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No.7
長岡第二中学校生徒指導部通信 12 月 1 日(火)No.8 生活のすゝめ 小6男児「大麻吸った」 京都の学校、府警に通報 京都市内の小学6年の男児(12)が、通学する市立小学校の教師に「大麻を吸った」 と話していることが9日、京都市教委などへの取材で分かった。学校側は市教委に連 絡するとともに京都府警に通報。府警も事実関係の確認を始めた。府警によると、平 成 17 年以降の過去 10 年間で大麻取締法違反で小学生が摘発された事例は全国的にな いという。 (平成 27 年 11 月 10 日火曜日 産経新聞 朝刊) <小学生が大麻吸引!?> みんなもニュース等で知っていると思いますが、先週「京都市内の小学6年男児が大麻吸 引」というショッキングなニュースが全国を駆け巡りました。平成27年10月中旬に教師が不 審な様子の男子児童(12 歳)を問い詰めたところ、タバコを吸っていたことを認め、更に「過 去に大麻を吸ったこともある」という驚きの告白をしたのです。入手の経緯や吸引の方法な どが非常に具体的であったため、学校側は京都府警に相談、京都市教育委員会に報告。 その後の捜査で児童が吸った大麻は通信高校1年の兄(16 歳)の物であったことが判明し、 家宅捜索で微量の大麻を発見。その兄は大麻取締法違反(所持)で逮捕されました。 <進む薬物乱用の低年齢化> 警察庁の統計によると、平成27年上半期に大麻を使 用したとして摘発された未成年は58人で、昨年の同時 期(33人)と比較して1.7倍以上となっています。また、 京都市内では10月以降、大麻をめぐる事件が相次いで 表面化。10月6日に大麻取締法違反(所持)の疑いで 京都市山科区の高校2、3年の男子生徒2人を逮捕。そ れに伴い市内の高校生13人の自宅を一斉に家宅捜索、 大麻の吸引具などを押収。さらに同日、同法違反(所持)の疑い で、同市伏見区に住む私立高校2、3年の男子生徒2人も逮捕さ れたとのことです。今まさに薬物乱用の低年齢化が問題になって いるのです。 <身近に潜む大麻ルート> 前述の逮捕された高校生はそれぞれ別グループで、両事件に 直接の関連はありません。このことからも、京都市内の若年層の中 に複数の大麻ルートが存在する可能性があります。また、無料通 信アプリ「LINE」などを通じた売買もあると考えられており、若者の間に急速に大麻汚染が 広がっている可能性があります。実際、逮捕された高校生の携帯の LINE 履歴には大麻使 用や大麻取引をうかがわせるやりとりがあったことも判明しています。大麻の存在は決してテ レビの中の話などではなく、私たちの生活の身近に存在しているのです。 <大麻所持は犯罪です!> インターネットなどで「大麻」を調べると様々な情報が出てきます。その中には「大麻はた ばこや酒ほど依存性がない」や「大麻は健康被害がほとんどない」などと言った危険な情報 がたくさん出てきます。確かに諸外国には大麻を合法としている国もあります。「医療大麻」 として処方している国だってあります。しかし、だからといってそれが大麻に手を出す理由に はなりません。勘違いしてはいけません。ここは日本です。日本では大麻を所持することは 犯罪です!依存性だの健康被害だのうんぬんの前に犯罪者として罰せられてしまうのです。 さらに大麻をきっかけに危険ドラッグや覚せい剤へと進行していく可能性もあります。みんな には「大麻=犯罪」という認識をしっかり持ってもらいたいと思います。 <保護者の皆様へ> 左記にも書きましたが、若年層の薬物汚染のきっかけはタ バコや飲酒だと言われています。まず、私たち大人が子ども のたばこや酒を許さない毅然とした態度を取ることが大事で す。子どもたちがきちんと学校へ通い、仲間たちと楽しく学校 生活を過ごす。その当たり前の環境を守れるように努力して いかなければなりません。学校だけでなく、家庭での子どもた ちへのご指導・ご支援をよろしくお願いします。