Comments
Description
Transcript
欧州から米国経済へ関心が向かいやすい マザーズ指数先物の上場が
Weekly Market Research Report 2016年7月4日号 今週の POINT 国内株式市場 欧州から米国経済へ関心が向かいやすい 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - アドベンチャー【 マザーズ 6030 】ほか テーマ別分析 ビットコインへの関心高まる、ETFへの思惑や4年に1度の半減期近づく 話題のレポート 安定成長が続くネット関連株 スクリーニング分析 好実態のマザーズ銘柄に注目したいタイミング マザーズ指数先物の上場が迫る 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 目次 週刊相場観測誌 Market 1 展望 今週の市場見通し Vol. 174 Weekly 2016 07 04 国内株式市場 マーケット概観 3 新興市場 4 米国株式市場 2 3 マーケットを読む 今週の分析銘柄 為替市場 米ドル/円予想レンジ 6 債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6 今週のポイント 7 日経平均株価 8 FISCO Selection 読者の気になる銘柄 テクニカル妙味銘柄 4 5 カテゴリー考察 5 日本M&Aセンター〈2127〉東証 1 部 9 ABCマート〈2670〉東証 1 部 10 MonotaRO〈3064〉東証 1 部 11 アドベンチャー〈6030〉マザーズ 12 KeePer技研〈6036〉東証 1 部 13 Gunosy〈6047〉マザーズ 14 今仙電機製作所〈7266〉東証 1 部 15 スター精密〈7718〉東証 1 部 16 ダブル・スコープ〈6619〉東証 1 部 17 アダストリア〈2685〉東証 1 部 17 信越化学工業〈4063〉東証 1 部 18 KDDI〈9433〉東証 1 部 18 テーマ別分析 19 スクリーニング分析 20 先週の話題レポート 21 信用需給動向 22 連載コラム 2 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 国内株式市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 欧州から米国経済へ関心が向かいやすい ■週間ベースでは 5 週ぶりの上昇 先週の日経平均は上昇。 週間ベースでは 5 週ぶりの上昇とな イエレン FRB 議長は 5 月の雇用統計については「失望」とし ながらも経済には楽観であった。7 月の利上げ観測は後退して った。英国の欧州連合(EU)離脱を受けた先週末の大幅下落 おり、市場コンセンサスは 12 月にあるかどうか、という状況。 (1286.33 円安)に対する自律反発の買いが先行した。ただし、 それよりも、6 月の雇用統計の内容(予想は、非農業部門雇用 一先ず自律反発をみせたが、内需・ディフェンシブ系への資金 者が+18.0 万人、失業率は 4.8%)が引き続き予想を大きく下 シフトがはっきりみられており、リスク回避的な流れに。その 回るようだと、年内利上げへの見方が大きく後退するだけでは 後、英国の EU 離脱による懸念が一服し、欧州株が全面高とな なく、米国経済の鈍化懸念にもつながる可能性がある。警戒感 ると、ようやくメガバンクやトヨタ自<7203>など主力株も買い が強まる展開も意識しておきたいところである。 戻しとみられる流れをみせた。しかし、トヨタ自など自動車株 やメガバンクの戻りは鈍く、反発をみせるものの連日で陰線形 ■物色は中小型株中心、政策関連なども注目 成など、自律反発の域は脱していない状況。日経平均は一先ず 物色の流れとしては、自律反発の流れは一巡した感があるほ 5 日続伸で 700 円超戻したが、欧州懸念が払拭されたわけでは か、週初は米国市場が独立記念日の祝日で休場となるため資金 なく、積極的に上値を追う流れにはなりづらかった。 流入は細る。週末に向けては雇用統計への警戒等から商いは膨 らみづらいなか、内需・ディフェンシブ系のほか、良好な IPO ■英 EU 離脱は 9 月まで小康状態に 状況など資金回転が利いている中小型株などへ値幅取り狙い 予想外の英国の EU 離脱決定で金融市場は混乱しているが、 の資金が向かいやすいとみておきたい。先週は、遺伝子組み換 離脱交渉が 9 月以降に先送りされることが固まった。EU 首脳 え技術よりもはるかに正確に生物の遺伝子を組み換えること 会議で合意が伝えられるなか、 一先ず 9 月までは小康状態に入 ができるゲノム編集と呼ばれる技術において、免疫不全のサル りそうだ。また、英スコットランド行政府のスタージョン首相 作製に成功したと伝えられていた。そーせい<4565>などの動向 は、スコットランドは残留する意向を明らかにした。欧州の不 次第の面はあるが、 バイオ関連には資金が向かいやすい。 また、 透明感は長期化することになろうが、金融市場の混乱は落ち着 ブロックチェーン推進協会(BCCC)は、日本国内のブロックチ きをみせ、しばらくは小康状態とみておきたい。 ェーンを活用するエンジニアや、ブロックチェーン導入を検討 ただし、楽観は出来ないであろう。先週、米連邦準備理事会 する金融機関や企業担当者への教育カリキュラムとして、 「ブ (FRB)が、ストレステストの一環として実施した包括的資本 ロックチェーン大学校」を開校する。フィンテック、AI(人工 分析(CCAR)の結果を発表。ドイツ銀行が不合格となった。ま 知能) 、IoT などへの関心も高まりやすい。また、ソフトバン た、国際通貨基金(IMF)は金融システムへの潜在的なリスク ク、NTT ドコモがそれぞれ自動運転技術の実証実験に乗り出す が最も大きいのはドイツ銀行だとする報告をまとめている。ド なか、自動運転には、現在の高速通信「LTE」より速度が 100 イツ銀行といえば対中投資の不良債権化が警戒されているが、 倍で遅延も 10 分の 1 という第 5 世代移動通信方式(5G)の活 先週発表された中国6月財新製造業PMIは予想より悪化するな 用が不可欠であり、5G 関連なども注視しておきたいところ。 か、市場関係者の不安は高まる。 さらに、週末には参院選の投開票を控えるなか、アベノミクス 「信認」を意識した政策期待への物色もみられよう。 ■米国経済への関心高まる その他、経済指標では 6 日に米 FOMC 議事録、6 月の米 ISM もっとも、今週は市場の関心が欧州から米国に移りそうであ 非製造業景況指数、7 日に日銀が全国支店長会議を開き、7 月 る。今週は米雇用統計が予定されているが、5 月の非農業部門 の地域経済報告(さくらリポート)を公表するほか、米国では 雇用者数は前月比でわずか 38000 人の増加と、2010 年 9 月以 雇用統計の前哨戦となる 6 月の ADP 雇用統計が予定されてい 来の低調な伸びにとどまった。6 月の雇用統計の結果が利上げ る。 時期への思惑等に大きく左右する可能性があり、 市場の関心が 集まりやすい。 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 新興市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の市場見通し 国内株式市場 新興市場 中小型株の循環物色の流れが続く、LINE は 8 日まで BB 期間 ■短期物色中心だが資金回転が利いている マザーズ指数 今週の新興市場では、中小型株の循環物色の流れが続くこ とが想定される。前週のマザーズ指数は強い上昇を見せたと はいえ、個別株を見ると値動きが荒く、短期資金主導である ことが窺える。25日線の位置する1050pt近辺がいったんの戻 りメドとして意識される可能性もある。ただ、足元では個人 投資家の資金回転が利いているうえ、米雇用統計の発表を控 えて主力大型株がこう着感を強めれば、物色は引き続き中小 型株に向かいやすいだろう。 今 週 は 7 月 5 日 に フ ロ イ ン ト 産 業 <6312> 、 7 日 に SHIFT<3697>、8日にドーン<2303>、ブロッコリー<2706>、シ リコンスタジオ<3907>、レイ<4317>などが決算発表を予定し ている。ドーンは前期業績の上方修正を発表済みで、今期見 通しが注目される。また、SHIFTの業績は上期まで計画上振 れで推移していたことから、第3四半期決算にも期待する向 きがあるようだ。フロイント産業は直近で一部証券会社の新 規高評価が観測されている。 フロイント産業<6312> ■LINE仮条件は強気の設定、JR九州は10月上場へ IPO関連では、注目されるLINE<3938>の仮条件が6月28日に 決定し、29日から7月8日までブックビルディング(BB)期間 となっている。仮条件決定は予定より1日遅れたが、仮条件 は2700円~3200円と目論見書の想定発行価格2800円に対し 比較的強気の設定となった。なお、JR九州は10月中旬の上場 を目指し東証に本申請したと伝わっている。 円 SHIFT<3697> 円 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 米国株式市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の市場見通し 米国株式市場 雇用統計など主要経済指標に注目 家の関心は企業業績に移ることが予想される。 ■先週の動き 今週は 6 日に FOMC 議事録が公表される。6 月の FOMC では賛 週初は英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けた欧州経済の 成多数で政策金利が据え置かれたほか、今後数年間の利上げ 先行き不透明感が嫌気され、欧州株が全面安、米国株にも売 見通しが引き下げられた。また、イエレン議長は英国が欧州 りが先行。投資家心理の悪化から欧州で事業を展開する金 連合(EU)を離脱した場合には米国の経済見通しにも影響を 融、自動車、航空関連銘柄などが大きく下落した。週半ばに 及ぼすとの見解を示しており、中長期的な米国経済への影響 入り、英国の EU 離脱による懸念が一服し、原油相場が上昇 についてどのような議論が行われたのかに注目が集まりそ したほか、1-3 月期 GDP 確定値が改定値から上方修正され、6 うだ。但し FOMC は英国の国民投票前であったことから、FOMC 月消費者信頼感指数が昨年 10 月以来の高水準となったこと メンバーの判断をはかるには今しばらく時間を要するだろ が好感され、反発に転じた。週末にかけてアジア・欧州株が う。 続伸したほか、欧州中央銀行(ECB)が債券購入の条件緩和を 経済指標は、5 月製造業受注指数(5 日) 、5 月貿易収支(6 検討していることが報じられ、上げ幅を拡大した。堅調な 6 日) 、6 月 ISM 非製造業景況指数(6 日) 、6 月 ADP 雇用報告(7 月のシカゴ購買部協会景気指数や ISM 製造業景況指数、新車 日) 、6 月雇用統計(8 日)などの発表が控えている。先週発 販売台数も相場を押し上げた。結局、週を通じて主要株価は 表された 1-3 月期 GDP 確定値が上方修正されたものの、今週 上昇。 の各種指標で引き続き景気改善を確認できるかが焦点とな るだろう。 雇用統計では、失業率は前月比ほぼ横ばいの 4.8%、 非農業部門雇用者数は前月から18 万人増が予想されている。 ■今週の見通し 7 月 4 日(月)は独立記念日の祝日で米国株式市場は休場 今週、主要企業決算は殆ど予定されていないが、4-6 月期 となる。英国の EU 離脱決定直後は金融市場に混乱がみられ が終了したことで、7 月中旬から本格化する決算発表を前に、 たものの、先週末までに株価は概ね元の水準まで回復しつつ 業績修正の発表が飛び出し易い時期となることには注意が ある。英国と EU 加盟国との交渉開始が少なくとも 9 月以降 必要だ。また、今週は航空大手のデルタ・エアラインズによ に先延ばしになると報じられ、足元の懸念が後退したことが る 6 月財務実績(2 日)や会員制卸売のコストコ・ホールセ 一因だ。また、英国の国民投票の結果を受けて、年内の利上 ールによる 6 月既存店売上高(6 日)など月次統計の発表が げ観測は大きく後退した。引き続き、欧州経済への警戒は必 幾つか予定されている。 要となるが、来週から本格化する決算シーズンを控えて投資 5 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 為替/債権市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の為替/債券市場見通し 為替/債券市場 為替市場 米ドル・円 予想レンジ 今週は英国の欧州連合(EU)離脱を受けて世界経済の先行き に不透明感が強くなっていることから、リスク選好的な取引は 減少する見込み。市場関係者の関心は日米の金融政策に移って いる。英国の EU 離脱やその後の市場の混乱を受け、米連邦準 備制度理事会(FRB)は今月 26-27 日開催の連邦公開市場委員 会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が広がっている。 6 月 21 日と 22 日に行われた議会証言で、イエレン FRB 議長 は「金利引き上げを慎重に進める」との見解を表明したが、米 国経済については「経済は今後も成長を続けると予想される。 消費支出や経済の伸びは力強く回復している」と楽観的な見通 しを示していた。イエレン FRB 議長の見解を好感して、英国の EU 離脱の混乱のなかでも米国株は持ち直し、ドルは下げ渋っ た。米国株が底堅い動きを見せた場合、ドルの下値をサポート する要因となりそうだ。 ただ、6 日発表の FOMC 議事録に利上げ継続に消極的な意見 が多く含まれていた場合、ドル売りに振れる可能性がある。そ の場合、心理的な節目である 100 円を一時的に割り込む可能性 があることを想定しておきたい。なお、8 日に発表される 6 月 債券市場 99.50 104.50 円 【連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表】 (6 日公表予定) FRB が利上げ見送りを決定した 6 月 14-15 日開催の FOMC 議 事録。 タカ派寄りとみられていたセントルイス連銀総裁が FOMC 直後の講演でハト派的な見解を示していることから、追加利上 げには消極的な意見が相次いだ可能性がある。年内の利上げ実 施が予見される内容だった場合、ドル買い材料になる。 【米 6 月雇用統計】 (8 日発表予定) 6 月雇用統計では、失業率は 4.7%から 4.8%に悪化する可 能性があるが、非農業部門雇用者数は 5 月の前月比+3.8 万人 から 6 月は+18 万人となる見込み。また、平均時給は前月比 +0.2%の見通し。 7 月の利上げ見送りは織り込まれているため、 6 月の雇用統計が市場予想を多少上回る内容でもドル買い材料 にはなりにくい。 長期国債利回り予想レンジ ■今週の見通し 今週は、5 日に行われる 10 年国債入札の結果と米長期金利 の動向を見極める展開となる。10 年債利回りは過去最低水準 まで低下したが、日本銀行による 7 月追加緩和への期待が持続 していることから、プライマリー段階での需要が大きく落ち込 ~ 米雇用統計は、7 月の利上げ見送りが織り込まれていることか ら、市場予想に近い数字であれば為替相場に大きな影響を与え ないとみられている。 債券先物予想レンジ ■先週の動き 欧州連合(EU)から英国が離脱を決めたことを意識したリス ク回避的な債券買いは週前半で一服したが、日本銀行による 7 月追加緩和への期待が一層高まったことから、長期債などの需 要は後退しなかった。英中央銀行と欧州中央銀行(ECB)が金 融緩和を検討していることや、米利上げ休止の思惑が広がった ことも債券相場の上昇を促した。 円 152.80 円 ~ 153.60 円 -0.26 % ~ -0.19 % むことはないとみられる。 ただし、超長期債利回りの過剰な低下に対して国内投資家は 警戒感を強めている。主要中央銀行による金融安定化に向けた 取り組みによって、米国を含めて世界各国の債券利回り水準は 一段と低下した。ただし、利回り水準の過剰な低下に対する投 資家の懸念はさらに高まっており、商品相場や株式の大幅な上 昇が米国利回りの急激な上昇につながるリスクは除去されて いないとみられる。 債券先物 9 月限は 153 円前後で推移か。主要国の金融緩和策 への期待が債券先物相場に対する支援材料となっているが、株 式・商品相場が底堅い動きを続けた場合、債券先物は 153 円 50 銭近辺で伸び悩む可能性がある。 6 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のポイント 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 マーケットを読む 今週のポイント 円高メリット銘柄など内需株優位の相場展開が継続へ 先週の日経平均は連日で上昇、リバウンドを試す展開になっ た。英国の EU 離脱ショックを受けて前週末の欧米市場は大幅 下落となったものの、想定ほどの下げにはならず、週初から買 い戻し先行でのスタートとなった。当初は内需ディフェンシブに 偏った物色となったものの、次第に欧米市場の株価も下げ止ま るとともに、金融関連株や輸出関連株にもリバウンドの流れが波 及していった。ただ、米国の利上げペース鈍化観測の強まりか ら為替市場では円の高止まり状態が継続、英国や米国と比較し て日本株の戻りの鈍さは目立つ格好に。 週前半に戻りをけん引したディフェンシブセクターが業種別上 昇率の上位を独占、一方で、輸出関連や資源関連、金融関連株 などは週初の下落分を埋め切れなかった。個別では、竹内製、 マツダ、DMG 森精機など欧州関連で下落率上位となったもの が目立つ。住江織物や三陽商会は業績動向が嫌気され、ダブ ルスコープは中国企業との競争激化が警戒されることに。出光 興産の創業者の反対で経営統合の先行きに警戒感が強まった 昭和シェルも大きく売られた。J フロントも決算が嫌気され、アダ ストリアは好決算発表も出尽し感が優勢に。半面、中期計画が好 感され V テクが人気継続となり、しまむらや DCM、ニトリなどは 決算が好感される。ヤマト HD や三菱重工はアナリストの格上げ が材料視される。新規上場したコメダHDは公開価格割れのスタ ートになったが、その後は堅調推移となっている。 今週の東京市場はリバウンドの一巡感が強まる公算、週末の 米雇用統計を控えて様子見ムードが広がっていくと見られる。 英国株や米国株は BREXIT 以前の水準に回復しており、世界的 に過度な反応の揺り戻しは一巡したと考える。また、円の高止ま りに変化は見られないことで、日本株の出遅れ感は修正されに くい状況が続こう。為替相場の行方を左右する米国の雇用統計 待ちといった流れになっていきそうだ。 ほか、本格化する小売企業の決算発表なども焦点となりそう だ。5日にはアスクル、6日にはABCマート、イオン、7日にはセ ブンアイ、ファミマ、8 日にはオンワード、吉野家 HD などが決算 発表を予定している。ほか、キユーピー、OSG、久光製薬などの 決算も予定されている。比較的、これまでのところ決算内容は明 暗が分かれるものとなっている。なお、小売業界は月次の動向 なども注目点となっていきそうだ。 来週にはアルコアが決算発表予定など、早くも 4-6 月期の決 算シーズンが接近しつつある。こうしたタイミングでは、引き続 き、円高の影響が警戒される輸出関連よりも内需系銘柄が選好 されやすいと考えられる。とりわけ、先週には好決算発表のニト リ HD に対してアナリスト評価が一斉に高まっており、円高メリット 銘柄への物色が本格化する余地があろう。また、マザーズ指数 先物の上場接近で、一部銘柄には機関投資家の資金流入など を期待する動きが強まる余地も。 先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く) 上昇率 上位銘柄 コード 銘柄 下 落率上位銘柄 終値(円) 騰 落 率 ( %) コード 銘柄 業種 別騰落率 終値(円) 騰 落 率 ( %) 上位セクター 騰 落 率 ( %) 4779 ソフトブレー ン 428.0 128.88 6619 ダブル・ス コープ 2,141.0 -17.18 医薬品 8.61 7608 エスケイジャ パン 319.0 55.61 6432 竹内製作所 1,334.0 -14.43 陸運業 8.02 6298 ワイエイシイ 1,331.0 41.30 7261 マツダ 1,348.5 -13.89 情報・通信業 7.71 3903 gumi 1,007.0 35.90 3501 住江織物 190.0 -13.24 建設業 7.54 7525 リックス 1,817.0 32.24 5002 昭和シェル 石油 936.0 -11.95 電力・ガス業 7.10 3852 サイバーコム 907.0 28.29 5445 東京鐵鋼 363.0 -11.68 食料品 7.05 6070 キャリアリン ク 894.0 26.99 7238 曙ブレーキ 工業 196.0 -10.91 サービス業 2429 ワールド HD 1,782.0 26.83 4004 昭和電工 940.0 -10.48 3844 コムチュア 3,735.0 26.10 7272 ヤマハ発動 機 1,511.0 -9.36 輸送用機器 -1.52 9790 福井コンピュ ータ HD 2,279.0 26.05 7951 ヤマハ 2,698.0 -8.60 証券業 -1.39 6093 エスクロー・ エージェント 2,000.0 25.08 9418 U-NEX T 760.0 -7.88 石油・石炭製品 -1.29 2462 ジェイコム HD 2,335.0 24.53 8011 三陽商会 189.0 -7.80 鉱業 -0.56 3385 薬王堂 5,010.0 23.70 6464 ツバキ・ナ カシマ 1,146.0 -7.66 銀行業 -0.44 4109 ステラ ケミ ファ 3,450.0 23.17 6141 DMG森精 機 986.0 -7.59 海運業 0.89 4047 関東電化工業 1,039.0 22.81 7915 日本写真印 刷 1,883.0 -7.47 非鉄金属 0.93 6.76 下位セクター 7 騰 落 率 ( %) 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 テクニカル分析 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 マーケットを読む 日経平均株価 短期的なリバウンドは一巡か、為替水準を注視 ■英 EU 離脱に伴うパニックは収束へ 前週の日経平均株価は週間ベースで 730.46 円上昇した。英国 の欧州連合(EU)離脱に伴うパニック的な株売り、円買いは収 束。英中銀や ECB など金融当局による政策発動への期待感など を支えに、先物市場では買戻し優勢の地合いとなった。円高推 移への警戒感は残っているが、英 FTSE100 指数が年初来高値を 更新したほか、NY ダウは 18000 ドルを回復する場面も見られる など欧米株は堅調。日経平均は 5 連騰となった。 東証一部の売買代金は、週初から 2 兆円台に乗せていたが、 週末は 1.7 兆円まで減少。英 EU 離脱に伴う短期的なショックは 一巡したものの、中長期的な影響を見極めたいとするムードが 強まり、買戻し主体の相場展開に。新規の買いポジションを構 築するような積極的な動きは観測されなかった。ドル・円が 102 円台で推移していることから、TOPIX コア 30 銘柄では、JR 東日 本などディフェンシブ銘柄は強含んだが、トヨタ、キヤノンな ど輸出関連銘柄の戻りは鈍い。 日足チャートでは、6 月 24 日の取引時間中の年初来安値 14864.01 円をボトムとしたリバウンドが見られる。5 日移動平 均線をクリアしていることから、切り下がる 25 日移動平均線を 意識した格好となっている。商いが伴っていないことからそこ までの反発は難しそうだが、 パラボリックでは、 SAR値が15690.4 円まで低下したことで、週明けの動向次第では「途転」の可能 性はある。単純な売買サインのためパラボリックだけで判断す ることはできないが、買いサインが点灯するかどうかは見極め たいところ。 ただ、週足チャートでは、引続き 13 週、26 週移動平均線が上 値抵抗ラインとして意識されておりトレンドは弱いまま。そし て、月足チャートでは、13 年 1 月以降、12 ヶ月移動平均線が 24 ヶ月移動平均線を上回っていたが、 6 月の段階で明確に下抜けて いる。昨年 6 月の高値 20952.71 円を起点とした調整局面が今後 強まる可能性もある。中期的だけではなく長期的にもトレンド は悪化したと言えよう。 先週末の円建て CME 先物は日中比 110 円安の 15560 円。為替 市場では、ドル・円は 102 円 50 銭台とやや円高に振れている。 米金利引き上げ観測が後退していることなどから、米国債券利 回りは過去最低を更新。円安への転換が期待しにくいことで日 経平均の上値は重くなろう。15200 円から 15800 円を想定する。 一目均衡表(日経平均) ■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲) 円 8 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週の分析銘柄 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の分析銘柄 -1- 日本M&Aセンター〈2127〉東証 1 部 攻めの M&A 活発化で事業環境は良好 ■新規事業進出や規模拡大を目的としたM&Aが増加 M&A 仲介、企業再生・再編支援、MBO 支援などを手掛ける。 中小企業の M&A 仲介実績トップ。後継者がいない企業の身売り といった印象があった中小企業の M&A に対して、様相が変わ ってきたとみられている。新規事業進出や規模拡大を目的とした 攻めの M&A が目立ってきている。足元の業績は 2 ケタ増収増益 基調が続いているが、次世代の成長事業とみられているフィンテ ック、ブロックチェーンなどに関しても M&A が活発化してくるとみ られており、事業環境は良好とみられる。 ■最高値更新からの一段高を想定 株価は 6 月7 日に最高値7130 円(分割考慮)を更新した後は、 25 日線に上値を抑えられる格好での調整が続いていた。しか し、先週末の大幅上昇によって抵抗線を一気に突破してきてい る。一目均衡表ではいったん雲を下放れたが、その後は雲上限 売買単位 100 株 7/1 終値 6870 円 目標株価 8190 円 業種 サービス の攻防から雲を上放れてきている。遅行スパンは実線を突破し、 上方転換シグナルを発生させてきている。信用倍率は 1 倍台と 取り組み妙味もあり、高値更新からの一段高が意識されてくる。 目標株価は直近の下げをリプレイスした 8190 円とする。 ★リスク要因 同業のストライクへの資金シフト。 2127:日足 75 日線を支持線に変え、上値抵抗の 25 日線を突破。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 7,214 20.1% 3,405 3,437 21.3% 2,074 155.60 2014/3連 10,547 46.2% 5,448 5,496 59.9% 3,344 250.89 2015/3連 12,227 15.9% 6,098 6,310 14.8% 3,950 98.78 2016/3連 14,778 20.9% 7,002 7,116 12.8% 4,840 121.04 2017/3連予 16,880 14.2% 8,000 8,000 12.4% 5,430 135.70 9 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の分析銘柄 -2- ABC マート〈2670〉東証 1 部 円高メリット銘柄として見直す動きに ■月次動向では単価が前年同期比で上伸 英 EU 離脱に伴うパニック的な売りは一巡し欧米株は堅調推移 だが、為替市場では引続き円高加速を警戒する声は多い。早期 の米金利引き上げ観測が後退していることで、積極的なドル買い は入りにくくなっている。このような地合いでは、円高メリット銘柄 に引続き関心が向かうと想定、同社に注目したい。先週末に、 3-5月期営業利益が前年同期比5%増の140億円程度となったと 報じられている。女性向け高価格帯のスニーカーが好調で最高 益となったようだ。昨年まで同社の業績をけん引していたインバ ウンド需要は伸びが一服したようだが、ランニングブームが追い 風となり 3-5 月期の月次動向では、客数減少も単価が前年同期 比を上回り、売上高は増加している。6 日に決算発表が予定され ている。観測通りの内容だったとしても堅調な決算内容が確認で きた際には、見直す動きが強まると想定する。 売買単位 100 株 7/1 終値 6960 円 目標株価 7490 円 業種 小売 ■75日移動平均線の突破を試す格好に 足元の株価は 7000 円レベルでのもみ合いとなっているが、75 日移動平均線をクリアすると、4 月 21 日の年初来高値 7490 円を 意識した上昇も期待できよう。この水準をターゲットとする。 ★リスク要因 為替介入などで円安に振れた際。 2670:日足 25 日移動平均線突破後は、75 日移 動平均線突破を試す展開に。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/2連 159,418 13.3% 30,375 30,747 8.3% 17,297 229.73 2014/2連 188,045 18.0% 34,126 34,814 13.2% 19,989 265.48 2015/2連 213,584 13.6% 39,651 40,405 16.1% 24,373 323.71 2016/2連 238,154 11.5% 41,514 42,196 4.4% 26,130 331.17 2017/2連予 243,000 2.0% 42,700 43,650 3.4% 28,490 345.20 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の分析銘柄 -3- MonotaRO〈3064〉東証 1 部 国土強靭化、社会資本整備といった経済対策に期待 ■参院選迎え政策関連として 建設業・製造業・整備業向け間接資材のネット通販最大手。参 院選(7 月10日投開票)が近づくなか、大胆な経済政策への期待 が改めて高まることになり、関連銘柄の一角として注目する。ア ベノミクス「信任」となれば、国土強靭化、社会資本整備といった 経済対策への期待が高まりやすいだろう。工業用間接資材の通 信販売最大手の同社にも追い風になるとみられる。 ■雲上限突破を意識したトレンド形成 その他、新TVCM「建設業篇」と「製造業篇2」を 7 月2 日から全 国で放送開始した。同社CMはこれまで人気CM動画ランキング や CM 好感度に選出されるなど好評であり、認知度向上等も期 待される。株価は外資系証券による格下げの影響もあって、6 月 10 日高値4025 円をピークに調整が続いていたが、足元でリバウ 売買単位 100 株 7/1 終値 3470 円 目標株価 4025 円 業種 小売 ンド基調を見せてきている。一目均衡表の雲下限が支持線として 意識されてきており、雲上限突破を意識したトレンド形成に期 待。6 月高値 4025 円を目標とする。 ★リスク要因 雲上限レベルでの戻り売り圧力。 3064:日足 75 日線での攻防が続くが、200 日線 が支持線として機能し、煮詰まる。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/12連 28,742 29.2% 2,925 2,941 43.8% 1,689 56.40 2013/12連 34,556 20.2% 3,885 3,901 32.6% 2,289 37.71 2014/12連 44,937 30.0% 4,323 4,351 11.5% 2,544 41.59 2015/12連 57,563 28.1% 7,087 7,120 63.6% 4,439 36.04 2016/12連予 71,076 23.5% 9,300 9,295 30.5% 6,051 48.96 11 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の分析銘柄 -4- アドベンチャー〈6030〉マザーズ 夏休みシーズン控えて円高メリット株として注目 ■格安航空券サイトは円高・デフレに強いと想定 オンライン旅行会社(OTA)。格安航空券予約サイトなどを手掛 ける。英 EU 離脱問題による先行き不透明感が拭い切れないな か、同問題を機に日本がデフレ経済に逆戻りしたとの指摘も散見 される。こうした環境では、業績堅調な内需株のなかでも、デフ レ対応銘柄が引き続き物色を集めると想定。同社は先月 28 日、 世界の主要格安航空会社(LCC)64 社の取り扱いを開始したと発 表している。7 月に入り本格的な夏休みシーズンを控え、円高や デフレ経済のメリットを享受しうる銘柄として注目したい。 売買単位 100 株 7/1 終値 7190 円 目標株価 8000 円 業種 サービス 業利益が同 59%増の 2.51 億円と堅調な業績拡大が予想されて いる。今17年6月期についても、足元の円高傾向・デフレ傾向が さらなる業績拡大に向けた期待感を高めよう。株価は週足チャー トで 2 週連続となる長い陽線をつけており、今週も同様の株価推 移を想定。目先の目標株価として節目の 8000 円に設定する。 ■類似銘柄のしっかりした株価推移も刺激材料に 類似事業を手掛けるエボラブルアジア<6191>が直近 IPO 銘柄 として足元でしっかりした株価推移であることも刺激材料となるだ ろう。2016 年 6 月期の会社着地予想は発表されていないが、市 場コンセンサスでは売上高が前期比約 33%増の 20.10 億円、営 ★リスク要因 大型株中心の相場展開。 6030:日足 足元で激しい値動きも、5日線と25日 線がサポートラインとして意識される。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/6単 204 -6.0% - -6 - -18 - 2013/6連 635 - -1 -8 - 10 20560.00 2014/6連 893 40.6% 30 25 - 21 4656.00 2015/6連 1,510 69.1% 158 148 492.0% 110 53.76 2016/6連予 - - - - - 12 - 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の分析銘柄 -5- KeePer技研〈6036〉東証 1 部 カーシェアリングが新たな成長市場に ■法人によるカーコーティング需要増に期待 カーコーティングやケミカル製品などを開発・販売。足元では 国内における自動車販売台数の大きな伸びが期待できないな か、『カーシェアリング』という新たな市場での成長が期待され る。15年のカーシェアリング車両ステーション数は前年比25%増 の 9451 ヶ所、車両台数は同33%増の 16418 台(公益財団法人交 通エコロジー・モビリティ財団調べ)となっている。エコ意識の高ま りや、若者世代の車離れによる所有意欲低下などを背景としてカ ーシェアリング市場は急速に拡大。個人主体から、今後は法人 によるカーコーティング需要が増加してくる可能性が高い。 売買単位 100 株 7/1 終値 1555 円 目標株価 1700 円 業種 サービス 順調な拡大を背景に、17 年6 月期の業績成長への期待値も高ま っていこう。株価は 16 日につけた年初来安値から、足元でやや リバウンドをみせており、25 日線水準で煮詰まり感が台頭。週間 形状での 26 週線を通過点とし、13 週線が位置する 1700 円処を 目標株価とする。 ■好調な月次で業績予想到達 1 日に開示した 6 月のキーパーLABO 運営事業の月次動向で は、全店売上高は 21%増と好調に推移。また既存店売上高でも 前年同月比 14%増と大幅に前年を上回っている。小売り部門の ★リスク要因 戻り待ちの売り圧力。 6036:日足 25 日線レベルで煮詰まり感が台頭。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 2012/6単 3,625 21.3% 2013/6単 4,439 22.5% 2014/6単 5,229 2015/6単 2016/6単予 営業利益 経常利益 - 前期比 当期利益 1株益(円) 190 81.0% 26 9062.03 329 304 60.0% 175 59445.62 17.8% 450 451 48.4% 262 85016.56 5,792 10.8% 647 624 38.4% 357 126.79 6,565 13.3% 823 820 31.4% 506 73.15 13 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の分析銘柄 -6- Gunosy〈6047〉マザーズ KDDI との提携効果で今期業績見通しへの期待高まる ■14日に通期決算発表の予定 スマートフォン向け情報キュレーションアプリ「Gunosy(グノシ ー)」を開発・運営する。インターネット上に存在する膨大な量の 情報のなかから、ユーザーの興味・関心に合わせてパーソナラ イズ化された情報を配信しており、国内累計ダウンロード(DL)数 は今年 2 月末時点で 1302 万 DL と順調に伸長している。7 月 14 日には 16 年 5 月期の通期決算発表が予定されている。6 月 30 日に前期業績の上方修正を発表済みだが、一部で今期業績見 通しに対する期待が高まっている。 売買単位 100 株 7/1 終値 868 円 目標株価 1000 円 業種 サービス ている。前述した前期業績の上方修正で既存事業も市場の想定 以上に好調と確認された格好で、類似メディアとの競争に対する 懸念などが重しとなっていた株価も業績期待を織り込んでいくと みる。当面の目標株価は節目の 1000 円に設定する。 ■KDDIと新ニュースアプリをリリース予定 同社は KDDI<9433>との業務提携により今夏に新ニュースアプ リをリリースする予定で、このアプリは au 端末にプリインストール されるもよう。一部証券会社はこの提携による収益期待から、同 社に最上位レーティングを付与し、目標株価を 1200 円に設定し ★リスク要因 通期決算発表時の今期予想非開示など。 6047:日足 前期業績の上方修正を受けて急伸し 25 日線を上抜け。但し戻り待ちの売り 圧力の強さも窺える。 (百万円) 会計期 売上高 - 前期比 - 営業利益 - 経常利益 - 前期比 - 当期利益 - 1株益(円) - - 2013/5単 0 - -44 -45 - -45 - 2014/5単 359 - -1,358 -1,365 - -1,393 - 2015/5単 3,165 781.6% 190 153 - 136 7.31 2016/5連予 4,599 - 562 566 - 605 27.76 14 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の分析銘柄 -7- 今仙電機製作所〈7266〉東証 1 部 安全運転分野への取り組みなども評価で水準訂正を期待 ■居眠り運転警告システムを開発 ホンダ向け主力の自動車部品メーカー、シートなどに強み。直 近の報道では、運転手の居眠りを発見し警告するシステムを開 発したと伝わっている。まず、カメラで運転手の目や鼻の位置・ 角度を認識、画像解析して居眠りやよそ見を発見する。そして、 シートを振動させて運転手に警告するシステムとなっている。近 年では、夜行バスの居眠り運転などの事故が目立っており、夏の 行楽シーズンを控え、こうした安全支援システムへの関心は高ま りやすいと考えられる。会社側では 2018 年度中の商用化を目指 しているもよう。シート設計のノウハウを生かしたシステムとなっ ており、今後の市場拡大が想定される自動運転や安全運転の分 野に、自社の強みを生かす取り組みは積極的に評価できよう。 売買単位 100 株 7/1 終値 855 円 目標株価 1000 円 業種 輸送用機器 ート機器などを手掛け、ロボット関連・介護関連としての側面など も強い。今期も減収減益見通しだが、燃費データ改ざん問題を 背景とした三菱自動車向けの減少が背景であり、0.3 倍台の PBR 水準まで売り込まれる必要性は乏しいと見られる。心理的な節目 の 1000 円レベルまでの上昇を見込む。 ■PBRは0.3倍台と割安 グループ会社の今仙技術研究所では歩行支援機や介護サポ ★リスク要因 流動性リスクjは残る。 7266:日足 上値抵抗線となっている 25 日線レベ ルの突破の有無がポイントに。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 86,123 9.3% 2,810 3,609 34.1% 1,761 99.92 2014/3連 110,265 28.0% 4,658 6,104 69.1% 4,680 264.87 2015/3連 111,998 1.6% 3,298 4,024 -34.1% 927 47.75 2016/3連 120,100 7.2% 3,202 2,747 -31.7% 883 43.09 2017/3連予 107,000 -10.9% 3,000 2,900 5.6% 1,700 82.93 15 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 今週の分析銘柄 -8- スター精密〈7718〉東証 1 部 決算発表通過でアク抜け、リバウンドを期待 ■減益決算発表でアク抜け感も 6 月 30 日に第 1 四半期の決算を発表している。営業利益は 8 億円で前年同期比 33%の減益決算となったものの、会社側の想 定は 5 億円弱の水準であり、想定以上の進捗と捉えられる。上半 期計画は 15.7 億円で同45%減益であり、超過達成の可能性もあ ると考えられよう。為替レートは若干楽観的であるため、通期業 績の下振れ懸念までは完全に拭えないだろうが、過度な下振れ 懸念の後退によって、短期的なアク抜けにつながっていく可能 性はありそうだ。円高の影響、工作機械の受注低迷の影響が響 いた格好だが、注目度の高い mPOS 関連プリンタの好スタート確 認などは評価できよう。 売買単位 100 株 7/1 終値 1080 円 目標株価 1180 円 業種 電気機器 考えられる。また、積極的な株主還元方針を背景とする配当利回 りの高さなども株価の下支えとなろう。現在の配当利回りは 4.4% の水準にある。ちなみに、PBR も 1 倍を割り込んでいる。25 日線 レベルの 1180 円を目標株価とする。 ■株価水準には割安感強い 欧州関連銘柄としての位置づけが高いため、英国のEU離脱シ ョックで急落したが、足元でのユーロの下げ止まりは支援材料と ★リスク要因 再度の円高ユーロ安進行。 7718:日足 25 日線に抑えられて急落も、下げ止 まりの方向に。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/2連 37,858 -9.1% 1,579 2,254 -44.0% 2,299 54.66 2014/2連 43,481 14.9% 2,606 3,219 42.8% 1,143 27.17 2015/2連 50,957 17.2% 5,476 6,150 91.1% 4,695 111.36 2016/2連 54,457 6.9% 5,735 5,206 -15.3% 3,720 87.98 2017/2連予 48,800 -10.4% 4,500 4,700 -9.7% 4,200 105.46 16 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 読者の気になる 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 読者の気になる銘柄 ダブル・スコープ 東証 1 部〈6619〉/200 日線レベルでいったん下げ止まり 先週は 17.2%の下落となり、東証 1 部の下落率トップとなっている。野 村證券では、 リチウムイオン電池材料 業界に関する中国出張レポートをリ リースしているが、これを受け、中国 企業との競争激化懸念などが連想さ れたものとみられる。 これまで中国企 業による生産が難しいとされてきた 湿式セパレータに関して、 Sinomatech が中国電池メーカー向けに販売を開 始していることが確認されたとして おり、 今後の中国企業の能力増強に伴 い、17 年度にはセパレータの採算が 悪化する可能性に留意とも。 公募増資の実施後であったこと も、 より需給を悪化させた背景とみら れる。ひとまず、200 日移動平均線で は下げ止まる形になり、 目先は処分売 りにも一巡感が見込まれる。ただ、株 価水準の割安感は乏しく、 成長鈍化懸 念払拭までは本格的な反発期待も高 めにくい。戻りは限定的となろう。 円 (株) アダストリア 東証 1 部〈2685〉/出尽し感先行も押し目買いは強まりやすい 先週末は急落。30 日に第 1 四半期 の決算を発表しており、営業利益は 52.2 億円で前年同期比 9.8%増益と なった。上半期は微減益予想であり、 順調な進捗と捉えられるところ。た だ、順調な既存店売上動向などから、 足元で株価が高値を更新するなど、好 決算は織り込み済みであったとみら れる。短期的な出尽し感が先行する形 となったようだ。 ただ、アナリストの評価などは概ね 良好であり、当面は輸出関連が手掛け にくく、好業績内需株主導の展開にな りやすことから、押し目買いの動きな ども強まってくると考える。4 日には 6 月の月次動向が発表予定だが、20 日 締めの衣料品各社、ハニーズなどの状 況から、ポジティブな数値が期待され る。株価反発のカタリストにもつなが る可能性が高いとみられる。 円 (株) 17 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のテクニカ 週刊相場観測誌 Market 展望 信越化学工業 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 東証 1 部 〈4063〉 6 月 24 日の安値 5603 円をボトムとし たリバウンドが見られ、上値抵抗ライン の 25 日移動平均線の突破を試す展開と なっている。日足の一目均衡表では、雲 への突入を試す格好に(点線・四角A) 。 転換線、基準線はそれぞれ上抜けてい る。遅行スパンが陰転したまま(点線・ 丸B)のため、短期的なリバウンドに留 まる可能性はあるが、雲上限が位置する 6300 円レベルまでの上昇は期待できよ う。 KDDI 今週のテクニカル妙味銘柄 基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン A B 東証 1 部 〈9433〉 先週末は寄付きから強い動きが見ら れ、6 月 22 日の高値 3170 円を上抜いて いる。5 月の年初来高値 3446 円を起点 とした上値抵抗ラインもクリアしてい ることから、反発基調は強いと言えよ う。日足の一目均衡表では、雲への突入 を果たしており(点線・四角A) 、間近 に迫っている雲上限突破が期待できる。 遅行スパンが実線を捉えていること(点 線・丸B)から、反発基調は継続すると 見る。 B A 基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン 18 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 テーマ別分析 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 カテゴリー考察 テーマ別分析 ビットコインへの関心高まる、ETF への思惑や 4 年に 1 度の半減期近づく ■BCCC は「ブロックチェーン大学校」を開校 ビットコインに関連するニュース等が増えてきており、市場の関心が再燃する可能性がある。まずは、仮想通貨の採掘(マイニ ング)によってもらえる報酬が半減する 4 年に 1 度の半減期が 7 月 12 日頃に迫ってきているといわれている。ビットコインの総 量は 2100 万コインと決められており、採掘量は 4 年ごとに半減するようにプログラミングされている。需要が変わらず市場に新 たに供給される量が減少するとモノの価格は上昇するため、半減期のタイミングでビットコインの価格は上がると言われている。 また、英国の欧州連合(EU)からの離脱決定をめぐり、円やドルだけでなくビットコインにも買いが入っているとも伝えられてい る。ユーロやポンドの急落で、中国などから行き場を失ったマネーの一部が流れ込んだとみられている。その他、ビットコインを 推進しているキャメロン・ウィンクルボスとタイラー・ウィンクルボスの双子の兄弟が運営するウィンクルボス・ビットコイン・ トラストは、世界初の「ビットコイン上場投資信託」として米証券取引委員会(SEC)に申請しており、まもなく承認されるので はとみられている。さらに、先週にはブロックチェーン推進協会(BCCC)が、日本国内のブロックチェーンを活用するエンジニア や、ブロックチェーン導入を検討する金融機関や企業担当者への教育カリキュラムとして、 「ブロックチェーン大学校」を開校す ることを発表。また、ブロックチェーン推進協会は発足当初の加盟社数は 34 社であったが、6 月 29 日までに 61 社となった。なお、 6 月 30 日に第 1 回総会を開催、本格的な活動を開始することを発表している。 ■主なビットコイン・ブロックチェーン関連 コード 9613 8253 3769 8473 3778 3923 4765 4726 7157 8732 3696 2315 3690 4344 6172 8704 3807 4304 3853 3825 3917 3031 6050 4761 3920 6180 3625 3808 6862 2488 銘柄 エヌ・ティ・ティ・データ クレディセゾン GMOペイメントゲートウェイ SBIホールディングス さくらインターネット ラクス モーニングスター ソフトバンク・テクノロジー ライフネット生命保険 マネーパートナーズグループ セレス SJI ロックオン ソースネクスト メタップス トレイダーズホールディングス フィスコ Eストアー インフォテリア リミックスポイント アイリッジ ラクーン イー・ガーディアン さくらケーシーエス アイビーシー GMOメディア テックファームホールディングス オウケイウェイヴ ミナトホールディングス 日本サード・パーティ コメント 金融機関向けフィンテック支援サービス 出資を通じてフィンテック領域の展開を加速 三井住友銀行と資本業務提携、決済代行JVを設立 有望ベンチャーに投資するFinTechファンド設立 データセンターでブロックチェーン技術「mijin」 三菱UFJグループ会社とフィンテックサービスで提携 ロボット投資助言サービス運営 東アジア向け現地通貨決済サービスを手掛け思惑 保険業界は最後のフィンテック分野と言われ思惑も ビットコイン取引所の運営を行うPaywardへ出資 orb社に出資、自社ポイントとビットコインの交換 フィンテック専門部署でブロックチェーン実証実験 ブロックチェーンを利用したEC用受注エンジンを実験 フィンテック関連のマネーフォワードに出資 ECサイト向け仮想通貨「SPIKE」サービスを運営 関連ベンチャーのLicuid社との合弁会社設立を発表 仮想通貨取引所運営のフィスコ・コインを設立 提携で通販システムにビットコイン決済導入 ブロックチェーンの普及を推進する団体BCCC 仮想通貨の交換を手掛ける子会社を設立 O2Oツール「popinfo」は金融機関にも導入 電子決済サービス「Paid」がフィンテック協会加入 ブロックチェーンやクラウドファンディングの協会 三井住友FGでシステム開発やデータセンター運営 Skeedとブロックチェーン技術開発等を行う合弁会社 オンラインゲームでビットコイン決済 スマホで銀行窓口に誘導するシステムを開発 テックビューロとブロックチェーンで資本・業務提携 フィンテック事業を手掛ける子会社の共同設立発表 ブロックチェーンの利活用の可能性を検証 7/1終値 (円) 4,910.0 1,713.0 6,170.0 1,019.0 933.0 2,194.0 276.0 2,016.0 387.0 518.0 1,801.0 68.0 2,415.0 476.0 1,080.0 161.0 332.0 1,193.0 798.0 285.0 3,430.0 509.0 730.0 615.0 1,152.0 3,285.0 846.0 565.0 107.0 482.0 時価総額 (億円) 売買代金 25日平均 (百万円) 13,773 3,177 2,292 2,288 324 248 232 216 194 172 167 166 152 151 137 126 125 123 123 108 94 93 74 69 62 61 57 49 39 29 4,410 1,864 1,957 2,324 960 244 4 219 20 700 3,639 210 485 73 251 422 337 28 1,551 430 175 386 381 2 111 27 28 11 52 53 出所:フィスコ作成 19 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 スクリーニング 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 カテゴリー考察 スクリーニング分析 好実態のマザーズ銘柄に注目したいタイミング ■マザーズ指数先物の上場が迫る 7 月 19 日から「東証マザーズ指数先物」がスタートする予定となっている。ヘッジとして活用することが出来ることからも、今 後は、先物売り、現物買いという形で、マザーズ銘柄への資金流入が一段と活発化する可能性も高い。とりわけ、好実態銘柄は機 関投資家の選別物色の対象となってくる公算が大きいとみられ、こうした需給期待などが高まっていく銘柄に注目したいタイミン グだ。 スクリーニング要件としては、1.マザーズ銘柄、2.年平均売上成長率(過去 2 年間)が 10%以上、3、年平均経常利益成長率(同) が 30%以上、4.実績経常利益が 3 億円以上としている。 ■マザーズの好業績銘柄 コード 1430 2121 2148 2497 3053 3134 3138 3328 3457 3653 3679 3687 3772 3926 3932 6045 6048 6064 6187 6191 6196 6199 6264 7172 8914 8922 7/1株価 (円) 銘柄 ファーストコポ ミクシィ ITM UNITED ペッパー Hamee 富士マガ BEENOS ハウスドゥ モルフォ じげん フィックスタース ウェルス オープンドア アカツキ レントラックス デザインワン アクトコール LITALICO エボラブルA ストライク セラク マルマエ JIA エリアリンク JAM 945 4275 702 1365 1122 1949 2426 1885 1879 5800 1169 2572 632 3335 3550 704 1813 886 2800 6250 7250 704 3130 1304 98 時価総額 (億円) 113 3604 139 323 110 153 40 231 158 306 604 173 26 348 480 54 135 34 243 346 213 112 39 382 164 271 決算期 5月 3月 3月 3月 12月 4月 12月 9月 6月 10月 3月 9月 3月 3月 3月 3月 8月 11月 3月 9月 8月 8月 8月 12月 12月 3月 経常利益 (百万円) 売上成長率 経常益成長率 (%) (%) 744 94798 826 1663 760 427 314 1148 513 785 1603 625 311 840 1974 468 345 569 533 305 547 321 435 1267 2442 6224 55.6 314.5 23.0 34.5 68.8 17.8 71.9 28.2 13.5 39.3 61.6 44.1 35.3 11.4 67.0 72.3 65.6 35.3 31.3 69.3 31.5 33.0 35.2 132.2 18.4 117.9 139.8 1798.5 57.9 228.9 90.4 38.5 115.9 193.1 140.1 226.6 33.0 55.8 361.7 57.9 88.8 73.1 91.3 179.8 77.2 272.7 32.7 48.3 84.1 118.0 30.5 178.4 (注 1)売上成長率、経常益成長率は過去 2 年平均で実績基準、5-6 月決算銘柄は前期推定基準 出所:フィスコアプリなどより作成 20 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 先週の話題レポート 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 カテゴリー考察 先週の話題レポート 安定成長が続くネット関連株 ■為替の影響を受けづらい内需関連の一角として脚光 岡三証券は、為替市場の不安定な動きが続くなかで、内需関連の一角としてネット関連株が脚光を浴びていると指摘している。 昨今のネット関連企業は、インターネットの爆発的な普及に伴う高成長局面は一巡したものの、インターネット上における様々な サービスの広がりを追い風に、安定的に業績を伸ばす企業が多く見受けられるという。 一例として EC(電子商取引)分野を挙げている。最近では、米アマゾン・ドット・コムなどを通じてあらゆる商品をインターネ ットで購入することが可能となっており、日用品や衣料品、書籍などの専門店も独自色によって利用客の取り込みを図っている。 その他、ネットショッピングに欠かせない決済市場も拡大が続いている。電子マネーの決済件数、金額とも大きく伸びており、関 連銘柄の業績には伸びしろがあるとみている。 また、ネット広告市場の成長も続いているが、とりわけ「アド(広告) 」と「テクノロジー(技術) 」を組み合わせた「アドテク ノロジー」分野への関心が高まっているようだ。企業はアドテクの活用により消費者の好みに合った広告を、より効率的に配信す ることが可能になっている。 ■主なネット関連銘柄 関連 銘柄 ネット通販 ポータルサイト運営 アスクル<2678>、MonotaRO<3064>、スタートトゥ<3092>、エニグモ<M3665>、 ヤフー<4689>、楽天<4755> ネクスト<2120>、クックパッド<2193>、カカクコム<2371>、ぐるなび<2440>、 比較.com<2477>、WNIウェザー<4825>、GMO<9449> ネット広告 オプトHD<2389>、ファンコミ<2461>、VOYAGE<3688>、セプテーニHD<JQ4293>、 サイバーエージェント<4751>、フリークアウト<6094> ゲーム ミクシィ<2121>、DeNA<2432>、グリー<3632>、ネクソン<3659>、コロプラ<3668>、 ガンホー<3765> その他 エス・エム・エス<2175>、エムスリー<2413>、ウェルネット<2428>、GMOPG<3769>、 ラック<3857> 出所:岡三証券 21 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 信用需給動向 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 カテゴリー考察-信用需給動向 Market Data 買い残高は約 3 年 2 ヶ月ぶりの低水準に 信用残高 金額ベース 単位:百万円 6 月 24 日申し込み時点の 2 市場信用残高は、買い残高 が 789 億円減の 2 兆 3686 億円、売り残高が 617 億円減の 5489 億円だった。買い残高、売り残高いずれも 2 週連続 での減少となり、買い残高が 2 兆 4000 億円を下回るのは 2013 年 4 月 12 時点(2 兆 3113 億円)以来、約 3 年 2 ヶ 月ぶり。買い方の信用評価損益率は-16.49 %から -18.69%に悪化し、売り方の評価損益率は+5.58%から +9.58%に上昇した。 この週(6 月 20-24 日)の日経平均株価は前週末比 647.64 円安の 14952.02 円だった。英国の EU 離脱を巡る 国民投票により、波乱の相場展開となった。前週は世界 的なリスク回避の流れから週間で 1001.70 円の下落だっ 信用倍率(倍) たこともあり、週前半は自律反発の流れ。一時 700 円近 くの戻りをみせていたが、24 日は EU 離脱票が過半数に達 すると伝わると、全面安商状の中、1300 円近い下落とな った。 個別ではニトリHD<9843>の信用倍率が 2.05 倍から 1.16 倍と取り組みに厚みを増している。好業績の内需関 連銘柄として物色されていた。6 月既存店売上高が 20% 増と伝わったほか、時価総額がイオン<8267>を抜いて小 売 3 位に浮上するなか、機関投資家による資金も入りや すい需給状況に。 取組みが改善した銘柄 コード 市場 銘柄 7/1終値 (円) 信用買残 (6/24:株) 9843 東証1部 ニトリHD 13,320.0 113,900 2229 東証1部 カルビー 4,345.0 3197 東証1部 すかい 1,297.0 6755 東証1部 富通ゼネ 2,266.0 4043 東証1部 トクヤマ 8604 東証1部 野村HD 7751 東証1部 キヤノン 6501 東証1部 日 立 4503 7269 信用売残 (6/24:株) 信用倍率 (6/24:倍) 信用買残 (6/17:株) 98,200 1.16 125,500 380,100 239,000 1.59 863,100 3,046,200 0.28 142,000 739,000 0.19 294.0 2,722,000 5,836,000 373.9 41,094,900 4,283,900 2,893.0 4,177,700 1,698,600 417.4 24,258,000 2,927,000 東証1部 アステラス薬 1,603.5 1,953,200 東証1部 スズキ 2,739.5 398,800 7309 東証1部 シマノ 15,240.0 7545 東証1部 西松屋チェ 1,533.0 4004 東証1部 昭電工 8113 東証1部 ユニチャーム 4751 東証1部 サイバエージ 6,210.0 信用売残 (6/17:株) 信用倍率 (6/17:倍) 61,300 2.05 572,400 212,500 2.69 838,300 1,798,400 0.47 207,000 655,000 0.32 0.47 3,535,000 4,529,000 0.78 9.59 41,920,200 2,655,200 15.79 2.46 4,535,700 1,123,300 4.04 8.29 24,606,000 1,969,000 12.50 730,800 2.67 2,854,500 799,500 3.57 832,500 0.48 558,000 909,800 0.61 88,800 112,600 0.79 99,400 98,600 1.01 62,700 798,700 0.08 77,400 768,400 0.10 940.0 19,120,000 1,871,000 10.22 21,984,000 1,730,000 12.71 2,341.0 827,800 530,100 1.56 979,700 510,700 1.92 434,200 244,100 1.78 397,000 182,500 2.18 22 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 連載コラム 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 連載コラム 7 月は年後半のヤマ場 早いもので、2016年も前半が終了しました。ドル・円は120円 26 銭でスタートした後、年初から激しい円高に見舞われ、足元 ると、6 月分の統計が想定通りでも 7 月利上げの根拠にはなら ないでしょう。 では一時的ながらとうとう節目の 100 円を割り込みました。特 に、6 月の市場の混乱は歴史に残るのではないでしょうか。年 ドル買いの最大の拠り所は、現時点の市場コンセンサスで 後半のヤマ場である 7 月も重要イベントが目白押しです。なか ある年内 1 回の引き締めの可能性が示されるかどうかです。 なか予測は困難ですが、あえて見通しを立ててみましょう。 イエレン議長の米国経済を楽観視した発言により株高が誘発 され、それに反応したドル買いが続いていますが、7 月に発表 6 月 23 日の欧州連合(EU)離脱を争点とした英国民投票で される 4-6 月期決算で米国企業の低迷ぶりが示されれば、こ は、投票前のキャンペーンで EU 残留支持を訴えていた英労 の拠り所も失うことになるでしょう。そうなると年 1 回の利上げ 働党の下院議員が右翼的思想の男に殺害された事件が、英 も危うくなり、ドル売りに振れやすくなります。このタイミングで 国の残留を決定づけたと思われました。しかし、まさかの離 再びドルは 100 円を割り込むかもしれません。 脱。24 日の金融市場は世界的に大荒れとなりました。ポンド は暴落し、リスク回避的な動きが強まりドル・円は記録的な下 一方、日銀は 4 月 27-28 日の決定会合で追加緩和策が議論 げ幅で 2013 年 11 月以来、2 年 7 カ月ぶりに節目の 100 円を されたことが議事録から明らかになり、7 月 28-29 日開催の決 割り込みました。 定会合での緩和実施が期待されています。このため、緩和見 送りの場合にはリスクオフの円買いに振れそうです。ただ、逆 英国の EU 離脱を受けた先行き不透明感は後退しておらず、 に緩和に踏み切っても効果が薄いとみられれば警戒感による 7 月はリスク回避的な動きからドルと円の買いが続きそうで 円買いに振れる可能性もあります。いずれにしても、7 月の日 す。ドル・円は 7 月も引き続き日米の金融政策が焦点となるで 銀決定会合は円買いの手がかりになるのではないでしょう しょう。英国民投票前は、英国の EU 残留決定なら米 7 月利上 か。 げとの見方が市場に広がっていましたが、離脱を受け消えま した。仮に残留だったとしても 7 月26-27 日の FOMC で引き締 めなかったのではないかと筆者は考えます。 政治情勢も重要なイベントです。7 月 10 日投開票の参院選 は、与党の勝利が予想されてはいるものの「20 歳以下の若い 世代は自民党に批判的」(自民関係者)との声が聞かれ、「ア というのは、英国民投票前に、タカ派で知られるブラード・セ ベノミクス」に厳しい審判が下る可能性もあります。また、11 月 ントルイス連銀総裁が講演で「向こう 2 年間で利上げは 1 回」 8 日の米大統領選に向け、共和党は 7 月 18-21 日に、民主党 と発言したほか、イエレン FRB 議長も議会証言で引き締めに は同 25-28 日にそれぞれ党大会を開催し、指名候補を正式決 慎重な姿勢を示していたからです。7 月8 日発表の6 月雇用統 定します。英国民投票を教訓とするなら、本選は「トランプ対ク 計は、非農業部門雇用者数は+18 万人の予想ですが、5 月が リントン」と決めつけない方がいいのではないでしょうか。「波 乱」の年は、まだ半分残っているのですから。 前月比+3.8 万人という記録的な低水準にとどまったことを考え 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のマーケットデータ 週刊相場観測誌 Market 1 2 3 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 スケジュール レーティング 投資主体別売買動向 資料編 今週のMarket Data 経済カレンダー 2-4 決算カレンダー 5 格上げ・買い推奨 6 格下げ・売り推奨 7 総括コメント 8 市場別データ 9 10 4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証 1 部) 11-12 雲下抜け銘柄(東証 1 部) 13 1 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 経済カレンダー - 1 Market Data 7 月 4 日~7 月 10 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 7月4日 月 時間 内容 08:50 マネタリーベース(6月、日本銀行) 08:50 短観(6月業種別計数、「企業の物価見通し」の概要)(日本銀行) 08:50 短観(6月調査全容)(日本銀行) 09:00 OECD・経団連の国際課税に関する会議 16:00 トルコ・消費者物価指数(6月) 17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高 17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額 18:00 欧・ユーロ圏生産者物価指数(5月) 20:25 ブ・週次景気動向調査 27:00 ブ・貿易収支(週次)(7月3日まで1カ月間) 決算発表 キユーピー、ヨンドシH 米・株式市場は祝日のため休場(独立記念日) 7月5日 火 10:30 豪・貿易収支(5月) 10:30 豪・小売売上高(5月) 10:45 中・財新サービス業PMI(6月) 10:45 中・財新総合PMI(6月) 13:30 豪・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利発表 14:00 需給ギャップと潜在成長率(日本銀行) 14:00 印・サービス業PMI(6月) 14:00 印・総合PMI(6月) 17:00 欧・ユーロ圏総合PMI改定値(6月) 17:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI改定値(6月) 17:30 英・サービス業PMI(6月) 17:30 英・総合PMI(6月) 18:00 欧・ユーロ圏小売売上高(5月) 22:00 ブ・サービス業PMI(6月) 22:00 ブ・総合PMI(6月) 23:00 米・耐久財受注(5月) 米・ニューヨーク連銀総裁が講演 7月6日 水 11:00 車名別新車販売ランキング(6月) 14:00 基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行) 15:00 独・製造業受注(5月) 16:30 欧・スウェーデン中央銀行が政策金利発表 20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週) 21:30 米・貿易収支(5月) 21:30 加・貿易収支(5月) 23:00 米・ISM非製造業景況指数(6月) 27:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月14-15日会合分) 決算発表 ABCマト、イオン 印・株式市場は祝日のため休場 2 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 経済カレンダー - 2 Market Data 7 月 4 日~7 月 10 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 7月7日 木 時間 内容 08:50 対外対内証券売買(先週) 09:30 黒田日銀総裁が支店長会議で挨拶 11:00 オフィス空室状況(6月) 14:00 地域経済報告(7月、日本銀行) 14:00 景気動向指数(5月) 14:00 消費活動指数(日本銀行) 15:00 独・鉱工業生産(5月) 16:15 欧・スイス消費者物価指数(6月) 17:30 英・鉱工業生産(5月) 21:15 米・ADP全米雇用統計(6月) 21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 22:45 米・消費者信頼感指数(先週) 決算発表 7&iHD、ファミリM 中・外貨準備高(6月) 欧・欧州中央銀行(ECB)議事要旨公表 韓・決算発表 サムスン電子(暫定) 7月8日 金 08:50 国際収支(5月) 08:50 貸出・預金動向(6月、日本銀行) 09:00 毎月勤労統計(5月) 13:30 企業倒産(6月) 14:00 景気ウォッチャー調査(6月) 14:45 欧・スイス失業率(6月) 15:00 独・貿易収支(5月) 15:00 独・経常収支(5月) 17:30 英・商品貿易収支(5月) 21:00 ブ・IBGEインフレIPCA(6月) 21:30 米・雇用統計(6月) 21:30 加・失業率(6月) 21:30 米・非農業部門雇用者数(6月) 21:30 米・平均時給(6月) 28:00 米・消費者信用残高(5月) 決算発表 久光薬 7月10日 日 10:30 中・消費者物価指数(6月) 10:30 中・生産者物価指数(6月) 中・資金調達総額(中国元)(6月、15日までに) 中・マネーサプライ(6月、15日までに) 中・元建て新規貸出残高(6月、15日までに) 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 スケジュール 日米主要経済指標のポイント ■(米)5 月貿易収支 6 日(水)午後 9 時 30 分発表予定 (予想は、-400 億ドル) 参考となる 4 月実績は-374.36 億ドルで貿易赤字額は予想を下回った。輸出が予想を上回ったことが 要因。6 月については輸出が順調に推移するとみられているが、輸入額は増加する可能性があり、貿易赤字幅はやや拡大する見 込み。 -------------------------------------------------------------------■(米)6 月 ADP 雇用統計 7 日(木)午後 9 時 15 分発表予定 (予想は前月比+15.0 万人) 参考となる 5 月実績は、前月比+17.3 万人で市場予想の 17.5 万人とほぼ一致した。民間部門の雇 用者数は順調に推移しており、労働市場の穏やか改善が続いていることを示す内容だった。6 月については、新規失業保険申請 件数が若干減少していることから、雇用者数は市場予想をやや上回ってもおかしくない。 -------------------------------------------------------------------■(日)5 月経常収支 8 日(金)午前 8 時 50 分発表予定 (予想は、+1 兆 7375 億円) 参考となる 4 月実績は+1兆 8785 億円で黒字額は 3 月実績を大きく下回ったが、前年同月比では 上回った。4 月は貿易・サービスの黒字額が減少しており、経常黒字額の減少につながった。5 月については財・サービスの黒 字額が減少する可能性があるため、経常黒字額は 4 月実績をやや下回る見込み。 -------------------------------------------------------------------■(米)6 月雇用統計 8 日(金)午後 9 時 30 分発表予定 (予想は、非農業部門雇用者が+18.0 万人、失業率は 4.8%) 参考となる 5 月実績は非農業部門雇用者数が前月比+3.8 万人、 失業率は 4.7%。非農業部門雇用者数は市場予想の+15.8 万人程度を大幅に下回った。大手企業のストライキの影響があったが、 雇用創出のペースは明らかに鈍化した。6 月についてはストライキの影響がなくなることから、20 万人程度の増加となる可能性 がある。失業率はやや上昇する見込みだが、雇用情勢の悪化を示すものではないと思われる。 -------------------------------------------------------------------- 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 決算カレンダー 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 決算カレンダー Market Data ※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。 日付 7月4日 7月4日 7月4日 7月4日 7月4日 7月4日 7月4日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月5日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月6日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月7日 7月8日 7月8日 コード 2809 2918 8008 8278 9369 9717 9948 1997 2471 2493 2659 2678 2792 3377 4361 6312 7594 8168 8245 8923 9846 9977 2653 2670 2686 2687 2734 3141 3171 4343 4745 6289 6474 7465 7512 7630 7818 8267 8287 8905 9414 9787 9974 2408 3222 3344 3382 3678 3697 4187 4728 4763 6136 7888 8200 9651 9716 9720 1430 2303 銘柄 キユーピー わらべや 4℃HD フジ キユソー流通 ジャステック アークス 暁飯島 エスプール イーサポート サンエー アスクル ハニーズ バイク王 川口化 フロイント マルカキカイ ケーヨー 丸栄 トーセイ(07/05) 天満屋ス アオキスーパー イオン九州 ABCマート ジーフット シーヴイエス サーラ ウエルシアHD MV九州 ファンタジー 東京個別 技研製 不二越 MV北海道 イオン北海 壱番屋 トランザクショ イオン MV西日本 イオンモール BS11 イオンディライ ベルク KG情報 U.S.M.H ワンダーCO. 7&I-HD メディアドゥ SHIFT 大有機 トーセ クリーク&リバ OSG 三光合成 リンガハット 日プロセス 乃村工 グランド ファーストコポ ドーン 上場部名 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 東証2部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 マザーズ 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS マザーズ ジャスダックS 時刻 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 日付 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 7月8日 コード 2338 2706 2927 3043 3063 3094 3147 3186 3189 3194 3244 3385 3396 3454 3711 3815 3826 3907 4530 4668 5271 5900 5982 6048 6093 6255 6492 7427 7434 7520 7601 7603 7713 7730 7835 7928 7975 8016 8028 8125 8127 8184 8185 8274 8519 8931 9313 9381 9647 9835 9861 9903 9924 9945 9993 銘柄 Fastep ブロッコリー AFC-HD モジュレ jGroup スーパーV リック ネクステージ ANAP キリン堂HD サムティ 薬王堂 フェリシモ Fブラザース 創通 メディ工房 システムインテ シリコンスタシオ 久光薬 明光ネット トーヨーアサノ ダイケン マルゼン デザインワン エスクローAJ エヌピーシー 岡野バル エコトレディン オータケ エコス ポプラ マックハウス シグマ光機 マニー ウィズ 旭化学 リヒトラブ オンワードHD Fマート ワキタ ヤマトインタ 島忠 チヨダ 東武ストア ポケットC 和田興産 丸八倉 AIT 協和コンサ ジュンテント 吉野家HD カンセキ ドミー プレナス ヤマザワ 5 上場部名 東証2部 ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックG マザーズ ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 マザーズ ジャスダックS マザーズ 東証1部 マザーズ 東証1部 東証1部 東証2部 ジャスダックS 東証2部 マザーズ 東証1部 マザーズ 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS 東証2部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証2部 東証1部 ジャスダックS 名証2部 東証1部 東証1部 時刻 15:00 15:00 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 レーティング 格上げ・買い推奨 格上げ・買い推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 6月27日 6月28日 6月29日 6月30日 7月1日 証券会社 いちよし コード 社名 3418 バルニバーヒ A新規 レーティング 目標株価(円) - 6670 MCJ A新規 - 7942 JSP B→A格上げ ゴールドマン 9831 ヤマダ電 中立→買い格上げ SMBC日興 4091 大陽日酸 2→1格上げ 980→1050 7751 キヤノン 3→2格上げ 2800→3100 岩井コスモ 7717 Vテクノロジー A新規 東海東京 7717 Vテクノロジー NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 野村 5108 ブリヂストン NEUTRAL→BUY格上げ CS 6756 日立国際 NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 1650→1980 8035 東エレク NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 7610→10200 シティ 9501 東電力HD 1H新規 大和 7011 三菱重 3→2格上げ メリルリンチ 9064 ヤマトHD UNDERPERFORM→買い格上げ モルガン 9843 ニトリHD EQUALWEIGHT→OVERWEIGHT格上げ 岡三 8591 オリックス 中立→強気格上げ 野村 5101 浜ゴム REDUCE→NEUTRAL格上げ 6 590→620 17000 4100→3700 620 350→600 11200→14500 1500 1750→1250 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 レーティング 格下げ・売り推奨 格下げ・売り推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 6月27日 6月28日 6月29日 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円) CS 7012 川重 NEUTRAL→UNDERPERFORM格下げ UBS 4062 イビデン NEUTRAL→SELL格下げ 300→260 ゴールドマン 8016 オンワードHD 中立→売り格下げ 620→580 野村 5202 板硝子 BUY→NEUTRAL格下げ 150→75 2100→1670 1500→1050 7261 マツダ BUY→NEUTRAL格下げ CS 8601 大和証G NEUTRAL→UNDERPERFORM格下げ SMBC日興 2815 アリアケ 1→2格下げ 6900→6660 大和 6141 DMG森精 2→3格下げ 1500→1000 野村 7936 アシックス BUY→NEUTRAL格下げ 2700→2000 CS 6146 ディスコ OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 13500→9450 シティ 6113 アマダHD 2→3格下げ 1170→930 ドイツ 4186 応化工 BUY→HOLD格下げ 3800→2600 610→450 三菱 8804 東建物 OVERWEIGHT→UNDERWEIGHT格下げ 3380→850 6月30日 大和 7518 ネットワン 2→3格下げ 750→620 7月1日 SMBC日興 5019 出光興産 1→2格下げ 2900→2300 ゴールドマン 7261 マツダ 強い買い→買い格下げ 2300→1600 7936 アシックス 強い買い→買い格下げ 3900→2100 7 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 2016/1/4 -400 8 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 2016/6/20 2016/6/13 2016/6/6 2016/5/30 事業法人 2016/5/23 2016/6/20 2016/6/13 2016/6/6 2016/5/30 2016/5/23 信託銀 2016/5/16 2016/5/9 2016/6/20 2016/6/13 2016/6/6 2016/5/30 2016/5/23 2016/5/16 2016/5/9 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 外国人 2016/5/16 2016/5/9 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 単位:億円 2016/2/29 0 2016/2/22 -500 2016/2/15 -400 2016/2/15 1000 2016/2/8 -300 2016/2/8 -200 2016/2/1 200 2016/1/25 単位:億円 2016/1/18 300 2016/2/1 -6000 2016/1/25 -4000 2016/1/4 -2000 2016/1/12 0 2016/1/4 2000 2016/1/12 4000 2016/1/18 単位:億円 2016/1/12 2016/6/20 2016/6/13 2016/6/6 2016/5/30 2016/4/25 2016/5/2 2016/5/9 2016/5/16 2016/5/23 2016/5/30 2016/6/6 2016/6/13 2016/6/20 2016/1/4 2016/1/12 2016/1/18 2016/1/25 2016/2/1 2016/2/8 2016/2/15 2016/2/22 2016/2/29 2016/3/7 2016/3/14 2016/3/22 2016/3/28 2016/4/4 2016/4/11 2016/4/18 8000 2016/1/4 2016/6/20 2016/6/13 2016/6/6 投信 2016/5/23 生・損保 2016/5/30 2016/5/16 2016/5/9 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 個人 2016/5/23 2016/5/16 2016/5/2 2016/5/9 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/1/4 2016/1/12 展望 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/8 2016/2/15 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 2016/1/12 週刊相場観測誌 Market 投資主体別売買動向 - 1 総括コメント 外国人投資家は総合で買い越しに転じる となった。また、個人投資家は 386 億円と買い越し継続となった。 6 月第 4 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 608 億円と買い越しに転じた。現物については売り越し継続 その他、事法は 247 億円と買い越し継続となった。生・損保は 79 億円、信託は 264 億円と買い越しに転じた。投信は 1257 億円、 都地銀は 182 億円と売り越しに転じた。自己は TOPIX 先物、225 先物買いの、現物売りで 385 億円と売り越しに転じた。この週の 裁定残は、ネットベースで 1272 億円減少の 5884 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 4.15%の大幅下落へ。 8000 単位:億円 6000 6000 4000 2000 -2000 0 -4000 -6000 -10000 -8000 -12000 -14000 6000 単位:億円 100 5000 0 4000 -100 3000 2000 -1000 4000 単位:億円 1400 1200 3500 1000 3000 800 2500 600 2000 400 1500 200 1000 0 500 -200 -500 0 株式会社フィスコ 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 投資主体別売買動向 - 2 市場別データ 単位:億円 日付 現 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/03/14 1,759 1,875 ▲4,580 229 93 ▲101 ▲64 182 16/03/22 381 ▲205 ▲2,043 80 ▲232 ▲143 ▲45 1,831 16/03/28 ▲493 1,107 ▲79 287 9 ▲443 ▲65 ▲581 16/04/04 ▲2,683 111 327 414 376 ▲40 ▲147 1,542 16/04/11 ▲1,646 ▲3,466 3,849 1,075 88 ▲208 ▲230 891 16/04/18 1,032 ▲4,606 5,321 ▲156 ▲103 ▲143 ▲116 ▲698 16/04/25 84 1,013 ▲892 ▲151 368 ▲233 ▲90 ▲313 16/05/02 ▲890 2,617 ▲3,143 ▲113 322 117 79 578 16/05/09 ▲1,866 ▲137 568 289 648 ▲138 262 237 16/05/16 ▲47 ▲1,301 22 ▲265 1,308 148 ▲122 179 16/05/23 1,229 ▲1,104 ▲705 ▲293 802 ▲118 ▲87 158 16/05/30 ▲116 349 ▲1,462 ▲250 1,150 ▲172 ▲94 512 16/06/06 ▲4,946 295 2,236 ▲205 871 78 ▲9 1,489 16/06/13 ▲1,965 1,934 ▲2,208 563 3,533 15 50 213 16/06/20 ▲1,397 355 ▲1,301 238 261 15 27 1,251 単位:億円 日付 T O P I X 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/03/14 ▲199 ▲91 83 280 ▲1 41 9 ▲128 16/03/22 ▲795 72 828 121 2 97 ▲4 ▲347 16/03/28 ▲385 ▲105 ▲3,598 452 ▲25 ▲284 0 4,012 16/04/04 1,448 ▲169 ▲869 3 ▲115 ▲72 ▲9 ▲21 16/04/11 752 150 35 ▲595 22 ▲132 ▲44 ▲210 16/04/18 ▲1,026 73 1,333 ▲423 ▲3 29 ▲20 ▲58 16/04/25 439 ▲57 18 ▲292 4 66 72 ▲216 16/05/02 991 ▲64 ▲922 ▲28 ▲0 188 20 ▲175 16/05/09 1,307 108 ▲1,118 ▲189 0 7 ▲37 ▲143 16/05/16 ▲488 ▲8 605 ▲55 3 ▲110 18 52 16/05/23 ▲259 ▲3 65 198 3 48 1 ▲161 16/05/30 690 ▲1 480 ▲370 ▲6 ▲115 ▲19 ▲706 16/06/06 3,789 11 ▲2,728 367 25 ▲560 15 ▲942 16/06/13 2,610 6 ▲1,874 ▲261 ▲0 ▲288 17 ▲300 16/06/20 1,002 24 ▲588 88 77 62 5 ▲601 単位:億円 日付 日 経 平 均 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/03/14 ▲505 ▲120 1,645 ▲1,280 34 157 ▲85 113 16/03/22 ▲1,948 8 897 856 ▲16 63 140 105 16/03/28 268 ▲44 1,033 ▲1,589 13 ▲142 138 208 16/04/04 442 ▲110 ▲902 1,193 99 0 ▲399 ▲519 16/04/11 89 ▲328 2,006 ▲710 ▲35 ▲210 ▲144 ▲124 16/04/18 ▲49 186 1,442 ▲1,615 ▲4 9 216 47 16/04/25 ▲147 106 2,860 ▲2,588 8 ▲39 ▲106 ▲333 16/05/02 585 116 ▲1,621 819 1 0 89 49 16/05/09 1,546 ▲135 ▲2,478 1,244 7 ▲101 ▲218 130 16/05/16 ▲231 11 ▲208 616 ▲16 ▲20 127 ▲285 16/05/23 ▲802 ▲20 1,238 ▲436 ▲19 ▲10 151 ▲44 16/05/30 689 24 ▲433 ▲224 30 ▲10 ▲69 ▲18 16/06/06 1,640 ▲61 ▲1,752 ▲189 ▲17 206 ▲19 232 16/06/13 925 257 ▲1,531 487 11 0 ▲30 ▲163 16/06/20 10 7 2,497 ▲1,583 ▲91 2 ▲214 ▲386 9 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market ※ 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 新規上場銘柄 結果とスケジュール データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。 証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。 銘柄名 キャリア コード 市場 上場日 仮条件 (円) 6198 東M 6/27 1,850~1,950 公募株数 (株) 売出株数 (株) 150,000 公募価格 (円) 419,200 初値 (円) 1,950 主幹事 3,870 SMBC日興 7/1終値 (円) 6,340 事業内容: 高齢化社会型人材サービス(シニア人材の活用コンサルティング・派遣・紹介及び介護施設等への看護師や介護士の派遣・紹介) ベガコーポレーション 3542 東M 6/28 1,440~1,600 410,000 556,000 1,600 2,000 野村 2,682 事業内容: 家具・インテリア等のインターネット通信販売事業、越境市場をターゲットとしたグローバルECサイトの運営等 ソラスト 6197 東1 6/29 1,270~1,400 0 11,310,000 1,300 1,222 SMBC日興 1,152 1,780~1,960 0 30,700,000 1,960 1,867 大和、MUMSS 1,966 事業内容: 医療関連受託事業、介護・保育事業等 コメダホールディングス 3543 東1 6/29 事業内容: 珈琲所コメダ珈琲店チェーン等を運営する子会社の経営管理及びそれに付帯又は関連する業務等 セラク 6199 事業内容: LINE(ライン) デュアルタップ 7/1 1,360~1,500 406,000 530,100 1,500 - SMBC日興 - ソリューションサービスおよびオンサイトサービス(ITインフラ事業、スマートソリューション事業、WEBマーケティングコミュニケーション事業)、農 業IoTソリューションサービス 3938 事業内容: 東M 東1or2 7/15 2,700~3,200 35,000,000 0 - - 野村 - モバイルメッセージャー・アプリケーション「LINE」によるコミュニケーション、コンテンツ、広告等のサービスを提供する LINE ビジネス・ポータル事 業 3469 JQ S 7/21 1,010~1,110 200,000 240,000 - - SBI - 事業内容: 不動産販売事業、不動産賃貸管理・仲介事業及び海外不動産事業 インソース 6200 東M 7/21 450~520 700,000 1,250,000 - - みずほ - - 90,000 74,800 - - 大和 - 事業内容: 研修をはじめとする社会人向け教育サービス リファインバース 6531 事業内容: 東M 7/28 廃棄物に再資源化処理を行うことで合成樹脂を製造し販売する再生樹脂製造販売事業、産業廃棄物の収集運搬・中間処理を行う産業廃棄物処 理事業 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1 部) 雲上抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 1801 大成建 835 787.25 752 1802 大林組 1089 1084.25 957 1812 鹿島 709 683.75 598 1835 東鉄工 2852 2767.75 2722.5 1879 新日本建 697 644.75 583.5 1893 五洋建 538 523.75 521 1942 関電工 2117 日新製糖 2201 828 818.75 771 2001 日本粉 815 809 702 1397 1363.75 1315 2175 SMS 2345 2217.25 1850.5 森永菓 676 627.25 527 2206 グリコ 6290 6285 5795 2288 丸大食 486 469.5 460 2301 学情 1411 1140.75 1220 2335 キューブシステ 681 597.5 641 2379 ディップ 2832 2616.25 2019 2429 ワールドHD 1782 1627 1535.5 2503 キリンHD 1748.5 1706.75 1657.5 2531 宝HLD 956 891.5 864 2590 DYDO 5600 5357.5 5125 2599 ジャパンF 1165 1145 1134.5 2607 不二製油G 1943 1853 1831 2670 ABCマート 6960 6732.5 6755 2692 伊藤忠食 4140 4103.75 4127.5 2792 ハニーズ 1100 1020.75 992.5 2810 ハウス食G 2404 2281.25 2322.5 2874 ヨコレイ 1038 1011 931 2910 ロックフィルド 1525 1490.5 1327.5 3064 MRO 3470 3168.25 2410.5 3097 物語コーポ 5270 5225 4700 3098 ココカラファイン 5250 5056.25 4490 3101 東洋紡 200 175.75 185.5 3141 ウエルシアHD 6620 6066.25 5205 3159 丸善CHI 386 368.25 381.5 3173 大阪工機 830 824.75 790 3319 GDO 1000 972.75 884 3341 日本調剤 5010 4855 4097.5 3361 トーエル 796 684.75 734 3398 クスリのアオキ 6160 6112.5 5340 3571 ソトー 1127 1008 1030 3635 コーエーテクモ 1876 1805.25 1716 3686 DLE 958 730.5 834.5 3946 トーモク 288 272 272 4021 日産化 3070 2907 2646.5 4047 関電化 1039 892 814.5 4452 花王 6083 5959 5662 4526 理研ビタミン 4900 3923.75 4742.5 4534 持田薬 8570 7882.5 7490 4554 富士製薬 2405 2260 2328 4555 沢井薬 7980 7680 7435 4568 第一三共 2565.5 2439.5 2162.5 4619 日特塗 1077 1070.75 972 4709 ID 994 936 962.5 4718 早稲アカ 854 848 843.5 4722 フューチャー 773 747.25 744.5 4776 CYBOZU 4779 ソフトブレーン 428 179.25 187.5 4801 セントラルSP 4829 日本エンター 324 264.75 322 4848 フルキャストHD 4911 資生堂 2720 2716.75 2497.5 4917 マンダム 4919 ミルボン 4619.5 4573.75 4025.5 4924 シーズHD 4951 エステー 1122 1101.25 1097.5 4974 4985 アース製薬 5070 4923.75 4550 5393 ニチアス 790 784 747 382 323.75 370 2393 2367.75 2286.5 863 844.75 793 4795 4745 4702.5 2280 2225.25 2193.5 タカラBIO 1437 1227.5 1230 5332 TOTO 4125 3978.75 3541 5821 平河ヒューテ 842 791.5 741 一目均衡表 雲抜け銘柄 11 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1 部) 雲上抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 6756 日立国際 1704 1627 1605 6849 日本光電 2954 2595 2702 6856 堀場製 4565 4520 4542.5 6914 オプテックス 2690 2686.25 2526.5 6916 アイオデータ 625 569.5 623.5 7148 FPG 1084 867 999 7244 市光工 265 242 263 7419 ノジマ 1775 1504.5 1276 7421 カッパクリエ 1287 1268 1280 7447 ナガイレーベ 2464 2249 2319 7453 良品計画 25520 25250 20755 7463 アドヴァン 1133 1066.75 921 7481 尾家産業 902 896.5 890 7522 ワタミ 1059 892.5 1029.5 7570 橋本総業HD 1487 1476.25 1457 7600 MDM 724 662 621 7613 シークス 3515 3484.75 3125 7769 リズム時 171 158.75 163 7832 バンナムHD 2696 2686.5 2572.5 7921 宝印刷 1326 1296.5 1109.5 7981 タカラスタン 948 895.25 898 8043 スターゼン 3895 3521.25 3740 8078 阪和興 532 511 500.5 8182 いなげや 1368 1341.75 1353.5 8530 中京銀 237 230.25 225 8715 アニコムHD 2912 2861.25 2355.5 8848 レオパレス21 713 658.75 661.5 8928 穴吹興産 247 243.25 245 8934 サンフロンティア 1052 908 1032 8940 インテリックス 886 821 770.5 6029 アトラ 1224 1201 915.5 6077 N・フィールド 1849 1404 1600 6087 アビスト 2087 1999 1918.5 6315 TOWA 949 808.5 872 6361 荏原製 563 547.25 536.5 6367 ダイキン 8442 8054.5 8157.5 6617 東光高岳 1695 1503.25 1610 6676 メルコ 2219 2104.5 2115.5 9006 京急 1025 986.75 966.5 9046 神電鉄 366 359.75 365.5 9058 トランコム 6750 6572.5 6127.5 9369 キユソ流通 2695 2612 2143.5 9422 コネクシオ 1331 1230.5 1229 9432 NTT 4812 4636.5 4090 9433 KDDI 3193 3005.75 2913.5 9514 FESCO 722 587.75 702.5 9533 邦ガス 850 754.75 688 9671 よみランド 436 411.5 430.5 9739 NSW 1088 1004.5 1055.5 9831 ヤマダ電機 551 531.75 485.5 9974 ベルク 4455 4232.5 3796.5 9979 大庄 1511 1501 1501 9993 ヤマザワ 1717 1697 1702.5 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 174 Weekly 2016 07 04 一目均衡表雲抜け銘柄 雲下抜け銘柄(東証1 部) 雲下抜け銘柄(東証1部) コード 3031 銘柄 ラクーン 終値 (円) 509 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 611.25 コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 519.5 13 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 【ご投資にあたって】 本レポート記載の内容に従ってお取引される場合、店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式(売買単位未満を除 く)の場合は約定代金に対して最大1.134%(税込み)(ただし、約定代金の1.134%に相当する額が2,700円(税込み)に満たない 場合は2,700円(税込み))の委託手数料をご負担いただきます。 また、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者の信用状況(財 務・経営状況含む)の悪化等、それらに関する外部評価の変化等により損失が生じる恐れ(元本欠損リスク)があります。 なお、信用取引などを行う場合は、対象となる株式等または指標等の価格変動により損失の額がお客様の差し入れた委託保 証金などの額を上回るおそれ(元本超過損リスク)があります。なお、商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、当該商 品等の契約締結前交付書面やお客様向け資料をよくお読みください。 【免責事項】 ■ 本資料は株式会社フィスコ(以下「フィスコ社」という)独自の調査・判断に基づくものであり、ひろぎんウツミ屋証券株式会社によ る投資情報ではありません。そのためひろぎんウツミ屋証券は本資料の正確性、完全性について一切の責任を負うものではな く、また、本資料の情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切の責任を負いません。 ■ フィスコ社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありませ ん。また、掲載される情報はフィスコ社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容及び情報の正確 性、完全性または適時性について、フィスコ社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。 ■ 本文、データなどに関しましては、著作権法などの法律、規制により知的所有権が保護されており、個人の方の本来目的以外で の使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除く)。 ■ 金融商品(投資信託・外貨預金・公共債等)は、価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。 ■ 商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、金融商品をお申込の際は、当該商品等の契約締結前交付書面もしくは投資 信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。 私たちはお役に立つ情報提供を常に考え、行動しています。 商 号 等:ひろぎんウツミ屋証券株式会社 金融商品取引業者 中国財務局長(金商)第20号 加入協会:日本証券業協会 本社 〒730-0032 広島市中区立町2-30 電話:082-245-5000(代) htt p://www.hirogin-utsumiya.co.jp 本 店営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ゆめタウン 広島市南区皆実町2-8-17 〒734-0007 広 島出 張所 ゆめタウン広島内 法 人営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ℡:082-245-5000 三 次 支 店 〒728-0013 三次市十日市東1-2-48 ℡:0824-62-3121 ℡:082-252-8415 可 部 支 店 〒731-0221 広島市安佐北区可部5-13-12 ℡:082-815-2600 ℡:082-245-5035 五日市支店 〒731-5127 広島市佐伯区五日市7-4-33 ℡:082-922-0161 福 山 支 店 〒720-0808 福山市昭和町1-1 ℡:084-922-1321 東広島支店 〒739-0014 東広島市西条昭和町3-21 ℡:082-422-3621 ℡:086-222-1561 廿日市支店 〒738-0024 廿日市市新宮1-9-34 ℡:0829-31-6611 ℡:0847-45-8500 岩 国 支 店 〒740-0017 岩国市今津町1-9-26 ℡:0827-22-3161 投 資 相 談 岡山市北区磨屋町1-3 〒700-0826 ブース岡山 広島銀行 岡山支店内 府 中 支 店 〒726-0004 府中市府川町337-1 尾 道 支 店 〒722-0035 尾道市土堂1-11-17 ℡:0848-23-8121 徳 山 支 店 〒745-0015 周南市平和通2-33 ℡:0834-31-5350 因 島 支 店 〒722-2323 尾道市因島土生町塩浜1894-10 ℡:0845-22-2291 防 府 支 店 〒747-0801 防府市駅南町4-1 ℡:0835-22-2871 竹 原 支 店 〒725-0026 竹原市中央1-5-3 ℡:0846-22-2295 宇 部 支 店 〒755-0043 宇部市相生町3-15 ℡:0836-31-1105 三 原 支 店 〒723-0014 三原市城町1-5-12 ℡:0848-67-6681 萩 〒758-0027 萩市吉田町64-2 ℡:0838-25-2121 呉 ℡:0823-21-6401 浜 田 支 店 〒697-0024 浜田市黒川町4185 ℡:0855-22-1515 別 府 支 店 〒874-0935 別府市駅前町12-11 ℡:0977-21-3111 東 京 支 店 〒103-0025 中央区日本橋茅場町1-12-4 ℡:03-3668-7551 支 店 〒737-0046 呉市中通2-4-13 支 店 ネットセンター(インターネット取引) http://www.hirogin-utsumiya.co.jp コールセンター(コール取引) フリーコール:0120-506-084 資料作成:株式会社フィスコ ■本レポートに関するお問合せ■ 株式会社フィスコ 営業開発部 電話:03-5774-2463 E-mail:[email protected] 〒107-0062