Comments
Description
Transcript
近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (ファイル名:kihonkousou
近江 八 幡 市 安 寧 の ま ち づ く り 基 本 構 想 近江八幡市 安寧のまちづくり 基本構想 ~近江八幡市生涯活躍のまち (日本版CCRC)構想~ 平成 年3月 28 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 平成 28 年 3 月 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 ●インキ:大豆油インキを含む植物油インキ ●印刷:有害な廃液を排出しない水なし印刷 表紙.indd すべてのページ 2016/08/26 15:05:08 目 次 第1章 基本的な考え方 1.構想の前提となる基本方向 2 (1)「生涯活躍のまち」構想とは (2)国が示す 「生涯活躍のまち」構想の基本方向 2.近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 3 (1)「近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」 にもとづく構想 (2)近江八幡市の上位関連計画とも整合する構想 (3)近江八幡市安寧のまちづくりの事業展開を見据えた構想 3.構想の前提となる近江八幡市の状況 6 (1)近江八幡市の人口動向と将来人口の見通し (2)「安寧のまちづくり基本構想」 に関連する地域特性 第2章 安寧のまちづくり基本構想のコンセプト 1.近江八幡市安寧のまちづくり基本構想がめざす基本方向 12 2. 事業コンセプト 12 (1)事業コンセプト (2)具体的な開発のイメージ (3)移住者を呼び込むためのポイント 3.事業展開の方向性 13 ○移住イメージ 第3章 安寧のまちづくり基本構想の事業像 1.移住者像 18 (1)移住者の意思確認 (2)移住者の健康状態 (3)移住者の年齢・年代 (4)移住者の住み替え形態 (5)移住者の所得 (6)移住者の属性 (参考)WEB調査から想定される移住者像 2.立地・居住環境 20 (1)地域社会(多世代) との交流・協働 (2)自立した生活ができる居住空間 (3)生活全般のコーディネート (4)どこに立地するか (5)地域的な広がりをどうするか (6)地域資源をどうするか ○移住者と形態 ○モデルとなる5つの適地の特徴 (7)「地域包括ケア」 との連携 安寧のまち_75175.indb 1 2016/08/26 15:01:29 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (参考)調査結果から得られた立地・居住環境ニーズ 3. サービスの提供 28 (1)移住希望者に対する支援 (2)健康でアクティブな生活を支援するためのプログラムの提供 (3)継続的なケアの提供 (4)住み替えサービス (5)就労・社会参加支援サービス (参考)調査結果から得られたサービスのニーズ (参考)近江八幡市へ移住された方への聞き取り調査から得られた意見 4.事業運営 32 (1)移住者の事業への参画 (2)事業運営やケア関係情報の公開 (3)多様な事業主体の参画 (4)事業の収益構造を把握した運営 (5)コミュニティにおける適切な人口構成の維持 第4章 安寧のまちづくり基本構想の推進体制 1.国の役割 35 2.滋賀県の役割 35 3.近江八幡市の役割 35 (1)「近江八幡市安寧のまちづくり基本計画」 の策定 (2)事業主体(運営推進法人) の選定 (3)「近江八幡市安寧のまちづくり事業計画」 の策定 (4)事業主体(運営推進法人) に対する指導・監督・支援 (5)地元への説明、市民の意識啓発 (6)民間活力を引き出すための支援 (7)セーフティネットとして医療・介護体制の整備の推進 4.事業主体(運営推進法人) の役割 37 (1)多様な事業主体の参画 (2)「事業計画」案の作成 (3)必要なサービスの提供 (4)コミュニティの管理運営 (参考)生涯活躍のまち (日本版CCRC)受け入れ体制整備に関するアンケート 第5章 事業化実現のプロセス 1.構想の検討、「基本計画」 の策定 40 (1)検討組織の設置 (2)構想のとりまとめ、「総合戦略」 への反映 (3)安寧のまちづくり基本計画の策定 2.事業化に向けた取組 40 (1)事業主体の選定 (2)近江八幡市安寧のまちづくり事業計画(仮称) の策定 (3)移住者募集 3.事業の開始(移住開始) 安寧のまち_75175.indb 2 41 2016/08/26 15:01:29 第 1章 基本的な考え方 安寧のまち_75175.indb 1 2016/08/26 15:01:29 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 1.構想の前提となる基本方向 (1)「生涯活躍のまち」構想とは ・「生涯活躍のまち」構想とは、東京をはじめとする地域の高齢者が、希望に応じ地方や「まちなか」に移 り住み、地域住民や多世代と交流しながら健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受 けることができるような地域づくりをめざすものである。 ・また、高齢者のための福祉施設を整備するのではなく、高齢者が主体となって地域社会に溶け込みながら 健康でアクティブな生活を送ることができるコミュニティづくり・まちづくりを行うものである。 (2)国が示す「生涯活躍のまち」構想の基本方向 ・日本版CCRC構想有識者会議において、「生涯活躍のまち」構想では、東京圏をはじめ、次の7つの点を 基本方向とすることが考えられている。「近江八幡市安寧のまちづくり基本構想」も、この7点を踏まえ て推進することが重要である。 「生涯活躍のまち」構想がめざす基本方向 ① 東京圏をはじめ地域の高齢者の希望に応じた地方や「まちなか」などへの移住支援 移住希望者に対してきめ細かな支援を行う。東京圏等から地方へといった広域的な移動 を伴う移住のみならず、「まちなか」への転居など地域内での移動を伴う取組も想定。 ② 健康でアクティブな生活の実現 健康な段階からの移住を基本とし、目標志向型の「生涯活躍プラン」に基づき、健康づ くりや就労、生涯学習など社会活動に主体的に参加することをめざす。 ③ 地域社会(多世代)との協働 移住者が地域社会に積極的に溶け込み、子どもや若者など多世代との協働や地域貢献で きる環境を実現する。ソフト面全般にわたる「運営推進機能」の整備や、地域包括ケア 関連施策との連携も重要。 ④ 「継続的なケア」の確保 医療・介護が必要となった時に、人生の最終段階まで尊厳ある生活が送れる「継続的な ケア」の体制を確保。重度になっても地域に居住しつつ介護サービスを受けることを基 本とする。 ⑤ IT活用等による効率的なサービス提供 医療・介護の人材不足に対応し、ITや多様な人材の活用、高齢者などの積極的な参加 により、効率的なサービス提供を行う。 ⑥ 移住者の参画・情報公開等による透明性の高い事業運営 移住者自身がコミュニティの運営に参画するという視点を重視。 ⑦ 構想の実現に向けた多様な支援 情報支援、人的支援、政策支援により構想の具体化を後押し。 2 安寧のまち_75175.indb 2 2016/08/26 15:01:29 第1章 基本的な考え方 2.近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (1)「近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」にもとづく構想 ・本市は平成27年10月「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定した。 ・本戦略は、検討にあたって市民会議を創設し、さらに7つのテーマに基づく専門部会による施策のとりま とめなど、市民との強固なパートナーシップ体制のもとで策定された。 ・本市が実施すべき戦略の将来都市像と4つの基本目標は次の通りである。 「近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の将来都市像と4つの基本目標 [将来都市像]内発的発展により心の豊かさがあふれた品格のあるまち ・基本目標の1つである「時代にあった地域をつくり、安心なくらしを守る」ための施策として「健康長寿 の安寧のまちをつくる」を掲げ、生涯活躍のまち(日本版CCRC)に取組むこととしている。 3 安寧のまち_75175.indb 3 2016/08/26 15:01:30 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (2)近江八幡市の上位関連計画とも整合する構想 ・本構想は、「近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に位置づけられた、安寧のまちづくりを具体 化するための構想であり、 日本版 CCRC 構想有識者会議の「『生涯活躍のまち』構想(最終報告)」を 踏まえ、先にあげた「近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」、そして市の上位計画である「近江 八幡市・安土町新市基本計画」、その他関連するまちづくりや福祉関連計画と整合する構想である。 ・特に関連するまちづくりや福祉関連計画との整合・連携にあたっては、本市が、重度な要介護状態とな っても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介 護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築をめざしていることから、市が推 進する各種施策とも連携を図り、移住者を含めた市民が、生涯にわたり安心して最期まで暮らし続けるこ とのできる地域づくりを進める工夫を行う。 「近江八幡市安寧のまちづくり基本構想」の上位・関連計画 市の上位計画等 国が定める法国が定める法律・構想 まち・ひと・しごと創生法 近江八幡市・安土町新市基本計画 まち・ひと・しごと創生総合 戦略 まち・ひと・しごと創生総合戦略 「生涯活躍のまち」構想 (最終報告) 近江八幡市都市計画マスタープラン 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 連携 近江八幡市総合介護計画 近江八幡市地域福祉計画 (予定)近江八幡市安寧のまちづくり基本計画 近江八幡市健康はちまん21 (予定)近江八幡市安寧のまちづくり事業計画 近江八幡市子ども・子育て支援事業計画 等 4 安寧のまち_75175.indb 4 2016/08/26 15:01:30 第1章 基本的な考え方 (3)近江八幡市安寧のまちづくりの事業展開を見据えた構想 ・本構想の期間は、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の計画期間が平成27年度から平成31年度までの 5年間であることをふまえ、計画終了を平成31年度までの4年間とし、前半2年間を「近江八幡市安寧の まちづくり基本計画」、後半2年間を「近江八幡市安寧のまちづくり事業計画」とし、具体的な事業展開 を行う。 ・なお、本構想は、社会経済情勢や上位計画の動向等により、必要に応じて見直しを行うこととする。 構想の期間 近江八幡市・安土町新市基本計画(H22~) 近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 近江八幡市安寧の まちづくり基本計画 近江八幡市安寧の まちづくり事業計画 H27 H28 H30 H29 H31 H32 (年度) 5 安寧のまち_75175.indb 5 2016/08/26 15:01:30 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 3.構想の前提となる近江八幡市の状況 (1)近江八幡市の人口動向と将来人口の見通し ①前提となる人口・世帯の動き ・本市の総人口は82,469人(男性:40,482人、女性:41,987人)、世帯数は32,177世帯、年齢3区分別 人口:年少人口(0~14歳)は11,614人で全体の14%を占め、生産年齢人口(15~64歳)は52,044人 で、64%を占める。また、65歳以上人口は17,610人であり、22%を占めている。 ・総人口は80,181人であった平成19年に比べ、平成26年では82,469人へ2,300人程度増加している。平 成19年から平成26年にかけて、男性は39,289人から40,482人へと1,200人程度増加した一方で、女性は 40,892人から41,987人へと1,100人程度増加し、若干男性の方が多く増加している。世帯数は28,851世 帯だった平成19年に比べ平成26年は32,177世帯へと3,000世帯以上が増加した。総人口の増加より世帯 数の増加が進んでいる。 近江八幡市の人口と世帯数の変化 性別人口と世帯数の変化 総人口(人) 男 性 女 性 世帯数 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 80,181 80,500 80,410 80,591 80,773 82,000 82,292 82,469 39,289 39,404 39,394 39,546 39,631 40,254 40,411 40,482 40,892 41,096 41,016 41,045 41,142 41,746 41,881 41,987 28,851 29,274 29,518 29,963 30,432 31,310 31,738 32,177 出所:平成26年版近江八幡市統計書 ②まち・ひと・しごと創生総合戦略の人口推計 ・「 近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成27年10月策定)の総人口推計結果(国立社会保 障・人口問題研究所準拠)では、2010年から2020年にかけて10年で約1,000人、それ以降では10年毎に 約2,800人ずつ減少し、2060年には69,144人になることが予測されている。 近江八幡市の将来人口の見通し 総人口推計結果 総人口 (推計) (人) 85,000 80,000 75,000 70,000 65,000 60,000 2010年(平成22年)を基準とした、 国立社会保障・人口問題研究所 (社人研)による推計を基に、本市 の独自推計により作成 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年 81,738 81,493 80,615 79,273 77,969 76,276 74,774 73,170 71,905 70,564 69,144 6 安寧のまち_75175.indb 6 2016/08/26 15:01:30 第1章 基本的な考え方 ③人口ピラミッドの変化 ・さ らに、本市では高齢化が進行する。2015年時点で最も多い年齢層は60代後半および40代前半であ る。2015年時点での高齢化率は25.4%、後期高齢化率は11.7%である。 ・2030年には現在の60代後半が後期高齢者となり、高齢化率は28.7%、後期高齢化率は17.7%となる。 ・2045年には現在の40代前半が高齢者となり、高齢化率は31.8%、後期高齢化率は17.8%となる。 ・14歳以下の割合は、2015年では14.0%であり、2030年には12.7%まで下がるが、その後増加し、2045 年には14.5%まで回復すると推計される。 近江八幡市の年齢別男女別人口の変化 2015年 男性: 4 0,0 3 3 年齢 221 1,212 1,675 2,353 3,128 2,748 2,349 2,331 2,628 3,089 2,850 2,628 2,396 2,011 1,966 2,014 1,919 1,864 4,000 (人) 3,000 2,000 1,000 男性: 3 8 , 1 4 9 848 1,206 1,653 2,059 2,446 90~ 85~89 80~84 75~79 70~74 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 35~39 30~34 25~29 20~24 15~19 10~14 5~9 0~4 653 2030年 女性: 4 1 ,46 0 0 1,000 2,000 3,000 1,953 2,062 1,967 2,099 2,456 2,950 2,748 2,582 2,403 2,164 2,132 2,150 1,942 1,827 1,683 1,592 1,806 4,000 (人) 4,000 (人) 3,000 2,000 1,000 1,424 1,609 90~ 85~89 80~84 75~79 70~74 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 35~39 30~34 25~29 20~24 15~19 10~14 5~9 0~4 1,050 3,216 2,888 2,362 2,462 2,562 2,989 2,750 2,532 2,181 1,886 1,850 1,863 1,942 1,768 女 性: 3 9 , 8 2 0 年齢 584 0 2,600 2,556 2,188 2,323 2,468 2,915 2,718 2,502 2,166 1,920 1,939 1,948 1,980 1,737 1,592 1,522 1,713 0 1,000 2,000 3,000 4,000 (人) 2045年 男性: 3 5,8 6 2 年齢 972 957 1,358 1,886 90~ 85~89 80~84 75~79 70~74 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 35~39 30~34 25~29 20~24 15~19 10~14 5~9 0~4 2,496 2,481 2,414 2,297 2,090 2,098 2,158 2,079 1,969 1,788 1,606 1,769 1,711 1,873 1,860 4,000 (人) 3,000 2,000 1,000 0 女性: 3 7 ,3 08 2,208 1,503 1,911 2,212 2,717 2,572 2,413 2,114 1,902 1,922 1,939 2,013 1,815 1,658 1,550 1,684 1,619 1,791 1,765 0 1,000 2,000 3,000 (社人研による推計を基に、市の独自推計に基づき作成) 4,000 (人) 7 安寧のまち_75175.indb 7 2016/08/26 15:01:31 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (2)「安寧のまちづくり基本構想」に関連する地域特性 地域特性として、本市が「安寧のまちづくり基本構想」に活用すべき地域資源は以下の通りである。 ①水辺の豊かな自然環境・景観と歴史・文化資源 ・本市は、滋賀県の中央に位置し、琵琶湖、西の湖とその周辺のヨシ地を含む「近江八幡の水郷」をはじめ とした、豊かな水辺の環境を有しており、現在でも水辺の環境・景観とそこでの生活が地域住民の手によ り維持・継承されている。 ・農業は本市の主幹産業であり、湖魚や近江牛などと共に豊かな食文化も持ち合わせている。一方で、織田 信長の時代から本市は国際商業都市として栄え、全国を行商した「近江商人」の発祥の地である。 ・八幡堀や安土城跡をはじめとした歴史的資源や、今も残る町家・まちなみ、「近江八幡の火祭り」をはじ めとする伝統行事など、長い歴史と伝統を持ち、現代まで受け継がれている。 近江八幡の水郷 八幡まつり ヴォーリズ記念館 八幡のまちなみ 長命寺 近江牛 8 安寧のまち_75175.indb 8 2016/08/26 15:01:32 第1章 基本的な考え方 ②住民による自治と社会貢献の精神 ・本市では、小学校区ごとに「学区まちづくり協議会」が設置され、地区ごとに住民による自主的・積極的 なまちづくりが行われている。また、売り手と買い手の利益だけでなく、社会貢献も必要であるという近 江商人の経営理念である「三方よし」の精神は、今も本市の人々に受け継がれており、八幡堀の清掃や水 郷地帯でのヨシ刈りなど、住民による地域活動・ボランティアが盛んである。 ③災害に強い立地 ・本市では活断層が確認されておらず、直下型地震のリスクが低い地域であると考えられ、第2次琵琶湖西 岸断層帯等による地震被害予測において市内の被害想定は小さい。また、内陸部に位置することから、台 風等の風水害の被害も少ないと思われる。 ④地域産業や経済を活性化する取組 ・本市では、安定した雇用の確保のため、農林水産業の6次産業化や間伐材やヨシなどの地域資源を活用し た地場産業の振興など、地場産業等において新たな生業づくりに取組んでいる。 ・また、市内で創業・第二創業者に対するサポート事業充実や近江商人ビジネススクールの開催、空家・遊 休不動産を活用した創業支援、なでしこ商人の育成等、意欲のある起業家の育成に積極的に取組みつつあ る。 ⑤福祉・医療 ・本市では、市民が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、市民・地域・事業者・行政による医療・福 祉の推進体制の充実と、相談の一元化等をめざした「トータルサポートセンター構想」を検討している。 ・特に高齢者福祉の分野においては、団塊の世代が後期高齢者を迎える2025年に向けて、サービスの基盤 整備や介護予防、認知症施策等に力点を置いた施策が進められ、地域福祉分野では市・社協の体制のもと で、学区(地区社協)活動とも連携した地域福祉が推進されているのが特徴である。 ・介護基盤の整備については、医療介護総合確保推進法に基づき、第6期介護保険事業計画において、地域 包括ケアシステムを念頭においた基盤整備計画を立案し、平成37年度(2025年度)までに特養を3,504 人(平成25年度2,927人)分、グループホームを2,016人(1,162人)分、小規模多機能型居宅介護を 1,224人(788人)分見込んでいる。現在の計画は、団塊世代の後期高齢化に対応した、施設等の整備計 画であるため、CCRC移住層と想定される年代の意識・ライフスタイルを勘案することが必要である。 ・介護保険事業計画は、3年ごとに見直しがかけられることから、今後はCCRC移住者(団塊世代以降高 齢者になる世代)のニーズも勘案していく。 ⑥教育・保育 ・本市では、安心して子育てができる地域づくりをめざして、地域における子育て支援の充実として、すべ ての子どもに関する相談を受ける「ワンストップ型総合窓口」の設置を検討している。また、待機児童が 多く、受け皿が足りない提供区域を重点整備区域とし、新設整備や多様な方策により確保に努めている。 ・本市では、「子ども一人ひとり」の人格の形成を目指し、幸福な生涯を実現する上で必要な資質・能力の 9 安寧のまち_75175.indb 9 2016/08/26 15:01:32 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 育成するため、学校の教育力の向上に向けて、授業研究など教職員研修の充実を図るとともに、ICT機器 を有効活用し、子どもたちの学習意欲を高める取組を進めている。 ⑦利便性・アクセス ・本市は、中京圏、北陸圏、京阪神圏の中間の国土軸上に位置し、県内の他市町村はもとより県外からもア クセスしやすい立地にある。具体的には鉄道で京都まで30分、大阪まで1時間の距離にある。また、市内 の交通では、コミュニティバス「あかこんバス」が市内13路線走っている。 10 安寧のまち_75175.indb 10 2016/08/26 15:01:32 第 2章 安寧のまちづくり 基本構想のコンセプト 安寧のまち_75175.indb 11 2016/08/26 15:01:32 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 1.近江八幡市安寧のまちづくり基本構想がめざす基本方向 国が示す「生涯活躍のまち」構想の7つの基本方向及び、「近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」 に基づいて、以下の4つを「近江八幡市安寧のまちづくり基本構想」がめざす基本方向として進めていく。 「近江八幡市安寧のまちづくり基本構想」がめざすもの ① 移住者が不安なく暮らせる「コミュニティづくり」 本市の地域特性の優位性を前面に掲げ、移住希望者が不安なく暮らせる「コミュニティ づくり」を推進する。 ② 「誇り・価値・生きがい」の提供 移住の条件として、地方に豊富にある自然環境、地方ならではの安心感のある生活、生 きがいややりがいのある場所といった「誇り・価値・生きがい」の存在が重要となるこ とが考えられ、その提供をめざす。 ③ 「知的財産」を活かすことのできる環境の実現 移住希望者が、これまでに培ってきた知識・技術・人的ネットワークといった「知的財 産」を活かし、より多くの経済活動や生きがいを持った豊かな生活を送ることができる 環境の実現をめざす。 ④ 多様な年齢層の移住の促進 元気な高齢者をはじめとした多様な年齢層の移住・二地域居住を促進することにより、 コミュニティの持続的安定性の確保や地域の活性化につながることが考えられる。 2.事業コンセプト (1)事業コンセプト 本構想は、主に東京や他の大都市圏のリタイアメントされた中高年層の人が移住して来て、永年の夢をかな え、若い世代とも交流しつつ第2の人生を楽しみながら、生涯暮らし続けられる近江八幡ならではの「まち」 を、地域住民、市民、世界中の支援者とともにつくる「まちづくり」プロジェクトである。 つまり、このプロジェクトは、単なる老人福祉施設やサービス付き高齢者向け住宅をつくるという話ではな い。貧困と施設不足のため、東京圏で暮らせなくなった要介護寸前の高齢者を受け入れる高齢者向け住宅や、 高齢者施設をつくるのでは、といった誤った憶測を払拭する必要がある。 今後、2030年までには、日本中のあらゆる地域で、健康自立寿命を延ばし、また、心身が弱ってきても、 物的空間的支援環境とミニマムな人的ケアに支えられて、ぎりぎり最後まで、できるだけ自立的に、自宅や住 み慣れた地域社会の中で暮らし続けられるような、地域社会の社会的・空間的環境を整える必要がある。つま り、将来的には、日本型CCRC開発地域だけでなく、日本中どこでも、CCRC的な居住環境(最後まで地域の 中で暮らし続けられる居住環境)を備えるようになるはずのものである。 したがって、われわれが進めようとしている本市のCCRCプロジェクトは、こうした新しい日本の、超高齢 社会対応の地域社会(コミュニティ)づくりを先導するモデルとなるべきものであり、この開発をテコにし て、本市全体の居住環境を超高齢社会に適合したものに、つくりかえていく(リモデリングする)ことが、そ の真の目的である。 12 安寧のまち_75175.indb 12 2016/08/26 15:01:32 第2章 安寧のまちづくり基本構想のコンセプト ただし、市街化調整区域内開発を容易にしたり、介護保険の住所地特例を活用したりするため、サービス付 き高齢者向け住宅の制度等を活用することはありうる。 (2)具体的な開発のイメージ 以下のような5タイプの個性的な魅力を備えた、各50戸~200戸の住区を分散的に開発する。 各住区にはあわせて多目的集会施設等を設置し、住区外の一般地域を含む、基礎的生活圏(コミュニテ ィ)の交流とサポートの「小さな拠点」とする。 ①まちなかの古民家で暮らす ②静かな水辺で暮らす ③晴耕雨読の暮らし ④レイクサイドの暮らし ⑤新世代アーバンビレッジで暮らす (3)移住者を呼び込むためのポイント ①東京大都市圏の郊外住宅やマンション暮らしでは味わえないような、魅力的な生活ができるかどうか。 東京では味わえない魅力の他、東京並みとはいえなくとも、最低限の利便性と公共交通のサービスレ ベルの確保も必要。 ②ついのすみかになれるかどうか。要介護になっても在宅で最期まで暮らせる体制があるか。 弱っても暮らし続けられる住環境と在宅ケアシステム(および地区内あるいは市内住み替えシステ ム)ができているかどうか。 ③地域の既存コミュニティになじめるかどうか。 ④仕事や趣味も含め、「きょういく・きょうよう」が得られるか。新しい仲間・友人が出来るかどうか。 ⑤アフォータブル※であること。リバースモーゲージ(P.29参照)あるいは買い取り保証の検討。もとの住 宅の売却あるいは賃貸化の支援。 ※アフォータブル…入手可能な、手頃な 3.事業展開の方向性 以上の事業コンセプトにもとづき、今後は、「安寧のまちづくり」を共創する実+仮想空間プラットフォー ム「ともうみ(共生)まちづくりフォーラム(仮称)」の創設と展開を行うことが考えられる。 このプラットフォームは、Aging in Place※を可能にする基礎的日常生活圏の形成、日本型CCRC開発を通 じた本市への移住の促進と小さな拠点・まちの賑わいの創出・安全安心居住環境の形成・コミュニティ活動の 促進、まちづくり活動・コミュニティ活動を通じた地域文化の継承・復興・展開と地方創生人材の育成などを 進めるもので、東京圏等から移住してきた経験豊富なシニア住民と地域の活力ある青壮年住民のシナジーによ る新事業促進をすすめていくものである。 そのために、「安寧のまちづくり」について、地域内のみならず日本全国・全世界の市民・専門家・企業等 の周知を集め、共創的にまちづくりをデザインし活動を進めるための、仮想空間プラットフォーム(WEB電 子会議システムの開設や、プラットフォームの実空間活動拠点となる「まちづくりラボ」などの空間整備を構 想する。 また、日本国内および海外の、まちづくり関係の大学・専門家団体等のネットワークを形成し、「ともうみ (共生)まちづくりアーバン・ラボ」活動の展開などが考えられる。 今後はこの事業構想をふまえ、第3章に掲げる「安寧のまちづくり基本構想」の内容を具体化し、実現して いく。 ※Aging in Place(地域居住)…「住み慣れた地域でその人らしく最期まで」という考え方 13 安寧のまち_75175.indb 13 2016/08/26 15:01:32 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ○移住イメージ ○レイクサイドの暮らし 豊かで美しい自然環境の広がる琵琶湖のほとりで、悠々自適な暮ら しを送る。釣りやヨット、創作活動などの趣味を満喫しながら、地域 と触れ合っていく。 ○新世代アーバンビレッジで暮らす 生活・交通利便性の高い市街地 周辺エリアにおける新世代アーバ ○まちなかの古民家で暮らす ンビレッジの暮らし。 重要伝統的建造物群保存地区に指定されているエリアでの情緒ある 暮らしを送る。空町家を活用し、景観保全や観光化の活動を通して、 地域交流を深めていく。 14 安寧のまち_75175.indb 14 2016/08/26 15:01:39 第2章 安寧のまちづくり基本構想のコンセプト ○静かな水辺で暮らす 西の湖や安土城跡に近接するエリアで、歴史に触れながらゆったり とした暮らしを送る。西の湖での釣り大会やヨシ群の伐採等、水辺環 境を通して地域と交流を深めていく。 ○晴耕雨読の暮らし 豊かな自然環境の中で、広大な 農地を活用し、農のある暮らしや 「食」を土台とした様々な産業の育 成・雇用の創出、趣味などの生きが いを楽しむ暮らしを送る。 下図作成:牧田 裕介、京都大学大学院景観設計学研究室 15 安寧のまち_75175.indb 15 2016/08/26 15:01:45 安寧のまち_75175.indb 16 2016/08/26 15:01:45 第 3章 安寧のまちづくり 基本構想の事業像 安寧のまち_75175.indb 17 2016/08/26 15:01:45 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 1.移住者像 「近江八幡市安寧のまちづくり基本構想」の移住者像については、移住希望の意思確認、移住者の健康状 態、移住者の年齢に留意する。 本構想で主に想定している移住者像は、本市の古いまちなみに残る空家や、代々受け継がれてきた近江商人 の「三方よし」の精神などを活かし、本市で新たな事業を展開したい人や、起業やNPO、ボランティアなど で積極的に地域を活性化させる意欲がある人である。また、現役世代のみならず、これまで培ってきた技術や ノウハウをリタイア後の第二の人生に活かしたい高齢者も想定している。 (1)移住者の意思確認 ・移住対象者は、「安寧のまちづくり基本構想」の基本理念を理解したうえで、移住希望の意思が明確な者 とする。このため、移住希望の意思を確認する丁寧なプロセスとして、事前の相談や意見聴取、「お試し 居住」などの支援策を用意する。 (2)移住者の健康状態 ・移住者は健康な段階から移住することを基本とする。このため、健康な段階から地域に溶け込み、できる 限り健康で暮らせることを目指しつつ、医療・介護ニーズが高まった後も住み慣れた地域に住み続けられ るよう、計画的な移住・住み替えをめざす。ただし、要介護状態にある高齢者についても、丁寧な事前相 談等の上、移住することも考えられる。 (3)移住者の年齢・年代 ・移住者の年齢は、中高年齢期における早めの住み替えや、移住する地域での活躍を念頭に、40代以上を 中心とする。なお、移住者を特定の年齢に偏らずに幅広い年齢構成とすることが、移住後ある時期にケア が一斉に必要となる事態を避けることができるなど、コミュニティの持続的安定性の点で望まれる。この ため、比較的若い世代への情報発信や「お試し居住」・「二地域居住」などの支援方策も検討していく。 (4)移住者の住み替え形態 ・移住者の住み替え形態としては、大都市や全国・世界からの移住者や、近隣地域からの転居者の受け入れ を想定している。 (5)移住者の所得 ・定年退職者層(年金受給層)を中心に、20~30代の起業志向層、30~40代の子育て環境志向層、50代 の早期セカンドライフ志向層など、幅広い対象者を想定する。 18 安寧のまち_75175.indb 18 2016/08/26 15:01:45 第3章 安寧のまちづくり基本構想の事業像 (6)移住者の属性 ・移住者の属性は、移住する地域での活躍を念頭に、新たな事業の立ち上げや地域活動への参加に積極的な 者が望ましい。具体的に想定される活動希望には、古いまちなみに残る空家を活かした新しいビジネスの 立ち上げや、肥沃な土壌と豊かな水環境を活かした農業などが挙げられる。そのため、就労・起業支援や 就農支援などの方策も進めていく。また、異なる文化圏からの移住者が地域コミュニティへ円滑に溶け込 んでいけるよう、交流会や移住後の生活支援などの支援方策も充実を図る。 (参考)WEB調査から想定される移住者像(Q1,2,5,7,8,9,11,13,15,18等より) (1) 60歳代の夫婦(夫が地方移住を希望) ・夫婦二人暮らしで、夫は会社員、妻は専業主婦。子どもは既に成人して同居していない。 ・高齢期を目前に、高齢期の暮らしにふさわしい場所に住み替えたいと考えている。 ・現在は余暇より仕事を優先させているが、定年後は余暇を優先させたいと考えている。また、現在は 地域活動をあまりしていないが、今後は地域活動やボランティア等をしてみたいと考えている。 ・地方に住む魅力は、家族と一緒に過ごす時間が多く持て、趣味を満喫できることだと考えている。 ・移住したら、農業で悠々自適に暮らしたり、今の職を活かしてアクティブに暮らしたいと考えている。 (2) 40歳代の子育て中の夫婦(夫婦で地方移住を検討) ・夫と小学生以下の子どもがおり、子育てにふさわしい環境への移住を考えている。 ・今より広い住まいに住みたいから、子どもの教育環境がよいところへ行きたいから、などが移住を検 討する主な理由である。また、地方に暮らす魅力としては、文化や自然に誇りを持った生活ができる ことや、充実した地域コミュニティの中で助け合って暮らせることなどがあると考えている。 ・移住に伴い、子育てに十分な広さの一戸建てに住み替えたいと考えている。 (3) 50歳代の独身男性 ・独身で一人暮らしである。町内会活動や環境保護、まちなみづくり、ボランティアなど、地域活動に 積極的に参加している。 ・移住した場合、農業の他、新たなビジネスの立ち上げなどもしてみたいと考えている。 ・地方に暮らすメリットは、充実したコミュニティの中で助け合って暮らせることがあると考えている。 ・現在は出来ていないが、定年後は余暇を重視したいと考えている。 19 安寧のまち_75175.indb 19 2016/08/26 15:01:45 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 2.立地・居住環境 「生涯活躍のまち」に関する事業については、構想の趣旨から一定水準を確保することが重要となる。その ため、移住者の安心・安全の確保など、地域の事情に関わりなく遵守しなければならない事項を踏まえて事業 を実施することが求められている。 (1)地域社会(多世代)との交流・協働 ・移住者が地域社会に溶け込み、子どもや若者など多世代と交流・協働や地域貢献できる環境の整備を実現 する。 ・このため、学区ごとに地域活動の拠点となっている「コミュニティセンター」との連携を推進するととも に、各住区に多目的集会施設を配置する等、多様な施設や居住空間を形成することを想定している。 (2)自立した生活ができる居住空間 ・移住者が健康な時から人生の最終段階まで安心して自立した生活が送れるような居住環境を提供するとと もに、これまでの人生の継続とプライバシー保護のため、共同生活と個人生活のバランスが取れた生活環 境を確保するための、住宅地の建設や、地域包括ケアシステムの構築を推進する。 (3)生活全般のコーディネート ・移住者が、生活全般のコーディネートを受けられるよう、「地域交流拠点」を整備するとともに、対象 地域の移住者の日常生活・ケア・地域交流等生活全般の管理・調整・プログラム開発を担う「運営推進機 能」を支える専門人材(コーディネーター)を配置する。 出典:首相官邸HPより引用 20 安寧のまち_75175.indb 20 2016/08/26 15:01:45 第3章 安寧のまちづくり基本構想の事業像 ・「生涯活躍のまち」に関する事業については、地域の特性やニーズに即した「多様性」を尊重することが 重要となる。そのため、地域の特性や移住者が希望する地域づくりに沿ったコンセプト、移住者にアピー ルしたい事項を踏まえて、事業を実施していく。 (4)どこに立地するか ・本構想では地域の特徴をより具体的に発信し、移住者の選択の幅を広げ、事業展開する際の優位性として 活かすため、「まちなか型」と「田園地域型」を基本とする。 (5)地域的な広がりをどうするか ・本構想では複数のタイプの適地を設け、主として適地とその周辺の整備を集中的に行っていくことを想定 している。また、適地では50戸〜200戸規模の住区を配置し、各住区にはあわせて多目的集会施設等を 設置し、住区外の一般地域を含む、基礎的生活圏(コミュニティ)の交流とサポートの「小さな拠点」と なることをめざす。 (6)地域資源をどうするか ①医(医療・介護) 居住地住区に近接する医療・介護施設と相互に連携を図り、サービスを一体的に提供する仕組みの基盤整 備をめざす。 ②食(食生活・職業) 移住者の職能と地域資源を活かした生業や、農業や畜産業、「食」を土台とした新たな産業の創出を図 る。また、従前より盛んである学区ごとの活動に移住者と地域住民が協働して取組むことのできる環境を めざす。 ③住(住生活・住環境) 移住者が必要な際に必要なサービスを受け取ることのできる体制の構築をめざす。また、地域の空家など の既存のストックの活用や再生など、地域資源の多様な活用形態を想定する。地域資源の活用にあたり、 コミュニティの魅力や利便性の向上の観点から、コミュニティや地域内への交通アクセスの充実に取組ん でいく。 21 安寧のまち_75175.indb 21 2016/08/26 15:01:45 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 〇移住者と形態 住替え形態 移住者 大都市や全国・世界からの移住者と同時に、近隣地域か らの転居者も受け入れる。 定年退職者層(厚生年金受給層) を中心に、20〜30代の 所得等 起業志向層、30〜40代の子育て環境志向層、50代の早期セ カンドライフ志向層など、幅広い対象者を想定する。 駅の周辺などの交通利便性の高い、市街地周辺における 【まちなか型】 新世代アーバンビレッジで暮らす まちなかの古民家で暮らす 「まちなか型」の暮らしを想定している。 商業施設や公共施設、医療・介護施設等に近い地域で、 空き家などの既存ストックを活用しながら、これまでの経 験を活かした就業や農業、地域活動、趣味などの生きがい を持って生活することを想定している。 湖沿いや山沿い、既存農村集落内や隣接部など、自然豊 かな地域の中における「田園地域型」の暮らしを想定して 【田園地域型】 いる。 レイクサイドの暮らし レイクサイドや水郷地域の雄大な環境の中で知的生産と 晴耕雨読の暮らし とも地域資源を活かした生業に従事しながら生活を送るこ 静かな水辺で暮らす とや、農業や畜産業、新たな産業の創出を図り、就業や地 域活動を通して、多世代間交流を深め、生きがい豊かな生 活を送ることを想定している。 形 態 200世帯未満の小規模エリア型(小規模集団開発型)を 想定している。 既成市街地では、徒歩圏内に商業施設や医療施設が充実 【小規模エリア型】 し、高齢者も子育て層も、生活しやすい21世紀水準の今日 住環境を備えた住宅地が想定される。 レイクサイドでは、ワンルームコテージ群や、長期滞在 ホテルと一体となった低中層集合住宅型などが想定される。 まちなかや集落のインフィル拡充型(空家・空地・既存 施設活用型)を想定している。 【インフィル拡充型】 古民家を活用したシェアハウスや店舗、老朽化した物件 のリノベーション、空地を活用してログハウスや草葺き屋 根の小屋を自身で建てて住む(サイトアンドサービス型団 地)などが想定される。 22 安寧のまち_75175.indb 22 2016/08/26 15:01:46 第3章 安寧のまちづくり基本構想の事業像 〇モデルとなる5つの適地の特徴 ①新世代アーバンビレッジで暮らす【まちなか型・小規模エリア型】 ・鉄道駅からの徒歩圏内(1Km圏内)に位置し、既成市街地の周辺部にあたる、京都・大阪等への通勤 者も居住可能な鉄道利便性が高いエリア。 徒歩圏内に、商業施設や医療施設が充実し、高齢者も子育て層も、生活しやすい居住環境を備えた住 宅地となっている。既成市街地の周辺部に位置するため、周囲の農地や河川などの自然資源も豊かであ る。交通利便性の高さを活かし、徒歩圏内で基礎的な日常生活が営めるコンパクトで自然環境に恵まれ た21世紀水準の質の高い居住環境を創出する。市街化区域内の未開発地の他、市街化調整区域内の白 地農地の開発を検討。 ②まちなかの古民家で暮らす【まちなか型・インフィル拡充型】 ・歴史的なまちなみ環境を有する中心市街地において、空家(特に古民家)・空地を活用した、まちなか における伝統的まちなみ環境の中での暮らしを実現するエリア。 大きな古民家をシェアハウス(コレクティブハウジング)として活用したり、観光客(交流人口)をタ ーゲットとした各種起業や、伝統的工芸・食文化や、茶道・芸能等の文化的活動の展開も期待できる。 古民家をシェアハウスや民泊や店舗等に転用する際の各種規制への対応(第1種住居専用地域の用途規 制、共同住宅(特殊建築物)の消防法対応、民泊の旅館業法対応など)について検討。老朽化した社宅 等のリノベーションや跡地の小規模再開発も要検討。 ③レイクサイドの暮らし【田園地域型・インフィル拡充型および小規模エリア型】 ・沖島等を含む琵琶湖沿岸地域において、雄大な景観と豊かな自然環境・文化的環境の中で、知的生産と ともに地域資源を活かした生業に従事する暮らしを実現するエリア。 従来のペンション経営等とは異なった形態の、来訪者数のサポートとなる生業の展開も期待できる。福 祉施設や観光施設その他の施設が立地している地域では、既存施設との関係を活かした開発も可能であ る。空家・空地や既存施設を活用することを中心にしつつ、自然公園特別地域(かつ市街化調整区域) 内の環境・景観にダメージを与えない形態の開発方式を検討。空間的イメージとしては、湖畔の道より 山側の木立の中、等高線沿いの小道に互いに距離を置いて並ぶワンルームコテージ(1戸30〜50平米 程度)群と要所にある食堂棟・ライブラリ棟・集会棟のセット。長期滞在型ホテル(会員制リゾートマ ンション)と一体となった低中層集合住宅型もありうる。 ④晴耕雨読の暮らし【田園地域型・インフィル拡充型】 ・農村集落内や隣接部の空地・空家や白地農地を活用した、菜園付き住宅における晴耕雨読の暮らしを実 現するエリア。 農業系学校と連携し、広大な農地を活用して、野菜の栽培や研究開発、家畜の飼育などを行う農業企業 者や、「食」を土台とした新たな産業の創出を担う移住者の受け皿ともなる。市街化調整区域内の既存 宅地や白地農地の開発を検討。ログハウスや草葺き屋根の小屋を自分で建てて住む(サイトアンドサー ビス型団地)もありうる。 23 安寧のまち_75175.indb 23 2016/08/26 15:01:46 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑤静かな水辺で暮らす【田園地域型・インフィル拡充型】 ・西の湖等の水郷エリアの豊かな水辺の環境を活かした暮らしを実現するエリア。 学区の活動として、西の湖に生育するヨシ群の伐採や西の湖での釣り大会等があり、水辺環境を通して 地域と交流のできる場所となっている。敷地が直接、水辺に接する住宅(戸建てでも集合住宅でも)は 魅力的。既成市街地(既開発宅地)の低未利用地や空家・空地・既存施設を活用したインフィル拡充型 開発を中心に、一部、市街化調整区域・自然公園区域内の白地農地等の開発についても検討。 なお、市街化調整区域内の開発にあたっては、以下の手法が考えられる。 1)都市計画法第34条第1号(公益上必要な建築物---たとえばグループホーム)、同第2号(観光資源等の有効 な利用上必要な建築物等---たとえば、ホテル、保養所等)の対象となる建築物として開発許可を取得する。 2)都市計画法第34条第10号(地区計画)により開発許可を取得する。 3)都市計画法第34条第11号(50戸連担地域の条例宅地)により開発許可を取得する。 4)都市計画法第34条第14号(開発審査会の議を経て認められる開発行為---開発区域の周辺における市街化 を促進するおそれがないと認められ、かつ、市街化区域内において行うことが困難又は著しく不適当と認 められるもの)により、老人ホーム(サ高住を含む)等として開発許可を取得する。 本市のめざす上記の5つのタイプの開発を実現するためには、2)(地区計画)による手法によることが最も望 ましいと考えられる。ただし、本市には、「近江八幡市市街化調整区域における地区計画制度の運用基準」 (平成22年3月21日 告示第277号/改正 平成24年2月20日告示第19号/改正 平成25年8月30日告示第 162号)が定められており、自然公園法特別地域には、適用できないこととなっている。5つのタイプの開発 にあたり、③レイクサイドの暮らし、および⑤静かな水辺で暮らす、については、自然公園内の普通地域だけ でなく、第3種特別地域および第2種特別地域内における開発についても有望であると考えられることから、 上記の運用基準を見直すことを検討すべきである。 また、当該運用基準の見直しが困難である場合は、市街化調整区域内かつ自然公園特別地域内のCCRC開発に あたっては、1)または4)による手法が可能であるが、分譲型の住宅の開発は許可されないので、開発可能 なのは、賃貸型(あるいは利用権型)の老人ホーム(サービス付高齢者住宅を含む)、グループホーム、ホテ ル、保養所等に限定されることになる。 24 安寧のまち_75175.indb 24 2016/08/26 15:01:46 第3章 安寧のまちづくり基本構想の事業像 (参考)近江八幡市の自然公園特別地域等指定状況 25 安寧のまち_75175.indb 25 2016/08/26 15:01:47 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 26 安寧のまち_75175.indb 26 2016/08/26 15:01:47 第3章 安寧のまちづくり基本構想の事業像 (7)「地域包括ケア」との連携 ・「生涯活躍のまち」構想と「地域包括ケア」の取組の連携を図り、移住者がそれぞれの人生のライフステ ージに応じた新たな暮らしを安心して送ることをめざす。 ・また、介護予防・生活支援の取組の充実に努め、移住者・地域住民がサービスの受け手としてだけではな く、主体的な担い手として活躍できる地域社会の実現をめざす。今後は第7期介護保険事業計画との連動 を想定する。 「地域包括ケア」との連携イメージ 出典:首相官邸HPより引用 (参考)調査結果から得られた立地・居住環境ニーズ (1) 今後、どのような地域活動に参加してみたいか。 〇WEB調査(Q9)、ふるさと納税者調査(Q11) ・両調査ともに、 「スポーツや健康づくりの活動」が最も高く、 「社会奉仕などのボランティア活動」、 「緑 化や自然環境の保全活動」がそれに次いでいる。 〇グループインタビュー調査 ・ 「地域課題を解決する活動」、「仲間と共にする活動」をやってみたいという意見があった。 (2) 近江八幡市に移住するとした場合、どのような暮らしをしたいか。 〇WEB調査(Q18)、ふるさと納税者調査(Q20) ・両調査ともに、「琵琶湖を眺めながら、ゆったりと暮らしたい」が最も高く、「まちなかの古民家で、 歴史にふれながら暮らしたい」、「ヨットや釣りなど、アウトドアな趣味を楽しみながら暮らしたい」 がそれに次いでいる。 〇グループインタビュー調査 ・水辺環境や豊かな自然の中で、農業をしながら暮らしていきたいという意見があった。また、近くに 店舗があり、買い物に困らない環境や高齢になった時のことを考え、交通の便の良い環境を求める意 見も多く挙がった。 27 安寧のまち_75175.indb 27 2016/08/26 15:01:47 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 3.サービスの提供 ・移住者が1日も早く新しい生活環境に慣れ、地域住民との交流が無理なく進められるように、移住者生活 を見守りながら、支援を継続的に行っていく。 ・本構想のサービス提供については、①移住希望者に対する支援、②健康でアクティブな生活を支援するた めのプログラムの提供、③継続的なケアの提供を行う。選択事業として考えられている、④住み替えサー ビス、⑤就労・社会参加支援サービスの実施にあたっては、今後、調査から得られたニーズを基に実施に 向けて検討を続けていく。 (1)移住希望者に対する支援 ・移住希望者に対する情報提供、事前相談、意見聴取、マッチングなどの支援やコミュニティでの生活実態 や地域社会の実情を体験する「お試し居住」や「二地域居住」などの支援を行う必要がある。 (2)健康でアクティブな生活を支援するためのプログラムの提供 ・元気な高齢者が「活躍」するために、個人のスキルを活用するという視点と、新しい生き方・人生を拓い ていくという視点が考えられる。 ・「生涯活躍のまち」構想の推進にあたっては、移住者のスキルを活かすような、ポテンシャルを光らせる ような地域資源とのマッチングと活動プランを作成する。 ・これらを踏まえた上で、高齢者の希望に応じて健康づくりや就労、生涯学習な社会活動への参加等により 健康でアクティブに生活することをめざすための「目標志向型の生涯活躍プラン」を策定し、各種のプロ グラムを提供していく。 近江八幡市における個人のスキルとポテンシャルを活用した健康づくりのしくみ 出典:首相官邸HPより引用 28 安寧のまち_75175.indb 28 2016/08/26 15:01:48 第3章 安寧のまちづくり基本構想の事業像 (3)継続的なケアの提供 ・医療・介護が必要になったときに、人生の最終段階まで尊厳ある生活が送れる「継続的ケア」の体制を、 地域包括支援センターや介護サービス事業所、医療機関等とも連携して確保し、重度になっても地域に居 住しながら介護サービスを受けられることを基本とする。 近江八幡市における継続的包括的ケアマネジメントの体制 出典:厚生労働省資料より作成 (4)住み替えサービス ・移住するにあたっては、高齢者が現在の持家などの居住用資産を若年層に売ったり貸したりすることで、 資金化できるような仕組みづくりを検討する。 住宅金融保険のリバースモーゲージ型住宅ローンの活用について 29 安寧のまち_75175.indb 29 2016/08/26 15:01:50 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (5)就労・社会参加支援サービス ・事業主体が中心となって、本市の高齢者のニーズに応じた生きがい就労の提供や地域の子育て支援、地域 と学校が連携・協働した取組による学習などの支援を行う。 ・また、地域おこし、環境改善などさまざまな地域課題に関する活動への参加、大学、図書館、博物館など との連携による生涯学習の機会提供など、多様な支援サービスの提供なども検討する。 生きがい就労による新しいセカンドライフの形態と地域への貢献 出典:IOG資料より作成 (参考)調査結果から得られたサービスのニーズ (1) 移住を検討する際に、重要だと考えるのはどのようなことか。 〇WEB調査(Q21) 、ふるさと納税者調査(Q23) ・両調査ともに、「病院・介護施設や医療・介護サービスが充実していること」が最も高く、「日用品等 の買い物環境が整っていること」、「移住後の支援体制が整っていること」、「鉄道やバスなどの交通イ ンフラが整備されていること」も次いで多くなっている。 〇グループインタビュー調査 ・ 「交通の便がいいこと」は、特に女性から多く意見が出た。 (2) 移住を検討する際に、問題となることはどのようなことか。 〇WEB調査(Q22)、ふるさと納税者調査(Q24) ・両調査ともに、 「現在(または将来予定している)の収入・年金・預貯金などで暮らせるか」が最も高く、 「新たに生計を立てられる仕事を見つけられるか」が次いでいる。 〇グループインタビュー調査 ・地域の人が移住者を受け入れてくれるかを心配する声が多く、マイノリティに対する理解を心配する 意見もあった。 (3) 移住後に必要となる支援は何だと考えるか。 〇WEB調査(Q23)、ふるさと納税者調査(Q25) ・両調査ともに、「医療・福祉サービスの紹介・相談窓口」が最も高く、次いで「移住後の生活に関す る相談窓口」となっている。 30 安寧のまち_75175.indb 30 2016/08/26 15:01:50 第3章 安寧のまちづくり基本構想の事業像 (参考)近江八幡市へ移住された方への聞き取り調査から得られた意見 (1) 実際に暮らしてみて良かったところ 〇自然環境 ・ 「空気がきれいで静か」、「四季を感じられる」といった「自然」に関する意見や、「野菜・米が新鮮で 美味しい」、「野菜が安く手に入る」といった「食」に関する意見があった。 〇人の温かさ ・ 「新参者を気持ちよく受け入れてもらった」、 「東京のギスギスした感じがなく、人付き合いがしやすい」 など、「人間関係」に関する意見が男女共にあった。 (2) 困ったところ、改善して欲しいところ 〇交通環境 ・ 「市民バスは運行本数が少なく、通勤・通学の時間に合わない」や「子どもを連れて出かけるのが難しく、 車がないと生活できない」といった「交通の便」に関する意見が女性から多く出た。 ・ 「道路が整備がされていないところでは、 歩道が狭く段差もあり、 危険なので通らないようにしている」 、 「サインや目印があるわけではないので、どこを歩いているのかわからない時がある」という声もあ った。 〇滞留空間 ・ 「読書や勉強、作業をしたい場合に、そういった場所がほとんどない」、「みんなで気軽に集えるよう な場所がもっとあると良い」といった「滞留空間」に関する意見があった。 (3) これからの近江八幡市に期待するところ 〇空家活用 ・ 「まちなみを残すためにも、空家をどう維持し、つないでいくかを決める必要がある」といった「活 用の仕組み」に関する意見や、「カフェやゲストハウスを運営したい人には導入時の支援、実績に対 する評価が必要だと思う」、「食べていけるようなシステムが必要である」といった「活用時の支援」 に関する意見があった。 〇情報発信 ・ 「イベントなどの情報がなかなか入ってこないため、参加しようと思うまで至らない」、「チラシのよ うな紙媒体の情報があると嬉しい」といった「内部への情報発信」、また、「古いものに関心を持つ人 も増えているので、近江八幡市のイメージをもっと外部発信する必要がある」、「商工会議所やまちづ くり会社と連携しながら積極的に支援する必要がある」といった「外部への情報発信」に関する意見 があった。 31 安寧のまち_75175.indb 31 2016/08/26 15:01:50 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 4.事業運営 (1)移住者の事業への参画 ・移住者が1日も早く新しい生活環境に慣れ、地域住民との交流が無理なく進められるように、移住者の生 活を見守りながら、支援を継続的に行っていく。 ・そのための方策として、移住者自身にも移住後に本事業におけるコミュニティづくりや運営等に関する 活動の機会や場を提供し、当事者としての意見や考えを事業運営に反映できる仕組み等を検討していく。 (2)事業運営やケア関係情報の公開 ・移住者に安心して移住生活を継続してもらうために、また本事業に対して地域関係者に積極的に参加・参 画してもらうために、本事業に関する基本情報や財務情報等を公開するとともに、移住者や地域関係者が 事業の現状や課題等に関する情報を相互に共有できる仕組みを用意し、事業運営が円滑に推進していくよ うに支援する。 ・移住者に対して、病気や介護等のケアに関する情報を積極的に情報公開や情報提供することで、移住後の 病気や介護等のケアに対する不安感を解消できるように支援する。 (3)多様な事業主体の参画 ・事業主体としては、民間企業、医療法人、社会福祉法人、大学、社会教育施設、NPO法人、まちづくり 会社など多様な事業主体の参画を想定している。 ・事業の基本コンセプトや将来像をふまえつつ、地域の実情や各事業主体の強みをうまく発揮してもらえる ような事業主体のあり方を検討していく。 ・事業の具体化にあたっては、事業形態や土地・施設の提供主体の特性等に応じて、地域の金融機関と連携 し、さまざまなファイナンス手法を活用していく。 ・移住者に安心して暮らしてもらうため、事業の継続性を確保するためのバックアップオペレータ―などの 体制整備についても検討を行う。 ・適切な事業運営を確保するため、第三者機関による評価の仕組みの導入についても検討する。 (4)事業の収益構造を把握した運営 ・事業を継続的に運営するためには、事業の収益構造を把握し、移住者、事業者の双方にとってはもちろん のこと、市にとっても大きな財政的な負担が生じないような工夫・対応を図っていく。 ・事業の収益性を確保するためには、ターゲットとする移住者のニーズや要望、資産状況等をふまえて、事 業の内容を検討していくことが必要になるが、移住者が移住のメリットを実感でき、移住に伴う新たな費 用支出等の負担が生じないような収益構造を検討していく。 (5)コミュニティにおける適切な人口構成の維持 ・アクティブシニアをはじめとする、40代、50代の様々な世代の移住者を想定しており、地域・地元事業 者と一緒に力を合わせて、移住希望者のニーズを取り入れたまちづくりをめざしている。 ・地域においてバランスのよい人口構成を実現するため、またソーシャルミックスの考えを取り入れた地域 づくりを進めるため、移住者の選定や移住場所、移住時期等について、将来的に地域内の年齢構成が偏ら ないように考慮しながら、事業の推進を図っていく。 32 安寧のまち_75175.indb 32 2016/08/26 15:01:50 第 4章 安寧のまちづくり 基本構想の推進体制 安寧のまち_75175.indb 33 2016/08/26 15:01:50 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 「生涯活躍のまち」構想における事業の実施にあたっては、移住者や地元等の意向をふまえ、意見集約を行 いながら、地元、移住者、事業主体、市が連携し、本構想を共有しながら進めていくことが必要となる(以下 の「国、市、事業主体等の関係図」参照)。 本市では、市や民間企業、医療・社会福祉法人、学校法人、NPO法人、まちづくり会社など多様な事業主体 による事業化を見すえた検討組織「(仮称)近江八幡市安寧のまちづくり研究会」の発足を視野にいれながら、 「共創型」のCCRC運営組織の構築をめざしていく。 「共創型」プラットホームづくり 国 1.基本方針の策定 「生涯活躍のまち」構 想の基本的考え方を 「安寧のまちづくり構想」運営推進母体 近江八幡市 ③方向性の確 認・調整 提示 (コミュニティの運営・事業推進を担う事業主体) 1.「近江八幡市版総合戦 略」の策定 「生涯活躍のまち」構想を策 1.法人形態 民間企業、医療法人、社会福祉法人、 ④選定 NPO、まちづくり会社等(自治体が公募するケ 定 2. 「 基 本 計 画 」 の 確 認・調整 ②基本計画 提出 2.「基本計画」の策定 <基本計画> ①市が「基 本計画」を 策定 報支援、人的支援、 政策支援のあらゆる側 面から支援 (お試し居住等) *「共創」のプラットホームづくり 市が 求め る 場合 *高齢社会対応の地域づくり *超高齢社会に適合した居住環境 「生涯活躍プラン」を通じ、他の事業者と連携 地元 ④市、関係機関等との連携の確保 3.運営推進法人の選定・ 監督 4.「事業計画」の策定 ⑤移住者のコミュニティ運営への参画の確 事業計画 (案) 保 ⑥事業・財源状況等の情報公開など 3.組織・体制 <事業計画> ◎構想の実現に向けて具体的 <人材面>運営管理や入居者支援を担 に取組むべき事項 1. 移 住 者 の 円 滑な受け入れ 2.主体性と自主 性を持ち、当事 者として行動 3.地域を上げて の取組 うコーディネーターの配置 ①移住支援に関する取組 <ハード面>「地域交流拠点」の設置、見 ②住宅整備に関する取組 滋賀県 ビス提供機関との調整 ツ、社会参加、就労など)を提供 ③計画期間 など ⑤市が「事 業計画」を 策定 ③移住者の「生涯活躍プラン」作成とサー 1. 健 康 で 活 動 的な社会活動、 タウンマネジメン トに参加 2. 地 域 社 会 に 溶け込んだ多世 代との積極的な 交流 3.経験を活かし た生涯学習の講 師、起業 4.地域の伝統・ 文化等地域資 源の保全・伝承 の担い手 して、各種サービス・プログラム(教育、スポー ②対象区域 度化を検討 想具体化に向けて、情 ②移住者の募集・選定、移住者支援 づくり(リモデリング) 必要な法制を含め制 地方自治体における構 ①「事業計画」(案)の策定 ①目標 た「基本計画」の確認・ 3.政策的な支援措置 等 2.機能・業務 ◎構想の基本コンセプト 地方自治体が策定し 調整 ースもある) 移住者 守り・通報など IT 環境の整備など ③社会的活動に関する取組 <組織面>移住者、市、関係機関、サー ④医療介護に関する取組 等 連携 ビス提供機関等が参画する「運営協議会」 を設立・運営 国内 世界 支援者 ○財政的な支援措置等 事業計画 検討会 住まい 医療・介護 (サービス付高齢者向け住宅等) (病院・介護事業所) 東京大学 地域教育機関 その他 関係機関 34 安寧のまち_75175.indb 34 2016/08/26 15:01:51 第4章 安寧のまちづくり基本構想の推進体制 1.国の役割 国は、「生涯活躍のまち」構想に関する基本方針を策定するとともに、地方公共団体の取組に対する政策支 援(法制度整備、財政支援など)を実施することとされる。(出典:「生涯活躍のまち」構想の手引き(第2版)) ①基本方針の策定 ②地方公共団体の基本計画の確認・調整 ③地方公共団体への制度面や財政面などの支援 2.滋賀県の役割 滋賀県は、県内における「生涯活躍のまち」構想を推進する。県内の市区町村の取組に対する財政支援が期 待される。 3.近江八幡市の役割 (1)「近江八幡市安寧のまちづくり基本計画」の策定 ・市は、地域特性をふまえた「近江八幡市安寧のまちづくり基本構想」の基本コンセプトに基づき、「近 江八幡市安寧のまちづくり基本計画」(以下「基本計画」という。)を策定し、国と確認・調整を行う。 ・「基本計画」の検討に際しては、行政のみならず、地域の事業者等と連携し、協議を行う。「基本計画」 には、庁内において「近江八幡市安寧のまちづくり事業」を行う対象区域や計画期間、計画を通じた目標 (重要業績評価指標・KPI)を設定する。また、当該計画に基づいて実施した事業の効果を検証し、必要 に応じて「基本計画」を改訂するという一連のプロセスを実行する(「PDCAサイクル」の確立)。 ・「基本計画」の策定に際しては、滋賀県が策定している「高齢者居住安定確保計画」や「医療計画」、 「介護保険事業支援計画」に影響が及ぶことが想定される。そのような場合には、滋賀県の関係計画と整 合を図るため、必要に応じて協議・調整を実施する。 (2)事業主体(運営推進法人)の選定 ・「基本計画」について国と確認・調整をしたのち、市は事業の実現に向けて、「近江八幡市安寧のまちづ くり事業」の運営推進機能を担う事業主体(運営推進法人)を選定する。 ・具体的には、事業に必要な人員の配置や財務状況などの観点から、「基本計画」に基づく業務を適正に行 うことができると認める事業主体(運営推進法人)を選定することが求められるため、事業主体(運営推 進法人)の選定に際しては、必要に応じて、事業主体(運営推進法人)に「近江八幡市安寧のまちづくり 事業計画」(後述)の案の作成・提出を求めるなど、地域の実情に即して、選定方法を検討していく。 (3)「近江八幡市安寧のまちづくり事業計画」の策定 ・「近江八幡市安寧のまちづくり事業」を実施する際には、地域の特色や地域資源を把握している市自らが 責任をもって、地域における様々な方と協力しながら、取組むことが重要となる。 ・そのため、対象区域や計画期間、計画を通じた目標が記載された「基本計画」に基づく「近江八幡市安寧 のまちづくり事業計画」(以下「事業計画」という。)を策定し、市が関係事業者と協力し、具体的に取 35 安寧のまち_75175.indb 35 2016/08/26 15:01:51 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 組むべき事項を記載する。 ・「事業計画」には、「基本計画」で定めた構想の実現に向けて、以下の取組について記載する。 ①「近江八幡市安寧のまちづくり」に関する事業対象区域への移住を希望する者への情報の提供、「お試 し居住」や「二地域居住」などの取組 ②高齢者に適した住宅の整備やまちづくりに向けた取組 ③高齢者の就労や生涯学習など社会活動への参加に向けた取組 ④医療・介護サービスの提供体制・関係機関との連携に向けた取組 など ・上記の各項目については、移住希望者が「近江八幡市安寧のまちづくり」を選択する上で適切な判断の材 料となるよう、地域の特性に応じた具体的なサービス内容等の記載に努める。 ・また、「事業計画」を策定する際には、地域の様々な関係者(運営推進法人、市、移住支援やまちづく りを行う事業者、就労や生涯学習など社会活動を支援する事業者(公共職業安定所やシルバー人材センタ ー、大学、図書館や博物館などの社会教育施設など)が参画する「(仮称)近江八幡市安寧のまちづくり 事業計画検討会」を設置し、「事業計画」に盛り込まれる内容等について協議し、多様な意見が適切に反 映されるように進めていく。 (4)事業主体(運営推進法人)に対する指導・監督・支援 ・市は、移住者を保護する等の観点や「基本計画」などに照らして、事業主体(運営推進法人)に対して適 切に指導・監督を行っていく。 ・「(仮称)近江八幡市安寧のまちづくり事業計画検討会」において協議・策定された「事業計画」の内容 に反して事業運営が行われる場合には、事業主体(運営推進法人)の選定を見直すことも検討する。あわ せて、事業主体(運営推進法人)が行う公益的な事業(地域交流事業、コーディネーターの配置等)につ いては、市が必要な支援を行っていく。 (5)地元への説明、市民の意識啓発 ・「基本計画」、「事業計画」については、地元関係者や市民に定期的に説明を行い、市全体の取組として 情報共有や意識啓発を図っていく。 (6)民間活力を引き出すための支援 ・市は多様な主体が特性や実績を活かし、地域において創意あふれる取組を行うことができるように、事業 主体に対して多様な支援を実施し、民間の活力を引き出す後押しの役割を担う。 (7)セーフティネットとして医療・介護体制の整備の推進 ・移住者にとって、ついのすみかになれるか、要介護状態になっても在宅で最期まで自分らしく暮らせる体 制があるかどうかという点については、移住を選択する大きな要素の一つになる。従って、弱っても暮ら し続けられる住環境と在宅ケアシステムの構築など、セーフティネットとしての医療・介護体制の整備を 推進していく。 36 安寧のまち_75175.indb 36 2016/08/26 15:01:51 第4章 安寧のまちづくり基本構想の推進体制 4.事業主体(運営推進法人)の役割 (1)多様な事業主体の参画 ・本構想の事業主体としては、民間企業、医療法人、社会福祉法人、大学、社会教育施設、NPO法人、ま ちづくり会社など多様な事業主体の参画を想定している。 (2)「事業計画」案の作成 ・本構想の運営推進法人として選定を希望する場合には、必要に応じて、地域の実情に即した「事業計画」 案を作成のうえ、市に提出してもらう。 (3)必要なサービスの提供 ・事業主体の役割としては、本構想の基本コンセプトをふまえ、移住者の日常生活・ケア・地域交流など生 活全般の管理・調整・プログラム開発を担う運営推進機能を発揮してもらい、具体的なサービスの提供を 担ってもらう。 (4)コミュニティの管理運営 ・事業主体(運営推進法人)には、移住者と地域住民との交流や協働が行われるよう十分配慮しつつ、コミ ュニティづくりを担ってもらう。 ・また、持続可能な事業運営の確保にも留意してもらうことが必要となる。 (参考)生涯活躍のまち(日本版CCRC)受け入れ体制整備に関するアンケート (1) 日本版CCRCに関して、関心があるか。(Q6) ・回答のあった医療・介護・福祉関係団体8法人中、6法人が、「関心がある」と回答しており、認知 度と共に関心が高いことがわかった。 (2) 日本版CCRCのどういったところに関心があるか。 (Q6-1) ・ 「地域社会との協働」、「地域が活性化できるように社会的資源を十分活用できる仕組みづくりが必要」 といった意見から、「福祉の地域との関わり方」や「仕組みづくり」について関心が高いことがうか がえる。 (3) 「まちづくり研究会」 への参加に関心があるか。 (Q7) ・8法人共に研究会に関心をもっており、4法人から「参加に関心がある」と回答があった。 (4) 「(仮称)近江八幡市安寧のまちづくり研究会」への参加の条件などがあるか。 (Q7-1) 「主に事業を行っている市で研究会を開催するのであれば参加したい」、「これからの地域を支える20 ・ ~ 30代の方の参加」などの回答があった。 (5) 「近江八幡市版CCRC構想」、または「(仮称)近江八幡市安寧のまちづくり研究会」への要望や提案 はあるか。 (Q 8) ・ 「病院・各関係団体・機関との連携がスムーズに行える体制づくりが、まずは必要である」、「受け継 がれてきた文化・自然環境・コミュニティを充分活かした住みやすさにこだわってほしい」という回 答があった。 37 安寧のまち_75175.indb 37 2016/08/26 15:01:51 安寧のまち_75175.indb 38 2016/08/26 15:01:51 第 5章 事業化実現のプロセス 安寧のまち_75175.indb 39 2016/08/26 15:01:51 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 「生涯活躍のまち」構想の実現に向けた取組としては、まず、市が地域の特性や強みを活かした、構想の基 本コンセプトを固め、地域の実情に応じた構想をとりまとめる。この構想に基づき、「基本計画」を策定する とともに、適切な事業主体を選定し、関係事業者と協力しながら事業化に取組んでいく。 ここでは、近江八幡市版CCRCである「近江八幡市安寧のまちづくり」の検討や事業化に関する具体的なプ ロセスについて示す。 1.構想の検討、「基本計画」の策定 (1)検討組織の設置 ・官民の構想検討会議の設置(産業界、教育機関、地域金融機関など地域関係者が参加など)。 (2)構想のとりまとめ、「総合戦略」への反映 ・官民の構想検討会議において、構想の方向性や基本コンセプトについて議論・意見を聴取し、構想をとり まとめる。→「安寧のまちづくり基本構想」 ・とりまとめた構想を必要に応じて、その結果を「近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に反映 する。 (3)安寧のまちづくり基本計画の策定 ・事業を行う対象区域や計画期間、計画を通じた目標などを策定する。 ・構想の策定に向けた検討とあわせて「基本計画」についても一体的に検討・議論を行うことも検討する。 「近江八幡市安寧のまちづくり」を具体化するにあたっては、中長期的に事業の自立性や持続可能性を確保 する観点から、事業の実現性や継続性、地域機関、住民など幅広く知見を結集して検討を行うことが重要と考 える。 2.事業化に向けた取組 (1)事業主体の選定 ・「近江八幡市安寧のまちづくり」における事業の運営推進機能を担う事業主体(運営推進法人)を選定 する。 ・地域の実情に即して、公募して運営推進法人を選定することも視野にいれる。 (2)近江八幡市安寧のまちづくり事業計画(仮称)の策定 ・構想の実現に向けて、「基本計画」の内容を踏まえ具体的に取組むべき事項を記載。 ① 事業対象区域への移住を希望する者への情報の提供、お試し移住や二地域居住などの取組 ② 高齢者に適した住宅の整備やまちづくりに向けた取組 40 安寧のまち_75175.indb 40 2016/08/26 15:01:51 第5章 事業化実現のプロセス ③ 高齢者の就労や生涯学習など社会活動への参加に向けた取組 ④ 医療・介護サービスの提供体制・関係機関との連携に向けた取組 ・「基本計画」を策定する市のほか、地域の様々な関係者が参画する「近江八幡市安寧のまちづくり事業計 画検討会(仮称)」を設置し、「事業計画」に盛り込まれる内容について協議し、多様な意見を適切に反 映する。 (3)移住者募集 ・移住希望者に対する事前相談、「お試し移住」や「二地域移住」などを実施する。 ・移住者募集の際は、移住者の出身地や趣味嗜好などの「個人的なニーズ」、地域が求める専門知識・技術 をもった「地域のニーズ」に着目して取組を行うことが重要となる。 ・移住者を特定の年齢に偏らずに幅広い年齢構成とすることが、移住後のある時期にケアが一斉に必要とな る事態を避けることができるなど、コミュニティの持続的安定性の点で望ましい。 3.事業の開始(移住開始) 「近江八幡市安寧のまちづくり構想」における事業の開始後については、事業主体を中心に近江八幡市、 市民、移住者、地元関係者等と協働して、コミュニティを運営推進していく。その際、PDCAサイクルによ り、コミュニティ運営についての成果検証を行っていく。 41 安寧のまち_75175.indb 41 2016/08/26 15:01:51 安寧のまち_75175.indb 42 2016/08/26 15:01:51 資 料 安寧のまち_75175.indb 43 2016/08/26 15:01:51 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 目 次 1.近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 資1 (1)近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 委員名簿 (2)近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議設置要綱 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ 資3 (1)調査名 (2)調査対象(回収数) (3)調査方法 (4)調査実施期間 (5)設問項目 (6)結果まとめ 3. ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ 資34 (1)調査名 (2)調査対象 (3)調査方法 (4)調査実施期間 (5)設問項目 (6)結果まとめ 4. グループインタビュー 結果まとめ 資54 (1)関東圏出身・男性グループ (2)関東圏出身・女性グループ (3)近畿圏出身・男性グループ (4)近畿圏出身・女性グループ 5.近江八幡市安寧のまちづくり (CCRC)基本構想フォーラム 資63 (1)基本構想フォーラムの概要 (2)基本構想フォーラムの開催結果 (3)近江八幡市安寧のまちづくり (CCRC)基本構想フォーラム アンケート結果 安寧のまち_75175.indb 44 2016/08/26 15:01:52 6.近江八幡市安寧のまちづくり (CCRC)基本構想 現地ツアーの概要 資77 (1)ツアー名 (2)対象 (3)調査項目 (4)プログラム (1泊2日) (5)現地ツアー 意見交換会 7.近江八幡市へ移住された方への聞き取り調査 結果まとめ 資80 8.生涯活躍のまち (日本版CCRC)受け入れ体制整備に関するアンケート 結果まとめ (1)調査名 資87 (2)調査対象(回収数) (3)調査方法 (4)設問項目 (5)主な回答 (6)結果まとめ 安寧のまち_75175.indb 45 2016/08/26 15:01:52 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 1.近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 (1)近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 委員名簿 〔敬称略〕 名 前 ◎ 所 属 青 山 孝 近江八幡市連合自治会 会長 山 本 克 與 近江八幡市蒲生郡医師会 副会長 二 村 實 近江八幡市社会福祉協議会 会長 秋 村 田津夫 近江八幡商工会議所 会頭 岡 本 守 グリーン近江農業協同組合 代表理事専務 大 方 潤一郎 東京大学高齢社会総合研究機構 機構長・教授 吉 田 正 樹 近江八幡市 副市長 ◎印:座長 【事務局】 近江八幡市総合政策部政策推進課 (協力:東京大学 高齢社会総合研究機構) 資1 安寧のまち_75175.indb 1 2016/08/26 15:01:52 1.近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 (2)近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議設置要綱 (設置) 第1条 近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下「総合戦略」という。)に基づき、近江八幡市版 CCRCの実現に必要となる事項を検討するため、近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議(以 下「推進会議」という。)を置く。 (検討事項) 第2条 推進会議は、次に掲げる事項について検討する。 ⑴ 近江八幡市版CCRCのコンセプト及び基本的な方向性に関すること。 ⑵ 近江八幡市版CCRCの推進に関すること。 ⑶ その他必要な事項に関すること。 (組織) 第3条 推進会議の委員は、次に掲げる者のうちから市長が委嘱する。 ⑴ 市民又は関係団体の代表者 ⑵ 民間事業者の代表者 ⑶ 学識経験を有する者 ⑷ 関係行政機関の職員 ⑸ その他市長が必要と認める者 (任期) 第4条 委員の任期は、委嘱の日から平成29年3月31日までとする。 (座長) 第5条 推進会議に座長を置き、委員の互選により選出する。 2 座長は、会務を総理し、推進会議を代表する。 (会議) 第6条 推進会議の会議は、座長が招集し、座長が議長となる。 2 座長が欠席となるときは、座長の指名により議長を決定する。 3 議長は、必要があると認めるとき、委員以外の者の出席を求めて、その意見を聴くことができる。 (庶務) 第7条 推進会議の庶務は、政策推進主管課において処理する。 (その他) 第8条 この要綱に定めるもののほか、推進会議の運営に関し必要な事項は、座長が推進会議に諮り定めるも のとする。 付 則 1 この要綱は、告示の日から施行する。 2 この要綱は、平成29年3月31日限り、その効力を失う。 資2 安寧のまち_75175.indb 2 2016/08/26 15:01:52 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ (1)調査名 将来のライフスタイルと近江八幡市への移住に関する調査 (2)調査対象(回収数) ・関西圏出身の東京圏、関西圏在住者、40歳以上男女、1,546サンプル(東京圏、関西圏773サンプルずつ) ※東京圏=東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県/関西圏=滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県 (3)調査方法 ・調査会社の登録モニターに対して、WEB上で実施。 (4)調査実施期間 ・平成28年2月10日(水)~平成28年2月11日(木) (予定回収数に達した時点で終了) (5)設問項目 区分 F.基本属性 1.現在の生活に ついて 2.現在と将来の くらしと住ま いについて 3.日 本版CCRC について 4.近江八幡市に ついて 5.近 江 八 幡 市 版CCRCにつ いて 6.その他 問番号 F1 F2 F3 F4 Q1 Q2 Q2:既 Q3 Q4 Q5 Q5:有 Q6 Q7 Q8 Q9 Q10 Q10:有 Q11 Q12 Q13 Q14 Q15 Q16 Q17 Q18 Q19 Q20 Q21 Q22 Q23 Q24 設問項目 性別 年代 居住地 職業 家族構成 未・既婚 配偶者・パートナーの出身地 配偶者・パートナーの職業 子どもの有無 子どもの年齢区分 仕事と余暇の比重 (現在、 希望) 普段の休日の過ごし方 仕事や学業以外にやりたいこと、 やってみたいこと 地方移住への関心の有無 移住に関心のある理由 現在の住まい 高齢期に向けた住み替え意向 高齢期の住まいを主に検討する人 地方に住むことの魅力は何か 近江八幡市への在住・訪問経験 近江八幡市の地域資源の認知度・魅力を感じるか 近江八幡市でしてみたい暮らし 希望する住宅形態 希望する住宅面積 移住する際に重要だと考えること 移住する際に問題となること 移住後に必要な生活支援 ご意見・ご感想 備考 調査会社のモニタ情報を 利用 マトリクス質問:13項目 マトリクス質問:15項目 近江八幡市への移住を検 討すると仮定しての回答 <クロス集計のみかた> 全体より10ポイント高い場合「黄色」 に、5ポイントから10ポイント未満高い場合 「クリーム色」 に、 全体より10ポイント低い場合「青色」 に、5ポイントから10ポイント未満低い場合 「水色」 に、 着色している。 資3 安寧のまち_75175.indb 3 2016/08/26 15:01:52 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ (6)結果まとめ ① 性別(F1) ◇ 回答者の性別は、 「男性」 (63.3%)が6割強、女性(36.7%)が4割弱となっている。 (図表2-6-1) 図表2-6-1 性別(全体) 女性 36.7% 男性 63.3% (n=1546) ② 年代(F2) ◇ 年代別にみると、 「60歳以上」 (31.0%)が約3割で最も多く、次いで「40~44歳」 (19.4%)、 「45~49歳」 (19.0%) の順となっている。 (図表2-6-2) 図表2-6-2 年代(全体) 60歳以上 40~44歳 19.4% 31.0% 45~49歳 19.0% 55~59歳 50~54歳 13.5% 17.1% (n=1546) ③ 居住地(F3) ◇ 居 住地は全体で最も多いのは「大阪府」 (25.3%)で、約4分の1をしめる。地域別にみると、関東圏(東京都・神奈川 県・埼玉県・千葉県)で最も多いのは「東京都」 (19.8%)、次いで「神奈川県」 (14.1%)である。関西圏(大阪府・京 都府・兵庫県・滋賀県)では「大阪府」に次いで「兵庫県」 (15.4%)が多くなっている。滋賀県は3.4%である。 (図表2 -6-3) 図表2-6-3 居住地(全体) 埼玉県 5.8% 千葉県 兵庫県 10.3% 15.4% 東京都 大阪府 京都府 19.8% 25.3% 神奈川県 6.0% 14.1% 滋賀県 (n=1546) 3.4% 資4 安寧のまち_75175.indb 4 2016/08/26 15:01:53 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ④ 職業(F4) ◇ 職 業は、 「専業主婦(主夫)」 (19.0%)が約2割で最も多く、次いで「会社員(事務系)」 (16.6%)、 「無職」 (14.6%) の順となっている。 「会社員」全体(事務系、技術系、その他の合計)では36.4%となり、3分の1以上を占める。 (図表 2-6-4-①) 図表2-6-4-① 職業(全体) 公務員 経営者・役員 2.5% 2.8% その他 4.0% 学生 0% 無職 会社員 14.6% (事務系) 16.6% パート・アルバイト10.6% 会社員 (技術系)9.9% 専業主婦(主夫) 会社員 19.0% (その他)9.9% 自由業 自営業 3.4% 6.7% (n=1546) ◇ 性 別では、 「男性」は「無職」 (20.7%)が最も多いが、 「会社員」全体(事務系、技術系、その他の合計)では48.6% で、 「会社員」が半数近くを占めている。 「女性」は「専業主婦」 (51.5%)が半数以上で最も多く、次いで「パート・ア ルバイト」 (21.7%)となっている。 ◇ 年齢別では、 「60歳以上」では「無職」 (37.3%)が最も多くなっている。 (図表2-6-4-②) 図表2-6-4-② 職業(全体、性別、年齢別) (%) 職 業 全体 公務員 経営者・ 会社員 会社員 会社員 専業主婦 パート・ア 自営業 自由業 学生 役員 (事務系) (技術系) (その他) (主夫) ルバイト その他 無職 全体 1546 2.8 2.5 16.6 9.9 9.9 6.7 3.4 19.0 10.6 0 4.0 14.6 男性 979 4.2 3.8 20.0 15.3 13.3 9.2 4.0 0.2 4.2 0 5.1 20.7 女性 567 0.5 0.2 10.8 0.5 4.1 2.3 2.5 51.5 21.7 0 2.1 3.9 年齢別 40歳~44歳 300 3.0 0.7 19.7 13.0 13.7 4.0 2.3 24.3 14.3 0 3.0 2.0 45歳~49歳 293 2.0 1.4 22.2 11.3 13.3 7.2 3.1 18.4 13.3 0 3.4 4.4 50歳~54歳 265 3.8 3.0 24.2 12.5 10.2 9.1 3.0 15.8 10.2 0 3.4 4.9 55歳~59歳 208 3.8 4.3 21.2 11.1 10.6 10.1 4.8 15.9 9.1 0 2.4 6.7 60歳以上 480 2.3 3.1 5.2 5.2 5.0 5.2 4.0 19.2 7.5 0 6.0 37.3 性別 資5 安寧のまち_75175.indb 5 2016/08/26 15:01:53 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ⑤ 家族構成(Q1) ◇ 「 2世代世帯(親と子:あなたが親)」 (34.5%)が3割強で最も多く、次いで「1世代世帯(夫婦・カップルだけ)」 (30.3%)、 「単身世帯(ひとりぐらし)」 (15.5%)の順となっている。 (図表2-6-5-①) 図表2-6-5-① 家族構成(全体) 3世代世帯(親と子と 3世代世帯(親と子と 孫:あなたが子)3.3% 孫:あなたが孫)0.1% その他 0.6% 単身世帯(ひとりぐらし) 3世代世帯(親と子と 15.5% 孫:あなたが親)1.2% 2世代世帯(親と子:あ なたが親)34.5% 1世代世帯(夫婦・カッ プルだけ)30.3% 2世代世帯(親と子:あ (n=1546) なたが子)14.4% ◇ 年齢別にみると、 「40~44歳」では「2世代世帯(あなたが子)」 (23.0%)が最も多く、 「45~49歳」と「50~54歳」 では「2世代世帯(あなたが親)」が多くなっている(45~49歳:40.3%、50~54歳:41.5%)。 「60歳以上」では「1世 代世帯(夫婦・カップルだけ)」 (52.3%)が半数以上を占めている。 (図表2-6-5-②) 図表2-6-5-② 家族構成(全体、性別、年齢別) (%) 家族構成 全体 1世代世帯 2世代世帯 2世代世帯 3世代世帯 3世代世帯 3世代世帯 単身世帯 (夫婦・カッ (親と子:あ (親と子:あ (親と子と孫:あ (親と子と孫:あ (親と子と孫:あ (ひとりぐらし) プルだけ) なたが子) なたが親) なたが親) なたが子) なたが孫) その他 全体 1546 15.5 30.3 14.4 34.5 1.2 3.3 0.1 0.6 男性 979 17.0 30.5 14.6 32.3 1.5 3.5 0.2 0.4 女性 567 12.9 30.0 13.9 38.4 0.7 3.0 0 1.1 年齢別 40歳~44歳 300 14.0 21.3 23.0 37.7 0.7 3.0 0 0.3 45歳~49歳 293 19.5 19.1 15.4 40.3 0.7 4.8 0 0.3 50歳~54歳 265 18.1 17.7 15.1 41.5 0.8 4.9 0 1.9 55歳~59歳 208 20.2 24.5 11.1 38.0 1.0 5.3 0 0 60歳以上 480 10.4 52.3 9.4 23.8 2.3 0.8 0.4 0.6 性別 ●その他の回答内容 ・兄弟姉妹 ・伯母 など 資6 安寧のまち_75175.indb 6 2016/08/26 15:01:53 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑥ 結婚の有無(Q2) ◇ 「結婚している(配偶者と同居)」 (73.7%)が7割強を占め、次いで「結婚していない」 (14.7%)が1割強である。 (図 表2-6-6) 図表2-6-6 結婚の有無(全体) ※「結婚」=婚姻届を提出した法律上の夫婦 「パートナー」=婚姻届は提出していないが、事実上夫婦関係にある相手 結婚していない 14.7% 離別、死別 8.8% 結婚している(配偶者 結婚している(配偶者 と別居) 2.3% 結婚していないがパー と同居) 73.7% トナーと暮らしている 0.5% (n=1546) ⑦ 配偶者またはパートナーの出身地(Q3、Q2で1,2を回答した人) ◇ 配偶者またはパートナーの出身地は、 「大阪府」 (25.3%)、 「兵庫県」 (16.9%)、 「東京都」 (10.8%)の順に多くなっ ている。調査対象者はすべて近畿地方出身者であるが、関東地方居住者の場合は、配偶者の出身地が関東地方であ ることも多くなっている。 ◇ なお、東京都居住者の配偶者出身地で最も多いのは東京都(29.4%)で、大阪府(12.2%)や兵庫県(8.1%)など近畿 地方よりも多くなっている。一方、近畿地方居住者では、配偶者の出身地が現在の居住地の府県である率が高い。大阪 府居住の回答者の配偶者の出身地で最も多いのは大阪府(67.0%)で、他府県も同様に居住地の府県が多くなってい る。 (図表2-6-7) 図表2-6-7 配偶者・パートナーの出身地(全体、上位24位) 順位 都道府県名 回答者数 % 順位 都道府県名 回答者数 % 1 大阪府 290人 25.3 15 静岡県 13人 1.1 2 兵庫県 194人 16.9 北海道 11人 1.0 3 東京都 124人 10.8 鹿児島県 11人 1.0 4 京都府 96人 8.4 和歌山県 9人 0.8 5 神奈川県 69人 6.0 茨城県 8人 0.7 6 滋賀県 40人 3.5 鳥取県 8人 0.7 7 千葉県 29人 2.5 大分県 8人 0.7 8 埼玉県 27人 2.4 栃木県 7人 0.6 9 奈良県 19人 1.7 石川県 7人 0.6 10 福岡県 17人 1.5 宮城県 6人 0.5 愛知県 15人 1.3 福島県 6人 0.5 岡山県 15人 1.3 福井県 6人 0.5 愛媛県 14人 1.2 長崎県 6人 0.5 広島県 14人 1.2 宮崎県 6人 0.5 11 13 16 18 19 22 24 資7 安寧のまち_75175.indb 7 2016/08/26 15:01:54 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ⑧ あなたの配偶者またはパートナーの職業(Q4、Q2で1,2を回答した人) ◇ 配偶者またはパートナーの職業は、 「専業主婦・夫」 (25.2%)が最も多く、次いで「会社員(事務系)」 (15.4%)、 「パ ート・アルバイト」 (14.2%)の順となっている。 「会社員」全体(事務系、技術系、その他の合計)では35.1%となり、3 分の1以上を占める。 (図表2-6-8-①) 図表2-6-8-① あなたの配偶者またはパートナーの職業(全体) 公務員 3.1% その他 1.0% 学生 0% 無職 経営者・役員 2.5% 会社員(事務系) 12.5% 15.4% パート・アルバイト 14.2% 会社員(技術系) 10.5% 専業主婦・夫 25.2% 会社員(その他)9.2% 自営業 4.7% (n=1147) 自由業 1.7% ◇ 男女別に見ると、 「男性」では配偶者の職業は「専業主婦」 (35.8%)が最も多く、次いで「パート・アルバイト」 (20.4 %)である。 「女性」は、 「会社員(事務系)」 (24.7%)が最も多く、 「会社員」全体が61.2%と6割を超えている。 ◇ 年 齢別でみると、 「60歳以上」では「専業主婦・主夫」 (35.1%)が最も多く、 「無職」 (30.8%)がそれに次いでい る。 「無職」は、全体での比率(12.5%)に比べ、高くなっている。 (図表2-6-8-②) 図表2-6-8-② あなたの配偶者またはパートナーの職業(全体、性別、年齢別) (%) 配偶者・パートナーの職業 全体 公務員 パー 経営者・ 会社員 会社員 会社員 専業主 ト・アル 学生 自営業 自由業 役員 (事務系) (技術系) (その他) 婦・夫 バイト 無職 その他 全体 1147 3.1 2.5 15.4 10.5 9.2 4.7 1.7 25.2 14.2 0 12.5 1.0 男性 734 2.6 1.6 10.2 4.6 5.6 4.1 1.8 35.8 20.4 0 12.4 0.8 女性 413 3.9 4.1 24.7 20.8 15.7 5.8 1.7 6.3 3.1 0 12.6 1.2 年齢別 40歳~44歳 211 3.3 1.4 27.0 18.5 19.0 2.4 0.9 14.2 11.4 0 0.9 0.9 45歳~49歳 197 6.1 2.5 24.4 16.2 9.1 4.6 1.0 19.8 13.7 0 2.0 0.5 50歳~54歳 189 3.7 2.6 18.5 14.8 7.9 5.3 2.6 21.2 20.1 0 2.1 1.1 55歳~59歳 148 4.7 5.4 14.2 7.4 8.1 9.5 2.0 26.4 14.9 0 6.1 1.4 60歳以上 402 0.5 2.0 4.0 2.5 5.2 4.0 2.0 35.1 12.9 0 30.8 1.0 性別 ●その他の回答内容 ・団体職員 ・教師 など 資8 安寧のまち_75175.indb 8 2016/08/26 15:01:54 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑨ あなたには、お子さんがいますか。(Q5) ◇ 「同居している子どもがいる」 (45.7%)が最も多いが、 「子どもはいるがひとりも同居していない」 (23.1%)と「子ど もはいない」 (31.2%)を合わせると半数以上(計54.5%)が、子どものいない(同居していない)世帯である。 (図表2 -6-9) 図表2-6-9 あなたには、お子さんがいますか。(全体) 子どもはいない 同居している子どもがいる 31.2% 45.7% 子どもはいるがひとりも同居 していない (n=1546) 23.1% ⑩ お子さんの年齢区分を教えてください。(いくつでも) (Q6、Q5で1,2を回答した人のみ) ◇ 「成人」(66.4%)が約7割弱で最も多い。(図表2-6-10) 図表2-6-10 お子さんの年齢区分(全体:複数回答) 0% 就学前 小学生 中学生 中学卒業以上で未成年 20% 40% 60% 80% 100% 8.3 14.5 13.1 19.6 成人 66.4 (n=1064) 資9 安寧のまち_75175.indb 9 2016/08/26 15:01:55 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ⑪ 仕事と余暇についての考え(現在の考えと定年後の考え、Q7) ◇ 仕事と余暇に関する現在の考えをみると、 『「仕事」と「余暇」の両方を重視する』 (36.9%)が最も多く、 『「仕事」を 「余暇」よりも重視する』 (25.3%)、 『「余暇」を「仕事」よりも重視する』 (19.6%)の順になっている。 ◇ 定年後の考えをみると、 『「余暇」を「仕事」よりも重視する』 (44.0%)が最も多く、 『「仕事」と「余暇」の両方を重視 する』 (22.3%)、 『「仕事」を「余暇」よりも重視する』 (14.8%)の順となっている。 (図表2-6-11-①) 図表2-6-11-① 仕事と余暇について(全体) 0% 20% 現在 40% 25.3 定年後 60% 19.6 14.8 36.9 44.0 「仕事」を「余暇」よりも重視する 80% 18.2 22.3 「余暇」を「仕事」よりも重視する 100% 18.8 「仕事」と「余暇」の両方を重視する あてはまるものはない ◇ 男女別にみると、男女ともに「仕事と余暇の両方を重視する」が最も多いが(男性34.3%、女性41.3%)、女性の方が より高い回答率になっている。また、定年後の考えでは、男女ともに「余暇を仕事より重視する」 (男性46.1%、女性 40.6%)が最も多くなっている。 ◇ 年齢別にみると、 「40~44歳」では「仕事と余暇の両方を重視する」 (48.7%)が他の年代よりも高くなっている(同 全体:36.9%)。また、定年後については、 「50~54歳」では「余暇を仕事より重視する」 (54.7%)で、他の年代より も高くなっている(同全体:44.0%)。 (図表2-6-11-②) 図表2-6-11-② 仕事と余暇について(全体、性別、年齢別) 仕事と余暇の比重 【現在】 全体 「仕事」 を 「余暇」 よ りも重視 する 「余暇」 を 「仕事」 よ りも重視 する (%) 仕事と余暇の比重 【定年後】 「仕事」 と あてはま 「余暇」 の るものは 両方を重 ない 視する 全体 「仕事」 を 「余暇」 よ りも重視 する 「余暇」 を 「仕事」 よ りも重視 する 「仕事」 と あてはま 「余暇」 の るものは 両方を重 ない 視する 全体 1546 25.3 19.6 36.9 18.2 1546 14.8 44.0 22.3 18.8 男性 979 27.2 21.2 34.3 17.3 979 15.7 46.1 21.8 16.4 女性 567 22.0 16.8 41.3 19.9 567 13.2 40.6 23.3 22.9 年齢別 40歳~44歳 300 23.3 20.0 48.7 8.0 300 17.7 46.3 26.3 9.7 45歳~49歳 293 31.1 21.5 40.6 6.8 293 20.5 42.3 23.9 13.3 50歳~54歳 265 28.7 21.5 41.5 8.3 265 15.1 54.7 19.6 10.6 55歳~59歳 208 32.7 15.4 38.9 13.0 208 12.5 47.6 25.0 14.9 60歳以上 480 17.9 19.0 23.8 39.4 480 10.4 36.3 19.2 34.2 性別 資10 安寧のまち_75175.indb 10 2016/08/26 15:01:55 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑫ あなたは、普段の休日を主にどのように過ごしていますか。(Q8、3つまで) ◇ 普段の休日の過ごし方をみると、 「家族と過ごす」 (53.4%)が最も多く、次いで「パソコン・インターネット・テレビゲ ーム」 (32.3%)、 「外食・ショッピング」 (32.2%)、「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」(29.2%)の順となっており、自宅や 日常的な空間の中でゆっくりと過ごすものが多く挙がっている。日常生活を離れたアウトドアでの過ごすものでは、 「ドライブ・旅行」(17.3%)や「運動・スポーツ活動(個人で行うもの:ランニング、スイミングなど)」(13.6%)などの回答 が多くなっている。 (図表2-6-12-①) 図表2-6-12-① 休日の過ごし方(全体:複数回答3つまで) 0% 家族と過ごす 友人・恋人との交流 テレビ・ラジオ・新聞・雑誌 外食・ショッピング 読書・音楽鑑賞 演劇や映画の鑑賞、スポーツ観戦など 囲碁・将棋・マージャンなど パソコン・インターネット・テレビゲーム 学習活動(語学勉強、陶芸教室など) 日曜大工(DIY)・手芸・園芸・料理・楽器演奏など 運動・スポーツ活動(個人で行うもの:ランニング、スイミングなど) 運動・スポーツ活動(集団で行うもの:サッカー、ゲートボールなど) 団体・サークル活動 地域活動やボランティア活動 カラオケ・ゲームセンター・パチンコなど ドライブ・旅行 その他 特にない、なにもしない 20% 40% 60% 80% 100% 53.4 8.9 18.2 29.2 32.2 10.3 0.8 32.3 2.1 6.3 13.6 3.2 1.6 2.2 2.1 17.3 4.1 6.3 (n=1546) ◇ 男女別では、 「女性」は「家族と過ごす」 (61.6%)や「外食・ショッピング」 (44.1%)が全体よりも高くなっている。 「パソコン・インターネット・テレビゲーム」は「男性」 (37.6%)が「女性」 (23.1%)よりも高くなっている。 ◇ 年 齢別にみると、 「40~44歳」では「家族と過ごす」 (62.0)が最も多く、他の年代よりも高くなっている。 「パソコ ン・インターネット・テレビゲーム」は、年齢が高くなるとともに回答が多く、 「60歳以上」で35.6%となっている。 「外 食・ショッピング」は若い世代の方が高く「40~44歳」が47.0%であるのに対し、 「60歳以上」は21.3%で、差が大き くなっている。 (図表2-6-12-②) 図表2-6-12-② 休日の過ごし方(全体、性別、年齢別:複数回答3つまで) (%) 普段の休日の過ごしかた 全体 テレビ 友 人・ ・ ラジ 外 食・ 読 書・ 家族と 恋人と オ・新 ショッ 音楽鑑 過ごす の交流 聞・雑 ピング 賞 誌 演劇や 映画の 鑑賞、 スポー ツ観戦 など 囲 碁・ 将 棋・ マージ ャン な ど 日曜大 パソコ 学 習 工 (DI ン・イ 活 動 Y)・ ンター (語学 手芸・ ネット 勉強、 園芸・ ・ テレ 陶 芸 料理・ ビゲー 教室な 楽器演 ム ど) 奏など 運 動・ス ポーツ活 動( 個 人 で行うも の:ラン ニング、 スイミン グなど) 運 動・ス ポーツ活 動( 集 団 団 体・ で行うも サーク の:サッ ル活動 カ ー 、ゲ ートボー ルなど) 地域活 動やボ ランテ ィア 活 動 カラオ ケ・ゲ 特にな ームセ ドライ い 、な ンター ブ・旅 その他 にもし ・パチ 行 ない ンコな ど 全体 1546 53.4 8.9 29.2 32.2 18.2 10.3 0.8 32.3 2.1 6.3 13.6 3.2 1.6 2.2 2.1 17.3 4.1 6.3 性別 男性 979 48.7 6.7 30.2 25.3 19.0 9.9 1.2 37.6 2.2 6.5 16.1 3.9 1.4 2.9 2.3 18.4 3.6 7.2 567 61.6 12.5 27.3 44.1 16.8 10.9 0.2 23.1 1.9 6.0 9.3 1.9 1.8 1.1 1.6 15.5 5.1 4.9 8.3 1.0 26.3 0.7 4.7 11.7 2.7 0 1.0 4.0 15.0 3.3 4.3 45歳~49歳 293 57.7 10.2 27.0 37.9 16.0 10.6 0 31.1 1.4 5.5 12.6 4.1 1.4 0.7 3.1 18.4 2.0 5.5 女性 年齢別 40歳~44歳 300 62.0 13.7 19.7 47.0 14.3 50歳~54歳 265 49.8 7.9 31.3 29.8 18.5 13.2 0.4 33.2 3.8 4.5 12.8 1.9 1.9 1.1 1.9 14.7 5.3 8.3 55歳~59歳 208 46.6 9.1 28.4 31.3 17.8 13.5 0 33.7 3.4 4.3 16.3 2.4 1.9 1.9 1.0 17.3 6.7 8.2 60歳以上 5.4 35.6 21.3 21.9 1.9 35.6 2.1 9.8 14.8 4.0 2.3 4.6 0.8 19.6 4.2 6.3 480 50.4 8.3 ●その他の回答内容 ・アウトドア ・ハイキング ・バードウォッチング ・子供の部活の試合観戦 ・ペットと過ごす ・銭湯 ・畑 ・家事 ・介護 ・ひたすら寝る など 資11 安寧のまち_75175.indb 11 2016/08/26 15:01:55 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ⑬ あなたは、現在、仕事や学業以外にどのような地域活動に参加していますか。 また、今後(も)参加してみたいですか。(Q9) ◇ 地 域活動の参加に関して、現在参加している活動では「自治会、町内会の活動」 (19.9%)が最も多く、「資源回収や ごみの分別、リサイクル活動」(19.5%)とともに、2割近くが回答している。 「スポーツや健康づくりの活動」 (15.1%) がこれに続いている。一方、57.8%が参加している地域活動は「特にない」と回答している。 (図表2-6-13-①) ◇ 今後参加してみたい活動では、現状と同様に「特にない」 (60.7%)が6割を占め最も多いが、参加したいものでは 「スポーツや健康づくりの活動」 (17.8%)が最も多いのに加え、 「社会奉仕などのボランティア活動」 (13.6%)、 「緑化や自然環境の保全活動」 (11.2%)など、多様な活動への参加意向が見られる。 (図表2-6-13-②) 【現在】 図表2-6-13-① 参加している活動(全体:複数回答) 0% 20% 自治会、町内会の活動 19.9 資源回収やごみの分別、リサイクル活動 19.5 スポーツや健康づくりの活動 40% 60% 80% 100% 15.1 祭や盆踊り、運動会などのイベントへの参加や手伝い 9.1 子ども会、婦人会、老人クラブなどの活動 5.2 防災・防犯などの地域の安全活動 5.5 高齢者の見守りや障がい者支援などの福祉活動 2.2 緑化や自然環境の保全活動 2.3 子育て支援の活動 2.1 まちなみづくりの活動 1.9 社会奉仕などのボランティア活動 6.2 その他 0.6 特にない 57.8 (n=1546) 【今後】 図表2-6-13-② 参加してみたい活動(全体:複数回答) 0% 20% 自治会、町内会の活動 5.8 資源回収やごみの分別、リサイクル活動 6.6 スポーツや健康づくりの活動 100% 4.9 6.3 高齢者の見守りや障がい者支援などの福祉活動 6.1 緑化や自然環境の保全活動 11.2 5.2 まちなみづくりの活動 8.1 社会奉仕などのボランティア活動 その他 80% 7.3 防災・防犯などの地域の安全活動 子育て支援の活動 60% 17.8 祭や盆踊り、運動会などのイベントへの参加や手伝い 子ども会、婦人会、老人クラブなどの活動 40% 13.6 0.1 特にない 60.7 (n=1546) 資12 安寧のまち_75175.indb 12 2016/08/26 15:01:56 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ◇ 年代別にみると、 「子育て支援の活動」を除くすべての活動について、 「60歳以上」の年代で、他の年代より回答が多 くなっている。特に「自治会・町内会の活動」 (26.7%)や「スポーツや健康づくりの活動」 (21.3%)が高くなってい る。また、 「特にない」が他の年代(55~59歳では66.3%)に比べ低く(50.0%)、全般に地域活動への参加に積極的 である。 (図表2-6-13-③) 図表2-6-13-③ 参加している活動(全体、性別、年齢別:複数回答) (%) 参加している活動 資源回 自治 収やご 会、町 みの分 全体 リサ 内会の 別、 活動 イクル 活動 スポー ツや健 康づく りの活 動 祭や盆 踊り、 運動会 などの イベン トへの 参加や 手伝い 子ども 会、婦 人会、 老人ク ラブな どの活 動 防災・ 防犯な どの地 域の安 全活動 高齢者 の見守 りや障 がい者 支援な どの福 祉活動 社会奉 まちな 緑化や 仕など 子育て その みづく 自然環 のボラ 支援の 他 りの活 境の保 ンティ 活動 動 全活動 ア活動 特に ない 1546 19.9 19.5 15.1 9.1 5.2 5.5 2.2 2.3 2.1 1.9 6.2 0.6 57.8 男性 979 19.1 14.7 17.0 9.2 4.3 6.0 2.3 2.5 1.6 2.1 7.4 0.7 59.9 女性 567 21.3 27.9 11.8 8.8 6.9 4.6 1.9 1.9 3.0 1.4 4.2 0.4 54.3 年齢別 40歳~44歳 300 16.3 21.0 12.7 10.3 6.3 3.3 0 1.0 2.7 0.7 3.0 0.3 57.0 45歳~49歳 293 16.4 18.1 9.9 6.1 4.4 2.4 1.7 2.0 4.1 1.4 5.5 0.3 62.5 50歳~54歳 265 18.9 19.2 12.8 10.6 4.5 6.0 3.0 2.6 1.9 2.6 4.5 0 61.1 55歳~59歳 208 15.9 15.4 14.4 6.3 1.0 3.8 1.4 2.4 1.4 1.0 5.8 0 66.3 60歳以上 480 26.7 21.5 21.3 10.4 7.3 9.2 3.8 2.9 1.0 2.9 9.8 1.5 50.0 全体 性別 図表2-6-13-④ 参加してみたい活動(全体、性別、年齢別:複数回答) (%) 参加してみたい活動 資源回 自治 収やご 会、町 みの分 全体 リサ 内会の 別、 活動 イクル 活動 スポー ツや健 康づく りの活 動 祭や盆 踊り、 運動会 などの イベン トへの 参加や 手伝い 子ども 会、婦 人会、 老人ク ラブな どの活 動 防災・ 防犯な どの地 域の安 全活動 高齢者 の見守 りや障 がい者 支援な どの福 祉活動 社会奉 まちな 緑化や 仕など 子育て その みづく 自然環 のボラ 支援の 他 りの活 境の保 ンティ 活動 動 全活動 ア活動 特に ない 1546 5.8 6.6 17.8 7.3 4.9 6.3 6.1 11.2 5.2 8.1 13.6 0.1 60.7 男性 979 7.2 6.8 19.0 7.6 5.3 7.6 6.1 11.6 4.5 9.1 14.9 0.1 60.1 女性 567 3.4 6.2 15.7 6.9 4.1 4.1 6.2 10.4 6.5 6.3 11.5 0.2 61.9 年齢別 40歳~44歳 300 4.0 6.3 19.3 9.0 5.3 5.7 5.3 9.3 10.0 7.3 10.3 0.3 58.3 45歳~49歳 293 5.5 5.5 14.7 7.2 3.1 4.4 6.5 8.9 5.5 6.5 9.2 0 71.0 50歳~54歳 265 7.9 7.9 17.4 9.4 4.2 6.0 6.4 10.6 3.4 8.3 15.1 0 62.6 55歳~59歳 208 4.8 6.7 18.3 5.3 4.3 6.3 4.3 9.6 4.3 6.3 12.0 0 58.2 60歳以上 480 6.3 6.7 18.8 6.0 6.3 7.9 7.1 14.8 3.5 10.2 18.3 0.2 56.0 全体 性別 資13 安寧のまち_75175.indb 13 2016/08/26 15:01:56 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ⑭ 近い将来に移住を検討しているか、関心があるか(Q10) ◇ 「検討していない」(67.7%)が約7割を占めている。(図表2-6-14-①) 図表2-6-14-① 地方移住への関心の有無(全体) 現在、検討している 2.7% 現在は検討していないが、関 検討していない 心がある 67.7% 29.6% (n=1546) 資14 安寧のまち_75175.indb 14 2016/08/26 15:01:56 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ◇ 男女別にみると、「現在は検討していないが関心はある」は男性31.7%に対し女性25.9%で、男性の方が関心が ある人が多い。「検討していない」は男性65.2%に対し女性は72.1%であった。 ◇ 年代別では、 「60歳以上」は、 「現在は検討していないが関心はある」が他の年代よりも低く(23.5%)、 「検討してい ない」が高く(74.6%)なっている。 ◇ 家族構成別にみると、「現在、検討している」が最も多いのは単身世帯(4.6%)である。 ◇ 収入別に見ると、世帯年収で「800万円以上」で、また、個人年収で「600万円以上」の人では、「現在は検討し ていないが関心がある」が、全体よりも高く、「検討していない」が低くなっている。(図表2-6-14-②) 図表2-6-14-② 地方移住への関心の有無(全体、性別、年齢別、家族構成別、収入別) (%) 地方移住への関心の有無 現 在 、検 討 して 現在は検討していな いる いが、関心がある 全体 1546 2.7 29.6 67.7 男性 979 3.2 31.7 65.2 女性 567 1.9 25.9 72.1 40歳~44歳 300 3.7 31.3 65.0 45歳~49歳 293 3.1 31.1 65.9 50歳~54歳 265 3.4 34.3 62.3 55歳~59歳 208 1.9 32.7 65.4 60歳以上 480 1.9 23.5 74.6 239 4.6 34.3 61.1 1世代世帯(夫婦・カップルだけ) 469 3.6 28.8 67.6 2世代世帯(親と子:あなたが子) 222 1.4 25.2 73.4 2世代世帯(親と子:あなたが親) 534 2.1 29.6 68.4 3世代世帯(親と子と孫:あなたが親) 19 0 21.1 78.9 3世代世帯(親と子と孫:あなたが子) 51 0 37.3 62.7 全体 性別 年齢別 検討していない 家族構成別 単身世帯(ひとりぐらし) 3世代世帯(親と子と孫:あなたが孫) 2 0 0 100 10 0 30.0 70.0 88 3.4 21.6 75.0 200~400万円未満 284 2.8 24.6 72.5 400~600万円未満 321 2.5 24.6 72.9 600~800万円未満 244 4.1 29.9 66.0 800~1000万円未満 189 0.5 39.2 60.3 1000~1200万円未満 102 4.9 31.4 63.7 1200~1500万円未満 65 3.1 40.0 56.9 1500~2000万円未満 29 6.9 48.3 44.8 2000万円円以上 10 10.0 30.0 60.0 わからない 86 1.2 29.1 69.8 464 3.0 23.3 73.7 200~400万円未満 326 2.1 26.1 71.8 400~600万円未満 228 2.6 28.9 68.4 600~800万円未満 154 3.9 37.0 59.1 800~1000万円未満 102 2.0 40.2 57.8 1000~1200万円未満 43 7.0 34.9 58.1 1200~1500万円未満 29 3.4 48.3 48.3 1500~2000万円未満 11 18.2 45.5 36.4 6 0 33.3 66.7 51 0 33.3 66.7 その他 具体的に: 世帯年収別 200万円未満 個人年収別 200万円未満 2000万円以上 わからない 資15 安寧のまち_75175.indb 15 2016/08/26 15:01:57 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ⑮ あなたが移住を検討する理由、または関心のある理由は、次のうちどれですか。(いくつでも) (Q11、Q10で1,2を回答した人のみ) ◇ 移 住を検討する理由、または関心のある理由をみると、「豊かな自然の中で、スローライフを楽しみたいから」 (58.7%)が約6割を占めている。次いで「夫婦で住むのに適したところに住みたいから」 (38.1%)、 「趣味を満喫で きる環境がほしいから」 (28.3%)が続いている。 (図表2-6-15-①) 図表2-6-15-① 移住に関心のある理由(全体:複数回答) 0% 20% 40% 60% 豊かな自然の中で、スローライフを楽しみたいから 21.2 夫婦で住むのに適したところに住みたいから 38.1 子どもの教育環境がいい場所に住みたいから 6.6 現在住んでいる地域が暮らしにくくなったから 6.6 もっと広い住まいに住みたいから 11.0 趣味を満喫できる環境がほしいから 28.3 実家の近くに住みたいから 特にない 100% 58.7 歴史のある文化的な暮らしをしたいから その他 80% 10.0 3.8 5.4 (n=499) ◇ 男女別にみると、 「男性」では、 「豊かな自然の中で、スローライフを楽しみたいから」 (61.9%)、 「夫婦で住むのに適 したところに住みたいから」 (35.8%)、 「趣味を満喫できる環境がほしいから」 (31.7%)が多く、全体と同じ傾向であ る。 「女性」は、 「豊かな自然の中で、スローライフを楽しみたいから」 (51.9%)に次いで「夫婦で住むのに適したとこ ろに住みたいから」 (43.0%)が高くなっている。 ◇ 年代別でみると、いずれの年代でも「豊かな自然の中で、スローライフを楽しみたいから」が1位であるが、 「40歳代」 では「子どもの教育環境がいい場所に住みたい」が他の年代よりも高くなっている。一方、 「趣味を満喫できる環境が ほしいから」は、 「40~44歳」 (21.9%)では低く、年齢が高くなる方が高くなっている。 (55~59歳:43.1%、60歳以 上:30.3%) (図表2-6-15-②) 図表2-6-15-② 移住に関心のある理由(全体、性別、年齢別:複数回答) (%) 移住に関心のある理由 豊かな自然 の 中で 、ス 全体 ローライフ を楽しみた いから 歴 史 のあ る文 化 的 な 暮 らし をし た い から 夫 婦で 住 むのに適 し た とこ ろに 住 み たいから 子 ども の 教育環境 が いい 場 所に住み たいから 現在住ん でいる地 域 が 暮ら しにくくな ったから もっと 広 い 住 まい に住みた いから 趣味を満 実家の近 特にな 喫 で きる くに 住 み その他 い 環境がほ たいから しいから 全体 499 58.7 21.2 38.1 6.6 6.6 11.0 28.3 10.0 3.8 5.4 男性 341 61.9 24.9 35.8 6.7 7.3 11.1 31.7 9.7 2.6 5.0 女性 158 51.9 13.3 43.0 6.3 5.1 10.8 20.9 10.8 6.3 6.3 年齢別 40歳~44歳 105 58.1 19.0 37.1 14.3 5.7 15.2 21.9 11.4 3.8 5.7 45歳~49歳 100 61.0 16.0 31.0 12.0 10.0 12.0 26.0 13.0 5.0 8.0 50歳~54歳 100 62.0 25.0 39.0 4.0 5.0 9.0 24.0 11.0 3.0 8.0 55歳~59歳 72 50.0 19.4 44.4 1.4 5.6 12.5 43.1 4.2 2.8 2.8 122 59.8 25.4 40.2 0.8 6.6 7.4 30.3 9.0 4.1 2.5 性別 60歳以上 ●その他の回答内容 ・平屋に住みたいから ・生活費を安く抑えたいから ・都会で暮らしたいから ・環境を変えたいから など 資16 安寧のまち_75175.indb 16 2016/08/26 15:01:57 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑯ お住まいの住宅(Q12) ◇ 現在お住まいの住宅は、 「持ち家(一戸建住宅)」 (44.5%)が4割強で最も多い。 (図表2-6-16-①) 図表2-6-16-① 現在の住まい(全体) 都市再生機構(UR)、 給与住宅(社宅、公務 介護保険施設(特別養 公社などの賃貸住宅 員住宅)1.3% 護老人ホームなど) 0% 2.8% 高齢者向け住宅(サービ 都道府県・市区町村営住 宅1.6% ス付き高齢者向け住宅、 民営の賃貸住宅(マン 有料老人ホームなど) ション)18.2% 0.1% 持ち家(一戸建住宅) 44.5% 民営の賃貸住宅(一戸 その他 1.0% 建住宅)2.1% 持ち家(マンション) 28.4% (n=1546) ◇ 年 代別にみると、いずれの年代でも「持ち家(一戸建住宅)」が多い。マンションも合わせた「持ち家」の率 は、年齢が高くなるに従い多くなっている。(40~44歳:持ち家合計55.7%、60歳以上:同86.9%)(図表2 -6-16-②) 図表2-6-16-② 現在の住まい(全体、性別、年齢別) (%) 現在の住まい 高 齢 者 向け住 宅 都 市 再 (サービ 介護保険 民営の賃 民営の賃 都 道 府 生 機 構 給与住宅 ス付き高 施 設( 特 持ち家 持ち家 県・市 区 (UR)、 (社宅、 貸住宅 貸住宅 齢者向け 別養護老 その他 全体 (一戸建 ( マンシ (一戸建 ( マンシ 町村営住 公 社など 公務員住 住 宅 、 人ホーム ョン) 住宅) の賃貸住 宅) 宅 ョン) 住宅) 有料老人 など) 宅 ホ ームな ど) 全体 1546 44.5 28.4 2.1 18.2 1.6 2.8 1.3 0.1 0 1.0 男性 979 46.0 28.3 2.3 17.1 1.2 2.5 1.2 0.2 0 1.2 女性 567 42.0 28.6 1.6 20.3 2.3 3.4 1.4 0 0 0.5 年齢別 40歳~44歳 300 36.0 19.7 2.7 32.0 3.0 3.3 2.3 0 0 1.0 45歳~49歳 293 36.9 28.7 2.4 25.6 2.0 1.4 2.0 0 0 1.0 50歳~54歳 265 44.2 29.1 2.6 18.5 0.4 2.3 1.9 0 0 1.1 55歳~59歳 208 44.2 31.3 2.4 15.9 1.9 1.9 0.5 0 0 1.9 60歳以上 480 54.8 32.1 1.0 6.0 1.0 4.0 0.2 0.4 0 0.4 性別 資17 安寧のまち_75175.indb 17 2016/08/26 15:01:57 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ⑰ ご自身の高齢期の住まい(Q13) ◇ 高齢期の住まいに関しては、「現在の住まいに住み続けたい」(38.6%)が4割弱、「高齢期の暮らしにふさわし い場所に住みたい」(31.8%)が3割強となっている。(図表2-6-17-①) 図表2-6-17-① 高齢期に向けた住み替え意向(全体) 高齢期の暮らしにふさ わしい場所に住み替え わからない たい 29.7% 31.8% 現在の住まいに住み 続けたい 38.6% (n=1546) ◇ 男女別で見ると、「高齢期の暮らしにふさわしい場所に住みかえたい」は女性(35.1%)の方が男性(29.8%) より高く、「現在の住まいに住み続けたい」は男性(41.7%)の方が女性(33.2%)より高い。女性の方が、高 齢期の住まいについて、柔軟に考えていることがわかる。 ◇ 年 齢別にみると、「現在の住まいに住み続けたい」と回答した率は、年齢が高くなるほど高くなっており、40 ~44歳が27.0%であるのに対し、60歳以上は56.5%と倍以上の回答になっている。一方、「高齢期の暮らしにふ さわしい場所に住みかえたい」や「わからない」はおおむね年齢が若いほうが回答が多くなる傾向があり、年齢 が高くなるほど、現在の住まいに住み続けたいと考えていることがわかる。(図表2-6-17-②) 図表2-6-17-② 高齢期に向けた住み替え意向(全体、性別、年齢別) (%) 高齢期に向けた住み替え意向 高齢期の暮らしにふさ 現 在の住まいに住み わしい 場 所に住み 替 続けたい えたい 全体 わからない 全体 1546 31.8 38.6 29.7 男性 979 29.8 41.7 28.5 女性 567 35.1 33.2 31.7 年齢別 40歳~44歳 300 36.3 27.0 36.7 45歳~49歳 293 33.1 28.7 38.2 50歳~54歳 265 35.1 32.1 32.8 55歳~59歳 208 34.1 36.1 29.8 60歳以上 480 25.2 56.5 18.3 性別 資18 安寧のまち_75175.indb 18 2016/08/26 15:01:58 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑱ 高齢期の住まいを検討されるとき、主にどなたが検討されますか。(Q14) ◇ 高齢期の住まいについて主に誰が検討するかについては、「自分と同居の家族で検討する」(43.7%)が最も多 く、次いで「主に自分で検討する」(39.1%)の順となっている。(図表2-6-18-①) 図表2-6-18-① 高齢期の住まいを主に検討する人(全体) わからない 7.2% 現在は同居していない親 族なども含めて検討する 2.2% 主に自分で検討する 自分と同居の家族で検討 39.1% する 43.7% 主に同居している家族が 検討する 7.7% (n=1546) ◇ 男 女別にみると、「主に自分で検討する」は男性(43.8%)の方が、女性(31.0%)よりも高くなっている。 「自分と同居の家族で検討する」は、女性(48.7%)の方が男性(40.9%)よりも高くなっている。(図表2-6 -18-②) 図表2-6-18-② 高齢期の住まいを主に検討する人(全体、性別、年齢別) (%) 高齢期の住まいを主に検討する人 現在は同居してい 主 に自 分 で 検 討 主に同居している 自 分と同 居 の 家 な い 親 族 なども する 家族が検討する 族で検討する 含めて検討する 全体 わからない 全体 1546 39.1 7.7 43.7 2.2 7.2 男性 979 43.8 7.7 40.9 1.4 6.2 女性 567 31.0 7.8 48.7 3.5 9.0 年齢別 40歳~44歳 300 33.7 10.3 45.7 1.7 8.7 45歳~49歳 293 40.3 10.2 38.9 1.7 8.9 50歳~54歳 265 41.5 6.4 40.0 2.3 9.8 55歳~59歳 208 41.8 5.3 45.7 3.8 3.4 60歳以上 480 39.4 6.3 46.7 2.1 5.6 性別 資19 安寧のまち_75175.indb 19 2016/08/26 15:01:58 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ⑲ あなたは、地方に住むことにはどのような魅力があると考えますか。(いくつでも)(Q15) ◇ 地 方に住むことの魅力をみると、 「食や自然環境に恵まれた中で生活ができる」 (51.0%)が最も高く、次いで「生活 費等が安く、金銭的にゆとりを持って生活できる」 (45.4%)となっている。さらに第3位が「時間に余裕を持った生活 ができる」 (32.7%)、第4位「広々とした居住環境が得られる」 (31.2%)など、時間や空間のゆとりが魅力となってい る。 (図表2-6-19-①) 図表2-6-19-① 地方に住むことの魅力は何か(全体:複数回答) 0% 20% 40% 60% 食や自然環境に恵まれた中で生活ができる 45.4 時間に余裕を持った生活ができる 32.7 広々とした居住環境が得られる 31.2 家族と一緒に過ごす時間が多く持てる 12.7 趣味を満喫できる環境が整っている 22.4 5.1 地域コミュニティが充実しており、助け合って暮らせる 10.5 居住地の文化や自然に誇りを持って生活できる 10.7 その他 100% 51.0 生活費等が安く、金銭的にゆとりを持って生活できる やりがいのある仕事ができる 80% 0.5 魅力はない・わからない 21.0 (n=1546) ◇ 男 女別にみると、回答の順位はおおむね全体と同傾向である。「趣味を満喫できる環境」については、女性 (16.0%)の回答が男性(26.0%)に比べ10ポイント低くなっており、差が大きい。また、女性は4分の1(24.7 %)が「魅力はない・わからない」と回答している。 ◇ 年齢別にみると、「時間に余裕をもった生活ができる」は若い世代の方が回答率が高く(40~44歳:38.3%、60 歳以上:26.3%)、年代による差が大きい。また、「60歳以上」では「魅力はない・わからない」の回答が26.5 %と高くなっている。 ◇ 移住意向別にみると、「現在検討している」人では、上位の項目はおおむね全体と同じであるが、「その他」や 「魅力はない・わからない」以外のほとんどの選択肢で全体よりも回答率が高く、10ポイント以上高くなってい る選択肢も多い。「関心がある」人も同様である。(図表2-6-19-②) 図表2-6-19-② 地方に住むことの魅力は何か(全体、性別、年齢別、移住意向別:複数回答) (%) 全体 全体 1546 男性 979 女性 567 年齢別 40歳~44歳 300 45歳~49歳 293 50歳~54歳 265 55歳~59歳 208 60歳以上 480 移住意 現 在 、検 討し 42 向別 ている 現在は検討し ていないが、 457 関心がある 検 討 して い 1047 ない 性別 食や自然 環 境に恵まれ た中で生 活 ができる 51.0 53.0 47.4 53.0 52.2 53.2 49.5 48.3 生活費等が安 時間に余裕 く、金 銭 的 に を持った生 ゆとりを持っ 活ができる て生活できる 45.4 32.7 46.2 33.5 44.1 31.4 49.7 38.3 48.5 34.1 46.4 37.7 44.2 31.3 40.8 26.3 地方に住むことの魅力は何か 家 族と一 緒 広々とした居 趣 味を満 喫 やりが い の に過ごす時 住環境が得 で きる 環 境 ある 仕 事 が 間 が 多 く持 られる が整っている できる てる 31.2 12.7 22.4 5.1 32.6 12.7 26.0 5.7 28.7 12.9 16.0 4.1 34.3 15.3 20.3 5.3 32.4 15.4 16.7 4.8 35.1 16.6 24.2 7.9 26.9 8.2 22.1 6.3 28.1 9.4 26.3 3.1 地域コミュニテ ィが充実してお り、助け合って 暮らせる 10.5 11.2 9.3 9.3 8.2 10.9 13.0 11.5 魅力は 居住地の文 ない 化や自然に その他 わから 誇りを持って ない 生活できる 10.7 0.5 21.0 11.6 0.6 18.8 9.0 0.4 24.7 8.7 0.3 16.3 8.5 0.7 17.4 10.2 0 19.6 10.1 1.0 21.6 13.8 0.6 26.5 64.3 45.2 40.5 35.7 23.8 38.1 9.5 26.2 28.6 0 2.4 66.7 55.8 47.5 35.4 19.3 33.5 7.9 14.0 14.9 0.4 3.9 43.6 40.9 26.0 29.1 9.5 16.9 3.7 8.4 8.1 0.6 29.1 ●その他の回答内容 ・人混みが少ない ・菜園が持てる環境 など 安寧のまち_75175.indb 20 資20 2016/08/26 15:01:58 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑳ 近江八幡市(旧安土町を含む)への在住・訪問経験(Q16) ◇ 「住んだことも、訪れたこともない」 (55.2%)が半数以上を占めている。次いで「住んだことはないが、訪れたことが ある」 (43.8%)となっている。 (図表2-6-20-①) 図表2-6-20-① 近江八幡市への在住・訪問経験(全体) 住んだことがある 1.0% 住んだことも、訪れたこ 住んだことはないが、訪 ともない れたことがある 55.2% 43.8% (n=1546) ◇ 年齢別にみると、 「60歳以上」は「住んだことはないが訪れたことはある」率が高く(49.3%)、半数近くが来訪経験を もっている。 ◇ 地 域別にみると、近畿地方在住者の方が、 「住んだことはないが訪れたことはある」率が関東地方在住者よりも高く (49.3%)、半数近くが来訪経験をもっている。 (図表2-6-20-②) 図表2-6-20-② 近江八幡市への在住・訪問経験(全体、年齢別、地域別) (%) 近江八幡市への在住・訪問経験 全体 全体 住んだことがある 住んだことはないが、 住んだことも、訪れた 訪れたことがある こともない 1546 1.0 43.8 55.2 年齢別 40歳~44歳 300 0.7 40.0 59.3 45歳~49歳 293 1.4 37.5 61.1 50歳~54歳 265 0 48.3 51.7 55歳~59歳 208 1.0 39.4 59.6 60歳以上 480 1.5 49.4 49.2 0 0 0 0 東北地方 0 0 0 0 関東地方 773 0.9 38.3 60.8 中部地方 0 0 0 0 近畿地方 773 1.0 49.3 49.7 中国地方 0 0 0 0 四国地方 0 0 0 0 九州地方 0 0 0 0 地域別 北海道 資21 安寧のまち_75175.indb 21 2016/08/26 15:01:59 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ 近江八幡市の地域資源の認知度(Q17) ◇ 近 江八幡市の地域資源について、知っていたものは、第1位が『「安土城跡」や「八幡堀」などの歴史・文化資源が多数 現存する』 (51.9%)、第2位が「国際商業都市として栄えた「八幡商人(近江商人)」の発祥の地である」 (51.1%)、 第3位が「近江米をはじめ、北之庄菜、豊浦ねぎ、近江牛、琵琶湖・沖島の湖魚、丁稚羊羹、丁字麩、赤こんにゃくなど の、豊かな食材と食文化がある」 (41.5%)の順となっている。 (図表2-6-21-①) ◇ 魅力に感じるものの、第1位が「近江米をはじめ、北之庄菜、豊浦ねぎ、近江牛、琵琶湖・沖島の湖魚、丁稚羊羹、丁字 麩、赤こんにゃくなどの、豊かな食材と食文化がある」 (32.2%)、第2位が『「安土城跡」や「八幡堀」などの歴史・文 化資源が多数現存する』 (29.6%)、第3位が「活断層がなく、地震や風水害のリスクが小さい土地である」 (28.9%) の順となっている。 (図表2-6-21-②) 【知っていたもの】 図表2-6-21-① 近江八幡市の地域資源の認知度(全体:複数回答) 0% 20% 40% 60% 51.9 「安土城跡」や「八幡堀」などの歴史・文化資源が多数現存する 36.6 歴史的な町なみ・町家が保存されている 13.0 「近江八幡の火祭り」など多くの伝統文化が保存・継承されている 41.5 近江米をはじめ、北之庄菜、豊浦ねぎ、近江牛、琵琶湖・沖島の湖魚、丁稚羊羹、丁字麩、赤こんにゃくなどの、豊かな食材と食文化がある 14.3 建築家ヴォーリズによって設計された洋風建築が数多く保存されている 24.4 滋賀県有数の豊かな農業地域である 34.2 琵琶湖に流れ込むさまざまな河川や、豊富な湧水などにより、多様な水環境が形成されている 24.7 琵琶湖をはじめとする「近江八幡の水郷」の風景は国の重要文化的景観の第1号に選定されている 23.7 日本でただ1つ、湖に人が暮らす島「沖島」がある 地域に愛着と誇りを持つ子どもを育成するため、ふるさと学習の実施や伝統文化を学ぶ機会を設け、地域に根ざした特色ある教育がおこなわれている 2.8 静岡県富士宮市との「夫婦都市」やアメリカ合衆国カンザス州レブンワース市との「兄弟都市」など、他市と提携し、親善交流や多文化共生のまちづくりを推進している 2.5 3.8 市民主体で地域資源を保存・活用してきた歴史があり、地域住民の手で風景・景観を守り育てる活動が積極的に行われている 2.3 学区単位で「まちづくり協議会」が設置され、地域の特色あるまちづくりが市民主体で実践されている 8.5 活断層がなく、地震や風水害のリスクが小さい土地である 16.2 県内だけでなく、中京圏・北陸圏・京阪神圏へのアクセス利便性がよい立地条件にある 25.9 特になし 【魅力を感じるもの】 図表2-6-21-② 近江八幡市の地域資源で魅力を感じるもの(全体:複数回答) 0% 20% 40% 28.8 歴史的な町なみ・町家が保存されている 12.5 「近江八幡の火祭り」など多くの伝統文化が保存・継承されている 32.2 近江米をはじめ、北之庄菜、豊浦ねぎ、近江牛、琵琶湖・沖島の湖魚、丁稚羊羹、丁字麩、赤こんにゃくなどの、豊かな食材と食文化がある 14.5 建築家ヴォーリズによって設計された洋風建築が数多く保存されている 10.2 20.7 琵琶湖に流れ込むさまざまな河川や、豊富な湧水などにより、多様な水環境が形成されている 20.7 琵琶湖をはじめとする「近江八幡の水郷」の風景は国の重要文化的景観の第1号に選定されている 地域に愛着と誇りを持つ子どもを育成するため、ふるさと学習の実施や伝統文化を学ぶ機会を設け、地域に根ざした特色ある教育がおこなわれている 静岡県富士宮市との「夫婦都市」やアメリカ合衆国カンザス州レブンワース市との「兄弟都市」など、他市と提携し、親善交流や多文化共生のまちづくりを推進している 市民主体で地域資源を保存・活用してきた歴史があり、地域住民の手で風景・景観を守り育てる活動が積極的に行われている 学区単位で「まちづくり協議会」が設置され、地域の特色あるまちづくりが市民主体で実践されている 9.4 7.6 6.5 9.8 4.9 28.9 活断層がなく、地震や風水害のリスクが小さい土地である 県内だけでなく、中京圏・北陸圏・京阪神圏へのアクセス利便性がよい立地条件にある 特になし 100% 29.6 「安土城跡」や「八幡堀」などの歴史・文化資源が多数現存する 日本でただ1つ、湖に人が暮らす島「沖島」がある 60% (n=1546) 11.9 国際商業都市として栄えた「八幡商人(近江商人)」の発祥の地である 滋賀県有数の豊かな農業地域である 100% 51.1 国際商業都市として栄えた「八幡商人(近江商人)」の発祥の地である 19.9 28.9 (n=1546) 資22 安寧のまち_75175.indb 22 2016/08/26 15:01:59 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ◇ 男女別にみると、知っていたものについては、「女性」は「豊かな食材と食分野」が47.4%で最も高く、全体と 順位が異なっている。魅力を感じるものについては、「食文化」や「災害のリスクが少ない土地」で、「男性」 よりも10ポイント以上高くなっている。 ◇ 年齢別にみると、年齢が高いほうが、知っていたという率が高くなっている項目が多い。 ◇ 地 域別では、 「災害のリスクが少ない土地」について魅力を感じるという人が、 「関東地方」の方(35.2%)が「近畿地 方」 (22.6%)よりも高く、災害への安全性が期待されている。 (図表2-6-21-③、図表2-6-21-④) 図表2-6-21-③ 近江八幡市の地域資源の認知度 (全体、性別、年齢別、地域別:複数回答) (%) 近江八幡市の地域資源について、 知っていたもの 全体 全体 男性 女性 年齢別 40歳~44歳 45歳~49歳 50歳~54歳 55歳~59歳 60歳以上 地域別 北海道 東北地方 関東地方 中部地方 近畿地方 中国地方 四国地方 九州地方 性別 1546 979 567 300 293 265 208 480 0 0 773 0 773 0 0 0 国際商業 都 市とし て栄えた 「八幡商 人( 近 江 商人)」の 発祥の地 である 「 安 土 城跡」や「 八幡堀」 などの歴 史・文 化 資源が多 数 現 存 する 51.1 53.7 46.6 41.0 42.7 44.5 55.3 64.4 0 0 55.4 0 46.8 0 0 0 51.9 56.0 44.8 46.3 44.4 49.1 51.4 61.7 0 0 53.4 0 50.3 0 0 0 歴史的な 町 な み・ 町家が保 存されて いる 「近江八 幡の火祭 り 」な ど 多くの 伝 統文化が 保 存・継 承されて いる 36.6 37.5 35.1 29.7 29.7 32.5 33.7 48.8 0 0 35.8 0 37.4 0 0 0 13.0 13.2 12.7 11.0 10.2 12.8 11.5 16.7 0 0 13.6 0 12.4 0 0 0 近江米、 近江牛な ど の 、豊 かな食材 と食文化 がある 建築家ヴ ォーリズ によって 設計され た洋風建 築が数多 く保存さ れている 41.5 38.1 47.4 42.0 36.2 39.2 37.5 47.5 0 0 41.5 0 41.5 0 0 0 14.3 12.4 17.6 14.7 15.0 9.4 14.9 16.0 0 0 11.4 0 17.2 0 0 0 滋賀県有 数の豊か な農業地 域である 琵 琶 湖 に流れ込 むさまざ まな河川 や 、豊 富 な 湧 水 などによ り 、多 様 な水環境 が形成さ れている 琵琶湖を はじめと す る「 近 江八幡の 水 郷 」の 風景は国 の重要文 化的景観 の第1号 に選定さ れている 24.4 25.1 23.1 21.0 20.5 18.5 20.7 33.8 0 0 26.1 0 22.6 0 0 0 34.2 35.9 31.4 27.7 28.3 26.0 34.6 46.3 0 0 35.6 0 32.9 0 0 0 24.7 24.8 24.5 18.7 18.8 19.6 22.6 35.8 0 0 23.5 0 25.9 0 0 0 日本でた だ1つ 、 湖に人が 暮らす島 「沖島」 がある ふるさと 学習の実 施や伝統 文化を学 ぶ 機 会 を設け、 地域に根 ざした特 色ある教 育がおこ なわれて いる 他市と提 携 し 、親 善交流や 多文化共 生のまち づくりを 推 進して いる 地域住民 の手で風 景・景 観 を守り育 てる活動 が積極的 に行われ ている 学 区 単 位 で「 ま ちづくり 協議会」 が設置さ れ 、地 域 の特色あ るまちづ くりが 市 民主体で 実践され ている 活断層が な く 、地 震や風水 害 のリス クが小さ い土地で ある 23.7 26.3 19.4 20.0 22.2 22.6 21.2 28.8 0 0 20.4 0 27.0 0 0 0 2.8 3.0 2.6 2.0 5.5 0.8 1.4 3.5 0 0 3.5 0 2.2 0 0 0 2.5 2.9 1.8 1.3 4.1 2.3 1.9 2.5 0 0 2.2 0 2.7 0 0 0 3.8 4.2 3.0 1.7 5.8 2.6 3.8 4.4 0 0 3.6 0 3.9 0 0 0 2.3 2.7 1.8 0.7 4.1 1.9 2.4 2.5 0 0 1.9 0 2.7 0 0 0 8.5 9.7 6.5 5.3 9.2 7.9 6.7 11.3 0 0 8.8 0 8.3 0 0 0 県内だけ でなく、 中 京 圏・ 北 陸 圏・ 京阪神圏 特になし へのアク セス利便 性がよい 立地条件 にある 16.2 17.7 13.8 13.3 14.7 12.8 13.9 21.9 0 0 19.5 0 12.9 0 0 0 25.9 26.3 25.4 31.0 30.4 31.3 24.5 17.7 0 0 25.2 0 26.6 0 0 0 図表2-6-21-④ 近江八幡市の地域資源で魅力を感じるもの (全体、性別、年齢別、地域別:複数回答) (%) 近江八幡市の地域資源について、 魅力を感じるもの 全体 全体 男性 女性 年齢別 40歳~44歳 45歳~49歳 50歳~54歳 55歳~59歳 60歳以上 地域 北海道 東北地方 関東地方 中部地方 近畿地方 中国地方 四国地方 九州地方 性別 1546 979 567 300 293 265 208 480 0 0 773 0 773 0 0 0 国際商業 都 市とし て栄えた 「八幡商 人( 近 江 商人)」の 発祥の地 である 「 安 土 城跡」や「 八幡堀」 などの歴 史・文 化 資源が多 数 現 存 する 11.9 13.6 9.0 10.0 12.6 11.3 8.2 14.6 0 0 13.1 0 10.7 0 0 0 29.6 31.8 25.9 25.3 26.6 28.7 25.0 36.7 0 0 31.8 0 27.4 0 0 0 歴史的な 町 な み・ 町家が保 存されて いる 「近江八 幡の火祭 り 」な ど 多くの 伝 統文化が 保 存・継 承されて いる 28.8 28.1 30.2 28.0 25.9 25.3 28.4 33.3 0 0 32.1 0 25.6 0 0 0 12.5 12.7 12.3 11.7 14.7 11.7 9.6 13.5 0 0 13.8 0 11.3 0 0 0 近江米、 近江牛な ど の 、豊 かな食材 と食文化 がある 建築家ヴ ォーリズ によって 設計され た洋風建 築が数多 く保存さ れている 32.2 26.8 41.6 36.0 32.1 34.3 26.0 31.5 0 0 36.5 0 27.9 0 0 0 14.5 12.7 17.6 14.3 15.4 13.6 13.0 15.2 0 0 16.9 0 12.0 0 0 0 滋賀県有 数の豊か な農業地 域である 琵 琶 湖 に流れ込 むさまざ まな河川 や 、豊 富 な 湧 水 などによ り 、多 様 な水環境 が形成さ れている 琵琶湖を はじめと す る「 近 江八幡の 水 郷 」の 風景は国 の重要文 化的景観 の第1号 に選定さ れている 10.2 10.0 10.4 10.0 12.3 10.2 7.7 10.0 0 0 10.7 0 9.6 0 0 0 20.7 22.1 18.3 18.0 17.7 18.9 19.2 25.8 0 0 23.0 0 18.4 0 0 0 20.7 18.8 24.0 20.0 16.0 17.4 19.7 26.3 0 0 21.3 0 20.1 0 0 0 日本でた だ1つ 、 湖に人が 暮らす島 「沖島」 がある ふるさと 学習の実 施や伝統 文化を学 ぶ 機 会 を設け、 地域に根 ざした特 色ある教 育がおこ なわれて いる 他市と提 携 し 、親 善交流や 多文化共 生のまち づくりを 推 進して いる 地域住民 の手で風 景・景 観 を守り育 てる活動 が積極的 に行われ ている 学 区 単 位 で「 ま ちづくり 協議会」 が設置さ れ 、地 域 の特色あ るまちづ くりが 市 民主体で 実践され ている 活断層が な く 、地 震や風水 害 のリス クが小さ い土地で ある 9.4 8.8 10.4 14.0 10.2 7.9 9.1 6.9 0 0 8.9 0 9.8 0 0 0 7.6 7.6 7.8 9.0 9.2 8.3 3.8 7.1 0 0 8.3 0 7.0 0 0 0 6.5 6.8 6.0 6.3 8.2 5.7 3.4 7.5 0 0 7.2 0 5.8 0 0 0 9.8 9.4 10.6 8.7 9.6 9.1 10.6 10.8 0 0 11.4 0 8.3 0 0 0 4.9 5.0 4.6 4.7 6.8 6.4 1.9 4.2 0 0 6.0 0 3.8 0 0 0 28.9 25.1 35.4 29.0 29.7 29.8 30.3 27.3 0 0 35.2 0 22.6 0 0 0 県内だけ でなく、 中 京 圏・ 北 陸 圏・ 京阪神圏 特になし へのアク セス利便 性がよい 立地条件 にある 19.9 17.9 23.5 21.7 21.5 18.9 19.7 18.5 0 0 23.9 0 15.9 0 0 0 28.9 30.1 26.8 27.3 32.8 34.7 27.9 24.8 0 0 24.7 0 33.1 0 0 0 資23 安寧のまち_75175.indb 23 2016/08/26 15:02:00 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ 移住するとしたらどんな暮らしをしたいか(Q18) ◇ 近 江八幡市での希望する暮らしをみると、 「琵琶湖を眺めながら、ゆったりと暮らしたい」 (40.4%)が最も多く、次 いで「まちなかの古民家で、歴史にふれながら暮らしたい」 (13.4%)、 「農業をしながら、悠々自適に暮らしたい」 (7.8%)となっている。 (図表2-6-22-①) 図表2-6-22-① 移住するとしたらどんな暮らしをしたいか(全体) 豊かな自然の中で、ゆっ その他 3.8% 農業をしながら、悠々自 適に暮らしたい 7.8% たりと子育てをしながら暮 新たなビジネスを立ち上 らしたい4.3% げ、地域を盛り上げなが 自然環境の保全など、 ら暮らしたい 2.7% 地域活動に取組みなが ら暮らしたい 7.2% 移住前の職業を活かし 絵画や陶芸など、インドア て、アクティブに暮らしたい な趣味を楽しみながら暮 6.9% らしたい 6.5% 琵琶湖を眺めながら、 ヨットや釣りなど、アウトド アな趣味を楽しみながら 史にふれながら暮らしたい 40.4% 暮らしたい 7.1% まちなかの古民家で、歴 ゆったりと暮らしたい 13.4% (n=1546) ◇ 年齢別にみると「40~44歳」では、 「琵琶湖を眺めながら、ゆったりと暮らしたい」 (32.0%)が最も多く、次いで「ま ちなかの古民家で、歴史にふれながら暮らしたい」 (14.0%)、 「豊かな自然の中で、ゆったりと子育てをしながら暮ら したい」 (12.0%)、 「農業をしながら、悠々自適に暮らしたい」 (10.7%)と続いている。 「農業」は4位であるが、回答 率としては他の年代よりも高くなっている。 「60歳以上」では、 「琵琶湖を眺めながら、ゆったりと暮らしたい」 (49.0% )が最も多く、5割近くに上る。次いで「まちなかの古民家で、歴史にふれながら暮らしたい」 (12.1%)で、3位に「自然 環境の保全など、地域活動に取組みながら暮らしたい」 (10.2%)が続いている。 ◇ 移 住意向別にみると、現在検討している人では、 「琵琶湖を眺めながら、ゆったりと暮らしたい」 (33.3%)に次いで「 農業をしながら、悠々自適に暮らしたい」 (19.0%)が高くなっている。 (図表2-6-22-②) 図表2-6-22-② 移住するとしたらどんな暮らしをしたいか (全体、性別、年齢別、移住意向別) (%) 近江八幡市でしてみたい暮らし 農業をしな が ら 、悠 々 自適に暮ら したい 新たなビジ ネスを立ち 上 げ 、地 域 を盛り上げ ながら暮ら したい 移住前の職 業を活かし て、 アクティ ブに暮らし たい まちなかの 古民家で、 歴史にふれ ながら暮ら したい 琵琶湖を眺 めながら、 ゆったりと 暮らしたい ヨットや 釣 りなど、 アウ トドアな 趣 味を楽しみ ながら暮ら したい 絵画や陶芸 な ど 、イ ン ドアな趣味 を楽しみな がら暮らし たい 自然環境の 保全など、 地 域 活 動 に取組みな がら暮らし たい 1546 7.8 2.7 6.9 13.4 40.4 7.1 6.5 7.2 4.3 3.8 男性 979 8.5 3.4 7.6 12.5 39.3 9.2 4.8 8.0 3.2 3.7 女性 567 6.5 1.4 5.8 15.0 42.3 3.5 9.5 5.8 6.2 3.9 年齢別 40歳~44歳 300 10.7 3.7 7.0 14.0 32.0 7.7 5.7 5.0 12.0 2.3 45歳~49歳 293 7.8 5.1 10.2 13.3 36.2 8.9 6.8 4.1 4.4 3.1 50歳~54歳 265 8.7 3.0 8.7 13.6 40.4 8.3 7.2 6.0 1.9 2.3 55歳~59歳 208 7.7 2.9 7.7 15.4 38.9 6.3 7.7 9.1 1.9 2.4 60歳以上 480 5.4 0.2 3.5 12.1 49.0 5.4 6.0 10.2 1.7 6.5 全体 全体 性別 豊かな自然 の 中 で 、ゆ ったりと子 その他 育てをしな がら暮らし たい ●その他の回答内容 ・現在と同じ生活パターンで暮らしたい ・静かに余生を過ごしたい など 資24 安寧のまち_75175.indb 24 2016/08/26 15:02:00 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 移住を検討する希望する住宅(Q19) ◇ 希望する住宅は、 「特に希望がない」 (27.9%)が最も多く、次いで、 「新築(一戸建て)」 (22.6%)、 「中古(一戸建 て)」 (21.5%)の順となっている。 (図表2-6-23-①) 図表2-6-23-① 移住を検討する希望する住宅(全体) 特に希望はない 新築(一戸建て) 27.9% その他 0.3% 22.6% 新築(集合住宅) 賃貸(集合住宅) 8.6% 8.0% 賃貸(一戸建て) 5.4% 中古(集合住宅) 5.6% 中古(一戸建て) 21.5% (n=1546) ◇ 年代別にみると、 「40~44歳」では「新築(一戸建て)」の希望が最も多くなっている(31.3)。 「50歳以上」では「特 に希望がない」が最も多い回答となっている。 ◇ 家 族構成別にみると、 「単身世帯」は「新築(一戸建て)」の回答が全体に比べ低く(13.4%)、 「賃貸(集合住宅)」の 回答が高く(18.8%)なっている。 「3世代世帯(あなたが子)」では、 「新築(一戸建て)」および「中古(一戸建て)」 (ともに37.3)の回答が全体よりも高くなっている。 ◇ 移住意向別にみると、 「移住を現在検討している人」は「中古(一戸建て)」 (38.1%)や「中古(集合住宅)」 (16.7%)が 全体より高く、 「特に希望はない」 (7.1%)が低い。具体的に住まいが検討されていることがわかる。 (図表2-6-23-②) 図表2-6-23-② 移住を検討する希望する住宅(全体、年代別、家族構成別、移住意向別) (%) 全体 全体 1546 300 年齢別 40歳~44歳 293 45歳~49歳 50歳~54歳 265 55歳~59歳 208 60歳以上 480 家族構 単身世帯 239 成別 (ひとりぐらし) 1世代世帯 469 (夫婦・カップルだけ) 2世代世帯 222 (親と子:あなたが子) 2世代世帯 534 (親と子:あなたが親) 3世代世帯 19 (親と子と孫:あなたが親) 3世代世帯 51 (親と子と孫:あなたが子) 3世代世帯 2 (親と子と孫:あなたが孫) 10 その他 具体的に: 移住意 現在、 検討している 42 向別 現在は検討していない 457 が、関心がある 1047 検討していない 新築 新築 (一戸建て) (集合住宅) 22.6 8.0 31.3 6.0 21.5 9.2 24.5 8.3 19.7 13.0 18.1 6.3 希望する住宅形態 中古 中古 賃貸 賃貸 特に希望 その他 (一戸建て) (集合住宅) (一戸建て) (集合住宅) はない 21.5 5.6 5.4 8.6 0.3 27.9 20.0 5.3 3.3 9.0 0 25.0 26.6 4.4 4.1 8.5 0 25.6 20.8 5.7 4.2 7.5 0.4 28.7 22.6 5.3 3.4 9.6 0.5 26.0 19.4 6.7 9.0 8.5 0.4 31.7 13.4 7.9 19.7 7.1 4.2 18.8 0.8 28.0 18.6 9.0 20.7 7.9 6.4 9.4 0 28.1 28.4 8.1 19.4 5.9 4.1 7.7 0 26.6 26.2 7.7 22.5 3.4 5.8 4.5 0.4 29.6 36.8 5.3 26.3 0 5.3 0 0 26.3 37.3 3.9 37.3 2.0 3.9 2.0 0 13.7 0 0 100 0 0 0 0 0 20.0 19.0 10.0 11.9 0 38.1 10.0 16.7 0 2.4 20.0 4.8 0 0 40.0 7.1 22.1 5.7 29.8 8.1 7.9 8.8 0 17.7 23.0 8.9 17.3 4.1 4.4 8.7 0.4 33.2 資25 安寧のまち_75175.indb 25 2016/08/26 15:02:01 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ 希望する住宅の広さ(Q20) ◇ 最 低限希望する広さをみると、 「50~70平方メートル未満」 (23.2%)が最も多い。 (図表2-6-24-①) 図表2-6-24-① 近江八幡市で希望する住宅の広さ(全体) 50平方メートル未満 6.7% 特に希望はない 25.9% 50~70平方メートル 未満 23.2% 150平方メートル以上 3.8% 70~90平方メートル 120~150平方メートル未満 5.0% 未満 90~120平方メートル未満 19.7% 15.8% (n=1546) ◇ 移 住意向別にみると、 「移住を現在検討している人」は「50~70平方メートル未満」 (31.0%)が最も多くなってい る。 「特に希望はない」 (9.5%)が低く、具体的に住まいが検討されていることがわかる。 (図表2-6-24-②) 図表2-6-24-② 近江八幡市の希望する住宅の広さ(全体、移住意向別) (%) 希望する住宅面積 全体 全体 現在、 検討している 移住意向別 現在は検討していな いが、関心がある 検討していない 90~120 120~150 70~90 50~70 150平方 特に希望 50平方 平方メート 平方メート 平方メート 平方メート メートル以上 はない メートル未満 ル未満 ル未満 ル未満 ル未満 1546 6.7 23.2 19.7 15.8 5.0 3.8 25.9 42 9.5 31.0 19.0 16.7 4.8 9.5 9.5 457 8.5 25.6 22.5 15.1 5.3 4.4 18.6 1047 5.7 21.8 18.5 16.0 4.9 3.3 29.7 資26 安寧のまち_75175.indb 26 2016/08/26 15:02:01 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 移住を検討する際に重要だと考えること(Q21、3つまで) ◇ 移 住を検討する際に重要だと考えることは、 「病院・介護施設や医療・介護サービスが充実していること」 (49.9%)が 約半数を占めている。次いで「日用品等の買い物環境が整っていること」 (39.7%)、 「移住後の支援体制が整ってい ること」 (38.6%)の順となっている。 (図表2-6-25-①) 図表2-6-25-① 移住を検討する際に重要と考えること(全体:複数回答3つまで) 0% 20% 40% 移住後の支援体制が整っていること 100% 32.6 仕事が見つかりやすいこと 23.0 日用品等の買い物環境が整っていること 39.7 5.2 病院・介護施設や医療・介護サービスが充実していること 49.9 図書館、美術館、公民館などの文化施設へのアクセスが良いこと 9.6 鉄道やバスなどの交通インフラが整備されていること 35.8 景観や食や歴史など地域固有の魅力があること 7.5 文化的な活動や趣味の場が充実していること 4.9 近隣住民や地域との交流やつながりが盛んであること 4.6 親族や知り合いがいること 2.5 現在の居住地や勤務地からあまり遠くないこと 2.9 その他 80% 38.6 希望する条件の住まいがあること 子どもの生活環境や教育環境が整っていること 60% 1.6 (n=1546) 資27 安寧のまち_75175.indb 27 2016/08/26 15:02:01 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ◇ 年代別では、 「40代」では「仕事が見つかりやすいこと」や「子どもの生活環境や教育環境が整っていること」が高い 一方、年代が上がるに従い「病院・介護施設や医療・介護サービスが充実していること」の回答が高くなっている。ま た、 「60歳以上」で他の年代よりも高い回答としては、 「日用品等の買い物環境が整っていること」、 「図書館、美術 館、公民館などの文化施設へのアクセスがよいこと」 「景観や食や歴史など地域固有の魅力があること」 「近隣住民や 地域との交流やつながりが盛んであること」などがある。 ◇ 移 住意向別にみると、 「現在検討している人」は、 「日用品等の買い物環境が整っていること」 (45.2%)が最も多く、 「病院・介護施設や医療・介護サービスが充実していること」 (42.9%)、 「希望する条件の住まいがあること」 (40.5 %)がこれに次いでいる。買い物・医療・住まいなど日常生活の基盤となる環境が整っていることが重視されている。 「現在は検討していないが関心がある人」は、 「病院・介護施設や医療・介護サービスが充実していること」 (53.4% )に次いで「移住後の支援体制が整っていること」 (45.7%)が回答されおり、移住全般についての不安があることが うかがえる。 (図表2-6-25-②) 図表2-6-25-② 移住を検討する際に重要と考えること (全体、年代別、移住意向別:複数回答) (%) 移住する際に重要だと考えること 移住後 の支援 体制が 全体 整 って いるこ と 希望す る条件 の住ま いがあ ること 日用品 仕事が 等の買 見つか い物環 りやす 境が整 いこと っ て い ること 子ども の生活 環境や 教育環 境が整 って い ること 病 院・ 介護施 設や医 療・介 護サー ビスが 充実し ている こと 図 書 館、美術 館、公民 館など の文化 施設へ のアク セスが 良いこ と 鉄道や バスな どの交 通 イン フラが 整備さ れてい ること 景観や 食や歴 史など 地域固 有の魅 力があ ること 文化的 な活動 や趣味 の場が 充実し ている こと 近隣住 民や地 域との 交流や つなが りが 盛 んで あ ること 現在の 居住地 親族や や勤務 知り合 地 か ら その他 いがい あまり ること 遠 くな いこと 全体 1546 38.6 32.6 23.0 39.7 5.2 49.9 9.6 35.8 7.5 4.9 4.6 2.5 2.9 1.6 年齢別 40歳~44歳 300 37.7 29.7 37.3 40.0 15.7 38.0 6.3 33.7 5.3 3.3 3.7 2.7 4.3 1.0 45歳~49歳 293 42.7 34.5 31.4 35.8 8.5 37.9 6.5 36.9 6.5 3.4 3.4 2.7 3.8 1.4 50歳~54歳 265 40.4 35.8 26.4 40.4 1.5 49.8 7.2 31.7 4.2 4.5 3.4 1.5 3.0 0.8 55歳~59歳 208 38.0 33.2 23.6 34.6 1.0 50.5 12.5 38.5 9.6 6.3 3.4 3.8 1.9 0.5 60歳以上 480 36.0 31.3 6.7 43.8 0.4 64.4 13.8 37.5 10.4 6.3 7.1 2.1 1.9 3.1 42 35.7 40.5 19.0 45.2 7.1 42.9 9.5 23.8 7.1 9.5 2.4 2.4 4.8 0 現在は検討し ていないが、 457 関心がある 45.7 34.4 26.5 37.6 4.4 53.4 11.8 33.5 11.8 4.6 4.8 0.9 1.3 0.9 検討していない 1047 35.6 31.5 21.6 40.4 5.4 48.6 8.7 37.2 5.6 4.8 4.6 3.2 3.5 2.0 移住意 現在、検討して 向別 いる ●その他の回答内容 ・自給自足ができること ・物価が安いこと ・安心安全で、通年で気候が穏やかなこと ・自治会の強制加入がないこと など 資28 安寧のまち_75175.indb 28 2016/08/26 15:02:02 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 移住を検討する際に問題となること(Q22、3つまで) ◇ 移 住を検討する際に問題となることは、 「現在(または将来予定している)の収入・年金・預貯金などで暮らせるか」 (48.2%)、が最も多く、次いで「新たに生計を立てられる仕事を見つけられるか」 (38.9%)、 「現在の仕事や活動を 続けられるか」 (21.1%)の順となっている。 (図表2-6-26-①) 図表2-6-26-① 移住を検討する際に問題となること(全体:複数回答3つまで) 0% 20% 現在の仕事や活動を続けられるか 40% 48.2 所有している家・土地などの維持管理や処分のめどを立てられるか 19.8 家族や親族の理解を得られるか 17.7 親の介護ができるか 10.6 3.4 現在の居住地と行き来できるか 特にない 100% 38.9 現在(または将来予定している)の収入・年金・預貯金などで暮らせるか その他 80% 21.1 新たに生計を立てられる仕事を見つけられるか 子供の世話ができるか 60% 8.3 2.1 12.7 (n=1546) 資29 安寧のまち_75175.indb 29 2016/08/26 15:02:02 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ◇ 年代別にみると、 「40~44歳」と「45~50歳」では、 「新たに生計を立てられる仕事を見つけられるか」が最も高く (ともに56.7%)、2位が「現在の収入・年金・預貯金などで暮らせるか」 (40~44歳:49.3%、45~50歳:49.8%)、3 位「現在の生活や活動を続けられるか」 (40~44歳:31.3%、45~50歳:31.1%)となっている。 「40代」では、他の 年代よりも仕事に関することが重要な問題として意識されている。また、 「40~44歳」では、回答の順位は低いが「子 どもの世話ができるか」 (8.7%)が他の年代よりも高い回答率になっている。 「60歳以上」では、1位は「現在の収入・ 年金・預貯金などで暮らせるか」 (49.6%)であるが、 「所有している家・土地などの維持管理や処分のめどを立てられ るか」 (25.8%)や「家族や親族の理解をえられるか」 (24.2%)、 「現在の居住地と行き来できるか」 (15.8%)などが 全体に比べて高く、現在の生活との連続性が問題になっている。 ◇ 移 住意向別にみると、 「現在検討している人」では、 「親の介護ができるか」 (16.7%)が全体よりも高くなっている。 「現在は検討していないが関心のある人」では、 「現在の収入・年金・預貯金などで暮らせるか」 (56.9%)が1位で、 「新たに生計を立てられる仕事を見つけられるか」 (46.4%)がこれに次いでいる。経済的な不安が上位に上がってい る。 (図表2-6-26-②) 図表2-6-26-② 移住を検討する際に問題となること (全体、年代別、移住意向別:複数回答3つまで) (%) 移住する際に問題となること 新たに生計 現在の仕 を立てられ 事や活動 全体 る仕事を見 を続けら つけられる れるか か 現 在( ま た は将来予定 している) の 収 入・年 金・預 貯 金 などで暮ら せるか 所 有してい る 家・土 地 などの維持 管理や処分 のめどを立 てられるか 家族や親 親の介 族の理解 護がで を得られ きるか るか 現在の 子供の 居住地 世話が 特に と 行 き その他 できる ない 来でき か るか 1546 21.1 38.9 48.2 19.8 17.7 10.6 3.4 8.3 2.1 12.7 年齢別 40歳~44歳 300 31.3 56.7 49.3 12.0 11.3 10.7 8.7 4.3 0.3 9.3 45歳~49歳 293 31.1 56.7 49.8 17.4 13.3 10.2 1.7 4.1 1.0 7.8 50歳~54歳 265 22.3 43.0 46.8 20.8 18.9 13.2 2.3 6.8 1.9 12.1 55歳~59歳 208 18.8 44.2 42.8 19.2 16.3 15.9 1.9 4.8 2.9 14.9 60歳以上 480 9.0 12.3 49.6 25.8 24.2 7.1 2.5 15.8 3.8 17.1 42 21.4 38.1 47.6 21.4 16.7 16.7 7.1 9.5 0 7.1 457 20.6 46.4 56.9 21.2 20.6 10.9 2.8 5.7 1.5 7.4 1047 21.3 35.6 44.4 19.1 16.4 10.2 3.5 9.5 2.5 15.2 全体 現在、検討している 移住意 現 在は検 討してい 向別 ないが、関心がある 検討していない ●その他の回答内容 ・地域になじめるか ・病気の治療が続けられるか ・ペットと一緒に暮らせる物件があるか ・新たな土地で過ごす気力と体力があるか など 資30 安寧のまち_75175.indb 30 2016/08/26 15:02:02 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 あなたは、移住後に必要となる支援は何だと考えますか。(Q23、3つまで) ◇ 移 住後に必要となる支援については、 「移住後の生活に関する相談窓口」 (38.5%)が最も多く、 「医療・福祉サービ スの紹介・相談窓口」 (35.4%)、 「経済的な支援」 (31.8%)がそれに続いている。 (図表2-6-27-①) 図表2-6-27-① 移住後に必要となる支援(全体:複数回答3つまで) 0% 20% 40% 移住後の生活に関する相談窓口 100% 25.8 地域情報の提供 15.2 経済的な支援 31.8 仕事の紹介 28.2 起業支援 4.4 農業体験・研修支援 3.4 就農支援(土地の提供・農家紹介) 4.2 子育て支援 3.4 地域住民との交流機会の提供 12.5 医療・福祉サービスの紹介・相談窓口 特にない 80% 38.5 住宅情報の提供 その他 60% 35.4 0.5 13.0 (n=1546) 資31 安寧のまち_75175.indb 31 2016/08/26 15:02:02 2.関西圏出身の東京圏、関西圏在住者に対するWEB調査 結果まとめ ◇ 男女別にみると、 「女性」では「医療・福祉サービスの紹介・相談窓口」 (43.4%)が1位になっている。 ◇ 年齢別では、 「40代」では「仕事の紹介」の回答が、全体よりも高くなっている(全体:28.2%、40~44歳:45.0% 、45~50歳:40.3%)。また、 「40~44歳」では、 「子育て支援」 (12.3%)が全体よりも高い。 「60歳以上」は、 「医療・福祉サービスの紹介・相談窓口」 (50.8%)が最も多く、全体(35.4%)に比べ高くなっている。また、若い世 代に多い「仕事の紹介」へのニーズは低く(8.1%)、他の年代では回答の少ない「地域住民との交流機会の提供」 (20.6%)が高くなっている。 ◇ 移 住意向別では、 「現在検討している人」は、 「移住後の生活に関する相談窓口」 (47.6%)が最も多く、次いで、 「仕 事の紹介」 (31.0%)、 「住宅情報の提供」 (28.6%)となっている。また、順位としては低いが、 「起業支援」や「就 農支援」 (ともに9.5%)は全体よりも高い率で、移住後の仕事についての積極的な意識がうかがえる。 「現在は検討 していないが関心はある人」では、 「移住後の生活に関する相談窓口」 (48.4%)が最も多く、次いで、 「医療・福祉 サービスの紹介・相談窓口」 (38.3%)、 「住宅情報の提供」 (33.7%)となっている。 (図表2-6-27-②) 図表2-6-27-② 移住後に必要になる支援 (全体、男女別、年代別、移住意向別:複数回答3つまで) (%) 移住後に必要な生活支援 移住後 の生活 住宅情 地域情 経 済 仕 事 農業体 起 業 全体 に 関 す 報 の 提 報 の 提 的 な の 紹 験・研 支援 る相 談 供 供 支援 介 修支援 窓口 就農支 地域住 援( 土 民との 子育て 地の提 交流機 支援 供・農家 会の提 紹介) 供 医 療・ 福 祉 サービ 特に その他 スの紹 ない 介・相 談窓口 全体 1546 38.5 25.8 15.2 31.8 28.2 4.4 3.4 4.2 3.4 12.5 35.4 0.5 13.0 男性 979 36.9 26.6 12.6 31.4 28.1 5.2 3.9 4.6 2.1 12.7 30.8 0.4 14.6 女性 567 41.3 24.5 19.8 32.5 28.4 3.0 2.6 3.5 5.5 12.3 43.4 0.7 10.2 年齢別 40歳~44歳 300 38.7 24.7 18.7 35.0 45.0 5.7 3.3 5.0 12.3 6.7 23.3 0.7 45歳~49歳 293 41.3 24.2 10.6 39.2 40.3 7.2 3.8 4.4 2.4 7.8 26.6 0.3 12.6 50歳~54歳 265 39.6 30.6 14.0 32.5 32.8 4.2 3.8 6.4 1.5 7.2 28.7 0 11.7 55歳~59歳 208 35.6 24.5 12.0 34.1 27.4 4.3 1.9 3.8 1.4 15.9 38.5 0.5 12.5 60歳以上 480 37.3 25.4 17.9 23.8 8.1 2.1 3.8 2.5 0.2 20.6 50.8 0.8 16.7 移住意 現 在 、 検 討 向別 している 42 47.6 28.6 26.2 23.8 31.0 9.5 0 9.5 7.1 7.1 26.2 0 4.8 現在は検討 していない が、関心が ある 457 48.4 33.7 16.8 31.1 32.8 5.7 5.5 6.8 3.1 16.0 38.3 0.2 4.6 検討してい 1047 ない 33.8 22.3 14.0 32.4 26.1 3.6 2.7 2.9 3.3 11.3 34.6 0.7 17.0 性別 9.0 ●その他の回答内容 ・車が運転できなくなったときの交通手段 など 資32 安寧のまち_75175.indb 32 2016/08/26 15:02:02 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 自由回答(Q24) ◇ 自由回答欄には、779件もの意見が寄せられた。回答内容を分類すると、ポジティブな意見としては、近江八 幡市が「魅力的な街だ、興味を持った」という意見が113件でもっとも多く、次いで「考える良い機会になっ た」が57件であった。その逆でネガティブな意見としては、「移住が難しい」46件が最も多かった。 ◇ 中立的な意見としては、移住に対して「これまであまり考えたことがなかった」が最も多く86件であったが、 今後はこうした中立的な意見が変化していくことが期待される。(図表2-6-27-①) 図表2-6-28 自由回答(全体:複数回答) 0 20 40 60 80 100 魅力的な街だ、興味を持った ポ ジ テ ィ ブ な 意 見 39 もっと詳しく知りたい、情報がほしい 28 23 22 移住支援する体制を整えてほしい 訪れてみたい アンケートで知ることができ、よかった いずれは移住したい、住んでみたい 移住した方、在住している方の話を紹介してほしい 移住に関する近江八幡市の意欲を感じる 事前に体験したい 励まし、感謝等 移住についての取り組みを知ることができてよかった 地震がないのが魅力 9 7 5 4 4 3 3 86 移住について考えたことがない、興味がない 67 67 アンケート自体について 中 立 意 見 ・ 要 望 等 近江八幡市について、もっと知りたい等 現役世代なので、仕事があるかないかが重要 将来は便利なところで暮らしたい 移住にピンと来ない 交通手段を整えてほしい 実際に住んでみないとわからない このような取り組みにいつでもアクセスできる環境がほしい 地域住民の意識調査はしているのか 移住に関するセミナーを増やしてほしい 国や自治体がもっと支援してほしい 特徴ある施策や具体策を示してほしい ネ ガ テ ィ ブ な 意 見 4 3 3 2 1 1 1 46 移住は難しい ターゲットの年齢層、目的がわからない なぜ滋賀県、近江八幡市なのか 冬場の雪等、気候が心配 見知らぬ土地で不安 地域住民との交流が不安 近江八幡市への移住は不安 住居の近辺は不便 経済的に難しい 遠い 失敗した場合の不安が残る 最近の滋賀県に良いイメージがない そ の 他 18 15 15 12 12 9 まだ早い、考えていない このような取り組みはよい 将来は自然豊かな田舎に住みたい 18 17 11 11 8 6 6 6 5 5 2 30 その他(特にないを含む) わからない、イメージが湧かない 140 (件) 113 57 考える良い機会になった 120 16 資33 安寧のまち_75175.indb 33 2016/08/26 15:02:03 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ (1)調査名 将来のライフスタイルと近江八幡市への移住に関する調査 (2)調査対象 ・近江八幡市にふるさと納税をした人 約10,000人 (3)調査方法 ・近江八幡市にふるさと納税していただいた方にお礼の電子メールを送信する際、そのメールにWEB調査 のURLを表示し、アンケート調査への協力を依頼。 ・WEB調査は、 「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対するWEB調査」と同様、WEB調査会社が有するシス テム環境を利用して、実施。 (4)調査実施期間 ・平成28年2月16日(火)~平成28年2月29日(月) (5)設問項目 ・「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対するWEB調査」の設問項目に、回答者の属性を一部追加した内 容とする。 区分 1.現在の生活に ついて 問番号 Q1 職業 Q2 ふるさと納税をした理由 Q3 家族構成 Q4 未・既婚 Q5 Q4:既婚 Q6 Q8 3.日 本版CCRC について 配偶者・パートナーの出身地 子どもの有無 Q7:有 子どもの年齢区分 Q9 仕事と余暇の比重 (現在、 希望) Q10 普段の休日の過ごし方 Q11 仕事や学業以外にやりたいこと、 やってみたいこと Q12 地方移住への関心の有無 Q13 備考 配偶者・パートナーの職業 Q7 2.現在と将来の くらしと住ま いについて 設問項目 Q12:有 マトリクス質問:13項目 移住に関心のある理由 Q14 現在の住まい Q15 高齢期に向けた住み替え意向 Q16 高齢期の住まいを主に検討する人 Q17 地方に住むことの魅力は何か 資34 安寧のまち_75175.indb 34 2016/08/26 15:02:03 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (前頁の続き) 区分 4.近江八幡市に ついて 5.近 江 八 幡 市 版CCRCにつ いて 問番号 設問項目 備考 Q18 近江八幡市への在住・訪問経験 Q19 近江八幡市の地域資源の認知度・魅力を感じるか Q20 近江八幡市でしてみたい暮らし Q21 希望する住宅形態 Q22 希望する住宅面積 Q23 移住する際に重要だと考えること Q24 移住する際に問題となること Q25 移住後に必要な生活支援 マトリクス質問:15項目 近 江 八 幡 市への移 住を 検討すると仮定しての回 答 ◆回答者の属性(追加分) F. 回答者の属性 F1 性別 F2 年代 F3 居住地 (6)結果まとめ ① 性別(F1) ◇ 回答者の性別は、「男性」(75.3%)が約4分の3、女性(24.7%)が約4分の1となっている。 (図表3-6-1) 図表3-6-1 性別(全体) 女性 24.7% 男性 75.3% (n=186) 資35 安寧のまち_75175.indb 35 2016/08/26 15:02:03 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ ② 年代(F2) ◇ 年代別にみると、 「60歳以上」(32.3%)が3割強で最も多く、次いで「50~54歳」(17.2%)、 「55~59歳」(15.6%)、 「45~49歳」(14.5%)の順となっている。なお、 「39歳以下」が全体の14%を占めている。 (図表3-6-2) 図表3-6-2 年代(全体) 12歳未満 20歳~24歳 25歳~29歳 0.5% 2.2% 0% 12歳~19歳 30歳~34歳 0% 6.5% 60歳以上 35歳~39歳 32.3% 4.8% 55歳~59歳 45歳~49歳 40歳~44歳 14.5% 6.5% 50歳~54歳 15.6% 17.2% (n=186) ③ 居住地(F3) ◇ 居住地は「関東地方」が42.5%、近畿地方が30.1%となっている。 (図表3-6-3) 図表3-6-3 居住地(全体) 四国地方 九州地方 北海道 東北地方 1.6% 3.2% 2.7% 1.1% 中国地方 2.2% 近畿地方 関東地方 30.1% 42.5% 中部地方 16.7% (n=186) 資36 安寧のまち_75175.indb 36 2016/08/26 15:02:04 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ④ あなたの職業について、当てはまるものをお答えください。(Q1) ◇ 「会社員(事務系)」 (23.1%)が最も多く、 「会社員」全体で52.1%を占めている。 ◇ 「専業主婦・主夫」が3.8%、 「無職」4.8%となっており、職業についている率が高い。 ◇ 「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対するWEB調査」と比較すると、 「経営者・役員」 (16.1%)や「自営業」 (10.8%)などが高く、一般的な定年の年齢を超えても仕事をしていることが考えられる。 (60歳以上の割合は両調査 とも3割程度で変わらない) (図表3-6-4) 図表3-6-4 職業(全体) 無職 公務員 その他 3.2% 4.8% 4.3% 学生 0% 経営者・役員 16.1% パート・アルバイト 自営業 3.2% 10.8% 専業主婦・夫 3.8% 会社員(事務系) 会社員(その他) 自由業 23.1% 10.2% 1.6% 会社員(技術系) 18.8% (n=186) ●その他の回答内容 ・団体職員 ・社会福祉施設職員 ・医師 など ⑤ あなたが近江八幡市にふるさと納税をした理由は何ですか。(Q2) ◇ ふるさと納税をした理由については、 「お礼にもらえる特産品が魅力的だから」 (61.3%)が最も多く、次いで「近江八 幡市に興味・関心があるから」 (32.8%)、 「近江八幡市を応援したいから」 (25.3%)となっている。 ◇ 近 江八幡市との関係については、 「自分や家族の出身地だから」は8.1%、 「自分や家族に縁のある土地だから」は 16.7%となっている。また、 「近江八幡市に住んでみたいから」は1.6%である。 (図表3-6-5) 図表3-6-5 ふるさと納税をした理由(全体:複数回答) 0% 20% 自分や家族の出身地だから 40% 60% 100% 8.1 近江八幡市を応援したいと思ったから 25.3 仕事や旅行で関係があるから (n=186) 11.3 自分や家族に縁のある土地だから 16.7 近江八幡市に興味・関心があるから 32.8 近江八幡市が好きだから 12.9 近江八幡市に住んでみたいから 1.6 実施する事業に魅力を感じたから 1.1 お礼に貰える特産品等が魅力的だから その他 80% 61.3 6.5 ●その他の回答内容 ・近江八幡市の高校で学んだから ・遊びに行って素敵なところだったから ・革靴やその職人に感銘を受けたから など 資37 安寧のまち_75175.indb 37 2016/08/26 15:02:04 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ ⑥ あなたの家族構成について、当てはまるものをお答えください。(Q3) ◇ 「1世代世帯(夫婦・カップルだけ)」 (37.6%)が4割弱で最も多く、次いで「2世代世帯(親と子:あなたが親)」、2世 代世帯(親と子:あなたが子)」の順となっている。 (図表3-6-6) 図表3-6-6 家族構成(全体) その他 1.1% 3世代世帯(親と子と 単身世帯(ひとりぐらし) 10.2% 孫:あなたが子) 2.2% 3世代世帯(親と子と 孫:あなたが親) 2.2% 2世代世帯(親と 3世代世帯(親と子と 子:あなたが親) 孫:あなたが孫) 1世代世帯(夫婦・ 34.4% 0% カップルだけ) 37.6% 2世代世帯 (親と子:あなたが子) (n=186) 12.4% ●その他の回答内容 ・兄弟姉妹 ⑦ あなたは、結婚していますか。(Q4) ◇ 「結婚している(配偶者と同居)」 (77.4%)が8割弱を占めており、次いで「結婚していない」 (11.8%)が1割強となっ ている。 (図表3-6-7) 図表3-6-7 未・既婚(全体) ※「結婚」=婚姻届を提出した法律上の夫婦 「パートナー」=婚姻届は提出していないが、事実上夫婦関係にある相手 離別、死別 7.0% 結婚している (配偶者と別居) 結婚していない 11.8% 2.2% 結婚していないが パートナーと 暮らしている 結婚している(配偶 1.6% 者と同居) 77.4% (n=186) 資38 安寧のまち_75175.indb 38 2016/08/26 15:02:04 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑧ あなたの配偶者またはパートナーのご出身はどちらですか。(Q5、Q4で1,2を回答した人) ◇ 配偶者またはパートナーの出身地は、 「東京都」 (20.4%)、 「神奈川県」 (11.3%)、 「大阪府」 (9.1%)の順に多くな っている。 (図表3-6-8) 図表3-6-8 配偶者・パートナーの出身地 (Q4で1、2を回答した人、上位10位) 順位 都道府県名 回答者数 % 1 東京都 38人 20.4 2 神奈川県 21人 11.3 3 大阪府 17人 9.1 愛知県 13人 7.0 兵庫県 13人 7.0 4 6 滋賀県 12人 6.5 7 京都府 11人 5.9 8 千葉県 9人 4.8 9 埼玉県 6人 3.2 北海道 5人 2.7 静岡県 5人 2.7 福岡県 5人 2.7 10 その他、少数回答は以下のとおり。 〔回答者数〕4人:岐阜県、三重県 3人:奈良県 2人:福島県、茨城県、群馬県、広島県 1人:栃木県、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、鳥取県 山口県、徳島県、香川県、愛媛県、大分県 ⑨ あなたの配偶者またはパートナーの職業は、次のうちどれですか。(Q6、Q4で1,2を回答した人) ◇ 配偶者またはパートナーの職業は、 「専業主婦・夫」 (36.1%)が最も多く、次いで「パート・アルバイト」 (16.3%)、 「無 職」 (10.9%)の順となっている。 (図表3-6-9) 図表3-6-9 配偶者・パートナーの職業(Q4で1、2を回答した人) その他 1.4% 公務員 4.1% 無職 学生 会社員(事務系) 10.9% 0% 経営者・役員 4.1% 10.2% 会社員(技術系) パート・アルバイト 6.8% 16.3% 会社員(その他) 専業主婦・夫 36.1% 3.4% 自営業 6.1% 自由業 0.7% (n=147) ●その他の回答内容 ・医師 ・社会福祉施設職員 など 資39 安寧のまち_75175.indb 39 2016/08/26 15:02:05 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ ⑩ あなたには、お子さんがいますか。(Q7) ◇ 「同居している子どもがいる」 (43.5%)が最も多いが、 「子どもはいるがひとりも同居していない」 (26.9%)、 「子ど もはいない」 (29.6%)を合わせると、6割近くが子どもがいない(同居していない)世帯である。 (図表3-6-10) 図表3-6-10 子どもの有無(全体) 子どもはいない 同居している 29.6% 子どもがいる 43.5% 子どもはいるが ひとりも同居していない 26.9% (n=186) ⑪ お子さんの年齢区分を教えてください。(Q8、Q7で1,2を回答した人) ◇ 「成人」 (66.4%)が約7割弱で最も多い。 (図表3-6-11) 図表3-6-11 子どもの年齢区分(Q7で1,2を回答した人:複数回答) 0% 20% 就学前 中学卒業以上で未成年 60% 80% 100% 11.5 小学生 中学生 40% 13.7 (n=131) 7.6 15.3 成人 67.2 資40 安寧のまち_75175.indb 40 2016/08/26 15:02:05 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑫ 仕事と余暇の関係について、「現在の関係」で最も近いものは(1)~(3)のどれですか。 また、「定年後に希望する関係」で最も近いものは(1)~(3)のどれですか。(Q9) ◇ 「現在の関係」をみると、 「仕事と余暇の両方を重視する」 (50.0%)が最も多く、 「仕事を余暇よりも重視する」 (31.2%)、 「余暇を仕事より重視する」 (13.4%)の順になっており、 「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対する WEB調査」よりも仕事が優先されている。 ◇ 「定年後」をみると、 「余暇を仕事より重視する」 (58.1%)、 「仕事と余暇の両方を重視する」 (24.7%)、 「仕事と余 暇より重視する」 (10.2%)の順となっている。 ◇ 「現在の関係」・「定年後」ともに、 「あてはまるものはない」の回答率が低い。 (図表3-6-12) 図表3-6-12 仕事と余暇の比重(現在、定年後) 0% 20% 現在 定年後 40% 31.7 60% 13.4 10.2 80% 50.0 58.1 「仕事」を「余暇」よりも重視する 100% 4.8 24.7 「余暇」を「仕事」よりも重視する 「仕事」と「余暇」の両方を重視する 7.0 あてはまるものはない ⑬ あなたは、普段の休日を主にどのように過ごしていますか。(Q10) ◇ 休日の過ごし方をみると、 「家族と過ごす」 (56.5%)が最も多く、 「外食・ショッピング」 (33.9%)がそれに次いでい る。さらに、 「ドライブ・旅行」 (30.6%)、 「運動・スポーツ活動(個人)」 (30.1%)が続いており、活動的な過ごし方が 多くなっている。 (図表3-6-13) 図表3-6-13 普段の休日の過ごし方(全体:複数回答) 0% 20% 40% 家族と過ごす 友人・恋人との交流 28.0 33.9 読書・音楽鑑賞 12.4 演劇や映画の鑑賞、スポーツ観戦など 7.5 2.2 パソコン・インターネット・テレビゲーム 14.5 学習活動(語学勉強、陶芸教室など) 4.3 日曜大工(DIY)・手芸・園芸・料理・楽器演奏など 5.9 運動・スポーツ活動(個人で行うもの:ランニング、スイミングなど) 30.1 運動・スポーツ活動(集団で行うもの:サッカー、ゲートボールなど) 団体・サークル活動 カラオケ・ゲームセンター・パチンコなど 5.9 2.7 3.2 1.1 ドライブ・旅行 30.6 その他 特にない、なにもしない 100% 10.2 外食・ショッピング 地域活動やボランティア活動 80% 56.5 テレビ・ラジオ・新聞・雑誌 囲碁・将棋・マージャンなど 60% (n=186) 9.7 2.2 ●その他の回答内容 ・エステ ・家事 ・街ブラ ・写真撮影 ・作品制作 など 資41 安寧のまち_75175.indb 41 2016/08/26 15:02:06 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ ⑭ あなたは、現在、仕事や学業以外にどのような地域活動に参加していますか。また、今後参加してみたい ですか。(Q11) ◇ 「現在の地域活動への参加状況」をみると、 「自治会・町内会の活動」 (25.8%)が最も多く、 「スポーツや健康づくり の活動」 (18.8%)がそれに次いでいる。活動を「特にしていない」は50%である。 ◇ 「今後参加してみたい地域活動」については、 「スポーツや健康づくりの活動」 (29.6%)、 「社会奉仕などのボランテ ィア活動」 (25.3%)、 「緑化や自然環境の保全活動」 (24.7%)などが多い。 「特にない」が29.6%と少ないことと合 わせ、 「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対するWEB調査」の対象者よりも地域活動への参加意欲が高い。 (図 表3-6-14) 図表3-6-14 仕事や学業以外にやりたいこと、やってみたいこと(現在、今後:複数回答) 【現在】 【現在】 自治会、町内会の活動 自治会、町内会の活動 0% 0% 20% 20% 40% 40% 60% 60% 80% 80% 100% 100% 25.8 25.8 資源回収やごみの分別、リサイクル活動 資源回収やごみの分別、リサイクル活動 11.8 11.8 スポーツや健康づくりの活動 スポーツや健康づくりの活動 18.8 18.8 祭や盆踊り、運動会などのイベントへの参加や手伝い 祭や盆踊り、運動会などのイベントへの参加や手伝い 9.1 9.1 子ども会、婦人会、老人クラブなどの活動 子ども会、婦人会、老人クラブなどの活動 4.8 4.8 防災・防犯などの地域の安全活動 防災・防犯などの地域の安全活動 5.4 5.4 高齢者の見守りや障がい者支援などの福祉活動 高齢者の見守りや障がい者支援などの福祉活動 1.1 1.1 緑化や自然環境の保全活動 緑化や自然環境の保全活動 2.7 2.7 子育て支援の活動 子育て支援の活動 3.2 3.2 まちなみづくりの活動 まちなみづくりの活動 2.7 2.7 社会奉仕などのボランティア活動 社会奉仕などのボランティア活動 5.9 5.9 その他 その他 1.6 1.6 特にない 特にない 50.0 50.0 (n=186) (n=186) ●その他の回答内容 ・写真協会運営 ・青壮年会活動 ・同窓会 など 【今後】 【今後】 自治会、町内会の活動 自治会、町内会の活動 資源回収やごみの分別、リサイクル活動 資源回収やごみの分別、リサイクル活動 スポーツや健康づくりの活動 スポーツや健康づくりの活動 祭や盆踊り、運動会などのイベントへの参加や手伝い 祭や盆踊り、運動会などのイベントへの参加や手伝い 子ども会、婦人会、老人クラブなどの活動 子ども会、婦人会、老人クラブなどの活動 防災・防犯などの地域の安全活動 防災・防犯などの地域の安全活動 0% 0% 6.5 6.5 20% 20% 80% 80% 100% 100% 29.6 29.6 8.6 8.6 5.4 5.4 9.1 9.1 10.2 10.2 緑化や自然環境の保全活動 緑化や自然環境の保全活動 子育て支援の活動 子育て支援の活動 11.3 11.3 まちなみづくりの活動 まちなみづくりの活動 24.7 24.7 18.3 18.3 社会奉仕などのボランティア活動 社会奉仕などのボランティア活動 ●その他の回答内容 60% 60% 4.3 4.3 高齢者の見守りや障がい者支援などの福祉活動 高齢者の見守りや障がい者支援などの福祉活動 その他 その他 特にない 特にない 40% 40% 25.3 25.3 1.6 1.6 29.6 29.6 (n=186) (n=186) ・学童教育 ・産業育成 ・地域の学習塾の先生 など 資42 安寧のまち_75175.indb 42 2016/08/26 15:02:06 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑮ あなたは、近い将来に移住を検討していますか。または関心がありますか。(Q12) ◇ 「現在検討している」が6.5%、 「検討していないが関心がある」が35.5%で、いずれも「関西圏出身の東京圏・関西圏 在住者に対するWEB調査」より高くなっている。 (図表3-6-15-①) 図表3-6-15-① 地方移住への関心の有無(全体) 現在、検討している 6.5% 現在は検討していないが、 検討していない 関心がある 58.0% 35.5% (n=186) ◇ 年齢別にみると、50歳~54歳、55歳~59歳では「検討していないが関心がある」 (50歳~54歳:56.3%、55歳~59 歳:48.3%)が多くなっている。 (図表3-6-15-②) 図表3-6-15-② 地方移住への関心の有無(全体、年齢別) (%) 現在は検討し 現 在、 検 討 検討してい て い な い が、 している ない 関心がある 全体 全体 186 6.5 35.5 58.1 年齢別 40歳~44歳 12 8.3 33.3 58.3 45歳~49歳 27 3.7 22.2 74.1 50歳~54歳 32 3.1 56.3 40.6 55歳~59歳 29 6.9 48.3 44.8 60歳以上 60 3.3 25.0 71.7 資43 安寧のまち_75175.indb 43 2016/08/26 15:02:07 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ ⑯ あなたが移住を検討する理由、または関心のある理由は、次のうちどれですか。(Q13、Q12で1,2を 回答した人) ◇ 「移住を検討する理由」、 「移住に関心のある理由」については「豊かな自然の中で、スローライフを楽しみたいから」 (47.4%)が1位で、 「歴史のある文化的な暮らしをしたいから」 (34.6%)がそれに次いでいる。 (図表3-6-16-①) 図表3-6-16-① 移住に関心のある理由(Q12で1、2を回答した人:複数回答) 0% 20% 40% 豊かな自然の中で、スローライフを楽しみたいから 100% 34.6 夫婦で住むのに適したところに住みたいから 30.8 子どもの教育環境がいい場所に住みたいから 10.3 5.1 もっと広い住まいに住みたいから 15.4 趣味を満喫できる環境がほしいから 26.9 実家の近くに住みたいから 9.0 その他 特にない 80% 47.4 歴史のある文化的な暮らしをしたいから 現在住んでいる地域が暮らしにくくなったから 60% 10.3 (n=78) 2.6 ◇ 年齢別にみると、40歳~44歳、45歳~49歳、55歳~59歳、60歳以上で「豊かな自然の中で、スローライフを楽しみた いから」 (40歳~44歳:80%、44歳~49歳:57.1%、55歳~59歳:37.5%、60歳以上:58.8%)が最も多くなっている。 ◇ 45歳~49歳では「夫婦で住むのに適したところに住みたいから」 (57.1%)も半数を超えて多くなっている。 ◇ 50歳~54歳では「歴史のある文化的な暮らしをしたいから」 (42.1%)が最も多く、 「趣味を満喫できる環境が欲しい から」 (36.8%)が続いている。 (図表3-6-16-②) 図表3-6-16-② 移住に関心のある理由 (Q12で1、2を回答した人、年齢別:複数回答) (%) 豊かな自 歴史のあ 然の中で、 スローラ る文化的 全体 な暮らし イフを楽 をしたい し み た い から から 夫婦で住 むのに適 したとこ ろに住み たいから 子どもの 教育環境 がいい場 所に住み たいから 現在住ん でいる地 域が暮ら しにくく なったか ら もっと広 い住まい に住みた いから 趣味を満 喫できる 実家の近 特にな く に 住 み その他 環 境 が ほ たいから い しいから 78 47.4 34.6 30.8 10.3 5.1 15.4 26.9 9.0 10.3 2.6 年齢別 40歳~44歳 5 80.0 60.0 20.0 20.0 0 20.0 60.0 20.0 0 0 45歳~49歳 7 57.1 28.6 57.1 14.3 0 0 14.3 14.3 28.6 0 50歳~54歳 19 31.6 42.1 15.8 0 10.5 15.8 36.8 15.8 0 10.5 55歳~59歳 16 37.5 18.8 31.3 0 6.3 6.3 18.8 0 12.5 0 60歳以上 17 58.8 29.4 41.2 0 0 11.8 17.6 0 11.8 0 全体 ●その他の回答内容 ・関西に住む子供達の近くに住みたいから ・生活が便利になるから ・動物と暮らしたいから ・通勤時間を短かくしたいから など 資44 安寧のまち_75175.indb 44 2016/08/26 15:02:07 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ⑰ 現在お住まいの住宅について、当てはまるものをお答えください。(Q14) ◇ 「現在の住まい」をみると、 「持ち家(一戸建住宅)」 (57.5%)が最も多く、 「持ち家(マンション)」 (24.7%)と合わ せた持ち家率は82.2%に上る。 (図表3-6-17) 図表3-6-17 現在の住まい(全体) 給与住宅(社宅、公務員住宅) 2.7% 民営の賃貸住宅 介護保険施設(特別養護老人 (マンション) ホームなど) 13.4% 0% 都市再生機構(UR)、公社などの 高齢者向け住宅(サービス付き高 賃貸住宅 0.5% 都道府県・市区町村営住宅 持ち家(マンション) 持ち家(一戸建住宅) 24.7% 57.6% 齢者向け住宅、有料老人ホームなど) 0% 0% その他 0.5% 民営の賃貸住宅(一戸建住宅) 0.5% (n=186) ⑱ あなたは、ご自身の高齢期の住まいをどのようにお考えですか。(Q15) ◇ 「高齢期の住まい」については、 「高齢期の暮らしにふさわしい場所に住みかえたい」 (38.7%)と考える人の方が「現 在の住まいに住み続けたい」 (32.8%)と考える人より多い。 (図表3-6-18) 図表3-6-18 高齢期に向けた住み替え意向(全体) わからない 28.5% 高齢期の暮らしにふさ わしい場所に住み替 えたい 38.7% 現在の住まいに 住み続けたい 32.8% (n=186) 資45 安寧のまち_75175.indb 45 2016/08/26 15:02:07 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ ⑲ 高齢期の住まいを検討されるとき、主にどなたが検討されますか。(Q16) ◇ 「高齢期の住まいの検討」については、 「自分と同居の家族で検討する」 (50.6%)が最も多い。 (図表3-6-19) 図表3-6-19 高齢期の住まいを主に検討する人(全体) わからない 4.8% 現在は同居していない親族 なども含めて検討する 3.8% 主に自分で検討する 33.3% 自分と同居の家族で 検討する 50.6% 主に同居している 家族が検討する (n=186) 7.5% ⑳ あなたは、地方に住むことにはどのような魅力があると考えますか。(Q17) ◇ 「地方に住むことの魅力」については、 「食や自然環境に恵まれた中で生活できる」 (69.9%)が最も多く、 「生活費が 安く、金銭的にゆとりをもって生活できる」 (41.4%)、 「時間に余裕をもった生活ができる」 (38.2%)、 「広々とした居 住環境が得られる」 (37.6%)がこれに続いている。 ◇ 「趣味を満喫できる環境が整っている」 (33.3%)、 「地域コミュニティが充実しており、助け合って暮らせる」 (15.1%)、 「居住地の文化や自然に誇りを持って生活できる」 (21.5%)などは、いずれも「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対 するWEB調査」よりも高い回答率となっており、地方で住む魅力を強く感じている様子がうかがえる。 (図表3-6-20) 図表3-6-20 地方に住むことの魅力は何か(全体:複数回答) 0% 20% 40% 60% 食や自然環境に恵まれた中で生活ができる 41.4 時間に余裕を持った生活ができる 38.2 広々とした居住環境が得られる 37.6 家族と一緒に過ごす時間が多く持てる 13.4 趣味を満喫できる環境が整っている 33.3 0.5 地域コミュニティが充実しており、助け合って暮らせる 15.1 居住地の文化や自然に誇りを持って生活できる その他 魅力はない・わからない 100% 69.9 生活費等が安く、金銭的にゆとりを持って生活できる やりがいのある仕事ができる 80% 21.5 0.5 (n=186) 3.8 ●その他の回答内容 ・良い気候で生活できる など 安寧のまち_75175.indb 46 資46 2016/08/26 15:02:08 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 あなたは近江八幡市(旧安土町を含む)に住んだことがありますか。または、訪れたことがありますか。 (Q18) ◇ 近 江八幡市に「住んだことはないが訪れたことはある」 (59.1%)が6割近く、 「住んだことがある」 (5.9%)とともに 「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対するWEB調査」より高くなっている。 (図表3-6-21) 図表3-6-21 近江八幡市への在住・訪問経験(全体) 住んだことがある 5.9% 住んだことも、 訪れたこともない 34.9% 住んだことはないが、 訪れたことがある 59.2% (n=186) 資47 安寧のまち_75175.indb 47 2016/08/26 15:02:08 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ 次に挙げる近江八幡市の地域資源について、知っていたもの、魅力を感じるものに○をつけてください。 (Q19) ◇ 「近江八幡市の地域資源」については、ほとんどの項目で知っていたという回答が「関西圏出身の東京圏・関西圏在住 者に対するWEB調査」よりも高くなっている。 ◇ 魅力を感じるという回答も、 「特になし」以外のすべての項目で、 「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対するWEB 調査」の回答を大きく上回っている。 ◇ 近江八幡市に対する認知度が高く、また、近江八幡の地域資源に魅力があると感じている人が多い。 (図表3-6-22) 図表3-6-22 近江八幡市の地域資源の認知度・魅力を感じるもの (知っていたもの、魅力を感じるもの:複数回答) 【知っていたもの】 0% 20% 40% 60% 59.7 歴史的な町なみ・町家が保存されている 18.8 「近江八幡の火祭り」など多くの伝統文化が保存・継承されている 72.0 近江米をはじめ、北之庄菜、豊浦ねぎ、近江牛、琵琶湖・沖島の湖魚、丁稚羊羹、丁字麩、赤こんにゃくなどの、豊かな食材と食文化がある 34.4 建築家ヴォーリズによって設計された洋風建築が数多く保存されている 38.2 滋賀県有数の豊かな農業地域である 55.4 琵琶湖に流れ込むさまざまな河川や、豊富な湧水などにより、多様な水環境が形成されている 39.8 琵琶湖をはじめとする「近江八幡の水郷」の風景は国の重要文化的景観の第1号に選定されている 32.3 日本でただ1つ、湖に人が暮らす島「沖島」がある 7.0 地域に愛着と誇りを持つ子どもを育成するため、ふるさと学習の実施や伝統文化を学ぶ機会を設け、地域に根ざした特色ある教育がおこなわれている 2.2 静岡県富士宮市との「夫婦都市」やアメリカ合衆国カンザス州レブンワース市との「兄弟都市」など、他市と提携し、親善交流や多文化共生のまちづくりを推進している 8.1 市民主体で地域資源を保存・活用してきた歴史があり、地域住民の手で風景・景観を守り育てる活動が積極的に行われている 2.7 学区単位で「まちづくり協議会」が設置され、地域の特色あるまちづくりが市民主体で実践されている 7.5 活断層がなく、地震や風水害のリスクが小さい土地である 26.9 県内だけでなく、中京圏・北陸圏・京阪神圏へのアクセス利便性がよい立地条件にある (n=186) 9.1 特になし 0% 20% 40% 60% 80% 100% 30.1 国際商業都市として栄えた「八幡商人(近江商人)」の発祥の地である 51.6 「安土城跡」や「八幡堀」などの歴史・文化資源が多数現存する 52.2 歴史的な町なみ・町家が保存されている 37.6 「近江八幡の火祭り」など多くの伝統文化が保存・継承されている 52.7 近江米をはじめ、北之庄菜、豊浦ねぎ、近江牛、琵琶湖・沖島の湖魚、丁稚羊羹、丁字麩、赤こんにゃくなどの、豊かな食材と食文化がある 38.7 建築家ヴォーリズによって設計された洋風建築が数多く保存されている 32.3 滋賀県有数の豊かな農業地域である 39.2 琵琶湖に流れ込むさまざまな河川や、豊富な湧水などにより、多様な水環境が形成されている 48.4 琵琶湖をはじめとする「近江八幡の水郷」の風景は国の重要文化的景観の第1号に選定されている 26.3 日本でただ1つ、湖に人が暮らす島「沖島」がある 32.3 地域に愛着と誇りを持つ子どもを育成するため、ふるさと学習の実施や伝統文化を学ぶ機会を設け、地域に根ざした特色ある教育がおこなわれている 19.4 静岡県富士宮市との「夫婦都市」やアメリカ合衆国カンザス州レブンワース市との「兄弟都市」など、他市と提携し、親善交流や多文化共生のまちづくりを推進している 35.5 市民主体で地域資源を保存・活用してきた歴史があり、地域住民の手で風景・景観を守り育てる活動が積極的に行われている 21.5 学区単位で「まちづくり協議会」が設置され、地域の特色あるまちづくりが市民主体で実践されている 活断層がなく、地震や風水害のリスクが小さい土地である 47.3 県内だけでなく、中京圏・北陸圏・京阪神圏へのアクセス利便性がよい立地条件にある 特になし 100% 72.0 「安土城跡」や「八幡堀」などの歴史・文化資源が多数現存する 【魅力を感じるもの】 80% 72.0 国際商業都市として栄えた「八幡商人(近江商人)」の発祥の地である 37.6 4.8 (n=186) 資48 安寧のまち_75175.indb 48 2016/08/26 15:02:09 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 あなたが近江八幡市に移住するとした場合、以下のどのような暮らしをしたいですか。(Q20) ◇ 「近江八幡市に移住した時の暮らし方」については、 「琵琶湖を眺めながら、ゆったりと暮らしたい」 (34.4%)が最も 多く、 「まちなかの古民家で、歴史にふれながら暮らしたい」 (16.7%)がそれに次いでいる。 (図表3-6-23) 図表3-6-23 近江八幡市でしてみたい暮らし(全体) 自然環境の保全など、地 豊かな自然の中で、ゆった その他 1.6% 農業をしながら、悠々自適 域活動に取組みながら暮ら りと子育てをしながら暮らし に暮らしたい したい たい 8.1% 3.2% 8.1% 新たなビジネスを立ち上げ、 地域を盛り上げながら暮ら 絵画や陶芸など、インドアな したい 趣味を楽しみながら暮らし たい まちなかの古民家で、 3.2% 琵琶湖を眺めながら、 ヨットや釣りなど、アウトドア 歴史にふれながら 8.1% 16.7% 34.4% したい アクティブに暮らしたい 暮らしたい ゆったりと暮らしたい な趣味を楽しみながら暮ら 6.5% 移住前の職業を活かして、 10.2% (n=186) ●その他の回答内容 ・安定した生活 ・地域の写真撮影を通じた作品制作 など あなたは移住を検討する際に、どのような住宅を希望しますか。(Q21) ◇ 「移住を検討する際の住宅」については、 「新築(一戸建て)」 (30.6%)が最も多く、次いで「中古(一戸建て)」 (21.5%)となっている。 (図表3-6-24) 図表3-6-24 希望する住宅形態(全体) その他 3.2% 特に希望はない 賃貸(集合住宅) 12.9% 新築(一戸建て) 7.0% 30.6% 賃貸(一戸建て) 7.0% 中古(集合住宅) 4.8% 新築(集合 中古(一戸建て) 住宅) 21.5% 12.9% (n=186) ●その他の回答内容 ・古民家 ・老人ホーム など 資49 安寧のまち_75175.indb 49 2016/08/26 15:02:09 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ あなたが希望する住宅について、最低限希望する専有面積(広さ)は、次のうちどれですか。(Q22) ◇ 「希望する住宅の面積」については、 「90~120平方メートル未満」 (25.8%)が最も多く、 「70~90平方メートル未 満」 (19.4%)がそれに次いでいる。 「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対するWEB調査」よりも広い面積を希望 している。 (図表3-6-25) 図表3-6-25 希望する住宅面積(全体) 50平方メートル未満 7.0% 特に希望はない 150平方メートル以上 14.0% 50~70平方 9.1% メートル未満 17.7% 120~150平方メートル 未満 70~90平方メート 7.0% 90~120平方メートル未 満 ル未満 19.4% 25.8% (n=186) 資50 安寧のまち_75175.indb 50 2016/08/26 15:02:09 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 あなたが移住を検討する際に、重要だと考えるのはどのようなことですか。(Q23、3つまで) ◇ 「移住を検討する際に重要なこと」については、 「病院・介護施設や医療・介護サービスが充実していること」 (60.2%) が最も高く、 「鉄道やバスなどの交通インフラが整備されていること」 (43.5%)、 「移住後の支援体制が整っているこ と」 (37.1%)、 「日用品等の買い物環境が整っていること」 (36.6%)などが多くなっている。 (図表3-6-26-①) 図表3-6-26-① 移住する際に重要だと考えること(全体:複数回答3つまで) 0% 20% 40% 移住後の支援体制が整っていること 60% 80% 100% 37.1 希望する条件の住まいがあること 29.0 仕事が見つかりやすいこと 16.7 日用品等の買い物環境が整っていること 36.6 子どもの生活環境や教育環境が整っていること 8.1 病院・介護施設や医療・介護サービスが充実していること 60.2 図書館、美術館、公民館などの文化施設へのアクセスが良いこと 14.0 鉄道やバスなどの交通インフラが整備されていること 43.5 景観や食や歴史など地域固有の魅力があること 17.2 文化的な活動や趣味の場が充実していること 9.1 近隣住民や地域との交流やつながりが盛んであること 6.5 親族や知り合いがいること 0.5 現在の居住地や勤務地からあまり遠くないこと 1.1 その他 0.5 (n=186) ◇ 年齢別にみると、45歳~49歳、50歳~54歳、55歳~59歳、60歳以上で「病院・介護施設や医療・介護サービスが充 実していること」 (45歳~49歳:74.1%、50歳~59歳:46.9%、55歳~59歳:69.0%、60歳以上:75.0%)が最も多く なっている。 ◇ 45歳~49歳では「日用品等の買い物環境が整っていること」 (51.9%)、 「鉄道やバスなどの交通インフラが整備され ていること」 (51.9%)が半数を超えている。 ◇ 4 0歳~44歳では「鉄道やバスなどの交通インフラが整備されていること」 (50.0%)が最も多く、 「移住後の支援体 制が整っていること」 (41.7%)、 「日用品等の買い物環境が整っていること」 (41.7%)が多くなっている。 (図表3-6 -26-②) 図表3-6-26-② 移住する際に重要だと考えること(全体、年齢別:複数回答3つまで) (%) 病院・介 図 書 館、鉄 道 や 護 施 設 美 術 館、バ ス な や医療・ 公 民 館 ど の 交 介 護 サ などの文 通 イ ン ービス化施設 フラが が 充 実 へのアク 整 備 さ している セ ス が れ て い こと 良いこと ること 希望す る条件 の住ま いがあ ること 仕事が 見つか りやす いこと 日用品 等の買 い物環 境が整 ってい ること 子ども の生活 環境や 教育環 境が整 ってい ること 37.1 29.0 16.7 36.6 8.1 60.2 14.0 43.5 17.2 9.1 6.5 0.5 1.1 0.5 12 41.7 25.0 33.3 41.7 8.3 33.3 0 50.0 8.3 8.3 0 0 8.3 0 45歳~49歳 27 29.6 14.8 29.6 51.9 11.1 74.1 11.1 51.9 7.4 0 3.7 0 3.7 0 50歳~54歳 32 31.3 37.5 15.6 40.6 3.1 46.9 18.8 34.4 34.4 9.4 3.1 0 0 0 55歳~59歳 29 34.5 31.0 13.8 44.8 3.4 69.0 10.3 44.8 13.8 10.3 6.9 0 0 0 60歳以上 60 41.7 31.7 1.7 23.3 0 75.0 20.0 40.0 16.7 15.0 11.7 1.7 0 1.7 移 の 体 全体 整 い と 住 支 制 っ る 186 年齢別 40歳~44歳 全体 後 援 が て こ 景観や 食や歴 史など 地域固 有の魅 力があ ること 文化 な活 や趣 の場 充実 てい こと 的 動 味 が し る 近隣住 民や地 域との 交流や つなが りが盛 んであ ること 現在の 居住地 親族や や勤務 知り合 地 か ら その他 いがい あまり ること 遠くな いこと 資51 安寧のまち_75175.indb 51 2016/08/26 15:02:10 3.ふるさと納税者WEB調査 結果まとめ あなたが移住を検討する際に、問題となることはどのようなことですか。(Q24、3つまで) ◇ 「移住を検討する際の問題」については、 「現在の収入・年金・預貯金などで暮らせるか」 (49.5%)が最も多く、 「新 たに生計を立てられる仕事を見つけられるか」 (33.3%)、 「所有している家・土地などの維持管理や処分のめどを立 てられるか」 (25.8%)がこれに続いている。 (図表3-6-27-①) 図表3-6-27-① 移住する際に問題となること(全体:複数回答3つまで) 0% 20% 現在の仕事や活動を続けられるか 40% 60% 80% 100% 19.4 新たに生計を立てられる仕事を見つけられるか 33.3 現在(または将来予定している)の収入・年金・預貯金などで暮らせるか 49.5 所有している家・土地などの維持管理や処分のめどを立てられるか 25.8 家族や親族の理解を得られるか 24.2 親の介護ができるか 15.1 子供の世話ができるか 4.8 現在の居住地と行き来できるか 13.4 その他 1.6 特にない (n=186) 8.1 ◇ 年齢別にみると、すべての年齢で「現在の収入・年金・預貯金などで暮らせるか」 (40歳~44歳:50.0%、45歳~49 歳:59.3%、50歳~54歳:53.1%、55歳~59歳:44.8%、60歳以上:45.0%)が最も多くなっている。 ◇ 4 0歳~44歳、45歳~49歳では「新たに生計を立てられる仕事を見つけられるか」 (40歳~44歳:50.0%、45歳~49 歳:59.3%)も最も多くなっている。 ◇ 60歳以上では「所有している家・土地などの維持管理や処分のめどを立てられるか」 (40.0%)、 「家族や親族の理解 を得られるか」 (33.3%)、 「現在の居住地と行き来できるか」 (30.0%)が多くなっている。 (図表3-6-27-②) 図表3-6-27-② 移住する際に問題となること(全体、年齢別:複数回答3つまで) (%) 全体 全体 新たに生計 現在の仕事 を立てられ や活動を続 る仕事を見 けられるか つ け ら れ る か 現 在( ま た 所有してい は将来予定 る 家・ 土 地 している) 家族や親族 現在の居住 などの維持 親の介護が 子供の世話 特にな の 収 入・ 年 の理解を得 地 と 行 き 来 その他 管理や処分 できるか ができるか い 金・ 預 貯 金 られるか できるか のめどを立 などで暮ら てられるか せるか 186 19.4 33.3 49.5 25.8 24.2 15.1 4.8 13.4 1.6 8.1 年齢別 40歳~44歳 12 41.7 50.0 50.0 8.3 8.3 25.0 8.3 0 0 8.3 45歳~49歳 27 29.6 59.3 59.3 18.5 18.5 29.6 7.4 0 0 0 50歳~54歳 32 15.6 28.1 53.1 31.3 28.1 18.8 3.1 12.5 0 6.3 55歳~59歳 29 6.9 27.6 44.8 27.6 17.2 6.9 0 10.3 0 17.2 60歳以上 60 10.0 15.0 45.0 40.0 33.3 6.7 1.7 30.0 3.3 10.0 ●その他の回答内容 ・孫の世話ができるか ・日用品の買い物をする場所があるか ・他人と適当な距離を保ち、自分のペースで生活できるか など 資52 安寧のまち_75175.indb 52 2016/08/26 15:02:10 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 あなたは、移住後に必要となる支援は何だと考えますか。(Q25、3つまで) ◇ 「移住後に必要な支援」については、 「医療・福祉サービスの紹介・相談窓口」 (46.8%)が最も多く、 「移住後の生活 に関する相談窓口」 (39.8%)がこれに次いでいる。 ◇ これら自分の生活の支援についてのニーズが高いのは「関西圏出身の東京圏・関西圏在住者に対するWEB調査」と同様 であるが、その一方で、WEB調査ではあまり高くなかった「地域情報の提供」 (31.2%)や「地域住民との交流機会の提 供」 (24.2%)など、地域の情報についてのニーズが高い。 (図表3-6-28-①) 図表3-6-28-① 移住後に必要な生活支援(全体:複数回答3つまで) 0% 20% 40% 移住後の生活に関する相談窓口 80% 100% 39.8 住宅情報の提供 23.1 地域情報の提供 31.2 経済的な支援 22.0 仕事の紹介 22.6 起業支援 5.9 農業体験・研修支援 5.4 就農支援(土地の提供・農家紹介) 4.8 子育て支援 4.8 地域住民との交流機会の提供 24.2 医療・福祉サービスの紹介・相談窓口 その他 60% 46.8 0.5 特にない (n=186) 5.4 ◇ 4 0歳~44歳では「経済的な支援」 (58.3%)が最も多く、 「仕事の紹介」 (50.0%)、 「医療・福祉サービスの紹介・相 談窓口」 (50.0%)が半数を占めている。 ◇ 50歳~54歳では「地域情報の提供」 (50.0%)が最も多く、 「移住後の生活に関する相談窓口」 (40.6%)が続いてい る。 ◇ 6 0歳以上では「医療・福祉サービスの紹介・相談窓口」 (66.7%)が6割を超えて最も多く、 「移住後の生活に関する 相談窓口」 (48.3%)、 「地域住民との交流機会の提供」 (30.0)が続いている。 (図表3-6-28-②) 図表3-6-28-② 移住後に必要な生活支援(全体、年齢別:複数回答3つまで) (%) 全体 全体 医療・福 地域住民 移住後の 就農支援 祉サービ 農業体験 特にな 生活に関 住宅情報 地域情報 経済的な 仕事の紹 (土地の 子育て支 との交流 スの紹介 その他 起業支援 ・研修支 機会の提 の提供 支援 介 い する相談 の提供 提供・農 援 援 ・相談窓 供 窓口 家紹介) 口 186 39.8 23.1 31.2 22.0 22.6 5.9 5.4 4.8 4.8 24.2 46.8 0.5 5.4 年齢別 40歳~44歳 12 33.3 8.3 16.7 58.3 50.0 8.3 8.3 0 8.3 8.3 50.0 0 0 45歳~49歳 27 40.7 29.6 25.9 25.9 29.6 3.7 0 0 3.7 22.2 40.7 3.7 7.4 50歳~54歳 32 40.6 31.3 50.0 15.6 12.5 3.1 6.3 6.3 3.1 25.0 37.5 0 0 55歳~59歳 29 27.6 10.3 34.5 10.3 17.2 10.3 0 6.9 0 27.6 51.7 0 10.3 60歳以上 60 48.3 28.3 25.0 10.0 13.3 6.7 10.0 5.0 0 30.0 66.7 0 6.7 資53 安寧のまち_75175.indb 53 2016/08/26 15:02:10 4.グループインタビュー 結果まとめ 4.グループインタビュー 結果まとめ (1)関東圏出身・男性グループ ◆対象者のプロフィール ・東京都出身、東京都在住、55歳、会社員 ・埼玉県出身、東京都在住、41歳、会社員 ・東京都出身、東京都在住、51歳、会社員 ・神奈川県出身、神奈川県在住、56歳、会社員 ・東京都出身、東京都在住、55歳、自営業 ・神奈川県出身、神奈川県在住、58歳、大学教員 ◆主な意見 ①健康でアクティブな生活(どんなことをしたいか、何が重要か、健康やアクティブの定義、どのくらいの年 代が可能か、地域に必要なこと) ○体の健康 ・身体が動かないと気力まで衰える。 ・高齢の親を見ていると歯と筋力が大切だと思う。 ○頭や心の健康 ・知的活動を最前線でやっていると元気でいられる。長く続けられる仕事があることが大事。 ・ストレスがないことが重要。 ・健康にはハード面とソフト面の要素で考える。体だけでなく、意識や知的な部分も必要。 ・自分を肯定できることが大切。LGBTや目に見えないマイノリティへの理解がすすむとよい。 ○年代について ・自分でやりたいことをやれるのは70歳までだと考える。 ・両親をみていると80歳になるまでは元気だった。 ○食生活 ・生活習慣病予防に食べ物は大切。油ものは控えたり、コンビニ弁当は利用しない。バターよりもオリーブ オイルを使う。たまに料理もする。 ②地域移住(どういう所に住みたいか(エリア・現住所からの距離・住まいの条件など)、時期、条件(仕 事/家族/住宅/収入/資金等)、二地域居住(やってみたいか/移住との違い)) ○気候や風土など ・南フランスに住んだ経験から、気候や食べ物についてのストレスがないほうがいいと思う。 ・気候が重要。雪かきはやりたくないし、風水害のある地域は難しい。寒暖の差が大きいところも無理。 ○地元の人の受け入れ、コミュニティに馴染めるか ・京都など、排他的(と言われている)なところは難しい。 ・開かれた雰囲気が必要。 ・20年以上現在の地域に住んでいるが、明治時代からの住民もいて、祭りなどは未だにトップの役はやら せてもらえない。もともとの住人と馴染めるかがポイント。 ・30歳で沖縄県糸満市に移住した経験では、子どもを通じて地域に溶け込むことができたが、高齢で移住 すると、どうやってコミュニケーションをとるかが課題。ある程度、働けるうちに移住したほうがよい。 資54 安寧のまち_75175.indb 54 2016/08/26 15:02:10 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ・人生の後半に移住する場合、人間関係をつくることも一大事になる。 ○その他 ・マイノリティへの理解があり、居心地が良い所だと移りたい。 ・東京と二地域で居住する場合、滞在費や交通費の援助があるといい。 ・文化的なものは憧れる。 ・過去の移住の経験から、方言がわかるようになるのは時間がかかる。 ③移住先のケア体制(期待するケア(医療/福祉/保健/サービス/施設/住宅等)) ○医療や福祉の充実(サービス、施設等) ・ちょっとした病気のときに細かく受診できる仕組み、かかりつけ医がほしい。往診もしてもらいたい。 ・早い時期から老後まで筋肉トレーニングができるとよい。身近なところに施設がありトレーナーがいるなど。 ・学生の意見を聞くと、地方に住みたいとか農業をやりたいという人は多いが、医療面で不安があると言っ ている。 ○情報発信、情報提供 ・ケアについてわかりやすく情報を得られる拠点が必要。介護などはこちらから言わないと受けられないこ とが多い。 ・父の足が悪くなってはじめてケアについて知った。情報の発信が必要。 ・年金は自分から言わないともらえない。移住先でも受け取れるようにしたい。 ・公共サービスのあり方が古い。行政側の発信が必要。 ○その他 ・高齢者は若い人から(医療や介護の場面で)指導されると嫌がる人もいる。 ・急な坂があると動けない。建物の構造も配慮が必要。 ④近江八幡市について(どうすれば移住先として関心が高まるか、市に備わる条件や魅力、どんな機会がある といいか) ○住民について ・住民の雰囲気はどうかを知りたい。 ・外国人労働者はどうなっているか。 ・差別がこわいので、マイノリティへの理解がどうなのか知りたい。 ・環境問題に関心が高いイメージがあるが、移住者に求めるものは何か。 ・市民はどれくらい移住者に来てもらいたいと思っているのか。受け入れる雰囲気があるとよい。 ○情報発信 ・近江八幡市の「ウリ」を発信するべき。 ・滋賀県がナンバーワンである内容をもっと積極的にアピールする。アンテナショップで発信するとよい。 ○住宅、仕事について ・仕事・不動産(空家や賃貸物件や空き店舗など)の情報がほしい。 ・収入が7~8割でも、生活コストが7~8割であれば、暮らせる。雇われて働くのではなく、農業への従事 や起業への支援があるといい。空き店舗を利用して事業をしたいというニーズはあると思う。 ・古民家に移住するための補助金があるとよい。やりたい人は多いのではないか。 資55 安寧のまち_75175.indb 55 2016/08/26 15:02:11 4.グループインタビュー 結果まとめ ○その他 ・行政サービスについても知りたい。 ・交通の便はどうか。 ・相談機能が充実しているとよい。 (2)関東圏出身・女性グループ ◆対象者のプロフィール ・東京都出身、東京都在住、59歳、団体職員 ・埼玉県出身、東京都在住、56歳、団体職員 ・神奈川県出身、神奈川県在住、59歳、NPO職員 ・東京都出身、東京都在住、55歳、NPO職員 ・東京都出身、東京都在住、47歳、会社員 ◆主な意見 ①健康でアクティブな生活(どんなことをしたいか、何が重要か、健康やアクティブの定義、どのくらいの年 代が可能か、地域に必要なこと) ○健康でアクティブな生活について ・ワークライフバランスや生活を楽しむという視点が必要だと思っている。 ・明るさやポジティブに考えるなど気持ちの健康も大切。 ・知り合いの高齢者がエレベーターのない5階に住んでいて、とても元気。健康には歩くことが効果的だと 思う。 ・月に1回は旅行の企画に参加している。参加している人たちは健康でアクティブな人が多く、よく食べる。 ○地域にあるとよいもの ・散歩道が整っているとよい。犬の散歩では犬友だちができるように、小さい子どもや多世代と出会える道 が楽しい。 ・目的なく歩くのは難しいので、そういう集まりがあるとよい。 ○その他 ・80歳代でも元気な人はたくさんいる。自分も90~100歳をめざしたい。 ②地域移住(どういう所に住みたいか(エリア・現住所からの距離・住まいの条件など)、時期、条件(仕 事/家族/住宅/収入/資金等)、二地域居住(やってみたいか/移住との違い)) ○移住について ・移住することに抵抗はあまりないが、ずっと東京にいるので考えられない。しかし、いずれは夫の親の介 護で北海道の実家に行かざるを得ないだろう。 ・老後で地方に行くのは考えられない。 ・地域で周りの方に支えられていて満足している。移住は考えていない。 ○地域コミュニティによる移住者への支援 ・転居先であまり押しつけがましくない感じで、ゴミの出し方などを教えてくれたり、声をかけてくれる人 がいるとよい。 ・町内会の企画があると、地域の人と馴染みやすいと思う。 資56 安寧のまち_75175.indb 56 2016/08/26 15:02:11 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ・夫の転勤で住んだことのある地域はどこも楽しかった。子どもが小さかったので、積極的に情報を得よう とした。地域に自治会と密着している子ども会があって助かった。 ・支え合うつながりがないと、精神的にも身体的にも早く衰えていくと思う。 ○移住場所について ・住むとしたら、娘がいる東京に行きやすい大阪までの距離がよい。 ・山沿いで育ったので、水辺での生活はあこがれる。 ○その他 ・コミュニティや友人関係を考えるとハードルが高い。移住を考えるなら50代までの早い時期の方がいい と思う。 ・転居先でも便利さ(交通やコンビニ、夜遅くまでやっている店など)を求める。 ③移住先のケア体制(期待するケア(医療/福祉/保健/サービス/施設/住宅等)) ○病院へのアクセス ・医院が近くにあり、待ち時間が少ないことを望む。 ・歩いていける距離に病院があること。自分は運転できないので、車を使わなくても済むようにしたい。 ・病院が選べて、自宅から通える地域がいい。 ○助け合いのサービス ・地域の助け合いが重要だが、移住先ではどうなっているか不安。コーディネーターがいるとよい。 ・地域の助け合いで、登録すればすぐにケアに来てもらえるような仕組みが欲しい。 ○情報の充実 ・移住先にどういう施設やサービスがあるのか、インターネットで情報を知りたい。 ・介護情報が集めやすいことが重要。 ○その他 ・以前、母が入院した時、ケアマネジャーがとてもよかった経験から、ケアマネジャーがしっかりしている ことを望む。 ・医院や介護サービスなどが合わないこともある。選択肢がいくつかあることが必要。 ・相談できる所や、ホームドクターがあるとよい。 ④近江八幡市について(どうすれば移住先として関心が高まるか、市に備わる条件や魅力、どんな機会がある といいか) ○住宅について ・住まいの費用はどうなっているのか。家賃が高くて苦労する若い世代が移り住む可能性もあるのではないか。 ・空家などをインターネットで紹介してほしい。 ○情報について ・「何かのご縁」も必要。情報に出会うことも縁のひとつである。 ・地域の情報などについて、「ここに行けばすぐわかる」という場所があるとよい。役所内でたらいまわし にならないようにしてほしい。 ○地域の人との関係 ・居住地に声をかけてくれる世話役が欲しい。 ・移住者を受け入れてくれるのか、地元の方々はどう思っているのか。 資57 安寧のまち_75175.indb 57 2016/08/26 15:02:11 4.グループインタビュー 結果まとめ ○地域の居場所、学びの場 ・歩いて楽しめる散歩道に、ちょっと立ち寄ってお茶が飲めたり、話し相手がいるような「居場所」がある とよい。 ・公民館やコミュニティセンターで学び合える場が欲しい。 (3)近畿圏出身・男性グループ ◆対象者のプロフィール ・大阪府出身、東京都在住、61歳、会社員 ・大阪府出身、東京都在住、48歳、会社員 ・京都府出身、東京都在住、44歳、団体職員 ・大阪府出身、東京都在住、57歳、無職 ・大阪府出身、東京都在住、65歳、工業デザイナー ◆主な意見 ①健康でアクティブな生活(どんなことをしたいか、何が重要か、健康やアクティブの定義、どのくらいの年 代が可能か、地域に必要なこと) ○食生活 ・最近体調を崩したので食生活を見直し、妻の弁当も含め3食手作りをしている。 ・食生活は妻が気をつけてくれている。 ・早歩き。夜帰宅が遅いので炭水化物を取らずおかずのみ食べる。 ○仕事以外の楽しみ ・今まで仕事に夢中になってきたので、仕事の代わりに夢中になるものを見つけたい。 ・お金になるものではないが、地域の中の仕事をしたり、地域課題を解決する活動に関わるのも楽しいと思 う。 ・高齢者の見守りボランティア、障がい児見守りボランティアなどをして充実している。 ○その他 ・実は気に病むタイプだが、あまり気にやまないように心がけている ・子どもが中高生になり手がかからなくなったので、読書するためにカフェに行って一人になって気分転換 をしている。 ・歳をとったら散歩がいいので、そういう場所があるといい。 ②地域移住(どういう所に住みたいか(エリア・現住所からの距離・住まいの条件など)、時期、条件(仕 事/家族/住宅/収入/資金等)、二地域居住(やってみたいか/移住との違い)) ○経済的な問題 ・退職したら今とは別のところで新しい生活を始める、と夢を描くのは楽しいが、年金で暮らすとなると限 界はある。 ・地方都市でおいしい話はたびたびあるが、今の仕事を辞めるつもりはないので、空港の近くならいいかも しれないが、東京と地方の二か所で暮らすのは経済的に無理。どちらかが無料ならいいが。 ・寒い土地、雪の多い土地は嫌なので、ハワイや沖縄への移住願望があるが、経済的に厳しいだろう。 ○故郷へ帰ることについて ・65歳になったら妻と関西に帰りたい。やはり生まれ育ったところはホッとする。 資58 安寧のまち_75175.indb 58 2016/08/26 15:02:11 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ・東京は働き方がとてもハードなので、妻の実家(農家)に帰って一緒に農業をしてみたいが、妻には反対 されている。 ・生まれは京都、大学は山形で仕事は東京なので、どこに住むかのこだわりはない。 ○その他 ・移住するなら、地元の人と交われる環境のあるところがいいと思う。 ・今後どこで仕事をするかで住むところが決まるだろうが、最終的には固有の伝統や文化のある土地に根を 下ろして暮らしたい。 ・知らない土地で急にサークル活動などは出来ないと思う。 ・あまり大きな町に住みたくない。不自由なことを皆で解決し、そのために関わっていくような生き方をし たい。 ・会社にいるときからボランティアをやっていた。移住してもボランティアをしたい。仲間も増える。 ③移住先のケア体制(期待するケア(医療/福祉/保健/サービス/施設/住宅等)) ○交通、医療、買い物 ・交通、買い物、医療の3つがポイント。仕事、病院通い、買い物など、交通網の充実は大切。 ・地方でも駅までバスで行けるなど、交通の便利なところがいい。 ・健康管理をする保健センターがあり、買い物が便利で、交通の便がいいところがよい。 ④近江八幡市について(どうすれば移住先として関心が高まるか、市に備わる条件や魅力、どんな機会がある といいか) ○大阪・京都からのアクセス利便性について ・近江八幡はマイナーで遠いイメージだったが、京都まで30分、大阪まで1時間ならもっとそれをアピール するべき。東京で1時間の通勤は珍しくない。1時間で素晴らしい自然環境があるのはアピールポイント になる。 ・大阪まで1時間の距離なら、東京の人にとっては十分通勤圏と言えるだろう。そこに琵琶湖やゴルフ場や 近江牛があるのは魅力だ。 ○情報発信 ・アメリカと違って日本版CCRCは町の中に分散しているので、福祉施設や商業施設についての情報が欲し い。 ・40~50代に起業を促すのであれば、支援の仕組みの情報が必要。 ○将来の見通しについて ・CCRCによる近江八幡市としてのメリットは何かがわからない。仮に移住しても、それによって市の財政 が潤って、福祉にも予算が十分につけられるようになる・・・という辺りまでビジョンを見せてくれない と不安だ。 ・近江八幡市に限らず、「いいところです」だけではなく、「この計画での市の投資は○○円だが、20年 後の生き残りのための戦略で・・・」というように示してほしい。活性化ということだけではもやもやし ているので、10年後のビジョンを示すとよい。 ○その他 ・複合商業施設より、小さな商店や施設のアピールもしてほしい。商店街がシャッター通りだとしてもそこ で頑張っている人もいるはず。そうした人たちの話も聞きたい。 ・滋賀県は教育県というイメージがあり、優秀な公立高校がたくさんあるので、40~50代には教育のアピ 資59 安寧のまち_75175.indb 59 2016/08/26 15:02:11 4.グループインタビュー 結果まとめ ールが効果的なのではないか。 ・現地ツアーは、自己負担があってもいいので、1週間程度滞在できるものも検討してはどうか。 (4)近畿圏出身・女性グループ ◆対象者のプロフィール ・滋賀県出身、東京都在住、55歳、主婦 ・滋賀県出身、東京都在住、48歳、NPO職員 ・大阪府出身、東京都在住、57歳、NPO職員 ・兵庫県出身、東京都在住、63歳、主婦 ・大阪府出身、東京都在住、62歳、団体事務局長 ◆主な意見 ①健康でアクティブな生活(どんなことをしたいか、何が重要か、健康やアクティブの定義、どのくらいの年 代が可能か、地域に必要なこと) ○体の健康(食事、運動) ・野菜中心の食生活となるべく歩くことを心がけている。 ・食材に気をつけている。特に運動はしていないがエスカレーターはなるべく使わず、7階くらいまでは階 段で上るようにしている。 ・添加物の少ない手作りの食事をとること。時間があると午後3時頃から夫と玉川上水のあたりをよく散歩 する。季節の移り変わりを感じて楽しい。 ○多世代の交流 ・地域の環境保全活動に取組んでいて、緑の中の活動でリフレッシュできる。この活動には、20~70歳代 の人が参加し、障がい者もいて、多世代交流の場所になっている。環境保全が目的だが、それぞれの動機 でゆるやかな参加。細く長く好きなことをやる場になっている。 ・参加している活動でたまに林の中で食べたり飲んだり、楽しむ時間も作っているので、そこに孫が参加す ることもある。若い人が参加するとみんな元気になる。 ○居場所や生きがいがあること ・年をとっても行くところがあるのがポイント。自分はヨガとコーラスをしている。行けば仲間がいるし、 頑張っていこうという気持ちになる。 ・「きょういく」=「今日行くところがある」、「きょうよう」=「今日用事がある」が高齢になっても元 気でいられるポイントだと聞いた。老後、健康、頭を使う事、体を使う事、それ以外に2つくらい「やる こと」や「行くところ」があると、毎日何かやることがあると、どこの土地に行っても生き生き暮らせる のではないかと思う。 ・趣味の仲間がたくさんいることが健康につながっていると思う。 ・介護関係のNPOに勤務している。定年制で、70歳になると介護現場の一線からは退いていただくが、と ても元気なので、その方たちの豊かな経験をいかすために、介護講習会等人材育成の講師として活躍して いただいている。最高齢は80歳以上。少しの収入はあるし、人の役に立つという喜びがある。講師とし ての使命、責任があるので健康管理も含めて自己管理をしておられ、とても生き生きして、素晴らしい方 々だと思う。 ・男性はなかなか外のイベントに参加しないというが、「援農サークル」や「反原発デモ」「平和」などの 社会的な活動には参加する男性も多い。体の事だけでなく、精神的な充実も大事だ。 資60 安寧のまち_75175.indb 60 2016/08/26 15:02:11 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ○その他 ・健康について特別なことはしていないが、毎日、楽しく笑って暮らしているので健康。 ・高齢になっても親戚や知り合いと上手に付き合って、いろいろものを頼めるようにしていくことが元気に つながると思う。人に頼むことができるのは大事。 ②地域移住(どういう所に住みたいか(エリア・現住所からの距離・住まいの条件など)、時期、条件(仕 事/家族/住宅/収入/資金等)、二地域居住(やってみたいか/移住との違い)) ○東京のメリット ・東京に来て30年以上になるが、関西の人付き合いは濃すぎると感じることがあり、東京の人付き合いの ほどほどの距離が心地よい。今は関西への移住は考えられない。 ・歳をとるとだんだん身内が恋しくなるので、もし故郷に家があるなら帰りたいと思うが、東京の便利な暮 らしは捨てがたい。 ○交通の便、車の運転 ・縁あって山中湖に別荘をつくったが、車がないと動けない場所なので、高齢になってからの運転は難しい だろう。 ・運転ができないので、車がないと移動できないところには住めない。 ○働く場所 ・子どもが就職したら関西に帰りたいとも考えているが、今ほどの収入は必要なくとも年金をもらうまでは 働かなくてはいけないだろうし、収入のほかに生きがいや居場所という意味でも退職後でも働く場所は必 要だと思う。 ○その他 ・年金生活に入るので物価の安いところに住みたい。 ・二拠点居住では、雪深いところなどは難しいと思う。 ③移住先のケア体制(期待するケア(医療/福祉/保健/サービス/施設/住宅等)) ○移動手段の充実 ・1日2便のバスしかないような所では病院にも行けない。移動手段の充実が必要。車で回ってくれるよう な移送サービスがあるとよい。 ・移動手段としては、インターネットで助け合える、移送サービスのような仕組みがあるとよい。 ・コミュニティバスやオンデマンドタクシーのようなものがある自治体を参考にしたらどうか。 ○買い物の支援 ・高齢になると買い物が大変になる。米や猫の砂や缶詰などが重かったり、売っているものの量が多かった りするので、買い物弱者対策に、配達や量り売りなどがあるといいと思う。 ○在宅医療・ケア等の充実 ・訪問医療の充実が必要。 ・デイサービスやショートステイなどが充実して、家族だけが介護のすべてを抱え込まなくていいように頼 める体制、24時間の救急体制がほしい。高齢になっても在宅で暮らせる所に住みたいと思う。 ○その他 ・移住者と地域住民との交流がすすみ、なにかあったら頼めるような仲間ができるような環境がほしい。仲 間作りをコーディネイトする仕組みや仕事の紹介の情報提供があるとよい。 資61 安寧のまち_75175.indb 61 2016/08/26 15:02:11 4.グループインタビュー 結果まとめ ・病院が点在していると、自分で運転できないような高齢者は不便なので、全ての病気に対応できる病院村 のようなものがあるとよいと思う。 ④近江八幡市について(どうすれば移住先として関心が高まるか、市に備わる条件や魅力、どんな機会がある といいか) ○若者への支援 ・若い人に古い商店の家賃を無料にするとかの支援を行政がすればいいと思う。 ・若者が古い建物を改造して起業したり、面白いイベントで移住者と地域住民の交流をしかけて、多くの若 者が移住するようになった市の話を聞いたことがある。 ・40~50代の移住を期待しているようだが、もう少し若い世代、若者や子どもを産む前の若夫婦の移住を 促してはどうだろうか。40歳代だと子どもの学校はどうしようか、などと悩んでしまう。 ○障がい者への支援 ・知り合いの統合失調症の人が田んぼで農業を始めたら元気になったと聞いた。引きこもりの子どもがいる 家庭などにアピールしたらどうだろうか。 ・発達障害の子どもの専門施設があれば、悩んでいる親は引っ越すかもしれない。発達障害は能力は高いの で、その子にあった環境で特別な能力を伸ばしてあげたり、農業を通した教育や、豊かな自然を活かした 障がい者向けの専門的な教育施設などのアイディアで、全国から障害に苦しむ人が専門教育を受けるため に集まってくると思う。 ○情報発信の充実、PRの工夫 ・若い人は面白いこと、新しいことには敏感に反応するので、そういう情報を発信して、一緒にまちをつく っていきましょうと呼びかければ移住者も集まるのではないか。 ・多くの史跡や素晴らしい食材もあるのに、地味。もっとうまくPRをして、来てもらう企画を考えたらど うか。金沢はバスで観光地を回ったり、工夫があって楽しい。 ○仕事をどうするのか ・近江八幡市は40代から来てほしいと考えているようだが、仕事はどうするのか。稼ぎは大阪に出るので あれば、近江八幡市には結局残らないのではないか。仕事だけでなく、遊ぶ場所、活躍できる場所、施設 などすべてがこの町でできますよ、というアピールをできないか。 ・市は若い人の仕事についてどう考えているのか。仕事は京都や大阪で、近江八幡市は住むだけでもいいの か。そうすると税収も少なくなるし、町の活性化には不十分なのではないか。 ○その他 ・近江八幡市には史跡がたくさんあるので、例えば「歴女」とか、歴史好きの人にターゲットを絞ったりし たらどうか。 ・1週間、1ヵ月など長期滞在できるようなお試し企画があったらいい。 ・移住する人は観光をするわけではないので、地元の人がどういう暮らしをしていて、近江八幡市では何が できるのかが見えないと何とも判断できないだろう。例えばIT環境が整っているか、住むところは提供 しているか、子育て施策はどうなっているのか、起業支援や交通手段はどうか等、近江八幡市の暮らしを 見せてほしい。 資62 安寧のまち_75175.indb 62 2016/08/26 15:02:11 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 5.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム (1)基本構想フォーラムの概要 ◆タイトル 近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム(まち・ひと・しごと創生フォーラム) ◆全体テーマ 歴史と文化が根づくまち 近江八幡市で夢をかなえませんか ~近江八幡市への移住のすすめ~ ◆目的 ・近江八幡市では、今年10月に策定した「近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、「生 涯活躍のまちづくり」の実現に向けて、近江八幡市版CCRC構想を推進しようとしている。 ・本フォーラムは、東京圏居住者を主な対象として、近江八幡市の魅力を伝えるとともに、セカンドステー ジにおける暮らし方を提起しながら、近江八幡市への移住につなげていくことを目的に開催した。 ◆概要 【日 時】 平成28年2月27日(土) 13時00分~16時30分(開場12時30分) 【会 場】 JPタワー ホール&カンファレンス(4階) カンファレンスルーム 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー・KITTE 4階 【主 催】 近江八幡市 【共 催】 近江八幡商工会議所 【協 力】 東京大学 【後 援】 日本商工会議所 【参加費】 無料 【定 員】 200名 ◆プログラム 13:00~13:05 主催者挨拶 (5分) 13:05~13:15 来賓挨拶 (10分) 13:15~13:30 近江八幡市の紹介 近江八幡市 (15分) 13:30~14:20 【基調講演】 建築家 藤森照信 氏 (50分) テーマ:近江八幡市で自然と共に生きる 創造力にあふれた新しいすまいかた 14:20~14:40 【報 告】 東京大学高齢社会総合研究機構 機構長・教授 大方潤一郎 氏 (20分) テーマ:近江八幡市版CCRC構想がめざすもの 14:40~15:00 休憩 (20分) 15:00~16:30 パネル討論 (90分) テーマ:近江八幡市を「見る」「知る」「学ぶ」 そして「暮らしてみる」 〔パネリスト〕 藤森照信 氏 (建築家) 川﨑孝雄 氏 (株式会社カワサキ 代表取締役) 西本梛枝 氏 (旅行作家) 冨士谷英正 氏 (近江八幡市長) 〔コーディネーター〕 ピーターD.ピーダーセン 氏 (㈱イースクエア共同創業者、リーダーシップ・アカデミータックル代表) 16:30 終了 資63 安寧のまち_75175.indb 63 2016/08/26 15:02:11 5.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム (2)基本構想フォーラムの開催結果 ◆参加者数 142人(男性:98人、女性:36人、性別不明:8人) ◆記録抄録 1.市長挨拶 2.来賓挨拶 ・内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局参事官 川野宇宏氏 ・日本商工会議所理事 杤原克彦氏 三村明夫会頭からのメッセージの紹介 3.近江八幡市の紹介 ・近江八幡市 吉岡政策推進課長 4.基調講演(建築家 藤森照信氏) ・建築史家として、古い建物や自然がなぜ現在を生きる人に必要なのかを考えてきた。 ・人間にとって、古いものを見たときに感じる「懐かしい」という感情があるが、これは動物や子どもには ない、一人前の大人が持つ感情である。 ・ではなぜその感情が湧くのか。おそらく、自分が今まで生きていたという、時間の連続を確認しているの だろう。そして、我々は古いものを見て、時間的なアイデンティティとも言うか、昨日までの自分と今日 の自分が同じものだと認識しているのだと考える。これは最も人間的な感情だと思う。 ・少し前の建築家たちが作った建物を見ても、どうもつまらなく感じるのは、やはり自然や歴史と切り離さ れて作られたからだろう。しかし、実は人間が本当に求めているのは、「懐かしい」という感情を生むよ うなものではないか。 ・近江八幡はそういうものが奇跡的に残っている。これくらいの都市で、町の中心にそういう歴史的なもの が残っているというのは本当に珍しい。京都などに行くと良く分かるが、中心市街地にはそういったもの は残っていない。 ・どうしたら自然や歴史を傷つけない建築ができるかということを考えてき たが、デンマークの島で見た、海藻を葺いた屋根の民家を見て衝撃を受け た。近江八幡のたねやさんから、自然などを大事にした建物をつくりたい という依頼があり、八幡山のような草屋根の建築を提案したが、まさかそ んなアイディアをまともな企業が作ってくれるとは思っていなかったが、 実現してくれた。 ・こういうことを大々的にやらせてくれたのが近江八幡という土地である。 おそらく近江八幡にはそういうことに対する感性があるのではないかと思 っている。 5.報告(東京大学高齢社会総合研究機構 大方潤一郎氏) ・近江八幡市がやろうとしているのは、単に老人施設をつくるようなCCRCではない。 ・東京に65歳以上の人が1,000万人以上おり、もしそのうちの1%の来ていただけるとしたら、10万人にな る。100箇所の地方の優れた都市に1,000人くらいずつ受け入れるとしたら、10万人になる。それぞれの 場所で1,000人や3,000人を受け入れていく、そのようなボリュームで考えている。 ・そういったところで、リタイア後の本当の人生を送ってもらいたい。そういうまちを近江八幡でつくるこ とを考えている。地元の方々、これから移住しようとしている方々、さらには世界中の方々から知恵を集 資64 安寧のまち_75175.indb 64 2016/08/26 15:02:12 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 めて、まちづくりをやっていく。そして、近江八幡市版CCRCが超高齢社会対応のまちづくりのモデルと なると考えている。 ・「今の東京では味わえないような魅力があること」、「ついのすみかになれるかどうか」、「きょういく (今日行くところがあるか)、きょうよう(今日用があるか)が得られるか」、「住宅の賃貸や売買に関 するサービスがあるかどうか」などが、プロジェクトのキーポイントとなる。 ・「 歴史的なまちなみの中で古民家で暮らす」、「琵琶湖のほとりで暮ら す」、「静かな水辺(ビオトープ)で暮らす」、「農のある暮らし」、 「アーバンビレッジの暮らし」、そんなまちをつくり、そこに多目的な集 会施設や小さなお店、保育所などをつくり、歩いて暮らせる生活点の中心 となってほしいと考えている。 ・本日紹介したもの以外にも、たくさんのまちづくりの形が考えられる。み なさんの御意見を伺い、本当に近江八幡らしいまちができたらと思ってい る。 6.休憩 ・VR安土城DVD「絢爛安土城」上映 7.パネル討論 ・パネリスト:藤森照信氏、西本梛枝氏、川﨑孝雄氏、冨士谷英正市長 ・コーディネーター:ピーターD・ピーダーセン氏 ○ピーダーセン氏 今日はとてもタイムリーなフォーラムになった。国勢調査の速報によれば、今回、国勢調査を始めてから初 めて人口が減っている中で、東京、神奈川、埼玉、千葉、沖縄、福岡、愛知、滋賀の8か所だけ増えている。 滋賀は関西で唯一人口が増えているので、何かしらの魅力があるのだろう。そういったなかで、国や地域でど んな創造的な解が出せるかが問われており、そこに今日の話がつながるのではないかと思う。 <テーマ1>「近江八幡」という場の魅力―その独自性とはどこにあるのか?― ○西本氏 人が風景をつくり、風景が人をつくる。そのことを初めに気がついたのは近江八幡だった。歴史や文化があ るだけでなく、それに関わって守っていく人がいる土地だと思う。 ○藤森氏 商人が「三方よし」のような特別な哲学を持っているというのは、知識としては知っていたが、そういう近 江商人というのが実際にいるというのに驚いた。 ○川﨑氏 近江商人は地元ではなく天秤棒を担いで各地に出ていった人たちだが、一過性の利益ではなく、その土地の 人に受け入れられ、愛されるような商売をしてきた。また、10年ほど前にデパートで物産展をしたとき、デ パートの担当者に、他県の物産展は商品にファンがついているが、滋賀の物産展は、商品以上にその店の店主 や売り子にファンがついている、という話を聞いた。このように近江八幡の人は、知らず知らずのうちに近江 商人のホスピタリティを身につけているのではないかと思う。 資65 安寧のまち_75175.indb 65 2016/08/26 15:02:12 5.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム ○冨士谷氏 このフォーラムも商工会議所と共催でできているように、市民の中に、自分がやるのだという意識がある。 近江八幡の市民は、古くから受け継いできた伝統をきちんと守り、その中にも新しい風を柔軟に受け入れる姿 勢を持っている。行政と一緒に自分たちが町をつくっているという意識があるので、市長をして10年目にな るが、誰が市長でもこの市はやっていけると思っている。 <テーマ2>近江八幡市が目指すCCRC=多世代型コミュニティとは? ○ピーダーセン氏 近江八幡市は人口8万2千人だが、何か新しいことをやるにはちょうどいい規模ではないか。人口の規模では なく、人々の発想によって世界の中心にもなり得るということは、ヴォーリズの言葉にもある。このCCRC という取組も、一つの先進モデルになれるのではないかと期待している。近江八幡市版CCRCは何を目指し ているのか。 ○冨士谷氏 一つは流出を防ぎ、近江八幡市で生まれた人が留まれるような環境をつくるということ、もう一つは東京を はじめとした大都会で満足していない人が、あそこなら子育ても仕事も老後も安心だね、というまちをつくる ということである。 ○西本氏 地方にも働ける場所、子どもを産んで育てられるところがあれば地方にも目を向けると思う。 ○川﨑氏 60歳になったら引退しようかと思っていたが、近江八幡の人は本当に色々 な面白いことを次々にしていて、そういう人たちの中にいたら、この歳でも毎 日がとても充実している。私は一人しかいないが、新しいビジネスをしたいと か、大きな会社の中で働く意味を考えている人などがいたら、近江八幡に来て そのノウハウを活かして、一緒に仕事をできたら、お互いのためになると思っ ている。これが近江八幡市版のCCRCではないかと考えている。 ○質問者(男性) まちづくりを進める上で、国の規制等がネックで進められないことはある か。 ○冨士谷氏 市街化調整区域が多く、家を建てられる土地が17%しかない。国は、地域の特性を活かせと言うなら、も う少し規制を緩和していただきたい。 ○ピーダーセン氏 参考に、ドイツの例では、シュトゥットガルト、ミュンヘン、ケルン、ベルリン・・・と、中心が分からな いほど、魅力的な都市がたくさんあり、そこには経済の中核をなす企業が必ずある。だから日本でも行政だけ でなく、大手企業ももう少し考えてもらわないと困る。もっと企業を分散させて経済圏をたくさん作っていけ ば、そこで暮らしていけるようになる。そういう視点もあると思う。 資66 安寧のまち_75175.indb 66 2016/08/26 15:02:12 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ○質問者(女性) 東京に住んでいて移住を考えるときに不安に思うのは、交通の便、医療機関や介護のシステムで、私は運転 ができないので特に心配する。また、年金だけでは暮らしていけないので少しは働かないといけないと思う が、行政がNPOの立ち上げなどを支援したり、地域の人が助け合って協力してくれるような姿勢であると良 いと思う。 ○冨士谷氏 交通弱者と言われる人に対しては、市民バスを13台、13路線走らせている。交通弱者のために集落の奥ま で入って行くということをしている。医療に関してはずっと黒字で、市民の命と健康を守るのにふさわしい医 療機関になっていると思う。介護に関しては、施設はあるが、介護士が不足しているので、行政でしっかり分 析して取組んでいきたい。 ○川﨑氏 仕事は、既存の会社への働き口を求めていくのは厳しいのではないかと思う。そうではなくて、例えば、移 住者が今持っているスキルやキャリアが分かるような仕組みをつくって、そこへ私たちのような業者との間に 行政が入ってうまくマッチングさせたり、新しく立ち上げたりしていくような形が理想的ではないかと考え る。新たなライフワークを求めて移住してくるということでは非常に夢大きい土地だと思うが、ただ単に移住 してきてそこで仕事を探すということになると、どうしても首都圏等の大都市にはかなわないと思う。 ○ピーダーセン氏 地銀にも頑張っていただかないといけない。ぜひ頭を柔らかくして、新たなビジネスモデルやファンド等を 立ち上げていただきたい。 <テーマ3>超高齢社会の活力ある未来に向けて―多世代コミュニティから長寿社会へ― ○ピーダーセン氏 最近は誰もが「少子高齢化」とネガティブにとらえているが、高齢化はすべてが問題ではない。世界最先端 の長寿国をつくったのだから、その先をどうするのかを考えなくてはいけないと思う。まず藤森先生に、今後 どう長寿社会をつくっていったらいいかお話しいただきたい。 ○藤森氏 歳をとればとるほど、女の人の力はすごいと思う。歳をとるというのはいわば段々子どもに戻っていくわけ だが、子どもの社会を支えているのは原始時代からずっと母親であり、やはり女の人が中心になるのが、子ど もたちの社会であり、老人たちの社会であると思う。制度的にはそういうことが全然できていない。 ○ピーダーセン氏 非常に大事な視点だろう。CCRCをつくる際にも必ず女性の視点を色濃く入 れ込んでいかないと上手くいかないと思う。女性の西本さんはどう考えるか。 ○西本氏 確かに女性はたくましいと思うが、私の周りでは、リタイアされた男性も女 性もとても積極的だ。高齢でもいつまでも、消費者にならずに生産者でいられ ることはできると思う。定年後の人たちが、働いていた時よりよっぽど忙しい と嬉しそうに手帳を見せてくれる。近江八幡は、大きな収入に結びつかなくて も、自分を磨いたり、興味を持つようなものはいっぱいある所だと思う。 資67 安寧のまち_75175.indb 67 2016/08/26 15:02:13 5.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム ○質問者(男性) 近江八幡市出身で今埼玉に住んでいる。まだ近江八幡市に帰るつもりはないが、埼玉滋賀県人会を手伝って いる。私は近江八幡の外から応援していこうという一人である。もっと面白いことをたくさんして、それを発 信して、近江八幡市のファンの輪を広げていけば、移住してみようという人も出てくると思っている。また、 若い人たちが来れば、まちも活性化するので、企業誘致もいいが大学の誘致を考えていただきたい。 ○冨士谷氏 大学の誘致に関しては国の援助が欠かせない ので自治体だけではどうしようもない面もあ る。近江八幡のファンということでは、ふるさ と納税で7億5千万円ほどいただいた。 ○ピーダーセン氏 県人会のような活動の中から、地域に戻ろう という運動が出てきたらいいと思う。近江八幡 の人と長年接してきて、必ず何か面白い試みが できるのではないかと思っている。 8.閉会挨拶 ・近江八幡商工会議所会頭 秋村田津夫氏 閉会 資68 安寧のまち_75175.indb 68 2016/08/26 15:02:17 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (3)近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム アンケート結果 日 時 会 場 定 員 参加者数 回答者数 回 収 率 平成28年2月27日(土) 13:00~16:30 JPタワーホール&カンファレンス(4F) カンファレンスルーム 200名 142名 【内訳】男性:98名 / 女性:36名 / 不明:8名 92名 【内訳】男性:58名 / 女性:34名 / 不明:0名 64.8% ◆調査結果コメント <参加者と回答者の状況> *フォーラムの参加者数は142名で男性が7割となっている。参加者のうちアンケートに回答した人は92名で回収率は64.8% である。 <回答者のプロフィール> *回答者のプロフィールをみると、性別は男性(63.0%)が6割強、女性(37.0%)が4割弱、年代は20代(20.7%)、30 代(19.6%)、40代(19.6%)、50代(18.5%)、60代(17.4%)、いずれも20%前後で偏りがない。職業は会社員・職 員(57.6%)、居住地は東京都(57.6%)がともに6割弱で最も多くなっている。 <フォーラムについて> *フォーラムの感想は、「とても面白く興味深かった」(44.6%)が4割強、「概ね満足する内容だった」(38.0%)が4割 弱を占め、回答者の約8割が肯定的な回答をしており、満足度が高い結果を示している。 *フォーラムに参加した理由は、「近江八幡市に関心があったから」(40.2%)が約4割で最も多いが、「テーマ・内容に興 味があったから」(35.9%)、「講師の話を聞きたかったから」(31.5%)、「知人に誘われたから」(37.0%)も3割 以上を占め、大きな差はみられない。 <近江八幡市への移住について> *近江八幡市への移住意向は、「条件があえば移住したいと思った」(44.6%)が4割強と最も多く、移住意向は条件次第で 期待が持てる結果を示している。 *近江八幡市に「移住してもよいと思った」と「条件があえば移住したいと思った」と回答した人のプロフィールをみる と、性別では男性(49.0%)、女性(51.0%)がほぼ半数を占めている。年代では20代(26.5%)と30代(24.5%)が 多く、5割以上を占めており、CCRCのターゲットである40代、50代、60代よりも高い結果を示している。 <現地ツアーについて> *現地ツアーへの参考意向は、「ぜひ参加したいので申し込みたい」は回答者なしだったが、「参加を検討したいので資料 を送ってほしい」は3名となっている。今回はツアーの日程が平日ということもあり、「予定があわないので見送りたい」 (48.9%)が約半数を占める結果となっている。 ◆参加者・回答者の状況 0 50 100 150 (単位:人) 男性 参加者 98 参加者 36 回答者 回答者 58 34 男性 女性 女性 不明 計 98 36 8 142 69.0% 25.4% 5.6% 100% 58 34 0 92 63.0% 37.0% 0.0% 100% 不明 ◆回答者プロフィール 【Q1性別】 不明 参加者の性別 回答者の性別 5.6% 女性 女性 37.0% 25.4% 男性 男性 63.0% 69.0% 男性 女性 不明 男性 女性 資69 安寧のまち_75175.indb 69 2016/08/26 15:02:18 5.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム 【Q2年代】 10代 70代 (単位:人) 年代 0.0% 3.3% 80代以上 60代 1.1% 17.4% 無回答 0.0% 20代 20.7% 50代 30代 18.5% 19.6% 40代 19.6% 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代以上 無回答 回答者 10代 0 0.0% 20代 19 20.7% 30代 18 19.6% 40代 18 19.6% 50代 17 18.5% 60代 16 17.4% 70代 3 3.3% 80代以上 1 1.1% 無回答 0 0.0% 92 100% 計 【Q3職業】 回答者の職業 職業区分 5.4% 5.4% 6.5% 57.6% 2.2% 0% 20% 40% 公務員 1.1% 5.4% 13.0% (単位:人) 60% 3.3% 80% 100% 公務員 経営者・役員 会社員・職員 自営業 自由業 専業主婦(主夫) パート・アルバイト 学生 その他 無職 無回答 回答者 5 5.4% 経営者・役員 12 13.0% 会社員・職員 53 57.6% 自営業 5 5.4% 自由業 2 2.2% 専業主婦 (主夫) 1 1.1% パート・アルバイト 0 0.0% 学生 5 5.4% その他 6 6.5% 無職 3 3.3% 無回答 0 0.0% 92 100% 計 【Q4居住地】 回答者の居住地 0.0% 20.0% 40.0% 東京都 千葉県 茨城県 100.0% 19.6% 7.6% 5.4% 0.0% その他の都道… 無回答 80.0% 57.6% 神奈川県 埼玉県 60.0% 9.8% (単位:人) 関係区分 東京都 53 57.6% 神奈川県 18 19.6% 埼玉県 7 7.6% 千葉県 5 5.4% 茨城県 0 0.0% その他の都道府県 9 9.8% 無回答 0 0.0% 92 100% 計 0.0% 回答者 回答者 資70 安寧のまち_75175.indb 70 2016/08/26 15:02:18 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ◆本日のフォーラムについて 【Q5フォーラムの感想】 回答者のフォーラムに対する感想 利用頻度 4.3% 1.1% 44.6% 38.0% 10.9% 1.1% 0% 20% 40% 60% (単位:人) 80% 100% 回答者 とても面白く、 興味深かった 41 44.6% 概ね満足する内容だった 35 38.0% 想像していた内容と少し違っ た 10 10.9% まったく面白くなく、興味がも てなかった 1 1.1% とても面白く、興味深かった 概ね満足する内容だった その他 1 1.1% 想像していた内容と少し違った まったく面白くなく、興味がもてなかった 無回答 4 4.3% その他 無回答 92 100% 計 【Q6フォーラムに参加した理由】(複数回答) 回答者がフォーラムに参加した理由 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 35.9% テーマ・内容(CCRC・移住)に興味があっ… 40.2% 近江八幡市に関心があったから 31.5% 講師の話を聞きたかったから 37.0% 知人に誘われたから 5.4% その他 1.1% 無回答 (単位:人) 知ったきっかけ 回答者 80.0% 100.0% テーマ・内容(CCRC・移住) に 興味があったから 33 35.9% 近 江 八 幡 市に関 心があった から 37 40.2% 講師の話を聞きたかったから 29 31.5% 知人に誘われたから 34 37.0% その他 5 5.4% 無回答 1 1.1% 計 139 【Q7フォーラムについての感想、意見】(自由回答) pp.資74-資75参照 ◆近江八幡市への移住について 【Q8近江八幡市への移住意向】 回答者の近江八幡市への移住意向 0.0% 移住してもよいと思った 10.0% 20.0% 30.0% その他 50.0% 移住してもよいと思った 8.7% 44.6% 条件があえば移住したいと思った あまり移住したいと思わなかった 40.0% (単位:人) 移住意向 13.0% 12.0% 8 8.7% 条件があえば移住したいと思 った 41 44.6% あまり移住したいと思わなか った 12 13.0% その他 11 12.0% 無回答 20 21.7% 92 100% 計 無回答 回答者 21.7% 資71 安寧のまち_75175.indb 71 2016/08/26 15:02:19 5.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム ※【Q8近江八幡市への移住意向】で「移住してもよいと思った」「条件があえば移住したいと 思った」と回答した方のプロフィール <性別> 「移住してもよい」「条件があえば移住したい」 (単位:人) 男性 移住してもよい 条件があえば移住したい 女性 計 24 25 49 49.0% 51.0% 100% 男性 女性 49.0% 51.0% 男性 女性 <年代> 「移住してもよい」「条件があえば移住したい」 70代 10代 0 0.0% 20代 13 26.5% 30代 12 24.5% 40代 7 14.3% 50代 8 16.3% 30代 60代 9 18.4% 24.5% 70代 0 0.0% 80代以上 0 0.0% 無回答 0 0.0% 49 100% 0.0% 60代 0.0% 18.4% 無回答 0.0% 20代 26.5% 50代 16.3% 40代 14.3% 回答者 10代 0.0% 80代以上 (単位:人) 年代 10代 20代 30代 40代 60代 70代 80代以上 無回答 50代 計 資72 安寧のまち_75175.indb 72 2016/08/26 15:02:20 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 <職業> 「移住してもよい」「条件があえば移住したい」 12.2% 65.3% 20% 40% 4.1% 6.1% 6.1% 0.0% 0% 職業区分 2.0% 4.1% 60% (単位:人) 0.0% 0.0% 80% 100% 回答者 公務員 2 4.1% 経営者・役員 6 12.2% 会社員・職員 32 65.3% 自営業 3 6.1% 自由業 1 2.0% 公務員 経営者・役員 会社員・職員 自営業 専業主婦 (主夫) 0 0.0% 自由業 専業主婦(主夫) パート・アルバイト 学生 その他 無職 無回答 パート・アルバイト 0 0.0% 学生 2 4.1% その他 3 6.1% 無職 0 0.0% 無回答 0 0.0% 49 100% 計 【Q9近江八幡市への要望・意見等】(自由回答) pp.資75-資76参照 ◆現地ツアーについて 【Q10現地ツアーへの参考意向】 現地ツアーへの参加意向 参加意向 6.5% 0.0% 48.9% 35.9% 3.3% 0% 20% 40% 60% (単位:人) 80% 100% ぜひ参加したいので申込みたい 参加を検討したいので資料を送ってほしい 今回は予定が合わないので参加を見送りたい 興味がない、参加したくない 無回答 回答者 ぜひ参加したいので申込みた い 0 0.0% 参加を検討したいので資料を 送ってほしい 3 3.3% 今回は予定が合わないので参 加を見送りたい 45 48.9% 興味がない、参加したくない 6 6.5% その他 5 5.4% 無回答 33 35.9% 92 100% 計 資73 安寧のまち_75175.indb 73 2016/08/26 15:02:20 5.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム 【Q7フォーラムについての感想、意見】(自由回答) ◇ 自分としては、色々なおもしろい話が聞けて良かった。しかし、本当に近江八幡市に移住を考えている人にとっては、話が 専門的で具体性のない話ばかりだったので、近江八幡市のイメージが逆に下がったのでは。何を伝えたいのか、よくわから なかった。(埼玉県在住、20代男性) ◇ 藤森先生の「女性がCCRCの中心に座るべき」という発言、もっとふくらますべき発言だったと思います。男の人(もしく はそれに従う(積極的に)タイプの女性)だけで考える教育、老後はなんとなく楽しくない。優しくない。柔らかくない。 (東京都在住、50代女性) ◇ 建築業界の仕事についておりますので、藤森先生の講演を楽しく聞くことができました。「三方よし」の考えが我々の業界 はバランスが悪いので、省庁の移転や大企業の地方への移転などで人口バランスがとれる様な都市構想の一例としては興味 がある内容で、古民家=商業としての観光地の様な保存にはあまり興味がもてない。自然・風土に合ったまちづくり、環境 優先の開発や条例による保護なども必要かと思います。(神奈川県在住、40代男性) ◇ 市の地図があると良かった。(東京都在住、60代男性) ◇ まずは観光で行ってみようと思いました。(神奈川県在住、50代男性) ◇ 若い人向けのもやってほしい(I・Uターン)。(東京都在住、40代男性) ◇ 滋 賀県についてあらゆる方向から色々なお話を聞くことができて良かったです。ありがとうございました。(東京都在 住、20代女性) ◇ 近江八幡市の風景が、お話が、とても懐かしく感じました。(東京都在住、30代女性) ◇ 近江商人のお話を川﨑社長がされていた時に「目先の売上を気にしない」とおっしゃっていました。私の社長もお話される 時にそのようなお話をされます。近江八幡市出身の方にはそのような同じ考えが根づいていることに驚きました。(東京都 在住、20代女性) ◇ 大変興味深い内容で楽しく拝聴いたしました。(神奈川県在住、30代男性) ◇ 今後も頑張ってください。近江八幡市が大好きです。移住は今の所考えていませんが、東京から出来るだけ応援します。 (東京都在住、70代男性) ◇ 藤森先生の話が勉強になった。前半、時間切れの感があったので、もう少し時間がほしい。大方先生の話も時間が不足。近 江八幡市でのまちのデザインをどのように構想するかの具体的イメージをお聞きしたかった。パネルディスカッションが冗 慢な傾向だったので、時間を短縮しては如何?(東京都在住、60代男性) ◇ 近江にはまだまだ知らないところがたくさんあると思いました。人口も増えているのにビックリしました。全国的に減って いるのに、増えている地域だなんてと感じました。(東京都在住、20代女性) ◇ 予想以上によかった。(東京都在住、70代女性) ◇ おもしろかった。自分ができるビジネスを考えた。こういうことはどこに伝えにいけばいいのでしょう。楽しみです。(東 京都在住、40代女性) ◇ 移住を進めたい点と市を紹介したい点、更にはCCRCを進めていく上で、現状の近江八幡市がどんな状況で今後どう変わ っていくのかわからなかった。結局、近江八幡市に移住すると、どんな良いことがあるのかわからなかった。(埼玉県在 住、40代男性) ◇ 知らなかったが、行ってみたいと思えた。(神奈川県在住、20代男性) ◇ 一度も行ったことがない県ですが、皆さまのお話を聞かせていただき、是非一度旅行を兼ねて行ってみたくなりました。地 域発展のために真剣に取組む姿とても感動いたしました。同性である西本さんのお話に引き込まれる様な思いでした。(埼 玉県在住、50代女性) 資74 安寧のまち_75175.indb 74 2016/08/26 15:02:20 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ◇ 「三方よし」「水郷」という言葉で、以前から気になっていた。近江八幡市のことを知る機会となり、よかったです。(東 京都在住、50代女性) ◇ 各種の情報発信を積極的、情熱的にやられている姿に感銘を受けました。私も「三方良し」の精神をもって仕事をしていま す。CCRCの考え方がよくわかりました。(東京都在住、60代男性) ◇ 実際に住むイメージがわきにくい内容だった。観光情報のような紹介やコンセプト重視の大枠の話が多く、もう少し仕事や 住民の雰囲気、家賃、生活費など、リアルな話が欲しいところです。(東京都在住、40代男性) ◇ 特にパネルディスカッションが面白く、ピーターさんの進行がすばらしかったです。近江八幡市から日本の問題がいろいろみえ てきました。そして、近江八幡市の良さが伝わり、ぜひ住むことも考えたいと思いました。 (東京都在住、50代女性) ◇ 移住者にとって何が魅力となるかの1つに、経済(生活面)での魅力、優遇があると思うが、その辺りについて触れてほし かった。(東京都在住、40代男性) ◇ 「市」の紹介よりもCCRCについて詳しく聞きたかった。藤森先生の話は含蓄があった。(神奈川県在住、30代男性) ◇ CCRCにとどまらない歴史、文化といった大きな視点からもこれからの生き方等の参考になりました。 (東京都在住、30代男 性) ◇ CCRCのCCの部分については、まだビジョンが何もないように感じました。(東京都在住、40代女性) ◇ パネルディスカッションはもう少し大方先生の話の内容を受けたものにすれば良かったと思う一方、会場からの質問・回答 はおもしろかった。(兵庫県在住、50代男性) ◇ とても良いフォーラムでした。東京でこれだけ多くの人々が集まったのはすごいと思いました。冨士谷市長のお話(考え) をお聞きでき、とても参考になりました。藤森先生の緑の屋根には驚きました。(東京都在住、60代男性) ◇ 非常にためになりました。6次産業化は農業にあるのではなく、あらゆる分野で必要であると川﨑氏の御発言から感じとる ことができました。(神奈川県在住、50代男性) ◇ 元々、大阪に長く住んでいたが、行ったことがなかった。また、関西に戻る機会があるので、移住予定者の視点でみると、 住むのに魅力を感じうる環境を感じることができた。(東京都在住、30代男性) ◇ CCRCの展開を考えること。(神奈川県在住、70代男性) 【Q9近江八幡市への要望、意見】(自由回答) ◇ CCRCという言葉にとらえられずに、CCNLC(Continuing Caring new Life Community)が求められている気がしま す。Retirement(定年後)ではなく、New Life(新生活)の場として選ばれる魅力の発信、具体的な就業の為の施策が発 表されると多くの年齢層の方々が移住を前向きに検討するかもしれません。(神奈川県在住、50代男性) ◇ 東京在住の人が近江八幡市を知るきっかけとして、アンテナショップもひとつだと思います。有楽町にあるショップは全く その機能を果たしていないと思います。もっと有意義に使って、発信してほしいです。(東京都在住、40代女性) ◇ 移住を検討する中で、交通、医療(介護)、仕事(くらし)は大きな壁だと思います。交通や医療に関する方針はありまし たが、くらし(仕事)に関しての内容はかなりフワッとしたものでした。(という印象)もう少し、その検討と具体化出来 る情報提供なり、方針が必要だと感じました。(東京都在住、40代男性) ◇ 具体的な移住に結びつく情報提供が必要と感じました。(滋賀県在住、40代女性) ◇ まだ20代のため移住は考えられませんが、たねやで働かせていただいているので、ラコリーナにもたくさん足を運んで近 江八幡市の良さを知りたいです。(東京都在住、20代女性) ◇ 都会の人が移り住むと考えると、交通の便が問題。土地に魅力があっても、生活するうえで足がないと生活が成り立たない 資75 安寧のまち_75175.indb 75 2016/08/26 15:02:21 5.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想フォーラム 人がいる。例えば、東京ではバスがあるが、安価でダイヤもそれなりにあり、バス停まで結構な距離を歩かなくても近くで 利用できれば、移る気もさらに湧く。(東京都在住、20代女性) ◇ 近江八幡市は人にも歴史にも場所・自然にも恵まれたすぐれたまちだとも思います。移住を希望・検討する市民に向けた狙 いであるなら、もっとニーズを知り、アプローチを考えるべきです。また、行政は裏方として市民や民間を全面に出すべき だと思います。(神奈川県在住、50代男性) ◇ 高齢期の課題は多いと思います。定期的な外出(機会・環境)、近隣との交流、生活水準、虚弱化が進んだ時の生活、その 多くは「実際の高齢者」でなくてはわかりません。計画づくりにおける高齢者の視点こそ、大切な気が致します。(東京都 在住、20代男性) ◇ 近 江八幡市に移住することによるメリット的なところが分からない。もっと具体的にするべき。 (埼玉県在住、40代男性) ◇ 都心住民にとって地方に移住を検討するにあたって不安になることが「経済面(職など)」「見知らぬ土地であること」 「近所付き合いが希薄な都心と違った、地方特有のコミュニティ」等があげられると思います。近江八幡市には歴史も深 く、自然等のポテンシャルが多く存在しているため、今後移住や二地域居住といったことを考える際の対象に挙がると思わ れます。そこで実際に移住に繋げるため、「移住体験ツアー」や「就労支援」「家賃補助」等は勿論、それらに関する「情 報提供(HP、CM等)といった面を強化すべきだと考えます。どれだけ良い土地であっても、それが都心住民等に伝わら なければ、移住には繋がらないと思います。(東京都在住、20代男性) ◇ 日本で最初のCCRCのモデルになるようにがんばっていただきたいと思います。お手伝いできることがあれば、お手伝いさ せていただきたいと思います。(東京都在住、60代男性) ◇ 老後の移住を考えると、生涯学習に力を入れてほしいと思う。図書館の充実、シニアカレッジ等検討していただきたい。 (千葉県 在住、40代女性) ◇ 元気な人だけを相手にするのではなく、いざという時に充分に機能する総合病院や在宅に対応する医療体制が確立したまち 全体が一家族になれる市の規模なのではないかと思う。(東京都在住、60代女性) ◇ 晴耕雨読の話が出ましたが、今、マイクロライブラリーということで、本を介して人をつなぐというプロジェクトが広まっ ています。近江八幡市でもぜひ!(東京都在住、50代女性) ◇ 他に無い極端なことをやっていかないと成功しない。(東京都在住、40代男性) ◇ 古いまちなみやヴォーリズの建築をこれからも引きついでほしい。(神奈川県在住、30代男性) ◇ 歴史、文化と共生しながら働く方法など提示するとよいと思います。(東京都在住、30代男性) ◇ 郷愁感を基にした誘致は魅力的です。ただ、教育・医療・仕事が大きな課題だと思いました。 (神奈川県在住、30代女性) ◇ 本当に安心して住めるまちなのか疑問である。理由は考えたらわかるはず。(東京都在住、40代男性) ◇ 教育機関を誘致することが難しいなら、近江八幡市独自の生涯学習の場を設ければどうでしょう。 (兵庫県在住、50代男性) ◇ 是非、他の自治体に先がけ、新しい政策で老人の受入れを、また、老人が喜べるまちをつくっていただきたいと思います。 (東京都在住、60代男性) ◇ ケアの継続性と仕事のマッチング、高齢、若年双方の主な関心事については、積極的に情報発信をしてもらいたい。(東京 都在住、30代男性) ◇ CCRCと空家対策、耕作放棄地対策とを結びつけてはどうか。(神奈川県在住、70代男性) 資76 安寧のまち_75175.indb 76 2016/08/26 15:02:21 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 6.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想 現地ツアーの概要 (1)ツアー名 近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想 現地ツアー (2)対象 ・WEB調査及びグループインタビュー調査で現地ツアーへの参加希望があった方 ・基本構想フォーラムで現地ツアーへの参加希望があった方 ・合計7名 (3)調査項目 ①今回のツアーの感想について(2日間を振り返って) ②近江八幡市(CCRC適地)について ③近江八幡市への移住について ④その他 (4)プログラム(1泊2日) ■3月22日(火) 【ツアーの狙い】 市の魅力を伝え、近江八幡市への関心や満足度を高める 13:00 近江八幡駅集合、バスにて移動 13:15 ひまわり館にてオリエンテーション 13:45 バスにて移動(小舟木エコ村経由) 14:00 徒歩にて旧市街地や八幡堀を見学 14:45 ロープウェイ乗車、八幡山頂上へ 15:30 下山、バスにて移動 15:40 北之庄にて菜花や芽キャベツの収穫体験 16:15 ラコリーナを見学、休憩 17:00 バスにて移動、CCRC適地を見学 17:30 宿泊地到着 18:00 夕食、交流会 20:00 1日目終了 ■3月23日(水) 【ツアーの狙い】 CCRC適地を見てもらい、移住への意見・ニーズ・課題・感想等を聞く 09:00 ロビー集合 09:05 バスにて移動、CCRC適地視察 09:30 徒歩にて見学(安土城跡、沙沙貴神社、常の浜港) 11:00 西の湖ステーションから西の湖和船めぐり、バスにて移動 12:30 湖畔のカフェにて昼食 13:20 意見交換会 14:30 バスにて移動、町家の見学 15:50 近江八幡駅着 16:00 2日目終了 資77 安寧のまち_75175.indb 77 2016/08/26 15:02:21 6.近江八幡市安寧のまちづくり(CCRC)基本構想 現地ツアーの概要 (5)現地ツアー 意見交換会 ◆現地ツアー参加者のプロフィール ・神奈川県出身、神奈川県在住、56歳、男性 ・滋賀県出身、神奈川県在住、69歳、男性 ・滋賀県出身、東京都在住、27歳、男性 ・東京都出身、東京都在住、22歳、女性 ・岡山県出身、群馬県在住、63歳、女性 ・岡山県出身、群馬県在住、68歳、男性 ・大阪府出身、東京都在住、32歳、男性 ◆主な意見 ①今回のツアーの感想(CCRC適地)について ・まちなかの古民家に魅力を感じた。古いものがそのまま生かされていて本当によかった。 ・まちなかの古民家がよい。古民家を維持していくことが必要。 ・あまり商業化されていない、ピュアな古民家は魅力がある。 ・エコ村は、一軒家が300戸も同じ区画に立ち並び、それぞれの庭に畑があり、魅力的であった。 ・エコ村は若い人が中心で、高齢者にはなじまない。 ・40年前に2年ほど近江八幡市にきていたが、まちが随分と変わったことに驚いた。 ・近江八幡市は観光としてはコンテンツがある。観光業と農業は可能性があると思う。 ・八幡山や農地等、景色がいいところがたくさんあった。 ・近江八幡市の広い農地には魅力を感じる。 ・近江八幡市の自然の規模が大きくてよいと思った。 ・史跡はとても勉強になった。 ・移住場所としては、利便性がよいところがよい。レイクサイドの暮らしは、今は自分には必要ない。 ・移住イメージは、「晴耕雨読の暮らし」、「まちなかの古民家で暮らす」はイメージに合っているが、 「レイクサイドの暮らし」や「新世代アーバンビレッジで暮らす」は西洋的なイメージがして、合わない ような気がする。 ・昼食会場のような自然に囲まれた手作り感のあるログハウスはとてもよい。こういう場所で歴史の勉強会 等いろいろなイベントを仕掛けると面白いと思う。 ②近江八幡市の移住について思うこと 【交通】 ・交通インフラの整備が必要。 ・市民バスのルートが10本近くあるが、CCRCを考えるのであれば、もっと運行を増やすべき。 ・交通の面では、足の確保が必要。コミュニティバスを市内に走らせるのは大変。アメリカ等で始まってい る配車サービス(ウーバー)等を検討するのはどうか。 ・路線バスをオーダーメイド型サービスのようにしたらどうか。また、それを自分で仕事としてやってみよ うと思う人材が必要。 【職業】 ・特に若い移住者の方の仕事をどうするかという問題がある。 ・インキュベーションセンター等は市にあるか。移住してきた人が起業する場合、5年間は市等が責任をも ってサポートするようなセーフティネット的な仕組みも必要であると思う。 ・20代、30代の人には雇用をもとめるのではなく、近江八幡市への移住については、やりたいことがある 人にきてもらいたい。 資78 安寧のまち_75175.indb 78 2016/08/26 15:02:21 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ・新しく事業を始める人の初期投資に対する支援を行って、資金的な問題をクリアしてあげることが必要。 ・仕事面が一番不安である。在宅でできる仕事を探して、副業も考える必要がある。 ・転勤族は仕事(会社)に執着があまりない人が多い。地方への移住を考えている人も多い。 ・近江八幡市に移住した場合、農業と何か別の仕事を組み合わせて、ダブルインカムをめざす必要がある。 ・農業を法人化して、組織的に取組むのもよいと思う。高く売れる農作物をつくることも考える必要があ る。 ・今、まちづくりや移住促進の仕事をしている。農的な暮らし等イメージ戦略ではなく、具体的な数字や仕 事の有無等を明示することが大切。 【医療・介護】 ・閑静な住宅街で、親の医療・介護があるので、24時間サービスがあるところがよい。 ・医療・介護等に関する情報発信は必要。 【生活環境】 ・IT環境が整備されていることが重要。ITを利用して世の中と繋がれることが必要。 ・公民館等で生涯学習を行うのもよい。 ・人づきあいの面で良い距離感が必要。よそ者をどのように受け入れてくれるのか。不安がある。 ・野菜のブランディング、ドッグカフェ等に関心がある。早めに移住して新しい生活の基盤づくりを始めた い。 ・地方移住に3つのうねりがある。20代後半の独身男女が農業や地方で何かやりたいといううねり。30代 後半の子育てを自然環境に恵まれたところでしたいといううねり。定年の人たちの移住したいといううね り。 ・観光に来てみるのと実際に住むのとでは違う。 ・お試し移住も検討する必要がある。 ・移住後も、市内の別の適地に移って暮らしてみることができるような仕組みがあるとよい。 ・おもてなしの対応を取りつづけていくのは、地元にとって負担がかかると思う。 ・市内に実家がある。いずれはそこに戻って住む予定である。 ・CCRCでも、親と子の2世代で暮らせる住まいの情報提供をしてほしい。 ・土地を用意して提供し、税制面でも免除してくれる制度があるとよい。 ◆今後考えられる施策 ・お試し移住の検討、移住後の移住 ・交通手段の検討(ウーバー) ・まちなかの古民家の活用(シェアオフィス、ユースホステル等) ・農業の法人化、ブランディング化 ・観光と農業のタイアップ(6次化) ・2世代移住 ・医療・介護に関する情報提供 ・移住者に対する起業支援(場所、事業内容、資金、税制優遇、セーフティネット等) ・インキュベーションセンターの設置 ・ホームステイ(民泊)の検討 ・長期滞在型コテージやトライアルでの空家の提供 資79 安寧のまち_75175.indb 79 2016/08/26 15:02:21 7.近江八幡市へ移住された方への聞き取り調査 結果まとめ 7.近江八幡市へ移住された方への聞き取り調査 結果まとめ ◆対象者のプロフィール (1)20歳代男性(居住4年・北之庄町・借家一軒家) (2)70歳代男性(居住1年・為心町元・町家) (3)30歳代女性(居住14年・中村町・賃貸集合住宅) (4)40歳代女性(居住1年・音羽町・持家一軒家) (5)50歳代女性(居住5年・小船木町・持家一軒家) (6)60歳代夫婦(居住5年・小船木町・持家一軒家) (1)20歳代男性(居住4年・北之庄町・借家一軒家) ①近江八幡市へ移住した経緯 大学時代に滋賀県のいろいろな所をフィールドに活動していたが、それらの地域の中で仕事で関わるのであ れば近江八幡市だと思った。建築を学んでいたが、設計をするより空町家や西の湖などのことに取組むほうが 面白そうだと感じた。 ②実際に暮らしてみて良かったところ 〇野菜がおいしい 近くの販売所や農家さんから直接購入したり新鮮な野菜が手に入るなど、以前より食べ物の質があがった ③困ったところ、改善して欲しいところ 〇魚が美味しくない 〇地域の行事が多い まつりの他にも運動会やソフトボール大会、バレーボール大会、文化祭など仕事をしている者にとっては行 事が多すぎる 〇サードプレイスのような場所がない 本を読んだり勉強をしたり、職場ではない場所で作業をしたいと思った時にその場所がほとんどなく、カフ ェなどは同じ顔ぶれで席取り合戦をしているような状況。インターネットの環境が整っていることも重要。 ④今後も住み続けたいか 近江八幡市で住む予定 ⑤これからの近江八幡市に期待するところ 〇市民意識の高い若者が住みたくなるようなまち 今は負担が大きく時間のある人しかできない仕組みになっているため、若い人が住みたくなるように自治の 仕組みを根本的に変えなければならない。 また、若者たち(に限らない)が仕事以外での時間を自由に使える空間が八幡堀界隈にあれば行ってみよう と思う。 資80 安寧のまち_75175.indb 80 2016/08/26 15:02:21 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 〇子どもの教育環境 個人的にはあまり良くわからないが、同世代の人たちがまちを選ぶ条件として教育環境は大きな比重を占め ているので情報が必要だと思う。 〇空町家 町家の利用、リノベーションに関する問い合わせが多いが、商業利用については同じことをしていても都市 部との収入の違いがあるため、食べていけるようなシステムが必要。行政の援助も必要だと思う。 (2)70歳代男性(居住1年・為心町元・町家) ①近江八幡市へ移住した経緯 会津で過疎の集落の支援をしていたが体力的にきついこともあり、別の場所での活動を考えていた時に調査 で滋賀県を訪れ、感覚的に肌が合うと感じた。滋賀県立大学に勤めている長男から物件の情報を聞き見に来た 時に、直感的に「呼ばれた」と感じ、即決した。家が大きすぎず京都府に比べ格安なこと、売れなかった場合 に駐車場にするという話があったこと、登下校中の元気な子どもたちに感動したこともきっかけとなった。 ②実際に暮らしてみて良かったところ 京都府では新参者を受け入れ難いところがあるが、町内会の用事に出るようにしていたからか近江八幡市で は気持ち良く受け入れてもらった。 ③困ったところ、改善して欲しいところ 〇自宅の利用 家のリフォーム中にカフェやゲストハウスなどの話が良くあったが、地元の方のお話を伺い、現状では難し いと感じた。近江八幡市は古い歴史があるにもかかわらずまちの文化が継承されていない感じがするので、八 幡商業高校やヴォーリズ学園の生徒に茶道や着付けを習う場として使ってもらったり、子どもたちのものづく り教室の場などある種のコンセプトを持った形でまちに解放したい。 〇空家利用への支援 現状でも空家が増えており、これから増えていくのも明らか。このまちなみを残すためにも、活性化という 前に、どう維持しつないでいくか残すものと整理するものを決める必要がある。今はまちとしてどうしていき たいのかが見えない。 空家への移住のネックとして、まず持ち主が手放さない、そしてイニシャルコスト(改修に際限がない)・ ランニングコストがかかることがあげられる。空町家がたくさんあり、カフェやゲストハウスを運営したい人 もいる、外国からの旅行者も増えているという状況があるので、個人財産だとしても行政はもっと積極的な支 援をする必要があるのではないか。導入時の支援、そして実績に対する評価(4年目以降の家賃補助など)も 必要だと思う。 〇情報発信 IT・グローバルに関心がある一方で、古いものに関心を持つ人も増えているので、近江八幡市のイメージ をもっと外部発信する必要がある。今は観光物産協会もあまり機能していないように思えるので、商工会議 所やまちづくり会社と連携しながら積極的にチェアアップする必要がある。そのためにはプロにも関わっても らうことも考えなければならない。内部的なものを核にして、外部の支援を受けながら発展していくことが大 切。 資81 安寧のまち_75175.indb 81 2016/08/26 15:02:21 7.近江八幡市へ移住された方への聞き取り調査 結果まとめ (3)30歳代女性(居住14年・中村町・賃貸集合住宅) ①近江八幡市へ移住した経緯 就職を機に移住し、その時に始めて近江八幡市を知った。 ②実際に暮らしてみて良かったところ 〇野菜・米が新鮮で美味しい 〇季節感を感じられる 東京に住んでいた時とは季節の感じ方が違い、普通に過ごしていても様々なところで季節感が感じられ、居 心地が良い。 〇人が柔らかい 東京のギスギスした感じがなく、人付き合いがしやすい。 ③困ったところ、改善して欲しいところ 〇交通整備 幼稚園の送り迎え等、路線バスの本数が増えたらもう少し余裕ができるようになる。 バスは時間はかかるけれど何とかやりくりできているが、道が危ない。玉木の交差点から日牟禮八幡宮の鳥 居のあたりまではまだ整備されているが、その先は歩道も狭い上に段差もあり危険なので通らないようにして いる。観光客や車も多いので困っている人も多いと思う。 ④今後も住み続けたいか 滋賀県に永住するとは思うが、近江八幡市かどうかはわからない。知人が増えてきているので自分としては 住みたいと思っているが、夫はそう思っていないみたい。 ⑤これからの近江八幡市に期待するところ 〇他には負けない!というものを持つ 滋賀県全体に言えることかもしれないが、全てが中途半端な気がしている。 例えば、農業が基幹産業と言えなくなった時に観光立市を掲げて行くのであれば、駅を利用する人も多いの で駅前から変えなければ行けないと思う。改札を一歩出た時に、来てくれたことを喜んでくれているんだと感 じてもらえるようにすべきだが、今はそれがない。駅から旧市街地までの道のりについても同じ。 教育面に関しても同じで、島小学校が英語科の先進校になっているようだが、国の方針だからそれに乗じて 何とかやっている感じがする。市独自でここは負けないぞ、環境を活かしてやっていくぞということがない と、東京などに比べたら選択肢も限られているので厳しい。 保育所についても、子ども園を増やして待機児童を減らそうと頑張っているとは思うが、正規で働く人のニ ーズを満たそうとしていて、国の言う通りのやり方というように感じる。まずそこを目指すのはわかるが、子 どものことを考えた時にいろいろな選択肢があるべきで、フルタイムで働く人以外に、もう少し子どもとの時 間を持ちたい人もいるので、近江八幡市ではどんな支援が必要なのかニーズ調査が必要だと思う。経済のスピ ードに子どもを巻き込んではいけない。ワーキングシェアというやり方も出てきているので、働き方を変え て、それに合う形で支援をする仕組みが必要。 資82 安寧のまち_75175.indb 82 2016/08/26 15:02:21 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 国の方針の流れの中で仕組みを整えるのではなく、近江八幡市として本当に大切にしたいことは何か、そし てそれをサポートする仕組みを考えて欲しい。他と軒並みでは移住しようとは思わない。 (4)40歳代女性(居住1年・音羽町・持家一軒家) ①近江八幡市へ移住した経緯 40歳を過ぎたら静かなまちで静かに暮らしたいと思っており、6年ほど古民家を探していた。東北も候補地 としていたが、東日本大震災があったため関西を中心に探していたところ、北之庄沢の景色、藤森照信さんの 建築、奥村家住宅との出会いもあり近江八幡市に惹かれた。近江八幡市での友達も増え、最終的には人が決め 手となり移住を決めた。 ②実際に暮らしてみて良かったところ 〇自然環境が良い 子どもを連れて遊びに行ける場所が多い。 〇医療施設 出産の際に総合医療センターでお世話になり、設備も先生もとても良く、都会並みに安心できたので近江八 幡市で出産する人はラッキーだと思った。 ③困ったところ、改善して欲しいところ 〇交通の便が悪い 車がないといろいろなところへ行けない。近江鉄道バスや赤こんバスは本数も少なく、子どもを連れて出か けようと思うと難しい。 〇子どもの教育環境 まだ子どもが生まれたばかりでわからない部分も多いが、子どもの教育に関して自分で環境を整えないとダ メだと感じている。場合によっては、中学校から京都府まで通わせることも視野に入れている。 ④今後も住み続けたいか 近江八幡市で住む予定 ⑤これからの近江八幡市に期待するところ 〇医療施設 産科はとても良かったが、他の科についてはあまり良い評判を聞かないので、他の科に関しても力を入れて 欲しい。 〇人材の育成・保護 同世代の優秀な人材が外に出てしまっている。人材育成や保護、特に女性は結婚などを機に市外へ出てしま うことも多いので、その辺りのサポートも必要だと思う。 資83 安寧のまち_75175.indb 83 2016/08/26 15:02:21 7.近江八幡市へ移住された方への聞き取り調査 結果まとめ (5)50歳代女性(居住5年・小船木町・持家一軒家) ①近江八幡市へ移住した経緯 夫の勤務先変更により、愛知県から滋賀県大津市へ転入。その後自宅新築を検討した際に大津市には一区画 が60坪以上の販売宅地がなく、また無垢の木の家を建てられる業者も見つからなかったため近江八幡市への 移住を決めた。 ②実際に暮らしてみて良かったところ 空気がきれいで静か、野菜や花を育てたりすることができる。 家の中が暖かく、木の温もりに癒される。 ③困ったところ、改善して欲しいところ 〇交通の便が悪い 公共交通機関が少なく、あかこんバスも通勤・通学の時間に間に合うように走っているわけではないので、 結局車がないと生活できない。複数台の車を所有している家も多く、地球温暖化を助長している。 自転車・歩道の整備が悪く、夜間照明がなかったり舗装されていない道も多い。治安面での不安や悪天候の 時のため、駅まで車を利用することも多く、都度駐車料金を支払っている。 〇教育への意識が低い 上の子は大津の学校へ行っており高校受験の時は指導が熱心だったが、下の子の時(近江八幡市で)はまっ たくそれがなかった。 また、PTA活動や街の行事が多いのは良いことがある反面、夜遅くに会合があるため子供だけで留守番をさ せたり、習い事や塾などを休ませたり、暗い中子供一人で行かせたりすることもあり心配。 ④今後も住み続けたいか 子供たちは独立して家を出る予定なので、夫が定年を迎えたらここにいるかは未定。老後は故郷に戻り、親 の面倒をみたいとも考えている。 ⑤これからの近江八幡市に期待するところ 代々このまちに住み、家業を継ぐ人にとってはとても住みやすく良いまちだと思うが、他の市町村から移住 した人にとっては生きかたの前提条件が異なるため、意識のギャップが大きいと思う。家族のふれあいや子ど もの安全を優先すべき学校やまちであって欲しいと思う。 資84 安寧のまち_75175.indb 84 2016/08/26 15:02:21 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (6)60歳代夫婦(居住5年・小船木町・持家一軒家) ①近江八幡市へ移住した経緯 以前住んでいた家を出なければいけないことになり、福井県や四国など広い範囲で探していた。大阪府に住 む子どもたちが行き来しやすいこと、駅・病院・買い物が歩いていける範囲にある(できる)ことを重要視し 探していたところに、たまたまテレビの放送を見て土地を見に行ったところ、ちょうど良い区画が空いていた ため購入を決めた。 ②実際に暮らしてみて良かったところ 〇自然環境 まちの中心から離れているので静か、窓を開けて暮らせる。四季を感じられる。信州の景色が好きなので、 比良山系の景色は見ていて心が和む。 農産物販売所もたくさんあるので、野菜の旬も感じられるし、野菜が安く手にはいる。 〇歴史がある 友人が遊びにいた時に案内できる場所が沢山ある。また友人もそれを楽しみに遊びに来てくれる。あまり歴 史には興味がなかったが、滋賀県の人は歴史をよく知っていて教えてくれるので、面白いと思うようになっ た。 ③困ったところ、改善して欲しいところ 〇人間関係 ある程度歳をとってから引っ越すということは覚悟がいる。それまでの生活があるので、もともと近江八幡 市に住んでいる人とは習慣も違い、話が合わない事も多く、人間関係をつくるのが難しい。幸い隣近所は年齢 差もあり忙しい時に子守を引き受けたりしているので上手な関係を築けているが、同世代の人ばかりが集まっ てしまうと大変だと思う。引っ越して来たばかりの頃には眠れなかったという同世代の方もいた。仕事や趣味 など、何か熱中できる事が必要。 習い事やイベントなどの後に、ちょっとお茶をしたりご飯を食べに行こうという習慣が近江八幡市にはな い。また、そのような場所がない(ファミレスや喫茶店チェーンには行きたいと思わない)。 〇交通の便が悪い バスの本数が少なく、また土日は赤こんバスが運休なので不便。歩道が整備されていないところも多いの で、危険。また特にサインや目印があるわけでもないので、どこを歩いているのかわからない時がある。 桐原小学校の前の道路が新しくなったが、必要以上に広い気がする。信号がないので子どもたちが横断する のも大変なのではないか。その辺りをよく考えて計画する事も今後は必要だと思う。 〇地域の行事が多い 自治会の集まりや地域の行事(スポーツ関係のイベントは毎月開催)が多くて大変。 〇まちづくり協議会やコミセン まちづくり協議会が何のためにあるのかがわからない。コミセンの活動や予算配分について問い合わせて も、「わからない、コミセンで聞いて」で片付けられてしまった。コミセンについても、誰にでも開かれてい るという気がしない。 資85 安寧のまち_75175.indb 85 2016/08/26 15:02:21 7.近江八幡市へ移住された方への聞き取り調査 結果まとめ ④今後も住み続けたいか 家も購入したので住み続ける予定。 ⑤これからの近江八幡市に期待するところ 〇気軽に集まれる場所、イベント いろいろな施設でイベントもやっているようだが、すでに活動を続けているグループの中に入っていくのが 難しい。教室や単発で参加できるようなものがもっとあれば良いと思う。引っ越してきた時には文化会館にも 足を運んだが今はあまり催しをやっておらず、彦根市まで演劇を見に行っているので、近江八幡市でももっと いろいろな催しをやってほしい。 みんなで気軽に集えるような場所、カフェやベンチのある公園などがもっとあると良い。 〇情報発信 イベントなどの情報がなかなか入ってこない。広報やZTVなどもチェックをしており、情報を取りに行っ てはいるが、情報量も少なく参加しようと思うまで至らない。インターネットもできるが、年齢的にはまずは 美術館等のチラシのような紙媒体の情報があると嬉しい。 〇歩いて楽しいまちに 観光客対象とするお店などはあるが、市民がぶらぶら歩いて楽しめるような通りや店がない。歩きたいと思 えるようなまちになると良い。車がなくても生活ができる、コンビニではなくちょっとした買い物ができるよ うな場所がほしい。北里の商店街はそれができると聞いている。 資86 安寧のまち_75175.indb 86 2016/08/26 15:02:21 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 8.生涯活躍のまち(日本版CCRC)受け入れ体制整備に関するアンケート 結果まとめ (1)調査名 生涯活躍のまち(日本版CCRC)受け入れ体制整備に関するアンケート (2)調査対象(回収数) ・滋賀県内や近江八幡市内から抽出した医療・介護・福祉関係団体、関係事業所、8法人 (3)調査方法 ・抽出した法人に、アンケート用紙を発送し、実施。 (4)設問項目 区分 1.法人について 2. 福 祉・ 医 療 サ ービスについて 3. 日 本 版 CCRC について 4. ま ち づ く り 研 究会について 5.その他 問番号 設問項目 Q1 - 1 法人名 Q1 - 2 法人所在地 Q1 - 3 法人の長の氏名 Q1 - 4 連絡先 Q2 実施している主なサービス Q3 現在、力を入れて取組んでいるサービス Q4 今後取組んでいきたい、または拡充したいサービス Q5 認知度 Q6 関心があるか Q6 - 1 どういったところに関心があるか Q7 関心があるか Q7 - 1 参加の条件 Q8 ご要望やご提案 備考 資87 安寧のまち_75175.indb 87 2016/08/26 15:02:21 8.生涯活躍のまち(日本版CCRC)受け入れ体制整備に関するアンケート 結果まとめ (5)主な回答 ①日本版CCRCに関して、どの程度、認識があるか。(Q5) 8法人中、1法人が「知っている」、5法人が「聞いたことがある」と回答。 ②日本版CCRCに関して、関心があるか。(Q6) 8法人中、6法人が、「関心がある」と回答。 ③日本版CCRCのどういったところに関心があるか。(Q6-1) ◇ 地域社会との協働。 ◇ 有形・無形の地域資源の活用は今後の日本に重要なことである。 ◇ 福祉は特別なものでなく「まちづくり」として捉えるものと考える。そういった観点から、50年後、100 年後のビジョンの中で、(高齢者介護)福祉は何とリンクし、またはどのように変革していくべきかに関 心がある。 ◇ 社会福祉法人ができる(介護サービス事業者)の取組事例が知りたい。 ◇ ケアが必要になる前からの連携事例が知りたい。 ◇ まちづくり(モール、地域包括ケア) ◇ 高齢になっても、役割や生きがいをもって自分らしく活き活きとした生活を送れるまちづくり。 ◇ 多世代の交流によって、地域が活性化できるように社会的資源を十分活用できる仕組みづくりが必要。 ④「まちづくり研究会」への参加に関心があるか。(Q7) 8法人共に研究会に関心があり、うち4法人は「参加に関心がある」と回答。 ⑤「近江八幡市版CCRC構想」、または「(仮称)近江八幡市安寧のまちづくり研究会」への要望や提案はある か。(Q8) ◇ 病院・各関係団体・機関との連携がスムーズに行える体制づくりが、まずは必要である受け継がれてきた 文化・自然環境・コミュニティを充分活かした住みやすさにこだわってほしい。 ◇ ボランティア、モニター教育制度の確立。 ◇ 利便性の追求。 資88 安寧のまち_75175.indb 88 2016/08/26 15:02:21 資料 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 (6)結果まとめ 問 1 1 2 3 法人名 A B C 法人所在地 栗東市 近江八幡市 近江八幡市 デイサービス 介護老人保健施設 診療所(整形外科・リウ マチ科・リハビリテーシ ョン科) ケアマネ事業所 通所リハビリテーション デイケア 現在、実施されている主な福祉・医療サービ 問 スを利用者数の多いものから5つまで、お書き 2 ください。 訪問介護事業所 短期入所療養介護 予防通所リハビリテーシ ョン 予防短期入所療養介護 福祉・医療サービス事業に関して、現在、力 問 を入れて取組んでいる点を3つまで、お書きく 3 ださい。 認知症対応 介護老人保健施設 医療リハから介護リハへ のスムーズな移行 医療と介護の連携 通所リハビリテーション 本格的な介護リハの構築 地域との連携 短期入所療養介護 訪問看護 訪問リハビリテーション デイサービス 事業者として、今後取組んでいきたい、また 問 は拡充していきたいと考えているサービス事 4 業を3つまで、お書きください。 小規模多機能サービス 問 日本版CCRCに関して、どの程度、認識があり 5 ますか。 聞いたことがある 聞いたことがある 聞いたことがある 関心がある わからない 関心がある 関心がありますか。 日本版CCRCのどう 問 日本版CCRCに関して いったところに関心が 6 ありますか。 ご意見を自由にお書き ください。 「 地域社会との協働 この「まちづくり研究 現 在、 近 江 八 幡 市 で 会」への参加に関心が 参加しないが、研究会に 参加しないが、研究会に 関心がある 関心がある は 行 政 や 民 間 企 業、 ありますか。 医療・社会福祉法人、 学 校 法 人、NPO、 ま その他の意見 ちづくり会社など多 問 様な事業主体による 7 事業化を見すえた検 当社は栗東を中心に活動 討組織「(仮称)近江 「 ま ち づ く り 研 究 会 」 しておりますので、いい 八 幡 市 安 寧 の ま ち づ への参加の条件などが 研究会だと思いますが、 く り 研 究 会 」 の 発 足 ありましたら、お書き 栗東市がやるんでしたら を検討しています。 ください。 参加したいと思います。 有形・無形の地域資源の 活用は、今後の日本にと って重要なことだと思い ます。 参加に関心がある 「近江八幡市版CCRC構想」、または「(仮称) 問 近江八幡市安寧のまちづくり研究会」へのご 8 要望やご提案などがありましたら、お書きく ださい。 資89 安寧のまち_75175.indb 89 2016/08/26 15:02:22 8.生涯活躍のまち(日本版CCRC)受け入れ体制整備に関するアンケート 結果まとめ 4 5 6 7 8 D E F G H 近江八幡市 近江八幡市 大津市 近江八幡市 近江八幡市 特別養護老人ホーム (多床室棟) 特別養護老人ホーム サービス付き高齢者向け 住宅 保健医療機関 病院 特別養護老人ホーム (個室ユニット棟) グループホーム 精神科デイケア 老健センター デイサービスセンター 訪問看護ステーション 訪問看護ステーション ショートステイ 訪問介護ヘルパーステー ション ヘルパーステーション 居宅介護支援事業所 介護職員の資質向上と処 デイサービスの事業開始 遇改善 サービス付き高齢者向け 住宅 利用者本人や家族の信頼 ショートステイの事業開 を得られる介護 始 安定した経営 地域密着型サービスとの 連携による住み慣れた住 居での24H365日支援 グループホーム 居宅介護支援事業所 保健医療機関事業 <精神科病院> 回復期リハビリテーション 認知症疾患に関わる事業 <認知症疾患医療センター> 緩和ケア 在宅医療・介護 < 訪 問 看 護・ 訪 問 介 護・ 居宅介護・グループホー ム・障害福祉> 訪問看護 サービス付き高齢者向け 認知症病棟の拡充(増床) 住宅 看護付小規模多機能 子育て支援サービスとの 連携による高齢者と子ど もの居場所づくり 在宅医療・介護 障がい児リハビリテーシ ョン 社会福祉法人に求められ る地域貢献としてのサー ビス構築 デイケアの拡充 サービス付高齢者住宅 知っている 知らない 聞いたことがある 知っている 聞いたことがある 関心がある 関心がある 関心がある わからない 福祉は特別なものでなく、 「まちづくり」として捉え るものと考える。そうい 社会福祉法人ができる(介 っ た 観 点 か ら、50年 後、 護サービス事業所)の取 100年 後 の ビ ジ ョ ン の 中 組み事例が知りたい。 で(高齢者介護)福祉は ケアが必要になる前から 何 と リ ン ク し、 ま た は、 の連携事例が知りたい。 どのように変革していく べきか関心がある。 参加しないが、研究会に 関心がある その他 関心がある まちづくり(モール、地 域包括ケア) 高齢になっても、役割や 生きがいを持って自分ら しく活き活きとした生活 を送れるまちづくり。多 世代の交流によって地域 が活性化できるように社 会的資源を十分活用でき るしくみづくりが必要。 参加に関心がある 参加に関心がある 参加に関心がある 代表者・管理者の出席を 求められた場合は、数回 の出席は難しくなると考 えます。 これから地域を支える20 代~30代世代の方の参加 医療・福祉に関わってい る方 CSRに積極的に関わって おられる企業人 近江八幡市の中で、3病院・ 各関係団体・機関との連 携がスムーズに行える体 制づくりが、先ずは必要 と考えます。 受 け 継 が れ て き た 文 化、 自然環境、コミュニティ を充分活かした住みやす さにこだわってほしい。 ボランティア、モニター教 育制度の確立 利便性の追求 関 心 は あ る が、CCRCが 熟知できていない為、今 は何とも言えない。 資90 安寧のまち_75175.indb 90 2016/08/26 15:02:22 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想 ~近江八幡市生涯活躍のまち(日本版CCRC)構想~ 平成28年3月 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 (事務局)近江八幡市 総合政策部 政策推進課 〒523-8501 滋賀県近江八幡市桜宮町236番地 安寧のまち_75175.indb 91 2016/08/26 15:02:22 近江 八 幡 市 安 寧 の ま ち づ く り 基 本 構 想 近江八幡市 安寧のまちづくり 基本構想 ~近江八幡市生涯活躍のまち (日本版CCRC)構想~ 平成 年3月 28 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 平成 28 年 3 月 近江八幡市安寧のまちづくり基本構想推進会議 ●インキ:大豆油インキを含む植物油インキ ●印刷:有害な廃液を排出しない水なし印刷 表紙.indd すべてのページ 2016/08/26 15:05:08