Comments
Description
Transcript
Vol 45 - 福岡県済生会大牟田病院
福岡県済生会大牟田医療福祉センター ふれあいニュース Vol.45 なでしこ 熱中症にご注意ください 秋篠宮殿下、済生会第6代総裁に 秋篠宮殿下は、4月1日付で社会福祉法人恩賜財団済生会の第6 代総裁に就任されました。 済生会は明治天皇が生活困 窮者を救済するために明治44 年に創設されました。総裁には 代々、皇族方を推戴し、初代 総裁は伏見宮貞愛親王、第2 代は閑院宮載仁親王、第3代 は高松宮宣仁親王、第4代は 高松宮喜久子妃、第5代は寬 仁親王です。寬仁親王が昨年 6月6日、薨去されたことから、 総裁は不在となっていました。 本会は最も古い恩賜財団とし ての歴史を踏まえて、秋篠宮 殿下にご就任をお願いし、今 般、ご承諾いただきました。 本会理事会は、「誠に光栄なこと」として、総意をもって推戴しま した。 20~39歳健康診断のご案内 大牟田市国民健康保険の20~39歳を対象とした生活習慣病予防のため の健康診査及び保健指導を実施しております。是非ともこの機会に受診さ れることをお勧めします。 尚、受診は予約制となります。下記要領にて事前にお電話頂けますよう お願い致します。 実施期間 平成25年5月30日(木)~平成26年3月20日(木) ※お早目にご予約下さい。 対象者 ① 大牟田市国民健康保険加入の方 ② 年度内に20歳~39歳になる方 (昭和49年4月1日~平成6年3月31日生まれ) 予約方法 電話:0944-53-2626 (健診センター直通 午後1時~午後4時受付) 実施曜日 月曜日~金曜日、第1・3土曜日 (日曜祝日、第2・4・5土曜日は休み) 必要書類 ①健康診査受診票兼問診票 (右見本、市から送付されます。) ②国民健康保険証 ③病院の受診票、問診票 (予約後、当院から送付します。) 今年は猛暑日が早くより続き、昨年と比べ熱中症の発生が多くなって います。 熱中症は、「気温・湿度が高い」、「風がない」、「日差しが強い」といっ た環境時に発生しやすい症状です。特に風がなく、湿度が高い日は要 注意のため、日のあたらない夜間や室内でも気をつけましょう。 <熱中症になりやすい人> ・スポーツ時に無理をしすぎる人 ・運動習慣を持たない人 ・乳幼児、高齢者(特に75歳以上の人)、肥満の人 ・熱中症発生に関与する薬物を服用している人 (抗コリン薬、利尿剤、抗精神病薬 など) ・体調が悪い人 <熱中症の症状> めまい、こむらがえり、頭痛、嘔吐、疲労感 <予防法> ・衣服の工夫で暑さを防ぐ 家の中では ・・・ 涼しい服装 家の外では ・・・ 熱や日射を避けるため皮膚の露出を抑える 服装 ・住まいの工夫 緑のカーテン、よしず、すだれを利用して家の中を涼しくする。 庭や屋根へ水まきをする。 暑い夜を過ごすには就寝時に水(氷)枕や涼感寝具*を活用 する。(*放熱効果が高く、触ったときにヒヤッとする「接触冷感」 がある素材やジェルなどを使った寝具) ・こまめに水分・塩分補給 のどが渇く前に補給することがポイント。特に就寝や入浴、 スポーツの前後・途中、飲酒後は水分が不足しがちですので 水分を補給しましょう。汗をかいた時はスポーツドリンクをお 勧めします。お茶であれば緑茶は利尿作用があるため、麦茶 の方がお勧めです。 文責:冨重 倉永生活循環バス(無料コミュニティバス)のご案内 平成25年7月より倉永生活循環バス(以下 コミュニティバス)の運行が 始まりました。 このコミュニティバスは、国道208号線「船小屋~大牟田」間の西鉄 バスが平成16年に廃止され、交通手段が確保できない住民(交通弱 者)の生活支援を目標に【倉永校区まちづくり協議会】が運行を開始し ました。 コミュニティバスは当院にも停車いたしますので、是非ご利用ください。 路線ごとの運行距離と所要時間関連地域 コース 走行距離 走行時間 路 線 関 係 地 域 北西部コース 12.5 km 50分 鷲山、荒田比、市場山下、市場東、 三中村、上方、新道、 北東部コース 13.5 km 54分 市場東、隈、下亀崎、中中村、下方、 新道、元村 南東部コース 10.5 km 42分 中山、立野団地、神屋原、新道、 本村 当院はどのコースでも、折り返し地点になるので、必ずバスは停車します 窓口負担 \500 その他 ・この健診はご希望により追加検査が出来ます。 予約時にお問い合わせ下さい。 ・健診当日は、朝食抜きでご来院下さい。 文責:中村 1日の便数: 月~土曜日まで運行しており、1日4~6便となっていま す。詳細な路線図や、時刻表は「タクシー乗場」と「新患 受付前 掲示板」に掲示しておりますので、そちらでご確 認ください。 利用料金: 全ての便を無料で使用することができます。 夏に流行する感染症 夏場になると食中毒のような感染症が流行するのは皆様ご存じだと思いますが、そのほかにも「手足口病」や 「プール熱」など、ウイルスが原因である感染症もあります。正しい知識を身につけて感染症に備えましょう。 <手足口病> <プール熱 別名:咽頭結膜熱> 夏カゼの一種。5~8月に流行し、1~4歳までの乳幼児がよくかかります。 【症状】 病名のとおりで、手・足・口の中に発疹ができます。 夏カゼの一種。感染力が非常に強く、プールに入る機会の多い夏の時 期に流行するのでこの名前がついています。子供だけでなく、大人にも感 染します。 【症状】 以下のような症状があります。 ・のどが腫れる ・結膜炎により目の痛み・かゆみ・目やにが多くなる ・39℃以上の高熱が3~4日続く ・頭痛、腹痛、下痢がおこることもある 【原因・感染経路】 アデノウイルスが原因です。 発症している子供の唾や鼻汁、目やに、便などから感染します。 ☆プール熱は学校保健法の第二種の伝染病に指定されており、主要な症 状がなくなっても、その後2日間は登校・園できません。 【予防策】 手をよく洗います。プールの後は目と体をきれいに洗います。 プールの後に使うタオルを他の子と共有しないようにします。 【治療】 ウイルスに対する薬はないため、対処療法により症状を緩和して自然に 治るのを待ちます。のどの痛みや頭痛には鎮痛剤(痛み止め)や抗炎症剤 (炎症を抑える薬)、結膜炎に対しては点眼薬(炎症を抑えるステロイド剤入 りの目薬)、高熱に対しては解熱剤を使用します。 「喉の痛みが強くて水分が取れない」、「おしっこ量が少ない」、「高熱が 続く」ようであれば、病院を受診しましょう。 文責:宮田 発疹は水疱(水ぶくれ)になったり、破れたりします。 2~3割の子供は38℃以上の発熱をおこします。 ・水疱が破れた場合 →痛みがあるので刺激物は食べさせないようにしましょう。 ・手、足に発疹ができた場合 →痛み、かゆみはないことが多いですが、時に軽度の痛みがあ ることがあります。 【原因・感染経路】 コクサッキーウイルスなどの数種類のウイルスが原因です。 発症している子供の咳やくしゃみを吸い込んだり、便に排出されたウイル スが手を介したりして感染します。 【予防策】 接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切 に処理することです。保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広 げないために、職員とこども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。 特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗い をしてください。 【治療】 ウイルスに対する薬はないため、症状を悪化させないように過ごし、自然 に治るのを待ちます。(特に治療しなくても発疹は1週間程度で治ります) 症状を悪化させないためには、「こまめに水分補給する(脱水予防)」、 「発症患部は清潔に保ち、入浴時はこすらない」、「熱い物、刺激物、味の 濃い物を与えない」などです。 ☆まれに髄膜炎をおこすことがあります。よって高熱、頭痛、けいれん、嘔 吐などの症状がある場合はすぐに受診しましょう。尿量にも注意して、脱水 を見逃さないようにしましょう。 JA朝市「健康・栄養相談について」 平成11年6月より始まりましたJA朝市「健康・栄養相談」も今年で15年 目を迎えました。 これからも地域住民の皆様の健康づくりに貢献できるよう頑張りますの で、ぜひお越しください。 1. 日時 毎月 第2日曜日 午前6:00 ~ 午前7:00 2. 場所 【夏季4月~11月】 JA朝市会場(JA駐車場) 【冬季12月~3月】 JA生活センター内・和室 3. 内容 ①血圧測定・体脂肪測定 ②看護師による健康相談 ③栄養士による栄養相談または薬剤師によるおくすり相談 (各月交替) 文責:金澤 胃腸病教室 胃酸の影響を受けて潰瘍を形成するものを総称して消化性潰瘍(しょ うかせいかいよう)と呼んでいます。消化性潰瘍の代表は、胃潰瘍と十二 指腸潰瘍です。 胃潰瘍は、40歳以降の人に多くみられるのに対し、十二指腸潰瘍は 10〜20代の若年者に多くみられます。再発リスクが高い疾患の為、パン フレットを用いて、社会復帰後注意すべき点の説明、患者間で疾患に 対する情報交換を行うことで、疾患に対する興味をもっていただき、再 発防止に繋げています。 日 時:毎月第2月曜日 15時~16時 3階大会議室 対象者:胃・十二指腸潰瘍で入院中の方、ご家族、外来に通院 されている方 教室内容: 1.胃・十二指腸潰瘍の成因、病気分類について、治療、 ピロリ菌について 2.胃・十二指腸潰瘍に用いる薬について 3.食事療法のポイント、外食時の注意点、食事レシピについて 4.日常生活の注意点について 消化性潰瘍について医師、看護師、薬剤師、管理栄養士がそれぞれ の立場からわかりやすく説明いたします。 文責:岩越 発行日 平成25年8月20日 発行元 編集広報委員会 委員長 白倉 祥晴