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電気通信分野における新たな競争の枠組み
資料6 電気通信分野における新たな競争の枠組み 平成14年9月18日 総 務 省 1 市場構造の急激な変化 電話中心の時代 インターネットの時代 ○ 巨額の設備投資を要する ○ 設備投資が少額で済む ○ 回線設備を自ら設置する一種は大規模 ○ 小規模な一種の参入増加 ○ 回線設備を借りる二種は小規模 ○ 大規模な二種の登場 小規模な一種の参入増加 平成12年度以降に参入した一種48事業者中、業務区域が一の都道府県に留まる者・・・27 【具体例】 ○ 大手町等にサービス提供区域を限定した一種事業者 (現在、企業ユーザ9社に対し、サービスを提供 ) ○ 都道府県内にサービス提供区域を限定したCATV事業者の一種兼業 (X県内Y社の現在の加入者数 320人) 大規模な二種の登場 【大規模2種の具体例】 ○ A社 加入者数 510万人(2001年12月末) ○ B社 加入者数 396万人(2001年11月末) 2 ネットワーク構造の急激な変化 従来の電話網 インターネット 長距離通信網 ルータ 中継交換機 東京 地域通信網 大阪 地域通信網 インターネットは、 加入者交換機 情報を伝送し易い 無線 無線 単位にまで分割し、 通信経路を予め設 光ファイバ DSL CATV 定せずに、情報を 分散して伝送する 光ファイハ ゙ CATV DSL ネットワーク 発信者 音声を中心とした通信 音声を中心とした通信 受信者 大容量(ブロードバンド)化により、映像や音声等 大容量(ブロードバンド)化により、映像や音声等 多くの情報を同時に伝送することが可能 多くの情報を同時に伝送することが可能 3 具体的な制度改革の方向性 1.下記を主要な内容とする電気通信事業法の抜本的な改正法案を、次期通 常国会に提出。 ① 設備保有の有無に着目した事業区分(一種・二種)の廃止 ② 新規参入や事業展開活性化のための大幅な規制緩和 ○ 一種事業の参入・事業変更に係る許可制の廃止 ○ 一種事業の合併・分割・譲渡に係る認可制の廃止 ③ サービス提供に係る規制の緩和 ○ 料金・契約約款の作成・公表義務の原則廃止 2.重要通信や安定的な通信サービスの提供を確保するため、ネットワーク の技術基準適合性等は維持。 4