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我が国におけるウサギの歯科処置の現状調査

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我が国におけるウサギの歯科処置の現状調査
2016.10.26
我が国におけるウサギの歯科処置の現状調査
【背景】
ウサギは、我が国において最も一般的に飼育されているエキゾチックペットであり、近年、飼育頭数が増加し、
動物病院においても診療件数が増加しています。ウサギの疾患においては、経験的に歯科疾患、消化器疾患など
が多く、歯科疾患の中で不正咬合は、終生治療が必要になる事が多いです。歯科疾患の治療は、鎮静下、麻酔お
よび無麻酔で行うなど治療においていくつかの選択肢があります。
今回、ウサギの臼歯不正咬合を無麻酔で治療した際に発生した事故により獣医師の賠償責任が問われる事態が
発生し、報道により無麻酔で行った事に対する責任が問われたという印象を与えてしまいました。しかしながら、
実際は様々な要因により無麻酔での歯科処置は行われており、それらを望む飼い主もいます。歯科処置を鎮静下
や麻酔で行う際も無麻酔で行う際も、それぞれに利点と欠点があり、個々の症例や飼主の希望により治療を行う
獣医師と飼い主が判断すべきものと思われ、今回のような訴訟事例が偏った内容で伝えられることで選択肢の幅
を狭める可能性があり、飼い主、獣医師およびウサギにとって不利益を生じさせる事が懸念されます。
以上の様な背景をもとに、当会として、ウサギの不正咬合に対する治療について情報を収集する必要があるも
のと思われました。
【目的】
ウサギの(切歯および臼歯)不正咬合に対する歯科処置を無麻酔で行った群と、鎮静もしくは麻酔を用いて行
った群に分け、それぞれの群でみられた利点と欠点(関連事故)に関するデータを収集し報告する事を目的とし
ます。特に、本調査の目的はどの様な方法で行う事が正しい、推奨される等について考察する事ではなく、臨床
現場での現状把握とそれぞれの治療に伴う利点や欠点ついて調査し報告する事です。
【対象】
ウサギの歯科処置を行った経験のある獣医師
1 病院に複数の獣医師がいる場合は個々の獣医師を対象とします
【方法】
1.協 力 病 院 も し く は 獣 医 師 は デ ー タ 収 集 用 フ ォ ー マ ッ ト を エ キ ゾ チ ッ ク ペ ッ ト 研 究 会 ホ ー ム ペ ー ジ 上
(http://www.jsepm.com/)からダウンロードし、期限(2016 年 12 月 31 日)内に下記連絡先へ返信して下
さい
2.調査期間は 2016 年 12 月 31 日までとします
<アンケート用紙入手方法>
1.
エキゾチックペット研究会ホームページ上(http://www.jsepm.com/)からダウンロード出来ます。
2.
下記問合せ先へ問い合わせ下さい。
<アンケート送付および連絡先・質問や連絡事項などの問い合わせ先>
メール(添付ファイル)での送付先 [email protected]
郵送での送付先 シンシア動物病院
〒252-1108 神奈川県綾瀬市深谷上 7-1-3
Fax 0467-84-8554
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