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第 3 章 - 社会福祉法人 高島市社会福祉協議会

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第 3 章 - 社会福祉法人 高島市社会福祉協議会
第3章
みなさんの声
第3章 みなさんの声
3-1.
プロジェクト提言
1
資料集 137 頁~141 頁「計画づくりの経過」に記載されている参加者数を足した数字。
53
3
章
できる限り多くの住民の皆さんに計画づくりに参加していただき、協
議を重ねる中で生まれてきた声を土台に、地域の夢の実現に向けた計画
づくりを進めたいと考えました。
本章では、地域福祉推進計画の取り組みの“種”となった、3つのプ
ロジェクト会議での話し合いから生まれた、計画に反映された提言を中
心にご報告します。
また、計画づくりからあらためて福祉について学んでみようと考えた
高島市青年協議会(青年団)の皆さんの声も掲載します。
第
住民福祉活動計画
と地域福祉推進計
画づくりの各会議
やフォーラムへの
参加者は、のべ人
数 1,922 人1にの
ぼります。
【研究会からの提言】
「理想的な福祉推進委員会活動に向けて」
(要旨)
1.区・自治会内の福祉問題や福祉活動について
みんなで話し合う場にしましょう。
地域福祉推進計画プロジェクト
たかしまの住民ふくし活動を
もっと元気に!
福祉推進委員会を区・自治会組織に位置づけて、
「みんなの安
心・安全な地域づくり」を進める福祉推進委員会をアピール
しましょう。
2.多様な居場所づくりを応援しましょう。
サロンの基本は、「いつでも集える場」が身近にあること。
第
第
福祉推進委員会のサロン以外にも寄り合える場はありますか?
研究会設置の経緯
3.支援の必要な方の見守り活動を進めましょう。
3
章
章
3
見守りネットワークづくりで早期発見・早期対応を進めましょう。
地域社会では昔から隣近所での助け合い活動が自然におこなわれてきました。しかし、
時代の流れとともに、過疎高齢化、少子化が進行し、地域のつながりが弱くなったこと
を心配する声が多く聞かれるようになりました。
様々な生活上の問題や介護、障がい、子育てなどの不安を抱えていても、誰にも相談
できずに問題が深刻化する傾向もあります。悪徳商法や災害時の助け合いといった問題
民生委員児童委員や社協、専門機関と連携しましょう。
4.多くの住民に活動への関心を持ってもらいましょう。
口コミ、広報の発行、福祉こんだん会、出前講座などを開催し、
住民に区・自治会の福祉課題をお知らせして参加を呼びかけまし
ょう。
が地域の身近な心配ごととなり、誰もが安心・安全に暮らせる共に生きる地域社会をつ
くるためには、公的なサービスの充実と共に、住民自らが改めて地域のつながり直しを
社協
【理想的な福祉推進委員会組織のイメージ】
区・自治会の
組織に位置づけ
考え、行動する必要があります。
本研究会は、ふれあいサロンや見守り活動をはじめ、多様な住民福祉活動(住民の身
近な範囲での福祉活動)に関する現状の課題や今後の展望を明らかにし、その中核的な
連携
支援
役割を担う福祉推進委員会活動の活性化を中心に検討し、地域福祉推進計画の策定に反
映させることを目的としました。
【研究会のメンバー】
福祉推進委員会
子どもの居場所
福祉推進委員長3名、民生委員児童委員2名、サロン等のボランティア3名
づくりが必要
学識経験者1名、社協職員8名(事務局) 計17名
(子ども会)
参加
情報共有・計画実践
【研究内容】
委員
第1回:平成21年 6月24日(水)
・福祉推進委員会活動の課題出し
第2回:平成21年 7月21日(火)
第3回:平成21年 9月 2日(水)
・見守りネットワークづくりの必要性
第4回:平成21年10月21日(水)
・活動組織のあり方 ・研究会まとめ
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委員
委員
サロンに来ない
認知症で徘徊して
お年寄りが心配
いる人の見守りが
(ボランティア)
・理想的なふれあいサロンとは
連携
委員長
委員
民生委員
児童委員
高齢者の食事会
ゴミ出しに苦労
を開催したい。
している方がい
(健康推進員)
る。
(老人クラブ)
※団体名は一例です。
住民の
協力・参加
55
必要(民生委員)
福祉教育と福祉のまちづくり
地域福祉推進計画プロジェクト
福祉教育とは、みんなの普段の暮らしが幸せになるための学び合いであり、ひいて
は人づくり・まちづくりの取り組みでもあります。
福祉教育の推進により、福祉のまちづくりが推進されていきます。
実践研究会設置の経緯
・一人ひとりの幸せについて考える
・基本的人権について学ぶ
・街に暮らす様々な当事者と出会う
等
・ふれあいを通して知り合う 等
き行動するきっかけを作ることで、地域が変わり市民社会が形成されていくことを目的
人権意識を持つ
3
章
章
もが生きやすく暮らしやすいまち」について考え、その実現に向けて一人ひとりが気づ
他者を知る
自尊感情を高める
としています。
思いやりの心を育む
そのためには、自発的な行動を促す学びの場に、障がいのある方や福祉施設・事業所
関係者、また多くの市民の参画を得て、子どもから大人まで共に学びあえる福祉教育実
践へと発展させていくことが必要です。
自分を大切に
そこで、平成20年度に教育関係者、障がいのある当事者、NPO 関係者、ボランテ
他者を大切に
ィアの方々などの参画を得て、高島市らしい福祉教育の発展と実践の在り方を考えるた
め「高島市福祉教育実践研究会」を設置しました。
脱孤立・疎外を考える
福祉教育の必要性について
・互いの違いを認め
福祉教育は、一人ひとりの命や暮らしが大切にされ、孤立や排除の無い社会となるように、
ることを学ぶ 等
社会福祉について、また地域に存在する福祉課題について共に学び、地域に暮らす人々の
互いの違いと存在を認め合い、誰もが自分らしく、共に豊かに暮らしていく地域づくりの
推進者(担い手)を育成する総合的な活動であると考えます。
Ⅰ.個人を尊重することを理解するために学ぶ
・基本的人権、人道、福祉などの基本や原則を基礎教育として身につけるために。
・人間形成・人格形成の基盤となる自尊感情を育て、人権感覚を豊かにするために。
・自己のみならず他者の普遍的な人権を認め、一人ひとりが公正・対等の関係を築
き、また、その態度を身につけるために。
福祉のまちづくり
・ボランティア活動について学ぶ
・自分たちに出来ることについて
地域を知る
地域を大切に
・街歩き体験から地域を知る
・地域にある課題を学ぶ 等
考える 等
排除されないまちを考える
・他者を知り、心を通じ合わせるために。
Ⅱ.誰もが生きやすく暮らしやすいまちづくりを行っていくために学ぶ
・どんな立場の人も自分らしく幸せになれるようなまちにするために。
・みんなが幸せに暮らせる街について考える
・地域の福祉課題の現状を知り・理解することで無知や未知の状態から脱却し、福
・バリアフリーについて学ぶ
・ユニバーサルデザインについて学ぶ 等
祉を自らの問題として意識し、主体的な関わりを生み出すために。(自主、自治
の意識)
・学びが日常の行動様式の変容につながり、福祉でまちをつくる担い手になるため
に。
56
57
第
第
3
福祉教育は地域で生きづらさや暮らしづらさを感じる方や住民の皆さんと共に、「誰
【福祉教育実践研究会からの提言】
次のポイントを押さえながら、学校や地域で誰もが参加し、学び合える福祉教育の推
進を提言します。
高島市で福祉教育を推進していくための3つのポイント
福祉教育を通じて、高島市の地域課題や、地域に暮らす人々の生活・福祉
課題をみんなで考えるとともに、それらの解決に向けて学び合い、実践を通し
て地域に還元していくことが大切です。
最後のメッセージとなった、松宮さんから頂戴したお手紙をご遺族様の了解
を得て掲載させていただきます。
本年度の福祉教育実践研修会の最終日に所用のため欠席いたしますこと
をお詫びいたします。
(どうもすみません!)
福祉や教育について学習し、時には討議する場を提供していただきまし
Ⅲ「参加協働型」
子どもから高齢者まで、障がいの有無に関係なく、あらゆる地域住民が
参加し、高島市にゆかりのある方々や、福祉・教育等の専門家が積極的に
関わるなど、誰もが関連・関係していくような仕組みをもった福祉教育の
実践。
たことにお礼申し上げます。
最終回を欠席するご無礼に報いるべく、同士である妻と三日間激論を交
わし(晩酌のうえ)、共通する意見や思いを取りまとめましたので、宿題
となっております「私の願い」の処を「私たち障害者夫婦の願い」として
ご査収くださいますようお願いいたします。
問い:子どもたち、若者たちが社会に出て行くまでに、福祉やボランティアに関
する学習を通じて身につけてほしい「精神的な力」「肉体的な力」「姿勢」「思
考」「人との関係力」「技術や知識」「地域社会の一員として」(その他)、ま
た大人になった時、学習効果によって「こういう人間になってほしい」という
ことは何ですか?
●人が喜んだり、楽しそうだなと思うことをしてあげられる大人になっ
てほしい。
(何時もでなくてもいいから)
●マナーやルールを尊重し、命を大切にして欲しい。
●出張ることなく自分の思考が伝えられる人になってほしい。
●年上の人からは学び、年下の者や子どもには教えてあげられる人材に
なってほしい。
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3
章
章
Ⅱ「地域還元型」
一人の学びや気づきが様々な人や地域に広がり、地域が元気になるよう
な福祉教育の実践。
松宮義高さん(写真中央)は、福祉教育実践研究会
のメンバーであり、福祉教育の大切さを常に当事者の
立場からご発言され、福祉教育の目指すべき方向性を
私たちに指し示して下さいましたが、平成22年2月、
病気療養中のところ薬石効なく、ご逝去されました。
ここに謹んで哀悼の意を表すとともに心よりお悔み
を申しあげ、自ら障がい者として、福祉教育の普及発
展にご尽力された松宮さんのご遺志を継いで、今後も
更なる福祉教育の発展向上に取り組んでまいりますこ
とをお誓いします。
第
第
3
Ⅰ「問題解決型」
高齢者や障がいの疑似体験や、点字・手話の技術を単に学ぶだけではな
く、学びを深めるために地域で暮らす様々な方との出会い、それがお互い
の関係づくりのきっかけとなり、更に生きづらさ暮らしづらさの課題解決
につながるような福祉教育の実践。
■松宮義高さんの手紙
地域福祉推進計画プロジェクト
●過去―現在―未来という一本線をはっきりと認識し、ビジョンを持ち
つつ社会の一端を担う大人になってほしい。
●おもいっきり遊ぶときには大いに遊んで、とても辛い時には一生懸命
立ち向かう「メリハリスイッチ」を持っている大人になってほしい。
●人を感じ、四季を感じ、地球を感じ、宇宙を感じ、生命を感じ、そし
て自分を感じられる人間に育ってほしい。
●政治に興味を抱く大人になってほしい。
●地域社会、広くは世論などは、君をチームの一員だとしている。
「思考」
を重ね、悪しき処あらば良くするよう、流れてしまうのではなく行動
子どもが社会に出てどのような大人に!と考えると…私達は大人の
責任を痛感します。
そもそも子どもは真っ白。親の背中を見、大人の影響下で育ちます。
今回のような学習会があちらこちらで開かれる事を願っています。まず
大人が真っ白なる子ども達を汚れないような環境のもとで、基礎学力
や表現力、理解力をつけるような教育に努めていきたいものです。
最後に・・・私達障害者当事者がこのような学習会に参加できましたこ
とを喜んでいます。
バスを手配していただきました高島市社協事務局の皆様ありがとう
ございました。乗客となってくださいました教育者様、社会福祉士
様、カウンセラー様、ボランティアの皆様、ありがとうございました。
また、運転手をしていただきました桑原先生には、折々にそれぞれ
ボランティアこんだん会での主な意見
の考えをとりまとめて文書化していただくなど、お世話になりありが
とうございました。
地域の課題
松宮 義高 ● 松宮 喜子
(お手紙は原文のまま掲載しています)
・集落の高齢化・つながりの希薄化・生活しづらい人の
ニーズが見えない・地域を活性化する人づくり・地域ら
しさの希薄化・男女共同参画
・高齢化により移動が困難・活動の場が少ない・資金の
ボランティア活動の
不足・情報の不足・つながりの不足・担い手の不足・活
課題
動のマンネリ化
・学習の場が欲しい・つながりをつくって欲しい・活動
ボランティアセンタ
に有益な情報が欲しい・男性の参加を促進して欲しい・
ーへの要望
相談の場が身近にない・活動資金の援助
ボランティアこんだん会では、「気軽に車座トーク」と題
して、ボランティアの皆さんと話し合い、様々なご意見を
いただきました。
実施期間:平成20年6月~7月
参加者数:86名
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章
章
できる大人(成人)になってほしい。
社会福祉協議会では、以前より住民が福祉のまちづくりに自発的、主体的に
参加するボランティア活動等の普及、支援をおこなってまいりました。しかし、
合併後の広域化した高島市において、その支援のあり方が、日々活動されてい
るボランティアの求めているものに即しているのか、地域の課題(ニーズ)に
合致しているのかを検証するために、ボランティア活動をされている皆さんの
悩みや課題をお聴きし、改善に役立てる場として、平成20年度に各地域(6
ヶ所)でボランティアこんだん会を開催しました。
ボランティアこんだん会の開催と同時に、ボランティア、NPO、民生委員
児童委員、福祉施設、企業、行政(社会教育)
、社協による「ボランティアセン
ターのあり方検討委員会」を設置、6回の委員会を通して現状の課題を検証し
て、社協ボランティアセンターが目指すべき方向性について協議され、センタ
ー機能の明確化と強化のために実行すべきことが整理されました。
本検討委員会で明らかになったボランティアセンターの目指すべき方向性を
市民参加で実践するために、平成21年度より恒常的なボランティアセンター
運営委員会を設置しました。
第
第
3
運営委員会設置の経緯
【ボランティアセンター運営委員会からの提言】(要旨)
3-2.
計画づくりから生まれたつながり
提言1:地域の課題解決のために、地域の人のつながりを強化する
過疎高齢化の進行や暮らし方の多様化等を背景に、地域のつながりが薄れ、
それに伴い暮らしづらさを感じている方が地域に存在している。ボランティア、
NPO 等の活動組織と、自治会、福祉推進委員会等の地縁組織をつなぎ、柔軟
で多彩な地域福祉の推進力を生み出すボランティアセンターを目指していく
必要がある。
第
第
提言2:ボランティア活動の課題解決のために、担い手の育成をおこなう
高島市においては、今後益々ボランティアの果たす役割が重要になってくる
3
章
章
3
主催:高島市青年協議会 開催日:平成22年2月14日 参加:21名
ことは明らかであり、次世代の「人材の養成」は必須課題である。しかし、何
もかもボランティアでということではなく、公私協働の基に広く社会への提言
をおこない、住民主体の自発的な活動を引き出し、新たな社会問題に向き合う
担い手の活動を支援していく必要がある。
提言3:ボランティアセンターの機能強化を図る
以下の5つの機能はボランティア・市民活動を支援し、地域福祉を推進する
上で社協ボランティアセンターが高い次元で有すべきものである。これらの機
能を最大限活用していくことが、社協ボランティアセンターの専門性・固有性
につながると考える。
若者にとっては縁遠い「福祉」。つい他人事のように
★5つの機能について
考えてしまう「ふくし」って一体なんだろう?・・・
●学び:共に学び合える環境づくり、次世代の育成、リーダーとなる人材育
成、ボランティア活動への市民の理解促進など
●コーディネート:支援を求める人とボランティア活動者が、対等な関係で
つながる出会いの創出など
ふだんはあまり意識したことが無い福祉について、真
正面から考える場「ふくしってなに?~聞こう、話そ
う、体験しよう」を企画した、高島市青年協議会の皆
さんは20歳代が中心の、まさにこれからの高島市を
●ネットワーク:ボランティア同士や地縁団体、行政や社協、施設、企業な
どとの連携による協働の場づくりなど
●情報:新たな生活福祉課題をいち早く把握し、社会的に明らかにする先駆
背負って立つ世代です。青年協議会の皆さんには、住
民福祉ネットワーク会議の委員として、住民福祉活動
計画づくりに6名が参加していただいています。
性を発揮し、ボランティア活動に必要な情報を取りまとめ、必要とする人
に鮮度の高い情報が提供できる仕組みや媒体の開発など
●相談支援:ボランティアを求める人の相談を受け止めるボランティアコー
ディネーターの専門性の向上や気軽に相談ができる場づくりなど
はじめて手にした「義足の重み」
を感じてみる。
話し手には、地域福祉推進計画策定委員の谷仙一郎
さん、小中学校などの福祉教育で講師をしていただい
ている障がい当事者の文野末吉さん、中西信樹さん、
そして社協職員も招いていただき、みんなで話し合う
提言4:身近なボランティア活動拠点の設置
合併後、広域化した高島市において、それぞれの地域特性を生かして柔軟に
対応できるボランティア活動拠点(仮称:地区ボランティアセンター)の設置
が必要であり、誰もが行きやすい場所にボランティアコーディネーターを配し
て、ボランティア活動が活発におこなえるような仕組みづくりを検討すべき
ことで、福祉の幅広さ、奥深さ、そして当事者の方に
しかわからない、しんどさや生活のしづらさと共に、
障がいの有無に関係なく、同じ市民=仲間であるとい
うことも感じていただけたようです。
乗ってみて、押してみて、車イス
からの目線を感じることができま
した。
である。
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計画づくりに関わった若者が、主体的に福祉を学んでみようという気持ちになり、そ
こから自分たちでできる活動を考えていただけたことは、計画づくりから生まれた大き
な収穫と言えます。
参加者アンケート
~今日の「ふくしってなに?」を通して~
・思いやりの心
・一人ひとりが自分のことだけを考えているのではだめだと思う。
・社会障がいを無くす活動。
・人間関係の繋がり。
・バリアフリー!!
・人の心の改善等も重大な一歩につながると思います!!
・車イスの人でも買い物しやすくする。
・段差をなくす。
・普通の人と障がいのある人で協力し合うことが大切だと感じました。
・一人ひとりの心がけが大切だと思いました。ゴミ拾いでも、健常者で
も障がい者でもする人はするし、しない人はしない。色々な人の話を
聞いてする人が増えれば良いまちになるような気がしました。隣の人
の事をしらない地域が多いけれど、色々な人と話せる場が増えるとよ
いなと思った。
・今まで以上にバリアフリーの施設等が必要だと感じました。
・意識・気持ち・知識
・今回お話を聞く中で知らないことがあまりにも多く、そういった人達
は周りにも多いのではないかと思う。
・意識して動き知識を吸収しながら気持ちのまま動けることが良いこと
につなげられるのではないかと思う。
65
3
章
章
64
~誰もが住み良いまちづくりのために、
何が必要?大切だと思いますか?~
第
第
3
・あらためてお話を聞き、「ふくし」について考えるよい機会となった。
一人ひとり「ふくし」についてもっと興味をもってくれたらと思う。
・福祉で思いつく表面的な問題に目がいくが、地域社会の問題をみんな
で助け合う、または目につく事をなにも考えずあたり前にする事をあ
らためて気づいた。
・自分がふだんあたりまえにしていることが不便なことだったり、逆に
自分にはできないことが、文野さんや中西さんにはできていたりした。
谷仙さんが言っていたように、障がい者、老人、健常者とわけてしま
うのではなく、それぞれにできることできないことがあるのだから、
助けあっていけたらいいなと思う。
・車イスの動かし方を教わって今までの押し方と少し違ってためになり
ました!!
・ふくしというのは、多分野にわたるものでとても奥が深いもので、と
てもためになりました。もっと地域での活動も頑張りたいと改めて思
いました!!
・車イスは思ったより力が必要だった。
・車イスに乗ったのは初めてなので貴重な体験でした。正直、車イスで
の生活は大変だとわかりました。
・普通に過ごすためのバックアップが福祉なのだと思った。今まで気づ
かなかったことに気づいたり、目を向けることができた。
・福祉についての今までの考えが少し変わりました。障がいのある人を
助けたりするのが福祉じゃないと分かった。
・車イス体験をして思っていたよりも軽くて動かしやすいと思ったけれ
ど、段差などの所は思っていたよりも恐いなと思いました。体験を通
して感じる事が多いと思ったので、福祉って何?って誰もが思ってい
ると思うので、とり合えず体験して色んな人に感じてもらいたいと思
った。
・いろんな意味で福祉に対する考えが変わりました。車イス体験もさせ
ていただき、すごく腕に負担もきましたし、改めて一つひとつの動作
が大変だということを気づかされました。
・目線が変わって意識が変わったという言葉が印象的だった。自分自身
が見ている世界以上にたくさんの物の見方があるのだと思った。
・当たり前のことが、当たり前になっていなかったと思った。
・とても貴重な話を聞けてよかった。福祉ってみんなに関係するのだな
っと思いました。文野さんの存在は知っていたがゴミ拾い(ボランテ
ィア)をしている方だとは知らなかった。
・今日は文野さんのお話が聞けて、何よりもゴミ拾い(ボランティア)
をされているということを聞き、びっくりしました。
・普段普通に生活してて気がつかない事も今日のお話を聞いてそんな所
に気がいくんだなと思う事がいくつかありました。今日から外へ出る
時は、いろんなふくしの事に目がいくと思います。
・みなさんの話を聞いて正しい知識とコミュニケーションがすごく大切
なのだとかんじました。「こんな話していいんだろうか・・・」とか
「どう接したらいいんだろう・・・」という変な気づかいというか意
識がすごく壁をつくっているんではないだろうか、と思いました。お
互い 1 歩歩みよる勇気があれば変われるかな・・・。
・今まで福祉の仕事をされている方の話を聞くことは、何度かあったが
実際に高島市で車イス生活をされている方の生のお話を聞いのは初
めてだったので身近な話が聞けてとても良かったと思った。たくさん
の話を身近な問題としてとらえることができた。
第
章
3
・皆で話し合うこと。
・やっぱり人と人との助け合いが 1 番大切だと思います。いくら住みや
すい所、便利な所でも助け合う事で車イスの方も嫌な思いはしないと
思います。
・最近、駅が近い商業施設より車で行きやすい大型の商業施設が増えて
いる。車に乗れる人は便利だと思うが、車に乗れない人などは不便に
なっていると思う。送迎サービスや公共の交通機関の設備を充実させ
るともっとすみよい街になるかな・・・・
・障がいを持っている人やお年寄りへの思いやりが大事だと思います。
行政だけでなく一人ひとりが。
・自分ができることを少しでもしていくことが、良いまちづくりのため
には必要なのだと思った。特別なことではなく、普段の生活の中でで
きることを。
・うちの祖母も 15 年近く寝たきりの祖父を介護し、今は 1 人で暮らし
ています。ヘルパーをたのむとか、サービスを利用することにすごく
抵抗があるみたいで、地域というか町の中でそういう意識がなくなる
ことがあればいいかと思います。
・いろんな幸せ、答えがあると思うので、何でも話し合え、共有できる
場所や関係。
・地域、人と人とのつながり。
・やっぱり思いやり。自分が普段普通に暮らしているだけでは気づかな
いことがたくさんあるので、実際に今日の様な話を聞くことで普段の
暮らしも変わってくると思う。少しの気づかいなどで暮らしは変わっ
ていくと思う。
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