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公共施設の見直し方針【改訂版】 平成 27 年3月 京丹後市
公共施設の見直し方針【改訂版】 平成 27 年3月 京丹後市 第1 1 はじめに はじめに 本市は、平成16年に合併し、旧6町で整備された産業施設、集会施設、スポーツ 施設などの多くの施設を引き継ぎました。これらの施設は、地域住民のニーズに応じ た行政サービスの提供や地域経済の活性化等を目的に整備されたものですが、社会情 勢の変化や市民ニーズの多様化、合併による状況の変化等により、公共施設の在り方 も変わりつつあります。 また、本市の財政状況は、合併特例措置の終了に伴う歳入 の大幅な減少など、今後 とも厳しい財政状況が見込まれることから、これまで以上に 効率的・効果的な施設運 営が求められます。 このような中、新たな市民ニーズや行政課題にも 対応しながら、より効率的・効果 的な施設運営を行うには、既存施設の廃止、統合、移譲等を視野に入れた抜本的な見 直しを進めていかなければなりません。 本市では、施設の見直しを進めるため、見直しに当たっての基本的な考え方などを 明らかにした「公共施設の見直し方針」を平成24年9月に策定し、取組を進めてき ましたが、このたび、これまでの取組の成果と課題を踏まえ、本方針の改訂を行いま した。 今後も、本方針に基づき、積極的に取組を進めていきます。 2 現状と課題 (1)現状 市が保有している公共用財産(建物)は、平成26年3月31日現在で328, 458㎡です。調査時点は異なりますが、平成24年に発表された「全国自治体公 共施設延床面積データ」 (東洋大学PPP研究センター調査)では、本市の人口1人 当たりの公共施設延床面積は6.39㎡ であり、合併市であることや人口密度の低 さ等も背景にありますが、京都府内の自治体の中で最も高い数値となっています。 これらの施設は、その多くが合併前の各旧町でそれぞれのまちづくりの観点から 整備されたものですが、現状としては、社会情勢や市民ニーズの変化、合併による 状況の変化等により当初の設置目的と利用実態が整合しなくなってきているもの や 同様の機能を持つ類似施設が複数 存在することとなったもの、民間によるサービス が提供されるようになり市が引き続き設置し続ける必要性が薄れてきている もの、 1 特定の者のみが利用している状況にあるものなどがあります。 また、建物については、一般的に大規模改修が必要とされる築30年以上(昭和 59年以前)を経過しているものが全体の半数を超えており、旧耐震基準のもの(昭 和56年以前の建物)が3割を超えている状況にあります。 国からは、地方公共団体の厳しい財政状況が続く中、今後、人口減少等により公 共施設等の利用需要の変化が予想されることを踏まえ、公共施設等の総合的かつ計 画的な管理を推進するため、 「公共施設等総合管理計画」の策定に取り組むよう要請 されているところであり、本市においても同計画 を策定しています。 (2)課題 ・ 施設設置当時と状況が変化してきていることから、今後も市がサービスを提供 し続ける必要があるのか、現在のニーズに対応したサービスが提供できているか などを検証し、施設の在り方や運営方法を見直す必要があります。 ・ 施設の老朽化による改修や更新に要する費用の増大が予想されることから、施 設数の縮減と適正な維持管理を行い、安全で快適な市民サービスの維持向上を図 る必要があります。 ・ 今後も厳しい財政状況が見込まれる中、施設の廃止、統合、移譲など の抜本的 な見直しを進め、適正なサービスの提供と市民の利便性の向上 を図るとともに、 将来的な財政負担の軽減を図る必要があります。 第2 1 公共施設の見直しの取組成果と課題 取組内容 施設の抜本的な見直しを行うため、 「公共施設の見直し方針」に基づき 、個々の施設 について平成31年度までに取り組む 見直しの方向性や実施年度等を定めた「公共施 設見直し計画」(平成25年5月)を策定しました。 また、同計画で移譲することとした施設については、譲渡の方法や建物、土地の扱 い、移譲までの必要な手続き等を示した「施設の譲渡に関するガイドライン ※ 」を作成 し、見直しに向けた取組を進めてきました。 ※ 施設の移譲に当たり、建物や土地の扱い、譲渡の方法、必要な事務手続き等を示す ためガイドラ インを作成した。 2 【集会施設等コミュニティ施設編(平成 25 年 7 月策 定)】 集会施設等コミュニティ施設を、自治会組織等に譲渡するに当たり、その方法 や事務の流れ等に ついて記載している。 ・建物:原則、無償譲渡。譲渡後も公益性を確保する必要があるため、譲渡後の用途を一定 期間指定する。 ・土地:原則、無償貸与。公益のために直接専用することを条件に貸付け。 【産業振興施設、文教施設、医療・社会福祉施設編(平成 25 年 12 月策定)】 産業振興施設、文教施設、医療・社会福祉施設 を譲渡するに当たり、その方法や事務の流れ等に ついて記載している。 ・譲渡先の選定:施設の用途、利用状況、経過や譲渡後の施設の活用方法などを総合的に勘 案し、公募による決定するのか、特定の者に限定するのか判断する。 ・建物・土地:原則、適正価格により譲渡。譲渡後の用途の指定は原則行わないが、譲渡後 においても一定期間は公益性や譲渡前の事業の継続を確保する必要があるも のについては、用途を指定することができる。 2 成果と課題 (1)成果 公共施設見直し計画では、 見直しの対象とする334施設のうち 206施設につい て、平成31年度までに廃止、統合、移譲などを行うこととしており、 平成27年3 月までに14施設(廃止4施設、移譲6施設、用途変更2施設、機能移転2施設) の 見直しを実施することができました。 公共施設見直し計画における取組最終年度が平成31年度であることから、 今後に 見直しを予定している施設も多く、取組は途上にある状況です。 【見直し実施施設】 スポーツ・レクリエーション施設 1施設(用途変更1) 産業振興施設 2施設(廃止2) 集会施設 7施設(廃止1、移譲6) 医療・社会福祉施設 2施設(機能移転2) 交通関連施設 2施設(廃止1、用途変更1) 3 【公共施設見直し計画進捗率】 年度 全体 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 見直し実施予定施設数 (A) 206 12 35 17 128 3 5 6 うち実施完了施設数 (B) 14 11 2 0 1 0 0 0 7% 92% 6% 0% 1% 0% 0% 0% 92% 29% 見直し実施予定施設 達成率(B/A) 累計進捗率 ※ ※累計進捗率:当該年度末 までに実施が完了した施設数を 、当該年度までの 見直し実施 予定施設数で除したもの(以降の年度での見直し実施予定施設で、当該年度末までに 実施が完了したものを含む。) (2)課題 平成25年度及び平成26年度に見直しを予定していた施設は 47施設ありますが、 このうち平成27年3月までに実施に至らなかった ものは34施設あり、実施に大幅 な遅れが出始めています。その主な要因は、見直しについて地元や利用者などの理解 が得にくく、説明等に更なる時間を要することとなった ためです。 このため、市民や利用者などに対し、見直しに係る説明や周知等を十分に行い、理 解と協力を得ながら進めていく必要があります。 また、施設の移譲については、これまでは特定の地区に対して無償で譲渡するもの でしたが、今後は、公募により有償で譲渡を行っていく施設もあります。そのため、 公募を行っても購入希望者がなく、すぐには譲渡先が決まらない といった場合も想定 されるため、次善の策を合わせて検討する必要があります。 第3 1 公共施設の見直し方針 対象施設の範囲 本方針で対象とする施設は、市が保有する公共用財産のうち、主に広く市民が利用 する施設とします。 なお、個別の計画により見直しが進められている学校などの教育施設(小学校、中 学校、幼稚園)、保育所、市営住宅及び病院、また道路、橋りょうなどのインフラ施設 4 (公園施設は除く。)は対象外としています。 (参考)公有財産の分類 公有財産 市が保有する不動産及び各種権利等 行政財産 公用又は公共用に供する財産 市がその事務又は事業を行うため直接使用することを本来の目的とす るもの 公用財産 ( 庁舎 、消 防施 設、 上下 水道 施設 、環 境衛 生施 設( 一般 廃棄 物処 理施 設、 火 葬場等)等) 公共用財産 一般に広く市民が利用することを本来の目的とするもの ( 集会 施設 、文 化・ 体育 施設 、福 祉施 設、 観光 施設 、商 工施 設、 農林 水産 施 設、市営住宅、小・中学校、保育所・幼稚園、病院・診療所、駐車場等) 普通財産 2 行政財産以外の公有財産 見直し期間 普通交付税等の合併特例措置が平成31年度をもって終了することから、 本方針に 基づく施設の見直し期間は、平成31年度までとします。 3 基本的な考え方 施設の在り方について、社会情勢の変化、市民と市との適正な役割分担、今後の財 政状況等を踏まえた上で、 「市が引き続き設置し、サービスを提供し続ける必要がある のか」 「効率的・効果的な管理運営方法となっているのか」といった2つの観点から見 直します。 4 見直しの視点と方向性 施設の見直しを進める際には、上記の2つ観点に加え、客観的にその妥当性が判断 できるよう、次の視点から施設の状況を分析及び検証し、見直しの方向性について総 合的に判断します。 (1)施設の設置意義からの視点 視 点 見直しの方向性 施設の設置目的が市民や利用者のニーズと一致していない。 「廃止」「用途変更」 施設の設置目的が、現状において市民や利用者のニーズとかい離しており 、施設の必要性 が薄れているものは、廃止を検討します。なお、市民や利用者のニーズに合 わせて施設の用 途を変更することが適当 なものは、用途の変更を検討します。 5 視 点 見直しの方向性 施設の設置目的と利用実態が整合していない。 「廃止」「移譲」「用途変更」 施設の利用実態が、施設の設置目的と は異なった利用がされている状況にあり 、施設を設 置し続ける意義が薄れている ものは廃止を検討します。なお、利用実態に合わせて施設の設 置目的を変更することが適当な ものは、用途の変更を検討します。 また、施設の利用実態が民間で提供されているサービスへの利用内容と同様である場合 は、廃止・移譲を検討します。 (2)施設の機能からの視点 視 点 見直しの方向性 公共施設間で施設の機能が重複している。 「廃止」「統合」「用途変更」 同様のサービスを提供する施設が複数あり、施設を集約することで効率的・効果的な 施設 運営が図れる場合は、施設の統合を検討します。なお、統合により発生する余剰施設 は、他 の用途により施設の有効活用が図れるものは用途の変更を検討し、他の用途での活用が見込 めないものは廃止を検討します。 視 点 見直しの方向性 民間施設と競合している。 「廃止」「移譲」 民間で同様のサービスが提供されており、市が行政サービスを提供する必要性が薄れてい るものは移譲を検討し 、移譲が困難なものは廃止を検討し ます。 視 点 見直しの方向性 適正な配置となっていない。 「統合」「用途変更」 一部地域に同じ機能を 持つ施設が複数あるなど、地域的なバランスを考慮し、施設の集約 化を図る必要があるものは統合を検討します。また、新たに当該機能を持つ施設の設置が必 要な場合には、既存施設 の活用を検討します。 視 点 見直しの方向性 他の施設に移転することで十分なサービスが提供できる。 「機能移転」 現在の施設では十分な サービスの提供に支障があり、他の遊休施設を活用することで十分 なサービスが提供できる 場合には、機能の移転を検討します。 6 (3)施設の利用状況からの視点 視 点 見直しの方向性 利用率が低下している。 「廃止」「用途変更」 市民や利用者のニーズの変化などにより、施設の利用率が低下しているものは、施設の必 要性を勘案し、廃止を検討します。なお、他の用途 にすることで 施設の有効活用が図れる も のは、用途の変更を検討します。 視 点 見直しの方向性 利用者が一部の地域や団体等に集中している。 「移譲」 主に一部の地域や団体 等が利用しており、当該地域や団体等に移譲することが適当である ものは、移譲を検討します。 (4)施設の劣化からの視点 視 点 見直しの方向性 施設の劣化により、施設の安全性や快適性、機能性が失われている。 「廃止」「機能移転」 老朽化により、施設の安全性を確保することが困難なもの、利用者が快適に利用できない 状況にあるもの、本来施設が有する機能が失われているものは、廃止を検討します。 なお、 当該サービスを引き続き提供する 必要があるものは、機能の移転を検討します。 視 点 見直しの方向性 施設の機能の維持に多大な財政負担を要する。 「廃止」「機能移転」 施設の老朽化 等により、今後、施設機能の維持修繕に多大な経費を要すること が予想され るものは、施設の必要性を勘案し、廃止を検討します。なお 、当該サービスを引き続き提供 する必要があるものは、機能の移転を検討します。 (5)管理形態からの視点 視 点 見直しの方向性 ・民間事業者の専門性やノウハウが活用できる。 ・より効率的な方法で管理運営を行うことができる。 「管理形態の見直し」 民間事業者が持つ専門的知識やノウハウ の活用や、管理運営の事務等を民間に委託 するこ とでサービスの 維持向上や効率的・効果的な施設運営が図れる ものは、管理形態の見直しを 検討します。 7 第4 ・ 見直しの進め方 基本的な考え方における2つの観点と見直しの視点から、今後の施設の在り方を 検証し、廃止や移譲を検討します。 ・ 市の施設として引き続き設置する施設について 、施設の集約化が必要なものは統 合を、他の用途により施設の活用を図る必要があるもの は用途の変更を、他の施設 に機能を移転する必要があるものは機能 の移転を検討します。また、管理運営方法 について、民間事業者の専門性やノウハウの活用やより効率的な方法で管理運営を 行うことができるものは、指定管理者制度の導入や管理運営事務等の 民間委託を検 討します。 ・ 施設を所管している部署は、施設の見直しに向け、施設の調査や必要な手続き等 を計画的に進めます。 [見直しを進める上での留意点] ○ 見直しを進めるに当たっては、早期に関係者や地元との協議や調整を行うととも に、市民や利用者などに対し、十分な期間を設けて説明、周知を行い、理解と協力 を得ながら進めます。 ○ 可能な限り、利用者への代替措置や施設の運営を専ら委ねられていた団体従業員 の雇用にも留意しながら進めます。 ○ 指定管理者制度を導入している施設は、指定期間の満了時期を考慮し、見直しを 行います。 ○ 施設によっては、施設の調査(設置の経緯、建物や土地の状況、国府補助金や 市 債残高の有無など)や財産処分に係る事務に多くの時間を要する場合があることか ら、早期に調査等に着手し、また必要に応じて国や府などの関係機関と 協議し、取 組を進めます。 ○ 廃止、統合、機能移転を行う施設 で今後も活用が可能な施設 は、その後の施設の 利活用の方策についても検討します。 ○ 移譲する施設については、施設の譲渡に関するガイドラインに沿って、着実に事 務を進めます。なお、公募により譲渡先を選定するもので、公募しても購入希望者 がない場合には、早期に譲渡先が得られるよう次善の策を検討します。 ○ 移譲などを予定していた施設で、見直しを進める中で 廃止することとした施設に 8 ついては、原則、当初の見直し実施年度又はそれまでの間に廃止することとします。 第5 1 その他 使用料や減免規定等の検討 施設の使用料や減免規定等について、 「施設の利用価値や維持管理経費と比べて適切 な使用料が設定されているか。」「使用料の減免が適切に運用されているか」といった 受益者負担の適正化と公平性の確保の視点から見直しを検討します。 2 公共施設等総合管理計画による施設の更新等 本方針に基づき、引き続き市の施設として設置することとした施設については、 公 共施設等総合管理計画により、施設の更新や長寿命化を計画的に進め、適正な維持管 理を図ります。また、施設の点検や診断等により、高度の危険性が認められた施設や、 用途廃止後に長期に渡って活用が見込めない施設については、周辺の環境や治安に悪 影響を及ぼすことがないよう、同計画に基づき、取壊しを検討します。 3 本方針の見直し 本方針は、第3次行財政改革大綱の取組期間の満了に合わせて見直しを行うことと します。ただし、見直しが必要であると判断した場合には、その都度 、柔軟に見直し を行うこととします。 9 見直しの視点 見直しの方向性フロー 公共施設 ① 施 設 の設 置 意義 か らの 視点 ・ 施 設 の設 置 目的 が 現状 の 市民 や 利 用者 の ニー ズ と一 致して い る か 。 ・ 施 設 の設 置 目的 と 利用 実態が 整 合 して い るか 。 ② 施 設 の機 能 から の 視点 ・ 公 共 施設 間 で機 能 が重 複して い な いか 。 ・ 民 間 施設 と 競合 し てい ないか 。 ・ 適 正 な配 置 とな っ てい るか 。( 配 置 バラ ン ス、 利 用機 会の平 等 等 ) ・ 他 の 施設 に 移転 す るこ とで十 分 な サー ビ スが 提 供で きるの で は ない か 。 ③ 施 設 の利 用 状況 か らの 視点 ・ 利 用 率が 低 下し て いな いか 。 ・ 利 用 者が 一 部の 地 域や 団体等 に 集 中し て いな い か 。 ④ 施 設 の劣 化 から の 視点 ・ 施 設 の劣 化 によ り 、施 設の安 全 性 や快 適 性、 機 能性 が失わ れ て いな い か 。 ・ 施 設 の機 能 の維 持 に、 多大な 財 政 負担 を 要さ な いか 。 ⑤ 管 理 形態 か らの 視 点 ・ 民 間 事業 者 の専 門 性や ノウハ ウ の 導入 な どの 必 要性 がない か 。 ・ よ り 効率 的 な方 法 で管 理運営 を 行うこ と がで き ない か。 【廃止の検討】 ・ 施 設 の設 置 目的 が 現状 の 市民 や 利 用者 の ニー ズ と一 致して い な い。 ・ 施 設 の設 置 目的 と 利用 実態が 整 合 して い ない 。 ・ 公 共 施設 間 で機 能 が重 複して い る 。 廃 止 ・ 民 間 施設 と 競合 し てい る 。 ・ 利 用 率が 低 下し て いる 。 ・施設 の 劣化 に より 、施設 の 安全 性 や 快適 性 、機能 性が 失 われ て い る。 ・ 施 設 の機 能 の維 持 に、 多大な 財 政 負担 を 要す る 。 【統合の検討】 ・ 公 共 施設 間 で機 能 が重 複して い る 。 統 合 ・ 適 正 な配 置 とな っ てい ない。 【民間・団体への移譲の検討】 ・ 施 設 の設 置 目的 と 利用 実態が 整 合 して い ない 。 移 譲 ・ 民 間 施設 と 競合 し てい る 。 ・ 利 用 者が 一 部の 地 域や 団体等 に 集 中し て いる 。 【用途変更の検討】 ・ 施 設 の設 置 目的 が 現状 の 市民 や 利 用者 の ニー ズ と一 致して い な い。 ・ 施 設 の設 置 目的 と 利用 実態が 整 合 して い ない 。 用途変更 ・ 公 共 施設 間 で機 能 が重 複して い る 。 ・ 適 正 な配 置 とな っ てい ない。 ・ 利 用 率が 低 下し て いる 。 【機能移転の検討】 ・ 他 の 施設 に 移転 す るこ とで十 分 な サー ビ スが 提 供で きる。 ・施 設 の劣 化 によ り 、施設 の 安全 性 や 快適 性 、機 能 性が 失 われ て いる。 機能移転 ・ 施 設 の機 能 の維 持 に、 多大な 財 政 負担 を 要す る 。 【管理形態の見直しの検討】 ・指定管理者制度 ・ 民 間 事業 者 の専 門 性や ノウハ ウ の 導入 な どが 必 要で ある。 ・業務委託 ・ よ り 効率 的 な方 法 で管 理運営 を 行 うこ と がで き る。 直 営 10 別 紙 【本方針における用語定義】 廃 止 当該施設での行政サービスの提供を廃止(用途廃止)するもの 統 合 公共施設間で類似の行政サービスを提供している施設を統合するもの 移 譲 当該施設を民間又は地域等へ譲渡(有償又は無償)するもの 用 途 変 更 当該施設の設置目的を他の目的に変更するもの 機 能 移 転 当該施設の機能を他の施設に移すもの 管理形態の見直し 運営に係る事務の 委託や指 定管理者制度の導 入など、 より効率的・効果 的な管理 運 営方法に見直すもの 11