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エコオフィスプラン平成26年度実績報告書
-地球温暖化防止実行計画- 帯広市エコオフィスプラン (平成26年度実績) 年次報告書 平成27年 帯 広 10月 市 1.「帯広市エコオフィスプラン」について 平成11年4月より施行されている「地球温暖化対策の推進に関する法律」 (以下「温対 法」という)に基づき、帯広市の事務および事業に関係する温室効果ガスの排出抑制等の ための措置に関する計画(地球温暖化防止実行計画)を、 「帯広市エコオフィスプラン」 (以 下「プラン」という)として、平成12年度に策定しています。 このプランの継続的運用が二酸化炭素排出量削減の手法のひとつとなります。プランに 掲げた目標を達成させるためには、職員一人ひとりが意識を高め、継続的かつ計画的に推 進するとともに、継続的なエネルギー管理はもとより省エネ設備の導入など、多面的な対 策を講じることが必要です。 (1)対象範囲・対象事業 対象は、帯広市が所管する全ての部局(出先機関を含む)が行う事務・事業となってい ます。 (2)対象期間 平成20年度に政府から認定された「帯広市環境モデル都市行動計画」における「業務・ その他部門」の中期目標に従い、第3期計画の対象期間を、平成22年度から平成32年 度までの11年間、目標設定の基準年度を平成12年度としています。 (3)目標 温室効果ガス排出量の削減率を目標値とし、次のとおり設定します。 ≪1.温室効果ガス排出量削減目標≫ 種 類 目 標 二酸化炭素 (CO2) メタン (CH4) 基準年度である平成12年度(2000年度)の排出量と比較し、 平成32年度(2020年度)までに26.8%削減します。 基準年度排出 目標削減 目標削減 量(トン) ※1 量(トン) ※1 率(%) 27,525 7,377 179 - - 17 - - 2 - - プランの対象期間内において、基準年度である平成12年度 一酸化二窒素 (N2O) (2000年度)の排出量レベルを維持します。 ハイドロフルオロカーボン (HFC) ※1 排出量は二酸化炭素に換算。 ≪2.エネルギー別削減目標≫ 種 類 目 標 ガソリン (ℓ) 軽油 灯油 A重油 (ℓ) 基準年度 使用量 目標削減量 (参考値) ※2 112,052 30,030 (ℓ) 435,301 116,661 (ℓ) 1,129,503 302,707 3,643,571 976,477 プランの対象期間内において、基準年度である平成12年度 (2000年度)の排出量と比較し、平成32年度(2020年度)まで に26.8%削減します。 液化石油ガス (kg) 74,060 19,848 都市ガス (m 3 ) 226,146 60,607 (kWh) 26,642,799 7,140,270 電気 ※2 プランではエネルギー消費量の目標削減量を定めていないが、参考値として計上した。 1 △26.8% (4)市が率先して行う取り組み 目標達成のために、温室効果ガスの中で最も排出量の多い二酸化炭素の削減に向けた省エネル ギーや省資源の取り組みを行っています。 実績報告書では省資源活動(水、用紙、廃棄物削減、グリーン購入、マイカー通勤の自粛)に ついて把握しています。ただし、指定管理者及び学校においては、温室効果ガスの排出量を除く 部分(水・用紙・廃棄物削減・グリーン購入・マイカー通勤の自粛等)は対象としていません。 (5)温室効果ガスの算定方法 エコオフィスプランの取り組みによる温室効果ガス排出量は、基準年度(平成12年度)の排出 係数に固定した場合の温室効果ガス排出量としています。 2.平成26年度実績 (1) 温室効果ガス排出量 温室効果ガス総排出量のうち99.1%を占めている二酸化炭素の排出量は、基準年度(平成 12年度)と比較して、19.9%の減少となり、平成26年度の温室効果ガスの総排出量は、 19.7%の減少となりました。 ≪1.温室効果ガス排出量≫ (排出量単位:トン-CO2) 基準年度(平成12年度) 種 類 排出量(トン)※ 平成26年度 構成比(%) 排出量(トン)※ 構成比(%) 増減 目標削減率 (%) (%) 二酸化炭素 (CO2) 27,525 99.3 22,060 99.1 メタン (CH4) 179 0.6 177 0.8 - - 一酸化二窒素 (N2O) 17 0.1 14 0.1 - - ハイドロフルオロカーボン (HFC) 2 0.0 3 0.0 - - 27,723 100.0 22,254 100.0 △ 19.7 - CO2 排出量計 (トン-CO2) △ 19.9 ※ 排出量は二酸化炭素換算しています。 ※ハイドロフルオロカーボンは、塩素を含まないためオゾン層を破壊しないが、地球温暖化を進める温室効果 は高い。 2 △26.8 (2)エネルギー別二酸化炭素排出量 エネルギー別に二酸化炭素排出量を見ると、電気起源が全排出量の58.6%、A重油起 源が24.2%であり、この2項目で二酸化炭素全排出量の8割以上を占めています。 平成26年度は天然ガス、LPガスの導入推進などにより削減効果があらわれ、全体の二酸 化炭素排出量基準年度(平成 12 年度)比で、4.1%削減することが出来ました。 ≪2.エネルギー別二酸化炭素排出量≫ 平成26年度 基準年度(平成12年度) 種 類 二酸化炭素 使用量 構成比(%) 0.9 ガソリン (ℓ) 112,052 260 軽油 (ℓ) 435,301 1,140 4.1 灯油 (ℓ) 1,129,503 2,812 10.2 (ℓ) 3,643,571 9,874 35.9 (kg) 74,060 222 0.8 A重油 液化石油ガス(LPG) 3 都市ガス (m ) (kWh) 電気 CO2 排出量計 二酸化炭素 使用量 排出量(トン)※1 排出量(トン)※1 121,918 構成比(%) H12対比使 用量増減(%) 283 1.1 8.8 154,512 399 1.5 △ 64.5 1,039,530 2,588 9.8 △ 8.0 2,360,620 6,397 24.2 △ 35.2 53,664 161 0.6 △ 27.5 226,146 455 1.7 481,204 1,104 4.2 112.8 26,642,799 12,762 46.4 22,813,025 15,467 58.6 △ 14.4 27,525 100.0 26,399 100.0 △ 4.1 (トン-CO2 ) ※1 排出量は当該年度の換算係数を用い、二酸化炭素に換算しています。 二酸化炭素排出量と削減率の推移 二酸化炭素換算には当該年度の換算係数を使用 (係数変動) 削減率(%) CO2(トン) 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 CO₂排出量(トン) 削減率(%) -15 -10 -5 5 10 15 20 25 30 H12 基準年 度 H24 H25 H26 目標値 27,525 25,847 30,200 26,399 20,148 - 6.1 -9.7 4.1 26.8 二酸化炭素排出量と削減率の推移 5 20,000 10 15,000 15 10,000 20 5,000 25 CO₂排出量(トン) 削減率(%) 0.479 ㎏-CO2/kWh 0.485 ㎏-CO2/kWh 0.688 ㎏-CO2/kWh 0.678 ㎏-CO2/kWh *係数は前年度公表の係数を使用 効果ガス排出量 削減率(%) - 25,000 0 H12 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 基準年度(平成12年度)の排出係数に固定した場合の温室 (係数固定) CO2(トン) 30,000 〈北海道電力 CO2 排出係数実績〉 30 H12 基準年度 H24 H25 H26 目標値 27,525 25,836 24,523 22,060 20,148 - 6.1 10.9 19.9 26.8 環境省が示す「温対法に基づく政府及び地方公共団体実行 計画」における温室効果ガス総排出量算定に用いる電気事業 者ごとの排出係数等は毎年変動しています。このため、エコ オフィスプランの取り組みによる温室効果ガス排出量の増 減を適切に表現するため、毎年変動する排出係数の外部的要 因を排除する目的で、基準年度(平成12年度)の排出係数 に固定して算定しました。 3 (3)市が率先して行う取組みの状況 省資源活動(水、用紙、廃棄物削減、グリーン購入、マイカー通勤の自粛など)の実 績ついては温室効果ガス排出量の算定はありませんが、市が率先して行う取り組みとし て把握をしています。 平成25年度 実 績 値 対前年度増減率 実 績 値 用紙使用量 対前年度増減率 実 績 値 用紙購入量 対前年度増減率 実 績 値 廃棄物排出量 対前年度増減率 実 績 値 リサイクルの推進 リサイクル率 該当品目 グリーン購入の推進 グリーン購入品目 調達率 対象者数 マイカー通勤の自粛 達成者数 (年間10日) 達成率 水道使用量 (m 3 ) (%) (枚) (%) (箱) (%) (kg) (%) (kg) (%) (件) (件) (%) (人) (人) (%) 131,936 △6% 9,451,972 △3% 4,718 8% 404,250 △21% 286,076 71% 7,230 6,406 89% 1,283 834 65% 平成26年度 139,203 6% 11,049,036 17% 5,515 17% 447,682 11% 268,743 60% 7,679 6,621 86% 1,285 792 62% *水道使用量の増加については、平成25年度に休止していた施設が再稼働したことなどが 主な要因と考えられます。 *用紙使用量及び用紙購入量の増加については、施設の増設や移転に伴う事務量などの増加 が影響しています。 4