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6.子どもの教育やしつけについて(PDF:3020KB)
6.子どもの教育やしつけについて (1)子どもの最終学歴 問 13.あなたは、お子さんにどの程度の学校教育を受けさせたいと思いますか。 ●男の子には「大学」、女の子には「大学」もしくは「短期大学・専門学校」を希望する傾向が 強いが、「子ども次第」と考える人も4人に1人程みられる。 全体でみると、男の子の場合、 「大学」が 44.9%と最も高い。女の子の場合、 「大学」 (34.1%) が最も高く、次いで、 「短期大学・高等専門学校・専門学校」 (23.5%)となっており、前回調査 と比べると、1、2位の差は大きくなっている。また、「子ども次第」という回答は、男の子で 23.5%、女の子で 23.3%を占めている。 <子どもの最終学歴[全体、性別] (前回調査比較)> 中学校 高等学校 短期大学 高等専門学校 専門学校 大学 その他 わからない 子ども次第 無回答 0% 20% 0.5 全 体 今回調査 N=425 6.8 40% 13.2 無回答 60% 44.9 6.5 女 性 今回調査 n=242 8.4 49.1 4.2 15.3 43.0 24.8 3.7 6.8 26.4 8.6 46.4 4.3 25.3 0.6 男 性 今回調査 n=163 9.2 11.0 全 体 女 性 女 の 子 の 場 合 今回調査 n=242 平成21年調査 n=442 男 性 今回調査 n=163 平成21年調査 n=355 4.5 8.1 3.7 2.5 49.1 20.2 3.1 0.3 0.6 5.9 7.9 0% 平成21年調査 N=813 6.2 0.6 0.3 今回調査 N=425 5.9 0.0 0.2 0.2 平成21年調査 n=355 23.5 0.0 0.8 5.8 平成21年調査 n=442 100% 0.1 0.5 0.4 男 の 子 の 場 合 80% 0.2 3.5 1.4 0.2 平成21年調査 N=813 大学院 52.7 20% 4.2 40% 60% 0.5 9.4 23.5 34.1 24.5 80% 0.7 0.2 1.4 3.7 100% 23.3 6.8 26.3 5.7 1.2 0.1 0.6 0.1 9.2 27.1 29.6 1.2 0.0 1.2 0.4 9.1 26.0 31.8 26.0 4.1 1.1 0.0 0.5 0.0 8.1 28.5 26.7 27.6 7.5 0.0 0.6 0.6 11.0 20.2 38.7 1.8 20.2 6.7 0.3 0.6 0.3 10.4 25.9 32.7 44 1.4 25.1 3.4 (2)子どもに対するしつけや教育 問 14.あなたは子どものしつけや教育について、どのような考え方をお持ちですか。 ●「(1)女の子にも経済的に自立できるよう職業人としての教育をする」 、 「(2)男の子にも生 活に必要な技術を身につけさせる」という考え方には、全体の約9割が賛成と回答している。 ●「(3)女の子は女の子らしく、男の子は男の子らしく育てる」という考え方については、賛 成という回答が全体の約6割を占めている。 「(1)女の子も男の子と同等に経済的に自立できるよう、職業人としての教育をした方がよ い」、「(2)男の子にも炊事・掃除・洗濯など、生活に必要な技術を身につけさせる方がよい」 という考え方に対して、それぞれ「賛成」 、 「どちらかといえば賛成」という回答の合計は全体の 約9割を占め、「どちらかといえば反対」、「反対」という回答の合計を大きく上回っている。女 の子の経済的自立、男の子の生活的自立に対してはかなり肯定的な考え方が浸透しているといえ るが、男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく育てるという考え方は根強く残っているこ とがうかがえる。 「(3)女の子は女の子らしく、男の子は男の子らしく育てた方がよい」という考え方に対し て、 「賛成」、 「どちらかといえば賛成」という回答の合計は全体の約6割(57.1%)を占め、 「ど ちらかといえば反対」、 「反対」という回答の合計(24.4%)を上回っており、前回調査と比べる と、男性の賛成という回答がやや高く、反対という回答がやや低くなっている。 「(4)男の子は理系、女の子は文系に進む方がよい」という考え方に対しては、反対という 回答(60.3%)が賛成という回答(7.5%)を大きく上回っているが、 「わからない」と回答した 人も4人に1人みられる。 45 <しつけや教育への考え方[全体、性別] (前回調査比較)-1> (1)女の子も男の子と同等に経済的に自立できるよう、職業人としての教育をした方がよい 0% 賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対 わからない 無回答 無回答 20% 40% 60% 80% 100% 1.4 0.5 全 体 今回調査 N=425 64.5 25.2 3.8 4.7 1.5 0.4 平成21年調査 N=813 60.0 31.2 3.9 3.0 0.8 0.4 女 性 今回調査 n=242 69.8 23.1 3.3 2.5 0.7 0.2 平成21年調査 n=442 63.1 29.4 4.1 2.5 0.6 男 性 今回調査 n=163 60.7 27.6 2.5 4.9 3.7 0.6 平成21年調査 n=355 56.1 33.5 2.3 3.9 3.7 (2)男の子にも炊事・掃除・洗濯など、生活に必要な技術を身につけさせる方がよい 0% 全 体 今回調査 N=425 賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対 わからない 無回答 無回答 20% 40% 60% 80% 54.8 35.1 0.5 2.4 2.1 100% 5.2 1.1 2.6 平成21年調査 N=813 52.8 37.3 3.0 3.3 0.4 0.8 女 性 今回調査 n=242 62.0 31.0 2.5 3.3 0.7 2.3 平成21年調査 n=442 59.5 33.9 1.4 2.3 0.6 男 性 今回調査 n=163 47.2 41.7 1.8 4.9 3.7 1.4 平成21年調査 n=355 44.8 41.4 46 4.8 3.1 4.5 <しつけや教育への考え方[全体、性別] (前回調査比較)-2> (3)女の子は女の子らしく、男の子は男の子らしく育てた方がよい 賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対 わからない 無回答 0% 無回答 20% 40% 60% 80% 全 体 今回調査 N=425 19.5 37.6 17.6 平成21年調査 N=813 18.9 38.9 17.3 13.2 6.8 10.7 女 性 今回調査 n=242 16.1 37.2 20.7 8.7 平成21年調査 n=442 17.6 35.7 19.5 11.5 男 性 今回調査 n=163 25.2 平成21年調査 n=355 41.7 20.0 12.3 42.3 100% 3.7 15.5 9.9 5.2 10.3 3.8 14.0 12.4 13.5 3.3 3.2 3.7 7.9 4.5 (4)男の子は理系、女の子は文系に進む方がよい 賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対 わからない 無回答 無回答 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0.9 全 体 今回調査 N=425 6.6 女 性 平成21年調査 1.8 7.9 N=813 0.4 今回調査 5.0 n=242 平成21年調査 1.6 6.8 n=442 男 性 今回調査 1.2 9.2 n=163 平成21年調査 2.3 9.0 n=355 20.5 19.3 39.8 26.8 5.2 37.3 29.9 3.8 42.1 20.2 18.3 37.8 20.2 20.8 47 28.9 32.6 3.3 3.2 38.0 27.0 3.7 36.9 26.5 4.5 (3)男女平等実現のために学校教育の場で力を入れるべきこと 問 15.これからの社会で、男女平等の人間関係をつくっていくために、あなたは、学校教育の 場でどのようなことに力を入れたらよいと思いますか。 ●「生活指導や進路指導において、男女の差をなくす配慮」と「男女平等の意識を育てる授業」 に力を入れるべきと回答した人の割合が高くなっている。 全体でみると、 「生活指導や進路指導において、男女の差をなくす配慮」 (56.9%)と「男女平 等の意識を育てる授業をする」 (56.7%)が僅差でともに高く、次いで、 「教員自身の固定観念を とりのぞく研修」(46.4%)となっており、男女平等意識育成授業、男女差のない生活・進路指 導、指導者の資質向上を要望する人が多いことがうかがえる。 前回調査と比べて大きな回答の変化はみられないが、 「教員自身の固定観念をとりのぞく研修」 については、男性より女性の回答率が高くなっており、前回と逆転している。 <男女平等実現のために学校教育の場で力を入れるべきこと[全体、性別] (前回調査比較)> 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 52.3 49.3 56.1 男女平等の意識を育てる授業 56.7 54.1 63.8 53.8 53.2 54.6 生活指導や進路指導において、 男女の差をなくす配慮 56.9 59.1 56.4 11.2 8.8 14.1 43.8 40.5 48.2 46.4 49.6 42.3 教員自身の固定観念をとり のぞく研修 22.3 22.2 22.5 全体 N=813 女性 n=442 男性 n=355 24.2 24.8 21.5 性暴力やセクシャル・ハラスメ ントに関する相談機能をつくる 2.8 2.5 3.1 〔平成21年調査〕 18.6 19.4 18.4 校長や教頭に女性を増やす 28.7 29.9 27.3 A 12.9 10.3 18.4 出席簿、座席、名簿など、男女 を分ける習慣をなくす 3.5 4.1 2.8 6.4 8.1 4.2 2.3 2.3 2.5 その他 2.4 2.9 1.8 学校教育の中でする必要はない 0.9 0.8 1.2 〔今回調査〕 わからない 4.5 5.0 4.3 無回答 4.5 2.9 2.5 48 全体 N=425 女性 n=242 男性 A n=163 (4)安心して子どもを産み、健やかに育てる社会にするために行政に期待すること 問 16.安心して子どもを産み、健やかに育てることのできる社会にするために、行政にどのよう なことを期待しますか。 ●経済的な支援に対する期待が大きく、特に女性に比べ男性の期待度が高くなっている。 ●「地域の職場内保育所の設置に対する奨励・支援」については、前回調査と比べて回答の割合 が非常に低くなっている。 男性は「子育てのための経済的支援の拡充」が 55.8%と最も高く、女性は「保育所や幼稚園 などの費用負担の軽減」が 42.6%と最も高くなっており、経済的支援への期待が男女ともに大 きいことがわかる。 「地域の職場内保育所の設置に対する奨励・支援」については、前回調査と比べて回答の割合 が非常に低くなっており、職場内保育所設置への奨励・支援が進んでいることがうかがえる。 <安心して子どもを産み、育てるために行政に期待すること[性別] (前回調査比較)> 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 0% 10% 20% 出産・育児の相談・情報システムの 整備 9.7 16.1 30% 55.2 34.4 38.0 27.3 27.0 38.8 55.8 42.6 44.8 保育所や幼稚園などの費用負担の軽減 16.7 15.5 10.3 14.1 乳幼児医療費助成の拡充 15.4 12.0 8.6 病児介護のための休暇制度の充実 8.7 多様なニーズにあった保育サービスの 拡充 17.4 14.9 18.2 20.2 地域でのサークル活動、子ども会活動 などの支援 10.2 11.5 7.2 4.2 16.7 14.6 行事の際の託児の実施 8.3 9.2 3.7 6.7 18.6 14.7 健全な遊び場の整備拡充 育児休業制度や、再雇用制度の充実 など職場環境の整備 30.5 34.6 14.3 15.5 33.1 28.8 20.2 育児のための勤務時間の柔軟化 11.0 地域の職場内保育所の設置に対する 奨励・支援 55.2 65.9 〔平成21年調査〕 女性 n=442 A 男性 n=355 11.2 11.0 1.1 1.7 その他 1.2 1.8 2.9 1.7 特にない 2.9 1.2 無回答 4.5 1.2 4.1 3.4 49 60% 21.5 子育てのための経済的支援の拡充 65.9 50% 12.8 「家事や子育てを男女で担う」という 考え方の普及、啓発 26.7 20.6 40% 〔今回調査〕 女性 n=242 男性 A n=163 70%