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第2号 - 福井県教育研究所

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第2号 - 福井県教育研究所
メールマガジン第2号
福井県教育研究所
今月の主な内容
■各部より・・・研修部、調査研究部、教育相談部
■研究所からのお知らせ
2015 年6月 30 日配信
配信元 福井県教育研究所
TEL0776-36-4850
E-mail: mailto:[email protected]
HP:http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/
福井県教育研究所
◆◇ 教職員研修講座に関するお知らせ ◇◆
本格的な研修の季節になりました。教育研究所の実践型集合研修講座が7月から8月に
かけて集中して実施されます。今年度は、実践型集合研修を受講する際に、事前の学習と
して通信型研修のビデオ教材を視聴していただく講座も用意されています。先生方にも反
転学習を経験していただき、講座の内容についてもいろいろとご意見いただけたらと思い
ます。「H27年度教職員研修講座案内」P48~49 の研修講座カレンダーをご活用いただき
研修についてご計画ください。お申込みはお早めに!
■ 各 部より
研 修
部
○シンガポールからの教員 31 名が教育研究所員と情報交換会実施
世界授業研究学会(WALS)主催の授業研究研修が、県内で 16 日から3日間の日程で行
われました。今回は、クリスティーン・リー会長(シンガポール国立教育研究所)と、シン
ガポールの教諭ら約 30 名が、県内の小・中・高等学校を訪問し、授業参観や授業研究協議
会に参加しました。
17 日の午前中には当研究所を訪れ、各部の概要説明を聞いた後、研修講座を一部見学し、
5グループに分かれて所員とのディスカッションを行いました。シンガポールでは3年で
ベテランと呼ばれるのに対し、日本では 10 年経験した教員でも研修を受けるシステムに驚
いた様子でした。また、通信型研修、実践型集合研修、訪問研修のサイクルと授業研究の関
わりについても興味を持たれていました。その他、多様な教育相談活動にも感心していらっ
しゃいました。
所員にとっても、短い時間ではありましたが、シンガポールと日本の教育の違いについて
知ることができ、貴重なひとときを過ごすことができました。
1
福井県教育研究所
○研修講座報告
学び合い、世界を広げる NIE-新聞活用で「考える人」になる-研修講座を開催
この研修講座は、福井県 NIE 推進協議会との共催講座で、福井新聞社プレス21で
開催されました。講座に先立ち、新聞(こどもタイムズ+)印刷を見学しました。新聞
印刷は基本的には深夜に行われているため、貴重な体験となりました。
講座では、NIE における「学びのステップアップ表」について、小・中・高校と発達段
階をふまえての指導の在り方について理解するとともに、小中学校での実践から、演習を通
して新聞を活用した指導法の実際やその工夫について学びました。
小・中・高校とそれぞれの校種から 24 名の先生が受講し、
「新聞を使った活動をたく
さん教えていただいてとても役に立ちました」
「切り抜き新聞もスクラップクイズもどちら
も頭を使う活動で面白いと思いました」
「教科の目標達成のための活用と領域を超えた活用
との違いや育てることができる様々な力について知ることができました。いろんなレベル
や段階があり、ステップアップしていく活用の仕方を学ぶことができました。」などの感想
をいただきました。
NIE はまさに現在求められている探究型学習であり、グループで協力して新聞をまとめ
ることで、仲間づくり、人間関係づくりにもつながる取り組みだと思います。
※NIE(Newspaper in Education=「エヌ・アイ・イー」)は、学校などで新聞を教材として
活用することです。この活動は、1930 年代にアメリカで始まり、日本では 85 年、静岡で開
かれた新聞大会で提唱されました。その後、教育界と新聞界が協力し、社会性豊かな青少年
の育成や活字文化と民主主義社会の発展などを目的に掲げて、全国で展開しています。
福井県における NIE 活動は、1995年に福井市の藤島高、明倫中、藤島中の3校が実
践パイロット校に選ばれ、活動が活発化しました。
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福井県教育研究所
○サイエンスカー巡回指導始まる
県内のへき地複式校ならびに小規模校などの児童・生徒を対象に、理科の観察や実験
を行い、科学に対する興味・関心を高めるとともに、科学的な見方や考え方を養うために
行っている事業です。身近な素材を使ってのものづくりや実験などを通じて児童・生徒
が学びを深めるきっかけとなっており、例年、好評をいただいております。
本年度も現在のところ 15 校の申込を受けています。
●若狭町立梅の里小学校(6月 10 日実施)
*1~3年「ジャンボシャボン玉を作ろう」
「飛ばしてみよう(製作)」
*4~6年「超低温の世界(液体窒素の実験)」
「空気砲で遊ぼう」
<低学年>
今年度のサイエンスカー巡回指導は若狭町立梅の里小学校からのスタートです。低学
年から高学年のみなさんに楽しく理科を学んでいただけるメニューで訪問しました。
低学年では、体をすっぽり包むくらいの大きなシャボン玉をつくったり、傘の袋をふく
らませて飛ばしたりするなど、身近なものを利用していろいろな工夫をしながら学習を
しました。
高学年では、-196℃の液体窒素による現象を、凍らせたバナナや花を使って体験し
たり、ペットボトルを利用して小型空気砲を製作したりするなど、楽しみながら理科を学
んでいました。
参加した子どもたちからは、
「最初はうまくいかなかったけど、羽やおもりをつけたら
傘の袋がすごく飛んだのでとてもうれしかった」
「小さな空気砲でも軽く押すだけでろう
そくの炎が消えるなんて、空気ってすごいな」などの感想がありました。
3
福井県教育研究所
調
査
研
究
部
○学力調査分析ユニットが研究内容を全国に発信
本研究所での研究内容を全国に向けて発信してきました。
●6/4.5
全国教育研究所連盟研究発表大会(大阪)
●6/4.5.6 New Education EXPO 2015(東京)
●6/19.20 New Education EXPO 2015(大阪)
各大会において、全国学力・学習状況調査の福井県独自分析及び福井県学力調査(SASA)
に関する発表を行いました。
本研究所では、調査分析の機能強化により、児童・生徒の状況変化や経年比較のより詳細
な分析が可能となったため、今回の発表では、平成 26 年度の取組みや成果、そこから見え
てきた課題を主なテーマとしました。他県からは、分析結果について本研究所の所見や、分
析手法における全国学調と SASA との関係性などを問われ、本県取組みへの関心の高さを
実感するとともに、今後取り組むべき新たな課題を持ち帰ることもできました。
○CAN-DO リストを活用した指導と評価の改善方法についての研究会開催予定
『7月に投野由紀夫教授による CAN-DO リスト研修会が行われます』
英語ユニットでは、各学校作成の到達目標 CAN-DO リストの基準となる福井県英語学習
CAN-DO リストを昨年度に開発し、今年度は CAN-DO リストを活用した指導と評価の改
善方法について研究を進めています。7月 30 日(木)には、アドバイザーである東京外国
語大学大学院、投野由紀夫教授をお招きして、CAN-DO リスト活用法についての研修会を
開催予定です。各小中高の先生方の参加を受け付けます。詳しい情報は今月末ごろ、メール
やホームページでご案内いたします。参加希望やご質問等は、教育研究所調査研究部英語ユ
ニットまでお問い合わせください。
4
福井県教育研究所
教
育
相
談
部
(6月 17 日実施)
「学級の”横糸”を育てる~使えるエンカウンターで学級づくり~」研修講座を開催
構成的グループエンカウンターの指導者として、日本の第一人者である明治大学文学部
の諸富祥彦(もろとみよしひこ)教授を講師としてお招きし、一日研修講座を開催しました。
小・中・高校から 57 名の先生方が参加されました。
諸富先生は、構成的グループエンカウンターの理論と実際について、わかりやすく、明快
に、楽しく、具体的に教えてくださいました。講座の中から、先生の言葉で印象に残ってい
るものを紹介します。
「学級の“横糸”(子ども同士の信頼関係)を育てるためには、職員室の“横糸”ができてい
なければならない」
「教師は、人間関係を楽しむプロでなければならない」
学級開きなど初期に使えるエクササイズから夏休み明けに使えるものなどを、参加者が
子ども役として体験しながら、具体的な指導の留意点を明確に指摘していただきました。参
加者からは質問が飛び交うなど、まさにアクティブ・ラーニング的な研修講座となりました。
さらに、諸富先生は、
「学級で実際にやるためには、子ども役としての体験だけではダメで、
教師(リーダー)役としての体験が必要である」ことを強調され、具体的な学年、時期、学
級の状態を仮定して、目的を明確にして、エクササイズを選び、どのようにやるのかをグル
ープで考え、教師(リーダー)役を実際にやってみる演習も行いました。
参加者からは、
「人間関係を築いていくのがとても難しい時代になっているので、とても
有意義な研修でした。あったかい気持ちになって、明日からやってみよう、という思いで帰
れるのでとても参考になりました。
(小学校)
」
「これから学校祭に向けてまとまっていきた
いときのエクササイズをグループの皆さんと相談しながら決めることができたのが、今日
一番の収穫でした。
(中学校)」等の感想をいただき充実した研修講座となりました。
5
福井県教育研究所
紙
芝 居
津田節江先生の紙芝居。
楽しいお話でした。
-
足羽山散策
すがすがしい足羽山。たくさ
んの動物にも会えました。
モルモットとふれあおう
大門由美子先生がモルモットの
ことを教えてくださいました。
バッジづくり
かわいいバッジができました。
6
福井県教育研究所
■
研究所からのお知らせ
◆駐車場についてのお願い
研究所へ車でお越しの際は、「研究所本館前駐車場」または「情報教育センター前駐
車場」をご利用ください。
運動公園施設改修工事のため「運動公園駐車場」は利用できませんのでご注意ください。
情報教育センター前駐車場
◆公共交通機関の利用について
京福バスを利用する場合は、下記のダイヤを参考に、福井駅前7番乗り場で「運動公園
行き」に乗車して、福新町一丁目の停留所で下車してください。その他の公共交通機関の
情報は、
「ばす・でんしゃナビふくい」で御覧いただけます。
(参考)京福バス
【行き】70 系統
講座開始時刻
福井駅前発
福新町 1 丁目着
【帰り】71 系統
講座終了時刻
福新町 1 丁目発
福井駅前着
運動公園線(道守高校先回り)
9:30
8:20
8:40
8:35
8:55
13:30
12:20 12:40
12:35 12:55
運動公園線(ベル前先回り)
16:00
16:12 16:32
16:33 16:53
16:30
16:52 17:12
17:13 17:33
7
福井県教育研究所
◆研修講座申込について
魅力ある研修講座がラインナップされています。申し込みを希望される方はぜひ
ご登録ください。
http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/kensyu/manabi.html
◆通信型研修の受講登録について
教育研究所のホームページから個人でも学校単位の団体でも申し込むことが可能です。
お申し込みがまだの方は、ぜひご登録ください。
http://www.kyoken-fukui.net/tuushin/
◆ID・パスワードについて
○研修講座申込について
各学校長宛に配布しているID・パスワードです。
○教材研究支援システム(研修講座実施要項ダウンロードなど)について
ID・パスワードとも te*****sf**ui です。
○教育情報フォーラムについて
小学校・中学校教育情報フォーラムは義務教育課、高等学校教育研究会サイトは
高校教育課へそれぞれお問い合わせください。
◆教育研究所HPについて
研修講座の詳細、学習支援教材、各種様式、教育データベース、リンク集など、様々
な教育情報が満載です。アクセスしてみてください。
http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/
◆お問い合わせ先
○福井県教育研究所
TEL 0776-36-4850 (代表) FAX 0776-36-4851
E-mail: [email protected]
○メールマガジン
ご感想やご意見は、メルマガ担当までご連絡ください。
E-mail: [email protected]
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