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rawlogファイルの最適化
rawlogファイル rawlog ファイルの ファイル の 最適化 対象製品Ver. : 全 Ver. Ver. Performance Angetが収集し記録する性能データは /var/opt/perf/datafiles/log* ファイルに記録されます。 このlog*ファイルを総称してrawlogと読んでいますが、このrawlog対してファイルサイズの最適化を行う方法を以下に示します。 1.Install時の規定値のログファイルサイズを確認します。このサイズは /var/opt/perf/parm ファイル中に “size” で始まる行に記述されています。 設定数値は、MB単位指定です。(最小サイズは1MBです。定義の際、0MBの設定は認められません。) size global=10, application=10, process=20, device=10, transaction=10 2.上記"size"で指定したサイズのログファイルに性能情報を格納することができる期間を確認します。 以下のコマンドを発行すると、これまで動作したMWAが実際に収集した性能情報がどれだけ蓄積されたかの実績を確認することができます。 # /opt/perf/bin/utility -xs ------Total------ --Each Full Day-- -------Dates------Full Type Records MegaBytes Records MegaBytes Start Finish Days Global 9495 3.19 288.3 0.097 10/24/05 to 01/16/06 32.9 Application 44885 5.57 1363.8 0.169 10/24/05 to 01/16/06 32.9 Process 8888 2.24 285.8 0.072 10/24/05 to 01/16/06 31.1 Disk 7209 0.46 388.4 0.025 11/15/05 to 01/16/06 18.6 NETIF 16068 1.29 865.4 0.069 11/15/05 to 01/16/06 18.6 CPU 5356 0.60 288.5 0.032 11/15/05 to 01/16/06 18.6 LVolume 15290 0.49 823.5 0.026 11/15/05 to 01/16/06 18.6 Filesystem 41985 5.21 2261.3 0.280 11/15/05 to 01/16/06 18.6 記出力例の”Full Days"では、Global、Application、Processが各々「約1ヶ月分」、デバイスが「約半月分」となります。 (デバイスは、CPU,DISK,LV,filesystem,NetworkI/Fが同じログファイルに記録されます。) 3.OVPAを停止します(GlancePlusが使用中であるかどうかは意識しなくて結構です。) # /opt/perf/bin/ovpa stop 4./var/opt/perf/parm ファイル中の “size” 行を編集し、ログファイルサイズを変更します。 OVPAのrawlogに記録される性能情報は、サーバ機の持つリソースや実行されているプロセス数などにより、記録される情報量が変動します。 そのため、厳密な容量算定はできませんが、ファイルサイズの指定により、ある程度データ保持期間をコントロールすることができます。 (例) 上記”2.”の出力例をもとに、各情報を1ヶ月間保持するとします。 グローバル、アプリケーション、プロセスについては1ヶ月分蓄積が可能であるため、デバイスについてサイズを調整することになります。 デバイスの場合、10MBのファイルサイズで約18日分の情報を保存しているため 10MB:18日=χ:30日 χ=17 17MB 17 size global=10, application=10, process=20, device= 17, transaction=10 -----> "device=" に算出した 17 を設定。 5.OVPAを起動します。 # /opt/perf/bin/ovpa start 【補足】 OVPAは、仕様上、rawlogに蓄積できる性能情報は記録開始から1年分までとなります。 OVPAの動作としては、以下のようになります。 Case : ログファイルサイズが1年分を記録できるサイズ以下だった場合。 最大サイズに達したときに古いデータが自動的に削除されて、新しいデータを記録できるようにロールバックされます。 Case : ログファイルを大きなサイズに設定した場合。 OVPAは1年分を超える性能情報を蓄積しないため、無駄なファイルとなります。 (設定最大サイズに到達しないため、ロールバックが実施されず、新しいデータが記録されなくなります。) 推奨されるファイルサイズについては、OVPA利用者殿の実績から「ファイルサイズは1ヶ月分~四半期分(3ヶ月分)」程度のサイズを推奨しています。 これは、 ・古いデータの保守(削除)をMWAにより自動的に実施させる。 ・rawlogデータのCSV出力機能やOVPMによるグラフ表示を全データに対して実施した場合、その出力が膨大な量となり利便性が損なわれるのを防止する。 ためです。なお、長期間のデータ比較は、/var/opt/perf/datafiles/log* ファイルを定期的にバックアップし、 そのバックアップデータを参照することにより対応することができます。 【注意】 OVPAの制御コマンドは、Ver.もしくは通信種別により変わります。 Ver. C.03.XX 以前のVer.と、Ver. C.04.XXのDCE/RPC通信の場合 : mwa (Windowsは、mwacmd) Ver. C.04.XX 以降のVer.でHTTP通信の場合 : ovpa (Windowsは、ovpacmd)