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ロンドンが舞台の本を読んでみよう!
ロンドンは、イングランドおよびイギリス の首都です。漢字による当て字は「倫敦」が 用いられるが、明治期には「龍動」と記載し た例もあります。「シティ」と呼ばれる地域 を発祥に発展したロンドンはヨーロッパ屈 指の歴史ある都市であり、中世及び近世に建 設された建造物が多数現存します。他国の多 くの首都と同様、ロンドンの首都としての地 位を明示した文書は存在していません。人口 は 782 万人を超え、近郊を含む都市圏人口で は約 1260 万人となっています。世界有数の 経済、文化、交通、エンターテインメントの 中心の一つであり、ニューヨークと並ぶ世界 都市及び金融センターです。 世界的に「不味い料理」というイメージが 定着してしまっているイギリス料理ですが、 イギリス人は料理には無関心なのが伝統であ り、料理に関心をもつ他国の習慣をむしろ侮 蔑し、 「料理なんてものに大切な時間や神経を 浪費するなんてばかばかしい」と発言するイ ギリス人もいるほどです。 料理が不味い一因に、かつての貴族が、日 曜日には牛を一頭屠ってローストビーフやス テーキを食べるという習慣が原因ではと言わ れています。一頭分の牛肉は 1 日で食べきれ るものではないため、平日の食事では日曜日 に残った肉をそのまま、あるいは再び調理し なおして食べる事になり、日曜日以外は不味 い料理を食べることとなります。結果的に美 食文化が育たなかったということです。 2005 年 7 月 6 日、シンガポールで開かれた IOC 総会 にて、パリ、ロンドン、ニューヨーク、モスクワ、マ ドリードの 5 都市の中から開催地を決定する投票が行わ れました。1 回目の投票で過半数を獲得した都市がなかったため、最も票の少なかったモスクワが 落選。2 回目でニューヨーク、3 回目でマドリードがそれぞれ落選し、4 回目の投票でパリを破った ロンドンが史上初となる 3 度目の夏季オリンピック開催地に選ばれました。 2012 年 7 月 27 日~8 月 12 日の間、153 カ国の選手たちが 26 の種目のスポーツを競います(野球 とソフトボールの競技がなくなり、新たに加わった競技もないため 26 の競技種目となりました)。 ロンドンが舞台の本を読んでみよう! 『ジキル博士とハイド氏』 ロバート・ルイス・スティーヴンソン著 *スティーヴンソンは、最初に書いた原稿を妻に批判され、これを焼き捨て、新たに 3 日で書き直 したといういわくつきの小説。 『小公女セーラ』フランシス・イライザ・ホジソン・バーネット著 *舞台は、19 世紀のイギリス。セーラは、父の要望もあり、特別寄宿生としてイギリスのロンドン にあるミンチン女子学院に入学。しかし、11 歳の誕生日に父親の訃報と事業破綻の知らせが届き、 生活は一転。セーラは屋根裏部屋をあてがわれ、使用人として働く事になる。 『八十日間世界一周』ジュール・ヴェルヌ著 *イギリス人資産家が執事を従え、後期ビクトリア朝時代の世界を 80 日で一周しようと試みる、 波瀾万丈の冒険物語。 『マイ・フェア・レディ』 バーナード・ショー著 *オードリー・ヘップバーンで映画化。花売り娘を一流のレディに仕立て上げられることで巻き起 こるドラマ。 『倫敦塔』 夏目漱石著 *漱石がロンドン留学中に訪れたロンドン塔をもとに執筆した短編小説