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1 - 裁判所

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1 - 裁判所
10月23日 法の日週間記念行事
模擬調停の様子
◆◆◆
目
次
◆◆◆
◇ 新年のごあいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・1
◇ 被害を考える教室・・・・・・・・・・・・・・・・・3
◇ 面会交流と面会交流の試行について・・・・・・・・・6
◇ ぶらり職場めぐり・・・・・・・・・・・・・・・・・9
◇ 「法の日」週間記念行事の報告・・・・・・・・・・・13
◇ 東京家裁年間行事・・・・・・・・・・・・・・・・・17
≪輝く明日を家庭と少年に≫ 東京家庭裁判所
東京家庭裁判所長
小
川
正
持
平成26年の新しい年を迎えました。
我が国では東日本大震災からの復興が大きな国家的課題となっていま
すが,昨年は,さらに国内外で台風による大きな被害が相次ぎました。
伊豆大島では多くの方が亡くなられ,まだ行方不明の方もおられます。
早くご家族のもとへお帰りになられることを願ってやみません。そして,
多数の方々の早期の生活再建が今緊急の課題となっています。自然と人
との関係はむずかしいものですが,今年こそは,自然と人との関係が調
和のとれた年であってほしいと思います。
東京家庭裁判所では,家事事件の新受件数が総じて高水準にあります。
しかも,家庭をめぐる社会情勢の変化や国民の権利意識の高まりなどを
背景にして,紛争が複雑化し,また,激しさを増すなどして,解決が困
難な事例が増えてきています。
このような状況を踏まえ,昨年1月1日,当事者の手続保障に重きを置
くなどした家事事件手続法が施行され,1年が経過しました。この1年
間,東京家庭裁判所では,家事事件手続法の趣旨に即した運用に取り組
み,総じて円滑な運用がされ,順調であったといえると思います。これ
は,家事事件手続法の施行に向けて,書式の内容や運用の在り方につい
て十分な準備を重ねるなどしてきたことが,まずもって寄与したといえ
ると思います。その新たな運用の一例として,家事調停において,具体
的な支障がある場合を除いて,各期日の開始時と終了時に,当事者双方
に立ち会ってもらい,手続説明を実施するという取組み(いわゆる「双
方 立 会 手 続 説 明 」) が さ れ て い ま す 。 こ れ は , 当 事 者 に 対 し , 手 続 を わ か
りやすく,明らかにし,理解を共通にしてもらう等の趣旨で行われてい
るものですが,この取組みも,円滑に運用され,次第に定着しつつある
ように思います。さて,本年は,家事事件手続法が施行されて2年目を
迎えます。東京家庭裁判所としては,家事事件手続法の趣旨に即し,今
後一層円滑な運用をめざして努力していかなければなりません。他方,
運用を重ねていくうちには課題が浮かび上がってくることもまた当然で
1
す 。こ う し た 課 題 を 見 逃 さ ず ,適 時 適 切 に 対 応 し て い く こ と が 大 切 で す 。
高齢化社会を背景に,後見関係の事件数も高水準にあります。今後の
さらなる高齢化社会の到来を見据えて,事件の動向を十分注視していく
必要があるでしょう。また,後見のより適切な運用を実現するひとつの
手段として,後見制度支援信託の活用が図られています。
昨年,国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)
の実施に関する法律が成立しました。今年はその施行が見込まれます。
この法律は,不法な連れ去り又は不法な留置がされた場合において子を
その常居所地を有していた国に返還すること等を定めた条約(ハーグ条
約)の的確な実施を確保しようとするものです。そして,法律は,子の
返還申立事件の申立人又は外務大臣は,子の返還の申立てから6週間が
経過したときは,当該子の返還申立事件が係属している裁判所に対し,
審理の状況について説明を求めることができると定め,特に迅速な審理
判断を求めるものとなっています。新たな制度でもありますし,施行に
向けて十分な準備をした上で適切に運用していかなければなりません。
少子化を背景に,少年事件は減少傾向にあります。他方で,組織的犯
罪に加担する少年が増え,さらには,理解のむずかしい少年が増えてい
ることが指摘されています。また,少年の再非行率の上昇も指摘されて
います。東京家庭裁判所では,在宅事件について,再非行防止の観点か
ら,調査の過程を通じての教育的措置の充実強化に取り組んでいます。
家裁調査官を中心に,東京少年友の会の援助を得るなどして,社会奉仕
活動への従事など様々な教育的措置を実施しております。
昨年に引き続き,今年も,職員全員が連携し,国民に身近で利用しや
すく国民から信頼される家庭裁判所を目指して努力をしていきたいと思
います。
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東京家庭裁判所判事補
本
多
健
一
少 年 事 件 で は , 相 当 数 の 事 件 が 「 審 判 不 開 始 」( 審 判 を 開 か ず に 手 続 を
終 了 さ せ る こ と )や「 不 処 分 」
(審判を開いた上で保護処分はしないこと)
で終局しています。この「審判不開始」や「不処分」は,家庭裁判所が
何もせずに事件を終わらせているというイメージを持っている方が多い
の で は な い で し ょ う か 。実 際 に は ,家 庭 裁 判 所 で は ,
「 審 判 不 開 始 」や「 不
処分」で終わらせる場合でも,犯罪などの非行をした少年やその保護者
に対して,責任を自覚させ,再非行を防ぐために,様々な働き掛け(こ
れ を 「 保 護 的 措 置 」 と か 「 教 育 的 措 置 」 と 呼 ん で い ま す 。) を 行 っ て い ま
す。その一つとして,東京家庭裁判所では,万引きをした少年とその保
護者を対象に「被害を考える教室」を行っています。
万 引 き は 初 発 型 非 行 の 一 つ と 言 わ れ て い ま す が ,「 バ レ な け れ ば い い 」
「 見 付 か ら な け れ ば 大 丈 夫 」「 少 し く ら い な ら 大 し た こ と は な い 」「 見 付
かったら謝って品物を返すか弁償すれば何とかなる」といった安易な考
えや遊び半分で繰り返すことも多く,そのうちに犯罪全般への抵抗感が
低くなって様々な犯罪につながっていくことさえもあります。そうなっ
てしまう前に,非行の芽は早いうちに摘み取らなければなりません。と
ころが,万引きの場合,窃盗という最高で懲役10年の刑罰が定められ
ている犯罪に当たるにもかかわらず,少年だけでなく保護者も,犯罪で
あるという意識が極めて希薄であることが少なくありません。そこで,
少年と保護者に,具体的な被害などを認識させ,少年が犯した非行に向
き合わせ,罪の意識を持たせるなどし,更に保護者には監護の自覚を持
た せ て , 少 年 の 再 非 行 を 防 ぐ た め ,「 被 害 を 考 え る 教 室 」 を 受 講 さ せ て い
ます。
「被害を考える教室」は,現在は,1年間に11回行っています。ほ
ぼ1か月に1回行うほど,万引きをする少年がいるということもできる
わけです。以下では,この教室の内容を御紹介いたします。
まず,家庭裁判所調査官が,この教室の少年審判手続の中での位置付
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けなどを説明した後,万引き被害の実態や万引きに科される刑罰を説明
するなどして,万引きが犯罪であることとその法的,社会的責任を意識
させます。
次は,この教室の主要プログラムである,ゲストスピーカーの講話で
す。ゲストスピーカーには,書店,コンビニエンスストア,ドラッグス
トア,CDショップといった実際に万引きの被害を受けている側の方に
来ていただいています。ゲストスピーカーの方々は,小売業がどのよう
な仕組みで成り立っているのか,店舗運営の苦労や工夫,万引きによる
経済的な被害の実態,精神的な影響などについて,実体験も交えて,少
年たちにも理解できるように,話をしてくださいます。この講話を聞い
て ,「 少 し く ら い な ら 大 し た こ と は な い 」 と 思 っ て い た 少 年 た ち が , 一 つ
の商品を万引きされると何倍もの商品を売らないと仕入代金が払えない,
年間ではアルバイト店員の数か月分の給料に相当する万引き被害がある
といったことや,お店の一つ一つの商品にかける思いなどを知って,万
引きの被害の大きさに気付いていきます。
さらに,毎回ではありませんが,少年と保護者とを分けて,家庭裁判
所 調 査 官 の 指 導 の 下 ,グ ル ー プ ワ ー ク を す る こ と も あ り ま す 。そ こ で は ,
少年たちは,ゲストスピーカーの講話の感想を話し合うなどして,被害
の認識や自分がした万引きの反省を更に深めていきます。保護者は,ゲ
ストスピーカーの講話の感想を話し合うほか,保護者としての責任や少
年への接し方について他の保護者の意見を聞くことで,新たなことに気
付くようです。
最後に,少年と保護者それぞれに,この教室を受講しての感想文を書
かせます。これは,この教室を受講して気付いたことなどを文章化させ
て定着させるだけでなく,受講させた効果の有無や程度を確認するため
のものでもあります。この教室を受講させる少年や保護者には,事前に
家庭裁判所調査官が調査面接をしていますが,家庭裁判所調査官によれ
ば,調査面接の様子と感想文とを比べると,特に少年の意識が大きく変
化しているということです。感想文は,最終的な処分を決めるために,
裁 判 官 も 読 ん で い ま す 。少 年 の 感 想 文 を み る と ,多 く の 少 年 に と っ て は ,
ゲストスピーカーの講話がとても印象に残っているようで,被害店舗の
経済的損失だけでなく,そこで働く従業員の気持ちにも言及した記載も
みられます。保護者の感想文をみると,保護者自身が被害の実態や万引
きの責任の大きさに初めて気付いたことをうかがわせるような記載も多
くみられます。
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ま た ,「 被 害 を 考 え る 教 室 」 を 受 講 さ せ た 上 で 審 判 を す る 場 合 , 受 講 か
ら1か月以上が経っていることもありますが,少年たちは,この教室で
学んだことや感想を驚くほどよく覚えており,感想文に書いたことより
も考えが深まっていることも多々あります。裁判官として,少年や保護
者にこの教室を受講させた効果を感じる場面です。
「 被 害 を 考 え る 教 室 」は ,再 非 行 防 止 の た め の 教 育 的 働 き 掛 け と し て ,
大きな効果があると考えていますが,これは,ゲストスピーカーとして
協力していただいている民間の方々のお力があってのものです。この場
を借りて,御礼申し上げます。
なお,この「被害を考える教室」については,広報誌第1号(平成1
8年7月発行)でも御紹介していますが,当時とは変わった部分もあり
ますので,もう一度御紹介しました。もし御興味のある方は,読み比べ
ていただければと思います。
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東京家庭裁判所家事部
1
面会交流とは
離 婚 後 又 は 別 居 中 に ,子 ど も と 一 緒 に 暮 ら し て い な い 親 が 子 ど も と 面
会 等 を 行 う こ と を「 面 会 交 流 」と 言 い ま す 。面 会 交 流 が う ま く 行 わ れ て
いると,子どもは,どちらの親からも愛されていると感じ,一般的に,
両親の離婚や別居というつらいできごとから立ち直ることができると
言われています。
民 法 第 7 6 6 条 で ,「 父 母 が 協 議 上 の 離 婚 を す る と き は , 子 の 監 護 を
す べ き 者 ,父 又 は 母 と 子 と の 面 会 及 び そ の 他 の 交 流 ,子 の 監 護 に 要 す る
費用の分担その他の子の監護について必要な事項は,その協議で定め
る 。」 と 規 定 さ れ て お り , 父 母 が 協 議 離 婚 を す る と き に は 面 会 交 流 に つ
いて協議することになっています。
ま た , 同 条 で は , 併 せ て ,「 こ の 場 合 に お い て は , 子 の 利
益 を 最 も 優 先 し て 考 慮 し な け れ ば な ら な い 。」と 規 定 し て
おり,面会交流は,子どもの健やかな成長にかなうも
のとなることが望まれています。面会交流の協議や実
施に当たっては,
「 子 ど も に と っ て 何 が 幸 せ か 」を 基 本
に考え,父母が互いに協力する必要があります。
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面会交流と家庭裁判所
面 会 交 流 の 実 施 や 具 体 的 な 内 容 や 方 法 に つ い て ,父 母 の 協 議 が ま と ま
ら な い 場 合 は ,父 母 の い ず れ か が 家 庭 裁 判 所 に 調 停 の 申 立 て を し て ,面
会 交 流 に 関 す る 取 決 め を 求 め る こ と が で き ま す 。そ の 後 ,調 停 で の 話 合
い が ま と ま ら ず ,調 停 が 不 成 立 に な っ た 場 合 に は ,自 動 的 に 審 判 手 続 が
開始され,裁判官が一切の事情を考慮して審判をすることになります。
ま た ,婚 姻 中 の 夫 婦 が 離 婚 や 離 婚 の 条 件 に つ い て 話 し 合 う 夫 婦 関 係 調
整 調 停 に お い て ,別 居 中 や 離 婚 後 の 面 会 交 流 に つ い て 話 し 合 う こ と も 少
なくありません。
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調停の進め方
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面会交流調停や面会交流が焦点となっている夫婦関係調整調停では,
父 母 の 双 方 が 納 得 し ,か つ 子 ど も の 福 祉 を 十 分 に 配 慮 し た 面 会 交 流 の 取
決めをすることを目指します。
ま ず は ,調 停 委 員 会 が 父 母 か ら 意 見 や 事 情 を 聴 い た り ,そ れ を 相 手 に
伝えたりしながら話合いを進めます。子どもについては,年齢,性別,
就学の有無などの客観的な事実に加え,性格,健康状態,生活の様子,
親 と の 関 係 な ど の 事 情 に つ い て も 確 認 し ま す 。父 母 か ら ,子 ど も の 状 況
に 関 す る 資 料 を 提 出 し て も ら う こ と も あ り ま す 。調 停 委 員 会 は ,必 要 に
応 じ て ,父 母 に 対 し ,面 会 等 を 行 う 際 の 留 意 事 項 等 に つ い て も 助 言 し て
います。
子 ど も の 状 況 を 詳 し く 確 認 し た り ,子 ど も の 意 向 を 聴 い た り す る 必 要
が あ る 場 合 に は ,心 理 学 等 の 行 動 科 学 の 知 識 や 技 法 を 持 つ 家 庭 裁 判 所 調
査 官 が 対 応 し ま す 。家 庭 裁 判 所 調 査 官 は ,そ れ ぞ れ の ケ ー ス に 適 し た 方
法でこれらの調査を行うように心がけています。
4
面会交流の試行について
(1) 面 会 交 流 の 試 行 と は
何らかの事情で面会交流が円滑に行われていない場合に,次の調
停が実施される日(裁判所では,調停期日といいます)までの間に
試行的に面会交流を実施することがあります。面会交流を試行し,
その結果から得られた気付きなどをその後の調停での話合いに生か
していこうとするものです。
試行の方法は,父母間で任意に実施するものと家庭裁判所が関与
しながら実施するものとに大別されますが,まずは,父母間での任
意の実施が可能かどうか検討します。
(2) 父 母 間 で の 任 意 の 試 行
調停期日において,調停委員会や調停に立ち会っている家庭裁判
所調査官が助言をしながら,試行の日時,場所,所要時間,具体的
な面会方法,試行に当たってのルールなどを打ち合わせます。
試行実施後の調停期日では,試行の結果を父母から報告してもら
います。子どもと一緒に暮らしていない親(以下「非監護親」とい
い ま す 。) と , 子 ど も と 一 緒 に 暮 ら し て い る 親 ( 以 下 「 監 護 親 」 と い
い ま す 。) の 双 方 が , 予 想 し て い た よ り も う ま く 試 行 で き た , あ る い
はできなかった,といった感想を持ったり,今後より円滑に面会交
流するためにはどのような工夫や配慮をすればよいかが分かった,
などと気付いたりして認識を新たにすれば,それを基にして調停で
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の話合いを深めることができます。
(3) 家 庭 裁 判 所 が 関 与 し な が ら の 試 行
父母間での任意の試行が難しいケースでは,家庭裁判所が直接関与
しながら試行を行います。通常は,調停期日間に,家庭裁判所の児童
室において,家庭裁判所調査官が対応しながら行います。
父母間の葛藤が強い,親子の関係が余りうまくいっていない,同居
当時も非監護親と子どもとの接触が乏しく,非監護親がどのように 子
どもに接すればよいか分からない,非監護親と子どもとが久しく会っ
ておらず,子どもが非監護親のことを覚えていない,などの場合もあ
り,入念な事前準備が必要となります。家庭裁判所調査官は,父母そ
れぞれに個別に面接して,これまでの経緯や現在の状況を詳しく聴 い
たり,子どもに会ってその意向や心身の状態を確認したりした上で,
試行の具体的な方法を検討します。また,子どもの心身にできるだけ
負担をかけずに円滑に試行ができる よ う ,当 日 の 細 か な ス ケ ジ ュ ー ル
やルールについて案を作り,それを父母に示して意見を求めながら,
実施計画を固めていきます。
当日は,実施計画に基づきながら,かつ,その場で発生する様々な
状況にも柔軟に対応しながら,試行が円滑に実施されるように援助 し
ます。
試行という形であっても,それまで任意ではなかなか実現できなか
った面会交流を経験することは,非監護親,子ども,更には監護親に
とって,今後の面会交流の在り方を考える上でも貴重な機会となり ま
す 。ま た ,家 庭 裁 判 所 も ,親 子 の 面 会 交 流 の 様 子 を 直 接 的 に 確 認 で き ,
今後の調停の進行に参考となる示唆を得ることができます。
5
終わりに
面会交流は家庭裁判所の手続外でも数多く実施されていると考えら
れ,その実施数は確実に増えてきており,今後も益々増えていくもの
と思われます。社会の変化に伴い家庭や家族の有り様が多様化する中
で,面会交流の意義や重要性は益々高まってきています。子の利益に
かなう面会交流の実施に向けて,家庭裁判所は今後も役割を果たして
いきたいと考えています。
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