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1月号

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1月号
1月号
平成28年1月8日
品川区立
山中小学校
校 長
田 邊 泰 典
品川区大井3 丁目7 番1 9 号
電話03(3772)3006
祝
開校100周年
校長
田邉
泰典
明けましておめでとうございます。平成28年、山中小学校は開校100周年
を迎えます。山中を支えてくださっている地域の皆様、同窓会の皆様、保護者の
皆様、そして子どもたち・教職員と力を合わせ、開校100周年を祝っていきた
いと思います。
平成28年11月12日(土)に記念式典、祝賀会を開催いたします。当日ま
で に は 航 空 写 真 を撮 っ た り 、記 念 冊子 を 作 成 し た り しま す 。ま た 多 く の記 念 行 事・
学習・集会等を実施していきます。これらの活動を通して、子どもたちは山中小
のよさを学んだり、今までの歴史を学んだりしていきます。地域の皆様とともに
活 動 が で き た ら 幸い で す 。 よ ろ し くお 願 い い た し ま す。
周年行事の中でも100周年は特別なものです。学校の周年行事としては最大
の行事となります。区長様を始めとし、区議会議員の皆様、品川区立の全学校、
幼 稚 園 の 校 長 、園長 、P T A 会 長 の皆 様 等 、そ し て 地域 の 皆 様 を 招 待 して の 式 典 、
祝賀会になります。大変多くのお客様がいらっしゃっていただけることになりま
す。
子どもたち、教職員を代表しまして、100周年を山中小で迎えられる偶然に
感謝したいと思います。今後、学校だよりを通して山中小の歴史をつづっていき
たいと思います。
―
山
中
小
学
校
の
歴
史
①
―
山中小学校ができたのは大正5年になります。その時は「山中小学校」ではなく「大井
第二尋常小学校」という名前でした。
児童の数は320名。1年生と2年生だけで、1年生が2学級、2年生が2学級、合わ
せて5学級でした。ですから、一つの学級には60名以上の子どもたちがいました。また
先生の数は、校長も含め6名でした。
山中小学校ができるまで、この地域には小学校がありませんでした。この地域の子ども
たちは、
「 大 井 尋 常 高 等 小 学 校( 大 井 第 一 小 学 校 )
」や「 鮫 浜 尋 常 高 等 小 学 校( 鮫 浜 小 学 校 )
」
に通っていました。ところが、このころの大井町のあたりは工場や住宅が次々にできて、
住む人の数が増えてきました。そしてそれまであった学校だけでは、足りなくなってしま
いました。
そこで町の人たちは山中のあたりに新しい学校をつくりたいと願い、学校を建てるため
に寄付金を集めたり、土地を探したりしました。今のように区や都が学校を設置する制度
になっていなかったため、町の人たちは大変苦労しました。
・・・
日
8
9
10
11
12
13
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18
19
20
曜
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
(1月の行事予定)
行
事
始業式
給食開始
成人の日
毛筆書き初め(4 年・6年)
山中会社
毛筆書き初め(3年・5年) 生け花(2-2)
英語授業
集会(フレンド会社)
たてわりフレンド集会
郵便局見学(2年) クラブ活動
ショート山中会社
(来月に続く)
日 曜
行
事
21 木 英語授業
集会(フレンド会社)
22 金 読み聞かせ
23 土
24 日
25 月 あきかん(5-1)
26 火 CRT テスト(国語・社会)
27 水 CRT テスト(算数・理科)
28 木 英語授業
保護者会(全学年)15:00~
29 金 連合作品展
集会(フレンド会社)
30 土 連合作品展
31 日 連合作品展
【連合作品展】
(代表児童の作品が展示されます)
9:00~19:00 きゅりあん 7階イベントホール
◇1月の生活目標◇
「寒さに負けない
英語教育
じょうぶな体を
山田 ありさ
平成23年度より、小学校での外国語活動が始まりまし
た。5.6年生が年間35時間外国語活動の学習を行って
います。音声を中心に外国語に慣れ親しむ活動を通して、
外国の言語や文化を学んだり、コミュニケーション能力の
素地を養ったりすることを目標にしています。
しかし、グローバル化する社会の流れと、2020 年の東
京オリンピック開催を見据えて今、英語教育の見直しがさ
れようとしています。中央教育審議会が①小学校3年生か
ら外国語活動を始める。②5年生からは正式に教科化す
る。かどうかを検討しています。この協議の結果が出るの
は先のことなのでまだ分かりませんが、現在の日本では、
より低学年から外国語活動を始めようということが検討
され始めました。
そんな中、品川区では、平成18年より1・2年生は年
間20時間、3~6年生は、年間35時間の外国語活動を
実施しています。そしてその半数の時間はALT,外国人
講師が行っています。国の政策よりも早く外国語活動を取
り入れているのです。
山中小には今年度も2人の英語講師が来ています。AL
TのEric Busque先生と安本えつ子先生です。
エリック先生はカナダ出身ですが、日本に住まわれて長い
時間が経っています。日本の文化も理解しつつ、学習を進
めていただいています。子どもたちの興味を引き出すため
に、外国の歌や独特のジェスチャーなどで学習を盛り上げ
ています。私は「英語の音声に慣れ親しませる」という外
国語活動の目標に向かうことももちろん大切だと思いま
すが、日本とは異なるジェスチャーを用いた話し方や顔の
表情など「生(なま)の外国」を見て学ぶことも大切だと
思っています。エリック先生は、まさに生の外国を目の前
で教えてくれる先生です。
また、安本先生は、山中小学校で長年教えてくださり、
子どもたちのことをよく理解しています。外国の文化(ハ
ロウィンやクリスマスなど)や言葉の意味など、優しく分
かりやすく教えてくださり、子どもたちは安心して安本先
生の授業を受けています。
1年生から生の英語に触れる機会をもつことは、とても
有意義で幸せなことです。授業では、たくさんの単語や言
い回しに親しんだり、英語の歌を覚えたりしています。小
学校6年間で身に付けた英語力を土台として、中学校でも
さらに外国の文化や習慣、そして、言語にも興味をもって
ほしいです。
ご家庭でも、子どもたちが英語科でどんなことを学んで
いるのか話す機会をもっていただければと思います。今年
度も残り3ヶ月となりました。エリック先生と安本先生と
協力して、子どもたちにとってよりよい授業を行っていき
たいと思います。
作ろう」
子どもと読書
舟山 由美子
電車通勤をしていて気づいたことがあります。それは、
ここ半年ぐらいで、電車の中で読書をしている人をまた見
かけるようになったことです。以前は、7人がけの座席に
座った人すべてが携帯電話やスマートフォンの画面を見
ていたのですが、最近はその7人のうち1~2人ぐらいは
本を読んでいるのです。
大人の世界に比べると、小学生の子どもたちはもう少し
本を読んでいる印象があります。学校の中では、授業の中
のちょっとした「すきま」の時間や雨の日など、本を手に
取る機会があるからです。
先日、本校の図書スタッフのお二人と話をしていて、こ
んな話題になりました、それは、最近の本の表装(表紙の
絵やデザイン)を替えると、中味が同じものでも、子ども
が読んでくれる、という傾向があるそうなのです。例えば
古典といわれる『坊ちゃん』や『ドリトル先生』シリーズ
などは、表紙の絵を今ふうに新しくして出版されたきれい
な本だと、貸し出し回数が増えるのだそうです。ですから、
『シャーロックホームズ探偵』シリーズの本など、私たち
が子どもの頃は初老の紳士が挿絵になっていたものです
が、今は、とても若いシャーロックホームズの絵が載って
いるのです。
しかし、その一方では、
『モモ』などは、そうした変更
をしないで昔ながらの装丁・表装であるため、子どもがな
かなか手に取ってくれないのだそうです。
「こんなにいい
本なのに、残念で…。
」といつも読み聞かせをしてくださ
るスタッフの千北さんはおっしゃっています。
子どもたちが集中して本を読んでいる姿を見るとき、
今、この子の頭の中では、登場人物のどんな映像が浮かん
でいて、どんな音楽が鳴り響いていて、どんな匂いや手触
りを感じているのだろうか、と思います。そして、それが
途切れて本を閉じなければならない時、こうした映像も音
も匂いも手触りもすべてシャットダウンされます。
「読書
は、ときに暴力的でさえある」と言われるゆえんです。け
れど、また本を開くとその世界に浸(ひた)ることができ
るのです。子どもたちは、こうして読書の中の世界を行き
つ戻りつしながら「ON&OFF」の感覚を身につけてい
るのです。機械のゲームの電源スイッチではなく、紙の本
を自分で開閉することで養われるものが必ずあるように
思います。できればそれは子どもにとって質のよい本であ
ってほしいと願います。
子どもたちが、本を借りてきて読んでいたら、おうちの
方が子どもの頃にどんな本を読んで、どんなことを感じて
いたのかを、ぜひ話していただきたいと思います。子ども
にとって一番身近なおとなの人が、子どもの頃に読んでい
た本はきっと興味があるはずです。そうしたら、図書室に
あるなかなか手にとってもらえない本にも陽の目があた
るかもしれない、と思っています。
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