2004年04月16日号

金融市場 Today’s Viewpoint
Ｗｅｅｋｌｙ
（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
内外とも直近の物価指標はデフレ懸念を後退させるものとなった。米国では利上げ観測も台頭し、米国１０年
国債利回りは４.４％台に乗った。景気回復期待がしばらく続くと思われることから、債券下落には用心したい。ま
た、１５日の日経平均株価の３００円近い下げはディーリング相場の様相が強まっていたことを示唆。円安方向
の動きとなったが、円安定着とはまだ考えるべきではないだろう。
「今週の分析」
は、①０３月企業物価、②月次消費動向調査の消費者マインドについての考察を取り上げたの
で、御覧いただきたい。
市場の動き （
０４/０４/１２∼４/１６ 午後）
発表経済指標
国内：企業物価が前年比+０．２％。３年８ヶ月ぶりのプラス。
米国：３月小売売上高が前月比＋１.８:％の大幅増加。また、０３月消費者物価が食
料・エネルギーを除くコアで前月比：
+０．４％。内外ともに発表された物価指標はデフレ
懸念を後退させるものとなった。イラクで邦人３人は無事解放されたが、外国人誘拐は
後を絶たず、中東の地政学リスクはなお大きい。
株式相場
景気回復期待や「
全ての金融機関が健全性基準を満たす」との竹中経財相発言から
ディーリング相場が
日経平均が１２日、１,２０００円の大台を回復。地方銀行が大幅上昇したほか、小売や
利 益 確 定 の 売 りで
不動産、証券などの低位内需関連株が買われた。しかし、ディーリング相場の様相も強
崩れ、１５日は ３００
くなっていた中、１５日は利益確定の売り物に押され るとロス・カットも嵩み、日経平均は
円近い下げ
前日比▲２９７円７８銭の大幅安。週末の１６日は前日ニューヨーク（NY）のハイテク株下
落が嫌気されたが、円安が好材料になり輸出株などが買われて小幅反発して終わった。
週末の引け値は TOPIX が前週末比：＋０.５％高の１,１９６．９２ポイントだったが、日経
平均は同：
▲０.６％安の１１,８２４円５６銭で泣き別れ。東証３３業種別では２０業種が上
昇。電機、自動車などの輸出株が上昇する一方、建設やガラス・土石、紙パ、石油など
が安い。
債券相場
５年債（１３日）、３０年債(１５日)の国債入札を控え、需要を見極めたいとの気分が強
かったことに加え、米国の利上げ観測台頭、株価上昇・デフレ緩和期待に伴うゼロ金利
米債安、株高などを受 政策の時間軸効果への不安浮上などから債券相場は不安定な動きとなった。しかし、
け、軟 調推 移 するも、 入札で一定の買い需要が確認されたこともあり週末は下げをほぼ埋めて終わった 。
国 債 入 札 は 予 想 より
１３日の５年債入札（表面利率：０．７％）は平均落札利回りが０．６９７％、最高落札
も強 め 。週 末 は 株 価 利回りが０．７００％と予想よりも強め。これを受け相場反発し、新発１０年国債利回りも
の上値が重く、
１２日の１．５２５％から１．４８％へ低下した。しかし、１４日は前日の米国債利回り上昇
債券反発
や株価上昇から下落へ。１０年国債利回りが１．５５％に上昇するなど長期-超長期ゾー
ンの利回り上昇が大きくイールドカーブがベア・スティープ（勾配上昇）化。債先も１３６円
９０銭で終わった。１５日は３０年国債入札（表面利率：２．４％）への警戒感と米国債券
安、円安から朝方、新発１０年国債利回りは１．５７％に上昇したが、株価下落から切り
返し、３０年債入札が発行利回り２．４８％と市場予想よりも良かったことで相場は反発し、
新発１０年国債は１．５１％、債先は１３７円４８銭で終わった。
１６日は株価が小幅反発にとどまったこともあり、現物債の長いものが買われベア・
ス
ティープ化が修正され引けた。
無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。
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農林中金総合研究所
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金融市場 Today’s Viewpoint
13Ｗｅｅｋｌｙ
（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
為替替相場
週初めは復活祭で欧州勢不在だったが、ＮＹでは円買いの動きで始まった。１３
米国の利上げ・金利
日も日本の経済指標に反応し１０５円台前半の円高が東京時間までは続いたが、
上 昇 観 測 か らドル 買 い 米国の３月小売売上高の高い伸びにドル買いへ。さらに１４日の米国消費者物価
戻し
の上昇も加わり米国の利上げ観測が急速に台頭しドル買い戻しが進んだ。外 国
週末はドル高一段落
人 の 日 本 株 売 り、邦 人 機 関 投 資 家 の 海 外 投 資 に 伴 うドル 買 い 需
要 の 見 方 もあり、１５日 に は ドル 円 相 場 は 一 時 １０９円 台 に 入 っ た 。
しかし、週末は利 益 確 定 の ド ル 売 りや 利 上 げ 観 測 の 一 段 落 もあり、
ド ル が 東 京 外 為 市 場 で 後 場 売 ら れ 、１０８円 台 前 半 に 円 上 昇 。一 方 、
ユーロは １＝
€
１．１９㌦台の動きが続いた。ユーロ圏の経済成長が緩やかとの見
方がユーロ買いの頭を抑えたが、前述のドル下落から１.２㌦台にユーロが反発し
た。ユーロ円は週央からは１２９円台で推移した後、週末は１３０円台乗せ。
2,500
1,500
500
↓
売
▲ 500
り
越 ▲ 1,500
し
▲ 2,500
▲ 3,500
2004/1/6
2004/2/4
2004/3/4
2004/4/1
外資系証券 寄り付き売買動向(左軸：プラスは買い越し）
105.0
1.55
利
回
り
137.0
137.5
1.50
1.45
138.0
1.40
138.5
1.35
139.0
1.30
139.5
1.25
債
先
日
足
140.0
1.20
140.5
1.15
2004/3/4
円
高
ドル・円外為相場
2004/3/14 2004/3/24 2004/4/3
2004/4/13
103.0
104.0
５０日移動
平均
105.0
106.0
106.0
107.0
107.0
108.0
108.0
109.0
110.0
111.0
（新発10年国債利回:％）
Ｂloomberg データから農中総研作成 04年1月30日は午後3：30
（円/㌦）
104.0
国債相場の動向
136.5
2004/2/13 2004/2/23
日経平均株価(右軸）
103.0
(10年国債先物期近，円）
債券相場下落→
3,500
に基づており、未確認情報であることを了解されたい。
(円）
12,200
12,000
11,800
11,600
11,400
11,200
11,000
10,800
10,600
10,400
10,200
←債券相場上昇
↑
買
い
越
し
外資系証券の寄り付き前注文動向
(万株）
4,500 売買動向は非公開後は複数のインターネットによる情報
20日移動平均
円
安
112.0
109.0
110.0
111.0
112.0
2004/02/16 2004/03/01 2004/03/15 2004/03/29 2004/04/12
Ｂloomberg dataから農中総研作成 最終日は15：30分
相 場材料
２０年国債入札が２２日に実施予定。5 年、30 年の国債入札は市場予想よりも強めだったが・・・。
４月９日発表の日銀金融経済月報において景気判断を４カ月ぶり上方修正。「先行きについては、景気は当面
緩やかな回復を続ける」との見方である。景気上昇局面、回復の加速感が続くなか、債券安−株高の思惑のもと
で着地点を模索する展開となろう。その際、物価については内外ともに最重要指標となるが、市況高を受けた価
格転嫁・波及がどうなのか。ただ、4 月からの総額表示制に当たっても実質値下げ対応が目立っており、市況高
を受けた小売最終段階への転嫁は今のところ、限定的であると思われる。
(渡部 喜智)
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（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
主な出来事 （
4 / 09 ∼ 4 / 16）
月日
４月９日（金）
４月10日（土）
４月11日（日）
４月12日（月）
４月13日（火）
４月14日（水）
４月15日（木）
４月16日（金）
政治・
財政
・日銀、金融政策決定会合で、当
座預金残高目標を「30-35兆円程
度」に据え置き決定。また国債の
「品貸し」制度の導入も決定
・逢沢副大臣、イラク邦人人質問
題でヨルダン外相代行と会談
経済・
金融
海外・
その他
・住友信託銀行とみずほ信託銀行
が、企業年金の管理事業を統合する
方向で調整(読売)
・３月のウイルス届け出、最悪の４０１２
件（情報処理推進機構）
・ベルルスコーニ首相、イラク駐留イタリ
ア軍を電撃訪問
・イスラム武装集団、人質3人を24時間
以内に解放すると声明（カタールの衛星
テレビ局アルジャズィーラ）
・日本人拉致問題をめぐる日朝の
・中国人男性7人がイラク武装勢力に、
政府間協議が今月２６日に北京
イラク中部ファルージャ付近で拉致・監
で行われることが固まる
禁（新華社電）
・小泉首相、来日したチェイニー ・イオンといなげや、スーパーマーケ ・米マイクロソフト、米インタートラスト・テ
米副大統領と会談、イラクでの邦 ット事業で業務提携すると発表
クノロジーズに4.4億ドル（約 460億円）を
人人質解放へ協力要請
支払い、特許係争で和解したと発表
・京都府、鳥インフルエンザ問題 ・日清食品、中国の即席めん２位の ・ブッシュ米大統領、6月末に予定してい
で「終息」を宣言
河北華龍麺業集団有限公司と資本・ るイラクへの主権移譲の日程は変えな
・来日したチェイニー米副大統 業務提携すると発表
いと言明
領、イラクでの邦人人質事件につ ・新日本製鉄、Ｈ鋼の４月契約価格 ・中国人民銀行、25日から預金準備率
いて、日本に対し最大限の協力を （出荷は５月）を14％程度値上げ（ブ を現状より0.5ポイント高い7.5％に引き
することを表明
ルームバーグ）
上げ・追加引き締めへ（日経）
・金融庁、中小企業融資に特化し ・高島屋とクレディセゾン、クレジット ・米インテル１-３月期決算、売上高が前
た新銀行を目指す日本振興銀行 カード事業で提携すると発表
年同期比１９・８％増、純利益は同約１・
（東京・千代田、小穴雄康社長）に ・東芝がフラッシュメモリー生産能力5 ９倍と大幅な増収増益
銀行業の免許を交付
割増へ追加投資
・カナダ中銀、政策金利を0．25引下げ、
2．00％に
・憲法改正手続きを定める国民投 ・ギガスケーズデンキ、八千代ムセン ・イラクで邦人2人が新たに拘束との報
票法案と国会法改正案に関する 電機を完全子会社化すると発表
道
与党協議会、両法案を今国会に ・西武鉄道の堤義明会長、総会屋へ ・ブッシュ米大統領、シャロン・イスラエ
提出することを見送り
の利益供与事件の責任をとり、辞任 ル首相と会談し、イスラエルの一部入植
・東京地検特捜部、日本歯科医師 する意向を表明
地存続を事実上容認
会会長、元社会保険庁長官ら5人 ・レギュラーガソリン価格、1リットル ・イラク・
ファルージャで４８時間の停戦
を贈賄容疑で逮捕
当たり107 円と先週から1円上昇（石 延長が合意
油情報センター）
・ローソン2004年２月期連結決算、全
店売上高が１兆 2850億円と前期比
0.5％減
・イラクで武装集団に拘束されて ・凸版印刷とソニー、紙素材を使い、 ・中国１-３月期実質ＧＤＰ成長率は前
いた日本人人質３人が解放
高精細映像を録画できる大容量の 年同期比＋9.7％
・財務省、長期国債の入札につい 光ディスク「ペーパーディスク」の開 ・韓国総選挙、与党「ウリ党」が議席
て、５月債以降シ団メンバーの固 発に成功したと発表
を大きく伸ばし、第一党に
定シェアを5％引き下げ15％とし、 ・セブン-イレブン・ジャパン、中 ・米シティグループ１-３月期決算、純
引受手数料も17銭引き下げ39銭 国の北京に「セブン -イレブン」1 利益が52.73億ドル（１株当たり1.01
にすると発表
号店をオープン
ドル）と、前年同期の41億ドル（同79
セント）から29％増加
・ウサマ・ビンラディン氏とされる音
声、スペイン列車爆破テロ関与認める
（中東のテレビ局で放送）
・政府、解放された３人をバグダッ ・無線で商品情報などを読み取るＩ
Ｃ
ドからアラブ首長国連邦（ＵＡＥ） タグ（荷札）の普及を狙い、日中韓の
のドバイに移送し、事情聴取へ
普及団体や政府機関が日本規格を
標準規格とすることで合意（日経）
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（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
（入札結果：価格競争入札のみ）
入札日
名称
発行予定額
応募額
割当額
4月12日（月）
政府短期証券（2ヵ月程度）
１．０兆円
３４０兆１，９３９億円
９，９９９億円
4月13日（火）
5年利付国債
２．０兆円
６兆５，０１２億円
１兆９，８１５億円
4月14日（水）
政府短期証券（13週）
５．５兆円
８５５兆９，３４３億円
５兆５，４８１億円
4月15日（木）
30年利付国債
4月15日（木）
割引短期国債（1年）
５，０００億円
１兆１４０億円
４，９９８億円
１．７兆円
６兆７，８７０億円
１兆６，９９９億円
今週の注目ポイ
ン
ト
月日
政治日程等
4月19日（月）
・日銀支店長会議
・第79回信託大会
4月20日（火）
・税制調査会金融小委員会
・国債投資家懇談会
4月21日（水）
4月22日（木）
4月23日（金）
4月24日（土）
4月25日（日）
国内経済指標等
海外経済指標等
・全国信金預貸金速報（３月）
・工作機械受注（３月確報）
・取引停止処分者の負債状況（３
月）
・景気動向指数（２月改定）
・コンビニエンスストア売上高（３
月）
・米 景気先行指数（３月）
・米 半導体製造装置ＢＢレシオ（３月）
・EU ＥＵ15カ国・ユーロ圏鉱工業生産（２月）
・米 グリーンスパンＦＲＢ議長、銀行業界に
ついて議会証言
・EU ＺＥＷ景況感調査（４月）
・EU ＥＵ15カ国・ユーロ圏貿易収支（２月）
・財政制度審議会、財政制度 ・貿易統計（３月、03年度）
・米 ＭＢＡ住宅ローン申請指数（先週分）
分科会
・特定サービス産業動態統計（２ ・米 地区連銀経済報告（ベージュブック）
・第８回経済財政諮問会議
月確報）
・米 グリーンスパンＦＲＢ議長、議会合同経
・石油など消費動態統計（２月）
済委で証言
・対内対外証券投資（先週分）
・米 失業保険新規申請件数（先週分）
・EU 鉱工業新規受注（２月）
・税制調査会基礎問題小委
・第３次産業活動指数（２月）
・米 耐久財受注（３月）
・英 １−３月期のＧＤＰ
・衆院補選：埼玉８区、広島５区、鹿児島５区
国債・
短期証券の入札予定
入札日
(04年4月)
入札対象国債
4月21日（水）
政府短期証券（13週）
4月22日（木）
20年利付国債
4月27日（火）
政府短期証券（13週）
4月28日（水）
2年利付国債
５．５兆円
６，０００億円
決算発表-（19日）オンワード樫山、大丸、松屋（20日）松坂屋（21日）ＨＯＹＡ（22日）三越、花王（23日）三菱証券
米決算発表-（19日）スリーエム、イーライ・リリー、ファニーメイ（20日）アルトリア、バンク・ワン、ＧＭ、ルーセント、モトローラ、ファイザ
ー、ウェルズ・ファーゴ（21日）コカ・コーラ、コダック、ｅベイ、フォード、ハネウエル、ＪＰモルガン・チェース、クアルコム、シアーズ、スタ
ーバックス、（22日）セブン・イレブン、アマゾン・ドット・コム、アムジェン、ＡＴ＆Ｔ、キャタピラー、ケロッグ、マリオット、メルク、マイクロ
ソフト、ネクステル・コミュニケーションズ、オフィス・デポ、プロビディアン・ファイナンシャル、リーボック、ＵＰＳ、バイアコム（23日）イン
ターナショナル・ペーパー、ウェアハウザー、ゼロックス
（公表資料に基づき木村作成）
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Ｗｅｅｋｌｙ
（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
＜来週以降発表予定の経済指標予想＞
2 月 の 第 三 次 産 業 活 動 指 数 ・全 産 業 活 動 指 数 【4 月 2 3日 （金 ） 8：5 0】
＜ 当 社 予 測 ＞ 第 三 次 産 業 ：前 月 比 ▲1 . 0％ （1月 ：2.6％ ）、全 産 業 ：同 ▲1.2 ％ （1月 ：2.6％ ）
小売業や保険・金融業などの業種は上昇するものの、前月上昇（＋2.6％）の反動から、第三次産業活動
指数は前月比▲1.0％と３ヶ月ぶりにマイナスに転じると見られる。また、鉱工業生産指数などを含めた全
産業活動指数は、同▲1.2％と予想。（木村）
3 月 の 貿 易 統 計 【発 表 日 未 定 8：5 0】
＜ 当 社 予 測 ＞ 出 超 額 ：原 系 列 1 兆 2 , 8 7 0億 円 （2月 ：1 兆 4 , 0 2 7億 円 ）
機械機器、原料品の輸入額は、内需の堅調さや国際商品市況の上昇を反映して引き続き伸び、輸入額
全体では前年比+14％を予想。世界経済の堅調さから、輸出額は前年同月比+9％。この結果、輸出額と
輸入額の差額（貿易黒字）は同+34％増の1兆2,870億円を見込む。（田口）
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（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
＜ 今週の分析・注目点１ ＞
国内企業物価は44ヶ月ぶりの前年 比プラス
∼3月の企業物価指数（CGPI）より∼
13日に発表された3月の企業物価指数による
（%前年比）
と、国内企業物価は前月比+0.2％と5ヶ月連続
1.0
の上昇、前年比でも同じく+0.2％ながら、2000年
0.5
7月以来のプラスとなった。一方、構成品目のウ
ェイトを毎年修正する連鎖方式では前年比▲
0.4％とまだ水面下である。このことは原データ
（2000年=100）
国内企業物価と在庫率の推移
92
在庫率指数
（右目盛、3ヶ月先行）
94
96
0.0
98
100
-0.5
102
-1.0
104
106
-1.5
（資料）経済産業省、日本銀行
月以降は上昇に転じている）。
112
114
116
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
1999年
-3.0
1998年
でも前月比は+0.1％のプラスで、水準も03年12
-2.5
1997年
ではないことを示唆している（ただし、連鎖方式
110
国内企業物価
（左目盛）
1996年
アスが存在するため、額面どおり受け取るべき
108
-2.0
1995年
には基準年次からの時間経過に伴う上方バイ
（注）国内企業物価は消費税を除くベース。
内訳を見ると、工業製品は前月比+0.4％と3ヶ月連続の上昇。石油・石炭製品、鉄鋼、非鉄金属などが2月に続い
て大幅上昇（前月比でそれぞれ+1.2％、+3.0％、+4.0％）。一方、電気機器は同▲0.4％と下落が続いている。また、
農林水産物はコメ価格が下落していることもあって前月比▲4.8％（前年比では+7.3%上昇）となった。このところ急上
昇していたスクラップ類は同+0.8％と上昇鈍化が見られた。
また、為替レートがやや円安に振れたこともあり、輸出物価は前月比+1.3％、前年比▲2.7％、輸入物価は前月比
+2.3％、前年比▲2.1％であった。輸入物価のうち、石油・石炭・天然ガスは前月比+1.9％と再び上昇する様相を強め
ている。なお、輸出物価と輸入物価の
（%前年比）
（%前年比）
国内需要財の財別動向
2
20
比率である交易条件指数は95.3と再び
悪化している。
1
10
0
0
需要段階別に見ると、素原材料や中
間財の下落傾向は一服している反面、
最終財は前年比▲1.5％と下落が続い
-1
-10
-2
-20
の上昇を製品価格に転嫁できていない
-3
-30
状況となっている。ただし、前月比では
-5
1998年
▲0.1％まで下落率が縮小しており、今
最終財（左目盛）
中間財（左目盛）
素原材料（右目盛）
-4
-40
-50
1999年
2000年
2001年
ており、企業部門全体として仕入価格
2002年
2003年
2004年
（資料）日本銀行
後も景気回復が続くという前提の下で
は最終財価格へも波及が進行する可
能性もあるだろう。
（南 武志）。
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＜ 今週の分析・注目点２ ＞
消費者マインドは改善継続
∼デフレ期待は緩和∼
４月１２日に内閣府から発表された３月の「月次消費動向調査」（調査範囲は東京に限定）によれば、消費者マイ
ンドを示す消費者態度指数は前月から+１．４ﾎﾟｲﾝﾄ上昇し、４５．８となった。これは、２０００年１０月以来の水準とな
った。
（％）
図１ 消費者態度指数の推移
46.0 45.0 44.0 43.0 42.0 41.0 40.0 39.0 38.0 １０月
内閣府「
月次消費動向調査」より農中総研作成
６月
2002年3月
９月
2003年3月
９月
2004年3月
消費者態度指数の内訳項目の一つである「雇用環境」は０２年末を底に改善に向かい、０４年３月は９９年１１月
に統計が正式に開始されてから過去最高の４５．４となり、労働市場の改善が消費者マインド好転の一因となってい
る。
また、同じく内訳項目の一つである「耐久消費財の買い時判断」も５０．２と２０００年１１月以来の高水準となった。
一方、物価についての見方を示す「物価の上がり方」は、４２．５。前月から小幅下がったが、基調としては、デフレ
期待が緩和してきている。
（田口さつき）
（％ ）
図 ２ 物 価 の 上 が り 方
物
価
上
昇
期
待
40.0 42.0 44.0 46.0 48.0 50.0 52.0 内 閣 府 「月 次 消 費 動 向 調 査 」より農中総研作成
54.0 １０月
６月
2002年3月
９月
2003年3月
９月
2004年3月
無断転載を禁ず。本資料は情報提供のみを目的に作成されたものです。投資のご判断等はご自身の責任で御願いいたします。
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農林中金総合研究所
7/13
金融市場 Today’s Viewpoint
Ｗｅｅｋｌｙ
（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
内外金融市場データ
日付
04/02/23
04/02/24
04/02/25
04/02/26
04/02/27
04/03/01
04/03/02
04/03/03
04/03/04
04/03/05
04/03/08
04/03/09
04/03/10
04/03/11
04/03/12
04/03/15
04/03/16
04/03/17
04/03/18
04/03/19
04/03/22
04/03/23
04/03/24
04/03/25
04/03/26
04/03/29
04/03/30
04/03/31
04/04/01
04/04/02
04/04/05
04/04/06
04/04/07
04/04/08
04/04/09
04/04/12
04/04/13
04/04/14
04/04/15
04/04/16
（農 中 総 研 調 査 第 二 部 国 内 経 済 金 融 班 作 成 ）
長期金利
短期金利
金 利
みずほ
スワップ
新発１０
債先
コーポ
無担保
レート ５
年 国 債 １０年物 新発5年
コール
年物
利回
期近価格 金融債
翌日物
（円 − 円 ）
利回
仲値
1.220
1.220
1.195
1.210
1.220
1.255
1.340
1.425
1.410
1.435
1.365
1.360
1.325
1.285
1.260
1.290
1.285
1.310
1.330
1.390
1.370
1.330
1.310
1.310
1.400
1.485
1.455
1.435
1.420
1.430
1.485
1.525
1.495
1.490
1.485
1.525
1.480
1.550
1.510
1.480
139.49
139.58
139.85
139.75
139.51
139.13
138.41
137.95
138.07
137.75
138.29
138.53
138.88
139.21
139.44
139.10
139.23
139.03
138.85
138.25
138.45
138.79
138.96
139.04
138.00
137.00
137.48
137.55
137.80
137.81
137.10
136.87
137.20
137.25
137.43
137.00
137.40
136.90
137.48
137.51
（Bloomberg データから作成） 0.675
0.685
0.640
0.660
0.675
0.705
0.770
0.820
0.810
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0.810
0.765
0.735
0.710
0.695
0.715
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0.758
0.802
0.790
0.778
0.751
0.726
0.726
0.799
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0.837
0.823
0.802
0.801
0.858
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0.841
0.831
0.817
0.860
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0.688
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0.626
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0.734
0.720
0.695
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0.764
0.762
0.738
0.772
0.743
0.780
0.741
0.729
外国為替
ユーロ・
TIBOR
TIBOR 金 利 先 物 円ドル
ユーロ円
LIBOR円
ドル・
ユーロ円
ユーロ円 (利回り) ・スポット
スポット
３ヵ月
スポット
3ヵ月
6ヵ月
中 心 限 月 レート
レート
レート
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0.001
0.001
0.001
0.001
0.001
0.001
0.001
0.001
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0.001
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0.001
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▲ 0.002
0.001
0.001
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▲ 0.001
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0.001
▲ 0.004
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0.001
0.0883
0.053
0.0883
0.053
0.0883
0.051
0.0883
0.051
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0.051
0.0883
0.051
0.0883
0.053
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0.051
0.0883
0.051
0.0883
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0.051
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0.053
0.0883
0.051
0.0883
0.051
0.0892
0.051
0.0892
0.051
0.0892
0.051
0.0892
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0.0892
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0.0892
0.053
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0.053
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0.051
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0.051
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0.049
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0.049
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0.049
0.0792
0.048
0.0792 休 場
0.0792 休 場
0.0792
0.047
0.0792
0.048
0.0792
0.047
0.0792
0.089
0.089
0.089
0.090
0.089
0.089
0.089
0.089
0.089
0.089
0.089
0.089
0.089
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.090
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.098
0.120
0.125
0.125
0.125
0.125
0.125
0.135
0.145
0.140
0.150
0.150
0.135
0.125
0.130
0.125
0.135
0.200
0.205
0.215
0.225
0.225
0.215
0.200
0.200
0.220
0.235
0.220
0.220
0.215
0.210
0.240
0.245
0.225
0.220
0.215
0.225
0.210
0.225
0.210
0.210
108.38
108.18
108.99
109.57
109.11
108.99
110.10
110.04
111.12
112.04
111.19
111.32
110.91
110.78
110.79
110.31
108.77
108.28
106.82
106.67
106.88
106.76
106.22
106.18
106.01
105.54
105.76
104.22
103.68
104.50
104.93
105.74
105.22
106.29
106.44
105.39
106.58
108.65
108.27
108.24
1.256
1.269
1.250
1.244
1.249
1.246
1.222
1.221
1.220
1.237
1.241
1.233
1.223
1.236
1.222
1.227
1.227
1.224
1.239
1.229
1.233
1.234
1.214
1.213
1.213
1.216
1.217
1.232
1.237
1.214
1.202
1.212
1.218
1.209
1.209
1.208
1.195
1.196
1.198
1.201
136.07
137.23
136.24
136.30
136.29
135.79
134.49
134.33
135.57
138.55
137.96
137.21
135.61
136.86
135.33
135.29
133.50
132.48
132.34
131.08
131.77
131.73
128.88
128.74
128.63
128.29
128.74
128.36
128.18
126.80
126.05
128.11
128.08
128.46
128.69
127.24
127.32
129.98
129.74
129.99
内外株価指数
日経平均
（２２５種）
10,868.96
10,644.13
10,658.73
10,815.29
11,041.92
11,271.12
11,361.51
11,351.92
11,401.79
11,537.29
11,502.86
11,532.04
11,433.24
11,297.04
11,162.75
11,317.90
11,242.29
11,436.86
11,484.28
11,418.51
11,318.51
11,281.09
11,364.99
11,530.91
11,770.65
11,718.24
11,693.68
11,715.39
11,683.42
11,815.95
11,958.32
12,079.70
12,019.62
12,092.59
11,897.51
12,042.70
12,127.82
12,098.18
11,800.40
11,824.56
TOPIX
終値
1,068.02
1,048.88
1,046.40
1,060.03
1,082.47
1,107.60
1,116.75
1,116.01
1,120.67
1,131.01
1,132.03
1,134.34
1,128.40
1,120.34
1,107.37
1,124.92
1,120.96
1,141.71
1,145.71
1,138.09
1,131.50
1,132.55
1,145.95
1,160.00
1,176.32
1,179.17
1,175.51
1,179.23
1,175.01
1,184.20
1,199.24
1,209.44
1,204.81
1,209.89
1,190.86
1,206.57
1,216.60
1,217.87
1,194.67
1,196.18
最 終 日 は 1 5 ：3 0 現 在 。
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農林中金総合研究所
8/13
NYダウ
工業株
３０種平均
10,609.62
10,566.37
10,601.62
10,580.14
10,583.92
10,678.14
10,591.48
10,593.11
10,588.00
10,595.55
10,529.48
10,456.96
10,296.89
10,128.38
10,240.08
10,102.89
10,184.67
10,300.30
10,295.78
10,186.60
10,064.75
10,063.64
10,048.23
10,218.82
10,212.97
10,329.63
10,381.70
10,357.70
10,373.33
10,470.59
10,558.37
10,570.81
10,480.15
10,442.03
休場
10,515.56
10,381.28
10,377.95
10,397.46
海外金利
米国
独国
財務省
LIBOR １０年
ナスダック 証 券
ドル
物
総合
１０年
３ヵ月 国 債 利
物 国
回
債利回
2,007.52
2,005.44
2,022.98
2,032.57
2,029.82
2,057.80
2,039.65
2,033.36
2,055.11
2,047.63
2,008.78
1,995.16
1,964.15
1,943.89
1,984.73
1,939.20
1,943.09
1,976.76
1,962.44
1,940.47
1,909.90
1,901.80
1,909.48
1,967.17
1,960.02
1,992.57
2,000.63
1,994.22
2,015.01
2,057.17
2,079.12
2,059.90
2,050.24
2,052.88
休場
2,065.48
2,030.08
2,024.85
2,002.17
4.036 1.12
4.023 1.12
4.008 1.12
4.034 1.12
3.971 1.12
3.973 1.12
4.042 1.12
4.050 1.12
4.015 1.12
3.849 1.12
3.768 1.11
3.721 1.11
3.728 1.11
3.698 1.11
3.777 1.11
3.762 1.11
3.679 1.11
3.711 1.11
3.754 1.11
3.771 1.11
3.713 1.11
3.690 1.11
3.707 1.11
3.737 1.11
3.829 1.11
3.888 1.11
3.894 1.11
3.835 1.11
3.879 1.11
4.144 1.11
4.206 1.14
4.147 1.14
4.157 1.14
4.191 1.14
4.191 休 場
4.229 休 場
4.352 1.14
4.364 1.14
4.400 1.15
4.364
その他
NY
金先物
・期 近
WTI
期近
OPEC
バス
ケット
価格
4.128 399.00
35.57
30.20
4.086 404.50
36.03
30.55
4.082 395.80
37.38
30.89
4.088 395.50
35.51
31.00
4.051 396.80
36.16
31.13
4.054 399.60
36.86
31.82
4.070 393.80
36.66
32.48
4.120 392.70
35.80
31.82
4.095 393.20
36.64
32.05
3.984 401.60
37.26
32.75
3.926 400.90
36.57
32.59
3.910 404.50
36.28
32.30
3.928 400.30
36.10
31.67
3.909 401.00
36.78
31.95
3.901 395.60
36.19
31.94
3.885 399.60
37.44
32.30
3.926 402.60
37.48
32.59
3.890 407.10
38.18
32.95
3.884 411.30
37.93
33.03
3.891 412.70
38.08
33.01
3.870 417.60
37.11
32.46
3.888 420.00
37.65
32.83
3.860 417.40
37.16
32.85
3.846 416.90
35.46
31.93
3.870 422.20
35.73
31.57
3.954 417.10
35.45
31.13
3.943 421.70
36.25
31.70
3.931 427.30
35.76
31.49
3.957 427.80
34.27
30.79
4.080 421.60
34.39
30.18
4.101 415.40
34.38
29.90
4.081 418.90
34.97
30.22
4.056 422.80
36.15
31.32
4.068 419.90
37.14
32.37
4.067 休 場
休場
N.A.
4.067 420.10
37.84
32.92
4.144 407.00
37.21
32.60
4.168 399.80
36.72
32.10
4.156 397.70
37.57 N.A.
4.133
N.A.
金融市場 Today’s Viewpoint
Ｗｅｅｋｌｙ
（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
日経平均株価の日足グラフ
(円）
12,600
12,400
12,200
12,000
11,800
11,600
11,400
11,200
11,000
10,800
10,600
10,400
10,200
10,000
12,600
12,400
12,200
12,000
11,800
11,600
11,400
11,200
11,000
10,800
10,600
10,400
10,200
10,000
20日移動平均線
50日移動平均線
100日移動平均線
20日移動平均+5％
20日移動平均-5％
2004/02/03
2004/02/18
2004/03/03
出 来 高 株 数
(億株）
30
出 来 高 株 数
25
出 来 高 金 額
2004/03/17
2004/04/01
東 証 一 部 出 来 高
2004/04/15
出 来 高 金 額 ( 千 億 円 ）
24.000
22.000
20.000
18.000
20
16.000
14.000
15
12.000
10.000
10
8.000
5
6.000
2004/02/03
（
円/ユーロ）
125
127
129
131
2004/02/18
2004/03/03
2004/03/17
125
（
逆目盛：
$/EURO)
1.18
127
1.20
ユーロ・
円外為相場
円
高
129
20日移動
平均
2004/04/01
2004/04/15
ユーロ・ドルの為替動向
ド
ル
高
1.22
131
1.24
135
137
133
円
安
135
５０日移動
137
平均
139
2004/02/16 2004/03/01 2004/03/15 2004/03/29 2004/04/12
Ｂloomberg dataから農中総研作成
139
1.26
1.28
ユド
ル
ロ安
高・
ー
133
20日移動
平均
50日移動
平均
1.30
2004/02/12 2004/02/26 2004/03/11 2004/03/25 2004/04/08
Ｂｌ
oomberg データから農中総研作成
1.18
1.19
1.20
1.21
1.22
1.23
1.24
1.25
1.26
1.27
1.28
1.29
1.30
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Ｗｅｅｋｌｙ
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日本国債のイ-ルドカーブ(週末）
(%)
2.5
04/04/16
2.0
04/04/09
04/04/02
1.5
04/03/26
1.0
0.5
Bloomberg データから農中総研作成
２ ０年
１ ５年
１ ０年
９年
８年
７年
６年
５年
４年
３年
２年
１年
６ ヶ月
３ ヶ月
0.0
格付け・イールド・カーブ（残存５年債）
(利回り：%)
1.7
1.6
2004/4/16
1.5
2004/4/9
1.4
2004/4/2
2004/2/27
1.3
2004/1/30
1.2
1.1
1.0
0.9
0.8
Bloombergデ−タから農中総研作成
0.7
R&I 格付
0.6
AAA
AA
A
BBB
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（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
内外経済指標の動向
＜国
内＞
対外証券投資（
4/5∼4/9）
(１０億円)
2,000
対内証券投資（4/5∼4/9）
(１０億円)
1000
1,500
1,000
500
500
0
0
-500
-500
債券
株
-1,000
-1,500
2003/10/24
2003/12/19
2004/2/13
2004/4/9
外国株は２，０３７億円の買い越し（３週 連 続 ）。外国債券は１兆
４，６９７億円の買い越し（２週ぶり）。
(%)
46
株
-1000
2003/10/24
債券
2003/12/19
経常収支（２月）
原系列
季調値
2,000
44
2004/4/9
日本への証券投資について、株は４，５７８億円の買い越し（９週
連続）。一 方 、債券は４，９３２億円の売り越し（４週 連 続 ）。
（10億円）
2,500
消 費 者 態 度 指 数 （３月 ）
2004/2/13
1,500
42
1,000
40
500
38
0
02/7
02/11
03/3
03/7
03/11
04/3
01/8
02/2
02/8
03/2
03/8
04/2
３月の東京都の消費者態度指数は４５.８と、前月比＋１.４ポイント ２月の経常黒字額は前月比横ばいの２兆１,５６５億円。前年同月
上昇。３カ月連続のプラス。前月に比べ全項目で指数が改善。 比では＋４６.２％増と、８カ月連続で増加。
(%)
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
-0.5
-1.0
01/9
(%)
0.5
マネーサプライ：前年比（3 月 ）
国内企業物価指数(３月）
0.0
-0.5
-1.0
-1.5
-2.0
Ｍ２＋ＣＤ
広義流動性
-2.5
-3.0
01/9
02/3
02/9
03/3
03/9
04/3
02/3
02/9
03/3
前月比(原数値の前月比）
03/9
04/3
前年比
３月のＭ２＋ＣＤ（現金、預金と譲渡性預金の合計）は前年同月比 ３月の国内企業物価指数（2000年=100、速報値）は 、９５５
. とな
＋１．９％増となり、前月に比べ伸び率が拡大。一方、郵便貯金 り、前月比、前年同月比ともに+０.２％上昇。
などを含む広義流動性は前年同月比＋０．７％増、増加幅が縮
小。
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（％）
首都圏マンション販売(前年比:３月）
（％ ）
50
4
40
2
30
0
東 京 地 区 百 貨 店 販 売 前 年 比 （3 月 ）
20
-2
10
0
-4
-10
-6
-20
-30
-8
01/9
02/3
02/9
03/3
03/9
04/3
３月の首都圏のマンション発売戸数は前年比▲１３．６％の８，２
５８戸と5ヶ月ぶりに前年実績を下回った。契約率は８３．６％。
（件 ）
倒 産 動 向 （商 工 リ サ ー チ 調 べ ：３月 ）
1900
1800
1700
1600
1500
1400
1300
1200
1100
1000
01/09
02/03
02/09
03/03
03/09
倒 産 件 数 （左 軸 ）
02/3
02/9
03/3
03/9
04/3
３ 月 の 東 京 地 区 （２３区 内 ）の百貨店売上高は、前年比▲５．６％
の１，６８９億円と２ヶ月ぶりにマイナスに転じた。３月は天候不順
や前年に比べて週末が１日少なかったことなどにより前年を下
回った。
( 2 0 0 0 年 ＝ 1 0 0 )設 備 稼 働 率 指 数 の 動 向 （２月 ）
(％)
20
15
10
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
04/03
5
4
3
2
1
0
-1
-2
-3
-4
-5
01/8
前 年 比 （右 軸 ）
02/2
02/8
03/2
03/8
鉱 工 業 生 産 前 月 比 （左 軸 ）
東京商工リサーチによると、３月の企業倒産件数は前年比▲１
４．８％の１，３２９件で１９ヶ月連続して前年を下回った。帝国
データバンクが発表した０３年度の企業倒産件数は前年比▲１
６．６％。
＜米
01/9
（％ ）
104
102
100
98
96
94
92
90
88
86
04/2
稼 働 率 （右 軸 ）
鉱 工 業 生 産 確 報 （２月 ）は前月比▲３．８％減、速報値から０．
１％ポイント下方修正された。製造工業稼働率指数（季 節 調 整
値 ）は前月比▲４．５％ポイント上昇の９８．５。
国＞
新規失業保険申請件数（４月１１日週）
(千人)
460
440
420
(千人） (％)
3,800
3.0
3,700
2.0
3,600
3,500
3,400
3,300
400
380
3,200
3,100
3,000
360
340
2,900
2,800
320
03/4
03/6
週次
03/9
4週移動平均
03/12
04/3
失業保険継続受給者
前週比+３万人増の３６万人。４週平均では３４万４千人。失業保険継続
受給者（４/４日週）
は前週から▲２万２千人減の２９８万人。
週次小売売上高
(ITSC−USBW 小売調査４月１０日週）
(％)
9
8
6.9
1.0
0.0
4
0.8 3
2
-1.0
-2.0
-3.0
03/10/21
7
6
5
1
0
03/12/02
前週比(左軸）
04/01/13
04/02/24
04/04/06
前年比（
右軸）
前週比+０．８％増。前年比は＋６．９％の増。
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Ｗｅｅｋｌｙ
（04/04/16） 農林中金総合研究所 調査第二部 国内経済金融班 （全13ぺ-ジ）
（
％）
2.5
月次 小売売上高 （３月、前月比％）
企業在庫（２月、単位％）
（
％）
0.8
1.42
1.8
2.0
売上高在庫率
前月比（左軸）
0.6
1.5
1.0
0.5
0.0
-0.5
-1.0
03/3
03/5
03/7
03/9
全体売上高
03/11
04/1
04/3
（％）
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
-0.1
-0.2
-0.3
-0.4
03/3
消費者物価指数 （３月、前月比％）
1.40
1.38
0.2
1.36
0
1.34
-0.2
1.32
-0.4
1.30
1.28
-0.6
03/4
03/6
03/8
03/10
03/12
04/2
企業在庫は、前月比+０．７(前年比+２．０％）。売上高在庫率は１．３３と
低水準であり、需要に答えるために積み増しているようだ。
貿易収支（２月）
（10億ドル)
0.5
0.7
0.4
自動車除く売上高
全体売上高で前月比+１．８％。自動車を除く売上高は同+１．７％、１１ヶ
月連続して前月を上回る。
(ヶ月）
10
0
0.4
-10
-20
-30
-40
03/7
03/11
コアＣＰＩ
（
食品＆エネルギー除く）
04/3
総合
-50
03/4
03/6
財
03/8
サービス
▲ 42.1
03/10
03/12
04/2
財・サービス貿易収支
総合は前月比+０．５％、前年比+１．７％、食品及びエネルギーを除いた 貿易収支は４２１億㌦の赤字、前月から１４億㌦赤字幅が縮小。財輸出
コア部分は前月比+０．４％、前年比+１．６％。小売売上高が好調である は前月から+３１億㌦増の６５０億㌦に対し、財輸入が同+１９億㌦増の１
のに加えてエネルギー以外の物価も上がっていることから政策金利の １２３億㌦。
利上げ観測が強まった。
（ポイント） フィラデルフィア連銀サーベイ （３月）
45.0
40.0
35.0
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
-5.0
-10.0
2003.03
2003.09
32.5
2004.03
フィラデルフィア連銀指数は、前月から+６．４ポイントの３２．５。在庫、出
荷、新規受注が前月から上昇。受取価格は前月から低下。
内外経済指標の動向は、Ｂｌ
ｏ
ｏ
ｍｂｅｒｇデータから農中総研作成
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