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内蔵 NVIDIA SATA RAID アレイ ユーザ マニュアル
内蔵 NVIDIA SATA RAID アレイ ユーザ マニュアル Microsoft® Windows® XP Professional 用 目次 内蔵 SATA RAID コントローラ.......................................................................................................................2 ブート可能でない NVIDIA RAID アレイの設定 .............................................................................................2 手順 1—RAID オプションの有効化 ........................................................................................................2 手順 2—RAID の設定 .........................................................................................................................3 手順 3—ディスク アレイの初期化 ..........................................................................................................4 手順 4—詳細な情報の入手 .................................................................................................................4 ブート可能 NVIDIA RAID アレイの設定 ......................................................................................................4 手順 1—RAID オプションの有効化 ........................................................................................................5 手順 2—RAID の設定 .........................................................................................................................6 手順 3—ブート順序の確認...................................................................................................................7 手順 4—詳細な情報の入手 .................................................................................................................7 関連情報 ..................................................................................................................................................8 内蔵 SATA RAID コントローラ このマニュアルは、『NVIDIA RAID User’s Guide』を補足するもので、NVIDIA SATA RAID アレイで SATA ハード ディスク ドライブを使用するための BIOS の設定方法を説明しています。 注記: 『NVIDIA RAID User’s Guide』を参照するときは、HP Workstation xw9300 では次の機能がサポートされな いことに注意してください。 • ホット プラグ アレイ • PATA/RAID • 専用スペア ディスク 注記: RAID 機能を利用するには、2 つ以上の SATA HDD を内蔵 SATA RAID コントローラに接続している必要 があります。Web サイト http://www.hp.com/support/workstation_manuals (英語)、 http://www.jpn.hp.com/doc/manual/workstation/hp_workstation.html (日本語) から、ご使用のワークステー ションの『Service and Technical Reference Guide』を参照してください。 注意: オペレーティング システムが入っているドライブのロケーションを確認してから、先に進んでください。 注意: SATA RAID を有効にする前に、ユーザ データをすべてバック アップしてください。以降の処理により RAID セット内で使用されているドライブ上のデータはすべて破棄されます。 ブート可能でない NVIDIA RAID アレイの設定 ブート可能でない RAID アレイを有するシステムでは、RAID アレイの一部ではない別のハード ディスクにオペレー ティング システムが格納されます。 手順 1—RAID オプションの有効化 1. ワークステーションの電源を入れるか、再起動します。 2. モニタのランプが緑に点灯したら直ちに <F10> キーを押すか、またはディスプレイがオンになっていてモニタの一 番下の行にキー オプションが表示されたら、<F10> キーを押します。 注記: 適切なタイミングで <F10> キーが押せなかった場合は、もう一度やり直します。ワークステーションの電源 を切ってから再度入れ、<F10> キーを押してユーティリティにアクセスします。 3. 矢印キー (上または下) を使って使用言語をリストから選択して、<Enter> キーを押します。[ ] に続く ( ) 内は日本 語表示の場合を示します。 4. 矢印キー (左、右、上または下) を使って次のように選択します。[Advanced] (カスタム) → [Device Options] (デバ イス オプション) を選択して <Enter> キーを押します。SATA RAID ポートはすべて、デフォルトで無効になります。 必要なら、矢印キーを使って SATA RAID を有効に設定します。次のメニュー オプションが表示されます。 SATA PORT 0 RAID Disable (SATA ポート 0 レイド 無効) SATA PORT 1 RAID Disable (SATA ポート 1 レイド 無効) SATA PORT 2 RAID Disable (SATA ポート 2 レイド 無効) SATA PORT 3 RAID Disable (SATA ポート 3 レイド 無効) 注記: RAID 用にポートが有効になっていてアレイに設定されていない場合、それらのポートは構成済み RAID ア レイ用のフリー ディスクとして使用できます。ポートの管理は NVRAIDMAN ツールで行う必要があります。RAID でないデータ ディスクにしたい場合は、BIOS セットアップで RAID を無効にしておく必要があります。 5. RAID 用 に使用するポートを有効にします。SATA ポート 0 (上) と 1 (下) は図の 1 にあります。SATA ポート 2 (左) と 3 (右) は図の 2 にあります。 2 6. <F10> キーを押して変更を受け入れます。 7. 変更を適用し保存するには、左または右の矢印キーを使って [File] (ファイル) を選択し、上または下の矢印キーを 使って [Save Changes and Exit] (変更を保存して終了) を選択して <Enter> キーを押します。 画面に次のように表示されます。「Save Change and Exit. Are you sure you want to Save Changes and Exit? F10=Yes ESC=No.」(「変更を保存して終了 以下の操作を実行してよろしいですか。変更を保存して終了 [F10]= はい [ESC]= いいえ」)。<F10> キーを押します。 注記: ROM がコンピュータの変更を保存している間は、ワークステーションの電源を切らないでください。ROM が コンピュータの変更を保存している間に電源を切ると、CMOS が破壊される恐れがあります。<F10> セットアップ 画面が終了した後なら、コンピュータの電源を切っても安全です。 手順 2—RAID の設定 RAID アレイの設定の詳細は『NVIDIA RAID User’s Guide』を参照してください。マニュアルは、以下の Web サイ トにあります。 http://www.hp.com/support/workstation_manuals (英語) http://www.jpn.hp.com/doc/manual/workstation/hp_workstation.html (日本語) 1. ワークステーションを再起動します。 2. POST メッセージを表示するには、POST 中にどれかキーを押します。 3. “Press F6 to enter RAID setup utility …” と表示されたら、<F6> キーを押して、NVIDIA RAID ユーティリティに入り ます。設定ユーティリティの一番下の行にリストされているキーを使って、選択または変更を行います。 『NVIDIA RAID User’s Guide』では、各エントリの説明をしています。 4. [RAID Mode] を選択します。[Mirroring] (ミラーリング)、[Striping] (ストライピング)、[Spanning] (スパンニング)、ま たは [Stripe Mirroring] (ストライプ ミラーリング) から選択できます。 5. [Striping Block] を選択します。最適設定のデフォルト (64KB) を選択するようお勧めします。4KB、8KB、16KB、 32KB、64KB、および 128KB から選択できます。 6. [Free Disks] を選択します。ここで表示されるディスクは、BIOS で SATA RAID として有効にできるディスクです。 7. アレイに含めるディスクを強調表示し、それらを [Array Disks] ボックスに追加します。 警告: 次の手順では、RAID セットに使用されているドライブ上のデータはすべて破棄されます。ユーザ データがす べてバック アップ済みのときだけ Y を押してください。 8. <F7> キーを押して、RAID アレイを作成します。 3 画面に次のように表示されます。「Clear disk data? [Y] Yes [N] No.」。<Y> を押して続行します。 注記: 次のウィンドウには、作成した RAID ボリュームが Healthy というステータスで表示されます。 アレイ リストのウィンドウが表示されます。このウィンドウで、設定した RAID アレイを確認できます。 9. <Enter> キーを押してアレイ詳細ウィンドウを表示します。 10. もういちど <Enter> キーを押してアレイ リスト ウィンドウに戻ります。 11. <Ctrl + X> キーを押して RAID 設定を終了します。 12. <F10> キーを押して BIOS 設定メニューに入ります。 13. 使用言語を選択します。[ ] に続く ( ) 内は日本語表示の場合を示します。 14. 矢印キー (左、右、上または下) を使って選択します。[Storage] (ストレージ) → [Controller Order] (コントローラ順 序) を選択し、ブート ディスクをブート順の最初にします。 15. <F10> キーを押して変更を受け入れます。 16. 変更を適用し保存するには、左または右の矢印キーを使って [File] (ファイル) を選択し、上または下の矢印キーを 使って [Save Changes and Exit] (変更を保存して終了) を選択して <Enter> キーを押します。 画面に次のように表示されます。「Save Change and Exit. Are you sure you want to save changes and exit? F10=Yes ESC=No.」(「変更を保存して終了 以下の操作を実行してよろしいですか。変更を保存して終了 [F10]= はい [ESC]= いいえ」)。<F10> キーを押します。 手順 3—ディスク アレイの初期化 1. システムが起動してから、[スタート] をクリックして [マイ コンピュータ] を右クリックし、[管理] をクリックします。 2. [記憶域] セクションで [ディスクの管理] をクリックします。 3. [次へ] をクリックします。 4. 初期化するディスクを選択して [次へ] をクリックします。 5. 変換するディスクを選択して [次へ] をクリックします。 6. アレイをダイナミック ディスクにする場合は、[次へ] をクリックします。 7. [完了] をクリックします。 8. 割り当てられていないスペースを使用する場合は、[未割り当て領域] を右クリックしてから、[新規パーティション] をクリックし画面の指示に従います。クイック フォーマットを使わない場合、この手順は 1 時間以上かかることがあ ります。 手順 4—詳細な情報の入手 RAID アレイの詳細は、『NVIDIA RAID User’s Guide』を参照してください。マニュアルは、以下の Web サイトにあ ります。 http://www.hp.com/support/workstation_manuals (英語) http://www.jpn.hp.com/doc/manual/workstation/hp_workstation.html (日本語) マニュアルにはさらに次の章があります。 • About NVIDIA RAID • Using the NVRAIDMAN Utility • NVIDIA RAID Frequently Asked Questions • NVIDIA RAID Application Notes ブート可能 NVIDIA RAID アレイの設定 ブート可能 RAID アレイでは、OS は RAID アレイ ディスクにインストールされます。 4 手順 1—RAID オプションの有効化 1. ワークステーションの電源を入れるか、再起動します。 2. モニタのランプが緑に点灯したら直ちに <F10> キーを押すか、またはディスプレイがオンになっていてモニタの一 番下の行にキー オプションが表示されたら、<F10> キーを押します。 注記: 適切なタイミングで <F10> キーが押せなかった場合は、もう一度やり直します。ワークステーションの電源 を切ってから再度入れ、<F10> キーを押してユーティリティにアクセスします。 3. 使用言語をリストから選択して <Enter> キーを押します。[ ] に続く ( ) 内は日本語表示の場合を示します。 4. 矢印キー (左、右、上または下) を使って次のように選択します。[Advanced] (カスタム) → [Device Options] (デバ イス オプション) を選択して <Enter> キーを押します。SATA RAID ポートはすべて、デフォルトで無効になります。 必要なら、矢印キーを使って SATA RAID を有効に設定します。次のメニュー オプションが表示されます。 SATA PORT 0 RAID Disable (SATA ポート 0 レイド 無効) SATA PORT 1 RAID Disable (SATA ポート 1 レイド 無効) SATA PORT 2 RAID Disable (SATA ポート 2 レイド 無効) SATA PORT 3 RAID Disable (SATA ポート 3 レイド 無効) 5. RAID 用 に使用するポートを有効にします。SATA ポート 0 (上) と 1 (下) は図の 1 にあります。SATA ポート 2 (左) と 3 (右) は図の 2 にあります。 6. <F10> キーを押して変更を受け入れます。 7. 変更を適用し保存するには、左または右の矢印キーを使って [File] (ファイル) を選択し、上または下の矢印キーを 使って [Save Changes and Exit] (変更を保存して終了) を選択して <Enter> キーを押します。 画面に次のように表示されます。「Save Change and Exit. Are you sure you want to save changes and exit? F10=Yes ESC=No.」(「変更を保存して終了 以下の操作を実行してよろしいですか。変更を保存して終了 [F10]= はい [ESC]= いいえ」)。<F10> キーを押します。 注記: ROM がコンピュータの変更を保存している間は、ワークステーションの電源を切らないでください。ROM が コンピュータの変更を保存している間に電源を切ると、CMOS が破壊される恐れがあります。<F10> セットアップ 画面が終了した後なら、コンピュータの電源を切っても安全です。 5 手順 2—RAID の設定 RAID アレイの設定の詳細は『NVIDIA RAID User’s Guide』を参照してください。マニュアルは、以下の Web サイ トにあります。 http://www.hp.com/support/workstation_manuals (英語) http://www.jpn.hp.com/doc/manual/workstation/hp_workstation.html (日本語) 1. ワークステーションを再起動します。 2. POST メッセージを表示するには、POST 中にどれかキーを押します。 3. “Press F6 to enter RAID setup utility …” と表示されたら、<F6> キーを押して、NVIDIA RAID ユーティリティに入り ます。設定ユーティリティの一番下の行にリストされているキーを使って、選択または変更を行います。 『NVIDIA RAID User’s Guide』では、各エントリ説明をしています。 4. [Raid Mode] を選択します。[Mirroring] (ミラーリング)、[Striping] (ストライピング)、[Spanning] (スパンニング)、ま たは [Stripe Mirroring] (ストライプ ミラーリング) から選択できます。 5. [Striping Block] を選択します。最適設定のデフォルト (64KB) を選択するようお勧めします。4KB、8KB、16KB、 32KB、64KB、および 128KB から選択できます。 6. [Free Disks] を選択します。ここで表示されるディスクは、BIOS で SATA RAID として有効にしたディスクです。 7. アレイに含めるディスクを強調表示し、それらを [Array Disks] ボックスに追加します。 警告: 次の手順では、RAID セットに使用されているドライブ上のデータはすべて破棄されます。ユーザ データがす べてバック アップ済みのときだけ Y を押してください。 8. <F7> キーを押して、RAID アレイを作成します。 画面に次のように表示されます。「Clear disk data? [Y] Yes [N] No.」。<Y> を押して続行します。 注記: 次のウィンドウには、作成した RAID ボリュームが Healthy というステータスで表示されます。 アレイ リストのウィンドウが表示されます。このウィンドウで、設定した RAID アレイを確認できます。 9. 矢印キーを使って設定するアレイを選択し、<B> キーを押してブート可能に指定します。 10. <Enter> キーを押してアレイ リスト画面に戻ります。 11. <Ctrl + X> キーを押して RAID 設定を終了します。 12. ワークステーションの電源を切ります。 13. ワークステーションの電源を入れます。 6 14. Restore Plus! CD を挿入してインストールの指示に従います。または、手動で OS をインストールする場合は Windows OS CD を挿入して『NVIDIA RAID User’s Guide』の「Installing the RAID Drivers when Setting Up a Bootable NVIDIA RAID Array」に従います。 15. SATA RAID アレイからブートするときは、ドライブは Windows XPですでに正しく設定されているので、RAID 固有 の管理は必要ありません。 手順 3—ブート順序の確認 SCSI ディスクからブートする場合は、次の手順に従ってブート順序を変更する必要があります。SATA ディスクから ブートしている場合は、SATA はデフォルトでブート ディスクなので、順序の変更は不要なことが多いです。 1. ワークステーションを再起動します。 2. モニタのランプが緑に点灯したら直ちに <F10> キーを押すか、またはディスプレイがオンになっていてモニタの一 番下の行にキー オプションが表示されていたら、<F10> キーを押します。 注記: 適切なタイミングで <F10> キーが押せなかった場合は、もう一度やり直します。ワークステーションの電源 を切ってから再度入れ、<F10> キーを押してユーティリティにアクセスします。 3. 使用言語をリストから選択して <Enter> キーを押します。[ ] に続く ( ) 内は日本語表示の場合を示します。 矢印キー (左、右、上または下) を使って選択します。OS を RAID アレイにインストールしている場合は、[Storage] (ストレージ) → [Controller Order] (コントローラ順序) を選択し、ブート ディスクをブート順の最初にします。 <F10> キーを押して変更を受け入れます。 4. 変更を適用し保存するには、左または右の矢印キーを使って [File] (ファイル) を選択し、上または下の矢印キーを 使って [Save Changes and Exit] (変更を保存して終了) を選択して <Enter> キーを押します。 画面に次のように表示されます。「Save Change and Exit. Are you sure you want to save changes and exit? F10=Yes ESC=No.」(「変更を保存して終了 以下の操作を実行してよろしいですか。変更を保存して終了 [F10]= はい [ESC]= いいえ」)。<F10> キーを押します。 手順 4—詳細な情報の入手 RAID アレイの詳細は、『NVIDIA RAID User’s Guide』を参照してください。マニュアルは、以下の Web サイトにあ ります。 http://www.hp.com/support/workstation_manuals (英語) http://www.jpn.hp.com/doc/manual/workstation/hp_workstation.html (日本語) マニュアルにはさらに次の章があります。 • About NVIDIA RAID • Using the NVRAIDMAN Utility • NVIDIA RAID Frequently Asked Questions • NVIDIA RAID Application Notes 7 関連情報 ワークステーションに関する情報は、下記の HP サポートの Web サイトで入手できます。 http://www.hp.com/go/workstationsupport (英語) http://www1.jpn.hp.com/products/workstations/support/index.html (日本語) 安全に関するご注意 ご使用の際は、商品に添付の取扱説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。水、湿気、油煙等の多い場所に設置しないでください。火災、故障、感電などの原因となることがあります。 お問い合わせはカスタマ インフォメーション センタへ 03-6416-6660 月∼金9:00∼19:00 土10:00∼18:00 (日、祝祭日、年末年始および5/1を除く) HP Workstation 製品に関する情報は http://www.hp.com/jp/workstation 記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 記載事項は2005年9月現在のものです。 本書に記載された内容は、予告なく変更されることがあります。 本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対して、 いかなる責任も負いかねますのでご了承ください。 本書は、『HP User Manual for the Integrated NVIDIA SATA RAID Array for Microsoft® Windows® XP Professional』 (英語) をもとに加筆・修正して日本語で提供するものです。 © Copyright 2005 Hewlett-Packard Development Company,L.P. 日本ヒューレット・パッカード株式会社 〒140-8641 東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー PDFWS05001-01