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成功を収めた全国縦断イベントの紹介、会員訪問(富久錦)など。
<第 8 号>2002 年 10 月 革新の継続と新たな飛躍をめざして 平 成 14 年度 定時会員総会開催 ・・・・ せいきょう 九月十九日、平成十四年度・定時会員総会 が、東京で開催された。 本 年 度 の 主 な 事 業 計 画 は 、 一 .﹁ 米 米 酒 ﹂ の マーケティング︵①﹁第二十一回健康産業博 覧 会 ﹂へ の 出 展 二( 〇 〇 三 年 三 月 二 十 四 日 ∼ 二 十 六 日 ,) ② イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る 消 費 者 調 査 ︶、 二 . 研 究 会 の 設 置 発( 酵 技 術 を 駆 使 し た 機 能 性 素 材 の 開 発 、) 三 . 研 修 の 実 施 ①( 後 継 経 営 者 研 修 、 ② 技 術 研 修 、) 四 .﹁ ラ イ ス パ ワ ー ・ シ ョ ッ プ ﹂ 販( 売 店 の) 拡 大 勇( 心 酒 造 の 支 援 と) な っ て い る 。 昨 年 度 の 事 業 の 中 心 は 、﹁ 全 国 縦 断 イ ベ ン ト﹂であったが、本年度は消費者調査を中心 とする米米酒のマーケティング活動であり、 こ れ に つ い て は 、﹁ 経 営 革 新 支 援 法 ﹂の 補 助 事 業となることが内定している。 昨年度まで二年連続して出展してきたFO ODEXから﹁健康産業博﹂に切り替えたの は、FOODEXの場合、幕張の不便さ、日 本酒ブースに立ち寄る関係者は日本酒の流通 関係者または日本酒ファンであること、しか も開催期間が平日であること等から、米米酒 が 標 的 と す る﹁ 日 本 酒 か ら 遠 い と こ ろ に 存 在 す る ワ ー キ ンウ グ ・ ー マ ン ﹂の 来 場 者 は 少 な い という理由からである。これに対して、健康 博の開催場所はビッグサイトなので都心から 近 く 、 ま た﹁ ヘ ル ス & ビ ュ ー テ ィ ー ゾ ー ン ﹂ が 設 定 さ れ て い る た め 、お 酒 ︵ 米 低 ア酒 ル ・米 コール日本酒︶とライスパワー外用剤の両方 を展示することができるのが利点だ。 研修については、昨年度において初めて技 術 研 修 を 実 施 し 場( 所 勇 ・ 心 酒 造 、) 好 評 で あ っ たので本年も実施する。これに加えて本年度 は、後継経営者研修を来年四月以降三回シリ ーズで実施する。このねらいは、後継経営者 のマネジメント能力を高めるとともに会員企 業の若手経営者間の交流を活発にすることに ある。 成功を収めた全国縦断イベント 強くアピール 各地でSRNの存在を ︱ 本年二月、広島からスタートした﹁米米酒 発売記念 全国縦断イベント﹂は、その後、 仙台、神戸と相次いで開催され、七月の長野 で終了した。 それぞれの主催会社の努力が実って多数の 参 加 者 を 集 め 、﹁ 米 米 酒 ﹂、﹁ あ 、 不 思 議 な お 酒﹂などSRNならではの個性豊かな商品を 味わっていただくことができた。 以下は、近畿・北陸地区および長野地区で のイベントの概要である。 1 徳山常任幹事によるライスパワー・プロジェクト の現況報告 <第 8 号>2002 年 10 月 戸 ︻ イベント内容 ︼ 全 体 を 二 部 構 成 と し 、 第 一 部は 、開 発 従 事 者である勇心酒造の徳山孝社長から﹁ライス パワー №101 とエキス開発の現状と展望﹂ と題して№101の効果と米米酒 、 SRNの 活動内容の説明があり、次いで徳島大学医学 部皮膚科の荒瀬誠治教授︵徳島大学病院副院 長 ︶に は ﹁ ラ イ ス パ ワ ー № 1 1と ア ト ピ ー 性 皮膚炎について﹂と題して、№11がアトピ ーの予防と悪化防止に大変効果のあることの スライドを使いながら詳しく説明していただ きました。 第 二 部 は 、懇 親 会 に 移 り 、 立 食 パ ー テ ィ ー で 各 社 の 米 米 酒 を 各 テ ー ブ ル に 、各 社 の 〝 あ 、 不思議なお酒〟タイプ、発泡タイプなどはコ ーナーに、そしてアトピスマイル、化粧品コ ーナーを別途につくりました。講師に直接お 話をお聞きしたいという参加者が大勢で講師 の先生はゆっくり食事もしていただけない状 況でした。 ︻集客方法︼ 参加各社にお願いし、全国紙、地方紙、業 界 誌 、タ ウ ン 誌 、 T V 、 ラ ジ オ 局 、 ラ イ タ ー 、 今後ライスパワー商品を販売する 店 、ライス パワー商品の特別愛好者などに案内状を送り ました。 ︻参加者とその評価︼ 参 加 者 数 は 九〇 名 。 ・こ ん な に 若 い 人 が 集 ま る と は 思 わ な か っ た 。︵ 新 聞 社 ︶ ・商 品 に 対 し ﹁ ぬ か ﹂ の イ メ ー ジ を 持 っ て いた。米の醗酵であることがよくわかっ た 。︵ 新 聞 社 ︶。 ・良 い 商 品 で あ る こ と が わ か っ た 。 清 酒 業 界 全 体 に い え る こ と で あ る が 、マ ー ケ テ ィ ン グ が 弱 い こ と を 痛 感 す る 。︵ 新 聞 社︶ STAR DUST ・こ れ ま で 若 干 不 明 な 点 が あ っ た が 先 生 の 詳しい説明をお聞きし、完全に理解で き た 。︵ 販 売 店 ︶ ・エ キ ス の こ と が よ く 理 解 で き た の で 、 こ れまで買ってなかったシャンプーやリ ン ス も 買 っ て 帰 る 。︵ 消 費 者 ︶ な ど 。 ︻主催者側の評価と今後の課題︼ お 招 き し た い方 々 は 大 体 ご 出 席 い た だ き 、 当初の目的は達したと思われます。〝ライト でおいしい飲料〟というだけでは米米酒がど んどん売れて行くとは考えられません。化粧 品もそうですが、その根底に﹁米醗酵エキス の 良 さ ﹂ が 語ら れ な い と 普 及 はむ つ か し い と 思います。アトピスマイルも強力な牽引力の ある武器であり、ライスパワーの総合力での 勝 負 と 思 わ れ ま す 。 あ る 雑 誌 社 の 方 が こ のよ うな催しを東京でも行うべきだと言っておら れました。情報発信という観点から必要なこ とと思われます。 長 野 ﹁S A K E ︱ 今 夜 は お 酒 で 七 夕 パ ー テ ィ ー ︱﹂ というキャッチフレーズのもと、SRNの全 国縦断イベントの第四弾は、去る七月五日 金( に) 長 野 県 長 野 市 の ﹁ ホ テ ル メ ト ロ ポ リ タ ン 長 野 ︵ 浅 間 の 間 ︶﹂ で 開 催 さ れ た 。 会 場 入 口 に は 、企 画 ・ 運 営 を 担 当 さ れ た﹁ 彩 食絢美﹂による七夕をモチーフとした飾り付 けがなされ、興趣をそそる。 ほとんどが女性である来場者は、受付を済 ませるとまず、講演会場に案内される。 受付を済ませ、セミナー会場に入ると、ま ず﹁体験コーナー﹂が目に付く。セミナー開 2 神 近畿・北陸地区のイベントは、五月二十九 日、神戸酒心館ホールで開催された。イベン トの中心的な役割を果たされた同社の安福幸 雄専務にご報告いただいた。 ︻イベントの重点ポイント︼ 米米酒というすばらしい商品を本当に理 解 し て い た だ く た め に は 、 ラ イ ス パ ワ ー №1 0 1や № 1 1な ど の ﹁ 米 エ キ ス ﹂ が ど の よう な も の で あ り 、 ど の よう な 効 果 が あ る の か を 知っていただくことが必要です。 そのためマ ス コ ミ の 方 々 を 中 心 に、 今 後 のラ イ ス パ ワ ー 商 品 に 特 に 興 味 を 持 た れ て い る 方 々 に 対して 開発にあたられた当事者から直接 詳しく話を していただくことを企画し、参加費無料のご 招 待と し ま し た 。 神戸酒心館・安福専務による開会挨拶 <第 8 号>2002 年 10 月 あっ、不思議な お酒 図 入り口 体 験 コ ー ナ ー に聞き入っていた。 試飲コーナーでは、会場配置図からも明ら かなように伝統日本酒も含め多様なお酒が楽 しめるようになっていたが﹁米米酒﹂と﹁低 アルコール酒﹂のコーナーには絶えず人垣が できており、参加者の関心の高さを示してい た。 ︻心も身体もキレイ!体験コーナー︼ パーティー会場の一角には、次のような体 験コーナーも設けられ、女性中心のパーティ ーらしい華やかな雰囲気が漂っていた。 ○ パーソナルカラー診断 ○ フェイスマッサージ ○ ワンポイントメイクアドバイス ○ おもてなしウラワザ ○ ステーショナリー Rossi 米米酒紹介コーナー ︻抽選会&表彰︼ パーティーの最後には、プレゼント抽選で 盛り上がった後、彩食絢美・手島麻記子氏の 3 生 吟醸 始までの時間を利用して﹁パーソナルカラー 診断﹂や﹁ワンポイントメイクアドバイス﹂ などを体験。 ッ ト 酒の試飲パーティーに移った。 会場正面には﹁米米酒﹂十二種類がパネル とともに飾られ、それを取り囲むように﹁米 米 酒 ﹂、﹁ あ っ 、 不 思 議 な お 酒 ﹂、﹁ 純 米 酒 ﹂、 ﹁ 吟 醸 酒 ﹂、﹁ 生 酒 ﹂ が 七 夕 を イ メ ー ジ し た 飾 り付けのテーブルに配置されていた。 米米酒展示 まず、ウェルカムドリンクとして米米酒が 配られ、試飲した後、セミナー講師を務めて 下さった手島氏の発声で乾杯し、パーティー が始まった。 参加者は約一三〇名。ほとんどが女性で、 口々に﹁おいしい﹂を連発、米米酒の第一印 象は良好であったと思われる。 また、大石顧問による﹁日本酒ライスパワ ー・ネットワーク﹂の取り組みについての紹 介 が あ り 、﹁ 米 米 酒 ﹂に つ い て も わ か り や す い 実例を示しながらの話に参加者は興味深そう 米米酒 各 社 パ ン フ レ 純米 置 配 場 会 ︻おもてなしセミナー︼ 本イベントの幹事役を務める武重本家酒 造・武重有正常務の挨拶のあと、㈱彩食絢美 の代表取締役でテーブルコーディネーターの 手島麻記子氏が﹁今年の夏はおもてなし美人 を目指す!﹂と題した講演を行なった。 スライドを使った分かりやすい講演に参加 者は耳を傾けていた。 この講演が終了すると、講演会場の隣に設 けられた米米酒紹介の試飲パーティの会場に 移動。 ︻今夜はお酒で七夕パーティー︼ 午後七時より、イベントの中心である米米 おもてなしセミナーに耳を傾ける参加者 <第 8 号>2002 年 10 月 審査により、星をイメージした特徴的な装い ま し た 。﹂ で参加されていた長野市内の女性が“ベスト また、その後、武重氏から長野県における ドレッサー” として表彰された。 日本酒業界の近況について次のような報告が 寄せられた。 ︻参加者の感想︱アンケートから︼ ﹁長野県では、農産物等に原産地を名乗る時 に必要な基準等を定め、その基準に適合する ●友人から誘われての参加でしたが、もてな と認められたものを認定する﹃長野県原産地 す側、もてなされる側の立場、いろいろな 呼称管理制度﹄を始めました。 面 で 勉 強 に な り ま し た 。︵ 女 性 五 〇 代 ︶ 十月二日に創設された時点では、日本酒と ●日本酒といえばおじ様方やお酒に強い方の ワインの制度しか決定しておりませんが、そ 飲み物と偏見した考え方がこの場で消えま れ以外の品目に関してもすでに検討に入って し た 。︵ 女 性 四 〇 代 ︶ いるものも数多くあり、順次品目を増やして ●あまり日本酒を口にする機会が少ないので、 いく予定とのことです。 ソフトアルコールのような甘い口当たりの 当面、認定する原産地の区分は﹁長野県全 良 い 日 本 酒 を 知 ら な か っ た で す 。女 性 三 〇 体﹂ですが、将来的には﹁原産地の個性・背 ( 代 ) 景﹂によるさらに狭い地域での制度の導入が ●酒販店の自由化で酒販売はきびしい状況に 目標となります。 あるのですが、全く異なった視点からお酒 日本酒に関しては、平成十四年度産米で醸 を 感 じ る こ と が で き た 。︵ 女 性 四 〇 代 ⋮ 酒 造された日本酒から制度がスタートします。 販店の方︶ 当面の基準は、長野県産米と長野県の水で造 られた純米酒︵液化仕込みを除く精米歩合七 〇%以下の自醸酒︶です。市販酒規格の状態 で官能審査を行い、これに合格したもののみ が﹁長野県原産地呼称管理委員会認定﹂を名 乗ることができます。 日本酒の委員会には、委員長として武重、 委員として宮坂醸造の宮坂専務も参加してお ります。最初の認定の審査は四月上旬に行わ れ、早い蔵元では四月下旬には商品が発売さ れる予定です。 現時点での問題点は官能審査の基準をどう するかがまだ不確定な部分がある点です。原 則として品質を均一化するのではなく特徴の ある酒を伸ばしていく審査にする予定で、今 後数回のリハーサルを経て審査員全体での合 意 を 作 っ て い く こ と に な り ま す 。﹂ ︻主催者のコメントおよび長野の近況︼ イベントの終了後、武重常務に以下のコメ ントを頂いた。 ﹁参加人数が当初の予定より少なくなったた め、開始直前までパーティーが盛り上がるか どうか心配でしたが、参加者の皆様は大変満 足されていたようでほっとしました。 長野県で開催することになったことから、一 番効果の見込めそうな都市部ということで、 長野市の駅前のホテルに致しましたが、女性 中心の集客に大変苦労しました。他の地区の 報告を見るにつけ、都市の大きさの違いを実 感した次第です。 また、この度の開催に際して、企画・運営 の面で、㈱彩食絢美長野支部の全面にわたる 御協力をいただ きました。ありがとうござい .員 .ニ .ュ .ー .ス . 会 ︵二00二年五月∼九月︶ ︻八戸酒類︼ ●六月 ﹁キリッと冷酒﹂新発売 三陸沖の清浄でミネラル分豊富な海水を 原料水の一部に使用。キレの良い辛口本醸 造 生 貯 蔵 酒 。︵ 三 〇 〇 ㍉ ㍑ ・ U V カ ッ ト ビ ン 使 用︶ ●八月 土産セット﹁いが兵衛﹂新発売 十二月一日、東北新幹線八戸駅開業をめ ざし土産品として、いか徳利と純米酒のセ ット。 ︵﹁ い が べ え ﹂と は 南 部 弁 で﹁ い い で し ょ う ﹂ の意である︶ ●九月 ・日本酒寺小屋第二期生の募集 抽 選 で 十 五 名 入 学 。︵ 十 月 ∼ 三 月 、六 講 座 予定︶ ・青森県酒類販売株式会社スタート 青森県酒類卸商業協同組合の営業免許を 継承した。青森県酒類販売株式会社が設立 され、当社長橋本八右衛門が取締役に就任。 ︵社長 西田酒造店社長 西田興太郎︶十 月一日営業開始。 ︻一ノ蔵︼ ● 五月十六日 4 <第 8 号>2002 年 10 月 第 十 四 回 札 幌一 ノ 蔵 を 楽 し む 会 今年で十四回目を迎えた札幌・一ノ蔵を 楽しむ会は、年々出席者も増え、賑やかな うちに幕を閉じた。ウエルカムドリンクに は ﹁ 純 米 生 酒 ひ ゃ っ こ い ﹂、お 土 産 に は リ ニ ュアルしたばかりの﹁純米樽酒﹂を用い、 その他一ノ蔵のスタンダード純米を中心に 多彩な商品ラインナップと宮城の地場産品 や札幌ならではの料理を揃えました。 ●六月十四日 第二回福岡﹁一ノ蔵を楽しむ会﹂ ●七月三十日 第九回微生物林間学校 毎年、小学校五,六年生を対象に、微生 物について正しい知識と、微生物の持つ可 能 性 を も っ と 知 っ て も ら う こ と ﹁ ミ クロの 世界﹂を体験する場を提供し、自然界およ び自然科学に興 関 心を持ってもらうこ ・味 とを目的として開催している﹁いちのくら 微 生 物 林 間 学 校 ﹂。今 年 も 四 〇 名 の 子 供 た ち が微生物の不思議に触れました。 ●九月十二日 本社蔵甑起こし 門脇新杜氏になって二年目の造りを迎え る甑起こしの神事が本社蔵で行われた。あ ま酒の製造やすず音の増産体制などが進む 中、これからの一年、より美味しいお酒が 醸せるように、また無事に仕事ができるよ うに、祈りを捧げた。 ︻奥の松酒造︼ ●九月 福島県秋季鑑評会において、吟醸の部で 県 知 事 賞 ︵ 首 席 金 賞 ︶、純 米 の 部 で 金 賞 を 受 賞。 ﹁ 純 米 酒 フ ェ ス テ ィ バ ル 二 〇 〇 二 大 阪 太: 閤園﹂で、通常の純米酒のほかに低アルコ ー ル タ イ プ 純 米 酒 ﹁ yah yah yah ﹂ および 発泡性ソフトタイプ純米酒﹁宴日和﹂を試 飲 展 示 し た 。﹁ yah yah yah ﹂は 個 性 が 強 す ぎ る 、﹁ 宴 日 和 ﹂は 最 近 発 泡 性 の お 酒 が 多 い のであまり興味がないという反応があった。 ●七月十九日 大野の契約栽培酒造好適米五百万石およ び山田錦に関して合同研修会が開催された。 契 約 栽 培 農 家 ︵ 十 二 戸 ︶、 J A テ ラ ル 越 前 、 改良普及所および当社で構成された昨年の 米分析値の検討、栽培の現状報告および現 地作見を行った。なお作見は例年数回以上 行い情報交換の内容を充実させている。 ●九月 明治三十五年創業で本年満一〇〇周年。 九 月 よ り 記 念 行 事 開 始 。ロ ゴ マ ー ク の 使 用 、 地 域 貢 献 の 一 環 と し て 九 頭 龍 川沿 岸 清 掃 、 ビジネスパートナーまでを含む記念パーテ ィ、記念誌の発刊、明治三十五年当時の仕 込み配合に基づき且つ可能な限りその当時 ハワイのホノルルで行われた ●五月二十九日 Kokusai 東広島市で酒類総合研究所の平成十三酒 Sake Kai主 催 ﹁ 二 〇 〇 二 U.S. National 造年度全国新酒鑑評会金賞受賞を確認。 Sake Competition.Hawaii 全 米 日 本 酒 “歓”評会で﹁特別純米﹂一点だけの初出 ● 六 月 二 ∼四日 経営品質の向上に取組んでいる。社員九 品 で 、 純 米 部 門 で 金 賞 獲 得。 名が経営品質アセッサー研修グレード2を 終了。 ●六月 ︻千代寿とらや酒造︼ ﹁二〇〇二年モンドセレクション﹂におい て、大吟醸・斗瓶囲い熟成酒﹁一朋︵いっ ぽ う ︶﹂ が ゴ ー ル ド メ ダ ル 、﹁ 伝 心 特 別 純 米酒﹂がシルバーメダルを受賞。四年前か ら﹁モンドセレクション﹂に出品。四年連 続のゴールドメダル受賞となった。 ●七月五日 ●平成十四年十月 1 日 新時代に対応し、業務拡大発展を目指し て、社名︵商号︶を変更しました。 旧 千代寿とらや酒造合資会社 新 千代寿虎屋株式会社 代表取締役 大沼保義 専務取締役 大沼寿洋 ︻千曲錦酒造︼ ●八月 役員改選 代表取 締役会長 原 誠 代表取締役社長 原 拓男 ●九月 ・﹁ ひ や お ろ し 純 米 吟 醸 上 原 康 徳 ﹂ 発 売 杜氏﹁上原康徳﹂自身が手塩に掛けて栽 培した米を自家精米し、丹念に醸した純米 吟醸。 ・ ﹁スパーク・リ・ヴァン︵ Spark Riz Vin ︶﹂ 発売 ﹁クアトロ﹂を終売させていただき、ネー ミングを変更した新製品として十月中旬 発 売 予 定 。﹁ リ ・ ヴ ァ ン 7 ﹂ の 姉 妹 品 と し て、ビンの色とラベルのデザインを変更。 ︻一本義久保本店︼ 5 <第 8 号>2002 年 10 月 に近い酒質を追求して醸造した復刻記念酒 の配布、一本義祭りの開催およびオープン キャンペーン等。 んでいただいた。 錦 ㈱ て蔵が一体となったようなたたずまいは、 ﹁これぞ酒蔵﹂と言いたいほどの雰囲気を醸 し出している。 輝彦会長については会員もよくご存知だし、 またその独自の信念・考え方については会報 などですでに紹介済みなので今回はあえて幸 一郎社長お一人に話をうかがった。 二十五歳で社長の座を譲られたそうです ね。社長としては大変な若さですが、その辺 の事情をご説明ください。 最大の理由は、阪神淡路大震災です。神戸 地区には有力な酒販店、そしてその取引先で ある飲食店がたくさんありました。これらが 震災により大きなダメージを受けたため、そ の営業を会長が中心に受け持ち、それ以外の 業務を私が分担することになりました。特に 6 ︻梅錦山川︼ ●九月二十八日 第二十五回梅錦蔵公演 ボタン・アコーディオニスト﹁桑山哲也 ライブ﹂∼静寂を奏で、躍動を紡ぐ 昼 、 夜 二 回 公 演 ︵ 各 一 一 〇 名 定 員 ︶、 公 演 終 了 後 、梅 錦 の 鏡 割 り と 出 演 者 と 観 客 の 歓 談 。 久 会 員 訪 問 富 ︵兵庫県加西市三口町︶ SRNの常任幹事稲岡輝彦氏の蔵、全量純 米 酒 を 標 榜 す る ﹁ 富 久 錦 ﹂ の 所 在 地 は 、﹁ 加 西 市 ﹂。そ こ へ は 姫 路 市 内 か ら 車 で 約 四 十 分 、 田 園地帯が広がる歴史と自然に恵まれた町であ る。小さな橋を渡って入っていくとこれまた 歴史を感じさせる家屋。これに事務所、そし 緑に包まれた伝統蔵の前景 ︻神戸酒心館︼ ● ﹁ 酒 心 館 ホ ー ル イ ベ ン ト ﹂︵ 五 月 ∼ 九 月 ︶ 五月 ・十二日 ポップス&ソウルコンサート ・ ・ ・ 二 十 二 日・酒 ・ 蔵文化道場/講演会 六月 ・ 八 日 ・酒 ピ アノ ・ 蔵吟遊コンサート/ ・歌 ・十六日 寄席芸/寄席芸と落語 ・ ・ ・ 二 十 三 日・名 ・ピアノ ・ 曲コンサート/歌 七月 ・ 七 日 ・・ 酒 蔵 吟 遊 コ ン サ ー ト / マ リ ン バ ・ 和太鼓・ドラム ・十日 酒蔵文化道場/講演会 ・ ・ ・ 二 十 七 日 ・夕 酒蔵/夏祭り∼日本 ・ 涼み の 夏を楽しむ∼ アカペラコンサート/浴衣の着付 け / 和 の 灯 り 展︵ 八 月 末 ま で 開 催 ︶ ・ 二 十 八 日・ジ ・ ャズピアノコンサート 九月 ・十一日:酒蔵文化道場/講演会 ﹁祇園、先斗町と京の老舗﹂元京 都府立総合資料館館長 中山禎輝 氏 ・二十九日:カントリー&ブルーグラスミ ュージック 酒蔵/ロストシテ ィクラブコンサート ●九月二十九日 ﹁酒蔵 まつり﹂入場無料 限定酒、日本酒クイズ、抽選会、チャリ ティーなどで約一五〇〇名のお客様に楽し ︻今西清兵衛商店︼ in in <第 8 号>2002 年 10 月 地元でのさまざまなお付き合いや税務署など 官 庁 関 係 の 仕 事 に は 肩 書 き が あ っ た ほ うがよ いということで私が社長に就任することにな ったのです。 当初は肩書きと自分自身の感覚にギャップ があったし、色々戸惑うことや思わぬトラブ ルもありました。 三十二歳の青年社長にまず日本酒が衰退 している理由についてお考えをうかがいま す。 第一の理由は食の多様化でしょうね。私た ちの日常的な食事の中にも、和食以外の食べ 物がかなりたくさん取り入れられていますが、 日本酒業界としてこの食生活の多様化への対 応が十分に出来なかったため、他の酒類にシ ェアを奪われたのだと思います。 第二点は、消費者意識との乖離です。日本 酒業界 は、業界内での優位性を競う意識が強 すぎます。価格競争も品質競争もお客様不在 で行われているから競争の勝者が酒類市場で の勝者になれないのです。かつての級別制度 に挑戦する無鑑査商品のようにお客様のほう を向いたアクションがなければ乖離は益々大 きくなるでしょう。 食品をめぐる問題が数多く発生している今 日、より純粋で安心して飲める商品をお客様 に届けていくことが大切だと思います。蔵元 がそれぞれの地域において農業と醸造発酵の 連携という問題と真剣に取り組んでいけば、 時間はかかっても必ずや日本酒は復活するは ずです。 いまや世の中のアルコール飲料の流れは 低アルコールにあります。健康志向あるいは 日本人が民族的にアルコールに弱いことか らみて当然ですが、かといって日本酒メーカ ーにとっては低アルコール酒への転換が難 し い 。 こ の 点 に つ い て ど の よ う に お 考 え です か。 私たちの会社は、低アルコール酒への転換 についてはスムーズに行ったと思います。し かし、雑酒・リキュール類については、私自 身に迷いがありました。それは、純米酒に特 化した蔵でしたので他の領域に手を広げるこ とについて、中でもリキュール類については 戸 惑 い が あ っ た と い う こ と です。 それがアカサケを手掛けることでその迷い が吹っ切れました。消費者にとってその商品 が日本酒であるか、リキュール類であるかは 大きな問題ではなく、米を原料とした純粋で 安心して飲めるお酒であれば、そのことは些 細な問題であると考えることにしました。 アカ酒は、地元で栽培されている﹁紫黒米﹂ を玄米のまま醸造してルビー色の赤い酒を造 っているのですが、これはポリフェノールが あり、さらに抗潰瘍エキス№101を配合し てありますので文字通りの健康酒です。消費 者の関心は高く、関西限定商品で生産量が少 ないこともあって品薄状態が続いています。 低アルコール酒は、健康志向の流れに合った 商品として別のニーズがあることが感じられ ますので、不思議なお酒タイプと米米酒も併 せてシリーズ化し、本格的な拡販に努めるつ もりです。 富 久 錦 は 、十 年 以 上 も 前 か ら﹁ 純 米 酒 宣 言 ﹂ をして業界を驚かせました。さらに平成十年 からは﹁地米酒宣言﹂をして地元への密着度 を高めておられます。こうした強烈なチャレ ンジ精神の原点はどこにあるのですか。 実は当社も過去には規模拡大を目指したこ ともありました。昭和三十年代の終わりには 灘 の 生 一 本 と い う 呼 称 に 憧 れ て 灘 の 小 さ な蔵 を買収し灘工場を設けました。会長から聞い たところによれば、その後サービス競争に巻 き込まれて環境はどんどん厳しくなっていっ たそうです。 ちょうどその頃、会長はヨーロッパのワイ ナリーを視察する機会があり、豊かな自然環 境の中で品質本位の酒造りが行われている状 況を見て、やはり故郷の加西へ戻ろうと決意 したそうです。そのあたりから品質重視の姿 勢が強くなり、後の﹁純米酒宣言﹂へとつな がっていきました。 私が会社に入ったのは﹁純米酒宣言﹂がス タートした直後でして、出荷品の全面切り替 えが目前に迫った平成五年の春でした。全製 品純米酒化の後も製造担当社員の積極的な採 用、全量地元米への転換、有機米への挑戦な ど、次々と新しい取り組みがスタートしまし 7 「地米酒」宣言ポスター <第 8 号>2002 年 10 月 た。 これらの取り組みに際していつも会長の私 たちへの説明のベースとなっていたのは、徳 山社長が主張される﹁農業と醸造発酵の連携 による農業振興と地元活性化﹂という言葉で す。これは現在でも私自身が何かを考えると きのベースにさせていただいています。 高品質酒の造りは、どのような体制で行わ れているのですか。 製造スタッフは七名で、いずれも社歴の新 しい若手です。吟醸酒、純米酒、低アルコー ル 酒 と 製 品 対応 別 に に 分 け て 担 当 者 を 配 置 し 、 ただ酒造りをするのではなく営業担当者と一 緒になって売れる酒造りを考えるよう指導し ています。 それは大事なことだと思います。ただ、売 れる酒造りのためには、やはり商品開発の意 識と専任担当者の配置が欠かせませんし、そ うなると、営業担当者にマーケティングの意 識と知識が必要になってきます。 お酒の拡販策についてお話下さい。 現在は、経営理念に基づいて地元加西市を 中心とした播州エリアでの拡販に力を入れて います。数年前には加西市内の一般家庭約一 万四千戸を社員で分担して訪問をし、パンフ レ ット や チ ラ シ な ど を 配 布 し た こ と も あ り ま した。 また、各地で開催していたお酒の会の名簿 や日頃の問い合わせ名簿などを活用した独自 の通信販売も展開しています。北海道から沖 縄まで数千人のリストですが、まずまずの成 果を収めることが出来ました。 こうしてお客様と直接接触することによっ て流通からは得られないさまざまな情報を集 めることができます。この経験が﹁ふく蔵﹂ をオープンするキッカケとなりました。 当社の近年の大きなトピックスは、なんと 「ふく蔵」をバックに幸一郎社長 ﹁ふく蔵﹂ではライスパワー商品の販売に もかなり力を入れておられるようですね。 最近は勇心酒造の代理店にもなられたそう で。 はい。来店される皆さんの健康に対する関 心は高く、売上げは順調に伸びています。特 にアトピー特効薬ともいうべき﹁アトピスマ イル﹂が発売されてから外用剤に関心が集ま るようになりました。それに伴って収益への 貢献度も高まっています。 また、勇心酒造が主催する﹁ライスパワー ネット﹂の代理店になりましたので販売店拡 大をしていますが、酒販店を中心に販売店希 望が予想外に多く、七月に勇心での研修参加 希 望 者 を 募 っ た と こ ろ 予 想 外 の約 五 〇 名 も の 応募がありまして急きょ大型バスに変更せざ るを得ない状況となりました。このビジネス は、今後当社の大きな事業の柱になりそうで 8 いっても昨年十一月にオープンした多目的 ホール﹁ふく蔵﹂の建設でしょうね。先ほど 拝見し ましたが、蔵の雰囲気を残した重厚で 堂々たる建物ですね。 明治初期に建てられてられ百年以上経過し た建物を思い切って改造し、一階をおよそ二 百平方㍍の多目的ホールとし、二階は中央を 吹き抜けにして回廊型の飲食スペースにしま した。 費用は当初の予算よりふくらんでかなりの 額になりましたが、お客様と直接触できる場 を設けたことで地元の方々との交流の度が一 層高まり決断してよかった思っています。 ライトに映える「ふく蔵」 <第 8 号>2002 年 10 月 す。 将来、どのような蔵をめざしておられます か。また、SRNへの期待の言葉もお願いし ます。 すでにお話しましたように、規模は小さく とも地域に密着した蔵にしていきたいと考え ています。幸い﹁富久錦を楽しむ会﹂も今秋 で十五回を迎えます。地元のお客様に支えて いただいて大きくなってきた会ですが、昨年 は﹁ふく蔵﹂のオープンを兼ねて開催するこ とが出来ました。 また、年二回、酒蔵を一般のお客 様に開放 し、楽しんでいただく﹁蔵開き﹂には毎回多 くのお客様にご来場いただいています。これ からも地域の人々に身近な蔵でありたいと念 じております。 そのほか地域の農業との連携も徐々に定着 しつつありますが、農家や農協との連携を強 化し、お互いが理解し合える関係になれば、 自然に原料米のレベルも上がってくるものと 確信しています。こうした活動を地域に広く 情報発信し、地域全体での活動にまで機運を 盛り上げていきたいのです。 社長になってあっという間に七年が経過し ました。これからは、会社の前進のためにも っと前面に出て活動をしていくつもりです。 そのためにもSRNでの活動を通じて色々な ことを学んでいきたいですね。 ︻会社概要︼ ・創 業 ・・・・天 保 十 年 一( 八 三 九 年 ) ・ 製成 数 量 ・・・・四 三 〇 ㌔ ㍑ ・従業員数 二 二 名 営( 業 四 名 ) ・・・・ ・特定名称酒比率 純米酒一〇〇% ・・・・ ・主要販売地域 県内七〇%、県外は東 ・・・・ 京および大阪 ・・・・ ・・・・・ 私は日本酒業界と関わりをもつようになっ てかれこれ二十年近くになるが、未だによく 分らないのが日本酒の品質基準だ。品質重視 を 口 に し て い る 蔵 は 多 い 。 し か し 、 何 が 品質 なのかを問うと答えがまちまち。世の常識か らすれば、まず﹁純粋さ﹂が第一条件になる から日本酒は﹁純米酒﹂が当たり前であるは ずなのにアル添酒が七割も占めている。酒税 法自体がこの他にもさまざまな添加物を認め ているという現状からすれば、業界にまとも な品質基準を求めても無理なのだろう。徴税 のためだけの時代遅れの法律しかもたないの がこの業界の不幸である。 ﹁日本酒業界の常識は世の非常識﹂と揶揄 されても致し方のない状況だから、宮城県が 純米酒宣言をした際にも大手などから批判の 声が挙がった。私は、かつて酒造組合中央会 の 委員 会 で ﹁ な ぜ 醸 造 酒 で あ る 日 本 酒 に 蒸 留 酒を混ぜるのか、消費者に説明できるのです か ﹂と 聞 い た こ と が あ る 。﹁ ア ル コ ー ル を 添 加 したほうが飲み易くなります﹂というのが答 えだった。これでは消費者の不信を買いそっ ぽを向かれて需要が長期低落しているのは当 然といえよう。日本酒のことを知れば知るほ ど疑問が湧いてくるという人が多いというの は事実なのだから。 こうした業界の中にあって﹁全量純米酒﹂ を宣言するなど狂気の沙汰なのかもしれない。 だが富久錦はそれを十年以上も前から実行に 移している。それだけでもこの蔵の経営者の 凄 み が う か がえ る 。 ま さ に 経 営 革 新 だ が 、 そ れに伴うご苦労は並大抵ではなかったようだ。 当社は文字どおり﹁日本酒業界の良心﹂であ り、お酒に対する信頼感も増しているはずな のにこの蔵にして生産量が十年前に比べて二 割近く減っているという。多くの蔵はもっと 減少しているとはいえ、衰退業界の中で成長 することの難しさがここにも如実に表れてい る。 イ ン タ ビ ュ ー か ら 明 ら か な よ う に 、同 社 は 、 地元密着に徹した方策を次々に打ち出し、い わば地酒メーカーとしての﹁王道﹂を歩みつ つある。では、この蔵のこれからの課題は何 だ ろ う か 。 強 い て あ げ れ ば 、 顧 客 の 囲 い込み とコミュニケーションの強化という単発的な ものだけでなく、顧客の世代交代の流れにも 耐えうるトータルコンセプトを明確にすると 同時に、ONE TO ONEマーケティン グの仕組み 内 容 を 充 実 さ せ 最 終 的 に 、そ れ ら ・ を シ ス テ ム と し て のコ コ アピ タ ン ス 中( 核 ・ン 的 能 力 に) ま で も っ て い く こ と で は な い だ ろ うか。 企 業 間 競 争 は 、企 業 力 を め ぐ る 競 争 で あ り 、 その競争に勝利するためには他社が容易に真 似の出来ない独自の コ ンア ピタンスを育 ・コ 成しなければならない。それは、個々の製品 でもサービスでもあるいは設備でもなく、独 自のスキル 技 術 シ ・ ・ ステムの集合体だ。それ ができて初めて真の差別化が可能になるし、 また本格的な成長シナリオを描くことが出来 る。 今回の社長インタビュー、また折に触れて の輝彦会長との会話の中から感じられるのは、 蔵としての生き方に関する確固たる自信であ る。それはやはり全量純米酒という革新的な 方針が地元の人々を中心に支持され、それが 蔵への厚い信頼に結びついていることを実感 されているからであろう。 幸一郎社長はまだ若々しく、豪腕の輝彦会 長がお元気なだけに多少遠慮があるようだが、 どうしてどうして会長に負けないだけの高い 見 識を 身 に 付 け て お ら れ る し 、 そ れ に 体 重 で 9 <第 8 号>2002 年 10 月 -〇 〇 五 四 興信ビル 日本酒ライスパワー・ネットワーク ︵大石︶ は会長をはるかに凌駕する堂々たる体躯の持 ち主である。このお二人の重量級経営者に牽 引 さ れ る 富 久 錦 が 、S R N の リ ー カ ンー パ ・ダ ニーとして、また地域密着型のモデル酒類メ ーカーとして着実に成長されるよう心から期 待したい。 発行人 〒一〇一 東京都千代田区神田錦町ニー二 c/o日本アプライドリサーチ研究所 電話・〇三︵五二八二︶二七三八 10