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No.123 Autumn (PDF:4.4MB)

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No.123 Autumn (PDF:4.4MB)
サイバネットニュース
2007 Autumn
123
No.
CONTENTS
■ NEWS
■ 解説編
01 ●MATLAB Release 2007b国内販売開始のお知らせ
13 ●ANSYSおよびMEMWSProを利用したマイクロマシン設計手法のご紹介
14 ●リレー解説「スライディングモード制御」第3回:スライディングモード制御応用例
●MATLAB EXPO 2007開催のご案内
02 ●2007 Japan ANSYS Conference開催のご案内
03 ●LightTools 6.0.0新機能紹介
04 ●OrCAD R16.0リリースのご案内
06 ●シグナルインテグリティ解析に欠かせない
■ 技術編
16 ●Allegroを使用したDDR2解析講座
17 ●イノベーション支援ソリューション製品:
Goldfire Innovator™による根本原因分析事例
∼的確な問題診断と的確なソリューション探査∼
IBISモデルの可視化、補正、作成ツールをリリース!
08 ●Simulinkバージョン管理ツール 19 ●数値音響解析プログラムWAONを用いた全可聴域にわたる
ecVERSIM3.1/ecDIFF-Advancedリリース!!
09
10
11
12
頭部伝達関数(HRTF)の算出
●数式モデル設計ツールMapleによるフィッティング
●モバイル向けSaaS
(ASP)
検疫ソリューション「Fiberlinkサービス」
上陸!
■ INFORMATION
20 ●セミナー紹介
24 ●各種イベント情報
●Invention Machine社の日本総代理店として活動開始のご案内
●高速配光測定システムImaging Sphere ∼IS-SAの紹介∼
MATLAB Release 2007b国内販売開始のお知らせ
MATLAB/Simulinkプロダクトファミリの最新バージョン、
●
Image Processing ToolboxへのVideo Viewerの追加、
およ
び多角形、楕円、
フリーハンドでの領域選択機能の追加
Release 2007b(R2007b)
が2007年9月より販売開始さ
れました。
■ NEWS
●
R2007bにはSimulinkの最新バージョンSimulink 7が含ま
Distributed Computing Toolboxの parfor 関数での
パラレルおよびシリアルコードのインターリーブ化
れる他、80種類以上の製品において、機能のアップデートおよ
Simulinkプロダクトファミリの新機能
びバグ修正が施されています。
また、R2007bの主な新機能と
して、 E m b e d d e d M A T L A B 関 数 が 加 わりました。
● シミュレーションのコンパイル、
およびデュアルコアもしくはデュア
Embedded MATLAB とはMATLABのコマンドラインから
Real-Time Workshopを利用して直接Cコード生成が可能
なMATLAB言語の一連の関数群です。この機能により、
ルプロセッサ処理によるSimulinkシミュレーションの高速化
●
Embedded Target製品における双方向トレース、および
MATLAB言語を用いて開発されたアルゴリズムから、組込み
ターゲットに特化したコード最適化アーキテクチャ
システム向けのCもしくはHDLコードを生成し、Simulinkモデ
ルやモデルベースデザインのワークフローに組込むことがで
●
リズムをサポートするようになりました。
●
Simulink HDL CoderにおけるEmbedded MATLAB
FunctionブロックからのHDLコード生成機能およびマルチ
レート設計のサポート
MATLABプロダクトファミリの新機能
● 多数のMATLAB関数において、
64ビットOS上の2億以上の要
素を持つ数値配列に対応
●
SimscapeおよびSimHydraulicsにおけるコード生成機能
サポート
きます。さらに、S i m u l i n k の E m b e d d e d M A T L A B
Functionブロックは、複数のM-ファイルに記述されたアルゴ
Real-Time Workshop Embedded Coder および
WMV、
MPEGをはじめとするWindowsプラットフォーム上の
各種動画フォーマットの読み込み
● ゼ ロ ク ロ ッシ ン グ 検 出 お よ び 微 分 方 程 式 記 述 を 含 む
Stateflowにおける連続時間のサポート
各製品のバージョンアップの詳細は、弊社ホームページ
(http://www.cybernet.co.jp/matlab)
をご覧ください。
国内販売価格、
動作環境の詳細につきましては、
下記までお問
い合わせください。
本記事についてのお問い合わせは
応用システム第1事業部
TEL
03-5297-3565
E-mail
[email protected]
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
01
MATLAB EXPO 2007開催のご案内
■ NEWS
千葉大学 大学院工学研究科 教授 野波 健蔵 氏
技術立国日本を支える産業分野、技術分野で活躍される研究
者・エ ン ジ ニ ア の 皆 様 を 、課 題 の 解 決 に 有 用 な
MATLAB/Simulinkプロダクトファミリの適用事例や導入事
例の紹介、
最新技術動向の提供などの様々なプログラムを通じ
支援する、総合テクノロジカンファレンスMATLAB EXPO
2007を来る11/28
(水)
に開催いたします。
【ユーザ・トラック】
開催概要
「
『ETSS-JMAAB』
の紹介」
日時 : 2007年11月28日
(水)
会場 :ザ・プリンス パークタワー東京
主催 :サイバネットシステム株式会社、
The MathWorks社
申込 : 事前登録制
(無料)
「最近の自律制御技術の動向とロボティクスへの応用」
株式会社東芝 研究開発センター 主任研究員 大明 準治 氏 「シリアル2リンク2慣性系の非干渉化同定と物理パラメータ推定」
アイシン精機株式会社 信頼性技術部 グループマネージャー 河合 浩明 氏
九州工業大学 情報工学部 教授 尾知 博、
助教 黒崎 正行 氏
「モデルベース設計によるRTL自動生成とIEEE802.11n
次世代無線LANシステム用IP開発」
川崎重工業株式会社 技術開発本部 係員 古賀 毅 氏
「バッテリー充放電制御システムのリアルタイムシミュレーション」
主なプログラム
そ の 他 、M A T L A B を ご 存 知 な い 方 々 を 対 象 と し た
【キーノート・トラック】
MATLAB/Simulinkの機能解説、
初心者
神戸大学 大学院工学研究科 准教授 深尾 隆則 氏 ユーザ向けのツール・目的別入門、
購入検
「非線形制御と適応制御:より困難な問題へのチャレンジ」
討者向けの体験、
ユーザ向けの適用事例
モーションコントロール技術研究所 所長 大川 進 氏
紹介など、
サイバネットシステム技術部員
「物創り時代の企業内外での技術者教育」
Kansas State University, Department of Computing and
Information Sciences, Professor 水野 匡章 氏
によるさまざまなセッションをご用意して
います。皆様のご参加をお待ちしておりま
すので、
この機会にぜひお申込ください。
「モデルベース開発におけるリアルタイムOSの役割」
お申込・各プログラムの詳細 www.matlabexpo.com
本記事についてのお問い合わせは
応用システム第1事業部
TEL
03-5972-3562
E-mail
[email protected]
2007 Japan ANSYS Conference開催のご案内
本年度のANSYS Conferenceは、サイバネットシステム株
式会社とフルーエント・アジアパシフィック株式会社/アンシ
ス株式会社の共同開催で、11月13日∼16日の4日間にわた
■ NEWS
2007 Japan ANSYS Conference概要
名 称 2007 Japan ANSYS Conference
り構造解析と流体解析の2つのセッションがそれぞれ2日ずつ
(火)
∼16日
(金)
会 期 2007年11月13日
都内の別々の会場で行われます。
会 場
● 前半セッション:13日、
14日
(機械・構造分野)
前半2日間の構造解析セッションはANSYSソフトウェアの機
於 ロイヤルパークホテル
(水天宮前)
械・構造分野における適用事例を中心とし、後半2日間の流体
● 後半セッション:15日、
16日
(CFD分野)
セッションは数値流体力学(CFD)
に焦点を合わせています。
於 ハイアットリージェンシー東京
(西新宿)
いずれのセッションでも、開発元ANSYS, Inc. のスタッフが
来日し、構造分野や流体分野における最新機能の紹介を行う
ほか、ユーザ様からは多岐にわたる解析事例・導入事例を紹
介いただく予定です。本Conferenceの来場者数は1,000名
を越えることが見込まれ、CAEの専門家のためのイベントと
しては国内最大級のものになります。講演者をはじめ、弊社ス
タッフ、開発元も
対 象 ANSYSおよびFLUENTユーザ様、
およびご検討のお客様
目 的
● ANSYSの最新技術情報や、
ユーザ様同士の情報交換
の場を提供することにより、ANSYSの利用促進、顧客
満足度の向上をはかる。
● ユーザ様と開発元および当社スタッフとの交流
参加費 無料
参加する懇親会
主 催 前半セッション:
サイバネットシステム株式会社
等も予 定してい
ますので、ぜひご
後半セッション:
フルーエント・アジアパシフィック株式会社
アンシス株式会社
参加ください。
本記事についてのお問い合わせは
メカニカルCAE事業部 マーケティング室
02
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
TEL
03-5297-3208
E-mail
[email protected]
LightTools 6.0.0新機能紹介
■ NEWS
LightTools 6.0.0がリリースされました。
本バージョンでは、
様々な機能が追加されています。
今回はLightTools 6.0.0の
新機能についてご紹介いたします。
LightToolsのロゴの変更
Ver6.0.0よりLightToolsのロゴが変更となりました。新しい
ロゴ共々LightToolsをよろしくお願いいたします。
図3 埋め込みマネージャー
(ツリー構造により状況把握が容易)
高度光学特性モジュール
本バージョンに新しいモジュールが追加されました。
「高度光
学特性モジュール」
です。
このモジュールは『全てのユーザに
共通で使われる機能ではないが、特定のユーザには非常に重
要となる機能』
を扱うモジュールです。今回のリリースに含ま
れる機能は
「ユーザ定義光学特性」
のみですが、今後、以下の
機能を追加する予定です。
・複屈折材質
・屈折率分布材質
・蛍光体材質の強化
ユーザ定義光学特性(UDOP)
高度光学特性モジュールに含まれる本機能により、今までの
機能では実現できなかった光学特性を、
ユーザが自由に指定
できるようになります。例としては、特殊な偏光素子・非回転対
称な散乱を含む特殊な散乱面・回折効率を考慮した回折格子
などです。
このユーザ定義光学特性は、
面に当った光線の振る舞いを
ユーザが作成するプログラム
にて 指 定 しま す 。C + + や
Visual Basicを使いダイナ
ミックリンクライブラリを作成
し、
LightTools内の必要なオ
ブジェクトの面に適用します。
パラメータ感度調査ユーティリティ
このユーティリティは、
最適化機能
(システム上の変更して良い
項目を変数とし、
目標を指定して最適解を求める)
を利用して、
その変数の効果を見出すことを可能にします。
これは、
・設計空間で最適解が存在する見込みのあるエリアを
見定めるのに役立つ
・設計における良い初期状態を見つけ出すことで最適化を
より速く効率良く行うことができる
・設計した物のパラメータの感度
(公差)
を評価することが
できる
・上記の内容を視覚化することができる
があげられます。
これらによりLightToolsはより強力に設計の
アシストを行います。
図3 パラメータ感度調査ユーティリティ
図1 ユーザ定義光学特性の利用例
多重埋め込み
以前からある埋め込み機能が拡張されました。LEDのように、
封止樹脂の中に、
カップ、蛍光体、
リードワイヤーなど光線が
複数の材質に入射する系を正確にモデリングして光線追跡し
ます。
この機能に合わせて、埋め込み操作や埋め込み状況の確
認を容易に行える埋め込みマネージャーが追加されました。
図2 LEDのモデリング例(チップ、
カップ、蛍光体が封止樹脂内にある)
図4 感度調査の視覚化
本記事についてのお問い合わせは
応用システム第2事業部 オプティカルソリューション部
TEL
03-5297-3405
E-mail
[email protected]
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
03
OrCAD R16.0リリースのご案内
Cadence OrCAD製品は回路図設計から解析、基板アート
ワークまで一貫した開発環境を提供し、直感的な操作性と多
機能性が高く評価され、電気回路設計業界のスタンダード
ツールとして設計・開発者に広く利用されています。
本稿では11月にリリースいたします、
「R16.0」
の新機能を一
部ご紹介いたします。
■ NEWS
R16.0では解析設定ダイアログにて重要となる時間ポイント
を設定し指定時間での解析結果を保存します。
OrCAD Capture CIS
操作性・自動化に重点を置いた機能強化
メカニカルパーツ出力機能
メカニカルパーツの部品表出力機能が追加されました。
これま
で、
ファンやヒートシンクなど基板実装しない部品は手作業で
部品表に追記する必要がありました。本機能によってデータ
ベースから搭載するメカニカルパーツを検索し、
そのまま部品
表に出力することが可能となります。
OrCAD PSpice AD
解析の柔軟性を重視した機能追加
解析再開機能
過渡解析中の任意の時刻にチェックポイントを設定し、解析
終了後にチェックポイントから解析を再開できる機能が追加
されました。
本機能を利用して、回路定数変更後に長時間の解析を実行せ
ずに、回路上で重要とされる時間区間のみの解析が可能とな
りました。
さらにGUIから解析を一時停止させ、精度などの解
析パラメータを変更後に再開する機能を追加し、検証対象に
応じた柔軟な解析を行うことができます。
【適用例】
C2で位相をR5で出力レベルを変更する場合、
これまでは定
数を変更するたびに時刻0から解析を再実行する必要があり
ました。
04
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
解析実行後に定数を変更し再度確認したい時間ポイントを指
定して解析を再開することができます。今までの様に時刻0か
ら再解析する必要はなくなりました。
解析を一旦中断しスイッチのオン/オフを切替えて実行するな
どパラメータ/定数を変更して再開可能なため大規模解析の
検証時間短縮にも有効です。
収束性の自動調整機能
旧バージョンでは、収束エラーが発生した場合に解析パラ
メータを変更しながらカットアンドトライで収束可能なパラ
メータを見つけ出す必要がありました。新バージョンでは収束
エラーが発生すると自動収束アルゴリズムが適用され適切な
解析パラメータに自動調整します。
これによって、解析途中に
わずらわしい設定を繰り返し行うようなことはなくなりました。
■ NEWS
OrCAD PCB Editor
OrCAD Signal Explorer
「使いやすさ」
に重点を置いた数々の改良
高速基板の解析に必要なベーシック機能をフルサポート
GUIの大幅リニューアル
グラフィカルインターフェースを改良しOpenGLに対応しまし
た。表示できる色数がこれまでの24色から192色へ増加し透
過表示も可能になりました。
これによって今まで判別が困難
だった多層板での重なり合った信号線やベタの層間関係の確
認が容易に行なえ、
配線の作業性が大幅に向上します。
結合シミュレーションをサポート
ネットの結合シミュレーション
(Max:3本)
を行えるようになり
ました。
これにより、最大平行線長や最小配線間距離の検証の
為のクロストークシミュレーションを行うことができるように
なります。
Open GL Enabled
Open GL Disabled
アプリケーション・モード
コマンドの新しい実行方法が加わりました。
これまでの、機能
を選んでから対象となるオブジェクトを指定する方法の他に、
先にオブジェクトを選んで実行可能なコマンドを指定する、
あ
るいはそのオブジェクトに割り当てられているデフォルトコマ
ンドを直接実行する、など直感的で柔軟な操作が可能となり
ました。
このモードを有効にすると、
オブジェクトにカーソルが
触れるだけ
(クリック不要)
で選択状態になり、
その情報がヒン
トとして表示されます。
バリッド/ブラインドビアの層間スペーシングDRC
バリッド/ブラインドビアのZ軸方向のスペーシングルールとし
て、バリッド/ブラインドビア間に挟む層数の最小値を設定し
DRCで検証が可能になりました。
差動線路のシミュレーションをサポート
差動線路のトポロジー抽出とシミュレーションを行うことがで
きるようになりました。解析結果は、
アイパターンで確認するこ
とができます。
グラフィック機能の追加
基本的なグラフィック表示機能が追加されました。
これらは、
ツールバーより実行することができ、
アイマスクやその他の視
覚補助として使用できます。
ファンアウト機能の強化
多ピンパッケージのファンアウトにも対応できるよう、
ファンア
ウトの詳細設定機能が追加されました。
ここではOrCAD「R16.0」
で追加された機能の一部について紹
介させていただきました。
その他の詳細な機能追加・改良につき
ましては下記URLよりリリースノートをご参照ください。
http://www.cybernet.co.jp/orcad/product/
orcad_release/release_16_0.shtml
さまざまなファンアウト制御に加え、
ファンアウトのコピーや、
ビア構造の作成などを行うことができます。
本記事についてのお問い合わせは
応用システム第2事業部 EDAソリューション部
TEL
03-5297-3324
E-mail
[email protected]
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
05
シグナルインテグリティ解析に欠かせない
IBISモデルの可視化、補正、作成ツールをリリース!
EDAソリューション部では、
シグナルインテグリティ解析に欠
かすことが出来ない「IBIS(I/O buffer information
specification)
モデル」
の可視化、
補正、
新規作成を行うこと
が可能な新ツール
「IBISBuilder」
「
、IBISIndicator」
の2製品
を 開 発 、リリー スいたします 。L V D S( l o w v o l t a g e
differential signaling)
などの差動伝送に対応したLSIの差
動ペアを指定する機能などにより、数万行に及ぶIBISモデル
の作成・編集を短時間で行うことが出来ます。
■ NEWS
【特 長】
● 簡単で使いやすいGUIや、
初心者でも簡単にIBISモデルを
修正・新規作成できるビジュアル編集機能により、IBIS
モデルのトレーニングそのものにかかる時間を削減します。
過去に入手したIBISモデルを流用して、容易に新規モデル
を作成できるため、社内資産の有効活用が可能です。
●
入手困難なIBISモデルを部品のデータシート情報から簡
単に作成、
または編集できるため、
モデルそのものの検索、
作成にかかる時間を削減します。
●
IBISモデルとその問題点
基板の高速化・高集積化に伴い、基板設計段階はもとより回
路設計段階からのシグナルインテグリティ解析(解析による最
適な部品配置や配線方法など)が求められる時代となってき
ました。高精度の解析を行うためには、正確なシミュレーショ
ン・モデルが必要なことは言うまでもありません。
シグナルインテグリティ解析を行うためのモデルとしては半導
体各社が無償で公開している
「IBISモデル」
を利用するのが一
般的です。IBISモデルとは、IBISオープンフォーラムが策定し
たシミュレーション・モデル
(アナログ・ビヘイビア・モデル)
で、
半導体デバイスの入出力バッファやパッケージ特性の動作を
記述した世界標準のモデルです。
シミュレーション時間が高速
で、入手が比較的容易、
IC内部機密情報が漏洩しないため多
くの伝送線路シミュレーターが対応し、世界中で使われていま
す。
しかし、市場に出回っているIBISモデルは信頼性が保障さ
れておらず、
また編集を前提にしているものが多いため、
「解析
が不安」
「そのままでは使えない」
といった問題を抱えていま
す。
また、
「IBISモデルの知識習得に時間がかかる」
「IBISモデ
ルの問題点発見、検証に役立つツールがない」
といったことか
ら、
シグナルインテグリティ解析そのものをためらわせる一因
ともなっていました。
サイバネットシステムでは、
IBISモデルが抱える問題点
(品質・精
度・編集の難易度)
とIBISモデルユーザが抱える問題点
(入手性・
教 育・信 頼 性・簡 易 性 )を 解 決 す べく「 I B I S B u i l d e r 」
「IBISIndicator」
の2製品を開発、
リリースすることとなりました。
IBISモデルが入手できずシミュレーションを断念していた
クリティカル・信号のシミュレーションが行えるため、設計
品質の向上を図ることができます。
●
テキストエディタでは、IBISモデルの編集は困難・・・
ビジュアル編集機能で、
容易な修正を実現します。
IBISBuilderとは
IBISBuilderは、
IBISモデルの編集と検索、
データの新規作成を
GUIの操作で簡単にできるソフトウエアです。
IBISのエキスパー
トでも作業工数がかかるIBISモデルの作成を、
知識や経験がな
くとも簡単にデータシートから行うことができます。
また、
モデル
特性をキーワードにしてIBISデータベースからIBISモデルを簡
単に検索することもでき、
さらに既存のIBISモデルを編集して、
簡単に新しいIBISモデルを作成することも可能です。
モデル作成機能の画面としては、
差動ペアのピンを指定する画
面のほか、
I/Oセル・モデルの入力・編集画面、
V-I
(電圧-電流)
特
性の表示/調整画面、
グリッド・アレイ・ピン用のピン配置指定画
面、
ピン割り当て用スプレッド・シートなどが用意されています。
06
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
[モデルの削除]
[Diff ピン編集]
[V-I特性修正]
[ピン編集]
■ NEWS
2製品の位置づけ
IBISIndicator とは
IBISIndicatorは、IBISモデルの内容と品質をグラフィカルに、
視覚的に確認できる、検証用ソフトウエアです。従来のIBIS文
法チェックツールでは見つけられなかった
「シグナルインテグ
リティ解析上で問題となり得るエラー箇所」を自動識別、
レ
ポート出力します。
また、
円滑なシグナルインテグリティ解析の
実施を支援するため、検出された箇所をサイバネット独自の手
法で自動補正します。
IBIS Indicator :
IBISモデル内容確認
品質検証
IBISモデル品質確認(検査)
IBISモデルの自動補正
IBISモデルのデータ比較
検査済IBISモデル
IBISモデルの文章記述から読み取るには手間のかかる
データ
(出力電流、電源電圧、立上り / 立下り時間)
を視覚
的にグラフィック表示。知識と経験がなくても、IBISモデル
の内容と品質を直感的に確認できるため、作業効率と作業
品質を向上させることが出来ます。
●
伝送線路シミュレータ
OrCAD Signal Explorer
編集済
IBIS
モデル
IBIS
モデル
修正
IBIS
モデル
新規作成
IBIS Builder :
IBISモデルに書かれている特性
をインジケート
IBISモデル編集
モデル作成
モデル編集
IBISモデル検索
IBISモデル新規作成
IBIS
データ
ベース
電 流 特 性
電 圧 特 性
立上下特性
容 量 特 性
検索
リリースセミナーを開催予定!
● シグナルインテグリティシミュレーションを行う前に、
IBIS
モデルデータの問題点を把握し、補正モデルを作成。後戻
り工程を軽減します。
IBISモデルの諸問題をセルフ検証することができるため、
外部コンサルティング会社などへ検証を依頼する必要があ
りません。
●
● もちろん、
IBISBuilderとも連携可能です。
サイバネットシステムでは、本2製品のリリースを記念し、
「IBISBuilder/IBISIndicatorリリースセミナー」
を開催いたし
ます。IBISモデルの技術的概要を紹介すると共に、
デモンスト
レーションを交えて製品紹介をさせて頂きます。
また、特別講
演としてIBIS協会ボードメンバーでもあり、2製品のユーザで
もあるBob Ross氏をお招きしています。詳細につきましては
当社Webサイトにてご確認ください。
【概 要】
開催日時 : 2007年10月19日
(金)
場 所 : 14:00∼17:00
(受付開始 13:30)
東京コンファレンスセンター品川
(品川駅徒歩3分)
対 象 : 回路設計・解析、基板設計・解析に携わる
技術者の方、
または部門マネージャの方
参 加 費:無 料
お申込、詳細 : http://www.cybernet.co.jp/ibis
【概 要】
● IBISモデルとは
メイン画面
IBISBuilder/IBISIndicator 製品紹介&
デモンストレーション
●
Past Chair, EIA IBIS Open Forum
Bob Ross氏講演:
Eccentric Application for IC and SI Tools
●
エラー警告画面
な ど グラフ表示画面
本記事についてのお問い合わせは
応用システム第2事業部 EDAソリューション部
TEL
03-5297-3324
E-mail
[email protected]
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
07
Simulinkバージョン管理ツール ecVERSIM3.1/ecDIFF-Advancedリリース!!
■ NEWS
ドイツExpertControl社のecVERSIMは、使いやすいGUI
を利用して大規模で複雑なSimulinkモデルのサブシステムを
個別のモジュールとして取扱い、
あたかもそれが個別のファイ
ルのように、
並列に開発することのできるバージョン管理ツー
ルです。
複数のエンジニアによるSimulinkモデルの高度な同
時並列開発が可能となり、開発効率の飛躍的向上を実現しま
す。今回、Simulinkモデルの差分管理機能を持つecDIFFが
新たに追加されました。本記事では、ecVERSIM3.1の新機
能と、
新ツールecDIFF-Advancedの機能をご紹介します。
ecVERSIMの基本機能
ecVERSIMは、Simulinkモデル
(mdlファイル)
を含む開発に
必要なすべてのファイルをプロジェクト化し、バージョンを管
理することが出来ます。適切なユーザ管理やアクセスコント
ロールの設定ができ、Simulinkモデル以外のファイルも同時
に管理できます。
ecDIFF-Basic 差分の場所と内容をテキスト表示
[外部アプリケーションとのインタフェース]
外部インタフェースを利用し、
テキスト用Diff/Mergeツール
(Kdiff3やWinMerge等)
と組み合わせて利用することも可能
です。
ecDIFF-Advancedの機能
ecDIFF-Advancedは、差分結果をSimulinkモデル上で表示す
ることが出来ます。
比較検証をしたい二つのSimulinkモデルが
開き、
変更された箇所が点滅表示されます。
ecDIFF-Advanced
は、
ecVERSIM3.1のオプションツールです。
GUI を使った簡易な操作性
ecVERSIM3.1新機能
[Stateflowの取扱い]
旧バージョンでも取扱いできましたが、設定にコマンド入力が
必要でした。新バージョンでは、Stateflowを意識することな
く、
プロジェクトに登録、
開発を行うことができます。
[MATLABバージョン自動チェック]
プロジェクトに登録されているMATLAB/Simulinkのバー
ジョンと異なるサブシステムを登録しようとすると、
チェックイ
ン時に警告メッセージを表示し、
「継続」
か
「中止」
を選択でき、
コンフリクトを防げます。
[ecDIFF Basic]
ローカルのモデルとサーバモデルとの差分を確認できます。構
造の違い
(ブロックの有無)
や、パラメータの違い、
ブロックの
位 置 などをチェックし、レポ ートに 結 果 を 表 示します 。
ecDIFF-Basicは、
ecVERSIM3.1にバンドルされています。
変更した箇所が赤く点滅します
無償トライアル受付中!!
新バージョンのecVERSIM3.1とecDIFF-Advancedの無償ト
ライアルを承っております。Simulinkモデルのバージョン管理
ツールをお探しの方は是非この機会にお試し下さい。
本記事についてのお問い合わせは
新事業推進室 MATLABパートナープロダクトグループ
08
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
TEL
03-5297-3255
E-mail
[email protected]
数式モデル設計ツールMapleによるフィッティング
■ NEWS
i )級数展開
1.
はじめに
フィッティングとは、離散データから指定したモデル式のパラ
メータを決定するために用いられる手法の一つであり、離散か
ら連続を求めるための方法です。
フィッティングは分野を問わず幅広い分野で用いられていま
す。例えば非線形で複雑なモデルの簡単化や、製造したものの
形状や特性の検証など幅広い分野で用いられています。
2.事前準備
フィッティングは様々な分野で用いられていますがその目的に
よって考えなければならないことは全く違ってきます。
モデルの簡単化の場合、例えば多項式にするとした場合用意
する次数が重要です。一般的に高次の項まで用意すればいい
と思われがちですが、
コンピュータで演算を行う以上、桁(計
算精度)
という問題があります。高次の項の係数は非常に小さ
くなるケースが多く、桁落ちなどの数値計算特有の問題が発
生する可能性が高くなり一概に高次まで用意すればよいとい
うことでもありません。
しかし、Mapleでは可変精度での計算
もサポートしており、計算精度を大きく設定しておく事で問題
は回避することも可能です。
次に形状や特性の検証の場合は製造時や計測時に発生する
誤差とどうつきあうかを考えなければいけません。特異値など
が含まれたデータをそのまま使う場合、
フィッティングの結果
は悪くなります
(二乗誤差の総和が大きくなる)。
かといってサ
ンプル数を減らしすぎると製造時に発生しているトレンドを消
してしまいかねません。計測データを使用する以上、誤差を含
まないデータは存在しないといっても過言ではなく、計測デー
タに対して予め移動平均などの統計的な処理を行うことや、
予め多項式にフィッティングを行うなど荒いフィッティング結
果から各点の信頼性評価を行いデータを選別するなどデータ
をどのように使うか十分に検討する必要があります。
また、
フィッティングを行うモデル式についても十分に検討を
する必要があります。非線形な式には実際には無視できる(他
のパラメータによって補正可能な)パラメータが存在する場合
があります。
また、全てのパラメータをフィッティングで求める
のではなく予め算出可能なパラメータは計算し代入しておく
事もフィッティングを実行する際に問題の難易度を下げる役
に立ちます。
3.
フィッティング方法
モデル式が線形結合の場合は最小二乗法で簡単に行えます
が、
線形結合ではない非線形な場合問題は難しくなります。
非線形な式にフィッティングを行う場合、一般的な手法として
Levenberg-Marquardt法やGauss-Newton法などがありま
すが、
どの手法もどのような式にも対応できるというものではあ
りません。
当然Mapleの中に用意されている算法もその面では
完璧ではありませんがMapleでは以下の一般的な手法とは違
う3つのアプローチを用意しており、
従来使用される方法と比べ
自由度が高くまた精度の高いフィッティングが可能です。
例えば次の非球面レンズ式を使用する場合
1+
R x2
1 - R2x2 - R2x2 K
+ a x4 + b x6
この式ではK(コーニック定数)は特に意味を持たないことが
級数展開よりわかります。Kに適当な値を入れて級数展開する
と次のようになります。
K=0
R x2
+
2
(
R3
+ a x4 +
8
R5
+ b x6
16
(
R3
+ a x4 +
4
R5
+ b x6
4
( (
(
K=1
R x2
+
2
( (
(
結果から分かるようにKがどのような値であってもa,bの値に
よって補正できることがわかります。従って、偶数次のみの多
項式にフィッティングを行った結果を各係数同士の連立方程
式として解くことで非線形式のパラメータを求める事ができま
す。最後にそれらしい値が欲しい場合は結果を設計ソフトウェ
アに入力し性能の最適化等を行い求めることも一つの方法と
してあります。
ii )Statistics
[NonlinerFit]
(非線形回帰)
StatisticsパッケージのNonlinearFitコマンドはNAGの局所
的最適化ルーチンを使用し非線形最小二乗法を行います。
上の非球面レンズ式の場合、R(曲率半径)はデータから算出す
ることが可能です。
レンズの中心を横軸の値0としたときその
左右の点というのは4次以上の項の影響が一番小さくこの3
点より円の半径を求め逆数を求めることでRを求める事がで
きます。詳細な事例を以下のURLにて公開しておりますので
ぜひご参照ください。
http://www.cybernet.co.jp/maple/example/
math/STATISTICS_2D_Fitting.pdf
iii )Global Optimization
[GlobalSolve]
(大域最適化)
Global Optimization ToolboxはMaple本体とは別売りの
大域的最適化ルーチンを提供するアドオン製品で、LGO法を
実装したGlobalSolveコマンドにより様々な非線形問題の最
小値を求めることができます。
Statistics[NonlinearFit]は局所的最適化を行う為結果が極
小値に陥る場合もありますが、GlobalSolveでは大域的最適
化により非常に大きな力を発揮します。詳細な事例を以下の
URLにて公開しておりますので、
ぜひご参照ください。
http://www.cybernet.co.jp/maple/example/
math/GOT_2D_Fitting.pdf
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CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
09
モバイル向けSaaS(ASP)検疫ソリューション「Fiberlinkサービス」上陸! ■ NEWS
不正PCを社内ネットワークへ接続させない、
いわゆる 検疫
というキーワードが出始めてから既に数年経過しており、各企
業における管理者達の注目を集めているのは確かだが、その
割には未だに浸透し切れていないのが現状である。
では何故
これほどまでに浸透がスローペースなのだろうか?考えられる
理由はをいくつか挙げてみた。
● 導入コストが膨大である
既存ネットワークへの大幅変更作業が必要となり、
大きなリ
スクが伴う
● シン・クライアントの存在等、
IT設備投資における将来の動
きがなかなか読み切れない
●
しかしながら上記悩みを抱えている間も日々社内ネットワークが、
管理の行き届いていないPCからの接続による危険にさらされてい
る事は間違いない。何とか対策を講じていかなければならないが、
実際何から手をつけていけばいいのか、正直ここで悩み、戸惑どっ
てしまっている方々も少なくないだろう。
ここで見方を変えてみる
と、
比較的管理の行き届きやすい社内PCよりも、
モバイルPCのよう
に社外での活動を主として、
社内ポリシーによる管理が行き届きづ
らい環境の存在に気付くかと思う。
そこで、
まずはここから始めてみ
てはどうだろうというのが今回紹介するFiberlinkサービスである。
少々前置きが長くなったが、
早速Fiberlinkサービスについて紹介し
①インターネット上のモバイルPCから社内ネットワークへの
接続を開始する
(VPN接続)
②VPN接続が完了する前に、インターネット上に存在する
Fiberlinkのポリシーチェックサーバにアクセスし、予め設
定されているポリシー によって安 全であるかどうかを
チェックする
(セキュリティパッチは最新のものが適用され
ているか、
ウィルス対策ソフトの定義ファイルは最新になっ
ているか、等のチェック)
③ポリシーチェックの結果、違反することなくポリシーに適合
しているモバイルPCは無事社内ネットワークへのVPN接
続が確立する
④ポリシーチェックの結果、違反していることが判明したモ
バイルPCはVPN接続を確立する事が不可能となり、社内
ネットワークに接続されない
⑤治療機能を搭載しているため、最新のセキュリティパッチ
や定義ファイルを 自動的に 適用し、ポリシーに合致する
まで環境補正する事も可能
ていこう。
【2】エンドポイント・ポリシーエンフォースメント
Fiberlinkサービスの3つの特徴
このFiberlinkサービスは、社外環境から社内ネットワークへ接
続
(VPN接続)
してくるモバイルPCに主眼をおいたSaaS型の検
疫ソリューションである。
特徴としては以下の3つがあげられる。
【1】
ネットワークアクセスコントロール機能
【2】
エンドポイント・ポリシーエンフォースメント
【3】
ソフトウェアプラグイン
SaaS型のサービスであるため、機材、
サーバ等のハードウェア準
備が一切必要なく、簡単に導入、運用開始が行えるサービスと
なっている。
それぞれの特徴を簡単に紹介しておきたい。
前述の機能の中核をなすのはポリシーであるが、同ポリシー
はインターネット上のポリシーチェックサーバだけに存在す
る物ではない。モバイルPCがポリシーチェックのために同
サーバにアクセスする度に、各モバイルPC上にダウンロード
される仕組みとなっており、
いわゆるオフラインの状態であっ
てもポリシーチェックを行うことが出来るようになっている。
例えば、起動を許可していないアプリケーションなどをポリ
シーとして設定しておくと、モバイルPCはオフライン状態で
あっても、該当アプリケーションを起動することはできないの
である。
このように、オンライン/オフラインに関わらず常にモ
バイルPCをポリシー通りの状態に保つ機能、
これがエンドポ
イント・ポリシーエンフォースメントという機能である。
【1】ネットワークアクセスコントロール機能
簡単に言うと、
社外からVPN接続してくるモバイルPCが、
そのまま
VPNによって社内ネットワークに接続できるのではなく、
社内管理
ポリシーを満たしているかをチェックし、
ポリシーに適合したモバイ
ルPCのみが社内ネットワークへ接続できる、
という機能である。
流れは以下の通り。
Extend360
ポリシーチェック
OSパッチ
OK 接続
アンチウィルスソフト
社内LAN
特定アプリケーション
モバイルユーザー
パーソナルファイアー
ウォールON/OFF
NG 遮断
VPNとインターネットを切断+ユーザーへの告知
or
VPNのみ切断+ユーザーへの告知
or
ユーザへの告知のみ
Extend360
モバイルユーザー
図1
10
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
【3】ソフトウェアプラグイン
このFiberlinkサービスにおいて、ポリシーは非常に重要であ
る。その肝心のポリシーは状況やニーズに応じて適切な物を
設定する必要があることは言うまでもない。このFiberlink
サービスでは、様々な企業の多種多様なニーズにお応えする
ため、初期設定のポリシー以外にも豊富なポリシー項目をオ
プションとして用意している。それがソフトウェアプラグインと
言われるもので、必要に応じて必要な項目を簡単に追加する
ことが出来るのだ。
これらを追加することにより、更に幅広い
範囲での詳細なポリシーチェックを行うことができ、非常に安
全、堅牢なPCのみを社内ネットワークへ接続させる事ができ
るのだ。
( 図2)以上3つがFiberlinkの大きな特徴となってい
るが、それらを支える土台としては、本サービスはSaaSサー
ビスであるということ。つまり、面倒なハードウェアの設置や
設定、
メンテナンスは一切不要であり、ポリシーに関する打ち
■ NEWS
合わせとクライアントモジュールのインストールのみで、簡単
に運用を開始できることは見逃せないポイントである。検疫
という言葉に物々しさを感じている方々には、ぜひともお薦め
したいサービスである。
「SaaS 形式」
とは
Fiberlink サービスはSaaS(Software as a Service)形
式で提供されます。
ソフトウェアやハードウェアの初期投資
無しに、
カスタマイズされたソリューションを月額支払いで利
用できます。必要なサービスはオンデマンドで追加できます
ので、企業のセキュリティ対策に応じて必要なサービスを選
択して利用できます。
ソフトウェアプラグイン
Extend360 基本機能
VPN管理
インベントリ情報収集
● OSパッチマネジメント
●
●
●
●
アンチウィルス監視
ブラックリスティング
+
アンチウィルス
アンチスパイウェア
● ファイル暗号化
● ゼロディ攻撃対策
● ホワイトリスティング
パーソナルファイアウォール
ソフトウェアパッチマネージメント
● デバイスコントロール
● 情報漏洩対策
● 進入防止
●
●
●
●
※他にも多数ご用意しております
図2
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ITソリューション部
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E-mail
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Invention Machine社の日本総代理店として活動開始のご案内
米国Invention Machine社(以下IM社)のイノベーション
支援ソリューション製品であるGoldfire Innovator™なら
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ました。6月販売開始から9月末までの4ヶ月間、日本市場に
おいて、IM社の製品をエム・アール・アイ リサーチアソシエイ
ツ株式会社様と弊社とで代理店として並列に活動していた
ものを一本化したものです。
これに伴い、今後弊社は、総代理
店としての事業を開始し、既存のお客様には標準化された
サービスを提供させていただきます。
Goldfire Innovatorは、製品革新(イノベーション)を加速
します。
さらに、製品革新に高い効率と予見性をもたらすため
に 、社 内 外 の 専 門 知 識 を 有 効 活 用したイノベ ーション
(Knowledge-Enabled Innovation)
と、問題解決のため
の優れたアイディア生成をシステマティックに行うことを支
援します。
同社の製品は、既にHP、サムスン、ゼネラルエレクトリック、
ダウ、
フィリップス、
ノースロップグラマン、ヘンケル、サイペ
ム、
ワールプール、NECなどの世界1,200社以上のグローバ
ル企業に採用されています。
■ NEWS
同製品は、次のような製品革新の分野で利用されています。
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●
●
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http://www.cybernet.co.jp/inventionmachine/
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autumn 2007
11
高速配光測定システムImaging Sphere ∼IS-SAの紹介∼
Imaging Sphereは、特殊なドーム(半球)
とRadiant
Imaging社製の面輝度計ProMetric を組み合わせて、高
速で配光分布等を測定することができます。
1台で
■ NEWS
Imaging Sphere装置内に円弧状の角筒があり、
その中に照
明装置が組み込まれています。照明装置は角筒内を移動する
ので、任意の照射角度から試料を照らすことができます。角筒
は、装置の反対側にも外付けすることができ、透過散乱も同時
に評価可能です。
1)光源の配光特性
2)FPDの視野角特性
3)材質の散乱特性
の3種の評価が行えます。
今号では、材質の散乱特性を評価する、IS-SA(Scatter
Appearance)
について紹介いたします。
IS-SAの測定手法
IS-SAは、
材質の散乱特性を瞬時に評価することができます。
従来、材質の散乱を評価する場合は、
ゴニオメータを使用して
受光器の角度を振りながら行っていました。
この場合、
「 測定
時間」
と
「角度分解能」の問題で、十分な評価を行うことが困
難でした。IS-SAは、半球の散乱特性を数秒で測定することが
でき、照射光の角度を変えた場合でも数分で全データを取り
込みます。
図1に、IS-SAの測定イメージを示します。試料(材質)に参照
光を当てると、拡散反射した光がドームの内壁に当たります。
ProMetricカメラはミラー越しにその光量(拡散分布)を測定
します。
その結果、1回の測定で半球全ての散乱分布を測定す
ることができます。参照光は、任意に照射角度を変えられます
ので、
条件に合わせた評価が可能です。
図2 IS-SAの外観写真
ProMetricカメラ
参照光
図3 IS-SAの内部
ミラー
試料
図1 IS-SAの測定イメージ
IS-SAにおいて標準で使用しているProMetricカメラは、
16bitの約500 500画素のフルフレームCCDです。散乱角
度-90度から+90度までを500画素で割ると、約0.4度ピッチ
の分解能です。
この角度ピッチで、16bitの評価を行います。
IS-SAで、標準で用意している参照光は、
メタルハライドランプ
またはハロゲンランプです。
メタルハライドランプは高光束で
すが、多少ちらつきがあります。ハロゲンランプは安定した発
光ですが、光束が低いです。Imaging Sphereで使用する
CCDは、光源のちらつきの影響を受けにくいフルフレームタイ
プなので、基本的にはメタルハライドランプの使用が適してい
ます。
照明装置は自動で制御しているため、入射角度を任意に変え
ながら、完全自動で複数入射角度の評価を行えます。
IS-SAの出力
IS-SA用照明装置
IS-SAは、IS-LIやIS-VAの装置とは多少異なり、参照光(照明
光)用の部品が付いています。図2に、IS-SAの外観写真を示し
ます。基本的な外観は変わりませんが、参照光用に とさか の
様な突起が付いていることが特徴です。
この突起内を照明装
置が移動します。図3に、IS-SAの内部イメージを示します。
IS-SAでは、材質(金属、紙、樹脂、
フィルムなど)
の散乱特性を
測 定することが 可 能です。反 射 散 乱 ( B R D F ) 、透 過 散 乱
(BTDF)どちらも評価できます。
また、ProMetricカメラ内には
CIE XYZに準じたカラーフィルタを内蔵しているので、色度も
評価できます。測定した結果は様々な出力形式で解析でき、効
率良く評価できるようになっています。
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応用システム第2事業部 オプティカルソリューション部
12
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ANSYSおよびMEMSProを利用したマイクロマシン設計手法のご紹介
■ 解説編
電磁モータの場合は、単位体積あたりの発生力
(力密度)
が
寸法によらず一定であるのに対して、
静電モータは微細化す
るほど力密度が向上する
●
1.
マイクロマシンとは?
マイクロマシンは半導体製造プロセスを利用して作成される機械
的機能と電気的機能を併せ持った微小装置で、センサ、
アクチュ
エータ、電気回路などをシリコン基盤上に集積化したものです。
こ
のマイクロマシンを米国ではMicro Electro Mechanical
Systems(MEMS)と呼び、欧州ではMicro System Technology
(MST)
と呼んでいます。名前のとおり、
1つ1つのデバイスはマイ
クロ単位で、大きくても数ミリレベルのため、場所を取らない上、消
費電力も抑えることができます。
また、蓄積エネルギーが微小であ
るため、駆動し易く、応答も速いという利点があります。
ここでは東京大学 樋口研究室の実験モデルを参照した静電
モータを例にANSYSとMEMSProの統合化による解析例をご
紹介しましょう。
1)
L-Editによるレイアウト設計
まずは、形状を表現するためのマスクデータを作成し、製造工
程における干渉チェックなどを行います。
問題なければ、
製造プ
ロセスをベースに3次元モデル化し、一般的なCADフォーマッ
トであるIGES、ACISフォーマット、
またANSYS特有のANF
フォーマットへデータを出力します。
マスクデータ①
(ロータ浮上部分)
②
(ステータアンカー部分)
プロセスデータの3次元化
2.
マイクロマシン設計
マイクロマシン設計を大きく分けると、
次の3つに分類すること
ができます。
● レイアウト設計 ● デバイス設計 ● システム設計
レイアウト設計では製造工程における干渉チェック、プロセス
チェックなどを実施し形状を決定し、
ファンダリデータとしてマスク
情報を出力します。
デバイス設計では、
センサ、
アクチュエータなど、
各デバイスの機械的特性、電気的特性を計算します。
システム設計
では、
デバイス設計で抽出した特性を電気回路に取り込み、
システ
ム全体での動作チェックを行います。
この工程をスムーズに実施す
る手法としてANSYSおよびMEMSProの統合化による複合モデ
リングがあります。
ANSYSは有限要素解析ソフトウェアで、詳細
なデバイスモデルから、静電容量、バネ定数などを算出することが
できます。
また、単一場の解析だけでなく、複数場の連成解析をも
得意としていますが、電気回路などの解析に比べ非常に負荷が掛
かることが欠点です。SoftMEMS社のMEMSProはMEMS設計
専用ツールで、
レイアウト設計用にはL-EDIT、
システム設計(電気
回路)
にはT-Spice、ANSYSを利用して等価回路モデルを抽出す
るMEMS Modeler等が用意されています。T-Spiceは電気回路シ
ミュレータであるため、
モデル形状を考慮した特性表現は苦手なの
ですが、MEMS Modelerを介することで有限要素データを回路レ
ベルにまで低減化し、
モデル形状を考慮した上で解析時間の短縮
も図ることができます。
2)
ANSYSによるデバイス設計およびMEMS Modeler
による等価回路抽出
L-Editから出力した形状データを用いて有限要素モデルを構築
します。
内側のロータはグラウンド電極、外側のステータ電極に
3相矩形波電圧を設定し、静電気力によるトルクを算出します。
このトルク値を算出するのはANSYSですが、
各角度における解
析の制御はMEMS Modelerが実施し、
パラメトリックスタディ
による結果を等価回路モデルへと変換することができます。
角度 vs. トルク
電圧コンター
等価回路モデルの抽出
3)
T-Spiceによるシステム設計
MEMS Modelerより抽出した等価回路をT-Spiceへと組み込
み、
3相電圧源、
負荷トルクを回路上に用意し、
動作確認を実施
します。
ここでは高調
波成分まで考慮したト
ルク波形、回転数の制
御を短時間で把握す
ることができます。
3.
静電モータ
モータと言えば電磁モータが主流ですが、
マイクロマシン分野
においては近年静電モータが注目を集めています。
その理由と
して2つ挙げられます。
平面的な構造により作成可能なため、半導体製造プロセス
の適用が容易である
●
4.
最後に
このようにANSYSとMEMS Proを統合した複合モデリングを
利用することで、
それぞれのデメリットを補い、
マイクロマシンの
精度を追及し、
かつ解析時間を短縮することができます。
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autumn 2007
13
リレー解説「スライディングモード制御」
第3回:スライディングモード制御応用例
1.
はじめに
前回はスライディングモード制御(以下SMCと略記します)
の設計手順を概説し、
シンプルな例題を示しました。第3回目
の今回は、実際的な応用例を紹介します。国内外を問わず多く
の応用研究がありますが、
ここでは電動スロットルバルブの制
御にSMCを応用した例(1)を簡単に紹介します。
さらにスイッ
チドリラクタンスモータの状態推定にスライディングモードオ
ブザーバを応用した例を紹介します。
本解説では、上記応用例について詳述するスペースはありませ
んが、
考え方や設計手順に重きを置いて解説したいと思います。
2. 応用例:電動スロットルバルブ(横山2002)
良く知られているように、主に環境問題への配慮から自動車
の電子制御化が著しくなっています。特にスロットルバルブの
電子制御化は、
駆動力や空燃費を適切に制御することを可能と
します。
この研究(1)では、図1に示すような電動スロットルバル
ブを制御対象としています。
この系にはフェイルセーフ(脚注1)を
目的として図2のような特性を持つ非線形バネが用いられてい
ます。一方で、制御系にとってはこのバネの非線形性が問題と
なってしまいます。
このバネの非線形性の取り扱いとモデル化
誤差などにより発生する外乱トルクへの対処がポイントです。
設計概説
設計の流れを図3に示します。
モデリングから始まる大きな
流れは通常の制御系設計と同様ですが、切換関数と切換入力
の設計が特徴的です。
また設計を進める上で最大のポイント
はモデリングですので、以下で説明します。
非線形バネ
スロットルバルブ
■ 解説編
制御系設計では、
何らかの制御系設計手法が使えるように、
使
いたい制御系設計手法において標準的な形で、制御対象をモデ
ル化することが第一です。
SMCにおいて標準的な形は次式です。
x& (t ) = Ax (t ) + Bu (t ) + Dd (t ) + Ef (t )
ノミナルモデル
(1)
マッチング マッチング
条件を
条件を
満たす外乱 満たさない外乱
したがって、本例では図1の系を上記の形式でモデル化する
必要があります。制御するのはスロットルバルブの開度です
が、
モータがバネやモデル化誤差などから外乱トルクを受ける
と考え、モータ軸の回転角度制御問題として以下のようにモ
デル化します。
d 2θ
dθ
J 2 +D
+ F (θ ) + d = K f i
dt
dt
L
di
dθ
+ Ri + K v
=u
dt
dt
(2)
(3)
θ:回転角、d:外乱トルク、J:慣性モーメント、L:コイルインダクタンス、
R:抵抗、 K f:トルク定数、 K v:逆起電力定数、D:粘性抵抗定数
式(1)
のように表すためには不連続な特性を持つ非線形バネ
をどのように取り扱うかがポイントとなりますが、本例では、図
2に示すように線形バネとモデル化誤差として次式のようにモ
デル化します。
F (θ ) = k{θ + f D (θ )
{
線 形バネ
(4)
モデル化 誤差
さらにコイルインダクタンスを無視すると、次式のようなモデ
ルを得ます。 2
ギアセット
dθ
dθ
+ (DR + K v K f ) + Rkθ
2
dt
dt
⎛
R ⎞
+ Rf D (θ ) = K f ⎜ u −
d⎟
⎜
⎟
K
f
⎝
⎠
JR
制御対象
(5)
電動スロットシステム制御目的は開度
DCモータ
物理モデリング
図1 電動スロットルバルブシステム
非線形バネ特性
F(θ)
トルク
kθ(ノミナル)
シャフト回転角
(θ)
SMC設計
のための
モデリング
SMC設計
・切換関数
・切換入力
デフォルト回転角
制御系構成
線形バネとして近似した場合の特性
図2 非線形バネ特性
※脚注1:制御不能になった場合に機械的にバルブ開度を保持します。
14
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
適切に簡略化
・インダクタンス無視
・モータの回転角度制御とする
・非線形性:線形近似+近似誤差とする
・外乱:マッチング外乱とアンマッチ外乱で分
ける
・状態空間モデル:サーボ系を構成するために
誤差の積分項を状態として含ませる
・スライディングモード状態の動特性が仕様を
満たすように
・スライディングモードが発生し、
さらに切換
ゲインを小さく抑えるように
※本例ではオブザーバも設計していますが省略します。
図3 設計の流れ
■ 解説編
これで準備が出来ましたので、
あとは制御系を設計するため
に上式を状態空間モデルへ変形し、切換関数や非線形入力を
設計していきます。詳細は省略しますが結果として入力は次式
のように構成されます。
u=
ueq
{
等価 制御入力
+ unl +
{
切換入力
ul
{
+
uf
{
(6)
比例到達入力 線形近似 誤
差 補償入 力
上式の入力は、それぞれ目的の異なる4つの項から構成され
ています。実は、基本的には、SMCで必要なのは切換入力だ
けです。
しかしながら、切換入力だけを用いると非常に大きな
切換ゲインが必要となる場合があります。そこで、線形入力
ueq )( 脚 注2)や 、既 知 のモデ ル 化 誤 差 を補 償 する入 力
( u f )を切換入力と共に用います。こうする事で切換ゲイン
( ul は比例到達入力
を小さく抑えることが出来ます。さらに で、到達モードを速やかに収束させるための入力です。
本応用例では、状態フィードバックを用いるために状態観
測器をスライディングモードオブザーバを用いて構成してい
ます。数値実験、実機実験を通して有効性を検証しており、優
れた制御性能を示しています。
3. その他の応用例
SMCは高いロバスト性と高周波の非線形入力が特徴です
が、
この特徴はパワエレと相性が良く、多くの応用例がありま
す。
ここではスライディングモードオブザーバ(SMO)
の応用
例をいくつか紹介します。
参考文献(2)
はスイッチドリラクタンスモータ
(SRモータ)
のセンサレス制御を行なうことを目的とし、状態観測器として
SMOを応用しています。SRモータのセンサレス制御は有用な
技術ですが、
モータの非線形性が強いため難しい問題です。
オブザーバ全体の構成は図3となります。図中のSRMモデル
ではSRモータの数学モデルに基づいて、推定角度と電流値か
ら磁束を算出します。磁束オブザーバでは電圧と電流から磁
束を推定します。SMOではモータモデルを用いて計算される
磁束推定値と磁束オブザーバの磁束推定値とから、角度と角
速度を推定します。
磁束予測値
回転角推定値
磁束推定値
近年多くの応用例が見られるスライディングモード制御につ
いて3回に渡り解説してきました。
スライディングモード制御の
特徴は、
比較的単純な制御則で高いロバスト性が実現できると
ころに在ります。
また非線形制御則(脚注3)ですので、
線形制御で
は難しい
「追従性を高めつつ安定性を頑強にする」
ことができま
す。
スライディングモード制御はシステムの構造を考慮し、
非線
形入力を用いて積極的に外乱を打ち消す制御手法です。
現在、
制御系設計においては、
制御対象のモデルに基づくモデルベー
スの設計法が注目されていますが、
スライディングモード制御
は制御対象や外乱の構造を考慮し、外乱に積極的に対処する
手法です。
線形制御よりも多くの恩恵をモデルから受ける事が
できると思います。
制御系が満たすべき仕様が厳しくなっている現在、
線形制御
のトレードオフを克服できるというスライディングモード制御の
特徴は、
さらに注目されていくと考えています。
スライディング
モード制御の設計手法はほぼ確立されているといわれており、
制御系設計に応用する準備は整っています。
さらには機械系や
化学系をはじめとして数学的なモデリング技術が高まっていま
すので、
これに伴いスライディングモード制御の応用も広がって
いくのではないでしょうか。
スライディングモード制御の参考文献として今までの解説で
もいくつか取り上げてきましたが、
端的にまとまっている文献と
して参考文献
(4)
、
多くの応用研究が網羅されているものとして
参考文献
(5)
をあげて終わりとします(脚注4)。
参考文献
(1)横山誠:電動スロットルのスライディングモード制御,
日
本機械学会論文集
(C編)
68巻670号
(2002-6)
Sliding-Mode Observer for Position and Speed
Estimation in Switched Reluctance Motor Drives,
IEEE, Trans. Ind. Applications, 37-1, (2001)
Sliding Mode
Observer
Flux Observer
電圧
4. おわりに
(2)R.A.McCann, M. S. Islam, I. Husan:Application of
SRM model
電流
この例では、
さらに離散化による実装を考慮して離散時間で
定式化しており、
実験により有効性を確認しています。
また参考文献(3)
はSMOをインダクションモータの状態推
定器として応用した例です。
外乱の構造を考慮した設計法を提
案しています。
外乱やモデル化誤差に対する状態推定のロバス
ト性について、
従来のオブザーバと比較し、
SMOの優位性を示
しています。
回転角速度推定値
図3 SRモータの状態推定
※脚注2:等価制御入力と呼ばれる線形フィードバック入力です。初期状態によってはこの入
力も過大になる場合があります。
※脚注3:切換入力を用いず、線形入力だけでSMCを構成する例もあります。
チャタリング低
減などの意味で効果的ですが、線形制御ですので、
トレードオフが存在し十分なロバスト性が
得られない場合があります。
※脚注4:今回でリレー解説は終わりです。
目を通して頂き、誠にありがとうございました。言
葉足らずで分かりにくい箇所もあったと思います。何かございましたら遠慮なくご連絡いただ
ければ幸いです。
(3)Somboon Sangwonwanich,米本,古橋,大熊:スライ
ディングオブザーバを用いた誘導電動機の二次磁束推定と
その設計法,
電学論C,
110巻4号,
(1990)
(4)K.D.young, V.I.Utkin, Umit. Ozguner:A Control
Engineer's Guide to Sliding Mode Control, IEEE,
Trans. Cont. Sys. Tech. 7-3(1999)
(5)"Special Issue on Variable Structure Systems",
ASME, J. Dyn. Syst., Meas., Control, 122-4(2000)
本記事についてのお問い合わせは
CAE技術研究室
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E-mail
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CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
15
Allegroを使用したDDR2解析講座
■ 技術編
1. 概要
アクティブ
DRAM
VTT
近年、
メモリインターフェースの高速化に伴い、受信側でシグナル
インテグリティとタイミングの要件を満たすのが非常に難しく
なっています。
とくにDDR2では、データレートの高速化に伴うタ
イミング・バジェットの減少により、わずか数十ピコ秒のセット
アップ・マージンやホールド・マージンしかないシステムの設計を
行わなければいけない場合もあります。
これより、DDR2の設計で
の課題について簡単な説明と、Allegroを使用した対策について
説明します。
OFF
スタンバイ
DRAM
VTT
ON
コントローラー
DQ,
DQS,/DQS
DRQS,/RDQS
反射
図3.
ODTの仕組み
2. DDR2の設計での課題
DDR SDRAMより、従来のソース・シンクロナス方式に加え、
データ送信側がデータと共に基準信号となる双方向データスト
ローブを送信する方式が採用されました。
これにより、バスの伝送
速度の高速化が可能となりましたが、ボードスキューの制約は厳
しくなりました。
3. DDR2デザインフロー
DDR2を搭載したプリント基板を設計する場合のデザインフロー
を示します。
データベース
作 成
ADD/CMD
インピー
ダンス設
CTRL
配 置
電源ノイズ解析
CLK
配 線
プリ解析
製造
データ出力
ポスト解析
図4.
DDR2搭載基板デザインフロー
DQ
DQS
このデザインフローでは、
レイアウト設計にシグナルインテグリ
ティやパワーインテグリティの解析プロセスを合わせて示してあ
ります。
ADD/CMD
CTRL
DDR
Memory
Contoller
DQ
DQS
DDR
DDR
DM
続きはWEBへ!
CLK
CLK
トランスミッター
スキュー
ボード
スキュー
http://www.cybernet.co.jp/eda/apd/tech/si06.shtml
レシーバー
スキュー
図1.
ソース・シンクロナス方式
コンポーネント
セットアップ ホールド 単位 コメント
総バジェット
1875
1875
ps
266MHz周期=3.75ns半周期
トランスミッタースキュー
-790
-790
ps
ベンダーのデータシート
レシーバスキュー
-500
-500
ps
ベンダーのデータシート
ボードスキューパジェット
585
585
ps
基板での使用可能なスキュー
図2.
一般的なトップレベルでのタイミング・バジェット
参考文献「Technical Note DDR SDRAM Point-to-Point Simulation Process Micron Technology,Inc」
Micron社の資料によると、データレート533MbpsのDDR2で
は、ボードスキューバジェットは585ps程度ありますが、
シグナ
ルインテグリティやパワーインテグリティに関するバジェット分を
差し引くと、配線遅延の不整合によるバジェットはわずか30ps
程度となり、バスの等長配線を行っただけでは、仕様を満たすこと
ができなくなっています。
また、DDR2から採用された機能の一つに、ODT(On-Die
Termination)があります。ODTとは、DRAM内部に終端抵抗を
持たせ、DRAMがアクティブ状態の時はODTがオフになり、スタ
ンバイ状態の時はODTがオンになる機能です。
これにより、信号
の反射を低減でき、信号品質を高めることができますが、その為
には、最適な終端抵抗の検証が必要となります。
本記事についてのお問い合わせは
応用システム第2事業部 EDAソリューション部 PCBグループ
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03-5978-5696 E-mail
[email protected]
イノベーション支援ソリューション製品:Goldfire Innovator™
による根本原因分析事例∼的確な問題診断と的確なソリューション探査∼
ご愛顧いただいている弊社販売のGoldfire Innovator
は、
イノベーションを実現するために有効なツールを有機的
に連携し、高い生産性をもたらしています。今回は、複数ある
ツールの中で問題解決に大きな効力を発揮する根本原因分
析を利用した事例を紹介します。
根本原因分析は、製品やプロセスにおいて、失敗や非効率
性を考察し、基本的かつ重要な要因を特定する問題解決法で
す。
システムのシャットダウンや配送遅延などの対処において
コストの50∼80%は、誤動作や機能停止といった根本原因の
診断に費やされていると推測されています。解決を急ぐあま
り、技術者は、
目の前の原因だけに囚われ、結果として再作業
や再発を招く事になります。簡潔な根本原因分析を用いたの
では、
かえって7∼10%程度のコスト増となる可能性があると
いう分析結果もあります。
収益とビジネスチャンスを失った結果、主要な人員の配置
転換が必要となり、負債が増大した企業は、迅速に実行可能
で、高品質な問題解決法の探求に本格的に取り組む必要があ
ると判断しています。Goldfire Innovatorは、
このようなニー
ズを満足させるために、従来の問題解決法が抱える重大な欠
陥を補う独特なソリューションを提供しています。
■ 技術編
Goldfire InnovatorにはGUIベースのウィザードが実装されて
います。
これにより、潜在的な問題に影響を及ぼす事象と条件
を的確に特定できます。
「原因定式化ガイド」
は、原因と結果の
連鎖を構築する際に、
ユーザに対して、
ある事象を引き起こした
り影響を与えるパラメータ、要素、事象などを提示します。
自動
描画ツールは、
個々の事象間における原因と影響を適切な順序
でモデル化できるように支援します。
その作業結果は、
要素と事
象の相互作用を簡潔に可視化したダイアグラム
(図1)
で表示
されます。
図1-Goldfire Innovator 根本原因分析ダイアグラム
問題解決法の導入が困難である理由
問題解決における従来の方法には、大きく分けて2つの課題
があります。
一つは、
ブレインストーミングなどの不確定要素の
強い手法に頼っている事です。
この手法はその人の個性や切迫
感による影響を大きく受けやすく、体系化されていません。
この
ような場合、
問題分析手法を適用しても十分な効果を得る事が
できません。
二つ目は、分析チームの知識により、問題分析能力は制限さ
れてしまう事です。専門家の人材不足に伴い、時間が浪費され
る傾向にあります。
これは、
過去の失敗や再作業、
社内の知識の
不共有が原因といわれています。
知識を共有するためには、
ファ
イルを共有するだけではなく、
社内と社外の技術ライブラリから
正確な解答を迅速に引き出す必要があります。Goldfire
Innovatorは、
問題分析のワークフローとセマンティック知識エ
ンジン
(特許取得済み)
とを有機的に組み合わせました。
これに
より社内の専門知識と社外の知的資源を活用しながら、
システ
マテックに問題を分析できます。
さらに、分析結果を再利用し、
作業効率を高める環境を提供します。
体系的かつ反復実行が可能なプロセス
システィマテックな問題解決法を採らない理由としては、時
間が無い事や問題解決法の実行プロセスを支援するツールが
無い事などが挙げられます。
また、問題の原因は既知であると
早合点したり、
問題を過小評価してしまう事もあります。
これら
のような緊急性や過小評価により、不適切な対策を講じた結
果、問題が再発したり、別な問題を誘発してしまう事がありま
す。
このような問題に対処するために、
Goldfire Innovatorの問
題分析ワークベンチは、
分析プロセスの導入・最適化・文書化を
円滑に行う事ができる環境も提供します。
Goldfire Innovatorは、モデリング環境だけでなく、解決
すべき最小の原因、つまり真の根本原因の特定を支援する
環境も提供します。原因結果ダイアグラム内のある事象にマ
ウスのカーソルを乗せると、原因結果経路を分析します。選
択している事象を解決すると、最終的にどの事象が解決され
るかを視覚的に表示します。要素数が多く複雑なダイアグラ
ムの分析を適切かつ迅速に行えます。
どの原因が「根本」
であ
るかを容易に特定し、最適な対策方針をすみやかに決定する
事ができます。
選択された複数の根本原因はリスト化され、Goldfire
Innovatorのソリューションマネージャに渡されます。
ユーザ
が元の問題を解決するために非効率な事象を選択した場合
には警告を発します。後に監査や再検討を行うために、分析
結果を文書化し保存できます。Goldfire Innovatorのソ
リューションマネージャは、
アイデアや概念、特許や技術文書
を利用して根本原因とユーザが定義した問題や要求の関連
付けを行うためのGoldfire Innovatorの中心的な機能で
す。根本原因リストから問題や根本原因を選択すると、原因
影響ダイアグラム内の位置付けと全体に及ぼす影響を視覚
的に表示します。
また、関連付けされた概念の再検討や文書
の検索も行えます。
最たる特 徴は、G o l d fi r e I n n o v a t o rは前 述のセマン
ティック知識エンジンを用いて、各根本原因の記述を内部や
外部の技術コンテンツに対する検索用入力ワードに自動的
に定式化できる事です。
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
17
■ 技術編
を探査するために、
検索用入力ワードを変更したり、
再入力する
事もできます。問題の特定や解決を非常に迅速に行う事がで
き、
関連情報の探査の高速化や高効率化の結果、
より重要な知
識を活用ができます。
知識活用の能力
文書化された問題の原因とソリューションの両方を知ってい
る根本原因対策チームを結成する事ができると想像してみてく
ださい。
必要な情報が対策チームの担当する分野外にある場合
においても可能でしょうか?
従来の高い事業コスト
それは、
可能です。
Goldfire Innovatorのセマンティック知識検索エンジンは、
専門分野だけでなく様々な情報源にわたり、
関連性のある概念
を適切に探査できます。
このため仮想的な専門家の役割を果た
す事ができ、分析効率を向上させます。問題を特定し解決を図
る場合には、
関連性のある知識にアクセスする事が最も重要で
す。現在の状況に類似した、
もしくは全く同一の問題に対して、
世界の何処かで誰かが既に取り組んでいるという事は十分に
起こり得る事です。
プロジェクトや部署をまたいで、
所望の文書
を探す事は自社内でさえ困難です。
さらに問題となるのは、
従来
の検索技術は言語の構造と文法を理解しない事です。
テキスト
内の簡易な文字列マッチングでは、
原因と結果に関する質問に
対して的確な解答を得る事は極めて困難です。
Goldfire Innovatorが提供するソリューションは、
自然言語
による的確な概念検索であり、
文書内の各文を理解するために
高性能の言語技術を利用しています。各文が表現する因果関
係は、意味論的な索引として格納され、知識ベースとして機能
します。
Goldfire Innovatorは、
共有ドライブやデータベース上
に存在する社内コンテンツや未整理のコンテンツ、
ウェブサイト
やディープウェブ上に存在する社外コンテンツなどから知識
ベースを自動的に創る事ができます。さらに、Invention
Machine社は、1,500万以上の世界の特許情報に対するセマ
ンティックアクセスを提供します。
これは、
システム構成要素の
相互作用や機能的な振る舞いに関するアイデア、
洞察のための
調査において頻繁に利用されています。
図 2- 自動化された文書サマライズ機能
Goldfire Innovatorのソリューションマネージャは、
各根本
原因に対する検索を自動的に行います。
根本原因に関して的確
な概念を含む文を迅速に検索する事ができます。
そして、
ユー
ザは文書全体あるいは簡潔化されたテキストを閲覧する事が
でき、
再検討に役立てます。
分析において著しく利便性のある結
果を保存し、特定の根本原因との関連付けを行う事ができま
す。
これらの結果も保存でき、
プロジェクトファイルの一部に含
める事ができます。
検索範囲を広げたり、
根本原因の他の特徴
体系化されていない事業における費用と比較すると、根本
原因分析におけるGoldfire Innovatorのソリューションは正
当であると簡単に評価できます。
コストの節減は、分析チーム
の人件費、失った収益もしくはビジネスチャンスに起因するコ
スト、潜在的な訴訟のリスクといった三つのパラメータに従
い、評価する事ができます。
もちろん具体的な形態は、業界や
プロジェクトの種類によって異なります。例えば、医療事業に
おける人件費は、
1事象あたり、一般的に10,000∼15,000
ドル程度で、失った収益はその2∼3倍の額に達します。防衛・
航空宇宙産業においては、主要社員に数週間∼数ヶ月間にわ
たる調査協力を依頼しました。
その結果、人件費として数十万
ドル掛かり、数百万ドル規模のプロジェクトにおいて訴訟のリ
スクがあるという調査報告が得られました。
どの評価方法を用
いても、Goldfire Innovatorの根本原因分析能力は初期投資
分の価値は十分にあります。
そして、事象が刻々と変化しても、
高いROIを維持し続ける事に成功しています。
また、導入初期
の成功のおかげで、Goldfire Innovatorの使用率が劇的に増
加しています。
これは、毎日の通常業務内の問題でも、迅速に、
そして包括的に解決する見込みが十分あるからです。
Goldfire Innovatorを使用するメリット
方法論と知識検索の融合に伴い、Goldfire Innovatorは、
根本原因の体系化を行うロードマップを提供し、慣例的な制
約や不足を克服しています。
これにより、検討中の包括的なシ
ステムの推進が可能になります。該当する専門知識は保存さ
れ、永久的に再利用できる企業資産になります。様々な顧客層
にわたり、複雑な技術システムの要求や振る舞いをより理解し
易くし、使いこなせるようにするために、Goldfire Innovator
の根本原因モデルは、共通言語を提供しています。蓄積された
社内の知識および社外の技術コンテンツは、
チームの専門知
識を充実させるために活用され、個人の経験によって洞察力
が制限される事はありません。Goldfire Innovatorは、
サイク
ル時間を短縮し、問題解決業務の初期の利回りを改善するこ
とにより、社員一人一人の生産性を向上させ、全体としての業
務効率を改善します。
また、製品発送のスケジュールを早める
事ができ、
リスクやコスト、
負債の削減も可能にします。
本記事についてのお問い合わせは
新事業統括部 イノベーションソリューション室
18
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autumn 2007
TEL
03-5297-3269 E-mail
Goldfi[email protected]
数値音響解析プログラムWAONを用いた全可聴域にわたる
頭部伝達関数(HRTF)の算出
1. WAONとは
■ 技術編
2.2. 解析結果
数値音響解析プログラムWAONは、
弊社で開発、
販売する、
境
界要素法(BEM)
を用いた音場解析ソフトウェアです。解法に
FMBEM
(高速多重極展開アルゴリズムを3次元境界要素法に
適用したソルバー)
を採用し、
従来のBEMと比べて大幅な時間
短縮、
省メモリ化を実現しました。
60,000自由度の問題を解析
する場合、従来の手法では64bitシステムで8CPUを用いた並
列処理を実施することが必要でしたが、WAONでは32bit ‒
Windowsのシングルプロセスとして解析できます。更に
W A O Nを6 4 b i tシステムで使用すると、8 G Bのメモリで
200,000自由度以上の解析が実行できます。
解析結果を図4に示します。
WAONの計算精度に関してはサイ
バネットニュース2006年夏号の
「全可聴域の頭部伝達関数
(HRTF)を数値解析で算出」
ご覧ください。WAONの解と理論
解を比較しました。
また、5 kHz付近にピークが存在すること
や、10 kHz付近にディップが存在することは、一般に知られて
いる通りです。
2. WAONを用いた頭部伝達関数算出
20 kHzを解析するための頭部モデルの要素数は10万前後と
なりますが、
WAONでは20万自由度以上の境界要素モデルが
解析できるため、
全可聴域のHRTFを算出できます。
(a)
(b)
(c)
(d)
図3: 境界要素メッシュ
2.1. 解析モデル
形 状:
解析モデルの形状を、
図1に示しました。
定式化:
見かけの内部固有周波数に起因した解の非一意性問題に対処
するため、DLF(Double Layer Form:WAONで選択可能な
定式化の一つです。
詳細はWAON理論マニュアルをご参照くだ
さい。
)
を用い、
モデルの内表面全体に空気の特性インピーダン
ス境界条件を与えます。
(a)
(b)
(c)
(d)
図4: 算出したHRTF
音源位置と観測点位置:
複数の音源位置から耳道入口への伝達関数を一度に算出する
ため、音源位置と観測点位置の間に成り立つ相反性を用いま
す。
そして、本来の観測点位置に音源を、本来の音源位置に観
測点を設置します
(図2)
。
解析周波数とメッシュ:
可聴域である20 Hzと100 Hzから20 kHzを100 Hz間隔で
解析します。
解析メッシュは計算効率を上げるために、
図3に示
す4種類を使用します。(b)は5 kHz以下、(c)は5 kHzから10
kHzまで、(d)は10 kHzから20 kHzまでの周波数範囲で用い
ます。FMBEMの適用下限周波数に対応するため、1.2 kHz以
下用に(a)に示すメッシュを作成し、
従来の境界要素法を用いま
す。要素数は、(a) 7,712 (b) 13,421 (c) 32,760 (d)
114,021です。
Point1
Point3
Point2
45deg
45deg
1m
図1:モデル形状
(a)
(b)
(c)
(d)
図5: 解析に要したコスト (青: 必要メモリ量, 茶: CPU Time)
2.3. 計算に使用したマシンとパフォーマンス
今回の計算では、
AMD Opteron(tm) 2.79 GHz, 実メモリ8
GBを搭載しWindows XP Professional x64 editionが動作
しているIBM社のIntelliStationを使用しました。
解析に必要となったメモリ量とCPU Timeを図5に示します。
必
要メモリ量は最大で6.3 GB、CPU Timeは合計で4.1日でし
た。
一般的な64-bitのWindowsマシン1台があれば、
実用的な
範囲で全可聴域のHRTFを算出できます。
図2: 観測点位置
本記事についてのお問い合わせは
メカニカルCAE事業部 WAON推進室
TEL
03-5297-3637
E-mail
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セミナー紹介
最新の情報は下記サイトよりご確認ください。
■ INFORMATION
http://www.cybernet.co.jp/seminar_event/
有限要素法解析プログラム
ANSYS 磁場解析セミナー
ANSYS関連セミナー
●対象:ANSYS入門セミナー、
中級セミナーを受講済みの方
■紹介セミナー
●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習
●費用:84,000円
(税込)/名
ANSYS/ANSYS Workbenchご紹介セミナー
●内容:最新バージョンの機能概要を事例・デモンストレーションをもとに紹介
●時間:13:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/24、11/28、12/26
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/25-10/26
ANSYS LS-DYNAセミナー
大 阪 10/10、12/14
●対象:ANSYS入門セミナーを受講済みの方、ANSYSの基本操作及び基本的な解析をご存知の方
名古屋 11/16
●内容:ANSYS LS-DYNA固有の設定についての講義
●費用:42,000円
(税込)/名
■技術セミナー
ANSYS Workbench Simulationセミナー
※計算力学技術者認定
試験対象
(固体力学分野)
●対象:ANSYSのWorkbench環境を初めて利用される方で、
併用する3次元CADの
基本操作方法を習得済みの方。
または、
既にWorkbench環境を使用しているが、
さらに高度な機能を使用したいと考えている方
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/19
ANSYS CFX ベーシックセミナー
※計算力学技術者認定
試験対象
(熱流体力学分野)
●内容:有限要素法の基本概念とANSYS Workbench Simulationの操作についての
講義と実習
●対象:ANSYS CFX を初めて利用される方
●内容:ANSYS CFX のベーシックソルバー機能を中心とした一連の解析手順および
テクニックの講義と実習
●費用:84,000円
(税込)/名 またはセミナー受講券
●費用:105,000円
(税込)/名
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/9-10/10、11/26-11/27、12/13-12/14
●時間:9:30∼17:00
大 阪 10/16-10/17、11/12-11/22、12/18-12/19
名古屋 11/1-11/2
ANSYS入門セミナー
●場所/日程: 東 京 10/30-10/31、12/25-12/26 大 阪 12/20-12/21
設計者のためのCAE入門セミナー
●対象:有限要素解析をこれから始められる方。
または検討中の方
※計算力学技術者認定試験対象
(固体力学分野)
●内容:有限要素解析システムの基礎知識
●対象:ANSYSを初めて利用される方、有限要素法ソフトウェアをご存知でない方
●費用:84,000円
(税込)/名
●内容:有限要素法の概念についての講義と、
基本的な問題の解析に必要なANSYSの
標準機能およびGUI操作についての講義と実習
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 12/11-12/12
●費用:84,000円
(税込)/名 またはセミナー受講券
●時間:9:30∼17:00
有限要素法基礎理論セミナー
●場所/日程: 東 京 10/4-10/5、10/15-10/16、11/5-11/6、
●対象:有限要素解析の基礎理論を学びレベルアップしたい方
12/4-12/5、12/18-12/19
●内容:有限要素解析の基礎理論
大 阪 10/11-10/12、11/27-11/28、12/25-12/26
ANSYS中級セミナー
●費用:84,000円
(税込)/名
●時間:9:30∼17:00
名古屋 10/23-10/24、12/11-12/12
※計算力学技術者認定試験対象
(固体力学分野)
●対象:ANSYS入門セミナーを受講済みの方、ANSYSの基本操作および基本的な
解析をご存知の方
●内容:有限要素法の概念についての講義と、実際に直面する問題に対して必要な
ANSYSの機能や操作についての講義と実習
●費用:84,000円
(税込)/名 またはセミナー受講券
●場所/日程: 東 京 10/2-10/3
有限要素法振動解析入門セミナー
●対象:振動解析をこれから始められる方
●内容:振動解析の基礎理論と解析技術の説明
●費用:84,000円
(税込)/名
●時間:9:30∼17:00
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/17-10/18、11/7-11/8、12/6-12/7
●場所/日程: 東 京 12/3-12/4
有限要素法熱解析入門セミナー
大 阪 11/29-11/30
名古屋 10/25-10/26、12/13-12/14
●対象:熱解析をこれから始められる方
●内容:熱解析の基礎理論と解析技術の説明
ANSYS ソリッドモデリングセミナー
●費用:42,000円
(税込)/名
●対象:ANSYS入門セミナー、
中級セミナーを受講済みの方
●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習
●費用:84,000円
(税込)/名
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 11/28
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/23-10/24、12/20-12/21
大 阪 11/6-11/7
ANSYS 構造非線形解析セミナー
●対象:ANSYS入門セミナー、
中級セミナーを受講済みの方
●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習
●費用:84,000円
(税込)/名
OPTIMUS関連セミナー
■紹介セミナー
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 11/19-11/20
汎用型 最適設計支援ツール
大 阪 10/18-10/19
最適設計支援プログラム OPTIMUS紹介セミナー
●内容:機能紹介とデモ実演
名古屋 12/3-12/4
●時間:13:30∼16:30
ANSYS 動解析セミナー
●場所/日程: 東 京 10/9、11/5、12/3
●対象:ANSYS入門セミナー、
中級セミナーを受講済みの方
大 阪 12/13
●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習
名古屋 11/6、12/12
●費用:84,000円
(税込)/名
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 12/5-12/6
■技術セミナー
大 阪 11/8-11/9
最適化入門セミナー
ANSYS 伝熱解析セミナー
●対象:最適設計に興味のある方、最適設計を始めたい方
●対象:ANSYS入門セミナー、
中級セミナーを受講済みの方
●内容:実習を交え、最適設計の概念から、実際の手法やその有効活用について説明
●費用:42,000円
(税込)/名
●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習
●費用:84,000円
(税込)/名
●場所/日程: 東 京 10/25、11/22、12/10
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 11/29-11/30
20
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
●時間:10: 00∼17:15
大 阪 12/11-12/12
大 阪 12/12
名古屋 10/4、11/19、12/13
セミナー紹介
最新の情報は下記サイトよりご確認ください。
■ INFORMATION
http://www.cybernet.co.jp/seminar_event/
統合開発環境
MATLAB/Simulink関連セミナー
■紹介セミナー
アドバンストトレーニング
アドバンストトレーニング MATLAB プログラミングコース
MATLAB紹介セミナー
●対象:MATLABベーシックコースを受講された方、
もしくは同等の基本的操作
を習得済みの方
MATLAB基本環境/データ解析コース
さまざまなテクニックの演習
●内容:より効率的なM-ファイルプログラミングを行うための、
●内容:データの読み込みから数値解析、
ビジュアライゼーション、
アルゴリズム開発
までの手順をデモンストレーションを交えて紹介
●費用:42,000円
(税込)/名
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/3、11/1
●場所/日程: 東 京 10/26、12/14
●時間:9:30∼16:30
アドバンストトレーニング MATLAB GUI構築コース
計測ソリューション体験コース
●対象:M-ファイルによるプログラミング経験がある方
●内容:データ収録や計測器制御など、MATLABを用いた計測ソリューションを
デモンストレーションを交えて紹介
●費用:42,000円
(税込)/名
●内容:Handle Graphic機能および、GUIアプリケーションの構築方法の演習
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/4
●時間:9:30∼16:30
制御システム設計/シミュレーションコース
アドバンストトレーニング Simulinkコース
●内容:制御系設計におけるMATLABの利用例をデモンストレーションを交えて紹介
●時間:13:30∼16:30
●対象:Simulinkベーシックコースを受講された方、
もしくは基本的な操作を習得
済みの方、
応用的なSimulinkの機能、
活用法を習得したい方
●場所/日程: 東 京 10/15、11/14、12/11
●内容:モデリングおよびシミュレーションを効率的に実施するための応用的な機能の演習
●場所/日程: 東 京 11/12
大 阪 10/3、12/4
名古屋 11/13
●費用:42,000円
(税込)/名
●時間:9:30∼16:30
制御システム実装コース
●場所/日程: 東 京 10/16、12/12
●内容:自動Cコード生成ツールの主な機能および制御システム実装への適用方法について紹介
アドバンストトレーニング S-Functionコース
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 11/15
名古屋 10/1、12/6
信号処理システム設計/シミュレーションコース
●内容:ディジタル信号処理におけるMATLABの利用例をデモンストレーションを交えて紹介
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/9、11/5、12/18
大 阪 11/9
画像処理システム設計コース/シュミレーションコース
●内容:ディジタル静止画像処理および動画像処理を目的とする関連製品の機能概要を紹介
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 11/6
●対象:Simulinkユーザで、
C言語でのプログラミング経験のある方
●内容:ユーザCプログラミングをSimulinkに取り込むためのS-Function作成方法の演習
●費用:42,000円
(税込)/名
●時間:9:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 11/13
アドバンストトレーニング
Real-Time Workshop Embedded Coder (RTW-EC)コース
●対象:MATLAB/Simulinkの基本操作を習得していて、
かつC言語での
プログラミング経験のある方
●内容:組込みシステム向けCコードを生成するRTW-ECの操作環境・基本機能
●費用:42,000円
(税込)
/名
通信システム設計/シミュレーションコース
●内容:通信システム設計におけるMATLABの利用例をデモンストレーションを交えて紹介
●時間:9:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 11/16
名古屋 10/2、12/7
アプリケーショントレーニング
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 11/7
アプリケーショントレーニング 制御システム設計コース
●対象:MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している制御系エンジニアの方
●内容:線形時不変システムに対する各種解析の演習
●費用:42,000円
(税込)/名
■技術トレーニング
●時間:9:30∼16:30
ベーシックトレーニング
●場所/日程: 東 京 10/17、12/13
ベーシックトレーニング MATLABコース
●対象:MATLABを初めて扱う方やビギナーの方
●内容:データの定義、
ファイル入出力、
プログラミング、
グラフィックスの
基本操作方法の演習
アプリケーショントレーニング 信号処理システム設計コース
●対象:MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している信号処理系エンジニアの方
●内容:信号処理に関する各種解析とシミュレーション方法の演習
●費用:31,500円
(税込)/名
●費用:42,000円
(税込)/名
●時間:9:30∼16:30
●時間:9:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/10、10/24、11/8、11/19、12/5、12/20
●場所/日程: 東 京 10/30、12/19
大 阪 10/4、12/10
名古屋 11/14
アプリケーショントレーニング 通信システム設計コース
ベーシックトレーニング Simulinkコース
●対象:MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している通信系エンジニアの方
●対象:MATLABの基本操作を習得している方で、Simulinkを初めて扱う方や
ビギナーの方
●費用:42,000円
(税込)/名
●内容:線形システムを中心に、基本操作とモデリング方法の演習
●費用:31,500円
(税込)/名
●時間:9:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/11、10/25、11/9、11/20、12/6、12/21
大 阪 10/5、12/11
名古屋 11/15
ベーシックトレーニング Stateflowコース
●内容:通信に関する各種解析とシミュレーション方法の演習
●時間:9:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/31、12/17
大規模音響解析プログラム
WAON関連セミナー
■紹介セミナー
●対象:MATLABとSimulinkの基本的な操作方法を習得している方
大規模音響解析プログラムWAONのご紹介
●内容:フローチャートとステートチャートの作成
●内容:機能概要、特徴の紹介とデモンストレーション
●費用:31,500円
(税込)/名
●時間:時間:13:30∼16:00
●時間:9:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/12、12/7
●場所/日程: 東 京 10/4、11/6、12/11
名古屋 11/16
大 阪 10/23、12/13
名古屋 11/21
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
21
セミナー紹介
最新の情報は下記サイトよりご確認ください。
■ INFORMATION
http://www.cybernet.co.jp/seminar_event/
高周波回路設計システム
電子・電気回路設計システム
OrCAD関連セミナー
Microwave Office関連セミナー
■紹介セミナー
■紹介セミナー
OrCAD紹介セミナー
高周波回路設計ツール 体験セミナー
●内容:回路設計から基板設計までの一連の流れを紹介
●内容:高周波回路設計ツール Microwave Office を用いて、
ローノイズアンプの
設計を体験できます。
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/10、11/8、12/12
大 阪 11/2
●時間:時間:10:00∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/4
大 阪 11/7
Visual System Simulator 体験セミナー
■技術セミナー
●対象:RF/マイクロ波のエンジニアで、
システムシミュレーションをご検討
の方。無線通信のシステム設計に携わる方。
OrCAD PSpiceトレーニングセミナー
●対象:Pspiceの操作を基礎から学びたいPspiceユーザの方
●内容:通信システムシミュレータ Visual System Simulator を用いて、
一通りのシステムシミュレーションが体験できます。
●内容:OrCAD PSpice を使用した、
回路解析の基礎から応用
●費用:(メンテナンス加入ユーザの方) 31,500円(税込)/名
●時間:10:00∼16:00
(メンテナンス未加入ユーザの方、
非ユーザの方) 63,000円(税込)/名
●場所/日程: 東 京 11/2
●時間:10:00∼17:00
Microwave Office シグナルインテグリティー体験セミナー
●場所/日程: 東 京 10/23、11/13、12/20
大 阪 10/12、12/26
名古屋 11/22
OrCAD Captureトレーニングセミナー
●対象:PCB設計、
SIP設計におけるシグナルインテグリティ問題で
お困りの方。
●内容:高周波回路設計ツール Microwave Office を用いて、
シグナルインティグリティに必要な基本的な解析手法を体験していただきます。
●対象:Captureの操作を基礎から学びたいCaptureユーザの方
●時間:10:00∼16:30
●内容:OrCAD Captureを使用した、
回路図入力、
デザイン処理、
パーツ作成など
●費用:(メンテナンス加入ユーザの方) 31,500円(税込)/名
●場所/日程: 東 京 12/6
(メンテナンス未加入ユーザの方、
非ユーザの方) 63,000円(税込)/名
●時間:10:00∼17:00
大 阪 10/17
■技術セミナー
Microwave Office 線形 応用セミナー
●場所/日程: 東 京 10/22、11/12、12/19
大 阪 10/11、12/25
大 阪 12/18
名古屋 11/21
OrCAD PCB Editorトレーニングセミナー
●対象:Microwave Office ユーザ、
もしくは、Microwave Office 体験セミナーを
過去に受講された方。
●内容:線形シミュレーション・電磁場解析を中心に、Microwave Office の設計例を
用いて、高周波回路設計で考慮すべき技術的なポイントや、電磁場解析の精度
●対象:PCB Editorの操作を基礎から学びたいPCB Editorユーザの方
と速度のトレードオフ、
レイアウトの効果的な使用方法などの実習。
●内容:OrCAD PCB Editorを使用した、
基板作成、
自動配線の設定、
後工程などの基板設計全般
●費用:(メンテナンス加入ユーザの方) 31,500円(税込)/名
●費用:31,500円
(税込)/名
(メンテナンス未加入ユーザの方、
非ユーザの方) 63,000円(税込)/名
●時間:10:00∼17:00
●時間:9:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/11
大 阪 11/8
Microwave Office 非線形 応用セミナー
●場所/日程: 東 京 10/24、12/21
●対象:Microwave Office ユーザ、
もしくは、Microwave Office 体験セミナーを
過去に受講された方。
実践アナログ回路設計セミナー
●内容:非線形シミュレーションを中心に、Microwave Office の設計例を用いて、
高周波の非線形回路設計で考慮すべき技術的なポイントや、
精度と高速の
●対象:アナログ回路設計者、
およびこれからアナログ回路設計を始めようとしている方。
トレードオフ、
ハーモニックバランスオプションの高度な設定などの実習。
●内容:電子回路の解説と検証を行いながら電子回路の基礎を学びます。
PSpiceを実際に用いて動作を確認しながら進めますので、
アナログ回路の動作を体感しながらマスターすることができます。
●費用:68,250円
(税込)/名
●時間:9:30∼17:00
●時間:10:00-17:00(2日間)
Microwave Officeレイアウトセミナー
●場所/日程: 東 京 12/13-12/14
●対象:Microwave Office ユーザ、
もしくは、
Microwave Office 体験セミナーを
過去に受講された方。
●内容:回路とレイアウトの同時設計方法の紹介。
回路シミュレーションと
完全にリンクするレイアウトの作成方法を中心に、高周波回路の
レイアウト設計で考慮すべき技術的なポイント、
レイアウトツールの
効果的な使用方法などの実習。
●費用:31,500円
(税込)
/名
Allegro関連セミナー
■紹介セミナー
●費用:31,500円
(税込)/名
●場所/日程: 東 京 12/25
Allegro紹介セミナー
●時間:9:30∼17:00
●内容:Allegro製品PCBDesign、
SIの機能をデモを交えて紹介します。
●場所/日程: 東 京 11/15
●時間:10:00∼16:00
●場所/日程: 東 京 10/26、11/28、/12/18
■技術セミナー
フットプリント作成セミナー
●対象:Allegro PCB Design及びOrCAD PCB Editorのユーザーで
フットプリント(シンボルライブラリー)の登録について知識を深めたい方、
効率化を行いたい方
●内容:CADのデータ構造を理解することから始め、
フットプリントに求められる
データの必要性、構成などを学び、
効率的に作成していただけるように
なることを目的としたセミナーです。
大 阪 10/18
大 阪 12/19
3次元公差解析マネージメント・ソフトウェア
CETOL6σ関連セミナー
■紹介セミナー
公差マネジメント・ツール CETOL6σ紹介セミナー
●内容:機能概要を事例・デモンストレーションとともに紹介
●時間:13:30∼16:00
●場所/日程: 東 京 10/15、11/7
大 阪 10/4-10/5、11/2、12/4
名古屋 10/3、11/1、12/5
■技術セミナー
●費用:68,250円
(税込)/名
公差マネジメント・ツール CETOL6σ入門セミナー ●時間:10:00∼17:00
●対象:理論セミナーを受講済みの方、
もしくは同等の基礎知識を
●場所/日程: 東 京 11/27
習得されている方で、CETOL6σを初めて利用される方
●内容:CETOL6σでの公差解析手順と結果の確認・分析・検討の方法を実習
●費用:126,000円
(税込)/名
●時間:10: 00∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/16-10/18、11/19-11/21、12/17-12/19
22
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
セミナー紹介
最新の情報は下記サイトよりご確認ください。
■ INFORMATION
http://www.cybernet.co.jp/seminar_event/
照明設計解析ソフトウェア
光学設計評価プログラム
CODE V関連セミナー
LightTools関連セミナー
■紹介セミナー
■紹介セミナー
CODE V紹介セミナー
LightTools紹介セミナー
●内容:結像光学系向けの光学設計評価ソフトウエアCODE Vの機能紹介およびデモ実演
●内容:照明設計解析ソフトウェアLightToolsの機能紹介およびデモ実演
●時間:13:30∼16:30
●時間:13:30∼16:30
(東京)、10:00∼13:00
(大阪)
●場所/日程: 東 京 10/9、11/5、12/12
大 阪 11/19
■技術セミナー
●場所/日程: 東 京 10/15、11/7、12/3
大 阪 10/22、12/14
■技術セミナー
CODE V入門セミナー
LightTools入門セミナー
(1日目)
●対象:CODE Vをこれから利用される方
●対象:LightToolsをこれから利用される方
●内容:結像光学系におけるCODE Vの基本的な使用方法
●内容:LightToolsの基本操作から照明解析まで。起動、環境設定(単位系等)/
モデリング / 光学特性 / 照明解析 / ライブラリ
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
●時間:10:00∼17:00
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
●場所/日程: 東 京 10/10、10/22、11/6、11/29、12/10、12/20
●時間:10:00∼17:00
大 阪 10/15、11/26、12/17 名古屋 10/29、12/14
●場所/日程: 東 京 10/16、10/29、11/8、1/19、12/4、12/17
大 阪 10/1、11/5、12/20
アドバンストセミナー
名古屋 11/26
CODE V ノンシーケンシャル光学系 アドバンストセミナー
LightTools入門セミナー
(2日目)
●対象:ユーザの方、
ノンシーケンシャル光学系を構築されたい方、
興味をお持ちの方。
●対象:LightToolsをこれから利用される方
●内容:CODE V ノンシーケンシャル面の使い方とポイント
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
●内容:光源の設定 / 散乱の設定 / コーティング / 受光器の
フィルター機能 / 3Dテクスチャー/ワークショップ
●時間:9:30∼12:30
●費用:
(ユーザの方)21,000円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)42,000円
(税込)/名
●場所/日程: 東 京 10/23、12/21
大 阪 10/16
●時間:10:00∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/17、10/30、11/9、11/20、12/5、12/18
CODE V ユーザ定義面設定に関するアドバンストセミナー
●対象:ユーザの方、
特殊な面を作成して解析や設計を行なわれたい方。
●内容:CODE V UDS(ユーザ定義面)設定
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/23、12/21
大 阪 10/16
大 阪 10/2、11/6、12/21 名古屋 11/27
アドバンストセミナー
LightTools最適化 アドバンストセミナー
●対象:ユーザの方、
最適化モジュールを利用されたい方。
基本的にはLightToolsのユーザを対象としています。
CODE V コマンドに関するアドバンストセミナー
●内容:LightToolsの最適化機能紹介およびその効果的な使い方
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
●対象:ユーザの方、
CODE VをGUIモードとコマンドの両方で操作されたい方、
コマンドモード中心で操作されたい方。
基本的にはCODE Vのユーザを対象としています。
●内容:CODE Vのコマンド構成の説明とその使い方
●時間:10:00∼16:00
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
本アドバンストセミナーと、
下段
「CODE V マクロ機能に関するアドバンストセミナー」
を1日セミナーとして連続で受講される場合は、下記特別価格が適用されます。
(ユーザの方)52,500円
(税込)
/名 ・(ユーザ以外)73,500円
(税込)
/名
●時間:9:30∼12:30
●場所/日程: 東 京 10/31
LightTools バックライト設計/解析に関するアドバンストセミナー
●対象:ユーザの方、
バックライトのモデル化や設計を行なわれたい方
●内容:LightToolsを使ったバックライト設計と解析
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
●時間:10:00∼16:00
●場所/日程: 東 京 11/21
●場所/日程: 東 京 11/30
CODE V マクロ機能に関するアドバンストセミナー
●対象:CODE Vのマクロ機能を活用されたい方、
コマンドモード中心で
操作されたい方、
「CODE V コマンドに関するアドバンストセミナー」
を
受講された方
●内容:CODE V のマクロの使い方と作成方法
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
本アドバンストセミナーと、上段「CODE V コマンドに関するアドバンストセミナー」
を1日セミナーとして連続で受講される場合は、下記特別価格が適用されます。
(ユーザの方)52,500円
(税込)
/名 ・(ユーザ以外)73,500円
(税込)
/名
LightTools マクロ操作に関するアドバンストセミナー
●対象:ユーザの方、LightToolsをマクロで操作されたい方。
●内容:LightToolsをExcel-VBAを使ったマクロで操作する方法
●費用:
(ユーザの方)31,500円
(税込)/名 ・(ユーザ以外)52,500円
(税込)/名
●時間:10:00∼16:00
●場所/日程: 東 京 12/19
●時間:13:30∼16:30
輝度・照度・色度測定システム
●場所/日程: 東 京 11/30
ProMetric関連セミナー
■紹介セミナー
ProMetric 紹介セミナー
●内容:ProMetricの性能、
精度、概要紹介および実際デモ実演
数式処理・数式モデル設計環境
●時間:10:00∼12:30
(東京)、14:00∼16:30
(大阪)
Maple関連セミナー
●場所/日程: 東 京 10/15、11/7、12/3
■紹介セミナー
大 阪 10/22、12/14
■技術セミナー
数式処理システム Maple 体験セミナー
●内容:Maple の基本操作から数式処理・数値計算、
グラフィックス、
プログラミング、
パッケージ等について全般的な機能をデモや実践を
交えて紹介します。
新たに操作方法を覚えたい方
●内容:実習を交えた、
基本的な測定方法および結果の参照方法
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/11、10/31、11/26、12/14
大 阪 10/19、11/30
ProMetric初心者セミナー
●対象:ユーザーの方。ProMetric導入後に操作方法を確認されたい方や、
名古屋 10/18、11/29
●費用:無料
●時間:13:30∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/18、11/22、12/11、12/17
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
23
最新の情報は下記サイトよりご確認ください。
セミナー紹介
■ INFORMATION
http://www.cybernet.co.jp/seminar_event/
PCライフサイクルソリューション
OpenEye Scientific Software社
製品関連セミナー
WinINSTALL関連セミナー
■紹介セミナー
■紹介セミナー
OpenEye Scientific Software社紹介セミナー
PCライフサイクルソリューション WinINSTALLセミナー
●内容:OpenEye社より開発者を招いて、OpemEye社の
ケモインフォマティクスツールについての紹介をいたします。
●時間:13:30∼17:00
●内容:OSセットアップからアプリケーション自動配布、
データのバックアップと
●場所/日程: 東 京 11/12
●場所/日程: 東 京 11/16
リストアなどPCのライフサイクルの自動化を体験して頂くハンズオンセミナー。
●時間:13:30∼17:00
大 阪 11/14
IT資産管理/クライアントセキュリティー
光通信デバイス・システム解析ツール
QND Plus関連セミナー
Optiwave関連セミナー
■紹介セミナー
■技術セミナー
QND Plus ソリューションセミナー
OptiBPM入門セミナー
●内容:IT資産管理の代表的なツール、QND Plus のハンズオンセミナー。
情報セキュリティ向上のヒントが得られます。
●対象:OptiBPMをこれから利用される方
●時間:13:30∼17:00
●場所/日程: 東 京 10/19、12/25
●費用:31,500円(税込)/名
大 阪 12/10
●内容:実習を交えた、
OptiBPMの基本的な使用方法
●時間:10:00∼16:30
●場所/日程: 東 京 10/19
名古屋 11/30
OptiFDTD入門セミナー
●対象:OptiFDTDをこれから利用される方
●内容:実習を交えた、
OptiFDTDの基本的な使用方法
●費用:31,500円(税込)/名
●時間:10:00∼16:30
●場所/日程: 東 京 12/13
各種イベント紹介
最新の情報は下記サイトよりご確認ください。
http://www.cybernet.co.jp/seminar_event/event/
■ INFORMATION
2007年10月
CBI学会2007年大会
期間: 10/3(水)∼5(金)
FPD International 2007
期間: 10/24
(水)∼26
(金)
会場: 広島大学(東広島キャンパス)
主催: 情報計算化学生物学会(CBI学会)
内容: OpenEye社製品、Digital Chemistry社製品、
Biobyte社製品
URL: http://www.nabit.hiroshima-u.ac.jp/aida/cbi/
会場: パシフィコ横浜 主催: 日経BP社
内容: ImagingShpere、ProMetric、LightTools
URL: http://expo.nikkeibp.co.jp/fpd/
2007年11月
JMAABオープンカンファレンス2007
期間: 11/1(木)
計測展2007TOKYO
期間: 11/7(水)∼9(金)
ACSIN-09
期間: 11/11
(日)∼15(木)
第35回構造活性相関シンポジウム
期間: 11/15(木)∼16(金)
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CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
会場: 京王プラザホテル
(東京・新宿)
主催: JMAAB (後援:サイバネットシステム)
対象: MATLAB自動車業界ユーザー、
その他
内容: JMAABメンバーによる講演、CSCパートナーによる展示
URL: http://www.cybernet.co.jp/matlab/event/jmaab2007/index.shtml
会場: 東京ビッグサイト
主催: 社団法人日本電気計測器工業会
内容: MATLABプロダクトファミリ
URL: http://expo.nikkeibp.co.jp/jemima/index.html
会場: 東京大学 駒場キャンパス
主催: 社団法人 応用物理学会
内容: Atomistix社製品, nanotimes社製品
URL: http://annex.jsap.or.jp/tfspd/acsin9/
会場: 京都大学 百周年時計台記念館
主催: 日本薬学会構造活性相関部会
内容: OpenEye社製品、Digital Chemistry社製品、
Biobyte社製品
URL: http://hawk.kyoto-bauc.or.jp/gakkai/sar2007/
各種イベント紹介
最新の情報は下記サイトよりご確認ください。
http://www.cybernet.co.jp/seminar_event/event/
白色LEDと固体照明国際学会
期間: 11/28
(水)∼29(木)
マイクロウェーブ展2007
期間: 11/28(水)∼30(金)
サイバネット主催イベント紹介
■ INFORMATION
会場: ホテルパシフィック東京
主催: 社団法人 照明学会
内容: LightTools, ProMetric, Imaging Sphere
URL: http://www.ieij.or.jp/event/2007/071126whiteLEDs07.html
会場: パシフィコ横浜
主催: 電子情報通信学会
内容: AWR社製品
URL: http://www.apmc-mwe.org/
最新の情報は下記サイトよりご確認ください。
http://www.cybernet.co.jp/seminar_event/special/
■ INFORMATION
2007年10月
最適設計のためのソリューションセミナー7
期間: 10/15
(月)名古屋、10/16(火)東京
IBISツールリリースセミナー
期間: 10/19
(金)
Goldfire Innovator紹介セミナー
期間: 10/26
(金)
会場: 名古屋会場(中部支社)
、東京会場(富士ソフトビル アキバプラザ)
主催: サイバネットシステム株式会社
内容: OPTIMUS、PLM Optimization
会場: 東京コンファレンスセンター・品川
主催: サイバネットシステム株式会社
対象: IBISIndicator, IBISBuilder にご関心をお持ちの方
内容: IBISモデルに関する講演、及びIBISIndicator, IBISBuilder紹介
URL: http://www.cybernet.co.jp/ibis
会場: 富士ソフトビル アキバプラザセミナールーム
主催: サイバネットシステム株式会社
内容: InventionMachine社製品
URL: http://www.cybernet.co.jp/inventionmachine/
2007年11月
ORAセミナー code V
期間: 11/13
(火) ※受付開始は10月中旬の予定
2007 Japan ANSYS Conference
期間: 11/13
(火)∼14(水)
MATLAB EXPO 2007
期間: 11/28(水)
会場: 東京コンファレンスセンター・品川
主催: サイバネットシステム株式会社
対象: CODE Vユーザの方
内容: CODE V/バージョンアップセミナー&ユーザの方による事例発表
会場: ロイヤルパークホテル
主催: サイバネットシステム株式会社
内容: ANSYSシリーズ 他
URL: http://www.cybernet.co.jp/ansys/seminar_event/conference/
会場: ザ・プリンス パークタワー東京
主催: サイバネットシステム株式会社
対象: 一般企業、官公庁、教育・研究機関のエンジニア、研究者および学生
内容: 制御、信号処理など様々なテーマを扱うMATLAB&パートナーの総合テクノロジ・カンファレンス
URL: http://www.matlabexpo.com
2007年12月
EDA Solution Conference 2007
期間: 12/11
(火) ※受付開始は10月下旬の予定
Optical Solution Conference 2007
期間: 12/11
(火) ※受付開始は10月下旬の予定
会場: 東京コンファレンスセンター・品川
主催: サイバネットシステム株式会社
対象: エレクトロニクス設計・解析に携わる技術者の方
内容: パワーエレクトロニクス設計のノウハウや、
基板設計におけるシグナルインテ
グリティ対策など、
学会・業界の第一人者の方による技術講演。
及び弊社EDA関連ソリューションの展示。
会場: 東京コンファレンスセンター・品川
主催: サイバネットシステム株式会社
対象: 光学関連の技術者、
及び光学に関心をお持ちのエレクトロニクス関連技術者
内容: エレクトロニクスに関わる光学技術に関して、業界の第一人者による技術講演。
及び光学関連ソリューションの展示。
CYBERNET NEWS No.123
autumn 2007
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西日本支社 /〒540-0028 大阪市中央区常盤町1丁目3番8号 中央大通FNビル TEL.0 6 -6 9 4 0 - 3 6 0 0(代表) FAX.0 6 - 6 9 4 0 - 3 6 0 1
中 部 支 社 /〒460-0003 名 古 屋 市 中区 錦 1 丁目6 番 26 号 富 士ソフトビ ル TEL.0 5 2-219-5900(代表) FAX.0 5 2 - 2 1 9 - 5 9 7 0
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