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平成 18 年度 事 業 報 告 書 平成 18 年度 収 支 計 算 書 自 平成 18 年

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平成 18 年度 事 業 報 告 書 平成 18 年度 収 支 計 算 書 自 平成 18 年
平成 18 年度
事
業
報
告
書
平成 18 年度
収
支
計
算
書
自
平成 18 年 4 月 1 日
至
平成 19 年 3 月 31 日
(財)早 期 胃 癌 検 診 協 会
平成 18 年度
事業報告書
目次
寄附行為(抜粋)
(目的)
この法人は、早期胃癌を主とする消化器癌の学術的及び診断技術的研究を行い、あわせて、医学界
及び一般社会に対して研修、啓発活動を行うことによって、癌対策に寄与することを目的とする。
(事業)
前条の目的を達成するため、この法人は、東京都の区域内において、早期胃癌を主とする消化器癌
に関して次の各号にかかげる事業を行う。
(1) 早期胃癌及びいわゆる前癌病変の診断に関する X 線、内視鏡、病理、生化学的研究の推進と研究
資料の蒐集
(2) 医師を対象とする早期胃癌を主とする消化器癌診断技術の専門的研修の実施
(3) 職域における早期胃癌を中心とした消化器疾患の診断とその疾病動態についての研究、並びに胃
集団検診方式の確立を目的とする研究
(4) 臨床的研究のための診療所の運営
(5) 早期胃癌を主とした消化器疾患に関する研修、啓発
(6) その他、前号のために必要な事業
A.研究事業 <寄附行為 第 4 条 (1)、(3)、(4)、(5)、(6)>
Ⅰ.研究テーマ ·························································· 1
Ⅱ.主管及び共催・支援事業:各種研究会 ·································· 2
1.早期胃癌研究会 ····················································· 2
2.大腸疾患研究会 ····················································· 4
3.2006 第 3 回 日中早期胃癌学術検討会·································· 8
4.第 55 回 食道色素研究会 ············································ 10
Ⅲ.研究成果の発表 ····················································· 11
1.論文・著書 ························································ 11
2.学会活動 ·························································· 12
3.研究会・研修会における講演 ········································ 15
4.実施概況 ·························································· 23
B.研修事業 <寄附行為 第 4 条 (2)、(5)、(6)>
Ⅰ.実技研修の受け入れ ················································· 32
Ⅱ.実技研修会 ························································· 32
Ⅲ.外国人医師のための「第 2 回上級早期胃癌診断コース」の実施 ··········· 32
C.中央診療所 <寄附行為 第 4 条(4)> ··································· 38
D.啓発事業 <寄附行為 第 4 条(5)> ····································· 38
E.法人運営報告 ························································· 40
平成 18 年度
決算概要···················································· 41
A.研究事業
<寄附行為
第 4 条 (1)、(3)、(4)、(5)、(6)>
下記の研究テーマを進展させるために日常診療における検査の質を高めるために努
力を重ねた。
Ⅰ.研究テーマ
1. ヘリコバクターピロリ感染性胃潰瘍の診断と治療
(吉田諭史 中島寛隆 長浜隆司 馬場保昌 丸山雅一)
継続課題
ヘリコバクターピロリ感染性胃潰瘍への除菌治療を施行する患者が増加傾
向にあり、中央診療所で除菌を施行した患者の経過を追跡し、治療情報をデー
タベースとして管理した。
2. 陥凹型胃癌における陥凹内粘膜形状についての臨床病理学的検討
(中島寛隆 長浜隆司 吉田諭史 馬場保昌 丸山雅一)
継続課題
陥凹型胃癌の陥凹内粘膜形状を分析することは、正確な術前診断を導く上で
非常に重要であり、中央診療所では画像診断と病理検索が行われた症例を対象
に臨床病理学的検討を行った。本年度は、特に 1cm 以下の陥凹型小胃癌の X 線
診断について検討した。
3. 中央診療所開設以来の癌患者について長期予後の検討
継続課題
前年度から継続テーマであり、引き続き情報収集を行う。
4. 新しい注腸 X 線検査用高濃度バリウムの開発
(長谷川信久 中島寛隆 長浜隆司 吉田諭史 馬場保昌 丸山雅一) 継続課題
胃 X 線検査は、高濃度バリウムの開発・普及を契機にその診断精度が格段に
向上した。そこで注腸 X 線検査用の高濃度バリウムを開発し、上質な注腸 X 線
画像が得られるかを検討した。
5. 早期胃癌の X 線診断画像所見の解析と研究
(木村俊雄 近藤博 吉田諭史 長浜隆司 馬場保昌)
胃癌の診断・治療の基本となる画像診断、その基礎となるのがレントゲン像
の画質管理である。この画像管理が適切に実施されてこそ、正確な胃癌の診断
に結びついてくる。近年、レントゲン像はデジタル画像への移行が急速に進み
つつあり、デジタル画像に対する画質管理も従来のコンベンショナルな像と同
様に重要となってくる。そのためデジタル画像の解析およびレントゲン像全般
にわたる画質管理の研究を継続し実施した。
-1-
Ⅱ.主管及び共催・支援事業:各種研究会
早期消化管癌の診断技術の進歩とその普及を促して行くためには、多くの研究者に
よる多様な症例についての厳しい討論の場が不可欠である。その意味で現在、当財団
がかかわっている研究会(早期胃癌研究会、大腸研究会)の役割は大きく、今年度も
一層の進展に努めてきた。
1. 早期胃癌研究会
本研究会は発足後 40 年を経過し、本研究会の果してきた役割への高い評価と
将来への期待の大きさが再認識されている。東京都を中心とした国内の大学、
病院から提出される毎回平均 5 症例の X 線、内視鏡、病理検査所見について最
先端のすこぶる厳しい討論が行われた。この研究会を通じて胃癌を中心とする
消化管癌の早期診断法、治療法は進歩を続けている。
また、日本医学放射線学会は、本研究会を放射線科専門医更新単位所得制度
学術集会として認めている。
今年度の月例検討症例の内容は、早期胃癌研究会実施明細の通りである。
(1) 運営幹事
(平成 19 年 3 月 31 日現在)
【運営幹事】全 14 名 ※代表幹事
※ 浜田
勉
社会保険中央総合病院内科・消化器内科部長
※ 赤松
泰次
信州大学光学医療診療部助教授
※ 鶴田
修
久留米大学医学部消化器病センター内視鏡診療部門教授
※ 長浜
隆司
早期胃癌検診協会中央診療所診療部長
大倉
康男
杏林大学医学部病理学助教授
川口
実
国際医療福祉大学附属熱海病院副院長
鬼島
宏
弘前大学医学部病理学第二教授
工藤
進英
昭和大学横浜市北部病院消化器センター長
清水
誠治
大阪鉄道病院消化器内科部長
杉野
吉則
慶應義塾大学放射線診断科助教授
春間
賢
川崎医科大学内科学食道・胃腸科教授
細川
治
福井県立病院外科健康診断センター長
八巻
悟郎
こころとからだの元氣プラザ内科
山野
泰穂
秋田赤十字病院消化器病センター部長
【名誉顧問】
八尾
恒良
佐田病院名誉院長
【顧問】
多田
正大
多田消化器クリニック院長
-2-
内科教授
細井
董三
霞ヶ浦成人病研究事業団
武藤
徹一郎
癌研究会有明病院院長
渡辺
英伸
新潟大学名誉教授
(五十音順)
(2) 研究会における成果の発表 <雑誌「胃と腸」(発行元:医学書院)>
早期胃癌研究会において検討された症例は、編集会議を経て、雑誌「胃と
腸」に掲載される。また、毎号特集する主題が選定され、主題関連論文(X 線
診断、内視鏡診断、病理診断など)が編集員を中心にして執筆掲載される。
本誌の編集幹事は、以下の 14 名である。
【編集幹事】14 名
(平成 19 年 3 月 31 日現在)
飯田
三雄
九州大学大学院病態機能内科学教授
味岡
洋一
新潟大学大学院医歯学総合研究科分子・診断病理学教授
石黒
信吾
大阪府立成人病センター病理・細胞診断科
岩下 明徳
福岡大学筑紫病院病理部教授
大谷
吉秀
埼玉医科大学消化器・一般外科教授
小山
恒男
長野厚生連佐久総合病院胃腸科部長
斎藤
裕輔
市立旭川病院消化器病センター長
田中
信治
広島大学病院光学医療診療部助教授
長南
明道
仙台厚生病院消化器内視鏡センター長
平田
一郎
藤田保健衛生大学病院消化管内科教授
松井
敏幸
福岡大学筑紫病院消化器科教授
門馬
久美子
東京都立駒込病院内視鏡科部長
八尾
隆史
九州大学医学部形態機能病理学助教授
芳野
純治
藤田保健衛生大学第二教育病院内科教授
【編集委員】19 名
赤松
泰次
信州大学光学医療診療部助教授
井上
晴洋
昭和大学横浜市北部病院消化器センター助教授
今村
哲理
札幌厚生病院胃腸科副院長
大倉
康男
杏林大学医学部病理学助教授
小野
裕之
静岡県立静岡がんセンター内視鏡科・消化器内科部長
川口
実
国際医療福祉大学附属熱海病院副院長
工藤
進英
昭和大学横浜市北部病院消化器センター教授
清水
誠治
大阪鉄道病院消化器内科部長
-3-
内科教授
杉野
吉則
慶應義塾大学医学部放射線診断科助教授
滝澤
登一郎
東京医科歯科大学保健衛生学科分子病態検査学分野教授
鶴田
修
久留米大学医学部消化器病センター内視鏡診療部門教授
浜田
勉
社会保険中央総合病院内科・消化器内科部長
樋渡
信夫
いわき市立総合磐城共立病院院長
星原
芳雄
経済産業省診療所所長
細川
治
福井県立病院外科主任医長
松川
正明
昭和大学豊洲病院消化器科教授
松田
圭二
帝京大学附属病院外科講師
山野
泰穂
秋田赤十字病院消化器病センター部長
横山
善文
守山市民病院院長
(五十音順)
2. 大腸研究会(毎月第2月曜日開催)
毎月開催し東京都を中心に国内の大学、病院から提出される症例について、X
線、内視鏡、病理所見について最前衛の検討、討論を行った。
この研究会を通じて、「早期大腸癌の診断能の確立と普及」という大テーマ
が着実に進行し、若手研究者の育成に大いに貢献している。
【世話人】11 名
(平成 19 年 3 月 31 日現在)
鶴田
修
久留米大学医学部消化器内科部門助教授
味岡
洋一
新潟大学
池上
雅博
東京慈恵会医科大学病院病理学
大倉
康男
杏林大学附属病院病理助教授
斎藤
彰一
東京慈恵会医科大学附属病院内視鏡部
高木
篤
みなと医療生活協同組合協立総合病院内科医長
津田
純郎
福岡大学筑紫病院
冨樫
一智
自治医科大学外科
西俣
嘉人
南風病院消化器科
渡邊
聡明
帝京大学外科
長浜
隆司
早期胃癌検診協会中央診療所診療部長
【会計幹事】2 名
河野
弘志
久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
中島
寛隆
早期胃癌検診協会中央診療所診療医長
(五十音順)
-4-
■ 早期胃癌研究会実施明細
開催年月日
平成 18 年 4 月 26 日
例会幹事
国際医療福祉大学付属熱海病院 内科
症例報告施設
1)琉球大学 光学医療診療部
発表医師
岸本 一人
症 例
下部消化管内視鏡検査で発見された回腸カルチノイドの一例
出席人数/629 名
東京商工会議所4F 東商ホール
川口 実 先生
秋田赤十字病院 消化器病センター
山野 泰穂 先生
2)岡山医療センター 消化器科
3)市立豊中病院 外科
4)三重大学 光学医療診療部
5)福岡大学医学部 第三内科
万波
塚原
田中
志賀
EMR により診断し得た微小な MALT リンパ腫の一例
好酸球性胃炎の一例
酢酸・NBI 併用拡大観察が境界診断に有用であった Barrett 表在食道癌の一例
胃管に再発した食道類基底細胞癌の一例
平成 18 年 5 月 13 日
出席人数/648 名
第 45 回「胃と腸」大会
東京/ 京王プラザホテル
コンコード ABC
早期胃癌検診協会中央診療所
馬場 保昌
昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
工藤 進英 先生
1)東京都多摩がん検診センター 消化器科
2)国立がんセンター中央病院 内視鏡部
3)国立がんセンター東病院 内視鏡部
4)昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
5)社会保険中央総合病院 内科
小田 丈二
滝沢 耕平
堀松 高博
佐々木 広仁
斉藤 隆
深達度診断が問題となった 0-Ⅱa+Ⅱc 型食道癌
粘膜下腫瘍様形態を示した進行胃癌の一例
興味ある形態を呈した大腸癌の一例
比較的短期間に形態および pit pattern が変化した大腸腫瘍の一例
NSAID 大腸潰瘍の一例
平成 18 年 6 月 21 日
出席人数/729 名
東京商工会議所4F 東商ホール
埼玉医科大学 消化器・一般外科
大谷 吉秀 先生
高知大学 光学医療診療部
田村 智 先生
1)医療生協わたり病院 消化器科
2)川崎医科大学 内科学食道・胃腸科
3)滋賀医科大学 消化器・血液内科
4)大阪鉄道病院 消化器内科
5)山下病院 消化器科
小沢
藤田
小山
奥山
小田
食道 pyogenic granuloma(化膿性肉芽腫)の一例
Barrett 食道から発生したⅡa+Ⅱc 型腺癌の一例
Collagenous gastritis(本邦第一例目)の5年後
大腸憩室症にみられた多発性ポリープと大腸炎
診断と治療に苦慮した S 状結腸狭窄の一例
平成 18 年 7 月 21 日
福岡大学筑紫病院 消化器科
1)大阪鉄道病院 外科
麦谷
達郎
巨大な炎症性ポリポーシスと腸閉塞を異時性にきたした大腸憩室症
松井 敏幸 先生
社会保険中央総合病院 内科
浜田 勉 先生
2)医療生協わたり病院 消化器科
3)福岡大学筑紫病院 消化器科
4)小樽掖済会病院 消化器科
5)癌研有明病院 消化器内科
小沢
松雄
勝木
植木
俊文
静香
伸一
信江
食道アカラシアに合併した、spindle component を含むlp型低分化扁平上皮癌の一例
Ⅱa 型、大腸 m 癌の一例
内分泌細胞への分化がみられた食道胃噴門部領域に発生した腺癌
若年発症、二次除菌で軽快した MALT リンパ腫の一例
福井県立病院 外科
細川 治 先生
市立旭川病院 消化器病センター
1)札幌厚生病院 胃腸科
2)新津医療センター病院 内科
黒河
齋藤
聖
崇
粘膜下腫瘍の形態を呈した小さな進行大腸癌の一例
山田Ⅳ型の粘膜下腫瘍の形態を呈し、切除前に、粘膜筋板もしくは粘膜下層から発生した、
異所性胃粘膜由来高分化型癌または異所性胃粘膜からなる粘膜下腫瘍、と診断し、EMR した一例
3)広島県立広島市民病院 内科
4)福井県立病院 外科
5)麻生飯塚病院 消化器内科
中川
奥田
村田
昌浩
俊介
篤彦
粘膜下腫瘍様形態を呈した進行胃癌の一例
胃原発形質細胞腫
バレット上皮上に発生した食道未分化癌の一例
出席人数/549 名
東京商工会議所4F 東商ホール
早期胃癌検診協会中央診療所
長浜 隆司
久留米大学医学部 消化器内科部門
鶴田 修 先生
1)東京都多摩がん検診センター 消化器科
2)南風病院 消化器科
3)福岡大学 第三内科
4)大阪市立総合医療センター 消化器内科
5)自衛隊中央病院 内科
小田
松田
石橋
上田
東納
丈二
彰郎
英樹
渉
重隆
バレット食道に主座をおく低分化型扁平上皮癌(いわゆる癌肉腫)の一例
びまん浸潤型胃癌の一例
リンパ節転移に起因する管外性圧排による粘膜下腫瘍様形態を呈した早期胃癌の一例
クローン病類似の腸病変を呈した慢性活動性 Epstein-Barr ウイルス感染症の一例
若年性ポリープに印環細胞癌などの多彩な分化度の癌を合併した Ip 型早期大腸癌の一例
平成 18 年 11 月 15 日
こころとからだの元氣プラザ 内科
1)松田病院 内視鏡センター
河合
めぐみ
世界初の拡大観察、NBI 拡大観察をし得た食道粘膜下腺腫の一例
出席人数/651 名
日本教育会館3F一ツ橋ホール
八巻 悟郎 先生
大阪鉄道病院 消化器内科
清水 誠治 先生
2)信州大学 消化器外科
3)東海病院 内科
4)愛知県がんセンター中央病院 消化器内科・内視鏡部
5)福岡大学筑紫病院 消化器科
小出
北村
伊藤
中村
直彦
雅一
聡子
守
下部食道癌の一例
転移性小腸腫瘍の一例
横行結腸の mixed adenocarcinoma and carcinoid の一例
範囲診断困難な超高分化型胃型早期胃癌の一例
佐久総合病院 胃腸科
小山 恒男 先生
広島大学 光学医療診療部
田中 信治 先生
1)福井県立病院 外科
2)佐久総合病院 胃腸科
3)東京都立駒込病院 消化器内科
4)松山赤十字病院 消化器科
5)京都第二赤十字病院 消化器科
奥田 俊介
北村 陽子
江頭 秀人
浦岡 尚平
森川 宗一郎
胃粘膜下嚢胞上のⅡc 型早期胃癌
ESD にて一括切除し得た全周性バレット食道癌の一例
食道粘表皮癌の一例
直腸カルチノイドの一例
粘膜下腫瘍様の形態を呈した大腸癌の一例
藤田保健衛生大学 消化器内科
平田 一郎 先生
1)市立旭川病院 消化器病センター
2)岐阜大学 放射線科
3)国立病院機構岡山医療センター 消化器科
斉藤
後藤
大藤
直腸 A-V malformation の一例
粘膜下層に著明なリンパ管侵襲を認めた 0-Ⅰ+Ⅱa+Ⅱc の一例
LSBE から発生したバレット食道癌の一例
出席人数/1,295 名
新高輪プリンスホテル
国際館パミール3F北辰
平成 18 年 9 月 20 日
出席人数/684 名
東京商工会議所4F 東商ホール
平成 18 年 10 月 18 日
平成 18 年 12 月 20 日
出席人数/684 名
東京商工会議所4F 東商ホール
平成 19 年 1 月 17 日
出席人数/535 名
日本教育会館3F一ツ橋ホール
斉藤 裕輔 先生
智彦
康生
匡介
洋
俊文
譲
茂樹
俊介
雄一
祐輔
裕夫
嘉洋
-5-
平成 19 年 2 月 21 日
出席人数/723 名
日本教育会館3F一ツ橋ホール
静岡県立静岡がんセンター 内視鏡科
小野 裕之 先生
京都第二赤十字病院 消化器内科
趙 栄済 先生
1)大垣市民病院 消化器科
2)山形県立日本海病院 内科・消化器科
3)草津総合病院 消化器内視鏡診断治療センター
4)札幌厚生病院 第一消化器科
5)川崎医科大学 内科学食道・胃腸科
山内 貴裕
名木野 匡
小山 茂樹
黒川 聖
村尾 高久
胃 inverted hamartomatous polyp の一例
食道病変を合併した胃・腺扁平上皮癌の一例
食道動静脈奇形の一例(本邦二例目)
Collagenous colitis の一例
大腸原発 peripheral T cell lymphoma の一例
平成 19 年 3 月 14 日
大阪府立成人病センター 消化器内科
1)久留米大学医学部 内化学講座消化器内科部門
河野
弘志
興味ある形態を呈した大腸癌の一例
出席人数/596 名
笹川記念館2F国際会議場
飯石 浩康 先生
秋田赤十字病院 消化器病センター
山野 泰穂 先生
2)大阪市立総合医療センター 消化器内科
3)大阪医科大学 第二内科
4)済生会福岡総合病院 内科
5)中野胃腸病院 消化器科
上田
梅垣
吉村
呉原
渉
英次
大輔
裕樹
大腸癌を合併した若年性ポリポーシスの一例
食道腺癌の一例
著明な脈管浸襲により周囲に特異な白斑赤色斑の集簇を伴った1型進行胃癌の一例
直腸 MALT リンパ腫(上皮性腫瘍と鑑別を要した)
-6-
■ 大腸研究会実施明細
開催年月日
症例提示施設
発表医師
4月度例会
1)調布外科・消化器科内科クリニック
中村 尚志
平成 18 年 4 月 10 日
2)久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
吉森 建一
3)協立総合病院
内科
高木 篤
4)慈恵医科大学病院
内視鏡科
斎藤 彰一
5月度例会
1)福島県立医科大学
第二内科
塩谷 康夫
平成 18 年 5 月 8 日
2)久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
河野 弘志
3)協立総合病院
内科
高木 篤
4)慈恵医科大学病院
内視鏡科
斎藤 彰一
6月度例会
1)福島県立医科大学
第二内科
塩谷 康夫
平成 18 年 6 月 12 日
2)久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
唐原 健
3)協立総合病院
内科
高木 篤
4)慈恵医科大学病院
内視鏡科
斎藤 彰一
7月度例会
1)協立総合病院
内科
高木 篤
平成 18 年 7 月 10 日
2)慈恵医科大学病院
内視鏡科
斎藤 彰一
3)東京都多摩がん検診センター
消化器科
冨野 泰弘
8月度例会
休 会
9月度例会
1)福島生協病院
消化器科
高村 和人
平成 18 年 9 月 11 日
2)大阪医科大学
消化器内科
阿部 洋介
3)久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
河野 弘志
4)協立総合病院
内科
高木 篤
10月度例会
休 会
11月度例会
1)福島生協病院
内科
高村 和人
平成 18 年 11 月 13 日
2)協立総合病院
内科
高木 篤
3)慈恵医科大学病院
内視鏡科
斎藤 彰一
4)自治医科大学附属病院
内視鏡部
冨樫 一智
12月度例会
1)調布外科・消化器科内科クリニック
平成 18 年 12 月 11 日
2)大阪医科大学
中村 尚志
第二内科
阿部 洋介
3)久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
河野 弘志
4)協立総合病院
内科
高木 篤
5)慈恵医科大学病院
内視鏡科
斎藤 彰一
1月度例会
1)調布外科・消化器科内科クリニック
中村 尚志
平成 19 年 1 月 15 日
2)慈恵医科大学病院
2月度例会
1)久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
平成 19 年 2 月 19 日
2)協立総合病院
内科
高木 篤
3)慈恵医科大学病院
内視鏡科
斎藤 彰一
内視鏡科
4)調布外科・消化器科内科クリニック
参加人数
32 名
40 名
37 名
36 名
32 名
40 名
29 名
29 名
斎藤 彰一
澤
優子
29 名
中村 尚志
3月度例会
1)協立総合病院
内科
高木 篤
平成 19 年 3 月 12 日
2)大阪医科大学
消化器内科
阿部 洋介
3)慈恵医科大学病院
内視鏡科
斎藤 彰一
28 名
会場 :東京商工会議所 地下2階講堂
-7-
3. 2006 第 3 回 日中早期胃癌学術検討会
中国における早期胃癌の診断と治療のさらなる発展を目的とし、日中両国の専
門家が学術発表・症例検討等を行った。
開催場所:中国上海市
開催期日:平成 18 年 11 月 9 日~11 月 11 日
主催ならびに責任者: 中華医学会消化内視鏡学会
夏 玉亭 (中華医学会消化内視鏡学会副主任委員)
房 殿春 (中華医学会消化内視鏡学会常務委員)
上海交通大学瑞金病院胃腫瘍重点学科
呉 雲林 (消化科教授)
(中華医学会消化内視鏡学会常務委員)
早期胃癌検診協会
丸山 雅一 (理事長)
<講演内容、講師氏名、所属>
平成 18 年 11 月 9 日
「日本での早期胃癌臨床経験のまとめ、見逃しの教訓とその対策」
細川 治
福井県立病院外科 主任医長
「胃、大腸の早期癌の病理診断に関する国際的なコンセンサス」
岩下 明徳
福岡大学筑紫病院病理部 診療部長
「胃癌の発生と発育に関する基礎的実験的研究」
立松 正衛
愛知県がんセンター研究所腫瘍病理部
部長
平成 18 年 11 月 10 日
「早期胃癌組織型別の X 線診断と内視鏡所見との対比」
長浜 隆司
早期胃癌検診協会 診療部長
「日本における早期胃癌の組織型および深達度の内視鏡診断」
細川 治
福井県立病院外科 主任医長
「早期胃癌の EMR および ESD ―その適応から予後まで―」
小山 恒男
長野厚生連 佐久総合病院胃腸科 部長
「組織・形態発生からみた大腸癌の診断理論」
丸山 雅一
早期胃癌検診協会 理事長
-8-
「早期胃癌から見た functional dyspepsia の臨床」
伊藤 誠
名古屋市立大学医学部 名誉教授
「早期胃癌の腹腔鏡下手術」
福永 哲
癌研有明病院外科
医員
「大腸癌の外科的および集学的治療」
松本 寛
都立駒込病院外科
医長
<ライブデモンストレーション、講師氏名、所属>
平成 18 年 11 月 11 日
「早期胃癌 EMR」
小山 恒男
長野厚生連 佐久総合病院胃腸科
「胃癌大腸癌の X 線検査」
長浜 隆司
早期胃癌検診協会
-9-
診療部長
部長
4. 第 55 回 食道色素研究会
開 催 期 日 : 平成 18 年 6 月 29 日(木)
主
催 : 食道色素研究会
当番世話人 : 早期胃癌検診協会中央診療所
所長
馬場保昌
主
題 :「食道胃粘膜接合部領域に存在する腺癌」
会
場 : 京王プラザホテル
【演題名・発表施設】
1)「Barrett 食道腺癌の一例」
久留米大学医学部内科学講座
2)「最大径 14mm の Barrett 腺癌の一例」
新潟大学医歯学総合病院
3)「接合部胃癌の診断で ESD を行った Barrett 腺癌の一例」
仙台市医療センター仙台オープン病院
4)「0-IIc 型 Barrett 食道腺癌の一例」
東京都多摩がん検診センター
5)「非全周性のバレット粘膜に発生した表在隆起型腺癌の一例」
自治医科大学
6)「SSBE を伴った下部食道腺癌の一例」
東海大学
7)「Short-segment Barrett`s esophagus に発生した食道胃粘膜接合部癌の一例」
東京都立駒込病院
8)「Barrett 上皮由来と考えられた微小腺癌の一例」
有馬外科胃腸科
9)「食道胃接合部近傍の小型腺癌の臨床病理学的検討」
国立がんセンター中央病院
10)「形態変化の観察が可能であった食道胃接合部癌の一例」
東京都立駒込病院
11)「食道胃接合部に認めた、微小腺癌の一例」
虎の門病院
12)「食道腺が発生母地と考えられた食道胃粘膜接合部領域腺癌の一例」
神戸大学
13)「ESD を施行した噴門部腺癌の一例」
荒尾市民病院
14)「食道胃接合部腺癌の二例」
公立学校共済組合近畿中央病院
15)「ESD を施行した食道胃接合部癌の二症例」
兵庫県立成人病センター
16)「食道噴門腺由来と考えられた食道腺癌の一例」
佐久総合病院
17)「Inflammatory esophago-gastric polyp 上に併発した早期接合部癌の一例」
北海道大学病院
18)「食道胃接合部領域の I+IIa 型早期胃癌の一例」
東京都多摩がん検診センター
19)「著しい形態変化を来した食道胃接合部癌の一例」
東京都立駒込病院
20)「噴門腺より発生したと考えられる微小な食道-胃接合部早期癌の一例」
関西労災病院
-10-
Ⅲ. 研究成果の発表
1. 論文・著書
原著
1) 吉田諭史
小野良樹
馬場保昌
丸山雅一
長浜隆司
中島寛隆
瀬田真祐
佐々木勝海
「胃上皮性腫瘍の内視鏡観察診断成績-内視鏡検診のあり方について-」
日本消化器がん検診学会雑誌
第44号6号
604-615
2006年11月
総説・その他
1) 中島寛隆
長浜隆司
大倉康男
吉田諭史
丸山雅一
八巻悟郎
幸田隆彦
松川正明
馬場保昌
宮本彰俊
中野利香
「陥凹型小胃癌の診断-X線の立場から:背景粘膜も含めて」
胃と腸
第41巻第5号
753-761
2006年4月
2) 木村俊雄
「上部消化管撮影のコツ-前壁二重造影の撮影のコツ-」
日本消化器画像診断情報研究会雑誌
2006 Vol.20 No.1 19-22
2006年7月
3) 馬場保昌
吉田諭史
中島寛隆
長浜隆司
山本栄篤
丸山雅一
「上部消化管の部位別造影法-噴門部(直下小彎側)」
胃と腸
第41巻第8号 1193-1204
2006年7月
4) 中島寛隆
長浜隆司
大倉康男
中野利香
吉田諭史
馬場保昌
丸山雅一
「Helicobacter pylori除菌法で軽快した特発性肉芽腫性胃炎の一例」
胃と腸
第41巻第9号
1313-1320
2006年8月
-11-
5) 長浜隆司
「X線学的慢性萎縮性胃炎の診断
-ペプシノゲン法と間接X線の萎縮度評価と比較検討-」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会機関誌
消化器検診Newsletter
No.76 1-4
2007年3月
6) 中野利香
「特集
長浜隆司
めざせコロノ・エキスパート
消化器内視鏡
Vol.19No3
挿入手技の実際
深部結腸の挿入」
359-367
2007年3月
2. 学会活動
1) 吉田諭史
馬場保昌
丸山雅一
小野良樹
「新・胃X線撮影法における胃癌の診断指針」
第45回日本消化器がん検診学会総会
愛知
2006年6月1日 ~3日
2) 馬場保昌
「新・胃X線撮影法の評価」
第45回日本消化器がん検診学会総会
座長
愛知
2006年6月1日 ~3日
3) 山本美穂
「テクニカルミーティング『描出のテクニック・・・肝臓』」
第66回日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会学術集会
司会
2006年9月2日
4) 吉田諭史
馬場保昌
丸山雅一
「胃X線悪性所見分類を用いた発見胃癌の検討」
第66回日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会学術集会
2006年9月2日
-12-
山梨
山梨
5) 丸山雅一
「胃がん検診にレントゲンが果たしてきた役割」
第66回日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会学術集会
山梨
2006年9月2日
6) 平嶋勇人
長浜隆司
「注腸X線における高濃度造影剤使用の検討」
第24回日本大腸検査学会
大阪
2006年9月2日 ~3日
7) 丸山雅一
特別企画「消化器がん検診に必要なミニレクチャー」
第44回日本消化器がん検診学会大会
司会
北海道
2006年10月11日 ~14日
8) 馬場保昌
「胃X線スクリーニング検査の画像評価」
第44回日本消化器がん検診学会大会
特別発言
北海道
2006年10月11 日~14日
9) 吉田諭史
馬場保昌
丸山雅一
「胃X線スクリーニング検査の画像評価」
第44回消化器がん検診学会大会
北海道
2006年10月11 日~14日
10) 丸山雅一
「認定技師への提言」
第44回日本消化器がん検診学会大会
第2回部会研修会
教育講演
2006年10月14日
11) 馬場保昌
「深達度診断のピポットホール」
第44回日本消化器がん検診学会大会
コメンテーター
第26回部会研究会総会
北海道
2006年10月14日
-13-
北海道
12) 木村俊雄
「新・胃X線撮影法の活用法-X線装置・造影剤および検査法の立場から-」
第44回日本消化器がん検診学会大会
司会
第26回部会研究会総会ランチョンセミナー
北海道
2006年10月14日
13) 春日隆明
近藤博
若林悟
川原雅行
長谷川信久
木村俊雄
吉田諭史
馬場保昌
「胃X線画像評価を求めて
視覚的検討(第一報)」
第44回日本消化器がん検診学会大会
第26回部会研究会総会
北海道
2006年10月14日
14) 近藤博
若林悟
春日隆明
川原雅行
長谷川信久
木村俊雄
吉田諭史
馬場保昌
「頭低位前壁二重造影撮影時における圧迫フトンの活用
-圧迫フトン効果の検討-」
第44回日本消化器がん検診学会大会
第26回部会研究会総会
北海道
2006年10月14日
15) 馬場保昌
「消化管癌治療方針決定のために組織特性を表現する内視鏡画像撮影のコツ」
第83回日本内視鏡学会関東地方会
シンポジウム
司会
東京
2006年12月8日~9日
16) 馬場保昌
「早期胃癌のX線所見と組織所見の比較」
日本総合健診医学会
第35回大会
コメディカルミーティング
講演
岡山
実技指導講師
東京
2007年1月26日~27日
17) 山本美穂
「初心者のための腹部超音波実技講習会」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会超音波部会
2007年2月17日
-14-
3. 研究会・研修会における講演
1) 馬場保昌
「胃癌のX線画像病理診断」
第26回白河地区消化器病研究会
福島
2006年4月14日
2) 木村俊雄
「撮影フィルムの画像評価」
胃X線検診精度管理研究会
第2回講習会
講師
東京
2006年4月23日
3) 馬場保昌
「胃がんのX線画像病理診断」
戸田医師会
GIカンファレンス70回記念講演
埼玉
2006年5月9日
4) 丸山雅一
「胃癌検診にレントゲンが果たしてきた役割-早期胃癌の歴史をひもといて-」
沼津内科医会学術講演会
静岡
2006年5月19日
5) 馬場保昌
「胃癌X線画像病理診断」
日本放射線技術学会東京支部会
第108回東京支部技術フォーラム
2006年6月6日
6) 木村俊雄
「新・撮影法について」
札幌厚生病院実演講習会
実演講習会
講師
2006年6月30日
北海道
7) 吉田諭史
「X線像と組織像の対比からみた隆起型胃癌」
胃X線精度管理研究会
第4回学術集会
北海道
2006年7月1日
-15-
東京
8) 木村俊雄
「動画による異常所見の拾い上げ」
第4回胃X線精度管理研究会
札幌大会
読影トレーニング
北海道
2006年7月1日
9) 木村俊雄
「新ガイドライン撮影法実演講座」
胃X線精度管理研究会
札幌大会
第3回講習会
講師
北海道
2006年7月2日
10) 市川平三郎
「消化管疾患の今昔-消化管診断の私の歩み-」
城西消化器病研究会
第7回特別講演
東京
2006年7月8日
11) 中島寛隆
「X線法による胃集団検診の現状と画像判定法」
松戸市医師会
第164回消化器病研究会
千葉
2006年7月21日
12) 長浜隆司
「早期胃癌の組織型別X線・内視鏡診断」
松戸市医師会
第165回消化器病研修会
千葉
2006年9月15日
13) 馬場保昌
「早期胃癌発見の為の新・胃X線撮影法と読影」
東京都医療公社
平成18年度第1回胃がん検診読影従事者講習会
2006年9月28日
14) 山本美穂
「症例から学ぶ超音波検査法」
松戸市医師会
第166回消化器病研修会
2006年10月20日
-16-
千葉
東京
15) 馬場保昌
「新・胃X線撮影法-考案までの経緯と実際-」
上越医師会
消化器検討会40周年記念講演会
記念講演
新潟
2006年10月27日
16) 馬場保昌
「胃X線検査の基本-新撮影法考案の経緯と実際について-」
福岡県集団検診協議会
平成18年度第2回胃がん検診講習会
福岡
2006年11月6日
17) 丸山雅一
「組織・形態発生からみた大腸癌の診断理論」
第3回日中早期胃癌学術検討会
中国上海
2006年11月9日~11日
18) 長浜隆司
「早期胃癌組織型別のX線診断と内視鏡所見との対比」
第3回日中早期胃癌学術検討会
中国上海
2006年11月9日~11日
19) 馬場保昌
「胃癌のX線画像病理診断-基本的な事柄について-」
佐賀県医師会
平成18年度佐賀県医師会癌検診会研修会
特別講演
佐賀
2006年11月11日
20) 吉田諭史
「撮影法の基準化をめざして-施設内で行なわれる直接・DRX線撮影法」
胃X線精度管理研究会
第5回学術集会
東京
2006年11月11日
21) 木村俊雄
「新・撮影法について」
広島県原爆障害対策協議会健康管理・増進センター
胃X線撮影技師講習会
実演講習会
講師
2006年11月12日
-17-
中国四国地区
22) 山本美穂
「超音波検査技術講習会」
全国労働衛生団体連合会
実技指導講師
東京
2006年11月18日~19日
23) 木村俊雄
「胃X線検査における前壁撮影のコツ」
第38回全日立医用画像研究会
特別講演
千葉
2006年11月18日
24) 丸山雅一
「放射線技師への提言」
JA長野厚生連消化器がん検診研究会・放射線技師会合同研究会
2006年11月18日
25) 長浜隆司
「陥凹型早期胃癌の組織型別診断」
豊島区医師会
消化器読影班研修会
東京
2006年11月20日
26) 吉田諭史
「胃癌のX線所見の成り立ち-肉眼像・組織像との対比から-」
第60回佐賀懇話会
講演
佐賀
2006年11月24日
27) 木村俊雄
「技師に求められる撮影技術力-認定技師の方向性-」
富山消化管撮影研究会
特別講演
富山
2006年12月2日
28) 長浜隆司
「放射線技師に望みたい読影・診断価値の高い消化管画像」
第2回千葉県消化管画像づくり研究会
学術講演
2006年12月2日
-18-
千葉
学術講演
長野
29) 吉田諭史
「胃X線検査に求められていることと将来展望」
日本消化器がん検診学会九州支部
実践的消化管撮影セミナー
東芝メディカルシステムズ
コメンテータ
福岡
2006年12月9日
30) 馬場保昌
「胃がんの読影-その基本的な事柄について-」
日本消化器がん検診学会九州支部
実践的消化管撮影セミナー
東芝メディカルシステムズ
教育講演
福岡
2006年12月9日
31) 木村俊雄
「上部消化管X線検査の実際―撮影のポイントとコツ―」
第4回千葉放射線技術フォ-ラム
教育講演
千葉
2006年12月10日
32) 中島寛隆
「日常診療における大腸ポリープの取扱い-特殊内視鏡を用いない診断法」
松戸市医師会
第168回消化器病研究会
千葉
2007年1月19日
33) 木村俊雄
「技術格差をなくすための取り組み」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会
シンポジウム
特別発言
第39回放射線部会総会
神奈川
2007年2月17日
34) 木村俊雄
「消化管研究会4団体の統一は可能か」
第19回日本消化器画像診断情報研究会
シンポジウム
仙台
2007年2月23日~24日
35) 馬場保昌
「バリウムスタディはどこまで可能か-胃癌X線診断の立場から-」
第19回日本消化器画像診断情報研究会
講演
2007年2月23日~24日
-19-
宮城
36) 吉田諭史
「胃X線悪性所見分類の試み」
第12回佐賀EMR研究会
佐賀
2007年2月23日
37) 木村俊雄
「前壁二重造影撮影時の圧迫フトンについて」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会放射線部会
千葉
第29回消化管技術研修会
2007年3月2日
38) 近藤博
「前壁撮影」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会放射線部会
第29回消化管技術研修会
千葉
2007年3月2日
39) 馬場保昌
「胃癌のX線診断-肉眼・組織所見との対比」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会放射線部会
千葉
第29回消化管技術研修会
2007年3月3日
40) 長浜隆司
「大腸X線診断学と検査法」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会放射線部会
千葉
第29回消化管技術研修会
2007年3月3日
41) 吉田諭史
「胃X線検査
読み方と考え方」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会放射線部会
千葉
2007年3月3日
-20-
第29回消化管技術研修会
42) 木村俊雄
「撮影技術講習会」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会放射線部会
第29回消化管技術研修会
千葉
2007年3月3日
43) 木村俊雄
「ガイドライン撮影技術と画像評価」
日本消化器がん検診学会中四支部技師部会研修会
特別講演
岡山
2007年3月11日
44) 近藤博
DR部門「最優秀技術賞」
日本消化器がん検診学会関東甲信越地方会放射線部会
2007年3月11日
45) 平嶋勇人
「より良い消化管内視鏡検査について」
松戸市医師会
第169回
消化器病研修会
千葉
2007年3月16日
46) 長浜隆司
「陥凹型早期胃癌の組織型別診断とその成り立ち」
苫小牧胃と腸を診る会
特別講演
北海道
2007年3月16日
47) 馬場保昌
「胃癌のX線診断」
全国労働衛生団体連合
平成18年度医師、診療放射線技師等専門講習会
東京
2007年3月17日
48) 吉田諭史
「爆状胃・牛角胃の問題点」
胃X線精度管理研究会
久留米大会
第5回講習会
2007年3月25日
-21-
福岡
講演
49) 木村俊雄
「爆状・牛角胃のための講習会」
胃X線精度管理研究会
久留米大会
第5回講習会
講師
福岡
第5回講習会
講師
福岡
2007年3月25日
50) 馬場保昌
「爆状・牛角胃のための講習会」
胃X線精度管理研究会
久留米大会
2007年3月25日
-22-
4.実施概況
前癌病変の診断に関する X 線、内視鏡、
生化学的研究と職域における実施概況
-23-
-24-
-25-
-26-
◎平成 18 年度 X線検査件数
部
位
区
分
外
胸
部
計
合
来
104 名
ク
5,924 名
成人病検診
5,456 名
集検(車)
3,620 名
ド
ッ
外
上 部
消化管
小
来
144 名
ク
5,404 名
成人病検診
1,972 名
集団検診
4,295 名
ド
ッ
下部消化管
外
来
152 名
C T
(胸部)
外
来
588 名
ク
830 名
来
194 名
ク
11 名
C T
(腹部)
ド
ッ
外
ド
ッ
-27-
計
15,104 名
11,815 名
152 名
1,418 名
205 名
◎平成 18 年度 病理検査数
施設内検体
施設外検体
上部
食道
生
組織
検査
検
下部
胃
94
十二指腸他
1,554
18
343
下部
食道
胃
-
-
2,009
-
-
-
143
1
23
2
169
外 科 切 除
-
-
-
-
1
9
7
17
2,152 件
婦人科材料
1,864 件
喀痰・その他
196 件
計
43 件
2,060 件
◎がん患者数
食道がん
男性
30~34 歳
35~39 歳
40~44 歳
45~49 歳
50~54 歳
55~59 歳
60~64 歳
65~69 歳
70~74 歳
75~79 歳
80 歳以上
小 計
合
-
小計
内視鏡切除
計
細胞
検査
上部
計
女性
1
1
1
1
1
3
2
5名
胃がん
男性
大腸がん
女性
1
1
2
2
1
1
3
7
12
5
2
1
1
35
1
1
6
41 名
-28-
男性
3
1
8
13
5
2
2
1
35
女性
1
1
1
1
2
1
1
1
1
2
12
47 名(48 病変)
2,195 件
◎平成 18 年度 腹部超音波検査
有 所 見 者
脂
肪
肝
肝
嚢
胞
肝 血 管 腫
転移性肝腫瘍
肝
腫
瘍
肝 腫 瘍 疑 い
慢 性 肝 疾 患
肝
硬
変
門
脈
瘤
胆嚢ポリープ
胆
石
胆嚢腺筋腫症
胆嚢腫瘍疑い
胆 管 結 石
慢性胆のう炎
胆管腫瘍疑い
胆 道 気 腫
膵 の う 胞
膵
石
膵 腫 瘍 疑 い
急 性 膵 炎
腎
嚢
胞
腎結石・尿管結石
水
腎
症
腎血管筋脂肪腫
腎 腫 瘍 疑 い
馬
蹄
腎
の う 胞 腎
脾 の う 胞
腹部大動脈瘤
副 腎 腫 瘍
後 腹 膜 腫 瘍
急 性 虫 垂 炎
消化管疾患など
成 人 病
5,927 人
男 性
女 性
4,314
1,613
328
85
1,695
146
791
283
16
98
6
9
8
1
2
824
25
53
3
1
3
1
3
1
1
216
64
9
一 般
886 人
男 性
女
581
53
191
138
33
1
5
3
25
8
1
127
47
2
3
性
305
240
39
99
14
外部検診
1,361 人
男 性
女 性
1,339
22
98
7
488
1
148
2
53
7
2
5
2
2
1
38
26
5
237
42
6
2
1
3
2
1
2
17
7
6
1
12
2
1
611
19
23
8
3
8
73
17
8
14
16
2
5
1
142
17
4
3
1
2
3
1
5
3
2
4
4
4
1
15
-29-
23
1
1
55
4
6
4
1
1
1
155
53
7
4
1
1
1
2
1
1
7
2
2
計
8,174 人
8,174
811
2,560
1,461
214
1
21
19
40
10
3
1,444
205
75
6
4
5
1
3
69
12
14
1
1,038
112
48
33
5
12
1
8
6
12
4
1
22
◎平成 18 年度 乳腺超音波
ドック乳腺超音波 1,124 人
乳
症
468
瘤
17
乳腺腫瘍疑い
8
乳 腺 の う 胞
585
乳腺腫瘤疑い
40
乳 腺 石 灰 化
26
線維腺腫疑い
174
乳 房 脂 肪 腫
3
乳 管 拡 張 症
16
乳管内乳頭腫
3
そ
5
乳
腺
有所見者 908 人
腺
腫
の
他
-30-
◎平成 18 年度 臨床検査数
人
生
化
数
件
数
学
18,966
241,429
検
尿
16,426
105,686
検
便
13,723
24,285
血
液
17,424
124,706
学
10,184
37,648
ウイルス(HIV)
20
20
細
菌
23
61
合
計
76,766
533,835
血
清
総
蛋
白
生化学
糖
数
月平均
27,894
2,325
15,889
1,324
脂
質
56,071
4,673
酵
素
82,074
6,840
他
59,501
4,958
241,429
20,120
105,686
8,807
22,016
1,835
2,269
189
計
24,285
2,024
血 液 形 態 学
113,765
9,480
固
389
32
他
10,552
879
124,706
10,391
血 清 学 検 査
37,648
3,137
ウイルス(HIV)
20
2
細
菌
61
5
合
計
533,835
44,486
そ
の
計
検
尿
検便(MPA)
検
便
検便(虫
血
血
液
そ
液
卵)
凝
の
計
-31-
B. 研修事業
<寄附行為
第 4 条 (2)、(5)、(6)>
Ⅰ. 実技研修の受け入れ
当財団での実技研修を希望している医師および技師を受け入れて指導した。
主たる研修内容は、消化管の X 線検査、内視鏡検査、超音波検査であり、今年度
は、医師 12 名、その他、放射線技師 4 名を受け入れた。
医師の所属施設
研修期間
研修内容
(平成 17 年度からの継続)
東京都立駒込病院
東邦大学附属大橋病院
3ケ月
23ケ月
内視鏡検査
内視鏡
超音波
X 線検査
等
(新規受入)
東京都立駒込病院
3ケ月
内視鏡検査
東京都立墨東病院
4ケ月
内視鏡検査
等
東京都立墨東病院
6ケ月
内視鏡検査
等
東京都立駒込病院
3ケ月
内視鏡検査
12ケ月
内視鏡検査
東京都立駒込病院
3ケ月
内視鏡検査
謙仁会亀有病院
5ケ月
内視鏡検査
千葉徳洲会病院
3ケ月
内視鏡検査
東京都立駒込病院
3ケ月
内視鏡検査
杏林大学医学部病理学
等
Ⅱ. 実技研修会
撮影方法・読影研修会を定例的に行った。
Ⅲ. 外国人医師のための「第 2 回上級早期胃癌診断コース」の実施
独立行政法人国際協力機構の委託により、平成 19 年 2 月 12 日より 3 月 19 日
の間、南米・中南米 10 カ国 12 名の医師を受け入れた。
<研修概要>
平成 18 年度は、昨年度から構想を新たにして実施した、「上級早期胃癌診断コ
ース~早期消化器癌の診断と治療~」の第 2 回目として実施した。
このコースでは食道・胃・大腸の癌の診断と治療に限定し、その診断法、治療、
病理所見に関する講義、症例検討、実技研修を行った。
集中講義: 2 月 12 日~2 月 23 日
於:独立行政法人国際協力機構 東京国際センター
実技研修: 2 月 27 日~3 月 15 日
都内8施設に依頼し、診断、検査実技を中心とした直接実技指導
セミナー: 3 月 17 日~3 月 18 日 第 6 回国際消化器内視鏡セミナー
-32-
<講義日程・内容>
別表
実技研修は、下記の8医療機関に委託して行われ、好評のうちに終了した。
(平成 19 年 2 月 27 日~3 月 15 日)
1. 慶應義塾大学医学部附属病院
2. 国立がんセンター
3. 社会保険中央総合病院
4. 順天堂大学医学部附属順天堂医院
5. 東京医科歯科大学医学部附属病院
6. 東京女子医科大学病院
7. 東京都立駒込病院
8. 虎の門病院
-33-
〈講師氏名・所属〉
味岡
東
有馬
飯沼
井上
今井
大倉
大杉
大谷
大津
大森
岡住
小田
小野
小山
樫田
河野
神津
工藤
小泉
斎藤
笹子
島田
下田
白神
杉野
髙木
瀧内
立松
田中
田辺
鶴丸
中西
中村
洋一
健
美和子
元
晴洋
裕
康男
治司
吉秀
敦
泰
慎一
一郎
裕之
恒男
博史
新潟大学大学院医歯学総合研究科分子・診断病理学教授
神戸大学医学部医学医療国際交流センター教授
埼玉県立がんセンター消化器内科副部長
国立がんセンターがん予防・検診研究センター検診部総合検診室長
昭和大学横浜市北部病院消化器センター助教授
東海大学医学部基盤診療学系画像診断学教授
杏林大学医学部病理学助教授
大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科助教授
埼玉医科大学消化器・一般外科教授
国立がんセンター東病院消化器内科部長
川崎市立川崎病院外科部長
千葉大学大学院医学研究院先端応用外科助教授
国立がんセンター中央病院内視鏡部医員
静岡県立静岡がんセンター内視鏡科・消化器内科部長
長野厚生連佐久総合病院胃腸科部長
昭和大学横浜市北部病院消化器センター助教授
辰幸
照雄
進英
和三郎
博
三津留
安博
忠和
伸之
吉則
國夫
比呂也
正衛
信治
聡
昌彦
幸浩
恭一
東京医科歯科大学医学部食道・胃外科助教授
千葉大学医学部附属病院光学医療診療部教授
昭和大学横浜市北部病院消化器センター教授
北里大学医学部消化器内科講師
国立がんセンターがん予防・検診研究センター検診技術開発部部長
国立がんセンター中央病院副院長
国立がんセンター中央病院消化器診療グループ長
国立がんセンター中央病院臨床検査部医長
国家公務員共済組合連合会立川病院放射線科部長
慶應義塾大学医学部放射線診断科助教授
林外科病院
大阪医科大学第二内科講師
愛知県がんセンター研究所副所長、腫瘍病理部部長
広島大学病院光学医療診療部部長
北里大学東病院内科講師
順天堂大学医学部食道・胃外科教授
国立がんセンター研究所病理部室長
東京医科歯科大学、筑波大学医学部名誉教授、
横浜市立みなと赤十字病院
愛知県がんセンター中央病院内視鏡部部長
中村 常哉
-34-
野田
浜田
細川
幕内
松井
三木
光永
村田
門馬
八尾
安野
山口
渡邉
哲生
勉
治
博康
敏幸
一正
篤
洋子
久美子
隆史
正道
茂樹
聡明
財団法人癌研究会癌研究所所長
社会保険中央総合病院内科・消化器内科部長
福井県立病院外科主任医長
東海大学医学部外科教授
福岡大学筑紫病院消化器科教授
東邦大学医学部医学科内科学講座(大森)消化器内科教授
東京女子医科大学附属八千代医療センター助教授
ムラタクリニック院長
東京都立駒込病院内視鏡科部長
九州大学大学院医学研究院形態機能病理学助教授
東京医科歯科大学大学院腫瘍外科講師
静岡県立静岡がんセンター大腸外科部長
帝京大学医学部外科教授
(五十音順)
-35-
-36-
平成 18 年度
上級早期胃癌診断コース(地域別研修:中南米)
研修員リスト
Dr. BADANI LENZ Oscar Wilson
バダニ
レンス
オスカー
Dr. SAMAYOA GONZALEZ Nadhykrishna
ウィルソン
サマヨア
消化器外科
1
ゴンサレス
消化器内科・内視鏡
7
BOLIVIA
ボリビア
GUATEMALA
グアテマラ
Dr. MAIZA RODORIGUEZ Eduardo Enrique
Dr. MILLA ESCOBAR Nicolas Orlando
マイサ ロドリゲス エドワルド エンリク
消化器内科・内視鏡
2
ミジャ
エスコバル
ブレネス
Dr. DIAZ RUIZ Adolfo Jose
マウリシオ
ディアス
消化器外科
3
ルイス
ロウデス
Dr. QUINTERO SAMUDIO Isaac
マリア
キンテロ
消化器内科・内視鏡
4
ホセ
NICARAGUA
ニカラグア
Dr. TRONILO AQUINO Lourdes Maria
アキノ
アドルフォ
消化器外科
9
COSTA RICA
コスタリカ
トロニロ
オルランド
HONDURAS
ホンジュラス
Dr. GONZALEZ BRENES Mauricio
ゴンサレス
ニコラス
放射線
8
CHILE
チリ
サムディオ
イサック
消化器内科・内視鏡
10
DOMINICAN REPUBLIC
ドミニカ共和国
PANAMA
パナマ
Dr. VALDEZ MUNOZ Marisabell
Dr. DE SIMONE PROTO Federico
ヴァルデス
ムニョス
マリサベリ
デ
消化器内科・内視鏡
5
11
シモネ
カランサ
セルジオ
一般外科
フェデリコ
URUGUAY
ウルグアイ
Dr. RALON CARRANZA Sergio Leonel
ラロン
プロト
消化器内科・内視鏡
EL SALVADOR
エルサルバドル
6
ナディクリシュ
Dr. PORTEIRO BLANCO Regina Valeria
レオネル
ポルテイロ
12
GUATEMALA
グアテマラ
ブランコ
レジナ
消化器外科
URUGUAY
ウルグアイ
-37-
ヴァレリア
C.中央診療所
<寄附行為
第 4 条 (4)>
地域住民、近隣事業所勤務者のほか、検診部門、近隣医療機関等からの紹介により、
当診療所にて受診を希望する来院者を対象。
診 療 日:月曜日~土曜日(土曜日は午前中のみ)
診療時間:午前9時~午後4時(午前11時~午後1時を除く)
診療科目:内科、消化器科、放射線科
来院(年間延べ人数) :12,697人
成 人 病 検 査 数 :10,868人
研究のテーマを臨床面から促進するため、職域集団を対象とする集団検診および精
密検査、その後の経過観察に努めた結果、多くの貴重な研究症例や集計データを得る
ことが出来た。
また、急増している大腸癌の早期発見技術を確立するため、引き続き大腸検査の受
診率向上とその検査機能の進歩に努めた。
D.啓発事業
<寄附行為
第 4 条 (5)>
研究成果を社会還元するため、消化器癌に対する正しい認識と早期発見のための定
期検診の重要性を中心として、これからの健康管理に資すべく癌対策の基礎知識なら
びに生活習慣病も含む、幅広い健康管理法について各種の啓発活動を行った。
また、同主旨のもと周辺医師会・病院・企業健康管理室等と連携し、講演会、勉強
会等を通じ読影・診断の技術、また、X線(胃透視)、上部下部内視鏡、超音波など
の施行技術力向上と健康意識向上の啓発活動を行った。
Ⅰ. 教育講演・セミナーの開催(都内各区医師会、企業、地域住民、その他)
(研究成果 教育講演/参照)
Ⅱ. 第31回保健指導者セミナーの開催
胃集検およびその後の精密検査、成人病検診、消化器検査(上部および下
部消化管のX線、内視鏡による精査、各臓器の超音波診断)を受託している
事業所の産業医、保健師、看護師、技師および人事厚生担当者等を対象に開
催した。
開催日: 平成18年11月1日(水)15:00~17:00
場 所: 鉄鋼会館7階704会議室
テーマ:「がん診断 -最近の状況-」
講 師: 国立がんセンター 東病院・院長 吉田 茂昭 先生
出席者: 約50名
-38-
Ⅲ. 機関紙「健康開発りぽーと」35号
発行部数 20,000部
Ⅳ. インターネットによる情報提供サービス
URL http://www.soiken.or.jp
-39-
E.法人運営報告
Ⅰ. 寄附行為に基づく理事会・評議員会の開催
平成18年度 予算理事会・評議員会 平成18年3月30日(木)
平成18年度 決算理事会・評議員会 平成19年5月24日(木)
Ⅱ. 研究用機器の整備
研究対象の底辺拡大と癌検診の高度化と総合化への社会要請の変化に対応
し、質・量共に成果の向上を計るため研究用機材の整備を引き続き行った。
1. 上部消化管研修モデル ERCP
2. 内視鏡光源装置 CLV-U40D
一式
一式
Ⅲ. 資金報告
事業の実施および機器装置、設備等の更新に必要な資金は自己資金の他、
寄附金・賛助会費などの援助を得てまかなった。
-40-
平成18年度
決算概要
公益法人制度改革の法律が公布されました(平成 18 年 6 月 2 日公布 …「一般財団・
財団法人法」「公益法人認定法」「整備法」)。これにより、遅くとも平成 20 年 12
月 1 日までに法律が施行され、暫定的に「特例民法法人」となります。それから移行
期間 5 年の間に公益法人認定法に適合するよう所要の準備を進めていく必要がありま
す。そして、今回の決算の財務諸表は公益法人新会計基準による最初の決算になりま
す。
当財団の学術研究のベースとなるべき臨床研究部門である診療所の運営は、経済状
況が上向きつつあるものの、引き続き厳しいものがありました。
すなわち、診断診療報酬の予算未達額は昨年度の 53,752 千円に引き続き 48,692 千円
となり、決算額は 701 百万円(予算比 93.4%)と厳しい状況で終りました。
原因としては、自己負担割合が増えたための保険収入の減少や競争による契約請負単
価の低下であると考えられますが、本年度も、さらに顕著に影響が出てきていると強
く感じます。しかしながら、この中にあって、寄附金及び賛助会費が予算額 58,500
千円に対して決算額が 71,656 千円と 122.5%(昨年実績比 108.3%)と予算超過達成
して、郵政公社の補助金は残念ながら対象団体の適用にはならなかったものの収支均
衡に資すること大なるものがありました。ことさらながら、ご賛助企業各社及び個人
支援者の格別のお力添えには感謝申し上げます。
一方支出は、この当期収入予算比 42,276 千円の収入未達をカバーするべく、各項
目で支出抑制に努めましたが、材料費 1,188 千円、研修事業費 3,497 千円等、予算を
超えるものもありました。しかし、人件費 6,666 千円、委託費 11,020 千円等支出抑
制に努めた上に、施設の改装、機器購入費などを最低限に抑制し、事業活動費 25,727
千円、投資活動費 78,255 千円の予算減で実施し、収入予算未達での減収をカバーし
ようとしたものの、十分には達成できませんでした。また、来年度以降の設備拡充に
資する目的での施設整備拡充資金を 10,000 千円積み増しました。
そのため今期は、予備費 20,000 千円は使わなかったものの、特定預金には、前掲積立
金のほか、退職給与積立金に必要最低限の 6,663 千円を充てるだけに留め、手元流動
性を高めました。
なお、減価償却を 20,261 千円とったとはいえ、当期正味財産は前期比 2,039 千円
減少させ、期末残高は 583,123 千円となりました。
以上
-41-
-42-
-43-
-44-
-45-
-46-
-47-
-48-
-49-
-50-
-51-
-52-
独立監査人の監査報告書(謄本)
平成19年5月8日
財団法人早期胃癌検診協会
会長 理事
本
野
盛
幸
殿
有楽町公認会計士共同事務所
公認会計士
後
藤
康
文
㊞
私は、財団法人早期胃癌検診協会の平成18年4月1日から平成19年3月31日
までの平成18事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、正味財産増減計算書及
び財産目録、並びに収支計算書(以下「財務諸表等」という。)について監査を行っ
た。この財務諸表等の作成責任は理事者にあり、私の責任は独立の立場から財務諸表
等に対する意見を表明することにある。
私は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行
った。監査の基準は、私に財務諸表等に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な
保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎として行われ、理事者が採用した
会計方針及びその適用方法並びに理事者によって行われた見積りの評価も含め全体
としての財務諸表等の表示を検討することを含んでいる。私は、監査の結果として意
見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
監査の結果、私の意見は次のとおりである。
(1) 財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる公益法人会計の基準
に準拠して、財団法人早期胃癌検診協会の平成18事業年度末日現在の財政状
態及び同事業年度の正味財産増減をすべての重要な点において適正に表示し
ているものと認める。
(2) 収支計算書は、「公益法人会計における内部管理事項について」(平成17年
3月23日公益法人等の指導監督等に関する関係省庁連絡会議幹事会申合せ)
に従って、財団法人早期胃癌検診協会の平成18事業年度の収支の状況をすべ
ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
財団法人早期胃癌検診協会と私との間には、公認会計士法の規定により記載すべき
利害関係はない。
以上
-53-
監 査 報 告 書 (謄本)
平成19年5月22日
財団法人早期胃癌検診協会
会長 理事
本
野
盛
幸
殿
財団法人早期胃癌検診協会
監
事
城
所
監
事
栗
原
仂
重
㊞
泰
㊞
私は、寄附行為第14条の規定により、平成18年4月1日から平成19年3月3
1日までの事業年度における、事業報告書及び収支計算書、正味財産増減計算書、他
貸借対照表ならびに財産目録につき監査しました。
監査の結果、寄附行為に照らし、事業の内容は妥当なものと認められ、また、前記
の財務諸表は、財産の状況を正しく示しているものと認めます。
なお、理事の職務執行に関する不正の行為、又は法令もしくは寄附行為に違反する
事実は認められません。
以上
-54-
平成19年5月24日
財団法人 早期胃癌検診協会
事務局
〒103-8790
東京都中央区日本橋茅場町2丁目6番12号
Tel.03-3668-6801(代表)
Fax.03-3667-1233
URL http://www.soiken.or.jp
E-mail [email protected]
担当:青木
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