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カルナバイオサイエンス株式会社
カルナバイオサイエンス株式会社 JASDAQ Value IR Square2008 事業内容・中期計画のご説明 2008年7月4日(金) Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 1 会社名:カルナバイオサイエンス株式会社 (英文社名:Carna Biosciences,Inc.) 代表者名:代表取締役社長 吉野公一郎 設立:2003年4月10日 2003年10月業務開始 上場日:2008年3月25日 資本金:19億6,192万円 発行済株式数:53,190株 役員及び従業員数:51名 所在地:神戸市中央区港島南町5-5-2 KIBC511 神戸医療産業都市の最先端バイオメディカル施設 事業内容:キナーゼをターゲットとした 創薬事業および創薬支援事業 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 2 カルナは、人間の健康を守る女神です。 カルナバイオサイエンスの社名である 「カルナ(Carna)」は、ローマ神話の「人 間の健康を守る女神」です。また「身体の 諸器官を働かせる女神」、「人間生活の 保護女神」などとも言われています。 当社は生命科学「バイオサイエンス (Bioscience)」を探求することで「人々の 生命を守り、健康に貢献することを目指 す。」ことを基本理念としています。 当社はまさに「カルナ(Carna)」でありた いと思っています。 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 3 基本理念 カルナバイオサイエンスは 人々の命を守り、健康に貢献することを目指します 行動基準 1.誠実に徹し、強い信頼関係を築く 2.常に最善を尽くし、困難を克服する 3.個性を尊重し、創造力を発揮する Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 4 カルナバイオサイエンスは、 キナーゼに的を絞り、 創薬基盤技術を徹底的に強化し、 医薬品の創製を目指します。 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 5 1993年: ミレニアム社(米国)設立 1994年: 20社超の製薬企業、バイオ企業との戦略的提携を行う ・ミレニアムのコア技術=>薬の標的の発見 ・20億ドルの資金を獲得しパイプラインの充実を図る 1999年: Leukosite社と合併 ・上市が目前であったCampath® をパイプラインに追加 2000年: Cambridge Discovery Chemistry社と合併 ・英国でのプレゼンス、化学に特化した100名の研究者を獲得 2000年 Campath ® をGenzyme社へ売却 2002年: COR Therapeutics社と合併(バイオ業界最大規模の合併) ・創薬の対象疾患拡大:循環器疾患、ガン、炎症 ・INTEGRILIN ®(循環器疾患治療薬のマーケットリーダー)の獲得 2003年 VELCADE ®(骨髄腫治療薬)の上市 ・記録的な速さで臨床試験を終え、現在75カ国で認可されている ・Johnson & Johnson Research社、Development社と共同開発 2005年 INTEGRILIN ®の権利をSchering-Plough社へ販売 6 前臨床 PhⅠ PhⅡ PhⅢ 上市 ガン ・VELCADE ・MLN0518(白血病) ・MLN8054(各種ガン) ・MLN8237(各種ガン) ・MLN4924 ・MLN2238 炎症 ・MLN0002 ・MLN3126 ・MLN1202 ・MLN3897/3701 ・MLN0415 ・MLN6095 ※赤字はキナーゼ阻害薬です。 7 y キナーゼ(プロテインキナーゼ)はタンパク質の一種 で、他のタンパク質にリン酸基を付加する酵素 y 人の体内には少なくても518種類のキナーゼが存在 する。 y キナーゼが働きすぎると、ガン、リウマチ、アレルギー、 アルツハイマー病など種々の病気が引き起こされる。 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 8 Gleevec R (Novartis) ・骨髄性白血病 ・2007年度の年間売上:3,202億円 R Tarceva (Genentech/OSI Pharma) ・非小細胞肺ガン、すい臓ガン ・2007年度の年間売上:1,057億円 Nexavar R (Bayer/Onyx Pharma) ・腎細胞ガン ・2007年度の年間売上:438億円 TM Sutent (Pfizer/SUGEN) ・消化管間質腫瘍、腎細胞ガン ・2007年度の年間売上:610億円 ※1ドル=105.0円 1ユーロ=162.3円 1スイスフラン=99.6円 で換算 「日経産業新聞 2007年12月13日掲載」 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 9 y キナーゼに対して、新薬の研究開発費全体の30%が向けられている。 “Protein Kinases: Technologies and Opportunities for Drug Discovery“ Drug & Market Development Publications, 2007 y 112種類のキナーゼ阻害薬が臨床で試験されている。 対象疾患:ガン、リウマチ、アレルギー、喘息 慢性肺閉塞性疾患(COPD) アルツハイマー病、パーキンソン病 てんかん、臓器移植(免疫抑制) 緑内障、網膜疾患 動脈硬化、狭心症 Prous Science Integrity data baseから当社で集計 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 10 y キナーゼを標的とした薬剤市場は急速に拡大する。 2005年 4,600億円 2010年 1兆1,800億円 “Kinases: Advanced Strategies and Multiple Targets for Drug Discovery” Drug & Market Development Publications、2007 y これに伴い、キナーゼ関連の創薬支援ビジネスも 今後拡大を続ける。 欧州・北米におけるプロファイリング・スクリーニングの市場規模 スクリーニング プロファイリング MUS$ 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 73.8 101.9 122.1 54.4 53.8 54.4 2006 2007 2008 HTStec「Kinase Screening & Profiling Trends」 2006 11 リード化合 物の同定 リード化合物 の最適化 臨床 試験 前臨床 試験 承認 申請 承認 新薬 上市 ※当社の創薬事業は、上表の点線部分の「創薬研究」を主に手掛け、臨床試験または前臨床 試験より前で導出することも視野に入れ推進することを基本方針としております。 ロイヤリティー収入 マイルストーン収入 マイルストーン収入 マイルストーン収入 契約一時金 医薬品候補化合物の ライセンスアウト ライセンス元:カルナバイオサイエンス ライセンス契約先:製薬企業 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 12 カルナバイオサイエンスの事業展開 創薬支援 キナーゼタンパク質 製造販売 事業 創薬事業 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. アッセイキット 開発販売 プロファイリング・スクリーニング サービスの受託 キナーゼ阻害薬 創薬 ガン、リウマチ、アレルギー治療薬 13 キナーゼの種類(合計) 2008年3月末現在 当社 Invitrogen 283 Upstate/ Millipore 290 234 種類 種類 種類 出典:各社ウェブサイトより集計 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 14 ProfilerPro plates. Two plates contain a total of 48 Kinases 42キナーゼをカルナバイオサイエンスが供給 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 15 9 6 9 ※ ヒトキナーゼドメインのアミノ酸配列の 類似性でキナーゼを分類、図式化しました。 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 6 ABL ARG ACK TNK1 ALK LTK AXL MER TYRO3 CSK CTK DDR2 EGFR HER2 HER4 EphA1 EphA2 EphA3 EphA4 EphA5 EphA6 EphA7 EphA8 EphB1 EphB2 EphB3 EphB4 FAK PYK2 FER FES FGFR1 FGFR2 FGFR3 FGFR4 IGF1R INSR IRR JAK1 JAK2 JAK3 TYK2 MET RON MUSK FLT3 FMS KIT PDGFR{alph PDGFR{beta} RET ROS BLK BRK FGR FRK FYN HCK LCK LYN(LYNa) SRC SRM YES SYK ZAP70 BMX BTK ITK TEC TXK TIE2 TRKA TRKB TRKC FLT1 FLT4 KDR pIC50 ABL ARG ACK TNK1 ALK LTK AXL MER TYRO3 CSK CTK DDR2 EGFR HER2 HER4 EphA1 EphA2 EphA3 EphA4 EphA5 EphA6 EphA7 EphA8 EphB1 EphB2 EphB3 EphB4 FAK PYK2 FER FES FGFR1 FGFR2 FGFR3 FGFR4 IGF1R INSR IRR JAK1 JAK2 JAK3 TYK2 MET RON MUSK FLT3 FMS KIT PDGFR{alph PDGFR{beta} RET ROS BLK BRK FGR FRK FYN HCK LCK LYN(LYNa) SRC SRM YES SYK ZAP70 BMX BTK ITK TEC TXK TIE2 TRKA TRKB TRKC FLT1 FLT4 KDR 6 ABL ARG ACK TNK1 ALK LTK AXL MER TYRO3 CSK CTK DDR2 EGFR HER2 HER4 EphA1 EphA2 EphA3 EphA4 EphA5 EphA6 EphA7 EphA8 EphB1 EphB2 EphB3 EphB4 FAK PYK2 FER FES FGFR1 FGFR2 FGFR3 FGFR4 IGF1R INSR IRR JAK1 JAK2 JAK3 TYK2 MET RON MUSK FLT3 FMS KIT PDGFR{alph PDGFR{beta} RET ROS BLK BRK FGR FRK FYN HCK LCK LYN(LYNa) SRC SRM YES SYK ZAP70 BMX BTK ITK TEC TXK TIE2 TRKA TRKB TRKC FLT1 FLT4 KDR pIC50 pIC50 顧客が保有する化合物の各種キナーゼに対する阻害活性 を測定し、その化合物のプロフィールを明らかにします。 Staurosporine 9 8 7 GleevecR 8 7 Iressa R 8 7 16 2007年12月末時点 256 2008年3月末時点 種類 270 種類 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 17 • ブロックバスターを創製する。 年間売上1,000億円以上の医薬品 • 良く効き、副作用のないキナーゼ 阻害医薬品(抗ガン剤、抗リウマチ 剤)を早く作る。 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 18 キナーゼ阻害薬 プロジェクト名 ①Crystal Genomicsとの 共同研究 ②SBIバイオテック との共同研究 2008年度 2009年度 免疫・アレルギーおよびガン 特許出願中 最適化フェーズ Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 標的キナーゼを強力に 阻害する化合物の創出 に成功し、特許出願中で あります。 最適化研究は計画通りに 推移しており、ステージ アップに向けて最適化研 究を継続しております。 ガン ③自社創薬研究 2010年度 循環器系 標的キナーゼを強力に阻 害する新規構造の同定に 成功いたしました。 前臨床試験 19 損益計算書の概要 (単位:百万円) 2008年12月期 第1四半期までの累計 (1月~3月) 通期計画 (ご参考) 2007年12月期 通期実績 117 - 117 88 28 ▲76 ▲48 700 12 712 584 247 ▲333 ▲86 485 28 513 414 173 ▲320 ▲147 経常損益 ▲93 ▲134 ▲158 四半期(当期) 純損益 ▲94 ▲138 ▲179 創薬支援事業 売上高 創薬事業 計 売上総利益 創薬支援事業 営業 損益 創薬事業 計 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 20 1,253 (単位:百万円) 売上高 912 712 513 405 209 131 5 138 ▲150 ▲369 営業損益 ▲256 営業損益 ▲86 ▲59 ▲518 2003 2004 (実績) (実績) 売上高 ▲147 2005 (実績) 2006 (実績) 2007 2008 2009 2010 (実績) (計画) (目標) (目標) 5 131 209 405 513 712 912 1,253 ▲150 ▲369 ▲518 ▲256 ▲147 ▲86 ▲59 138 ▲269 106 173 247 382 558 創薬支援事業損益 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 21 (単位:百万円) 創薬支援事業 キナーゼタンパク質の販売 アッセイ開発 1,253 プロファイリング・スクリーニング サービス X線結晶構造解析サービス アノテーション付化合物ライブラリー 712 600 513 209 131 5 40 39 76 35 19 82 8 41 12 12 450 28 16 20 405 創薬事業 912 100 47 14 51 140 251 91 60 331 358 241 290 122 75 126 160 2008 2009 2010 (計画) (目標) (目標) 195 2003 (実績) 2004 (実績) 2005 (実績) 2006 (実績) 2007 (実績) 5 131 169 357 485 700 900 1,153 創薬事業 - - 40 47 28 12 12 100 合計 5 131 209 405 513 712 912 1,253 期別 事業別 創薬支援事業 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 22 地域別顧客数 海外 国内 127 83 57 19 7 12 2004 (実績) 91 48 22 35 35 2005 (実績) 2006 (実績) 地域別売上高 36 (単位:百万円) 513 405 96(24%) 156 (30%) 209 131 46(35%) 85(65%) 56(27%) 153 (73%) 2005 2004 (実績) (実績) Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 1,253 2007 (実績) 309 (76%) 2006 (実績) 356 (70%) 2007 (実績) 912 698 712 349 (49%) 362 (51%) 2008 (計画) 502 (55%) 408 (45%) 2009 (目標) (56%) 554 (44%) 2010 (目標) 23 プロジェクト名 2008年度 2009年度 2010年度 キナーゼタンパク質 318種類 348種類 368種類 プロファイリング スクリーニング 286種類 306種類 316種類 アッセイキット 286種類 306種類 316種類 創薬の研究開発 リード化合物 同定フェーズ 免疫・アレルギーおよびガン ガン 循環器 最適化フェーズ 前臨床試験 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. ガン ガン 24 創薬事業 創薬支援事業 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 25 本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたもの であり、売買の勧誘を目的としたものではありません。 本資料における、将来予想に関する記述につきましては、目標や予測に 基づいており、確約や保証を与えるものではありません。 また、将来における当社の業績が、現在の当社の将来予想と異なる結果 になることがある点を認識された上で、ご利用下さい。 また、業界等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種 データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証 するものではありません。 本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場合においても、 お客様ご自身のご判断と責任においてご利用されることを前提にご提示さ せていただくものであり、当社はいかなる場合においてもその責任は負いま せん。 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved. 26