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Volkswagen GTI Cup Japan 2009 Sporting handbook

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Volkswagen GTI Cup Japan 2009 Sporting handbook
Volkswagen GTI Cup Japan 2009
Sporting handbook
Volkswagen Trophy Association
VTA 事務局
〒259-0157 神奈川県足柄上郡中井町境 405(コックス株式会社内)
TEL: 0465-80-0820 / FAX: 0465-80-0821
Volkswagen GTI Cup Japan 2009 Sporting Regulations
公示
本フォルクスワーゲン・GTI・カップ ジャパン・シリーズは、日本自動車連盟(JAF)の公認のもとに国際自動車連盟(FIA)
の国際モータースポーツ競技規則及び、JAF 国内競技規則、JAF 国内競技車両規則に基づき、フォルクスワーゲン・ト
ロフィ・アソシエイション制定の本共通規定・車両規定並びに、大会主催者により定められる特別規則により開催され
る。全てのエントラントは、これらの諸規則に精通し遵守するとともに、各オーガナイザー及び競技役員の指示に従う
義務を負うものとする。2009 年度のシリーズは、全 3 戦によって開催され、その成績によって賞典が与えられる。本シ
リーズの基本的精神及び、目的はイコールコンディションによるドライバー主軸のスポーツ性と、高品質なレースの見
本となる所に重点をおくものであり、将来を担うドライバーの技術向上と、健全な育成に役立つことを願うと同時に、
わが国のモータースポーツ振興に貢献することを目的とする。
共通規定
1.総則
(1)シリーズの名称:フォルクスワーゲン・GTI カップ ジャパン シリーズ Volkswagen GTI Cup Japan Series
「VW GTI カップ」という)
(以下
(2)シリーズ組織:フォルクスワーゲン・トロフィ・アソシエイション Volkswagen Trophy Association (以下「VTA」とい
う)
■ VTA 事務局
〒259-0157 神奈川県足柄上郡中井町境 405
コックス株式会社 内
TEL : 0465-80-0820 / FAX : 0465-80-0821
(3)大会役員: 各大会の組織委員会、大会審査委員会、大会競技役員は
各大会の特別規則書に示される。
2. 2009 年 競技会日程/オーガナイザー
日
程
会
場
周回数
第1戦
7月5日
岡山国際サーキット
10
第2戦
8 月 16 日
富士スピードウェイ
10
第3戦
11 月 15 日 スポーツランド菅生
26
イベント名称/オーガナイザー
岡山チャレンジカップ第 4 戦
AC/岡山国際サーキット㈱
富士チャンピオンレース第 4 戦
FMC/ MSCC/富士スピードウェイ㈱
菅生ビクトリーカッツプレース第 3 戦
奥州 VICIC/S.S.C/ ㈱菅生
※第 3 戦 スポーツランド菅生は、耐久レース。
3. クラス区分
(1) Golf GTI Class
2005 年から 2007 年まで Golf GTI Cup Japan Series 用に販売された Golf GTI Cup Car で VTA が認定する者を対象
とする。
(2)Lupo GTI Class
2003 年から 2004 年まで Lupo GTI Cup Japan Series 用に販売された Lupo GTI Cup Car で、VTA が認定する者を対
象とする。
レース中のクラス区分表示
クラス区分はレース車両のゼッケンベースの色によって表示される。
Golf GTI Class は黄色、Lupo GTI Class は白色とする。
4. 賞典/特別賞/賞金
(1)各大会賞典
GOLF GTI クラス 1 位から 3 位までのドライバー及び LUPO GTI クラス1位のドライバーには大会主催者おりトロフ
ィーが授与される。また、各クラス 1 位から 3 位のドライバーには、JAFよりメダルが授与される
(2)シリーズ賞典
GOLF GTI クラス 1 位から 3 位までのドライバー及び LUPO GTI クラス1位のドライバーには VTA よりトロフィー
が授与される。
(3)シリーズ特別賞
VTA が選出する優秀なドライバーには、Volkswagen Group Japan より特別賞としてドイツのポロカップへの参加権
(エクスチェンジプログラム)が授与される。
(4)シリーズ賞金
GOLF GTI クラス 1 位から 3 位までのドライバーには、各順位に応じて下記の賞金が授与される。但し,GOLF GTI
クラス参加台数が5台以下、LUPO GTI クラス参加台数が 2 台以下の場合、賞金金額が変更になる場合がある。その
際は、VTA 公式通知によって公示される。
(賞金には消費税 5%が含まれる)
Golf GTI Class
200,000
1位
150,000
2位
100,000
3位
Lupo GTI Class
100,000
1位
5. 賞の制限
(1) 賞典は決勝出走台数によって賞典対象順位を制限する場合がある。
(2).不可抗力によりレースが中断した場合の取り扱い
1) ケース A:先頭車両が 2 周回を完了する前にレースが中止された場合、レースは成立せず、シリーズポイントと賞
典は与えられない。
2) ケース B:先頭車両が 2 周回以上を完了し、かつ走行距離がレース距離の 75%未満でレースが中止した場合、レ
ースは成立し、シリーズポイントと賞典は与えられる。
3) ケース C:先頭車両が 75%以上を完了した後レースが終了した場合、シリーズポイントと賞典は与えられる。
6. ポイント
(1)決勝ポイント(各クラス)
・決勝ポイントは、当該レース完走ドライバーには決勝各クラス順位によって、下記制限に従った決勝ポイントが与え
られる。
・決勝レース後の再車両検査により失格した場合は、当該レースの決勝ポイントは無効とし、以下の順位を繰り上げる
ものする。
・但し、耐久レース時、第2ドライバーに対しての決勝ポイントは与えない。
・ポイントの制限(各クラス)
1位
2位
3位
4位
15
13
11
9
5位
6位
7位
8位
9位
7
6
5
4
3
10位
2
(2)シリーズポイント(各クラス)
・シリーズポイント集計は獲得した決勝ポイント全戦分の合計ポイントで順位を決定する。
・シリーズで同ポイントの順位決定は、決勝での上位得点の回数の多い順に決定する。更に同一の場合は、最終戦の決
勝成績によって決定する。尚も同一の場合は、VTA が決定する。
7. スターティンググリッド/ スタート方式
(1)決勝グリッドは公式予選で記録した自己のベストラップタイム順にてクラス別に決勝スターティンググリッドが与
えられ、Golf GTI Class を先頭に、Lupo GTI Class が続き、Lupo GTI Class のトップ車両は Golf GTI Class のポー
ルポジションと同じ側に位置する物とする。
(2)2 名以上が同一タイムを記録した場合は、早い時刻にタイムを記録した方に優先権が与えられ、同時刻に記録された
場合はセカンドタイムの比較によってグリッドを与える。
(3)スタート方式
1)決勝レーススタートは、オフィシャルカーの先導に続いてフォーメーションラップを行った後の信号灯(グリ
ーランプ点灯)によるローリングスタートとする。各車両はスタートラインを通過するまで、他車を追越して
はならない。
2)オフィシャルの指示に従い、各車両はピットアウトし、コースを1周後、定められたグリッドに整列する。こ
のピットアウト後の燃料給油は一切禁止される。
3)ピット出口が閉鎖時間までにコースインできなかった車両は、スタートがなされ、全ての車両がピット出口を
通過後に、ピット出口の信号灯にグリーンランプが点灯することによってピットスタートが許される。
4)スタート手順
■5分前)グリッドへの進入は禁止される。競技車両はエンジンを停止し、車両に対する一切の作業が禁止さ
れる。
■3分前)ドライバー及び競技役員を除き、全ての者はコース上から退去する。
■1分前)ドライバーは、運転席に着座した状態でエンジンを始動させる。エンジンが始動できない車両のド
ライバーは、オフィシャル及び後方のドライバーに合図すること。その際、グリッドマーシャルによって黄
旗が振動表示される。
■30 秒前)グリッド前方で緑旗が振動表示され、各車両はスターティンググリッドの位置関係を守りながら、
オフィシャルカーの先導に従って2列隊形でフォーメーションラップ中における追越しは禁止される。
5)フォーメーションラップにスタート出来なかった車両は、全車フォーメーションラップにスタートした後オフ
ィシャルによって車両をコース上押してエンジンを始動、もしくは、ピットロードに移動させる。コース上で
エンジンが出来た車両は、フォーメーションラップに参加できるが、他の走行中の車両を追越すことは禁止さ
れ、最後尾からのスタートとする。又、ピットロードに移動された車両のスタートはピットスタートとする。
6)フォーメーションラップ中に何らかの問題が生じ、1周を超えてフォーメーションラップが行われる場合は、
最初のフォーメーションラップ終了時点でレースがスタートしたものと見なし、追加されたフォーメーション
ラップも決勝周回数とみなされる。
7)スタート遅延
フォーメーションラップのスタート後に問題が発生した場合は、以下の処置がとられる。
a.フラッグタワーにおいてスターターは、黄信号灯点滅+「START DELAYED」ボードを表示。
b.オフィシャルカーはスローダウンし、グリッド手前で停止する。全車両は当初のポジションでそれぞれ
のグリッド上に停止する。エンジンは停止され、スタート手順は、5分前から再開される。
c.再開スタートの場合のレース距離(周回数)は当初の距離から減算され、スタートライン上の電光掲示
装置と、場内アナウンスによって伝達される。
8)フォーメーションラップの終わりに、オフィシャルカーはスタートライン手前でコースから退去する。その後
はスタート信号(グリーンランプ点灯)がだされるまでポールポジションの車両は、オフィシャルカーによる
フォーメーションラップ中の速度を維持して走行し、その他の車両もそれぞれのポジションを維持して走行す
ること。また、スタート信号点灯後も,スタートラインを通過するまで追越しは禁止される。
8. 参加資格
(1)すべてのドライバーは、ASN 発給の国内競技運転者許可証 A クラス以上の所持者とする。
(2)参加者は、ASN 発給の競技参加許可証を所持するものでなければならない。但し、ドライバーが参加者を兼任する
場合は、その限りでない。
(3) JAF 以外の ASN に所属する競技参加者およびドライバーは FIA 国際競技規則第 70 条で定められた出場証明証を
提出しなければならない。
(4)ライセンスは、当該年度に有効なものでなければなない。競技参加者およびドライバーは、ライセンスの資格停止
期間中であってはならない。
9.ドライバー及びチームクルーの遵守事項
(1)VW GTI カップ参加ドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則 L 項による「第 4 章 サーキットにおけるド
ライブ行為の規律」と同付則 H 項による「4. 信号」を熟知していなければならない。
(2)旗信号無視、危険な走行、接触事故等のラフプレーが認められた場合は、9.-(1)に規定する各項違反として、国内競技
規則 11-9 による「競技会出場停止(失格)」の適用も含め、厳格に罰せられる場合がある。
(3)各大会期間を通じて、スポーツマンシップに違反する行為、言動が認められた場合にも 9.-(2)に準じて罰せられる場
合がある。
10.抗議及び控訴
(1) 抗議及び控訴の手続きは JAF 国内競技規則第 12 章、第 13 章に従うこと。
(2)10.-(1)によるもの以外は、一切の抗議は認められないものとする。
11.参加申し込み
(1)受付期間 :
□シリーズ参加申込期間
2009 年 5 月 1 日(金)~5 月 25 日(月)
□スポット参加申込期間
第1戦 岡山国際サーキット 2009 年 5 月 1 日(金)~5 月 25 日(月)
第 2 戦 富士スピードウェイ 2009 年 5 月 1 日(金)~7 月 24 日(金)
第 3 戦 スポーツランド菅生 2009 年 5 月 1 日(金)~10 月 23 日(金)
(2)受付場所及びお問い合わせ :
フォルクスワーゲン・トロフィ・アソシエイション(VTA 事務局)
〒259-0157 神奈川県足柄上郡中井町境 405
コックス株式会社 内
TEL : 0465-80-0820/ FAX : 0465-80-0821
12.参加料及び保険料(税込み)
(1)参加料 : シリーズエントリー ¥ 150,000
スポットエントリー ¥ 52,500 / 1 レース
第3戦 100Km 耐久レースは、ドライバーは1名(Aドライバー)もしくは2名(A+Bドライバー)が参
加することが出来る。但し、2人目のドライバー(Bドライバー)は、大会参加申込締切までに VTA に対
して登録料 21,000 円添えて、VTA 指定の書面を提出して登録されていなければならない。
※参加料に含まれるもの4名様分(参加者含む)クレデンシャルとランチチケット
(2)参加料は、不可抗力による当該大会の中止、当該大会組織委員会による参加申込拒否(JAF 国内競技規則 4-19)の場
合を除きいかなる場合も返還されない。
(3)保険料
各大会特別競技規則書の規定に従う。規定がない場合は下記の通りとする。ドライバーは 900 万円以上、ピットクル
ーは 400 万円以上の自分自身の傷害保険に加入していなくてはならない。
上記に満たない場合、あるいは加入していない場合は、エントリー時に加入するものとする。
13.参加車両
(1)参加車両は、日本国内で販売された Volkswagen Golf GTI(型式番号 GH-1KAXX)右ハンドル車両及び Volkswagen Lupo
GTI(型式番号 GH-6EAVY)右ハンドル車両で、VTA が認めた VW Golf GTI Cup 及び VW Lupo GTI Cup 仕様車を表す
認定番号付きプレートが装着された車両に限られる。また、国土交通省令道路運送車両の保安基準に適合した、有効
な自動車検査証を有する車両で、エンジン、ミッション及び VTA が規定する箇所に封印が施されなければならない。
(2)参加車両は、レース終了・車両保管解除後に、一般公道における安全な運行を確認するための車両検査が義務付けら
れる。
14.ゼッケン及びドライバー氏名の表示
(1)ゼッケンは申し込み順に希望するナンバーを申請し、VTA が承認したゼッケンを使用する。ただし、2008 年シリー
ズに参加した車両が使用した番号は、2009 年の参加者が優先される。
(2)ゼッケンは、ボンネット、ルーフ、左右ドア、リアゲートの 5 ケ所に表示しなければならない。ゼッケン及びゼッケ
ンベースは VTA 指定のものを使用し、VTA が規定する位置に表示しなくてはならない。
(3)ドライバーの氏名は、車両ルーフ両側に英文で表示しなければならない。
15.広告スペース及びカラーリング
(1)参加者は大会事務局及び当該レーススポンサーのために参加車両に広告スペースを提供しなければならない。その位
置は 16.-(1)及び 16.-(2)で規定する。
(2)参加者は 16.-(1)、(2)で規定する位置に指定のステッカーを貼付しなければならない。
(3)参加者は、VTA が規定する当該レースのスポンサーと競合する参加者自身のスポンサーを、車両及び衣服に表示する
ことはできない。当規定に違反が認められた場合は、VTA の判断により参加が拒否される場合、もしくは失格となる
場合がある。
(4)VTA に申請し承認されたもの以外、ボディには日本語(漢字/ひらがな/ カタカナ)表示は一切使用してはならない。尚、
VTA は理由を明示することなく申請を却下できる。
(5)参加者はレーシングスーツの指定の位置に VTA が規定するワッペンを貼付しなければならない。
16.VTA 指定ステッカー貼付位置
下図
の部分は VW GTI カップオフィシャルスポンサーステッカーを貼付する位置として、他のステッカー、
または塗装による名称の表示があってはならない。
VW GTI カップオフィシャルスポンサーステッカー貼付位置は、別途 VTA 指示書により規定する。
(1)
Golf GTI class
(2) Lupo GTI Class
Golf GTI Class 車両規定
車両
■.参加車両は、日本国内で販売された Volkswagen Golf GTI(型式番号 GH-1KAXX)右ハンドル車両で、VTA が認めた VW
Golf GTI Cup 仕様車を表す認定番号付きプレートが装着された車両に限られる。また、国土交通省令道路運送車両の
保安基準に適合した、有効な自動車検査証を有する車両でなければならない。
■.参加車両は JAF の「自動車登録番号標付車両によるレース開催規定」第 2 条(参加車両規定)に従い、更に、次の各項
に従ったものでなければならない。また、当規定に記載れていない項目は全て当初の状態でなければならず、変更及
び改造は障害者用操作装置を除き一切認められず、障害者用操作装置を装着した車両は VTA に事前に申請をしなけ
ればならない。
■.参加車両は一般公道で有効な任意保険に加入していなければならない。
■.参加車両は参加受付時から決勝レース後の車両検査(公道走行チェック)が終了するまで VTA によって管理され、サー
キット施設内より車両を持ち出すことは許されない。
■.車両について分解整備(原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、緩衝装置または連結装置を取り外し
て行う車両の整備及び改造であって、運輸省令で定めるものをいう)を行った場合は、遅延なく点検整備記録簿に整
備の概要を記載しなければならない。
■.修理義務として鉛封印部分(エンジン Assy,ミッション Assy)を分解修理する場合、その旨を VTA まで届け出るものと
し、VTA 指定工場にて修理交換しなければならない。
1.安全規定
(1)ロールケージ
(VTA 指定部品=「ロールケージ/ロールケージカバー」)
VTA 指定のロールケージを使用しなくてはならない。乗員の頭部等を保護するため、頭部等に接触する恐れのあるロ
ールケージの部位は、緩衝材で覆わなくてはならない。
(2)安全ベルト
(VTA 指定部品=「4 点式シートベルト」)
VTA 指定のワンタッチフルハーネスタイプ 4 点式安全ベルトの装着が義務付けられる。材質及び取付け方法等は、
2008 年 JAF 国内競技車両規則第 1 編第 4 章第 4 条「安全ベルト」及び付則「安全ベルトに関する指導要項」に従う
こと。また、標準装備されている 3 点式シートベルトは無改造のまま装備されていなければならない。
(3)牽引用穴あきブラケット
(VTA 指定部品=「フロント牽引フック/リア牽引フック」)
レース時に限り車両前後に牽引用穴あきブラケットの装着が義務付けられる。この際使用する牽引用穴あきブラケッ
トは、VTA 指定のボルトオンタイプの可倒式フロント牽引フック/リア牽引フックを使用しなければならない。2006
年までの固定タイプの使用は認められない。
(4)ファスナー
ボンネット及びリアゲートへのファスナーの装着を推奨する。ファスナーを装着する場合は、国内競技車両規則第 1
編第 4 章第 3 条に従わなければならない。
(5)消火装置
消火装置の装着を推奨する。装着する場合は国内競技車両規則第 1 編第 4 章第 5 条に従うこと。
(6)サーキットブレーカー
イグニッションスイッチは、その位置が確認できるよう、黄色で明示しなければならない。また、サーキットブレー
カーの装着を推奨する。サーキットブレーカーを装着する場合は、国内競技車両規則第 1 編第 4 章第 11 条に従わな
ければならない。
(7)オイルキャッチタンク
オイルキャッチタンクの装着を推奨する。オイルキャッチタンクを装着する場合は、国内競技車両規則第 1 編第 4 章
第 19 条に従わなければならない。ただし、ブローバイガス還元装置は当初の機能を有すること。
2.エンジン
エンジンの変更、改造は下記に認められたもの以外は不可。
(1)エンジンの排気量の変更は不可。
(2)各ピストンの変更、改造は不可。
(3)カムシャフトは変更不可。
(4)各コンロッド及びクランクシャフトの変更は不可。
(5)ECU コントロールユニット及びシステムの変更は VTA 認定部品に限り可。ただし、施工は VTA 指定工場が行う。
(6)インテークマニホールド及びエキゾーストマニホールドの変更は不可。
(7)キャタライザーの変更、改造は不可。
(8)エキゾーストパイプ、マフラーの変更は VTA 認定部品以外は不可。改造は不可。
(9)エンジンマウントの材質および強度の変更は不可。
(10)エアクリーナーのフィルターエレメントの変更は VTA 認定部品に限り可。
(11)サーモスタットの取り外しは可。
(12)インテークバルブ、エキゾーストバルブ、バルブスプリングの変更は不可。
(13)ヘッドガスケットの変更は不可。
(14)シリンダーヘッドの変更は不可。
(15)フューエルシステムの変更、改造は不可。
(16)電気系統のイグニッションシステムの変更、改造は不可。
(17)プラグコードの変更及びアーシングシステムの変更、改造は不可。
(18)オイルクーラーの変更は可。
(19)ウォーターラジエーター、ファン、シュラウド、配管類の変更、改造は不可。ただし、配管は補助メーター取り付
けに関してのみ最小限の改造は可。
3.クラッチ/トランスミッション
(1)DSG システムの変更、改造は不可。
(2)ミッションおよびファイナルギアの変更は不可。
(3)ディファレンシャルシステムの変更、改造は不可。
4.シャーシ
(1)ショックアブソーバー及びスプリングの変更は VTA 認定部品以外は不可。改造は不可。
(2)サスペンションストラットアッパー部のラバーマウント部品の変更、改造は不可。
(3)サスペンション各部のラバーブッシュ類の変更、改造は不可。
(4)フロントスタビライザー、リアスタビライザー及びボディダンパーの追加、変更は VTA 認定部品以外は不可。改造は
不可。
(5)ストラットバー(アッパー及びロアー)の取り付けは不可。
(6)ドライブシャフトおよびジョイント部の変更、改造は不可。
(7)パワーステアリング装置の変更、改造は不可。
(8)当初から車両に設定された調整範囲内に限り、アライメントの調整は可。
5.ホイール/タイヤ
(1)ホイール及びホイールボルトは VTA 指定部品を使用しなくてはならない。
(2)ホイールは全輪共に同一のものを使用しなくてはならない。
(3)ホイールスペーサー及び、それに類するものの使用は不可。
(4)センターキャップ等、脱落の恐れがあるものは取り外さなければならない。また、ホイールバランスウエイトは脱落
防止のためテーピングを施さなければならない。
(5)タイヤは公式予選、決勝を通じて VTA が指定したワンメイクタイヤを使用しなければならない。VTA 指定タイヤは、
ブリヂストン POTENZA RE11S Type-SR2 [225/45R 17 87W]とする。
(6)タイヤの溝は 1.6mm 以上あること。
(7)タイヤには一切の加工は許されない。
(8)サーキットにおいてタイヤの裏組みを行うことは許されない。
(9)公式予選、決勝を通じて使用できるタイヤは4本までとする。
(10) バースト等のやむをえない場合に限り、VTA 規定の書面で申請し、技術委員長の判断によりタイヤの追加使用が許
される。この場合、公式予選により獲得したスターティンググリッドは変更されない。ただし、公式車検時に技術委
員長からタイヤ交換勧告があったにもかかわらず、タイヤを交換せずに予選に出走し、タイヤ交換申請をした場合は、
クラス最後尾グリッドからのスタートとする。
(11)使用するタイヤには、公式車検時にマーキングが施される。このマーキングが施されたタイヤでの一般公道を走行
する事は禁止される。
6.ブレーキ
(1) マスターシリンダーの変更は不可。
(2)各キャリパーの変更は不可。
(3)ブレーキホースの変更は VTA 認定品に限り可。ただし、改造は不可。
(4)ブレーキパッドの変更は可。ただし、VTA 指定部品を使用しなければならない。
(5)バックプレートの取り外しは不可。
(6)ABS 装置の取り外しは不可。
7.車体
(1) 自動車登録番号標(ナンバープレート)の移設は不可。
(2)空力装置(エアロパーツ)の装着は VTA 認定部品以外は不可。
(3)フロントウインドウ及び運転者席側面のガラス面については、塗装及びフイルム、ステッカーの貼り付けは不可。た
だし、運転席より後方の座席等の側面ガラスは除くものとする。また、バックミラーでの後方視界の妨げになるよう
なリアガラスへの塗装及びフイルム、ステッカーの貼り付けは不可とする。
(4)ヒーター(デフロスタ)及びエアコンの取り外しは不可。
(5)ラジオ/オーディオ関係等の補助的付加物の取り外しは可。
(6)ボンネットフード及びリアゲートの変更及び改造は不可。ただしファスナーの取り付けは可。
(7)ボンネットフードダンパー及びリアゲートダンパーは、レース時には取り外すこと。
(8)各ウインドウ及び各ドアのサイドバーに関しての変更及び改造は不可。
(9)バックミラー及びドアミラーの変更は不可。
(10)ウォッシャータンクの容量の変更は不可。
(11)バッテリーの変更は取付位置を含め不可。
(12)発電系統の変更及び改造は不可。
(13)燃料系統及びガソリンタンクの変更及び改造は不可。
(14)ボディーコーティングを剥がすことは不可。
(15) 車体の補強は、ウレタン材の使用も含み一切不可。
(16)エンジンルーム内において標準装着以外の場所に断熱材を貼る事は不可。
(17)ドアの内張り及びウインドウレギュレーターは、フロント側左右、リア側左右の除去は不可。
(18)フロアカーペットの変更及び除去は不可。フロアマットはレース時には取り外すこと。
(19)電気式メーターに限り、補助メーターの追加装着は可。ただし、標準装備されているメーター類は、当初の機能を
有すること。また、補助メーターの取り付けに際しては、乗員の保護を充分に考慮した取り付け位置、取り付け方
法であること。
(20)安全性、操作性を向上させる目的で、ペダル類の変更及びフットレストの追加取り付けは可。
(21)運転席のシートはレース時のみ VTA 認定品に限り変更は可。助手席及び後部座席のシート、ヘッドレスト及びリア
トレイの変更、改造は不可。
(22)レース時の助手席、後部座席、各ヘッドレスト及びリアトレイの取り外しは不可。ただし、スペアタイヤ、車載工
具の取り外しは可。また、車室内に装着したアクセサリー類はレース時には取り外さなければならない。
(23)ステアリングホイールの交換は不可。また、レース時は、エアバッグの作動をキャンセルさせること。
(24)ステアリングの上下位置調整は純正の機能以外不可。
(25)車両の最低重量は 1,370kg とする。
(各大会開催期間に主催者によって指定された時間・場所で計測された重量を優先する。
)
8.車両運行安全管理
(1)レース終了・車両保管解除後、車両が一般の交通の用に供するのに適するか否かを確認するための車両検査(公道走行
チェック)が義務付けられる。
(2)この検査は決勝レース出場の有無にかかわらず、VW GTI カップ参加受付車両全てに対して義務付けられる。
(3)この検査は決勝レース終了・車両保管解除後に、VTA によって定められた場所にて実施する。
(4)競技役員立ち合いのもと、VTA が指定した検査員(自動車検査員国家資格所持者)が車両検査を実施する。参加者は道
路運送車両法の保安基準に定められた条項については、VTA が指定する技術員の判断に従わなければならない。VTA
が指定する検査員の判断により、保安基準に適合していない箇所が指摘された場合、該当する参加者は失格となり、
以前の成績に遡ってポイントを失う場合がある。
(5)検査項目は JAF の「自動車登録番号標付車両によるレース開催規定付則 自動車登録番号標付車両によるレースの車
両検査及び安全対策」に定められたレース終了後の車両検査項目に加えて、下記の検査を実施する。
・一般公道走行用タイヤの装着 (VTA 指定タイヤは不可)
・前後牽引フックの取り外し確認
・エアバッグコネクターの接続
・一般公道走行使用可能な運転席シートの装着
(6)当検査において不適合と判断された車両は VTA が管理し、VTA の指示に従い、規定の場所までキャリアカーで移動
しなければならない。規定の場所とは車両所有者または使用者の保管場所、もしくは自動車整備工場とする。参加者
がキャリアカーの手配をできない場合には、VTA が準備するキャリアカーにて搬送する。(キャリアカー費用は参加
者負担)。なお、検査において不具合箇所が指摘された車両は、当該箇所の整備作業が完了していることを書面・資料・
写真等によって証明しなければ、以降のレースへの参加は受理されない。
(7)参加車両が本検査を受けなかった場合は、その競技成績は抹消され、競技参加者、競技運転者及び当該車両のそれ以
降の本シリーズへの参加は認められない。入賞した車両の競技成績が本項によって抹消された場合、その車両以下の
順位の繰り上げは行わない。
9.統一解釈
本規定は運輸省令道路運送車両の保安基準に適合し、できる限り変更、改造の範囲を最小限にとどめ、ドライバーを
主軸とした高品質なレースを行うことを目的として作成されたものであり、JAF 国内競技車両規則及び本規定により認
められていない事項については全て改造・変更が認められないものとして解釈しなければならない。本規定に記載され
ていない全ての項目は、各大会の特別規則書及び公式通知により示される。なお、本規定の変更・解釈等については、
VTA から VTA ブルテンとして書面で公示される。本規定の各項目について、VTA によって認められていない参加者独自
の解釈は一切を無効とする。万一疑義が生じた場合は、その内容により、VTA 及び大会審査委員会、大会技術委員長の
解釈をもって最終決定とする。
Volkswagen GTI Cup Japan Golf GTI Class VTA 指定部品リスト
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
品名
ロールケージ/ロールケージカバー
4点式シートベルト
フロント牽引フック/リア牽引フック(可倒式)
ホイール:VOLKSWAGEN Racing [17inch – 7.5J]
ホイールボルト
ブリヂストン POTENZA RE11 TYPE RS [225/ 45R 17
87W]
フロントブレーキパッド/リアブレーキパッド
ATE Super Blue Racing ブレーキフルード
VOLKSWAGEN スパークプラグ
VOLKSWAGEN フロントディスクローター
VOLKSWAGEN リアディスクローター
ゼッケンナンバー
ゼッケンベース Golf GTI Class:黄色
エンジンオイル:VOLKSWAGEN Racing Oil [0W-40]
備考
指定ステッカー付
レース時のみ使用
レース時のみ使用
指定ステッカー付
車検時マーキング
指定マーク打刻
Volkswagen GTI Cup Japan Golf GTI Class VTA 認定部品リスト
No.
1
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品名
備考
フロントスポイラー
純正番号付
VOLKSWAGEN Racing スタビライザー(フロント)
指定ステッカー付
VOLKSWAGEN Racing スタビライザー(リア)
指定ステッカー付
VOLKSWAGEN Racing エグゾーストマフラー
封印プレート付
VW GTI Cup サスペンションキット
前後ショックアブソーバー
指定ステッカー付
前後サスペンション コイルスプリング
部品番号付
VTA 認定ボディダンバー
指定ステッカー付
指定ステッカー付
VTA 認定レーシングシートセット
RECARO TS-GS(ベースフレーム/サイドアダプターセット付き) (レース時のみ使用)
指定ステッカー付
VTA 認定レーシングシートセット
RECARO SR-6(ベースフレーム/サイドアダプターセット付き) (レース時のみ使用)
VTA 認定 ECU ユニット
指定ステッカー付
VTA 認定エアクリーナー(純正交換タイプ)
指定ステッカー付
VTA 認定ブレーキホースシステム
指定ステッカー付
Lupo GTI Class 車両規定
下記規定以外は Golf GTI Class 車両規定に準ずる。
車両
参加車両は、日本国内で販売された Volkswagen Lupo GTI(型式番号 GH-6EAVY)右ハンドル車両で、VTA が認めた VW
Lupo GTI Cup 仕様車を表す認定番号付きプレートが装着された車両に限られる。また、国土交通省令道路運送車両の保
安基準に適合した、有効な自動車検査証を有する車両でなければならない。
3.クラッチ/トランスミッション
(1)クラッチカバー及びクラッチディスクの変更は可。
4.シャーシ
(1)ショックアブソーバー及びスプリングの変更は VTA 指定部品に限り可。ただし、一切の改造は不可。
(2)フロントスタビライザー、リアスタビライザー及びの変更は不可。
5.ホイール/タイヤ
(1)タイヤは公式予選、決勝を通じて VTA が指定したワンメイクタイヤを使用しなければならない。VTA 指定タイヤは、
ブリヂストン POTENZA RE11S Type-SR2 [195/50R 15 82V]とする。
6.ブレーキ
(1)各キャリパー及びブレーキホースの変更は付加
(2)フロントブレーキ冷却用の導風板取り付けは可。ただし、VW 純正部品(品番:6N0 615 447 A 及び 6N0 615 448 A)
を使用し、同様に(品番:N 038 549 1)によって取り付けを行うこと。
7.車体
(1)空力装置(エアロパーツ)の装着は不可。
(2)車両の最低重量は 970kg とする。
(各大会開催期間に主催者によって指定された時間・場所で計測された重量を優先する。
)
Volkswagen GTI Cup Japan Lupo GTI Class VTA 指定部品リスト
No.
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品名
ロールケージ/ロールケージカバー
4点式シートベルト
・Lupo GTI Cup Japan 2003 及び 2004 Series 時指定品
・WILLANS CLUB4 4X4 (3 inch x 3 inch)
フロント牽引フック/リア牽引フック(可倒式)
ホイール:VOLKSWAGEN Racing [17inch – 7.5J]
・VOLKSWAGEN Racing [15 inch]
(Lupo GTI Cup Japan 2003 及び 2004 Series 時指定品)
・OZ Racing SUPERTURISMO GT [15 inch]
・OZ Racing SUPERTURISMO WRC [15 inch]
ブリヂストン POTENZA RE11 TYPE RS [195/ 50R 15 82V]
ホイールボルト
フロントブレーキパッド/リアブレーキパッド
ATE Super Blue Racing ブレーキフルード
VOLKSWAGEN スパークプラグ
VOLKSWAGEN フロントディスクローター
VOLKSWAGEN リアディスクローター
ゼッケンナンバー
ゼッケンベース Golf GTI Class:白色
エンジンオイル:VOLKSWAGEN Racing Oil [0W-40]
レーシングシート(運転席のみ)
Lupo GTI Cup Japan 2003 及び 2004 Series 時指定部品
備考
指定ステッカー付
レース時のみ使用
指定ステッカー付
レース時のみ使用
指定ステッカー付
車検時マーキング
指定マーク打刻
指定ステッカー付
レース時のみ使用
Volkswagen GTI Cup Japan Lupo GTI Class VTA 認定部品リスト
No.
1
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6
7
品名
WILLANS TYPE S 4 (3 inch x 3 inch)
エアダクト(フロントブレーキ冷却用導風板)レフト
エアダクト(フロントブレーキ冷却用導風板)ライト
エアダクト(フロントブレーキ冷却用導風板)用リベット
VTA 認定レーシングシートセット
RECARO TS-GS
(ベースフレーム/サイドアダプターセット付き)
VTA 認定レーシングシートセット
RECARO SR-6
(ベースフレーム/サイドアダプターセット付き)
VTA 認定エアクリーナー(純正交換タイプ)
備考
VOLKSWAGEN 純正品
VOLKSWAGEN 純正品
VOLKSWAGEN 純正品
指定ステッカー付
(レース時のみ使用)
指定ステッカー付
(レース時のみ使用)
指定ステッカー付
Volkswagen GTI Cup 100Km 耐久レース競技規則
公示
Volkswagen GTI Cup Japan Series 2009 年度耐久レースとして開催するにあたり、Volkswagen GTI Cup Japan(以下「GTI
Cup」という)2009 Sporting Regulations 共通規定及び車両規定に規定された条項の内、本「Volkswagen GTI Cup100km 耐
久レース」に記載する条項が変更、もしくは追加される。本競技規則書に記載された当該条項以外については、2009 Sporting
Regulations が適用される。ならびに本規則書に記載されていない全ての項目は、本大会の特別規則書及び公式通知により
示される。また、本規定の変更及び解釈は、VTA ブルテンとして VTA より公示される。
1.公式予選/フリー走行/予選基準タイム
1)参加ドライバーはスターティンググリッド順を決定するための公式予選に出走し、タイム計測を受けなくてはな
らない。2名のドライバーが登録されている場合は、登録されたドライバーのうち少なくとも 1 名が予選に出場
しタイムを記録しなければならない。なお、予選に出場しなかったドライバーに関して、チーム責任者は、その
技量、知識について保証すること。
2)予選基準タイムをクリアすることの出来ないドライバーは、特に大会審査委員会が認めた場合を除き、決勝レー
スへの出場は認められない。
3)公式予選とフリー走行間に、天気の変更等によって著しくコースコンデションに変化が生じ、予選基準タイムが
適正でないと判断した場合、大会審査委員会は、VTA と協議の上、新たな予選基準タイムを設定する場合がある。
2.スターティンググリッド
1)スターティンググリッド順は、公式予選のタイム順に与えられる。
2)最終のスターティンググリッド発表後、グリッドに着くことの出来ない車両の位置は空席のまま残され、他の車
両は発表されたグリッド位置にそのまま留まるものとする。
3.セーフティーカー
2009 FIA 国際モータースポーツ付則 H 項に準じる。
4.ピットクルー/ピットストップ/義務付け事項
1)参加申込時に指名登録された最大3名までのピットクルーが、自チームピット内での作業を認められる。但し、
状況に応じて VTA 技術委員が作業補助に加わる場合がある。
2)全ての参加車両は、決勝レーススタート後、自車の周回数が本コース上で 9 周を終了し、10 周目から 17 周目間
に最低 1 回のピットストップが義務付けられる。理由の如何を問わず、このピットストップを行なわなかった場
合は、決勝結果タイムに 6 分加算される。
3)義務付けられたピットストップの際は、ピットストップを行なう予定の旨をオフィシャルに申請しピットレーン
に進入、自チームピット前に車両が完全に停止(エンジンも停止)した後に、登録された1名のピットクルーな
らびドライバーは、以下の作業行動を行わなければならない。
a.ピットクルーは、車両が完全に停止した後にトルクレンチによるホイールボルト増し締めを全輪の全て
のホイールボルト(1 ホイール 5 本×4 輪)に対して行なうこと。更に乗車したドライバーのシートベル
トが確実に装着されていることを確認し、車両のドアを閉めた後、作業完了を挙手で自チーム担当オフ
ィシャルにオフィシャルから確認の合図を受けなければならない。この際、作業を認められるピットク
ルーは1チームにつき1名のみとし、大会参加時に配布される識別表示を規定の位置に装着していなけ
ればならない。
b.2名のドライバーが登録されているチームは、ドライバー交代を行う。登録ドライバーが1名のチーム
は、ドライバーが一旦完全に降車し、自チーム担当オフィシャルに降車の確認を受ける。完全に降車す
るとは、ドライバーがピット作業エリアの路面に両足で起立し、身体のいずれかの部分も車両に触れて
いない状態を表す。
4)決勝レース中にピット内に車両を押して入れる場合、ならびに自チームピット内で作業を行なう場合は、指名登
録された3名のピットクルーによって作業を行なうことが認められる。但し、ピット内での作業は義務付け事項
の履行とは見なされない。従って、ピット内での作業終了後、自チームピット前で、4-3)で規定される義務付け
事項を行なわなければならない。
5.燃料給油/車両修理
1)公式予選及びフリー走行中、決勝レースコースイン後の燃料給油は一切禁止とする。
2)決勝レース中に、車両のジャッキアップを必要とする作業は、自チームのピット内で行われなければなら
ない。
6.ペナルティ
1)100km 耐久レースの全体を通じて、共通規定「8.参加者の行為の規律」に記載された接触事故。危険なド
ライブ行為が認められた場合は、大会審査委員会の裁定とは別に、VTA によるペナルティが課せられる。
2)VTA によって課せられたペナルティは、シリーズポイントの減算に限定される。VTA は、大会審査委員
会、及び大会競技委員長等の競技会役員にアドバイスを求め、ペナルティの程度を決定する。
3)ペナルティとしてのシリーズポイント減算の対象範囲は、当該大会(100km 耐久レース)のみから、過
去の大会に遡って適用される場合(シリーズポイントの剥奪まで)があることを承知しなければならない。
その判断は、違反の程度、重複回数等によって行なわれる。
7.競技終了後
1)参加車両は決勝レース終了後の再車両検査、または車両保管中に大会技術役員立会いのもと、VTA によっ
て任意に行なわれる燃料タンク容量検査の実施に同意しなければならない。
2)決勝レース終了後・車両保管解除後に行なわれる公道走行チェックを例外無く全参加車両が受けなければ
ならない。
8.補足/遵守事項/統一解釈
1)本規則書に記載されていない各事項については、大会特別規則書、または、大会公式通知にて示される。
2)全ての参加者は本競技会に適用される諸規則に精通し、これらを遵守すると共に、主催者及び競技役員の
指示に従う義務を負うものとする。
3)本規則書及び、本競技会に関する公式通知をはじめとする諸規則の解釈について疑義が生じた場合、参加
者は文書による質疑申し立てができる。質疑に対する回答は、大会審査委員会の解釈を最終的なものとし
て関係当事者に口頭で通告される。
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