05k 4.23k 12.6k Q * 10 4 * G(dB) − 2.0 0.0 +1.0 +4.0 F(Hz) 105 1.00k 1.88k 5.33k Q 0.9 4.5 3.5 * G(dB) − 3.5 − 2.0 0.0 +2.0 F(Hz) 297 749 2.00k 3.56k Q * 9 4.5 * G(dB) − 0.5 0.0 0.0 +2.0 F(Hz) 223 1.00k 4.00k 6.72k * 4.5 4.5 0.12 0.0 − 5.5 0.0 +4.0 F(Hz) 177 354 4.00k 4.23k Q * 7 4.5 * ハリのあるブラスセクション(トランペット、トロンボーン、 G(dB) − 2.0 +1.0 +1.5 +3.0 サックス)をイメージしました。単体で使用する場合は、 F(Hz) 88 841 2.11k 4.49k 22 のバリエーションです。 Q 2.8 2 0.7 7 男性ボーカル用のテンプレートとして利用できるイコ G(dB) − 0.5 0.0 +2.0 +3.5 ライゼーションです。声質に応じて HIGH や HI-MID の F(Hz) 187 1.00k 2.00k 6.72k Q 0.11 4.5 0.56 0.11 G(dB) +2.0 − 5.0 +2.5 +4.0 25 のバリエーションです。 F(Hz) 167 236 2.67k 6.72k Q 0.11 10 5.6 * 女性ボーカル用のテンプレートとして利用できるイコ G(dB) − 1.0 +1.0 +1.5 +2.0 ライゼーションです。声質に応じて HIGH や HI-MID の F(Hz) 118 397 2.67k 5.99k Q 0.18 0.45 0.56 0.14 G(dB) − 7.0 +1.5 +1.5 +2.5 F(Hz) 111 334 2.00k 6.72k F(フリケンシー)などを調節してください。 028 Q G(dB) Q F(フリケンシー)などを調節してください。 026 HIGH G(dB) HIGHやHI-MIDのF(フリケンシー)などを調節してください。 025 Parameter Description 27 のバリエーションです。 Q * 0.16 0.2 * G(dB) − 2.0 +1.0 +1.5 +3.0 F(Hz) 88 841 2.11k 4.49k Q 2.8 2 0.7 7 STEREOバスで使用すること(ミックスダウン時など) G(dB) − 0.5 0.0 +3.0 +6.5 を前提にプログラミングされたトータルイコライジング F(Hz) 94 944 2.11k 16.0k です。コンプレッサーと併用すれば、さらに効果的です。 Q 7 2.2 5.6 * コーラス用のテンプレートとして利用できるイコライ ゼーションです。コーラス全体を明るくします。 *: SHELF(シェルビング) 付 録 357 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 EQライブラリーリスト Program # Program Name 031 032 Total EQ 2 Total EQ 3 LOW L-MID H-MID G(dB) +4.0 +1.5 +2.0 +6.0 F(Hz) 94 749 1.78k 17.9k Q 7 2.8 5.6 * 30 のバリエーションです。30 ∼ 32 のセッティングは、 G(dB) +1.5 +0.5 +2.0 +4.0 単独のステレオソース、外部エフェクトのリターンに F(Hz) 66 841 1.88k 15.1k 30 のバリエーションです。 利用してもいいでしょう。 033 034 035 036 037 Bass Drum 3 Snare Drum 3 Tom-tom 2 Piano 3 Piano Low Bass Drum 1/2 のバリエーションです。中低域を抜い た感じのサウンドです。 Snare Drum 1/2 のバリエーションです。やや太めのサ ウンドです。 中高域を強調した、Tom Tom 1 のバリエーションで す。 Piano High 040 Fine-EQ(Cass) Narrator Q * 0.28 0.7 * G(dB) +3.5 − 10.0 +3.5 0.0 F(Hz) 118 315 4.23k 20.1k Q 2 10 0.4 0.4 G(dB) 0.0 +2.0 +3.5 0.0 F(Hz) 223 561 4.23k 4.00k Q * 4.5 2.8 0.1 G(dB) − 9.0 +1.5 +2.0 0.0 F(Hz) 88 210 5.33k 16.9k Q * 4.5 1.2 * G(dB) +4.5 − 13.0 +4.5 +2.5 F(Hz) 99 472 2.37k 10.0k Q 8 10 9 * ピアノを低域/高域に分けてステレオ録音したときの、 G(dB) − 5.5 +1.5 +6.0 0.0 低域用のイコライゼーションです。38 と組み合わせて F(Hz) 187 397 6.72k 12.6k Q 10 6.3 2.2 * ピアノを低域/高域に分けてステレオ録音したときの、 G(dB) − 5.5 +1.5 +5.0 +3.0 高域用のイコライゼーションです。37 と組み合わせて F(Hz) 187 397 6.72k 5.65k 使用してください。 039 HIGH Piano 1/2 のバリエーションです。 使用してください。 038 Parameter Description カセットテープの音をハッキリ聴かせたい場合などに 利用できるセッティングです。 原稿を読んでいるような声を録音するときに利用でき るセッティングです。 Q 10 6.3 2.2 0.1 G(dB) − 1.5 0.0 +1.0 +3.0 F(Hz) 74 1.00k 4.00k 12.6k Q * 4.5 1.8 * G(dB) − 4.0 − 1.0 +2.0 0.0 F(Hz) 105 707 2.52k 10.0k Q 4 7 0.63 * *: SHELF(シェルビング) 参考 EQのセッティングは、生楽器を録音したテープを基準にプログラムされています。サン プラーやシンセサイザー、リズムマシンに使用する場合は、その楽器に合わせてEQのパ ラメーターを調節してください 358 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 エフェクトライブラリーリスト 本機にあらかじめ内蔵されているエフェクトのリストです。 パラメーターについての詳細は、P.362「エフェクトパラメーターリスト」をご参照くだ さい。 HQ.PITCHのエフェクトタイプを使用しているエフェクトは、エフェクト2でのみ使用 が可能です。 リバーブ系エフェクト No. EFFECT NAME EFFECT TYPE エフェクトの効果 01 Reverb Hall REVERB HALL コンサ−トホ−ルなどの広い空間をシミュレ−トしたリバ−ブです。 02 Reverb Room REVERB ROOM REVERB HALLよりも小さな空間(部屋)での響きをシミュレートした リバ−ブです。 03 Reverb Stage REVERB STAGE ボ−カル用を意識したリバ−ブです。 04 Reverb Plate REVERB PLATE 鉄板エコ−のシミュレ−ションです。硬めの残響感が得られます。 05 Early Ref. EARLY REF. 残響も初期反射音(ER)のみを取り出したエフェクトです。リバ−ブより も派手な効果が得られます。 06 Gate Reverb GATE REVERB いわゆるゲ−トリバ−ブとして使うことを意識したERのタイプです。 07 Reverse Gate REVERSE GATE 逆回転風のERタイプです。 ディレイ系エフェクト No. EFFECT NAME EFFECT TYPE 08 Mono Delay MONO DELAY エフェクトの効果 シンプルな操作性のモノディレイです。 複雑なパラメ−ター設定の必要が ないときにお使いください。 09 Stereo Delay STEREO DELAY 左右独立のステレオディレイです。 10 Mod.Delay MOD.DELAY モジュレ−ション付きのMONO DELAYです。 11 Delay LCR DELAY LCR Lch, センターch, Rch, 3タップのディレイです。 12 Echo ECHO STEREO DELAYにさらに細かいパラメ−ターをコントロ−ルできるよ うにしたものです。 LchからRchまたRchからLchへのフィ−ドバックも 可能です。 付 録 359 エフェクトライブラリーリスト モジュレーション系エフェクト No. EFFECT NAME EFFECT TYPE エフェクトの効果 13 Chorus CHORUS 3相のステレオコ−ラスです。 14 Flange FLANGE いわゆるフランジ効果が得られるエフェクトです。 15 Symphonic SYMPHONIC CHORUSよりも複雑でリッチな変調効果が得られるヤマハ独自のエ フェクトです。 16 Phaser PHASER 2∼16段の位相シフトを使ったステレオフェイザ−です。 17 Auto Pan AUTOPAN 同期的に左右に音像が移動するエフェクトです。 18 Tremolo TREMOLO 同期的に音量が変化するエフェクトです。 19 HQ.Pitch HQ.PITCH(エフェクト2のみ) 1音のみのピッチシフトですが安定した効果が得られます。 20 Dual Pitch DUAL PITCH 左右で別々の音程に設定できるステレオピッチシフトです。 21 Rotary ROTALY ロ−タリ−スピ−カーのシミュレ−ションです。 22 Ring Mod. RING MOD. 入力に高周波の振幅変調をかけて音程を変化させるエフェクトです。 AW2816ではさらに変調周波数もモジュレ−ションで変化させること もできます。 23 Mod.Filter MOD.FILTER フィルターの周波数をLFOで変化させるエフェクトです。 ディストーション系エフェクト No. EFFECT NAME EFFECT TYPE エフェクトの効果 24 Distortion DISTORTION 入力音を歪ませるいわゆるディストーションです。 25 Amp simulate AMP SIMULATE ギターアンプをシミュレートしたエフェクトです。 ダイナミクス系エフェクト No. EFFECT NAME EFFECT TYPE 26 Dyna.Filter DYNA.FILTER エフェクトの効果 入力レベルに応じて周波数の動くフィルターです。 SOURCE = MIDIと するとMIDIノートオンメッセージに反応します。 27 Dyna.Flange DYNA.FLANGE 入力レベルに応じてDelayTimeの動くフランジーです。SOURCE = MIDIとするとMIDIノートオンメッセージに反応します。 28 Dyna.Phaser DYNA.PHASER 入力レベルに応じてP h a s e S h i f t P o i n t の動くフェイザーです。 SOURCE = MIDIとするとMIDIノートオンメッセージに反応します。 360 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 複合エフェクト No. EFFECT NAME EFFECT TYPE エフェクトの効果 29 Rev+Chorus REV+CHORUS REVERBとCHORUSをパラレル接続した複合エフェクトです。 30 Rev→Chorus REV->CHORUS REVERBとCHORUSをシリーズ接続した複合エフェクトです。 31 Rev+Flange REV+FLANGE REVERBとFLANGEをパラレル接続した複合エフェクトです。 32 Rev→Flange REV+FLANGE REVERBとFLANGEをシリーズ接続した複合エフェクトです。 33 Rev+Sympho. REV+SYMPHO. REVERBとSYMPHONICをパラレル接続した複合エフェクトです。 34 Rev→Sympho. REV->SYMPHO. REVERBとSYMPHONICをシリーズ接続した複合エフェクトです。 35 Rev→Pan REV->PAN REVERBとAUTO PANをシリーズ接続した複合エフェクトです。 36 Delay+ER. DELAY+ER. DELAY (2 TAP) とEARLY REF.をパラレル接続した複合エフェクトで す。 37 Delay→ER. DELAY->ER. DELAY (2 TAP) とEARLY REF.をシリーズ接続した複合エフェクトで す。 38 Delay+Rev DELAY+REV DELAY(2 TAP) とREVERBをパラレル接続した複合エフェクトです。 39 Delay→Rev DELAY->REV DELAY(2 TAP) とREVERBをシリーズ接続した複合エフェクトです。 40 Dist→Delay DIST->DELAY DISTORTIONとMOD. DELAYをシリーズ接続した複合エフェクトで す。 その他のエフェクト No. EFFECT NAME EFFECT TYPE 41 Multi.filter MULTI.FILTER エフェクトの効果 3バンドのパラレルフィルターです。 付 録 361 エフェクトパラメーターリスト エフェクトパラメーターリスト それぞれのエフェクトタイプのパラメーターの種類、可変範囲と単位、機能のリストで す。 REVERB HALL, REVERB ROOM, REVERB STAGE, REVERB PLATE パラメーター 設定範囲 機能 REV TIME 0.3∼99.0 [s] リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 HI.RATIO 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 LO.RATIO 0.1∼2.4 低音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 E/R DLY 0.0∼100.0 [ms] 初期反射音(ER)からリバーブ開始までの時間 E/R BAL. 0∼100 [%] 初期反射音(ER)とリバーブ音の音量バランス HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 GATE LVL OFF, −60∼0 [dB] ゲートのスレッショルドレベル ATTACK 0∼120 [ms] ゲートが開くまでにかかる時間 HOLD *1 効果のピークをホールドしつづける時間 DECAY *2 効果のピークの終わりからゲートが閉じるまでの時間 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 *2 0.02ms∼2.13s(@fs=44.1kHz), 0.02ms∼1.96s(@fs=48kHz) 6.0ms∼46.0s(@fs=44.1kHz), 5.0ms∼42.3s(@fs=48kHz) EARLY REF. パラメーター 設定範囲 機能 TYPE *1 初期反射音(ER)のタイプを選びます。 ROOMSIZE 0.1∼20.0 部屋の大きさ(反射音の間隔) LIVENESS 0∼10 反射音の減衰のしかたで、 0のときに最もデッドになり、 10で最もライブにな ります。 INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] 初期反射音(ER)が開始するまでの時間 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 ER NUM. 1∼19 反射音の本数 FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス MIX BAL. *1 362 S-Hall, L-Hall, Random, Reverse, Plate, Spring 付 録 GATE REVERB, REVERSE GATE パラメーター 設定範囲 機能 TYPE Type-A, Type-B 初期反射音(ER)のタイプを選びます。 ROOMSIZE 0.1∼20.0 部屋の大きさ(反射音の間隔) LIVENESS 0∼10 反射音の減衰のしかたで、 0のときに最もデッドになり、 10で最もライブにな ります。 INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] 初期反射音(ER)が開始するまでの時間 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 ER NUM. 1∼19 反射音の本数 FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス MONO DELAY パラメーター DELAY 設定範囲 0.0∼2730.0 [ms] 機能 ディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス STEREO DELAY パラメーター DELAY L 設定範囲 0.0∼1350.0 [ms] 機能 Lチャンネルのディレイタイム FB.G L −99∼+99 [%] Lチャンネルのフィードバックの量 DELAY R 0.0∼1350.0 [ms] Rチャンネルのディレイタイム FB.G R −99∼+99 [%] Rチャンネルのフィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス MOD.DELAY パラメーター 設定範囲 機能 DELAY 0.0∼2725.0 [ms] ディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 FREQ. 0.05∼40.00k [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス 付 録 363 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 エフェクトパラメーターリスト DELAY LCR パラメーター 設定範囲 機能 DELAY L 0.0∼2730.0 [ms] Lチャンネルのディレイタイム DELAY C 0.0∼2730.0 [ms] センターチャンネルのディレイタイム DELAY R 0.0∼2730.0 [ms] Rチャンネルのディレイタイム LEVEL L −100∼+100 [%] Lチャンネルのレベル LEVEL C −100∼+100 [%] Cチャンネルのレベル LEVEL R −100∼+100 [%] Rチャンネルのレベル FB.DLY 0.0∼2730.0 [ms] フィードバックのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス ECHO パラメーター 設定範囲 機能 DELAY L 0.0∼1350.0 [ms] Lチャンネルのディレイタイム FB.DLY L 0.0∼1350.0 [ms] Lチャンネルのフィードバックのディレイタイム FB.G L −99∼+99 [%] Lチャンネルのフィードバックの量 DELAY R 0.0∼1350.0 [ms] Rチャンネルのディレイタイム FB.DLY R 0.0∼1350.0 [ms] Rチャンネルのフィードバックのディレイタイム FB.G R −99∼+99 [%] Rチャンネルのフィードバックの量 L→R FBG −99∼+99 [%] Lチャンネルの出力からRチャンネルにフィードバックする量 R→L FBG −99∼+99 [%] Rチャンネルの出力からLチャンネルにフィードバックする量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス CHORUS パラメーター 設定範囲 機能 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード PM DEP. 0∼100 [%] ピッチモジュレーションの深さ AM DEP. 0∼100 [%] アンプ(音量)モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波) LSH F 21.2∼8.00k [Hz] ローシェルビングフィルターの周波数 LSH G −12∼+12 [dB] ローシェルビングフィルターのゲイン EQ F 100∼8.00k [Hz] パラメトリックイコライザーの中心となる周波数 EQ G −12∼+12 [dB] パラメトリックイコライザーのゲイン EQ Q 10∼0.10 パラメトリックイコライザーのバンド幅 HSH F 50.0∼16.0k [Hz] ハイシェルビングフィルターの周波数 HSH G −12∼+12 [dB] ハイシェルビングフィルターのゲイン MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス 364 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 FLANGE パラメーター 設定範囲 機能 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、 Tri:三角波) LSH F 21.2∼8.00k [Hz] ローシェルビングフィルターの周波数 LSH G −12∼+12 [dB] ローシェルビングフィルターのゲイン EQ F 100∼8.00k [Hz] パラメトリックイコライザーの中心となる周波数 EQ G −12∼+12 [dB] パラメトリックイコライザーのゲイン EQ Q 10∼0.10 パラメトリックイコライザーのバンド幅 HSH F 50.0∼16.0k [Hz] ハイシェルビングフィルターの周波数 HSH G −12∼+12 [dB] ハイシェルビングフィルターのゲイン MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス SYMPHONIC パラメーター 設定範囲 機能 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、 Tri:三角波) LSH F 21.2∼8.00k [Hz] ローシェルビングフィルターの周波数 LSH G −12∼+12 [dB] ローシェルビングフィルターのゲイン EQ F 100∼8.00k [Hz] パラメトリックイコライザーの中心となる周波数 EQ G −12∼+12 [dB] パラメトリックイコライザーのゲイン EQ Q 10∼0.10 パラメトリックイコライザーのバンド幅 HSH F 50.0∼16.0k [Hz] ハイシェルビングフィルターの周波数 HSH G −12∼+12 [dB] ハイシェルビングフィルターのゲイン MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス PHASER パラメーター 設定範囲 機能 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 OFFSET 0∼100 フェイズシフトのかかる周波数のオフセット STAGE 2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16 フェイズシフトの段数 LSH F 21.2∼8.00k [Hz] ローシェルビングフィルターの周波数 LSH G −12∼+12 [dB] ローシェルビングフィルターのゲイン HSH F 50.0∼16.0k [Hz] ハイシェルビングフィルターの周波数 HSH G −12∼+12 [dB] ハイシェルビングフィルターのゲイン MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス 付 録 365 エフェクトパラメーターリスト AUTOPAN パラメーター 設定範囲 機能 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ DIR. *1 パンニング効果の方向 WAVE Sine, Tri, Square モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波、Square:矩形波) LSH F 21.2∼8.00k [Hz] ローシェルビングフィルターの周波数 LSH G −12∼+12 [dB] ローシェルビングフィルターのゲイン EQ F 100∼8.00k [Hz] パラメトリックイコライザーの中心となる周波数 EQ G −12∼+12 [dB] パラメトリックイコライザーのゲイン EQ Q 10∼0.10 パラメトリックイコライザーのバンド幅 HSH F 50.0∼16.0k [Hz] ハイシェルビングフィルターの周波数 HSH G −12∼+12 [dB] ハイシェルビングフィルターのゲイン MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 L←→R, L→R, L←R, Turn L, Turn R TREMOLO パラメーター 設定範囲 機能 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ WAVE Sine, Tri, Square モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波、Square:矩形波) LSH F 21.2∼8.00k [Hz] ローシェルビングフィルターの周波数 LSH G −12∼+12 [dB] ローシェルビングフィルターのゲイン EQ F 100∼8.00k [Hz] パラメトリックイコライザーの中心となる周波数 EQ G −12∼+12 [dB] パラメトリックイコライザーのゲイン EQ Q 10∼0.10 パラメトリックイコライザーのバンド幅 HSH F 50.0∼16.0k [Hz] ハイシェルビングフィルターの周波数 HSH G −12∼+12 [dB] ハイシェルビングフィルターのゲイン MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス HQ.PITCH(エフェクト2のみ) パラメーター PITCH 設定範囲 −12∼+12 機能 ピッチチェンジの変化量(半音単位) FINE −50∼+50 [ct] ピッチチェンジの微調整(1セント単位) DELAY 0.0∼1000.0 [ms] ピッチチェンジのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 MODE 1∼10 ピッチチェンジの精度 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス 366 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 DUAL PITCH パラメーター 設定範囲 機能 PITCH 1 −24∼+24 チャンネル1のピッチチェンジの変化量(半音単位) FINE 1 −50∼+50 [ct] チャンネル1のピッチチェンジの微調整(1セント単位) PAN 1 L16∼1, C, R1∼16 チャンネル1のパンポット DELAY 1 0.0∼1000.0 [ms] チャンネル1のピッチチェンジのディレイタイム FB.G 1 −99∼+99 [%] チャンネル1のフィードバックの量 LEVEL 1 −100∼+100 [%] チャンネル2のレベル PITCH 2 −24∼+24 チャンネル2のピッチチェンジの変化量(半音単位) FINE 2 −50∼+50 [ct] チャンネル2のピッチチェンジの微調整(1セント単位) PAN 2 L16∼1, C, R1∼16 チャンネル2のパンポット DELAY 2 0.0∼1000.0 [ms] チャンネル2のピッチチェンジのディレイタイム FB.G 2 −99∼+99 [%] チャンネル2のフィードバックの量 LEVEL 2 −100∼+100 [%] チャンネル2のレベル MODE 1∼10 ピッチチェンジの精度 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス ROTARY パラメーター 設定範囲 機能 ROTATE STOP, START STOP:停止、START:回転 SPEED SLOW, FAST 回転速度の切り替え(SLOW:SLOWパラメーターで設定した速度、FAST: FASTパラメーターで設定した速度) DRIVE 0∼100 ディストーションの深さ ACCEL 0∼10 設定速度に到達するまでのスピード LOW 0∼100 低音域成分のレベル HIGH 0∼100 高音域成分のレベル SLOW 0.05∼10.00 [Hz] SPEED=SLOWのときの回転速度 FAST 0.05∼10.00 [Hz] SPEED=FASTのときの回転速度 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス RING MOD. パラメーター 設定範囲 機能 SOURCE OSC, SELF 変調のソース。OSC:発信器、SELF:入力自身で変調(この場合、以下のパラ メータは全て無効) OSC FREQ 0.0∼5000.0 [Hz] リング変調に使う発振器の周波数 FM FREQ 0.05∼40.00 [Hz] OSC FREQを変化させる周期 FM DEPTH 0∼100 [%] OSC FREQの変化幅 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス MOD.FILTER パラメーター 設定範囲 機能 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ TYPE LPF, HPF, BPF フィルターのタイプ(LPF:ローパス、 HPF:ハイパス、BPF:バンドパス) OFFSET 0∼100 フィルターの周波数のオフセット RESO. 0∼20 フィルターのレゾナンス PHASE 0.00∼354.38 [dg] LFOの左右の位相差 LEVEL 0∼100 出力レベル MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス 付 録 367 エフェクトパラメーターリスト DISTORTION パラメーター 設定範囲 機能 DST TYPE *1 ディストーションのタイプ DRIVE 0∼100 ディストーションの深さ MASTER 0∼100 マスターレベル TONE −10∼+10 トーンコントロール N.GATE 0∼20 ノイズゲートの効果の深さ MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 DST1, DST2, OVD1, OVD2, CRUNCH AMP SIMULATE パラメーター 設定範囲 機能 AMP TYPE *1 シミュレートするアンプのタイプ DST TYPE *2 ディストーションのタイプ N.GATE 0∼20 ノイズゲートの効果の深さ DRIVE 0∼100 ディストーションの深さ MASTER 0∼100 マスターレベル CAB DEP 0∼100 [%] スピーカーシミュレーションの効果の深さ BASS 0∼100 低音域成分のトーンコントロール MIDDLE 0∼100 中音域成分のトーンコントロール TREBLE 0∼100 高音域成分のトーンコントロール EQ F 100∼8.00k [Hz] パラメトリックイコライザーの中心となる周波数 EQ G −12∼+12 [dB] パラメトリックイコライザーのゲイン EQ Q 10∼0.10 パラメトリックイコライザーのバンド幅 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 *2 STK-M1, STK-M2, THRASH, MIDBST, CMB-PG, CMB-VR, CMB-DX, CMB-TW, MINI, FLAT DST1, DST2, OVD1, OVD2, CRUNCH DYNA.FILTER パラメーター 設定範囲 機能 SOURCE INPUT, MIDI 変調用入力ソース(INPUT:入力信号、MIDI:MIDIノートオンメッセージ) SENSE 0∼100 入力感度 TYPE LPF, HPF, BPF フィルターのタイプ(LPF:ローパス、 HPF:ハイパス、BPF:バンドパス) OFFSET 0∼100 フィルターの周波数のオフセット RESO. 0∼20 フィルターのレゾナンス DIR. UP, DOWN 入力に応じてフィルターの周波数の動く方向 DECAY *1 フィルターの周波数の動く速さ LEVEL 0∼100 出力レベル MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 368 6.0ms∼46.0s(@fs=44.1kHz), 5.0ms∼42.3s(@fs=48kHz) 付 録 DYNA.FLANGE パラメーター 設定範囲 機能 SOURCE INPUT, MIDI 変調用入力ソース(INPUT:入力信号、MIDI:MIDIノートオンメッセージ) SENSE 0∼100 入力感度 FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 OFFSET 0∼100 ディレイタイムのオフセットの量 DIR. UP, DOWN 入力に応じて共鳴周波数の動く方向 DECAY *1 共鳴周波数の動く速さ LSH F 21.2∼8.00k [Hz] ローシェルビングフィルターの周波数 LSH G −12∼+12 [dB] ローシェルビングフィルターのゲイン EQ F 100∼8.00k [Hz] パラメトリックイコライザーの中心となる周波数 EQ G −12∼+12 [dB] パラメトリックイコライザーのゲイン EQ Q 10∼0.10 パラメトリックイコライザーのバンド幅 HSH F 50.0∼16.0k [Hz] ハイシェルビングフィルターの周波数 HSH G −12∼+12 [dB] ハイシェルビングフィルターのゲイン MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 6.0ms∼46.0s(@fs=44.1kHz), 5.0ms∼42.3s(@fs=48kHz) DYNA.PHASER パラメーター 設定範囲 機能 SOURCE INPUT, MIDI 変調用入力ソース(INPUT:入力信号、MIDI:MIDIノートオンメッセージ) SENSE 0∼100 入力感度 FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 OFFSET 0∼100 フェイズシフトのかかる周波数のオフセット STAGE 2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16 フェイズシフトの段数 DIR. UP, DOWN 入力に応じてフェイズシフトの周波数の動く方向 DECAY *1 フェイズシフトの周波数の動く速さ LSH F 21.2∼8.00k [Hz] ローシェルビングフィルターの周波数 LSH G −12∼+12 [dB] ローシェルビングフィルターのゲイン HSH F 50.0∼16.0k [Hz] ハイシェルビングフィルターの周波数 HSH G −12∼+12 [dB] ハイシェルビングフィルターのゲイン MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 6.0ms∼46.0s(@fs=44.1kHz), 5.0ms∼42.3s(@fs=48kHz) REV+CHORUS パラメーター 設定範囲 機能 REV TIME 0.3∼99.0 [s] リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 HI.RATIO 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード PM DEP. 0∼100 [%] ピッチモジュレーションの深さ AM DEP. 0∼100 [%] アンプ(音量)モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波) REV/CHO 0∼100 [%] REVERBとCHORUSのバランス。100%でREVERB音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス 付 録 369 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 エフェクトパラメーターリスト REV→CHORUS パラメーター 設定範囲 機能 REV TIME 0.3∼99.0 [s] リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 HI.RATIO 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード PM DEP. 0∼100 [%] ピッチモジュレーションの深さ AM DEP. 0∼100 [%] アンプ(音量)モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波) REV.BAL 0∼100 [%] REVERB音と、CHORUSのかかったREVERB音のバランス。100%で REVERB音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス REV+FLANGE パラメーター 設定範囲 機能 REV TIME 0.3∼99.0 [s] リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 HI.RATIO 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波) REV/FLG 0∼100 [%] REVERBとFLANGEのバランス。100%でREVERB音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス REV→FLANGE パラメーター 設定範囲 機能 REV TIME 0.3∼99.0 [s] リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 HI.RATIO 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波) REV.BAL 0∼100 [%] REVERB音と、FLANGEのかかったREVERB音のバランス。100%で REVERB音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス 370 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 REV+SYMPHO. パラメーター 設定範囲 機能 REV TIME 0.3∼99.0 [s] リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 HI.RATIO 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波) REV/SYM 0∼100 [%] REVERBとSYMPHONICのバランス。100%でREVERB音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス REV→SYMPHO. パラメーター REV TIME 設定範囲 0.3∼99.0 [s] 機能 リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 HI.RATIO 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ MOD.DLY 0.0∼500.0 [ms] モジュレーションのディレイタイム WAVE Sine, Tri モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波) REV.BAL 0∼100 [%] REVERB音と、SYMPHONICのかかったREVERB音のバランス。 100% でREVERB音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス REV→PAN パラメーター REV TIME 設定範囲 0.3∼99.0 [s] 機能 リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 HI.RATIO 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ DIR. *1 パンニング効果の方向 WAVE Sine, Tri, Square モジュレーションの波形(Sine:正弦波、Tri:三角波、Square:矩形波) REV BAL. 0∼100 [%] REVERB音と、AUTO PANのかかったREVERB音のバランス。100%で REVERB音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 L←→R, L→R, L←R, Turn L, Turn R 付 録 371 エフェクトパラメーターリスト DELAY+ER. パラメーター 設定範囲 機能 DELAY L 0.0∼1000.0 [ms] Lチャンネルのディレイタイム DELAY R 0.0∼1000.0 [ms] Rチャンネルのディレイタイム FB.DLY 0.0∼1000.0 [ms] フィードバックのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 TYPE *1 初期反射音(ER)のタイプを選びます。 ROOMSIZE 0.1∼20.0 部屋の大きさ(反射音の間隔) LIVENESS 0∼10 反射音の減衰のしかたで、 0のときに最もデッドになり、 10で最もライブにな ります。 INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] 初期反射音(ER)が開始するまでの時間 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 ER NUM. 1∼19 反射音の本数 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 DLY/ER 0∼100 [%] DELAYとERのバランス。100%でDELAY音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 S-Hall, L-Hall, Random, Revers, Plate, Spring DELAY→ER. パラメーター 設定範囲 機能 DELAY L 0.0∼1000.0 [ms] Lチャンネルのディレイタイム DELAY R 0.0∼1000.0 [ms] Rチャンネルのディレイタイム FB.DLY 0.0∼1000.0 [ms] フィードバックのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 TYPE *1 初期反射音(ER)のタイプを選びます。 ROOMSIZE 0.1∼20.0 部屋の大きさ(反射音の間隔) LIVENESS 0∼10 反射音の減衰のしかたで、 0のときに最もデッドになり、 10で最もライブにな ります。 INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] 初期反射音(ER)が開始するまでの時間 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 ER NUM. 1∼19 反射音の本数 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 DLY.BAL 0∼100 [%] DELAY音と、 ERのかかったDELAY音のバランス。 100%でDELAY音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス *1 372 S-Hall, L-Hall, Random, Revers, Plate, Spring 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 DELAY+REV パラメーター 設定範囲 機能 DELAY L 0.0∼1000.0 [ms] Lチャンネルのディレイタイム DELAY R 0.0∼1000.0 [ms] Rチャンネルのディレイタイム FB.DLY 0.0∼1000.0 [ms] フィードバックのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 DELAY HI 0.1∼1.0 ディレイの高音域成分の量 REV TIME 0.3∼99.0 [s] リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 REV HI 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 DLY/REV 0∼100 [%] DELAY音とREVERB音のバランス。100%でDELAY音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス DELAY→REV パラメーター 設定範囲 機能 DELAY L 0.0∼1000.0 [ms] Lチャンネルのディレイタイム DELAY R 0.0∼1000.0 [ms] Rチャンネルのディレイタイム FB.DLY 0.0∼1000.0 [ms] フィードバックのディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 DELAY HI 0.1∼1.0 ディレイの高音域成分の量 REV TIME 0.3∼99.0 [s] リバーブの残響時間の長さ INI.DLY 0.0∼500.0 [ms] リバーブの初期反射音(ER)が開始するまでの時間 REV HI 0.1∼1.0 高音域成分の残響時間をREV TIMEに対する比率で表しています。 DIFF. 0∼10 リバーブ音の左右の広がり DENSITY 0∼100 [%] リバーブの密度 HPF Thru, 21.2∼8.0k [Hz] ハイパスフィルターのカットオフ周波数 LPF 50∼16.0k, Thru [Hz] ローパスフィルターのカットオフ周波数 DLY.BAL 0∼100 [%] DELAY音と、 REVERBのかかったDELAY音のバランス。100%でDELAY 音のみ。 MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス DIST→DELAY パラメーター 設定範囲 機能 DST TYPE *1 ディストーションのタイプ DRIVE 0∼100 ディストーションの深さ MASTER 0∼100 マスターレベル TONE −10∼+10 トーンコントロール N.GATE 0∼20 ノイズゲートの効果の深さ DELAY 0.0∼2725.0 [ms] ディレイタイム FB.GAIN −99∼+99 [%] フィードバックの量 HI.RATIO 0.1∼1.0 フィードバックの高音域成分の量 FREQ. 0.05∼40.00 [Hz] モジュレーションのスピード DEPTH 0∼100 [%] モジュレーションの深さ DLY BAL 0∼100 [%] ディレイの量 *1 DST1, DST2, OVD1, OVD2, CRUNCH 付 録 373 エフェクトパラメーターリスト MULTI FILTER パラメーター 設定範囲 機能 TYPE 1 LPF, HPF, BPF フィルター1のタイプ(LPF:ローパス、 HPF:ハイパス、BPF:バンドパス) TYPE 2 LPF, HPF, BPF フィルター2のタイプ(LPF:ローパス、 HPF:ハイパス、BPF:バンドパス) TYPE 3 LPF, HPF, BPF フィルター3のタイプ(LPF:ローパス、 HPF:ハイパス、BPF:バンドパス) FREQ. 1 28∼16.0k [Hz] フィルター1の周波数 FREQ. 2 28∼16.0k [Hz] フィルター2の周波数 FREQ. 3 28∼16.0k [Hz] フィルター3の周波数 LEVEL 1 0∼100 フィルター1の出力レベル LEVEL 2 0∼100 フィルター2の出力レベル LEVEL 3 0∼100 フィルター3の出力レベル RESO.1 0∼20 フィルター1のレゾナンス RESO.2 0∼20 フィルター2のレゾナンス RESO.3 0∼20 フィルター3のレゾナンス MIX BAL. 0∼100 [%] エフェクト音と生音のミックスバランス 374 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 ダイナミクスのタイプ ダイナミクスにはComp(CMP)、Gate(GAT)、Expand(EXP)、CompanderH (CPH)、CompanderS(CPS)、Ducking(DCK)の6つのタイプがあります。 注 意 Release、Hold、Decayの各パラメータはAW2816の動作しているサンプリング周波数によって動作時 間や可変範囲が変化しますのでご注意ください。 Comp (CMP) スレッショルドレベルより大きい信号が入力された場合、一定の比率で(ratio)出力レベ ルを小さくします。 ratioが∞=1のとき、スレッショルドレベル以上の信号を出力するの を防ぐためリミッターとも呼ばれます。 Threshold (dB) Ratio 1.0, 1.1, 1.3, 1.5, 1.7, 2.0, –54 ∼ 0 2.5, 3.0, 3.5, (55point) 4.0, 5.0, 6.0, 8.0, 10, 20, ∞ (16point) Range (dB) ― Attack (ms) Outgain (dB) Knee hard, 1, 2, 0 ∼ 120 0 ∼ +18 3, 4, 5 (121point) (36point) (6point) Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) ― 5ms ∼ 42.3s (48kHz) 6ms ∼ 46.0s (44.1kHz) 8ms ∼ 63.4s (32kHz) (160point) ― ― 出力レベル スレッショルドレベル Ratio 入力レベル Gate (GAT) スレッショルドレベルより小さい信号が入力された場合、 出力を一定の値 (range) 小さく します。 –54 ∼ 0 (55point) ― Range (dB) Attack (ms) –70 ∼ 0 0 ∼ 120 (71point) (121point) Attack Width Release Knee (ms) (dB) (ms) ― ― ― ― Hold (ms) Decay (ms) 0.02ms ∼ 1.96s (48kHz) 0.02ms ∼ 2.13s (44.1kHz) 0.03ms ∼ 2.94s (32kHz) (216point) 5ms ∼ 42.3s (48kHz) 6ms ∼ 46.0s (44.1kHz) 8ms ∼ 63.4s (32kHz) (160point) スレッショルドレベル 出力レベル Threshold Ratio (dB) Range 入力レベル 付 録 375 ダイナミクスのタイプ Expand (EXP) スレッショルドレベルより小さい信号入力された場合、出力を一定の比率で(ratio)で小 さくします。 Threshold (dB) Ratio 1.0, 1.1, 1.3, 1.5, 1.7, 2.0, –54 ∼ 0 2.5, 3.0, 3.5, (55point) 4.0, 5.0, 6.0, 8.0, 10, 20, ∞ (16point) Range (dB) ― Attack (ms) Outgain (dB) Knee hard, 1, 2, 0 ∼ 120 0 ∼ +18 3, 4, 5 (121point) (36point) (6point) Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) ― 5ms ∼ 42.3s (48kHz) 6ms ∼ 46.0s (44.1kHz) 8ms ∼ 63.4s (32kHz) (160point) ― ― 出力レベル スレッショルドレベル 入力レベル Ratio コンプレッサー、エキスパンド、リミッターの複合処理をします。 CompanderH (CPH) CompanderS (CPS) Ratio –54 ∼ 0 (55point) 1.0, 1.1, 1.3, 1.5, 1.7, 2.0, 2.5, 3.0, 3.5, 4.0, 5.0, 6.0, 8.0, 10, 20 (15point) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) 0 ∼ 120 –18 ∼ 0 (121point) (36point) ― 出力レベル Threshold (dB) Knee ― Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 1 ∼ 90 (90point) 5ms ∼ 42.3s (48kHz) 6ms ∼ 46.0s (44.1kHz) 8ms ∼ 63.4s (32kHz) (160point) ― ― 境界値を3点持ちます。 1 0dB以上 リミッターとして働きます。 スレッショルドレベル Width 3 (スレッショルドレベル+width)以下 入力レベル 0dB 2 スレッショルドレベル以上 コンプレッサーとして働きます。 エキスパンドとして働きます。 CPHではエキスパンドのRatioが5:1、 CPSではエキスパンドのRatioが1.5:1で固定で す。エキスパンドの効果をなくすにはwidthを最大にしてください。 また、コンプレッサーのkneeは2となっています。 * Ratio, Thresholdの値によって自動的にgainが最大+18dB分上がります。 * Outgainによって自動的に上がったgainを下げることができます。 Ducking (DUK) スレッショルドレベルより大きい信号が入力された場合、 出力を一定の値 (range) 小さく します。Keyinソースによって、BGMを小さくするとき等に用います。 Threshold Ratio (dB) –54 ∼ 0 (55point) ― Range (dB) Attack (ms) –70 ∼ 0 0 ∼ 120 (71point) (121point) Attack Width Release Knee (ms) (dB) (ms) ― ― ― ― 出力レベル スレッショルドレベル 入力レベル 376 付 録 Hold (ms) Decay (ms) 0.02ms ∼ 1.96s (48kHz) 0.02ms ∼ 2.13s (44.1kHz) 0.03ms ∼ 2.94s (32kHz) (216point) 5ms ∼ 42.3s (48kHz) 6ms ∼ 46.0s (44.1kHz) 8ms ∼ 63.4s (32kHz) (160point) 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 ダイナミクスライブラリーリスト 本機にあらかじめ内蔵されているダイナミクスのリストです。各々のパラメーターの機 能は、P.381をご参照ください。 Presetのrelease、hold、decayはfs 44.1kHzでの値です。 注 意 Release、Hold、Decayの各パラメータはAW2816の動作しているサンプリング周波数によって動作時 間や可変範囲が変化しますのでご注意ください。 No. ネーム(タイプ) コンプレッサーの効果および設定値 001 A.Dr.BD (CMP) 生ドラムキットのベースドラムにそれぞれCMP、EXP、 GAT、 CPHを使ったプリセット 002 A.Dr.BD (EXP) です。 003 A.Dr.BD (GAT) 004 A.Dr.BD (CPH) No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 1 − 24 3 ― 9 5.5 2 ― 58 ― ― 2 − 23 1.7 ― 1 3.5 2 ― 70 ― ― 3 − 11 ― − 53 0 ― ― ― ― 1.93 400 4 − 11 3.5 ― 1 − 1.5 ― 7 192 ― ― Hold (ms) Decay (ms) 005 A.Dr.SN (CMP) 006 A.Dr.SN (EXP) 007 A.Dr.SN (GAT) 008 A.Dr.SN (CPS) 009 プリセットプログラム1∼4をスネアドラムに応用したものです。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) 5 − 17 2.5 ― 8 3.5 2 ― 12 ― ― 6 − 23 2 ― 0 0.5 2 ― 151 ― ― 7 −8 ― − 23 1 ― ― ― ― 0.63 238 8 −8 1.7 ― 11 0.0 ― 10 128 ― ― Knee Width (dB) Release (ms) 生ドラムのタムに使用すると、タムをたたいているとき以外は音量を下げ、 スネアやベー A.Dr.Tom (EXP) スドラムの音の分離が良くなります。 010 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 9 − 20 2 ― 2 5.0 2 ― 749 ― ― A.Dr.OverTop (CPS) 生ドラムのシンバルの上方にセットしたマイクで録音した音のアタックや空気感を強調 する効果とともに、 シンバル等が鳴っていないときに少し音量を下げて他のキットの音の 分離を良くします。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 10 − 24 2 ― 38 − 3.5 ― 54 842 ― ― 付 録 377 ダイナミクスライブラリーリスト 011 012 E.B.finger (CMP) エレキベースを指弾きした音のアタックや音量を均一化するためのコンプレッサーです。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 11 − 12 2 ― 15 4.5 2 ― 470 ― ― E.B.slap (CMP) エレキベースをスラップでプレイした音のアタックや音量を均一化するためのコンプ レッサーです。 013 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 12 − 12 1.7 ― 6 4.0 hard ― 133 ― ― Syn.Bass (CMP) シンセベースの音のレベルを揃えるとともに強調する効果のコンプレッサーです。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 13 − 10 3.5 ― 9 3.0 hard ― 250 ― ― 014 Piano1 (CMP) Piano1は、少し音を立たせて音色を明るめにします。それに対し、Piano2は、深めのス 015 Piano2 (CMP) レッショルドで全体のレベルやアタック感を揃えるような効果があります。 016 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 14 −9 2.5 ― 17 1.0 hard ― 238 ― ― 15 − 18 3.5 ― 7 6.0 2 ― 174 ― ― E.Guitar (CMP) エレキギターのカッティングやアルペジオ等バッキングに向いています。 また、音色やプ レイによっていろいろと調整してみると良いです。 017 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 16 −8 3.5 ― 7 2.5 4 ― 261 ― ― A.Guitar (CMP) アコースティックギターのストロークやアルペジオ等のバッキングに向いています。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 17 − 10 2.5 ― 5 1.5 2 ― 238 ― ― 018 Strings1 (CMP) ストリングに適しているコンプレッサーでNo.19やNo.20などは、 音域が低い楽器 (チェ 019 Strings2 (CMP) ロ、コントラバス)にも使用できます。 020 Strings3 (CMP) 378 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) 18 19 20 − 11 2 ― 33 1.5 2 ― 749 ― ― − 12 1.5 ― 93 1.5 4 ― 1.35 S ― ― − 17 1.5 ― 76 2.5 2 ― 186 ― ― 付 録 Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 021 022 BrassSection (CMP) 割と立ち上がりの速い音、アタック感の強い音に向いています。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 21 − 18 1.7 ― 18 4.0 1 ― 226 ― ― Syn.Pad (CMP) 拡散しがちな音をおさえる効果があります。 たとえばシンセパッドのように耳ざわりが良 い分、音色によっては音が拡散してしまう楽器に適しています。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 22 − 13 2 ― 58 2.0 1 ― 238 ― ― 023 SamplingPerc (CPS) CD-ROM等のサンプリング音源のいろいろな音色を生楽器の中で使用しても迫力や音の 024 Sampling BD (CMP) 抜け方でおとらないようにしたいときに使用すると効果的です。バリエーションとして 025 Sampling SN (CMP) Perc, BD, SNとループ素材(Hip Comp)の4つがあります。 026 Hip Comp (CPS) No. Threshold (dB) Ratio ( :1) 23 − 18 1.7 24 − 14 2 25 − 18 4 ― 26 − 23 20 ― 027 Solo Vocal1 (CMP) 028 Solo Vocal2 (CMP) 029 Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) ― 8 − 2.5 ― 18 238 ― ― ― 2 3.5 4 ― 35 ― ― 8 8.0 hard ― 354 ― ― 15 0.0 ― 15 163 ― ― Solo Vocalソースに適しているバリエーションです。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 27 − 20 2.5 ― 31 2.0 1 ― 342 ― ― 28 −8 2.5 ― 26 1.5 3 ― 331 ― ― Chorus (CMP) Vocalのバリエーションとして、コーラス向けのプリセットです。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 29 −9 1.7 ― 39 2.5 2 ― 226 ― ― Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 030 Compander(H) (CPH) 031 Compander(S) (CPS) コンパンダーのテンプレートです。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) 30 − 10 3.5 ― 1 0.0 ― 6 250 ― ― 31 −8 4 ― 25 0.0 ― 24 180 ― ― 付 録 Outgain (dB) 379 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 ダイナミクスライブラリーリスト 032 Click Erase (EXP) ミュージシャンの聞いているクリック音は以外に大きく、 それらの音をモニターしたくな いときにゲートとして使用すると良いです。 033 034 035 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 32 − 33 2 ― 1 2.0 2 ― 284 ― ― Announcer (CPH) アナウンスの声の間をゲートでレベルを下げ、かつアナウンスの声のレベルを揃えます。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 33 − 14 2.5 ― 1 − 2.5 ― 18 180 ― ― Easy Gate (GAT) GATEのテンプレート的内容を持ったプログラムです。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 34 − 26 ― − 56 0 ― ― ― ― 2.56 331 BGM Ducking (DUK) BGMを司会等の声でKEYINし、BGMのレベルを下げることができます。 No. Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 35 − 19 ― − 22 93 ― ― ― ― 1.20 S 6.32 S 036 Limiter 1 (CPS) リミッターのテンプレートです。1はスローリリース、2はPEAK STOPタイプになって 037 Limiter 2 (CMP) います。 No. Threshold (dB) 36 −9 37 0 Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 3 ― 20 ∞ ― 0 − 3.0 ― 90 3.90 ― ― 0.0 hard ― 319 ― ― 038 Total Comp1 (CMP) 全体のレベルを押えたり、全体の音の立ち方を良くさせたりの効果が得られるため、ミッ 039 Total Comp2 (CMP) クスダウン時のステレオアウトに使用すると良いプリセットです。また、 ステレオソース 040 Total Comp3 (CMP) に使用すると調整によりおもしろい効果が得られます。 No. 380 Threshold (dB) Ratio ( :1) Range (dB) Attack (ms) Outgain (dB) Knee Width (dB) Release (ms) Hold (ms) Decay (ms) 38 −8 2.5 ― 60 0.0 2 ― 1.12 S ― ― 39 − 18 3.5 ― 94 2.5 hard ― 447 ― ― 40 − 16 6 ― 11 6.0 1 ― 180 ― ― 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 ダイナミクスパラメーターリスト 各ダイナミクスをエディットするときに使うパラメーターです。 注 意 Release、Hold、Decayの各パラメータはAW2816の動作しているサンプリング周波数によって動作時 間や可変範囲が変化しますのでご注意ください。 レベルに関するパラメーター 1 Threshold(dB) [全タイプ共通] 設定範囲: − 54 ∼ 0(55 point) 機 能: ダイナミクスの効果が表われる境目のレベルです。 Comp Gate スレッショルドレベル 出力レベル 出力レベル スレッショルドレベル 効果 効果 入力レベル 入力レベル Expand Duck スレッショルドレベル 出力レベル 出力レベル スレッショルドレベル 効果 効果 入力レベル 入力レベル * CPH, CPS ではコンプレッサーの効果の表われる境界になります。 出力レベル スレッショルドレベル 効果 入力レベル 2 width(dB) [CompanderH, CompanderS] 設定範囲: 1 ∼ 90dB(90 point) 機 能: コンプレッサーの効果の境界(スレッショルド)と、エキスパンドの効果の境界の幅になります。 スレッショルド+ width 以下にエキスパンドの効果があります。 付 録 381 ダイナミクスパラメーターリスト 3 ratio[comp, expand, companderH, S] 設定範囲: 1.0, 1.1, 1.3, 1.5, 1.7, 2.0, 2.5, 3.0, 3.5, 4.0, 5.0, 6.0, 8.0, 10, 20, ∞(16 point) : comp, expand 1.0, 1.1, 1.3, 1.5, 1.7, 2.0, 2.5, 3.0, 3.5, 4.0, 5.0, 6.0, 8.0, 10, 20(15 point) : compander H, S 機 能: ダイナミクスの効果の量を示します。 Compander H, S Expand スレッショルドレベル 1:1 スレッショルドレベル 2:1 ∞:1 1:1 2:1 4:1 2:1 1:1 4:1 入力レベル 4 スレッショルドレベル 出力レベル 出力レベル 出力レベル Comp 0 入力レベル (Width最大時) 入力レベル range[gate, ducking] 設定範囲: − 70 ∼ 0dB(71 point) 機 能: Gate, Ducking の効果のかかっているときの減衰量です。 Gate Ducking スレッショルドレベル 出力レベル 出力レベル スレッショルドレベル Range Range 入力レベル 5 入力レベル knee[comp, expand] 設定範囲: hard, 1, 2, 3, 4, 5 機 能: スレッショルドでのレベルのおれまがり方のするどさです。 Comp Expand スレッショルドレベル 出力レベル 出力レベル スレッショルドレベル Hard 1∼5 (値が増える程 ゆるやかになります。) 入力レベル 6 Hard 1∼5 (値が増える程 ゆるやかになります。) 入力レベル Outgain[comp, expand, companderH, S] 設定範囲: 0 ∼+ 18(36 point) : comp, expand − 18 ∼ 0(36 point) : compander H, S 機 能: 出力レベルを調整します。 Compander スレッショルドレベル 出力レベル 出力レベル Comp Outgain スレッショルドレベル Outgain 0dB 入力レベル 入力レベル * Compander では、Ratio、Threshold を変化させる事によって自動的に gain が上がります。これを調整 するときに Outgain を使用します。 382 付 録 タイムに関するパラメーター 1 Attack[全タイプ共通] 設定範囲: 0 ∼ 120(121point) 機 能: 信号がスレッショルドレベルを超えた後、 コンプレッサーの効果が最大に達するまでに要する時間 です。原音のアタック部を残したい場合などに使います。 入力された信号 出力される信号(圧縮比 ∞:1の例) ・アタックが速い場合 入力レベル ・アタックが遅い場合 出力レベル アタックタイム スレッショルドレベル 時間 2 時間 時間 Hold(ms) [gate, Ducking] 設定範囲: 0.02ms ∼ 1.96S(216point) 機 能: 信号がスレッショルドレベル以下に下がった後、ゲートが閉じはじめるまでの待ち時間です。 入力された信号 出力される信号 ・ホールドが短い場合 入力レベル ・ホールドが長い場合 ホールドタイム 出力レベル スレッショルドレベル 時間 3 時間 時間 Decay(ms) [gate, Ducking] 設定範囲: 5ms ∼ 42.3S(160point) 機 能: Hold の待ち時間を経た後、ゲートが最大に閉じるまでに要する時間です。 入力された信号 出力される信号 ・ディケイが短い場合 入力レベル ・ディケイが長い場合 ディケイタイム 出力レベル スレッショルドレベル Range 時間 付 録 時間 時間 383 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 ダイナミクスパラメーターリスト 4 Release(ms) [comp, expand, companderH, S] 設定範囲: 5ms ∼ 42.3S(160point) 機 能: 信号がスレッショルドレベル以下に下がった後、 コンプレッサーの機能が切れるまでに要する時間 です。 入力された信号 出力される信号(圧縮比 ∞:1の例) リリースが速い場合 入力レベル リリースが遅い場合 出力レベル リリースタイム スレッショルドレベル 時間 384 付 録 時間 時間 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 故障かな?と思ったら 思ったとおりに動かない、何かおかしいと思ったら状況を確認した上で、次のような対処 をしてみてください。 ■電源が入らない ・ バーチャルトラックは録音されたトラックに設定されてい ・ 電源コードが100VのACコンセントに正しく接続されてい ますか? ますか? ・ リージョンフェードタイムで設定した時間より小さなリー ・ POWERスイッチがONになっていますか? ジョンは再生されません。 ・ それでも電源が入らない場合はお買い上げの販売店、または ■INPUT 1/2端子からの信号が聴こえない ヤマハサービスセンターにご相談ください。 ・ 外部エフェクターがINSERT端子に接続されており、 それが ■内蔵ハードディスクが認識されない オフになっていませんか? ・ 内蔵ハードディスクは正しく接続されていますか? ■INPUT 8端子からの信号が大きい ・ 内蔵ハードディスクのピンが変形していませんか? ・ 通常のLINE信号をHI-Z端子に接続していませんか? ・ 内蔵ハードディスクは適切にフォーマットされています か?* ■音が小さい * 未フォーマットのハードディスクが内蔵されている場合は電源投 ・ スピーカーやヘッドフォン等は正しく接続されています 入時にフォーマットの可否を確認してきます。 か? ■LCDディスプレイの表示が薄い・暗い ・ アンプ等外部機器のボリュームは上がっていますか? ・ 画面の右下にあるコントラストつまみでコントラストを調 ・[GAIN]コントロールは正しく設定されていますか? 節してください。 ・ インプットチャンネルまたはモニターチャンネルのフェー ■入力した音が出ない ・ ステレオアウトプットチャンネルのフェーダーは上がって ダーは上がっていますか? ・ スピーカーやヘッドフォン等は正しく接続されています いますか? か? ・ EQのゲインを極端に下げたセッティングになっていません ・ アンプ等外部機器の電源は入っていますか? か? ・ 外部機器からの信号は入力されていますか? ・ ダイナミクスプロセッサーが、極端なスレッショルド、レシ ・ 外部機器との接続ケーブルは断線していませんか? オ設定になっていませんか? ・[GAIN]コントロールは適切なレベルに設定されています ・ エレキギターなどを接続する際、 HI-Z端子に接続されていま か? すか? ・ インプットチャンネルまたはモニターチャンネルのフェー ・ HOME画面でレベルを確認してください。詳細はP.318 ダーは上がっていますか? 「HOME画面」をお読みください。 ・ インプットチャンネルまたはモニターチャンネルの[ON] キーは点灯していますか? ・ EQ画面またはVIEW画面のアッテネーターは上がっていま すか? ・ ステレオアウトプットチャンネルのフェーダーは上がって ■音が歪む いますか? ・[GAIN]コントロールは正しく設定されていますか? ・ ステレオアウトプットチャンネルの[ON] キーは点灯してい ・ 外部機器との接続ケーブルは断線していませんか? ますか? ・ インプットチャンネルまたはモニターチャンネルのフェー ・ オプションカードは正しく挿入されていますか? ダーが上がりすぎていませんか? ・ 入力・出力のパッチは正しく設定されていますか? ・ ステレオアウトプットチャンネルのフェーダーが上がりす ・ ワードクロックは正しく設定されていますか? ぎていませんか? ・ 入力している端子がEFFECT INSERTのリターンに設定さ ・ ステレオアウトプットチャンネルのアッテネーターが上が れていませんか? りすぎていませんか? ・ EQ画面またはVIEW画面のアッテネーターは上がっていま ・ EQのゲインを極端に上げたセッティングになっていません すか? か? ■録音した音が出ない ・ 適切なレベルで録音されていますか? ・ レコーダーにオーディオデータが録音されていますか? ・ ワードクロックの設定はAW2816、及び外部機器の双方で ・ TRACK画面TR Viewページでミュートが設定されていま 正しいですか? せんか? ・ DISTORTION、AMP SIMULATE等のエフェクトが設定さ ・ インプットモニターモードがINPUTに設定されていません れていませんか? か? 付 録 385 故障かな?と思ったら ■録音できない ■録音中にシーンリコールできない ・ 内蔵ハードディスクは接続されていますか? ・ デジタル入力の信号が録音されるように設定されていませ ・ 内蔵ハードディスクに十分な空き容量がありますか? んか? ・ ソングがプロテクトされていませんか? ・ UTILITY画面Prefer.2ページでCD/DAT DIGITAL RECが ・[REC TRACK SELECT]キーは点灯していますか? ENABLEに設定されていることを確認してください。 ・ ステレオトラックの再生モードになっていませんか? ■録音中にインプットのパッチの切り替えができない ・ 入力された信号は適切にレコーダーにルーティングされて ・ デジタル入力の信号が録音されるように設定されていませ いますか?* んか? * 信号が適切にレコーダーに入力されている場合、 [REC TRACK ・ UTILITY画面Prefer.2ページでCD/DAT DIGITAL RECが SELECT]キーを押すとメーターが反応します。 ENABLEに設定されていることを確認してください。 * 信号が適切にレコーダーに入力されている場合、 [REC TRACK SELECT]キーを押すとMETER画面のメーターが反応します。 ■ライブラリーに保存できない ・ SONG画面Song Listページ等ファイル入出力関連のペー ・ 工場出荷時にあらかじめ設定してあるライブラリーにはス ジが表示されているときには録音・再生することはできませ トアすることはできません。 ん。 ・ UTILITY画面Prefer.2ページでCD/DAT DIGITAL RECが ■ステレオアウトプットチャンネルでチャンネルライブラ DISABLEに設定されていませんか? リーがリコールできない ・ デジタル入力の信号は著作権に関する警告文 (→P.174)を ・ 他のチャンネルで保存したチャンネルライブラリーはステ ご理解の上お使いください。 レオアウトプットチャンネルでリコールすることはできま せん。 ■STEREOトラックに録音できない ・ 他のトラックに録音しながら同時にSTEREOトラックに録 ■MIDIデータのやりとりができない 音することはできません。 ・ MIDIケーブルは正しく接続されていますか? ・ MIDIケーブルが断線していませんか? ■STEREOトラックが再生できない ・ 送受信先の機器の電源は入っていますか? ・ TRACK画面Stereoページでミュートボタンがオンに設定 ・ 送信側と受信側のチャンネルは一致していますか? されていませんか? ・ MIDI画面MIDI Setupページの設定は適切にされています ・ モニターチャンネルの1と2は上がっていますか?* か? * STEREOトラックの再生モードのとき、信号はモニターチャンネ ・ 送信したプログラムチェンジナンバーにシーンがアサイン ルの1と2から出力されます。 されていますか? ■再生できるトラック数が少ない ■MIDI信号がループする ・ 同時に録音/再生できるトラック数には限度があります。 オ ・ MIDI画面MIDI SetupページでECHOがONになっていませ ペレーション編「オーディオトラック」をご覧ください。 んか? ・ 外部に接続されたMIDI機器の設定も確認してください。 ■特定チャンネルの音量が上下する ・ ダイナミクスプロセッサーの設定は適切ですか? ■MTC信号が送信できない ・ オートミックスが記録されていませんか? ・ MTC OUT端子にMIDIケーブルが正しく接続されています か? ■フェーダーが勝手に一番下まで下がる ・ オートミックスが記録されていませんか? ・ MIDI OUT端子に接続している場合はMTC ON/OFFの設 ■フェーダーが下がっているのにメーターが反応する ・ SYNC OUTは正しく設定されていますか? ・ ダイレクトアウトの設定がPRE EQまたはPRE FADERに ・ MTC SYNCはMASTERに設定されていますか? 定がONになっていますか? なっていませんか? ■MTC信号を受信して同期できない ・ メーターの表示がPRE FADERに設定されていませんか? ・ MIDIケーブルがMIDI IN端子に接続されていますか? ■シーンが保存できない ・ MIDI画面MIDI SyncページでMTC SyncがSLAVEに設定 ・ シーンメモリー・プロテクションがかかっていませんか? されていますか? ・ シーンナンバーOOにシーンをストアすることはできませ ■MTC信号を受信して同期時にずれが生じる ん。 ・ MTC信号の他にノート情報等の大量のMIDI信号が流れてい ■シーンが再現できない ませんか? ・ チャンネルにリコールセーフが設定されていませんか? 386 付 録 ■MTC同期にずれが生じる ■ペアを設定したが、信号がモノラルになる ・ AW2816と外部機器のフレームレートは一致しています ・ 奇数チャンネルの定位は左端、 偶数チャンネルの定位は右端 に設定されていますか? か? ・ SYNC OFFSETが設定されていませんか? ■ペアを設定したが、信号の位相が合っていない ・ 同期時間のジャンプ等が発生する場合は、MIDI画面MIDI SyncページのSYNC AVE.を切替えて再度試してください。 ■[DATA/JOG]ダイアル、 [SHUTTLE]ダイアル、 [FF] ・ ペアを設定しても、位相の設定はリンクされません。 ■信号に遅延がある ・ チャンネルディレイは正しく設定されていますか? キー、 [REW]キー の操作中に音がおかしくなる ・ 同時再生トラック数により、 これらの操作をしたときの音の ■オートミックスが記録できない 出方は異なります。 ・ オートミックスはENABLEになっていますか? ・ AUTOMIX画面のRECまたはAUTO RECボタンがONに ■MMC信号が送信できない なっていますか? ・ MIDIケーブルはMIDI OUT端子に接続されていますか? ・ 操作対象チャンネルの[SEL]キーは点灯していますか? ・ MTC OUT端子からはMMCの信号は出力されません。 ・ 操作する対象(フェーダーやEQ)のOVERWRITEがONに なっていますか? ■MMC信号が受信できない ・ MIDIケーブルはMIDI IN端子に接続されていますか? ■内蔵エフェクターが使えない ・ MTC スレーブの場合は、MMCの信号は受信できません。 ・ エフェクターのBYPASSがONになっていませんか? ■TO HOST端子でMIDIデータのやりとりができない ・ EFF.RTN1、2のレベルは上がっていますか? ・ TO HOST端子にケーブルが正しく接続されていますか? ・ SETUP画面のPatch INページでEFFECT PATCHが INSERTに設定されていませんか? ・ PORT SELECTがMIDIになっていませんか? ・ 1つのエフェクトを複数のチャンネルでINSERTに設定する ・ PORT SELECTの設定はご使用のパソコンと一致していま ことはできません。 すか?* ・ 019.HQ.PitchはEFFECT 2でのみ使用できます。 * 設定についてはP.272「MIDI画面」をお読みください。 ・ パソコン上でシーケンスソフト以外のアプリケーションが ■SOLOが使えない ポートを使用していませんか? ・ チャンネルがソロセーフに設定されていませんか? ・ SETUP画面Solo Setupページで適切な設定がなされてい ■メトロノームの音が聴こえない ますか?* ・ メトロノーム音は通常MONITOR OUTとヘッドフォンにの * 設定についての詳細は「SETUP画面」をお読みください。 み送信されます。* * SETUP画面Patch INぺージでの設定によりインプット・チャン ■録音したトラックが編集できない ネルにアサインすることも可能です。 ・ 録音されたバーチャル・トラックが選択されていますか? ■フェーダーを操作してもレベルが変わらない ■フェーダーグループ、ミュートグループが働かない ・ 適切なフェーダーモードとミキシングレイヤーが選択され ・ EQ画面のFaderGroupページ、 MuteGroupページでグルー ていますか? プがENABLEになっているかを確認してください。 ・ AUXでフェーダーがPRE FADERに設定されていません か? ■編集の結果が音に適用されない ■ONキーとSELキーで間違ったチャンネルが選択される ・ 録音されたバーチャル・トラックが選択されていますか? ・ 適切なミキシングレイヤーが選択されていますか? ・ 適切なエディットコマンドを使用していますか?* * エディットについての詳細は「EDIT画面」をお読みください。 ■録音した信号にノイズが入る ■再生時のピッチがおかしい ・ ワードクロックの設定はAW2816、及び外部機器の双方で ・ VARIが設定されていませんか? 正しいですか? ・ 同期している外部機器と同一のサンプリング周波数で動作 ・ 非同期の信号が入力されていませんか? していますか? ・ ディザーの設定は適切ですか? ・ マスターになっている機器が安定した動作をしています ・ オシレーターが働いてはいませんか? か? ・ 使用している内蔵ハードディスクの速度が遅いと録音・再生 に問題が発生する場合があります。内蔵ハードディスクは必 ・ EDIT画面のPITCHコマンドを実行していませんか? ず推奨のものをお使いください。 ・ モニターチャンネルにHQ.Pitch、 Dual Pitch等のエフェク トが設定されていませんか? ■デジタル入力経由で録音した音が粒状に聞こえる ・ ディザーの設定は適切ですか? 付 録 387 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 故障かな?と思ったら ■ソングの先頭に戻ってもカウンターの表示が0にならない ・ DISK FULLと表示されていませんか? ・ 表示モードがREMAIN(残りの録音可能時間)になっていま ・ ハードディスクに十分な空き容量を確保してください。 せんか? ・ トラックを消去してからオプティマイズして空き容量を確 ・ 表示モードがREL(相対時間)のときスタートポイントが指 保してください。 定されていませんか? ■作成したオーディオCDが一般のプレイヤーで再生できない ・ SONG画面Settingページでの設定がMEASURE (小節) に ・ 作成したオーディオCDはファイナライズを行なうまで一般 なっていませんか?* のプレイヤーでは再生できません。 * 詳しい設定は「SONG画面」をお読みください。 ■CD-RWメディアに記録した音声が一般のプレイヤーで再生 ■ファイルが保存できない できない ・ 内蔵ハードディスクに十分な空き容量はありますか? ・ CD-RWメディアに記録されたオーディオ信号を再生するに ・ 前回電源を切断するとき、正しくシャットダウンを行ないま はプレイヤー側がCD-RWに対応している必要があります。 したか?* 対応状況については各プレイヤーのメーカーにお問い合わ * シャットダウンを行なわずに電源を切断すると、 データが消失した せください。 りハードディスクが破損したりする場合があります。 ■作成したオーディオCDを再生すると音が飛ぶ ■ソングのファイル容量が不自然に大きい ・ 使用するCD-Rメディアの種類によって完成したCDの品質 ・ レコーダーエディットでトラック等を消去した後もそのサ に差が出ることがあります。そのときは2倍速など高速での ウンドファイルは使用されないファイルとして、 ディスク上 書き込みを行なわず、 等倍(標準) での書き込みを試してくだ に残ります。 SONG画面Song Editページでオプティマイズ さい。 を実行してください。 ■[DATA/JOG] ダイアルで画面上のパラメータを操作でき ■ファイルの日付けが正しく記録されない ない ・ 内蔵時計の日付け・時刻は合っていますか?* ・[NUM LOCATE]キーがオンになっていませんか? * 内蔵時計の日付け・時刻設定がずれる場合は、内蔵バッテリーの消 ・[JOG ON]キーがオンになっていませんか? 耗が考えられます。お買い上げの販売店、またはヤマハサービスセ ンターにご相談ください。 ■MEMORY FULLあるいはDISK FULLと表示され録音、 編集ができない ■SCSI端子に接続した機器が認識されない ・ トラックを消去してからオプティマイズして空き容量を確 ・ AW2816本体より後にSCSI機器の電源を投入していませ 保してください。 んか? ・ SCSIケーブルは正しく接続されていますか? ■再生中に“DISK BUSY”が表示される ・ SCSIケーブルのピンが曲がっていませんか? ・ 内蔵ハードディスクの読み出し速度が十分でない、 記録され ・ SCSI機器のIDは正しく設定されていますか? たデータが断片化していて読み出し速度が落ちていること ・ SCSI機器のターミネーションは適切に行なわれています などが考えられます。 小さなリージョンを削除して録音し直 か? してみる、 一旦データのバックアップをとってフォーマット ■SCSI機器にファイルを保存できない した推奨ハードディスクを使用してみる、 などをお試しくだ ・ 保存先のメディアに十分な空き容量はありますか? さい。 ・ 保存先のメディアは適切な形式でフォーマットされていま すか? ■SCSI機器からファイルを読み込めない ・ 内蔵ハードディスクに十分な空き容量はありますか? ■CD-RWドライブが認識されない ・ CD-RWドライブは正しく接続されていますか? ■オーディオCDが作成できない ・ CD-Rメディアは挿入されていますか? ・ 挿入したCD-Rはファイナライズ済みのものではありません か? ・ ステレオトラックに信号が録音されていますか? ・ ステレオトラックは4秒以上必要です。 ・ ステレオトラックが録音されているソングがセーブされて いますか? ・ Fsの設定が48kのソングからオーディオCDを作成するこ とはできません。 388 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 ディスプレイメッセージリスト メッセージ AUTOMIX DISABLED. ____________________ オートミックスが有効になっていないので記録できません。 AUTOMIX MEMORY FULL! ______________ オートミックスのメモリーに空き容量がありません。 AUTOMIX NOT RUNNING. _______________ オートミックスをストップしたため再生していません。レコーダーを一旦停止し てから再生してください。 AUTOMIX REC ABORTED. _______________ オートミックスの記録を停止しデータを破棄しました。 AUTOMIX RECORDING. _________________ オートミックスの記録中のため操作を実行できません。 AUTOMIX RUNNING. ____________________ オートミックスの記録中または再生中のため操作を実行できません。 BULK: BYTE COUNT MISMATCH! ______ 受信したシステムエクスクルーシブデータ中に指定されたデータ長と実際に受信 したデータの長さが異なっています。 BULK: CHECKSUM MISMATCH! ________ 受信したシステムエクスクルーシブのチェックサムが間違っています。 BULK: MEMORY PROTECTED! __________ 受信しようとしたSCENE MEMORYにはプロテクトが掛かっています。 CANNOT ASSIGN DIGITAL-ST-IN. _____ ステレオバスカスケードに DIGITAL STEREO INをアサインできません。 CANNOT CHANGE THE MUTE ____________ 同時再生トラック数を超えるためミュートを解除することができません。 CANNOT PLAY THIS PAGE ______________ このページでは再生できません。 CANNOT RECALL AUTOMIX _____________ オートミックスのデータがストアされていないためリコールできません。 CANNOT REDO ____________________________ リドゥ(操作の再実行)ができません。 CANNOT SET MARK ______________________ すでに設定されているポジションにマークを設定することはできません。 CANNOT UNDO ___________________________ アンドゥ(操作の取り消し)ができません。 CD PLAY MODE NOW. ___________________ CDプレイモードのため、その操作はできません。 DIFFERENT TC FRAME TYPE ____________ 本体の設定と異なるフレームタイプのMTCを受信しています。 DIGITAL-ST-IN REC PROHIBIT. _______ DIGITAL STEREO INに入力されている信号の録音は禁止されています。 DIGITAL-ST-IN SYNC ERROR! _________ DIGITAL STEREO IN に入力されている信号がワードクロックマスターに同 期していません。 DIN TO STEREO BUS REFUSE. ___________ 信号が途絶えたため、DIGITAL STEREO IN のステレオバスカスケードを解除 しました。 DISK BUSY _______________________________ 内蔵ハードディスクの読み出し速度が十分でない、あるいは記録されたデータが 断片化していて読み出し速度が落ちている。 DRIVE NOT READY _______________________ ドライブが準備ができていません。 EFF1 INSERT RELEASED ________________ パッチライブラリーをリコールしたため、エフェクト1がインサートからはずれ ました。 EFF2 INSERT RELEASED ________________ パッチライブラリーをリコールしたため、エフェクト2がインサートからはずれ ました。 FOR EFFECT2 ONLY. _____________________ 選択したエフェクトプログラムはエフェクト2でのみ使用が可能です。 IN/OUT POINTS TOO CLOSE ____________ オートパンチ・イン/アウトの区間が短すぎます。約100msec以下には設定で きません。 INT.EFF NOW SELECTED AUX. __________ 内蔵エフェクトはAUXセンドに接続されているためインサートできません。 LOW BATTERY!! _________________________ 内蔵バッテリーの寿命が近づいています。 MAKE NEW MIX. ________________________ 編集できるイベントがありません。NEW MIXを作成してください。 付 録 389 ディスプレイメッセージリスト MARK ERASED ___________________________ マークが消去されました。 MARK SET ________________________________ マークが設定されました。 MEMORY FULL!! ________________________ ソングの空き容量がありません。1つのソングで扱える容量は最大6.4GBまでで す。 MIDI BULK RECEIVED __________________ バルクダンプを受信しました。 MIDI IN: DATA FRAMING ERROR! ____ MIDI IN端子に適正でない信号が入力されていることが考えられます。 MIDI IN: DATA OVERRUN! _____________ MIDI IN端子に適正でない信号が入力されていることが考えられます。 MIDI: RX BUFFER FULL! _______________ MIDIデータの受信量が多すぎることが考えられます。 MIDI: TX BUFFER FULL! ________________ MIDIデータの送信量が多すぎることが考えられます。 NO CURRENT AUTOMIX. ________________ 有効にできるオートミックスのデータがありません。NEW MIXを作成してくだ さい。 NO DATA TO PATCH ______________________ クイックレックのパッチが設定されていません。 NO DATA TO RECALL. ____________________ データがストアされていないためリコールできません。 NO MARK LEFT __________________________ 設定可能なマークの数を超えています。 NO MEDIA!! _____________________________ メディアがセットされていません。 NO PATCH CORD LEFT ___________________ クイックレックの制限数を超えてパッチしようとしました。 PLAY TRACK MUTE IS ON ______________ 同時録音/再生トラック数を超えるため再生トラックをミュートしました。 RECORDER BUSY _________________________ レコーダーが動作中のため操作を実行できません。 RECORDER RUNNING ____________________ レコーダーが録音・再生のため操作を実行できません。 REDO COMPLETE _________________________ リドゥ(操作の再実行)が実行されました。 REPEAT POINTS TOO CLOSE ____________ リピートの区間が短すぎます。約1秒以下には設定できません。 SELECTED ALL TRACKS __________________ 全てのトラックが選択されているため、CD-R/RWメディアへのエクスポート、も しくはトラック名編集ができません。 SELECTED AREA HAS NO DATA. _________ 選択した範囲にはトリガーデータがありません。 SELECTED AREA HAS NO REGION. _____ 選択した範囲にはリージョンがありません。 SELECTED CH IS NONE. _________________ 選択したチャンネルは存在しないので選択できません。 SELECTED CH ONLY MODE. _____________ SELECTED CH ONLYの表示モードになっているため、チャンネルを変更でき ません。 SELECTED SONG HAS NO REGION. _____ 選択したソングにはリージョンがありません。 SELECTED TRACK HAS NO REGION. ____ 選択したトラックにはリージョンがありません。 SELECTED TRACK NOT RECORDED. _____ 選択したトラックは録音されたデータがありません。 SLOT INPUT SYNC ERROR! _____________ OPTION I/Oスロットに装着されているカードの入力端子に入力されている信 号がワードクロックマスターに同期していません。 SOLO READY. _____________________________ ソロレディの状態です。 [SEL]キーでソロチャンネルを選択できます。 SOLO SLAVE. _____________________________ カスケードスレーブの時はソロのステータスを変更することはできません。マス ター側コンソールのソロキーを押してください。 SONG NUMBER FULL. ___________________ ソングの数がいっぱいです。 SONG TOP/END OUT OF RANGE _________ ソングのトップ/エンドの範囲外にロケートしました。 STEREO PAIRED. _________________________ ペアが設定されているチャンネルのダイナミクスでST LINKを解除しようとし ています。 STEREO TRACK MUTE IS OFF ___________ ステレオトラックのミュートがオフになっているため、トラックのミュートをオ フにできません。 390 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 THIS SONG IS PROTECTED. _____________ このソングはプロテクトされているため、編集・録音できません。 TO HOST: DATA FRAMING ERROR! _____ TO HOST端子に適正でない信号が入力されていることが考えられます。 TO HOST: DATA OVERRUN! ______________ TO HOST端子に適正でない信号が入力されていることが考えられます。 TO HOST: DATA PARITY ERROR! ________ TO HOST端子に適正でない信号が入力されていることが考えられます。 TO HOST: RX BUFFER FULL! ____________ TO HOST端子へのデータ受信量が多すぎることが考えられます。 TO HOST: TX BUFFER FULL! _____________ TO HOST端子からのデータ送信量が多すぎることが考えられます。 UNDO COMPLETE ________________________ アンドゥ(操作の取り消し)が実行されました。 WRONG WORD CLOCK!! ________________ 選択した同期すべき接続機器からのワードクロックが適切ではありません。 ポップアップメッセージ CD Access Error! _______________________ CDへのアクセスでエラーが発生しました。 CD Size Full! ____________________________ CDの記録長を超えるため追加できません。 CD Track Over! _________________________ 最大トラック数を超えるため追加できません。 Can't Copy This Parameter! _________ このパラメーターはコピーできません。 Can't Create Image File! ____________ ディスクがいっぱいでCDのイメージファイルを作成できません。 Can't Delete Current Song! _________ 現在ロードされているソングを削除することはできません。 Can't Delete Protected Song! ______ プロテクトが設定されているソングを削除することはできません。 Can't Edit Multiple Songs! ___________ 複数のソングに対して同時にこの編集は行えません。 Can't Optimize Protected Song! ___ プロテクトが設定されているソングをオプティマイズすることはできません。 Can't REDO _______________________________ リドゥできません。 Can't Select Current Song! __________ 現在ロードされているソングをエディットすることはできません。 Can't UNDO ______________________________ アンドゥできません。 Can't Write CD-RW by Track At Once! CD-RWにはトラックアットワンスで書き込みができません。 Change Media, Invalid Order. ______ メディアを交換してください。違う順番のメディアです。 Change Media, Not 1st Media. _____ メディアを交換してください。1番目のメディアではありません。 Change Media, Not TYPE 1 Backup. メディアを交換してください。TYPE1でバックアップされたものではありませ ん。 Change Media, Not TYPE 2 Backup. メディアを交換してください。TYPE2でバックアップされたものではありませ ん。 Change Media, Please. _______________ 異なる種類のメディアなので交換してください。 Device Error! ___________________________ SCSIデバイスに問題があります。 Directory Name Too Long! __________ ディレクトリの名前が長すぎて表示できません。 Directory Not Found! _________________ 指定されたディレクトリが見つかりません。 Disk Full! ________________________________ ディスクに空き容量がありません。 File System Error! _____________________ 内蔵ハードディスクのファイルシステムにエラーが発生しました。 Finalized Media! ______________________ すでにファイナライズされたメディアです。 Invalid Parameter! ___________________ パラメーターの設定できる範囲を超えています。 Media Error! ____________________________ メディアに問題があります。 Media Full! ______________________________ メディアに空き容量がありません。 Media Protected! _____________________ メディアにライトプロテクトがかかっています。 付 録 391 ディスプレイメッセージリスト No Song to Backup! ___________________ バックアップするソングがありません。 No Song to Edit! _______________________ エディットするソングが選択されていません。 No Song to Load! ______________________ ロードするソングがありません。 No Song to Restore! __________________ リストアするソングがありません。 No Song to Save! ______________________ セーブするソングがありません。 No Song to Write! _____________________ CDに書きこむソングが選択されていません。 No Song! _________________________________ ソングが見つかりません。 No Stereo Track! ______________________ ステレオトラックがありません。 No Track to Open Wave Display! ___ 波形表示するトラックのデータがありません。 Not WAV Drive! ________________________ 選択したドライブにはWAVファイルがありません。 Not WAV File! ___________________________ WAVファイルがありません。 Partition Not Found! _________________ 指定されたパーティションが見つかりません。 Recall Channel Data Conflict! ______ そのチャンネルで正しく読み込むことのできないチャンネルライブラリーです。 SCSI Error! ______________________________ SCSIの接続でエラーが発生しました。 Selected Drive is not CD Drive! ____ 選択したドライブはCDドライブではありません。 Selected Drive is not Connected! _ 選択したドライブは接続されていません。 Selected Preset is Effect2 Only! ___ 選択されたプリセットは、エフェクト2でのみ使用できます。 Selected Song Status Conflict! _____ サンプリング周波数、あるいはビット数が異なるソングのため、トラックをイン ポートできません。 Selected Track is not Recorded! ___ 選択したトラックは録音されていません。 Too Many Regions! ____________________ リージョンが多すぎます。 Too Small Region! _____________________ リージョンが小さいためタイムコンプレッション/エクスパンションを実行でき ません。 電源投入時のメッセージ Unformatted HDD ______________________ 内蔵ハードディスクがAW2816用にフォーマットされていません。新品のハー ドディスクを装着した場合、このメッセージが表示されます。 Recognized AW4416-Formated HDD AW4416用にフォーマットされたハードディスクが装着されています。 Can not find HDD _______________________ 内蔵ハードディスクが装着されておらず、正常に起動できません。 Illegal HDD! _____________________________ 内蔵ハードディスクに異常が見つかり、正常に起動できません。 Format OK ? [Y (Enter)/N (Any)] ___ A W 2 8 1 6 用にフォーマットする場合、[ E N T E R ] キーを押してください。 AW2816用にフォーマットせずに内蔵ハードディスクを交換する場合は、アク セスインジケーターが点灯していないことを確認し電源を切ってください。 392 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 仕 様 一般仕様 周波数特性 0 +1/−3dB、20Hz∼20kHz(MIC/LINE - STEREO OUT) 全高調波歪 (Nominal Input/Output Level) 0.02%以下1kHz(LINE IN→STEREO OUT) 20kHz 0.2%以下1kHz(MIC IN→STEREO OUT) ダイナミックレンジ 109dB typ. (Maximum Level to Noise Level) 20kHz LPF、 IHF-A DAコンバーター(STEREO OUT) 103dB min. DAコンバーター(STEREO OUT) 104dB typ. AD+DA(LINE IN→STEREO OUT) 98dB min. AD+DA(LINE IN→STEREO OUT) AD コンバーター 24ビットリニア/64倍オーバーサンプリング DAコンバーター 24ビットリニア/128倍オーバーサンプリング 内部処理 32ビット サンプリング周波数 内部44.1kHz(±6%)/48kHz(±6%) 外部44.1kHz(−6%)∼ 48kHz(+6%) オーディオ入力部 MIC/LINE 8チャンネル DIGITAL STEREO IN 2チャンネル(ステレオ×1) miniYGDAIカード(オプション) 最大8チャンネル オーディオ出力部 STEREO OUT 2チャンネル(ステレオ×1) OMNI OUT 4チャンネル MONITOR OUT 2チャンネル(ステレオ×1) PHONES 2チャンネル(ステレオ×1) DIGITAL STEREO OUT 2チャンネル(ステレオ×1) miniYGDAIカード(オプション) 最大8チャンネル ミキシングレイヤー部 INPUT チャンネル 28チャンネル 8チャンネル 内部エフェクトリターン 4チャンネル(ステレオ×2) 再生 16チャンネル (16トラックダイレクト再生)またはステレオ2チャンネル (ステレオ トラック) 内部エフェクト部 マルチエフェクト×2基 バス部 バス 18チャンネル 8チャンネル AUX 6チャンネル STEREO 2チャンネル(ステレオ×1) ソロ 2チャンネル(ステレオ×1) 付 録 393 仕 様 レコーダー部 メディア 2.5インチIDE ハードディスクドライブ ファイルシステム AW2816オリジナルフォーマット 量子化ビット 16ビット/24ビット サンプリング周波数 44.1kHz/48kHz トラック数 130トラック(16トラック×8バーチャルトラック、ステレオトラック) 最大録音時間 約230分(44.1kHz、16ビット、16トラック、20GB HDD) 電源 100V 35W* 50/60Hz * オプション装備時 55W 最大外形寸法 480.0×141.0×428.9mm 重量 9.5kg 動作環境温度 5∼35°C オプション 2.5インチHDD (HDD 25-20G/DARA-212000) 、 ミニYGDAIカード (MY8-AT、 MY8-TD、 MY8-AE、MY8-AD、MY4-AD、 MY4-DA、AP8-AD、AP8-DA)、フット スイッチ FC5 ミキサー部 ●入出力 MIC/LINE チャンネル1、2(バランス型、XLRタイプTRSフォーン) +48V直流ファンタム電源供給 PEAK LED −3dB(クリッピングレベル) 入力インピーダンス 3kΩ 定格入力レベル −46dB∼+4dB 最小入力レベル −52dB 最大入力レベル +22dB MIC/LINE入力 PEAK LED −3dB(クリッピングレベル) 入力インピーダンス 3kΩ 定格入力レベル −46dB∼+4dB 最小入力レベル −52dB 最大入力レベル +22dB MIC/LINE入力(Hi-Z) 入力インピーダンス チャンネル8(アンバランス型、フォーン) 500kΩ 定格入力レベル −46dB∼+4dB 最小入力レベル −52dB 最大入力レベル +20dB STEREO OUT L,R(アンバランス型、RCAピン) 出力インピーダンス 1kΩ 定格負荷インピーダンス 10kΩ 定格出力レベル −10dBV 最大出力レベル +8dBV MONITOR OUT 出力インピーダンス 394 チャンネル3∼8(バランス型、TRSフォーン) L,R(バランス型、TRSフォーン) 150Ω 定格負荷インピーダンス 10kΩ 定格出力レベル +4dB 最大出力レベル +22dB 付 録 OMNI OUT 出力インピーダンス 1∼4(アンバランス型、フォーン) 1kΩ 定格負荷インピーダンス 10kΩ 定格出力レベル 0dB 最大出力レベル +18dB PHONES (アンバランス型、TRSフォーン) 定格負荷インピーダンス 8∼40Ω 最大出力レベル 100mW+100mW(40Ω負荷) DIGITAL STEREO I/O コアキシャル(RCAピン) オプションカードスロット スロット×1 デジタルI/O 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 MY8-AT(Adat) MY8-TD(Tascam) MY8-AE(AES/EBU) アナログ入力 MY8-AD(TRSフォーン×8) MY4-AD(XLR×4) AP8-AD(Apogee) アナログ出力 MY4-DA(XLR×4) AP8-DA(Apogee) * 0dB=0.775Vrms、0dBV=1.0Vrms ●デジタルミキサー 入力チャンネル(インプットチャンネル1∼8、モニターチャンネル1∼16) アッテネーター、 フェイズ (ノーマル/リバース) 、 イコライザー (4バンドPEQ) 、 ダイ ナミックス、ディレイ、オン/オフ、 フェーダー(60mm モーター付き) 、パン、バスア サイン(ステレオ、バス、AUX、ソロ、ダイレクトアウト) 内蔵エフェクトリターン アッタネーター、 フェイズ (ノーマル/リバース) 、 イコライザー (4バンドPEQ) 、 ディ レイ、 オン/オフ、 フェーダー (60mm モーター付き) 、 パン、 バスアサイン (ステレオ、 バス、AUX、ソロ) バス ステレオL,R アッテネーター、イコライザー(4バンドPEQ)、ダイナミックス、オン/オフ、フェー ダー(60mm モーター付き)、バランス バス1∼8 アッテネーター AUX1∼6 アッテネーター ソロL,R フェーダー 60mmモーター付き×9 付 録 395 仕 様 レコーダー部 量子化ビット数 16ビット/24ビット(ソングごとに設定) サンプリング周波数 44.1kHz/48kHz(ソングごとに設定) 同時録音再生最大トラック数 8トラック同時録音/16トラック同時再生(16ビットソング使用時) 16トラック録音再生(24ビットソング使用時) トラック数 130トラック(16トラック×8バーチャルトラック、ステレオトラック) ●ファイルシステム ファイルシステム オリジナル 内蔵HDD 2.5インチIDE 最大HDD容量 1HDD当たり最大ソング数 64GB/6.4GB per 1 song 約30,000ソング ●編集 ソング編集 ネーム、コメント、デリート、コピー、オプティマイズ、プロテクト、フェードイン/ア ウト、インポート トラック編集 ネーム、 イレース、 コピー、 エクスチェンジ、 スリップ、 タイムコンプレション/エクス パンション、ピッチチェンジ、インポート、アペンド、エクスポート パート編集 イレース、 デリート、 コピー、 ムーブ、 インサート、 タイムコンプレション/エクスパン ション、ピッチチェンジ、エクスポート、アペンド リージョン編集 ネーム、 イレース、 デリート、 コピー、 ムーブ、デバイド、 トリムイン/アウト、 タイムコ ンプレション/エクスパンション、ピッチチェンジ、インポート、エクスポート ●その他 ロケート ダイレクトロケート データエントリーサーチ(時間、小節) クイックロケート スタート、エンド、RTZ、 A/B、 ラストレックイン/ア ウト、ロールバック パンチI/O 396 マニュアルパンチI/O、オートパンチI/O 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 コントロール アナログ部 インプット(チャンネル1∼8) ゲインボリューム インプット(チャンネル1、2) +48V(ファントムスイッチ) アウトプット フォーンズレベル、モニターアウトレベル ミキサー部 WORK NAVIGATEキー SONG、FILE、CD、QUICK REC UNITキー SETUP、UTILITY、MIDI、PATCH MIXERキー VIEW、 PAN、EQ、DYN FADER MODEキー AUX1、AUX2、 AUX3、AUX4、AUX5、AUX6、REMOTE、HOME MIXING LAYERキー 1-8(INPUT)、1-8(RECORDER)、9-16(RECORDER) ONキー、SELキー、フェーダー INPUT 1-8、RECORDER 1-8、RECORDER 9-16、STEREO ONキー、SELキー、エンコーダー RTN1、RTN2 SOLOキー ファンクションキー SHIFT、F1、F2、F3、F4、F5、CTRL レコーダー部 TRACK CUEキー METERキー REC TRACK SELECTキー 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、 13、14、15、16、ST、ALL SAFE RECORDERキー TRACK、EDIT ロケートキー NUM LOCATE、 、 、MARK、 AUTO PUNCH、 IN、OUT、 SET、 REPEAT、 A、 B、 トランスポートキー REW、 FF、STOP、PLAY、REC ROLLBACK、 、RTZ、 、CANCEL その他 AUTOMATIONキー AUTOMIX/SCENE SCENE MEMORYキー STORE/−/+/RECALL UNDOキー REDOキー JOG ONキー CURSORキー データエントリー / / / JOG/SHUTTLEダイアル ENTERキー ディスプレイ 320×240ドットグラフィックLCD(コントラストコントロール付き) 外部コントロール MIDI IN 5ピンDIN MIDI OUT/THRU 5ピンDIN MTC OUT 5ピンDIN TO HOST 8ピンミニDIN SCSI 50ピンハーフピッチD-SUB フットスイッチ PHONE 付 録 397 寸法図 寸法図 480 141 428.9 7.6 単位:mm 仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。 398 付 録 MIDIデータフォーマット 1. 機能 1.7 MTCスレーブ同期 MIDI SETUPメニューより[MTC SYNC]でSLAVEを選択する と、 MIDI INまたはTO HOST端子から入力されるMTCに従って 内部のレコーダーを同期して動作させる事ができます。 1.1 MIDI - SETUP シリアル端子は、 MIDI端子とTOHOST端子の2つがあります。 そ れぞれ同じ機能を持っており、接続先の機器の種類によってど ちらを使うかを選択します。どちらも、 MIDIのフォーマットで 通信を行います。 また、TOHOST端子は、通信対象によって、 通信方式を選択する 必要があります。通信方式は以下の通り。 なお、どちらのポートを選んでもMTC OUT端子からはMTCが 出力されます。 MTC OUT端子から出力されるMTCはハードウェアで生成され るため非常に高精度のものとなっています。 MIDI OUT/THRU端子はどちらか選択して使用する事ができま す。THRUが選ばれた場合MIDI IN端子の入力がそのままMIDI OUT/THRU端子から出力されます。 名称 通信速度 1.8 パラメータのリアルタイムコントロール 内部パラメータをコントロールチェンジやパラメータチェンジ によってリアルタイムに入出力できます。 1.9 シーンメモリや各種ライブラリデータの転送 バルクダンプ機能を使ってデータを他の機器に転送したり、他 の機器の設定を本機にコピーする事ができます。 1.10 MIDI REMOTE ユーザーが自由に作成したMIDIデータをフェーダーやONキー に合わせてAW2816から出力する事ができます。 対象 2. 本体の設定や操作 ------+-------+--------------------------- PC1 PC2 Mac 31.25k 38.4k 31.25k for NEC PC9800 series for DOS/V,NEC PC9800 series for Macintosh (CLOCK=1MHz) 2.1 MIDI-SETUP 2.1.1 MIDI Channel 2.1.1.1 Transmit channel 送信に使用するMIDI channelを設定します。 ただし、 リクエストに対する送信は、 送信した機器を特定するた めに、Receive Channelで送信します。 1.2 SCENE CHANGE Program Change Messageを受信すると、 [Program Change Assign Table]に従って、SceneをRecallします。 Program Change Messageを送信する場合には、 [Program Change Assign Table] に従って、Program No.を送信します。そのMemory No.が複数のProgram No.に割り当てられている場合には、一番 小さい番号のProgram No.を送信します。 ( [Midi Program Change Assign Table] に設定されていないMemory No.がRecallされた場 合には、 後述のParameter Change (Function Call) が送信されます) 2.1.1.2 Receive channel 受信に使用するMIDI channelを設定します。 MIDI情報は、 基本的 にMIDI Channelが一致しないと受信しませんが、 OMNIがONに なっている場合には、channelに関わりなく受信します。 2.1.2 ON/OFF 1.3 MMC CONTROL STOP/PLAY/REC/LOCATEなど基本的なレコーダー操作を制御 する事ができます。 MIDI SETUPメニューよりMMC MASTERを選択すると、 トラン スポートの動作に合わせて、 MMCコマンドを送信します。 MMC SLAVEを選択すると、受信したMMCコマンドに応じて内部レ コーダーが動作します。 2.1.2.1 Program change 受信や送信の可・不可を設定します。また、OMNIをONにする と、 MIDI channelに関わりなく受信を行います。 ECHOがONの場 合には、channelに関わりなくECHOします。 2.1.2.2 Control change 受信や送信の可・不可を設定します。また、OMNIをONにする と、MIDI channelに関わりなく受信を行います。 ECHOがONの場合には、channelに関わりなくECHOします。 1.4 EFFECT CONTROL EFFECTのタイプによっては、NOTE ON/OFFを取り込んで、制 御に使用します。 設定は、それぞれのEFFECTのパラメーターで行います。 2.1.2.3 Parameter change 受信や送信の可・不可を設定します。また、OMNIをONにする と、MIDI channelに関わりなく受信を行います。 ECHOがONの場合には、channelに関わりなくECHOします。 1.5 MIDI CLOCK送信 MIDI SETUPメニューより[MIDI CLK]をONにすると、PLAY/ REC中にMIDI CLOCKを送信する事ができます。 M I D I C L O C K 送信モードのときには操作に応じてS O N G POSITION POINTERやSTART/STOP/CONTINUEコマンドも発 行され、PLAY/REC中はMIDI TEMPO MAPに従ってMIDI CLOCKが送信されます。 1.6 MTCマスター MIDI SETUPメニューより[MTC] をONにすると、 PLAY/REC中 にMTCを送信する事ができます。 MTC OUT端子からは [MTC] の設定に関わらず常にMTCが送信 されます。 2.1.2.4 Bulk 受信の可・不可を設定します。 2.1.3 MMC Device ID MMCコマンドを送受信するときのIDナンバーを指定します。 2.1.4 MIDI/HOST シリアル通信をMIDI IN/OUT端子かTO HOST端子のどちらを 使うか選択します。 (MTC OUTに関しては常にMTC OUT端子から出力されます) 付 録 399 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 MIDIデータフォーマット 2.1.5 OUT/THRU MIDI OUT/THRU端子をOUTとして使うかTHRUとして使うか を選択します。 THRUにした場合、MIDI IN端子からの入力がそのままMIDI OUT/THRU端子から出力されます。 MIDI/HOST設定の状態に関わらずTHRUを選択した場合には THRU端子として機能します。MIDI OUTとして使う場合は MIDI/HOST設定がOUTになっていなければなりません。 3.4 SYSTEM EXCLUSIVE MESSAGE 3.4.1 Real Time System Exclusive 3.4.1.1 MMC command rx/tx function -------------------------------+-------+----------------------------------------------01 STOP rx/tx トランスポートストップ 02 PLAY rx トランスポート再生 03 DEFERRED PLAY rx/tx トランスポート再生 04 FAST FOWARD rx/tx トランスポート早送り 05 REWIND rx/tx トランスポート巻き戻し 06 RECORD STROBE rx トランスポート録音・パンチイン 07 RECORD EXIT rx トランスポートパンチアウト 0F RESET rx/tx MMCリセット 40 WRITE rx 情報フィールド書き込み 44 LOCATE rx/tx トランスポートロケート 2.1.6 TO HOST TOHOST端子を選択した場合には、 通信相手の種類に応じて3種 類の中から選択します。 2.1.7 MIDI CLK ON/OFF MIDI CLKを使うかを設定します。 ONにした場合はMIDI CLKをMIDI/HOSTで選択した端子から 出力します。 3.4.2 Bulk Dump & Request data name rx/tx function ------+------+----------------------------------'M' rx/tx Scene Memory & Request 'S' rx/tx Setup Memory & Request 'R' rx/tx Remote Memory & Request 'Q' rx/tx Equalizer Library & Request 'Y' rx/tx Dynamics Library & Request 'E' rx/tx Effect Library & Request 'T' rx/tx Patch Library & Request 'H' rx/tx Channel Library & Request 'A' rx/tx Automix Memory & Request 'P' rx/tx Program Change Assign Table & Request 'C' rx/tx Control Change Assign Table & Request 2.1.8 MTC ON/OFF MTCを使うかを設定します。 ONにした場合はMTCをMIDI/HOSTで選択した端子から出力し ます。 MTC OUT端子からはこの設定の状態に関わらず、常にMTCが 出力されます。 2.2 Program change assign table Program Change No.と、Scene no.との対応表で、自由に設定が可 能です。 送受信ともに、変換に使用します。 3.4.3 Parameter Change Parameter type rx/tx function ------+------+----------------------------------0x00 rx/tx edit buffer (byte operation format) 0x01 rx system memory (byte operation format) 0x02 rx/tx function call (mem/lib recall,mem/ lib store) 0x10 rx/tx edit buffer (7bit operation format) 0x40 rx/tx edit buffer (bit operation format) 0x41 rx system memory (bit operation format) 0x43 rx controller (key remote) (bit operation format) 2.3 Control change assign table Control Change No.と、パラメータ名との対応表で、自由に設定 が可能です。 送受信ともに、変換に使用します。 3. MIDI Format 一覧 3.1 CHANNEL MESSAGE command rx/tx function -------------------------------+-------+----------------------------------------------8n NOTE OFF rx 内蔵エフェクトのコントロール 9n NOTE ON rx 内蔵エフェクトのコントロール Bn CONTROL CHANGE rx/tx パラメータエディット(Control Change Assign Tableを使用) Cn PROGRAM CHANGE rx/tx シーンメモリーの切り替え(Program Change Assign Tableを使用) 3.2 SYSTEM COMMON MESSAGE command rx/tx function -------------------------------+-------+----------------------------------------------F1 MIDI TIME CODE rx/tx MTCの送信(MTCマスター時)、MTC の受信(MTCスレーブ時) F2 SONG POSITION POINTER tx SPPの送信(MIDI CLOCK使用時) 3.3 SYSTEM REAL TIME MESSAGE command rx/tx function -------------------------------+-------+----------------------------------------------F8 TIMING CLOCK tx MIDI CLOCKの送信(MIDI CLOCK 使用時) FA START tx スタートコマンドの送信(MIDI CLOCK使用時) FB CONTINUE tx コンティニューコマンドの送信 (MIDI CLOCK使用時) FC STOP tx ストップコマンドの送信(MIDI CLOCK使用時) FE ACTIVE SENSING rx MIDIケーブルの接続チェック FF RESET rx ランニングステータスのクリア 400 4. MIDI Format 詳細仕様 4.1 NOTE OFF (8n) 《 受信 》 [Rx CH]が一致した場合に受信します。 EFFECTの制御に使用されます。詳細は下記を参照のこと。 STATUS DATA 1000nnnn 8n 0nnnnnnn nn 0vvvvvvv vv Note Off Message Note No. Velocity (ignored) 4.2 NOTE ON (9n) 《 受信 》 [Rx CH]が一致した場合に受信します。 EFFECTの制御に使用されます。詳細は下記を参照のこと。 velocityが0x00の場合は、NOTE OFFと同様です。 STATUS DATA 1001nnnn 9n 0nnnnnnn nn 0vvvvvvv vv Note On Message Note No. Velocity (1-127:On, 0:off) ※NoteによるEFFECTの制御 1:Dynamic Flange/Dynamic Phase/Dynamic Filter SOURCEというパラメータをMIDIにしたとき、Note On/Off共 に、VelocityでModulationの周波数幅を制御します。 付 録 4.3 CONTROL CHANGE (Bn) 4.6 SONG POTISION POINTER(F2) 《 受信 》 [Control Change RX]がONで、 [Rx CH]が一致した場合に受信 します。ただし[OMNI]がONの場合、チャンネルに関わらず受 信します。 [Control Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 [Control Change Assign Table]の設定に従って、 パラメーターを 制御します。 [Control Change Assign Table]の画面を表示中に受信した場合、 カーソル位置をそのcontrol no.に移動します。 《 送信 》 [Control Change TX] がONの場合、 [Control Change Assign Table] で設定されているパラメーターを操作したときに、 [Tx CH]の チャンネルで送信します。 [Control Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 STATUS DATA 1011nnnn Bn 0ccccccc cc 0vvvvvvv vv 《 受信 》 [Program Change RX]がONで、 [Rx CH]が一致した場合に受信 します。ただし[OMNI]がONの場合、チャンネルに関わらず受 信します。 [Program Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 [Program Change Assign Table]の設定に従って、 Scene Memory をリコールします。 4.5 MIDI TIME CODE QUARTER FRAME(F1) 《 送信 》 [MTC]がONのときのMIDI OUT端子、 またはMTC OUT端子か らは、レコーダーをPLAY/RECするとレコーダーのタイムコー ドの動きに合わせてQUARTER FRAMEを送信します。 4.7 TIMING CLOCK(F8) 《 送信 》 [MIDI CLK] がONのとき、 レコーダーをPLAY/REC開始すると、 停止するまでMIDI TEMPO MAPに従って送信します。 STATUS STATUS 11110001 F1 0nnndddd dd Timing Clock 11111010 FA Start 4.9 CONTINUE(FB) 《 送信 》 [MIDI CLK] がONのとき、 レコーダーをPLAY/REC開始時、 現在 の開始位置が第1小節目以外のときに送信します。 STATUS 11111011 FB Continue 4.10 STOP(FC) 11111100 FC Stop 4.11 ACTIVE SENSING (FE) 《 受信 》 受信後300ms以内に何も受信しなかった場合には、Running Statusのクリアなど、MIDIの通信を初期化します。 STATUS 11111110 FE Active Sensing 4.12 RESET 《 受信 》 ResetのMessageを受信した場合、Running Statusのクリアなど、 MIDIの通信を初期化します。 STATUS 11111111 FF Reset 4.13 EXCLUSIVE MESSAGE (F0-F7) 4.13.1 MMC 4.13.1.1 MMC STOP 《 送信 》 STOPキーが押されたときにDEVICE NO.を7Fとして送信しま す。 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 して停止します。 《 受信 》 [MTC SYNC] がSALVEのとき受信します。 リアルタイムに受信 したQUARTER FRAMEを内部で組み立ててできたタイムコー ド値を基にレコーダーを制御します。 STATUS DATA 11111000 F8 《 送信 》 [MIDI CLK] がONのとき、 レコーダーをPLAY/REC開始時、 現在 の開始位置が第1小節目のときに送信します。 STATUS 《 送信 》 [P r o g r a m C h a n g e T X]がO N の場合、リコールしたときに [Program Change Assign Table]の設定に従い、 [Tx CH]のチャ ンネルで送信します。 リコールしたmemory no.が複数のprogram no.に割り当てられている場合には、 一番小さい値のprogram no. を送信します。 ( [Program Change Assign Table] に設定されていないMemory No. がRecallされた場合には、 後述のParameter Change(Function Call) が送信されます) [Program Change ECHO]がONの場合には、 ECHOします。 Program Change Program No. (0-127) 11110010 F2 Song Position Pointer 0ddddddd dd0 data( H) high 7 bits of 14 bits data 0ddddddd dd1 data( L) low 7 bits of 14 bits data 《 送信 》 [MIDI CLK]がONのとき、レコーダーをSTOPすると送信しま す。 4.4 PROGRAM CHANGE (Cn) 1100nnnn Cn 0nnnnnnn nn STATUS DATA 4.8 START(FA) Control Change Control No. (0-95, 102119) Control Value (0-127) control valueをパラメーター値に変換する計算式は以下の通り。 C = 128 (byte parameter) 16384 (word parameter) S = パラメーターの全可変ステップ数 C / S = X 余り Y INT((Y+1)/2) = Z (MIDI DATA - Z) < 0の場合→ param = 0 ((MIDI DATA - Z)/X) > MAXの場合→ param = MAX それ以外の場合→ param = INT((MIDI DATA -Z)/X) STATUS DATA 《 送信 》 [MIDI CLK]がONのとき、レコーダーをSTOP、LOCATEを行っ たとき、次にSTART/CONTINUEでスタートするソングポジ ションを送信します。 Quarter Frame Message nnn = message type (0-7) dddd = data 付 録 STATUS ID No. Device ID 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 EOX 00000001 01 11110111 F7 System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Stop(MCS) End Of Exclusive 401 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 MIDIデータフォーマット 4.13.1.2 MMC PLAY 4.13.1.6 MMC RECORD STROBE 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 して再生を開始します。 STATUS ID No. Device ID 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 EOX 00000010 02 11110111 F7 System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Play(MCS) End Of Exclusive 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 します。 停止中の場合は録音を開始し、 再生中の場合はパンチイ ンします。 STATUS ID No. Device ID 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 EOX 00000110 06 11110111 F7 System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Record strobe End Of Exclusive 4.13.1.3 MMC DEFERRED PLAY 《 送信 》 PLAYキーが押されたときにDEVICE NO.を7Fとして送信しま す。 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 して再生を開始します。 STATUS ID No. Device ID 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 EOX 00000011 03 11110111 F7 《 送信 》 FFキーが押されたとき、またはシャトルを右方向に回してCue モードに入ったときにDEVICE NO.を7Fとして送信します。 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 して早送りを開始します。 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 EOX 00000110 04 11110111 F7 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 します。録音中の場合はパンチアウトします。 System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Deferred play(MCS) End Of Exclusive 4.13.1.4 MMC FAST FORWARD STATUS ID No. Device ID 4.13.1.7 MMC RECORD EXIT 4.13.1.5 MMC REWIND 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 EOX 00000101 05 11110111 F7 Command 00000110 06 EOX 00000111 07 11110111 F7 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 し、 MMCに関する内部状態を電源ON時の状態にリセットしま す。 STATUS ID No. Device ID 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 EOX 00001101 0D 11110111 F7 System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Reset End Of Exclusive 4.13.1.9 MMC WRITE 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 し、指定された情報フィールドにデータを書き込みます。 STATUS ID No. Device ID 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 01000000 40 0ccccccc cc 0nnnnnnn nn System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Rewind(MCS) End Of Exclusive 0ddddddd dd : : 0nnnnnnn nn EOX 402 System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Record Exit End Of Exclusive 《 送信 》 Songのロードが終了したときににDEVICE NO.を7Fとして送信 します。 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致するか、7Fのときに受信 して巻き戻しを開始します。 STATUS ID No. Device ID 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd 4.13.1.8 MMC RESET System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Fast Forward(MCS) End Of Exclusive 《 送信 》 REWINDキーが押されたとき、またはシャトルを左方向に回し てReviewモードに入ったときにDEVICE NO.を7Fとして送信し ます。 STATUS ID No. Device ID 付 録 11110111 F7 System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Write Byte Count Writeable Information Field name Format defined by the Information Filed name More nn dd... pairs as required.. End Of Exclusive 4.13.1.9.1 MMC INFORMATION FIELD - TRACK RECORD READY 4.13.2.1 Scene Memory Bulk Dump Format STATUS ID No. 《 受信 》 MMC SLAVE時 [DEVICE NO.] が一致した場合受信し、 Standard Track Bitmapのデータに応じてレコーダートラックのREC SELECTをON/OFFします。 01001111 4F 0nnnnnnn nn 0aaaaaaa aa 0bbbbbbb bb 0ccccccc cc SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00010110 16 BYTE COUNT (LOW) 00010101 15 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01001101 4D 0mmmmmmm mm Track Record Ready (Information Field name) Data Length (0:all track off, 3:record track on) 1-2tr rec track On (Standard Track Bitmap) 3-9tr rec track On 10-16tr rec track On 4.13.1.10 MMC LOCATE(TARGET) 《 送信 》 MARK SEARCH/IN/OUT等ロケートに関するキーが押されたと き、 FF/REW/シャトル操作を行った後、 オートパンチのPreRollポ イントに戻るとき、リピート時にDEVICE NO.を7Fとして送信 します。 《 受信 》 MMC SLAVE時[DEVICE NO.]が一致した場合受信し、コマン ドデータ中に指定されたタイムコード位置にロケートします。 STATUS ID No. Device ID 11110000 F0 01111111 7F 0ddddddd dd Command 00000110 06 EOX 01000100 00000110 00000001 0hhhhhhh 0mmmmmmm 0sssssss 0fffffff 0sssssss 11110111 44 06 01 hh mm ss ff ss F7 11110000 F0 01000011 43 System Exclusive Message Real Time System Exclusive Destination (00-7E, 7F:all call) Machine Control Command(mcc) sub-id Locate byte count "target" sub command hour (Standard Time Code) minute second frame sub-frame End Of Exclusive DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 2837(2827+10)bytes 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'M' m=0-96,127(Scene Memory No.0-96, edit buffer) Receive is effective No.196,127 Scene Memory(33+(1361*2) bytes) ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 先頭から33byteはID + Protect + titleで、7bitです。それ以降 1363byteは全て4bit分割します。 4.13.2.2 Scene Memory Bulk Dump Request Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0010nnnn 2n FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01001101 0mmmmmmm 4.13.2 Bulk Dump & Request 本体内に記憶された各種メモリーの内容を入出力します。 本機のデータかどうかは固有のHeaderで認識します。 CHECK SUMは、 BYTE COUNT(LOW) の後からCHECK SUMの 前までを足してbitを反転して1を足し (2の補数)、 bit7を0として 計算されます。 CHECK SUM = ( -sum) & 0x7F EOX 《 受信 》 [Bulk RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 BULK DUMPを受信すると、直ちに指定されたメモリーに書き 込まれます。 BULK DUMP REQUESTを受信すると、直ちに Bulk Dumpを送 信します。 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 4D mm 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'M' m=0-97,127(Scene Memory No.0-97, edit buffer) End Of Exclusive 4.13.2.3 Setup Memory Bulk Dump Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00000100 04 BYTE COUNT (LOW) 00001010 0A 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01010011 53 00100000 20 DATA 0ddddddd ds : : 0ddddddd de 《 送信 》 [MIDI-BULK]画面にて、キー操作によって、 [Tx CH]のチャン ネルで送信します。 Bulk Dump Requestに対しては、 [Rx CH]のチャンネルで、Bulk Dump Messageを送信します。 付 録 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 522(512+10)bytes 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'S' ' ' Setup Memory(256*2bytes) 403 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 MIDIデータフォーマット CHECK SUM 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 4.13.2.7 Equalizer Library Bulk Dump Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 全データ4bit分割です。 SUB STATUS 0000nnnn 0n 4.13.2.4 Setup Memory Bulk Dump Request FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00000000 00 BYTE COUNT (LOW) 00111010 3A 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01010001 51 0mmmmmmm mm Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0010nnnn 2n FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01010011 00100000 EOX 11110111 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 53 20 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'S' ' ' End Of Exclusive DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 4.13.2.5 Remote Memory Bulk Dump Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00001010 0A BYTE COUNT (LOW) 00001110 0E 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01010010 52 0bbbbbbb bb DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 1294(1284+10)bytes 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'R' b = 0-3(bank no.A-D) Remote(Internal Parameter) Memory(642*2bytes) STATUS ID No. FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01010010 0bbbbbbb EOX 11110111 404 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 52 bb F7 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0010nnnn 2n FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01010001 0mmmmmmm ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 4.13.2.6 Remote Memory Bulk Dump Request Format SUB STATUS 0010nnnn 2n 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'Q' m= 0-127 (Equalizer Library No.1-128) Receive is effective No.41-128 Equalizer Library Memory(16+(16*2)bytes) ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 4.13.2.8 Equalizer Library Bulk Dump Request Format EOX 11110000 F0 01000011 43 58(48+10)bytes 先頭から16byteはtitleで、7bitです。それ以降17byteは全て4bit分 割します。 全データ4bit分割です。 STATUS ID No. System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 51 mm 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'Q' m= 0-127 (Equalizer Library No.1-128) End Of Exclusive 4.13.2.9 Dynamics Library Bulk Dump Format STATUS ID No. System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'R' b = 0-3(bank no.A-D) End Of Exclusive 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00000000 00 BYTE COUNT (LOW) 00101000 28 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01011001 59 0mmmmmmm mm 付 録 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 40(30+10)bytes 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'Y' m= 0-127 (Dynamics Library No.1-128) Receive is effective No.41-128 DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 Dynamics Library Memory(16+(7*2)bytes) 4.13.2.12 Effect Library Bulk Dump Request Format STATUS ID No. ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive SUB STATUS 0010nnnn 2n 先頭から16byteはtitleで、7bitです。 それ以降7byteは全て4bit分割 します。 FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01000101 0mmmmmmm 4.13.2.10 Dynamics Library Bulk Dump Request Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0010nnnn 2n FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01011001 0mmmmmmm EOX 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 59 mm 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'Y' m= 0-127 (Dynamics Library No.1-128) End Of Exclusive EOX 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00000000 00 BYTE COUNT (LOW) 01110000 70 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01000101 45 0mmmmmmm mm DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 45 mm 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'E' m= 0-127 (Effect Library No.1-128) End Of Exclusive 4.13.2.13 Patch Library Bulk Dump Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00000000 00 BYTE COUNT (LOW) 01101110 6E 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01010100 54 0mmmmmmm mm 4.13.2.11 Effect Library Bulk Dump Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 112(102+10)bytes 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'E' m= 0-127 (Effect Library No.1-128) Receive is effective 42128 Effect Library Memory(16+(43*2)bytes) DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 110(100+10)bytes 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'T' m= 0-20 (Patch Library No.0-20) Receive is effective No.120 Effect Library Memory(16+(42*2)bytes) ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 先頭から12byteはtitleで、7bitです。それ以降41byteは全て4bit分 割します。 4.13.2.14 Patch Library Bulk Dump Request Format STATUS ID No. ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0010nnnn 2n 先頭から12byteはtitleで、7bitです。それ以降41byteは全て4bit分 割します。 FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01010100 0mmmmmmm EOX 付 録 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 54 mm 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'T' m= 0-20 (Patch Library No.0-20) End Of Exclusive 405 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 MIDIデータフォーマット 0xxxxxxx xx 0xxxxxxx xx 4.13.2.15 Channel Library Bulk Dump Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00000000 00 BYTE COUNT (LOW) 01110000 70 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01001000 48 0mmmmmmm mm DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 0ttttttt tt : : 0ttttttt tt 0ddddddd ds 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'H' m= 0-64 (Channel Library No.0-64) Receive is effective No.264 Effect Library Memory(16+(43*2)bytes) SUB STATUS 0010nnnn 2n FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01001000 0mmmmmmm EOX 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 48 mm 11110111 F7 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00010000 10 BYTE COUNT (LOW) 00011110 1E 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01000001 41 0mmmmmmm mm DATA 406 0xxxxxxx xx 0xxxxxxx xx 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0010nnnn 2n FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01000001 0mmmmmmm ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive EOX ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 41 mm 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'A' m= 0-16 (Channel Library No.1-16, current buffer) End Of Exclusive 4.13.2.19 Program Change Assign Table Bulk Dump Format STATUS ID No. System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'H' m= 0-64 (Channel Library No.0-64) End Of Exclusive 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00000001 01 BYTE COUNT (LOW) 00001010 0A 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01010000 50 00100000 20 DATA 0ddddddd ds 4.13.2.17 Automix Bulk Dump Format STATUS ID No. 11110111 F7 STATUS ID No. 4.13.2.16 Channel Library Bulk Dump Request Format 11110000 F0 01000011 43 EOX title16 Automix Memory(1024*2 bytes) 4.13.2.18 Automix Bulk Dump Request Format 先頭から12byteはtitleで、7bitです。それ以降41byteは全て4bit分 割します。 STATUS ID No. CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee 112(102+10)bytes total block count (high) total block count (low) [size-1] title1 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 138(128+10)bytes 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'P' ' ' Program Change Table(128bytes) ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 全データ全て7bitです。 2078(1024*2+20+10)bytes 4.13.2.20 Program Change Assign Table Bulk Dump Request Format 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'A' m= 0-16 (Channel Library No.1-16, current buffer) block count (high) block count (low) [0 (size-1)] STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0010nnnn 2n FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 付 録 7E 4C 4D 20 20 38 43 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' DATA NAME EOX 00110011 00110110 01010000 00100000 11110111 33 36 50 20 F7 '3' '6' 'P' ' ' End Of Exclusive Parameter type rx/tx function ------+------+----------------------------------0x00 rx/tx edit buffer (byte operation format) 0x01 rx/tx setup memory (byte operation format) 0x02 rx/tx function call (mem/lib recall,mem/ lib store) 0x10 rx/tx edit buffer (7bit operation format) 0x40 rx/tx edit buffer (bit operation format) 0x41 rx/tx setup memory (bit operation format) 0x43 rx/tx controller (key remote) (bit operation format) 4.13.2.21 Control Change Assign Table Bulk Dump Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0000nnnn 0n FORMAT No. 01111110 7E BYTE COUNT (HIGH) 00000010 02 BYTE COUNT (LOW) 01100000 60 01001100 4C 01001101 4D 00100000 20 00100000 20 00111000 38 01000011 43 00110011 33 00110110 36 DATA NAME 01000011 43 00100000 20 DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : : 0ddddddd de 0eeeeeee ee EOX 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 4.13.3.2 Parameter Change (byte operation for type 0x00:edit buffer) 352(342+10)bytes 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'C' ' ' Control Change Table(114*3bytes) 《 受信 》 [Parameter Change RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含 まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 受信しだい、指定のパラメーターを制御します。 《 送信 》 [Parameter Change TX]がONで、 [Control Change Assign Table] には設定されていないパラメーターを変更した場合、 [Tx CH] のMIDI Channelで送信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 STATUS ID No. ee=(INVERT('L'+'M'+...+ds +...+de)+1) AND 7Fh End Of Exclusive 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0001nnnn 1n 全データ全て7bitです。 GROUOP ID 00111110 3e MODEL ID 00000111 07 PARAM TYPE 00000000 00 4.13.2.22 Control Change Assign Table Bulk Dump Request Format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0010nnnn 2n FORMAT No. 01111110 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000011 00110011 00110110 DATA NAME 01000011 00100000 EOX 11110111 7E 4C 4D 20 20 38 43 33 36 43 20 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) n=0-15(MIDI Channel No.116) Universal Bulk Dump 'L' 'M' ' ' ' ' '8' 'C' '3' '6' 'C' ' ' End Of Exclusive 4.13.3 Parameter Change 4.13.3.1 Basic format STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0pppnnnn GROUP ID MODEL ID PARAM TYPE DATA EOX 00111110 00000111 0ttttttt 0ddddddd : 0ddddddd 11110111 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) pn p=mode (1:parameter change or response for request 3:parameter request) n=0-15(Rx Channel No.1-16) 3E MODEL ID(Digital Mixer) 07 Device Code(AW2816) tt Parameter type dd0 data 0 : ddn data n F7 End Of Exclusive DATA 0aaaaaaa dd1 0aaaaaaa dd2 0000dddd dd3 0000dddd dd4 EOX : : 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) parameter change or response n=0-15(MIDI Channel No.1-16) MODEL ID(digital mixer) Device code (AW2816) byte operation for edit buffer (type) address( H) high 7 bits of 14 bits address address( L) low 7 bits of 14 bits address data( H) high 4 bits of 8 bits data data( L) low 4 bits of 8 bits data continuous address datas End Of Exclusive 有効なAddressの範囲は、0x0000 - 0x0595 4.13.3.3 Parameter Change (7bit operation for type 0x10:edit buffer) 《 受信 》 [Parameter Change RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含 まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 受信しだい、指定のパラメーターを制御します。 《 送信 》 [Parameter Change TX]がONで、 [Control Change Assign Table] には設定されていないパラメーターを変更した場合、 [Tx CH] のMIDI Channelで送信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0001nnnn 1n GROUOP ID 00111110 3e MODEL ID 00000111 07 PARAM TYPE 00010000 10 付 録 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) parameter change n=015(MIDI Channel No.1-16) MODEL ID(digital mixer) Device code (AW2816) 7bit operation for edit buffer (type) 407 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 MIDIデータフォーマット DATA EOX 0aaaaaaa dd0 address( H) high 7 bits of 14 bits address 0aaaaaaa dd1 address( L) low 7 bits of 14 bits address 0ddddddd dd2 data 7bit : : 11110111 F7 End Of Exclusive 4.13.3.6 Parameter Change (bit operation for type 0x41:setup memory) 《 受信 》 [Parameter Change RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含 まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、 ECHOします。 受信しだい、指定のパラメーターを制御します。 有効なAddressの範囲は、0x0000 - 0x0595 4.13.3.4 Parameter Change (bit operation for 《 送信 》 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、 ECHOします。 type 0x40:edit buffer) 《 受信 》 [Parameter Change RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含 まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 受信しだい、指定のパラメーターを制御します。 STATUS ID No. System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) SUB STATUS 0001nnnn 1n parameter change or response n=0-15(MIDI Channel No.1-16) GROUOP ID 00111110 3e MODEL ID(digital mixer) MODEL ID 00000111 07 Device code (AW2816) PARAM TYPE 01000001 41 bit operation for system memory (type) DATA 0aaaaaaa dd0 address( H) high 7 bits of 14 bits address 0aaaaaaa dd1 address( L) low 7 bits of 14 bits address 0ddddddd dd2 data(bit0-2:change bit no.0-7, bit3:0=reset 1=set) : : EOX 11110111 F7 End Of Exclusive 《 送信 》 [Parameter Change TX]がONで、 [Control Change Assign Table] には設定されていないパラメーターを変更した場合、 [Tx CH] のMIDI Channelで送信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) SUB STATUS 0001nnnn 1n parameter change n=015(MIDI Channel No.1-16) GROUOP ID 00111110 3e MODEL ID(digital mixer) MODEL ID 00000111 07 Device code (AW2816) PARAM TYPE 01000000 40 bit operation for edit buffer (type) DATA 0aaaaaaa dd0 address( H) high 7 bits of 14 bits address 0aaaaaaa dd1 address( L) low 7 bits of 14 bits address 0ddddddd dd2 data(bit0-2:change bit no.0-7, bit3:0=reset 1=set) : : EOX 11110111 F7 End Of Exclusive 有効なAddressの範囲は、0x0000 - 0x595 4.13.3.5 Parameter Change (byte operation for type 0x01:setup memory) 《 受信 》 [Parameter Change RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含 まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 受信しだい、指定のパラメーターを制御します。 有効なAddressの範囲は、0x0000 - 0x00ff 4.13.3.7 Parameter Value Request(type 0x00: edit buffer, 0x01:setup memory) 《 受信 》 [Parameter Change RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含 まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 [Parameter Change ECHO]がONで、自身が受信しなかった場合 にはECHOします。 受信しだい、指定されたパラメーターの設定値を、Parameter Change Massageで送信します。 《 送信 》 [Parameter Change ECHO]がONで、自身では受信しなかった場 合には、ECHOします。 STATUS ID No. System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) SUB STATUS 0011nnnn 3n parameter request n=015(MIDI Channel No.1-16) GROUOP ID 00111110 3e MODEL ID(digital mixer) MODEL ID 00000111 07 Device code (AW2816) PARAM TYPE 00tttttt tt 00:edit buffer, 01:system memory (type) DATA 0aaaaaaa dd0 address( H) high 7 bits of 14 bits address 0aaaaaaa dd1 address( L) low 7 bits of 14 bits address 0ddddddd dd count EOX 11110111 F7 End Of Exclusive 《 送信 》 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 STATUS ID No. 11110000 F0 01000011 43 SUB STATUS 0001nnnn 1n GROUOP ID 00111110 3e MODEL ID 00000111 07 PARAM TYPE 00000001 01 DATA 0aaaaaaa dd0 0aaaaaaa dd1 0000dddd dd2 0000dddd dd3 EOX : : 11110111 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) parameter change or response n=0-15(MIDI Channel No.1-16) MODEL ID(digital mixer) Device code (AW2816) byte operation for system memory (type) address( H) high 7 bits of 14 bits address address( L) low 7 bits of 14 bits address data( H) high 4 bits of 8 bits data data( L) low 4 bits of 8 bits data continuous address datas End Of Exclusive 11110000 F0 01000011 43 有効なAddressの範囲は、edit buffer:0x0000 - 0x0595, setup memory 0x0000 - 0x00ff 4.13.3.8 Parameter Change (type 0x02:function call) 《 受信 》 [Parameter Change RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含 まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、 ECHOします。 受信しだい、各種 memory/libraryのrecall/storeを行います。 有効なAddressの範囲は、0x0000 - 0x00ff 408 11110000 F0 01000011 43 付 録 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 付 123456 123456 123456 123456 録 123456 123456 123456 123456 123456 《 送信 》 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 STATUS ID No. SUB STATUS GROUOP ID MODEL ID PARAM TYPE DATA EOX 11110000 01000011 0001nnnn 00111110 00000111 00000010 0ddddddd 0ddddddd 0ddddddd 11110111 F0 43 1n 3e 07 02 dd0 dd1 dd2 F7 System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) parameter change n=0-15(MIDI Channel No.1-16) MODEL ID(digital mixer) Device code (AW2816) function call function number channel End Of Exclusive function number channel Tx/Rx -----------------------+--------------------------+------------+--------0x00 scene recall 0-96(memory 0-96) 0x00 Tx* /Rx 0x01 eq lib recall 0-127(library 1-128) 0-26 Tx/Rx 0x02 dyn lib recall 0-127(library 1-128) 0-23,26 Tx/Rx 0x03 eff lib recall 0-127(library 1-128) 24,25 Tx/Rx 0x04 ch lib recall 0-64(library 0-64) 0-26 Tx/Rx 0x05 patch lib recall 0-20(library 0-20) 0 Tx/Rx 0x10 scene store 1-96(memory 1-99) 0x00 Rx only 0x11 eq lib store 40-127(library 41-128) 0-26 Rx only 0x12 dyn lib store 40-127(library 41-128) 0-23,26 Rx only 0x13 eff lib store 41-127(library 42-128) 24,25 Rx only 0x13 ch lib store 2-64(library 2-64) 0-26 Rx only 0x13 patch lib store 1-20(library 1-20) 0 Rx only Channel 0-7(INPUT 1-8), 8-23(MONITOR 1-16), 24,25(RTN 1-2/EFF 1-2), 26(st mas) *[0x00:scene recall]は[Program change table]にアサインされていないプログラムをリコールした場合にのみ送信されます。 通常はprogram changeで送信されます。 4.13.3.9 Parameter Change (type 0x43:controller(key remote)) 《 受信 》 [Parameter Change RX]がONで、 [Rx CH]とSUB STATUSに含まれるMIDI Channelが一致した場合に受信します。 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 受信しだい、指定されたキー(下表参照)を押した(離した)場合と同様の処理を行います。 《 送信 》 [Parameter Change ECHO]がONの場合には、ECHOします。 STATUS ID No. SUB STATUS GROUOP ID MODEL ID PARAM TYPE DATA EOX 11110000 01000011 0001nnnn 00111110 00000111 01000011 00000000 0ddddddd 0000dddd : : 11110111 F0 43 1n 3e 07 43 00 dd dd System Exclusive Message Manufacturer's ID No.(YAMAHA) parameter change n=0-15(MIDI Channel No.1-16) MODEL ID(digital mixer) Device code (AW2816) controller control no.(0:key remote) No. 0-13(key 1-14) data(bit0-2:change bit no.0-7, bit3:0=reset 1=set) F7 End Of Exclusive KEY key no. rx/tx bit0 bit1 bit2 bit3 bit4 bit5 bit6 bit7 -----+-----+-----+---------+---------+---------+---------+--------+---------+---------+--------key1 0 rx SONG PATCH AUX3 MON9-16 CTRL SEL7 ON3 ONRTN1 key2 1 rx CUE REC6 REC13 AUTOMIX REDO NUM SET END key3 2 rx FILE VIEW AUX4 SHIFT SEL1 SEL8 ON4 ONRTN2 key4 3 rx METER REC7 REC14 SCENE JOGON MARK< REPEAT CANCEL key5 4 rx CD PAN AUX5 F1 SEL2 SELST ON5 SOLO key6 5 rx REC1 REC8 REC15 STORE UP MAEK> A REW key7 6 rx QUICK EQ AUX6 F2 SEL8 RELRTN1 ON6 REMOTE key8 7 rx REC2 REC9 REC16 SCENEDOWN MARK B FF key9 8 rx SETUP DYN HOME F3 SEL4 SELRTN2 ON7 SAFE key10 9 rx REC3 REC10 RECST SCENE+ LEFT PUNCH ROLL STOP key11 10 rx UTILITY AUX1 INPUT F4 SEL5 ON1 ON8 -------key12 11 rx REC4 REC11 TRACK RECALL RIGHT IN TOP PLAY key13 12 rx MIDI AUX2 MONI1-8 F5 SEL6 ON2 ONST FOOT SW key14 13 rx REC5 REC12 EDIT UNDO ENTER OUT RTZ REC set(bit3=1)を送った後には必ずreset(bit3=0)を送ってください。 付 録 409 MIDIインプリメンテーションチャート MIDIインプリメンテーションチャート Date: Mar 29, 2001 YAMAHA [PROFESSIONAL AUDIO WORKSTATION] Model: AW2816 Function... MIDI Implementation Chart Transmitted Recognized Remarks 1–16 1–16 1–16 Memorized Memorized Memorized ブロック図 1–16 Basic Channel Default Changed Mode Default Messages Altered X X ************** OMNI off/OMNI on X X :True Voice X ************** 0–127 X Note Number Version: 1.0 Velocity Note On Note Off X X X X After Touch Key’s Ch’s X X X X X X O O Assignable 0–127 ************** 0–127 0–96 Assignable O O *1 Pitch Bend Control Change Prog Change 0-95,102-119 :True# System Exclusive System Common :Song Pos :Song Sel :Tune O X X X X X *2 System Real Time :Clock :Commands O O X X *2 *2 Aux Messages :Local ON/OFF :All Notes OFF :Active Sense :Reset X X X X X X O O Notes MTC quarter frame message is transmitted.(When MTC Sync mode) MTC quarter frame message is recognized.(When MTC Sync mode) *1: MMC *2: When MCLK Sync mode For MIDI remote, ACC messages canbe transmitted. Mode 1: OMNI ON, POLY Mode 3: OMNI OFF, POLY Mode 2: OMNI ON, MONO Mode 4: OMNI OFF, MONO 410 付 録 O: Yes X: No 索 引 A A/B ポイント .................. 99, 102 A-B リピート ............................... 99 Apple Macintosh シリーズ . 190 パラメーターチェンジ 202, 204, 273 バルクダンプ ............. 212, 281 プログラムチェンジ . 200, 272 U カ UNLATCH ............................... 315 カーソル ....................................... 34 W CURSOR/JOG&SHUTTLE セク ション ................. 19 AUX センド .............................. 307 プログラムチェンジナンバー ...................... 276 AUX バス 1 ∼ 6 ......................... 31 MIDI IN 端子 ............................ 188 ウィンドウ ......... 97 カウンター ................................... 34 A ポイント ................................ 328 MIDI OUT/THRU 端子 ......... 188 WAV ファイル ............. 167, 172 カスケード ................................ 256 B MIDI クロック .......................... 194 オン/オフ ............................. 275 インポート ................. 172, 335 エクスポート ......................... 167 カテゴリー ................................ 258 B ポイント ................................. 328 C CD-DA .......................... 174, 333 CD-R ......................................... 179 CD-RW ..................................... 179 メディアを消去する . 161, 249 CD-RW ドライブ ............ 25, 179 内蔵 CD-RW ドライブの取り付け 方法 ..................... 4 CD プレイ ..................... 177, 252 E EFFECT TYPE ....................... 309 EQ .............................................. 296 ライブラリーリスト ............. 356 EQ ライブラリー .......... 220, 298 I I/O カード 取り付け方法 ............................ 10 IBM/PC シリーズ ................... 190 K KEY IN SOURCE .................. 302 L LAST SOLO .................. 69, 261 LATCH ..................................... 315 LEARN ..................................... 315 MIDI リモート .............. 206, 314 MIDI MIDI クロック ....................... 194 MIDI リモート ....................... 206 MMC ...................................... 196 MMC デバイス ...................... 274 MMC モード .......................... 274 MTC ....................................... 192 MTC シンク ........................... 273 インプリメンテーションチャート ...................... 410 コントロールチェンジ .......... 202, 272 コントロールチェンジナンバー 外部エフェクト ........................... 78 画面 ............................................... 36 カレントソング ........................ 148 MIX SOLO ...................... 69, 261 ア MIXDOWN SOLO ........ 69, 261 アウトプットパッチ ........... 32, 74 キ MMC ......................................... 196 アウトポイント ... 64, 102, 327 キーインソース ........................ 302 MMC デバイス ......................... 274 アッテネーション ..................... 296 ギャング .................................... 293 MMC モード ............................. 274 アナログ入出力セクション ........ 13 MO ドライブ フォーマット ......................... 160 イ MTC .......................................... 192 オン/オフ ............................. 275 シンクアベレージ ................. 273 MTC OUT 端子 ....................... 188 MTC シンク .............................. 273 MY4-AD ...................................... 10 インターバル ............................ 282 インディビジュアル ................. 293 インバーテッドギャング ......... 293 インプットチャンネル 1 ∼ 8 .... 28 インプットパッチ ............... 27, 71 MY4-DA ...................................... 10 インポイント ....... 64, 102, 327 I/O カード ................................. 10 ク クイックレック ............... 80, 254 イコライザー ............................... 54 I/O カード ................................. 10 コ コピー アッテネーター ..................... 224 ディレイタイム/フェイズ . 225 パン ......................................... 226 フェードタイム ..................... 226 コピーライト ............................ 251 エ コントロールチェンジ . 202, 272 I/O カード ................................. 10 エディットコマンド ................. 118 MY8-AE ...................................... 10 エフェクト 外部エフェクト ........................ 78 コントロールチェンジナンバー .......................... 277 MY8-AD ...................................... 10 I/O カード ................................. 10 MY8-AT ...................................... 10 MY8-TD ...................................... 10 内蔵エフェクト ........................ 83 パラメーターリスト ............. 362 ライブラリーリスト ............. 359 I/O カード ................................. 10 エフェクトセンド ..................... 313 I/O カード ................................. 10 エフェクトタイプ ..................... 309 N エフェクトパラメーター 92, 309 NEC PC-9801/PC-9821 シ リーズ .............. 190 P PART メニュー ............ 121, 329 M WAVE DISPLAY ポップアップ PERFECTLY ........................... 161 R RECORDING SOLO .... 69, 261 REGION メニュー ....... 125, 329 エフェクトプログラム ................ 93 エフェクトライブラリー 84, 311 エンファシス ............................ 258 シーンナンバー ........................ 127 オ オートミックス ........................ 133 イベント単位でエディットする ...................... 143 システムエクスクルーシブ ..... 202 イベントリスト ..................... 344 基本設定 ................................. 338 記録 ......................................... 135 再生 ......................................... 136 仕様 ............................................ 393 作成 ......................................... 134 ストア ..................................... 145 ストア/リコール ................. 341 パンチイン/アウト ............. 139 ス ST LINK ................................... 302 TRACK メニュー ........ 118, 329 パラメーター ......................... 127 SCENE MEMORY セクション 19 SIMPLY .................................... 161 データフォーマット ............. 399 同期 ............................. 192, 194 シーンメモリー ........................ 127 オーディオトラック .................... 33 SCSI 機器 外部 SCSI 機器の取り付け方法 8 TO HOST 端子 ........................ 188 接続方法 ................................. 190 ストア ..................................... 128 ストア/リコール ................. 346 名前を変更する ..................... 130 並べ替える ............................. 132 プロテクト ............................. 131 リコール ................................. 129 SCSI エラー ................................... 9 T シーン 外部から切り替える ............. 200 順番を並べ替える ................. 350 エンドポイント ............ 102, 327 S ...................... 277 システムエクスクルーシブ . 202 シンクオフセット ................. 273 接続方法 ................................. 189 シ フェーダー操作を記録し直す ...................... 141 リコール ................................. 146 AUTOMATION セクション ..... 19 オーバーダビング ........................ 52 シャットダウン ........................ 243 シャトル機能 ............................... 95 シンクアベレージ ..................... 273 シンクオフセット ..................... 273 数値ボックス ...................... 35, 36 スタートポイント .. 102, 105, 327 ステレオアウトプットチャンネル ............................. 31 ステレオトラック ............ 33, 325 ステレオリンク ........................ 302 オシレーター ....... 30, 228, 263 オプティマイズ ............ 154, 240 索 引 411 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 123456 索 123456 123456 123456 123456 引 123456 123456 123456 123456 123456 索 引 セ ト 接続 ............................................... 41 バリピッチ .................... 217, 257 トップパネル ............................... 13 トラック ........................ 108, 322 ソ 相対時間ゼロの位置 ................. 101 ソロ ................................... 69, 261 WAV ファイルのエクスポート ...................... 168 インポート ............................. 337 エディット ................. 107, 111 ソロセーフ ................................ 262 名前を付ける ......................... 109 ソング ........................................ 147 トラックアットワンス . 180, 250 オプティマイズ ......... 154, 240 各種設定 ................................. 238 構造 ......................................... 147 コピー ..................................... 240 削除 ............................. 153, 240 新規作成 ................................. 237 新規ソングの作成 .................... 42 トラックのインポート ......... 156 ネーム/コメントを変更する ...................... 150 バックアップ ............. 162, 244 複製する ................................. 152 プロテクト ............................. 151 保存 .................... 62, 148, 237 ミキサーデータのインポート ...................... 155 読み込み ..................... 149, 237 リストア ................................. 246 録音時間 ................................. 147 タ ターミネーター .............................. 9 ダイナミクス タイプ ..................................... 375 ライブラリーリスト ............. 377 ダイナミクスプロセッサー ................. 55, 302 ダイナミクスライブラリー .............. 222, 304 タイムコード ............................ 105 タイムコードトップ ..... 105, 239 タブ ............................................... 35 チ チャンネルの選択 ........................ 38 チャンネルライブラリー .............. 218, 291 トランスポートキー .................... 95 トランスポートセクション ........ 21 ディザー ............ 227, 259, 260 ディスクアットワンス . 180, 250 ディスプレイ ...................... 17, 34 ディスプレイセクション ............ 17 ディスプレイメッセージリスト .......................... 389 ディレイ .................................... 306 デジタルカスケード接続 ............ 30 デバイス ID ............................... 196 デフラグ ........................ 166, 248 電源 電源を入れる ............................ 11 電源を切る ................................ 12 テンポマップ ................ 194, 241 ナ 内蔵エフェクト .................. 59, 83 AUX センド/リターン . 83, 84 インサート ....................... 83, 88 エフェクトパラメーター ........ 92 エフェクトプログラム ............ 93 センドレベル ............................ 87 プリフェーダー/ポストフェー ダー .................. 86 リターンレベル ........................ 87 パン ............................................ 293 パンチイン/アウト オートパンチイン/アウト .... 64 マニュアルパンチイン/アウト ......................... 63 ヒ ビートマップ ............................ 194 メ メトロノーム ............................ 229 モ 文字入力ボックス ........................ 37 文字の入力 ................................... 37 文字パレット ............................... 37 モニター出力 ............................... 32 モニターチャンネル 1 ∼ 16 .... 30 モニターレベル ........................... 50 ユ フ 輸送用保護パッド ........................... 7 ファイナライズ ............ 185, 250 UNIT セクション ........................ 14 ファンクションキー ................. 215 フェーダー .......................... 35, 36 ラ フェーダーグループ ........ 67, 300 ライトスピード ........................ 250 フェーダーセクション ................ 16 フェーダーモード ........................ 38 FADER MODE セクション ...... 15 リ 内蔵エフェクト 1/2 ....... 32, 309 フェーダーリコールセーフ ..... 349 リージョン ................................ 108 名前を付ける ......................... 109 内蔵時計 設定方法 .................................... 11 フェードタイム ........................ 348 リージョンフェードタイム ..... 239 フェイズ .................................... 306 リアパネル ................................... 22 内蔵ハードディスク デフラグ ................................. 248 フォーマット ......................... 248 フォーマット .... 159, 160, 248 リコールセーフ ........................ 349 プラグイン ................................ 287 リストア .................................... 246 プリ/ポスト ................ 307, 313 リターンチャンネル 1/2 ........... 29 ナッジ機能 ................................... 96 プリフェーダー ............ 307, 313 ナッジタイム ................... 96, 267 プリロール ................................ 266 ル フレームレイト ............ 192, 238 ルーティング ............................ 293 ニ プレイモード ................... 96, 266 入力レベル ................................... 46 プログラムチェンジ ..... 200, 272 プログラムチェンジナンバー . 276 ノ ノブ ...................................... 35, 36 ハ バーチャルトラック 33, 66, 324 WAV ファイルのエクスポート ...................... 171 エディット ................. 107, 116 パート ........................................ 108 エディット ............................. 113 ヘ マット ........... 160 デフラグ ................................. 166 内蔵ハードディスクの空き領域を 確認する ....... 181 内蔵ハードディスクの取り付け方 法 ........................ 2 内蔵ハードディスクのフォーマッ ト .................. 159 バックアップ ソングをバックアップする . 162 バックアップデータを読み込む ...................... 164 パッチライブラリー ........ 76, 286 パッチング ................................... 71 .. 202, 204, 273 RECORDER セクション ........... 18 レコーダーセクション ................ 25 REC TRACK SELECT セクシ 18 ヘッドフォン出力 ........................ 32 ロ ロールバック ................... 98, 266 ホ ロケート .................................... 100 ポストフェーダー ......... 307, 313 ロケートポイント .. 100, 102, 327 ボタン .................................. 35, 36 マ マーカー ........................ 103, 327 位置を調節する ..................... 104 消去する ................................. 106 LOCATE セクション ................. 20 位置を調節する ..................... 104 消去する ................................. 106 ワ WORK NAVIGATE セクション ............................. 14 マスタリング ................ 179, 250 ワードクロック ........................ 256 マスタリングモード ................. 181 設定方法 .................................... 44 ワードクロックスレーブ ........ 44 ミ MIXER セクション ..................... 14 ミキサーセクション .................... 25 ミキサーデータ ........................ 155 ミキシングレイヤー .................... 38 MIXING LAYER セクション ... 15 ミックスダウン ........................... 58 ミュート .................................... 322 パラメーターチェンジ レコーダーインプットパッチ .................... 29, 73 ペア ................................ 295, 324 インプットチャンネルのペア . 47 トラックのペア ........................ 66 波形表示 ....................................... 97 バス 1 ∼ 8 ................................... 31 レ ページ ........................................... 36 ポストロール ............................ 266 バッテリー ................................ 268 412 バルクダンプ ................ 212, 281 ピンポン録音 ............................ 232 ハードディスク 外付けハードディスクのフォー テ バルク ........................................ 273 ミュートグループ ............ 68, 301 索 引 METER INPUT 1-2 PREFADER LISTEN/ AFTER PAN SOLO METER METER STEREO AUX 4 AUX 5(EFF1) AUX 6(EFF2) AUX 1 SOLO R SOLO L INPUT 1(...8) PEAK STEREO R SELECTED INSERT RETURNS STEREO L 30 PHANTOM +48V BUS 1 BUS 2 BUS 3 BUS 4 BUS 5 BUS 6 BUS 7 BUS 8 MIC/LINE INPUT METER ATT METER INSERT ON LEVEL BAL DYNAMICS 4BAND EQ AD METER METER INSERT (EQ) ON LINE MIC ATT METER INSERT DYNAMICS 4BAND EQ LEVEL ATT PAN DYNAMICS 4BAND EQ INPUT DELAY METER PEAK METER (EQ) PRE/POST METER (Gain Reduction) ON AUX (EQ) METER (Gain Reduction) CD-RW DRIVE CD PLAY mode L CD PlayBack R AD INPUT SELECT INPUT 3-8 LINE MIC Hi-z INPUT 8 ONLY OPTION I/O SLOT Mono in X 8 CH DIRECT OUT RETURN 1(...2) PREFADER LISTEN/ AFTER PAN SOLO METER METER METER METER AUX1(...6) INSERT PAN INPUT DELAY 4BAND EQ LEVEL SOLO 2 EFFECT1 METER 2 EFFECT2 SOLO METER METER (EQ) METER ON LEVEL INSERT 2 PAN COAXIAL RECORER INPUT 1~16 INPUT DELAY METER (to BUS CASCADE) BUS 1~8 (EQ) METRONOME CH DIRECT OUT1~8 Stereo in X 2 STEREO PRE/POST ON 8 SELECT 4BAND EQ 8 2 16 DITHER RECORDER INPUT 1(...16) AUX STEREO BUS1~8 AUX1~6 RETURN1 can not be assigned to AUX5(EFF1) RETURN2 can not be assigned to AUX6(EFF2) CH DIRECT OUT1~8 INSERT SEND 2 8 STEREO OUT 6 8 SELECT ATT 30 DA L DA R –10dBV RECORDER DIRECT OUT16 1~16 RECORDER MONI 1(...16) 16 2 METER INPUT MONITOR METER CH DIRECT OUT1~8 INSERT SEND INSERT ON INPUT SELECT (1,2 only) RECORDER 16 2 DYNAMICS 4BAND EQ ATT STEREO BUS1~8 AUX1~6 METER RECORDER DIRECT OUT (EQ) LEVEL 8 6 8 30 2 STEREO PRE/POST METER ON AUX (Gain Reduction) BUS1~8 AUX1~6 CH DIRECT OUT1~8 INSERT SEND Mono in X 16 8 METER 6 8 30 STEREO ENABLE ATT 30 EFFECT X2 BUS1~8 AUX1~6 CH DIRECT OUT1~8 INSERT SEND DIGITAL STEREO IN R (BUS CASCADE) DA 30 ON OSCILLATOR LEVEL X4 METER 0dB DA RECORDER DIRECT OUT 1 METER OMNI OUT METER 8 6 8 RECORDER DIRECT OUT16 1~16 EFFECT1~2 (EEF) SLOT OUT SELECT INSERT SEND DIGITAL STEREO IN L 2 SELECT AUX5(EFF1), AUX6(EFF2) (EEF) METER OPTION I/O SLOT 8 DITHER RECORDER DIRECT OUT16 1~16 RECORDER ST Trk DIRECT OUT EFFECT COAXIAL RECORDER DIRECT OUT16 1~16 PAN INPUT DELAY 2 2 DIGITAL STEREO OUT 2 DITHER SELECT METER PREFADER LISTEN/ AFTER PAN SOLO SELECT RECORDER INPUT1-16 SELECT DIGITAL STEREO IN RECORDER ST Trk L/R METER LEVEL ATT RECORDER REPRO1-16 BUS 1(...8) METER LEVEL 8 SLOT IN METER RECORDER DIRECT OUT 16 PHONES PHONES RECORDER ST Trk DIRECT OUT L RECORDER ST Trk DIRECT OUT R STEREO L MIXER SOLO Logic STEREO R RECORDER TRACK CUE Logic MONITOR MONITOR OUT DA L DA R SOLO L +4dB SOLO R ON METRONOME ATT サービスについて ■ 保証書 ■ 調整・故障の修理 この商品には保証書がついています。販売店でお渡ししてい ますから、 ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名など所定 事項の記入および記載内容をおたしかめのうえ、大切に保管し てください。 保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお約 束するもので、 この商品の保証期間はお買上げ日より1年です。 保証期間内の転居や、 ご贈答用に購入された場合などで、記 載事項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買上げ販 売店かお客様ご相談窓口、 またはヤマハ電気音響製品サービス 拠点へご連絡ください。継続してサービスできるように手配いた します。 「故障かな?」 と思われる症状のときは、 この説明書をもう一度 よくお読みになり、電源・接続・操作などをおたしかめください。 そ れでもなお改善されないときには、お買上げ販売店へご連絡く ださい。調整・修理いたします。 調整・修理にさいしては保証書をご用意ください。保証規定に より、調整・修理サービスをいたします。 また、故障した製品をお 持ちいただくか、サービスにお伺いするのかも保証書に書かれ ています。 修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわれ、 そのための補修用性能部品が用意されています。性能部品とは 製品の機能を維持するために不可欠な部品のことをいい、PA製 品ではその最低保有期間は製造打切後8年です。 この期間は経 済産業省の指導によるものです。 ■ 損害に対する責任 この商品 (搭載プログラムを含む) の使用または使用不能に より、お客様に生じた損害 (事業利益の損失、事業の中断、事業 情報の損失、 その他の特別損失や逸失利益) については、当社は 一切その責任を負わないものとします。 また、如何なる場合でも、 当社が負担する損害賠償額は、お客様がお支払になったこの商 品の代価相当額をもって、 その上限とします。 ■ お客様ご相談窓口 ヤマハPA製品にかんするご質問・ご相談は下記のお客様ご 相談窓口へ、アフターサービスについてのお問合わせはヤマハ 電気音響製品サービス拠点へおよせください。 ●お客様ご相談窓口 : ヤマハプロオーディオ製品に対するお問合せ窓口 ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター Tel: 03-5791-7678 Fax: 03-5488-5085(電話受付=祝祭日を除く月∼金/11:00∼19:00) E-mail: [email protected] ●EM営業統括部(営業窓口) 営業推進課(プロオーディオ) PA営業部 東日本営業所 PA北海道 PA仙台 西日本営業所 PA名古屋 PA九州 ☎ 03-5488-5472 〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11 ☎ ☎ ☎ ☎ ☎ ☎ 03-5488-5480 011-512-6106 022-222-6214 06-6252-5405 052-232-5744 092-412-5556 〒108-8568 〒064-0810 〒980-0804 〒542-0081 〒460-8588 〒812-8508 東京都港区高輪2-17-11 札幌市中央区南十条西1-1-50 仙台市青葉区大町2-2-10 大阪市中央区南船場3-12-9 名古屋市中区錦1-18-28 福岡市博多区博多駅前2-11-4 ☎ 053-460-2455 〒430-8650 浜松市中沢町10-1 ●PA・DMI事業部 PE営業部PA国内推進室 ●ヤマハ電気音響製品サービス拠点 : 修理受付および修理品お預かり窓口 北海道サービスステーション 仙 台サービスステーション 首都圏サービスセンター 浜 松サービスステーション 名古屋サービスセンター 大 阪サービスセンター 四 国サービスステーション 広 島サービスステーション 九 州サービスステーション 本 社/CSセンター ☎ ☎ ☎ ☎ ☎ ☎ ☎ ☎ ☎ ☎ 011-512-6108 022-236-0249 03-5762-2121 053-465-6711 052-652-2230 06-6877-5262 087-822-3045 082-874-3787 092-472-2134 053-465-1158 〒064-8543 〒984-0015 〒143-0006 〒435-0016 〒454-0058 〒565-0803 〒760-0029 〒731-0113 〒812-8508 〒435-0016 札幌市中央区南十条西1-1-50 ヤマハセンター内 仙台市若林区卸町5-7 仙台卸商共同配送センター 3F 東京都大田区平和島2-1-1 京阪トラックターミナル14号棟A-5F 浜松市和田町200 ヤマハ(株)和田工場6号館2階 名古屋市中川区玉川町2-1-2 ヤマハ(株)名古屋流通センター3F 吹田市新芦屋下1-16 ヤマハ(株)千里丘センター内 高松市丸亀町8-7 (株)ヤマハミュージック神戸 高松店内 広島市安佐南区西原6-14-14 福岡市博多区博多駅前2-11-4 浜松市和田町200 ヤマハ(株)和田工場6号館2階 ※ 所在地・電話番号などは変更されることがあります。 ※ 2001年8月現在 V766740 R1 1 IP 426 01 08 2500 CP Printed in Japan