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No.116 特集:「ポケモンGO」と防犯・交通安全

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No.116 特集:「ポケモンGO」と防犯・交通安全
平成28年8月31日
しずおか防犯まちづくり
県民会議発行
事務局 くらし交通安全課
No.116
TEL:054-221-3714
特 集 :「ポケモンGO」と防 犯 ・交 通 安 全
人気のゲーム「ポケモンGO」で遊んでいる人を街のあちらこちらで見かけます。
楽しい反面、遊び方によっては様々な問題点があります。
防
犯
青少年の深夜徘徊
ゲームを悪用した犯罪
交通安全
交通事故3件
道路交通法違反64件
(画面を見ながらの運転)
※7/22~8/14 静岡県警 集計
そこで、「ポケモンGO」のゲームの特徴や問題点、そしてトラブルを防ぐためにはどうしたらよいか
ということについて、わかりやすくお伝えします。
(ゲーム画面イメージ)
◎ポケモンGOはどういうゲーム?
("ポケモン”)
ボールを当てて
「ポケモンGO」は、今から約 20 年前に大ヒットしたゲーム「ポケットモンスター
捕まえるよ
(ポケモン)」がもとになっていて、物語の中に登場する架空の生き物「ポケモン」
(ボール)
を捕まえ、プレイヤー同士で交換したり、ポケモンを戦わせたりするゲームです。
このゲームは、スマートフォン(スマホ)向けに開発されたもので、観光地や公
安全に楽しく
園など特定の場所に行くと、画面上では現実の景色の中に存在しているように
ゲットしよう!
合成画像のポケモンが現れます。現れるポケモンの種類(約 150 種)は場所に
より異なり、移動することで色々な種類を捕まえることができるのが特徴です。
例えば、大人世代が子どもの頃に夢中になった昆虫採集やカブトムシの相撲を、
スマートフォンを使って楽しむことができるといったイメージではないでしょうか。
◎どうしてみんな夢中になるの?
(カプセル)
・屋外を出歩いて楽しめます。ポケモン探し中に、友達ができたとの声もあります。
・ひとりで遊ぶだけではなく、集めたポケモンを仲間に自慢したり、仲間同士でポケモンを交換したり、
またポケモンのバトルで他のプレイヤーと競ったりすることもできるので、競争心をかき立てられ、集
団的な心理も働くので、ますますゲームに入り込んでいきます。
・ポケモンGOは、物語の中の生き物があたかも現実に存在しているように見えること、そしてゲーム
の面白さとも融合させ、夢中になる要素がふんだんに盛り込まれています。
これが、ヒットしている最大の理由ではないでしょうか。
◎何が問題なの?何が危ないの?
○交通事故などの危険
・ゲームに夢中になり歩きスマホ、自転車や車に乗りながらプレーする
ことで周囲への注意力が低下
○私有地や立入禁止の場所への侵入
・ポケモンを捕まえるため、他人の家や畑などの私有地などへ侵入したくなる
○子どもなどが犯罪に巻き込まれる危険
・ゲーム中に知らない大人から声をかけられて、子どもが危ない目に遭う可能性がある
・ゲーム上も昼夜の区別があり、時間によって出現するポケモンが変わるため、ポケモンが出没す
る場所に夜間でも行きたくなってしまう
子ども達がポケモン欲しさに夜出歩いたり、人の出入りの少
ない危険な場所に入り込んでしまう危険性があります。
これまでの事故・事件例
・路上で、自転車に乗りながらゲームをしていた男性(40)が歩いていた女性(83)に衝突。【県内】
・自転車に乗りながらゲームをしていた男子高校生(16)が駐車場の車に衝突。【県内】
・順天堂大学(三島市)の敷地内にゲームのために男性2人が無断で立ち入る。【県内】
・路上でゲームをしながら歩いていた 20 代の女性が、後ろから近づいてきた男にわいせつな行為をされそうにな
る。【北海道】
・ゲームをしながら自転車に乗っていた女子大学生が、バイクに乗った男にかばんをひったくられた。【愛知県】
◎どうすればみんなが楽しく遊べるの?
ポケモンはスマートフォンごと別々に発生するので、早い者勝ちで捕まえる必要はありません。また、
ポケモンが出現したらスマホが知らせてくれますので、スマホを常に見ている必要もないのです。
【内閣府サイバーセキュリティセンター発行<ポケモントレーナーのみんなへおねがい♪>】
① 個人情報を守ろう
④ 熱中症を警戒しよう
⑦ 危険な場所には立ち入らない
② 偽アプリ、チートツール注意
⑤ 予備の電池を持とう
⑧ 会おうという人を警戒しよう
③ お天気アプリは必ず入れよう
⑥ 予備の連絡手段を準備しよう
⑨ 歩きスマホは×ですよ
(内閣府サイバーセキュリティセンター URL:www.nisc.go.jp)
○ 家庭でできること
① ポケモンGOを遊ぶ際のルールづくりをする。
② 小学生以下の子は一人で絶対に遊ばせない。
③ 自宅の近くでゲームをしないようにさせる。顔を覚えられる心配がある。
④ ゲームの登録名を、個人の特定できないものにする。
○ 地域でできること(防犯ボランティアができること)
① 夜うろうろしている子どもがいたら声をかける。
② 歩きながらゲーム(ながらスマホ)をしている子がいたら注意する。
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