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12月 水品政雄クリスマスカード
柏崎ふるさと人物館 12 月の「月イチ展示」 村山禎治 扁額「纂学道法則」ほか 扁額「纂学道法則」 (左)冊子「通機算法草稿」 (右) わ さ ん か むらやまてい じ 12 月は、学びのまち・柏崎の和算家・村山禎治(茨目出身)の資 へんがく さんがくどうほうそく さっし つ う き さんぽうそうこう 料を御紹介します。扁額「纂学道法則」と冊子「通機算法草稿」で さんぽう てんもん そく す。村山禎治(1830~1922)は江戸末期に生まれた算法、天文、測 りょうがく たいか さ と う せつざん 量 学 の大家です。小千谷の佐藤雪山に学び、郷里で算学塾を開きま かしわざきけんがっこう そ ち とうげ こ う じ した。社会活動として、柏 崎 県 学校や曽地 峠 工事に携わりました。 さんがくどう 「纂学道法則」は、村山禎治の算学塾で壁に掛けられていたもの です。十か条から成り、塾でのきまりなどが書かれています。この しそん 額は子孫に伝えられ、大切にされてきました。 つ う き さんぽうそうこう 「通機算法草稿」は、その序文から 1844 年(天保 15)に算術の 問題を集めてまとめ、互いに研究し学びあったもの推測されます。 和算を深く学び、多くの弟子を育て、算学を広く伝えようとする姿 を垣間見ることのできる資料です。