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発表資料(566KB)

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発表資料(566KB)
感染症法の一部改正(案)の概要
主要な改正事項
○生物テロや事故による感染症の発生・まん延を防止するための病原体等の
管理体制の確立
○最新の医学的知見に基づく感染症の分類の見直し
○結核を感染症法に位置付けて総合的な対策を実施
感染症法の改正について
平成18年10月24日(火)
厚生労働省健康局結核感染症課
感染症対策企画調整官
正林 督章
○基本理念 (国際的動向を踏まえた施策、人権尊重)
○責務規程 (医師等の責務規定の充実、病原体等の検査を行っている機関の責務)
○基本指針 (病原体等を適正に取り扱う体制の確保に関する事項)
○病原体等の規制
○感染症に関する
情報収集・公表
○健康診断、就業制限、
入院及び医療
・病原性、国民の生命
及び健康に対する影
響に応じて一種病原
体等から四種病原体
等までに四分類
・所持、輸入等の禁止、
許可、届出、基準の
遵守等の規制
・医師・獣医師の届
出
・積極的疫学調査
・慢性感染症に関す
る情報の収集
・発生状況等の情報
の公表
・健康診断、就業制限
・入院勧告・入院措置(必
要最小限の原則、手続の
整備)
・入院患者(結核を含む)
の医療
・結核患者の通院医療
○その他
・消毒、交通制限・遮断等
・指定動物の輸入禁止、
輸入検疫
・結核感染動物の対処
・コレラ及び黄熱を検疫対
象から除外
・結核の定期の予防接種
を予防接種法に位置付け
※ 下線部は改正事項。
(施行期日 公布の日から6月以内で政令で定める日(結核に関する規定等一部の規定は平成19年4月1日))
テロの未然防止に関する行動計画
平成16年12月10日
国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部
2∼4種病原体等の審査等手続(フロー)
申請者
2種病原体等所持者
4種病原体等所持者
事故等の発生時
︵必要に応じ︶改善命令等
︵必要に応じ︶立入り検査
厚生労働省
︵必要に応じ︶改善命令等
︵必要に応じ︶立入り検査
変更届出
※ 輸入許可申請も同様。
*病院、検査機関等が所持することと
なった場合も届出の対象となる。
輸入届出
厚生労働省
[許可手続]
②審査(書面審査)
届出︵
所持から七日以内︶
︵必要に応じ︶改善命令等
滅菌譲渡︵届出︶ *
︵必要に応じ︶立入り検査
変更・解任命令等
感染症発生予防規程︵届出︶
輸入許可申請・
輸入許可
許可変更申請・
変更許可
①申請
厚生労働省は、病原微生物等に関する適正な管理体制の確
立を図るため、感染症の病原体を保有している者に対し、国及
び都道府県に対する届出を義務付けるとともに、病原体の譲渡
の規制、国及び都道府県による報告徴収、調査及び立入検査
等に関する規定を設け、違反等に対し行政処分を行い、又は罰
則を科すことなどを内容とする法改正について検討を行い、感
染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の
改正案を平成18年の国会に提出することとする。
③許可証の交付
(抜粋)
病原体等取扱主任者︵
選任届出︶
許可等手続
3種病原体等所持者
厚生労働省
病原体等の適正な管理を含めた総合的な感染症対策の概要
第8章の2 特定病原体等
第1節 1種病原体等(第56条の3∼56条の5)
• 何人も、1種病原体等を所持してはならない。ただし、・・。
第2節 2種病原体等(第56条の6∼56条の15)
• 2種病原体等を所持しようとする者は、・・、厚生労働大臣の許可を受けなけ
ればならない。
第3節 3種病原体等(第56条の16、17)
• 3種病原体等を所持する者は、・・、当該3種病原体等の所持の開始の日か
ら7日以内に、・・厚生労働大臣に届け出なければならない。
第4節 所持者等の義務(第56条の18∼56条の29)
• 感染症発生予防規程の作成等、病原体等取扱主任者の選任等(1種・2種)
• 記帳義務、運搬等の届出(1∼3種)
• 施設の基準、保管等の基準(1∼4種) 等
第5節 監督(第56条の30∼56条の38)
• 報告聴取、立入検査、改善命令
• 厚生労働大臣と警察庁長官等との関係 等
感染症分類の見直し
類型
感染症法
感染症法改正案
1類
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そ
う、ペスト、マールブルグ、ラッサ熱、
重症急性呼吸器症候群
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘
そう、ペスト、マールブルグ、ラッサ熱
南米出血熱
2類
急性灰白髄炎、ジフテリア
コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、パラチフス
急性灰白髄炎、ジフテリア
重症急性呼吸器症候群
結核
3類
腸管出血性大腸菌感染症
腸管出血性大腸菌感染症
コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、パラチフス
4類
E型肝炎、A型肝炎、黄熱、Q熱、狂犬病
高病原性鳥インフルエンザ、マラリア 等
合計30疾病を政令で指定
従前の30疾病に下記疾病を新たに追加
オムスク出血熱、キャサヌル森林熱
西部馬脳炎、ダニ媒介性脳炎、
東部馬脳炎、鼻疽、ベネズエラ馬脳炎
ヘンドラウイルス感染症、リフトバレー熱
類鼻疽、ロッキー山紅斑熱
5類
41疾患
【変更なし】
〔所持等の禁止〕
《一種病原体等》
○エボラウイルス
○クリミア・コンゴ出血
熱ウイルス
○痘そうウイルス
○南米出血熱ウイルス
○マールブルグウイルス
○ラッサウイルス
〔所持等の許可〕
《二種病原体等》
○SARSコロナウイルス
○炭疽菌
○野兎病菌
○ペスト菌
○ボツリヌス菌
○ボツリヌス毒素
(以上6)
(以上6)
○国又は政令で定め
る法人のみ所持(施
設を特定)、輸入、譲
渡し及び譲受け可能
○運搬の届出
○発散行為の処罰
○試験研究等の目的
で厚生労働大臣の許
可を受けた場合に、所
持輸入、譲渡し及び譲
受けが可能
○運搬の届出
+
+
○
○
○
○
病
厚
厚
改
原
生
生
善
体
労
労
命
等
働
働
令
〔所持等の届出〕
《三種病原体等》
〔基準の遵守〕
《四種病原体等》
○Q熱コクシエラ、○狂犬病ウイルス
○多剤耐性結核菌
政令で定めるもの
○コクシジオイデス真菌、○サル痘ウイ
ルス、○腎症候性出血熱ウイルス
○西部馬脳炎ウイルス
○ダニ媒介性脳炎ウイルス群
○東部馬脳炎ウイルス、○ニパウイルス
○日本紅斑熱リケッチア
○発しんチフスリケッチア
○ハンタウイルス肺症候群ウイルス
○Bウイルス、○鼻疽菌、○ブルセラ
属菌。 ○ベネズエラ馬脳炎ウイルス
○ヘンドラウイルス
○リフトバレーウイルス、○類鼻疽菌
○ロッキー山紅斑熱リケッチア
(以上21)
○病原体等の種類等について
厚生労働大臣へ事後届出
○運搬の届出
○インフルエンザウイルス(H2N2)
○黄熱ウイルス
○クリプトスポリジウム
○結核菌(多剤耐性結核菌を除
く。)
○コレラ菌
○志賀毒素
○赤痢菌属
○チフス菌
○腸管出血性大腸菌
○鳥インフルエンザウイルス
○パラチフスA菌
○ポリオウイルス
政令で定めるもの
○ウエストナイルウイルス
○オウム病クラミジア
○デングウイルス
○日本脳炎ウイルス
(以上16)
+
に 応 じ た 施 設 基 準、 保 管、 使 用、 運 搬、 滅 菌 等 の 基 準 (厚 生 労 働 省 令) の 遵 守
大 臣 等 に よ る 報 告 徴 収、 立 入 検 査
大臣による改善命令
違反等に対する罰則
医師の届出
慢性感染症
• 第十二条
4 厚生労働省令で定める慢性の感染症の患
者を治療する医師は、毎年度、厚生労働省
令で定めるところにより、その患者の年齢、性
別その他厚生労働省令で定める事項を最寄
りの保健所長を経由して都道府県知事に届
出なければならない。
感染症の発生状況及び動向の把握
症候群サーベイランス
• 第十四条
2 指定届出機関の管理者は、・・・若しくは前
項の二類感染症、三類感染症、四類感染症
若しくは五類感染症の擬似症のうち厚生労働
省令で定めるものの患者を診断し、・・・その
他厚生労働省令で定める事項を当該届出機
関の所在地を管轄する都道府県知事に届出
なければならない。
情報の公表
• 第十六条
厚生労働大臣及び都道府県知事は、第十
二条から前条までの規定により収集した感染
症に関する情報について分析を行い、感染
症の発生の状況、動向及び原因に関する情
報並びに当該感染症の予防及び治療に必要
な情報を新聞、放送、インターネットその他適
切な方法により積極的に公表しなければなら
ない。
ハンセン病問題に関する検証会議
再発防止の提言
結核予防法の廃止
第1 患者・被験者の諸権利の法制化
二 提言の具体的内容
2.感染症予防医療に関する以下の諸原則を規
定すること。
① 任意受診の原則
② 強制措置必要最低限の原則
③ 差別・偏見の温床となる病名を冠した分類
をしない原則
感染症法改正時の付帯決議
衆議院 (平成10年4月)
ハンセン病患者やHIV感染
症患者を始めとする感染症患
者等に対する差別や偏見が
行われた事実等を重く受け止
め、また、個別の感染症に対
する特別な立法を置くことが
患者等に対する差別や偏見
につながったとの意見を真摯
に受け止め、施策の実施に当
たっては、感染症の患者等の
人権を十分尊重すること。
参議院 (平成10年9月)
ハンセン病患者やHIV感染症
患者を始めとする感染症患者等
に対する差別や偏見が行われた
事実等を重く受け止め、また、個
別の感染症に対する特別な立法
や社会防衛を重点とした立法が
患者等に対する差別や偏見につ
ながったとの意見を真摯に受け
止め、さらに、感染症を理由とす
る差別を実効的に排除するため、
基本指針等において具体的施策
を策定するとともに、国民に対す
る教育・啓発に最大限の努力を
すること。
(感染症法以前)
(感染症法以降)
①伝染病予防法
②性病予防法
③寄生虫予防法
④エイズ予防法
⑤結核予防法
⑥らい予防法
①感染症法
②結核予防法
③らい予防法廃止法
感染症法改正と結核予防法廃止
結核対策の充実・強化
∼ 厚生科学審議会での議論 ∼
従前の対策を引き継ぐ事項
① 感染症法に統合することは必要(やむを得
ない)
しかし
②
③
④
⑤
法制上の課題(一般法と特別法)
時期尚早(改正後1年、患者数依然多い)
結核予防法による独自施策の継続可能?
主治医・診査会の負担増
法廃止による自治体・国民の関心低下
感染症法
結核予防法
総則
← 総則
基本指針・都道府県計画
特定感染症予防指針(結核
等)
← 基本指針・都道府県計画
医師の届出
← 医師の届出
健康診断
← 定期外健康診断
就業制限
← 従業禁止
感染症指定医療機関
結核指定医療機関(結核担
当)
← 指定医療機関
消毒
← 消毒
入院患者の医療
← 命令入所者の医療
事
結核対策の充実・強化
結核対策の充実・強化
∼ 改正案で措置する事項 ∼
∼ 入院と手続き ∼
項
定期健康診断
病院管理者の届出
結核登録票
精密検査
家庭訪問指導
医師の指示
一般患者への医療
結核予防法
感染症法改正案
項
目
結核予防法(第29条)
感染症法(第19条∼)
第4条、第7∼12条
第23条
第24条
第24条の2
第25条
第26条
第34条
第53条の2∼9
第53条の11
第53条の12
第53条の13
第53条の14
第53条の15
第37条の2
名
称
入院命令
入院勧告
即時強制
なし
あり
適用条件
同居者要件あり
同居者要件なし
診査協議会
事前診査
事後診査
(72時間以内)
入院の延長
6か月ごと
結核は30日ごとの特例
(改正案26条の2)
法改正で何が変わるのか?
結核患者の入院と公費負担制度について
∼ 結核患者等の届出 ∼
︵
同居者に結核を伝染させ
るおそれがある場合のみ、
単身者は不可︶
・
入所命令
・
診査協議会
2日以内
・
弁明の機会の手続
[入院]
︵
医師↓保健所︶
・届出
・
診断
【現行】
[課題]
・ 入所命令後の手続規定がない。
・ 本人の意思表明のための手続規定がない。
項目
感染症法
結核予防法
(第22条)
(第12条)
届出期間 診断後2日以内
診断後直ちに
届出対象 結核患者
結核患者
公費負担の期間
※都道府県知事に対す
る苦情の申出の規定あ
り
︵
三十日ごと再延長︶
・
診査協議会
※入院延長に際し
て本人の意見聴取
72時間以内
・
診査協議会
︵
結核のまん延防止に資す
るため、同居者要件なし︶
・
入院
︵
医師↓保健所︶
直ちに
・
入院勧告
・届出
・
診断
【改正案】
法改正で何が変わるのか?
∼ 病原体等の適正管理(新設) ∼
第6条
21 この法律において「三種病原体等」とは、次に掲
げる病原体等・・・をいう。
二 マイコバクテリウム属ツベルクローシス(別名結
核菌)(イソニコチン酸ヒドラジド及びリファンピシン
に対し耐性を有するものに限る。)
22 この法律において「四種病原体等」とは、次に掲
げる病原体等・・・をいう。
十 マイコバクテリウム属ツベルクローシス(前項第
二号に掲げる病原体を除く。)
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