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平成 27 年度 紀の国わかやま国体ボート競技会 ボートコース設営業務

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平成 27 年度 紀の国わかやま国体ボート競技会 ボートコース設営業務
平成 27 年度 紀の国わかやま国体ボート競技会
ボートコース設営業務仕様書
1
業務の名称
平成 27 年度 紀の国わかやま国体ボート競技会ボートコース設営業務委託
2
目的
紀の国わかやま国体(第 70 回国民体育大会)ボート競技会(以下「競技会」という。)
を円滑に開催するため、競技に必要となる国体用ボートコースの仮設物設営を実施する。
3
発注者
紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会実行委員会(以下「実行委員会」という)
4
履行場所
紀の国わかやま国体ボート競技会場(滋賀県大津市及び滋賀県草津市)
5
通則
(1)本仕様書(別添の参考図面及び質問回答書を含む。以下同じ。)は、本業務の基本的
事項について定めるものであり、本仕様書に明示されていない事項又は疑義を生じた場
合、その都度、実行委員会と協議のうえ決定するものとする。
(2)本業務を実施するにあたり、受託者は当該契約に基づき実行委員会と常に密接に連絡
をとり、その指示と監督を受けて誠実に業務を履行するものとし、関係法令を遵守する
こと。
6
協議・打合せ等での説明
業務における協議・打合せは、業務着手時に行うほか、実行委員会が必要とした場合は、
随時、協議・打合せを行うとともに、資料、情報の提供を行うものとする。
なお、協議に要する打合せは、原則として下記 15 の事務所で行うものとし、それにか
かる経費(交通費等)は受託者の負担とする。
7
業務履行期間
契約締結日から、平成 27 年 10 月 30 日(金)まで。なお、作業期間については以下の
とおりとする。
参考:競技会開催期間 平成 27 年 9 月 24 日(木)~9 月 30 日(水)
9 月 24 日(木)~26 日(土)は公式練習
区
分
期
間
設営:平成 27 年 8 月 26 日(水)~8 月 28 日(金)
事前仮設物
設営・撤去
※ 8 月 29 日に日本ボート協会施設委員長の現地確認を予定するた
め、それまでに設営を完了させること。
撤去:平成 27 年 8 月 30 日(日)
1
国体
仮設物設営
仮設物維持管理
国体終了後
撤去
平成 27 年 9 月 3 日(木)~9 月 22 日(火)
※
9 月 23 日に日本ボート協会の現地確認を予定するため、それま
でに設営を完了させること。
設営完了から競技会終了まで
平成 27 年 9 月 30 日(水)12:00 から 10 月 7 日(水)まで
8 業務内容
(1)コース設営に係る詳細設計図作成
(2)国体ボート競技に必要となる陸上競技施設の設営、維持管理及び撤去
(3)国体ボート競技に必要となる水上コース備品の調達・撤収
(4)国体ボートコース設営支援並びに水路艇及び艇メンテナンス技術者派遣
(5)日本ボート協会コース確認のための事前コース設営への支援
(6)その他、本業務の実施に必要な業務
9
業務の詳細及び特記仕様
(1)コース設営に係る詳細設計図作成
ア 当該仕様書及び日本ボート協会コース規格規程に基づき、別紙参考図面等を参照し
「国体ボートコース設置図」の作成と修正を行う。
イ 「国体ボートコース設置図」の提出については電子データにより提出することとし、
電子データの形式は、jwcad または Microsoft 社製 Visio により編集可能な形式並び
に PDF ファイルとする。
(2)国体ボート競技に必要となる陸上競技施設の設営、維持管理及び撤去
仮設物等の詳細は以下のとおり。別添図面も併せて参照のこと。
① 決勝判定席
・決勝判定席は、仮設・組立式とし、決勝判定席の設置個所は決勝線延長、既設の赤
白ポールに設置する。見通しが正確、かつ容易に行える構造とし、強風等に耐えら
れる安全性を考慮した構造とすること。
・雨及び日除け対策を施す構造とする。
・視準器に取付けるワイヤーは前後二重構造とし、判定が容易に行える構造とする。
・各判定席の後方に、目隠し幕(防炎幕等)を設置する。
② 乗降用仮設浮桟橋及び渡り橋
・出艇及び帰艇用として新浜ヤード南側に仮設浮桟橋を 4 基設置する。波や水位変動
による影響を考慮し、護岸から離した位置に設置し、渡り橋を設置する。
・浮桟橋の固定は、アンカー及びアンカーロープにて行う。設置にあたっては、大雨
や放流による流れに対する強度を十分に持たせるようアンカーの数やロープサイズ
について考慮すること。
・浮桟橋は長さ 20m、幅 4m、厚さ 0.3mとし、材質は、出艇・帰艇桟橋とも接岸した
競技艇への損傷を抑えるため樹脂製のものとし、周囲に柔らかい白色性の防舷材を
取り付ける。
2
・浮桟橋4基については事前設置し確認後撤去し、国体直前に再設置を行う。
③ 乗降用仮設通路(仮設スロープ)
・渡り橋の接岸地点が急傾斜地であるため、浮桟橋及び渡り橋へのアプローチのため、
乗降用仮設通路(仮設スロープ)を設置する。
・乗降用仮設通路(仮設スロープ)は幅 6m程度で 4 基設置とし、単菅組で、表面はコ
ンパネ張りで平坦なものとする。また、艇を運ぶ選手が安全に通行できるようカー
ペット敷等の滑り止め対策を行うこと。
・乗降用仮設通路(仮設スロープ)は設置後、国体終了まで設置しておいてもかまわ
ないが、十分な強度と安全性を確保した仕様とすること。
③ カメラタワー
・決勝審判席後方に写真判定用カメラを設置するためのカメラタワーを決勝線延長上
に設置する。仮設ローリングタワー構造とし、全レーンを視認可能な高さ、位置で
設置する。
・カメラタワーの揺れを抑えるため、4 箇所を単菅で固定し、ワイヤーにより補強する
など十分な転倒防止策を講ずる。
④ 見通し板
・0m、500m、1,000m地点の 3 個所とし、0m 地点はスタート判定席対岸、500m及び
1,000m地点は既設見通し板に仮設設置する。
・スタート判定席対岸の見通し板は、通常より大型(約縦 3m×横 2m)で、風の抵抗
を考慮した設置方法とする。また、見通し板の境が明白になるよう、後方に見通し
板より大きい寸法の白い幕(防炎幕等)を設置する。
・500m、1,000m 地点の見通し板は既設見通し板を隠すように設置する。素材はアルミ、
コンパネ等軽量なものを使用し、取り付けにあたっては既設見通し板の表面を損傷
することのないよう配慮し養生対策を行うこと。
⑤ ランドマーク
・レーンナンバーを表示したゴール目標板を、新浜ヤードの既設操舵補助標識(ステ
アリングマーカー)に仮設設置する。
・素材は軽量なものを使用し、取り付けにあたっては既設操舵補助標識(ステアリン
グマーカー)の表面を損傷することのないよう養生等に配慮すること。
・スタート地点となる琵琶湖漕艇場前から目視可能な大きさとする。
(3)国体ボート競技に必要となる水上コース備品の調達・撤収
① コースワイヤー
・ワイヤーは、琵琶湖漕艇場に既設コースシステム(豊田合成社製ボートコースシス
テム
特許:4222170)に適合したものとし、作業性が良い軽量な素材(モノフィラ
メント等)とする。
・ブイの付け替えが容易にできるよう、各所に加工を施すものとする。
② ブイ
・艇やオールに損傷を与えるおそれのない、柔軟な材質とする。
・各レーンには 250m毎に色の異なるブイ(赤)を設置する。
・コース区域境界に使用するブイは、視認性を考慮し、赤色のφ400 程度の柔軟なブイ
を使用する。
・ゴールフラッグブイは、ゴールライン後方 5m地点の外境用ワイヤーに設置する。
・コース境界ブイは赤色及び黄色、外境ブイは白のφ250 以下とする。
3
・発艇・帰艇桟橋への水上導線を分けるため、ガイドブイの設置を行う。ブイは赤色
で大きさは任意ものとする。
・500m 地点に位置する取水口施設と競技艇の接触等危険防止のため、取水口の周辺に
大型の軟質ブイを設置し、保護・養生を行う。
③ 仮設発艇台
・仮設発艇台を琵琶湖漕艇場前スタート地点に設置する。仮設発艇台の仕様は別紙の
とおり。
・風の影響を強く受けるため、倒壊等のないよう対策を講ずること。
・固定はコースレーンの設置等に影響を与えないよう水中アンカー等で行う。
なお、地質が軟弱であり、流れの影響を受けやすい場所であるため、最低 300 ㌧/秒
以上放流時の流れに耐えられる設計とすること。
・設置にあたっては既存コースワイヤーやアンカー等の干渉しないよう十分配慮し、
琵琶湖漕艇場管理者と事前に十分調整の上で実施すること。
④ 操舵補助標識(ステアリングマーカー)
・当該コースは操舵補助標識の設置が困難なため、発艇線の後方にコース境界ブイを 5
m間隔で 10 個程度設置し、これを操舵補助標識の代用とする。(発艇台付近には設
置しない。
)
⑤ 練習用コース、待機水域
・コース西側の自由水域に縦張り 1 本にて 500m程度の練習レーンを設置する。
・発艇席後方~水菅橋の水域に待機水域のエリアを設定する。
・ブイのサイズは 150mm 以下とし、コース境界ブイと色違いとする。
(4)国体ボートコース設営支援並びに水路艇及び艇メンテナンス技術者派遣
ア 琵琶湖漕艇場管理者が行うコース設営への設営支援
コース設営を行う琵琶湖漕艇場管理者に対し、日本ボート協会コース規格規程及び
国体先催地等の実施事例等を基に助言と設営支援を行う。
イ 水路艇リース及び水路艇メンテナンスのための技術者派遣
コース設営・維持のための水路艇 1 艇を期間中リースするとともに、水路艇等のメ
ンテナンスと応急修理を行うための専門的知見及び技術を有するスタッフを以下のと
おり琵琶湖漕艇場に派遣する。
・技術スタッフ数:2 名(小川マリン技術員)
・水路艇:小川マリン所有水路艇
・期 間:平成 27 年 9 月 24 日~平成 27 年 9 月 30 日
9 月 24 日~30 日 9:00~15:00(6 時間)
9 月 27 日
9:00~17:00(8 時間)
9 月 28 日
9:00~14:30(5 時間)
9 月 29 日
9:00~16:45(8 時間)
9 月 30 日
9:00~17:00(8 時間)
(5)日本ボート協会コース確認のための事前コース設営
わかやま国体では通常のコース利用と逆方向でのコース設営となるため、円滑なコー
ス設営のため、事前に国体時を想定したコース設営を行い、日本ボート協会施設委員長
等の確認を受ける。そのため、以下の作業を行う。
4
ア 事前コース設営日程
①事前コース設営
:平成 27 年 8 月 26~28 日
②日本ボート協会確認:平成 27 年 8 月 29 日
③コース撤去
:平成 27 年 8 月 30 日
イ 業務内容
(ア)事前コース設営・撤去への支援
上記アの日程で国体本番と同様の水上コース設営を行う。ブイ・ワイヤー設置等
のコース設営・撤去作業は琵琶湖漕艇場職員が行うため、資材の調達・納入と設営
の監修を行う。
※備品の詳細は上記9(3)①、②、③とする。
(イ)陸上仮設物の設置・撤去
以下の陸上仮設物の設置と撤去を行う。決勝判定席及び仮設浮桟橋は、日本ボー
ト協会の事前確認後にいったん撤去し、国体直前に再設営することとする。
①決勝判定席
②乗降用仮設浮桟橋及び乗降用仮設通路(仮設スロープ)
※ 仮設物の詳細は上記9(2)①、②とする。
※ 乗降用仮設通路(仮設スロープ)については設置後国体終了まで設置してお
いてもよいが、国体までに間に修繕の必要が生じたときは、受託者の負担で補
修を行うこととする。
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業務従事者について
競技会期間中は、競技会運営に支障のないよう以下の者を配置すること。
(1)総括責任者
業務の遂行にあたり業務管理、安全管理、危機管理を総括する総括責任者を選任する
こと。これに伴い、総括責任者選任届を、別に定める日までに提出すること。
(2)現場責任者及び作業員
設営実行委員会と連携を図り、常に仮設物等の維持管理が行えるように、現場責任者
と作業員を必要数配置すること。
なお、現場責任者は総括責任者とは別に選任すること。
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安全管理及び危機管理等
(1)本業務の履行に際し、常に細心の注意を払うとともに事故防止等安全管理を徹底し、
通行車両・通行人等に事故が発生しないよう安全管理を徹底すること。
(2)国体開催に係る安全管理として、実行委員会にて公式練習及び競技期間中(9月23
日(水)~9月30日(水))の昼間、配艇場管理道入口に交通誘導警備員を配置する。
資材の搬出入等の際は、交通誘導警備員の指示に従うこと。
(3)危険負担等
ア 業務の履行に際し、受注者の責めに帰すべき理由により既設物、仮設物等への破損、
紛失、第三者に損害を与えた場合は、すべて受注者の責任においてその損害を賠償す
ることとし、実行委員会はいかなる責任も負わないものとする。
イ 設営された仮設物等の火災、盗難、破損、いたずら等による事故については、実行
委員会の責めに帰すべき理由のない場合のほか、実行委員会は責任を負わないものと
する。
5
(4)緊急撤去及び再設営
台風や異常気象による風雨等の影響を受ける環境下であることを踏まえ、常に気象状
況等の把握に務めるとともに、不測の事態に対応できる体制を整えること。
また、実行委員会が必要と判断した場合、その指示に従い緊急撤去及び再設営につい
て対応すること。
ア
大雨警報、暴風雨警報その他の警報が発令され、災害が起こるおそれがあると予想
され、実行委員会が撤去命令を指示した時は、即時指示された時間内に全ての施設を
撤去すること。撤去時間及びこの費用については、別途協議するものとする。
イ
撤去後に天候が回復し、競技会が開催される場合は、実行委員会の指示時間内に再
度設営を迅速に行うこと。設営時間及び再設置費用については、別途協議するものと
する。
12
その他留意事項
(1)業務遂行にあっては、琵琶湖漕艇場周辺水域の特性を十分考慮し、瀬田洗堰の放流や、
台風や異常気象による風雨等の影響を強く受ける環境下であることを踏まえ、常に気象
状況等の把握に務めるとともに、不測の事態に対応できる体制を整えること。
(2)受託者が用意する仮設物等は、錆・傷・汚損等のないものとし、指定された製品を除
き統一性を持たせること。なお、実行委員会から交換の指摘があった仮設物等について
は、直ちに対応すること。なお、それらの費用については、実行委員会の責に起因する
ものを除き、受託者の負担で行うこと。
(3)仮設物の設置にあたっては、雨天や強風等の対策に十分配慮して行うこととし、倒飛
壊が生じないように針金、ウエイトもしくは杭木等で確実に固定し、安全対策を確実に
実施すること。また、全ての仮設物等について、火災、盗難、破損等の防止に努めるこ
と。
(4)設営完了から撤去までの間、雨天時、強風時、夜間及び緊急時を含め、仮設物等を適
切に保守・管理し、円滑な大会運営が行えるようにすることとし、必要に応じて修理・
交換・補充等を行うこと。これに伴う費用については、実行委員会の責めに帰すべき理
由によるものを除き、受注者の負担で行うこと。
(5)仮設物の設営後は、実行委員会に報告し確認を受けることとする。また、撤去にあた
っては、実行委員会の指示により仮設物等を速やかに実施するとともに、施行場所を原
状回復することとし、必ず施工場所の清掃を行うこと。
(6)業務遂行にあっては、会場周辺の特性を十分考慮し、必要に応じて養生を施すなど、
既存施設や敷地等に損傷を与えないよう配慮すること。なお、養生にかかる費用及び著
しく現状を損傷した場合の現状復旧費用は、受託者の負担とする。
(7)受注者は、琵琶湖漕艇場管理者と密に連携して業務を進めることとし、指示等があっ
たときは、すみやかに実行委員会に報告し、その指示を受けること。
(8)仮設物設置にあたって事前に資材の仮置きが必要な場合は、実行委員会が新浜ヤード
内に指定した場所をストックヤードとして利用することができる。
(9)競技会期間中(9 月 24 日から 9 月 30 日)に保守・維持管理に従事するものは、あら
かじめ実行委員会に従事者の氏名等を伝え、貸与されたIDカードを着用すること。
(10)業務実施においては、車両、機械のアイドリングストップに努めるなど、環境に十分
配慮して行うこと。
6
(11)競技会場で並行して作業を行う他の業者との工程調整を事前に十分行い、連携をとり
ながら業務を円滑に推進すること。
(12)紀の国わかやま国体のマスコットキャラクター等各種デザインの使用にあたっては、
紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会実行委員会が策定した「デザインガイドマニ
ュアル」を遵守すること。
13
提出書類
(1)次に記載する書類を、次に定める期限内に実行委員会へ提出すること。なお、様式は
任意とする。
区分
部数
期限
契約金額内訳明細書
総括責任者選任届(9(1)関係)
各1部
契約後14日以内
各1部
業務完了後速やかに
業務工程表
委託業務実績報告書
写真(設営作業、設営完了、撤去作業等)
その他、実行委員会が指示するもの
必要数
実行委員会の指示に
よる
(2)提出方法
ア 提出物は実行委員会に帰属するものとする。
イ 電子データの提出が必要な場合は以下によること。
(ア)各提出書類の電子データは、Microsoft 社製 Word・Excel 等により編集可能な形式
及び PDF ファイルとする。
(イ)格納媒体は原則 CD-R とする。また、収納ケース、CD-R 等に、委託年度及び委託件
名等を付記すること。
ウ
提出物の納入後、内容に不備があった場合には、速やかに受託者の負担で修正等を行
うこと。
14
見積りにあたっての特記事項
(1)搬入~設営調整~維持管理~撤去~原状回復における、運搬費、設営撤去費、消耗品
費等を含む全ての経費を計上すること。
(2)必要な保険は受託者において付保すること。
15
提出先・連絡先
紀の国わかやま国体ボート競技事務所
〒520-2141
電話
FAX
Email
服部
滋賀県大津市大江2-9-2 大江会館内
077-511-9561
077-511-9562
[email protected]
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