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STN 新プラットフォームの 構造作図 本 の内容
STN 新プラットフォームの 構造作図 1 本⽇の内容 • 構造検索の概要 • 基本的な構造の作図 • 便利な作図機能 • 属性の指定 2 本⽇の内容 • 構造検索の概要 • 基本的な構造の作図 • 便利な作図機能 • 属性の指定 3 構造検索可能なファイル 収録対象 特定物質 マルクーシュ 構造 ファイル名 収録内容 REGISTRY 化学物質および核酸・タンパク質の物質 同定情報,物性データ DCR DWPI ファイルの特許から収録された 特定物質の同定情報 REAXYSFILESub REAXYSFILEBib ファイルの⽂献から収録 された物質の同定情報 MARPAT CAplus ファイルの特許から収録された マルクーシュ構造 DWPIM DWPI ファイルの特許から収録された マルクーシュ構造 * ご契約内容により利⽤可能なデータベースは異なります 4 構造検索の流れ ① データベース選択 ② 作図ツール起動 ③ 構造質問式を作図 ⑤ コマンドの⼊⼒* ⑥ 検索を実⾏ ④ OK をクリック STR 番号が付与され STRUCTURE タブに 表⽰される * 構造をアップロードするとデフォールトの条件で コマンドが⾃動的に⼊⼒される 構造検索コマンド STR 番号/検索タイプ,検索範囲 • 検索タイプ コード 検索タイプ SSS 部分構造検索 (デフォールト) CSS 閉構造部分構造検索 FAM ファミリー検索 EXA 完全⼀致検索 • 検索範囲 コード 検索範囲 FUL フルファイル検索 (デフォールト) * 検索タイプ,検索範囲の⼊⼒を省略するとデフォールトの条件で検索される 5 6 本⽇の内容 • 構造検索の概要 • 基本的な構造の作図 • 便利な作図機能 • 属性の指定 基本的な構造の作図 ① 垂直ツール ペンシルツール ・クリックで原⼦,ドラッグ で結合を作図 ・作図した原⼦や結合の変更 7 消しゴムツール ・ノードや結合の削除 テンプレートツール 鎖ツール ・ドラッグで炭素鎖を作図 主な環⾻格やアミノ酸 などの構造 基本的な構造の作図 ① 垂直ツール 8 原⼦メニューツール ショートカットツール X メニューツール 可変原⼦ ⼀般式 グループ 記号 ハロゲン ⾦属 H 以外 C, H 以外 炭素鎖 任意の環 炭素環 ヘテロ環 * Me や Ph は無置換 基本的な構造の作図 ② ⽔平ツール 9 よく使う原⼦ 選択されている原⼦ ・その他の原⼦は (原⼦メニュー) から選択 ⽴体結合パレット リングパレット 選択されている環 リセットボタン ・炭素/単結合に戻す ・ で任意のサイズ の環を作図 結合パレット 参考 : ⽴体結合の使⽤ • 10 ⽴体結合で作図した場合,構造検索コマンドの⼊⼒⽅法により回答が異なる. ,ABS を付加 → 絶対⽴体配置の⼀致する回答のみが得られる ,REL を付加 → 相対・絶対⽴体配置が⼀致する回答が得られる 指定なし → ⽴体化学が異なる回答,平⾯構造の回答も得られる 構造検索 構造質問式 回答 コマンド STR#/SSS,FUL,ABS ○ × × × STR#/SSS,FUL,REL ○ ○ × × STR#/SSS,FUL ○ ○ ○ ○ STR#/SSS,FUL ○ ○ ○ ○ 構造図の呼び出し • CAS 登録番号,SMILES,InChI キー から構造図の呼び出しが可能 11 12 本⽇の内容 • 構造検索の概要 • 基本的な構造の作図 • 便利な作図機能 • 属性の指定 13 Lock Rings ツール • 指定した環・鎖への縮環を禁⽌ 不要な構造 不要な構造 14 Lock Rings の指定⽅法 • Lock Rings ツールで環または鎖を クリック 鎖結合への 指定も可能 Lock された環 は太線で表⽰ (デフォールト) ② 環上でクリック ① Lock Rings ツールを選択 鎖結合は作図したままのデフォールトで Lock Rings が適⽤されている 15 Lock Atoms ツール • 指定したノードへの置換基の追加を禁⽌ ② 置換を禁⽌するノード をクリック ① Lock Atoms ツールを選択 ⼀般式グループにも 指定可能 16 繰り返しグループツール • ある構造単位を指定した回数繰り返す ③ 繰り返し回数の範囲を 指定して Apply をクリック ② 繰り返し範囲を指定 ① 繰り返しグループ ツールを選択 17 可変置換位置ツール • 環または 1 つの環系に対する可変な置換 位置を指定 ② 離して作図した置換基から 置換位置に向かってドラッグ ① 可変置換位置ツールを選択 鎖上や複数の環系への 指定は不可 18 R-グループツール • 1 つのノードに複数の選択肢を指定 N, S, O のいずれかである 物質を検索したい まとめて 検索したい 6 員環または 5 員環 の物質を検索したい 19 R-グループの作図 • R グループツールで内容を指定して作図 ② 作成する R-グループを指定 ① R-グループツール を選択 ← 原⼦ ③ R-グループの 内容を選択 ④ R-グループを作図 ← 可変原⼦ ← ショートカット ← フラグメント (作図した場合のみ有効) 20 結合点の指定 • 作図したフラグメントを含める場合は あらかじめ結合点を指定する ① 結合点ツール を選択 ② 主⾻格と離して作図したフラグメントに 結合点を指定する ③ R-グループツールで Fragments を選択 ⑤ R-グループを作図 ④ R-グループに含めたい フラグメントを選択 結合点を 2 箇所もつフラグメント • 結合点ツールでフラグメント上の 2 つの結合点を指定する R1 21 22 デモンストレーション • REGISTRY ファイルで下記の条件の 物質を検索する R2 または (縮環しない) 無置換のアルキル鎖 5〜7 員環 炭素環またはヘテロ環 R1 = C または N 23 デモンストレーション • 作図例 R2 = F1, F2 A (⽔素以外の原⼦) 繰り返しグループ R1 = C, N Lock Atom Lock Rings 24 本⽇の内容 • 構造検索の概要 • 基本的な構造の作図 • 便利な作図機能 • 属性の指定 ノードの属性 (Node Type) • ノードが環上,鎖上,環または鎖上に あることを指定 ① 右クリック ② Node Type Chain Ring ③ 属性を指定 作図したままのデフォールトでは鎖上のノードは Chain ↓ 環上の回答も必要な場合は Ring/Chain に変更 25 26 結合の属性 (Bond Type) • 結合が環上,鎖上,環または鎖上にあ ることを指定 ① 右クリック Chain Ring ② Bond Type ③ 属性を指定 作図したままのデフォールトでは鎖上の結合は Chain ↓ 環上の回答も必要な場合は Ring/Chain に変更 27 ⼀般式属性 (Generic Definition) • ⼀般式グループ記号 (Hy, Cb, Cy, Ak) の特徴を指定 ① 右クリック 飽和度 鎖の種類 不飽和 飽和 分岐鎖 直鎖 炭素数 7 未満 7 以上 ② Generic Definition * デフォールトは Any (不定) 飽和度 環の種類 単環 多環 ヘテロ 原⼦数 ちょうど 1 2 以上 炭素数 28 元素数 (Element Counts) • ⼀般式グループ記号に元素の種類と数を指定 ② Element Counts ③ Specific を選択 ⑤ 条件を追加 ① 右クリック ④ 元素の種類と数を指定 * デフォールトは Any (不定) 複数の元素を指定する場合は ④,⑤ を繰り返す 29 結合⾮⽔素数 • 指定したノードに対する⾮⽔素ノードの 結合数とその属性を指定する 結合⾮⽔素数 ヒットする回答 2 1 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 環結合 : 2 鎖結合 : 0 環/鎖 : 2 環結合 : 2 鎖結合 : 1 環/鎖 : 3 環結合 : 2 鎖結合 : 2 環/鎖 : 4 環結合 : 3 鎖結合 : 0 環/鎖 : 3 環/鎖結合 ちょうど 3 × ○ × ○ 環結合 ちょうど 2 ○ ○ ○ × 30 結合⾮⽔素数の指定⽅法 • ⾮⽔素ノードへの結合の属性と数を 指定する ③ Specific を選択 環または鎖 ちょうど 2 ① 右クリック ② Non-Hydrogen Count ④ 結合の属性と数を指定 結合次数は問わない * デフォールトは Any (不定) 1 1 2 1 2 1 環:2 鎖:1 環/鎖 : 3 属性表⽰パネル • ポインタをノードに重ねると指定されている属性が, 属性名に重ねると対応するノードがハイライトされる デフォールトと異なる 属性が指定されている ノードには * を表⽰ 31 32 デモンストレーション • REGISTRY ファイルで下記の条件の 物質を検索する 炭素数 1〜5 の 飽和アルキル鎖 縮環しない 窒素数 1〜2 個の単環の 不飽和ヘテロ環 ⼤きさ,原⼦は問わず 環を形成 環上の任意の位置 に置換 デモンストレーション • 作図例 ・元素数:C 1〜5 ・⼀般式属性 : Saturated を指定 Lock Rings ・ノード属性を環に指定 ・ベンゼン環に対して 可変置換位置を指定 ・元素数 : N 1〜2 ・⼀般式属性 : Unstaturated, Monocyclic を指定 33 まとめ 34 • 便利な作図機能,属性の指定により 複数の構造をまとめて検索したり, 不要な回答を除くことが可能! • 作図ツールを使いこなして効率的に 検索しましょう! 参考資料 • 構造作図ガイド – http://www.jaici.or.jp/newstn/pdf/structure.pdf • 構造作図チュートリアル – http://www.jaici.or.jp/newstn/elearning.html 35